2006年10月  HUMMER ESSAY 2006年11月      

2006.11.30.    石飛 毅氏

デジカメをガレージに忘れてしまったので、更新が遅れてしまいました。
更新といえば、当方の船舶免許の期限が25日で切れていたのに、更新するのをすっかり忘れていました。これから慌てて手続きをしますけど、船舶免許が更新と言うことは、先生のところで胃潰瘍の治療をしてから5年ですから月日の経つのは早いもんですね。
先日、スカイオートに行った時に、ラバーダック4X4からオープン用のヘッドコンソールボックスが到着していました。運転席から助手席のフロントウインドウ上部全体を囲い、スピーカーとかモニターとか色々取り付けることが出来ます。オープンモデル専用ですが、早くハードトップ用が出ないか楽しみです。
土曜日は静岡名物の『鯛めし』と『茶飯』を一成さんが買ってきてくれました。朝一番で買いに行かないと買えないらしく、苦労して手に入れたのでありがたかく食べろという感じの事を言ってました。この他にも当方の知っている一成さんのお友達からも、お土産を頂けて補助食が充実しました。一成さんのHUMMERはガレージに到着した時に、ガラガラ大きな音をエンジンルームから発していたので、ボンネットを開けて点検しました。一番疑わしいのはオルタネーターなので、先ず、何も考えないで取り外して再度エンジンを掛けてみると、ガラガラ音は止まりました。オルタネーターを外すと、多少ゴロゴロしていましたけど、それほど酷い状態ではありませんでした。アメリカでの生活が長かった一成さんは、アメ車のオルタネーターは弱いと言う伝説を頑なに守って、壊れていないのに4年前にオルタネーターを交換しておます。そのときに外したオルタネーターを持ち歩いていたので試しにこれと交換してみました。そうするとまた同じような音がします。何度か外したり付けたりを繰り返していると、音はベルトの張りの強さに比例します。
92年のHUMMERはベルトはVベルトなのでテンションは自動にはなりません。その強さと比例しているのは、ベルトがウォーターポンプにラジアル方向に力引いている時に軸受けにガタが出ているために音が出たようです。もう14年目を迎えるので、ポンプが駄目になっても可笑しくないので、ポンプを手配して次回交換する事にしました。この他にもATFクーラー、エンジンオイル、CTISのホースも交換しようと計画をして業者に相談した所、断られたので、成り行きでオール、リフレッシュを当方のガレージでやることになってしまいました。まぁ、今後多くのHUMMERがやらなくてはならない事なので、ケーススタディとして、やっても良いかなと言う感じもあったので。。。出来たら当方としては自分のHUMMERでこれはやりたかったと言う感じですけど。。。
日曜日は、ガレージを占領しているGTRのエンジンをやっつけていると、浜本さんが大井先生のHUMMERを購入された方と一緒にお見えになりました。浜本さんのHUMMERは以前ハーフシャフトのブーツが破損して、とりあえずガレージにあったものと交換しましたけど、部品が入荷したので交換しに来ました。ハーフシャフトの交換はアンダーガードが無いと簡単です。何度もやっている作業なので淡々と作業を進めると、古いシャフトを抜いて新しいシャフトを入れようとしたら、中々入りません。オカシイと思って外したシャフトと比較するとスプラインの太さが違っていました。どうも新たに届いたシャフトはHD用でもサードパーティーから出ているのと違って、GVWが12400LB用の物でした。仕方が無いのでそのまま元に戻して新たな部品が来るまで作業は順延です。
GTRのエンジンはエンジンスタンド上では組み立てが終りました。後は数本の配管を行えば車体に積むことができます。早いところ終わらせたい作業です。。。来週は加藤電機が助っ人に来てくれるので、細かい作業は残るけど、とりあえずガレージ一杯に広がったGTRの部品が片付きます。
 
友野サンも当方と同じくぎっくり腰になったそうです。先週、物凄く重いリフトアップキットが届いていたけど、あれが原因?当方は余りにも重いので、道路を引きずって運びました。昨日連絡したら、歩く時には結構腰が曲がっていると言うので、当方が使った『治る』ウエストベルトを急遽送りました。外科医や整形外科医もメンバーにいるのに言いにくいけど、痛み止めの注射と牽引じゃ直ぐに治らないですよね?筋肉疲労と気温が大きな要因でしょうけど、何も当方の真似をすることも無いのに。。。。友野サンに部品を頼んでいる方は重い物の出荷は遅れそうです。

4X4 MAGAZINEの1月号が25日に発売されました。最近は雑誌の売れ行きは芳しくないらしく、今週の頭にランドクルーザーマガジン、バイブスなどを出版しているアポロが会社更生法の申請があったそうです。見開きカラー2ページですけど、集合写真が大きめなので、記念に購入してください。
当方の所には、今回は珍しく発売日に見本誌が届きました。封筒を開けて見ると表紙の雰囲気が大きく変わっています。当方の記憶では初期の中綴じから、角綴じ、サイズの変更、左綴じから右綴じと今まで数回変わりましたけど、今回は表紙の題字が変りました。今までは表紙は『4X4 MAGAZINE』でしたけど『4X4』だけになって、その下にカタカタで『フォーバイフォーマガジン』と書いてあります。一見、2X4などと見間違えて建材の雑誌と思う人がいるかも??右下に30thと書いてあります。当方は1979年にランドクル41を購入してから27年間もこの雑誌見続けている事になります。月日の流れるのは早い物ですね。

2006.11.24.    石飛 毅氏

今日は祝日なので、ガレージでバラバラになったGTRのエンジン磨きをしていましたけど、一人でシコシコしててもつまらないので、タイヤ交換と、追加工するH2ホィールの引き取りにスカイオートに行って来ました。
タイヤ交換といっても、以前H2のホィールにMTRが入っているタイヤが1本だけ出ていたのを落札しましたが、ホィールは未加工品だったので、以前ヒロシが加工に失敗したH2ホィールがあったので、これと入れ替えてスペアにするためです。当方のHUMMERに背負っているスペアは、ローテーションに組み込んでいたので、5分山以下です。そのくせオリジナルの2ピーステッチンホィールは重いので、万が一パンクした時に上げ下ろしに苦労するので、このセットに交換することでかなり軽量化できます。
スカイオートに行のは久しぶりです。最近、HUMMERが整備のために沢山入って来たり、中古の入荷数も多いので忙しいと聞いていたので、邪魔に成らないように遠慮していました。確かに店舗に行くとH1が溢れていました。最近の傾向では、高年式の個体が多いようですが、走行距離がメチャクチャ少ないのとか、オフロードを走っていない綺麗な車が多いです。スカイオートは入荷した状態で展示してあるのですけど、手を入れなくても良さそうなH1もあります。店長に『沢山あるから頑張って売らないとね』と冷やかした所、実は置いてある半分以上が売約済みで、タマが足らないそうです。
タイヤの入れ替えは工場の方でやってもらうので移動した所、工場にも溢れていました。車検のため入庫していたHUMMERをチェックした所、トランスファーのOH歴があったのですけど、その修理が手抜きだったので、ATFがダダ漏れでした。バルブカバーからもオイルが漏ってて、エンジンがオイルだらけだったのも、補修したそうです。せっかくドックハウスを開けたのであれば、ぜひクーリングキットを。。と思いましたが、高年式なのでとりあえず良いかな。
ホィールの引き取りあがるので、荷物を降ろしてきましたが、何時もの様に無造作にホィールを荷台に乗せようとしたところ、スカイオートが『傷に注意してくれ』とスマナソウに言うので、なんで?と聞いたら細かい傷とかを気にするお客さんらしいので、いつもはダンボールを敷きますけど今回は荷台のカーペットに直接積む事にしました。でも、その割にホィールが汚いので、幾ら気にしない当方でもカーペットが汚れちやうので、当たる面をウエスで磨きましたが、良く見ると案外小傷があるので、一つ一つスカイオートに発見の度に報告したら、勘弁してくれと言う顔をしていました。
この手の事って感情的なので、全ての傷を写真に撮って置かなければならないです。それより、H2のメッキホィールはメッキのつきが悪く加工中にパリパリ剥がれる事が多々あるので、お客さんには伝えて貰う事にしました。スカイオートも商売ですから、色々なお客さんに気持ちよく買ってもらうには大変ですね。。。当方としては、一体誰だとかは商売上の事なので失礼ですから聞きませんが、H2メッキホィールを履いたH1に近づかない様にします。。。ガサツな当方は、以前、ガンちゃんが全塗装上がりの時は物凄く神経を使いました。松原さんは、気にしないと言ってくれていましたけど、せめて本人が見るまでは無傷でと思うので大変でした、ですからとてもじゃないけど当方のガレージでは対応できません。。。
スカイオートのお客さんが、HUMMERを引き取りに来るので、ホィールを積んだ後に、北越谷に当方のHUMMERでお迎えに行きました。この方はミーティングに来た方ですから面識はありましたけど、どれがこの方のHUMMERかは知らなかったので、スカイオートに戻ってから、ジックリ見せてもらいました。この方のH1はモニターだらけでした。更に竹槍マフラー、そして聞いているミュージックは『軍歌』でした。H1に乗っている人は色々な方がいますので、多少の事では驚きませんが、久々にビックリ。この方のHUMMERで軍歌を聴きながら『ホルモン』を食べに行き、色々お話をしましたけど、どうして軍歌なのか全く糸口が掴めませんでした。この人を知るにはもう少し時間が必要です。
『ホルモン』を美味しく頂戴している最中、スカイオートが、以前ここで紹介した『HUMMERの時計』http://www.rockxwatch.com/hummer/index.htmlを持っていました。当方と軍歌は直ぐに飛びついて、とにかくもぎ取って観察しました。感想は☆ーとても良い感じです。何処でどうやって入手したのかは秘密らしいけど、取りあえず付属品も一杯持っていると言うので、本来家庭に押しかけるのは、ルール違反ですけど、村上さんの自宅まで押しかけて見せてもらいましたが、ジックリお邪魔するのは恐縮なので、ちょっとの間お預かりさせて貰いました。村上さんからお借りした一式は、米軍の弾薬箱(本物!)にベルトが2本と時計用の工具、ワンタッチのバックルが入っていました。基本は皮ベルトで、他のベルト、竜頭のプロテクターはオプションです。皮ベルトには一々ベルトの穴を通すのが面倒な人用にフォールディングバックルをオプションで追加できます。金属製のベルトはSUS316L(工業界ではサス316エルと読みます)とチタンで出きています。SUS316はステンレスでオーステナイト系ステンレスで一般的なSUS304より高価で、さらに最後にLが付いているのはローカーボンと言う意味で、塩素イオンに強く耐食性はかなり高いです。同時に使われているチタンの耐食性と強度は高値です。ナイロンのベルトはベースがナイロンですけど、時計を支えているベルトにはカーボンが張ってあります。ベースの時計があれば、これらのパーツの組み合わせは自由です。
時計本体をいじくり回していると、驚いたことに、ベゼルの2段目はゴムなので、どこかにぶつけた時にバンパーになってくれます。カーボン目の文字盤には外側にはターキーメターが付いています。文字盤の放射線マークとマルの中に3Hと書いてある意味は、恐らく3Hガスライトカプセルの事みたいです。今回お借りしたのは真っ黒な奴ですけど、どうやらHPによると、シルバーのほうは時期入荷7月(来年?)となっています。何方かお買いになったら見せてください。

2006.11.23.    石飛 毅氏

名古屋の堀田さんから紹介してもらった室内用のヘリコプターを会社で飛ばした所、大好評です。
当方が今いる部署は開発センターなので、殆どが技術系の社員なので興味津々でした。そこで入手しようと先週末ネットで探しましたが、品薄でAmazon.comは予約受付をしていたので、希望者を募って申し込んでおきました。そんな折、加藤電機からも欲しいとリクエストがあったので追加注文して、結局15機も買ってしまいました。殆ど初フライトから簡単に飛ばせるので費用対効果は大きいです。ネットで調べると、色々改造をしている人もいます。休み時間になるとヘリコプターが飛んでいる職場は変でしょうか?
この時期、H1を買う人にはとても良い環境だと思います。まず、HUMMER JAPANもHPを見ると在庫が増えています。スカイオートに至っては、HPを更新する前に売れてしまうみたいですが、在庫はドンドン入れ替わっています。クラブメンバーからも現在4台(先日以来もう一台96年の黄色ワゴンが売りに出る情報が入りました)、さらに、Yahoo!の中古車情報を見ると5台のH1が出ています。価格は千差万別ですが、H1を研究していない単独販売の場合は、内容を考えないでH1というだけでビックリするような価格設定をしておりますので、注意が必要ですね。購入する時は価格だけではなく、状態を十分把握して、購入後のことも良く考えて購入するのは当たり前の話です。くれぐれも衝動買いをしないようにしてください。それと、価格は乗り出し(要するに、自分の手元に来るまでに掛かる任意保険と燃料代以外の全ての費用)が入っている価格と、オプションを含まない車両本体価格が同一では無い事に注意してください。正確には消費税と取得税だけでも車両価格の10%になります。オプションも全て別料金の場合、それは要らないと言っても、取り外しにそれ以上の見積もり金額になる事があるそうです。それって厳密には公取違反ですが、そんなのお構いなしって言う質の悪い販売店もあるそうです。現在販売されているH1はALPHA以外は中古車です、国内登録をしていない場合、色々な表示をしていますけど、現在、国産車のディラーが販売数を稼ぐために期末に自社登録して、それを期を跨いで販売する時に『新古車』という表示は禁止されています。余りその辺の表示とか、単純に見た目だけで判断してはいけません。後でガッカリするのは当人ですから。

2006.11.20.-2    石飛 毅氏

ヒロシのGTRのエンジンは、ヒーターホースが破れて、軽いオーバーヒートを起こしたらしくヘッドが歪んでオイルに冷却水が混じってしまったようです。
普通、ガスケットの交換なんて、エンジンを載せたままやるもんだと思っていましたけど、とにかく世界一早いセダンGTRのエンジンの回りには色々な物が付いてて、とても搭載したままでは出来ません。そこで、エンジンを下ろしちゃったほうが組み付けの確実性とか色々考えると楽じゃ無いかと言う事になってエンジンを下ろしました。とはいってもGTRにはターボが2個付いているし、立派だなぁ〜と思ったオイルパンにはフロントのデフが付いています。初めて降ろすので、試行錯誤しながら降ろしました。このエンジンはHKSのパーツを組み込んでコンプリートで販売された物なので、色々な部分を記録をとりながら分解しないと後でとんでもない事になります。実際にエンジンを開けてみると、これがGTRのエンジンか?と思うほど華奢です。普段H1のエンジンをばらし慣れているからか、全てが心細い感じです。ただ、仕上げとか、使っているボルト類は吟味されているなという感じですね。組み込みの方もカムシャフトの軸受けには全て合わせマークが付いているし、バランスも取ってありました。恐らくこの辺はチューニングショップがやったことなんでしょうね。それでもヘッドボルトの締め付けトルクがバラバラだったのは、オーバーヒートが原因なのか驚きました。メタルガスケットを使っているらしいので、ヘッドボルトを緩めた後、プラスチックハンマーでヘッドを叩こうとしたら、そのまま普通に外せました。ブロックにもヘッドにもガスケットのカスが出ないので、メタルガスケットって良いですね。ヒロシはヘッドの面研を十分でやれるので、持ち帰りましたので、来週、エンジンの組み込みを行い、上手くすると再来週にはガレージから出て行けそうです。正直な所、知らないGTRのエンジンを降ろすより、当方にとってはHUMMERのエンジンを降ろす方が100倍ぐらい楽です。

HPでは、殆ど車両売買の紹介は行っていませんが、ここの所、メンバーから数台売却希望車が出たので、情報として紹介します。何時も言いますが、当方はその車両の価格、HPに記載した状態以外については一切感知しませんので、業者にするような質問はしないで下さい。
@96年のGAS HUMMER WAGON 白。通称雪子さんです。エンジンは購入して直ぐにオーバーヒートして足を出したので、積み替えております。どうせ積み替えるならパワーの有るZZ4に積み替えて仕舞おうということで換装しております。確か馬力は250位だと記憶しております。モチロンPCMのロムも交換していますので、普通のGAS HUMMERよりイライラしません。燃費は、当方が乗るとノーマルより良かったです。エンジンを積み替える時にエアコンも良く効くレトロフィットキットと交換しております。2人目のオーナーが、昨年購入して調子よく乗って居ましたけど、事業拡張のため売却します。今まで2人のオーナーが使っていましたけど、お二人とも沢山車を持っているので、走行距離は物凄く少ないです。車体は今月末にランドマップに来ますので、詳細はランドマップ landmaptlc@dream.comにお問い合わせください。ちなみにエンジンの換装、その他当方にて行いました。価格は500万円台と聞いております。
A96年式 DIESEL TUBO 4Dr HT。 これは『那須PSガレージ』展示中の赤いH1です。PCMのチューン、ハイフローターボ、ハイフローマフラーを入れてありますからとても速いです。走行距離も短いですし、エアコンされたガレージ内に展示されているので、美品ですね。外装の前後バンパー、HIDフォグ、シートは取り外しての売却になるそうです。売却の理由はALPHAを。。。らしいです。このHUMMERも当方が色々携わっています。詳細は、後日当HPにて紹介しますので未だ問い合わせをしないで下さい。特に『那須PSガレージ』に直接問い合わせるのは仕事の邪魔になるので絶対にやめて下さい。
B99年式 WAGON シルバー でかいアルミが付いていますので、オーバーフェンダーも付いています。スタッドレスタイヤもあります。フロントのコイルはスーパーヘビーデユティに交換しているのでフロント下がりは少ないです。ボディリフト、クーリングキット、ハイフロータービン、ハイフローマフラーが入っています。当方は見ていませんが、その後、シートを交換して、ブースト計も装着したそうです。購入して1年程で車両価格のほかにかなりのお金を掛けて色々やって、それには当方も協力しましたので売却には納得できませんでしたが、売却理由を効いた所、恐らく当方もそうするだろうと思う理由なので売却を承諾しました。写真と詳細は、後日HPにて紹介しますので未だ問い合わせをしないで下さい。

2006.11.20.    石飛 毅氏

昨日、佐藤先生がお見えになった時に、日曜日(19日)の主要新聞に三菱重工の全面広告に佐藤先生の作品が使われている話がありました。
早々確認した所、チャンと掲載されていました。最近のこの手の物はCGが多いのですけど、三菱の担当者がCGとはまた違った肉筆の良さを評価されて、プレゼンテーションで大手広告代理店を押えて採用になったそうです。ここの所、佐藤先生がお見えにならないので、どうしたのかと思いましたが、これを書き上げるのに大変だったし、案外、ああ見えても秘守義務をチャンと遂行してて、なんで忙しいのか教えてもらえませんでした。(田宮のハンビーのプラモデルが出た時も、当方は発売されるまで教えてくれませんでした)。今回の新聞掲載は当方にとっても大変喜ばしいことですねぇ。

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2006.11.19.-2    石飛 毅氏

本日久しぶりに、佐藤先生がお見えになりました。
そこで、先般のターボの破損の経過をお話して、先生のご意見をお聞きしました。まず、先生の見解もガソリンエンジンとDEISELエンジンのオットーサイクルとDIESELサイクルの大きな違いを知らない人が多すぎると、当方と同じ見解でした。先生は我々より船舶用DIESELエンジンを見る機会が多く、ターボのトラブルも沢山見たことがあるそうです。まず、今回のタービンは高回転になりすぎて、ブレードの強度が耐えられなくなりバランスが大きく崩れて、シャフトが曲がったりすると、一発で今回の様にプレーンベアリングが磨耗したと考えるのが当然の現象だと言うことです。
もう一度繰り返しますが、DEISELエンジンは空気だけを圧縮して、高温になった所に燃料を噴射して燃焼(膨張)させます。ガソリン車の場合はスルットルバルブがあって空気と燃料の混合気の量を調整してエンジンの回転を上下します。従ってDIESELの場合、空気は常に全開で、燃料の量を増減させてエンジンの回転をさせます。従って、加給圧が下がっても燃料が噴射される限りエンジンはパワーが多少落ちますけど回転は上昇しますし、アイドリングもちゃんとします。一例としては、TOMONO-GOのエクゾーストバルブを駆動するロッカーアームが破損した時も、吸入バルブから吹き返しでエアクリーナーから蒸気機関車みたいにポコポコ音がしていましたけど、100Km程走って帰って来れました。エンジンは交換しましたけど、取り外したエンジンを修理して他のHUMMERに積み替えましたけど、全く問題なく使えました。
もう一つ、工藤さんのエンジンをスターターで回して洗浄した時に、スターターの負荷を減らすためにグロープラグを抜きましたが、このとき一番奥の7番と8番のグロープラグは手が入りにくいので、そのままスタータを回したらエンジンが掛かってしまいました。慌てて、奥の2本は燃料配管を外してその後対応しましたけど、DIESELエンジンのトルクがでかいと言うことは、この事でも解ります。従ってDIESELエンジンの場合は、吸入バルブのカムを変えたり、バルブのオーバーラップの量を変えなくても、噴射のタイミングと量でエンジンの馬力は案外お手軽に出来てしまいます。この制御を細かくするために従来は機械式でしたが、この制御が電子式になった事で、DIESELエンジンは飛躍的に進歩しています。
昨日ウエストゲートバルブの状態をモニターするランプを取り付けたところ、HUMMERのウエストゲートバルブのコントロールの状態を知ることが出来ました。一昔前のパジェロ・デリカのエンジンは、加給圧をダイレクトにアクチュエーターに押し込んで、単純に加給圧に比例してウエストゲートバルブを開いていました。この配管の間にエアレギュレターを入れてウエストゲートバルブに行く圧力を下げて燃料を増量させて、パワーアップをしたことがあります。ですから、今回のウエストゲートバルブの動きは単純に開閉だけではないと予想しましたけど、ココまで細かい周波数で細かくバルブの開閉量を調整しているとは思いませんでした。
一昔前、ランクル80のエンジンをチューンしていたショップも、エンジン本体の加工は当方の知人の大手チューニング会社が受けていましたけど、カムを削ってもバルブのオーバーラップをつけるという愚行は全くDEISELエンジンの基本を知らないオーダーだったそうです。更にもう一つ、メガクルーザーにスーパーチャージャーを付けた所がありますけど、佐藤先生の話では愚か以外の何でもないと切り捨てていました。スーパーチャージャーは機械的にポンプを回すので、エアの絞りが入ってしまいます。エア全開のDIESELエンジンにはパワーダウンする物を入れてしまうわけですから、間違っています。これは大きな間違いです。何度も言いますが、DIESELにスーパーチャージャーはパワーダウンします。エンジン本体もクランク、コンロッド、クランクケースなどは、大きな力を受けるために、強度が必要なのでガソリンエンジンに比較して重量は重くなります。圧縮比が高いので、精度も必要とされていますので、重量が重く、価格が高くなるのは必然です。エンジンの本体は丈夫なはずですけど、HUMMERの場合、多くのDIESELエンジンブロックにクラックが入る問題はあります。この件も佐藤先生の見解をお聞きしましたが、同じエンジンを積んでいるシボレートラックにはこの問題はありません。ですから、クレームには対応していましたけど、リコールにはなっていません。
シボレーのトラックとの違いは、タービンの位置とエンジンルームの広さです。H1のターボの位置はエンジンの7番と8番の間にあります。シボレーの場合はエンジンルームの幅が広いのでエンジンの横にターボがありますので、排気温で熱々になったターボが7番8番に影響を与えるので熱ひずみが出やすくなります。対策エンジンとはいえ、この部分は同じですからエンジンブロックの熱分布の改善はなんら変わりありません。冷却水はエンジンブロックの前下から入って、エンジンの上側から抜けますから、冷却水の一番の対流はエンジンの前側だけです。従ってエンジン後部には暖かい塊、前方に冷たい塊が出来ます。この塊の境は不連続線になって、交じり合わなくなります。これは海で言えば暖流と寒流。高気圧と低気圧の関係になりますので熱交換が悪くなります。と言うことは、対策エンジンでもこの部分は変わらないので、安心してはいられません。そこで、エンジン後方よりバイパスを取ることで、この不連続線を作らないようにする事で、温度分布を均一にすることが抜本的対策となります。クーリングキットは友野さんがオークションに出していますし、スカイオート、ランドマップでも扱っていますので、未だクラックが入っていない方は早めに装着してください。

麻生さんのスタッドボルトが折れた原因を知るために、スタッドボルトの解析依頼をしていました。それの結果をもらいましたので報告します。

要点は、
 ・ 成分(原子)分析等の結果、熱処理の失敗はなし。
 ・ 引っ張りによる破断ではなく、曲げ応力による脆性破壊。(瞬間的に一発で破断)

「原因として考えられる事」
 ・ ボルトが製造時から曲がっていたため(極僅か)、常に負荷がかかり破断した。
 ・ ボルト打ち込み時に砂や鉄粉・ゴミ等が挟まり、極僅か角度が変わった事により負荷がかかり破断した。
 ・ タイヤ締め込み時、トルクの違いから疲労が集中し破断した。
 ・ 上記の要因が複合的に作用した。

レポートによると成分分析の結果、熱処理、強度には問題が無かったようです。
この断面を見る限りにおいては、粘った後が無いので衝撃でスパッと折れたというのは当方でも確認できました。
上記の原因からして、我々が防げるのは締め込みトルクの管理ですね。

今週は、スカイオートから回送して作業を行うつもりでしたが、オーナーから依頼の部品が届いていませんので、中止。時間が空いたのでヒロシのGTRのヘッドガスケットの交換のお手伝いをぼちぼちやっています。エンジンルームが狭いから、当方に取ってはHUMMERの方が楽チンです。

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2006.11.19.    石飛 毅氏

ターボチャージャーのデューティを見るために、モニターランプを取り付けました。PCMでは、負荷と加給圧を代表とした変異を計算してウエストゲートバルブをコントロールしています。回路図を見た所、ウエストゲートバルブをコントロールしているソレノイドバルブの配線は常時電源を供給していて、PCMの内部でアースに落としてあります。在庫のソレノイドバルブを調べた所、ソレノイドバルブがONになった時にブーストが掛かるロジックになっています。従って、予想では加圧中がONで加給を落とす時にOFFになる事になります。そこで、ONとOFFの両方で異なった色のLEDを点灯させるために、aとb接点のあるリレーを入れて見ました。所が配線が終わって実際にエンジンを掛けて見ると、いきなりリレーがブザーのようにビリビリ鳴り始めました。テスターを当てて見ると電圧は8.5V周波数は32Hzでした。電圧が下がっているのは恐らくパルスなので低い電圧を表示していると思われましたが、周波数は32Hzで安定しています。更に、テスターでログを取って見ると、電圧は4V程度から10.5V程度の変化がありました。PCMの中では単純にアース落としているのではなく、トランジスターで変圧してるのか、パルスの波形を変化させているのかはオシロスコープで波形を見てみないと解りません。ですから、取り付けたLEDはエンジンを掛けている間は両方とも点灯していますのでこのモニター作戦は失敗でした。

 

2006.11.17.    石飛 毅氏

関東地方も冷え込みが厳しくて、先週の日曜日にぎっくり腰になってしまいました。
筋肉疲労の上に寒さで筋肉が硬直したみたいです。自宅の近所にある『スポーツマッサージ』に3日間通って、筋肉をほぐし、ZAMSTのZR-7を使用したら、あっという間に治ってしまいました。最近のサポーター類は良く出来ていますね。これからは筋肉のためにちゃんと暖房を入れて作業します。
HUMMERの話ではありませんけど、面白い物を入手しました。先日名古屋から来た方が『面白いから』と言って送ってくださいました。送っていただいたのは、室内用ラジコンヘリコプターです。当方は20年以上前にラジコンの1/8エンジンバギーにドップリ漬かって、全日本まで何度か言った事があります。当時ラジコンのヘリコプターは高価で地面を走るラジコンとは桁違いの方々のホビーでした。今回頂いたヘリコプターは、ラジコンと言うより赤外線通信ですが、世界最小の室内用と言うことで早速箱を開けてテストしてみました。この手のTOY物は、耐久性とか動作に不安があるので余り期待しておりませんが、これに関しては十分楽しめます。機体は手のひらに乗るほどの大きさで、機体の中にはリチウムバッテリーが内蔵されてて、プロポ?から機体に充電します。充電時間は30分ほどで5分間フライトが出来ます。ちなみに充電が完了するとオートカットオフします。
HP http://www.ccp-jp.com/2006_CCP-TOY/HoneyBee/85615.html によると、操作はメインローターとテールプロペラのモーターの回転を変化させて、ホバリング、上昇、下降、右旋回、左旋回をします。どうも、そのままの位置で飛行させるものらしいです。実際飛行させて見ると、僅か10gの機体は少しの風でフラフラします。そこでエアコンを止めて飛ばすと思いのほか良く飛びます。送ってくれた方の意見を参考にして、先端にちょっと重りを付けたら、ホバリングはしませんけどちゃんと前方に進む様になりました。操作は案外すぐに慣れて、連続して飛行させる事が出来ます。操作を誤って何か物にぶつかっても壊れる事も無く十分に楽しめます。面白いので義弟に見せると、奴は同じような飛行機を持っていました。未飛行なので、そのままヘリコプターと飛行機を会社に持って行って更に検証しました。端的に言うと、飛行機は駄目です。広い場所と、セッティングが難しいので、まともに飛びませんでした。ヘリコプターは簡単に飛ばせるので、会社でも好評で、数人が欲しがりましたので、インターネットで検索した所、このヘリコプターは大人気らしく何処も『品切れ』『在庫切れ』でした。ヤフーオークションでも3機しか出ていません。色々検索したところAmazon.comでは『1-2週間待ち』だったので5機購入しました。販売しているCCPと言う会社は、CASIOの関連会社だったみたいですけど、現在はバンダイの100%子会社なんですね。
 
サービスマニュアルを読んだ所、過給圧のコントロールは、マップセンサーで圧力を測定して、それをPCMに取り込んでウエストゲートバルブをバキュームラインを電磁弁でON-OFFしてコントロールをしています。そこで、これらをモニタリングしてタービンの動きをチェック出来ない物か検討しました。
先ず、電磁弁はPCM内でマイナスコントロールされて、ON-OFFされているので、LEDランプのマイナスをPCMに接続する事でウエストゲートバルブの状態をモニターリングできます。マップセンサーは5Vを負荷して可変抵抗で電圧を変化させていますので、この部分に電圧計を入れることで、マップセンサーの変位を見ることが出来ます。この回路を色々見ていたところ、電磁弁の回路に中にグロープラグの回路が入っていました。一体どんな働きをするのか、解明しておりませんけど、以前、チューンしたPCMで過給圧が上がった時に『WAIT』ランプが点灯する固体がありましたけど、この辺りの回路から電圧が回り込んでランプを点灯させていたのでは無いかと思います。この部分をもう少し検証する事で、ウエストゲートソレノイドと『WAIT』ランプの関係を知ることが出来そうです。
遅ればせながらですけど、25日発売の4X4マガジンにミーティングの記事が掲載されます。見開きで2ページの掲載になります。写真は皆さんから送っていただいた、写真をDVDにして送って先方に選んで頂きましたので、一番大きな写真が当方のHUMMERですし、デロリアンに乗ったスカイオートの『店番ちゃん』や、中央に全身で『麻生さんの奥さん』が載っていますけど、俺(私)が出ていないじゃないかと、ねたまないで下さい。また、写真のネームはHUMMER OWNERS CLUB JAPANとなっています。

2006.11.15.    松原義明氏

毎年恒例の、ハマーオーナーズクラブ忘年会の詳細が決定いたしましたのでお知らせいたします。

            12月16日(土)、17日(日)の1泊2日。     場所は長野県です。

お問い合わせ、参加表明は、こちらのアドレス、宴会幹事・松原までお願い致します。
                                  york@zf6.so-net.ne.jp

現在2部屋押さえてありますので、合計で定員10名です。
参加表明はお早めにお願い致します。

ご婦人との参加を考えていらっしゃる方は、特に早めにご相談下さい。
別部屋の確保を試みなければなりませんので(ダメな場合も考えられますが)。

2006.11.13.    石飛 毅氏

工藤さんのHUMMERの補修は終了しました。
昨晩、一般道と高速でテスト運転を行い、ブースト計の動きをチェックしました。当方のHUMMERはノーマルターボでPCMのチューンを行っていますので比較します。先ず、当方の場合は全開にするとブースト圧は0.9kgf/cuまで一気に上がり、0.7kgf/cuまで落ちてそのままキープします。高速道路で、速度調整をするとアクセルの踏む量によってほぼ比例しますけど、全快しにしない限り0.7Kgf/cuを超えることはありません。工藤号は一気に15PSI(1kgf/cu)まで上がってそれ以上は怖くて踏めませんでしたが、オバーシュートするまでは踏めません。その後ブースト圧はアクセルペダルに比例し全快しにしなくても、15PSI(1kgf/cu)まで上がります。この状態からすると、ウエストゲートの開く圧力が解らない状況です。以前、工藤さんからゲージの数値を言われましたけど、輸入品のメーターは単位が異なるのでブースト計を見てて15(PSI)まで行くのは少し怖かったので、後から気が付いてもう少しアクセルを踏んで確かめれば良かったと今思っていますが、当方のHUMMERと比べて明らかに加速が良いので心配だったのも事実です。ニコニコして工藤さんが帰った後に、マニュアルを見たところ、ウエストゲートバルブの駆動ソレノイドの配線がPCMまで来ているので、万が一またインタークラーや配管が漏れた場合のモニターになるモニターランプを取り付けたら、早い時期に発見できると思いますので、来週早々、当方のHUMMERに取り付けてテストしてみようと思います。
工藤号は、フロントに熱線ヒーターが入っていますけど、コネクターがから配線が抜けていました。オリジナルのコネクター用のピンが無いのと、配線の太さに対してコネクターのピンが細いので大きな平型端子と専用コネクターと交換しました。カーショップでもこの大きさの端子は余り無いので、色々探すのは面倒ですから加藤電機にて購入しました。余り使わないパーツを纏め買いしなくても良いので落チンです。
スピードボックスから出来たばかりのステッカーを頂いております。スピードボックスのハイフロータービンのオーナーで欲しい人はメールに送り先を書いて当方宛に送ってください。
当方のガレージに置いてあるハレーのトライクは、苦節7年やっと何時でもエンジンが掛かるようになりました。永倉さんはガレージに来ると朝から晩まで、キックをして何時も掛かるのは一瞬で、アイドリングなんて夢また夢。ですから、ちゃんとしたキャブの調整も出来ません。エンジンが掛かるのは何時も偶然と言う感じでした。ちょっと前から当方も一緒にもう一度最初から、原点に戻って『良い圧縮、良い火花、良い燃料』と詰めていった所、前回は良い感じになったのですが、また不調になってしまいました。原因はガス欠。。。ところが本日、燃料を入れて、何気なくキックしたら一発で始動して、本人はもちろんのこと当方もヒロシもビックリ!多少高回転ですけどアイドリングもするようになり、キャブの調整をする事も可能になりました。丁度、加藤電機が来ていたので、当方達素人では細かい調整は無理なのでキャブの調整をしてもらった所、乗れるレベルにまでこぎつけました。一番凄い事はエンストしても、一発で再始動する事が出来る様になりました。今までエンジンが掛からなければ意味が無いので、それ以外の部分は色々未着手ですけど、今度こそ暖かくなった頃には、走り回れそうです。

2006.11.8.-2    石飛 毅氏

スカイオートがアメリカで開催されれているSEMAショーに行ってます。
内容は詳しく解りませんけど、写真を送ってきましたので送ります。女性のお尻以外はピンボケなのが笑えます。

2006.11.8.    石飛 毅氏

工藤号のフロントガラスには熱線が入っていますけど、この配線のコネクターは配線の太さとコネクターのサイズがどう考えてもあっていないため、端子から配線が抜けています。
普通のギボシで繋ぎ直しても良いのですけど、大電流が流れるので普通のギボシでは熱を持つので、大き目の端子にするため、加藤電機に部材を注文していました。この他にもコンソール内の配線が煩雑になっていたので、コルゲートチューブでマトメるために7mmのコルゲートチューブ(10mmは麻生さんより入手済み)も注文していました。購入単位は100Mだと割安らしいのです。1月前に20M購入したのに既に在庫がゼロなので100M購入(加藤電気と半分に分け合いました)。そのほかにDENSOの防水リレーも在庫が無くなったので補充用に注文しました。
これらを引き取りに行きましたら、加藤電機にH1が入庫していました。2001年式走行距離11000マイル弱でしたが、もう少し手入れをしてあげたら。。。と思う固体でした。ホィールも純正のワンピースですけど17インチでGSAを履いていました。17インチであればリプレースタイヤの選択肢が多いので、お得ですね。フロントのタイヤが偏摩耗していたので前回入庫した時に偏摩耗していたタイヤを後輪に加藤電機がローテーションしたそうです。確かにリアタイヤの外側の摩耗量はビックリします。他のタイヤの摩耗状況からすると明らかにアライメントが大きくズレテいると思います。トーインがきついか、キャンバーが強すぎるかもしれません。低年式では調整が大変なキャンバーも、この年式はアッパーアームの突き出し量はカムで調整が出来るので簡単です。変更は簡単に出来ても、計測は大変なので、トライアンドエラーでの調整となるので時間は掛かります。
もっともタイヤの摩耗に関しては当方も人にとやかく言える立場ではありません。現在のMTRは既に3分山。回りからは外径が35インチじゃねーかと言われています。先日オークションで落札したタイヤと比べて見ましたけど、確かにワンサイズ小さなタイヤになっています。バックランプがルーフキャリアに取り付けてありました。なんと、この配線の引き出しはフールに穴を開けてしまうという当方が躊躇するような事をやっていたのにはビックリしました。フロントガラスのビスも既に腐食が始まっているので、オーナーはもうすこし可愛がってあげて欲しいですね。そうそう、このHUMMERはCTISのエア漏れの修理で入庫していましたけど、もっと他にやる事が。。。
オークションで落札したオイルポンプは快調です。ワンストロークで500cc出ますので、今までのエア式より確実に早く軽量できます。エア式だと最近のドラム缶は肉厚が薄いので樽の様になってしまうし、万が一破裂したらと考えると寒気がします。

2006.11.6.    石飛 毅氏

工藤号の原因が当方なりに解りました。
お金も時間も使っているので、内緒にしておこうと思いましたけど、そんなケチ臭い事を言っていると、陰口を言われたらむかつくので、気前良く報告します。ただ、これは当方が現物と技術書を読んで出した結論なので、嘘かもしれません。そうじゃないだろうという方はぜひ自腹で部品を買って治しに来てください。バーミヤンの出前を奢って『有難う』とお礼を言います。
先ず、色々な方から意見をお聞きしましたけど、ガソリンエンジンとDIESELエンジとは基本的にターボとエンジンの関係は大きく違うこと。色々な意見があくまでもガソリンエンジンの事例であることで色々混乱しました。基本的にDIESELエンジンは以前から申していますように、シリンダー内に噴射した燃料の量がキチンと燃える事が燃焼の支配をしています。ガソリンエンジンの場合は燃料と空気を圧縮していますけど、DIESELエンジンの場合は、空気だけを圧縮しておりますので、ノッキングを起こすことが無いので、エンジンが壊れる事がありません。もちろん、過給圧が上がると圧縮するエネルギーは大きくなるのですが、反対に燃焼圧も上がるのですから、これは相対的な比率としてぬぐう事が出来ます。
しかし、DIESELエンジンは燃焼速度が遅いので、幾ら燃料を入れても蒸し焼き状態の黒鉛として排出されてしまいます。以前、頭の悪いショップがJOAのフェスティバル辺りで、黒鉛モクモクのランクルを出しておりましたけど、このエンジンのチューニングを行っていた所の人から聞いた所によると、基本的にガソリンエンジンのチューンと同じ事をしていたので、エンジンを壊してしまっていました。
さて、今回のトラブルの原因はタービンブローです。整理すると、先ず工藤さんのHUMMERにはブースト計が付いていますけど、どちらかと言うと実用的なものと言うより、美しさを追求した物で、当方は余り信じていませんでした。工藤さんの話では高速道路では『5』ですよねと、言われても、そのメーターが単に『5』であって、絶対値とは認識しておりませんでした。次にトラブルは高速道路で起きています。次にインタークーラーを取り付けています。そして、ハイフローにするまで、当方のHUMMERよりパワーがありませんでした。次にコンピューターのアップデートをしました。
これに対して一つづ特定していくと、先ず、メーターはちゃんと正しい指示をしていました。高速道路で(0.5kg/cu)位だった様です。高速道路は高負荷ですから、ノーマルでも0.6kg/cu位です。インタークラーはタービンからエンジンまで、大きな本体と、沢山のジョイント部分があります。ハイフローターボチャージャーは羽を切削して軽量化しノーマルより高回転にして過給圧を上げます。アップデートしたコンピューターは、過給圧のリミットを上げています。これらを総合して、当方はタービンのブローと考えました。要するに過給圧が上がらないために、タービンは一生懸命回転を上げて頑張っていましたけど、幾ら頑張っても過給圧が上がらない(高速でも0.5kg/cu)ため、マップセンサーはウエストゲートバルブを開かないのでターボチャージャーは音速を超えてしまい、振動が始まり、しなりがでてメタルに偏加重が掛りメタルを広げてしまい、カースに当たったかキャビテーションの衝撃波でフィンを破壊した事が考える事が出来ます。
オイル焼けも無いのにメタルが物凄い量のガタに成ってしまいましたし、小さいほうのタービン側のフィンは殆ど原型を留めていましたけど、大きい方のコンプレッサー側のフィンは大きく破損していますので、首振りをしたのでしょう。更に考察すると1回目の時より2回目の方が白煙が出たあと高負荷運転をしませんでしたから、先ず軸が変形してからフィンが壊れたと推測できるので、衝撃波の説は低いです。実は、スピードボックスの社長もこんな壊れ方を見た事が無いと言っていました。社長も、オイル切れでも無いし、前回は何か飛び込んだのではないかと。
さて、なぜ過給圧が掛からなかったのかの問題ですけど、インタークーラーの本体、配管の何処かで漏れがあったと考える事ができます。配管のジョイント部分は漏れている形跡が無かったので、今回はインタークーラー本体のパンクをテストしてみました。インタークーラーの出入り口に蓋をして、そこの部分にワンタッチジョイントを取り付けてレギュレーターにゲージをつけて圧力を掛けて水槽に付けて見たところ、見事に大穴が2箇所空いていました。掛けた空気圧は蓋が飛んでしまうと危険なので、0.1kg/cuですが、ガンガン漏れます。これだけ漏れると過給圧が上がらないのも無理が無いでしょう。ヒロシの話ではガソリン車の場合これだけ漏れたら走らないそうです。
理由は簡単です。ガソリン車は空燃費が乱れるから大きなパワーダウンになるけど、DEISELの場合は過給圧にあわせた燃料を噴射するし、元々が高圧縮なのでエンジンはちゃんと回ってくれますので、ターボをドンドン回転させます。ガソリン車の場合だとターボをそこまで回転させる事が出来なくなるので、今回のようなことにはならない訳です。これは当方もワゴンRで体験しましたけど、そのときのターボの方がもっとちゃんとしていました。ですから、ガソリン車の場合は、壊れてもリビルトが出来ますけど、我々が壊れたと思ったターボは本当に壊れているので殆ど再生が出来ません。『ガソリン車はターボが壊れると走らない、DEISELはターボが壊れて白煙を吐いても案外良く走る』。
昨日は飛び込みの作業があったので、ヒロシが来てから起床です。当方はインタークーラーの取り外し、ヒロシにはタービンの取り付けをしてもらいました。インタークーラーを外すには、バッテリーを取り外して、バッテリートレーを撤去します。運転席側も、再度パネルを外します。インタークーラーにはACのコンデンサーがとまっていますけど、配管は下の方なので固定しているボルトを外して、ちょっと起こすとインタークーラーを取り外す事ができます。インタークーラーの漏れテストを行い、ガンガン漏れていたので、工藤さんに電話してどうするか聞いたところ、『とびさんの好きにしてくれと』言うので折角ある物を使わないのは勿体無いので、どうにか穴埋めを考えましたけど、ヒロシがランドマップはこれを良く使っているというラジエーターの補修剤を永倉さんの道具箱から持ってきました。
箱に書いてある値段は思いのほか高いのですけど、『後で買って返す』と言うことにして、使ってみました。硬化の間の時間が勿体無いので、インタークーラーを取り付けないノーマルの状態でエンジンを掛けてフラッシングを行う事にしました。それには一旦外したバッテリートレーをまた付けないとなりませんけど、横着をすると後で痛い目に会う事が多いので、手抜きはやめました。やっとドラム缶のポンプを買ったのでオイルは潤っているので、全部使っても綺麗に洗浄してやるつもりで作業を開始しました。一回目はオイルを大目に入れて、フィルターを新品にして5分間アイドリングで放置。心配していたメタルは全く打っていませんので一安心。ドレンアウトしたオイルは、色は黒いけど金属粉は皆無でした。オイルフィルターは一旦外してバルブを開いて溜まっているオイルを取り除き、そのまま再利用。これを3回行った時点でドレンアウトしたオイルはほぼ新油になったので、エンジン内の洗浄は終わりとしました。
本当はターボのメタルをあれだけ摩耗させたので、はるかに柔らかいメタルは流れてしまっているのでは無いかと心配していましたけど、上記の理由から確かにエンジンオイルには細かい粒子が入ってしまいましたけど、さほど問題は無かったようです。大体の原因が解ったので、バッテリートレーをまた外して、今まで不満だったインタークーラーの配管のレイアウトをインタークーラーの角度を変えて、無理の無い配置にしました。元々の設計が悪いのか取り付けた人が悪いのかは解りませんが、インタークーラーもラジエーターも、ちょっと角度がおかしいです。取りあえずインタークラーの角度だけ変えましたけど、ラジエーターの角度もちょっといじって見ようと思います。
原因が解ったので気分が良くヒロシにディナーをおごってしまったし、もう悩みがなくなったので楽しく作業をして、気が付いたら日付が変りそうだったので、慌てて本日の作業は終了しました。ホッとして大満足です。。。

2006.11.5.    石飛 毅氏

先日のミーティングに初参加された名古屋の方と、滋賀の方が2台でお見えになりました。
名古屋の方はHUMMERに3年程乗られているようです。滋賀の方は未だ1年未満で、スカイオートに車検を出すために、近隣なので一緒に来られました。名古屋といえば錦さんですが、当初一緒に来るはずだったのですけど急用で不参加。名古屋の方のHUMMERは今回25インチのホィールに薄皮タイヤを履いてきました。本来H2用のセットなので、フェンダーのエグリが大きいH1にはもう少しタイヤの外径があると良いのですけど、適応するタイヤが無いようです。今回お見えになった理由は、車庫入れなどの時にDレンジからRに入れると、バックラッシュが大きいので原因が知りたいということでした。当方としては、工藤号があるので、『見るだけ』と言うことで了解したのですけど、そうも行かなくなりました。
何時頃から、バックラッシュが多くなったのとかは解りませんが、確かに当方のHUMMERや同年式と比べても気持ちバックラッシュが大きいので、何度かシフトを動かしてもらいながら点検すると、リアのデフが首を振っている様に見えました。H1のデフはアウトプットの面にプレートを介してフレームに固定されているので、デフ自体がシフトするたびに動くのは、正常ではありません。念のため滋賀の方のHUMMERで確認した所、当たり前ですけど全く動きません。原因を更に詳しく特定するために、ジャッキで車体を上げてデフをフロントから確認すると、今度は全く動いていません。もう一度後方から見ると動いていたのはデフでは無くブレーキキャリパーがシフトチェンジをするたびに動いていました。これは、場所が場所なだけに、このまま名古屋に返すわけにはいかないので、本来は滋賀の方をスカイオートに送っていくはずでしたが、タイミング良く遊びに来た浅井さんに滋賀の方と一緒にスカイオートに行ってもらって、名古屋の方の修復作業を行うことにしました。
予想では、デフのサイドに固定されているキャリーパーのブラケットを止めているボルトが緩んでいるのではないかと思い、先ず見える方のボルトを増し締めした所、思ったより締めこむことが出来たので、これかな?と、思いましたけど、隙間から見える上部にあるもう一本を覗いて見ると、ビックリした事に緩んでボルトが浮いていました。この部分はブレーキキャリパーを完全に取り外さないと増し締めすることが出来ないので、結構厄介な作業です。更に確認すると、この緩んだボルトは頭の部分が1/3程削れています。タイヤ、アンダーガード、キャリパーと順に外してデフのアウトプットスピンドルを外すとボルトが見えます。ただ不思議なのは、このボルトの頭が削れた理由が解らないのです。あたりそうなアウトプットのスピンドルの裏側には当たった形跡も無いし、大体頭のテッペンは錆びているし表面も凸凹していました。大体こんなに太いボルトが緩んで削れてまた締まることなんて、物理学的にもあり得ません。
ココで当方の推測は、実はこのボルトを閉めこんだ人は、ナンダカの理由でこれ以上締めこむ事が出来ないので、緩めてリタップするのは面倒なので、頭を削って、スピンドルに当たらないようにしたのではないかと予想しました。従って、先ずこのボルトを増し締めするのではなく、緩めることにしました。案の定緩めるとスレッドの中には、剥離したねじ山がボルトの溝に確りと食い込んでいます。この食い込んだ、カスは物凄くしっかり食い込んでて、ニッパでつまんだ程度では取れません。ボルトを万力で挟んでポンチを当ててハンマーで叩くとやっと取れる程でした。ボルトのサイズを測り、同じサイズのタップを選んでリタップしましたがキリコは粉状態なので、剥離した入り口近辺のカスを取り除く程度でした。このまま使っても強度的には問題は無いでしょう。
せっかくキャリパーを外したのでブレーキパッドが5mm程だったので、ついでに交換。試運転をしましたけど、明らかにバックラッシュの音は激減してオーナーもニッコリでした。バックラッシュをさせるために何度かシフトをしましたけど、最初当方がシフトチェンジを行うと、余り大きなバックラッシュが出ませんでした。当方はDからR、RからDにシフトをする時必ずNで一呼吸する癖が、以前乗っていたブレーザーの時から付いているからです。す早いシフトを行うとATの中で回転しているシャフト類が慣性が付いたまま逆回転するので、勢いが良くなるし、AT内のブレーキプレートが磨耗してしまうので、素早いシフトは車のために全く良いことはありません。坂道等で止まった時にストレスを与えたままシフトを動かそうとする時に、硬い時があります。この場合はチョッとそのままのシフトの方向に動かしてからの方がミッションにストレスが掛かりません。車の扱いはスムースに節度を持って操作することを心がけてください。それが長持ちの秘訣です。
何時もボロ代表と思っていた一成さんの92年リミテッドエディションをAカーズが取材する事になりました。今まで、色々な意味で目立つHUMMERの取材が多かったのですけど、やっと古いHUMMERにも雑誌が注目して来たので少し嬉しいです。然し!一成さんの93年は最近コジャレテアルミホィールを装着しているので余り古さを感じません。そこで、取材の趣旨に従うためにオリジナルのテッチン2ピースをその時だけ装着する事になったのですけど、一成さんから『テッチン用のナットは締めこみすぎてチョッと変形しているから、スタッドボルトを痛めてしまうのは嫌だからメッキナットでも良いかなぁ』とバカなことを言うので、当方のところに変形したナットを送ってもらい、修正することにしました。簡単に引き受けたのですけど、受け取ったナットにタップを入れるとチョッとじゃ無くてかなり変形していました。テーパー部分は錦さんの時と同じぐらい変形しています。
タップグリスをたっぷり塗って、一個修正するのに約5分。32こ全部をやると。。。チタンコーティングのタップはさすがに良く切れるので、最初の10個までは全く異常無し、所が20個目辺りでタップの歯が所々欠けて来てガッカリ。歯の部分のコーティングはすっかり無くなり最後の一個を残した時点で、バキッ!と音がして大きく欠けてしまいました。最後の一個は慎重に何度も煽りながらどうにか完成。貴重なインチサイズのタップがお亡くなりになりました。。。ガレージの片隅にでも埋めて上げようかと思います。。。労力を足すとナット買った方が安かったかも・・・。
工藤号のオイルプレッシャーゲージの動作確認をしました。メーターを外すと配線は、クモの巣。この作業をした時に、材料が無かったのか?ビニールテープ絶縁でベタベタ。。。テストをするのでこの配線はやり直すことにして、メーターの配線をバンバンカットして12V定電源装置と先日分解した可変抵抗でテストをしました。結果はメーターに異常は無い模様。何か抵抗を探して、当方の油圧計を基本にキャリブレーションします。

2006.11.2.    石飛 毅氏

怒られながら撮影したハンビーの写真です。
アメリカで見るハンビーはボロばかりですけど、沖縄にあるハンビーはとても綺麗です。街中もハンビーが走っているのには感激です。当方のガレージの近くには横田基地がありますし、相模補給廠がありますけど、街中を走っているのは見た事がありません。移動中にHUMMERも見ました。93年式の4DrHTです。スピードボックスの社長によると、沖縄では我々が見たHUMMER以外は見た事が無いそうです。サープラスショップ巡りを終えて、お腹一杯になった我々はスピードボックスを後にして那覇に戻りましたが、案外道路が混んでてお腹がすいたので、島バナナで晩御飯まで繋いで、この日は昨日のちっとも沖縄らしくない晩御飯はつまらなかったので、公設市場の2階の食堂で晩御飯をとりました。
メニューを見てもあまり良くわからないので、店員さんに沖縄らしく、2人で食べきれる物を出してくれと注文したら、ちょっと困っていましたが、写真の物を出してくれました。ちなみに『ソーキそば』を食べている途中で、しまらっきょと梅干が入っているパックは朝買い物をした、叔父さんが上でご飯を食べるなら、これを持って行けと言ってくれた物です。帰り際に八百屋のおばさんに逢ったら『ドラゴンフルーツ』をくれました。沖縄の人は情の深い人ばかりです。食後は2人でまた国際道りを地回りの様に巡回し、仕上げに今まで見た事が無いサトウキビを絞ったジュースを飲みました。サトウキビだけに甘いけどとても美味しかったです。
朝ご飯はスターバックス、レンタカーを戻して帰りもスカイマークに搭乗しましたけど、どう考えてもここの航空会社のシートは小さい様な気がします。工藤さんと当方が乗ると体がハミ出てしまうので、未だドアが閉まる前に狭いという証拠写真を撮っていたら、乗務員に『電子機器のご使用は離陸後に願います』と機械的に注意!オイオイ携帯のメールしている奴いるじゃねーか。当然無視して撮影。飛行機に乗ると『電子機器の。。。』と言う事を良く聞きますけど、携帯とかの電波が明らかに出るものは解るけど、デジカメ、ゲーム機ipod等の電子機器が飛行の計器に影響を及ぼすというのは実態に添ぐわない気がします。まず、人体に影響の無い、更にCEマークを取っているような機器の電磁波で支障を及ぼすような計器を使っている事自体がまずいと思います。言う事が大げさなので迫力が無いから幾ら言ってもキチンと守るか疑問です。
シートベルトのサインが消えたら使っても良いと言う部分が納得できません。特に今回は高度も10000メートルと十分取れて、速度も900Km/h以上になって20分以上シートベルトのサインが消えなかったので、おばさんがトイレに立ったら、偉い剣幕でおばさんに怒っていました。明らかに機長がシートベルトのランプの消し忘れに間違いありません。それと、トイレとかでタバコを吸うと火事の危険性があるから吸うなと言うアナウンスもあるけど、トイレは火災報知が誤動作して、緊急事態になるから駄目だと言えば良いと思います。そうそう飛んでる途中に携帯の着メロが流れていましたけど、これには何も注意していませんでした。飛行機に乗って窓際だと何時も回りに他の飛行機が飛んでいるのを探します。今回も3機見つけましたけど、一機だけやたら近い所を飛んでいました。垂直尾翼が赤いからJALですね。最初は後ろに見えたけど、段々追いつき最後は抜かれちゃいました。スカイマーク遅。

大村さんが、数年間の予定で海外転勤になってしまいました。新車で購入して、砂利の上だとタイヤに良くないからと言って、駐車する時はタイヤの部分だけコンクリートブロックを敷いていたり、ボディカバーも直接車体に触れると塗装に良くないからと言って工夫したボディカバーを掛けていまいた。転勤は数年あるのですがHUMMERを売却するのは忍びないため長期保管計画をたてました。先ずご本人は年間1回しか帰って来れないので、その間に不動状態で置いては必ずどこかに不具合が出てしまいます。しかし家族でHUMMERを運転できる人は誰もいません。車検も切れてしまうので、一般道で動かす事が出来なくなります。そこで、色々検討した結果、擬似走行可能な状態にして保存する方法を考え付きました。先ず車体はタンカンで骨組みを作り空間を保つようにシートでスッカリ囲います。車体をジャッキで持ち上げて車体をスナッチロックで固定します。この状態で毎週エンジンを掛けてタイヤを空転させて油を回します。排気ガスは外に出して、エンジンの前には扇風機を置いて冷却と内部の換気に使用するようです。お父さんが乗り込みやすいように、運転席まで2段の階段も設置しています。こでれあれば帰ってきたときに、今と殆ど同じ状態で保つ事が出来そうです。

2006.11.1.    石飛 毅氏

日曜日から、工藤さんと2人で沖縄に行って来ました。
お昼の飛行機ですが、東京の交通事情は不確定なので、10時ごろ出かけようと思ったら、下田ケンタがスピンドルの締め付け用SSTを取りに来ました。当方が出かけるのを知らなかったみたいで、ぎりぎりセーフ。
羽田飛行場は、ビッグバードと呼ばれるようになってから、物凄くゴージャスになりました。その広い飛行場でも、目立つ人は要るもんで、知り合いにバッタリ逢いました。旅行の申し込みが遅れたために、航空会社はスカイマークでした。当方は初めて乗るのですが、機内サービスは一切無し。更にシートの間隔はちょっと狭めで、工藤さんはすし詰め状態でお気の毒。機内誌も無くて、シートのポケットに『安全のしおり』と『ゲロ袋』だけです。正面のモニターもGPSの画面がズーッと流れているだけです。機体はボーイング767で、さすがに乗務員は6人乗っていましたから普通かな?機長はスワロスキーさんだから元東側の人かもしれません。行きの飛行機に乗るとき、ふとタイヤを見ると一本だけ極端に山が無かったので、工藤さんに『あれやばくない』と言ったら、案の定着陸の時に蛇行して、アラームが鳴ったのでちょっとビビリました。アラームも数秒の短時間で、直ぐに姿勢を戻したのですけど、飛行機から降りる時に、例のタイヤに人が集まっていました。
沖縄での移動はレンタカーを利用しました。オリックスレンタカーのお兄ちゃんが、ご予約の車はこちらですと指した車はHONDAのステップワゴン。『あのさー2人で乗るのにこんなの無駄ジャンもっと良い車無いの?』と言うと、係りの者はちょっとビックリ。『この車のクラスが一番大きくて・・・』『大きいって言ってもさー、そー言う意味じゃないのよ、大人数じゃなくてゆったり乗れる奴!わかんねーかな?』『あのさーおいら達体がデカイから、そー言う意味じゃない大きい車が良いんだけど』なぜか他の係りの奴らはしどろもどろの係りのお兄チャン(流行の二枚目の若者)の様子がおかしいと思ったらしく、遠巻きにしか見ていない。
工藤ちゃんと担当の話は長くなりそうなので、当方トイレに向かうために遠巻きの2人のそばに寄って行ったら、なぜかか後ずさりして、当方が『トイレどこ?』と聞いたら、まるで双子の『タッチ』みたいに声を揃えて答えて『そこを曲がって中を通って・・・』と親切に教えてくれました。トイレから帰ると、送迎バスの運転手さんが担当と工藤さんの間に入って結局『普段乗らないような車』と言うことで、NEWビートルのカブリオレにしました。我々が車に乗って5mぐらい走って、そーいえば全く道を知らないことに気が付いて、カーナビをセットしている間、オリックスレンタカーの皆さんじゃズーッと立ったままでした。良い会社です。ビートルのカブリオレにに大男2人でのドライブ中、周りの人と目が合うと皆めをそらします。沖縄の人は案外恥ずかしがりやさんみたいですね。
初日は、空港からそのまま国際通りにあるホテルにチェックインして、早速外に出て晩御飯にしました。国際道りは明らかに観光客目当てなのですが、色々探すのは面倒なので、案外大きそうなステーキ屋に入りました。『足、枕』は工藤さんが持ってくれているので、当方がこの日の『アゴ』を持ちましたので、遠慮無く言うけど、ワザワザ沖縄で食べるほどの物ジャー無いですね。どう考えても年齢的に無理な女性がセーラー服を着ているのは、こっちがハラハラしちゃいます。ステーキを焼いてくれるお兄ちゃんも、ちょっとした芸をするけど、熟練度は無いです。観光地だから成り立つだけですね。この後、お土産屋で大田区出身のダイビングバグの兄ちゃんと仲良くなって、ココで観光客らしく『シーサー』を購入。その後『とうきび酢』を飲んで、何となく軍用品の雰囲気のある『アメリカ屋』をサーチ。ここで、以前、柳本さんに貰ったバックル用に取り付くベルトの皮を購入。工藤さんはなぜか『樹脂の灰皿』を10個購入。そのまま出ようとしたら、2Fにサープラス品があるというのでそのまま2Fにいくと、米軍衣類と小物があったので、工藤さんが、ステッカーとワッペン戦艦用の灰皿、なぜかアルミの小箱、迷彩のズタ袋を購入。何だかんだで結構な額になって売り子のお兄ちゃんは大喜び。そのまま店を出ると、3Fにはもっとコアなサープラス品がある様子。そのまま上がって行くと、燃料タンク、木箱、ストーブ、フードコンテナなどが並んでいます。3Fの店員は勘が良く、工藤さんがピクピクして欲しがっているのを察知して、色々薦めて結局ココでドカ買い。1.2.3Fと階を重ねる毎に購入金額が上がり、最後は下の階の店員も手伝って色々やってくれました。結局荷物が多くなったのですが、3階の店員が『自分が責任を持ってちゃんと送ります』と言うので全て預けて帰りました。アメリカでもサープラス品は見ましたけど、沖縄から出ているので、アメリカと価格差は余り無いと思います。それとアメリカではもう無くなっている物も日本では需要が無いので、案外残っている事もあるみたいです。そのまま、スタバに寄って11時に就寝。そうそう、PSガレージと同じガメラが国際道りで2体発見しました!
朝は7時起床すると工藤さんが外を見て『沖縄ってどーなってんだ?人がいませんよ』確かに外を見ると通勤する人がいません。もっとも、東京とは違って1時間以上掛けて通勤する人がいないんじゃないの?と言うことで自己納得。スタバで食事を取って『公設市場』に行くと、これまた、市場なのに殆どが開店していません。それでも何件かは開いているので、八百屋のおじさんに『島バナナ』があったので値段を聞くと全く言葉が通じません。こちらの言っている事が解っているのか、解ってて当方が聞き取れないのかは全く不明。そのうちおばさんが来て島バナナの値段が解って、とりあえず『今食う』分を購入。次に惣菜屋みたいなところに行くと、これまた、人の良さそうなおっさんが、ちょっと解りづらい説明で『しまらっきょ』『海ぶどう』を薦めるので、どうしようか悩んでいると、『送りもやってる』と言うので、工藤さんと相談して、このおっさんから土産を買うことにして、色々選び出したら、結局また『大量買い』になってしまって、おっさんは大喜び。周りの同じような物を売っている同業者は、その様子を見て恨めしそうでした。
島バナナは何時もは通信販売で買っているのですが、今年は買い忘れてしまい、もう季節が終盤なので通信販売では購入できませんでした。そこで、さっきの八百屋さんに戻って、『青い島バナナ』が無いかと聞くと、あるというので、これを購入。その時本当はスピードボックスに持って行く筈の『六本木クローバーのプリン』が破裂しているのを工藤さんが発見!仕方が無いので、八百屋のおばさんとおじさんに『これは六本木の・・・・』と説明しても理解できてい無いみたいなので『高いプリンだから冥土の土産に食え』といったら2人ともニコリ笑ってくれました。当方達もその店でプリンを一緒に食べて帰ろうとすると、おばさんがまた『島バナナ』をくれました。一見モンキーバナナの様に見えますので、工藤さんは余り興味を示しませんでしたが、ビートルの中であげたら美味しさにビックリしてました。とてもフルーティで味の濃いバナナです。
スピードBOXにはお昼の約束だったので、その間、時間を潰すためにウロウロしていると米軍の基地の中が見えるところがあって眺めると、中にハンビーがゴッチョリ駐車していました。これは凄いと思ってビートルを止めて写真を撮っているとスカイラインに乗った兵隊が血相を変えて当方達の所に来て、何か叫んできました。写真を撮るなと言っているですけど、早口で興奮しているんで、無視してビートルを発進。バックミラーにスカイラインが他の車を止めて無理やりUターンしています。ところがその道は基地の入り口に繋がる道なので、事実上の行き止まり。そこでビートルのハザードを付けて路肩に寄せてUターンの準備をすると、なぜかスカイラインは我々を抜いてしまったので、再度ビートルを発進。スカイラインは更にゲート辺りでUターンしていましたけど、。そのまま一般道に戻って暫く走ったらいなくなりましたので、当方と工藤さんは今のは無かった事にしました。
スピードボックスに向かい、社長とお会いして、いきなり我々のビートルを見て『何ですかこれは?こんな2人が乗ったら怪しすぎますよ』とお褒めの言葉を頂きました。会社の中を見せて貰い、今回のターボトラブルについて色々お話を聞いた(この部分は改めて別に奉公します)後に、『ご飯に行きましょう』とビートルでは狭いので、社長の車という事になりましたけど、AMGの70でした。沖縄では一台だそうです。社長に連れて行かれた『タコス屋』は、なんとさっきスカイラインの兵隊に怒られた直ぐ傍でした。さっきそこで怒られたと話した所『撃たれなくて良かったね』といわれました。確かにレンタカーのビートルを撃たれたら、車両保険が利かないかもしれないので、撃たれなくて良かったです。どうやら沖縄の人はそんな事しないようです。タコスはとても美味しく、更にタコライスも頂きました。雰囲気もとてもいいお店でした。
スピードボックスの社長には、ハンビーパーツが購入できる所が無いか調べて貰う事になっていたのですけど、基地内に精通している、ハレー屋さん(アメリカ人です)に聞いていたのですが、ココだという所は不明でした。それでもスピードボックスの社長は根気良く色々探してくれて、とりあえず嘉手納基地の傍に自衛隊のミサイルを飾っているサープラス屋に連れて行ってくれました。そこのオヤジさんに色々聞いても中々言葉が通じません。とりあえずハンビーのパーツはあるか聞いたら『無い』と言うので諦めたところ、当方の目の前に錆びだらけのヘッドライトアッセイが飛び込んできました。なんだよ、あるじゃねーかと思って値段を聞くと即答で『500円』もう一個無いかと聞いたら『その辺に転がってなければねえ』と言うので、一応探したけど見当たらないので取り合えず、一個だけキープ。スピードボックスの社長はまるで禅問答の様に根気良くこの叔父さんを説得して、仲間の業者を聞き出してくれて、次の業者に連れて行ってくれました。
次のサープラス屋さんはショップと言うより解体やかスクラップ屋さんと言う感じでした。外で作業しているおじさんに軍用車のパーツが無いか聞くと、軍用車のパーツは無く、どちらかと言うと放出品の仕分け屋さん的な雰囲気で、車のパーツなら近くにヤードを持っている奴がいるからそこにいけと教えてくれました。車で一旦国道に出て5m走って直ぐ細い道に入ると、直ぐにヤードは解りました。
ココのヤードは、前の2つより断然整理されてて、当方達の興味を引くものが沢山あります。店主も人の良さそうな人で、あんまり無いんだよねーと言いながらも、倉庫からハンビーのライトやミラーを出してくれました。最近は沖縄では軍用車の部品は出なくなったそうです。もっと何かあると思ったのですけど残念でした。このショップはヤフーのオークションでの販売がメインらしく、入り口には梱包されて出荷待ちの宅配便が沢山ありました。以前オークションにHUMMERのボンネットが出ていた話をすると、この方が出品していた様です。あのボンネットはその後、何処に売ったのか聞いたところ、売れなかったので移転する前のお店に先っぽをちょん切ってペンキを塗って看板にしていたと言うので、じゃあそれはどうしたの?と聞いた所『あるよ』『早く出せ』と言う感じで置き場に行くと、先っぽだけのボンネットが置いてありました。多少傷があるもののオブジェとしては絶品なのでライト付きの価格を聞くと『¥破格』でした。品物を雨から守るために被せてある『重石』を見ると『こっ・これはボンネットスクープの枠ではないですか?』『そう』『売れ』全く商売気のない人です。それでもオークションでの評価は6000近いので、結構ちゃんとやっている見たいです。NIKONの一眼レフカメラの本体とレンズの間に入れるとナイトビジョンになるアダプターもありました。新品は120マンらしいですけど、これも破格値でした。オークションIDはchiyouema です。実直な人ですから安心して取引できると思います。http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/auctions?userID=chiyouema
ちなみに、当方はココでヘッドライトのアッセンブリーの新品を1500円でゲットできました。アメリカでは150ドルしたのに。。。。。

 

 2006年10月