2007年4月  HUMMER ESSAY 2007年5月      

2007.5.30.    石飛 毅氏

牧野さんから、You-tubeのコンテンツの中に『Fastest H1 Hummer』を見つけたとメールが来ました。 http://youtube.com/watch?v=FPF-rPe0M-M
0-1/4mil(400m)レースの模様ですが、12秒845で400mを走りきっています。400m通過地点で100mil/hを超えています。これはレースなので黒煙をバンバン出していますので、モチロン エンジン D-MAX DIESELです。燃料をオーバーチャージしていますので、このまま、黄色のH1との併走で、黒煙の量が勝敗を分けているようです。チューンドALPAHもこれほどではありませんが、ゼロスタートで全開にすると黒煙がホンノリでますけど、加速中は殆ど出ません。この画像を見れば、松原さんのALPHAが、当方の予想では0-400mが16秒台というのが、全くのでたらめではない事が解ると思います。

2007.5.29.    石飛 毅氏

夕方、浅井さんから頼もしい連絡がありました。
昨日のパーツ番号のVベルトを持っているそうです。そのほかにも20本ぐらい持っているので、近いうちに持ってきてくれるそうなので、現車が無くてもサンプルとして手元に置いて調べる事が出来ます。よくよく思い出してみると93年式以前のV−BELT仕様は、スパンが長いので、エンジンが掛かっている時に物凄い勢いでブルブル震えます。見ているととても心配になるぐらい振れるので、見慣れない人にはベルトの張力が足らないように見えてもおかしくありません。そこで、ギンギンに張ってしまって、ベルト切れやブラケットの変形もしていました。その後、ベルトをWラインにしたりして、多発していたトラブルも最近聞かなくなりました。それでもTOMONO-GOはV-BELTを嫌って、大手術を行ってサーペンタインベルト式に変更しました。張力テスターが無ければ、ベルトの張りは、経験に基づくしかありませんけど、テンショナーを付けなければ、あのベルトの踊りは収まらないような気がします。
スカイオートに10thアニバッサリーエディションが入荷したので、仕事が終った後にスカイオートに行って来ました。オレンジ色の車体は、デザートサンセットと言う名前で、とても綺麗です。ホィールの穴の中も共色で塗装されています。詳細は6月に発売されるA-carsのアルチメイトガイドに掲載されます。
スカイオートの村上さんは、アメリカに出発して在社していませんでしたが、スタッフの遠藤さんが色々お世話をしてくれました。現在、スカイオートには01年、02年の在庫があるので、色々アニバッサーリエディションとの違いを比較できて助かりました。在庫車の中に、見慣れない部品が積んであったので、興味を示すと『見つかっちゃいましたね』と遠藤氏がもったいぶっていましたが、追求するとその部品の説明をしてくれました。確かに良いのもです。当方も図面を書くことが出来ますけど、このアイディアは今まで無かったです。その品物のアイディアもさる事ながら、出来が良いのにはチョッと感激して感心していると、遠藤氏が『もっと良いものがあるんですよ』と、これまた自慢げに言うので、それを見せてもらったところ、これはもっと凄い出来の物でした。
整理すると、先ず最初に見たものはワゴン車のリアゲートを開けたときの上下に取り付けるステンレスのカバーです。2枚で一組になってていますけど、上はさほど傷も付かないのですけど、下側は案外傷が付いて下地が出るので、出来たらこのようなカバーがあれば荷物の積み下ろしに気を使わないでもOKです。もうひとつの板はリアーバンパーと車体の隙間を隠す板です。縞鋼鈑で作られた隠し板はバンパーの上に被せて、バンパーの上に乗っても滑らないようになります。縞鋼鈑がH1のイメージとピッタリだと思います。
後から見せて頂いたものは、ドアを開けた所の立ち上がりに張ってあるゴムのかわりに貼り付けるステンレスの板です。先ほどの2つのパーツは直線なので、作りやすいのですけど、こちらはコの時に曲げたままR仕上げになっていますので、これは作るのはチョッと難易度が高いです。今まで沢山のH1のこの部分がはがれたり変形しているのを見ていますが、この手のものを作ろうとも思っても見ませんでした。どうにかこれらを巻き上げようと思いましたが、これらのパーツは全てスカイオートのお客さんが作って来た物なので、取り上げることが出来ませんでした。どれも大変魅力的な物ですから、是非欲しいのでステップ以外はパクるのが簡単ですけど、今まで当方も色々作りましたが、パクられるのって余り良い気がしませんので、これは作成した方(当方はお会いした事がありません)に敬意を表して、作って頂くか、作成の許可を得てから着手したいと思います。ちなみにステップの部品はサンプルしかありませんでしたが、写真を取らせて頂きましたので、紹介します。
この外に、新しいスカイオートのオリジナル部品を見せてもらいました。これは雨天時にバンパーと車体の間から進入する泥水を防ぐ物で、今までプラスティックの板で作成していた方もいましたが、FRPで強度の強い物をオリジナル部品として作成したようです。ついでにスカイオートに来た事がない人のために、スカイオートのHUMMERアクセサリーエリアの写真を撮って来ましたので、ついでに紹介します。写真を撮った後に、工場の方からタケちゃん(本名は知らないけど今更聞けない)と、本店の高橋君を交えてしばし情報交換をしてたら、12時を回ってしまったので、慌てて帰ってきました。村上君がいなくてもスカイオートスタッフは楽しい方々です。

2007.5.28.    石飛 毅氏

日曜日は良い天気でした。
久々にガレージ内の清掃を行い、少し片付きました。でも、マダマダです。リアタンク付きのバンパーアップの検討を行い、事故車で実験しましたけど、消化剤の被ったボルト類は緩まないため、予め部品を用意しておくのは断念しました。ドリルも沢山来ているので、現車現品追加工作戦にしました
土曜日に、加藤電機が一成さんのHUMMERを持ってきてくれました。もう3週間以上預けて、『ヒーターワイヤーが駄目だ』と言われたら、平日にガレージまで行って、その日の内に届けたのですけど苦戦していた様です。本当は日曜日の予定でしたが、急遽電話があって来る事になったので、喜んでもらえると思って一成さんに電話をすると、急に『加藤電機に言ってあったけどオルターのベルトはどうなりました?』と質問。確かに今付いているベルトはマダマダ使えるけど、調整代が一杯で余裕が無いのは知っていましたけど、加藤電機に頼んだ事を全て網羅している訳じゃないので、いきなり言われても解らないので、折り返し加藤電機に電話をすると、もう出発していたので、ガレージに着いてから聞こうと思い、加藤電機が来るのを待っていました。でも、ベルトの話を一切聞いていないので、何となくいやな予感はしていました。加藤電機がノコノコ来たので、ベルトの件を聞くと『そのままだよ』『大丈夫?』『多分大丈夫だと思うよ』『でも、どんなベルトでも時間が来れば切れるから、何もやってないと切れたときに言い訳できないよ』『そうなんだよね〜でも緩いから切れない、滑る』『どうする?』『う〜ん???』と言う会話をして結論が出る前に、IT担当がバイクのスタンドが取れたので溶接してくれと来たので、その作業に取り掛かってしまいました。
当方は、溶接が下手糞なんですけど、先日、当方が溶接をしている時に溶接のプロである下田ケンタが来て、当方が下手糞なので見かねて、交代してくれましたけど、下田ケンタでもチョッと手こずって『この溶接機駄目だね』と言われてしまいました。なんで、駄目なのか色々考えたのですけど、溶接機のアース線が根元の所でササクレていたのですけど、今まで放置状態でした。溶接はスパークする時に電流が上がるのでササクレて半分ぐらいの銅線しか繋がっていないと、電流が流れにくくなるのでは無いかと思い、溶接をする前に配線をやり直してから溶接をした所、溶接機が絶好調になって、当方でチャンと溶接が出来る様になりました。しかし、溶接経験の乏しい当方は、経験富な加藤電機にお願いしました。加藤電機にお願いしたのは大正解でパックリ穴の空いたフレームも綺麗に塞いだし、補強の上に補強したスタンドのベースもスッキリしました。最後のスプリングのフックを付ければ終わりと言う段階で、加藤電機は三鷹の駅で『呑み放題』の宴会があるからといって、スタンド修理で恩を返したという感じで、後は当方に『お任せしまーす』って言う感じでサッサと帰ってしまいました。
バイクのスタンドに気を取られていたので、その時は丁寧に『有難うございます』なんて言っちゃったけど、IT担当が帰って一息ついた時に『あっ!逃げられた』と思い出したけど、後の祭りでした。結局、日曜日にISSEI-GOの最終点検の時に一緒に調査する事にしました。晩御飯と、お風呂から帰ってきて、結局、土曜日は自分の事が何もやっていない事に気が付き、このままではストレスが溜まるので、当方のHUMMERをガレージにいれて、下田ケンタが作ってくれたスピーカスペーサーを取り付けることにしました。このスピーカスペーサーは、木製の成型板を芯にしてFRPを巻いて、その上にレザーを張って作っています。仕上がりはとても美しくてRの大きさも内装材と違和感が無く良い形です。作成目的は12cmまでのスピーカーを取り付ける事が出来るのですが、当方は、以前、工藤さんから譲ってもらったスピーカーが気に入っているので、そのまま移植しました。ただ、このスペーサーは板が二重になっているので、スピーカーの裏からの音を天井に伝わらないように押し込んでいた吸音材が撤去出来ます。下田ケンタからは取り付けには内装を剥がして裏からビス止めするように言われていましたけど、内装を剥がしての装着は時間が掛かりすぎるので、直ぐに付けたくて我慢していた当方には、上掟を破ってNITTOのスポンジ両面テープをスペーサーに貼り付けて、スピーカーの開口部から奥の板に穴を空けて、ビスとナットで3箇所固定して終わりにしました。いい加減な割に手で触ってもビクともしないし、モチロン大音響で鳴らしてもビビリが出ないので。今日のところはこれで良しとしました。
朝方、スピーカー取り付けの残りを終らせてから、作業場の清掃をして、綺麗にしてからISSEI-GOをガレージに入れました。先ず、下回りの確認ですが、エンジンとミッションの間からのエンジンオイル漏れは、微量なのでシール交換は行なっていませんので、相変わらず、滲んでいます。トランスファーも一番漏っていたフランジ面は、外からのシリコン塗布で問題無し。ただ、プロペラシャフトのシールは微妙に漏れていますけど、交換するまでには至っておりません。その他には、フロント左ハブのオイルフィーラーからオイルが滲んでいるたので、タイヤを外し、伸び気味のパッキンを新しい物と交換して終了。先日までピカピカだった足回りも、雨のお陰で汚れて気分が悪いので、これも清掃。時々スターターが回らない症状は浜本さんのHUMMERと同じで、先日の調査で原因は、シフトレバーのスイッチだったので、これも点検して、アクチェターの当たりを修正しました。
そうそう、オルター用のベルトですが、印刷されている部品番号を手帳に控えてメーカー名と部品番号を入力してネットで検索したら、一件だけリザルトが出て、よく見るとHUMMER用の部品番号でした。この部品番号から、このベルトのスペックを調べて、国産のベルトとの互換性を調べようとしましたけど、一切ネット上では発見できませんでした。現品のメーカーであるDAYCOのHPにも、肝心のV-BELTの寸法表は出ていません。そこで、一旦外して先ず現物を測定しました。測定の結果は、トップ巾11mm、高さ8mm、V角35度全長1300mm。(手帳に書き忘れました)そこで、国内のベルトメーカーのHPを見たらベルト断面の形状が同じ物を見つけましたけど、全長に関するスペックが出ていません。あれこれ3時間も調べたけどだめです。部品商と取引があれば『これのチョッと短い奴持って来い』の5分で済むのですが、当方ではそう簡単にはいきません。人に頼って済む人は、今頃夢心地なのに、まだ家に変えてからもネットで調べているのは虚しいです。大体ベルトの寸法が解っても、一体幾つのベルトにすれば良いのか決めるのも大変です。今のベルトのワンランク下が一体どれくらい短いのか解らないし、このVベルトの様に3個のプリーで内側からテンションを掛けている場合は、数ミリの違いでも、テンショナーは横にずれた割には外周方向の移動量は案外少ないので、多分1cm長くなると、パンパンになる可能性もあります。現に以前新潟で93年に乗っていた方はこれじゃ緩いと言って短いベルトに交換した後、
松原さんと、当方と、その方でラーメンを食べに行ったらベルトは切れて、オルターはひん曲がってしまいました。適切なベルト長は正確に軸距離とプーリーのピッチ径を測って作図して、三角関数を駆使しないと適切な長さは解らないのです。もし丁度良いベルトが存在しない時は、アイドラーになっているプリーを大きい物にするしかありません。だから加藤電機も純正だし、チャンとオルタネーターが回っているので、調整代が殆ど無くてもこれで良いと思ってやらなかったのかも?とは思っています。でも、オーナーがもうこれで作業が終わりと言うときに、最後に一言と気になっているので、絶対探してやる!と意地になっています。モチロン、新潟の93年の様にベルトが切れたりステーが曲がっても知りませーん。

2007.5.27.    石飛 毅氏

麻生さんから、ミッキーマウス型ミラーの紹介です。
現物の形状は枠付き?かどうか良く判らないのですが、安全のためには、コンベックスミラーに変えるのは必須ですから、ありがたい情報ですね。従来の縦型ミラーはもう新品は入手出来ませんから、新品に変更する時は全てミッキーマウス型になります。以下、麻生さんのメールを添付します。

添付させてもらった画像は、先日オーダーしていたドアミラーレンズが届いたので交換した際の比較写真を送りました。以前付けていたのはアルファプログレス製で1000Rのタイプでしたが、製造販売中止のため、私も運転席側のミラーがJAFに以前割られたままで困ってました。
やっと作ってくれるところを見つけて、試しにオーダーしましたが、私的には合格です。 600Rで以前のものより上下左右の視野が更に広がり、右後タイヤの接地面が見えるのはとてもGOODで安心です。
先日、松原さんも困っておられて、仕方なくまるまる加工して取り付けられたようですね。 他にも欲しい人がいれば、私の予備も含めて複数オーダーしようと思っていますが、いかがなものでしょう。加工が難しく、ちょっと割高ですが、どうしてもという人にはオススメのパーツだと思いますが。。。多分1枚17500円くらいになると思います。
取り付けは至って簡単で、ノーマルミラーの上に万が一の際の飛散防止シートを貼り付け、両面テープと接着剤で貼り付けるだけなので、5分くらいの作業です。

色々と先行投資して頂いて助かりますね。関西組みは、那須でのミーティングに参加したメンバーで、来月プチミーティングをするそうです。メンバーで行っても良いと思う人は、麻生さんから詳細連絡が来ましたら、お知らせしますので参加意思のある方は、当方にメール下さい。当方も時間が取れたら、たまには長距離ツーリングも楽しいので、行こうかなーと、思っています。

2007.5.26.    石飛 毅氏

A-carsから6月12日に発売されるHUMMERの本は、編集最終段階に入っています。
当方もお手伝いしていますが、もう少し掛かりそうです。最近の雑誌もコンピューターで編集するので、ギリギリまで編集作業をして、ネタの鮮度をインターネットに負けないようにしているのかも?当方も、後一本書き上げなければなりませんので、今夜は徹夜?
先日、友野さんのリミットストッパーを追加工するときに、ホームセンターで大枚を叩いてドリル(念のためですけど算数のドリルじゃありません)を購入し、バンパーアップのために先週も13,5mmのドリルをこれまた大枚を叩いて購入しました。先週そんな事情を知って、CCVの執筆者である須永さんが『格安ドリル』の通信販売をしている業者さんを教えてくれたので、早々注文しました。確かに格安で13.0mmから16.0mmまで、0.5mm刻みに6種類を3セット購入して、送料込みで一万円を25円切りましたので、先日購入したドリル2本分とほぼ同額で購入で来た事になります。
当方用2セットと、紹介者も、もうワンセット買って置きたいと言うので、送料をケチるために共同購入したので、3セット購入ました。購入先は一応紹介者の了解を得ていませんし、次回のCCVネタになる可能性もあるので、今回は控えさせて頂きます。入れ物が多少破損しているのが格安の理由らしいのですが、ドリルなんて入れ物は全く関係ないし、使う前に即ゴミ箱に入れちゃうので、全く問題ありませんので、超お得です!モチロン格安ですが、安物では無く、KOBELCO製のちゃんとした奴です。たとえ多少駄目でもガレージにはDrill Doctorがあるので、ガンガン研ぐ事が出来ますから安心です。
昨日、加藤電機に久々に行ってきました。一成さんのエアコンの助手席から、走行中は問題無いのですが、停止してエンジンを切ると数滴お漏らしがあるので何度もエアコンユニットの脱着を繰り返していたようです。原因はエアコンの容量がでかくなって、良く冷えるようになってしまったために、エアコンユニットのケースが金属なので、送風が止まると結露して、数滴お漏らしをするようです。断熱材を張ったりして、まぁこの程度であれば仕方が無いというレベルなのでOKとしました。ヒーターのコントロールワイヤーを正規品に交換した所、動きがズムーズになっていたので、これもOKとしました。加藤電機がノロノロしているので、恐らく土曜日には仕上がると思います。加藤電機から帰ってきたら、最終点検をして来週には静岡にお帰りになるでしょう。
ヒロシがガレージに来るようになって6年近くなります。当方にとって大変助かっておりますので、ヒロシ専用の工具を最近少しずつ揃えています。現在、インチのスパナとディープソケット、ショートソケット、ミリのスパナと、ディープソケットとショートソケットを購入しました。たったこれだけですけど、当方の小遣い3ヶ月費分です。スナップオンのディラーに聞きましたが、日本ではスナップオンの工具を支給している会社は、レクサスだけだそうですがレクサスのスナプオンはレクサスのロゴが入っていますので、あくまでも会社の物です。だから、スナップオン工具を支給しているのは日本では当方の所だけかも。ですから紛失すると可愛そうなので、ガレージで作業する時はヒロシの工具は使わないであげて下さい。ちなみに写真のソケットが赤くスプレーされているのは、ヒロシの印です。

原稿をどうにか書き上げて一安心。本日書いた原稿は、先日行われたH2OCと当クラブのクラブ活動についての座談会の原稿でした。実際の座談会は話があちらこちらに飛んでしまいましたので、設問にたいする回答もあちらこちらに飛び散ってて何度も何度もテープを聴いて書いているうちに、段々H2OCのメンバーの心底に流れている趣旨が解ってきましたし、形は違うし表現が違うけど当クラブと同じなんだけど、未だ誕生してから2年で当クラブの数倍のメンバーがいて、それだけのクラブ員を抱えての運営は大変で、当方でしたら直ぐに放り出しそうな苦労を良く頑張ってやっていると感心します。年齢的にも若いクラブですからパワーがありますし楽しそうですね。
当方のガレージの場所も解ったでしょうから、処分に困ったH2の純正ホィールを廃棄するついでに、ドンドンH2OCのメンバーにも遊びに来て欲しいですねぇ。

2007.5.21.    石飛 毅氏

野澤さんのGAS HUMMERは、HIDの取り付けが、おかしかったので再配線しました。
先ず、HIDのバラストをボンネットに固定して、リレー類は全てボンネットの両脇にあるジャンクションボックスに収納し、余剰配線はカットしました。電源もバッテリーから取ると端子の接触不良になるので、これはジャンクションから取りました。配線をばらした所、コルゲートチューブが割れていないタイプだったので、溜まった雨水が結構出てきました。これらも背割りの入ったコルゲートチューブに入れて配線を行いました。自分で言うのもなんですが、材料はコルゲートチューブ 4m、ギボシ端子 10個、中継端子 4個、ヒシチューブ 10cm、丸型端子 2個、電線も赤、黒それぞれ 3m、M6ナッター 6個、M6X30のボルト 6本ですから、数千円の材料費の割にはキチンと収まりました。但し、今回はボンネットに誰かに直径9mmの回転式拳銃で撃たれた様な弾痕が開いていました。このままでは、まずいので、ファイバー入りのFRP補修用パテで補修しました。このパテはチビチビ使えないのが欠点で、一缶で結構な量なので、ついでにボンネットスクープの欠けている部分も補修しておきました。塗装は整備担当の下田健太にお願いしちゃいます。
実は、ズーッと前から当方のHUMMERで気になっていた部分があったのですが、先日、車体の傾きの修正やボディリフトをしている時も、どうにかしたいと思っていました。やっとその対策のアイデアが固まったので、野澤さんがGAS HUMMERを引き取りに来た後、早速ガレージに入庫して作業をしました。
ボディリフトは、エンジンルームの換気、整備性の向上のため、NA DIESEL以外のエンジンを搭載してるH1にはお勧めの改造です。これによって、外径の大きいタイヤも装着する事が出来ます。以前は1.5−4.0インチまで多種のキットが販売されていましたが、現在は2インチアップ(実際は96年以降のH1はデフォルトで0.5インチボディリフトされているので、2インチのキットでも術後プラス1.5インチに成ります)しかありません。モチロン、ブロックとロングボルトがメインの部材なので、自作する事は可能なので好きなアップ量にする事ができますけど、色々考えるとキットを買ったほうが手っ取り早いです。
話をもどしますと、このボディリフトによって、当方はリアバンパーとボディの間隔がそのボディリフトした分だけ開いてしまうのでカッコ悪いと思います。従って当方は、この量を出来るだけ少なくしたいので1.5インチのボディリフトをしています。メンバーの中の数台はこの隙間を埋めるために、天地方向を延長したバンパーを装着していますが、コストが高そうです。それに、個人的にはバンパーはオリジナルのままが好きなので、出来るだけお金と労力を使わない方法は無い物か色々考えていました。この隙間と天地方向の延長はちょっと。。と思うのは当方ばかりじゃないようで、以前、工藤さんもどうにかしたいと言ってたし、先日、ボディリフトした小泉さんは『腰パン見たいですね』と的を得た事を言ってました。更に、昨日も松原さんと浅井さんも同じような考えらしくて、当方が、この隙間を埋める方法があるんだけどと言った所、二人とも、『来週持ってくる』と言い出した所を見ると、とやはり気になっていたようです。そうなると、先ずは当方のHUMMERをやっておかないと、後回しになってしまう恐れがあるし、本当に来週持って来てしまって、ブッツケ本番で上手く出来なかったらカッコ悪いので、どうしても今日中にトレーニングをしてノウハウを習得しておかなくてはなりませんでした。
早速、バンパーリフトアップの方法を説明します。なお、当方のHUMMERは元NAなので、補助燃料タンクがありませんので、あまり参考にはなりませんが、基本的は同じです。従って補助燃料タンク付きに関しては後述します。
 
まず、リアバンパーの下にジャッキを当て、バンパーを固定しているボルトを全て撤去してバンパーを取り外します。(Wバンパーは非常に重いので、一人での移動は無理だと思ってください)次に、車体後端をコイルスプリングが丁度伸び始めた高さまでジャッキで上げます。ボディマウントを締めこんでいるボルトのフロント以外を緩めます。この時に抜け防止のためにナット分は締めこんで置きます。ボディ後端をジャッキで持ち上げて、ボディマウントが抜ける隙間が出来るまで上昇させます。ボディマウントを撤去し、バンパーを止めていたブラケットを取り外します。内外のブラケットに25.4mmピッチにずらした位置に同じ大きさの穴を開け直します。穴あけは、直径が大きいのでボール盤を使用しましたが、マタマタこのサイズのドリルは在庫が無く、日中にCCVの執筆者である須永サンに格安ドリル通販業者を教えてもらったばかりですが『今』無いと駄目なので、結局『DENSO号』に跨ってカインズホームに急行しました。
以前の16mm程ではありませんけど、購入価格は3200円でした。(たこ焼も買ったので総額4350円)また無駄な出費をしてしまいました。穴あけした後(実はこれには2時間掛かっています)ブラケットをフレームに取り付けた所、左のフレームが曲がっているのを発見。実は、当方は新車で購入し、一回も大きくぶつけた事が無いのですが、どうも怪しい部分がありちょっと気になっていました。更に観察すると、このブラケットは交換した履歴が残っていました。どうやら納車前に後方を当てたみたいです。この曲がったフレームのままでは気分が悪いので、バンパーを片側だけ止めてバンパーの片側を思いっきり持ち上げたら綺麗に治ってしまいました。案外フレームは柔らかいみたいです。ブラケットを固定した後、ロングボルトを標準のボルト(ガレージには山ほどあります)と交換して、0.5インチのスペーサを挿入してボルトを仮締めします。ボディに掛けていたジャッキを降ろしてから、緩めておいたボディマウントのボルトを締め上げます。次に、トレーラーヒッチも上昇するので、ステーの穴も開け直します。バンパーをブラケットに固定して、作業は終了です。こ
う書くと何だそんな事かとお思いでしょうが、その通りです。でも本邦初だと思います。(DIYの国であるアメリカじゃゴロゴロいそうです)
ブラケットに穴あけだけで、バンパーを上げるのは35mmが限界です。これ以上だとボディマウントの高さ調整のためにスペーサを作らなくてはならないので、今回は1インチ上げに抑えました。途中で良い方法を思いつき、実際は38mmまで上げる事が可能な事が解りましたが、もう後には戻れないので、そのままバンパー1インチアップにボディリフト0.5インチ(96年以降のオリジナルと同じ)で我慢しました。
さて、補助タンクつきの場合は、ブラケットは燃料タンクのアンカーになっているし、トレーラーヒッチのアンカーも当方のH1とは異なります。全般的に難易度は高いです。だから天地方向を延長したバンパーを作っちゃったのもチョッと理解できますが、そこまでしなくてもチャンとバンパーを1.5インチ上げる事が出来そうです。ただし、燃料タンクを降ろしたり、加工と溶接が必要なので、今の実力では2日は必要でしょう。ALPHAの場合は、もう少し手が掛かります。それはALPHAの場合は、ボディマウントに『下駄』を履かせている方法ではなく、ボディマウントのブラケット自体が2インチ上がっています。従って、隙間には樹脂のカバーが付いています。しかしHUMMERオーナー歴10年の松原さんの場合、この『隠し板』はオリジナルのH1らしさに欠けるので、ALPHAのでも許せない中の1つの様です。ちなみに、他に許せないのは、ホイールのオフセット量とグリルガードの上下巾、それと早すぎる事で、ホィールのオフセットは既に10mm変更して良い感じになっています。例えALPHAとは言え、おかしい所はおかしいと言えるのは『偉い』から当方も頑張って協力しちゃいます。
完成したバンパーアップは0.5インチのスペーサーを除いて満足。オリジナルの屋根の高さと同じ位置になったけどボディリフトの陰で、垂れ下がっていたスペアタイヤも、『どうやって降ろすんだと思える位置に復活しています。バンパーの隙間なんて実に下らない事ですけど、こんなことを拘るのがマニアですから。

2007.5.20.    石飛 毅氏

先週、浜本さんが、バックランプが点灯しないと、ガレージにお見えになりましたけど、先週はボディリフト作業中だったので、本日、改めて来てもらいました。
以前の柏組の様に早朝ではありませんが、当方にしては早めの8時半にガレージをオープンしました。とりあえず朝ごはんを買ってきてくれたので、そいつを頂いてから、バックランプの状態をチェックしました。状態としては、単純に点灯しないという訳ではなく、時々点灯するという事なので、単純にバルブが切れたという事ではありません。浜本さんのHUMMERのバックランプは、ハロゲン球のランプが2個付いています。この場合は、シフトレバーに付いているバックランプスイッチが負荷が大きいために溶けてしまうことがあります。今回も、先ずこの部分を疑ってシフトレバーユニットの配線をチェックしました。93年式の配線図が無いのですが、H1場合は、この辺の回路や動作ロジックは殆ど差異がないので、高年式のマニュアルでスイッチの確認。バックランプスイッチは、片側にイグニッションONの状態で12Vがいかされて、スイッチが入るともう一本がダイレクトにバックランプに配線されています。
回路は直ぐに判明しましたけど、配線色がマニュアルと異なりますので、結局、配線を現物での確認をしました。それによると、電源、配線共に問題はありません。スイッチをバイパスするとバックランプはチャンと点灯します。ただ、この時にリレーの音がしたので、リレーの不良も考えられるので、リレーの点検をしました。リレーは案外キチンと自動車用のテープを使用しているので、この配線をした方はきちんとしていました。そのお陰でテープを剥くと昨日配線したような状態でした。そのお陰か、リレーを点検しましたが問題はありませんでした。そうなると一番面倒なシフトレバー部です。しかし、93年式はワイヤーによるシフトレバーロックケーブルが無いので、配線と固定しているボルトを外せば簡単に取り外しが出来ます。この部分を分解し始めたら、久しぶりにJeepの権威である白石先生と佐藤画伯がお見えになりましたので、浜本さんに作業をお任せしました。先生方と懇談している間に、浜本さんがご自分で、シフトレバーユニットを外してきました。スイッチの導通を調べたところ、完全に壊れているわけではなく、抵抗値がフラフラして接触不良の疑いが強まりました。バックランプにリレーも使っているし、年数は経っていますけど、さほど長時間使っているわけでは無いので、スイッチの隙間からしこたまパーツクリーナーを吹き込んで洗浄した所、抵抗値が1Ω以下となり見事に復帰。
この後、A-carsの阿部さん、松原さんとお見えになり、取材の準備を始めたので、そのまま浜本さんはお一人で組み付けをしてもらいました。取材の途中、浅井さんもお見えになり、浜本さんの支援をしていたようです。浜本さんは、バックランプが無事点灯したのを確認して、バックランプの修理作業を完了し、そのままハブギアーオイルの交換を開始。取材が終わりましたが、ガレージ内の浜本さんの作業が終わらないので、当方は外でALPHAのオイルとフィルターの交換作業を行いました。さすがにALPHAはオイルの量が信じられないほど大量で、合計12Lも飲み込んでしまいます。ドレンしたオイルは未だ粘度は十分でしたが、ハイパワーにチューンしているので、インターバルは短めにして、スピードボックスの社長の指示に従って、レベルゲージよりチョッと多めに入れました。これは旋回時のオイルの片寄りによるオイル切れからタービンを保護するためです。
色々作業を行って、イザ試乗という段階で、浜本さんのHUMMERと野澤GAS-HUMMERとを入れ替えようとしたら、スターターが回らない!シフトレバーの位置がPでもNでも掛かりません。浜本さんに破線の接続を確認してもらった所『異常無し』という事なので、スターターが・・・・キーをスターターの位置に捻ると、カチカチ音がするので、まずいと思いスターターのソレノイドの端子電圧を測ったところ、電圧がゼロ!このカチカチ音はスターターソレノイドの音ではなくイグニッションソレノイドの音だと判明。という事は、やはりシフトレバーの配線が一番疑わしいので、当方が再度配線を確認した所 防水端子の外観は正常でしたが、ゴムの中の端子が外れていました。再接続した後、スターターを回すとNではOKですがPではNG。
NとPポジションスイッチは同じスイッチを異なったアクチェーターで押す構造なので、多少スイッチを押すストロークが異なります。Pの時に無理やりマイナスドライバーを押し込むとスターターが回るので、原因は明快。さらによく観察すると、実はスイッチの先端が本来ピカピカの球状なのに、このピカピカが無くなってて芯の樹脂が滑り、面になっていました。これは、分解以前からこの状態だったので、時々スターターが回らない原因はこのスイッチの摩耗によってスイッチが入らなかったためと思われます。そういえばISSEI-GOも、当方のも時々スターターが回らないので、もしかすると同じ原因ではないかと思います。とりあえず、アクチェーターを変形させて沢山スイッチを押すようにした所、数回試してみても確実にエンジンが掛る様になりました。このスイッチは走行中以外常にスイッチを押しっぱなしにしているので、摩耗や損傷が激しい様な気がします。そこで、当方はためしにこの部分のパイロットランプとバイパススイッチを付けて見ようかな?と思います。スターターが時々回らない方はこのスイッチの動作を確認してください。
結局浜本さんは時間切れで、明日まで延長-----。

A-carsの取材は、H2OCのメンバー2人と、当クラブから松原さんと当方で行う予定でしたが、最近お会いする機会が多く、当方のガレージにも興味を持って頂いているH2OCのメンバーが数名ついでにお見えになりました。お陰でガレージは満杯!見た目は危ない感じがする方も何度かあっているときちんとした方で、気の小さい当方達でも、無理なく対応できるようになって来ました。今回お見えの方々はクラブに対する考え方とか一生懸命で、とても良い座談会ができました。この模様は本を買って読んで下さい。
本日来た方々は、了解を得ていませんので、お名前を書きませんが、先月、INDYで水漏れを起こしたオーナーもワザワザ挨拶に来てくださいました。沢山の差し入れもありがたく頂戴しました。さらに、出来たばかりのH2OCのTシャツも、本日ガレージにいたメンバーにまで頂いて好感触でした。
物を頂いたからという訳ではありませんが、一度に大勢で逢うと中々話をする時間が取れませんが、今回の様に長い時間話をする事で、理解しあえると思います。今後も時間を作って親睦を深めて、早くH2OCの会長に『腕と、首のオモリは筋トレか?』なんて言えたらいいなぁ〜。。

前回のミーティングで、好評で、手に入らなかった方のために、浅井サンがカッチョ良い『財布』の追加製作をしてくれました。しかし、前回の『10個限定』にウソがあってはいけないということで、今回は色違いです。色は写真では解り辛いのですが、黒と生成りです。モチロン、今回もそれぞれ『10個限定』ですが、浅井さんも忙しいので『スカイオート』に全て買い取ってもらい販売してもらう事にしました。価格は、円安とスカイオートもご商売ですから、色々な経費が掛かるのと売れ残りが出たときのリスクを負担もあるので、前回よりチョッと価格が上がっています。一応販売している価格は25000円だそうです。一応、ガレージには見本がありますので、何時でも見ることが出来ますけど、汚い手で触らないで下さい。スカイオートは一般小売店ですから、誰でも購入可能です。

2007.5.19.    石飛 毅氏

ISSEI-GOは、ヒーターコントロールバルブの動きが悪く、ワイヤーが外れます。
そのため、再度、加藤電機に入庫していますので、先日、様子を見に行ってきました。バルブ部分の固着は、国産のワイヤー式の切り替えバルブを探しましたので、信頼性は上がるでしょう。しかし、加藤電機から話を聞くと、どうもワイヤーの様子がおかしいと言うので確認した所ちょっと変でした。
先ず、他のワイヤーと異なりコントローラーの固定方法が異なっています。更に、ワイヤーの先端も他のワイヤーと異なっています。他のワイヤーは、先端が山菜の『ワラビ』の様にクルクル巻いててそれをシャフトに押し込んで居ますけど、ヒーターのワイヤーだけ先端が真っ直ぐでした。おかしいので加藤電機に聞いたら、ワイヤーの先端は電気用の丸型端子が付いていたそうです。ヒーター側の端末も同じく丸型端子になっていました。どうも、以前に誰かが補修した雰囲気でした。ガレージに一成さんが持ってきた部品の山の中にワイヤーの在庫があるので、ガレージにワイヤーを取りに行きました。ガレージに置いてあった部品を見ると、予想通りヒーターのワイヤーが異なっていましたので、誰かが以前にいい加減な補修をしたみたいです。そのまま加藤電機に届けたのですけど、、、鯨飲中らしく電話をしても反応が無いので、工場の目立つ所に置いてきました。こんな事やっていると何となくブローカーみたいです。。。
明日は、A-carsの取材がガレージで行われます。H2 OCとのクラブ活動についての座談会です。H2 OCからは会長と、御馴染みの黄色いハイリフトのオーナーが来ます。A-carsからの依頼で、当クラブは、発起メンバーの松原さんと当方と言う事で参加します。これはHUMMER H2アルチメイトガイドに掲載されます。

2007.5.14.    石飛 毅氏

もう二度とやらないと決めていたボディリフトですけど、小泉さんに娘2人がお世話になってしまって、お礼を何かしなくてはと思っていたところ、小泉さんがガレージに遊びに来た時、当方のHUMMERを見てその美しさ(モチロン他人から見ればそんなことはありません。あくまでも本人達だけです。)を気に入って、40インチのタイヤを所望されましたが、それにはボディリフトが必要である事から、当方が恩返しする事にしました。それと絶対に使わないウインチも、純正は前に飛び出しているのと、重量的にも70Kg位ありますから、デブのHUMMERとはいえ軽量化のために取ってしまうことにしました。日程的に忙しい人なのですが、元々メカが好きな方なので、どうせなら一緒にやろうという事になって、急遽土日に時間が取れる今週作業をする事になりました。
所が、今週はヒロシが休みなので、当方一人でやるには時間的に不安があったので、作業チェックリストを予め作成しました。
先ずはウインチの取り外しのチェックリストの作成。

1 バッテリー端子の取り外し。端子のボルトをWからシングルに交換。
2 バッテリーケーブルの取り外し。
3 ブリーダーホースの取り外し、穴埋め。
4 グリルガードの取り外し。
5 スキッドプレートの取り外し
6 けん引フックの取り外し
7 ウインチの撤去
8 ウインチブラケットの撤去
9 左右ステー新設
10 フロントバンパーブラケットの増設
11 NEWバンパーの取り付け
12 けん引フックの取り付け
13 NEWスキッドプレートの取り付け
14 ナンバープレートブラケットの取り付け

スキッドプレートを取り外した後は、ウインチの下にジャッキーと当てておかないと、ウインチ自体は50Kg以上はありますから落とすと危ないです。ウインチを撤去した時に、必要な部品はバンパー、スキッドプレート、バンパーブラケット(左右)、バンパーステー(左右)です。
ウインチの取り外しに掛かった時間は2時間程ですが、ナンバープレートのブラケットの固定は一番最初に輸入した業者が実にいい加減で、タッピングビスで留まっていましたけど、ためらい傷や穴の開け直し等、見えないところでしたが気持ちが入っていない仕事でした。モチロン取り外してサンドブラストを掛けて塗装。

ボディリフトを何でもうやるのを辞めたのかというと、余りにも個体差が大きくて毎回苦労する所が多いのと、体力を使う事、腕が傷だらけになる所です。そこで、今回はヒロシもいないので、今まで苦労した部分や個体差によって、前は良かったのに今回は駄目だった的な部分は全て駄目だと言う前提で、前処理に時間を掛けました。これらは全て取説には書いてありません。ココに詳しく書くと、誰でも出来そうな感じがしますが、設備の整ってHUMMERを熟知している所で作業をしないと、痛い目に合いますから、ちゃんとしたした所で作業してください。だから、問い合わせには答えません。書く目的はこれだけの事があるんだよーと言うメモです。

前処理

: 左リアータイヤのCTISエアーブロックとサイドブレーキを共締めしているボルトを抜き、ボディーを上げるときに、CTIS配管が引っかからないようにする。
: ブレーキマスターをサイドパネルに固定しているボルトを抜く。
: プロペラシャフトのデフ側を外す。
: 給油口のボルトを外してフリーにしておく。
: 右前のエアコン配管を固定しているバンドを外し空調配管に自由度があるか確認する。
: 燃料配管のツッパリが無い様に固定部分を取る。
: ステアリングシャフトのブーツを外して上がり分プラスをカットする。
: ラバーダックのキットの場合は、リアーバーの面にある金具(2個)を撤去する。
: レシバーユニットを撤去する。
: 燃料タンクの固定ボルトを落ちない程度まで、緩めておく。

作業に入る前にボンネットを開けておいたほうが良いです。
まず、全てのボディマウントのボルトを緩めます。運転席の足元以外はキットに付いているボルトを通して、ナットを手で閉めて硬くなる所まで締めます。
ボディ両側に出来るだけ力が分散するように、大きな木材をスキッドプレートに当てて左右同時にジャッキで車体を上げます。この時に出来るだけ水平に上がるようにジャッキの位置を探します。車体は出来るだけゆっくり、何処からか異音が出なかったり、何かが引っかかって上がり方がおかしくないか注意して持ち上げます。ブロックが入る隙間プラス5mm程持ち上がったら、それ以上揚げても意味が無いのと、車体に悪影響なので一箇所でもその隙間が出来たら、その部分にブロックを入れて一旦降ろします。リアのバーは一箇所ボルトの逃げがありますけど、今まで位置が合っていた事がありませんので、この部分は追加工が必要です。
全てにブロックが入ったら。。。実は、チャンとブロックが入らないことが多々あります。正確にはブロックというよりボルトの位置が合わなくて、ボルトが通らなくなります。この場合、人数が多い時は車体を押すと簡単に移動します。当方の場合は、フレームをアンカーにして、角材をレバーにして位置合わせをします。フロント左以外のボルトは、特に問題無く入れることが出来ますが、フロント右(運転席の足元)はボルトの入れ方に工夫が必要で、知恵の輪みたいです。全てのブロックとボルトが通ったら、締め込みを行います。この締め込み量は、ゴムのマウントのつぶれ具合が前と同じぐらいになる程度に締め込みます。締め込み過ぎも決して良い事ではありません。ボルトを入れるのに苦労をした右フロント以外はインパクトが入ります。右フロントは体力勝負。
燃料タンクは、車体側に付いているので2インチ落とします。この燃料タンクの位置決めが一番ネックです。注意点は、燃料タンク自体がプロペラシャフトに当たらない事。取り付け金具とシャフトの隙間を取る事です。タンクのダウンは車体と燃料タンクの取付金具の位置辺りのタンクの凹みにブロックを入れて、延長した取付金具で締め上げます。先の2つの条件は何度もタンクを閉めこんでは、調整というパターンを繰り返してなので、時間が掛かります。さらに、この部分が一発で決まる事もたまにあるので、今回、唯一手抜きをしたのは、排気管を取り外さなかった事で、左腕が傷だらけになってしまいました。それまで、順調だったボディリフトですが、燃料タンクで苦労しました。先ず、上下の位置ですが、これは下がりすぎてトランスファー側のジョイントが擦れています。これを5mm変更し、位置はバッチリでしたが、取り付け金具とシャフトが干渉。グラインダーで削っても、2-3mmしかクリアランスが取れないので、ブラケットを延長。この車体側のブラケットを固定しているボルトを締めるために、マフラーの横から手を入れて行うため、マフラーのバリが当方の腕を攻めてきます。この取り付け取り外しを数回行う事を考えると、マフラーを外して作業すべきと今になると思いますが、その部分の作業中は『意地』になってしまい、途中での針路変更は無理でした。
次回は、前準備にマフラー取り外しを入れます。次に、ステアリングブラケットです。これは、アルミのプレートで隠し板を作りますが、今回は、ラバーブーツが生きていたので、アルミ板と併用しました。ただ、裏側にはリブが走っているので、丁度良いところに穴を開けることが出来ないのでボルト2本で固定。ヘリコプターフックの延長はオーナーの好みで中止。前準備が色々面倒でも作業性がアップしたので、面倒で無駄な時間の掛かる部分が大幅に減少したので、燃料タンクの問題も排気管を外せば良いので、ボディリフト作業はさほど嫌じゃなくなってきました。ただ、今回の車体は綺麗だったのですけど、状態が悪くてネジの固着、泥、グリスベタベタの車体の場合は嫌なのは変わりません。全てが終わって試乗したらハンドルに異常発生。元々こうだったのか、ボディリフトが影響しているのか?来た時に乗っていないので、変化がわかりません。元々だったとしても、おかしいので、異常部分を探した所、ステアリングコラムのブラケットとステアリングジョイントが接触していました。これを補修して隙間を開けたら無事完治。
今回、オーナーも自分のHUMMERをいじりたいという事で2日間来ました。元々工作少年だったらしく器用な人なので、工具の使い方は安心。ご自分で車体回りのボルト類をステンレスに交換していました。気になっていた部分が綺麗になってご本人もご満悦でした。
夕方から仕事が入っていたので、小泉さんは早退。当方はバッテリーケーブルに挟んで、電源を取っているのが嫌なので、とりあえず配線を一部引き直して、次工程のタイヤ交換のためにスカイオートまで搬送。道すがら、異常が無いか確認しながら乗りましたが、中々調子の良い固体でした。エンジン音も低くPCMをチューンしているので、回転もスムーズで車体剛性も高く快適です。
下田ケンタがスピカーブラケットを作ってきてくれました。12cmまでのスピーカを入れることが出来ますけど、今回は一応10cm用としておきました。仕上がりも良くワクワクしちゃいます。近いうちにとりつけますので、詳細はそのときにお知らせします。

2007.5.12.    石飛 毅氏

先日、消えてしまった『HUMMERダイレクト』ですが、リニューアルして再登場しました。以前の当方にはついていけない雰囲気から、名前も『HUMMER FAN SITE』となって、非常にオーソドックスで見やすい雰囲気に変わっていました。http://www.hummer.skater.co.jp/index.html
以前のHUMMERオーナーでも無い事が(もしかして乗った事も無いかも?)明らかなメンバーに任せて、HUMMERのコンセプトを語らせたり、お門違いな気色の悪い商品展開をしているのは、当方がフェラーリグッズを作るような物で、絶対におかしかった事に、オーナー会社が気がついてくれたのでしょうか?それとも単純に売り上げが上がらなかったのかも?今回のリニューアルは我々オーナーはすんなり受け入れる事が出来そうです。この際、商品も先日スカイオートが販売したバックの様に、普通の受け入れやすいリーズナブルな商品になる事を是非期待します。例えば、TシャツもHUMMER STUFF http://www.hummerstuff.com では$17-25程度なので、個人輸入すると3000ー4500円位で買えるので、この価格を参考にして売価を決めてくれれば良いですね。

2007.5.8.    石飛 毅氏

先日加藤電機に持ち込まれたGAS-HUMMERの作業進捗状況を監視に行きました。
交換したばかりのACコンプレッサーからのGAS漏れが発覚したので、これの交換と電動ファンの回路が不安定だったようで、これの修復がメインの作業ですが、エンジン下に電動ファンのステーを当方のガレージにて取り付けましたので、これの設置と配線をお願いしています。GASエンジンは発熱量が多いので、野澤さんはボンネットに吸入用のフードと排気用のフードを付けています、更に、先日ボディリフトも行いましたので、熱対策は厳重に行っています。しかし、考えられる事はやっておこうという考えで、エンジンの下にも電動ファンを取り付けて、走行風が期待できない停車時に出来るだけエンジンルーム内の熱気を排出する目的です。当初2個付けようと思いましたが、オイルドレン口やフィルター交換の時に邪魔になるため、ファンはシングルになりました。動作のロジックは、エンジンブロックに追加された温度センサーを利用して、エンジン温度が上昇したときに自動的に始動する事にしました。
先日より気になっているボディの傾きを、このHUMMERには無いか測定した所、ボディの傾きはありませんでしたが、バンパーの両端を測定した所少し右下がりでした。この程度であれば殆ど誤差範囲ですが、バンパーを固定しているボルトを緩めればボディとバンパーの隙間を一定にする調整は加工無しで可能です。

GW最終日に、新座市にある『88ハウス』http://www.88house.net/に寄り道してから帰宅しました。88ハウスは、H2とH3のカスタムを行っています。特に足回りのセッティングは好評です。また、高価安定していた大径ホィールの自社ブランド品を開発して、手に届き易いユザーフレンドリーなショップです。今回、度肝を抜かれたのはH2の6輪車がショールーム前に鎮座していた事です。後ろ2輪はノーマルのアクスルを追加しておりますが、駆動はされていませんので6X6ではありません。ほぼ新車に近い高価なH2をぶった切って延長してしまったオーナーには頭が下がります。ストレッチ自体は、88ハウスで行っていませんが、構造変更の登録の難易度が高く、88ハウスで改造申請を行い正規登録されているそうです。内装はオーナー自身が時々来てDIYされているそうですが、未だ完成はしていません。オーナーが不在だったので、了解を貰っていませんので写真はありません。この6輪は今週末に行われる『SIS東京スペシャルインポートカーショー』http://www.sis-t.net/index.shtmlに出展されるようです。このイベント主催者からは、毎年オーナーズクラブとしての参加依頼がありましたけど、このイベントの『賑やかし』なのに、参加料を取られるので丁寧なお誘いがありますけど毎回辞退しています。H2OCや、ちょっとだけ知っているデロリアンのオーナズクラブはメジャーなので参加しています。この入場券を沢山頂きましたので、行こうと思っている方は連絡下さい先着順に無料配布します。

短信、友野サンの腰痛は以前よりだいぶ良くなったようです。まだ、長時間立っていると、腰が曲がっちゃうそうですが、チョッと寝れば治る様になったそうです。これから段々暖かくなって腰には良い気候になるので完治は時間の問題でしょう。

A-carsの今月号(06号)に、先日行った松原さんのモディファイした記事が出ています。前回の『もてぎ』でのテストで厳しい評価をされた武井氏(レーシングドライバー)も、パワードリフトするパワーを得たALPHAには驚いてくれたので、当方は大満足。今号に出ていましたけど、2008モデルからH3にALPHAが追加された様です。直5気筒エンジンからV8になってパワーアップしたH3はグランドチェロキーに十分対抗できるパフォーマンスを得て、セールスが上がるかも?H2も6速ATになって、パドルシフターが追加されているようです。GASイーターとしての酷評に対抗するためでしょうか?今のH2の燃費だって当方に近いオーナーから聞いた話では、一世代前の排気量がもっと少ない車に比べても、そんなにメクジラを立てるほどの極悪燃費だとは思わないのですけど、燃費が良くなるならそれには越した事が無いと思います。内装の色使いとダッシュパネルがら、特徴的なオッパイが無くなってフラットになり、H1-ALPHAに近い雰囲気になったような感じです。書店にはもう並んでいると思いますので買ってください。

2007.5.7.    石飛 毅氏

GWがあっという間に終りました。今回のGWも色々な事があり充実しました。
当方の作業を手伝っだって頂いた田島さんは、ガレージに一泊して、ご自信のピットマンアームとアイドラーアームの交換を行い、当方はそれのお手伝い。アイドラーアームの交換は順調でしたが、ピットマンアームの交換には苦戦。スプラインが固着しているのですが、どうもハンマーでひっぱだくのは精神衛生上嫌なので、SSTを締め上げるためにスタビライザーを取り外し、ガスバーナーで炙ってインパクトレンチで緩めると、案外簡単に取れて一件落着。オルタネーターは全く駄目ではありませんでしたが、電圧計がふれるので、加藤電機のジャッジではオルターネター内のレギュレーターが熱影響を受けて壊れるのは時間の問題と言う事で140A仕様と交換しました。田島さんと入れ替えに、先日INDYの翌日に結婚式をした会社の後輩が、帰省のお土産を持ってガレージに来てくれたので、ディナー。
翌日、下田ケンタが朝一番で登場。ガレージのシャッター用にお願いしてあったドデカイ クラブのマークを作成して来てくれましたが、文字が小さいのでシャッターに張ると、剥がれる恐れが有るので、壁に貼り付けてくれました。これだけ大きなステッカーはとてもじゃ無いけど素人には上手く張れませんが、さすがにプロですから、サッサと綺麗に張りつけてくれました。壁に直接なので、いい感じです。日の当たる場所なので、赤は色が飛ぶかもしれませんけど、それはそれで良い雰囲気になる様な気がします。これで、ココを通る人が一体ココは何?と思わないで済むでしょう。先日のミーティングの時に、野澤さんのGAS-HUMMERに付けていた12cmのスピーカーを取り付けれるベースが来ていました。FRPで作った専用のベースはとても良く出来てて、当方の分もお願いしていました。それの原型が出来たので現物合わせと、FRPに貼り付けるレザーの色あわせを行いました。
翌日は、野澤さんのGAS−HUMMERのエアコン コンプレッサーから、オイルが漏っているのでこれをクレーム交換するために、当方のガレージで加藤電機に引き渡すために、野澤一家が下田ケンタと一緒に午前中お見えに成りました。松原さんの572は熱対策のために車体下にファンを仕込んである事を思い出し、GAS-HUMMERにもファンを仕込んでおけば信頼性が上がると思い、電動ファンを用意してありましたので、この提案をすると、『是非!』と言うことで取り付けてテストする事にしました。また、HIDの取り付け状態がISSEI-GOと余りにも違いがあるので、ベゼルのやり直しを切望されたので、加藤電機が夕方来るので、それまでに作業を行う事にしました。
ところが、夕方来るはずの加藤電機は案外早めに来てしまったので、とりあえずHIDの作業の残りは当方が行い、ヒロシには電動ファンのベースを加藤電機に手を借りて行いました。電動ファンの配線は加藤電機にお願いして、日が暮れて呑みたくなった加藤電機が、そわそわしているので、よろしくと言ってボンネットを閉めると。。。ボンネットが閉まらない。オカシイと思ってよくよく見ると、サイドパネルのヘッドライトべセルの逃げの部分にリレーやユニットが取り付けられていたので、べセルを伸ばしたのでそれが当たってしまっていました。加藤電機がチェックすると、既にボンネットに接触した痕や、配線が押されてプレスされていましたので、とりあえず当たらないように取り外して加藤電機に入庫してもらいました。ユニットの取り付けというより、配線も最近はトリミングを行っていますので、余った配線を束ねてボンネットの下に縛り付けているのも気になるので、これは後日、再取り付けします。
長い間、ガレージの奥で再生されていた。ハーレーのトライクが走りました。走行距離は200m位でしたが、オイルを撒き散らして走るので、CCVの石川さんから頂いた『オガクズ』が役立ちます。この状態では、オガクズが幾らあっても足らないので、原因究明したところ、色々な所から漏って来るので、とりあえず再組み付けを行いましたが、それでも未だブリーザーからオイルが漏って、やがてオイルが無くなってしまうので、オイルポンプが機能していない疑いが出て、2個あるオイルポンプを再度OHしたところ、もうエンジンからのオイル漏れがピッタリ止まりました。この後、キャブの設定を煮詰めれは待望の登録。。。キット今年中には???
ISSEI-GOもチャンとやっています。油圧計の針がブルブルして、正常値を示さないというトラブルなので、とりあえず同じ油圧計を502からお借りして付けると、これも針の触れがおかしい。同じ物ですが、502の物は針の動きが緩慢で、ISSEI-GOの方は忙しく動きます。これではメーターが悪いのか、センサーかは良く解らないので、結局、センサーの状態を見るためにセンタートンネルを外す事にしました。そう言えば、電圧計も時々動いていませんでした。もうISSEI-GOのセンターカバーを外すのは何回目だろう。。。厄介なのは、中の配線。配線そのものはどのHUMMERでもごちゃごちゃしているのですけど、それでも、ある程度纏めてあるのであれば良いのですが、非常に解りにくいのです。毎回後は自分でやってねと思いながら締めるのですけど、今回はイライラつのって、爆発!油圧計の原因はセンサーの接触不良。端子に菊ワッシャーを入れて一件落着。油圧計は、始動後40psiをジェントルに指しています。所が、これより配線の整理のほうが大変。。。解らない後付けの配線がウヨウヨしているし、余った配線がのた打ち回っているのと、同じ配線が色々なルートを通っているので編みこまれています。当方とヒロシの根気が続くまで、整理しましたけど、この手の物は終わりが無いので、とりあえず当方が組み付けやすくすれば良いと思うレベルまでにはしました。

今回のGWは、当方のHUMMERを触る時間も沢山取れました。MTRの40インチにも交換できたし、フロントのコイルとショックをも交換して、本当だったら大満足な話しだったのですけど、どうもスッキリしませんでした。その理由は、もう何年も前から気になっていたのですが、後ろから見て右側が下がっているのです。最初はスプリングがへたっていたのではないかと思っていたのですけど、スプリングを交換しても治らないので、イライラしていました。そこで、一体どの程度下がっているのか測定した所、左右の差は25mm。たったこれだけですけど、人間の目って凄いですね。後方からの写真を見ていただくと解ると思いますが、はっきり解ります。下田ケンタもこの辺が気になって居たらしく、多くのHUMMERが右下がりだそうですが、当方のはかなり酷いそうです。今まではさほど気にしていませんでしたが、これだけ傾いていると、古いHUMMERがへたっている感じがするので、気になってしまったらどうにかしたくて、一日中考えていました。外に出してある当方のよりボロなISSEI-GOは真っ直鎮座しているの眺めていると、なぜか腹もたって来ました。

そこで、ガレージにHUMMERを入れて、色々確認すると、車体の雨どいのラインが下がっている事が気になり、ボディマウントと、後端のボディマウントのブラケットも緩めて、ジャッキと自重を使って、可能な限り修正した所、約5mm補正できました。更に、サスペンションのアーム類の固定を一旦緩めて、ブッシュ類の負荷を取り除くために1Gの状態で締め直しも行いました。サスペンションの組み付けは、タイヤを外して行うために、殆どの場合はアームのブッシュに負荷が掛かったままなので、寿命を縮めてしまいますので、これは常に行っています。

しかし、未だ20mm下がったままです。
リアのコイルがへたっているとすると、手持ちのコイルではまた車高が上がってしまいます。これに合わせて車高を上げるとしたら、またフロントを上げなくてはなりません。その場合はスペーサーを入れなくてはならないのですが、リアのコイルを入れてみないと、どれ位のスペーサーを入れたら良いのかは解りません。現在の車高は2mを切っていますので、車体の巾より高さが低いのでバランス的には好みです。タイヤも車体から殆ど出ていませんので、他のオーバーフェンダーを付けているHUMMERと比べて小さく見えるのも好きです。従って出来たら、現在の車高のままで、どうにかならないかジャッキを使って上げたり下げたり寸法を測ったりかなりの時間を費やしました。その結果解った事は、ピントルフックにジャッキをかけて、左右同時に車体を上げると左が先に上がります。両輪が上がった時点で、『ヤジロウベイ』の様にバランスを取るために、当方がバンパーに乗って見ましたがビクともしません。と言うことは、左右の重量の違いは85kg以上あるという事が解ります。
しかし、これは、リア荷重での話しですから、リアの荷重変動では車高に変化が出ないという事になりますので、フロントでも同じ事をしましたところ、リア程ではありませんけど、手ごたえがありました。エンジンは車体に対して助手席側にオフセットしてて、その分デフとトランスファーが運転席側にオフセットしてて、バッテリー、燃料タンク、スペアータイヤは助手席側で。。。。実際の重量が解らないのですが、巾1m程度の中に収まっているのでさほどバランスが悪いとは思え無いのですけど、フロントのバランスが悪い事は事実のようです。そこで、以前からスペーサを使わないで車高を上げる方法として考えていたフロントコイルの上側のブラケットを下げて、車高を補正してみる事にしました。
ブラケット自体は厚い鉄板をプレスで型を作り、フレームには4本のボルトで固定されています。フレームに加工をする事は無理なので、ブラケットを下げるにはブラケットの穴をずらす事が車体にはローインパクトです。万が一移動量を間違えても、リセットするのも簡単です。ブラケットは、以前TOMONO-GOから外した物があったので、これの穴を埋めてその後に穴あけを行うのですけど、ガレージの設備では不可能なので、これはヒロシの会社に持って行って貰い、マシニングセンターで穴あけをしてもらいました。穴を移動する寸法は、何度も色々な寸法を測って決めましたけど、多少違っても、今よりはマシだと思って寸法を決めました。チョッと前にコイル交換をしたばかりなので、取り外しの時間はドンドン早くなって来ます。しかし、コイルブラケットを止めているボルトはインパクトでも緩まないので、こういう時は長いブレーカーバーと、脱肛するぐらいのバカ力が必要です。さて、ブラケットを交換して車体を前後させて馴染ませてから寸法を測ると。。。。バッチリ左右の差は数ミリ程度に収まりました。車高調整大成功!

今回の経験から、コイルがへたった場合は、コイル交換を先ず薦めます。HUMMERの場合は、ワゴンでは前後の荷重は概ね5:5ですが、HT等は、フロント下がりなのでフロントコイルスプリングの負荷が大きくなります。先日、当方の外したコイルを下田ケンタがオープントップ用に持って帰り、交換したところ車高が戻ったようです。交換は力仕事で、さほど難しい事はありませんけど、スタビライザー、コイルの取り外しは、バネですから応力が掛かっているので十分注意してください。

2007.5.2.    石飛 毅氏

今日は当方のHUMMERの2日目です。
朝から雨だったので締め切って作業をしていたら、何時の間にか晴れていたのでビックリ。早速、エンジンオイル、パワステオイルの交換を行なってから、下回りの点検。トランスファーからのオイル漏れは、プロペラシャフトのクロスジョイントが飛びちらかしているので、漏れている部位を特定できません。何処からか漏れてクロスジョイントにかかっているのか、シャフトのインナーシールから漏っているのか?そこで、プロペラシャフトのジョイント部分をアルミ板でカバーしましたので、暫く走行して部位を特定しようと思います。この他は、ATの細いゴムホースバンドからもチョッとお漏らしがあったので、増し締めしました。
次に取り掛かった作業は、コイルスプリングと、ショックアブサーバーの交換を行いました。作業を始めてチョッとしたら、田島さんがお見えになりました。田島さんは、アイドラーアーム、ピットマンアーム、オルタネーターの交換をしに来たのですが、この程度なら一日掛からないので、当方のコイル交換を手伝ってもらいました。田島さんはメカ好きなのと、自分でも色々やっているし、やりたい様なので、向学心旺盛なので、お手伝いとしてはレベルが高くて助かりました。今日は片側だけ行い、ご飯と風呂に行きましたので、コイル交換は明日の午前中には終わる予定です。今回はコイルとショックの色関係はウルトラマンをイメージしましたが、如何ですか?ショックアブソーバーは調整式なのですが、どの硬さが適当なのか解らないで、取り付けた後、調整ノブに触れるかどうか心配でしたが、調整を『中』にして、組み込んで見たところ、ゼロ荷重であれば、ノブに手が届きそうなので一安心です。

2007.5.1.    石飛 毅氏

昨日までの疲労は、一晩ゆっくり寝たので一気に抜けました。
まだ、体力はあるみたいですが、注意します。今日は、ISSEI-GOの最終チェックを行いました。先ず、那須までテストドライブの結果、エンジンオイルの漏れと、ハブの漏れ、トランスファーからの漏れをチェックしました。エンジンのドレンプラグからの漏れは、シールワッシャーを購入しましたので、これと交換してOK、ただ、ミッションからのオイル漏れは、多少残っています。これを止めるにはATを卸さないと駄目です。。。シールを交換したハブ類はOKです。ただ、オイルフィラーのシールワッシャーから漏っていますが、これは大きな問題では無いでしょう。トランスファーからの漏れは、シリコンガスケットを塗りこんでおいたのが効いたようで、トランスファーケースからの漏れは止まっていました。ただ、リアのアウトプットシールからは漏っていますので、これは交換が必要かも。。。ステンレスのロアパイプは、熱が掛かったので多少にじみがありましたので、増し締め。下から覗くとパワステオイルが漏れている感じでしたが、これはATFを入れるときにOBした奴かもしれないので、これは綺麗に拭き取り、後で再チェックします。CTISはあれ以来放置していますが、漏れは無いみたいなので、これは完治。その他は特に問題は無いようなので、加藤電機から帰ってきたときに、再チェックします。
さて、追加作業の電動ファン取り付けを本日は行いました。NAであれば、オーバーヒート防止ではなく、エアコンの効きを良くする目的なので、中古の電動ファンを使用しました。動作ロックはエアコンコンプレッサーの電源が入ったときに動作します。配線は加藤電機にお願いしておきましたので、当方の分担は取り付けと繋ぎだけです。先ずは中古の電動ファンですから、薄汚れているのでお掃除から始め、ステーはサンドブラスターを掛けて、サフェサーを塗り、艶消し黒で塗装しました。ISSEI-GOはボディリフトしていないので、スペースが無くコンデンサーにピッタリにしないと収まりません。取り付けのステーは、加工しやすいアルミ板を使い、コンデンサーを取り付けているボルトを利用しました。
このコンデンサーを止めているボルトは、かなりの高率で固着しています。中には緩まないでポッキリ折れることがあるので、慎重に緩めないと、コンデンサーからオイルク−ラーまで外さないと、折れたボルトが抜けません。今回もかなり固着していました。外したボルトをダイスを通して、ねじ込む時には固着防止剤をたっぷり塗りこんでおきました。油圧計がおかしいと聞いていたので抵抗を計ると、抵抗値がフラフラしているので、ゲージは正常。悪いのはセンサー?か、オイルポンプが悪くて、本当に不安定なのかも。とりあえず、オイルを点検した所、チョッと少なめだったので補充しました。センサーの交換は確かインマニの下なので、加藤電機でエアコンの補修をするときに点検してもらう事にしました。
狭山は絶好の天気で、塗装の乾燥待ちの間、洗車をしました。半年振りだったのでカーシャンプーも使い、当方にしては丁寧な洗車です。このGW中に足回りをバラすので、つでに足回りの余分なグリスもスチームで落としておきました。水道に繋いだついでに、後輩のワゴンRもISSEI−GOも洗ったので、今日は3台も洗車しました。でも、明日の天気予報は『雨』。

 

 2007年4月