HUMMER ESSAY 1999年11月 |
1999.11.27. 石飛毅氏
事例車両数:5台
原因 :
コンプレッサーの配管ホースの金具のカシメ不足から ガスがスローリーク していた ガスチャージすると 2週間 から2ヶ月は使えるけどその内冷えなくなる。
発見方法:
ゴムホースの先端の金具を手で強く握りぐりぐり回すようにねじる、この程度で金具が回る様ではだめ。 さらに信じられない時はコンプレッサーをビニール袋ですっかり覆いガスを溜めて、翌日電装やさんに来てもらいビニールの中を 検知管でチェックしてもらうと 明らかにもれている事が判明する。
対策:
発生件数の量から新品と交換( $200程度)しても、またもれる可能性があるので 付いている配管を修理する方が 安価で確実。
2 現象 :ガス圧OK
なのに冷えない
ただリヤークーラーはちゃんと効く
原因:
エアーミックスチャーの動作不良 ヒータコアとクーラのエバポレーターの切り替えゲート(扉)が動かない ので 、ヒーターとクーラーが同時に入ってる事になっている。助手席側の足元に(もちろん外)あるドレン口から冷たい水が出ていたら間違いなくこれが原因
対策:
ゲート動作(バキュウム駆動)用の空配管の点検、切り替えバルブの交換(日本電装の物が流用可能)
3 現象:全く効かない
原因:コントローラ不良
対策:
コントローラのコネクター点検 ピンが細いので 時々ちゃんと入っていない時がある。 コントローラーの交換 97年式の物は450ドルほどでしたがこれはどの年式もその頃のタホ、サバーバン、K/Cシリーズトラックと共通ですからHUMMER用として買うと割高。
以上、エアコンの修理事例ですが
基本的に クーラーは効きます。
アメリカでクーラーが効かない事には
とんでもない事になり彼の地のユーザーが黙っている訳はありません。
現に、96年(もちろん前期)式の友人のGAS HUMMERのエアコンはペンギンが飼えるぐらい効きました。(現在エンジン交換中)
私の95年式も、現在はガンガン冷えています、もちろん東京より暑い四国の友人もバッチリ効いています。絶対おかしいはずなので諦めないで下さい。
リベットの錆は
白?赤?どちらですか 白はアルミの腐食ですが
赤であれば考えられるのはリヤの屋根のパッキンがあまくて水が入っての腐食です、どうやらHUMMERは組んでから塗装していますのでパッキンはボデイと同色になっています。防錆した後
内側の屋根のつなぎ目のネジを均等に増し締めする事をお勧めします。
クロカン走行をすると結構ここからきしみ音がしますので時々締めた方がいいと思います。
積み替えのエンジンですが
色々問題があります。先ずパワーアップにはノーマルのインジェクションでは燃料の量が不足します。したがって
エーデルブロックのインジェクションユニット(コンピュータごと)かキャブにしなければなりません。けどエンジン上のスペースが無いのでキャブは無理です。また、これらにするとミッションはストックの4E80が使えません。
本体は、454とか502のBIGブロックにするとエキゾーストパイプは鋳物しか使えないため、せっかくのエンジンの性能が発揮できません。これを踏まえてエンジンはスモールブロックベースに410までボアアップしてカム4ボルトコンロッドとかお決まりチューンパーツの組み込みで
カムはパワーボート用の物を使う予定です。エンジン単体は170万の見積もりが出ています。
最終的には、いくらになるか未だ解っていません。雑誌ホットロッドオプション誌に出ているHUMMERは502をデ・チューンしていると書いてありますが
多分エキゾーストでパワーダウンしてしまっているのだと思います。ですから金を掛けた割に早くなっていないと思います。
積み替えを考えているならば
お勧めは現行のタホ等に詰まれているボルテックエンジンがいいと思います、これはマルチインジェクションですし、ミッションもそのまま使えるので、これをベースにお決まりチューンをすればいいと思います。国内にもだいぶ出回っていますので96年以降の出物を待つか
輸入しかないと思います。現地価格はおおよそほぼ新品で12000ドルでした。私はちょうどディーゼルの出物がありましたのでラッキーだったと思います。
これらの情報は、
皆、我々のやっているHUMMER互助会?での事例です。
現在 9台ほどです。10台以上になったら
不定期でもいいですから
情報通信をモチロン無償で発信しようと思っています。大井さんにも、今回のように、こうしたらこうなった様な情報がありましたら、また送ってください。数の少ない車なので、皆さん情報を欲しがっています。HUMMERだからと諦めるのは、他人の視線と
幅以外は何も無いと思っています。爆笑!
PS
、緊急に何かありましたら 電話連絡OKです。
遠慮無く掛けてください。
少しはお役に立てると思います。また、お近くにHUMMER仲間がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介してください。
199911.25. 石飛毅氏
先日 仲間のGAS HUMMERにトラブルが出ましたので 御参考までに レポートします。
年式96年 ワゴン 走行5000キロで
、9月の暑い日に 高速を100k程度で走っていて
料金所で止まり再スタートした所、100m程走った所で
エンジンが足を出してしましました。セフティローダーで迎えにいくと、オイルパンからコンロッドが飛び出していました。
原因は、オーバーヒートでした。
走行中は風が入るため
どうにか適温で走っていましたが、料金所で走行風が止まって 一気に水温が上がったようです。
結局、修理にはエンジン交換が必要で、
栃木のチューニングショップで新品のエンジンと組み替える事にしました。
そこの店主の話では
、ストックのエンジンでは車体とエンジンのバランスが取れていなくてパワー不足のため、トルコンスリップが多くなり、結局また同じ事になるので
低速重視の300馬力ほどのエンジンを組んでもらう事にしました。
モチロン、ラジエーターのコア増し、電動ファン、ボンネットのエアーノーズで熱対策は行います。
大井さんの
お住まいの地方では、こちらと気温差があるかと思いますが、フェーン現象で気温が上がる事もあるかと思いますのでご注意ください。
私のHUMMERは、NAディーゼルなのでGAS車ほどではありませんが
、取りあえず電動ファンは取り付けようと思っています。
また、先日ディーゼルターボのエンジン(コンピュータ付き)を手に入れましたので、万が一の時は積み替えようと思っています。
その他のトラブルは、 フロントガラスのあわせ部分に水分が入り込み、一部が曇ってしまったので
交換のパーツを取りました。
その他には、パイロットアームにガタが出てきたので、
これも交換が必要です。ロアーボールジョイントがらギイギイ音がし始めました
AMGはこれを消耗品と考えているようでグリスニップルが付いていませんが
、グリスニップルを付けて
グリスを入れようと思います。
大井さんの方でも何かありましたら
今後の参考にしたいと思いますのでぜひ教えて頂きたいと思います。
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