2006年8月  HUMMER ESSAY 2006年9月      

2006.9.26.    石飛 毅氏 

今日はスナップオンの日です。
毎月末にディラーからキャンペーン品が掲載された小冊子『You Know What?』を頂きます。スナップオンのツールは高価ですけど、このキャンペーンになると、案外入手し易くなることが多々あります。カタログには元々定価が明示されていませんが、この小冊子には定価とキャンペーン価格が併記されています。以前はペラ一枚でしたが確か今年の頭辺りから冊子になりました。この冊子には巻頭にスナップオンを使っている工場や、デモンストレーションが載っています。この小冊子はスナップオンのHPで見ることが出来ます。バックナンバーはアドレスの日付の部分を変えると(2006年9月→0609 2006年8月→0608)バックナンバーを見ることが出来ます。10月に入ると、これからの話題の物を見ることが出来ます。
この巻頭の記事は何時も殆ど斜め読みですけど、今回のはちょっと目を引きました。スナップオンユーザーのガレージの掲載は時々ありますけど、プロの方が多く、どちらかと言いうと当方と同じような雰囲気が多い。しかし今日貰った『You Know What?』のガレージは物凄く綺麗で、スナップオンのツール以外にもボール盤とかが置いてあって、まるでスタジオで撮影した物では無いかと思ったのですけど、ボール盤とかが置いてあるセンスは日本人のこの手の仕事をする人には絶対置かないと思ったので、ディラーに外国ですかと思わず聞いてしまいました。所が以外にもこの写真に写っているガレージは実在のプライベートガレージだそうです。ゴミ1つ無い所から完成したばかりのガレージで、完成に合わせて揃えた物も多いようです。コンクリートの打ちっ放しの地下ガレージなので防音もパッチリ、天井は低いけど乗用車とかスポーツカーを弄るには十分な高さでしょう。と思って読み進めると(今回はなんと3ページも使っています)このフロアーでは直接車両を整備する訳ではなく、エンジンのOHや何か作成するための作業フロアーみたいで、実際のガレージは1Fに有るようです。
このフロアーには車が3台停められてリフトも備わっているみたいです。地下の作業スペースに戻りますけど、サンドブラスターキャビネット、パーツ洗浄器が並んでて、パーツやネジ類、書籍関係はコーナーを設けて整理整頓がされています。これらの並べ方のセンスは凄いです。小部品を入れる棚は赤く塗って有ります。最初は僻み根性丸出しで金持ちの見得じゃ無いかと思いましたけど、揃えている工具や備品は『やっている』人の物だし、ワークベンチの両側にブラスターと洗浄気が配置されていたり。。。色々作業を想定して並べられているようです。ボール盤が2台有るのも便利そうだな〜ぁ。。虫眼鏡で見ると小さいけど定盤も有るし溶接器もある。はっきり言ってこのガレージに勝っているのは『エアコンの色』と、溶接機の数とコンプレッサーの大きさかな?このコンプレッサーじゃブラスター使うと回りっぱなしだと思います。
1Fのガレージは実際に車を整備する場所ですけど、蛇口が有るけど油だらけの手をまさかココで洗うわけじゃなくて、これは呑むための水道にしか見えません。でもハンドツールを入れているらしい工具箱には、転がりの良さそうな大きいキャスターが付けられています。(代車かも?)これは実際に作業をした人じゃないと、これの必要性は判らないと思うのでこのオーナは侮れないですね。触っている車が欧州車なのでスナップオンじゃなくてハゼットとかベターとかジャ無いかと思うのですけど、最近はヨーロッパでも売れているそうですからスナップオンで良いのかな。ジックリ考えて実現したオーナーに会ってみたいです。当方のガレージと比べると一番判り易いのは六本木のバーと上野駅の立ち飲みやと言う感じですね。上野の立ち飲み屋は親父の機嫌を取らないと言うこと聞かないし、無責任な政治の話も出るけど深い話はわから無い、前の客が使った灰皿もそのまま使わせて、コップも洗っていないんじゃねーか?っていう感じです。でも誰も気軽に来れると言う意味じゃ当方のガレージの方がいいかなぁ?
ついでに今日の購入品、ハンドルの無いモンキー約6200円の先っぽとネジロック約2800円を購入しました。モンキーの先っぽは車載工具として使おうと思います。ハンドルの変わりにラチェットハンドルを付けることが出来るので長さを変えられるし、エクステンションを間に入れたら狭いところでも使えそうです。ネジロックは中強度(ブルー)です。ネジロックを使う時の80%がこの中強度なのですけど、使っている時に倒してこぼす量も約8割です。大体一年に一本ぐらいのペースで使い切ります。

2006.9.25.    石飛 毅氏 

工藤号のターボチャージャーが届きましたので、早速土曜取り付けを開始しました。
取り付ける前に、先ず、インタークーラーの清掃を行い、異物の混入が無いかチェックしました。ターボチャージャーの取り付けの前に、先日アルカリ洗剤で洗浄した後水洗いして置いたK&Nのエアクリーナーにオイルの含芯を行いました。オイルは大目にクリーナーにたらして、暫く放置して余剰分を容器に受けて垂れなくなるまで放置します。タービンの取り付けは何時に無く慎重に行いました。タービンをエンジンブロックに取り付ける時は、ターボチャージャーのオイル穴から使用するエンジンオイルを入れて置きます。ターボチャージャーを乗せるときには、だるま型のパッキンが入っている事を確認します。タービンを載せ、ボルトを仮止めしてクロスパイプを取り付けます。クロスパイプのガスケットに固定ネジが噛まない様に、ある程度固定ネジを締めこんだ後にガスケットが動くか確認してください。クロスパイプを締めこんだ後にターボチャージャーの固定を行います。
この理中はターボチャージャーを先に固定してしまうと、クロスパイプのボルトが締め辛いし、ターボチャージャーのOリングを変形させてしまい過給された空気が漏れて過給圧が上がらなくなります。時々この部分からオイルの滲んだ後(エアには若干タービンやブローバイガスから出た油分が含まれています)大抵この部分のOリングが切れている事があります。タービンの固定には注意してください。またこの間面倒でも、汚れが入っちゃ行けないと思う部分には切りくずの出ないウエスやガレージタオル等を突っ込んでおきましょう。普段見えないところが汚れているのが気になって、掃除した時にゴミが落ちることも多々あります。今回もターボチャージャーの陰に隠れているVバンクの間が泥や落ち葉で腐葉土を作っているような感じだったので、掃除しました。ウエスで擦ると汚れが飛ぶので、固い物でゴリゴリしてから、バキュームで吸引しました。この部分は色々な物が溜まりやすい構造なので、液体は流れ落ちるように穴が開いていますけど、工藤号の場合は腐葉土で穴が詰まっていました。この穴はさほど長くないので、針金で突っつけば直ぐに貫通します。
ターボチャージャーのタービン側の2箇所の入り口の蛇腹のバンドは、かなりの確立で熱歪によるネジの固着があるので、ターボチャージャーの交換時には、予備を用意しておく事も必要です。出来たら毎回交換するつもりでも良いでしょう。締め付けはむやみやたらと締めるとエキゾーストマニホールドから来ている蛇腹は、いとも簡単に変形して排気漏れを起こします。この部分はフレアーになっているので、修正は無理です。この部分の締め付けは、ゆっくり蛇腹をアオリながら丁寧に締め込み、後ほどエンジンを掛けたときに排気が漏れなければOKだという程度で良いと思います。ノーマルの場合は、ターボチャージャーで過給された空気はクロスパイプで左右のインテークマニホールドに分配されるので、先ほどのタービンの固定さえシッカリやっておけば過給漏れの心配は皆無です。ところがインタークーラーを取り付けている場合は、数箇所のホースによるジョイント部位分から過給圧が漏れるので、キチンと締め込む事が重要です。ホースバンドも強いトルクに耐えられるゴージャス版を使用してください。最大で0.9kg/cu掛かるので、単純に直径70mmの場合34kgの力で引っ張れれます。尚且つジョイント部分は円周方向に膨らもうとする力も掛かります(これは内圧のラジアル方向の計算式が頭に入っていないので、数値は勘弁してください。)ので、見た目では判断できません。
ターボチャージャーのコンプレッサー側に取り付けるオオサンショウウオの様な鋳物はウエストゲートバルブのアンカーになっているのと、アクチュエーターが固定されています。しかしアクチュエータのアンカーはエンジンブロックにも一箇所あるので、オオサンショウウオを、仮止めして手の入る余地を残して、とりあえずエンジンブロックに仮止めだけでもしておかないと、物凄く苦労します。手先の器用な小学生がそばにいれば、その必要性もありません。それと遮熱板ですけど、エンジン本体とエキゾーストパイプのツナギ目をカバーしている遮熱板を接続するビスはナット締めなので、これもチョロイ作業の割に、上手くいかなくてイライラします。当方のガレージでは、何の迷いも無く板ナットを作成して対応しています。
インタークーラーの配管を行い、エアクリーナーの取り付けがすんだ時点でドックハウスを閉める前に、ターボチャージャーの慣らしと試験走行を行いました。ターボチャージャーはアイドリングで10分、暖気が終った時点で空ぶかしを行わないで、実走行で様子を見ます。工藤号はブースト計が付いているので、過給圧の確認は出来ます。この時に黒い煙が出るようでしたら、どこかで漏れているし、パワーが無いので大体判ります。もっともドックハウスを開けた状態で最大過給まで上げるような運転はうるさ過ぎて耐えられません。大体熱気も凄くて長時間の運転は無理です。
工藤号は、先ずエンジンを掛けたときに先のエグゾーストマニホールドからの排気漏れがあったので、まし締め。ガレージのシャッターを一々閉めるのが面倒なので、夜に来ると言ってた来客が来たら留守番をしてもらおうと思って待っていましたけど、中々来ないのでお腹が空き過ぎて我慢できずに、食事をしに行くと、その間に来たらいなかったじゃないかと言われるのも嫌なので、試運転を兼ねて工藤号でモスバーガーにいく事にして、急いで支度しました。この急いでいたのが後で付けが回ってきました。エンジン始動特に問題なし。そのまま16号まではゆっくり走行。16号に入ってからアクセルを踏むと心地よく加速。しかし頭の上辺りで何か異音がします。加速するとゴロゴロ。。。エンジンからの音がうるさいので、はっきりと聞こえないけど、ゴロゴロ。。。
途中でボンネットに上に何かが落ちて道の横に飛んで行きました。石が飛んできたような感じで、何だか判らないので、そのまま走行したら再びコロコロっとボンネットの上に落ちて来て不思議な気持ちになって考えているうちにモスバーがに到着。モスバーガーは旨いと思うけど晩御飯にする当方としては、できるだけ野菜とか入っている奴が食べたいので、選んでいると当方の要求を満たす『匠バーガー』を発見!注文すると受付のお姉ちゃんはいきなり『お時間が掛かります』とまるでオイラの注文が迷惑なんだよねーと言う感じです。それならメニューにデカイ字で『この商品はお時間が掛かります』と書いておくべきですよね。大体モスバーがなんて他の物も『お時間』が掛かるだから、具体的に『5分ほどお待ち願います』とか言って欲しいですよね。今年50歳になる当方がそんな脅しに引き下がっていられないので、当方の返事は当然『幾らでも待ちます』。他にもサラダとかもう一個、定番のモスバーガー(トマト嫌いですけどモスバーガーに入っているトマトは食べれます)そして大好きなイチゴシェイクを注文しました。
アルバイトは、会計が済むと、『空いている席におかけになってお待ち下さい』という指示に逆らっても意味が無いので素直に従って、工藤号が見える席に座りました。色々あった工藤号も先が見えて、やっと一息。ガラスの向こうで綺麗になった工藤号は輝いていました。『これで工藤ちゃんも満足だろう、車を磨いたことが無いオイラがウインドウのボルトも外して磨いたんだからなぁー。。』と思ったとたん、先週の作業の時に屋根の上に工具を置いて作業をしていた事を急に思い出し、その工具は確かそのまま。。。血の気がドンドン引いて行くのがはっきり判ります。早く屋根のを見てみたい。結構沢山工具を置いてあったし、外したワイパイも確か屋根の上だった。。。キット転がっていった『石』が実は『工具』だったと判ってくると、、『匠バーガー』なんてどうでもいいから、直ぐに店を飛び出して屋根の上を確認したかったけど、『幾らでも待ちます』なんて言ってしまった手前、余裕で待っている自分を作らなければならないし。。。。早く出来ないかとキッチンの中を見るとアルバイトの姉ちゃんは、オイラの買ったものを入れる袋のサイズを間違えたらしく、よく言えば丁寧、悪くいえばモタモタでトロ臭く入れ変えているじゃないですか。。。
その内やっと商品を貰ったら一々商品の確認をするけど、別に袋を開けてチェックする訳じゃないんだから、全くの無駄!慌てて飛び出し屋根の上を見るとソケットバンドルが屋根の淵にどうにか止まっていたのと、ワイパーブレードが一本だけ載っていました。。。。直ぐに落としたあたりに戻りたかったけど、夜に来る奴は当方の知り合いの仲でも『間の悪さ』が一番の奴だから、この間に来ている可能性が大だし、工具探しは車より自転車の方が良いので一旦ガレージに帰還。ガレージに着くとやっぱり来客は来ていました。それも気の無い『こんばんは〜』の挨拶で一気に戦意消滅。とりあえず夜だし、道路に転がってても誰も持っていかないだろうし、国道16号ですからもう一本のワイパーももうノシイカだろうと思って、一旦ガレージで遅い晩御飯にしました。
来客に半分怒りながら食べたので『匠』はあんまり味わえず。一体何が『匠』なのかサッパリ判りませんでした。食事に気が入っていないと判ったのはシェイクを飲んでて、最後の一吸いで、イチゴシェイクじゃなくて『バニラ』だった事に気が付きました。この後、来客に留守番してもらって、HUMMER自転車で先般HUMMER STUFFで購入したハロゲンライトを持って工具捜索に行きました。しかし工具は全く見つからず、ショックでした。一体何を無くしたのか判らない状態と言うのは気分が晴れませんです。ガレージに戻って、主要な工具を点検した所、特に見当たらない物は無かったし、一番無くなると困るワイパーもペンキの乗りが悪いので、再度上塗りして、乾燥させていたため、塗装エリアにちゃんとありました。。。ちなみに工藤号は絶好調です。
日曜日はHUMMERのタイヤを売りたいけど相場は?と言う電話で起きました。中古の純正タイヤで銘柄MTかGSAかも判らないし、状態も判らない物の値段を聞かれても答えられません。それにもう16.5インチは先日の錦さんの様に邪魔だから要らないと言うのが今の流れを反映している現象だと思います。
ヒロシも早く来たので、作業は室内と屋外で分担。室内は現状復旧作業。外は電動ファンの配線作業。電動ファンは結局コントローラーのACスイッチが入ったら自動的に電動ファンが入るようにしました。配線の引き出しは、ACのプッシュスイッチの端子で、ACを入れたときに12Vが出るところを探して、これをリレーに入れました。試しに電動ファンを駆動させると直ぐに動かなくなって取り付けたヒューズボックスの中身を見ると5A。25Aのヒューズにして動作OK。しかし電動ファンに手を当てると。。。。逆回転!空気を噴出していました。この電動ファンはH1にピッタリなサイズですけど、ネジが直ぐ錆びるので黄色で再ペイントしました。
そんな遠回りをしても、夕方には作業が終って、もう一度、高負荷試運転に行って来ました。ドックハウスを閉めると、とても静かで、エンジンの回転を思いっきり上げれます。加速もよくなり、交換して直ぐには排気管に残っていたオイルのために、少しは白煙が出ていましたけど。全く白煙は治まりました。
ヒロシと当方は基本的にテレビっ子なので、休憩するとテレビを見入ってしまいます。年齢は違うけど番組の趣味が一致しているので、ついついテレビを見入ってしまいます。最近のテレビってちょっとの事でも長くも足す傾向が強いので時間が掛かります。商売の人なら時間何ぼで稼ぐのでしょうけど、道楽ですからそれでも良いと思うけど、最近どうも趣味と言うより追われているような作業が多いので、効率アップの対策を色々考えていました。普通はテレビを見無いというのがお決まりですけど、当方の場合、作業場にもテレビがあれば見ながら楽しく作業が出来ると思って、作業場にもテレビを置く事にしました。
この案はもう2月ほど前からあったのですけど、先週、具体的なテレビの設置検討委員会が発足しました。まず当方からのリクエストは、置き場所は邪魔にならないように上の方。置くテレビは以前拾ったSONYの21インチブラウン管テレビ、皆が感心するカッコいいもの、しかし金は無い。そこで、ヒロシと色々相談してHUMMERのガレージらしいテレビ台が完成しました。全部ガレージで放置されているパーツで作りました。この位置に置くと直接見えない所をCCDカメラで見るのにとても便利です。このテレビ台は回転させると、外でも見る事ができますが、テレビが落ちそうな所が一番のネックです。実際に写してみると、ここにテレビがあるのは本当に便利です。しかし落ちるのが心配なので、ポロッと『21でも小さいから25位の液晶が安全で良いね』と言ったら、早速ヒロシがネットで探し始めたけど、そんな物贅沢すぎます。

2006.9.24.    友野 京氏 

もうすぐ楽しいミーティングですね。
さあ第13回のミーティングは皆さんどんなサプライズが有るのでしょうか ?!?!

今回も、HUMMERパーツを積んで行きますが、HUMMERに積みきれないほどの在庫ですので、もって行かない部品も多々あると思います。当日、ミーティングで受け取りたい部品がございましたら、前もってお知らせ頂ければ幸いです。 送料も振り込み手数料もお得ですので........ 502@hummer-club.jp  までお知らせ下さい。

                                   友野 京

2006.9.22.    石飛 毅氏 

ターボチャージャーのOHが終って帰ってきました。
今回破損した部品も送ってくれたので、状況を見ると、やはりコンプレッサー側のブレードには何かが当たった様な感じに見えます。元の形を想像すると、かなりの部分が欠損しているので、固形物が残っている可能性があるので、インタークーラーを取り外して点検しないわけには行かなくなりました。タービンは数万回転で回っておりますので、かなり小さな物が当たっても破損してしまう様です。思ったよりデリケートだと言う事でした。破損した部品を見て凄いと思ったのは、タービン側のメタルはシャフトの太さに比べて随分大きさが違っていたのと、ベアリングを押さえている部品は割れています。シャフトの曲がりは当方には良く判らなかったです。

2006.9.21.    友野 京氏 

Travis氏の旅行の写真です。
http://www.h1hummer.com/photos/BillsPhotos/ECHO_Moab_2006/HTML001/

2006.9.21.    石飛 毅氏 

工藤さんのターボの修理は無事終ったようです。
ターボ屋さんには毎回ちょっとだけヒントを頂いております。マフラーの事を少し聞きました。当方がお願いしているターボのチューンは中低速を重視していただいております。ハイフローにするためにはタービン側のカットバックを少し行って抜けを少し良くしています。今回の質問は、マフラーの抜けについてです。これに対してのご回答は、やりすぎたマフラーの抵抗が少ない場合のパワーの出方は、タービンの回転が上がるので、ベンチ上ではパワーが上がるそうです。しかし、実際の走行では中低速のトルクが落ちて、使い辛い物に成るそうです。オートマの場合でもシフトが上手くいかない事もあるので、過度な排気の抜きすぎは余り良くないそうです。当方の場合は、ターボもマフラーもノーマルでしたが、先日、タイコを抜いた所、出足はちょっと悪くなりましたけど、高速での加速は良くなりましたので、確かに町乗りは以前の方が良かった様な気がします。チューンしたエンジンは良い面もありますけど、必ずリスクもあります。この辺を十分理解して、自分の目的に合ったチューンをした方が良いと思います。何時もお願いしているターボ屋さんは、もちろんノーマルの修理も行ってくれるようです。もちろん、その場合は価格は半額とまでは行きませんが、クラブ員にはハイフロー加工同様スペシャルプライスを提示していただけました。ターボがご心配でノーマルオーバーホールをご希望が出た時は、当方に連絡してください。オーダー方法をご紹介します。
懲りずにデジカメの話です。格安デジカメでも、ちゃんとユーザー登録をSONYのHPで行いました。登録したのは1週間前でしたけど、本日、このモデルの使いこなし冊子が届きました。この冊子は期限内にユーザー登録をすると『もれなくプレゼント』だったのですが、当方が登録した時は期限が切れていました。しかし、本日届いたと言うのはSONYを見直しました。実はこのカメラは義弟も会社の同僚もコストバランスが取れているので、ほぼ同時に購入しました。特に義弟はスキー場で使う機会が多いので、普通のデジカメでは使えないので、このカメラを購入した理由のひとつに、良さそうなスポーツパックがあったからです。当方も、そのスポーツパックは気になっていますが、実物を見てからでも遅くないと思い、購入を控えておりました。SONY純正のスポーツパックは表側は白色、裏面は透明のPCで出来ています。プッシュスイッチも回転スイッチも全て外側からアクセスできます。パックもシッカリ出来るので、汚れや衝撃からカメラを守ってくれそうです。価格は購入価格の半分以上になりますけど、乱暴な当方には向いているようです。ちなみに防水は3mまでOKです。

2006.9.20.    松原義明氏 

さて、いよいよミーティングまで1ヶ月を切りました。
毎回宿泊される方が増加傾向にありますので、以前のように事前に宿泊希望の旨をお知らせしていただく事にしました。

今回押さえてある貸し別荘は、いつもの那須ビレッジさんですが、棟自体は少し小さい 14名用です。エキストラで2名のプラスまで出来ますが、ミーティング1日目のお昼までにビレッジさんに伝えなければなりません。さらに、当日ですと何かとバタバタしている事が多いため、変更等が出来かねる場合があります。
夕方位になって、「今日泊まれますか?」と聞かれても、人数に余裕があれば、「どうぞ!」となりますが、一杯の場合は「無理です!」となります。もし、事前に連絡していただいた方が多い場合は、早めにもう一棟押さえるなどの対処をしなければなりませんので、どうかご協力の程お願い致します。

宿泊希望の方は、下記アドレスまで、「俺、泊まるよ!」とご一報ください。
york@zf6.so-net.ne.jp
ちなみに宿泊料は、料金を人数で頭割りにしますので当日までわかりませんが、大体5,6千円だったと思います。

                                                                            宿泊担当幹事 松原義明

また、前回宿泊時において深夜に開催され、大好評を博した野沢さん主催の「おとなのビンゴゲーム」は今回も開催予定です。
前回の景品は、野沢さんのご好意で出していただきましたが、今回からはぜひ他の皆さんも一ひねりした「おとな」ならではの景品をお持ちよりいただければ幸いです!

2006.9.19.    石飛 毅氏 

午後に雨が止んだので、エアクリーナーの洗浄を行いました。
工藤号はK&Nのクリーナーに交換してあるので洗浄が可能です。タービンのトラブルの原因として、何かがタービンに入り込んだ疑いがあると言うので、クリーナーを取り外しエアクリーナーボックスの点検と清掃を行なったついでにクリーナーを外したら、クリーナーの半分程が黒く汚れていました。それと、以前装着した作業者が落としたのか?元々荷崩れでかクリーナーの一部が変形していました。機能的には全く問題ないので、気にしないで作業を進めます。洗浄は以前K&Nの純正クリーナーの中身を見たらアルカリ洗剤だったので、最近は工業用のアルカリ洗剤を使っています。
空きペール缶に気前良く3L位入れて10Lの水で希釈して洗浄水を作ります。まずクリーナーを丸ごとこの中に入れて、1時間程放置します。油分は浮いてきた後、ペール缶の中で洗濯機の様に攪拌して更に汚れを取ります。表面を見て、メズマリが無かったら、色が黒くても洗浄は終わりです。H1のクリーナーケースは一応サイクロンになっているので。入り口近傍の部分が一番汚れます。大きなゴミはケース内に溜まっているのでクリーナー本体には大きな固形物は付きません。この後水洗いして、洗浄液を落とし、乾燥をします。K&Nのクリーナーに使っているフイルター部分は保水量が多いので乾燥には十分時間を掛けて、この後の油分を浸透し易くします。今回は来週までジックリ乾燥させてから油分の塗布を行います。
電動ファンの配線も行いました。電動ファンの駆動は当方のと同じくマニュアルスイッチのみで作業を進めていましたけど、後で加藤電機に馬鹿にされるのが嫌なので、途中で気が変り、温度センサーが無いけど、ACクラッチから途中にダイオードを入れた配線を引いてマニュアルとエアコン作動時のどちらでも動くようにします。リレーはデンソウの防水リレーを使用します。今までこの手のリレーはBOSHを使っていましたけど、信頼性の点でデンソウが良いのと、防水と言うよりちゃんとラバーが被っていて、専用のコネクターも付属で付いているので使い易いです。ボッシュの場合はソケットが入手しづらいのと、端子の腐食で接点不良が多いので、エンジンルーム内にリレーを置く場合に向いています。更に端子は圧着した後、半田を流し、その上から熱収縮チューブを被せているので、エンジンルーム内の環境でも10年は持つと思います。
今回の点検作業は気が付いた所に色々手を入れています。細かい部分ですけど、これらの積み重ねが程度を保つ上では必要でしょう。何でもないボルトを緩めて掃除して締め直すだけでも、立派なメンテナンスだと思います。何年も放置してはボルトの固着や腐食が始まり一気にめげます。この手の作業は余り頭を使わないので時間が経つのは早いです。工藤さんが晩御飯の支給に来てくれて、色々な部分が良くなっているので満足してくれていました。こうして色々作業をしてて思うのですけど、ボディがアルミと言うのは腐食が無いという点ではありがたいことです。あららと思うようなところでも、丹念に清掃すると物凄く綺麗になります。フレームは鉄ですから、ワイヤーブラシで擦すって、ペイントをすれば簡単に腐食を止めることが出来ます。ブレーキの配管は全て金属なのですけど、これも付着した泥は雨天走行時に水分を含んで、そこから腐食が始まりますから、泥を落とすだけでも交換の周期を伸ばす事が可能です。万が一腐食している場合は、軽くワイヤブラシを掛けて配管の状態をみて表面だけでしたら、そのままペイントをしておけば良いと思います。もちろん錆を落とした時に配管に段差がある場合は、交換をお勧めします。
仕事が忙しくて中々HUMMERを引き取りにこれなかった柳本さんが、お見えになりました。お土産に工具をモチーフにしたバックルと、当方の大好きなバナナを差し入れてくれました。バナナは大好きです。話が脱線しますけど、当方はバナナは食べる物として好きですけど、バナナを植物として好きなマニアがいます。もちろんマニア人口は少ないのですけど、そのマニアがよだれをたらして欲しがる品種を供給しているのは、友野サンです。種類はmusa Aeaeと言う種類でハワイの王様しか食べちゃいけないバナナだそうです。http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k31796756 実はシマシマで、当方は一体どんな味がするのか興味シンシンです。友野サンのところには、もう高さ3m程になっているそうですけど、実は付けていないそうです。実がなると枯れてしまうので、観賞マニアとしては辛い所ですね。この他にもマニアックなシダやハイビスカスのサプライヤーとしてもマニアの間で友野サンは有名です。そんな話を作業が終わってヒロシとまったりしていた時に、羊を丸呑みして動けなくなったニシキヘビhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000391-reu-entの話しになって、このニュースをもう一度読んでいると体長が6mと書いてありました。あれ?確か以前友野サンが飼っていたニシキヘビは体長10mで体重は100kgを超えていたと聞いた記憶があったので、これよりデカイニシキヘビを友野サンは飼っていたの?ヒロシとネットで調べたら10mを超えるニシキヘビと言うのは結構珍しいということが解って来ました。狩をする雌ライオンを大人になるまで、座敷ライオンとして自室で飼っていたり、ワニを80匹も飼っていたと言う話しに比べてインパクトが小さかったので、余りニシキヘビには興味を持っていませんでしたけど、その大きさのニシキヘビは世界的にもデカイはずです。友野サンに、あのニシキヘビは人間も呑んじゃうんじゃ無いかと聞いたら『子供は危ないね』だって・・・・・何も返答出来ませんでした。。。近所で神隠しがあったとしたら。。。凄く怖いです。恐る恐るこのニシキヘビが大きく口を開けたのを見たことがあるのかと聞いたら、『あくびをしたときに見た事がある』と言ってました。ニシキヘビがあくびをするの知っている人は世界中でもあんまりいないと思います。本来、ニシキヘビは川に住んでいるから大きくなってもちゃんと動けるらしいけど友野さんの家にある池にはワニガメが沢山いたから、一緒には入れないと思うので、恐らくこのニシキヘビは陸上生活をしていたはずなので、結構辛い生活を送っていたのでは無いかと思います。友野サンと知り合って、8年位になりますけど奥深い人と言うより一体何を考えているのか????です。http://homepage3.nifty.com/kddi/nishiki.htmちなみにライオンは家族になれないので、何処かのサファリパークに、ワニも何処かのワニ園に寄贈して、問題のニシキヘビは肺炎で死んじゃったそうです。怖くて一体何を餌にしていたのかとか死骸の行方は聞けませんでした。

2006.9.18.    石飛 毅氏 

台風に秋雨前線が刺激されて、梅雨みたいに雨がだらだら降っています。
タービン待ちの間どうにも動かせませんから、リフレッシュ三昧のスラントバックは、ドンドンリフレッシュが進んでいます。保管場所が屋根の無い所なので、凹凸が多いH1の場合水垢が溜まりやすいのと、鉄部分の腐食が始まっています。特にフロントガラス枠に使われている子ネジ類は塗装が掛かっていませんからか腐食が始まり、それが塗装部分に染み出してボルトそのものより塗装がさびているような感じになっています。ボディはアルミなので、塗装が掛かっていれば、鉄のように赤く錆びる事は無いのですが、まるでボディが錆びているような感じになっています。そこで、この部分のビスを全てステンレスに変更する事にしました。錆びたビスを外すと、円を描いたように錆が残っています。この錆びは表面に薄っすら付いたという生やさしいものではなく、ビスを閉めこんだために凹んだ溝にしっかり食い込んでいます。塗装を余り削りたくないのでコンパウンドの多いワックスでチマチマ錆を取ります。バフでガンガンやりたい所ですけど、広い範囲で研磨すると全体に塗膜が薄くなるので、ピンポイントで研磨しました。古いビスはネジ部の割りに頭がデカイので、新しい物はワンサイズアップしました。
この他にも、セキュリティ屋さんが使っているボルトは余り良いボルトではないので、腐食が激しいので、これも取り外して磨いてステンレスに交換しました。ボンネットの金網を押えているビスも、窪みに埋もれているので腐食します。外気導入口のカバーも一部腐食が始まっているのでこれも交換。なんだかんだで合計40本位のビス、ボルトを交換しました。ステンレスのボルトは鉄の物と比べると良いのは分かっていても、イザ買おうとすると鉄に比べて割高ですけど、特に外装や水のかかる部分で強度のあまりかからない部分には後の事を考えると安いと思います。ドアのヒンジを止めているボルトも腐食が始まっているのですけど、この部分は加重が大きいので、ステンレスでも焼きが入っているらしいARPのボルトは追加工無しで取り付け出来るのでとても良いです。磨いて終わりにしました。このボルトは友野さんがオークションで売ってます。http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k28985193
この他には、窓枠を磨く時に外したワイパーアームの塗料が剥がれていたので補修。ブレーキマスターの蓋も、腐食で粉を吹き始めたので、磨いてからクリヤーで塗装しました。この蓋は恐ろしいことに単品で部品が出ないので、汚くなったから交換するには、マスターシリンダーとのASSYになります。ブロアモーターのレジスター部分はボンネットの隙間から入り込んだ雨で交換しなくてはならない程の腐食で、新品部品を取りましたけど、ご納入だったのでそのままにしてありましたけど、納得がいかないので手を入れて再生。保護ケースも再塗装しました。しかし、このままでは、また数年で同じ事になるので、雨水が入らないで、尚且つ放熱に影響の出ないようなカバーをアルミ板で作成しました。これは当方のも近いうちにやります。こうやって手を入れていると段々資産価値が上がるような気がするのは当方だけでしょうか?
松原さんが『タイクーン』に乗ってやってきました。前回ミーティングで見たのと同じだと思うのですけど、大径ホィールの中に鎮座しているブレンボのキャリパーは凄いですね。ローター径もでかいからブレーキが良く利きそうです。内装もモニターが5個ぐらい付いてて、バックとサイドに付けたCCDカメラを写しているモニターは小ぶりですが使いやすそうです。

2006.9.15.    石飛 毅氏

工藤さんのタービンの検証結果が判りました。
まず、内部は思ったよりバラバラで、コアの再利用が出来ないようです。メタル部分にオイルの焼けが無いので、潤滑自体は問題は無いようです。ただシャフトが曲がっているらしく、これは何か異物が混入したのか、先にシャフトが曲がってかは、現状では判りません。オイルの焼けが無くても、フラッシングオイルやパーツクリーナーを使うと、メタルが削れるので、シャフト曲がりの原因になります。今までのこのタービン屋さんの実績からすると組み付けにも不安は無いし、クリーナーもしっかりしています。今回はタービン屋さんも当方も良く判らない部分があるので、色々話し合った結果、他のコアを送ってそれをハイフローにしてもらう事になりました。タービンのコアは3個あったのですけど、これで最後の一個になりましたので、これで当方のスペアーが無くなっちゃいました。今度ハイフローにする場合は、ひどく壊れて再生不能になる前に、現物を取り外してハイフローにするか、修理する方法しかありません。気前良くタービンをホイホイ出していたので、当方の予備が無くなったので価格を調べたら、何と新品のタービンは現地価格でも30万を超える物だというのが判って今ビビッています。どこかに格安タービン無いかしら??

2006.9.13.    大井康之

頭の真ん中に白い物があったようなので、それはハクビシンです。
この辺では猟で捕まえることもあります。
じゃこう猫科と思います。
http://www.ax.sakura.ne.jp/~hy4477/link/zukan/niku/0005hakubisin.htm

去年あたり中国で SARS の感染源であると話題になりました。
http://www.worldtimes.co.jp/w/asia/news/040116-183258.html

2006.9.13.    石飛 毅氏

当方の勤務地は武蔵野市吉祥寺北町です。
地名に吉祥寺と入っていますけど、最寄の駅は三鷹です。周りに緑は多いと思うのですけど、自然と言うより緑も造成されているような所です。バブルの時は坪単価が300万円位もしたので、狭山とは大違いです。今日の帰りに駐車場まで歩いていると、動物が歩いていました。猫を少し大きくした感じですが、一目で猫じゃないと言う事は当方でも直ぐ判りました、一体なんだろうと思って、デジカメを出して近くに寄って見たら、顔が尖がってて鼻の真ん中に白い線が入っていましたから明らかに猫じゃない事がわかりました。なんだか判らないのは嫌なので写真を撮り家に帰ったら、ゆっくり調べようと思ったのですけど、そいつは塀を乗り越えてマンションの中に入ってしまいました。
そう言えば最近は、訳の判らない動物が余り良くないという事も聞くので、一応マンションの管理人さんに写真を見せて、『こんなのがオタクのマンションの中に入って行きましたよ』とお伝えして帰宅しました。管理人さんは写真を見て猫じゃないと直ぐに判った様で、キチンとお礼を言われました。しかし一体何なのか良く判りません、レサーパンダ、狐、サル、山猫、豚じゃあない事は判ります。一番近いのはタヌキですけど、以前ガレージにタヌキが迷い込んでますから、タヌキには会った事があるので、シッポが細長いので今回のはタヌキじゃ無いと思うのですけど、それじゃぁ何だと言われても当方には全く判りません。一体あれは何だったか知らないままだと気が治まらないので、何方かこれが何だかわかる人がいますでしょうか?教えてください。

日曜日の作業で色々点検していますけど、燃料ホースの配管にヒビが入っていました。配管が新しい時は弾力があるので、この程度の曲がりは問題無いのですけど、時間が経つと硬化して段々応力に耐えかねてひび割れが始まります。中に繊維が入っているのですけど、ホースの内部にも同じようなストレスが掛かっているので、外観にビビが入っていれば交換する事が必要だと思います。今回はホースには未だ弾力があるのと、ヒビの入っている部位はジョイント直近ですからカットしても長さは十分なのでレイアウトを変更して付け直しをしました。ストレスが無いので、暫くは大丈夫だと思いますけど、近い将来交換部品リストに入れておく必要があると思います。来週も引き続きこの手の『交換したほうが良いですよ』リストの作成をしようと思います。

2006.9.11.    石飛 毅氏

先日動作していなかったエアコンのブロアモターですが、回り始めたというので、交換はどうしようかと思ったのですけど、折角のチャンスなので、ブロアモーターの交換を行いました。この年式の場合は室内機の上半分を外さないと、ブロアモーターの交換は出来ません。97年後期からは、助手席側の内装を外すとブロアモーターが直接見えるところにあるので、簡単です。
内装を外して、一番上の正面を向いている、フラップユニットに付いているジャバホースを外します。次にフラップユニットを止めている10本ぐらいのネジを全て緩めます。取り付けているネジの中で一本だけタッピングネジです。位置はサーボモーターの裏なので見落としに注意してください。全てのネジを外しても、隙間を埋めているスポンジが接着剤のようにべたべたして密着していますから、力任せに取り外しをしないで、ドライヤーで暖めながらスクレーパーの様な巾の広い薄い物を隙間に差し込んで、ケースを破損しないように根気良く剥がしてください。
次に、ブロアモーターが取り付けられている室内機上部を外します。取り外すネジは正面だけではなく両サイドのの奥にもありますから見落とさないで下さい。しかし、この部分はねじ止めだけではなく背面に2箇所リベットで固定されています。この部分は残念ながら壊して外すしか手がありません。リベットはそのままの状態でネジを外し、先ほどと同じようにドライヤーで暖めながらスクレーパーを差し込んで本体から剥がします。後方にリベットで止まっている部分だけで固定されているけど、プラプラな状態になりましたら、力ずくで引き剥がします。ココの引き剥がしの前までは当方が行いましたが、加藤電機がガレージに来る予定なので、やりたくない引き剥がしは慣れている加藤電機にお任せしました。力加減の判らない作業は嫌ですから。。。
加藤電機は、到着すると早速作業に掛かってくれて、あっという間に引き剥がしてしまいました。早速ブロアモーターの様子を見ましたが、ブロアの消耗は案外少なくマダ使えそうな状態でしたが次回のこの作業を先延ばしにしたいので、モーターの回転方向を確認して新品と交換しました。この後取り外したモーターを見ると多少軸にガタはありましたけど、回転しなくなる原因は掴めなかったので、交換したから修理完了だと3流修理屋と同じになるので、加藤電機が回転不良の原因探しを行いました。前回はテスターでプラスの方しか見ていませんでしたが、リレーとかコントローラーには不具合が無かったので、今回はアースを中心に点検を行い、一番怪しいエンジンブロックとの接合部分がオリジナルのボルト径と異なる所に配線されていたので、これの修復を行い、ブロアーの修理完了としました。
タービンも無いし、ブロア交換も終わり、久しぶりに工藤さんのHUMMERを触るので、色々気になっている部分を整備しました。まず、タービンからオイルや金属粉が出ているはずなので、インタークーラー配管の取り外しを行い洗浄しました。インタークーラーの入り口側の配管は結構金属粉とオイルが付着していましたけど、出口側はさほど汚れていませんでした。インタークーラーがフィルターになってくれていたと考えられます。ということはインタークーラー内が汚れている事になるので、インタークーラーに洗浄液を入れようとしましたけど、インタークーラーはエアが上から入って上から出るので、汚れは段々溜まって来ることになります。そこでクリーナーを入れても、さかさまにしないと排出されませんからインタークーラーの底にドレンボルトを取り付けました。これで排気側からパーツクリーナーをしこたま投入して暫く放置した後にドレンから抜けば結構綺麗になりそうです。
工藤さんのHUMMERは、走行距離が少ないのですが、一応油脂類を点検しました。点検したのは前後のデフ、トランスファー、クーラント、グリスのリパックですけど、途中で色々な部分の汚れがひどく、途中から下回りの洗浄作業に切り替へました。どの部分も汚れているため、そのままだと、一体何処を触ったのか、一体何処から何時油脂類が漏れ始めたのか不明になります。そこで、パーツクリーナーとペーパータオルをしこたま使って、グリスの塊、オイルの漏れを綺麗に落とすことで、トラブルが大きくならない内に発見できます。寝板に乗って下回りを丹念に清掃していると、段々欲が出てきて、フレームまで磨き始めちゃいます。工藤さんの年式はフレームがグロス仕上げなので、何層にもなった汚れを落とすとピカピカな部分が出てきます。倉持さんのときもそうでしたが、この作業はエンドレスになるので、何かのキッカッケで終わらせないと地獄を見ます。

2006.9.10.    石飛 毅氏

当方のHUMMERの定期点検を行いました。
内容は、消耗品の点検、オイル・グリス油脂類の点検です。エンジンオイルは距離は出ていませんけど、半年たっていますので交換しました。エンジンオイルは新しいドラム缶が来ていますけど、汲み上げのユニットは今までエアによる圧送するタイプでしたけど、最近のドラム缶は板圧が薄いので変形してしまうので、メカ式の汲み上器に変える予定ですけど、未調達なので、オイルが少ないため共オイルによるフラッシングは行いませんでした。その代わり、助手席側をジャッキで持ち上げてオイルパンの残油をしっかりドレンアウトしました。オイルキャップも錆も無く良好、クーラントのキャップも、点検の度に綺麗に拭き取っているので輝いています。問題なのは、トランスファーでフロントアウトプット側からATFが漏れています。良く点検すると漏れているのはジョイントの内部のナットが濡れているので、インナーシールがNGと判断できます。工藤さんがタービンの点検に来るので、これをやり始めると場所が無いので、これは近いうちに交換する事にしました。
工藤さんがタービンから異音が出ると言うので、先ず試乗しました。高速で金属音がするというので、とりあえず狭山インターから入間インターまでの区間でテストすることにしました。ところが乗り出して直ぐに排気管から白煙が出ているのを発見!異音を確認する前にこの白煙は少し多すぎるので、一応高速に乗って異音を数秒聞くのにとどめて、帰りは回転を上げないで下道でガレージまで帰ってきました。工藤さんは普段タンドラを使っているので、HUMMERには余り乗らないので、ハイフローに交換してから、未だそれ程の距離を乗っていません。エンジンがへたれになってブローバイガスが増える場合もあるので、ブリーザーを抜いてみた所、取り分けオイル分が多いわけではありません。こうなると、原因はタービン?今まで10台近くハイフローにしましたけど、今まで全く問題が無かったので、とりあえずタービンを余り疑っていませんでしたけど、タービンが原因であ有れば、白煙の理由がスッキリします。一応フラッシング履歴を聞きましたけどもタービンを交換したときにオイルを交換して、それ以降オイル交換をしていませんので、これも白タービンが原因だとしたら、その起因を予想しましたけど、当方の頭では思いつきません。
タービン屋さんと電話で話した所、外観では判らない場合もあるので送って欲しいというので、とりあえずノーマルのタービンと取り替えて試すことにしました。ところが当方の所に3個あったタービンが何時の間にか在庫ゼロになっていました。ハイフローにする時貸し出して未返却のものと、オイル切れでブレードを飛ばしたりで、何時の間にか1個しか残っていません。その一個も貸し出し中だったので、工藤さんが引き取りに行って貰い、その間当方がタービンを外すことにしました。ドックハウスを空けて遮熱版を外し、エクゾーストチャンバーを外すと顔を出したブレードはオイルで燻製状態でした。吸気側のブレードも先端がハウジングに当たって曲がっています、軸を触るとガタがありました。原因はタービンでした。この状態から白煙の原因が判ったので、あえてノーマルのタービンを取り付けて確認するまでも無いので、このままタービンの修理が上がるまで、工藤さんのHUMMERはガレージに入庫という事にしました。ついでに、エアコンのブロアー交換や車体の総点検も行うことにしました。
今回は、案外早めの発見だったので、これによる2次的被害は無いようです。ブレードの状態から大きな破片は無さそうですし、もしあってもインタークラーで引っかかっているでしょう。金属の粉も微少ですから、エンジンに入っても燃えて出て行っちゃったと思います。昔のGMのDIESELエンジンはEGRが付いていて、インテークマニホールドは高温の排気とブローバイガスで真っ黒で白煙が多かったのですけど、HUMMERのエンジンはEGRでは無く触媒なので、正常であれば白い煙が出る事はありません。今回も、音より排気の色の異常が先に判れば、もう少しタービンのダメージが少なかったと思います。
排気ガスの色は重要です。黒い排気、白い排気、グレーの排気、青っぽい排気が出る事があります。黒い排気は、燃料が濃くなっている時で、発進時と追い越しの時に出る場合があります。ただ、踏んだ瞬間に『ポッッ』っと出てくる程度は、問題無いのですけど、普段より多めの時は、触媒の表面に不純物が付着して燃焼が出来ていない時です。これは取り外して純水で洗浄することで、不純物を取り除くことが出来ます。ターボの場合黒鉛が多くてパワーが無い時はブーストコントロールがうまく行っていないので、ウエスとゲートバルブアクチエーターの配管とコントロールバルブ、バキュームポンプの点検をしてください。白煙の時は、今回の様にタービンのトラブルが考えられます。しかしこの他にも、白煙には、冬の始動時に出る物があります。冬の始動時は、全く問題ありませんけど、その他は問題があります。白い煙の素はオイル、未燃焼軽油、クーラントの場合があって、一体何が排気管から出ているかの判断が必要です。オイルの場合は焦げ臭いです。未燃焼軽油の場合は石油ストーブの匂いがします。クーラントの場合は甘い匂いがして、マフラーから液体がタラタラ出てきます。これら出てくるものによってトラブルを知ることが出来ます。ブルーの煙はブローバイガスが多いと出ます。原因はピストンリングやバルブのリークです。グレーの煙は燃料の足らない時に出ますので、燃料タンクのベント不良、燃料リターンホースのつまりが考えられます。ココでは代表的な物を書きましたけど、常に排気の状態には注意して観察してください。モチロンこれから購入しようとしている方は、排気の色も判断基準に組み込んでください。
しつこいけどデジカメの話です。今回、当方は突然デジカメが壊れたので、必要十分なカメラを買いましたけど、本当は時期モデルの購入検討を真剣に考えていました。その中で最後まで残ったのは、パナソニックとカシオでした。パナソニックは軽量な所が魅力なのと、使いやすさはさすがでした。しかし、当方はカシオのEXILIM EX-Z1000がベストと思っていました。デジカメの一番重要な画質は、正直な所、当方には違いは判りません。しかし使う上で一番なポイントは、バッテリーの寿命、画面の大きさ、再生のスクロール速度だけで選ぶと、EX-1000は最高です。それを友野さんに言った所、即購入!当方のところに送ってきました。別に貰ったわけじゃありません。TOMONO-GO仕様にラッピングするためです。ベースが黒なので、ラップ技術の未熟さをカバーできそうです。一応欲しかったデジカメなので、色々触ってみた所、やっぱり凄いですね。先日購入したデジカメも、スクロール速度は速いのですけど、更に早くスクロールできます。更に、凄いのは手ブレ防止機構です。テレビコマーシャルでやっている、ビデオの白々しい手ブレ並みにわざと、手ブレさせてシャッターを切りましたけど、チャンと写っています。これで実勢販売価格は4万円を切っています。

2006.9.9.    石飛 毅氏

気候も涼しくなって、GASエンジンのH1にも過ごし易い気候になって、一安心ですね。
工藤さんのタービンから不調音が出ていると聞いたので、改造をお願いしているタービン屋さんに電話をしました。最近知ったのですけど、このタービン屋さんは国内でも有名なショップで、色々な車関係のWEBサイトにも出ています。当方は改造するためのタービンのブランクをお貸ししているので、当方が発送して、ハイフローに改造したタービンは代引きでオーナーに直接送って貰うようにしております。殆どの稼動部分は全て新品に交換されるので、ブレードが飛んでしまったような損傷が無い限り、新品状態になってきます。従って、改造費が安いので新品を買うよりお得です。
さて、今まで沢山のタービンを改造してもらっていますけど、今回の様なケースは初めてなので、どのように点検をしたら良いかアドバイスをしてもらうために電話をしました。今まで沢山出しているからと言うわけではないと思うのですけど、丁寧に色々教えていただきました。短期間でトラブルが出るケースで一番多いのは、エンジンオイル交換のときにとても柔らかいフラッシングオイルを使って洗浄して、タービンの軸受けのオイルを切らしてしまう事があるそうです。ターボ車をフラッシングしてはいけないと言うのは常識なので、万が一これによってタービンが駄目になった場合は、この作業を行った所に責任があると思います。プロがタービンを分解すれば、大体原因は判る様なので、異常があったら送って点検させてくださいと言ってくれました。これで壊れた場合は素人のオーナーには責任が無くて、あくまでもフラッシングを行った業者の無知が起因ですから、壊れた場合はきっちり文句を言って責任を取ってもらった方が良いと思います。当方も、エンジン内洗浄には興味がありますけど、どう考えてもあのサラサラのオイルに不安があったので、以前からエンジン内の洗浄は同じオイルでフラッシングを行っています。この土日でフラッシングをしようと思った方は、灯油のようなサラサラなオイル(洗浄剤)でのエンジン内洗浄はエンジンを痛める原因ですからやめた方がいいと思います。

2006.9.8.    石飛 毅氏

野澤さんのH2の点検が終ったので、藤岡まで搬送しました。
会社から80km位のところなので、何時もの様にアルバイトちゃんを雇って仕事が終ったあと加藤電機に向かい、大泉ICから関越に乗った所、渋滞も無かったので藤岡には7時半に到着してしまいました。以前加藤電機からガレージに搬送した時は所沢が混んでて、8時を過ぎてしまった事を考えると案外近いと言う感じです。これなら東京から、野澤さんの所へ治療に通えるような気もします。高速料金も行きは、8時前に出口を出たので通勤割引が適用されて1500円(通常2000円)帰りは早朝夜間割引のお陰で更にお得な1000円!なので経費削減に成功しました。そして一番のお徳は時間が余ったので、美味しいすき焼き・しゃぶしゃぶをご馳走して頂けてWラッキーでした。
野澤さんのH2は時々バッテリー上がりを起こすので、何か問題が無いか点検してもらうために加藤電機に出していました。未だ詳しくは聞いていませんけど、H2の暗電流はエンジン停止後は暫く高く、時間の経過と共に低くなるようです。この理由は未だ聞いていないので判りませんけど、これがちゃんと落ちないとバッテリーが短時間で上がってしまうようです。セキュリティーやオーディオの取り付けによって、高暗電流から抜けなくなる事があるらしく、これを色々なシチュエーションでテストをした様です。野澤さんのH2に乗っての感想ですが、前回の時は良く知っている道を走っていたので、全くナビを見ていませんでしたが、今回は初めての場所に行くのでナビを頼りに走りましたが、前回H1に乗ったときと同じようにナビの操作ボタンが真っ黒で判りません。ライトを点けると普通は画面の明るさが暗くなったり、色が変ったりするのですけど、全く変化がありません。恐らくイルミネーションの未配線が原因と思われます。もしかするとナビの設定で治る可能性も有りますけど、野澤さんのH2に付いているナビは操作性が悪く触る気を落とします。ナビの場合、操作のキーポイントは色々いじって訳が判らなくなって困ったときに押す『現在地』ボタンがタッチパネル内に無いため、イルミネーションが無い場合は全くわかりません。当方はアルパイン、パイオニア、パナソニックと使っていますけど、大体どれも同じように使えます。しかし今回のナビはステレオ、チューナーの操作がひと目見て判らないので、結局音楽無しで藤岡まで行きました。この点を野澤さんに聞いたら、操作性の悪さを痛感している様でした。カーオーディオの世界も厳しい時代らしく、BOSEに続いてSONYもカーオーディオから撤退したようですね。
先週ガレージのエア配管が破裂しました。エアの量が多く取れるようにコンプレッサーからマニホールドまでの20mは耐圧15kg/cuの太いホースを使っていましたけど、最初、小破裂が起きてエアのリークが始まりました。梁に添わせているので修理が面倒だし、この程度ならさほど問題が無いと思って放置していたら、あちらこちらで破裂が始まり、このホースを諦めて仮設のエアホースで応急処置しましたけど、また床に配管を這わすのは嫌なので、新たにホースを購入しました。以前のホースは価格が安いので自動車部品の通信販売で有名な所で購入したのですけど、同じように見えても粗悪品だったみたいです。価格も半額でしたけど結局この手の設備に安物は使えないと言う事が良く判りました。ハンドライトも安物は直ぐ壊れるので、ちょっと高いんですけど思い切って良い物を購入しました。そんな折、A-carsの記事を見ていたところ、あのトムラガレージも同じライトを使っていましたので、やっぱり!と、自己満足しております。

当方は知りませんが、結構有名な漫画家が自動車のダッシュボードに折りたたみナイフを入れてて『銃刀法』で逮捕されたそうです。この記事を読んで、ちょっとビックリしました。元々、この漫画家さんは無灯火で運転して職務質問をされた様です。当方も、以前ワゴンRを運転中に職務質問をされましたけど、その時は例のオルタネータートラブル時期だったので、車内に工具が散乱してて、その点について色々文句を言われたのですけど、恐らくナイフ類を探していたのかも。この漫画家は刃渡り8.6cmのアーミーナイフだったらしいのですけど、我々の周りには、幾らでもある様な物じゃないかと思ってギクッ!としました。どうやら刃渡り6cm以上のナイフは正当な理由無く携帯しちゃいけないみたいです。もちろん、小さいナイフでも振り回しながら持っているのは、別の意味で駄目でしょうけど。。。確かにナイフマニアの友野さんが凄いナイフを沢山持っているのに、ワザワザ小さいナイフをベルトに付けているのは、『銃刀法』を知っているからだと今判りました。
手持ちのナイフを早速測ってみると、キーホルダーにしているナイフでさえ4cmもあります。ただ、刃渡りの測り方って切れる部分だけなのかその根元の部分までなのか、良く判りません。ちょっと調べると、鋏と刃渡り8cm以内の折りたたみナイフに関しては除外される様ですけど、マニア以外はそんな事意識しないで、気楽に車の中に入れて置く事って良くある事だと思います。意味も無い事で、知らなかったでは済まないし、まさかそんな事で逮捕になるとは知らない我々が、自己の正当性を熱っぽく反論しても、警察官の現場での裁量ですから心証を悪くするだけです。さほどナイフに思い入れの無い方は大きな物は家に保管しておく方が賢明と思います。8cm以上でも所持ではなく所有する事は問題にはならないみたいですから、自宅に保管していれば良い事になるようです。心配な人は『銃刀法』をよく読んでわからな事は近くの交番で聞いたほうが良いと思います。
 

2006.9.6.    石飛 毅氏

先日、工藤さんがフロントのエアコンから風が出ないと言う事で調べた所、単純にブロアモーターが回っていませんでした。
ブロアモーターの電源は2系統でHi以外は95年まではエバポレーターボックス内、96年以降はサージタンクの裏にあるレジスターを通って通電して、最速は直接電源をバッテリーから取っています。従って全ての速度で回転していない場合はブロアのロックが考えられます。97年の前期モデル(AC。MAXがプッシュスイッチがあるタイプ)まではブロアモーターは室内機の上部に軸が垂直になる様に取り付けられています。更に取り付け位置は、ダッシュボードの中に入っているので、取り外しは室内機の一部を取り外さないとブロアモーターを交換することが出来ません。工藤さんも近い将来エバポレーターのユニットに問題が起きた時にはレトロフィットキットと交換する予定なので、一応新品のブロアモーターを手配しました。ただ、現在では手に入るレトロフィットキットですけど、一体何時頃まで供給されるか不明なので、早い時期に交換する可能性もあるので、積極的に更新するのであれば、異音が出て交換した中古のブロアーモーターが再利用できるので、先日、当方が交換したブロアモーターのOHを行いました。OHとは言っても、分解して内部の損傷状況の確認を行い、異常が無ければ清掃と注油を行うだけです。モーターはリベットで固定されているので、組み上がった状態で最終組み立て時に打ち込むリベットの穴を空けておいてからリベットを外します。これは以前にも説明しましたので、ご参考下さい。
今回バラシタ状態は内部は錆びてオイルも乾き切っています。交換したのは低回転時にブロアから『ククククク・・・・』と回転音に比例した異音が出ていたためです。異音が出てから直ぐに交換したので、軸受けのブッシュやシャフトの摩耗はありませんでした。ちなみにこのブロアは以前リアベアリングに穴を開けてグリスアップして再利用した物で1年半持ちました。当方の使い方だと新品でも2年ほどで異音がしていますので、まぁまぁ持ったんじゃ無いかと思います。
再組み立てして、テストした所、異常がありました。モーターの軸を横にして電源を繋ぐと正常に動作しますけど、軸を垂直にすると回転数が下がって、少し異音がしています。通常モーターと言うのは殆どが軸のスラスト方向の荷重はラジアル方向に比較して少ない物が殆どで、このブロアの軸受けの構造も特にスラスト方向の荷重をキチンと受ける構造ではありません。このブロアは以前当方の古いタイプのエアコンで使用していたために軸が垂直方向で取り付けられていました。寿命が来て注油してレトロフィットキットの室内器(軸がほぼ垂直方向)だったため長持ちしていたのだと思われます。これでは工藤さんのHUMMERには使えませんから、当方のバックアップとして在庫する事にします。壊れたブロアモーターの内部を見ると腐食されているケースが多いです。これはブロアモーターのが常に熱にさらされているので内部が結露するのと、不十分なドレンの影響が多いです。従ってドレンのホースが固着して排水が上手くいかな事が多いので、エアコンのドレンは何時もキチンと整備しておく事が必要と思います。
プレデターからご挨拶状が届きました。プレデターも今年で10年だそうです。ライアンが会社を始めてた頃から友野サンがお付き合いを始めていますので、随分長いお付き合いですね。ご挨拶の内容は『プレデターはH1の生産が終ってもマダマダ頑張ります!』と言う内容です。当方のHUMMERも95年の5月生産で、その年の8月に購入して10月に登録ですから、もう直ぐで登録11年になります。車体は約9万キロ、エンジンは3万キロと頑張っています。
蛇足ですけど、最近のマイブームは何でもラップしちゃうことです。当方が先日購入したデジカメも破損防止のためにラップして使っていました所、目ざとい狭山ハウジングに頼まれてデジカメを黄色いH2のイメージでラップするオーダーを受けましたので、頑張ってみました。自分ではいい感じだと思っています。これでガキチャリゲット!

2006.9.4.    石飛 毅氏

狭山ハウジングのH2のヘッドライトが点灯しないと言うので、ガレージに入庫。
狭山ハウジングのH2はディラー車なので、オリジナルのライトは補助灯扱いで、メインのライトはバンパーに取り付けられた物がメインビームです。従って本来のヘッドライトはリレーが追加されて、ライトスイッチの下に取り付けられた照光式の押しボタンスイッチによって点灯します。励磁用の電源はACCから取られているので、キーが入っていない時は点灯しません。点検のためにライトスイッチの取り付いているクラスターパネルを外そうとした所、既に六角ボルトのアンカーは破損しててガタガタしています。アンダーカバーを外すと中から粉々になった樹脂がバラバラ落ちてきす。この部分はこれ以上壊すとお気の毒なので、この部分の取り外しは諦めて室内のヒュースボックスのカバーを外して点検しました。
スイッチの配線は無造作にされてて、配線を煽るとライトが灯いたり消えたりします。怪しい『泥棒カプラー』の増し締めを行いテープで巻いてある配線を剥がしてみましたら、この部分はキチンとハンダしてありました。それだけでは未だ配線を煽ると点灯しない事があるので、スイッチの後方を触わっているうちに何時の間にか治ってしまいました。当方の予想では、このスイッチの信頼性が今一だと思うので、日本開閉器等の信頼性の高い工業用のスイッチと交換したいと思います。それよりも信じられないのは、このライト用の配線が余りにもお粗末な事です。エンジンルームから室内への引き込みはラバーグロメットを横チンして通してあるのでボディの切り口に配線が直接触れているため被覆が破損してショートする可能性があります。リレーを取り付けている位置も何の芸もありません、何も取り外さないで出来るだけ簡単に取り付けているので、後日スイッチを交換するときに、全てやり直しをしたいです。この作業で昼飯ゲット!
当方のハブオイルの交換は数ヶ月前に右側2輪だけ交換しましたけど、左側が未だだったので、スピンドルの締め付け点検を同時に行いました。ハブはオイル漏れも無く、オイルの劣化も全くありませんでした。風呂から帰って来ると少しギヤオイルが焼ける匂いが気になりましたが、翌日の日中に一番下の子供が入学する大学の説明会に行くので、そのまま帰ってきてから点検する事にしました。大学から帰ってヒロシにお願いしていた502の作業準備が終り後に帰る前に当方のHUMMERをガレージに入れて、ヒロシに手伝ってもらって、下回りの点検をした所、ディスクローターにギヤオイルが付着しておりました。このオイルがブレーキの熱で焦げた匂いを出していたようです。漏れているのはディスクの外側なので、2種類あるシールでも交換が簡単な方なので、交換する事にしました。シールの交換方法はサイドブレーキのワイヤーを外して、ハーフシャフトのロータ側を外すとローターの真ん中に大きなナットが出てきます。この部分はオイルで濡れているのが写真で判ると思います。このナットをインパクトで緩めると、シャフトの奥にブルーの歯車の様な形をしたシールが見えます。これがスプラインのシールをしています。新車から無交換ですから、11年間持った事になります。勿論これは新品と交換しました。
当方には子供が3人おりますが、上の2人はこの春にそれぞれ大学、専門学校と卒業して社会人になっております。この2人が同時に学校に行ってた時は経済的には大変でしたが、一人は専門学校だったので厳しいのは2年間だったため、どうにか乗り切ることが出来て、今年に入ってホッと一息ついた所です。後は一人なので、あの悪夢の2年間を乗り切った当方としては、進学に対してはさほど気にしておりませんでした。一番下の子供は当方より身長が高く良い体をしていますので健康面では全く心配ありませんけど、本人は高校野球に夢中になっていたため仕方が無いというこじ付けで、学力は『頑張れ』な状態です。それでも高校で完全燃焼出来なかったから大学に行って野球をやりたいと言うので、当方は『好きにしていいよ〜』としか言っていません。我が家では一番上の子も大学でバスケットボールをやっていたので、大学で運動部に入ることには反対と言うよりむしろ応援する方なのですけど、高校でろくな結果しかのこしていないので、先ずは入学してからの話しだと思っていました。
良く判らないのですけど、各大学は今の時期に入学希望者を集めてセレクションを行い、自校に必要と思う生徒をピックアップして、推薦入学をさせるみたいです。愚息も先週このセレクションを受けた所、合格してしまい急遽進学先が決まってしまいました。早速野球部の説明会があるというので、この大学はガレージから30分位のところなので、当方が同行することになり、ガレージから愚息と2人で大学に行って説明を受けてきました。行きは愚息も大学が決まり野球も続ける事が出来るので、浮き足立っていましたけど帰りは、少々暗め。。。この大学の野球部は全員合宿所に入り、集団生活を行い、キャンプは『サイパン』だったりの本格的な活動をしているらしくちょっとビックリ。説明してくれた監督さんはこれらの活動方針による4年間の費用を詳しく説明してくれました。勿論当方も2食と宿泊付ですからある程度の覚悟は出来ていましたけど、聞いているうちに学費を合わせるとALPHAに限りなく近い費用にはちょっとビックリ。横で説明を受けている時に、横を見ると、普段財布に多いときでも諭吉が一枚しか入っていない愚息は放心状態。
帰りの車の中で突然『とうちゃんHUMMERはいくらで売れる』などと言い出したので『冗談じゃないよ、これはおれの宝だぜ』『良く考えてごらん、家で一番要らない車じゃねぇ?』『冗談じゃねーよ俺の生甲斐だぜ』『じゃぁさー、子供とHUMMERとどっちが大事なのよ』もちろん即答で『HUMMER!』『まじかよ、馬鹿じゃねーの』と吐き捨ててしばらく沈黙。。。『父ちゃん生命保険入っている?』『えっ』再び沈黙。。。。『30万で親殺してくれって安すぎねぇー?俺なら100万ぐらい払っても損は無いと思うけど』。。全身に寒気が走った頃ガレージに到着。ヒロシに大学の話をすると答えはやっぱり『もうすこしでALPHA買えちゃうじゃないですか』でした。しかしヒロシが息子に『お父さんがシビアにガレージをやれば大丈夫だよ』と励ましてくれたお陰で、愚息は元気に電車で帰っていきました。愚息が帰った後ヒロシに先ずはお礼して、その後『本当に大丈夫かな?』と聞いたらニヤニヤしながら『多分。。。』モゴモゴ。。。やっぱり多分の後は『無理』の様です。。。家に帰ると、やっぱり全員に言われました『HUMMER要らないでしょ』。。。酷い家族です。皆さんがガレージに来た時にニコニコしながら当方とヒロシが揃って『いらっしゃいませ〜』と言い出したときには、何かがあったと思ってください。もちろん帰りには『お会計〜』です。

 

 

 2006年8月