2005年3月  HUMMER ESSAY 2005年4月      

2005.4.27.    石飛 毅氏

本日CG(カーグラフィック)誌から、先日のミーティングのレポートが掲載されている6月号の見本誌が送られてきました。
CG誌はどちらかと言うと欧州車の記事が多い気がするのですが、今回はアメ車の特集が組まれております。しかしH1に関してじは発売直後に取材を行い、表紙にもなっておりました。当方もH1購入前の情報収集には大変役立ちましたので、恩返しが出来たような気がします。今回の記事も大変好意的に書いて頂いておりますし、肝心なこともちゃんと伝わっていると思います。ベストカー、4X4 MAGAZINと小汚い当方の顔が出ていないので、直視できました。発売日は1日です。

2005.4.26.-2    石飛 毅氏

本日はスナップオンの日です。
毎週良く来てくれますけど財布は軽くなります。最近は緊急車載用の工具を中心に購入しております。スナップオンは定価が高いのですが、月間プロモーションと週間プロモーションがあります。このプロモーションで購入するといくらかは安く購入が出来ます。このシステムは良く解らないのですけど、紛失や消耗品の時は定価になりますので、俗に言う2重価格と言う事にはならないのでしょうね。でも今月から始まったロールキャブとかのツールチェイストは、毎回殆ど同じものが出ているので、キャンペーン以外での購入は誰もしないと思います。価格もアメリカで買うのと変わらないので、普通にアメリカかで買って送料がただでも変わらない値段なので、欲しい人には大変お得です。でも出ている商品はあまり変わり映えしないモデルなので、当方にとっては余りときめかないので、この部分ではちょっと・・・と思われます。スナップオンの並行輸入業者よりも手ごたえがある位安いのでスナップオンディラーも価格には自信があるみたいです。ただ、良く調べないと全てがアメリカ並みでは無い事もあります。
以前、当方が購入したロールキャブの横に付ける箱は、どう考えても他より定価が高いので、アメリカの価格を調べた所、明らかに他とのバランスが崩れていました。これは定価設定の間違えじゃ無いかとスナップオンJAPANに連絡しましたが『間違えじゃ無くて戦略的な価格設定をしている』との返事でした。本当は高いのに安く買えると思わせて実は、安いものだったと言うのが2重価格で、間違いで今回はこの定価はミスプリントでしたと言えば納得しますけど、戦略での価格設定は簡単に変えることが出来ないでしょうね。もっとガンバチャおうと思いましたが、これ以上やっても無駄なので折れました。きっとスナップオン側は当方に説明で納得させたと思っているでしょうけど、甘いです。命ある限りこの事は忘れないつもりです。きっとスナップオンを買うような人には公取に相談する人なんていないんでしょうね。商品に満足していますけど、売り方が一人ぐらいのユザーなんてと、軽く見て居る体質は真面目で堅実な商品とのバランス取れていませんね。最近は世界中の物の値段が解っちゃう事ぐらい知らないのかなぁ?身銭を切っている人間は怖いのに・・・・。
今日も、もちろん買っちゃいました。今日はスゲーイッパイ ビットの入ったラチェットのセットです。これはレスキューセットに入れようと思っていましたけど、今まで持っていなかったビットも入っているので、これをガレージ用にして、今までのビットセットをレスキュー用にします。このペースで行くと次回のミーティングでは凄い事になっていそうです。
ステンレスメッシュホースは、販売単位が1mなので、一台に付き2.4m必要なので10m買うと殆ど無駄なく使えます。ですから注文は10m単位にします。高価なので10mの在庫でも当方のお小遣いをオーバーしますので、次回は4台分のオーダーが入ったら注文します。今回の分はもう完売ですが、ご希望の方はメールください。4台貯まったら手配します。

2005.4.26.    石飛 毅氏

CCV誌の編集長から、4X4 MGAZINE誌にミーティングの模様が掲載されている事を教えて頂き、早々に購入して参りました。カラー4ページですから、かなり紙面を割いてくれたようです。この他にも順次出版されますが、当方が気が付く前に掲載を確認した方は当方に連絡をください。
連絡が遅くなりましたが『やなちゃん』がH20CのWEBサイトhttp://www.kappa119.com/~yanachan/wanganx.htm にミーティングの写真をアップして下さってます。他のページにやなちゃんが以前に乗っていた車もこのサイトで拝見できますので順番に見ていますけど、内容が凄いので、これも合わせてご覧ください。
しつこい様ですが、先日の添加剤を作っている方から連絡がありましたので掲載します。

-----------------以下 原文のまま-------------------
(前略)倉持さんにお願い致しました潤滑剤を早々に試用して頂き、且つ詳細なレポートをまとめて頂き感謝致します。倉持さんには、この潤滑剤(ハマーブレンド)の効能や内容をあえて言わずお渡しして試用結果を待っていました。”ハマーオーナーズクラブジャパン”のホームページも倉持さんから紹介されて、レポートが掲載されていることを知りました、早々に読ませて頂きました。レポートでお察しのとおり、リンによる早期極圧対応と有機モリブデンによる、極圧膜の維持で金属同士が接触している、もしくは接触寸前の境界潤滑の箇所を、エンジンオイルによって運ばれた、この潤滑剤が摩擦熱で瞬時に反応して 、リン→有機モリブデン→二流化モリブデンによる、分子数個分の膜を形成して良好な潤滑状態を作ります。PROはピストン・リング・オイルのことです、ピストンリングは、シリンダーとピストンの間で気密を保持しながら、三次元ベアリングとして働いていることを、念頭に入れて開発した潤滑剤です、一部輸入品を用いており、5月上旬に原材料が届き、量産出来ます。この潤滑剤についてご意見ご要望などありましたらお知らせ下さい。レポートをありがとうございました。(後略)

これによると、当方のレポートが開発者のターゲットとほぼ一致した様でした。先方に対して襟を正してジャッジしなくてはいけませんので、オイルの消費量と、ブローバイガスの量(圧力)をキチンと報告する方法を今考案中です。ブローバイガスと言うのは、ピストンやバルブから圧縮工程や燃焼時に燃焼室からもれて、クランクケースとかバルブカバー(オイルが居る場所)の中に排出されているガスです。このガスが溜まるとエンジン内の圧力が上がってしまいますので、ガスは積極的にエンジン外に排気しております。昔は直接大気解放しておりましたけど、これも排気ガスであることから、エアクリーナー直後に戻されてまた燃焼室に戻されます。
H1のエンジンは助手席側のバルブカバーの上に金色の缶があリます。これがブローバイガスの出口で、この缶の中にはバネ式の蓋があってエンジン内の圧力が上がると開きます。開けっ放しだと外気がエンジン内に入るので蓋があると考えられます。ブローバイガスはオイルの流路と同じ所を通るので、オイルのベーパーやミストと高温で混じるためブローバイガスには多くのエンジンオイルを含んでおります。レースでよく耳にするオイルキャッチタンクと言うのは、ブローバイガスをそのまま大気開放すると路面にオイルを撒いたりする事を嫌って、ブローバイガスを一旦タンクで受けてオイル分を除去してガスだけ排出する構造にしております。先ほどのカンカンでも多少はオイルを落とす努力をしてますけど、積極的に分離してはおりません。ですから、オイル消費が大きいのはこのブローバイガスの量が多いと言う事になります。他にもバルブからオイルが落ちる事もありますけど、DIESELエンジンの場合は圧縮比が高いのでバルブからのオイル下がりは無いと思われます。またピストンの壁にはオイルがなじむ様にクロスハッチといって綾目状の細かい筋が入っております。このクロスハッチが摩滅したり、付いたオイルをピストンが持ち上げて燃焼室に押し込んじゃうオイル上がりも、ピストンリングの動きが悪い場合に起こりますが、これがあるという事はブローバイガスも多いので、オイル消費量の判別はブローバイを見ることで大体つかめると思います。先日も当方のタービンの中を見ましたが配管に結構溜まってました。インタークラーを付けている場合は中を時々掃除した方が良いと思います。

ミーティングの時に、土曜日だけお見えになったGAS HUMMERの松本さんがそのまま奥さんの実家に行かれた旅先で、オイルクーラー配管にピンホールが出来てオイル漏れをしたため、仙台からソロソロ自走してスカイオートに入庫しました。このホースはスカイオートに在庫が無かったので当方のガレージに502HUMMERから一旦取り外したホースを貸してくれないかとワザワザ来たので、貸してあげたいのは山々ですが、松原さんのホースなのでちょっと抵抗があったので、スカイオートさんと色々頭をひねりました。松原さんのホースもソロソロ痛んでいるので、もしこれと交換しても、何時まで持つか解らないのでヤハリ新品の方がいいのではないかと言う事になり、友野サンに問い合わせた所、今まで交換したことが無いので在庫はありませんでした。それと、純正品はホースの両端も一緒なので価格も高く納期もかかるので、以前エンジン交換のときにホースが抜けた事があった事を思い出し、ホースだけの交換が出来る事は知ってたので、これをステンレスメッシュに交換できないかの検討を始めました。それには一旦ホースをバラす必用があったのですが、ステンレスメッシュはとても魅力的で間違いなく松原さんも古いホースの再利用は嫌がるでしょうから、思い切ってコネクターを分解したところ簡単に外れてしまいました。コネクターの付いている部分はヤハリ痛んでてこのホースの場合はピンホールより先に抜けてしまいそうでした。早速サイズを測ってアールズのカタログで調べた所、丁度良いサイズがあって、これを手配しました。ワザワザ来たのに手ぶらでしたが、松本さんも要らないコネクター付きのゴムホースより耐圧1250psi耐熱-40〜148℃のアールズのステンレスメッシュホースを早く、それも安く購入出来てお得だったはずです。交換の工数はさほど変わらないし、当方のH1はこの部分はもう10年使っていますからこれはぜひまねしたいバージョンアップなので、GW中にやっちゃいます。例によって送料を浮かすために明後日に4台分の手配しておきますので早い者順です。
(写真は松本さんのHPからの盗用です)


2005.4.25.    石飛 毅氏

先週に引き続きボンネットの話題です。
先週、勤務先の取引商社から、現金購入でエアーシリンダーが届き、早速金曜日から検討に入りました。今回の作戦は、先ずタイヤの空気を利用して動作させる事を主目的として検討を開始します。ボンネットを簡単に上げ下げするために、先週ガスステーを取り付けました。ガスダンパーは一番縮んだ時に一番大きな力を発揮します。このガスダンパーは単純に推進力を持つ他に若干のダンピング効果もあるので、勢い良くボンネットを落とす事はありません。ガスダンパーの保持力はボンネットを閉めているときには殆どバランスしておりますので、あけるときはホンの少しボンネットを持ち上げればボンネットはヒンジを中心に回転するので、ガスステーに掛かる力は弱まり伸びきった所で止まります。この時にボンネット単体も直立に近いので閉まる方に向いている力は余り大きくありません。ですから閉めるときは手でボンネットを下げて、このバランスを崩して、後はボンネットの重さでソーッと閉まります。
今回はエアーシリンダーの力は空気圧が低いので大きな力は望めません。そこで、このガスステーは付けたままで、エアーシリンダーの補助を行います。エアーシリンダーは長さを指定して購入しますけど、メーカーでは標準で切りの良い数字の在庫品を持っています。今回は現在取り付いているガスステーの場所はメンテナンスの時に邪魔に成らないのでエアーシリンダーも出来るだけガスステーと殆ど同じ位置に取り付けようと思いました。したがって、エアーシリンダーのストロークはガスステーのストロークと近似値の物を購入しました。ボンネット側の取付金具はメーカーオプションの取付金具の都合の良さそうな物があったので、コレを購入。同じくロッドの先端側も横からボルトで固定できるオプション金具を購入しました。取り付けの位置出しは例によってボンネットを何度も開け閉めして決めました。閉めたときに少し縮み側に少し余裕を持たせて、伸び側は、ガスダンパーが伸びきった状態から少し縮んだ位置にしました。理由はボンネットを閉めたときに、エアーシリンダーを押しつぶさない事。ガスダンパーは伸びきった状態から縮める時に最初引っ掛かりがあるので、伸びきる前で止めるとダンパーの動きが良くなるからです。
エアーの配管は、CTISのポンプから前後タイヤの切り替えバルブに行く途中にある・・・その前に先ずCTISの空気の流れを説明します。CTISは先ずポンプが起点になります。コンプレッサーの出口から圧縮されたエアーは、リリーフ弁(過圧を防ぐためにポンプが高圧になると空気を抜きます)逆支弁(タイヤの空気がポンプに掛からないように空気の逆流を防ぎます)を通り2方向に分岐されます。一方は前後の切り替えバルブへ、もう一方は空気を抜く時に開く電磁弁につながっております。前後タイヤの切り替えバルブは、95年までは5ポートの手動バルブで、それ以降の年式は電磁弁で切り替えを行っております。新しいタイプの切り替え弁については、次回96年式以降のH1に取り付けたときに説明します。手動バルブはBOTH FRONT REAR OFF の4ポジションです。BOTH の時は逆支弁以降からの全ての配管はが前後のタイヤにつながっております。したがってこの場合は全てのタイヤは同じ圧力になります(ゲージに若干のズレがあるのは単純に精度が悪いからです)コレと同じく F の時は前輪、R は後輪のみがこの配管に繋がります。最後に OFF ですが、この場合は何処にも繋がっておりませんので、このポジションでコンプレッサーを動かすと配管内の容積が小さいので、ポンプが動くと直ぐに圧力が上がり、リリーフ弁から『パッ・パッ・・・』と大きな音と共に余剰空気を逃がします。たまたまコンプレッサーを止め忘れた時も、リリーフ弁は空気を逃がします。ちなみにゲージの圧力取り出し口は切り替えバルブの後にありますので、常時タイヤのエアー圧を表示しております。この圧力をピックアップしている配管は途中に圧力センサーがあって(前後用独立しているのでセンサーは合計2個です)、一定の圧力以下になると室内のブザーが鳴ります。エアーシリンダーの取り出しは、排気バルブの手前に都合の良いポートがあったので、此処から取り出しました。
エアーシリンダーには2つの部屋を持っているので、それぞれに配管を行います。動作は片方の部屋に空気を入れて反対側の部屋のバルブを開放して空気を出します。この空気を出す口を絞る事で、仕切りの壁が動く速度をコントロールします。(通称スピコン)注入する方で調整しない理由は排気側の調整だと注入する空気圧の変動に余り左右されないので圧力変動によって動作スピードの変化が少ないからです。今回は、万が一タイヤの空気圧で動かなかった時の為にアルミ製で耐圧1800psiのエアータンクを取り付けました。このタンクはガスクロマトグラフィーの校正用の補償ガスが入っている容器で中のガスを使った後に、廃棄してしまう容器を勤務先のゴミ箱で拾ってきた物です。毎日ゴミ箱を見ていますけど、高価な物だそうで、コレを拾った以降落ちていません。開閉のスイッチはマニュアル式のものを採用しました。通常エアーシリンダーは電磁弁を使用するのが常識ですけど、バッテリー上がりの時も想定できるので手動にしました。コレが、全体の構成です。
作動のエアー源は 1タイヤの空気圧 2タンクにSTICのコンプレサーでエアーを貯める方法を試しました。動かないとショックなので、まず確実な2番から行いました。切り替えレバーを OFF にしてコンプレッサーを始動すると5秒ぐらいでタンクは一杯になります。満タンになった事はリリーフ弁から出るエアーの音で解ります。エアーシリンダーの駆動バルブを『開く』にすると、5秒ぐらい何も起こらないので一瞬!『あれっ?』と思ってあせり始めた頃、おもむろにボンネットが開き始めました。どうやらスピコンの調整不良だったようです。それとボンネットが上がる時にボンネットが歪むため、ボンネットの助手席側に有るゴムパッキンが車体に干渉している事が判りました。スピコンの調整は問題ないのですけどこのゴムパッキンは手で開けている時も良く引っかかるので、面倒なので除去しました。タンクの圧力車載のコンプレッサーは0.4Mpa位まで上がるとリリーフするので、リリーフバルブに細工をして0.6Mpaまで上がるようにしました。これであれば一回分の開閉を行う事が出来ます。動きは非常ににスムーズでした。次に1のタイヤのエアーを使って試験を行った所、起動には時間が掛かりますけど、動き始めるとタンクの時とさほど違いはありませんでした。全体的に閉めた時の最後の一押しに力不足でしたけど十分に使えます。
概ね作業が終わったときに工藤さんが来て、エアー式を依頼されました。その後、タマタマ野沢さんにメールしたところ、仕事が終わったとに見学に来ました。エアー駆動のボンネット開閉機構を作って思ったことは、ボンネットをガスダンパーで簡単に上げるものは、実用的で大変便利だと思いますので、クレバーな改造だと思いますが、エアーで自動で上げる方法は馬鹿丸出し的改造だとつくづく思いました。最もこのバカバカしさを真剣にやる事が当方にとって結構面白かったのも事実です。今後の展開としてガスダンパーを希望されておる方が予想を超えるほど多いので、出来るだけ早い次期に見栄えの良いキットを作ろうと思っています。エアーはコストが掛かり過ぎるので止めた方が良いと思います。友野さんは止めてもやるでしょうけどね。


倉持さんが提供してくれたDIESEL用の添加剤は、HUMMER用に量を考えて作っているので、一本丸ごと入れて良いそうです。
当方のHPでの説明と効果は、ターゲットとしている所だったそうです。表面の皮膜に付くその膜でシール性を上げるという事ではなく、リングの動きを良くさせてシールの効果を上げる事を狙っているそうです。添加剤の世界ではりんとモリブデンを使う方法は広く認められている事ですが、混ぜ合わせて分離しない状態を保つ事が大変らしいです。それであれば2液式にして最初りんを入れて、後からモリブデンを添加する方法が良いんじゃないかと思うのですが、表面に付着するのに時間が掛かるのであればエンジンの中で分離しちゃうので駄目かなぁ?
今週は、自分のH1を思う存分いじっています。当方にとって画期的なことはボンネットではなく、実は、オーディオに手を出してしまった事です。当方の今までのオーディオに対する姿勢は、『騒音の多いH1でまともな音は聞こえないし、色々なメカの音を楽しみながら乗ったほうが良い』でした。ですからつい最近までヘッドセットは『カセット』でした、一応付いているCDチェンジャーは入れっぱなしで、音は出ているというだけです。そんな当方が、なんでそんなに心境の変化になったかと言うと、きっかけはガレージの近所にお住まいのイギリス人方とお話をしてからです。この方はH2にも純正採用されている音響メーカーにお勤めで、国産車用OEMの仕事をされています。その方は親切にも何かあったら言ってくれと言って下さったのですいが、失礼にも、当方は音響には興味が無いと言い切ってしまったところ、H1の様に騒音の多い車でも良い音で聞くという事は大切な事で、うるさい車でもちゃんとした音であれば不快ではないと説明してくれました。プロに言われるとスッカリその気にはなるのですが、性格的にその方にそのメーカーのスピーカーが欲しいと、あつかましく言う事が出来ないので、その後すぐにオーディオに詳しい上司に相談しました。実は当方はこの上司のオーディオマニア振りが凄すぎて、音の話に関しては全く歯が立たないので、今まで殆どこの手の話をした事がありませんでした。先方は普段言う事を聞かない当方がしおらしくしているのに驚きながらも相談にのってくれました。H1のスピーカがどう取り付けられているかとか、配置を説明した所色々指導してくれました。勿論お金をかけないでやる方法です。
最初にやった事は、今付いている全てのスピーカーの裏側を遮断してグラスウールを入れて見ろと言われました。色々説明をしてくれたのですがそんな事で一体どうなるのか疑問だったので、暫く放置していましたが、時間が取れたのでグラスウールは竹ちゃんが沢山持ってきてくれているので、これを1から始めた所、チクチクしているので適当にウエスもギュウギュウ押し込見ました。面倒なので最初はフロントだけ入れてCDを聞いて見ると何となく聞き易くなりました。でも、気のせいだと思って、上司に未だ駄目だと言ったところ、それならサブウーハーを付けろと言われました。実は『ユーミン』を聞くと高音が耳に刺さって、キンキンするのが嫌だったので、当方はボリュームを小さくしています。ボリュームを大きくするとボワンボワンして、気持ち悪くなるので大抵BGMとして聞いていました。ウーハーというと、大黒でズンドコやっている人達のイメージと車内の場所を取るしガンガン荷物を積む当方にはスピーカーの紙をスグに破いちゃいそうなので、嫌だといった所、ウーハーの取り付ける位置は何処でも良くて、小さい物で十分だと説明してくれました。理由はいろいろ紙に書いてくれたりしましたが、要するに低音をドンドン鳴らすのではなくて、高音を聞き易くして音をまろやかにするらしいです。
しかし、やっぱりウーハーのイメージが悪いので、何気なくCDを聞いている時に天井を触ると、詰め物をしているフロントとリアーでは天井のゆれ方が大きく違いました。フロントシートとリアーシートに座って聞き比べると、音に無関心な当方にも違いが解るので、この際、思い切って上司の言う事に従って見るかと言う気持ちになりました。しかし買いに行くのにも、音響機器にに関しては全く解らないオイラがイエローハットの店員に高い物を売り付けられるのが嫌なので中々買いに行きませんでした。そうこうしているうちに丁度当方より詳しい是枝君がガレージに来たので彼に買ってきてもらう事にしました。『出来るだけ小さくて丈夫そうな奴で、機能はシンプルに』というリクエストに彼は色々考えて買って来たのは、アルパインの物でした。狭山のイエローハットでオーディオケーブル込みで3万円弱の当方としては信じられないぐらいの大投資です。
このウーハーは上から物を載せても大丈夫なほど堅牢で、小さいけど性能はかなりな物だそうです。早速室内の色々な所に置いてみた所、立てても良いということなので、室内と荷室の間にある『仕切り板』に固定しました。ここであれば、邪魔になりません!配線も電源、ACC、アース、そしてピンジャック2本で終わりです。ヘッドセットにピンジャックが無い時は、リアスピーカーの配線からジャンプして『音』を繋げれば良い様です。さて肝心の音ですが確かに高音が耳ざわりじゃ無くなって、音に広がりが出てココから音が出ているという感じが薄れましたので今までとは大違いです。ドンドンドコドコは出来るだけしないように絞って、とても気持ち良い音になりました。マニアの方には笑っちゃう内容ですが、音響音痴の当方にはこれで十分で、気分良くCDを聴いております。ちなみにこのウーハー価格ドットコムで調べたら20000円で売ってます。当方程度で十分と思われる方はココで買うと良いと思います。

フロントのサスペンションのコイルが少しヘタって来て、フロントのネガティブキャンバーが強くなったので、タイヤの偏摩耗が出ると嫌なのと見た目にも解るので調整しました。フロントのコイルはブレーキの時と、コーナーの時に強くコンプレッションされてますし、元々耐荷重はリアに比べて小さいので、当方のコイルも2代目です。キャンバーの調整は97年まではアッパーアームの付け根にシムを入れて調整をします。98年からはアッパーアームの付け根がエキセントリックカムによって調整をが出来ます。このカムの調整幅で調整しきれない時は98年式以降でもシム調整が必要です。当方のH1は、確かコイルを交換した頃にアッパーアームブラケットを98年の物に交換しておりますので、スパナ2本で調整可能です。シム調整が必要になったときとかコイルを交換したときに、このブラケットを交換すると、それ以降の調整がグンと楽なのでお勧めです。
当方の95年式のリアーゲートロックは、専用のキーです。イグニッションとドアは同じ(94年式からです)ですが、グローボックスとリアーゲートは小ぶりの別物です。従ってリアーゲートのロックは集中ドアロックの仲間に入っておりません。閉めるときに中のノブをロックにして閉めればロックは可能ですが開錠時は片歯の小さなキーで、尚且つグローボックスのキーと何時も間違えるのでイライラしております。その上、当方はスペアータイヤをしょっているので、リアーゲートを開けるのはとても面倒です。そこでリアーゲートを集中ドアロックの仲間入りをさせる作業を開始しました。使用する部品は車外品ではなく全てオリジナルの物を使用します。ただ98年式のリアーゲートを見ると、インナーロックノブは無く。更にキー穴も無いのでこの部分は両方とも備えた95年の物を使います。ロックのアクチェーターの配線をするために蝶番に接点を取り付けなければなりません。追加する部品はロックアクチュエーターと短いロッドとロッドロック、それとノブのカム部分です。
ドアの分解方法は窓枠の小さい六角頭のタッピングビスを全て外して、ドアーの内側全周にあるプラス頭のタッピングビスを外します。ドアノブを外せば内部はあらわになります。良く見ると蝶番には電気的な接続を車体側と行うために接点ユニットがあります。そのものが違うようです。これは追加工が可能ですけど、物があるのにワザワザ追加工するのは馬鹿らしいので蝶番ごと交換して車体には接点ユニットを取り付ける穴を開けました。ゲート側も接点用の穴を開けます。この外にロックアクチュエーターを固定するためのステーを作成して、これをリベットで固定して改造は完了です。配線は時間切れなので次回に繰越します。


スッカリ温かくなって来ましたので、バイクにソロソロ乗ろうと思い外に出してエンジンを掛けてみました。レーサーですが、さすがに狭山のHONDAのCRは直にエンジンは始動しました。最近は少なくなった2ストロークエンジンの音はラジコンのエンジンみたいで・・・物凄くうるさい!です。ヘルメットをかぶっていれば本人は聞こえませんけど、近所迷惑なバイクだと久々に見て思いました。未だナンバーが国際ナンバーのままですし、来週辺り保険も確認してから乗ろうと思います。4輪バギーも一発でエンジン始動しました。浜松のYAMAHAも負けていません。博君も最近はDIOを色々弄っています。ボアアップしているので登録は黄色いナンバーになってますし、ライトはHIDそしてフロントのブレーキはブレンボです。ヤマンボですが紛れも無いブレンボです。デスクがお洒落ですが良く効くそうです。チャンバー無しで何処まで行くか挑戦してしょっちゅうベルトを変えたりウエイトを変えたりしています。キャブもジェットを変えたり色々楽しそうにしています。メーターが足らないというので、以前手書きで書いてあげましたけど、針が長すぎて本当の速度が解らないので困っているそうです。

2005.4.22.    石飛 毅氏

先日、柳本さん(95年式パールレッドGAS)のACコントローラーのスイッチが硬くなったというので、当方の手持ちとコア交換しました。
作業はスカイオートで行いましたが、コアを持ってきてくださいましたので、これをリビルトしました。確かにスイッチは軽く押せない何となくベタベタした感じでした。恐らく原因はスイッチボタンとベゼル部分に糖分のある飲み物が被ったような感じなので、分解して洗浄すれば元に戻りそうだったので分解してみました。95年式のコンローラーと同じコントローラーは94年式と一緒で2年間だけ採用された物です。表示部は蛍光表示管で回路もICが沢山使われてて、96年以降の物より高級品です。分解は案外落チンで見えるネジを取れば簡単に分解できます。ただPC板を外す時に、物凄く小さい6角頭のビスで止まっているので工具があるか心配でしたが、小型スパナのセットに入っている一番小さいスパナ(爪楊枝みたいな奴)がピッタリでした。記憶ではこのスパナは今まで使った事がありませんでした。PC板を外すとスイッチがポロポロ取れます。べセルの汚れをエタノールでふき取り元通りに組んだ所スムーズに動くようになりました。補用品としてまた保管しておきます。
今週のスナップオンは会社で使うものしか買わなかったのですが、先週は良いものを買いました。先ず、ミーティングの時にアイドラーアームを交換したときに、ツナギの袖が汚れそうだったので腕まくりをして作業していたところ、下に来ていたシャツの袖にぐっチャリグリスが付いてしまいショックでした!スグにパーツクリーナで洗いましたし、帰宅後直ちに洗濯をしましたので、汚れは余り目立たなくなりました。現在使っている作業用のツナギは河野さんが毎年クラブロゴをプリントして作ってくれております。ここの所作っていただいているツナギは丈夫で、伸縮性が良いのでとても着心地が良いです。作業着屋サンでは、中々当方の体に合うツナギがないので助かります。大学生の時にアルバイトで修理工場に行ってたときは悲惨で、一番デカイツナギを支給してもらって、裁縫が得意なお袋にツナギを改造して体に合わせてもらって着ていました。当時はファスナーではなくボタンが主流だったので改造は楽だった様です。ただツナギの色は白しかなくて、主な仕事は車検整備前に行う下回りをスチームで洗車する仕事ばかりだったので、跳ね返る汚れを何時も浴びているので物凄く汚い状態でした。性格的にどうも着ている物を汚さないように注意する事とか出来ないと言うより、車の整備はツナギが汚れるのは当たり前と思っています。また作業用の手袋も指先の感覚が解らないので余り使わず素手で作業する方が多いので、何時も当方は他のメンバーより小汚いです。
最近は洗濯の方法を変えて、ツナギのローテーションを決めて毎日交換しているので少しは綺麗になっています。とはいってもヤハリ汚れる事には変わりなく、特に袖口は汚れます。その対策として、役場のおっさんと同じアームカバーを購入しました。いろいろな所に手を突っ込むので一番汚れる部分をカバーしてくれるので助かります。何もスナップオンじゃなくても良いのですけど、欲しいと思ったときに買わないと、そのまま何時までも買い忘れになってしまうので買っちゃいました。早速名前を入れて先週から使っていますけど、袖のボタンも引っ掛からないし、温かいので、良い感じです。
先週からガレージ清掃期間にして色々なものを捨てています。先ずは空き缶潰し。空き缶は隔週で月曜日回収なので、案外溜まる前に捨てる事が出来ます。次はペットボトル。ラベルを剥がして、蓋を取って洗浄してペットボトルの日に出します。次にダンボール。これは結構な量になりました。上手く資源ごみのときに出すと良いのですが、雨ざらしで管理が悪いので、捨てるのに20円/kgで更にガソリン臭いと言われて発火の恐れがあるからと引き取り拒否。折角持ってきたのだから持ち帰るのも馬鹿らしいのでそこを何とかといって60kgで15000円!これはダンボールの上に燃料タンクを置いた人に払ってもらいます。鉄のゴミは、これ位だと少ないのでドラム缶イッパイで8000円だそうです。これって皆が出したゴミです。出来るだけゴミを減らしましょう。大体預かり部品が多すぎます。当方が要らないと思ったものはオークションで売るか捨てちゃいます。オークションに出た次点で『あっ!』と思ったら自分で落札しましょう!スタート価格はお預かり代ですので勿論早期終了します。フフフフ・・・捨てられたら困る物は持ち帰えるか、ちゃんと名前を書いて保管してください。


2005.4.20.    石飛 毅氏

先日のミーティングの帰り際に、北さんのハンドルがやたら軽くてまるで船の舵輪のように勢いを付けるとクルクル勝手に回っていました。
この外にも高速で走っていると、タイヤが上下に震動しているようでした。とりあえず下にもぐってアイドラーアームを見たところコレでは振動が起きても仕方が無い位に磨耗しておりました。友野さんが部品を持っていたので、コレと交換しましたけど、余り効果は無かったようです。その後、北サンから『原因はなんでしょう?』と聞かれましたが、ハッキリ言って、現車を見てみないとこれだと言う原因は判りません。そこであくまでも予想でしかありませんが原因と思われる事を考えて見ます。
先ず問題をハンドルの軽すぎと振動の2つに分けます。ハンドルの方は俗に言うアライメントの内トーイン(トーアウト)キャンバー角等は関係ないでしょう。関係する物はスクラブ半径とキャスター角は関係有あと思います。スクラブ角は上下のボールジョイントを結んだ線(ハンドルを切った時に回転する中心軸)とタイヤが実際に回転する差を言います。タイヤの中心とこの中心があっているとゼロスクラブで内側にある場合は、ハンドルを切るとタイヤが回転しながら切れてくれるのでハンドルが軽くなります。
キャスター角は、横から見て上下のボールジョイントを結んだ線と地面と交差した所がタイヤの中心より前にあるか後ろにあるかで、前にある方をポジティブで、直進性を良くしたり路面の変化の影響を受けなくなります。オートバイのフロントフォークを見ると良く判るでしょう。これらは一応デフォルトから大きく外れる物ではありませんけど、サスペンションは基本的にラバーで浮いている物ですから、これらがヘタるとガタが出てハンドルを切った時に自分が一番楽な所に動いてしまいます。ハンドルを切り始めは少し重くてその後楽になるという場合はサスペンションにガタがあるという事になります。モチロン静摩擦から動摩擦は10倍ですから多少の変化はあるけど、手ごたえで此の辺は判ると思います。じゃあ、どの部分がそうなっているのかと言われると全部としか言いようはありません。例えばノーマルサイズのタイヤでも、山がなくてスリックの状態でも、抵抗が大きくなるときもあるし、濡れていたら抵抗が小さくなる事もあります。タイヤサイズと言うより設置面の大きいタイヤやスパイクタイヤを履いている場合もハンドルを切ると大きな抵抗になって色々な擦動部を磨耗させます。このために最近の車では、グリスニップルが着いていない車も多いのにHUMMERはグリスニップルが付いています。(例外として95までのロアーボールジョイントには付いていませんでした!)この部分には耐極圧のグリスを使用する事になっているので、修理屋で良く使っている『栗きんとん』見たいな物はNGであることは以前から何度も言ってます。
当方は現在小松の開発した水中ブルトーザー用の物を使用しておりますので、早い時期にボールジョイントを駄目にしましたけど現在は、HDタイプ(部品が変更になっています)のボールジョイントですけど、全く問題ありません。他のメンバーも一時期はボールジョイントの交換が流行っていましたけど最近は余り聞かないです。話を戻します。ですから、現車を見てハンドルを切った時の各可動部分を観察しながら点検しませんと判りません。
スクラブ半径を変えてしまう要素は、先のボールジョイント、アッパー・ロアーアーム付け根にあるブッシュの磨耗。オフセットの異なるホィールの履き替えです。キャスター角の変化はコイルスプリングのヘタリ、ボールジョイント、アッパー・ロアーアーム付け根にあるブッシュの磨耗があります。アッパー・ロアーアームは取り付けブラケットの裏側のシムによってアームの長さ方向と、前後の位置を調整します。98年式以降は付け根のカムによって簡単に調整が出来ます。したがってこれらの要素を全て点検しながら原因を探さなくてはなりません。
先日掲載したガスダンパーの動画は非常に好評で沢山メールを頂いております。それと案外ガス・ダンパーの要望が多い事も解りました。そもそもTOMONO-GOの足回りを取り付けたらロッドが当たってしまい使えなくなったのが始まりで、とりあえずミーティング用に取り付けたらカッコいいのと、もう少し取り付け位置を考えれば一本でもTOMONO-GOより軽く持ち上がると思い面白そうなのでやってみました。折角ここまでやったので、ついでに、エアーシリンダーもやってみたくなり、昨日、エアーシリンダーも手配しました。エアーシリンダーのエア供給はCTISのラインを若干改造してマニュアルのエアースイッチにエアーを供給します。エアーシリンダーの動作速度はエアーシリンダーにスピードコントロールバルブを取り付けます。エアーシリンダーはしっかりシールされた筒の中にピストンが入ってて、これにつながっているロッドを押します。エアーを供給するとこのピストンで仕切られた部屋の空気が排出されます。この時排気口に絞り弁をつけて出る量を抑えるとスピードを調整する事が出来ます。
押す力はピストンの断面積にエアーの圧力を乗じた値が推進力となります。断面積が20cmでエアーの圧力が3kg/cmであれば60kgの力で押す事ができます。これはロッドの入っていないほうの推進力で反対側はロッドがある分断面積が小さいので推進力は小さくなります。解り易く言うと、伸びる時の方が縮む時より力が大きいと言う事です。価格とスペースの都合で今回選んだシリンダーは太さが40mmの物です。断面積は12cmu位なので空気圧3kg/cmとすると36kgfの力で押し上げます。これであればガスダンパーの力と合わせるとボンネットを持ち上げる事は多分可能でしょう。所がボンネットを開けた状態ですとボンネットは案外バランスをしているので支えている力は僅かです。したがって閉めるときにガスダンパーの力が強いので現在も結構力が必要です。ただボンネットが閉まり始めるとボンネットの重さがガスダンパーの力より大きいので現在でも自然に下がります。この動作をエアーシリンダーの力で行なうには、最初の一押しの力が足らない可能性がありそうです。これより大きなサイズのシリンダーはとても高価なので、もし力が足りない様であったときには、エアー圧を高くする手立てを考えようと思います。そういえば動画でスムーズな開閉を見た友野サンは、色々な種類のダンパーを現在大量に購入してます。その後にエアー駆動にするみたいです。もうどうにも止まらない感じですね。

2005.4.19.    石飛 毅氏

先日の添加剤のもう少し詳しい情報を頂きました。
あの添加剤にはリンとモリブデンが入っているそうです。リン、モリブデンと言っても色々な状態があるのですけど(二硫化モリブデンとかと言う意味です)リンは金属に良く付きます。これは当方の勤務先で排水のリンを計る時に、酸化チタンを内面に蒸着しているガラス容器を使用したところ、このチタンにリンが付着して分析結果が当てにならないものになった事があります。サンプル中のリンの濃度は物凄い微量でしたが、金属にしっかり付いておりました。次にモリブデンですがやはりリンを測定する分析計でリンの入った試料にモリブデンを入れると、モリブデンとリンが結合して発色します。コレを比色計に掛けて、リンの濃度を測定しています。と言う事はとてもリンとモリブデンは簡単に仲良くなれるということです。
コレを念頭において倉持さんからの情報をあわせると、以下の事がこの添加剤の能書きに成ります。エンジン内の金属面にリンが付着して膜を形成して、そこにモリブデンが付着して膜を作ります。この膜はモリブデンの性状である耐摩耗性と摩擦軽減を持つ事に成ります。この結合が化学反応であるか、物理的な結合かは当方の知識では今は判らないのですが、膜ができるということは多少なりとも厚みがあるし、表面は油膜だけではないので密閉度も上がるでしょうからオイルの消耗とかにはよくなりそうな気がしますね。エンジンの内面の総面積と含有量によってその膜の厚みは変わるでしょうから、添加量は少ないと膜の形成状態が均一には成らないと思います。また、普通の状態では物理的な吸着は温度が低く液体が動いていない時が一番着きやすいのですが、加圧加温したりすると良いと言う事であれば化学的な結合と予想できます。
テフロンポリマー系の添加剤も沢山売られております。そもそもテフロンは他の物と仲良くならないので、酸・アルカリなどに対して強くて、当方の会社でもチューブ、ブロック材料を大量に使っております。また金属にテフロンのコーティングを行っていますけどカナリの厚みのコーティングでもピンホールがあります。また、コーティングは熱処理を行ってやっと完成なので、当方はエンジンオイルに入れるだけでOKというテフロン入り添加剤!と言うもの余り使っておりません。また情報が入りましたらお知らせします。

2005.4.17.-2    石飛 毅氏

ボンネットのガスステーを当方のHUMMERにも取り付けました。


取り付けの仕様としては、まず、開閉角度を元より大きく開いても良いですけど狭くならない事。片手で開閉が出来る事。締める時にボンネットを手で放しても、落下しない事としました。また、ダンパーを垂直から両側に60度以内にする事でダンパーの寿命を延ばす事としました。
先ず、ダンパーをボンネットの回転軸とダンパーの大よその取り付ける位置を決めて。ボンネットの開き角とダンパーの可動量を計算して、先ずはショックアブソーバーの取り付けボルトに共締めできるステーを作成して、此処だと思った所に思い切って穴を開けて取り付けました。ボンネット側は左右方向には余り大きく振れないのでボンネットの補強部分に横方向にアルミのLアングルを2本通して此処をアンカーに位置を変更できるように、予め穴を沢山空けて良い場所を選ぶ事にしました。大体良いかなと思った所に取り付けてからボンネットを閉めると、ダンパーの力にステーが負けてしまい簡単に曲がってしまいました。コレでは実用にはならないので、この近辺で一番丈夫そうな部分はコイルのブラケットなので、此処をベースにする事にしました。ただブラケットは斜めになってるためダンパーのステーをダンパーに対して平行になるようにカラーをいれて固定しました。コレに合わせてボンネットのステーを移動してボンネットの開きを見ながら、予め空けておいた穴にステーを取り付けました。
この状態でボンネットを閉めると手を離してもスーッと閉まります。明ける時は手で持ち上げると簡単に上がります。半分ぐらいまでは手のサポートが必要ですけど、途中からキチント自分で上がります。逆に余り勢い良く放すとボンネットが大きく揺れるので、最後の方では手を添えた方が精神衛生上はいいと思います。完成した後に、スカイオートさんが来せたら欲しいと言うし、松原さんも大変気に入ってくれたし、大阪からお見えになった柳本さんも『キット化を待つ』というのでので、すっかりその気になって少しカッコイイものにしようと思い、どうせなら誰にでも取り付けれるようにしようと、今日寸法取りをしましたけど、ボンネットの裏側は平面ではないので、採寸が難しいのでもし作ったとしても、取り付けに工夫がいるので面倒になってしまい、キットとして作るのは少し考え中です。図面を書いてうまく取り付かないとかっこ悪いですから、ある程度のステーを作って、それを若干加工して取り付ける方法を取りたいです。取り合えず当方のは試作なので、もう少しはマシな形状にはなると思います。それでも、ある程度の数がまとまらないと、部品を業者にお願いする都合がありますので早めに連絡を下さい。価格は部品レベルで3万円を切れたら言いと思っております。
モチロンガレージまで来て下されば取付けの御手伝いはします。松原さんはH2用も欲しいと言われましたけど、現物を見ていないので即答はしてません。今度誰かのを見せてもらって可能性を検証します。所で、ガスダンパーで此処まで出来ると、先日書いたように、エアー式での開閉ですが案外簡単でしょう。空気圧をタイヤの空気だけで行うにはエアーシリンダーの太さがかなり太くなるので、シリンダーが高価になります。それでも友野さんは太い方がカッコイイと、また例によって訳の判らない事を言ってますので、そのうちやるでしょう。ちなみにダンパーには最近マイブームの『tobi』シールを張っております。このシールは自分の持ち物に張っていたのですけど、欲しがる人が居るのにはチョッとビックリです。今日も、柳本さんが欲しいと言うので差し上げましたけど、コレはお守りじゃ無いので、張っても何も御利益はありません・・・のに。自分的には何か妙な感じです。

2005.4.17.    石飛 毅氏

先日、ミーティングの時に、倉持さんのお知り合いがHUMMERのDIESEL用に作った添加剤を入れてみました。
この手の添加剤はで燃料に入れるタイプと、オイルに入れるタイプがあるのですが、当方は結構入れて確かめる方です。今回の物は倉持さんから効能は何も言われないで、単に『過酷な使い方をしている方に使って欲しい』とだけ言われました。マイクロロンも入れたことがありますけど、正直判りませんでした。ただ、オートバイで耐久レースをやっている知人で案外クールな奴が、エンジンを組むときにマイクロロンを刷毛で塗ってオーブンに入れて加熱すると、テストして分解するとピストンに傷が無いので効いていると言ってました。でもこいつは自分の車には入れていません。
さて、今回は自腹ではないのと頂いたからには、ちゃんと報告をするのが役目と思いましたので、現在使用中のエンジンオイルに入れました。添加のタイミングは家からガレージに行く途中の三好パーキングでエンジンが充分温まっている状態で、添加後すぐに高回転になって良く混ざるタイミングにしました。量は判らないので、一本全部入れました。先ず、エンジンを全開で本線に入るときにチョッと軽く回る感じはしました。何時もはシフトアップは3300辺りですが、なぜかきっちりレッドゾーンまでタコメーターが一気に回ります。多分気のせいと思いバックミラーで後方確認しても、何時もは全開の時に後方車のライトで照らされる煙が見えません。(黒鉛では無いようで、昼間は見えません)これはいい気分です。一般道に出て感じたのはエンジン音は全く変わりません。ただ信号待ちのクリープがチョッと強くなった気がします。
当方の予想では、ピストンのシールが良く回転中のクランクケース内への圧縮の逃げが少なくなっているのかもと思いました。エンジンの音が小さくなると言う添加剤は余り信じていません。元々調子の悪いクリアランスがガタガタのエンジンであれば、油膜が強くてクリアランスを詰めるので、音が小さくなると思うけど、当方のエンジンは載せ換えてから3年ちょっとで、2万キロ弱の走行距離で、オイルはドラム缶で買うほどオイル管理はしっかりしております。交換も余り意味は無いけど、同じオイルでフラッシングしてエンジン内を共洗いしております。6.5Lエンジンのオイル量は7L前後なので、今回入れた添加剤は粘度が低いけれど200cc弱の量では3%程ですから粘度が低くなってエンジン回転が軽くなったわけではないと思います。
本日、倉持さんに内容を聞いた所、モリブデン系の添加剤であることしか判らないそうです。今後の供給も未定ですから価格も未定です。一応添加直後の様子は良好なのですけど、コレが一体何時まで続くのか、費用対効果はどうなのかが課題です。倉持さんから、オイルの消費量を確認してくれとだけ言われました。先日頂いた方は、添加する前のシフトタイミングを確認して、そのとき(トップエンド付近の)感覚を覚えて置いて、できるだけオイルの交換をしないで、添加してみてください。この手の者はお化けと一緒で自分で体験してみる事が一番重要ですから。信じない人はやめて、いつかは本物に出会いたい当方の様なチャレンジャーが試せばいいと思います。

2005.4.12.    石飛 毅氏

昨日は自宅直帰だったので、本日業務終了後に荷物イッパイのHUMMERでガレージに荷物を下ろしに行きました。
大量に買い込んだバスタオル、トートバック、宴会の残り物、レスキュー工具などの他にミーティング告知のポスターもありました。ミーティングも終わってしまい、お役ご免のポスターですが、出来も良いし紙質も良いので、このまま廃棄するのはバチが当たりそうです。多少保存したりガレージ内に張りましたが、それでも未だ余っております。そこで、ミーティングのポスターをご希望の方は、当方にメールを下されば無料で差し上げます。送料は当方が負担しますが定形外の郵便、またはヤマトのメール便であればさほど高くは無いでしょうが、ちりも積もれば山となりますので、先着20名とさせて頂きます。
ガレージに行ったのにはもう一つ理由があります。今日、会社で廃棄するエアシリンダーを見つけました。大きさも太くて長いので『イケル』と思って位置合わせをしたかったのです。エア源はタイヤの空気を利用して行いたいので最大で35PSIで考え、ベビーコンプレッサーのレギュレーターを使って推進力のテストをしました。結果は空気圧0.2Mpa(2Kg/cm)でヘルスメーターは25Kgを指していました。これなら最小は手で補助が必要ですけど、ボンネットが立ち上がった後はいけると思いました。早速ガレージで簡易的に行った所、片側だけだと、どうしてもボンネットが歪んでしまって、金具にひっかかって上手く上がりません。ヤハリ両側2本で均等に押さないと駄目なようです。それでもある程度ボンネットが上がると、自動でシューーーーっと綺麗に開きます。マダマダ検討しなければならないようです。とりあえず明日TOMONO−GOと同じガス・ステーを購入して、エンジンルームにバッテリーのあるHUMMER用のガス・ダンパー化のテストをして見ます。

2005.4.11.-2    石飛 毅氏

H2の改造もやると決めたのでやります。
もちろんオーナーと相談しながら一緒にですけど、今回は野沢さんがミーティング直前に『バーチカル・ドアの部品を買ったら付けてくれますか?』と連絡があり、凄く面白そうなのと日本国内では初めてだと言うので、野沢さんが犠牲になって今度取り付けを考えている方の参考に(決して手本ではありません)なると思いましたので、どんな事になっても良いならという条件付で引き受けました。もう一つオーナーからの依頼には『タマタマ、ガレージに来た方以外には御内密に』と言う事でした。取り付けた当日は、数名のH1・H2が訪問してきましたがミーティング当日まで口を硬くして漏らさなかった事を感謝します。と共にミーティング当日にお見せできなかった事をお詫びします。このH2が復帰し、H2オーナーズクラブから許可が出たらば、ミーティングにゲストで参加しちゃおうかと思っております。部品はアメリカに在庫があったので1週間程度で当方の勤務先に届きました。パーツはヒンジ部品とガスダンパー、そしてボルトが一袋。取説は勿論英文で、H2専用の物ではなくて、一般的な取り付けのフローが出ているだけです。
土曜日に、TOMONO−GOの作業をしながら、このヒンジのペイントが余りにもショボいので塗装しました。色はオーナーからの指定色で『きいろ』です。これだけで見るとキャタピラーの部品みたいです。開いたり閉じたりしながら、丁寧に塗装をしましたが塗装中に常磐線組のH2オーナーが遊びにいらしたので、このドアを見た事があるかと聞きいた所、当方より研究熱心な彼も雑誌等でも未だ見たことが無いと言われたので『きっと日本初』から『多分日本初』に昇格しました。
群馬組の健太がH2を持ってきて作業時間が読めないので、早速取り付けに掛かりました。先ず、作業中に車体内に乗り込む事が考えられるので、リジットラックをフレームに当てて車体の動きを止めました。ドアの重さも解らないし、段取りも全く解らないので全員一致で片側ずつ作業を行う事にしました。鉄板部分が多いので狭山29号(フォークリフトの事です)を使用してドアを釣りました。ドアヒンジの取り付けボルトをロケハンしてとりあえずこれだと思った工具をボルトに当てると、サイズはmmでした。H2は設計が新しいのでボディ周りはISOに則ってmm見たいです。でも小ネジはインチという場合があるので、断定はしていません。狭山29号でドアを支えて再度ドアヒンジの構造を見るとどうやら2分割式に成っています。これと思ったボルトを緩めドアを上に上げると、エアクリーナー風の外装部品に当たってドアは開きません。ドアと車体の間に配線があるし、どうせヒンジを外すのでドアを吊ったまま、全てのボルトを外しました。ドアが開き過ぎないようにするアオリ止めも外しますが、これをドアから撤去するにはドアの内張りを剥がさないとだめでした。ドアを配線だけ残して切り離した後、早速バーチカルドアのヒンジを取り付けようと手にしましたけど、誰が見てもオリジナルのヒンジより大きいバーチカルヒンジが入るスペースはありません。先ずはドアとフエンダーにある細長いボディパネルの折り返し部分をカットする事を仕事中のオーナーに了解を貰うために連絡すると、『良いと思ったらなんでも切ってくれ』という頼もしい返答があったので、遠慮なくカットしてバーチカルヒンジの前方向のスペースを確保しました。
どうにでもしてくれと言われても真理的には可能な限り小さく切るのは当方のサガですからいちいち当てながらカットしましたけど、結局内側のリブは殆どなくなってしまいました。内側から見ると金属かと思ったら樹脂製でした。(反対側から見ればすぐに解ったのに・・・)これで楽勝と思いましたけど、このパネルの裏にあるインナーフエンダーがなぜか?一部分盛り上がってて、これがバーチカル品二に大当たり、この部分は金属でしたが塗装は省略されておりました。そうそう、この時点でエア取入れ口風のパネルは取り外しました。この部分のカットも当然ちびりちびりカットして部品を当てて、カットして部品を当ててを繰り返しましたけど、結局最終的にはドデカイ穴になってしまいました。ヒンジが車体に収まった時点でドアを仮付けして様子を見ることにしました。この取り付けは細かい動きの出来ない狭山29号は不向きで、結局人力でドアを持ち上げて取り付けました。
ドアの動きは、そのままの状態で上がるのではなくて、一旦ある程度普通のドアの様に開いて(この時点で人が出入りできます)そこからおもむろに上がる様です。しかしこの時点で問題は2個発生。ドアと車体を結んでいる配線が短くて切れそうなのとドアの先端に付いているゴムベロがあると開閉不可能である事がわかりました。この時点で配線は延長する事してカット、ゴムベロは撤去しました。こうなると作業は楽で、ドアを仮止めしてガスダンパーを取り付けて、ドアを何度も開け閉めしてチリあわせをして、本締めをしてドア自体の固定は終了。配線を延長して、内装を取り付けて片側完了です。運転席側は、エアインテーク風のパネルを外して、配線をカットして、ボルトを2本外してドアを上に持ち上げると簡単にドアは外せます。パネルのカットも助手席側を手本にしてカットしました。お陰で運転席側の取り付けは半分以下の時間で終了しました。この後、人には言えない色々な事がありましたがこれは内緒です。先ほど書きましたけど、ドアの動作は先ず普通より少なめに開いてから上に上がります。この時の力は指一本でシューッと上がります。締める時の方は少し力が必要です。それぞれの位置にはストッパーがあるのですが、慣れないうちはドアの開きが少ないので上げないで押してしまいます。この動きであれば天井の低い所では少し狭いですけど、ドアを上げないでも乗降は出来ます。取り付けは朝9時からであれば夕方までには終わります。


HUMMER H2 ULTIMATE GUIDE Uが12日に発売されます。発売元はA-car'sを発行しているマガジンボックス社です。http://www.magazinebox.co.jp/ 昨年 HUMMER H2 ULTIMATE GUIDE を発売した所、大好評でUが発売しされる様です。今回は以前よりH1に関してページを取っております。H1関連の記事は当クラブも協力し、当方も一部に原稿を書きましたので、本日ミーティングの時に『見本誌』を頂きました。サーッと目を通しました所、H1関連では討論会、H1インプレッション、2002年に行ったホームカミング、ショップ関連では HUMMER JAPAN、スカイオートの村上さんが出ております。前半の長渕剛の記事の中で横浜スタジアムでH1を借りた時・・・の部分ですが、現在関根さんがお持ちのH1のことですね。印象に残っていたのには少し嬉しいです。


2005.4.11.    石飛 毅氏

第10回記念ミーティング、終わっちゃいましたね。
参加者の皆さん、PSガレージを初めとする、ご協力してくださったスポンサーの皆さんには心より感謝します。今はフーッと息が抜けてボーっとしています。明日からはまた、普通の生活が待っているのがつまらないと思っております。今回は事前の広報が良かったので過去にないほどのHUMMERが集まり大変楽しかったです。H2オーナーも、訳の解らない状態であるにも関わらず、お集まり頂き有難う御座いました。特にH2 OWNERS CLUBの皆様に置きましては、お誘い合い頂き、会長には感謝いたします。折角のチャンスでしたが、十分な交流を出来なかった事は誠に申し訳御座いません。これに懲りず、次回はゆっくりお話をしたいと思いますので、今後もよろしくお願いしたします。段取りが悪く、お一人でお見えになり、十分にお話が出来ないうちに、お帰りになった方もお見受けしましたが、きめ細かい対応が出来なかった事を重々お詫びいたします。本当に心残りです。まあ原因は思ったより取材が入っていた事です。入れ替わり立ち代りリクエストされていたので、普段はおしゃべりなのですが少々人と話をするのが食傷気味でした。気が付くと、喉も枯れ、昼飯も忘れて居りました。もう一つの言い訳は前日の宴会、とさせて頂きたいと思います。でも、楽しかったです。
現在、参加台数等は集計中なので、不明ですが瞬間最大台数30台、延べ台数は40台を超えているようです。今回の遠方参加者は札幌ですが、青森、兵庫、大阪、石川からも参加されております。なぜか常磐線沿線からの参加者が異様に多いのには驚きですね。松原さんのH2にスーパーチャージャを取付けてあったので試乗しました。スーパーチャージャーはクランクの回転をベルトを介してルーツ型のポンプを回して空気を圧縮しております。従ってポンプの性能は回転数に比例しております。このプーリー比によって送る空気の量を変化させてブースト圧をコントロールします。あまりブーストを上げるプーリー比ですと負荷が大きくなり、余り少ないとエンジンパワーが出ませんし、吸入抵抗にもなります。早い話がエンジンの回転上昇はとてもリニアで、ターボのような段つき加速はしないため、当方の様に日頃ハンドルを握る機会の少ないものにはノーマルでも十分な加速なので黙って乗っていたら過給器が付いている事を感じさせないかもしれません。今回取り付けたスーパーチャージャーは耐久性と実用性重視なので1.2.速辺りの低負荷時より高速等の高負荷時に一番体感出来ると思います。
松原さんのエンジン系チューンの一方のライバル?である野澤さんも面白い作戦を立てておりましたが、とある事情で、H1一台での参加になりましたので、皆さんの前での公開は出来ませんでしたが、これは別に報告いたします。噂ではドデカイH2も来ると聞いておりましたが、なぜかオーナーはディアブロでお見えになり、見ることが出来ませんでした。次回に期待したいです。まぁ改造が自己満足の世界でリスクとメリットのを天秤に掛けてリスクを我慢しておるはずですから、これが一番は無いはずです。改造は賛否両論あるでしょうが、この手の車を乗るチャンスは中々無いので、ありがたく思います。
ミーティング中はさすがにH2のトラブルは皆無でしたが、H1は相変わらず現地修理が多発しております。補助灯の配線不具合、FSDの取り付け、バッテリー端子接触不良。極め付けはアイドラーアーム交換でした。これの交換には時間が掛かると思いましたが、ランドマップのお陰で案外簡単にテーパーが抜けたので助かりました。帰りに途中で様子を聞きましたけど、タイヤの上下振動は取れていないようです。ヤハリ純正サイズ以外はリスクが大きいのでしょうか?

2005.4.8.-2    石飛 毅氏

朝っぱらから友野さん来ました。
今日は5時20分です。まだ薄暗いというのに一体奴は何を考えているんでしょうね。早速ガス・ステーに交換しました。動作範囲をと多少異なりますけど、カッコ優先という事で2本取り付けました。どうしても2本というので行いましたけど、ダンパーが結構強いので締める時には少し力が必要です。ボンネットを閉めたときにボンネットが後ろに押されるので、収まりが悪い時もあります。当方のHUMMERに取り付けるときは此の辺に充分注意して取り付けたいと思います。まあ何でも最初にやった人は多少の犠牲は覚悟してもらわないと駄目ですね。それでも大きな問題ではないので、御本人は大満足らしくニヤニヤしてます。世界初でしょうか?それにしても、あー眠いっ!

2005.4.8.    石飛 毅氏

いよいよ明日はミーティングですね。
当方は準備のためにもうガレージに来て自分のHUMMERの整備とCDの修理をしております。TOMONO-GOの作業を出来る限り行い、本日(金曜日)から那須に入ります。メンバーの方で東北道下りを使う方々は、何時ものように佐野サービスエリアに10時ごろ邪魔にならない様に端っこの方で集まってください。友野・工藤・石飛はいませんけど、何時ものように一緒に楽しみながら来て下さい。でも、あんまりかたまって走ると邪魔ですから適当にバラケて下さい。延々と同じ車が繋がっていると、関係ない人にはこの上なく邪魔ですから注意願います。初めての方もこの時間に合わせられたら一緒に来るのも楽しいかもしれませんね。
TOMONO-GOのメイン作業は先週思いついたガス・ステーの取付けです。戦意改造した足回りのブラケットが邪魔でオリジナルのボンネットステーは、色々な物を避けるために微妙な曲線を描いております。元々細いロッドステーなので、ユラユラしております上に、開き角も小さくなっています。そこで、下準備として当方のHUMMERで大よそのレイアウトを考えて見た所、TOMONO-GOはボンネットの裏側で袋状の補強部分を上手く使ってストラットをアンカーにすると案外簡単に取り付けが出来そうです。それ以外のHUMMERも助手席側フェンダー内にバッテリーがあるので片側だけであれば取り付けが出来そうです。アンカーをショックアブソーバーの上にとって、ボンネットの補強部分を塞ぐように板を張れば取り付けは可能です。友野さんは両側に付けると言っておりますが反力が大きすぎる可能性もありますので、一本放棄したら当方のHUMMERに取り付けて見たいと思っていますけど、金具を作成する時間が無いので間に合わないかも知れません。付いたとしても当方のいい加減な加工では見た目が悪いと思いますので、その金具を図面化して金具をキチンと加工業者に作成依頼します。御希望の方がいらしたら、当方に声を掛けてください。取り合えずお楽しみにしてください。

2005.4.6.    石飛 毅氏

ミーティングもいよいよ今週末ですね。
明日来る予定だったHRMの編集部は、残念ながら後から決まったGMのミーティングがあるので来れなくなったそうです。こちらのミーティングの方が先に決まっていたので、彼らもお台場にホテルを予約していたのに残念ですね。その代わりHMR誌でやる特集の写真と記事は友野サンが書くことになりました。一件落着。ミーティングは事前申し込みを取っておりますが、PSガレージは基本的には通常営業中ですから、申し込んでいない方がふらりと来る事は全く問題はありません。気が向いたらぜひいらしてください。気合の入った(本人だけそう思っていることもありますが、そんなことはどうでも良いことです)HUMMERが溢れておりますので、話の種になると思います。
そのお陰で当方と友野サンは金曜日は時間がタップリ取れたので、先日お話したボンネットの支えをガス・ステーと交換する事にしました。出来るかどうかは未定ですけど、ガス・ステーとかの主な材料は手配しました。エアシリンダーでも良かったのですけど、バッテリーが駄目な時にボンネットが開く事が出来ないと言うのは、絶対おっかしーいので、ガス・ステーにしました。カタログを色々探して選んだガス・ステーは推力が最大に伸びた時に40kgf程ある物にしました。推力は強めですがガス・ステーの構造上収納時、作動時はシリンダーの傾きを垂直から左右60度の範囲での状態にしないとガス漏れを起こします。理由はステーのシリンダー内部にガスを封入しており、この圧力がロッドを押しています。そのためロッドの出入りする部分は内部のガスをシールしなくてはなりません。シール部分が乾燥して摩擦が大きくなったりガスが漏れないようにシールを潤わすためにシリンダーにはオイルも入っています。水平にするとこのオイルが常にロッドのシール部分に留まることができません。ガスの圧力はシリンダーの径からすると2Mpaほどのガスが封入されているようです。使用している間に漏れる可能性はあるのである程度は消耗品と考えた方が良いですね。
TOMONO-GOはストラットがあるのでこれをベースに取り付けることが出来るので、ノーマルのHUMMERよりは楽だと思います。現在考えている取り付け位置は、ボンネットの前方から1/3程の所にアンカーを付けてダンパーを垂直から前方に少し傾けた状態にしておおよその位置を円周方向に位置を決めて、ボンネットを下ろした時にダンパーの先端が書いた円弧の光点でアンカーの位置を決める事ができます。この仕事を専門に行っているショップがあるのですが、ここのダンパーは収納時は水平になっているのでガスダンパーではなくてスプリングダンパーかもしれません。本来頻度が高い場合はガス、低い場合はバネらしいです。また温度が上がる所もバネが良いですね。そのために色々ショートパーツを買い込んで来ました。買ったのはM4.5.6のナッターのタマとリベットです。ナッターはアストロプロダクトにお徳用があるので買いに行きましたけど一番欲しかったM6は在庫切れ、そのままドイトに行ったらお徳用はなく小箱でした。小箱だとHIDの取り付け2台分ですからスグなくなります。それに価格も一個30円です。リベットもかなりの量を使いますので箱で買いました。これはサイズによって数量は色々ですが細い物は1000個、太い奴は400個で980円でした。どうも売れないので処分品らしいです。本当は3000円だそうです。
今日はスナップオンの日です。でもアストロでも少し買いました。スナップオンは、ビット用のラチェットレンチセットとスクレーパー、そして一月ぐらい前から行方不明の13mmのソケットを買いました。スクレーパーはランドマップからの推薦があったので買いました。通常のスクレーパーと異なり引いて使うらしいです。
アストロでは、車載用のソケットを固定するソケットスタンドを買いました。これは色々な差し込みサイズのソケットを一度に取り付ける事が出来きて、とても便利そうなので、思わすインチとmm用に2個買いました。裏面が当方に何か語りかけているようだったので、即ステッカーチューンしました。インチとmmの区分けを解り易くするためにスナップオンのカタログの区分けマークが解り易かったので、それを少しアレンジして張りました。クラブマークもレスキューマークも何時もより小さい物を作って貼りました。仕上がりは何時もの様に自画自賛ですけどカッコ良く出来たと思います

2005.4.4.-2    石飛 毅氏

TOMONO−GOの修理と改造の続きを行っております。
修理作業の内容自体はさほど大変では無かったのですが、原因を探すのには苦労しました。友野さんの93年式には回路図が存在していないので、94年と95年のマニュアル(マニュアルの編集方法が異なりますので両方を使用しております)を捲くりながらの原因究明を行うので宝探しゲームのようです。
トラブルの症状はエアコンのファンがまわらなくなったと言う簡単な事なのでそれを調べるために、金曜日の夕方から作業を行いました。夕方から作業が出来たのは勤務先の工場が狭山で、尚且つ、ガレージから10分位なので、狭山工場への出張は当方にとってとても美味しい事です。それも金曜日と言うのは『盆と正月』の嬉しさです。TOMONO-GOのエアコンはご存知の様に、本来不可能な他メーカーからもコンバージョンキットは出ておりませんが、友野さんが『アメリカでは93年にアエコンをコンバージョンしていたよ』と、当方の闘争心をアオリ、半ば騙されて、98年タイプへのコンバージョンキットを無理やり組み込みました。しかし友野さんの『間違い(嘘?)』がばれた時はヤッパリ・・・と思いました。組み込んだキットは95年式用のコンバージョンキットで、一部回路を当方が作り直しております。そもそもメーカーが販売しているコンバージョンキットを指示通りに組み込んでも、配線への負荷が異なるために暫く使っていると、断線する事もあるので、今回のトラブルのような物も無理やり付けている93年式では初期の馴染みが出終わるまで、ある程度の後追い作業が仕方が無いと思います。エアコンの取り付け作業は当方が行いましたし、ACの構成は頭の中に入っていますけど、原因究明にはマニュアルのコピーとテスターを手にローラー作戦しかありません。
土曜日は天気が良く外でのびのび作業をしようと思い、ACの電源周りの回路を一通り当たった後にTOMONO-GOを外に出すことにしました。テスターで電源を当たると電圧は10V!とりあえず、あの厄介なシートを取り外して(93年式はバッテリーはシートの下です)充電するよりこの程度であれば、少しエンジンを掛けておけばスグに復帰すると思い、スターターを回すと弱々しけれど無事エンジン始動。暫くエンジンを掛けたままエアコンのスイッチを入れて再度電圧を測ると今度は9V近辺に落ちていました。電圧計を見ても同じく9V。エンジン回転を上げても9V針は全く動きません・・・オルタネーターが稼動していない事は瞬時に判りました。そのままエンジンを掛けたまま励磁用のコネクターを抜いて電圧を測ると困った事にちゃんと電源は来ています。次に考えられるのはオルタネーター内のブラシかレギュレーターですが、友野号の走行距離や程度並びに今までの経験から、内部の可能性はかなり低いので、励磁コネクター近辺を徹底的に調べる事にしました。
幸いコネクターまでは電源が来ているので、このコネクターと、オルタネーターとの関係であることは間違いありません。コネクターの不良内容で一番多いのは接触不良です。これはピンの表面に酸化皮膜が出来て電気が流れなくなる、コネクターの塑性変形による不接触、ピンの抜けまたは緩み、が考えられます。出来るだけ結果を出したいので、全てを車載のままで行いましたが、ご存知の方は沢山居ると思いますけど、この励磁用の配線はなぜか長さがピッタリすぎて、コネクターを抜く時だけではなく入れるときも大変です。その状態では作業性が悪すぎるので、この配線を延長する事にして、とりあえず配線をカットする事にしました。オリジナルの配線を切る時は非常に神経を使います、作業性と将来性を考えてここだと思うところをニッパーでカットします。今回はなぜか配線の被服が一部切れておりましたので、カットする場所はさほど悩みませんでした。この破れが付いた原因は当方の嫌いな泥棒コネクターの様です。嫌いな理由は、このコネクターを使ったために今まで様々なトラブルを引き起こしているからで、全く信用しておりません。部材そのものの定格では、ある程度の電流を流がせる事になっていますけど、母線を挟んだ時には痛めるし接触部分の面積もさほど大きくありませんので、接触抵抗が大きくなります。路上故障や長く乗りたいと思っている方はこの部材の使用は止めた方が良いと思います。この傷には部材は既に取り外されており、何も付いておりませんでした。
この部分をニッパーでカットしましたが、ほんの数本しか芯線はつながっていなかったようで、手答えがありませんでした。線が少ないと言うことは電圧がドロップする可能性が高いです。電圧がドロップすると中の回路も働きません。一応コネクターを取り付けける前にコネクターは分解しましたけど特に目視では異常を認めることが出来ませんでした。元に戻し、同じぐらいのスケールの配線を継ぎ足して、セットした所、全く問題なく復帰しました。当方は最近突合せ圧着を使用して居ります。圧着後は必ず引っ張り方向に力を入れて強度も確かめるようにして、ヒシチューブでラッピングしてます。コレであると配線の太さも著しく変わらないで、収まりが良く圧着不良の事故は減りました。分岐はスリーブを使っておりますけど、コレはもう少し良い方法が無いか模索中です。
日曜日は、友野さんの早起き攻撃で目が覚めました。先ず、終わっていないエアコンの修理から始めました。結局、原因はコントローラーに電源が来ていない事で、配線を引きなおしました。友野号は現在製作過程という事で内装をどのようにするか色々話をして、結局センタートンネルカバーを辞めちゃう事にしました。配線を全てチューブとテープでラッピングして、隠す配線から見せる配線にしてついでにメンテナンスが楽に出来るように各部品を簡単に取り外せる事も念頭にレイアウトも行う事にしました。エアコンのダクトもむき出しにしました。今回はカーナビとサイドミラーのカメラの接続まで行いましたが、TOMONO-GOの雰囲気にはピッタリです。今後の室内作りの方向性が出てきました。
足回りのお陰でボンネットの開閉が面倒に成っております。コレはボンネットを支えるステーが、当たるので現在奇妙な形になっていますし、締める時にも面倒です。いっその事、ガスダンパー式にするか、エアシリンダーで自動開閉にしたら良いのにと思います。コストではガスダンパー。面白さではエアシリンダーですね。エアシリンダーはタイヤの空気圧を使えばいいので不可能ではないですね。
友野さんは結局足回りを交換して試乗はしましたけど、始めて自宅にお持ち帰りだった事に気が付きました。以前家族に『だまされて取られたのじゃないか』と思われたのですが、最近はそう思わなくなったみたいです。帰りは生憎の天気でしたけど気持ち良さそうに走っていました。
ガレージには照明器具が沢山あります。その中で下回りを照らすのにとてもチョウホウしている照明が伏せておいてあったので何気なく起こすとガラスが割れていました。ショックです。これってガラスだったと言う事にも驚きでした。同じ形でハロゲン球のものがあるので耐熱温度を上げるためにガラスを使っているようです。仕方が無いので、アクリル板で作り直すつもりです。

2005.4.4.    石飛 毅氏

工藤さん担当のバスタオルとハンドタオルが出来上がりました。
ハンドタオルは新色です。バスタオルは皆さんのご希望が多かったので新規作成品です。ハンドタオルはノベルティーバックに入れます。バスタオルをご希望の方は当日工藤さんに声を掛けてください。バスタオルは1500円だそうです。何時もの様にいい肌触りでした。

皆様の多大なるご協力によって、TECH2が無事手元に届きました。こうして待望のTECH2が金曜日の午前中に届き、早速開梱した所、日頃見慣れているTEC1Aより大きいので満足感が多いです。取扱説明書はCDなので、先ずはCDをパソコンに入れて読みましたけど、予想どうり英文でした。日本語対応と言うのはあくまでも本体の表示言語が日本語と言う事です。早速読み始めましたけど、その量は膨大です。TECH1Aの時より図解が多いので助かりますけど、PC上で読むよりプリントした方が何かと便利なので、プリントアウトした所、全部で150ページもあって厚さは2cm以上です。しかし、ミーティング前の忙しさで、未だ電源は入れておりません。入れたらTOMONO-GOの作業が終わりませんから・・・。ケースも何時もの様にそのままでは無くて自分なりにチューンはしました。本当は黒のプラケースにメーカー名がシルク印刷してあり、TECH2の名前は型で成型されているだけなので、例によってクラブステッカーと文字を赤く塗りましたのでケースもちょっとゴージャスです。といってもオリジナル状態のケースの写真を撮り忘ているので、違いは誰にも解りませんよね。TECH2の運用はミーティング後のお楽しみという事になります。
そうそうH2のマニュアルの翻訳は地道ですけど 先週箱のほかにも色々届きました。先ずウレタンホースなどが届きました。このウレタンホースはホイールとハブの接続している黒いホースです。今まで破損した事はありませんけど、最近H2ノーマルホイールを流用する方が多いので在庫する事にしました。調達は国内ですが発注最低ロットが20mなので一台辺り1mも使わないので一回の手配で膨大な量となってしまいました。まあ『即』欲しい時は仕方がありませんね。
もう一つはラスクです。これは、何時も下田・野沢の群馬組からお土産で頂くのですが、とても美味しくて、何時もたのしみにしております。当方だけではなくガレージに来て食べた方の殆どの方が『美味しい』という代物です。工藤さんが調べて通販をしている事を知り、送料は何個買っても500円なので仕事場の同僚達と共同で通販購入しました。それも大量にです。何か目新しい物をお探しの方はお試しください。http://www.gu-te.com/rasukku.html

2005.4.2.    友野 京氏

2005.4.1.    石飛 毅氏

プレデターから、ミーティング用にTシャツを送って来ました。
そこで、スポンサーに敬意を持つ意味でHPをチェックしました。プレデターはH1が市販された当初よりH1のパーツを沢山販売しております。H1の販売台数は知れているので商売的にはさほど大きくは無かったので、中々連絡が取れなかったり、日本への送り方が下手糞で船便が安いといって送ってくれたのは良いのですけど、名古屋に送ってしまい、尚且つ通関費をタップリ取られてしまったこともありました。しかし細々とやっていた頃から友野サンが地道に粘っこく繋がりを持っています。その後、H2が発売されてからは商売も繁盛してHPも段々立派になり、噂では人も沢山雇っているそうです。ぜひご利用ください。英語に自信の無い方は友野サンが代行をしてくれますのでメールしてください。
その中で一つ気になる商品を発見しました。それはECUのチューンアップです、この商品は従来から存在しており、当方も含めて多くの方が購入しております。値段が以前より上がっているので綺麗な箱に入れたのが原因かと思ってそのままスクロールすると、性能曲線が出て、よく見るとビックリ最大馬力291.7hp!一瞬目を疑いました。当方たちが使っている従来型は確か230hpですから60hpもアップしております。230hpでも結構いけているのに300hpに近いパワーはかなりの物だと思います。このECUチューンは最高速はエンジンのレブリミットが同じなので、ギア比を変え無い限りは変わりません。しかし加速性能の向上は大きな違いがあるはずです。
そのまま更にスクロールすると、ハイパホーマンスのブーストコントローラーが出ています。恐らくブーストコントロールのレスポンスの向上と、ブースト圧が上がっても負けない様になっているようです。更にスクロールしていくとハイパホーマンスのインジェクションノズルが出てきます。これは燃料噴射量を多くしてをスパッと行って燃料垂れを減らして後燃えを減らして燃焼時間をキチンと設計通りに行う事が出来ます。更に下がるとこれはFSDのリロケーションキットです。ケネディDIESELでも同じ物を当方は買っております。そして大容量燃料リフトポンプです。噴射ポンプで増量されるので燃料不足を補うための物です。これってエンジンが壊れないか心配ですけど、ガソリンエンジンのチューンとDIESELエンジンのチューンは基本的にオットーサイクルとDIESELサイクルの違いがあって、混合気を圧縮するガソリンエンジンと空気だけを圧縮するDIESELとは根本的に違います。
ガソリンエンジンはブーストを上げてしまうとノッキングを起こしてしまうためにノックセンサーで点火時期を調整したり、混合比を変えますけど自然発火はクリチカルで予想も出来ません。その点DIESELは注入した燃料が燃えるだけで過剰投入しても燃焼時間が遅いので燃料を蒸し焼きにして黒鉛として排出するだけです。燃料噴射ポンプがメカ式の場合はこの燃料注入量のきめ細かい調整は非常に困難ですが、TURBOの場合はECUがコントロールしているので燃料が黒鉛として出すことを押さえる事が出きます。ただブースト圧を上げすぎると圧縮圧が上がるのですけど、燃焼圧のほうがはるかに高いのと1ストロークの燃焼時間内で燃える燃料の量には限界があるので、さほど心配は要らないと予想が出来ます。以前も話しましたが、吸入時にタービンで加圧された空気の圧力のお陰でポンピングロスも減るのでエンジンの吹け上がりは良くなります。早々にこの話をした所、松原さんが速、注文しましたので、近いうちに色々報告できると思います。お楽しみに!


 2005年3月