2004年10月  HUMMER ESSAY 2004年11月        

2004.11.29.    石飛 毅氏

風呂桶が走って来ました。
雪子さんの作業をやっていると、朝から不気味なで滑稽なHUMMERが入って来ました。久しぶりに浜本さんの登場です。荷台に風呂桶ですよ、風呂桶!後ろの荷台にコンパネを乗せてターンバックルで固定しています。折角なので早々にヒロシ君をさせました。
浜本さんのHUMMERはランドマップに修理を出しておりましたが、部品が未入荷で修理完了していなかった部分を当方在庫のパーツを充てて、ランドマップに修理してもらう事にしました。先ず、リアタイヤがフロントタイヤに比較して極端に摩耗しています。規定値では0.25度なのでタイヤの傾きは約4mm程です(tan0.25×25.4×37)ところが右後輪は10mm以上のトーが付いて居ました。規定値を超えて居るのでよくは無い事は確かです。ご本人のご希望でこの値は当方と同じ値にしました。タイヤもすっかり賞味期限が切れているのですが、当方にももうGSAの在庫はありません。ただ、タイヤ倉庫(他人の倉庫です)に松原さんのホィール付きGSAがある事を思い出し、浜本さんに情報提供。松原さんから譲ってもらう事になり、めったにないチャンスなので、ランドマップの軽タイガー(軽トラ)で集荷してもらいました。
新しいGSAのホィールは2ピースの白。先ず以下のものが欠品、テーパーホィールナット、CTISカバーが異なります。そしてホィールの色が白、浜本さんはご自身も色が黒いうえに、服装は下着も含めて全部黒という位、黒をお好きです。まるで当方の「赤」好きに勝負を挑んでいるようですが絶対負けねー。ホィールはランドマップが器用にマスキングして缶スプレーで塗装を行いました。時間が無いのでさほど重ね塗りは出来ませんので後で追加塗装をして塗膜を上げておいた方がいいでしょう。
この他には、ウインカーのセルフキャンセル不良。ユニットの爪が摩耗しているためにセルフキャンセルしないのでこの部分を修理しようと思いましたが、適当な材料が無いので、修理は後日行う事にして、浜本さんには、中古良品を配布しました。CTICのゲージも調子が悪くてこれも当方が自分用にキープしていた「非売品」ですが配布しました。浜本さんの93年には本来タコメーターは付いておりません。浜本さんは後付でオートメーターのDIESEL用の物を付けております。回転のピックアップはオルタネーターの磁場の波形を利用して回転を検知しております。そのために本来の回転を測定してメーターの裏についているボリュームを調整して校正が必要です。ランドマップにオルタネーターの色々な位置にセンサーをあてがって貰い出来るだけ安定した場所にセンサーを固定しました。帰りに調子を聞いた所、高速では良好ですが市街地では不安定だそうです。確かに友野サンも同型のタコメーターを付けていますが、93年のオリジナルのオルタネーターの時は同様に不安定でした。現在友野サンのHUMMERはフロント回りが94以降のサーペンタインベルトに改造してあるので、このオルタネーターとタコメーターの相性は良好です。オルターネーターの磁場は充電中と空回り状態では磁場に変化があることが考えられます。目に見えない対象物をあてにするのはとても面倒です。
久々に作業中、後を引きそうな怪我をしました。今まで一番大きな怪我は、ジャッキーに手を挟んで数針縫いました。エンジンルームから落下して痛かった事もありましたが、翌日はケロッとしています。GAS HUMMERは室内に熱気を入れないようにとてもきめ細かい施工がされています。DIESELの場合はエアコンユニットがバルクヘッドにはスポンジで隙間を埋めているだけなのに。GASの場合は隙間にシーリング材を施してあります。いつもの様に3人でベラベラおもしろい事を話しながら、この硬いシール材をタガネをハンマーでガンガンたたいているときに竹ちゃんがおかしい事を言い出して、それに博が面白い反応をしたので、手元が狂ってイヤというほど親指をハンマーで叩いてしまい、潰れたらしくカエルが潰れたみたいに中身が出てきました。みんな心配してくれたのですが、修理をしてて怪我をするのは下手糞な証拠だと、昔ベテランの整備士に言われた事があるのでグット我慢しました。
今もスペースキーを打つとき「いてー」です。雪子さんの室内機は全てのボルト、シールをはがしても中々取れないので2人が苦労していました。今までの経験上シートと内装ははがしました。クーラントもいい状態じゃなかったので全量ドレンアウトしました。久々の入庫なので色々と外も点検しながら作業を進めようと思っています。
帰りは浜本さんの風呂桶号と一緒に関越で帰りました。高速をライトアップして走る風呂桶を見て抜き去る車はキット速く帰って風呂に入りたいと思ったことでしょう!


2004.11.28.    石飛 毅氏

オートメーターじゃないメーターを工藤さんが購入しました。
特徴はバックライトがELで透過式です。レンズ部分はフラットレンズではなくて凸レンズで文字が大きく見えます。本当は電圧、油圧、ブースト、水温計の4種類注文しましたけど電圧計は欠品で先方が勝手にキャンセルしました。インタークーラーが付いているので、ブースト計のピックアップポイントを加工するのが面倒です。他は特に問題無いと思われます。


土曜日の夜に雪子さんを引き取りに行きました。昼間は、天気がよくて最高の日中でしたがやはり関東も少し寒くなっています。新宿まで松原さんに迎えに来てもらい松原さんのHUMMER置き場に到着し、シャッターを開けてリモートエントリーを押した所、全く反応なし。残念ながらバッテリーが上がっている模様。バッテリー上がりは予想していたのでバッテリーパックを持って行こうと思っていたのですが、ガレージからトボトボ歩いて駅まで行って電車での移動だったので持って行きませんでした。残念!(ヒロシが最近コレを多発言しています)レスキューを呼んで、45分待ち。小さなバッテリーパックでのジャンプでしたが、GASエンジンなので簡単に始動・・・来る時環八が混んでいたので、吉祥寺を抜けて、大泉から関越にスロープイン。ETCカードを忘れたので、久々に発券機を通りましたが、大泉インターには「左ハンドル」の表示が無い!適当なゲートを通ると左ハンドル用が付いていました。全部に付いているみたいです。雪子さんは「禁煙」以外は快適!サクサクエンジンは回ります。川越インターでETCじゃない事を思い出し、ゲートで降りて料金所に行くと、徴収員が当方のカード(左ハンドル用から出てきたので普通車のもの)を見て、これは大きいから中型といい始める。ガレージには、工藤さんとスカイオートの村上さんが待っているので早く行きたかったのに少々足止めされて「プチッ」。「あのですね〜、コレは普通料金なの!ヅーッと前から。あんた先ず、俺が降りてお金を持ってきたんだから、ありがとうございますが言えないんですか?あなたはプロでしょ。そんなに疑うなら事務所の人を呼んで白黒つけてくれ」と言った所、恫喝されたからとしか思えないような渋々な態度で「じゃあ普通で」と言ってカードの処理を終えました。当方はこのやり取りを今までに何度も言ってそれが嫌でETCにしています。
久々にこの試練に向かいましたが、日本一HUMMERの通過台数が多い川越インターがコレでは困るのでそのまま料金所脇の事務所に向かい厳重に抗議しました。その時に「もし私が不正通行をしたら、追徴したり場合によっては警察から色々注意を受けたり、社会的に制裁を受ける」事を伝えて、「再発防止はこちらの努力ではない事であって道路公団に有ること。」コレをしかるべき責任者に文書で頂ける様にしっかり依頼しました。もちろん生ぬるい返答では、許さないつもりです。ETCの無料貸し出しぐらいじゃないと許せません。もちろん当方は要りませんけど。
血圧を上げた状態でガレージに着くと工藤さんと村上君が真っ暗な中で「御弁当片手に待っててくれました。村上君はアメリカの「セマショー」に行って来た報告をしてくれました。HUMMERの任務の一部を補う次期軍用車両の写真を見ました。展示車両の見張りは、ガードマンじゃなくて本物の兵隊がやっているので多分具現性が高そうです。
H2のホィール利用作戦は地道ですが進んでいます。CTISのカバーの試作品が出来上がり早速村上さんのHUMMERで試着しました。CTISのホースはリムにジョイントを付けていますのでコレをひかっける様にして中心部はオリジナルと同じ方法で固定します。取り付けた状態は先端の切り欠きの幅を広げただけで他は全く問題なく取り付きました。図面を小変更してロットで作成依頼します。タイヤを当方に注文した方の分は作成数量に入っていますが、その他で欲しい方は数がまとまらないと価格的に高くなるのはもちろんですが作成納期が掛かりますのでメールを下さい。


2004.11.24.    石飛 毅氏    khalid Al Refaee from kuwait.

hello,

my name is khalid Al Refaee from kuwait. i saw your website and its very nice. there are lots of nice pictures. i was a member in the colorado hummer club in the united states before i ship my hummer to kuwait. unfortunetly there is no hummer club in kuwait. but i know some hummer owners and we go offroading sometimes. i hope we develop a hummer club in kuwait in future. maybe we could learn from your club as well :)
p.s: attached is my picture in kuwait's desert

best regards,

khalid

 

以前、4Dr HT HUMMERの荷台を御風呂にした写真を紹介した事がありますけど、今回浜本さんが、御自分の会社で扱っているバスタブをHUMMERの荷台に乗せて宣伝をしています。
HUMMERはアメリカでもナイキ、ゲータレード等の会社が宣伝媒体としてHUMMERを使っていましたし、国内でもHUMMER JAPANのリムジンが宣伝媒体としてクライアントの要望に応じてラッピングして都内を走り回っております。当方は浜本さんが水道屋さんということは存じて居りますが、オリジナルや、殆ど日本に無いバスタブ、蛇口、洗面台を取り扱い始めました。日本の水道業界が使用している器具類はJWWA(日本水道協会)の認定品でなければ使えないらしくて、この認定が無いとデザインが優れた使いたい物を勝手に使用できません。(よく蛇口に張ってあるブルーのシールが認定の証です)そのために国内の業者は安穏として居られたらしく、工業製品としては優秀でしょうが、デザイン的面白い物は少ないようです。浜本さんは大手では出来ない小回りを効かせて、海外の物を中心にその選択の幅を広げる事が出来るとにらんで、この分野に注目したようです。元々24時間緊急水道修理がメインの会社なので、メンテナンス性、品質に関してはユーザーサイドからの視点で商品を選んだために商品展開には時間が掛かり、(当方の知っている限りではもう2年目)商品性確認のため最初は口コミ程度で販売をしたところ、好評で本格的に販売を開始したようです。どんな商品があるかは http://www.dotdesign.co.jp/ にアクセスしてください。

 

2004.11.24.    石飛 毅氏

ガレージの帰りに、CCV編集部に所用があったのでお寄りしました。
CCV誌は季刊なので年間4冊発行されています。石川編集長には当クラブ発足の時にクラブとはどうあるべきかという時点から色々ご指導頂きました。遅い時間でしたが、何時も歓迎してくださるので、お言葉に甘えてしまって長居をしてしまいます。今日は自動車評論家の書かれている書籍を見せていただいたのですが、あまりにもいい加減でガッカリされていました。そもそも自動車というのは我々の様にアマチュアマニアは身銭を切って車を買って、己の車を知る事は必死です。ところが世間一般で言われている評論家にはかなりいい加減な方が多いようです。これらの方々の置かれている立場を考えれば、その答えは簡単です。車の評論家の活躍するその殆どの場所は自動車雑誌です。この自動車雑誌は殆どが広告収入で利益を上げています。日本で発行されている自動車雑誌の部数を考えると、あれだけカラー写真を使って製本して流通に載せて1万部売れても単価が1000円でも末端価格は高々1000万円、年間で1億2000万円、これに書店の手数料、東販、日販等の取次ぎ手数料、そして印刷代、これらを考えると粗利は半分には届きません。これを補うにはどうしても広告が必要です。
聞いた話では一般に流通している自動車雑誌の広告料は年間、単発で色々ありますけど30万円/ページと聞いた事があります。当然裏表紙や最初のページはもっと高額です。ここでは概念的なことを言いたいのでこの辺の細かい額は間違っていたらすいません。でも30万円というのは、広告代理店のピンはね、レイアウト代が入っていたりいなかったりマチマチなのでここでは30万円/ページで話を進めます。単純に100ページの広告が入っていると既に3000万円の収入があるわけです。もちろん高価な裏表紙などは殆どが大手自動車メーカー、タイヤメーカーが買ってくれます。ですから、下手をするとこれらの収入のほうが、大きいし不特定多数の読者より掴み安い数です。となると編集部もライターも向いているのは読者じゃなくてクライアントへ向いてしまいます。そうなると、ライターは平気でちょうちん記事を書きます。酷い場合はメーカーの広報から貰った資料をそのまま転記している人もいます。当方の様に文才のない人間はそんな仕事は出来ませんけど(やっても誤字脱字は多いし、見直しに時間が掛かってだめ)文才さえあればとりあえず出来ちゃう仕事です。そのうち色々な記事を書いているうちに専門家になっちゃうみたいです。カーグラフィックの元編集長である小林章太郎さんとは何度かお話をさせて頂きましたが、我々にHUMMERの質問をされた時はとても紳士的で知ったかぶりなんて微塵もありませんでした。一方色々批判の多い徳大寺さんも、当方達が白石さんの水陸両用GPAを北陸で浮かべた時も、子供みたいにハシャイで、とても「あの徳大寺」ではなくて当方には好印象でした。ヤハリあれぐらいの立場になる人は出来が違うのでしょうか?お二人ともとても余裕がありました。または、あれぐらいになるとクライアントを気にしなくても良いのでしょうか?
 一方CCV誌は広告数ページ、車の印象は率直、夏場の取材で運転している編集長の写真はグンゼの丸首シャツ。メーカーから借りた車にはガンガン乗るために下回りをヒットする事も多数。某、国内メーカーは車両返却時に曲がったサイドステップ(折角の車体の性能をそんな物をつけて居るから曲がるのに)を見てとりあえず受け取り、その後発行された後記事を読んでから修理代の請求があったそうです。当方にはCCV誌に頑張ってほしいというのは当たり前なんです。HUMMERに対してのCCV誌の評価も酷評ですが、決して偏見ではないはずです。少なくとも我々のやっている自分の事は自分でという基本理念には合っていますから。まあ当方がもっと作文が上手ければHUMMERの原稿も持ち込んで売り込んでも良いんですけど、原稿を渡して推敲してくださいと言っても、そのまま掲載されるので恥ずかしいです。93年94年95年 D G 96年 DTと大きく変わったモデルを一台づつやってもいいしね。
CCV誌の購読方法 http://www.ictv.ne.jp/~ccv/MAILORDER.htm です。

2004.11.23.    石飛 毅氏

今日は祝日だったので、ガレージで電動ファンの取付けを行いました。
今までDIESELに電動ファンの必要性は感じていませんので、取り付けをしていませんでした。ただ真夏の炎天下でエアコンの利きが悪い事と、山道を登る時にファンのカップリングが入ってエンジンが重そうに回ると電動ファンがあると良いかな?という程度です。今回は、工藤さんが電動ファンとバックランプがEL式のメーターを欲しがっていたので、インターネットでアメリカのサイトを色々探っていたら、購入意欲をそそる電動ファンが他より高価でしたが、「買い物かご」に入れてしまいました。ところが、一緒に頼んでいたメーターが欠品で手配から2ヶ月も経ってしまい、最近は忙しいのですっかり忘れていました。
昨日の朝自宅の玄関に大きな箱が置いてあるので何気なく見てみると当方宛の荷物で、電動ファンを手配していた事を思い出しました。昨日の夜、開梱したところ、電動ファンは工藤さんの分と当方の分の2個入っていましたけど、メーターは3個しかなく、インボイスを見ると勝手にキャンセル。気になる送料は購入見積もりの段階では入っていたのですけど、インボイスは空欄ので、後日改めて請求が来そうです。このままこなければ幸せです。海外からの送料というのは本当に色々です。先般勤務先の後輩がレッドソックスのニットキャップが欲しいけど国内では手に入らないと言ってたので、あんな物安いし、何時も頑張ってくれているのでプレゼントするため、LAのエージェントに頼みました。急いでいたので送料見積もりは取らずに急がせたので、現地から2日で届きました。ところが請求書を見るとキャップは20ドル程度だったのにFeDexの送料は70ドルでした。もう2度とFEDEXは使いません。(と、今まで何回も思いましたが直ぐ忘れちゃいます)ですから、今回のこのファンの末端価格はわかりません。
朝起きてから ワクワクして箱を開けると赤いフレームのファンは中々魅力的でその他のパーツを点検すると箱のなかは、2連のファン、取り付け用のステー、ビスセットそしてステッカーだけです。リレーとか温度センサーの類は入っておりません。黒いファンしか知らないのでちょっとおしゃれだと思ったのは当方だけでしょうか?ちなみに工藤さんは「黄色」です。箱には色々書いてあるので良く見ると、このファンは元々インテグラのOE品をハイパフォーマンスにリプレースするためのキットらしく(買うときは大きさだけしか確認しませんでした。勢いで買うことが多いので何時も新しい物を買うときは一か八かです)更に、箱を良く見るとIMPORT PARFORMANSE TECHNOLOGY と書いてあります。もしやと思いブレードを外すとモーターは日本製。やっちゃいました。逆輸入じゃねいかよ。でも更に良く見ると MADE IN USA。多分一番重要なモーター以外がアメリカンなんでしょうね。コレで安心して使えます。昨晩は入間の湯に行かなかったので、朝風呂に行こうと思っていたのですけど、週末に雪子さん(松原さんの白い GAS HUMMERの事)が入ってくるので、今日やっちゃう事にしました。朝ごはんもアイスで終わり。
取り付けは、やはりステーの作成が必要です。ただし、2連なので長いステーを作る必要はありません。ただ赤い部分の強度は余り高くないので、両側を単純に支えただけですとたわみます。このファンにはもう一つ大きな欠点があります。それは吹きつけファンではなくて吸い込みファンだと言う事です。ブレードを外して反転できないかと思いましたが、「駄目です」回転方向は変えることが出来ますけど、ファンの高率はグンと落ちます。あららとはお思ったのですけど、船もバックはもっと湾曲した前進効率の固まりのペラを反転してバックさせているんだから、無いよりはましだろうと良事だけを考えてこの時点で性能は棄てました。一応フレームの湾曲を抑えるために穴ぼこが空いたアルミステーが付いているんですけど、インテグラのアッパーホースを避けるために、折角L型なのにたわんでしまいます。こいつには3箇所通しボルトを入れて補強したので少しはましですけどそのうち作り直します。また、このステーは上だけなので下にも入れた方が良いですね。と考えたけど、恐らくこのメーカーにはもっと汎用品があるんじゃないかと思います。(とココまで書いて調査のため中断します)メーカーのHPを見るといろいろあります。やっぱりプルファンと、プッシュファンがあるんだけど、プッシュは黒だけです。恐らくブラケットの形が違うんでしょうね、ただ、ブレードのみの販売もしていますから。少しは進展しそうです。黒いのを買って塗ればよかったと思いますけども、誰かがやらなきゃ判らない事ですから仕方がありませんね。言えている事は GAS HUMMERには止めた方が良いですね。
気を取り直して、取リ付けの説明を進めます。ステーは別々に寸法を計って作成しました。3mmのアルミの板でコンデンサーを固定している頭の丸い6角のボルトで共締めします。色々穴を開けたりしましたけど、結局ラジエーターの襟巻きの下になるので、カッコより強度を保った方が良いです。当方は塗装もしませんでした。
今日は、独身女性のお客さんがお見えになりました。掃き溜めに鶴!写真を撮ったのですが腕が無いので、ちゃんと映っていませんでした。これからは独身女性が来たらスタンプを押して溜まった景品でも出したらもっと沢山来るかなぁと、少し考えました。この方はあちらこちら「赤」なので喜んでくれたのは良いのですけど、冷蔵庫は?と言って帰っていきました。中も塗れって・・・んな事できるくぁ!

2004.11.22.    石飛 毅氏

昨日、HUMMERを買いたいとい若い人が見えました事をお伝えしましたが、その方がまた本日お見えになりました。
昨日の時点では、HUMMERについて故障の問題、部品の供給状態、価格の問題等、色々と普遍的な特徴の無い質問を受けましたが、当方の助言としては、それよりも 先ず、購入に当たって家族にちゃんと認めてもらえているのかどうかが一番大切だと説明しました。それをきちんとクリアーしなければ当方や大井先生の様に家族から見放されると、ちゃんと言っておきました。彼の場合は何もかも処分して購入するらしいので、それは単なる我がままになるので良く考えろと自戒の念を含めても言っておきました。本当は買う気は満々だったのでしょうが、一歩が踏み出せない状態だったので、当方に背中を押してもらいたかったのかも?昨日はとりあえず即購入はもう一度考えるよう諭して帰しました。両親と同居らしいので、子供が金銭的に無謀だと思えば親は諭すと思っていました。
そんな彼が 本日、リターンマッチで訪問してきました。本人は家族は大丈夫とは言っておりましたが、当方の目は節穴じゃないので彼の言葉の端し々に怪しさを感じたので更に深く禅問答の様に対応した所ヤハリ多少の無理を感じました。話として予算とか物のよさで、工藤さんの94年式の話をしました。あのHUMMERは工藤さんがズーッと乗るつもりで大枚を掛けて、対策品の出ているパーツは全て交換し、整備もきちんとやってあるので、安心してお勧めできるからです。当方も紹介が面倒ではない事の態度表明として工藤さんのHUMMERを引き上げる場合があることをスカイオートに連絡してみたところ、残念な事にスカイオートさんの返答は、既に先客がいて、「商談中」でした。手付けも入っているのでほぼ決定でしょう。これを聞いてご本人はかなり大きなダメージを受けていましたが、そう簡単に逸品を手に入れてしまったら、今まで苦労して買っている殆どのオーナーに恨まれます。当方は、厳しいので彼にはキツク「今回は自分勝手な行動だから駄目だと、お天道様がちゃんとジャッジしたんだから諦めなさい」と自分を棚に上げて、説教しておきました。今のところは彼も外観と雰囲気だけで欲しいとしか思っていないはずです。ここを読んでいるのを承知であえて言いますが、「あんたは一体HUMMERの何が解っているの?」と言っておきます。この後、今回の挫折で立ち直るか諦めるかは、本人次第でしょう。更に死人に鞭を打つようですが、自分が今まで買ったり付き合った車や彼女も買う前や交際を取り付ける前は必死で、最初は嬉しくて、一番と思っていてもそのうち慣れて、あろうことか段々他が良く見えてきて、結局また乗り換えるという繰り返しなんだから、本当にこれが最後という気持ちを持って慎重に選ばないといけないと思います。単に興味があるだけであるならレンタルして2回(1回目は興奮してて判断力が落ちているから2回は必要)も乗れば十分解るので、その次点でで大体どんな物がと判断できます。
安い日用品であればそれでもいいですけど、人生を掛けるほどの大きな買い物ですから安直に買う事はリスクが多すぎます。自分にとって大切に出来る物は3回、4回・・・と乗り続けても飽きないどころか、自分では想像していなかった感動を受けてさらに好きになって行くようなものでなければだめです。これが一番大事です。大抵の人は思い入れて手に入れても普段の単なる足に成り下げて粗末な扱いになってしまいします。今回は、彼にとってHUMMERRがそうなるかどうかをヨーク考えて選ぶ事が大切なので、もっともっと現実を見て、解ってから考えるように言っておきたいです。先ほど笑ってバイバイっていったはずのオヤジが何で後だしジャンケンみたいに俺の事をHPでこっ酷く書いているんだ!と思っているだろうけど、このままじゃ単なる買えなかった奴で終わってしまいHUMMERを買いたいという理由だしか無ければ遊びに来れないでしょ?うちのアルバイト組みたいにオーナーじゃなくても、スゲーHUMMERの事を知っている奴らも居るんだから、ドンドン遊びに来てHUMMERを知る事をお勧めします。家も近いし、ここに来ればお金じゃ買えないものが手に入る可能性がキットあると思います。変なオヤジなのは解ったろうし、もう怒らないからまたおいで・・・田中君!
考えてみると当方もHUMMERの前には沢山の車を乗り換えています。どれもお気に入りだったのですが、早いのは新車で買って1週間で交換しました。名車と言われている車にもお借りして乗った事がありますけど、どれもお金を出して自分で買う程の物はありませんでした。気に入らない物を我慢したり、本当はあれが良いな、と思いながら自分の車を乗っている程の苦痛はありません。当方にとってHUMMERは単純に乗っているだけで楽しいし、壊れてもしょうがないなぁ、どれどれ、と言って優しく扱えます。現在は「お気に入り」を見つけたお陰で、大きなトラブルがあっても腹も立たないで大事に乗っています。エンジンが壊れた時は一瞬手放す事も頭をかすめましたが、根気良くとことん付き合って現在に至っています。キット当方のHUMMERは幸せなんじゃないかなと思っています。昨日倉持さんとも話しましたが、倉持さんも当方の何倍も車を乗り継いでいますが、結局HUMMERに代わる物は無いと意見が一致しました。うちのクラブのメンバーを見ていると、何時も思う事は当方みたいな馬鹿は一人じゃないんだと少し安心します。
当方がハイビーム切り替えのHIDに交換したので、今までに使っていたHIDは固定ビームの古いタイプは不要になりました。ヒロシがそれを原チャに付けたいと言うので30円で売りました。(購入価格はペアで10万でしたからオイラは相当気前がいいと思っています)。原チャのライトはアイドリング時に不安定で電源は余り良い状態ではありません。一応配線のスペックを調べるためにテスターを当ててもなんと数ボルトしかありません。オルタネーターの容量が少ないのでバッテリー依存の電源ではなくてオルタネーターから直で繋がっているようです。ということはアイドリングでは充電していないと思われます。HIDは消費電力は少ないのですが、電圧が低いと点灯しません。ライトのスペックは12V 40Aですから、35WのHIDであれば走行中には問題が無いでしょう。そこで、ライトにはバッテリーから直接電源を引いてイグニッション12Vからスイッチを通してリレーを通して点灯するようにしました。バーナーの取り付けは、ノーマルライトのフィラメントの位置を測ってそれに合わせる様に、ライトケースを加工して取り付けました。バラストも強引にフロントフェンダーに押し込んで終わりです。テスト走行した所、スゲー明るい原チャに変身しました。
通りすがりのJeepに乗った方がお見えになりました。JeepはCJ3B?のMB風で近所の割箸屋サンらしいのですが、当方のガレージには99ショップで買った割箸の束があったので悪い事をしたなとなぜが思ってしまったのは思い過ごしでしょうか?
先週からの続きで、テレビも赤くしました。ヒロシ君が納得できないということでストーブの塗装面をコンパウンドで磨いたのですが、バフで磨いた所クリアーが溶けて塗装面がボコボコになってしまいました。結局サンブラを掛けて最初からからやり直しを開始しましたので天板は現在下地の白です。
前回のミーティングで溶接が取れた恐竜が放置されていたので、夕方になってやっと来た竹ちゃんに溶接して貰いました。PSガレージのマネジャー!仕事が遅くてすいませんでした。遅れた原因は竹下君です。明日、発送しますのでお許しください。バイク用のジャッキも取れかかっている部分もついでに溶接しました。作業スペースを確保するために預かり中のタイヤを奥に押し込んで雪子さん受け入れ態勢準備が完了しました。
帰りにモバイルしました。メールのチェックですけど、HUMMERはセンターコンソールがテーブルになっているので楽です。走りながらでも大丈夫でした。携帯電話のメールは禁止だけどパソコンモバイルはいいのかな?多分通常あり得ないので決まりは無いと思います。

2004.11.21.    石飛 毅氏

今日も千客万来です。
面白いのは、HUMMERを買いたい人、買って間もないけど車に強い方、買ってから1年経ってるけど不安がある方、そして余裕でHUMMERに乗っている方です。お見えになった順番はこの順番ではありませんが、それぞれの心情が手に取るように判って面白かったです。
今日は朝から良い事があって気分良く MY HUMMERのHIDが完結していないのでコレの作業開始。HIDの取り付け方は毎回夢中になって詳細は判りずらいのでは無いかと思って、写真を細かく撮りながら作業を進めて行く事にしました。今回は、ライトユニットの茶筒の作成を説明します。使用する中筒はは厚さ1mmのアルミ板で、コレを幅50mm長さ300〜320mmの短冊状に切る取ります。カットするのは、金切りバサミが良いのでしょうが、コレをキチント使うにはコツがいるので素人には難しいです。当方は工藤さんが買ってきた歯面がオフセットしていて、切り取った短冊がカールしない薄板用のハサミを使いました。何とかとハサミは使いようと言う通り、このハサミも少しづつ切らないと曲がったりカールます。本当は既にこの短冊は作成してあったのですが、整理整頓が出来ていないのでいくら探しても見つからないので再度作成しました。(後でHUMMERの中を掃除したら出てきました)この短冊を写真のように、机の縁にソーッと押し付けてRにします。この時には一度にガーンと曲げると綺麗なRにはならないので、ソーッといたわりながら、やさしく扱ってください。ところが端の部分は力の加減が難しいので写真のように平坦なプライヤーや何かの隙間に押し込んで曲げてください。Rの加減を見るためには、切り取ったハウジングに差し込んで、戻したり、曲げたりを繰り返して作成します。この部分に手を抜くと仕上がりに差が出ますし、後からハウジングが入らない事にもなります。この板の取り付けはハウジングに先ず穴を3箇所開けます。位置は中筒の切り口と中間の3箇所でいいと思います。ココと思ったハウジングだけに、穴を開けます。その後に中筒に穴を開けます。共開けすると必ずズレマス。アルミの板をハウジングに入れて一つづつ、穴を開けてリベットを打って隙間が出来ないようにします。コレでやっと完成です。実は、色々時間を取られてしまい未だ片側しか終わっていません。
来客紹介します。最初にいらしたのは、95年式GAS HUMMERのオーナーです。この方は前回のミーティングにもおいでになった方で、前回は雨だったので余りお話が出来なかったので、改めてご挨拶に来てくださいました。
ガレージを案内して少しお話をした後に、一通りHUMMERを見ました。下回りに先ず潜って点検した所、アーリーモデルに付き物のトランスファーのATFがフロントのアウトプットシャフトのクロスジョイント付近から漏れていました。コレはトランスファー内のアクセスホールの蓋がゴム製で漏れやすいからです。アメリカではこの部分にネジを立てて漏れない様にしています。いつかは当方のHUMMERに施そうと思っていますが、他人のHUMMERで試すのは申し訳ないので、そのうち当方のHUMMERでやって見ます。それ以外はエンジンのオイル漏れも「こんなもんでしょう」と言う程度でした。ブレーキパットの残量も充分で均等に磨耗しているので片効きもしていませんでした。一応トランスファーのATFが気になるので、フィラープラグを緩めた所、量は充分でしたので一旦やめましたが、少し気になってもう一度緩めると十分すぎる量。少し嫌な予感。理由は、トランスファーの中を通っているATのオイルクーラが破損している場合トランスファーのATF量が増えるからです。フィラーからこぼれたATFも焦げ臭い匂いがしました。色も悪かったので、とりあえず交換しました。当然ATのATF量の確認もしましたが、量的には十分でしたから、もう少し様子を見てもらう事にしました。フロントをジャッキアップしてボールジョイント、アイドラーアーム等の様子を見ましたが、異常無しです。ついでにタイヤを外してハブリダクションのオイルを点検した所、量的には若干規定量を下回っていたのでついでに交換しました。ドレンアウトした所ケース下部には金属粉がマグネットにタップリ付いていて下部の層が出来ているようで最初はかなり汚れていました?作業をオーナーに見てもらい反対側は御自分でやってもらいました。実は一瞬背中が痛くなったので、大事をとりました。薄暗くなったので後輪は後日と言う事にしました。あっオイル代!

2004.11.19.    石飛 毅氏

スカイオートさんが、アメリカから先日帰って来ましたのでH2のホィールを装着した写真がやっと届きました。
車体の色がシルバーなので中々似合っています。タイヤは新品のMTRでサイズは標準の37X12.5RX17です。はみ出し量も殆どなくて車検等には特に問題は無いでしょう。現在CTISカバーとホースが無いので配管の部分はプラグを差し込んでいる仮の状態ですけど、あと少しで完璧に成ります。
Yahooオークションに、現在H2のホィールが出ています。噂ではもう3000台以上のH2が国内に持ち込まれているので、マダマダ今後も出てくるでしょう。ご自分の予算にあったならば購入しておくのも良いかと思います。追加加工はヒロシ君が受けてくれますので、ご安心ください。H2のノーマルタイヤロードレンジ(耐加重)がEなので国内には未だカタログには載っていません。まあロードレンジが高いのでパターンが同じでもH2用の販売価格は高価だそうです。まだ国内に入ってきて消耗して交換しているH2は少ないと思いますので、H2のホィールを出品する方はH2用にタイヤ。H1用にホィールと別々に出した方が高価で売れると思います。
オークションには友野サンが出品している定番部品以外に、現在はT-DIESEL用のインジェクションポンプとPCMが出ています。ポンプはリンク品でFSDレスでも15万円以上になります。ポンプ自体は楽に10年以上は持つのですけど、ゴム部品の経時変化による燃料漏れ、オプチカルセンサー、FSD、FUEL.S.V.のトラブルがあります。部品としては、もちろん注文できますけど、当方の在庫も全てポンプ一式で持っていますので、この部品のみでの供給はしていません。おまけにグロープラグとプライマリーポンプが付いていますので、急場しのぎには持っていても無駄にはならないでしょう。エンジン・ミッションのコントロールをしているPCMは重要です。こればかりは電子部品の塊ですし、ブラックボックスなので、殆ど国内での修理は不可能です。色々な負荷が繋がっているI/O部分の電気ハードはある意味消耗部品ですから、何れ必要になるでしょう。まあ最近は使用中のPCMをそのままにして(下取りは200ドル程度です)チューンドPCMを購入するケースが多いので、予備の在庫は結構あります。


2004.11.17.    石飛 毅氏

前回の写真を追加して頂きまして有難うございます。
毎回当方がメールを送ると、速に掲載していただけているお陰で、このHPが継続していけている事に改めて感謝いたします。
一応皆さんに承知していただきたいのですが、そもそも先生に情報として送り始めたメールを「エッセイ」として公開した事が当HPの始まりです。原稿と写真は石飛が作成した後にメールで送ると大井先生がそれをチェックしてHPへ掲載しております。要するにHPの作成、並びに管理は大井先生です。そしてHPのサーバーは牧野さんが格安で手配してくれています。また、エッセイを盛り上げ?るために自分のHUMMERをドナーとして提供しているメンバーも当HPには欠かせません。H1に興味が沸いた方には日本語で読める情報としては、質はともかく量的にはお腹一杯になれるので役立つと自負しております。これだけの量があると、一気に読破は無理です。更に一旦読まないでいると、取り戻すのが大変だと言う事も聞いております。必要な部分を読みたい時はYahooの検索で「HUMMER ガス欠 16号」と書いて検索すると、ちゃんと「国道16号で友野号に乗った当方が偉い目に有った時の事」がちゃんと探す事ができます。書いているほうは気の向くままなですから気が楽で時間はさほど掛かりませんけど、誤字脱字、文法もでたらめな文章なので、読んでいる方には申し訳ないと思っています。まあ読まれる方がご自分の都合に合わせて読んでくださって結構です。
なんでこんな事を急に書いたかと申しますと、そろそろ当方が死ぬみたいですけど、しぶといですから簡単に逝きません。理由は、先日HPの話をしたところ、以前浅井さんから大体250ショット/日 位だと聞いていたのですが、説明した相手には嘘を付きたくないので、昨晩カウンターを確認して先ほど見た所300ショット/日でした。週末に作業しているので更新が週の頭である事を皆さんが解っているので週の初めは多いかもしれません。その数を見て、もう少し気合を入れないとだめだと感じたからです。でも、見ているだけの方にも続けているスタッフのそれなりの苦労(当方は楽しいので苦にしておりませんけど)には敬意を持って下さっても良いのではと感じました。敬意の表しかたの一例としてはHPを開く毎に声を出して『失礼します!』とか、読み終わった後に『有難うございましたぁ!』と言うなんていうのも良いんじゃないでしょか?(冗談ですから本当にやらないでください。家族にあんな車を買った時に変だと思ったけど、とうとう来たかと思われます)

週末の「赤」攻めの写真(当日より写真が増えています)を見て、回りの感想は「やりすぎ」とか「おもしろい」とか賛否両論ですが、「綺麗ですね」と言う意見だけ耳のとめることにしています。若干躊躇しておりましたが「テレビも塗れば?」と言うその筋からの意見がありましたので、来週塗ります!本当はアクオスの「漆」を買おうとしましたが、特注なので納期が60日掛かるので「紅白」に間に合わないので止めました。
相変わらずYahooオークションを有効に利用しております。先般より沢山のHUMMERパーツを出してくださっていた方も、後、噴射ポンプを残すばかりだそうです。殆どを当方が買いましたが、どのパーツも何れ使うと言う事で大切にしたいと思います。


2004.11.15.    石飛 毅氏

ここの所、今週は来客が多かったです。
3年前に購入して最近インターネットを始めて当クラブのHPにたどり着いてメールを頂いた方がお見えになりました。メカに強そうな方で、自力で今まで維持していたようですけど、一回全般的な点検をする事をお勧めしました。とても誠実そうな方でしたがメールの件名に「ハマーオーナーズクラブ入隊希望」と書いてあったのには申し訳ないけど吹き出しました。当クラブは軍用ベースのHUMMERとはいえ軍隊ないし、それに順ずる物ではなくて趣味の同好者の集まりなので、外の方も今後「入会希望」とか「見学希望」程度にしておいてください。
CCV誌の石川編集長がランドローバーのシリーズ・(109インチ)に乗ってお見えになりました。ランドローバーも軍用に作られた物で、今回取材のために借りたそうですが、不具合が多くて色々整備をされてからの取材となったようです。その会話の中で軍用車というものが如何にコストを掛けて作られているかという話題になり、確かにランドローバーをつぶさに見ると窓枠は特殊技術を必要としないネジ止め板ガラス、残存性を高めるためにフロントウインドウは2分割になっています。室内のハッチを開けるとミッションを上から覗けて抜群の整備性を誇っています。形としては無骨ですが簡単に解りやすい車です。欠点はこれらの長所とトレードオフになっているコストです。部品そのものは非常に単純な形状ですが、大量生産を行っても手間が掛かる部品ばかり。組み立てもは絶対ロボットでは不可能な設計になっています。
これをHUMMERに置き換えるとシリーズ・がハンビーでシリーズ・の末永のディフェンダーがHUMMERに当たると思います。この両車の性格は生まれ故郷の文化の差がありますけど、軍用ベースにエンジンやサスペンションのチューン、快適装備のエアコンや遮音や見た目のために内装等を豪華(それでもチープですけど)にして市販されています。以前にも書きましたけどHUMMERの工場には組み立てロボットは殆ど無く、途中まではハンビーのラインと一緒でハンビーのラインの途中から人力で別棟のHUMMER工場に運んでいます。その後、HUMMERにするために当方のガレージでやっていることと大差無い手作業で組み立てられています。従ってここで働く人は万能でなくてはなりません。当方が工場見学をしたときには、日産2台と言ってましたが最近ではもっとスローペースな様です。我々のHUMMER H1がアメリカ国内でも新車が1200万円を超えてしまうようになり、高くても買いたい人が買えば良いと考えているようです。沢山売れても作るのが大変と言う事なんでしょうね。そんな事を頭の中で考えていると、生産中止が何時なんだろうと心配になります。特に最近はH2の販売が好調で、H3の生産の準備もされています。あれだけH1で社長がH1オタクで我々のが頼りにしているリンチHUMMERも最近はH2が中心でH1の影が薄くなっています。AM Generalには意地でも頑張って欲しいと思います。
これと言って今週はお代が無かったので、ガレージの中を掃除する事にしました。掃除を始めると第3エリアに置いてあるパッカードはもう4年近く動かしていないので、掃除の邪魔でした。でも一応回りをほうきで掃いてゴミを捨てて居るとヒロシが加工したH2のホィールを持ってきました。忙しいと言ってたのですが金曜日に持って行って日曜日に上げてきたのは関心です。まあ、ヒロシとしては一本5K円の加工費は生活向上には必要なんでしょう。最近ヒロシが乗っている2万円のアストロのシートが汚れているのでレザーのシートカバーを買ってきたんだけどヘッドレストが外れないのでカバーをかぶせられないと言うので、アストロを見ると確かに簡単には外れません。ヒロシはヘッドレストの足を切ると言い出しましたが、それは止めようと諭して、当方が再度、真剣に力いっぱい引っ張ったり優しく持ち上げたり、シートのここだと思うところを押しましたが、どうしても抜けません。そこで「そうだネットで探そう!」と言うことになり、「アストロ ヘッドレスト 外し方」と入力してググルと数件ヒットしました。
2人でさすがインターネットは凄いなぁと感心しながら、順に開くと一番まともなのは「ヘッドレストの根元を前後に摘んで引き抜く、一人じゃ無理かも」と書いてあるだけでした。なんとなくその辺だと思ってやってみたところ、中々上手く行きません。でもそれを信じて力いっぱい摘んだ所、力を入れすぎて当方の爪のが割れて「出血」しました。それも2本!。爪が割れるほど力を入れる当方も限度を知らないアホですが、非常に説明が不親切でした。「やっぱり切ります」と言うヒロシに「諦めるなっ」と励まし、先ほどの文章を声を出しながらやった所、偶然ストッパーを探り当てて無事抜く事が出来ました。この説明では、これを参考にした人が当方たちの様に苦戦する事間違い無しです。当方であれば「ヘッドレストを外すには、2人必要です。この場合は出来るだけ仲の良い息の合った2人が良いでしょう。先ず体が大きいか、指の力が強い方の方が2列目のシートに座ります。(以下ではこちらの方をAさんとします)もう一人のBさんがフロントシートに後ろ向きに座りヘッドレストを両手で下からあてがう様に持ちます。先ずBさんがヘッドレストを止まるまで持ち上げます。この時カチカチカチと音がしますが、これは正常ですからご心配なく。次にAサンがヘッドレストから生えている足を親指と人差し指で摘んでそのままシートに付いているプラスチックのグロメットまで手を下げます。その後そのグロメットの下側2cm位の隙間をシートの表皮越しに隙間がある事を確認します。その隙間を前後方向に強く親指と人差し指で摘むと稼動する何かを感じる事が出来ます。その部分がストッパーなので更に強く摘んでから、Aさんに『いまだ!』と声を掛けます。その発声を聞いたAさんは間髪入れずにヘッドレストを持ち上げると、いとも簡単にヘッドレストを外す事が出来ます」とします。
今回ここで書いた部分は今後ググルなどの検索ソフトで「アストロ ヘッドレスト 外し方」で検索すると当HPのこの部分がヒットします。ここを読んだアストロのオーナーにはキット感謝されると思います。爪はニッパで形を整えて舐めているうちに血が止まりました。当方は傷も根性で治します。
アストロのシートカバーをしていると永倉さんが来ました。奥さんが教習所に行き始めたので暫く来れないといっていたのに、ひょっこり来たので少し驚きました。永倉さんは日曜しか来れないので挨拶もソコソコに作業を始めました。ヘッドレストバトルを終えた当方達は勝利のお茶をしながら暫く逢っていなかったので、ヒロシと近況の報告会をしていました。暫くすると永倉さんがあらたまって当方に「パッカードを洗いたいので手を貸してくれませんか?」と言うので快諾。さっきパッカードの掃除の時、邪魔で掃除が出来なかったので本当は渡りに船でした。年齢は明らかにヒロシが若輩ですけど、体格からしてヒロシを乗せてハンドルを持たせて、当方と永倉さんがパッカードを押して外に出しました。5年分の埃りを被ったパッカードも綺麗に洗ってもらって少し嬉しそう。
当方の都合や、部品の調達で予定していたテレビケーブルの工事を行いました。ガレージの周辺は自衛隊入間基地の行路になっているためにテレビの電波事情が悪くてアンテナを建てても受信できません。そのため周辺住宅はケーブルテレビです。本来は国防費からケーブルテレビを無料で工事していたのですが、当方が問い合わせると新しい所は工事費を取ると言うのでテレビは我慢していました。ところが数週間前に狭山ハウジングとコミニュケーションを取っている時に未だネットがダイヤル回線だと言う事を聞き、当方のADSLをハブから分配してあげることにしました。何時も水道を借りているし、たまには恩返しです。ただ、配線の工事をするのが面倒だなと当方が言うと洗濯機置き場の前でタバコを吸っていた狭山ハウジングの友人を指差して「あいつ電気工事屋です」と適任者が指を指されてキョトッてこちらを見ていました。更にその人は翌日LAN工事のためにケーブルを手配したばかりだとのことで、重ね重ね好都合でした。電気屋さんには当地のケーブルテレビ会社は対応が悪いのでテレビを諦めて専用線タイプの回線である事を告げると「ついでにTVの配線もやります」と言ってくれたのです。当方の回りの人は皆本当にいい人です。さすがにケーブルは画質が良くビックリです。ガレージのテレビは、誰かがガレージの入り口に捨てて行った物を数日間雨風に絶えた物を試しに分解して掃除し、電源を入れて所復帰した物です。そんな拾われっ子の悲しい過去を持っているのに本当に綺麗に映ります。これで少しガレージの文化度が高まりました。
土曜日に女性来客があって、黄ばんで貧乏臭いパソコンに塗装をした話をした所、ツールチェイスト、エアコンなどがガレージは赤い物が多いのでこれも塗ったのですか?と言われ「そう」と乗りで答えてしましました。更に言わなければ良いのに「これからぜーんぶ塗装します」とも言っちゃいました。若い子なのと、また来る可能性があるので「嘘つき」と言われるのも嫌なので「そのうち塗るか」と頭の中で考えていました。寒くなってきたので笹本さんから頂いて数年間愛用しているストーブがもう稼動開始をしています。このストーブは調子が良いし、第2エリアはビニール間仕切りをしたので灯油の消費量も少なくなりまだまだ使う予定です。ストーブに皆であたりながら改めてよく見ると、燃焼部の回りに埃りが溜まっているのを差し引いても見た目が悪くなったので、突然「塗装開始」を思い立ちました。もちろんストーブはバラバラにして、メッキ部分は今日ランドマップが行方不明なので行き場を失ったアルバイトが担当、マスキングは竹ちゃん、塗装はヒロシと分担して作業開始、皆でやると作業は早く、ついでに遠赤外のヒーターも塗装、ライトも、そして加温器、中のジュースと手当たり次第に塗装、パソコン本体は塗ってあったのですが、キーボド(ヒロシは最近当方が耳を塞ぐようなオヤジギャグを言います。写真のキーボードを持っている写真を撮るときも「ヒロシ アンド キーボード!」とか言ってます)も塗ってしまいました。
一通り塗装して満足して皆で「笑点」を鑑賞中、なんか物足りなくて、モニターとテレビの塗装も提案。皆も「マサカ」とか「やりすぎ」と言う顔をしていましたが 皆は当方の「言い出したら聞かない」事や徹底的に追求する性格を知っているので放置してくれました。(テレビは皆が見ているし、時間も無かったので出来ませんでした。残念!)色々塗っているうちに、何でも「国防色のOD」に塗ってしまう「名古屋のスーパーカメラマン」が頭の中をかすめました。この方は新品のデジカメや知人の別荘を丸ごとOD色で塗っちゃう人です。もちろん愛用の車(レンジロヴァー)もOD色です。当方は子供のときから赤が好きでしたが、本当は母親が「赤」を好きだったらしく、子供の時に赤い洋服が多く「女の子色」と言われましたが平気でした。今まで乗って来た車も「赤」靴も「赤」が多いです。何か色を選ぶ時も先ずは「赤」です。だから色では悩みません。ラッキーカラーなのかも。

2004.11.14.    石飛 毅氏

今日は朝から天気が良いのでツナギの洗濯をしました。
殆ど洗濯なんてしたことが無いので、毎回、洗剤の量とか洗濯機のコースの選択ボタンを押すたびにドキドキします。洗濯機は全自動なのですけど、経験の少ない当方としては洗剤の量とか、コースには毎回悩みます。そもそもツナギの汚れの状態はおそらくメーカーも想定していないので、いつも悩むのですけど最強と思われるコースにしています。洗剤もコストコから仕入れたものなので、説明は細かい英文でダラダラと書いてあるから、最初から読む気がしないので、これも何時も付属の容器に気前良く目いっぱい山盛りにして入れています。洗剤置き場から洗濯機まで行く途中につまずいてこぼれても誤差範囲としてそのまま洗濯機に入れています。ところが今日は洗濯が終わってテレビのコマーシャルみたいに顔を押し付けると洗剤臭い!このまま干そうと思ったのですが、全自動洗濯機でも濯ぎだけとか脱水だけ出来ると言う情報を、当方の一番信用の置ける情報網からネットから入手して洗濯機の操作盤を見ると出来ることが判明しました。と、ここに書くほどの事ではきっと無いとは思うんですけど洗濯の奥の深さに関心しました。でも、洗ったばっかりのツナギでも未だ汚いのは洗濯が下手糞なんでしょうか?次のライフワークテーマは「洗濯」にしようかと思います。
当方のHUMMERのリア・エアコンカバーもついでに洗濯しました。以前、コンソールカバーをアルカリ洗剤で丸洗いしたところ、黄ばみが取れて色が蘇って、リア・エアコンカバーと差がついてしまったので、取り外して丸洗いしました。今回、以前から入手してあったダルトンのスポンジ付きゴム手袋を下ろしました。このゴム手袋は販売姿では判らなかったのですが、案外手首部分が長くて洗浄中に手袋の中に水が入ることも無く、凹み部分凸部分もゴットハンドの微細な動きが忠実に伝わるので短時間でやっつける事ができました。これは中々使えるので凸凹しているHUMMERのボディー洗いには最高です。次回の来年4月に予定してる当方のHUMMERを洗車するときに使おうと思います。手前の黄色い箱はパソコンです。色が地味でガレージに合わないので下地に黄色を塗ってその後何時もの赤で仕上げました。
ミドリさんの塗装中に竹ちゃんのJeepの足回り改造をしようと思ったら、デフのギアが欠けて走行不能、要修理になってしまいました。もともと大きなタイヤを付けるために、減速比を落としていたんですけど、その改造に不具合がある事をランドマップが発見して再修理に出しなおしたのですけど、とうとうお亡くなりになってしまいました。以前白石さんがデフの交換はとても神経を使う作業で、よほどの腕が無くては出来ないと記憶にあったので丁度いらした佐藤画伯に説明をして貰いました。
縦置きエンジンで使用するデフの機能は2つあります。一つは左右のタイヤの作動。そして回転方向を90度変換することです。今回壊れたのはこの方向変換のために使用している傘歯車の欠けが原因です。デフで使用している歯車はハイポイトといって車の歯が真っ直ぐではなくてねじれています。尚且つ両方の歯車はスペースの都合?で両歯車の軸線には段差があって交わりません。何が面倒かと言うとこの2枚の歯車を適正な位置に調整することが面倒なんだそうです。この位置調整でピニオンは前後に調整リングは左右に調整します。この調整には歯面に光明炭(習字の時自信たっぷりに先生に見えるとその上から赤い墨で容赦無く書かれた時に使った奴)を塗って接触面の状態を確認しながら行います。ですから入れたり出したり光明炭の様子を見て経験的に歯車の位置を少しづつすらして行う事になります。このときピニオンは規定トルクで締め上げるだけですけど、リングギアは左右にシムを入れるだけです。このシムの厚みの合計はハウジングの幅とデフケースの仕上がり寸法によって個体差があります。パーツリストを見るとこの厚さの違うシムは20種類以上ある事を知ることが出来ます。
組み付けるときは、このシム軍団とリングの付いたデフケースをハウジングにピタリ収めるにはハウジングを一旦広げる必要があります。ところが、この重要性を軽視して、外すときに強引に引っ張り出せてたので、また強引に押し込んでしまう修理屋さんがいることです。これでは調整どころかハウジングやケースを痛めてしまい。きちんとした精度では組めないことになります。竹ちゃんの場合もおそらくこの調整が不十分で破壊したと考えることができます。これは破損部分を検証すると、破損の原因は判るそうなので、向学のために現物を確認したいと思います。
夕方、先日のと違う狸がうろうろしていました。一応報告まで。


2004.11.8.    石飛 毅氏

ガレージに狸が来ました。
病気なのか怪我なのかは解りませんが、外に出ようとしたらガレージの入り口に座っていたのでビックリして声を上げたのを工藤さんに見られて恥ずかしかったです。この狸、人になれてて、ガレージの中にドンドン入って来るので取り合えず外に出してカゴで蓋をしておきました。狭山ハウジングと相談して、警察に電話した所、警察も困っていましたけど、こっちはもっと困るのでとりあえず来てもらうことにしました。工藤さんは、「この狸に優しくしておけばそのうち可愛い女の子に化けてお礼に来るかも」と訳の解らない事を言いながら、餌や水をあげていました。ちょうど竹下君が来て「飼いたい」と子供みたいなことを言い出しましたが、病院に連れて行ったり大変だからと言ってナダメテ警察に来てもらう事にしました。警察がトラックで檻と大きな網を持ってきたのですが、檻に移すのが下手糞で弱っている狸も案外抵抗が大きくて更に腰が引けて話になりません。暫くは見ていたのですが、結局当方が手を出して被せた籠の下に網を差し込んで狸をすくって檻に入れました。狸は本当は人間の死体を運ぶトラックでドナドナされて行きました。この先奴の将来は解りません。竹ちゃんの話では、自然の狸が人間の出す生ゴミを餌にすると皮膚病になるそうです。本来、狸は人間から姿を隠していると聞きますが、この狸はどちらかというと人間のそばに来るので、飼い狸だった可能性もあります。ライオン、トナカイ、ニシキヘビ、ワニなどの動物を大量に飼った友野サンには解るでしょうが、この手の動物を飼う人の気持ちがどうしても理解できません。


HIDの取り付け方法
何時も時間的な余裕が無いのと何度か付けてお勧めの取り付け方法が決まって来たので、HIDの取り付けを詳細に報告します。最初の写真からライト本体を除いた物が、RAYBRIG(スタンレー)のHIDキット全貌です。品名はBURNER UNIT[バーナーユニット]SS5000とBALLAST UNIT[バラストユニット]品番はそれぞれ DE81 DF02 です。バーナー部分は他の種類があるのでバーナー部分とバラストユニットは別売になっています。購入価格は55000円でしたがオート店では65000円、その他のオークションでは60000円程度です。同じシリーズでSS6000シリーズがありますけど、HIDが明るすぎると幻惑が大きいという意見があるので両方とも車検対応ですが上品な方にしておきました。また、RAYBRIGを選定した理由はライト部分をRAYBRIGのマルチリフレクターにしているので、光学的にマッチングが優れているのではないかと思ったのと、ネットで検索すると安価品で評判が良く無いメーカーもあるので、修理が面倒なので信頼性が高い事を評価しました。

先ず、ランプユニットを取り外します。ボンネットを開けてランプ裏の配線3本を抜きます。次にユニットを固定している3個のナットを緩めます。ナットを全て取るとランプがコロンと落ちますので注意してください。
ランプを分解します。表の3本のマイナスのネジを取ります。これだけでランプは取れます。ランプを外すと出てくる黄金色のメッキされているワン型の部品はネジを緩めないで右下に引っ掛かっているばねを外して少し揺すると黒いベースから取れます。一見これを止めているネジは光軸調整が済んでいるので動かさない方が無難です。HUMMERのランプはM151や古いJeep J3と共通である軍用の物が使われています。そのたあめ、後方が防塵構造なのでバーナーが収まらないのでこの部分を延長します。お尻を切り取ったままでも良いのですが。タイヤで巻き上げたホコリや水がモロに掛かる場所なので、気分的に塞いだ方が良いと思います。もちろんバーナーユニットは防水にはかなり気を使っているので、そのままでも大丈夫だと思います。お尻を3センチぐらいの所でエアソーでカット。1mmのアルミ板を巾50mm長さは切り取った部分から20mm程短くした長さで、短冊状にカットして丸い物に押し付けて円柱状にします。これを切り取ったベースに穴を開けてブラインドリベット等で固定します。外したお尻の部分をアルミ部分を25mm位見える位置で取り外しが出来るようにビスで固定します。お尻に付いている3個のプラスチック製のバルクヘッドカプラーは3個とも後で使うので外しておきます。

ランプ部の組み立て。今更書くのもなんですが、シールドビームには取り付きません。H4バルブを使用しているランプ専用なので、シールドビームのまま(オリジナルは右側通行用のハロゲンシールドビームです。)の場合は左側通行用のものとの交換をお勧めします。
ランプの後ろに付いているゴムのカバーを取り外します。針金で出来ているバネを外してH4バルブを取り外します。切れていないバルブを捨てるのは勿体無いので、このバルブは大切に保管して外の車に使いましょう。この時ガラス部分に触ると点灯時に温度が上がると割れる事があるので触らないようにしましょう。サワッチャッた時はエタノール等で脂分をふき取ればOKです。
バーナーに付いているテープを剥がすと簡単に2分割できます。良く見るとパチンと入る爪が付いているので本来はハマッテいる筈ですが、この部分を分離しないとランプのカバー取り付けが困難なので、ワザとはめ込んでいません。(従来ははめ込んであったのですが変更された様です。こういう部分が良いメーカーの証拠?)ただこの親切に甘えていると失敗します。この部分にはパッキンが入っているのですが、色が黒なので組み立て時に噛み込んでしまいます。それを避けるために当方はゴムカバーをする時に外してしまい後から入れます。次に分割したH4バルブの形をしたスリーブを爪の形状をよく見てランプに入れて針金のバネで固定します。次にゴムカバーを出来るだけ奥まで取り付けて、スリーブの爪に後から入れるバーナー側の爪がシッカり食う様にして置きます。バーナーにも触らないようにしてソーッとスリーブに差し込みます。この時にリング状のパッキンがきちんと入るように少し回転方向にアオリながら入れいると入れやすいです。止まるまでシッカり押し込んで爪がきちんと入ったことを十二分に確認して終了です。この確認は良く見えないのでゴムパッキンの色を黒から外の色に変える事と、次回の設変の時に爪の位置を90度ずらして良く見える様にすることをメーカーに提案しようと思っています。

ランプの取り付けを分解の逆手順ですので省略します。次に配線を行います。オリジナルのランプの配線は一旦カプラーを外しているので、この配線を元に戻すことが必要です。配線には番号が付いているので便利です。アースは「91」Hiが「17」Loが「18」番です。ボディ側は黒が「アース」、オレンジが「Hi」ベージュが「Lo」です。カプラーは写真の縦になっている右が「アース」左が「Hi」「横になっているのが「Lo」になります。(記憶で書いているので間違ってたらごめんなさい)本体側の配線とは、先ほど外したバルクヘッド型の端子を使って接続しています。ここれはオリジナルに対してローインパクトにしているからです。配線は今回イグナイターも外に取り付けましたので配線で継ぎ足しが必要なのは電源の2本だけで、これは左側のライトの裏あたりで左右のケーブルを一本にしてボンネットを取り外す時に便利なようにカプラーを付けました。後、逆にリレーの配線は長すぎるので、コネクターからピンを抜いて短くしています。電源は例によってサービス端子を利用しましたけどヒューズボックスはガラス管式から平型の30Aにしました。35+35Wで、付属はそれぞれ20Aなので双方の安全率をまとめてしまうと、やたらデカイ容量になるので30Aにしました。配線の様子マルチリフレクターの取り付けは 04-09 04-10のPast Essayを見てください。

オークションに ハンビーのタイヤハンビーのマフラー が出ています。どちらもメンバーの方から連絡を頂きました。どちらも珍品ですね。タイヤは米軍も最近はラジアルのMTを使っているので、このタイプは段々無くなってくるんでしょうね。国内にあるHUMVEEの台数を考えると入札者は限られるでしょうね。マフラーは一時期HUMVEEの払い下げが始まったときにはプレミアが付いててとんでもない価格でした。現在は落ち着いてるのですが、需要の多いアメリカでもこの価格で買えないと思います。最も、送料だけを考えても安いですね。ちなみに当方にも在庫があります。以前から時々HUMMERの部品をオークションに出している方から今回もバキュームポンプを購入しました。その時のメール交換でまた大量に出品するそうです。少し当方も一応厳選しているのですが、どうも買いすぎて在庫の山になっていますけど(落札した物は未だ何も手が付いていません)また買うと思います。当方は何時もの様に当方に必要な物が流れないように最低の価格では入札しておりますけど、「欲しい物」はガチンコで入札しますので当方が入札しているからと言って遠慮は無用です。

2004.11.3.    石飛 毅氏

HUMMERを維持してて、国産の車と比較して、トラブルが多いので大変だねえと言われて真剣にもう一度考察しました。
先ず、HUMMERにトラブルが少ないかと言う単純な事柄に関しては多いような気が確かにしています。ただ、当方の場合は今年の10月で、10年目に突入しましたので、過去に所有した車の中では最年長です。エンジン以外の部分は9万Km以上の走行距離です。当方が新車で購入した95年モデルHUMMERの生産台数は1432台です。この95年HUMMERが製品としての完成度を上げるためにそれ以前にマーケットに販売されたか累計台数は僅か1500台です。(94年718台93年612台 92年316台)会社の規模を考えると小回りが利いているらしく、93年モデルからの完成度は飛躍的ではないかと思います。その後96年で大きく変わりましたが、その後は小改良だけで、基本的には大きき変わらないで10周年を迎えました。ここ数年のモデルも内装が代わりましたが沢山の共通部品があるので、改良によってアップグレードした部分は古い年式のHUMMERにもコンバーチブルで交換が可能です。
従って一時期多発したボールジョイント、アイドラーアームの強度不足もアップグレードによってその後トラブルがグーンと減っています。(本当は未だ最新の物は壊れていません)。当方のトラブルを整理すると、天然?の物と人為的なものがあります。天然で一番多いのは先にも書きましたが、98年モデル以前のボールジョイント、アイドラーアームで、これは明らかな強度不足でマメなグリスアップを行っていても驚くほど摩耗しました。これ以外のジョイント部分はグリスアップのお陰で全く今も問題がありません。つぎにエンジンですが、これは購入時からおかしかったと確信を持っています。それは当方のHUMMERは冷間時のノック音が異常に大きくて、耳を塞ぎたくなるほどの事でした。その代わり温度が上がると十分なパワーがあったのでそれなりに満足していました。しかし同時テロの日にガスケットを飛ばしてお亡くなりになってしまいました。その後友野サンのHUMMERでポンプの研究と実験をした結果、当方のNAエンジンは噴射時期がずれていた事が解りました、分配式のDIESELエンジンの場合は噴射量はノズルのバラツキをネグれば殆ど同じなので、デトネーションの主原因は噴射タイミングしか考えられません。ヘッドを開けるとデトネーションがおきていたのは程度はバラバラでしたが不規則に複数ありました。最近開けたエンジンはかなりメンテナンスに手を抜いた固体でしたが、ヘッドは綺麗でした。牧野さん、工藤さん、下田さんの94-95年式の冷間時のエンジン音は当方の物とは明らかに異なっていました。まあ、これのお陰でターボエンジンになったので結果はオーライです。
燃料系統でFSDと電磁ポンプは弱いですね。当方の使い方ですと電磁ポンプは2年毎に交換しています。当方のHUMMERではFSDが壊れていませんけど、念のために延長ケーブルを購入してよく冷える所に移設しています。天然物の最後はACです。これは頂けませんでした。現在まで大きく3回変わってて最後の変更は98年モデルの途中で変更しています。恐らくメーカーも苦労していたのでしょう。メーカーの偉いところはレトロフィットキットとして最新式の物に94年以降(93年以前はかなりの根性が必要です)はバージョンアップが出来る事です。これ以外では天然物として思いつきません。
このほかは、ブレーキローター損傷は点検不足(そろそろと思っていたのに忙しさにかまけて放置してました)2回のエンジン停止は配線に使っていた赤いクリップ(配線の途中から電気を盗む奴)の容量不足、HIDユニットがぶらぶらしてたのを放置してて点灯不良になって交換、エアコンのファン交換2回はドレン不良によるファン水没のための交換(これも整備不良)等です。スイッチの接点不良等は10年近く使っていれば当然と思われるので不問。これ以外でも良く壊れる部分は対策や分解修理して強度アップさせて再発しないようにしている部分もあります。トラブルが出たら先ずは分解原因究明が基本なので、黙って新品交換という無駄は出来るだけしないようにしてます。
消耗品はタイヤは2セット目、バッテリーは3年目でオプチマに交換後、今年ミドリさんが捨てた中古のバッテリーを現在使用しています。このほか大きな部品は2年前にフロントのコイルスプリングがへたったので、これは拾った程度の良さそうなウインチ装着車用の物と交換しました。ブレーキパットは3セット目です。ブレーキオイルの交換は3回でそろそろ4回目を行う予定です。そういえばガラスもカビが生えて交換しました。ワイパーブレードは3セット目ですが、ブレードごと交換したのはペンキが剥げてきたので最近の1回だけで、それ以外はゴムだけ交換しました。電球はブレーキの球だけ交換しましたけどそれ以外は9年間使えていました。最近工藤さんがLEDが余っている(ゴージャス)と言うので頂いたので小ぶりな電球類はフロントサイド(ウインカー)以外はLEDになっています。
塗装はオリジナルのままで、コーティングを2回行っています。一回目は3万円位の奴でその1年後に、たしか6万円ぐらいのをやりました。5年ほど経っていますけど未だ綺麗です。2回目のコーティングから洗車は年に3回程度です。先日火山灰は良くないので、泡洗車をしましたが、それ以降は未だ洗車はしていません。面倒なので5年以上ワックスは掛けた事がありません。アルミボディは便利ですね。
思い出すままに書きましたが、これって壊れやすい?でしょうか?当方にはどんな車もこんな物かなとも思っています。部品の供給体制や部品価格(メルセデスはコンプレッサーの値段が4倍だそうです。4倍持つならいいけど・・・)を考えてこれからまだまだ乗れることを考えると、とっても得だと思うのは当方だけでしょうか?

 2004年10月