2007年6月  HUMMER ESSAY 2007年7月      

2007.7.31.    石飛 毅氏

上口号のエアコンコントロールが上手くいかない件で、加藤電機に向かい、状態を再度確認しました。
先ず、ACスイッチを入れない状態で室内循環のスイッチを入れるか温度調整ノブを最冷にすると、外気導入のフラップが閉じます。次に、このまま外気導入のスイッチを押して温度調整の部を最冷にしてACスイッチを入れると、何故か外気導入のフラップが開き始めます。したがって、吹き出し口から出る冷気はフロントは効きが甘く、リアはキンキンに冷えます。この状態で温度設定スイッチを少し暖かくすると、外気導入のフラップが閉まります。そうなると温水バルブが開きだしますが、フロントはフラップで冷気と暖気の量を切換ていますのでチョッとだけ暖気を含みますが、室内循環になるので、最冷ではありませんが、ある程度フロントからは冷気を噴き出します、ところがリアはエバポレーターとヒーターコアが一体なのでミックスになります。ただし、ヒーターコアは余りにも小さいので、冷気が勝りますので『チョッと甘いかな?』程度です。
元々、リアエアコンは室内循環ですから、さほど問題にはなりません。実は、この動きが正しいのか、おかしいのか加藤電機はこのタイプのエアコンの正常状態を知らないので悩み始めていました。通常、日本車のエアコンは、最冷状態を効率良く引き出すために『MAX』の時は室内循環にして冷房能力を最大に出来ます。狭いところのモーターの端子を外し、電圧を測ったり、色々なモードで動かしましたが、思うような動きをしません。当方の記憶では、幾ら変態車でも動作は加藤電機の言う動きが正しいはずです。コントローラーの回路はマニュアルにはありませんし、もし判ったとしても、数個のトランジスター、抵抗、コンデンサーの並んだ回路を読む能力がありません。そこで、最近、当方の部署に移動してきた電機設計者に当方の書いた回路図を点検させて、これの動作ロジックを解析させた所、当方の感ですが、言っている事がマトモナので、どうにか成りそうだと思い『上手く行ったら焼肉!』とニンジンをぶら下げた所、やる気を出したので、とりあえずこいつを連れて業務終了時間を過ぎていましたが、加藤電機に電話して、現物確認させて貰う事にしました。当方の方も、業務時間が終っていたので、シンクロとテスターを持ち込んでチェックしました。
先ずは、機器の役割、動作原理、希望動作を説明してから、コントローラーに繋がっているケーブルを一本一本特定しました。回路図にこれらを書き込んでから、早速コントローラーを繋いでテスト運転した所。何故か動作がまともになっていました。さて?一体どーなってんでしょう?そこで、やった事をもう一度反復し原因を究明。やった事で一番原因が取れたのでは無いかと思われる事は、コントローラーの回路図を作るときに、どうしても動作が解らないボリュームを一旦ハンダを取ってプリント基盤から取去り、スイッチ内の回路を解明しました。その後、丁寧にハンダ付けを行ったのですが、これ以外は何もしていません。取り合えず、動作が正常になったのですが、改めてエアコンの動作を確認すると、大井先生(コントローラー交換)の時も同じでしたから、第三世代のエアコンには多いトラブルだと思います。まだまだ、96-97年式の第3世代のエアコンを使っているオーナーは沢山いるので、高価なコントローラー交換より、電気パーツ交換で修理が出来る様に回路の動作ロジックを解明しておくことにしました。
そこで、折角治ったコントローラーを持ち帰り、再度回路の解析をしておくことにしました。各当の年式のオーナーはアエコン動作時に室内循環にしたとき、エアインテークの下にあるスリット(又はダクト)に手を当てて『吸い込み』を感じたら、冷房能力を発揮していません。『冷えない』と言うことでGASをガンガン入れても、エアコン全般の寿命を縮めるので、恐らくコントローラーの不具合である可能性が高いので、補修が必要です。
カットしたファンを見ました。大変丁寧にカットされていたので一安心、クリアランスも十分でしょう。エンジンルームは完了していましたので完成は間近。
柳本号は、ファンカップリングが未着なので、コントローラーの取り付けが終っていました。
ついでに、世代別のエアコンのコントロール方法の説明を簡単にすると、

第一世代(93年式)はフラップ、ヒーター切換はワイヤー式。
第2世代(94-95年式)はフラップ、ヒーターコックは電動モター(3線式)でオープンループで位置制御を行う。コントローラはイラスト付きの光電管式で綺麗!
第3.0、3.1世代(96-97年前期)フラップの駆動は第2世代と同じ3線式電動モーター。ヒーターバルブはバキュームを電磁弁でコントロールするダイヤフラム式。3.0世代はコントローラーがプリント基板なのに対して3.1世代はフレキシブルPC基盤。
第4世代(97年後期以降)フラップの駆動は全てバキューム式のダイヤフラムコントローラーの所まで多数のホースが来て直接ダイヤルで切り替えるため、電気パーツが殆ど無い。ヒーターコアは電磁弁が廃止されて、直接コントローラで開閉する。コントローラーの意匠は第3世代と同じだが、3連ダイヤルの間にあった『AC』『室内循環』の押しボタンが廃止されて、ダイヤル内に組み込まれている。配管のメンテナンス、冷房能力共に高性能だが、質な循環は冷房が『MAX』の時だけなので、暖房の室内循環が出来ない。これは、外気導入フラップを動かすダイヤフラムに5方のバルブを取り付けることで可能になります。

車の電気計整備にはテスターが必要ですが、そのプローブはテスター棒やワニ口クリップを使います。コネクターやギボシ等はテスター棒が便利ですけど、切りっぱなしの配線やボルト類等にはワニ口クリップが便利です、大抵、検電する時は、片手でテスターを持って一本は何かに固定したり差し込んだりします。でも自動車の場合は色々な形状なので、状況によってプローブを差し替えます。しかしテスターには一個のプローブしか付いていないので、タマタマ付いている物がピッタリの時は良いのですが、違う時はイライラします。
勤務先のゴミ掃除をした時に、便利な物が出てきました。テスターの穴は基本的に規格ピッチなので、このピッチに一度に差し込む事が出来るケーブルで、差し替えが簡単ですしバラバラになる事もありません。さらに、スタックが出来るので、ピンタイプとテスト棒タイプなど先っぽを数種類繋ぎっぱなしにもできます。このケーブルは自社製なので、もっと手に入らないか聞いた所、この部品を扱っていた部門が昨年他社に移動して、その時に大量廃棄して、もう手に入らないのが残念です。他にも同様な物があると聞いていますが、未だ発見していません。

2007.7.30.    石飛 毅氏

本日ALPHAの内装の組みなおしが完了して、ターボチャージャー交換は終了しました。
内装は、以前の物よりも精度が高く造型も複雑ですが、無理やり押し込むような感じはしません。ただ、そのレベルは今までのH1と比べてであって、量産車と比較してしまうと、涙が出そうな物です。特に2DINのナビの出し入れはやりたくない指数はかなり高く、今回も2回組み直しをしましたが、予め一部納まりやすいように追加工をしましたので、組み込みの難易度を落とす事が出来ました。
さて、試走ですが、組みあがった夕方に突然雷を伴った大雨のため、ATフィルターの交換を先に行いました。ATフィルターはカートリッジ式で、取り外してもミッションからはさほど大量のATFが流れ出る事がありません。交換したのは新車から初めてで、パッキンからの漏れがあったので、推奨走行距離数には達していません。しかし、マグネットの状態を見ると、今回の交換は決して速過ぎではいなかった様な感じです。ATF自体はさほど汚れてはいませんし焦げ臭い臭いもしていません。気分的には交換しても良いとは思いますが、一度に色々行うと、もし問題が発生した場合、エンジンとミッションのどちらが原因が解らなくなるので、少し減り気味でしたから補給を行い、暫く乗ってもらって問題が無かったら交換しようと思います。多少、小降りになってから高速道路に乗り出して試走しました。路面が濡れていたのと、思ったより空いていなかったので、全開に出来ませんでしたが、明らかに力的なエンジンになっています。最初の試走で過給圧が漏れる音がしたので、ガレージに戻ってインタークーラーパイプの増し締めを行なった以外、不具合は全くありませんでした。
今までの、数回のステージを踏んでの感想を振り返りながら、ハイパワーになったがために、今後の課題を考えてみたいと思います。先ず、ALPHAになって、確かに300馬力のパワーと高燃費は魅力的です。しかし、トレードオフで重量が嵩んだため、松原さんが以前所有していた4DrHTにコンピューターチューン、ハイフロータービン、インタークラー、ランフラットフリー、アルミホィール、軽量タイヤの方が楽しく加速出来た感じがします。恐らく、松原さんも、あの4DrHTのイメージが残っていたので、ALPAHのアドバンテージの薄さを体感していた様です。事実、工藤さんのスラントバックに追い回されて『こんなもん?』と思った様です。事実、価格と性能のバランスは、他のチューンドH1に乗っている方も購入に至る程の『物』ではありませんでした。しかし、制動性能、静粛性の向上、車体に見合った性能はその状態ではバランスの取れた完成品であったと思います。
久しぶりに手前味噌の部分もありますが、H1について当方の持論を書かさせてもらいます。H1の特徴は誰でも解ると思いますが、ワイドトレッドです。Wウイッシュボーンのサスペンションは横剛性が高いので、コーナーリング中のタイヤの位置決めがしっかりしているので、構造的な欠陥による挙動変化が少なく、ロールセンターも高いのでドライバーに恐怖感を感じさせません。更に、前後の重量バランスも50:50なので前後のバランスも同等であるため、コーナーリングスピードは容姿を上回っています。通常のカーブで少し突っ込みすぎたかなと感じたときに、勇気をもってパーシャルからホンの少しアクセルを踏むと若干アンダーが出ますが、その内ニュートラルになって、カーブの出口で少しづつハンドルを戻し、アクセルを徐々に踏むと、まるでレーシングドライバーになった錯覚を起こす程、綺麗にコーナーをクリアできます。フルタイム4WDは一般的にアクセルONで車体が安定するので、ブレーキングによる失速して手に汗を握るより安全です。
話は前後しますが、この事から、サスペンションとタイヤサイズはエンジン性能を完全に上回っているため走行性能と言うより乗りやすい車だと言えます。ところが、段々パワーアップして来たALPHAの場合、これが成り立たなくなって来だします。先ず、加速時の接地感が無くなります。これは高速時だけでは無くて、低速時でも全開にすると何処かに飛んで行ってしまいそうな感じがします。これは完全にタイヤが負けているためだと思います。タイヤの接地プリントが縦長の方が良いと思われるので、エアを落とすと大分収まります。しかし、今度は高速での横方向の不安が増します。タイヤはロープロフィールにした方が良いのかもしれません。ただ、これだけの車重を支えられるロープロフィールタイヤってあるのでしょうか?高速道路でもパワーがある分、ついついアクセルを踏んでしまうので、加速中の車線変更のロールは大きくなります。これはフロントはもう少し固めのコイル、4輪の固めのショックアブソーバーが必要だと思います。現状では大きなうねりが出てしまうので、接地感にマイナス要因でしょう。現状足回りのアライメントには、一切、手を入れていませんので一旦この状態で乗ってもらって『怖さ』を味わってもらってから、アライメントの調整を行い、その後、ハードウエアーの交換と言う手順でも良と思います。
ブレーキの強化も、モチロン必要だと思いますが、全て、それに頼ってしまうのもどうかなと思います。チョロイ足回りに、やたらブレーキの効きだけしても、ノーズダイブが大きくなって、まともに止まれなかったりすることもあります。レースでのハイパフォーマンスブレーキパッドは効きよりも耐フェード性の向上がメインで、摩擦係数と圧力によって制動力が決まるので、踏んだ分(力)だけ効きますから、一般走行では先ず車体を安定させる事が第一です。ちなみにコモンレールDIESELの良いところは、アクセルさえ自制心を強く持ってジェントルに踏むのであれば、そのままでも十分で、パワーは、もしもの時にチョコッとと言う宝刀として懐にしまって置く事が出来ます。宝刀は往々にして高価なものです。
ALPHAについているHDDナビは、車速パルスが接続されていませんでした。マニュアルから車速信号を調べて接続し、ナビの学習機能をリセットしましたけど、走行中、車速信号が駄目とメッセージが出ます。車速信号の種類をいまだ調べていませんので良く解りませんが、ナビが対応していない車速なんでしょうか?これも調べ直しします。

2007.7.29.    石飛 毅氏

金曜日の夜、H2OC小林さんに良い物も見せて(聴かせて)頂きました。
小林さんのH2は、大きくリフトアップし、40インチのタイヤを装着していますから外から見るとかなり手の入っていますが、室内はあまり手が入っていなかった様です。当方以上にオーディオ類には興味が無かったらしく、乗り始めてから随分経つのにオーディオはノーマルで、カーナビも付いていなかったそうです。そんな小林さんが、友人のショップで自信作のオーディオを聞いて、そのすばらしさに惚れ込んで、清水の舞台から飛び降りてしまったようです。そのためにH2の内装をバラスため、確実に作業するために、マニュアルをお貸ししておりましたが、その返却のためにお見えになり、そのオーディオを見せていただきました。
先ず、光物の好きなオーナーらしく、内装にはブルーLEDがビッシリ。この辺は好みの別れるところで、当方としてはさほど興味が無いのですけど、メーターに関しては当方のセンスにヒット!実用的でメーターがとても綺麗に見えます。最初はLEDのバックライトかと思ったのですが、メータークラスターの直接見えないところにLEDが配置してあるアイディアは、シビレます。正直、価格を先に聞いていたので、それだけの価格を掛けたら物凄いでかいスピーカーやアンプが付いてて荷物も載せられない装備かと思いましたが、余りにも質素なので拍子抜けしてしまいました。聞いてくれと言うのですが、夜なので近所迷惑になるので、チョッとだけと思って聞いたところ、その音というか臨場感?音域?が凄く、大きくボリュームを上げないでも、その凄さが解ります。
ダッシュボードにセンタースピーカーがあったので、5.1chかと思ったのですけど、そこには未だスピーカーを付けていないそうです。音が出ているスピーカーは左右Aピラーに2個づつと左右のドアに一個、そしてリアシートの下にウーハーがあるだけです。と、言う事は2ch!だーー。音量をさほど上げないでも目のまえに竹内まりやが歌ってくれている澄んだ音にはスピーカの位置を感じません。正直欲しい。。。。価格には内装のモディファイ、HDD地デジナビ、数個の液晶モニターを含んでの価格ですが、一番価格を占めているのはソニックデザインのデジタルオーディオプロセッサーアンプ『デジコア808』です。これは、CFカードのメモリープレイヤー、デジタルアンプとプロセッサー(イコライザーみたいな物だと思います)が一体になって、各ユニット間のノイズを軽減させています。取り付け時にPCに接続して専用の器具を使って調整を行うため、ボリュームを上げなくてもリスニングポイントで気持ちの良くなる疲れない音を聴くことが出来るみたいです。
確かに、運転席のドアを開けて外から室内を覗いている時は小さく鳴ってる程度で、運転席に座った状態とは天と地の大違いです。モチロン、内臓のCFカード以外のCDユニット等との接続も可能で、多少音が悪くなるとショップに言われたそうですが、当方も小林さんも口をそろえて『わかんねー』程度でした。ユニットは小型で、助手席のダッシュボードに入っていますので、CFカードのリーダーをモニター付きのバックミラーにも付いていました。興味の無い人でもいい音で音楽を聴くと、音楽が好きなるとよく言いますけど、ちょっと理解できました。その後、自分のを聴きましたけど、音が悪いと疲れちゃうんですよね。確かに先日オークリーのMP3で音楽を聴きながら大阪に行った時は、車載のオーディオより気持ちが良かったのを思い出しました。デッドニングもいらないし、場所を取らない高級オーディオってお洒落ですよね。でもH1じゃ取り付けは無理だろうなぁー。そうそう、H2OCのELパネルとても綺麗でした。

熱いです、暑いですね〜。
すこし前までは酷暑、チョッと前は冷夏、そしてここの所、酷暑!マスコミに完全に振り回されています。マスコミって皆同じ事言うので、どの番組を見ても同じで個性がありません。今回の原発の破損問題も、アレだけの地震でクレーンが壊れた!と大騒ぎですが、映像を見る限りにおいては、動力伝達用のクロスジョイントが壊れていたので、あれって大きな衝撃のヒューズ的な機能もあって、それが正常に働いたと言う解釈もありだと思います。HUMMERにもあれと同じ物がプロペラシャフトに幾つか付いていますけど、回転運動を屈曲させて、伝えるというメインの働きの他に、大きな衝撃を受けた時に一番弱くして破損させて、高価なデフやトランスファーを守っています。だから、そんなことより核燃料の入った『お釜』の状態とかを取材して欲しいです。
ついでに言うと、トランスから油が漏れて火事になっても消火作業出来なかった。『だらしない』の件も、当方は天ぷら油の火災と同じなので、回りに延焼しないのであれば放置して燃えつくすのを待ちます。この場合、化学消防車とか、ハロン消火器があれば、直ぐに使いますけど、『間抜けな職員』と言うのもどうかな?と思います。余りにも暑いので『ガリガリ君』の消費量はうなぎのぼりです。
朝一番で、プラズマテレビのマニュアルをゲットしたIT担当が来てくれてましたが、またプラズマが暴走。再度分解開始。分解も2度目となると楽チンで、5分で裏板を外す事が出来ます。そのままの状態で電源を入れると直ぐにまた画像が停止しました。電源が入って直ぐには映像が写るのでIT担当と検討した結果『温度上昇』が原因だと予想して、扇風機を当てながら連続運転した所、問題なく動作するので、裏板に穴を開けて見ましたけど、穴程度では駄目です。仕方が無いので裏面をごっそり開けて電動ファンを取り付けて熱抜きを行う事にします。そうそう、IT担当が10インチの液晶テレビを寄付してくれるというので、シェルターにテレビが設置できます。
加藤電機から連絡があって、入庫中の2台共GASチャージ中に問題が発生。まず、上口号はMAXにすると外気導入のモーターが動いてしまいます。これって、大井先生の時も同じでしたから、元々96年式のエアコンの効きが悪いのは、これが原因かも?現在対策検討中。それと、ファンを交換しましたが、シェラウドとのクリアランスが少なく、エンジンが触れると当たる可能性があるので、ファンの先端をカットしました。上口号に付いていたファンは径が小さく、装着位置は少し手前になる物でした。H1のファンシェラウドはラジエーターのサポートも兼ねているので、形が定まらないので、たまにファンがシェラウドに当たって、削れている事もありました。上口号も擦れていたので、前のオーナーが小ぶりな物と交換していたと予想できますが、取り付けサイズ違いはお粗末でしたね。
柳本号は。。エアコンGASを規定量入れる前に、高圧側が上がりすぎ、それ以上チャージ出来ません。一次側の圧力が低すぎるので、このままでは冷えが悪くなります。この原因は液化したガスの温度が十分に下がらないためで、コンデンサーでの放熱不足になります。そこで、以前、野澤号と同じくファンのカップリングがタラタラで風量が少ないので(当方未確認)多少音がうるさくなるけど、もっとガンガン風量を取る事ができるカップリングと交換することにしました。発熱量の大きいGASエンジンの場合は、ファンカップリングはヘタリが早いというより消耗品ですね。エンジン不調の事は何も言ってなかったので、どうなったか解りません。(加藤電機は酒代はあるけど、デジカメを持っていないので、この分の写真はありません)

2007.7.26.    石飛 毅氏

友野サンが、腰痛を再発してしまいましたので、8月の第2週はメンテナンスのためお休みです。この間は部品の発送が止まりますので、ご了承下さい。
今日は、加藤電機レポートはお休みです。その代り、スカイオートに新入荷のH1が入ったので、写真を撮って来ました。00年のピューターで走行距離が2万マイルを大幅に切っています。入荷したばかりで、いまだ整備を行なっていませんけど、下回りの状態が良好なので、恐らく乾燥した地域から来たと思われます。皮シートで、内装にはウッドが張られていました。輸入した状態が、訳が解らない国内でのリフレッシュをしている固体より、何もしていない状態で、程度良好なのは貴重だと思います。在庫が少ないので細かい部分を補修したら、そのまま直ぐに店頭に並ぶそうです。先日紹介したシフトレバー周りのベゼルカバーセットは、一定量がたまった時点で発注するそうです。現在、最低ロット数が見込めるので手配をすると言うので、それがはけたら、また、注文がたまるまで手配するそうです。しかし、あの状態では一体どんな物か解らないので、一応、当方が紹介するまで待って貰う事にしましたので、お楽しみに。。。

2007.7.25.    石飛 毅氏

関東地方は久々の晴天でした。
しかし、この天気も明日から駄目になるそうで、関東の地方版のテレビでは、冷夏のため野菜が高騰していると騒いでいます。お米の出来も悪いとかも言ってます。しかし、ほんの1月前にはホニャホニャ現象とか言ってて猛暑になると言ってたのに、一転して今は冷夏が旬です。暑くても寒くてもCO2の増加が原因で。。。柏崎の原発も事故報告って言ってるけど、災害ですよね。作った人も、まさかあんなに大きな地震になるとは思っていなかったのが原因ですけど、家がバタバタ倒れて清掃工場の煙突もポッキリだったのに、ココまでで納まって良かったです。
元々、原発自体の安全性に絶対は無いと思います。もし絶対なら、お台場辺りに作れば良いはずで、結局、万が一の時の人的被害を小さくするために、過疎地に作っているとしか考えられません。原発擁護をする積りはありませんけど、話題の風力発電機だって火力発電所でも、あの地震で耐えられるか疑問です。その代り、原発の再運用開始には、くれぐれも慎重になるか、このまま運用再開を諦めて欲しいですね。信頼度の下がる補修より、新しくした方が良い様な気がします。今年の夏が予想が外れて、猛暑になると電力不足になるそうです。化石燃料の枯渇による原発依存の以外に、決定的なエネルギー対策が無いのが明白な現在では、当方が出来る事なんて電力の節約しか思いつきません。
柳本さんのH1は、室内ユニットが設置され、ACホースも新調されて、借り配管が終了しました。新調した配管は現状で寸法を取り直して、オリジナルでは不都合がある部位の変更がされています。ゴムをブリジストンにして、カシメの方法を変えて、信頼性の高い継ぎ手を使用しています。特に、漏れ易いリアエアコンとの分岐している部分は、アルミの単純なTからブロックになっていますので、信頼性は格段に上がります。GASエンジンの場合は、エンジンルーム内の温度が高いのも問題ですけど、その熱源であるエンジンに近い部分の配管には過酷で、オリジナルで銀色の断熱材が巻かれています。これを、今回も前回一成さんの92年で使った物と同じ、キノクニで販売されている断熱材を使用しました。特にリアのAC、ヒター配管は、エクゾーストマニホールド近傍を通りますので、配管にはこの断熱材の他に、複遮熱を反射させるために、専用のアルミシートで一纏めに巻き、更にエクゾーストマニホールドに石綿の様な(材質は解りません)断熱テープを巻きます。
バキュームコントロールは、レトロフィットキットには電動のポンプが追加になりますが、インテークマニホールドからバキュームを取りました。このほうが部品点数が減るので信頼性が上がります。ヒーターのコントロールバルブも電動バルブからエアバルブに交換されています。92-93年式は手動のワイヤー式、94-95年式までは電動式のバルブです。何れも金属製のため、腐食によって動きが悪くなります。ワイヤー式は人力なので、動きが悪くなるのも解るし、強引に開閉できますが、電動式は固着して動かなくなると、表示板にアラームが出ますけど、モーターが案外強いのでアクチェターが外れてモーターだけ動いてバルブは動いていない事があります。閉まったままの場合は冬に寒くて、開いたままの場合はエアコンが効かないと言う事になります。96年からダイヤフラム式の樹脂製に変わっていますので、この部分の腐食からは開放されました。しかし97年の前期までは駆動用のバキュームが電磁弁でON/OFFしていますので、この電磁弁が壊れるとバルブが閉まらなくなるので、エアコンの効きが悪くなります。これはエンジンルームに取り付けられているので、スペースの問題が無いので、良く冷える所に場所を変えて国産の物と交換したほうが信頼性が高いです。断熱材待ちの間、フォグランプの配線のやり直しをしていました。
上口さんのH1の方は、ファンのカップリングだけでは無く、ブレードもH1用のものではありませんでした。何で違う物が付いていたのか全く解りませんが、違う物が不十分な状態で付いていた事は事実なので、そのままにしておける訳がありません。先日、5000kmに一回プリーが割れると言われて、そんな事があるのかと誤解していましたが、この状態はH1がだめな訳ではなく人為的な問題でした。新たにファンが交換され、手で回すとカップリングはしっかりしていましたので、温度の低いDIESELの場合は当分使えるでしょう。ただし、シェラウド上部との隙間が無いので、加藤電機が振れ止めをすこし潰してくれましたけど、それでも少し心配なので、ラジエーターの位置を数ミリ上げてもらう事にしました。今回はレトロフィットキットの取り付けを見送りましたが、配管類は柳本さんのH1と同じように、全てのエアコン、ヒーターホースを新調しました。モチロン断熱材も同じようにし、温度は低いけど排気管が太いため配管との距離が短いので、上口さんのもアルミで遮熱します。上口さんの方は、断熱材待ちの間リアゲートのロックを取り付けを行っています。
断熱材は、今まで色々検討しましたが、アルミの袋状の物は経時変化でパラパラして扱いが悪いので、現在はファイヤースリーブを使っています。キノクニの人と色々相談して決めたのですが、これは火の中に入れても大丈夫と言う代物で、見た目もまぁまぁです。しかし欠点が2点あって、価格が高いのと、メーター単位でしか買えない事です。今回は断熱材2台分で代引き送料込みで11万円を超えてしまいました。加藤電機には妥協しないで欲しいと常日頃から言っているのですが、この手の高い部品を使うと加藤電機からの請求が高くなるのが嫌じゃないかと感じたので、当方が調達しましたけど、ココまで高いとは思わなくて、慌ててしまいました。ドンブリ勘定だと、何時も絶対に訳が判らなくなるので、今回は即請求させて頂きました。自分の所の10年以上乗るのであればしかたが無いですね。キノクニはクーリングキット辺りから、所沢山買って実績を積んでいるので、色々相談に乗ってくれて助かります。
ワゴンRのスターターがおかしくなったと思ったら、スカイオートに車検に出している当方のH1スターター不調と連絡がありました。ワゴンRもH1も95年式で、どちらも走行距離が10万キロ。ほぼ同時期に同じように不具合が出るということは、ほぼ同じような寿命と言うことでしょうか?加藤電機の話では、接点プレートの摩耗だけだろうと予想していました。なんか変ですけど加藤電機のリビルトスターターを購入するには資金が必要ですが、手元に新品があるので、お金がかからない新品と交換する事にして、現在使用中の物は、ゆっくりリビルトして在庫にます。スターターですが、以前麻生さんから送っていただいた不良スターターは残念ながら再生不可能でした。

2007.7.23.    石飛 毅氏

ターボチャージャーが、無事土曜日の朝一番で届きました。
早速タービンのブレードを確認すると、ブレードの先端が何時ものように切削加工とバランス取りがされています。ALPHAのタービンはギャレット製で、ブレードが可変になっており、エンジンの状態によって、タービンの回転を下げる事無く圧送する量をコントロールする機構になっています。この構造は決して新しい物では無く、ガソリンエンジンにターボチャージャを取り付ける流行の真っ最中には、ポルシェターボを始めとして、パワーを追いかけていたスポーツカーに良く使われた機構だそうです。しかし、現在はガソリン車のターボ付が過去の物になってしまい、IHI等はこのタイプのターボは辞めてしまったようです。所が、DIESELエンジンの流行が始まり、新世代DIESELにはターボが必須で、コモンレールと可変ターボは良いコンビになりつつあります。したがって、このターボチャージャーは、かなり大型ですが、低回転でも性能が発揮できます。今回、スピードボックスも、この部分をどのようにするか苦労したようです。電話で何をしたのか聞き『フィンの大型化を行いカットバックを多めにしたので、取り合えずこれで試してくれ』との回答でした。料金はOHが無かった分、何時もよりお安かったです。
大型化したタービンは、従来の1.5倍はある大きさで、重量も25kgをちょっと下回る位で、宅配便の限界重量ギリギリでした。構造も複雑ですが、従来のターボは、エンジンブロックから潤滑油を貰いそのままエンジンブロックにリターンするという簡単な取り付けだが、ALPHAのタービンは、オイル、冷却水(水冷です)ベーンポジションセンサー、ベーンポジションコントロールソレノイドの配線があります。ベーンの可変動力はエンジンオイルの油圧で行いますので、エンジンオイルの量と質は性能を維持するには神経を使わなくてはいけません。
ポン乗せでは無いし、元々エンジンには上から乗せられたターボチャージャーを、後から引っ張り出すのも苦労しましたが、今度は載せる訳ですが、取り外しより大変でした。ターボチャージャーを抱えるので、保護用のオイルを抜き取ってオイルをこぼさないようにしてから押し込むのですが、手を伸ばした状態で25キロの金属の塊を持つ事は、当方の馬鹿力でも手がブルブル震えます。文章力が無いのでお伝えできないのが残念です。簡単に言えば、こちらを立てればあちらが立たずという感じです。D-MAXの設計者や組み立てをやっている人が、見たら間違いなく卒倒するでしょう。
日曜日に、松原さんが可愛い愛嬢と2人でやってきました。お嬢ちゃんはレカロのチャイルドシートに大人しく乗って来たようで、中々オリコウさんです。お肌がつるつるで、可愛い顔をした子なので、かまいたいのですが、大柄の当方に怯えていたようで、今後イメージが悪くなると困るので、もう少し解るようになったら遊んでもらいます。
ヒロシと一気に集中したので、オイル、冷却水を入れて、エンジンが掛かるまで終わりました。ドックハウスを閉じた時点で雨が降ってきたので、試運転は来週に回しました。
今回、ALPAHで気が付いたのですが、オイルドレンボルトのシールが銅ワッシャーでした。基本的に銅ワッシャーは毎回交換なのですが、前回交換する以前から、ドレンボルトの周辺からはオイルが滲んでいましたが、今回はかなり漏れ量が多くなっていました。今までのシールワッシャーとOリングタイプは数回の再使用が可能でした。最新の日本製エンジンなのに銅ワッシャーと言うのは意外でした。次回はシールワッシャーを準備しようと思います。来週試運転を行い、良好であれば内装を組上げて完了です。

キャンピングカーの雨漏りで十分な睡眠が取れないのであれば、多少の事は気にならないので、部品置き場にキャンプ用の銀マットを敷いて寝ています。土曜日に、工藤さんが『何処で寝ているの?』と言いながら、当方の就寝場所を見せた所、いきなり爆笑。失礼な人です。『これじゃー体が痛いでしょ』と図星。実は銀マットを一枚しか挽いていないと、夜中に体が痛くて何度も目が覚めます。そこで、2枚にした所、格段の快適性となり、目が覚めることはありませんでした。しかし、朝起きると、腰と背中が痛くて仕方が無くて、以前、松葉さんから頂いた『湿布』を体中に張っていました。工藤さんに『これで大丈夫さ』と言いながらシャツをめくって湿布で埋め尽くされた背中を見せたら、涙を流して爆笑。『体に悪いからどうにかします』といって、一旦帰っていきました。確かに工藤さん、意外にも、当方の寝場所を心配して『大型のベットをどうぞ』とメールを頂きましたが、見ず知らずの方から『いただきまーす!』という訳にはいきませんし、ホコリっぽいガレージで寝るより囲まれた狭いキャンピングカーの方が寝るには条件が良いので、どうにかキャンピングカーの雨漏りをどうにかしようと思っていましたので、計画がもう少し具体的になってからと思っていました。
暫くすると、工藤さんが2X4の材木とベニヤ板と工具を持って再登場。どうも、以前、事務所を作った時の材料だと言っていましたが、ベットと、マットレス、竹シーツ、藺草枕までフルセットも一緒でした。色々試行錯誤をしていると、浅井さんが顔を出し2人で色々。。。。出来ました。シェルター。翌日の夜中に、浅井さんが迷彩の生地を持ってきてくれたので、それで全体をラップして、ホコリ避けも出来ます。更に、ヒロシがスポットクーラーのダクトと電源も引っ張り込んでくれたので、キャンピングカーより快適なシェルターになっちゃいました。一人で寝るには十分ですが、2人(写真は体重85kgと100kg)は、色々な意味でキツイデス。後は、テレビがあれば言う事無しです。子供の時から『押入れ』で寝るのが好きな子供だったので、なんか子供の時に戻ったようで、ニャニヤしていると、浅井さんが異様に羨ましがっていたのにはチョッとビックリ、でも嬉しい。
嬉しいと言えは、実は松原さんが来た時にもテレビの話になったのですが、ガレージに50インチが来た時には『おーーー』という感じでしたが、最近後輩が新築する家に一体どんなテレビを買うか、会社の連中と大型テレビ比較ブームです。最近では、フルスペックハイビジョンの50インチは小さな部屋でも画像は鮮明で、大画面は大きな部屋で遠くから見るものでは無くなっています。したがって画面から3m以上ある場合はもう60インチ以上という時代になっているので、ガレージにも65が欲しいねという話をヒロシとしていました。しかし、価格とスペックから言うと、今はパナソニックのVIERAでしょうが、7XXX系のAVC HDに対応しているのは50インチまでなのと、今年完成するパナソニックの50以上を生産する工場が出ないと60以上は割高で手が出ないので、当分は現在のパイオニアで我慢する事にしました。
そんな事を言ってた我々に、バチが当たりました。工具を取りにプラズマの所に来たら、突然画面の上下の色が変わり、画面が揺れ出してそのままお亡くなりになりました。暫く電源を抜いて放置したりリセットしても。。。。。以前、修理に13万円掛かっていますので、恐らく、今回も最低でも同じぐらい掛る事が予想できます。今だと50は無理ですが、13万円だせばかなりの大きさのテレビを買うことが出来ます。。そこで、一か八か分解清掃する事にしました。外に出して丁度隣のH2(2号車)オーナーが油もれ清掃用に大量の『おがくず』を持ってきてくれていたので、これの上に置いて、バックパネルを外して内部点検。恐らくコントロール系統は修理不可能なので、ヒロシと焦げている部分は無いかシラミ潰しにチェック、次にエアガンで清掃を行い、次にあらゆるコネクターを抜き差しを行い、再組み立て。電源を入れると『復活!』驚いた事に、画面は前より鮮明になっています。予想では、AC/DCの電源ユニットの接触不良でDC電源がドロップしたために、プラズマが飛ばなくなった様です。新しいテレビの話をしたので愚図ったみたいなので、暫くはこのまま使いたいです。
チョッと触れましたが、ガレージでオイルが漏れたときに漏洩を防ぐのには、『おが屑』が効果的です。以前よりCCV編集長から頂いていましたが、H2(2号)オーナーが材木屋さんだったのを思い出して、先週『持ってきて』といった所、金曜日にガレージに着くと、大量に置いてあり、その様子は絵に描いたような『ありがた迷惑』状態でした。細かくて上質な『おが屑』は大変ありがたいのですが、物には限度って言う物がありますので、半分以上お持ち帰り頂きました。でも、有難うです。

2007.7.21.    石飛 毅氏

渡辺さんの紹介で、アメリカの新聞社の記者とお会いしました。
最初のコンタクトは日本語でメールが来たので、日本語が出来る方かと思ったし、男性だと思っていましたが、何度かメール交換をしているうちに、メールを書いているのは通訳の人で、記者も女性でした。。三鷹駅で待ち合わせてH1を見たことが無いと言うので、そのまま加藤電機に直行して、先ずは柳本、上口さんのH1を見学。そのまま加藤電機の第一応接で、質疑応答。日本でのHUMMER全体の事、クラブの事、日本一HUMMERを持っているメンバーの話のどれも興味を持ってくれました。記事になるか、何時載るかは解りませんが、綺麗な女性記者の取材に加藤電機と2人で鼻の下を思いっきり伸ばして対応しました。記事になるタイミングが遅れればミーティングにも来ると言ってました。サーどうなるか?
加藤電機に入庫中の2台のエアコンは順調に進展しています。が、上口さんのHUMMERに問題発見。発見したのは加藤電機ですが『これでいいの?』と指をさした先は、ファンのカップリングの固定方法でした。カップリングのフランジが小さく、ボルトが半分しか掛かっていません。カップリングの形状を見ると、何時ものより小型でした。加藤電機に取り外してもらい再度確認すると、明らかに形状が異なります。それと、普通ファンはラジエーターシェラウドが邪魔をして簡単には取れないはずなのに、いとも簡単に取れてしまいました。これは当方の在庫品と比較すると形状が全く異なっていました。カップリングもヘロヘロにはっていましたので、きっと効率が悪かったはずです。
当方のHUMMERは車検が迫ってきたので、娘のボコボコになったスパイクの修理を、スカイオートが引き受けてくれていて完了したので、HUMMERと入れ替えに行って来ました。ここの所、スカイオートもH1がドンドン売れている様で、今日も10thアニバーサリーが納車整備を受けていました。改めて詳細を見ると、程度は良好で、錆びやすいインナーフェンダーのボルトはとても綺麗でした。アメリカの車は鉄の鋳物が多く使われており、表面処理がされていないので、表面は直ぐに赤く錆びます。ほんの少し擦るだけで取れる物なので、納車前にキチンと清掃していました。
新たなH1用のアクセサリーの試作品がありました。H1の内装は薄い色のプラスティックが使われているので、経時変化で色が変色します。ビニールレザーの部分はさほど酷くはならないので、色に差が出ます。特にシフトレバー付近は一番樹脂部分が出ているので、古い当方のHUMMERの場合は哀れな姿になっています。今回のアクセサリーはシフトレバー回りのカバーです。軽くヘアラインの入ったステンレスで出来ているこのパーツは、例によって仕上げが凄いです。ピカピカしていますから、黒くペイントしたTOMONO-GOなんかにはピッタリですね!これは当方も採用しますが、多分赤く塗っちゃうかも。
ISSEI-GOのCTISジョイントにヒロシが足を掛けて折ってしまい、ロックタイトで応急処置をしていましたが、スカイオートが偶然この部分のパーツを探してくれたので、ゲットしました。セットでの購入は卒倒しそうな価格だったので、これなら安心価格なので一安心です。
スカイオートの駐車場でサンドベージュ無垢?のスラントバックH1を発見。ワザとマスキングを減らして軍用車のイメージで艶消し塗装されていました。スラントバックも窓無しで継ぎ目はシールされていました。この後、アンテナの取り付けとバンパーの取り外しを行う予定だそうです。その内、内装も撤去しちゃう勢いでした。
スカイオートはHUMMER以外のアメ車の取り扱いもしています。先日、正規輸入された2008年モデルのH2にヘボイミラーが付いているのを手抜きだと書きましたが、並行輸入のH2以外も前方と側方の確認が出来るミラーかCCDカメラ等が必要になるので、2チャンネルの小型液晶モニターと赤外カメラで対応する準備をしていました。チョッとカメラを繋いでテストしましたが、このシステムは使えそうです。当方も2個のCCDカメラを使っていますが、このモニターは手動と自動のカメラ切り替えが付いています。モニター部分は小さいのですが、モニターが小さい分、近くに置けるので、小さくても問題が無いと思います。最新型のJeepは既にCCDカメラと液晶のモニターがドアに付いていますが、これは日本に輸入された後に取り付けされているそうです。緻密に考えているクライスラージャパンと、稚拙な三井物産の違いが出ていますねー。
HUMMERの腕時計のブレスレッドを留めているピンが破損してしまいましたが、新しいピンが届いたので、HUMMERウォッチが復活しました。本来は予備が付属されています。

2007.7.20.    石飛 毅氏

HUMMER歴の長い廣田さんから、エンジンが掛からなくなったというメールが入りました。
4日前に燃料ポンプを交換した後、好調だったが突然動かなくなったらしいです。廣田さんは、過去に一度燃料ポンプの交換をした事があるので、当然『エア抜き』はやっているかと思いましたが、取り合えずエア抜きの方法の他に、燃料ポンプの配管の確認のメールを送りました。この時の当方の予想では、エア抜き不足であれば、交換後、直ちに始動困難になるはずなので、漏れが無い限りポンプの燃料タンク側から微量のエアを吸い込んで、それが蓄積して燃料フィルター辺りに溜まってしまい、ダンパーになったためと予想しました。この現象は、以前、加藤電機に入庫したH1で起きた現象で、陰圧側なので燃料が殆ど外に漏れないため非常に解り辛い漏れです。暫くすると、廣田さんからメールが入り、無事エンジンが始動したそうです。原因は、やはりポンプのタンク側のジョイント内にあるOリングが変形していたようです。締め直しを行い、エア抜きを行った後、無事始動した様です。ただし、現状は良好になっても、原因のOリングは交換していませんから、再発する可能性があります。この場合は新品と交換したい所ですね。
スピードボックスが、本日、ターボチャージャーを送ってくれましたので、土曜日に到着します。このタービンの取り付けには、色々ノウハウがあるので、それの確認もしてくれました。折角チューンしたターボチャージャーを、取り付け不良で壊されたくない気持ちが良く解ります。今週末から取り付けを始めます。
加藤電機は、本日は地道な作業だったので、報告無し。今年はカーッとしたエアコン日和がないため、エアコン修理が少ないので、作業は丁寧に進んでいます。晴れるとエアコン修理が入ると後回しにされちゃうので、我々にはこのまま暑くならない事を祈るばかりです。ただ、当方のワゴンRのスターターが死に掛けています。時々、ソレノイドで接点不良が起きるみたいで、色々電装品を止めてバッテリーの負荷を下げると電圧が上がって、絶縁は回復してくれるので、何事も無かった様にエンジンが掛かります。オルタネーターもバッテリーもバッチリなので、間違い無くスターターです。加藤電機は、以前、オルタネーターが瀕死の時は、手を出さなかったために散々トラブルがあったので反省したらしく、今回は当然の様に部品を注文していました。人間色々経験して成長しますねー。

2007.7.19.    石飛 毅氏

長岡にお住まいの松葉さんから連絡があり、地震の直接被害は無いようですが、医療機関は激務で、HUMMERの状態の確認どころか、寝る時間も無いぐらいだそうで、ご苦労様です。
仕事で、ステンレス部品のケースが仕上げが悪く、表面に大きな傷が付いていたので、サンドブラスターで表面を整えるしかなかったのですが、勤務先には大型サンドブラスターが有りません。ガレージにまで行くのは大変なので、加藤電機で借りることにしました。(と、言い訳を書いているのは、勤務先の同僚が結構当HPを見ているので、明るい時間に加藤電機に行ってると、サボっていると思われるので。。業務連絡:HCSの保護カバーの補修です)そのついでに、入庫中の2台をチェックしてきました。
先ず、上口さんのH1ですが、修理には微妙な状態です。圧力テストではヒーターコアもエバポレーターもだめと言う訳ではなく、かと言って10年保つかと言われると、それは無理な感じでした。数年後に壊れた場合に、レトロフィットキットが残っていれば良いのですが、今回逃したらレトロフィットキットが手に入らないとなったら困るのも現実的です。そこで、上口さんと相談した結果は、室内機ユニットの清掃と洗浄を行い、取り合えずこのまま駄目になるまで使うことにし、レトロフィットキットは早めに手配をしてご自信で在庫として持っておくことにしました。これによって、現状の室内機を完全に賞味期限が切れるまで使い切った後に、レトロフィットキットと入れ替えれば、トータル寿命は長くなります。今後、ドレンに注意して内部を乾燥させて使うことでも延命できますので、思いのほか寿命は長くなる場合もあります。リアゲートのオートロックの取り付け準備もしていました。取り付け方法と型紙を渡しておきましたので、この部分の問題は無いでしょう。
柳本さんの方は、室内ユニットは既に取り付けられていました。リアのユニットは、折れてしまったドレンと、漏れ始めたヒーターコアは補修されて取り付けてありました。ドレンの配管も潰れたり固くなるので、曲げ部分を無くすためにアルミのLとTを使って流れやすくしてあります。ヒーターホースも普通のラジエーターホースより寿命の長い『耐油』使用のブリジストン製の物と交換するようです。これであれば10年は保つはずです。
レトロフィットキットの取り付けが終ったので、エアコン配管の作成に移ります。ホースの長さは、現車に合わせて作成しますので、急激な曲線によるジョイントのカシメに負荷が掛からないレイアウトにしてもらいます。高価なので未手配ですが、GASエンジンは温度が高いので、ホースには一成さんと同じ高級断熱材を巻く予定です。この他にも、ライトの配線や電動ファンの配線は涙が出るぐらい悲しくて、ボンネットを開けたときに美しくありません。この部分に関しても、加藤電機にお任せしてあります。やる気が感じられない場合は『後で当方がやり直す』と生意気な事を言ってありますから、プレッシャーを感じながらチャンとやってくれそうです。上口さんのH1と比べて、ウインカーのレンズと本体がヤレているので、交換した方が良いかなと思い加藤電機に相談したら、奥のほうからインチキ臭いボトルを持って来て磨いたら、ビカビカになりました。半分だけ磨いた状態の写真を載せましたが、写真より実物の方がもっと違います。ちなみに半分だけ磨いて、その『怪しいボトル』を事務所の奥に仕舞っちゃいました。。。ちなみにコンパウンドじゃーないそうです。
参りました。ターボチャージャが今週も危ないです。。進行状況を確認するために電話しましましたが、連絡が取れません。明日中に沖縄を発送してもらわないと、また今週作業が出来なくなります。あのオモシロオヤジ、先週は台風のせいにして、今週はまさか地震じゃねーよな。『もう、ほぼ出来ている』は『蕎麦屋の出前』チックな事じゃねーだろーなぁ。。。

2007.7.16.    石飛 毅氏

台風は芯を外してくれたのですが、新潟・長野地域の地震には驚きました。
松葉さんが被災地にお住まいなので心配です。ご自信に被害は無くても、けが人が沢山出ているので、テンヤワンヤになっているのでは無いかと思います。そんな中、HUMMERでジェットスキーを引いて現地に丁度行ってた人もいたようですが、さすがに、現地の惨状をみて引き返してきたようです。
土曜日に荷物が沢山届きました。先ずは、ATF・クーラントがそれぞれ3缶と、H1用のマフラー、チューンナップCPU、パイパワーリフトポンプ、エアクリーナー。H2用のチューンナップCPUです。最近のプレデターのCPUは以前と異なり、対応する車体のVINナンバーがテプラみたいな奴から、お洒落なステッカーになっています。H2のCPUは、始めての装着なので、どんな事になるか、お楽しみです。最近のマフラーは、完全にストレートになるタイプですが、H1の場合、ターボチャージャが付いているので思いの他、静かです。パイパワーリフトポンプは、今回、当方も取り付けようと思いゲットしました。当方のH1も来月の頭に車検なので、車検前整備で、これを取り付けて燃圧がどれ位変わるのか測ってから取り付けようとしましたけど、ゲージを加藤電機に貸したままなので、断念。スカイオートから受け入れOKが出る前に、機会があったら交換します。エアクリーナーは、今までH1用のハイパフォーマンスタイプはK&Nだったのですが、今回入荷した物は『AIRAID』というブランドでした。見た目は殆ど変わりがないのですが、綺麗にラップされていました。この手のフィルターは洗って再利用出来るので経済的です。

2007.7.14.-2    石飛 毅氏

台風による大雨で、ガレージと言うよりキャンピングカーに被害です。
と、言うと大げさですけど、以前に雨漏りが酷く、もうキャンピングカーの生活も終わりだと思っていましたが、狭山ハウジングの親方が、修復してくれたのでそれから快適な生活を送っていましたけど、この台風の大雨でまた雨漏りが始まってしまいました。少しぐらいの雨でしたら、問題無いのですけど、今回は寝具が濡れるほどで、多少の事ではビクともしない当方でも、耐えられなくなりガレージに避難しました。その時は眠気があったので、リクライニングチェアーを引っ張り出して横になりましたが、今度は、今後の対策を考えていたら目が覚めてしまいました。雨漏りは自然には治らないので、とりあえず、この雨の中では荷物の移動は無理なので、雨漏りの無い所に濡れたら困る物を移動して、キャンピングカーの補修をするか、ガレージ内にベットを置くか検討しました。
狭山ハウジングの話では、キャンピングカーの天井材は劣悪で、漏れないほうが不思議だと言われていましたので、あの状態での補修は断念するしかないでしょう。元々、あの場所は荷物用にコンテナを置く予定でしたが、チョッと置かせてと言われてそのまま使わずに一年以上経過したので、『どうする?』と聞いたところ、未練が無いらしく所有権を放棄したので、当方が使い始めました。しかし、エアコンは最初の1年目でお亡くなりになり、電源ユニットがその後直ぐに破壊!ガスは何処かで漏れていて、ガス警報機は鳴りっぱなしで、結局外部電源を常設で引いて使っていました。それでも、中々快適で、数年使っていましたが、2年ほど前から雨漏りが始まりました。最初は大したことは無かったのですけど、段々ひどくなり、昨年末辺りには普通の人では耐えられない位になりました。それでも、当方は全くめげないで使っていましたが、今日はもう耐えられなくなってガレージに避難しました。耐えられないのは濡れるからだけではなく、屋根からの漏れは複数箇所あって、その中の数箇所はポタポタ天井に垂れて来るらしく、その一定間隔の音にも耐えられなくなって飛び出しました。
そこで、ガレージの中に寝る場所を探しても、案外当方が横になれる余った場所と言うのが案外無くて、色々考えました。寝る場所の条件としては、床からはセメテ30cm以上は高い方が良いでしょう。ガレージ内はホコリが立つし、冬の寒さを乗り越えるには、狭くても良いので、ある程度は遮蔽したほうが良く、作業スペースも狭くしたくはありません。そうなると、作成中のトイレの上辺りに屋根裏部屋を作るのがベストですけど、柱を作業スペースに立てると邪魔なので強度的に不安があります。そもそも、当方の工作力では、そんな気の利いたものは出来ないでしょう。それには時間と費用が掛かりそうな気がします。
そこで、ガレージの中を見渡すと、ベストなのは中二階の部品置き場に白羽の矢が立ちました。元々、この部品置き場は案外使い勝手が悪いので、当方が常時使う出し入れの激しい部品は置いていませんし、ココであれば、遮蔽するにも床も天井もあるし、壁も一面は完璧で、反対側も手すりがあるから、造作するにも楽そうです。目が覚めたので、改めて中二階に上がって棚の様子を見ると、候補場所の棚は棚板の枚数が少ないので、そこに置いてある部品はどうしても崩れてしまうので、この棚はあるだけの使いにくいものなので、2個の棚を一個にしても収納量は問題無さそうです。そこで、他の荷物を良く見てみると、居候荷物が一番使いやすそうな棚にキチンと整理されているのを発見。こんな状態を当方が知らなかったので、出来るだけ触れないようにしていたのか、これから、この荷物をどうするのか全く聞いていません。置きっぱなしという事は使わないだろうから、オークションで売っちゃおうかとも思いましたが、発送も面倒なので、とりあえずキッチリ詰めなおして、しょぼい棚を移動して平面の大きさが1100X2300cm取れました。この広さは、昔乗ったブルートレーンのA寝台と同じぐらいのスペースだと思いますので、大柄な当方でも寝るだけなら十分です。とりあえず、どれ位の面積が取れるか仮に棚を動かしているので、日曜日も雨ですから居候荷物をどうにかもう少し整理をし、もうチョッと快適にします。

2007.7.14.    石飛 毅氏

ターボチャージャが到着しないので、週末電話した所、沖縄に台風が来ている最中で、停電しているし、飛行機も飛ばないので、発送が出来ないという事で、今週は3連休だと言うのに作業が進みません。関東も台風の影響で外での作業も出来ませんから、またALPAHの配線整理位しかやれません。その他には、ガレージの掃除をしています。明日は関東方面を台風が通過するので、引き続きガレージ掃除ですね。月曜日には天候が回復すると思われるので、外で作業が出来ると思います。

2007.7.13.    石飛 毅氏

上口さんのHUMMERのエアコン室内ユニットを外したけど、チョッと心配なので、見に来いと加藤電機に言われて、連ちゃんで加藤電機に行ってきました。
既に室内機は外されて、一部が分解されてヒーターコアとエバポレーターが見える状態になっていました。外観的には全く問題が無いのですけど、エバポレーターは半分ほど水没の履歴があり、一部はかなり腐食しています。ケースの中にも錆びた水があった履歴が残っています。本来は、このようになるわけが無いのですけど、H1の場合はドレンホースの先端にアヒルのくちばしみたいなゴムが付いてて、深いぬかるみ等を走行した時に逆流防止の弁になっています。所が、このゴムは合わせ目がお互いに移行してピッタリ付いてしまいます。そのため、以前よりこのゴムを良くモミモミして、ドレンの流れを良くしておく様に、ここでもお願いしていましたので、恐らく上口さんも励行していたと思いますが、不十分だったみたいです。
加藤電機の話では、国産車だったら、この状態で交換するけど、どうしたら良いかと当方に相談してきました。方法としては、先ず、このままエバポレターの洗浄と錆び落としを行い、現状で圧力テストを行い暫く使う。この場合はどれぐらい使えるかは不明。次に、一応エバポレーターだけ部品で取れるか(95年式以前は部品としてでないのは以前確認済み)聞いてOKならエバポレーターのみ交換する。そして、最後はレトロフィットキットとの交換になります。これであれば、今と同じぐらいの期間以上使い続ける事が出来ると思います。一応、この件の方針はオーナーと協議して決めて貰う事にします。パワーウインドウの動作不良はやはり断線だったようです。破断面は押しつぶされた様になっていましたので、金属部分に接触してショートしなくて良かったです。破断していた部分がどの位置か不明ですが、度重なるドアの開閉で機械的に破損したと思われます。
AM GeneralはH1のエアコンでは苦労しているみたいで、試行錯誤の上でバージョンアップして、最終型は97年の後期モデルから使われています。それ以前のエアコンは、使って欲しくないのか、メインパーツが出ません。レトロフィットキットとして94年以降のH1に取り付け可能なキットを販売しています。このキットはメインユニットの基本的な部分と、各年式別の補助部品から構成されています。今回、柳本さんの場合、レトロフィットキットのメインパーツだけを運んでいたので、部品が足りませんでした。レトロフィットキットの良いところは、バキューム式のコントロールなのでコントローラーが安価で配線が少なくなります。ドレン不良にも強くするために、エバポレーター等はユニットの比較的上の方に収まっています。ブロアモーターも交換し難い上部から、下部に移動されています。ヒータコントロールバルブは接液部が金属の電動サーボ(94.95年)や、ソレノイドバルブでバキュームをONーOFFして樹脂性のダイヤフラム式のバルブを駆動する方法(96-97前期)から、バキュームをダイレクトに切り替えるシンプルな方法になっています。
良い事ずくめの最新型ユニットでも欠点はあります。バキュームの取れないNA-DIESEL車の場合は、電動バキュームポンプが必要になります。ブロアモーターが吸い込み式から、押し出し式になったので、湿気を帯びた空気やドレン不良の場合、水没させてしまう事があるので、ブロアモーター軸受けの油切れが早く、ブロアから異音が発生します。したがって、通常ブロアは短期間で交換になってしまいます。以前は、未だ摩耗していないのに交換するケースがありましたけど、最近は、オーバーホールして延命しています。当方の場合は、OH済みのブロアモーターを常に在庫して、異音がしたら軸が摩耗しない内に交換し、降ろしたブロアを時間のあるときにOHしています。毎年、この作業は必要ですけど、交換は誰でも出来る場所ですから、さほど面倒ではありません。97年後期以降のオーナーは、異音がしたら早めに交換して、外したブロアーをOHして手持ちにしてグルグル回してください。
中古で購入したH1に、レトロフィットキットが付いている場合があります。これの見極めは、コントローラーを見れば解ります。コントローラーが3連のダイヤル式でダイヤルの間にAC、MAXの押しボタンが付いていない物が、最新式のエアコンになります。中古でこれが付いていたらラッキーと思ってください。ドレン不良に注意すれば、かなり長持ちします。ちなみに、最新式の場合は、エバポレーターもヒーターコアも部品で出ます。今後のために、当方は予備としてもちろんこれらをキープしています!
柳本さんのHUMMERは、リアヒーターを取り外した所、中からドドドドーーっと泥のような物が出てきました。それが何だか解らないので、色々考えたけど、指で擦って見ると泥のような物でした。これはフロントのヒーターコアには無くて、リアヒーターコアにだけ入っていました。指でごしごし擦ると水に溶けます。どうやらこれは、この時期(95年当時)のH1にはなぜか最初から『漏れ止め剤』が入ってて、当方も漏れ止めとは知らずに、新車で買ったのにクーラントが泥水みたいになっていたので、えらくガッカリした事がありました。出てきた物は、これが凝固して一番沈殿しやすいリアヒーターコアに溜まっていたようです。
先日、H1購入検討の方からメールを頂き、購入時のチャックポイントを教えてくれと言われましたが、購入先が『某○○店』とかで、全く情報が無い状態での問い合わせだったので、閉口しましたが、とりあえずYahoo!の中古車検索で、一体どれ程のH1が出ているのか検索したところ、思ったより多くのH1が出ていたのでビックリしました。
その中でも一番驚いたのは、97年にNTTドコモ北海道に採用されたH1とそっくりのH1が売りに出ていたことです。情報だと『01年モデル』となっていますけど、車体形状から何かの間違いでしょう。保安基準適合の改造部分が、当時の苫小牧HUMMER JAPANの仕様ですから、その部分は、もし購入する場合には確認が必要でしょう。NTTドコモ北海道は、「災害対策用移動無線車」、「災害対策用移動電源車」、「災害対策用移動支援車」の3タイプをドコモ北海道は所有していましたから、10年間の間に、携帯電話はアナログからデジタル、そして第三世代携帯システムに変わって、設備が陳腐化して、お役ごめんになってもおかしくないので、今後、それらがマーケットに出てくる可能性はあると思います。結構、大手の電力会社とかお役所から出る車両には書類が付かない物があるので、登録できない事が多いと思いますが、色々手を尽くして書類を入手して無事登録できる事もあります。
その次に驚いたのは、10thアニバッサリーモデルの39/64が売られていました。九州の方とスカイオート(売約済み)だけだと思っていましたけど、これを入れると国内には合計3台と言うことになります。その他にも、色々出ていまましたので、当方の所見を好き勝手に書かさせてもらいます。
95年式でターボディーゼルエンジンの表示がありますけど、基本的には95年式はNAです。車体の形状からも、94or95年式なので年式間違いは無いと思います。ただ例外があって、当方の様に積替えたり、この頃はバンクスがアフターマーケットでターボを販売していましたので、全く間違いだと言う事もないと思います。
サイドプロテクターが無かったり、マニュアルミラー、ノンパワーウインドーは装備的にちょっと足らない物がありました。走行距離が短いからと言う事ですが、流石に12年経過していると、色々手を入れる事が必要ですね。価格から言うと、もう手が入っているのかも?
大切に展示されているH1がありました。外観が綺麗で、大切にしているから全てが良いとは限りませんが、この年式はエンジンクラックゾーンです。既に積替えられている事もあるので、購入時にはこの部分は重要ですからチェックが必要です。エアコンを含めて色々な部分が安定した年式なので、エンジン以外は○です。
この他にも、Yahoo!オークションにも時々複数台数が出ています。H1の数が少ないと言っても、これに2つの専門店を加えると結構購入可能台数は多いようですね。。。
実際H1を購入しようと思って現物を見ると、舞い上がってしまい、アバタモエクボになってしまいますし、自分の気に入った部分しか見えなくなってしまい、後でこんな筈じゃ無かったと思うことがあります。そこで、出来たら、出来るだけ沢山のH1を見る事が必要でしょう。それと、車に詳しい、出来たらあなたがH1を購入するのを反対している方に見てもらうのも1つの方法だと思います。
当方の場合は、現在は消滅してしまいましたが、LAのハンティントンビーチHUMMERにて購入しましたが、新車であったために、中古車選びよりは気持ち的には楽でしたが、一度に数十台並んでいる中に放り込まれて、自分を見失っていました。現地に向かった時は、白と決めていましたが、価格的に合わなかったので、5000ドル程安価な現在のH1にしました。その時にエンジン音が少し大きかったとは感じましたが、DIESELだからこんなもんだろうと勝手に思い込んで購入しました。日本に持ち帰って乗り始め、他のH1を見る機会が増えてから、どうも当方のH1のエンジン音は、始動直後は特にですが、他より大きく感じ始め、いよいよデカイと思った頃に異常燃焼でエンジンがお亡くなりになりました。今まで、当方と同じようなトラブルはありませんので、最初からおかしかったので、購入時に冷静な状態であれば、恐らく買わなかったかもしれない固体だったと思います。しかし、それが駄目な事だった訳ではなくて、お陰でターボエンジンに積替えて、色々なノウハウをゲットでき、12年経った現在でも、何も不満も無く乗れています。先日、タイガーオートの社長に試乗してもらったところ、とても12年経過した車体とは思えないほど『やれ』が無いと褒めて頂きましたので、大満足でした。

2007.7.12.    石飛 毅氏

仕事を再開した加藤電機から連絡があり、夕方訪問。レトロフィットキットの取り付けの車体追加工のテンプレートが貼られて、一応加工前に確認、概ね良好でした。色々聞かれましたが、取説にその辺は書いてあるのに何で聞くのかと思ったら、取説が入っていなかったようです。話を聞くと、どうやらレトロフィットキットの箱の全てを見ると、らない部品があるみたいでした。確かに、並べられた部品を見ると、色々足らない。。。レトロフィットキットは大きな箱が一個だと思っていたので、少しでも早く加藤電機に渡そうと思って上口さんにガレージから加藤電機に運んでもらったのですが、他にもう一箱あったみたいです。
結局、ガレージに探しに行く事になりました。ガレージの2F倉庫での捜索は思ったより難航。色々な人の荷物が置いてあるけどソーッと置いてあるので、HUMMERのパーツが何処にあるのか良く解らない。イライラしながら探すと、蓋の開いた箱を発見。ある程度の部品はこの中に入っていたけど、この箱はどうも今まで乗せ換えた余り部品の箱みたいで、この箱の中身だけでは部品が足りません。更に本来あるはずの、取説もありません。恐らく何処かに一箱あるのか、最初からないのか不明。とりあえず、あるもの全てを箱に詰めて、明らかに足らないヒター切換バルブは幾ら探しても無いので、これは週末探す事にして加藤電機に向かい、10時チョッと前に到着しましたけど、呑んだくれている時間なので、そのまま置いてきました。当方も定時以降は何もしない生活がしたいです。。。
新しいコンプレッサーとアイドラーとテンショナープリーのベアリングは汎用番号品よりも耐久性の高いグリスが入っている同じ物がDENSO部品になったそうなので、それと交換したようです。リアエアコンユニットの取り付け部分が湿ってたので、この部分の漏れの点検を依頼しておきましたが、ドレンの口金が破損していたようです。ただ単純にドレンからの漏れであれば、水なので直ぐに乾燥するのですが、湿っていた液体を確認すると、クーラントでした。ヒーターコア本体か、ジョイントから漏れていることが考えられるので、リアのユニットも再生してもらう事にしました。
上口さんのHUMMERは、エアコン以外にも数箇所課題があって、その中に、ドアを閉めるとパワーウインドウが動かなくて、ドアを開けると動くトラブルで、配線をチェックしたら半断線の接触不良だったようです。この外に、リアゲートロックの取り付けとFSDの移設があるようです。

2007.7.11.    石飛 毅氏

庄内空港で写真展するなんて凄いですね。展示している写真を見せてもらいました。流石ですね。カメラはEOS-1Ds Mark IIでしたよね?写真が良いのは決してカメラが良いからなんて言いません。

週が始まって、加藤電機が所用で、入庫中のHUMMERに動きがありませんので状況報告はありません。
本日は、スナップオンのディラーが回ってくる日です。ALPHAのATフィルターは従来のフィルターと異なり、エンジンオイルの様なカートリッジ式のフィルターになっています。取り外しのために、先日購入したフィルター回しでは直径が合わないし、もし合っても垂直に付いているフィルターの周囲に隙間が無いので緩める事ができません。この取り付け方法だとキャップ式のフィルター回しが一番便利だと思い、スナップオンディラーに相談しておりました。ところがこのATFフィルターの規格は、普通のフィルターと同じに見えますけど、特殊らしくピッタリのキャップを見つけることが出来なかったようです。そこで、直径にあわせて径の変わるタイプのフィルターレンチを購入しました。この外に、クランクプーリーを外せそうな位のボルトグリップ・プラーセットがバーゲンに掛かっていたので、メインの他にもハンドルを抜くのにも使えそうだったので購入。今までプラー類の手持ちは、パワステ専用のプラーしか持っていませんでしたので、少しは作業の巾が広がりそうです。固定するボルトはミリとインチサイズの両方付属しているので、ミリとインチが混在しているH1には便利そうです。
当方のHUMMERも、来月の頭に車検を控えて、消耗品を交換するために部品集めをしています。冷却系等の一新のためにゴムホースとステンレスロアーホース。全てのオイルの交換の予定です。テンションプリーとかアイドラープリーは、未だ2万マイル程しか使っていませんので、これはどれかが壊れたら全て交換する事にします。燃料系統は、リフトポンプ(プライマリーポンプ、ソレノイドポンプ)は燃圧を測定した所、限界が来ていたので、これも何時駄目になっても良いように、中古品を車載しておりますけど、これもこの際交換します。そのためにクーラントとATFを購入しましたけど、油脂の価格は表示価格は安くても結局送料と代引き手数料を足すと案外高い物になります。それでも、3缶まとめると少しは安くなるのですが、送料が6缶で5000円近いので、取りにいった方が良いかと思ったので、購入先のHPを見たところ、直接取りに来た場合は値段が違うと書いてあります。通販の場合送料の中に手数料と言うか利益が入っているようです。この外に配線材料も一部在庫が無くなって来ているし、オイルエレメントも、ギヤオイルもそろそろ仕入れが必要です。一人一人の使う量は僅かですけど、積み重なると結構大きな負荷になると一気に在庫が無くなると感じます。でも、直ぐに忘れてしまうのも当方の長所かも?
------御詫び-------
大変申し訳ございませんが、秋の『第15回ミーティング』の日程を変更してしまいました。理由はあえて申しませんが『特別の事情』なので、ご理解下さい。ミーティングは日程を出来るだけ早く決めることでスケジュールを立て易くするするために、慎重に決定しておりますが、前回に続いて今回もまたやってしまいました。。。特にH2OCに於いては、当クラブの日程に被らない様にご配慮してくださったと言うのに、大変申し訳ないことをしてご迷惑を掛けています。もし、日程変更が出来ましたら、当方が御詫び方々参加させて頂こうと思っておりますので、どうか今回の愚行をご容赦下さい。

2007.7.10.    石飛 毅氏

先週末に、スカイオートが柳本さんのH1の様子を見に加藤電機を訪問しました。
その時に、先般関西ミーティングに参加された方が『10thアニバッサーリモデル』の購入を決めた話を聞きました。欲しいとは言ってましたが、こんなに早く買うとは思いませんでした。H2OCのメンバーには増車しか許さないと言われていたようですが、2台体制?でしょうか。駐車場の都合等で、一台体制になっても苛めないであげてください。当方もH1からH2に乗り換えても絶対に苛めませんから。
加藤電機に入庫中の柳本さんのH1は、燃料タンクが降ろされ、頼りない音だった燃料ポンプも交換されていりました。音の感じからは燃圧が変わると言うよりも、量がチャンと流れてくれるのではないかと思います。H1の後席センタートンネルと荷室にはタイダウンベルトのアンカーがありますが、柳本さんのH1はこれを止めるナットが脱落していました。アルミの板に鉄のナットが接着されて居るのですが、外したボルトは舐めてて、強引に回したために接着が取れたようです。この部分は燃料タンクを降ろさないと触れない部分なので、溶接が出来ないので。デブコンで接着してもらいました。また外れる可能性はありますが、当方と加藤電機の知っている接着剤では最強なので、多分大丈夫だと思います。
先週のうちに届くと思ったALPAHのターボチャージャーですが、出来なかったみたいで未着でした。従って、金曜日は、最近夜9時まで、営業している東久留米の『がんてつ』で、期間限定の冷やし中華と餃子で晩御飯。そのまま通り道の途中にある『クライスラー・ジープ・ダッジ所沢』(社名に今年から正規にダッジが輸入されたので名前が長くなりました)に寄りました。ココは『タイガーオート』のグループ会社で、主に若い2代目が頑張っています。年代的にはスカイオートやランドマップと同年代で、皆頑張っていますね。寄り道したのは先日、スカイオートから02年のH1を購入しましたので、もしかしてココに置いてあるかと思ったのですけど、H1は鶴ヶ島の方においてある事なので、後日、鶴ヶ島の方に行く事にしました。ショールームでダッジを見ましたけど、中々エグイデザインで国産車とは一味違うので楽しそうですね。当方としてはラングラーの4Dr版が気になっています。スパイクも大変便利で気に入っていますけど、やっぱりJeepは魅力的です。当方は一回買うと長年乗るパターンが多いので、よほどの事がない限り10年後になると思います。ちなみにH1は12年目、ワゴンRは13年目に突入して、共に新車から10万キロ近く乗っています。
土曜日、目が覚めると、上口さんのH1がガレージの駐車場に停まっていました。車中泊中だったので暫く声を掛けないで、シャッターの間から眺めていました。実にいい眺めです。上口さんは加藤電機にエアコンの修理をするために、石川県から涼しい夜中に上信越道経由でお見えになりました。途中、1時間30分位仮眠してトータル7時間程で到着したようです。上口さんとのお付き合いも5年目を迎えて、スッカリMrH1になっています。色々トラブルもありましたが、とても特異な故障があって、最近やっと原因を掴んだようです。それは、大体5000キロ走るとウォーターポンプのプーリーが割れると言うトラブルで、現在付いているの物は4個目だそうです。3個目が割れた時に破片を観察して、破断面の形からフィールドカップリングを取り付けているウォーターポンプのフランジ面とのかみ合が悪く、面がピッタリ合っていないため、プーリーが僅かに首を振っていたようです。4個目は面出しをキチン行い取り付けたので首振りも治まり、順調になった様です。一度壊れた部品は、持ち歩くと言うセオリーを守っているので、走行中破損しても路上でサッサと交換してしまうそうです。中々貴重な体験談を聞いたので、今後、この部分の取り付けには生かしたいと思います。
夕方浅井さんがお見えになりました。友野サンから預かっている『革張りシートカバー』を引き取りに来てくれました。この革張りは在庫処分だったのか、最終出荷品らしく、アメリカから『もうなくなるぞ、買わないか?』と言われてお付き合いで数個輸入したのですが、最初、中々売れなかったのですが、ココの所、一気に売れたため在庫が無くなったので当方の所に預かっていた最後の一個を取りに来ました。浅井ちゃん、ココの所元気が出ないと色々話をしていましたけど、長い時間話をしている内に、角度を変えて見たら大きな誤解を発見してスッキリして帰っていきました。
日曜日は時間の合間をみて、ALPAHの周辺整備を行い、当方のH1のエンジンオイル・フィルターの交換と洗車も行いました。ガレージ内には入れられないので。外での作業は効率が悪いので、早めの閉店。ランドマップに借りていた工具を返しに行ったら、お休みでした。そのまま、タイガーオートに表敬訪問。当方のHUMMERにも乗っていただいたり、購入したばかりの02にも乗せて頂きました。さらに、気になっていた4DrのJeepにも乗せて頂きました。新しいJeepは、今までのJeepとはまったく乗り心地も変り、まるで乗用車の様です。形はワイルドでもトレッドやホィールベースも伸びたお陰か、まるでスパイクと同じような感じで乗れます。これであれば、我が家の家族でも乗れそうです。早々気になっていたプロペラシャフトも確認しました。実は、Jeepのプロペラシャフトのスプラインがデカイと言う『都市伝説』があったので、自分の目で確かめたかったので、下回りを覗くと確かにプロペラシャフトの外周にはスプラインが切ってありました。。。しかし、良く見るとスプラインと思われた溝は両端が盛り上がってて、これって模様?どうやら、プロペラシャフトが伸びてトーションバー効果でねじれない様にする強度アップみたいでした。。。そう言えばJeepにサイドの死角を補うために、ドアに液晶モニターが付いていました。先っちょに変なミラーを付けるよりこの方が美しいです。
今週末は3連休なので、この間、ガレージでALPAHが鎮座していても、とりあえずやる事がなくなるので、スピードボックスに連絡した所、タービンのブレードが未入荷なので、もうチョッと待ってくれと言うことでしたが、週末には間に合いそうです。
当方は、車で走っていると、色々な事がよくあるのですが、今日も人間が空を飛ぶのを見てしまいました。帰る途中に、前のタクシと一時停止を無視したピザ屋の3輪バイクの接触してして、ピザ屋の兄ちゃんが15m程ダイビングしまいた。タクシーの運転手さんが慌てて飛び出し当方のほうを見たので『全部見た良よー バイクが悪い!』と声を掛けたら一安心してバイクの方を見ると、ピザ屋の兄ちゃんは顔から血を出しながら、ゾンビの様に這い上がりながら、『す〜ん〜ませ〜ん、停まりませんでした』と言って案外元気。見たところ身の軽そうな若者だったのと『受身をしましたから 大丈夫です』と言ってましたが、どうも受身をした腕の様子がおかしいので『救急車呼んで病院に行け』と言うのに『直ぐに治ると思います』というので『お前は医者か』と突っ込んで色々点検すると、ヘルメットは無傷。擦り傷は鼻の下ただけで、確かに概ね良好。でも時間と共に段々痛くなったのか、左手を触りながら『折れているかも。。。』年配の巡りさんと一緒に『君はマダマダ若い、長い人生を一生左手が使え無くなったら困るから病院に行け』と説得して、病院に行かせる事にしましたが、『携帯電話を持っていないので店に電話できないです』と言い出したら、タクシーの運転手さんが『使いなさい』と言って携帯を貸してあげていました。まぁ、大怪我にならなくて良かったし、素直な兄ちゃんだったので被害者をはじめとして皆さん大人の対応が出来た様です。交差点なので、タクシーの過失割合もあるのでしょうけど、あの速度で突っ込んでこられたら自殺行為ですから、タクシーの運転手さんもお気の毒ですねー。こんな時にドライブレコーダーがあったらと思います。何時ものデジカメは色々とお気の毒だったので、カバンから出しませんでした。

以前から変更点に気が付いては、報告しているHUMMERのグッズを展開しているHUMMER FAN SITE http://www.hummer.skater.co.jp がまたリニュアルしていました。大きく変わったのは、カード決済で通信販売が出来る様になった事と、スカイオートで売っていた『BAG』類と、『キャップ』の種類が増えています。新しいキャップは、以前の価格の半額程度なので、買いやすい価格です。この辺のアイテムはデザイン的にも当方の様なおっさんでも使えそうな物があります。特にバッグ類はHUMMER STUFFより充実しています。それに比べて、相変わらずアパレル関係は変化が無くて当方の趣味とは違いますね。先日のマツケン サンダルと同じくH2やH3に乗る若いオーナーには受けるんでしょうか?ちなみにマツケン サンダルのあの金ラメは、至る所で目にしますので、さすが流行り物を作っている浅井ちゃんですね。でも、当方はマツケン サンダルを履いて歩く勇気が無くて、ガレージでオブジェになっています。
もうひとつの変化は『クラブ H』と言うのがあって、入会するとハマーファンの必見の特典があるそうです。一体どんな特典があるのか凄く知りたいです。HUMMERの凄い情報とかがあるなら、入っちゃおうかなーと思いましたが、自分の所の販売品のお知らせとかのどっちに特典?と思うような物がこの手に多いので未入会です。だれか入ったらソーッと教えてください。
当初、プロデュースをしているスタッフの『出』が多かったのですけど、前回殆ど消えていたのですけど、今回、スタッフブログのリンクが貼ってありましたので、未だこの人たちが商品展開するようです。イラストの多くがH1なので期待していたのですけど、コンセプトは間違いなくH1じゃ無いですよね。アメリカで今まで数百人のオーナーに会いましたけど、あんなカッコしている人は一人もいなかったですから、当方のセンスが間違っているとは思いません。スタッフはH1?H2?それともH3?一体どれに乗っているんでしょう?アパレルは引き続きHUMMER STUFF http://www.hummerstuff.com/catalog/ を 利用しそうです。

2007.7.4.    石飛 毅氏

柳本さんのHUMMERのエアコンが分解できたけど。。。と、チョッと困ったような声で加藤電機から電話があったので、昨日訪問しました。
分解されたエアコンを見ると、ヒーターコアは破裂寸前で不思議な事にコアの底にカーペット?見たいな物が貼り付けてあります。エバポレータも水没跡が付いていました。これはドレンパイプの先端に付いた逆流防止のゴムが閉塞して、エアコンのユニットにドレンが溜まってしまったためで、H1にはよくある事です。ユニットも一度あけた形跡があって、アチラコチラに補修跡があって、今回も触ったら破損してしまう程の状態で、補修をしても、ブラックジャックの顔かミイラの様にガムテープでぐるぐる巻きになってしまいます。更に、今後再度リフレッシュする時に、再生不可能になりそうなので、現在であれば、レトロフィットキットを購入する事が出来そうなので、今回のケースは再生より価格は嵩みますがレトロフィットキットに交換する事にし、アメリカに在庫の問い合わせをしてもらう事にしました。
故障の原因のひとつとして、レシーバータンクのプレッシャースイッチの足が折れてて、コネクターを見るとショートさせてありました。。この状態ではエンジンを掛けたらズーットコンプレッサーが回りっぱなしになってしまいます。それが原因かコンプレッサーはロックはしていないものの、瀕死状態で、時間の問題だったようです。このコンプレッサーは、もちろん交換します。ホース類もブリヂストンのホースにし、先日一成さんの時と同じ、断熱材を巻こうと思います。
燃料が薄めだったと言う事なので、現状調査として『燃圧』を測定して貰っていましたけど、念のため当方のゲージも持参してチェックしましたが、加藤電機のゲージと同じ指示をしていましたので、燃料タンクを降ろして燃料ポンプを交換してもらうことにしました。プラグも見せて貰いましたが、全体に焼けてて、何本かは特に酷くNGKのリチウムプラグで無かったら走らなかったかも?加藤電機はDENSOの代理店ですから、既にDENSOのリチウムプラグと交換されていました。
燃料タンクが下りたというので、夕方、見に行くとDIESELよりタンクが着色しています。ガソリンの着色剤は分離しないようにするためか浸透力が強そうです。軽油は着色されていないので、このような色にはなりません。どうせ外したので、レベル計を交換と思いましたが、対策品と交換してありました。

2007.7.2.    石飛 毅氏

まとまった雨が降らないのですけど、余り良い天気ではありませんでした。その天気のせいか、金土曜日の深夜作業のためか、日曜日はヘロヘロで、丁度作業が立込んでいなかったのでいなかったので良かったです。
ALPHAのターボチャージャーは苦戦しているようです。何しろ純正のままでも、性能の高いタービンなのと、ターボチャージャの構造から制御方法を調べてから、チューンをする事になったので、今週は間に合いませんでした。レース仕様って言うのは、耐久性の点で実用に耐えるかと言うとそうじゃないと思うんです。例えばサーキットを走っているレーシングカーの殆どは、テレメーターで車の状態をピットに送っているし、管理された状態で走行しています。そこまでの事をしていない場合でも、ちゃんとしたチューナーは、お客さんの車が走行して帰ってくると、温度を測ったり車の状態を確認するそうです。オイルだって毎回交換するだろうし、普通に乗るには色々手が掛かります。従って、今回の場合も実用性と耐久性は持たせて欲しいので悩んでいます。そこで、オーナーの好みと期待する部分を、もう一度確認を取ろうと思い連絡が取れないので、とりあえずバラバラにしてもらって調査する時間が取れたので、丁度良かったかもしれません。
今週、柳本さんがエアコンの修理をするために東京に来る予定でしたが、スケジュールが上手く取れないので、大阪に転勤中の是枝さんに話をしたところ、未だ大阪に土日を使う予定が無いそうなので、陸送を頼みました。来て直ぐ帰るのですが、我々サラリーマンには往復の交通費が無いだけでも助かります。予定外の帰省だったために、家族からお許しが出て金曜日の夕方に加藤電機に入庫して、そのままガレージに来て世間話でもしようとした所、浜本さんから連絡があって、エンジンを止めてから、ちょっとの時間置いて再始動しようとしてもエンジンの掛が悪いという連絡が着たので、とりあえずガレージに来てもらいました。是枝さんとガレージに向かう途中に、浜本さんがガレージ近辺に着いたという連絡があったので、そのまま食事を一緒に取る事にして『元気寿司』に集合、ヒロシが生ものを食べれないので、ヒロシがいない時は『元気寿司』が多いですし、短時間で済むと言うメリットがあります。浜本さんのHUMMERは、その短時間で再始動がままならないので、確かにどこかがおかしいです。
ガレージに着いて、とりあえずドックハウスを開けて、グローリレーを触ると、かなり温度が上がっています。イグニッションを入れてもリレーは無反応。在庫のリレーと交換してイグニッションを入れるとカチカチ音がしましたので、そのままリレーを交換して、終わりにしました。終った後、グタグタしていたら何時の間にか外が明るくなっていたので解散。
翌朝は、IT担当がガレージの映像品質向上のため調査に来てくれ、その後ALPHAのバンパーアップの検討を行い、ボディマウントの寸法測定を行っていると、浜本さんから連絡があり、昨日、関越の三好SAで休憩して再始動した所、またエンジンが中々掛からなくなってしまったそうです。仕事の都合でガレージに来るのは夕方になると言うので、ALPHAの検討を行うために外したバンパーを取り付けて準備、浜本さん待ち。その間、狭山ハウジングに出入りしている材木屋が、念願のH2を購入したので見せに来ました。黄色の03は中々程度がいい感じで、ご本人は大満足のご様子。邪魔なスペアタイヤを外して、ルーフバー?を取り外そうとしていましたけど、暗くなったので明日に持ち越し。。
ALPHAのボディマウントは、他のH1と同じ改造では0.5インチ低くい位置までしか上がらないのと、マウントを止めているボルトのサイズが一回り太いので、この辺を再度検討しないと納得できる物にはなりません。松原さんが、先週今後キャンピングカーとか引きそうな話もしていたので、強度を落とす訳にはいかないので、とりあえず現状復帰しました。丁度、終る頃に浜本さんが来たので、チョッと待ってもらってALPAHを仕上げ、それから殆どグローリレー周りが同じ95年のマニュアルと回路図を見て、トラブル予想を始めました。
浜本さんのHUMMERのグローリレーは、エンジンの後端に付いていますが、何故かドッグハウスにビッタリくっ付いるというより当たっています。ボディリフトもしてませんから、チャンと点検が出来ないので、とりあえずドックハウスを開けてもらい、その間、当方がマニュアルを確認。マニュアルを確認すると、どうやらグローリレーの点検は28℃を超えては出来ないと書いてあります。確かにエンジンが温まっている時には、グローは通電しません。今までさほど気にしていませんでしたし、恐らく回路の途中に水温センサーでもあって、コントロールしていると思っていました。しかし、回路を見ると温度のピックアップはありません。なんと温度の回路はグローリレーの中に入っていました。確かにPCMで管理しているターボのグローリレーは配線が少なく、NA用のグローリレーの方が配線の本数が多くなっています。値段も確かNAの方が高かったと記憶しています。
そこで、メンテナンス性も悪いので、グローリレーをエンジンの前に引っ張り出して、とりあえず冷え易い場所に移動しました。テスト走行したところ。とりあえず良好でした。しかし、良く考えると、これっておかしな事です。今まで15年間大丈夫だったのになんで今?難始動の時は排気が真っ白だったそうなので、恐らく燃料が足らないのでは無いかと予想が出来ます。一応プライマリポンプの点検をすると動いてはいるようです。しかし、NAの場合は燃圧を測るためには配管の途中にアダプターを入れないと測定出来ませんが、アダプターは。。。加藤電機にレンタル中。真夜中に、まして、ガレージ内にはALPHA様が鎮座しています。ALPHAは仕掛かり中なため工具は散らばったままなので、ちょっとした事をするにも工具を探すという劣悪な環境では、浜本さんには悪いですけど、効率が悪すぎてこれ以上やる気にはなりません。万が一部品が無くて不動状態になったら、部品調達に走り回らないとならないので、このままお茶を濁して後でにしました。
予想では、燃料ポンプ、フィルター、油圧スイッチの燃料部品辺りが悪いのでしょうけど、壊れていると確認できないと、往々にして部品の交換ってしたくない気持ちも解ります。現状ではエンジンさえ掛かれば走行に問題が無いので、一先ず、グローリレーさえ冷えれば掛かるようになったので様子見にしました。ドックハウスの組み込みは浜本さんにやってもらいましたけど、ドックハウスの中は配線が入り組んでメチャクチャ。ドンドン色々な物を追加しているので、当方の様に一件ゴチャゴチャしている様でもパート別にまとめて、余分な配線をカットしているので、実は解り易いという状態とは異なります。本当はもっとどうにかしたいのですけど、ある程度まで纏めて、それから先はぐっと我慢して蓋をしました。ナビとかテレビとか専門業者に皆さん取り付けて貰っているようですけど、H1の場合はドックハウスを開ける事を念頭に置かないで配線しているので、殆どの電装屋でやったものでも駄目です。松原さんのALPHAは当方に任せてくれているので、あれだけ色々付いていても簡単にドックハウスを開けたり、締めたり出来ます。綺麗に配線しろと業者に頼んでも、ドックハウスに綺麗に配線しても、ドックハウスを外す時に、結局カットしないと抜けない事になり、『勘弁してよー』って言う感じです。疲れていましたけど、作業中に面白いケーキの差し入れがあったので元気がでました。
次から次から、不具合の出ている柳本さんのGAS-HUMMERですけど、是枝さんが、走行中の状態とか、燃費とか、色々詳しく報告をしてくれたので、チョッとおかしい事が判明しました。さすが技術者なので、色々なパラメーターを一緒に使えてくれるので、トラブル解析には役立ちます。先ず、燃料を満タンにしてHUMMERを受け取って直ぐにエンスト2回、高速に乗って加速不良、速度も上がらない、しかし、150-200km位走行した辺りで快調になって来たそうです。それでも、DIESELよりパワーが無いので、登りでは、並走しているトラックを抜くのに一苦労だったそうです。途中、燃料を入れてからもそこそこ走っていたようですが、アンダーパワーには慣れたようです。用賀で降りてから給油して、加藤電機までの道中はまた預かった時と同じようでした。当方は、先に加藤電機で到着を待っていましたが、ちょっとした段差を上がるのにも苦しそうでした。。。
ココまでの話を聞くと、一見燃料が濃いためプラグが被っていて、燃料が濃いために高速を走行している間にカーボンが取れて。。。と考えがちですけど。幾ら間抜けなTBI350エンジンでもそこまで被るか?高速で4速100km/hでも2600rpmの低回転で溜まったカーボンが取れるか?チェックランプが点いていない状態で、O2センサーがチャンと働いているのに、そこまで燃料が濃くなるのか?当方には疑問でした。更に、パワーが無いのであれば、段差を超える程度でアイドリングが落ちるなんて考えられません。。。
翌日、加藤電機からプラグが真っ白だったと報告がありましたので、かなりの部分で納得が出来たので、燃圧を測ってもらったら、、『0.5kg/cuしかない』との報告でした。。。現状で考えると、燃料が満タンで気層部分が少ないとたとえ蒸気圧が低いガソリンでも、燃料の吐出圧が低くなり、燃料が減ると若干吐出圧が上がったのではないか。燃料タンクのキャニスターの詰まりも考えられます。速度が遅くてオーバーヒート気味になると燃料が薄くなるのでエンジン不調が顕著になるのでしょう。スカイオートに聞いたところ燃料フィルターは新品に交換して、燃圧を測った時はチャンとあったそうですが、燃料フィルターは水の分子を通さないので、フィルターに水が溜まると、透過抵抗がますので、加藤電機には、フィルターの清掃を行い再度点検してもらう事にしましたけど、燃圧計が不安なので、当方にゲージを持ってこいと言うので、とりあえず月曜日に持っていくことにしました。燃料ポンプは燃料タンクの中にあるので、交換が面倒ですけど、12年も経過しているので出来たら新型の燃料ゲージと一緒に交換したほうが良いでしょう。でも、燃料が満タンだ。。。。この外に、解っていたけど、ドックハウスを開けるのに配線が多くて一苦労だった様です。そのほかにも色々。。。その後見てくれと言われてますけど、この部分は気が重いです。
ガレージに水道が付きました。。と言っても狭山市水道局が改心した訳ではなくて、今までホースリールで狭山ハウジングから戴いていたのですけど、それが塩ビの配管で常設にしてくれたので、未だ本下水には接続できません。先々週に配管してくれて、入り口の外に蛇口を付けてくれたのですけど、浜本さんが自社ブランドの『洗面器』を奉納してくれたので、狭山ハウジングに配管材料を貰って水道をガレージ内に引き込み、室内で水道を使えることになりました。これで雨の日とか助かります。お湯が出れば冬でも快適ですけど、贅沢は言いません。後は本下水に接続できれば半完成のトイレが完璧なのですが、狭山市は全く譲歩してくれません。本下水は色々なチャンスがあると話をしているのですけど、上手くいきません。
今日もガレージ敷地内に置いてある狭山ハウジングの物置に、おっさんがポスターを貼っているので、おっさんに『勝手に張るな』と言ったら『狭山ハウジングに断った』と言うので『じゃあ良いけど何のポスター?』と聞くと、どうやらこのおっさんは市会議員で、今度の市長選におっさんが応援している若い人が出るので、応援しているらしく『よろしく』と名刺を出してきたけど。『狭山市には住民票がないから、俺に挨拶してもメリットが無いよ。それに狭山市は水道を引いてくれないから大嫌いだ』と言ったら、そのおっさんが『そんな事は無い、狭山市は良い市だから俺がちゃんと引くように話をするよ』と言いだしたけど、『多分無理なんで無駄だから良いよ』と言ったら、おっさんかなりムキもなってしまい、無理をしそうだったので『無理すると職員に嫌われるから、そんなことしなくて良いよ』と言いながら、道路から一番目立つ所に2枚ポスターを張らしてあげました。。。

 

 

 2007年6月