Wheel Tire     

 

河野さんのHUMMER2週目です。
今週はランドマップにタイヤを組んでもらって、配達してもらいました。そのとき先週ランドマップから連絡があって、タイヤを組んでいるときに5角形のソケットが壊れたとの連絡が有り平日に当方の手持ちのソケットを貸し出しましが、壊れたソケットを見せてもらいました。ソケットはインダストリアル仕上げのインパクトレンチ用です。(写真参照)
作業は前後の燃料タンクからの燃料漏れ、リアデフからのオイル漏れ、バッテリー交換、クーラント漏れ、タイヤ交換と盛りだくさんでした。これだけの作業をアルバイト軍団2名とともにこなしたのは自慢です。
まず、フロントタンクは今までに2回報告していますので、リアタンクの報告します。リアタンクもフロイント同様に樹脂製のタンクにセンサーと配管部品を金属製のプレートに取り付けねじ止めです。タンクはタンク後ろにステー2個とフロント側はアンダープロテクターと共締めです。タンクはタンクガードと一緒に外れます。河野さんのHUMMERはボディーリフトをしていますので完全に外さなくてもバンパーとボディーの間から作業が出来ますので楽です。でも一度タンクの中に金具を落としてしまい軽油の中に手を入れて拾ったのはヒリヒリしてちょいと痛かったです。センサーを止めているゴムパッキンはすっかり伸びきっていてスルメ状態でした。
このときリアデフを見るとリアブレーキキャリパーにオイルが滴っていたので、ハーフシャフトを外して補修、クーラントはヒーターホースのつなぎ目のホースバンドがだめになっていたので交換、タイヤは幅が広がったので、以前友野さんのHUMMERがハンドルを切ったときにアッパーアームに干渉てタイヤを切ってしまい、その後スペーサーを入れて解決していましたので、それの教訓を生かして、博君にステンレスのスペーサーを作ってきてもらいました。ステンレスにしたのは友野さんのスペーサーはスチールで水の掛かりやすいホイールにはさんで使うのでサビサビになっていましたので、コストは高いのですが、ステンレスにしました。
アルミですと強度的に不安がありますので避けました。いざタイヤを着けようとしたとき気が付いたのですが、今までワンピースだったので、ナットがテーパーではありません。直ちにランドマップに連絡し、新品を配達してもらい事なきを得ました。スペーサーを入れるとリアはほぼ面が会っていますが、フロントはちょいと出ていますけどドアよりは出ません。周りの評判は上場です。
CTISカバーは、以前作ったプレートの在庫が無いので現在発注中です。最後にバッテリー交換ですが、お決まりのOPTIMAレッドトップに交換。標準の配線のままですと、接触不良の原因なので、バッテリに当たる部分のゴムをカットして取り付ます。OPTIMAは端子がサイドとトップに有るので、振動によるショート防止のため加工します。ケーブルは短めなので少し配線をたぐり寄せて配線します。
このとき不思議なことが発生。ウインチの配線をバッテリーにつなぐとウインチのあたりで「コンコン」と言うリレーの音がしています。色々考えてそこから音がするのはどう考えても変なので、管理している門間さんに電話で聞いたところ普段から暗電流が多いので毎週エンジンをかけているとの返答がありました。リレーの消費電流はさほど大きくは無いのですが、オーディオのバックアップ電流よりは大きいので3週間ぐらいでスタートが出来なく成ると思われます。この異常の発見は全くの偶然でもっと大きい電流であればすぐ判るのですが、この電流量は微妙な量なので判らないことが多いでしょう。その後原因を色々検証しましたが。時間切れでこの件は来週に持ち越しとします。
当方のHUMMERは絶好調ですが、ここ数日CTISエアー漏れが始まってしまいました。全部抜けるには3日掛かるし、これまた微量なので、漏れを探すのは至難の業です。

ミーティングの写真にもありました様に純正のアルミホィールにPJタイヤを付けてミーティングに行き現地で丸山さんのHUMMERに付いていた新品MTタイヤと交換しました。どちらのタイヤも新品なので当方が磨り減ったタイヤからPJに換えた時の印象よりMTタイヤとの比較が出来ました。音についてはほぼ同じ、これはMTのサイドウォールが硬いからだと思います。タイヤその物の空気の量もPJの方が多いので乗り心地も薄い座布団を一枚ひいたような感じでPJの方が良好です。走った感じは、外径がサイズ表示以上の違いがあるのでPJの方が少し機敏さには欠けます。高速走行でも両者に大きな違いは感じることはありません。PJは摩耗したらどうなるかは全くの予想でしかありません。ブロックも案外柔らかいので摩耗は早いような気がしますけど、山その物が高いので摩耗限界の寿命は同程度かと思います。摩耗するとMTはブロックの形がシー部分まで同じですがPJはトレッド中心のPJ文字の部分が変化します。(5mmほど減るとPJの文字が大きくなる)
現地での価格もほぼ同じでどちらも入手経路はあまりありませんが聞いた所によると国内で10万円/本で売られているそうです。アメリカのオフローダーの間ではどの程度の評判か聞いた所、やっぱりスワンパーだそうです。アメリカ国内でも未だ知名度が低くこれからのタイヤだと思います。アメリカではOEMタイヤメーカーが多くて、案外簡単にプライベートブランドが作れます。この場合は性能よりも見た目重視の場合が多く困った物も出回っています。BSあたりが必死にトレッドパターンを考えているのに、このタイヤはパターンが「PJ」ですから絶対何も考えていないことはバレバレです。内部構造なんかも恐らくオーソドックスでしょう。もしかして必死に考えた末、PJだったのでPJの名前を使った・・・何てことは絶対ね〜ぇ・・・
そんな訳で一山当てるパターンの場合は最初は高くても、売れないとバーンと在庫整理して、すぐに消える場合もありますので、将来的にはスワンパー並みに安くなるかもしれません。これらを承知の上で今回はコンピュターチューンもしましたので、ちょいと大きいPJタイヤを買うことにしました。そこで、先日ホィールごと履き換えた丸山さんがほんの少ししか走行していないMTをワンピィースホィール(ランフラット、CTISバルブ付き)を売却希望しています。興味のある方はメール下さい。

借り物のタイヤが届きました。
このセットはHUMMER純正のアルミホィールに組まれたパーネリージョーンズ(PJ)タイヤです。このアルミホィールは8.25J-16.5なので標準のタイヤと同じサイズです。到着早々当方のHUMMERに装着しハンドルを切った所干渉する事無く収まりました。タイヤの外形は約950mmなので標準の磨り減ったタイヤと比べると50mmほど外形径が大きい様です。はみ出しの方もほんの少し出ているような気もしますが、ボディの一番出ているドアよりも内側ですので、チョットしたモールをつけることで乗り切れそうです。
今日は朝からデフ交換がありましたのでとりあえずそのままにしておき、作業終了後に全てのタイヤを取り付けてテストドライブしました。このセットにはランフラットが入っていますので、重量は標準と比べて余り変わらない気がしますが、若干軽いような気もします。重量に関しては明日ヘルスメーターを持って行って計ろうと思います。加速に関しては平坦路の走行は殆ど変わりません。走行時の音も殆ど標準と同じで舗装路でのグリップは標準より良好です。段差でもバタバタしないでいい感じです。高速道路でもバランスが取れているおかげで、ハンドルの振れは軽減されました。これは使えるタイヤの中に入れても言いと思います。まだそれほど走っていませんので、順次紹介します。
今回装着したホィールの変わりに標準の2ピースホィールに組む場合には、ハンドルを切った時、アッパーアームに干渉します。アルミと2ピースホィールを比べるとアルミの方が約10mmプラスなので10mm程度のスペーサが必要です。スタッドボルトの長さも10mm程余っていますので、スタッドボルトの交換は不要でしょう。
今回のミーテキングには間に合わないと思いますので、このセットで参加します。

アメリカから、日本のHUMMERオーナーに本格的なオフロードタイヤとアルミホィールを使って欲しいと、アメリカで我々の海上コンテナ発送をコミッションしている方が、パーネリージョーンズのタイヤとビードロック付きのアルミホィールを送ってきました。
販売方法はインターネットオークションにて代理販売して欲しいと言って来ました。例によってオアークションへ出す前にHPで先行紹介します。タイヤの特徴はあくまでも外観での判断しかできませんので、その辺の所を念頭において読んでください。
タイヤは10プライのラジアル構造で、サイズは38-15.5-16(外形−幅−リム径の順)オリジナルは37−12.5−16.5ですから、外形で1インチ幅で3インチ大きくなりますが、リム径は16インチです。16インチである理由は外側からしっかり止めるタイプのビードロック付きのホィールが無いからです。アメリカのオフロードをガンガンやっている連中は必ずビードロック付きのホィールを使用しています。HUMMERのオリジナルホィールにはビードロックは内蔵されています。HUMMER専用というわけでではありませんが、耐荷重3100LBSですから強度的には問題ないでしょう。ホィールの裏には多数の国の規格をクリアーしているマークが入っています。もちろん日本のJWLのマークも入っています。
ビードロックのメリットは低空気圧で走る時にリム落ち(ビード落ち)しません。CTIS配管に漏れがあるとすっかり空気が抜けてしまう事がありますが、ビードロックがないと、CTISでエアーを入れても復活しません。しかし、ビードロックが付いていると大抵エアーを入れるだけでOKです。このセットにはランフラットがついていませんが、重量的にノーマル(65Kg)ですと「トリャー!」という感じで持ち上げてやっと地面から持ち上がりますが、このホィールは「フンッ」というぐらいで持ち上がります。もちろん体力に個人差があるから持ち上げる事を誰もが出来ると言うわけではありませんが、かなり軽いと言う事は事実です。
これによってのメリットはバネ下荷重が軽いので加速と制動力はアップします。アルミによるブレーキの冷却は元々インボードディスクなので関係ありませんが、ハブオイルの冷却効率は上がる・・かも。
タイアの話に戻りますが、製造の荒さは案外無くモールド時の合わせ目のパーティングラインはずれていませんので製造精度は良いようです。パターンはサイドまで回り込んでいますのでサイドから見た感じは結構アグレッシブルです。このセットをはじめ見たときに本気で欲しいと思いましたが、先方の希望ですからオークションに出さないわけにはいかないので、装着写真を撮ろうと思い当方のHUMMERに取り付けました。装着は各リンク類がありステアする時に問題が装着時には多いのでフロントに付けましたが、な・な・なんとドバーッとハミ出すのです。
このセットはノーマルボディには装着できません。確かにアメリカのホィールはマイナスオフセットが多いのですが、HUMMERはマイナスオフセットです。これはできるだけサスアームを長くするために機構物をホィールの中に押し込むためにそうなっています。アメリカに「オイオイこれは日本ではダメだぞい」と言った所アメリカでも基本的にははみ出しタイヤは取り締まりの対称になるそうで、HUMMERの用品販売からオーバフェンダーを買うように言われました。
確かにプレデターのHPを見たところこれに合いそうな物が売ってました。従って、このセットを履く為には絶対オーバーフエンダーが必要です。冷静に考えてかなり大きなオーバーフエンダーでこれ以上幅が大きくなる事は、実用上問題があると思いましたが、ドアの出っ張り、ミラーステーの出っ張りを考えるとさほど実用上は問題は少ないような気もします。が、好みの問題があります。バランス的には2〜3インチぐらいのリフトアップで丁度言い様な気がします。
ちなみに友野さんのは4インチアップです。実は、この他にもノーマルホィールに装着できる38−15.5−16.5が2セット入ってきました。1セットは丸山さんが購入したもので、これを純正のアルミホィールに取り付ける様です。タイヤはメーカーによって表示が同じでも実寸法は違う事は良くある事です。松原さんと関根さんのHUMMERは同じようなサイズのスワンパーを履いていますが問題がない様なので恐らく装着には問題がないと思われますが、友野さんはサスペンションのアッパーアームやタイロッドに当たりました。従って新しい物は実際に履いてみないと分かりませんので、そのまま一般向けにオークションに出す前に、丸山さんが組んだ物を当方に貸してくださるそうなので、取り付けてハンドルを切った時の当たりとか走った感想をレポートします。
河野さん用のデフ取り外しがやっと終りました。取り外しの手順は、途中までレポートしましたがフレームに固定しているボルトを外すのにえらい苦労しました。色々やってみて結局バーナーであぶって取る方法が一番良いのは解っていましたが、燃料タンクの傍は危ないので、ガレージ友達でマッチョな竹下君はブレーカーバーであの太いネジをねじ切ってしましました。怪力です。ねじ切った物はバーナーで暖めた後ネジ抜きで簡単に取れましたので、デフには何も影響はありませんでした。
一応デフのバックラッシュをデフカバーを外して確認をしました。デフのバックラッシュ調整は大変難しく経験と知識そして根気が必要です。以前ブレーザーのデフがバラバラになたとき、最初バックラッシュが大きくなり停止状態で”コキン”バックに入れると”バキン”と音がするようになりやがてその音が大きくなってついにさよならになりました。当初この音はデフの他にもATの不調もあると考えましたが、川越の「リミット」でパーツ交換、OHをしてもらった所、駆動系のガタが無くなり新車の時よりも良くなった気もしました。
デフの調整は基本的に傘歯車で回転方向を90度変えて、更に歯車の大きさを違えて減速もします。大きい方の歯車をリングギア、プロペラシャフトの先端についている方をピニオンギアと言います。通常歯車は歯が平行ですが、デフのギアはねじれているハス歯です。これによって小型でも大きな力が伝えられます。更に、それぞれの軸は同一平面状には無くて軸の位置がずれています。これをハイポイトといいます。これのメリットは、確かリングギアの側圧を抑える事が出きるので伝達効率が上がると記憶しています。その歯車はきちんと位置出しをしなければなりません。調整はリングギアの左右の位置調整、ピニオンギアの前後調整によって行います。
ギアにかかれている、測定値に合わせて薄いリング状のシムを入れて、おおよその調整で組み込みリングギアに光明丹を塗って歯についた跡を見て正しく調整します。この他にもマイクロメーターを使っての回転ブレを取ったりとやることが沢山あります。特にリングギアーは決められた隙間にシムを入れるために特殊工具でデフを変形させて隙間を大きくして組み込みます。今回友野さんのHUMMERも私のブレーザー並みの音が出ていましたのでパーツを調達して「リミットさん」に入庫しました。丁度河野さんのHUMMERのデフ下ろしを当方のガレージでやっていたので、下準備のたに来てもらい色々話を聞きましたが、デフのOHは我々素人には力不足です。リミットさんとマニュアルを見ながら現物を見ていろいろ検討した所、通常のデフと違って特殊工具を引っ掛けるブロックが必要である事が解り、急遽図面を書いて特急で加工屋さんに注文しました。年度始めで時間が取り易いので直ぐに作ってもらえそうなのでラッキーでした。

本当はリンチHUMMERとかORAに出ている3ピースアルミホイールが欲しいのですが、テッチン2ピースも捨てがたくアルミは贅沢品と認定し、減っているタイヤ2本を交換するために手配しましたが値上がりしています。当HPにリンクしているパーツ屋さんを見ていると従来の価格と変わりませんが、いざ入手しようと発注した所2割ほど上がっています。嘘か本当かは解りませんが、以前ハンビーはバイアスタイヤでしたが、軍用もエンジンが変わり高速走行も可能になり一部ではGOODYEAR MTを使用している場合も出てきました。
今回アフガニスタンの地上活動が活発になるためかアメリカ政府が買いあさっているから値上がりしているとの事です。案外先行投資型の国家ですし、一山当てるのを狙っている人間が多い国なので実態は掴めませんが、もしかすると風評に過ぎないかも知れません。
最近はパーネリージョーンズタイヤも売れているようです。このタイヤは価格的にも手ごろで、HUMMERに適合するサイズもあります。タイヤの出来そのものはメジャーメーカーではありませんが中々良いそうです。タイヤの設計は案外面倒で国内では型一つで1500万円から3000万円と聞いた事があります。パターンもサイズによって一周の間でエンドレスにそれぞれしなければならないし太さによっても変えなければなりません。ですから初期投資は大変です。このパーネリージョーンズタイヤはこれだけのサイズを揃えているところからするとかなり初期投資をしていると考えられます。しかし良いと言っているのはアメリカ人ですし、一体どのような環境での話かは解りません。保守的な私としては、当分(たぶんこれからもズーッと)オリジナルサイズ、オリジナルタイヤのままだと思います。
今月に入りアメリカのHUMMERディラーの殆どが1500ドルほどのディスカウントキャンペーンをやっているそうです。H2が具体的に発表になり売れ行きが落ちたのでしょうか?しかしアメリカ国内には効果がありますが、為替がこんなに悪い条件では我々には殆ど影響無しに等しいですね。
昨日97年式のHUMMERを関越で乗る機会があり、その前に95年式GAS HUMMERにも乗る機会がありそれらと、当方のいんちき95年式との比較が出来ましたので少し報告します。
先ず、室内の騒音ははるかにGASが良くて97の方が低い、これはGASは別として97はメターパネル裏側やサイドに防音材が入れられている事と、当方のHUMMERは元アクセルペダルがあった穴を横着してそのままにしているのでかなり高周波音が進入してきています。また、低周波も当方のHUMMERは酷く、こもり音がします。これは明らかにマフラーのマッチングが良くないからで、良く社外品マフラーを付けたRX-7(FC)にある奴です。
平坦路100Km(当方のスピードメータはいんちきなのでカーナビのメターを使いました)のエンジン回転は97が2200rpm95が2400rpm程です。これは単純にフアイナルが違うためでこの状態でもエンジン音がかなり変わります。しかし遅いと思っていた発進加速は当方の方がほんの少し気持ちよく加速します。(ローギヤドなのであたりまえだし、音もうるさいので感覚的にそう感じる要素も十分あり)低燃費と低騒音、最高速アップを望むのであれば手持ちのハイギヤードを組込んだデフと交換すればいいのですが、スピードは今のままで十分なので、このままでいいかなと思っています。
ちなみにGAS HUMMERの加速ですが低速は誰がなんと言っても全くダメ回転は上がるけどトルコンスリップが膨大で車速が付いて行かない感じ、しかし中速からの伸びはさすがに良くてそのあたりから回転とスピードが乗って行きます。上はもっといい感じでドンドン加速します。許容回転数が多い分最高速も出ますので高速での疲労は最小。しかし市街地では信号から出るたびにアクセルをグット踏みスピードに乗ったころ信号というパターンでジェントルに走るのは自制心が無いと無理。関西の方がリッター2kしか走らない!というのもうなずけます。ZZ4を組んだらどれぐらい違うか楽しみです。更に502そして・・・・・その先は・・・・。我慢!

ガレージメイトのパッカードがもう少しで完成なので作業をしていると、貝瀬さんがシュシューと空気が漏れている音を出しながら入ってきました。原因はCTISからのエアー漏れで、エンジンを切った後に下回りをのぞくとリアタイヤのCTIS配管を左右につないでいる部分から三又に分かれているポンプに行く配管が熱で溶けて穴があき、そこから微量のエアーが出ていました。
通常は熱を持たない部分ですがリアー右のサイドブレーキのもどりが悪く、多少ブレーキが引きずっていたためにローターの発熱で配管が破損しました。ジャッキアップしてタイヤを回してみましたが通常この程度ではブレーキには問題は無いかもしれませんが修理が必要です。恐らく私でしたら即修理をすると思います。
ご本人も引きずりはご存知でしたが地元に帰ってから修理をする予定であったそうです。このまま高速に乗っていたら恐らく危険な状態になっていたと思います。特に、ランフラットも入っていないしスペアーも無いのでどうにもならなくなってしまったでしょう。引きずりの原因はサイドブレーキが固着しておりフットブレーキを離してもパッドの戻りが悪く常にパッドがローターに触れていてかなりの高温になっていました。
時間が無かったので、応急処置としてブレーキ キャりパーにあるサイドブレーキのレバーをバールで押し戻し、完全に修理するまでサイドブレーキを使わない様に指示しました。もちろんCTISの配管はタイヤのところでラインを切り離しステンレスワイヤーで結束してOFFラインで空気を入れるだけにして置きました。
貝瀬さんのHUMMERは93年式ですからCTIS配管には全く熱対策は施されていませんので同年式のオナーの方は十分な注意が必要でしょう。これを見て私の95年も樹脂ホースに銀色の保温材が巻かれているだけなので、高年式のものに交換したくなりました。また、93年式のボールジョイントはあまり良くないようです。貝瀬さんのものは割れてしまったそうです。94年以降多少かわり、それでも不十分で96年式からは更なる進化をしています。この辺も新しいものに換えることをお勧めします。
先日作業した友野さんのHUMMERはこの辺のところは既に変更済みでした。何処でもそうですが修理屋さんは、これらの予想修理改造はお金が掛かる事なので、お客さんの理解を得るのは中々大変なようです。また、壊れて居ないのに点検するのも非常に時間がかかるのですが請求は難しいようです。何かあった時に頼られる事は光栄ですが、この辺のところを理解してきちんとしているHUMMERであれば、そうそう路上での立ち往生は免れると思います。
本日作業後ランドマップさんを呼んでこの辺の事をどうにかならないかと相談したところ、確かに点検してくれと言われても何処までやったいいか不明瞭な事は事実で、かといって時間(費用)も掛けられないと言っておりました。
そこで先日のオフロードアメリカではお客さんのHUMMERを修理点検する時は1月ほど預かってテストをしてチェックする話を思い出しました。今までの色々なトラブルをチェックリストにして、暖気走行後、直ぐに決められたチェックを行えば正常かそろそろ何かあるかが解ると思います。
今回も走行後直ぐに下に潜るとリアーの右のローターは明らかに加熱していましたのでブレーキの異常は直ぐ発見できました。今度、ランドマップさんと話し合って今まで出てきたトラブルを参考にして定量的に測定して異常が解るチェックリストを作成したいと思います。勤務先では開発の途中で装置のコンデションは各種センサーを取り付け試験を行っています。ですから私の持っている技術的な知識で、複数の温度センサーと、マイクロホンを所定の場所に取り付けてマルチレコーダーに記録する事でHUMMERのコンデションを測定する事は可能です。その結果を解析する事によってかなりの高いレベルでの故障予測は可能です。今出来ない理由はもちろん時間が無い事と、それを作っても自己満足でしかないからということです。

CCVの石川さんからの情報でHUMMERのセカンドソースとしてかなり使われています、DICK-CEPEKのタイアが再販される事になったようです。
DICK-CEPEKのタイア部門だけミッキートンプソンに買われたみたいです。すでにかなりの方が装着されていますが FOUR WHEELER誌 には広告が出ており、その中に日本の代理店も出ていますし、通販業者の広告にも復活しています。
昨年はじめに供給が止まり一切販売されずに居ました。1本だけバーストしたHUMMERの交換用にアメリカ中探しましたが、中々見つからずやっとどこかに在庫されていたホコリだらけのものを探し当てた事があります。それ以来我々のチョイスはスパースワンパーかオリジナルのAT、MTしかありませんでしたが、DICK−CEPEKの再販で少し選択が広がりました。

昨日、書き込みましたキャンバー変更は結構多くの方が悩んでいるようです。フロントは外側が減るので目立つ為気にしている方が多いようです。
タイヤが新しいうちはあまり目立たないのですが、ぬれた所でHUMMERを転がすと良く解ります。そのままにしておくと大井先生の場合で16000マイルでまずい!!と思う程度になります。特にGSAの場合溝が薄い部分が無くなり山がつながると嫌な気持ちになります。
数人の方から作業の依頼がありますが、測定と計算をして、作業に丸一日かかりアルバイトを雇わなければなりません。御自身で手伝って下さる場合はある程度の工具の使い方の知識が無いと工具を壊されては私のリスクになってしまします。先日も貫通式のドライバーではないものなのにハンマーで叩かれてしまいました。スナップオンのドライバーが・・・・・。でも大人げ無く弁償してくれとは言えずにいます。
昨日も大勢が居たため勝手に工具を使われ、小さいレバー一本、と連結棒一本が行方不明です。今日は家では洗えない作業着をバケツに水を汲んできて手洗いしました。結構優雅そうに見えても地道な作業は沢山あります。同じ作業を繰り返し行なうのは仕事になってしまいます。
タイヤの限界が来る前に、このHPをプリントアウトをしてプロに任せる事をお勧めします。タイヤの寿命が延びると2桁万円お得になるのですから早めに行ないましょう。どうしても当方にご依頼される場合は、博君のバイト代と、XLサイズのツナギ並びに地元の名産等で申し受けます。

大井先生今回の書き込みは反響が大きいです。私に知らない方から仕事の依頼が来ますが、私だって知らない人にお願いです。出来れば、幾らでも頭を下げます。でも、困っているみたいですね。

本日、4輪のキャンバー調整を行ないました。
キャンバー調整の理由は、昨日書きましたが再度確認のため重複しますが先ずフロントについて説明します。
96年式GAS HUMMERのフロントタイヤは、外減りしています。これは、それ以前のHUMMERの停止時における状態と比較してスプリングが固くなった分縮み量が少なくてタイヤが内股になっています。これは96が出た時に大井先生ではないオナーに言いましたが、特に気にされていませんでした。この角度はフロントから見ると直ぐに解ります。
これに対してリアは古いモデルの方が大きくハの字を書いています。従って95モデルも内側が摩耗します。私はタイヤの摩耗状態を見て大体8000マイル程度で前後の入れ替えをしていましたので、現在もほぼ均等に摩耗しています。また、後輪の方が摩耗が早いので現在はフロント5分山リア2分山です。今年で6年目なのでそろそろ交換時期を迎えています。
そこで、今回はフロントをゼロ、リアーを少しポジテブのキャンバーにして摩耗状態を均一にする事にしてみました。これによって、タイヤの摩耗に関してはローテーションしながら30000マイルを目指せると思います。ちなみに当方のHUMMERは現在37000マイル程度です。それでは作業手順の説明をします。
特殊な必要工具は28mmのショートボックス、スパナ(バーコ社製のしっかりした28mm幅のモンキーレンチでもOK。ジャッキー大小2台、リジットラック、それ以外は以前に書いた工具があればOKです。
先ず、スタティックな状態で車輌を水準器で測定してフレームから路面の高さを測りそれに応じたタイヤの高さをジャッキで調整して現状のキャンバー角を測り、どれぐらいアッパーアームを移動させるか検討します。タイヤを外し安全のためリジットラックを掛けます。次にアッパーアームを止めているボルト2本を緩めます。この時ハブにジャッキを掛けておく事でボルトを抜いた時大きな力で反発されボヨーン!となる事がありません。
28mmのボルトを両方緩めてから抜きます。ブラケットからアッパーアームを取り除くとブラケットを止めている19mmのボルト4本が見えてきます。このボルトを最初すっかり抜き取ってしまいましたが、ブラケットとフレームの間に入って居るスペーサーは櫛形なので緩めるだけで上手くすると抜く事が出来ます。両方のブラケットに挟まっているスペーサーを好みの量だけ足したり抜いたりする事でキャスターを調整できます。と簡単に書きましたが、ブラケットの内側は簡単に手が届かず狭い隙間に手を入れてスパナをかけるため手のでかい私には不向きで、内側はアルバイトの博君にピッタリのお勤めでした。
この後、ACの切り替えバルブを代替え品でトライしましたが、バルブのバキューム側に員圧が掛かっていると上手く電磁弁のダイヤフラムが動作せず上手く行きませんでした。この件は後日とします。
キャンバー変更の作業中に博君がフロントデフのオイル漏れを発見しました。これはHUMMERの良くある事で、長期間動かさず急に動かすとサイドシールからオイルが漏れてディスクブレーキのローターに回り込んでしまいます。パーツクリーナで洗浄して様子を見ると何時の間にか止まっている事もあります。これは友野さん、松原さん他数台経験しています。
今回も同様の対策をして様子を見たいと思います。気が付くと、既に9時を回っていたので本日の業務を終了しましたが、帰りがけ遊びに来ていた浜本さんの93年がベルトの緩みでキーキー音がしていましたので、一度閉めたガレージを再度開けてベルト調整をしました。
今回、作業の途中目に付いたグリスニップルにはスミコの水中ブルトーザー用のグリスをさしましたが、浜本さんの話では、業者を装ってこのグリスを安価で購入できるそうです。浜本さんは購入後このグリスをHUMMERに注入しましたが、グリス溜りは殆ど空で、400gを2本丸々使ったそうです。更にニップルの固着もあり、今まで全くグリスを注していなかったようです。
しかしこのHUMMERは有名なお店で整備したばっかりのはずで、その明細を見ましたが、チタングリス一本12000円でなお且つ作業代も取っています。
グリスの価格は色々あるので納得できますし、自分でやらないのであるからそれに対して対価を支払うのも仕方が無いと言うか当たり前の事です。しかしやっても居ない事を請求する事自体はヤラズボッタクリと言うより詐欺です。有名店なのできっと何かの間違いである事を願っています。
自分の所にきた大切なお客さんに対してどうせ解りはしないから付けとけなんて、もし思っていたらここなら大丈夫と思っているお客さんは気の毒です。ぜひこの程度の事はご自分で行なうか作業を自分の目で確認するべきでしょう。しかし、修理屋さんは例え自分の車であってもなかなか作業に立ち会う事は嫌がられて不可能でしょう。
私のガレージの場合は立ち会いは自由なのですが・・・。高級グリスガンとツナギを買っても今回の請求書の半分以下で済みます。スミコのグリスで絶対十分です。やり方が解らなければやる気のある方には一度だけ教えてあげます。ここに一度来て下さい。徳をするのは御自身です。

大井先生の96年GAS HUMMERのサスペンションについて測定しました所、その結果に基づいて考察します。
比較は当方の95年式との比較です。96年と95年の違いは、先ずコイルの違いがあります。これは95年は直径22.5mmのばね棒を6.7巻きしています。これに対して96年式は23.5mmで7巻きです。自由長が不明ですがらどちらが固いか不明です。
車高の違いを測定した所1/2インチのボディリフトを入れた状態で50mm違いました。エンジン重量はDIESELの方が重いのですが、先生のHUMMERにはウインチが付いていますのでその分は相殺できるので、恐らく新しい方が固いと思われます。
レベル計を使って車輌を水平にして円錐重りを使って見ると1Gの状態で角度は1度ポジテブキャンバーが付いています。たった一1度ですが、これを接地しているトレッド面で考えると端との差は5mmになります。
また、ハンドルを切る時はタイヤの上から見た回転の中心はボールジョイントの所になりますからタイヤの外側と内側では路面と擦れる量は大きく違います。また、コナーリング中もタイヤの外側の方が摩耗が早い事は明白です。よってタイヤのトレッドは内より外の方が過酷です。車輌をジャッキアップして伸び切った状態では約2度ほどです。
Wウイッシュボーンの車はパジェロとかに採用されていますが、アッパーアームの形状とか長さによって一概に言えませんが、同じ足回りのデリカはタイヤの上に運転席があるため乗り心地を良くするために柔らか目のばねを使っており、なお且つフロントヘビーな事も合わせてタイヤの内側が極端に摩耗します。
HUMMERの場合は10000lb以上の耐荷重を持つため、積載が無い状態での前後バランスは見事に50:50です。従って先生のように殆ど積み荷が無い場合には、それほどサスペンションがしずまないので、ポジテブキャンバーのままの走行になり外側が極端に摩耗すると考えられます。友野さんのHUMMERのスプリングを交換した所かなり車高が上がりました。どうも旧タイプはコイルが柔らかいようです。ですから友野さんのHUMMERが以前車高が下がっていた原因は全てコイルがへたっていた訳では無いようです。
これの対策は先ず、1Gの時のキャンバーを少しネガティブキャンバーにする方が良いと思われます。
先生のタイヤの場合はとにかく片摩耗が激しいので以前に送ってもらった写真を再度プリントアウトして、調整をしたいと思います。調整は、ジャッキーアップをしてこの状態で再度キャンバー角を測定します。次に、タイヤを外しアッパーアームの付根のボルトを外してアッパーアームの取り付けブラケットを外し、フレームとの間のシムを抜いて再度アッパーアームを取り付けタイヤを取り付けキャンバーを測定しますこれを繰り返して所定の角度になったらアッパーアームを本締めします。これを文章にしてしますと簡単ですが、付け根のボルトの大きさ、ブラケットのボルトの緩める手だて等を現物を見て手順を考えると一人では無理なので日曜日にアルバイトを手配しましたので、取りあえずやり易そうなフロントから取り掛かります。

先生のタイヤの片摩耗は明らかにタイヤのアライメントから来るもので間違いないと思います。タイヤのアライメントは沢山ありますが、今回問題になっているのはキャンバー角です。
HUMMERを正面から見てタイヤの角度が上が開いて内股になっている状態がポジテブキャンバー。下が開いているのがネガティブキャンバーです。Wウイッシュボーンのサスペンションは上下によってこのキャンバー角が変化します。当方の95年式はネガなので外より内側が減りますが先生のタイヤみたいにたった16000マイルでだめになりません。もう36000マイルを迎えますがどうにかなっています。摩耗していない方の残りをきちんと使えば少なくても30000マイルまでは使えそうなので、調整するならば、当方の95年と先生のHUMMERの中間ぐらいにするとと丁度良い様な気がします。
この調整は最近のHUMMERはエキセントリックな穴の空いたカムで行なえるものもありますが、我々の年式はサスペンションのアッパーアームを外してシムを入れ替えて寸法を測定しながら三角関数で計算しながらカットアンドトライをしなければなりません。でも、これをやらないとまた、直ぐにタイヤが駄目になってしまします。タイヤ代と交換工賃と精神的苦痛を考えると今回調整する事をお勧めします。

タイヤの写真拝見させて頂きました。
内側はかなり摩耗している様ですね。以前にGSAを交換したHUMMERはフロントとリアーでかなり差がありましたが、先生のタイヤはほぼ均等と考えて良いと思います。もう少しはOKですがやはり全て交換した方が良いと思います。2万Kでこれであるという事はGSAは持ちが悪いようですね。私のMTも使用限界を迎えつつありますが5万K以上使用しています。ただし私の場合はスペアーをローテーションに加えていますので多少の延命はしていますが、佐々木さん徳原さんのGSAも同じ様な感じで摩耗していますので車輌本体の問題ではないと思いますので、安心して下さい。どうしてもこの摩耗の仕方が気に入らないときは、少し長めか固めのタイヤに交換する事をお勧めします。交換するタイヤですが、冬季用のタイヤが今年は準備出来ますので、冬の事を考えずに選んでも良いので価格的にはスワンパーがお手頃です。標準タイヤを選ぶのであればMTの方が長持ちしそうです。高速騒音はスワンパーより低いので十分だと思います。先生のホィールは2ピィースなのでランフラットの取り外し工具と5角ソケットはレンタルできます。今度のコンテナが5月中に出るはずなのでMTであれば早めに連絡下さい。GSAであれば中古がありますけどホィールに付いていますので工賃を考えるとなんとも言えません。どちらが徳かシュミレーションしてみます。

HUMMERのタイヤ交換は、人手が要る事と、ワンピィースホイールの交換は始めてでしたので、ランクル屋に仕事が終わった後に、行ってきました。
2ピースホィールの構造は以前に紹介しましたが、タイヤの中の構造は2種類あり、旧型はパイプをカットしたようなビードロックとソリッドのムクのタイヤの様なランフラットから構成されているもので、新型はランフラットと、ビィードロックが一体になったタイプになっています。
2ピースの場合はタイヤの中にランフラットを押し込み、合わせ目のシール用のOリングを挟んでスタッドボルトとナットで締め上げて組み立てる構造になっています。(簡単に書きますが重くて硬いタイヤからランフラットを取り出すのは大変です。一人ではやりたくない作業です。民間用はこの締め上げるナットを間違えて緩めない様に5角形になっています。(2000年モデルから6角になったと言う話もありますが、未確認です)また、軍用は共通工具で組み立てが出来る様に6角です。
ランフラットの機能はタイヤがパンクしても走行不能にならないための物で、ビードロックはタイヤの空気圧を落として走行してもタイヤがホィールからはがれない様にするための機構です。
通常のホィールはタイヤのビード(タイヤとホィールの接合する部分)がホィールの中に落ちない様にホィールの内側にタイヤの内径に合わせた溝があったり、接する部分にギザギザが付いている物もあります。しかしこの程度ですと、空気圧が低いとタイヤがホィールとずれる事があります。また道がV溝になっている場合はタイヤのサイドウォールに横の荷重が掛かり一瞬に空気が抜ける事もあります。
チューブを入れると高圧時は良いのですが低圧にした時中でチューブがずれて、バルブの首を飛ばす事があります。大抵ビィードロックと言うとホィールに外側からリングで機械的にタイヤを挟んでずれない様にする物が殆どです。
HUMMERの2ピースホィールの場合は中にタイヤをビードロックベルトで締め上げるので、構造は理解し易いのですが、ワンピースの場合はそのビードロックの構造が理解できないので興味がありました。まずタイヤの空気を抜き、タイヤチェンジャーに付属のタイヤを挟んでビードを落とすビード落しで試しに落とすと、なんの抵抗も無く普通にビードが落ちてしましました。一体ビードロックは?と思うぐらいの感じです。取りあえず中のランフラットを取り出すため、タイヤの中にある状態で組み立て式の(2ピースは一体式)ランフラットを分解しまします。
構造は半円を2つ合わせて円にしているだけなので2本のボルトを緩めると分解できます。(写真参照)
ボルトは走行中バラバラにならない様にボルトには解り易い機械的な緩み止めが付いています。タイヤの中で半割にしたランフラットを取り出すのは、力と知恵が必要で1本目は手をケガだらけにしながらやっと取出しました。タイヤの内側にはランフラット走行事にタイヤがランフラットに接する部分にはグリスがたっぷり塗ってあります。再度ビードロックは?と思いホィールを観察すると、2ピースと異なりリムに溝があるだけでした。明らかに普通の物です。これに限っては無いと思った方が良いでしょう。ワンピースはあまり低圧にしない方が良いでしょう。作業中手がチクチクするので良く見るとランフラットの構造はFRPの骨にゴムをモールドして作られています。どうもこのFRPからガラス繊維が出ている様でした。

 

午後は用件があって、夜にランドマップさんに行った所、ハブリダクションの中でCTISの空気が漏っているHUMMERの修理を来週やるというので興味があって見せて貰いました。文章で書くと難しいので、書きませんが簡単に言うと空気を漏れない様にしているシール部分はハブリダクションのケースの中に2ヶ所あるのですが、その片側はゴム製のオイルシールでした。しかしもう片方は金属同志のはめ込み構造で本当にこれ?と思うような構造です。ランドマップさんと一緒に色々考えましたが結論が出ません。彼はお客さんに納得してもらうため修理で分解した部品の写真を取っており見せて貰いましたが、結局、来週組み直すときに見せて貰う事にしました。私の考えではテフロン系のメカニカルシールと思い込んでいましたが、どうも違うようです。CTISのエアー漏れで使っていないオナーも結構いると聞いています。ここの部分は怪しいかもしれません。来週報告します。

カンザスから帰ってきてHUMMERの純正スラントバックを作っている方にお会いした所なんと17.5インチホイールにブリジストンのスタッドレスタイヤを付けているセットを発見しました。これは日本からタイヤを取り寄せAMGがテストした物でした。彼に問い合わせた所17.5インチのホイールはアメリカ製で1ロット30本で作成してくれるそうです。価格は足元を見られてのか少々高めでワンピースの鉄製ですが1本300ドルだそうです。しかし積雪地での走行を考えるとぜひ欲しいですね。この方の話では日本に送ったことがあると言ってましたので憶測ですが先日、雑誌に出ていた北海道の方の物かもしれません。当然、タイヤ、ビードロック、ランフラットは別料金です。ビードロックはぜひ欲しいですね。

中古品情報です。
商品はタイヤでGOOD YEAR MT 新品装着後 走行1000Km程度なのでほぼ新品です。2ピィースホイールの場合は、交換に特殊工具が必要ですから関東近郊は交換してくれる所を紹介しますが、地方の場合は、交換要領書と、工具(10万円相当)をお貸しします。(ベルトが消耗品なのでベルト代の一部を負担して頂きたいのですが、売り主が代金の一部をクラブに寄付して下さいますので今回は無料ですのでご相談下さい。)
価格はタイヤ代金¥40,000x4本(交換工賃別)消費税¥0 送料時価です。尚、交換の時にシール用のオーリングホイル固定用のナットは交換が指示されていますので再利用は薦められません。なお、米国内でのタイヤ価格は安売りで400ドルぐらいです、これにハンドリングチャージ送料、輸入経費が掛ますので、おおよそ1本70000円以上になると思いますのでとてもお買い得だと思います。ちなみに東京の業者さんから一本15万円で購入された方もいます。(2000.4.12.)

 

本日 新潟にスキーへ行ってきました、タイヤはGY MT 5分山です。除雪がゆきとどいている為 特に問題は有りませんでしたが、ブラインドコナーに突然出てきたブラックアイスにはヒャリとします、雪道にはやはりスタッドレス がいいですね。

 
   HUMMER用のタイヤは皆さん色々試していますが スーパースワンパーディックシーペック を 純正以外に 使用しています。スーパースワンパーはどうしてもタイヤバランスが取り切れないのと 騒音が大きいのが欠点ですが オフロードでは抜群のグリップです。あのパターンですからモチロン凍結路ではスケート状態です。ディックシーペック はスワンパーよりパターンが細かいので 騒音、凍結路には少しマシとは思います。騒音、凍結路、乗り心地全ての面でのベストはGSAだと思います。ただやはりHUMMERには荒々しいトレッドパターンが魅力的に見えてついついスーパースワンパー と ディックシーペック を 買ってしまします。価格は輸送費込みで4本の価格はGY MT1800ドルプラス5万円ぐらいでスワンパーは国内価格一本7〜8万円(15.5×38×16.5)ディックシーペック は2000ドルプラス5万円ぐらいで前回は買えました、価格は貨物のタイミングに依っても変わりますので目安にしてください。私の在庫はGYMTを4本持っています。このタイヤはクリーブランドで一本15万円といわれたので慌てて輸入しておきました。今では12万ぐらいでグッドイヤーが販売しているらしいのですが未確認です。ただ、何処かのタイヤ業者が4本持っているらしく友人を通じて先週、売り込みのオフワーが有りました。取りあえず一本5万円ならいいかなと思っています。
スタッドレスに付いては又、後日報告します。

 

スラントバック
今年のカタログに17インチの2ピィースホイールが出ているのですか。17.5インチであればメガクルーザー用のスタッドレスタイヤがはけるのに残念です。2000年のカタログは今、送ってもらう様にしていますが、2000年からスラントバックが出る事ぐらいしか知りません。このスラントバックは以前ディラーオプションでロサンゼルスの業者が作っていた物が純正採用されたそうです。これは埼玉の方の車に付いています、アルミ製で奇麗に出来ていますが組み付けを確りしないと雨漏りが有ります。このアルミ製の物が出る前にはFRP製の物が有りました、これは松原さんの車に付いていますがやはり雨漏りがしています。松原さんの話ではアルミの物が出来が良いと言ってます、しかしFRPの方は後端に丸みが有ってハンビーに近いのでミリタリー系の方には好まれると思います。何れのスラントバックも鍵が付いています。スラントバックの他には、サントップと言うブランドでワゴンの様な形になるキャンバーシェルも有ります。このメーカーは昔からピックアップトラックの荷台用の屋根を作っているので有名です。通常4Dr HT にはトノカバーが付いていますが、形状はやはりワゴンの様な形のキャンパストップも見た事が有ります。こうしてみると4DrHTは色々な形が楽しめて、お得ですね。