2005年12月  HUMMER ESSAY 2006年1月      

2006.1.30.    友野 京氏

Travis DePew's HUMMER

2006.1.23.    石飛 毅氏

松原さんから先ほど連絡があり、ミーティングの日程が変更になる可能性がでてきました。早めに確定いたしますので、暫くお待ちください。
ロスアンゼルスにピーターセン・ミュージアムと言う自動車博物館があります。www.petersen.org 当方も3回行きましたが、常設の展示物の他に色々なテーマに添った展示がされています。松原さんがこの年初めにピーターセン・ミュージアムを訪れた所、展示物の中HUMMER 第一号車が展示されていたようです。モチロン、オーナーはにアーノルド・シュワルツネッガーで、『ハリウッドスターの車』コーナー辺りに展示されていたのかもしれませんね。車体はハンビーの部品の割合が多くルーフ、スラントバック、ドアは一般に販売された形状とは異なります。内装も92年モデルに酷似していますけど、メーターパネルがありません。ハンビーのものがそのまま流用されているのでしょうか?HUMMERのエンブレムも今までに見た事が無い物で手作りの雰囲気が出ています。ぜひ当方も現物を見てみたいですね。
ガスダンパー手配した数は20でしたけど、半分以上の嫁入り先が決まりました。皆さん動きが早いですねー。あれほど言ったのに部品でのご希望が2件ありました。週末に部品を揃えて送ります。ボディリフトを予定している場合は、ボディリフトをしてからの取り付けをお勧めします。

2006.1.25.    石飛 毅氏

A-carsの原稿を書いていましたので、今週の報告が送れて申し訳ありません。
年を越してから、山形の方にお願いしてボンネットガスダンパー用の金具を作成して頂きました。この方の会社は金属加工でもヒロシの所と違って板金加工が中心です。前回は当方の勤務先の加工業者でお願いしましたけど、勤務先の加工業者さんを使うのは公私混同になるので、何処か作れるところは無いかと模索していたところ、良い方とお知り合いになれたのでラッキーでした。図面は前回上手く行ったので、同じ物で手配しましたけど、今回は加工方法がちょっと違います。普通、板金は、タレットパンチと言う機械で板を小さな抜き型で少しづつ切り抜いて形を作り、それをベンダーでプレスして曲げて作成します。穴も丸い抜き型で抜きます。ところが今回納入された完成品はレーザーでカットされていました。レーザーのメリットは、切り口が垂れないし、抜き型はある程度の大きさまでしか切り抜けませんけど、レーザーはレーザービームの太さまでの細かい加工が出来ます。今まで当方の知識ではアルミは溶融温度が低いのでレーザーでカットすると端面がボソボソになると聞いていたけど、技術のある所では、ちゃんとできる事が良く判ります。ドリルで穴あけを指摘が付きましたけど、材質は5000番系の硬度の高い物を使ってくださいました。これで強度も倍増です。無理を言って数を大目に依頼しましたけど、短納期で作って頂き大変感謝しております。
どうにか、ボンネットダンパーをキット化しようと思い、早速工藤さんのH1に取り付けをして見ました。結果としては、H1の場合は固体に差があるために、現合で一部の金具を改造しなければならないので、キット化は諦めました。そもそも当方もこのダンパーの位置を決めるために当方のと浜本さんの2台を犠牲にして、やっと最近まともに取り付けが出来るようになりました。ヒロシにも取り付けを覚えるために見ていろと言ったのに、何時の間にか逃げちゃいました。アメリカならこの程度の物を平気で売りますけど、当方の場合は売りっぱなしでは世間が許さないでょうから、キット化しても紙に書けないノウハウが多すぎるので、当方が取り付けた方が早いと判断しました。その代りダンパーを一本犠牲にして取り付け位置の割り出し工数を低減する事ができました。
ダンパーの取り付けに注意するのは閉じた時に斜めにならない事。開き過ぎにならない事。閉じた時にダンパーに少し余裕を持たせることが必要です。この位置出しにはダンパーにガスが入ったままでは手で縮める事が出来ないので、位置出しに時間が掛かります。そこで新品のダンパーに穴を開けてガスを抜いてしましました。自由に伸び縮み出来ると簡単に位置を出す事が出来ますので取り付け時間を大幅に短縮できます。今回大量に金具を入手しましたので、出来たら一日3台位取り付けな可能なので、付けたい人は日程調整しますので連絡ください。同じ作業を流れで行なうと効率も良いです。
部品代は現在検討中ですが、予価としては2-2.5万円です。(ボンネットステー3種。ダンパーステー2個、ダンパー止め金具2個、ダンパー取り付けピン2本、M6ステンレスキャップボルト4個。M6W 6個 M6SW 6個 M6N 4個。ガスダンパー1本)これを取り付けると片手でボンネットの開閉が可能なので大変便利です。どうしても自分で取り付けたいと言う方は、写真を掲載しますのでそれを見て出来るかどうか判断してください。部品だけ送る事も可能ですけど、ちゃんと付かないからといって絶対に文句は言わないでください。必要な工具は、電動ドリル、M6タップ、5mmのキリ、リベット、リベッター、万力、ハンマーです。ミーティングまでに売れ残っていたら、ミーティングの時に工具を持ち込んで取り付けをしようと思っています。モチロン工藤さんはご満足で何度もボンネットを開けたり閉めたりして遊んでいました。このガスダンパーは、拡張性があってエア駆動にする事も可能ですけど、費用が数倍しますので費用対効果を考えると無駄です。お願いですから頼まないで下さい。
工藤さんのオイルフイルターはデュアルに交換していますけど、この部分からオイル漏れがしていました。オイル交換のタイミングでこれを一旦取り外して、オイルストーンで面出しをして再度組み付けを行ないました。この部分のシールはOリングですけど、在庫が無く、友野サンに手配中なので、液体ガスケットを薄く塗ってごまかしておきました。モチロンOリングが入荷次第交換します。久々に工藤さんのエンジンルームを見たのですけど、とても汚れていました。本当はもっと前に汚れているのは知ってたのですけど、放置しておりました。近い内にハイフロータービンにするので、早めに洗っておこうと思いエンジンを洗いました。普段はアルカリ洗剤を希釈した物で汚れを落とすのですけど、工藤さんがムースタイプの洗浄剤を持っていたので使ってみました。満遍なくムースを掛けると掛かっている所が判って洗い残しの可能性が低くなります。また勢い良くピューっと出るので細かい所にも届いて中々都合が良いです。いろいろな物がムースになって使いやすくなっていますけど、今までにムース化で感心した物の第2位です。1位はココでは書けません。
HUMMERではありませんけど、バイパーの作業が始まりました、当方の大学の後輩で車に人生を掛けているばか者と一緒に行なっています。彼は今までにGT40、ポルシェ ターボ、トミーカイラ、スパー7。。。等、物凄い数の車歴の持ち主です。とりあえず今回はマフラー交換ですけど、この手のスポーツカーって、下手にジャッキアップすると立て付けが狂ったりガラスが割れたりすると脅かされていたので、マフラー交換をしてくれそうな所を探してみましたけど、平気で交換だけなのに2桁万円の回答でした。何時までたってもそれでは終わらないので、結局当方のガレージで作業を開始しました。結果的には部品の追加加工が必要なので、一気には終わりませんでしたが、たまには違う車を見るのも楽しいですね。

2006.1.18.    石飛 毅氏

問い合わせの件数を減らすために牧野さんが良い方法を教えてくれました。
Google 検索方法
検索エンジンにGoogleを選びます。検索の用語を入れる前にまずsite:hummer-club.jp と入力します。その次にスペースを入れて探したい単語を入れます。例えばFSDに付いて知りたいときには site:hummer-club.jp FSD と入力しますと、今まで書いた『エッセイ』がズラズラ出て来ます。この中で見たいと思ったページを開いて Internet Explorer の『編集』をクリックして『このページの検索』を選んで探している単語を入力すると辿り着けます。ぜひご利用ください。
先日、GMの投資家がHUMMERブランドを再建のために廃止する意見があったと報告しましたけど、今度はGMから前期業況報告のプレスリリースが出たと、前回に続いてCCV編集長から教えて貰いました。全文をコピーすると怒られちゃいそうなので、カイツマンで報告します。プレスリリースによるとGMは前期は1978年以来27年振で2度目の900万台を超える販売台数であった。これは北米以外の3地域で販売台数を大きく伸ばしたので達成した。(アジアパシフィック地域は20%増、ラテンアメリカ、アフリカおよび中東地域が19%増、世界で最も競争の熾烈なヨーロッパ市場では1.3%増を達成した。)
2005年のハマーの世界販売はミッドサイズのH3の発売によって波に乗り、前年比でほぼ倍増した(31,000台から61,000台)。この成長の大半は米国での販売増(93%増)によるが、メキシコ、カナダおよびサウジアラビアでも大幅に売り上げを伸ばしている。今ではこの独特のSUVが世界の33カ国の市場で販売されている。2006年はGMの南アフリカ組立工場で生産された右ハンドルのH3が市場に投入され、北米以外でさらに成長することが予想される。右ハンドル車とディーゼルモデルは、2007年と2008年に登場する予定だそうです。
ハレーのキャブレターをアメリカに注文しておりますが、スロットルワイヤーの長さを決めるためにハンドルの形状が知りたいと先方に言われたので、仕事が終わったあとにハンドルの写真を撮りにガレージに行ってきました。隣の職人さんがGMのアストロを買ったのですが、調子が悪いのでついでに診て来ました。隣の職人さんがアストロを買うのはなんと3台目です。当方の家にもアストロがありますけど、今までのアメ車の中で一番売れたんじゃないかと思う程日本には沢山アストロが走っています。94年までのアストロはスタークラフト等のコンバージョン仕様が殆どで、価格も乗り出しで750万程で売られていました。この頃から円高が段々進んだのと、当時デイトナTVで所ジョージがノーマルルーフのアストロをカッコよく乗ってて、並行輸入業者がコンバージョンモデルの半額以下で販売し始めて、95年には新車が300万円を切る価格で販売されていました。モチロン、ヤナセでもノーマルルーフのアストロを販売しておりましたけど、並行輸入に比較して割高でした。またヘッドライトがディラー車は角型2灯でこれがアメリカのVANで使われていた物ですからパッセンジャー(高い方)よりかっこ悪くて、ディラーで買ってもコンバージョンしていた方が沢山いました。
この円高のお陰で多くのアメリカ車が増えて当方が90年にK-5ブレーザーを購入した時には考えられない程の台数になっています。そのお陰でACデルコの部品の入手は格段に上がったし、価格的にも低価格で入手できるようになりました。これは全てアストロのお陰ですね。アストロより大型のG-VANも良く見かけますけど、その数はアストロの比ではありません。アストロのオーナーはアストロが良くて別にG-VANを欲しいとは思っていないようです。当時アストロは日本では大きいかな?と思っていましたが、現在グランビアとかエルグランド等国内のミニバンもアストロ並みに大きくなっている事から、アストロの大きさは日本のの道路事情に合う限度見本だったと思われます。
この話しをHUMMERに無理やり置き換えると、H2はG-VANでH3はアストロと考える事ができないかと思います。大きさ的には国内でも無理は無い大きさですし、ディーラー車の価格が高い。日本経済も少し上向きだとテレビでも言っていますので、このまま円高になると並行輸入車の割安感が出て来て、安く買える可能性が出て敏感な消費者が動きます。現在ミディアムクラスとしてはトレールブレーザー、グランドチェロキー、エクスプローラがありますけど、ブランドイメージとしてはHUMMERの方がアドバンテージがあるので、価格が割安であればアストロ現象の期待が持てます。今までアストロに乗っていたオーナーも子供が大きくなり家族で出かけることも減り、そろそろアストロのリプレースを考えている頃です。H3はその選択肢に十分足りていると思います。特に並行輸入車が中心のアメ車馴れしているアストロオーナーは今までの経験から平行とか正規とか全く問わないで、価格一本で勝負する人が多いので、買い易い平行物に向うと思います。一方アメ車に不安があって国産並みの保証を期待する人がディラーに行くでしょうから、自然と正規と平行との住み分けが出来ると思います。これからH3が旬になるには販売量の多い並行輸入業者の頑張り次第でしょう。自分勝手な意見としてはACデルコの国内マーケットを維持するために、また円高になって次期アストロになるGM車が出て来て欲しいと思います。
当方の知人にはおかしな人が沢山います。制約があって自分の思う事を書けないからと言って有名出版社の副社長を辞めて自費出版編集をやっている人。腕が良いのに気に入った仕事しかしないカメラマン。酒を飲むと物凄く腕を発揮するデザイナー。マイナーメーカーのグラブに入魂している奴。etc。その中で最近注目している奴がいます。こいつは何時見ても風貌、言動に特徴があり、不思議な奴です。初対面の人は『引く:』タイプかな?。京都大学を出て、大手重工メーカーに勤務したので、頭は良い筈です。しかし不思議に思うのは当方だけでは無く、数年前山スキー中に雪崩にあって生き埋めになってしまい、掘り起こされ病院に運ばれて回復した後、家族は『全く障害が出ず元に戻った!』と喜んでいましたが、医者は『未だちょっと。。。』と思ったそうです。最初は頭が良すぎて演じているのかと思いましたが、この話を聞いて天然だとやっと納得したぐらい色々な意味で変わった奴です。
じつは、こいつは安定した生活を捨て(退職)自宅のある新潟の山奥に戻りました。当方としては、『何故?』と思いましたが、『日本の森を守る』と今度は大それた事を言い始めました。この時はやっぱり医者の言うとおり、未だ。。。と思っていましたけど、『日本の森を守る』というレポートを出して公的な補助金をちゃんと貰ってしまいました。この補助金の全て日本の山に適したブルトーザーを自分で設計し、コマツに発注して使っちゃったそうです。森を守るので自分の事をその日から『もりもり』と呼び始めてサルのように毎日山を駆け回っているようです。昨年は山仕事を始めたばかりで、収入の収支がトントンらしいけど、自分の収入は『中国並み』とういう事に気が付き、何かもう少し収入の道を作らないといけないし、ぜひ都会と田舎の繋がりを深めたいと言う理由から、山で拾ったものに手を入れて少しづつ売り始めました。
田舎の無い当方は田舎自然の恵みに興味があるので、最初は『山菜』、次に『みょうが』『栗』そして直近では『干し柿』を通販で購入してみました。水分が無くならない様に新聞に包まれて来たり、リースの材料を入れてきたり、あいつなりに色々気を使って送っ来るので笑っちゃいます。商品は素人臭いと思っていましたけど、無農薬とか自然乾燥とか色々考えてくれているので、最近は山の物が来るのを段々楽しみになって来ました。特に最近買った『干し柿』はとても美味しかったので実家にも送りました。でも『もりもり』の一番の自信作は普通より遅めに出てくる『竹の子』らしいです。もりもりはこの竹の子が今年の主な収入になると言いますが、全く世間に宣伝出来ていません。数年前は田舎の通信手段は『伝書鳩』しかない所でしたが、今はどうにか64k(今時Mじゃなくてkですから0.064Mと言う事?)ですけど、インターネットも繋がるのでネットで販売と言う方針は決まったけど、楽天とかに出すと手数料は馬鹿にならない様です。結局自分のブログに通販のお知らせを書いていますけど、そんな物、太平洋のど真ん中で釣り糸をたらすような物で、らちが明きません。更に最近は薪を売り始めています。間伐材だと思いますが、自分の家の暖房用じゃないのかな?そこで当方もこの先『金を貸せ』とか『出資しろ』とかと言われる位ならココで商行為をしていると言われる方がマシなので紹介します。http://morimori-forest.air-nifty.com/enikki/ HPに書く事はもりもりから頼まれていませんので、注文時に当方の名前を出さなくても結構です。と言うより出さないほうがいいと思います。奴のお兄さんが時々ココを見ているので当方の名前を出してくださいと言うと口の悪い『もりもり』が『HUMMERの奴らは誰も買わないぞ』とか言うに決まっていますから・・・・。今は『干し柿』しかありませんが、一度メールで問い合わせると、竹の子の時期にお知らせが来ると思います。それと、送料が代引きでも600円と言う所が奴のバカ正直な所で応援したくなるところの1つです。

2006.1.17.    石飛 毅氏

年始に九州からH2用のCTISのカバーが欲しいといわれ、金曜日に名古屋の方からH2のホィールを買ったと連絡があり、日曜日に、広田さんがH2のホィールを持って来ました。
連続してH2ホィールにMTRを装着したいと言う方が3名集まりましたので、もう少し集まったら17インチプロジェクトをまた立ち上げようと思います。ホィールの加工はヒロシ君に頼んでいますので、ガレージまで現物を送ってくだされば、まとめてマシニングセンターで加工をします。広田さんの話では手加工でセンターボアを広げた方がいるそうですけど、その場合は大きめにしないとホィールのテーパーとナットのテーパーが合わなくて勘合せ不良やスタッドの変形を導きますので注意が必要ですから基本的には機械加工がお勧めです。CTISのカバーとジョイントはまとめて手配します。ホースの在庫はあります。CTISカバーはできるだけ数量が多い方がいいので、近々に装着をしようと思われている方は早めに連絡下さい。H2のホィールの装着に関しては、若干フロントのフェンダーから出る場合がありますので、この場合はフエンダーに若干のフレアーの装着が必要になります。はみ出るとは言ってもドアの外面からは出ませんので、フレアーを着けて置けば車検には問題はありません。
タイヤの情報ですが麻生さんがオークションにスワンパーとアルミのセットを出しております。知っている人でしたら早期終了をしても良いとお考えだそうです。このセットはオフセットが大きく違いますので、大き目のオーバーフェンダーが必要になります。CTISの配管とハブの部分に装着するカバーも含めたセットです。ちなみにランフラットは入っておりません。
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g37407548

2006.1.16.    石飛 毅氏

ガンちゃんの作業が本日終了しました。
以前、組込みに失敗した300hpのコンピューターの装着も完了しました。元々車体とのチューンしたコンピューターのマッチングが悪くて、今回本格的に調査を行いました。先ずは既に装着済みのPCM(230hp仕様)を装着した状態でアイドリングでTECH2で各項目の数値を読み取り、数値を書き取り、そのままTECH2を接続した状態でデーターを記録しながら走行しました。その後300hpのコンピューターに接続した所、コンピュータの中にDTCコードが残っていたのでこれを消去してエンジンを始動。同じようにデータを比較したのですけど、多用噴射のタイミングと、エンジン負荷の割合と燃料の噴射量が違う程度で特に新たなDTCも出ません。そのまま試乗を行いましたが、230hp PCMの時には増量噴射ノズルを装着しているため、黒煙が多少出ましたが300hp PCMにしてからは黒煙は皆無になりました。そのままTEC2でロギングしたデーターを比較しましたが特に不具合は見つかりません。この状態まではタービンのアクチェターはダイヤフラム式のままです。プレデターでは300hp PCMにはメカニカルアクチェータの併用で300hpになると言うので、これを組み付けないと本来の性能を引き出せないのでヒロシと相談した結果、再度ドッグハッチを開けて取りつける事にしました。折角開けたのですからメカニカルアクチェータの動きを観察も行なう事にしました。
メカニカルアクチェーターの装着後に先ずはTECH2を接続したまま試乗すると、明らかにブーストが上がり鋭い加速をします。一回りした後にガンちゃんに付いているブースト計はお粗末なので、ヒロシのスカイラインに付いていたブースト計を接続しヒロシを助手席にのせて試乗をしました。ブースト圧はフル加速で180kpaをキープ。通常走行でも燃料が濃い分ブーストは高めです。走行のフィーリングは下から気持ちよく一気にレッドまで吹け上がります。ドッグハッチを開けたままなので、エンジン音がダイレクトに聞けるので余計ふけ上がりが良く感じます。ドックハッチを閉めて再度試乗をしたところやはり低速から高速までの吹け上がりは格段に良くなっています。元々エンジンの持っている回転上昇のフィーリングは気分の問題なので負荷の大きい坂道で試した所、当方のH1と比較しても平坦路と変わらない加速をします。プレデターの性能曲線ではALPHAより最高速到達時間は短い事になっていますので、2台並べて競争してみたいです。
ガンちゃんの延長ヘリコプターフックの取り付けも終了しました。ガンちゃんは2インチのボディリフトを行なっていますので、ノーマルではヘリコプターフックの飛び出し量は5cmほど少なくなっています。寸法決めは左右のバランス、ボンネット開閉時に当りが出ないか試行錯誤で、これが終われば後は溶接と塗装ですから簡単です。塗装はスコッチで足付けを行いサフェーサーを塗った後に上塗りを5回ほど行ないました。出来るだけ塗膜を付けたいので、来週十分乾燥した後にも仕上げ塗りをすれば完璧でしょう。
ガンちゃんは、あれほどポピュラーなコンベックスミラーも未装着でした。毎回鏡を割るのは気分的にイヤなのですけど、安全運転には変えられませんから仕方がありません。平面鏡を取り除き、上下はベルクロで固定して、後はシリコン系の接着剤を使用して貼り付けます。シリコン系の接着剤は付属している時もありますけど、入っていないときもあります。注文して入っていたら『当り!』だと思ってください。シリコンは固まった後でも硬化しないで柔らかいので振動に強いのと、溶剤が入っている接着剤は、鏡面の蒸着を剥がす事があるので、シリコン接着剤がお勧めです。接着したら鏡面をテープで固定して1週間程放置しておけば完璧です。
スナップオンは毎月キャンペーンを行なっており、ディラーは顧客にチラシを配布します。毎月内容が変わりますので、欲しいと思っていた工具が安い時に買う場合と、勢いで買うことがあります。そのパンフレットは今までペラ一枚でしたけど、今年から数ページの冊子に変わりました。スーパーマーケットっぽいチラシより、このスタイルの方が見易くなりました。この冊子には今まで同様にバーゲン商品の紹介だけでは無く、『こんな感じで使うと良いよ〜。』と豆知識が掲載されています。今月の豆知識はテスターの使い方で、バッテリーにプローブを接続してスターターを回し、エンジン始動後エンジンを止めて電圧の最大値と最小値を表示する機能の紹介でした。写真を見ると当方もこのテスターと同じ物を持っているので、これは使えると思ってガレージでテスターを見ると写真と同じなのにそのスイッチが見当たりません。ガッカリしてもう1つのフルークのテスターを見るとMIN/MAXのボタンがあるではないですか。H1のDIESELはバッテリーを2個使っていますので、左右のバッテリーのバランスを見るにはとても良い機能です。スターターを回した瞬間はデジタルでもアナログでも表示が追いつかないので表示部を幾ら見つめてても読み取る事ができませんから嬉しい機能です。
バッテリー交互に測定してスターターを回して左右バランスよく電圧が下がればバッテリーの接続がちゃんとしていると言う事になります。単純に両方のバッテリー電圧を測定して同じだから良いと言うのは短絡的な判断で、静的な測定では左右のバッテリーを髪の毛みたいに細い線で繋がってても同電圧になります。スターターの様に膨大な電流を流した時、両方のバッテリーが同じ電圧で降下して初めて正しい接続がされている事になります。特にサイドターミナルの場合は端子がねじ込みなのとバンジョー型の端子は内径での接触に期待は出来ませんから、宙に浮いている事があります。ランプなどの配線をする時にこのネジに挟み込んでジャンプする時にカバーのゴムが邪魔をして、端子が宙に浮いたり接触面積が少なくなります。ガンちゃんもスターターを回した時の電圧降下は4V位差がありました。早速端子を削って締めなおした所、両方の電圧はほぼ同じになりました。アイソレートしていないバッテリーの並列接続は、思わぬ電気的なトラブルの元になりますので、ぜひ点検をしてください。なお、当方のフルークテスターは周波数も測れるので、今、車速パルスの品質で問題が出ているのでこれも測定して解析します。

ガンちゃんの修理ではTECHU診断機が役に立ちましたけど、今日もエンジンチェックランプが点灯して『どうしたら良いか』連絡がありました。
一応コンピューターのリセットを行なって貰いましたけど、本当はこれで完了と言うわけではありません。96年式以降のH1はOBDUの規格を使っているので、トラブルコードの読み出しだけでもしてもらえると対応はもう少し楽になります。そこで汎用の読み取り機をオークションで探したらあるみたいですね。INNOVAという会社で日本語対応の物が出ているようです。最終的に修理を自分で行なうのでなければ、トラブルコードの呼び出しだけでも十分だと思います。オークションには豪華版と廉価版が出ていますけど、出てきたトラブルコードに対する処理はサービスマニュアルの対応表で確認をしなければならないので3100Jという奴で十分と言うよりお釣が来ると思います。アメリカの会社らしいけど、アメリカ国内の同じ物の型番は3100ですからJが付いているのは日本向けでしょうか?高い方は6万円もしますけど『日本語だ!』と偉そうにしています。沢山の種類の車種を扱う方ならこの程度のものが必要でしょうけど、自分の車だけにそんなに高い金を払うのはバカバカしいので、遠方で真っ青になった時に『ランプが点いたぁ〜何でしょう?』では無く、『P0123が出ましたぁ』と言われた方が助かります。大体マニュアルを身近に置く様にしているので対処は早いと思います。またエンジンチェックランプの点灯が無くてもDTCが発生している事もありますので、時々診断器でのチェックは必要だと思います。オークションで2万円ぐらいですから、毎月一回診断して診断料2000円(この価格に根拠はありません)だとしたら、1年で元が取れます。診断機(コード読み取り機)に付いては当方は未だ十分な調査をしておりませんので、もっと簡単な物があるという情報をお持ちでしたら教えてください。

2006.1.13.    石飛 毅氏

昨年末から、修理の問い合わせが何時もより物凄く多いです。
今まで、色々な故障診断の問い合わせがありましたけど、多少遠回りをしても修理は完了しています。下手に手を出す前に今まで当方の蓄積したノウハウは膨大で、これによって今まで何台ものHUMMERが生き返ったと思います。基本的には、症状をお聞きして原因を特定して出来るだけお金を賭けないで修理をしています。問い合わせの方法はメールが一番多いのですが、少なくても名前、電話番号等の連絡先を書いて頂きたいと思います。一応今までに当方と仲間達が蓄積したノウハウをただで利用するのですから、それが礼儀と言うより常識ではないでしょうか?殆どの場合は、メールのやり取りで終結しますので、声も顔も見たことが無い方が殆どです。知り合いの修理屋さんでやりきれない場合は、近隣の修理工場を紹介する事もありますし。DIYで修理を完結される事もあります。かと言って、車の事を殆ど知らない方に自動車構造のABCから教える事は、ボランティア状態では荷が重過ぎます。部品の殆どは友野サンにお願いしておりますから、当方が利ざやを取る事はあありません。友野サンも基本部品や消耗品の在庫を持って、手持ちであれば即日発送をしてくれます。これ自体も大変な事です。元々互助会として発足して段々規模が大きくなり当方の負荷も大きくなってきています。そこで、修理問い合わせ等はメールにて以下の項目に着いて明記して頂きたいと思います。

1.年式
2エンジンタイプ NA TURBO GAS
3走行距離
4購入年月日
5氏名(苗字だけの方が多いのですが名前も書いてください)
6住所
7電話(携帯)番号
8症状(出来るだけ詳しく何時からそうなったか?)

これで大体の予想をして返事を書くことが出来ると思います。返事は出来るだけ即答できるようにしておりますけど、当方はサラリーマンですから平日日中は返答が遅れる事があります。また、文面では上手く伝わらない事や返答を書くのが大変な場合は、当方から電話をする事がありますが、その時は、申し訳ないですけど短時間でも問い合わせがこれだけ多いと携帯電話代が馬鹿にならないので、掛け直しをお願いします。一応どんな事にもお答えをするために、これからも研究?を重ねてご期待に答えたいと思います。また、純正部品やアフターマーケット部品の価格等のお問い合わせは友野サンにお願いします。当方は大雑把なので大体の価格しか知りません。また、友野サンにアフターマーケットパーツを手配する場合は取り付けの宛を付けてからお願いします。

本日もトラブルに対するお問い合わせが数件ありました。内容はエンジン始動ぜず。エンジン不調。変速不良。エンジンチェックランプ点灯。ヒーター不調。原稿催促(これはあまり関ないですね。)

現在発売中の4X4 MAGAZINEの『HUMMER PARKING ONLY』に当クラブ唯一の女性メンバーが掲載されております。題名も『美女とH1』です。蛇足ですが、当方には実物と題名に違和感も疑問も全くありません。何時もお会いした時は恥ずかしいので、直視した事がありませんので、今回は穴の開くほどその美貌をジックリ見る事が出来ましたけど本当にお美しい方です。しかし浅井サンの話ではご姉さん→お母さんの順でもっと美しいそうです。4X4 MAGAZINEはこのコーナーに11ページも割いているという事は、やはりHUMMERが無いと本が売れないんでしょうね〜。と、喜んでいる場合じゃ無いのです。CCV編集長の情報では経営危機であるGMの経営再建策の中に『HUMMER』ブランドの廃止を要求した様です。ISUZUとの資本提携も『GM再建には不要』としているそうです。年間700台のH1。一万台のH2.H3は不採算らしいです。HUMMERブランドの廃止となるとブランドを残すには、AM Gneralが買い戻す以外に道は無いと思います。しかしH3の生産は全くAM Gneralとは無関係ですから恐らく消滅。H2のフレームはGMが無くては作れないので消滅。そうなると残るのはH1だけと言う事に成ってしまいます。折角H2.3が出来たのに又H1だけに成っちゃうのでしょうか?H3のピックアップとかV8搭載車が出ると言う噂がありましたけど、どうなるんでしょう?TOYOTAがGMを押しのけちゃうからこんな事になるんですけど、TOYOTAの繁栄が我々の生活にも何か関係があるでしょうから頭ごなしに批判は出来ません。
殆どの日本の自動車評論家って舶来嗜好が強いので何時も無視され続けた、頭の良い劣等生がジワジワとあのGMを押しのけて行った結果です。昔はTOYOTAよりニッサンのほうが北米市場では大きなセールスをしていたのに、何時の間にか一番になりつつあります。このままヨーロッパでも気が付いたらTOYOTAが一番になってしまうのでしょうか?TOYOTAって凄いですよね。アンマリ表に出ないで、何時の間にか頭を取っちゃっているでしょ。今の政界にも実は影響力があって裏の番長だったりする事も考えられますね。その内、知らないうちに日本の首都も名古屋になっちゃったりして。中日ドラゴンズもTOYOTAプリウス(しか同じじゃないですけど)とかTOYOTAレクサスになるのも時間の問題でしょう。そう言えば富士スピードウェーも何時の間にかTOYOTAだし。。。。当方の様にアンチ大企業派としては、今回モビリオスパイクを買って良かったとホッとしています。キット社員は凄いボーナス貰っているんだろうなぁ。ぜひそのお金で隠れてHUMMERに乗ってもらいたいです。

2006.1.12.    石飛 毅氏

A-Car'sから今年も『H2アルチメイトVol.3』が発売されるそうです。
前回に続いて今回もお手伝いする事になりましたので、取材のために栃木県茂木にある、『ツインリンクもてぎ』に行ってきました。今回の取材はサーキットのオーバルコースを使ってH1.2.3の動力性能をレーサーにインプレッションしてもらう事が目的で、H1は松原さんのALPHAH、H2とH3は三井物産の広報車を使用しました。H2とH3は06年モデルの新車なので、国内で06年モデルの新車3台が一同に集まる事は初めてでは無いかと思います。HUMMERとサーキットを走るのは似合いませんけど法定速度を超えた取材をするにはサーキットで行なう事は間違った事ではないと思います。限られた時間の中での取材なのでジックリ走り込む事は出来ませんでしたけど、ALPHAとH3.H3とH2、ALPAHとスカイオートのH1でゼロ加速比較をして見ました。結果は恐らく記事内で書かれると思いますので、残念ながら発売までお楽しみにしてください。
今回はH3に始めて乗りましたので当方の感じたことを少し報告します。朝の待ち合わせは常磐道の『守谷』だったので、そこから水戸までお願いしてH3のハンドルを握りました。最近のSUVの中で5気筒3.5Lと言うのはアメリカの車としては控えめですが、乗ってみると必要十分であり、ボディ剛性もしっかりしていました。HUMMER兄弟の末っ子で従来のH1.H2の時代遅れな強大化では無いため色々とネガティブな意見が出ていますけど、車として乗ってみるととても乗りやすくて良く走る車だと感じました。気になたのは高速走行中のキックダウンタイミングが少し遅いこと、サンルーフ辺りでの風切り音が大きい事程度です。キックダウンのタイミングは慣れる事で解決しますし、キックダウンした後に結構鋭い加速(あくまでもH1と比較してですけど・・)をするので、追い越しに不満はありません。風切り音も室内が静かなので気にならないと思います。ステレオも当方のレベルでは十分です。どうせならその分を室内に振ればと思うような大きく出たオーバーフェンダーもミラーで確認できるので運転する上では特に問題はありません。H1、H2の様にタイヤが車体一杯に配置されているレイアウトと異なるために大きく張り出したフエンダーはどうしても許せなかったのですけど、水戸で松原さんと運転を交代してH3の後ろを走って設計者の立場で色々考えて見ると、室内のタイヤハウスの張り出しを少なくしたり、オフロードのV溝を走行する時にボディーのダメージが少ない、巾が狭いために車重を軽く出来る、車体枠の割りにフロントフエンダーの張り出しを利用してフロントフェースを幅広くしてH2の意匠を継承出来た、とメリット?を探す事も出来ました。
整理すると、サイズダウンのために出来るだけ失う物を減らす設計で、運転に不慣れな方でも何も力まないで運転できるという事だと思います。スペックだけを見ていると『アメ車』の雰囲気は無いのですけど、あの誰が考えても無駄に見える巨大なオーバーフェンダーこそ、合理的な設計をしない遊びのある部分だと思って来ました。パジェロのフエンダーの様に横から見ると巨大なオーバーフエンダーが付いているように見えても、実は『騙し絵』の様に平面であるより、本物がチャンと付いているH3の方が潔いと思います。全てが理論的ではないバカバカしさがHUMMERの魅力だったらH3はHUMMERとして『合格』だと思います。
H2も段々見慣れてきたので、当方でも年式による違いが解る部分がありました。フロントのバンパー、ミラー、背面スペアタイヤ。H2にはナンバーを取り付ける場所が3箇所もあります。
取材の途中で置き撮りしている間に『ツインリンクもてぎ』の広報の方がお見えになり、8月に行なわれる『アメリカン・サンデー』http://www.twinring.jp/summer/2005/sas/にぜひHUMMERで参加してくれと依頼されました。詳細は解りませんし、未だ先なのでどうするか決めていませんけど行っても良いかなと思っていたところ、企画課の方がお2人お見えになり色々話をしている内に4月22日に行なわれる INDY JAPAN にHUMMERを展示する事が出来ないかと相談がありました。INDYレースと言えばアメリカの伝統的なレースです。『ツインリンクもてぎ』としては、出来るだけ『アメリカ』を打ち出したいようで、色々企画を考えているようです。恐らく車両展示をして、近寄ってきたガキが当方のH1を見て『ちょーぼーちゃ』などとほざいても、にっこり笑って運転席にでも座らせてやる程度の事だと思います。この話は色々『もてぎ』内でも調整しなければなりませんので決定ではありませんけど、レースそのものは全米で放映されますので、本国に当方達の勇姿を見せる事が出来るかもしれませんので、ミーティングの翌週ですが皆で行きません??遠方の方はミーティングの後当方のガレージで車体を保管して、新幹線で帰って金曜日に再上京と言うのも宜しいかと思います。。。
朝はバタバタしていましたので、帰りにスカイオートにお邪魔しました。そこで、ビックリ!庫の2Fをぶち抜いてHUMMER用の4.5tリフトが3基になっていました。これで一度に複数の重整備が出来る様になって、リフトの開き待ち時間が無くなる様です。倉庫にはナンバーの付いた納車待ちのALPHAが一台保管されていました。

2006.1.10.    石飛 毅氏

体調はスッカリ良くなり、とても元気です。
初作業はまた名古屋から遠路ガレージにいらした方がいました。この方は先日、噴射ポンプのオプチカルセンサーを交換したH1のオーナーです。差し当たって作業する項目が無いので遠路遥々狭山まで来るのは勿体無いのと、仕事始めはガンちゃんのヘリフック装着の予定をしていたのですが予定変更です。本当は現在友野サンにお願いしているパーツが到着してからまとめて一緒に作業をしたほうが効率が良いといったのですけど、来ちゃいました。差し当たって今やることはオイル交換程度しかないのですが、オーナーは購入して半年になりますが何となく不安があるそうで『一通り見てくれ』と言うのでとりあえず、リセットを掛ける意味で油脂類の点検と交換でも行ないながら点検する事にしてみました。
先日も車体をパーッと見ましたけど、全般的には綺麗な車なので、良くメンテナンスが行き届いているようで念のためという気持ちで気持ちでハブギアオイルの点検から始めました。ハブギアの点検交換にはフロントのタイヤを外します。ホイールはスチールの2ピースで、プラスチックのカバーが付いています。CTISカバーを止めているボルトを外すと平ワッシャーが無し、ホィールナットはインパクトでも緩まないほどのオーバートルクで締めこんであって、ナットのねじ山が伸びてしまっています。CTISバルブのシールテープが新しいので最近タイヤ交換をした履歴があります。外したナットの先端を見ると先端部分がホィールのテーパーに食い込み過ぎてナットが変形しています。多少の変形は仕方が無いと思いますけどこのナットは明らかに締めすぎです。とりあえずタイヤを外し、ハブのオイル注入口を緩め、最後にドレンプラグを緩めようと思いソケットタイプの6角レンチをプラグの6角穴に差し込むと当てるとしっくりしません。合わない工具を差し込んだ履歴があります。それでもプラグの奥の方の方はさほど変形していないようなのですが、オーナーには『多分舐める』と宣言してから一か八か押し込みながらプラグを回したら、やっぱり舐めてしまいました。
本来ドレンプラグはテーパーなのでスナップオンのレンチの先端をねじる様なトルクで締める事は無いはずです。プラグそのものも、材質的に強度の高い物を使用しておりません。ホィールナットに続きドレンプラグも過剰トルクで締めこんであることから嫌な感じがしました。結局ドレンプラグはドリルで穴を空けて貫通させ、その穴にスプラインを打ち込んで抜き取りました。オーナーはモチロンタイヤ交換やハブのオイルを交換した事がないのと、シールテープが新しかったり、ギアオイルも全く汚れていないことから納車前整備で、これらの作業が行なわれたと思います。正直な所、素人以下と言うより無責任な整備だと思います。一応他の車輪も見ましたが、ホィールナットは全てナットが伸びててドレンプラグはビクとも動かない物ばかりです。
一見綺麗に見えるフレームや足回り排気管は全て塗装でボロ隠しをがしてあって、オーナーがこれで良いんですか?とタイロッドのブーツを見るとブーツが破れていました。タイロッドのブーツは破れる事は仕方が無いのですけど、リアのタイロッドのボールエンドにはグリスニップルが折れて無くなっています。ニップルなんて、自然に折れるわけが無いので、整備をしていれば発見できる事だと思います。試しにトランスファーのドレンボルトとか色々見ましたけど、殆どのネジ山が壊れています。この作業中に三鷹の電装屋さんがお見えになり、色々作業を見てくれて、『いい加減な作業をされた後どうにかそのまま動いてて、最後に補修した作業者の責任になる事が多い』と言っていました。今回のH1はまさしくその通りで、後の事を考えない『完全整備』には腹が立ちます。綺麗だと思った車体も、部品を外して掃除?しているわけでは無いので、オーナーも外したタイロッドの普段見えない部分と見つめながら外観との差にため息をついていました。掃除とか、ペンキ塗りの厚化粧なら素人でも出来ます。外観だけで判断しないで購入の際はジックリ見ることが必要だと思います。この手の事は販売店がH1を知っている、知らないという以前の車に対する常識的な問題です。
当方はホィールナットの締め付けをトルクレンチで行いますので、ホィールナットを再利用した場合に締め付け不足になる事になるので、新しいナットを捜しましたけど在庫が無いので、スカイオートに問い合わせるとキラキラロングナットの在庫があると言うのでヒロシとたまたま遊びに来ていた工藤さんに取りに行ってもらいました。新しいナットにスレッドコンパウンドを塗布してナットを締めこむと、手で軽く締まるのでボルトの変形が無い模様です。00年式のタイロッドは強化型なので、ガレージに転がっているボールエンドブーツを再利用しようと思いましたけど使えない事が解り、新品と交換しました。この他のオイル関係は新品のドレンボルトをそろえてから行なう事にして、後半はレーダー探知機の取り付けを行ないました。

2006.1.5.    石飛 毅氏

昨年の大晦日から、昨日まで風邪を引いたみたいで寝込んでいました。
本日、やっと元気になり、少し外に出ましたけど、ガレージには行きませんでした。その代り、今月末に納車されるHONDA用のスタッドレスタイヤを見に行きました。量販店に行くと寒波のお陰で売れ筋のサイズは売り切れで、店員の話では今年はもう生産されないらしいです。当方としては、東京にこのまま雪が降らない事を願うしかありません。帰る途中に今回購入したHONDAのディーラーが営業していたので、納期と、紹介状の確認をしようと思い寄って見ました。当方の担当の営業マンは、ちゃんと初日から出勤していましたので会う事ができ、要件を簡単に済ませて返ろうとした所、面白い話をし始めました。当方が契約したのは昨年末でしたが、今年になって(正確には昨年12月26日かららしい)自動車保有関係手続きがオンラインで行なうワンストップサービスとか言うシステムを国土交通省が開始したので、諸手続きの費用が変わったので、契約書の書き直しが必要になったと言うのです。将来は全ての手続きをオンラインで、ユーザーが出来るようになるのです。しかし未だシステムの全体は使えず、とりあえず新車新規登録手続だけを東京・神奈川・大阪・愛知に限って始まりました。それ以外の都道府県では従来通りです。
ネットで出来る内容は、警察で行なう『自動車保管場所の申請』、運輸局で行なう『検査・登録の申請』、自動車税事務所で行なう『自動車諸税の申告・納付』です。実務として、どのようにしたら良いか解らないのでネットで検索した所、申請のシュミレーションが出来るWEBを見つけたので、早速やってみました。ページをめくっていくと申請を行なうためには、『住基ネット』のへ登録が予め必要だったり、申請書に紙で書いた書類をスキャナーでデジタルデーター化して、貼り付ける必要があります。また、このシステムを使えるのは契約日時では無く、昨年の12月26日以降に生産された車両を購入する場合に対してだけで、それ以前に生産された車は契約が12月26日以降でも今までの窓口申請だけになります。これを販売店はお客さんに説明をしなければならないのですが、これを口で説明するのって大変だと思います。申請書の記入の方法も結構パソコンの知識が無いと一発で完成できるとは思えませんので、実情はどうなるのか不明です。JRもオレンジカード、イオカードと失敗を重ねてやっとスイカで落ち着いたように、このままでは利用率が上がらない様な気がします。運用上に問題が出ても、窓口のWEBしか見れない様なパソコンを知らないおっさんに、説明が出来るかどうかも不明ですね。今のところ未だ表面だけをサラーっと見ただけなのと販売店でも未だ混乱しているので実態は解明しておりません。詳しく解りましたらまた報告します。
休み開始早々、ガンちゃんのへリコプターフックの取り付け作業を行なっていた所、以前から松原さんがALPHAのウインチを取り外して欲しいと言われており、ALPHAを持ち込んできたので作業を変更してウインチの取り外しと、レーダー探知機の取り付けを行ないました。ウインチは本体とウインチベットを含めると70kg以上あるので、使う可能性が低い上、ナンバープレートの取り付け位置が低く、折角小股が切れ上がったH1のロードクリアランスを下げるのでいっその事取り外してしまった方が良いと場合が多いので取っ払っちゃいました。ALPHAの場合はボンネットのアンカーがセンターに移動した分、従来より取り外しは楽で組み上げまで3時間程で終わります。配線はバッテリー端子のボルトを外して短いボルトと交換するだけなので単純な力仕事です。
バッテリー端子は通常フロント側はシングルでリア側がダブルになって2個のバッテリーを並列にしております。このダブルになっているバッテリーコード端子のゴム被覆形状が余り良くないので、ダブルになっている場合、端子のコンプレッションが不足してフロントバッテリーのバッテリーの端子が浮いてしまいます。オプチマのバッテリーを使っている場合、これが顕著で、当方は端子のゴム被覆をカットしています。今回ALPHAの端子を外してみると、ワッシャーが一枚追加されて、接触不良を少なくするようになっていました。材質が鉄なのは少し気になりますけど、このアイディアはいただきです。 レーダー探知機を取り付けるために、今回初めてALPHAの内装を剥がしまた。今までのH1より後ろの空洞が広いのと開口部が大きいのでパーツの取り付けは楽です。しかし本来フロントガラスに貼る設定のフィルムアンテナは、フロントガラスに熱線が入っているためアンテナを貼り付けることが出来ません。そこで色々考えた結果リアガラスにアンテナが貼り付けてありました。アンテナの場所は適切でしたが、距離が長いのでアンテナの配線がイッパイイッパイで、後3cm余裕があれば一瞬で取り付くはずのナビが、一旦外すとえらい事になります。
ALPHAと入れ替えに工藤さんのHUMMERが入庫しました。松原さんと同じ2DINのHDDナビの取り付けと、レーダー探知機の取り付けです。最近のナビはオーディオ一体の物が主流で、チェンジャーも要らないので取り付けそのものは従来のナビ本体、チューナー、ディスプレー別体のタイプより楽です。ただし、H1の場合は、エアコンのスイッチの移動をしなければなりません。工藤さんの場合はナビそのものはあまり使わないので、バックミラー用のモニターをダッシュパネルの上に追加しました。工藤さんのH1もフロントガラスに熱線が入っているのでフィルムアンテナが貼れません。従ってスラントバック横の窓にアンテナを貼り付けて、アンテナ配線がギリギリだったので在庫にあったアンテナ延長線を追加しました。以前はカブトムシの角の様なテレビアンテナがステータスになっていたようですが、当方は以前からあまりカッコが良いとは思っていませんで、室内にアンテナを置いておりました。最近は盗難が多いのでイカにも『付いています』と印になってしまうのも影響して、出来るだけ目立たないようにフィルムアンテナにしている車が多いです。マーケットに敏感なナビメーカーもデフォルトでフィルムアンテナにしている所も多くなっています。欠点は設置時に息を呑むのと、再使用が出来ない事です。

2006.1.4.    松原義明氏

ハマー仲間の皆さん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
年が明けると、思いはもう春のミーティングですね!早急に日程を決定いたしますので、
皆さんスケジュールの調整をお願い致します。さて、友野さん何時にしましょうかね?

2006.1.1.    石飛 毅氏

明けましておめでとうございます。
昨年中は『第10回 記念ミーティング』、『ALPHA』の新車登録が出来る様になったり、色々充実した年でした。また今年も頑張って行きたいと思いますのでよろしくお願い致します。

 

 2005年12月