2007年7月  HUMMER ESSAY 2007年8月      

2007.8. 30.   石飛 毅氏

大井先生は以前Jeep(CJ-7)にお乗りでしたが、当方も当時憧れていました。
しかし、高価でとてもじゃないけど買う事ができませんでした。初めてCJ-7を見た1979年頃は確か500万円を超えていたはずです。その価格は、当方に取って絶望的な価格だたので、ランドクルザー(BJ-41V)が精一杯で、Jeepに対する憧れはそのまま今に至っています。当然、HUMMERを購入するに至って、購入できるチャンスはあったのですけど、2ドアと言うより室内の狭さは、それ一台で全てをこなすには致命的で、ある意味、贅沢品で、その後、デリカ→ブレーザー(K-5)&ジムニー→HUMMERと辿っています。
先週、当方の同僚が、当方の実験室に来て『何かお勧めの車はありませんか?』と言うので、事情を聞くと、帰省中に高速道路のパーキングで15年間乗った130サーフのエンジンがお亡くなりになって、宮城県内のTOYOTAディラーに置いてきたようです。エンジンの交換が必要、で修理代が4-50万円程掛かると言うので、早速、加藤電機に電話して情報収集すると、あの型のV6エンジンは案外弱くて、TOYOTAのディラーだと修理しても駄目なので、交換するケースが多いので、廃車した方が良いと教えてくれました。そこで、何かリクエストと言うか要望を聞いたところ、『特に何も無い』と言う返事だったので、子供一人のファミリーカーで、東北方面に帰省する事もあるし、スキーにも行くと言うので、『安心して下駄として乗るなら、お前に恨まれないには、ボクシーが良いよ』と助言。理由は以前知り合いが新型の『ボクシー』を購入したら、伊豆下田の往復で14k/Lも走ったと聞いたので、新燃費基準に対応した最近発売され、車は、概ね燃費が良いようだったからです。
本人も、その時点で、それに従いそうでしたが、『また、長く乗るの?』と聞くと『出来たらもうコレで終わりにしたい位だと思っています』と言うので、それならもうチョッと考えようと思直し、『それなら長く乗ってても寂しくならない車が良いなぁ』と言った所『ボルボは如何ですか』と言うので、チョッと前までのボルボは元気があって、ディラーの数も多かったのですけど、最近は元気がないのを見ると、以前より新型が悪くなったのと違うか?と思ったので、日本で輸入車をリーズナブルに乗るには、クライスラーしか進められないと思い、その旨を伝えると、『XJのチェロキーは好きでした』と言うのですが、あのチェロキーは確か20年近く作られた車ですし、確かにいまだに街中を走ると沢山すれ違います。しかし、その後のチェロキーは色々なチェロキーが出てきたし、モデルチェンジも何時の間にかやっている様な感じで、当方には以前のチェロキーのイメージがありません。
そこで、今年から発売された4Drのラングラーは、基本的にあのスタイルはJeepブランドが消滅するまでは、基本的に変わらないはずなので、クライスラーの中でも古さを感じないで長く乗れるモデルだと考えて薦めてみたところ、目を見開いて『最後の車に相応しいですね』と興味津々。この同僚は『博士号』を持つ秀才で、一見してJeepのイメージは余り感じられないのでチョッとビックリ。ネットで見てみますと一旦終了。
先週、ついでがあったので、クライスラー所沢(タイガーオート)に出向いて、色々なカタログを頂いてきました。その後、顔を合わす度に『Jeep良いですね〜』と言い出し、自分の中ではスッカリJeep病に侵されていました。一度、クライスラー所沢に一緒に行ってくれと言うので、軽く引き受けたのですが、実は奥さんからは拒絶されている事も聞き『それも踏まえて宜しくお願いします』と言う事になってしまいました。彼の奥さんは、当方と入社同期で彼女が18歳の時から知っていますし、結婚のタイミングのトリガーを、当方が引いたので彼女は当方には余り頭が上がりません。彼はそれを有効利用するつもりで、当方を引っ張り出したのは、3秒で気が付きましたが、当方としては、一時のブームの時はCCVに乗っている社員が沢山しましたけど、現在は少数なので、是非同じ穴のムジナを減らす訳には行かないので、全面協力する事にしました。
当方なりに、無い知恵を絞って、HUMMERで迎えに行きました。ラングラーは単独で見ると小さく見える場合もあるし、大きなオーバーフェンダーで大きく見える場合もあります。そこで余り大きさを感じさせないために、HUMMERでクライスラーに行きました。これが成功て、奥さんから大きさのクレームは無し。嫌がっていましたけど、無理やり試乗させて帰ってくると、さほど不機嫌ではない。しかし、口ではブツブツ・・・『乗り心地良くない?静かでしょ?』の質問に『思ったより普通の車だった』とポロッ。昔、乗せられたジムニー(SJ-20)のイメージが強く残っていたのでJeepは・・・のイメージは一新されていた様だった。これで問題が無いと判断した当方が、見積りを作成してもらい、値引き交渉を一回だけ行い、そのまま申し込み。。
先生がCJ-7を買ったときよりも100万円も安く買えるんですねー。タイガートーの山中さんは『良いんですか?一晩考えた方が・・・』と言われたのですが、強行突破。同僚はニッコリ。良く考えると、今の時代は長く乗れる車って少ないですね。もちろんH1やデフェンダーもその一台ですけど、もう両方共生産中止ですから、3年間保証の新車で買えるのってJeepラングラーだけになっちゃいました。ちなみに、奥さんの最後の一言は『家のよりトビちゃんの方が喜んでいる』でした。
テレビを何気なく見ていたら、お相撲さんが帰省したようです。色々問題があるけど、かなり凹んでいるので、今はやりたいようにさせればと当方は思っています。これから先の事は自分で考えないと、また、同じ事を繰り返すかも・・・と、思いながら見たらテレビの画面を見ていたら、突然シルバーのH1が。。。ボーっと見ていたので、年式とかは不明だけど、以前、ALPHAを買ったと聞いた事があるので、多分ALPHA。でも余りにも短時間だったので、一番解り易いホィールを確認しましたけど、前面キラキラしている感じで微妙、メッキされたグリルガードの縦方向の巾が広く、センターがダブルになっていなかった様な気がするので、ALPHA?。正確には確認できませんでした。

2007.8. 29.   石飛 毅氏

何時もの事ですけど、噂をすると現実になります。
本日、会社の先輩2名から別々に、『The Wall Street Journal』はどうなった?と突然聞かれました。もう忘れていましたが、時期的に何時でもいい記事なので、何時乗るかは解らないと記者から聞いていましたので、返答は『解らない』しか言いえません。家に帰ってメールをチェックすると、記者からメールが入っていました。どうも、凄い事になっちゃいそうです。
先日、加藤電機と当方のヘナチョコ2人組がお気軽に取材を受けたのですが、プレ記事をニューヨークの編集長に送ったところ、大変気に入ってもらえて『HUMMER OWNERS CLUB JAPANと、日本でのHUMMERの人気について』の特集記事を望まれたそうです。と言うことは、もしかすると一面記事になるそうなので、記者は興奮気味です。そこで、追加取材として、コレから当方のガレージとその時に数人のメンバーを取材したいと申し出がありました。日程は決まっておりませんが、是非その取材を受けたいと思う方は当方に申し出てください。通訳が来てくれるので、語学力は問題ありません。逆に語学力があると、周りは何がなんだか解らなくなるので、喋れない方が良いぐらいなのでご協力お願いしたします。残念ながら、この時に来れなかった人でも、次回のミーティングの取材も予定しているので、その時にチョイと丸い当方好みの記者を見る事が出来ます。写真は凄腕が沢山いるので心配ないと伝えておきますので、腕に自信がある方はよろしくお願いしたします。
そもそも『The Wall Street Journal』って最初聞いた時、最初ピンと来なかったのですけど、アメリカ最大の経済新聞で、世界中の金融関係の方が見ている凄い新聞だと聞いております。元々、外資系金融関係にお勤めの渡辺さんが、この記者とお会いした時に『日本にHUMMERを大切に乗っているクラブがある』とお話したのが発端で、興味を持った記者が、渡辺さんを通して連絡を取ってきました。そのときの取材は色々ご希望があったのですけど、時間的に短かったのでHUMMERを見せるために、加藤電機に行って、そのまま加藤電機の応接間で取材を受けました。その時数枚写真を撮りましたけど、最近失い気味の当方の笑顔が良かったので、編集長が気に入ってくれた見たいです。(嘘)
記者は、自分の感性で選らんだ内容を取材して、それをニューヨークに送り、それを先方で選択して載せるか没にするか決めるそうで、今回は編集長から『特集するから、もっと取材して来い』と言われたので、記者としては大変栄誉な事のようです。それなら、当方としても自分が載る載らないなんて、関係なく全面的にバックアップしてあげようと思います。ガレージ取材は3-4台は欲しいですね。日程は当方の都合で決めてからお知らせいたします。
昨日のサイクリングの後遺症は、背中がチョッと痛いだけで、筋肉痛もありませんでした。日頃、ガレージで重い部品を持ってエクササイズをしているので、案外鍛えているからかも?あのHUMMERチャリを見て、ちょっとした方々には、あんなMTBなんて。。。と思われるのは寂しいので、元マニアとしての意地が有りますので、古いですけど納戸に保管してある当方の宝物を潜入して撮影して来ました。2台用のサイクルスタンドにはもう一台あったけど、今日見たら無くなっていました。黙って廃棄された模様。。。当時はリアサスペンションは無くてリヤサスの代わりにスポークを使わないで、カーボン繊維を星状に張ったテンションディスクを使っていました。テンションディスクは当時のMTBマニアでもマニアックな部品で高価なためか、余り使っている人はいませんでした。走ると、ゴぉ〜〜〜〜と音がして、強めに踏むと、グオン〜グオン〜と結構大きなカッコいい音がしていました。しかし、メリットが余り無かったらしく。今はもう無いでしょうね。そう言えばこれって賞味期限が短いって聞いていたので、今乗り出したら後輪がズタズタになっちゃうかも。
確か、コレだけで7万円位したはずです。フレームはアルミ製でキャノンデールの競技用、当時としてはフレームが信じられ無いぐらい太かったのですけど、今は、コレぐらい当たり前ですね。サドルは定番のフライトチタン、コンポはフルXTRで組んであります。当方が30台の前半に、これで山の中を走るのが楽しみだったのですけど、下北沢で『ブラックダイヤモンド』と言う衣料品のお店を初めて下北を征服した頃から乗らなくなってから、もう10年以上経っています。重量は11kgぐらいだったと記憶しています。乗るとカチカチの固いフレームで、走行抵抗が少ないので、『早く走れー』と自転車が言います。テンションディスクをスポークに張り直して、最近のパーツを若干組み込んで復活も面白いかも。。。と思うけど、最近、自転車ってブームが去ってスポーツサイクルの店が近所にありませんし、多分のらねーよなぁ〜。。。とても綺麗な形のMTBです。

2007.8. 28.   石飛 毅氏

小学生の夏休みも、もうソロソロ終わりです。
会社のスタッフに、最近の子供はどんな夏休みを送っているのか聞いた所、当方達の過ごし方とはちょっと違うみたいです。家でゴロゴロして、『暇だ!』と信じられない事を言ってるそうです。当方の頃は、朝はラジオ体操、午前中の涼しい時間に勉強、午後は元気に遊びましょう!って夏休みの登校日と学校プールの開放日等がプリントに書いてありました。もちろん、実態はラジオ体操は気が向いたときですが、当時の通信事情からラジオ体操に来ている奴は『遊べる奴』的な情報収集の場でもありました。午前中は、テレビで立て続けに漫画。ベルトクイズQ&Qを見ながらお昼ご飯を食べて、その後はほぼ日が暮れるまで、豪遊。当然、その日に花火をやる奴の情報を仕入れると皆で押しかけて、晩御飯を食べた後も、短時間でしたが遊んでいました。夜はテレビですが、当方の家は何故かテレビは8時までだったので、ラジオでナイターを聞いていましたけど、試合終了まで聞いた事は稀で、そのまま寝てしまう事が大かったです。
所が最近は、登校日もラジオ体操も無いそうです。学校の手抜きか、塾通いなのでしょうか?まあ当方も、剣道をはじめ色々な習い事をさせられて3年生辺りから、塾やその内家庭教師が来る様になって、段々遊べる時間が減りましたけど、それでももっと遊んでいたし『暇』は無かったです。長いですけど、、そんなスタッフに休暇を取って子供と一緒に時間を過ごすように薦めました。その内、遊んで貰えなくなるのですから、小さい内が華です。別のスタッフが休みを取っていたので、翌日同じことを言うと、旦那は今とても忙しいし、とりあえず学童に行っているので、結構同じ境遇のお友達もいるので、在宅の子供達より遊んでいるみたいです。まして、上の子が男の子なので、母親は余り男の子が好むようなアイデアは浮かばないようです。さらに、『夏休みの絵日記が未だ一枚埋まっていないから、どうにかしないといけないんだけど。。。』と言ってました。さらに、お誕生日に新しいマウンテンバイクを買ったけど、それで何処かに行くっていうのも彼女では出来ないし、、と。その後どんな訳だが忘れたけど、当方が連れて行くことになってしまいました。
前置きが長いですけど、もうチョッとでHUMMERが出てきますからお待ち下さい。当方の近所には、西東京市から西武球場のある多摩湖まで、一直線に自転車道路が走っています。全工程は25Km位ありますけど、多摩湖までは12Km程で、その後は多摩湖の周り3/4周する道路です。小学2年生が買ったばかりの自転車で乗るには自動車が無くて安全にサイクリングが出来ます。
実は、当方は15年ほど前に自転車にはかなり力を入れてて、サイクルスポーツ誌をかなり読み込んでいました、ドンドンエスカレートして、最後に買ったMTBはアメリカのキャノンデールでした。当時のキャノンデールはハンドメイドの・・・現在は売却されてブランドだけみたいな感じだそうです。もう乗らないのですけど、余りにも高かったので、納戸に吊るしたままです。今見ると、ちぐはぐな部分もありますけど、当時としてはこれでレースにも、、、そこで、当方は、今回HUMMERブランドのMTBを持ち込みました。HUMMERブランドのMTBですけど、最近は色々出ていますね。チャンとGMのライセンスを受けて、、。しかし!ブランドはHUMMERですけど、それらはタウンユース用のイメージMTBです。
今回、当方が持ち込んだMTBは、H2が販売された当時にHUMMER SUTAFFで販売されたMTBで、ベースは軍用の折りたたみ式MTBです。しかし、使用しているパーツは安価品なので、チョッと不満が残りますけど、イメージMTBよりはウーンとマシです。ガレージに普段置いているので、昨日引き上げて、本日の午後休みを取って、ガキとサイクリングする事にしました。お昼休みに首を冷やすと、熱射病にならないと聞いていたので、タオル、着替えのTシャツ、お金、デジカメ、携帯etcを揃えて、出発。小林君(ガキの名前)の家に着くと、当方と同じく首にタオルを巻いたガキが、聞こえないような声で『ボソボソ』ちゃんと言いなさい!と母親が突っ込む。かなり怖い母親らしい。この母親、子供が七夕の時短冊に『お母さんが優しくなります様に』って書かれた事がある。ちなみに父親はH2オーナーで、元同じ会社の後輩。小林君のMTBはカゴや泥除けの付いているのと違って、スペシャライズドのキッズ用。怒るだけじゃ無くて、子供にちゃんとしたものを与えている。ただそれを生かしていないから当方が登場と言うところは、まだ甘い!
HUMMERのチャリは、最初馬鹿にしていたより案外良く走るというより、当方の知っている頃より感心したのはブレーキが良く効きます。リアはVブレーキでフロントはディスク、安っぽいけど実に良く効きます。折りたたみなんですけど、アルミフレームである事で、重量も案外軽い。フロントにはサスが付いてて案外ストロークがデカイし、乗って楽チン。良いサスかと思って小林君のMTBを見ると、全く同じ物!こんなストロークと乗り心地が普及版にも付くなんて時代の進歩を感じます。。。自転車に乗ってて折り畳みを感じるフレームの不安もありません。折りたたみ機構も簡単なので、良い設計だと思います。と、言うより実は余りにも速度がノロいので、この自転車の性能は中々解らない。。小林君は案外慎重でドンドン抜かれる、遅すぎて当方はブレーキを多用。小林君はマイペース。チョッと引っ張るかと思って前に出て速度を上げても、乗ってこないで、離れても平気な顔でマイペース。子供の癖に頑固者!当方が記憶にある中で2番目の頑固!両方とも子供の癖に。。。。まぁ小林君の周りを50歳のおっさんが前に出たり後ろにまわったり、更に親が見たいだろうと思って写真を撮ったり、途中の横断歩道で下品な自動車に向かって『子供がまだ渡ってんだろうがー』と文句を言ったり大忙しです。
そんな当方を見て、最初は大緊張。なかなかホグレナイ。この子の家ではアイスクリームを何時も半分しか食べれない。まぁ体重20kgしかない子供ですから、その方針は悪いとは思わないけど、それを知っている仲間が『今日ばっかりはアイスいっぱい食べさせちゃえ!』と言う指示があったので、途中でアイスを買うとニコニコ。チョッと色々話をするようになってきた。この頑固者、全く疲れたとは言わない。しかし、途中で我慢できなかったのか、休憩中に『トイレは何処ですか』中々育ちが良いみたい。『そんなもんねーよ』と言うと、チョッと困って、『何処ですれば良いですか?』『立ちションの場所なんて、自分で探しな』といったら、何処かに行ったけど良い場所が無かったので場所を探して上げて、写真を撮ったらそれを見て段々話をするようになったので一安心。
結構時間が掛かったけど、とりあえず武蔵大和駅まで到着。ココから先は登りが多いのと帰りの時間を考えると、ここで引き返して誤魔化すつもりだったので、本人に意思確認すると『湖が見たいんです』。。。そのまま多摩湖畔の周遊に入りました。大人で更に速度を上げての登りとしては、さほどキツクは無いのですけど、何しろマイペース。ゆっくり登る方が辛い。。。でも小林君は平坦路と全く速度が変わらない。これで凄いですよね。立ちこぎも無く淡々とシッティングで登り続ける。当方が気を抜くと、抜いて行く事もシバシバ。登りでバテル心配が無くなったのと、ココには両側に柵があって横断するところも無いので安全度が高いので、当方はこんな速度に付き合ってられないので、先に行って待ったり先に行かせて追いついたりして登っていきました。
ゴールは、湖畔を回り込むのですけど、湖が見えないと駄目なので、多摩湖を2分しているダム?土手?に降りて湖を見ることにしました。ここには階段があるので、当方が自転車で降りて振り返ると小林君は目が点。一体どうしたら良いのか奴なりに考えて、降りて押し出したので、『乗って降りないと駄目じゃねーか』と途中まで降りてきたので、乗せようとすると『ヤダッ!』っと、初めて子供ラシサを見せた。そんな事を聞く耳を持たない当方は、そのまま乗せて階段の上にのせ、足は平行、おけつを離して、ハンドルは軽く、ひじを曲げてGO!案外上手く降りているけど、恐怖心で・・・この後の部分は、親にも言えないので、アイスを一個追加する事で口止めしたら、にっこり。子供なんてチョロイゼ。
一応、ココを折り返し地点にする事を小林君に同意をえて、記念写真撮影。とっても嬉しそうだったので、ヘロヘロだった当方も、満足で疲れが飛びました。笑顔が中々癒してくれますけど、それでも当方が記憶にある中で2番目です。当方は少し伸び気味の芝生で休憩していると、『早く帰ろう』と言い出したので、『かあちゃんに逢いたくなっちゃったのか?』とからかったのに『うん』と清い返事。それ以上突っ込めなかった。地形上、帰りは相対的に下りなので帰りの時間は半分ほど。理由は、休憩時間(往きは暑かったのと、自転車になれていなかったので15分に一回も休んでいました)が極端に少なかった事です。往きは、のろのろだったのですけど、帰りは運転に自身がついたのか50歳以上のおばさんに抜かれないでかえって来れました。家に付く前に鬼カーちゃんに連絡していたので、お出迎えをしてくれていた。母親に抱きついていました。
しかし、5時間以上弱音を吐かないで自転車を乗り続けたのは、自信が付いたでしょうね。それに、親とでは、甘えてしまうけど、厳しいおっさんに十分対応して、恐怖?で頑張る姿って、絶対親は見る事が出来ないだろうと思うと、両親に向かってウラヤマシイダローって心から思います。

先ほど報告しましたHUMMER自転車の試乗記は暑かったです。
HUMMERの黄色い自転車ですから、黒いH2OCのTシャツを着ていったのですけど、白い塩がタップリ。兎に角、大汗をかきました。首タオルのお陰で、熱射病にはならなかったので、体力的にはマダマダですが、異様に喉が渇きました。サイクリングの後、仕事に復帰したのですけど、マダマダ体が水分を欲しがっていたので、柳本さんが会社に送ってくれた変な飲み物を頂きました。これで飲むのは2回目で、頂いておいて変な飲み物とは随分だと思いますけど、この2本は明らかに柳本さんの『受け狙い』としか思えません。一本は『みっくちゅじゅーちゅ』もう一本は『ひやしあめ』です。『みっくちゅじゅーちゅ』の方は、昔懐かしい味と書いてあって飲んでみたのですが、当方としては別に懐かしくはありませんでした。甘くて中に粒々がチョッとあって『お子ちゃま味覚』の当方にはバッチリフィット。
しかし、なんで昔懐かしいのか解らなかったので、知り合いと車に乗ってて、意見が合わなくて不穏な雰囲気で、あんまり楽しくなかったので、何気なく面白い話だと思って『みっくちゅじゅーちゅ』の話をしたら、そいつは飲んだことがあるらしく、お母さんが関西出身で『みっくちゅじゅーちゅ』を飲んだとき、かなり懐かしがって喜んでいたそうです。どうも、この『みっくちゅじゅーちゅ』は、昔関西ではポピュラーな物だったようです。これ以上嫌な奴だと思われるのが嫌だったので、進呈の意思を示すと、何となく場が和んだので、ありがたかったです。フルーツジュースと言う飲み物は、子供の頃に剣道の練習を昼間にした時に友達と銭湯に行った時に、牛乳と一緒にフルーツ牛乳がありました、チョッとそれを濃厚にした感じに似ています。
大井先生と会ってからビン牛乳が美味しく感じて、入間の湯にもあるんですけど、飲んだ事がありません。その銭湯は問題を起こして出入り禁止になったのですけど、子供の頃は成長が早いので暫く控えたら、おばさんの判断が鈍って再度入浴出来る様になりました。『ひやしあめ』の方は、中々名前が覚えられませんでした。『辛い水』とか言ってしまう事があるんですけど、『みっくちゅじゅーちゅ』を知っていた奴は、中々勘が良くて『ひやしあめ』だろ。って教えてくれました。それも飲んだ事があるらしいけど、それは、あんまり記憶に残っていないようです。会社の同僚は『冷やして飲むと旨いと言うより、常温だと甘すぎて飲めない』と言っていました。名前が『冷やし』ですから、当たり前といえば当たり前ですよね。
さてその『ひやしあめ』の方は、飲むのに勇気が要ります。以前、ダウンタウンがプロデュースした『まずい水』が浮かんでしまいます。『まずい水』を飲んだ事があるので、そのときの悲惨な味は脳の何処かに残ってて、中々受け付けません。『はちみつ入り』は好感が持てますけど『ショウガ入り』がどうも怖いです。折角頂いたので、勇気を持って舐めてきた所『まずい』と感じてしまいました。決してマズイのではなくて、感じただけです。どうも舐めただけだと、それまでに自分が経験した以外のものは、頭の中でどのジャンルに入れたら良いか悩むのでは無いかと思います。ですから『ゲ~ー』と言う感じではありません。再度量を増やして飲むと、少し経験のある味覚との比較になります。更に飲むと、その精度が段々高まって、最終的に『美味しい』『有りかな』『普通』『とくにコレと言って』『まずい』の分類ができるんだと思います。
ちなみに、当方が最後にゴクゴク飲めたので『有りかな』以上である事が判明。両方共、かなり甘いです。挑戦したい方は、両方共来週からガレージに常備します。

2007.8. 27.   石飛 毅氏

天候良好ですが、未だ暑いです。
各位からの飲み物の支援、大変助かっています。有難うございます。今日は、家に帰ると偶然冷蔵庫に『白くま!』。見たことが無い奴だったので、食べたらカキ氷タイプではなくて、ラクトアイスでした。コレは『白くま』じゃないでしょう。邪道です。白くまは、練乳『氷菓』タイプじゃないと定義から外れます。コレを食べて『白くま、食った!』と言うのは間違いです。コレはちっとも美味しくありません。当HPで『白くま』の美味しさを書いていますので、当方の周りでは、ドンドン『白くまラー』が増殖しています。狭山ハウジングの冷蔵庫にも『白くま』が満タンです。当方に『白くま』を紹介してくれたのは、西東京市在住の美女で、この方には一生感謝します!
作業中に下を向いていると、汗がダラダラ流れてメガネの内側に汗が溜まります。この汗対策はタオルを首に巻いてちょくちょく汗をふき取るしかありません。早く涼しい時期にならないと、このまま蒔苗号の作業はボンネットの調整に手間取りました。先ず、ボンネットのロックピンが折れてプラプラしています。一体どうやって壊したのでしょう?と思って色々車体を点検すると、先ず、ボンネットが車体と合っていない。更に、先端は部分的に再塗装してある。フロントガラスの運転席側は何故か2000年式。このH1は99年式なので交換暦があります。燃料タンクを降ろしたので排気管を清掃して取り付けました。ボルトは固着していたので、全てのネジをダイスでさらい直し。
ヒッチメンバーも、本日取り付けましたが、中から錆びがゴソゴソと。。。ココって良く錆びますねー。ヘリコプターフックをヒロシが延長している間に、ターボチャージャーから多少オイルのにじみがありましたので、ガスケット交換。ドックハウスを閉めて室内配線を始めました。

麻生号のエアコン故障の原因は、ドレン不良です。ドレンパイプが詰まって、ブロワーモターまで水位が上がって、水没させてしまった様です。いつもドレンパイプの閉塞は、トラブルの原因になるって、ここで随分言っているんですけどねー。。キット、エバポレーターもヒーターコアも水没したはずです。。

2007.8. 26.   石飛 毅氏

暑いけど湿度が低いので、案外過ごしやすかったです。工藤さんが、落込み中、親子の息子に支援として、息子に洋服とスニーカーを下さって、元気付けてくれました。息子は最近は呼ぶと直ぐ来ますので親子の関係は深まったかな?
さて、蒔苗号はボディリフトの延長でボンネットのアップを行い、今度、色々開けたり閉めたりするのでボンネットリフター(ダンパー)の取り付けを行いました。ボンネットのフロント側の支点はフレームサイドのブラケットに取り付けられていますが、このブラケットには7本のボルトが刺さっているために、ソケットやエアツールが使用できない上に、グリルガードが真下に倒れないので、ハンドツールだけなので時間が掛かります。先週、クーラントを入れてテストしましたので、本日は、エンジンを始動してエア抜きを行います。クーリングキットを取り付けましたので、案外短時間でエア抜きが出来ます。この年式は、エンジンクラック対象なので、念のため出来る限りのチェックはしたところ、現状では問題が無いと思われます。クーリングキットの効果は万全ではありませんが、エア層を出来るだけ高い位置に持っていくことが出来るので、それなりの効果はあるでしょう。
この時点で、完了と思いエアクリーナーを固定した所、クーリングキットのジョイントが丁度マップセンサーの上に来たので、上手く収まらない事が発覚したので、一部配管を作り直ししました。マフラーのパイプを触ると黄粉餅のようにさびがぽろぽろするので、一応表面の粘着力が低い分はスコッチのヤスリで落としました。黄粉の量が多いのは、やはり青森の塩化カリウムの影響でしょうか?しかし、他の部分は案外程度が良いので放置状態だっただけでしょうか?
先日、当方のトアンスファーからのオイル漏れは無事修復されました。一晩で直径10cm程のオイルシミが床に落ちましたが、本日点検したら綺麗に乾いていましたので、補修完了!
昨日、当方が取り付けたシフトレバーのパネルは、好評です。価格は、定価が55000円と高価ですけど、クラブ員には割引があるそうです。工藤さんにお見せしたら好評で、当方も綺麗になって大満足。

2007.8. 25.   石飛 毅氏

金曜日に、何も無くてガレージに向かう時は『ラーメン。がんてつ』で晩御飯にしています。
今日は、このパターンを知っている会社の同僚家族と一緒だったので、一人で食べる虚しさが無くて楽しかったです。食後はセブンイレブンに寄って皆で『白くま』。このまま一生色々な思いを込めて『白くま』を食べそうです。。。
先日、スカイオートオリジナルのシフトレバーカバー(正式名称は知りません)をゲットしました。H1の内装は樹脂製なのでUVで変色しています。当方の年式は、プライベートガラス仕様ではありませんので、余計酷いようです。表面が可塑化しないように、保湿はしていますので、クラックが入るような事は未だありませんが、その内割れちゃう事も考えられます。それに比べてビニールレザーはあまり退色しないので、サイドとの色に差が出て貧乏臭いです。
ガレージ内は蒔苗号が鎮座しているので、明日はかなり暑いらしいので、涼しいうちにと思ってガレージに着いて速作業を開始しました。でも、湿度が高いらしくて汗がダラダラ。。。未だ、残暑が厳しいようです。パーツは全て磨きのステンレス板をレーザーでカットして角部はRベンダーで曲げてありますから、平板と異なり3次元パーツなので試作を何度か繰り返した苦労が解ります。取り付けは難しい事はありませんけど、元々内装の組み付け精度は良くないので、現状に合わせるために多少の加工が出る場合もあります。
必まず、シフトレバーとサイドブレーキレバーのべゼルを外します。シフトレバーの方はプラスネジで簡単に外せますけど、サイドブレーキの方はファスナーが中々取れませんが、強引に取るしかないです。次に椅子の横のタッピングビスを4個外します。シフトレバーのべゼルは抜けませけど、パネルの構造が優秀ですからそのまま取り去る必要はありません。パネルをあわせて短い方の付属している短いタッピングビスに、皿ワッシャーを通して仮止めします。次に、シフトレバーのべゼルにべゼル用のパネルを長い方のタッピングビスで仮止めします。サイドブレーキの固定は、元々のファスナーを使用します。しかし、当方の場合は元々このファスナーの穴が合ってなく、既に、数本無くなっています。そこで、パネルにリベットナットを入れて、キャップスクリューで固定しました。これで、変色したパネルが隠れて、また運転席がスパルタンになりました。

2007.8. 24.   石飛 毅氏

先日、加藤電機に行った時に、当方のスターターが分解されて、OHを待っている状態になっていたので確認しました。
先ず、ソレノイドの電極は摩耗していましたし、スパークした時のスラッジがタップリでした。ローターのブラシが当たる所も、ガサガサでブラシもだいぶ摩耗していました。ピニオンのワンウエイクラッチも回転させると段付があります。ピニオンを捻りながら前に出すスプラインもスッカリ油切れで、動作不良の原因の最有力原因とも考えられます。約12年間使用したセルは基本的には丈夫なので、この程度の焼き付を起こしていない物であれば、消耗品(ブラシ、ワンウェークラッチ)の交換と、ブラシの当たりの調整だけなので35000円(加藤電機店頭価格税別)で見事に蘇ります。
今回、当方の交換したスターターもリビルト品ですが、物凄く良く回ります!ガンガンです。焼き付を起こすと、コア代が掛かるので、基本的には加藤電機では販売しません。理由は、今あるコアは全て当方の在庫だからです。アメリカからコア無しで手配すると、送料(重量が重いので高い!)込みでも20万円を超えるそうです。ですから、スターターを焼いちゃったときは、H1と同じシリーズのエンジンを積んだシボレーのK2500用のスターターが使えますので、その方がお財布に優しいです。欠点は、防水じゃない事位で、能力は十分だと思いますが責任は持てません。当方の場合も、チャレンジしすぎで、万が一ロックしたら、エンジンから動力がそのままダイレクトに繋がるので、エンジンがスターターを回す事になりますし、ピニオンが出ているという事は、セルに電気が流れている事になりますので、測らずともハイブリットになっちゃいます。そして数分で焼き付きます。要するに、10年以上経っていたり、バッテリーが元気なのに回りが悪い場合、セルが戻る時に『カキン』という金属音が少しする場合は要注意です。これはピニオンの戻りが悪いからです。そのまま使い続けると、当方の様にリングギアの歯が損傷します。リングギアが損傷した場合、軽度の場合はヤスリでゴシゴシすれば、とりあえず補修が済みますけど、重度の場合は、交換が必要です。交換は、ミッションとエンジンを切ってミッションを移動して隙間を作っての交換なので、スターターの交換の方が20倍楽です。それと、弱ったバッテリーでスターターを回すのも良くないです。これは電圧が下がっていると、大きな電流が流れるからと言う説もありますけど。それよりもモタモタ回っていると通電時間が長くなるので、ブラシの所が溶接みたいに溶着するから駄目だという説の方が正しいと思います。
麻生さんと村上さん(@九州)から、トラブルメールがありました。まず、麻生さんの件から。

[ またまた、おかしなことがおこったので教えてください。月曜日から夏休みで蓼科に避暑に出かけていました。エアコンをMAXの最強状態で動作させてたのですが、急に風がこなくなったんです。リヤエアコンは冷えた風がきますし、ダイヤルをOFFにするとコンプレッサーはOFFになるのでコチラの動作は問題ないようです。ヒューズを確認しましたが切れてないのです。で、ブロワーモーターの配線の途中にリレーが2個あったので、抜き差ししたら動き出したのですが、風量を3にすると、また動かなくなりました。旅行中だし、涼しかったので諦めていたら、いつのまにか風量は0でエアコンはMAX状態で冷たい風が出てることに気づきました。風量を上げると止まると嫌なので、そのまま大阪まで帰って来ました。いったいナンなのでしょうか?こんな症状聞いたことありますか?
それから、右後ろのホイールの内側がオイルでうっすら汚れが。。。ハブリダクションのシールがダメになりかけですかね?吉田先生のも同じようなことになっているらしいです。交換は難しいですか? フロントブレーキパッドの交換もそろそろやらなきゃならないし、ミーティングまでにいろいろとやることが出てきました。]

ここで、困ったのはエアコンの風量は1-2-。。ではなく、LO-I-I-HIの4段階です。なんでこんな事が問題かと言うと、HIの回路だけは単独で、それ以外とは別だからです。更に普通の車だと風量にOがあるのですが、HUMMERの場合は風量コントロールのダイヤルでは風を止めることが出来ません。ですから時々HIがBだと誤解している事があるからです。それによってこちらからの指示が変わりますので、とりあえず一番多いトラブル事例としてBをHIと解釈して、以下の様に回答しました。

[ 文章だと良く解りません。要するに、エアコンの風量を最大にすると風が出ないって言う事ですか?エアコンの風量はLO、I、I、HIじゃ無いですか?HIだけは別配線ですから、コレだけが駄目な時はサージタンクの所にあるヒューズを確認してください。ホィールの内側はまず、シールを疑うべきですね。ホィールを外してオイルの量と汚れ具合を確認してください。]

今読み返すと、実に冷たいと言うか情の入っていない回答です。実は、どうも修理の話となると、温厚な当方が真剣モードになるので、ツイツイこの様な論調になっちゃうんです。麻生さんには色々お世話になっているので、『こんばんは暑いですねー。さて麻生ちゃんの黄色ちゃん大変な事になっちゃいましたね・・・・』位で書きたいのですが、どうも端的に解り易くピンポイントで伝えたいので、こうなっちゃうみたいです。麻生さんごめんなさい。

村上さんからの問い合わせは。2回メールのやり取りの後で、修理は完了報告があり、ご自信のHPにアップしてありました。その中に以下の様に当方のコメントが載っていました。この完了報告がない方が実に多い!

[ ドクター石飛より頂いた答え。『そんな事はありません。』,『リンクで調整しかありませんね。』,『トランスファーから生えているレバーは丸ではありません。2面取りなので位置は変更できません。』ですが、この全てが本髄なのでした。石飛氏がキッパリと言い切って頂けるので迷わずに済みます。迷うと途轍もない地獄へと墓穴を掘ってPCもよく壊します。(^_^;)笑い]

コレを読んで余りにも素っ気無いので、猛反省しかし、短時間で回答するには仕方が無いのでご容赦願いたいです。治ったから良いですよね。大体、トランスファーのシフトを蹴飛ばして入れること自体がHUMMERに対してボウトクです。当方は出来るならアクセルやブレーキも手で操作したい位なのに、足でなんて絶対に考えられません。バチが当たったのですからキッチリ反省してください。ちなみにH1はセンターデフです。
村上さんのHP http://ww2.tiki.ne.jp/~win308hk770/h_mente28.html を見たらスラントバックの搭載を完了したようです。荷台と室内の仕切りも撤去していました、実にご立派です。それと、おっさんなのに絵文字の多用にはビックリ。見習うか?(@_@;)
この様な場合、バックでも前進でも動き易い方にチョッと動かして、ATのレバーを『N』にします。こうすると、トランスファーの入力軸がフリーになりますから、思ったより楽に抜けます。お試し下さい。足で蹴飛ばすのはくれぐれもお止め下さい。(・_・;)

2007.8. 22.   石飛 毅氏

スカイオートが、インターナショナルMXTの『ガス検査』を、清瀬の財団法人自動車検査協会で受けると聞いたので、仕事上、排ガス測定機器に興味があったので同行しました。
新しい年式のDIESELエンジン搭載トラック車両は個別に排ガス検査を行い、更にブレーキテストが必要です。日本の排気ガス規制と、アメリカの規制は測定方法が異なるため、どちらが厳しいと一概には言えません。ただ、アメリカの規制でコントロールされたDIESELエンジンを、日本の測定方法で測定すると駄目な場合がありますけど、逆に、日本でOKでもアメリカでは駄目な場合もあります。そこでスカイオートは、このリスクを背負い込んでインターナショナルMXTを輸入した様です。インターナショナルは最近はコマーシャルトラックメーカーですが、その昔、スカウトという初期型チェロキークラスの4輪駆動車を販売していました。しかし、その後、継続生産はされませんでしたので、インターナショナルとしては久々に個人のレジャー用?としてMTXが販売されたと思われます。
当方が着いた時は、既にシャーシダイナモに乗せられて準備が始まっていましたので、最初全貌は解らなかったのですけど、テスト室に入ってガツン!とショックが全身を走り、すっかりやられちゃいました。写真では見た事があるのですけど、写真で見ると、カーズに出て来る様な、とぼけたデザインのせいか、小さく見えます。しかし、現物を見ると、はるかにH1より全然デカイ!。誰が見ても、思わず顔がほころんじゃうデザインは日本のメーカーには出来ない技だと思います。なにしろ、色が『赤』だったせいもあって久々に大当たり!おもわず乗ってみたい・・・と、ハートマークがガンガン飛び回りだしました。
排ガス検査は、10モードと15モードの2種類で、連続して測定されて、NOx、CO2、HC、PMの4項目の積算値を測定します。測定の前に、車体の仕様の確認等を行いますが、この確認に時間が掛かってしまい、どう考えても午前中には終りません。スカイオートにたびたび電話が入り、そのたびにスカイオートがそわそわ。どうも1時までに帰らないととんでもない事になるらしく、仕方が無いので、当方の『ワゴンRで先に帰る』提案をしたら。目を見開いて『悪いですよ〜』とは言いながら、目の下は『ラッキー!』もちろん、当方もコンなのに乗ってみたい虫がウズウズ。それでも意地を張って『仕方が無いからワゴンRで帰って良いよ』と余り乗り気では無いそぶり。。試験の進捗をみてスカイオートが『もう少しで終りそうですから。。。』等と言い出したので、もし本当に終ったら、折角のチャンスを棒に振る事になるので、慌てて『早く帰れ』と追い立てて、そうしたら奴も『そうですか〜ぁ』と言いながら全然粘らずに『お願いしまーす♪』と小走りに帰っちゃいました。。
スカイオートは、今回の試験は落第覚悟で、どんな物か腕試してきな感じだったので、今回の検査は、さほど重要視していなかったようです。試験の方は、最初簡単に終るかと思ったのですが、思いのほか時間が掛かり、検査員もお昼休みを返上してテストを行ってくださいました。データは予想をはるかに下回るクリーンな排気で、NOxを10%カットできれば合格と言う好成績でした。電話でこの事をスカイオートに言うと『本当ですかぁ?』とビックリ。あと、もう少し燃焼温度か過給圧を落とせば合格しそうです。
さて、予定外で無計画にMXTを預かってしまった、当方にピンチが訪れました。スカイオートのお店はお休みで、本人も夕方まで用件が入ってて、受け渡しができません。まぁ、どうにかなるかと思って、まずは昼飯。東久留米でお昼と言ったら『がんてつ』です。マスターは以前、4WDコンバージョンしたダッジに乗っていたアメヨンマニアなので、何時も当方がHUMMERで行くと大喜びしてくれます。最近、お店に出ている奥さんもアメヨンマニアなので、MTXをお披露目。ビックリしていました。MXTは見た目の多きさにチョッと気が引けますが、癖も無く思ったより乗りやすく、30分もすれば、どうにかなります。車幅は明らかにH1より大きいのですけど、大きく張り出したミラーのお陰で回りは良く見えます。欠点は、その大きなミラーが案外はみ出しているのと、ハンドルの切れ角が小さい事です。それ以外は、パワーも走り出しにオイオイと感じますけど、その後はサクサク良く走ります。エンジンとキャビンの距離が開いているので、静粛性はALPAHより良いかも。しかし、この風体ですから、世間の視線はHUMMER以上で、野澤H2の時より強烈です。サングラスがないと照れちゃいます。
『がんてつ』を後にして、会社に一旦戻ってメールチェック。到着前に『スンゲー車で行くから』と連絡した所、会社のスタッフは大感激!大事なメールだけ返信して、置き場を求めて加藤電機に向かいました。その間、スカイオートから連絡が入り『思ったより時間が掛かるので、好きに乗っててください』と言うので、計画変更。とりあえず、加藤電機でお披露目したところ、加藤電機も細い目がパッチリして度肝を抜かれていました。珍しく携帯で写真を取っていました。当方も見せたい奴がいるので『写メール』。次に、この手の車を喜ぶだろうと勝手に思って、CCVに連絡したところ面会を快諾。入間に向けて出発しましたが、途中、玉川上水にある勤務先の工場でトイレ休憩。目ざとくMXTを見つけた後輩が喜んでくれました。その内、段々人が増えて写メールの嵐!大満足。
CCVの石川編集長とは、場所が広い所で落ち着ける所が良かったので、先日、Jeep展を行った入間博物館の駐車場で待ち合わせをしました。石川編集長は佐藤画伯と一緒にお見えになってて、MXTを一目見てニヤリとした瞬間にガブリ寄りしてチェック開始。お二人のお陰でインターナショナルの歴史などのソフト、キャビンがエアサスで支えられている等のメカ的な面白いところを教えて頂きました。確かに乗っていると時々ブルブル音がしていたのは、このエアサスのポンプの音だったようです。しかし、2人とも興味を漏って頂けた様で、エンジンルームの部品を見てアーダコーダ、その内、何も敷かないで車の下をゴロゴロし始めて、子供の様。さらに丁度停まっていたタコマと並べて『でけーなぁ』とご満悦。一旦、セブンイレブンで『白くま』(お二人とも既に『白くまにあ』で、2人以外の、この業界は当方発で、現在『白くまにあ』蔓延中)を買って、MTXを眺めながらススりました。
ソロソロ引渡しが出来るかと思って、スカイオートに連絡すると『未だ駄目です』と言うので、ピックアップ好きの工藤さんにも見せたかったけど、携帯が通じないので断念。3兄弟が頑張っている先輩の工場に立ち寄ると、やんちゃな長男が運良く不在だったので、ゆっくり見せてあげる事ができました。既に100マイルほど乗って、ソロソロ飽きてきたと言うより日が暮れて、何かあったら困るので、一旦ガレージに向かい、狭山ハウジングにも見せびらかそうとしたら、不在。夜の狭い道を走るのは嫌なので、とりあえず関越に乗って越谷へ向かいました。高速走行はとても重い車体を感じないほど良く走ります。NAのH1より加速も最高速も大幅に上回る予感がします。ギヤ比は高速向きと言より大陸向きですね。途中、タイミングよくスカイオートから『開放されました』と連絡がありましたので、タイミングはピッタリでした。頑張れば、もう一イベントこなしたかったのですが、半日神経を使う運転をしたので焦って運転するとろくな事が無いので、そのまま帰宅しました。
さて、MXTをどんな人が買うでしょう?チョッと前の情報では、未だ12台しか生産されていないようです。さすがにアメリカ本国でもMXTを買う人は少ないでしょうね。生産台数が少なくても、しっかり真面目に作られていますので品質は安心です。当方も乗り始めこそ『カメ』でしたが、返却時には、もう手足の様に扱えましたから、売れない理由は大きさより価格でしょうね。スカイオートによると、明日から雑誌の取材が目白押しだそうです。誌面にMXTが登場するのをお楽しみに!

2007.8. 20.   石飛 毅氏

夏夏休みに入る直前に、今まで自分で記憶が無いぐらい物凄く凹んでいましたけど、初日の夕方にリセットができて、何事も無かったように元の石飛に戻って、気分良く長い休みを過ごす事ができました。夏休みの期間中の半分はJeep展に行ってましたので、沢山の人とお逢いできて、この部分でも大変充実できました。また、夏休み期間中色々差し入れを下さいました方々にも感謝いたします。どれもコレも美味しく頂きました。皆さんのお陰で、夏休み前の凹みを充分埋める事が出来ました。
昨日の気温がウソの様に、また真夏日に戻って朝からブルーでした。加藤電機から連絡が入って、もう既にJeep展の会場に到着していると聞いたので、ヒロシと『たこ焼』を食べてから『Jeep展』に出発。途中で当方の前にわき道から工藤さんのHUMMERが入ってきたのを確認、、会場に着いてから電話をすると、用件が済んだらしく『Jeep展』に寄ってくれるというので、クリームあんみつを加藤電機に奢ってもらいながら待っていました。工藤号が到着して、当方のHUMMERの隣のちょっと前下がりの場所に駐車したのですが、止まった瞬間に滝の様にエアコンのドレンが出てきたので、コレはエアコンが頑張っているなと思い『エアコン良く効いているね』と聞いたところ『全然だめ』との回答。先日、コンプレッサーを交換したばかりなのにオカシイと思って、加藤電機に見てもらったところ、工藤号も上口号と同じく、外気導入フラップが誤動作していました。更に、工藤号は外気導入口に吸入カバーが付いているのでボンネットの隙間から排出された熱い空気が導入されてしまうので、なおさら温度が下がらない様でした。
加藤電機に応急処置をしてもらい、このまま不便が無かったら、そのまま使い続けることにしてもらい、将来的にはレトロフィットキットと言う事になりそうです。ココまでの高い確率で外気導入フラップが誤動作するとなると、このタイプのエアコンは全滅?じゃないかと思ってしまいます。お心辺りの年式にお乗りの方は、室内循環にしたときに外気導入口からエアを吸っていないか確認してください。
蒔苗号の燃料タンクには2/3以上燃料が入っていました。。。燃料が入っていると重いだけじゃありません。。燃料タンクは平行には下りてこないので、元の位置に戻す時は斜めにしますので、外した給油ホースのジョイントやベント口から溢れて出てきます。それも燃料タンクの下でタンクを押さえている人の上に容赦なくです。タンクから手を離す事が出来ないのに、燃料の滝を浴びながら燃料がこぼれなくなる位置まで押し込むのは、何ともいえない無我の境地と言うか、後先を考えないヤケクソ状態になりますます。水の滝に打たれる程度でも『修行』になるぐらいですから『軽油』の滝に当たるのは、一体なんでしょう?今日はその『凄い修行』をヒロシと当方はやってしまいました。
燃料タンクは車体に付いているので、ボディリフトをした場合、燃料タンクはその分ダウンします。燃料タンクを吊り下げている金具を延長して、伸ばした長さと同じ大きさのブロックをボディとタンクの間に入れて締め上げて固定します。燃料タンクは色々な物を避けているので、形状は3コブラクダのような形をしています。コブの上の部分にエアが溜まると容量が下がるので。コブの頭の部分はパイプで繋がっています。燃料タンクを降ろす時には、その配管と給油口は外します。ターボの場合は、排気管のタイコがタンクの横にあるので、プロペラシャフトの装着も邪魔者が多くて難儀をします。この作業を、丁度来ていた加藤電機も巻き込んで行いました。加藤電機は、車体の下にいる当方とヒロシに工具を渡したり、ジャッキの上下を思い通りにやってくれて、とても力になってくれます。車体の下にはいなかったので『凄い修行』の被害にはあいませんが、その後の清掃で、軽油臭くなっているはずです。当方もHUMMERの中とおパンツは軽油の臭です。 
ボディリフトは、後はボンネットアップで完了します。一旦、この状態を修復してから、ガレージの外に出して床掃除をしてから、次の作業に移りたいと思います。

2007.8. 19.   石飛 毅氏

関東はとても涼しい一日でした。
昼涼みの必要はありませんが『入間博物館』に今日も行ってきました。今日は 日本ロールス・ロイス&ベントレーオーナーズクラブ http://motor.geocities.jp/rrboc_j/ の方々も参加していました。時々ココでお逢いするので、先ずはご挨拶。。。一台のロールスロイスにクラブの面々が集まり、何かやっていました。どうもパワーウインドウが壊れて窓が上がらなくなっていました。内張りを剥し、もうこれ以上どうしようもないという感じで、作業していた方は、もうこれ以上はやりたくなさそうでした。この状態をそのまま見過ごす様な教育をしていませんので、ヒロシも当方同様、大野次馬になって色々覗き込んでいた所、チョッと触らないでくれとオーラーが出ていましたけど、このまま窓が開き放しでは雨でも降られて高価な内装の皮がガサガサになったり、途中でお食事でもしたときに不用心なので、どうにかしてあげたいと思いました。しかし、ココまで作業した人のもモーターを外せばどうにかなると言う事は解っていたようですけど、そのモーターの外し方が解らなかったようです。
ココまでの苦労も無駄にしたくないので、立ったままヒロシと『モーターが取れればどうにかなりそうだね』と言いながら構造をチェック。所が、モーターを固定しているボルトが見当たりません。止めているボルトがスタッド状になっているので、どうもそう簡単に取れない構造でした。以前、ジャガーのEタイプの時を思い出して、どこかにアクセスホールがあるはずとドアの下を触ると手ごたえがあり『アクセスホールがあるね』といい、ヒロシが目クラブタを外すと、今まで無かった展開に、こいつらチョッと違うなと思ってくれたらしく、今までドアの前で作業してくれた人が席を開けてくれたので、ヒロシと再度ドアの構造を確認した所、メインはチェーンで、複雑なワイヤーが張り巡らされています。このまま外すと後の復帰が大変と察して、もう一度モーターを点検すると、なにやら簡単に剥がれるシールがピニオンギアの延長の反対側にあるので、その上から触ると、何となくボルトの頭のような物を発見。誰がオーナーか解らなかったのですが、『これ剥して良いですか?』と言うと何処とも無く『どうぞ』と言う声が出たので、ひっぺ剥すと、そこに六角頭のいかにも回す事を考えたような部分があったので、こいつを回す工具を出してもらって、グルグル回すと窓が徐々に上がり出しました。窓が徐々に上がり始めると、回りから拍手喝采。とても良い気分。良く知っているクラブの会長からは『伊達にHUMMER弄っていないな』と言われて、うれしかったです。ロールスロイスのクラブのメンバーも、この方法で窓を開ける事が出来るのをご存じなかったので、クラブ員に紹介しようと写真まで撮ってくれました。ロールスですからモチロンお礼は。。。。。
入間博物館から帰って来ると『狭山ハウジング』が、白くまのデラックスを差し入れてくれました。ゴージャスな限定『抹茶白くま』もなかなかです。どうも『狭山ハウジング』も『白くま』にドップリ漬かっているようです。明日も食べよーッと。
手が汚れたまま、展示会場に行くと、石川編集長の奥様と、イラストレーターの宇佐美先生が受付に鎮座していました。宇佐美先生も当方の顔を数回見ているので、ご挨拶すると、ヒロシを見て『親子ですか?』確かにヒロシは若く見えるし、当方はオッサンですけど。『親子はネーだろー』と思いましたが、綺麗な人なのでニッコリ『見えま〜すぅ?』と言いましたら、一瞬『ヤバッ!』と思ったらしく、なぜか、当方とヒロシの2ショット写真を撮ってくれました。良い人です。『Jeepの機能美展』は日曜日が最終日です。撤収作業のお手伝いをするために、夕方に再訪します。
蒔苗号の作業は、涼しかったので、作業がはかどりましたけど、明日はまた晴天だと言うので、作業完了時間は今日も3時。一日に2日分働いている事になります。燃料タンクには、燃料がたっぷり入っているので、バイクジャッキに乗せたまま、ギリギリまで落として清掃とコーキングを行いました。燃料タンクのローダウン金具は、付属の物はプロペラシャフトに当たるので、車体側を延長。この作業と並行にクーリングキットの取り付けをも行い、加圧テストをしたところ、15psiでチョッと漏れがあったので、やり直し。最取り付け後に15psiでテストした所、良好。ボディが上がった後でないと燃料タンクが上がらないので、先ずは、ボディを上げます。先ずは、ボディを上げる時に突っ張る部分をフリーにして、ボディを上げます。今回は、オーナーの希望でリアは、ブロックは使わないでバンパーアップタイプにしました。明日増し締めを行い、燃料タンクを固定します。後は、ハンドルポストの逃げを作り、ボンネットを上げれば、ボディリフトが完了します。
残念な事に、クーラントのステンレスパイプは99年式は構造が違っていたので、ステンレスとの交換が出来ませんでした。外観的にはちょっと心配な感じもありましたが、とりあえず漏れは無いので、このままにしておいて、新しいクーラントを精製水で希釈して入れ替えしました。

2007.8. 18.   石飛 毅氏

友野さんの所にお見舞いに行ってきました。
腰痛で引きこもっていたのかと思ったら、精力的に色々新しい事を始めていました。植物は4月に行った時より、ジャングル化して、バナナの木も実がなっていました。動物系は大分家族から批判を受けているらしく、赤、青、白のザリガニは浮き草でカモフラージュしてウジョウジョ。オウムは定位置ですが、鶏と孔雀は『ヒヒ』がいた檻の中に移動していました。『秘密の部屋』からは、蛇はもういなくて、その代わり1m以上ある古代魚の『ハイギョ』を空輸して飼い始めていました。友野さんご自身の様子は、すっかり痛みも取れて元気になっていました。まだ、リハビリが必要ですが、確実に回復に向かっています。お土産にバナナの鉢植えと、名前は良く判らないけど、綺麗な鉢植えを分捕って来ました。。

蒔苗号の作業ですが、改めて下回りを見たところ、一成号に引けを取らないぐらいグリスの山です。一成号の時は、作業をしていると、付着したグリスで気が付くと着衣が汚れてしまい、ツナギがベトベトになって、洗濯しても落ちなくなるので、今回は出来るだけその部位を触る前に先にグリスを落とす事にしました。写真のペーパータオルの山は、フロント片方のグリス落としをしただけの結果です。グリスをふき取る時も、床に落とすとそれを踏んでしまうと、あちらこちらがグリスだらけになってしまいます。一成号の時に、『グリスを拭き取れ』とアレだけ言ったのに、チョッとご機嫌斜めです。フェンダーやボンネットの裏側にもグリスが飛んでいたので、ハーフシャフトのブーツが破れているのか?ホィールの裏側やハブに油分が沢山付いていたので、インプット、アウトシャフトのオイルシールが駄目なのかと思い、友野さんのところから、各オイルシールを預かってきました。しかし、タイヤを外さない状態での目視では、全て余剰グリスが回転部分に落ちて、それが蒔き散らかされたためでした。悪くないのに、誤解を生むし、本当に悪い所かどうか解りません。
蒔苗号は、一度全部ふき取って暫く試走した後、再度点検をしないとなりません。上口号は物凄く綺麗に拭き取っていましたので、漏れの程度も解るので、適切な対応が出来ます。修理屋さんの場合は、工賃が嵩むので依頼された部分以外は見ない事にするか、一々オーナーにお伺いしますけど、当方の場合は見ないことには出来ませんので、どうしても手間が掛かってしまいます。グリスもろくにささないよりはマシですけど、常にグリスの余剰分やオイル漏れは拭き取って置いて状態が解りやすくしましょう!今日は日中の暑い時間は、友野さんの所に行ってましたので、昼間はヒロシにおもに撤去の作業をお願いして、当方が作業を始めたのは、涼しくなってからですが、暑い中、作業するより快適なので、夜中の3時まで作業しました。
ボディリフトと燃料タンクの漏れ補修のため、燃料タンクを落として、プロペラシャフトの取り外し、レシバーキャッチの撤去はヒロシが終わらせていました。マフラーのボルトが腐食でどうしても取れないというので、当方の怪力で無事外し完了。ボルトの再利用は?です。遮熱板の固定しているボルトは、やはり外すのが困難だったらしく、作業性を優先するために、スターターを外す事にしました。オイルパンと共締めしている配線のステーを固定しているボルトが、2個のうち一本欠損しているのを発見。スターターを外したので、一応電極とピニオンの摩耗とワンウェークラッチの様子を点検した結果、良好。リングギアの状態も良好でした。遮熱板を止めているボルトは、熱サイクルと元々堅固に閉めこまれているため、ラスペネとバーナーで過熱して当方の怪力でやっと緩める事が出来ました。新しい遮熱版を取り付け、スターターを取り付けて、本日の作業は終了。明日は、ボディリフトとクーリングキットの取り付けを先ず行います。

2007.8. 17.   石飛 毅氏

埼玉県も、気温が40℃を超えてしまいました。
冷蔵庫から冷えたドクターペッパーを出して、蓋を開けたら、また炭酸柱が立つほど噴射してしまったので、また掃除。それぐらいの事があってもおかしくない位、今日も暑かったです。この気温じゃ、とても日中は作業効率が落ちるし、なんと言っても体が悲鳴を上げます。そこで、一番暑い時間に『Jeepの機能美展』を開催中の入間博物館に避難する事にしました。朝から浅井さんが久しぶりの93年式オープンで来ましたので、浅井号で入間に向かいました。男気のある浅井号は、乗っている間も止まっている間も、羨望の眼差しがガンガン来ます。この気温で暑いのでは無いかと思いましたが、そんなことはありません。天井はビキニトップが付いているので、直射日光を受けません。さらにドアも無いので風通しが良く、丁度海の家と同じです。まぁ、この暑さでガラス張りで温室状態に、効きの悪いエアコンにたよるより快適です。浅井さん曰く、暑さよりも寒さや雨のほうが大変だそうです。ちなみに、浅井号は通年でこのスタイルのままです。
『Jeepの機能美展』は開催日数を一日減らしたためか、初日から盛況でした。入間博物館はこの陽気だというのにガンガンに冷房が効いてて、水風呂に入ったような感じです。最近気が付いたのですけど、どうも当方は暑さに弱いみたいです。Jeep展は、展示している車体は全てJeepではありません。似たような物とか、機能美がある物は展示されています。今回の目玉は、耕運機見たいなケッテンクラートかな?レストアされた三菱Jeepのエンジンルームを見たら、加藤電機のシール付きオルタネーターが付いていました。体が十分に冷えた後、入間博物館の併設レストランで裏メニューの『入間カレー』を食べて、帰りに近所のコンビニで『白くま』を購入。アッチーィので、溶けてたら勿体無いので、高校生みたいにコンビニの前で頂きました。
ヒロシも『白くま』を良く知っていたのですけど、それはゴージャス版の方で『通』はこの安いほうを有難がる様です。ヒロシも確かにゴージャス版は量が多くて途中で飽きちゃうと、言ってました。『初白くま』の浅井さんも、大変気に入っていました。夕方、狭山ハウジングからお誘いがあって、晩御飯は『サザエ』のつぼ焼きでした。どうも出入りの業者さんが青森に帰省してて、生きたサザエをお土産に持ってきてくれたようです。刺身にしても良いのですが、やはり男所帯では『つぼ焼き』です。丁度、会社の後輩がガレージに小さなBBQコンロを置いていったので、そいつを借用。ただ、炭をおこすのに時間が掛かるので、ガストーチで先ず火種を付けて、その後コンプレッサーエアをガンガン掛けたら、いい炭にはなったけど、コンロの外側の塗装まで燃えてしまい黒こげ。炭に火を付けただけで燃え出すとは塗装が悪すぎます。しかし、このまま返わけには。。。

さて、蒔苗号ですが、クーラントのリークテストは合格です。今の所、エンジンクラックの洗礼は受けていないようです。(でも、未だ安心は出来ません)ボディリフト等のパーツは当方がお見舞いのついでに引き取りに行きますので、先ず、本日はクーリングキットと遮熱板の交換作業から行いました。しかし、ドッグハウスを空けようとおもい、改めて室内を見ると、センターコンソールが不穏な雰囲気を持っていました。まず、ダッシュパネルに横たわる配線。所々からヒョロヒョロ出ている配線。。。なんか見た事もない物も付いています。さらに、配線の一部と『何か』がグローボックスにも入っています。と言うことは、殆どの物を撤去しないとセンターコンソールを取り外す事が出来ません。最初は、仕方が無いので一つ一つ配線を解くように出来るだけコネクターを外さないように。。と思いましたが、途中でギブアップ。後は組みつけのときに考える事にしました。オリジナルにカーナビ程度でしたら30分ほどで終る事ですけど、数時間こんな事に費やすのはイライラします。この苦労は本人は痛いほどと言うか『しまった』と思っているはずです。
どうにか苦労してドックハウスを開けて、点検。タービンのバイパスパイプからオイル漏れ発見。コレはガスケットの交換が必要です。ターボにも滲んでいますけど、コレは上から垂れたオイルの痕跡なので、問題なし。ボディリフトした後のほうが作業性が良いので、コレは後回し。遮熱板を取り出すと全部の固定用部分が綺麗サッパリ折れていました。遮熱板は複数で構成されていますけど、他は損傷していませんでした。これは、在庫のステンレス遮熱板と交換します。(在庫は後一個!)クーリングキットを取り付けるためにクーラントを抜き取りましたが、最初のうちは泥混じりなので、コレは今回交換します。今日の最後の作業は難航しています。遮熱板はEXマニホールドと共締めで、古い遮熱板の破片も残っていますが、新しい遮熱板も同じ取り付け方法なので、共締めしているボルトを緩めなくてはなりません。しかし、このボルトが固着してて、緩みません。。。2本緩んだところで、本日の作業は終了。明日の日中はヒロシが一人で行えるボディリフトの下準備として、プロペラシャフト、燃料タンクの取り外し、ボディリフトの下準備を指示しておきました。夕方にはガレージに戻るので、その後ヒロシと合流。

2007.8. 16.   石飛 毅氏

暑かったです。群馬では40℃を超えたようです。
ガレージもかなり暑かった様で、ストックの炭酸飲料が自爆しました。ドクターペッパーが立て続けに3缶破裂です。アルミ缶なので、破片が飛散することがありませんでしたけど、冷蔵庫に入れている途中に2缶。冷蔵庫を閉めたときに1缶破裂しました。
蒔苗さんが,青森からやってきました。チョッと前からエンジンチェックランプが点いたり消えたりし始めて不安になったのと、購入してから7年(4万キロ)経過し、リフレッシュとバージョンアップを目論んでいるようです。蒔苗さんから、当方にやりたいことを聴取しましたのは、下記の項目です。
   1 ボディーリフト(以前当方がやってあげると言ったらしいですが、当方は忘れています)
   2 遮熱板の脱落をステンレスの物と交換。
   3 タコメーター不動
   4 FSDのリロケーションキット
   5 ボンネットダンパー
   6 パワーステアリングのオイル漏れ
   7 クーリングキット
   8 クーラント漏れ確認
   9 燃料タンクからの燃料漏れ
 10 テールランプ交換
です。
これは、あくまでも希望ですが、直ぐにやらなくてはいけない事と、直ぐにやらなくても良い物があります。チョッと点検した所、これ以外に機能的な部分にも不安な部分がありますので、これ以外にも手を入れなくてはいけないものがあります。ボディリフトは、これから作業をするうえにメンテナンス性が向上しますので、まずこれを行います。その時に燃料タンクを落としますので、ついでに漏れを補修。エンジンサイドの遮熱版は脱落していますから、これもすぐ行います。その時にドックハウスを開けるので、エンジンクラック対象年式なので、クーリングキットもついでに交換します。。。。
結局、テールランプ以外はどれも必要な物ばかりです。本日は、加藤電機が出張修理(後述)のためガレージに来たので、ついでに蒔苗さんのH1も軽く見てもらいました。所が、コントローラを操作しても全くダクトが動かないと加藤電機から言われて、ピンと来たので、バキュームホースを見たらマップセンサーの所でホースが抜けていました。この位置で抜けているとターボチャージャーのアクチェターが動作しませんので、加給圧が上がらず、エンジンチェックのランプが点灯します。TECH2で一応確認しましたけど、予想的中。この状態では燃料が濃くなってパワーも出ませんので、異常に気が付くと思いますので、ご本人に確認した所、実はもうエンジンが壊れてしまってチャンと走らなくなってしまったと思って、ガレージに来たようです。その主原因が数分で完了してしまいました。
モチロン、これじゃーエアコンがまともに動いていないはずなので『どうだった?』と聞いた所、『エアコンを殆ど使わないので。。。』との回答。そうは言っても、効かないのは問題ですから、加藤電機にテスターを当ててもらった所、高圧側がかなり高くなっている事が解ったので、後日、ガスのリチャージと高圧カットスイッチを付けて貰う事にしました。134aの場合は、エアコンの効きはコンデンサーでの放熱が勝負なので、電動ファンの取り付けも勧められました。蒔苗さんがお帰りになった後、ガレージに入る前に高速道路で沢山の虫の標本を集めていたので先ずは洗車。クーラントに圧を掛けて入間の湯に行って帰ってからゲージを確認したら、チョッと下がっていました。このまま一晩掛けて放置して、明日、クーラントの漏れ箇所を特定しようと思います。
本日、加藤電機が来たのは、狭山ハウジング2号が、先日ベルトを交換しましたけど、またベルトがギーギー言い出した事は報告しましたけど、当方としては、何かおかしいので加藤電機に来てもらいました。実は1号もどうも効きが緩いので、ついでに見て貰う事にしました。まず、2号の方ですが、高圧側の針がブルブルしています。これはコンプレッサーのバルブが上手く動いていない時に出るようです。加藤電機は、H2の他にもサバーバンやエスカレード等のエアコンの修理を外注で受けていますけど、何時もコンデンサーの通風量が少ない事が気になっているようです。そこで、コンデンサーの通風量を高めるために、コンデンサーを取り外して色々ゴチャゴチャやっていました。確かに、これであれば通風量を上げる事が出来ると感心しました。次にオリフィスの点検。フィルターにゴミが沢山付着していました。一体何処から??H2のガス量はマニュアルによると700gです。2号はオーバーチャージだったようで、コンプレッサーは高負荷に耐えていたみたいです。それで、ベルトにも負荷が掛かってブチ切れたりギャーギャー言い始めているようです。加藤電機の話では、2号はファンの回転が1号より悪いので、ファンカップリングの交換を薦めていました。もうベルトが重体なので、これもまた交換が必要です。
1号にゲージを付けると、2次側があまり上がりません。確かに効きもぬるいです。これも一応コンデンサーに対策を施して、オリフィスのお掃除をするために分解したら、加藤電機が『こりゃー駄目だ』と大声を出すので、見に行くとオリフィスが逆さまに入っていました。写真を見ると解りますが、本来、ゴミは大きな白い方のメッシュの外側についているはずですが、反対側の細かい銀色のメッシュの外側にゴミが付いています。という事は、このオリフィスが本来の流れと逆さまであった事が解ります。1号はディラー車で保証がまだたっぷり付いていますが、購入したディラーは、もう閉めてしまったので、今回も諦めて自費修理を頼んだのですけど、この場合は製造上の問題なので、三井物産オートモーティブにクレームを付けて、今回の修理代を面倒見てもらうべきじゃないかと思います。加藤電機の話ではオリフィスが入っていなかった事もあるそうなので、最近はこれぐらいじゃ驚かないそうです。
オリフィスは、普通のエキスパンションバルブと同じ役割なので、これが逆さまに入っていると外側からも冷媒が流れるので、綺麗に気化していなかったと予想できます。これを入れ替えて、この陽気だと国産車だと殆ど超える事が無い20kg/cuを軽く超えていました。システムの圧力が国産より高めなんですね。加藤電機はJeepにビールと焼酎を、ガレージから回収して帰っていきました。

2007.8. 15.   石飛 毅氏

今日はATF交換をしていました。
ATFは、オイルパンから抜くのですけど、当方は冷却を考えてフィン付きのアルミ製オイルパンと交換してあります。このオイルパンのドレンボルトは、一番後ろに付いているのでオイルパンの底に溜まった悪玉の淀みを排出流で流し出したいので、フロントを上げて、できるだけ流れを強くするのですけど、H1のミッションは尻上がりなので、かなり大げさにフロントを上げないとドレン位置を下げる事が出来ません。
一旦ドレンから抜いた後、暫くそれまでATFに浸っていた内部の部品からポタポタとオイルパンに落ちるのを待ちます。大体、一時間ぐらいで良いと思います。ドレンボルトを締める前に、0,5L程点検口から新ATFを流し込んで共洗いします。前回、フィルターを交換していますので、今回はそのままATFを点検口から注入します。当方は、5Lのハンドポンプにペール缶から移して点検口から注入します。エンジンを止めた状態での注入なので、規定レベルより1cm程まで一旦入れます。エンジンを始動して暫く放置してレベルを計り、規定レベルになるまでチビリチビリ注入します。注入した後は10分ぐらい放置します。チューブの壁面に付着したATFがあると、レベル棒に付着して油面が良く判らなくなります。時間が掛かりますけど、この方法が一番確実だと思います。さて何でATFチェンジャーを使わないかと言うと、今までオイルパンを剥がした時に、オイルパンの底には変色したATFが淀んでいました。
チェンジャーでの交換は配管の途中にチェンジャーを入れてエンジンを動かしながら交換しますけど、この場合、フィルターとオイルパンの隙間に淀んだATFはそのままになります。したがって、時間が掛かりますけど、当方はこの方法で12年間交換しています。
さて、ATFの交換が要らないと言う説があります。これは、昭和の時代に、エンジンオイルと異なってあまり定期的な交換という認識が無く、国産車に於いてはフィルターが部品で出なかったそうです。したがって、突然新ATFと交換された時に、洗浄されてクラッチ板のカスとかが詰まりの原因になって不調を起こした事があったみたいで、その後『交換派』と『無交換派』に分かれて、それぞれの言い分があったみたいですけど、AT車の比率が多くなり『交換』が商売として大きなマーケットになって、エンジンオイル並みに早期交換が習慣になると、先のようなトラブルも減少し、現在では『交換派』が圧巻しています。当方も、大体20000kmまたは2年程で交換していますが、見た目には『まだ良いじゃん』と思いますけど、透明の容器に入れると色が濃くなっていますので、劣化はあると思っています。使用ATFはACデルコの純正品です。

2007.8. 14.-2   石飛 毅氏

暑い日が続いています。
身体冷却には、アイスが一番で『ガリガリ君』を毎日食べていましたが、いい加減飽きてきました。そんな折、当方を上から目線で物事を言う奴が「今は『白くま』だよ!」と言うので、目先を変えるつもりで近所のコンビニを探しましたけど、何処にもありませんでした。結局、昨日も『ガリガリ君』を買って本日に備えました。
CCV恒例の『Jeepの機能美展』 http://homepage2.nifty.com/CCV/JEEP2007.htm の搬入日である事をすっかり忘れて、遅刻。お詫びのしるしに、お手伝いの皆さんに『冷たいもの』を差し入れするため、入間博物館の近所にあるコンビニで『白くま』を発見!店の在庫を全て購入。木陰に集まって、冷たいものを皆で食べましたが、例によって当方が『これが最近大流行の白くまっていう・・・』殆どが、小汚い男ばかりなので、誰も興味を持たなくて聞きやしません。所が、CCVのイラストを描いている女性イラストレーターが『知ってます。我が家の冷蔵庫には何時も入っています』と言った所、全員豹変して『へー』まぁ、当方も確かな情報源からだったのですが、そこまでブレークしているとは思いませんでした。さて、Jeepの機能美展は、毎年恒例のJeep展示会です。入場料は無料なので、お近くの方は、どうぞいらして下さい。当方も、日中の暑い時間に昼食と涼みを兼ねて、ほぼ毎日行く予定です。ただ17日は友野さんのお見舞いに行くので休みます。
狭山ハウジングのH2(2号)のコンプレッサーベルトが悲鳴を上げて困って、加藤電機に連絡した所『オーバーチャージか2次側の圧力が高すぎるかも』と言われて、ゲージを当てた所、言われた圧力を大幅に上回っていました。そこで、ベルトが悲鳴を上げない程度にガスを抜きましたが、今度は冷えが悪くなってしまい使い物になりません。もう一台のH2(1号)も、朝晩は良く効くけど、昼間は『ぬるい』と言うので、再度、加藤電機に連絡したら、H2のガス量は微妙なんだという事が解り、2台を持ち込むより来てもらったほうが早いので、明日、出張してもらう事にしました。日本の環境に、H2のエアコンも適応しきれないのでしょうか?ちなみに、当方のエアコンはペンギンが飼えるほど冷えます。でも、シート座面は、とても暑いので、つい『禁断のエアシート』が頭を過ぎります。

2007.8. 14.   石飛 毅氏

当方のHUMMERは、1年半程前から時々スターターを回そうとキーを捻ると、スターターがサボってカチカチソレノイドが音を発しますが、回らない事が時々ありました。何度かキーを回していると、その内スタータは元気良く回るので色々調べましたが、これと言って原因は見つからず、サボり続けています。昨年の秋にソロソロ交換時期なのかと思い、スターターの在庫がスカイオートにあったので、それを調達して交換の準備をしてました。しかし、スターターのサボり程度は我慢できる程度だったので、そのまま放置していました。どうせなら全く動かなくなるまで試して見ようと思っていたところ、先月末に車検のためスカイオートにHUMMERを預けていた時、スカイオートから『スターターが回りません!』と連絡があり『何度かキーを回すと掛かると思うけど』と伝えましたが、今回はソレノイドを叩かないと掛からなくなったようでした。
今度こそ交換時期だと思い、この休みの整備項目にあげてあり、クーラントの次にやろうとしたのですけど、昨日は予定が変わったので本日に繰り回しました。外に置いてあったので、朝一番でガレージに入れるためエンジンを掛けようとしたところ、一回少し回ったのですが始動に至らず、その後はキーを幾ら回してもスターターは無反応。とりあえずガレージ内に入れたいので、ソレノイドに直接荷電して見ましたけど、無反応。モチロンソレノイドを叩いてみましたけど無反応。。暑いけど仕方が無いので外で交換することにしました。
スターターの交換は手馴れた物ですが、灼熱の太陽の下ですから凹みます。新しいスターターはアメリカのリビルト品らしく、メーカーのネームプレートはありません。バッテリー端子を外して、モーター本体の太いケーブル2本、ソレノイドの細い線を外して、モーターのお尻のナットを緩めます。メインのボルトを外すと20kgぐらいのスターターがゴロンと落ちてきますので、メインボルトを外す時は、下に落下防止の支えを入れておいた方が良いです。スターターとエンジンの間にはスペーサーが入っています。これは基本的にスターターとリングギアのクリアランスを調整する物ですけど、一旦取り付けて当たりを見ないと解りません。エンジンは、停止する時は大体同じところで止まります。したがってリングギアのピニオンが飛び込む場所は、摩耗が進んでいる事があります。当方のリングギアも一箇所バリが出ていたのでヤスリで修正しました。取り付けた後、何度か回してピニオンが飛び込む時に異音が無いか、引っ込む時に引きずりが無いか確認して、良好であれば、そのままカバーをして終わりです。
本日の作業は、もう一項目やりました。当方のトランスファーは、もう数年来ATFが漏っております。量的には微量で、さし当たって、緊急を要する物ではないので放置していましたが、フロントのプロペラシャフトに落ちたATFを撒き散らしてしまうので、周辺がATFだらけでした。余りにも油だらけなので実は何処から漏れているのかハッキリしておりませんでした。そこで、暫く前にプロペラシャフトの回りにカバーを付けて撒き散らさないようにしてもれ箇所を特定できるようにしておきました。今回、この部分を点検した所、アウトプット直後のUジョイントのヨークにもATFが付着して、尚且つトランスファーケースにもAFTが付着していました。
漏れていたのは、一箇所ではなく、トランスファーアウトプットシール、インナーシール。そしてセレクターレバーのシャフトの3箇所から漏れていました。アウトプットとインナシールは在庫がありましたけど、セレクターレバーは樹脂のカラーが入ってて、とてもこれだけじゃシールを期待出来ませんので、これは根元にストレート部分があったので、Oリングを入れて置く事にしました。交換はシールを抜く時にプロペラシャフトを外しても邪魔に成ってシールを抜き辛いので、トランスファーのお尻にジャッキを当てて、ミッションが乗っているクロスメンバーを取り外した方が楽に作業できます。アウトプットシールはフランジ付きの山が沢山あるタイプでしたが、シングルリップに変更になっていました。Oリングのサイズはマルチパックに入っていた物を、適当に合うものを入れたのでサイズは判りません。あまり動かす所ではありませんので、溝にはまっていませんけど大丈夫だと思いますが、暫く気にして観察します。モチロン、トランスファーの作業時にはATFを抜いて行います。
昨晩、携帯電話を手元に置いて無く、朝見たら、野澤さんと健ちゃんから沢山電話が入っていました。昼間掛けなおすと、どうも新潟に行っているみたいです。新潟は震災があったばかりですが、地元は沢山観光客に来て欲しいけど、中々人出が少ない様で困っているとニュースで言ってましたが、あの軍団は大したもんです。どうも旅先で、電気系統の不具合とCTISの配管トラブル?があったようです。電気系統はシガーライタのヒューズが飛んでしまうのと、オーディオとドアロックの調子が悪いようです。シガーライターからオーディオとセキュリテーィの電源を取ってて、そのラインに何かがあった疑いがあります。CTISの配管については、コンプレサーを動かすとエアが抜けてしまうというので、排気のソレノイドバルブの閉まりが悪くなったか、配管の逆支弁の後からエア漏れを起こしてて、コンプレッサーが入ったときにフロントまたはリアのソレノイドが開いてしまい、コンプレッサーの風量が間に合わない上に、タイヤからのエアが逆流していると考えられます。結局、当方と連絡が取れなかったので、タイヤを一旦群馬に戻って、取りに戻ったようです。。カシメタイプのホースはどうも弱い様な気がします。同じメッシュでも、アールズのゴムタイプの方が曲げとかには強い気がします。これが当たってたら、アールズと交換しちゃう積もりです。
我が家のジャガイモが珍しくガレージに来ました。スナップオンの工具には全く興味を示さず、はヒロシ君に引き継いで貰った方が有効利用して貰えるから要らないと言うくせに、めざとく『お買い物スペシャル』を見て『くれ』と言い出しましたが、嫌だと言いました。幾らだったのと聴くので、本当の事を言ったら『俺が買う!』と言い出しました。どうやらこの手のスクーターにしては破格の様です。幾らは書くでも、皆さんどうぞ大切に使ってください。

2007.8. 13.   石飛 毅氏

お暑うございます。毎日『ガリガリ君』は欠かせません。
昔だと『赤城しぐれ』だったのですけど、近所のコンビニにはありません。友野さんからメールが入り、ヘルニアのオペは終了したようです。内視鏡によるオペでしたが、3時間も掛かったそうです。ご本人は麻酔をしたら一分で寝てしまい、目が覚めたら終わっていたという感じだったそうです。翌日から歩き始め、もう痛みはすっかり無く、ご機嫌だそうです。ただ、まだ重いものを持ったり、無理な動きは出来ないようなので、完全復帰には、まだ時間が掛かるそうです。ですから、重量物の発送が出来ないので、レトロフィットキットとボディーリフトキットは、当方が引き取りに行く事にしました。
土曜日は昼、前にIT当番がバイクのプラグが真っ黒になると言うので、始めて奴のCRMを見たところ、エンジンのふけ上がりが変。これでズーッと乗っていたのか?燃料が濃すぎて下がもたついている。とりあえず、チャンバーの付け根から排気が漏れているので、これを補修。フロントのブレーキパッドも台しか残っていない状態だったので交換。リアはたっぷり。もしかしてリアブレーキをアンマリ使わない乗り方?排気漏れが治ったら、フケが良くなったけど、今一、納得できないけど、CRと比べちゃいけないと思って、完了。後日、100km走行後のプラグの写真を送ってきたけど、まだカブリ気味。もう少しホットなプラグにして様子を見て、それでも駄目な時はニードル、ジェットの摩耗も考えられるので、キャブのOHのが必要かも。
ITの作業中、上口さんが久しぶりにご長男を連れてガレージにおいでになりました。小学生だった長男はもう高校生です。顔つきも大人じみて、頭の良い子なので何時の間にか男同士の話ができる様になっていました。
上口号は、加藤電機でエアコンの修理を終えて、ガレージまでの道のりは快適だったようです。ITの作業が終るのを待って、車検も間近なので、一通り点検をしました。燃料ポンプの圧力を計った所、8psiありましたので、基準値を大きく上回っていましたので、合格。それ以外も特に問題になりそうな部分はありません。グリスアップのメンテナンスもキチンと行われていますし、なにしろ下回りが綺麗です。エンジンとミッションの間から、多少オイルのにじみがあり、漏れ箇所を特定しようと思いましたが、トランスファーのカバーを止めているボルトが一本固着していて、無理やり外すと大事になりそうだったので、ラスペネを吹きかけて、後日ご自身で点検してもらう事にしました。上口さんのH1は、国内で使用の個人売買で購入されましたが、購入当時は、手入れが行き届いていませんでしたが、時間があると車の下に潜って錆びや泥落しをしていたので、今では程度良好!になっています。
本日は、朝から当方のラジエーターロアーパイプを交換するために、先ずはクーラント抜きを行いました。クーラント抜きは、ドレンボルトから抜くと1時間近く掛かりますけど、この方がクーラントを蒔き散らかさないで済むため、焦らず我慢。ラジエーターのロアーパイプはエンジンまでゴム→スチール→ゴムと3ピースで構成されています。このスチールの部分が癌で、表面処理が塗装なのでホースバンドでシッカリ固定しても塗装部分が剥離して隙間が出来て、どうしてもクーラントが漏れます。そのためドンドン締め直しをしても、今度はスチール部分が腐食してしまい、やがて漏れが止まらなくなってしまいます。以前、そのためにコーティングをしましたが、ゴムホースを入れる時摩擦係数が多くて、ゴムホースをねじ込む時に剥がれてしまいました。この部分は、色々なHUMMERチューナーも苦労しているみたいで、大抵ホースバンドを2条掛けにしてあったりします。モチロン、当方も2条掛けにしていましたが、数年前から漏れ始め、最近はもうグチャグチャになっていました。
そこで、この金属部分を交換しようと思った所、友野さんがオークションに無塗装のパイプを出展していたので、もしかして『ステンレス!』と思い直ぐに連絡して磁石が付くかどうか確認してもらった所『着かないよ〜』と軽い返事。そこで、直ちに注文。。。したのは、もう半年前。一成さんのには交換しましたが自前はまだで、今回、上口さんのに付いているのをみて『絶対やる』と心に決めていたので、今回、第一優先で作業に取り掛かりました。価格的には以前の物とさほど変わらないのですが、何しろ仕上げが最悪。一成さんのは接続口に傷がありませんでしたが、当方のには大きな傷が沢山あったので、クーラントが抜ける間に傷取りを兼ねて全体をピカピカに磨きました。
まず、ロアーパイプのゴムホースを撤去し、金属パイプだけにします。金属パイプを吊り下げているボルトを2本外します。これは、ボルト&ナットなので、デフの裏側から手を入れると作業が楽です。このスチールパイプは、一見このままでも取れそうですけど、ハーフシャフトが邪魔になるので、ハーフシャフトのディスクブレーキ側を外した方が楽チンです。外したパイプの内部を見ると、さすがに精製水希釈クーラントのお陰で、密閉系の内部は綺麗です。きっとラジエーターの中も良い感じじゃないかと思います。そもそも、クーラントの状態が悪い時は、最初汚い物が出てきますけど、当方のは最初から美しいクーラント出て来ました。組み付けの注意点は、ステンレスパイプを固定する時にアイドラーアームに干渉し無い様に隙間をたっぷり取る事、ホースバンドが斜めにならない様に締め込みを注意するのを案外忘れがちです。抜き取ったクーラントは、2年以上経過しているのですけど、とても綺麗で、このまま再使用したいところですが、クーラントのギャランティー期間を過ぎているので、新しい物と交換しました。
当方は、20Lのポリタンにクーラントを5L入れて精製水を5L入れ50%に希釈します。20L缶からクーラントを注ぎ込むのに、ドバドバ入れると計量精度が悪いので、まずクーラントを入れて、その量にあわせて精製水をチョロチョロ入れてマスアップします。10L程度であればこれをジョッキに入れるときも軽いので、溢す事も少なく体力的にも楽です。今回は、18L程度新しいクーラントが入りました。クーラントを満たした後は、サージタンクにキャップテスターを繋いで、軽く加圧してエア抜きをします。加圧は15psiが理想ですけど、DIESELの場合、古い車は12psi程度で良いと思います。余程の事が無い限り、DIESELはあまり高い圧を掛けると、ラジエーターコアとかを壊してしまう事があるからです。モチロン当方は自信満々ですから『男の15psi』です。1時間程放置して。。。と思ったら、ラジエーターのロアーホースからダダ漏れ。。増し締めしてから再度15psiに加圧。一時間後減圧していない事を確認して、規定レベルにクーラントを満たして完了です。
作業中、一成さんが来たので助手として使ってあげました。一成さんは、以前ヒロシが足をかけて壊したCTISのコネクター交換と、アンダーガードの締め忘れたボルトの固定を行い、その後は何時ものチマチマ清掃。最近、近所に越してきた会社の後輩は、奥さんが出産準備のため実家に帰っているので、夏休みの間『給食当番』として活躍してくれる事になりましたが、自称『器用』で『絵が上手い』、子供の時から展覧会では何時も賞を貰っていたと言うので、今後、土曜日の工数として確保出来るか期待して、ちょっとやらせたら使えそう。。良いのが近所に越してきた。
一成さんは、当方と同級生なんですけど、オジン臭い物を使っています。当方はシートのフィッティングに拘りがあるので、H1もワゴンRもレカロに変えています。そんな当方にとって卒倒しそうな物が一成号のシートに付いていました。これはメルセデスの一部で、シートからエアが出る物があるのですけど、これは、それと同じ目的のクールシートカバーです。膝の後辺りにファンが付いてて、スイッチを入れると見た目が変な割りには、均一に思った以上のエアが出ます。『これが涼しいんだよ〜』と言う一成さんは嬉しそうだけど、当方のには『絶対無い』です。こんな物があったら車中に『屁』の匂いが充満しそう。でも、竹シーツと同じで快適な気もちょっとします。
リミテッドエディションのプレートを再生をしたようです。ただ文字の表面に塗装を何度かしたけど、上手くいかないみたいです。
夏休みなので、会社の同僚がガレージ見学にました。4歳の男の子がHUMMERの模型を見て、目を丸くして『スゲー!』と大感激してくれたので大満足!元々、一成さんがガレージのオブジェとしておいてある物なので、そのままお土産。やつは将来きっと大物になるでしょう。

2007.8. 10.   石飛 毅氏

先.週、本来なら地震被災地に差し入れを送るべきですが、被災地の松葉さんから沢山の湿布薬が援助されました。
友野サン程酷くはありませんが、当方も腰や肩が痛くなるので、大変助かります。今週は栃木県の真岡市(もうか)に出張だったため加藤電機に顔を出していません。出張は普段余りしませんが、自分の設計した装置の設置なので、渋々行きました。真岡市はHONDAを初めとして、自動車関連の工場が沢山あって法人税が潤沢なのか、町は田舎と言う感じはしません。しかし、自動車社会らしく、公共交通が少なくて、バスは殆ど見ません。鉄道も真岡鐡道がありますけど、派手な塗装をされた一両だけで、一時間に一本程しか走っていません。この事を野澤さんとのメールのやり取りで伝えた所、真岡市は、野澤さんの出身地で、当方が接地に行った場所と目と鼻の先だったようです。どうもこの手の『繋がり』が多いです。
加藤電機とは一応電話で進捗状況は聞いています。上口さんのエアコンに関しては、サーボモーターのリンケージが上手く作動しないので、電気的な問題と言うよりメカ的な問題だったようです。しかし、調整には限度があるので、一応ベストな状態にはなっているそうです。上口さんが、今週の土曜日に引き取りに来るので、加藤電機からガレージに寄って頂き、車検前の現状把握と、気になる部分の補修を行なうつもりです。
当方は、夏休みが本日(11日)より19日までです。基本的には、ほぼガレージにおりますが、17日だけは友野サンのお見舞いに行こうと思っています。久しぶりに蒔苗さんがお休みをしてお見えになるそうです。以前、当方がやると言ってしまった(らしい)作業を行う予定です。前半は、ヒロシがツーリングとかで一人ですけど、15日からはヒロシも夏休みなので、結構作業はタップリできます。
近所のコンビニが廃業してしまいましたので、ガレージに『お買い物』の足が導入されます。会社の後輩が、野田から通勤に使っていたスクーターが狭山市に引越しして、置く場所が無くて行き先を探していたので、ヒロシにその話をしたところ『欲しい』と、言う事になってガレージで使うことにしまいました。そのスクーターが夏休みから運用開始します。ヒロシは、この手のスクーターに造詣があるので『お買い物スペシャル』にすると言うのですが、一体どんな事をするのか聞いたところ『まず塗装』との事。もちろん当方としては『赤!』ですが、『赤はおかしい』と即却下。赤が駄目なら何でも良いので、当方はそれ以上興味なし。まぁエンジンが快調なので、当方のH1が日曜日に作業が終わらなくても家に帰れるので、お買い物以外にも利用方法がありそうです。

2007.8. 6.   石飛 毅氏

関東は酷暑だと思ったら、天気予報を見ていたら酒田(37.1℃)の方が暑いみたいですね。
当方も、週末に武蔵というやたらエバリ腐った所で、ゴルフのお付き合いしましたけど、これ以上やったら嫌いになるので辞めようと18コースのうち13番を終った所で終わりにして貰いましたが、キャディーさんはビックリ!元々スコアーカードは付けないし、幾つで上がったか全く気にしない上、ゴルフの話は全くしないで世間話ばかり。カップまで5m以上あってもok出すし、年長者の傍にいてティーショットからズーッとドライバーのままだったりなので、行動が不思議でしたが、『途中で、これ以上やったらゴルフが嫌いになるから帰ろーか』と言い出したときには、卒倒しそうで『お客さん見たいに本当にゴルフを楽しんでいる方は初めてでした』と褒めてもらいました。場所が入間だったので、ガレージから近くて何時もより早くガレージにINできました。土曜日は朝から後輩の野田から狭山の社宅までの引越しを手伝いました。もう2度と夏の引越しは手伝いません。体重が3kgも減りました。
加藤電機によると、上口さんのエアコン不具合は、外気導入モーターのストッパーが駄目みたいだと連絡がありました。未だ確定ではありませんけど、現物確認してみます。ただ月曜日から水曜日まで出張なので、確認は木曜日位まで出来ません。。。浅井さんが仕事の途中に来ましたけど、オーシャンブルーもいまいちエアコンの効きが悪いと言ってました。最新型のエアコンなので、チョッと納得できませんが、ガスの漏れとかコンデンサーの冷却不足だと思います。隣のH2-2号もエアコンが効かなくなったと言って来ました。室内を見ると、純正のオーディオとエアコンの表示部が湿気で曇っているので、全く効かなくなったようです。症状としてはコンビにまで快適に過ごして、エンジンを切って買い物をして戻り、再スタートした後エアコンが効かなくなったそうです。ボンネットを開けてコンプレッサーをヒロシに見てもらった所『ベルトがありません!』、運転席にい居た当方から丁度見えるオルタネーターにはキッチリベルトが掛かっているのが確認できたので『ウソだロー!何馬鹿なことを言ってんだ』と、ビックリしてヒロシの顔を二度見してしまい、『もう一回チャンと見ろベルトあるじゃん』と言いながらエンジンルームを覗くと、メインのベルトより細いベルトがブチ切れていました。
H2は、エアコンのベルトが別みたいです。今まで何度か見たけど下からはアンダーガード、上にはエアダクトがあって隠れていたので、気が付かなかったようです。切れたベルトには幸い番号が残っていたので、入間のアメ車パーツ屋に電話させて、保険にスカイオートにも在庫があるか確認しましたので、最悪、越谷まで取りに行けば修理が出来る状態にしておきました。運良く入間のパーツ屋に在庫があったので、スカイオートまで取りに行かなくても済みました。エアコンのベルトは、メインプリーのエンジン寄りにあるので、メインのブルトを一回外します。サービスマニュアルではアンダーガードを外せと書いてありましたが、エアダクトを外せば上から作業が出来そうなので、エアダクトをエアフローの先とスロットルバルブのホースバンドを緩めてを外しました。メインベルトのテンショナーは案外小ぶりで15mmの普通のスパナがあれば簡単にベルトは外せます。エアコンコンプレッサー用のベルトテンショナーは3/8のラチェットレンチで回す事が出来ます。ただ回転させるときに障害物があるので、一番短いエクステンションがある方が楽チンです。コーションプレートに数種類のベルトレイアウトが書いてあるので、自分の車両がどのタイプか、外す前に確認しておいた方が良いと思います。
今回のH2は、03年式でベルトが純正ではなく社外品が付いていたので、今回が2回目の交換?と思われました。と言うことは、このベルトは案外ヘタリが早いかも。ベルトの交換にはマイナスドライバーと15mmのスパナ、3/8のラチェットレンチがあればさほど面倒な作業ではありません。ですから、メインベルトとコンプレッサーベルトは、車載して置くのを薦めます。万が一切れてJAFが来ても、ベルトがあればその場で交換して貰えるし、自分で交換しても30分もあれば交換できます。ただ、15mmのスパナは使用頻度が低いので、JAFが持っていない可能性があるので、ホームセンターで安価な物を買って一緒に車載して置いたほうが良いかも。モンキーで丸められたら嫌じゃないですか。破断したベルトを見ると、細いサーペンタインベルトで、内側の溝が一部欠損していましたので、賞味期限切れで、この天候でコンプレッサーも一生懸命圧力を上げて負荷が大きくなって、一気に切れたのではないでしょうか?
野澤さんが、金曜日の夜にH2のパワーアップコンピュータの交換に来ました。でも、はずして帰りました。PCMの場所はエンジンルームの中にあります。エンジンの先端運転席側下のほうにプラスチックでカバーされていますけど、熱的には疑問です。コネクターは8mmのボルトで固定されて、本体はクリップで留まっているだけなので、交換自体は簡単です。ハード的には実に簡単でしたが、交換後、エンジチェックランプが点灯。取り付け要領書を見ると、英語の羅列。そいつをデジカメで撮影して、牧野さんにメールで送った後、スカイプで読み上げて貰った所、稀にエンジンチェックが点灯すると書いてあり、その修復手順が書いてありました。
H1の場合は、コンピュターを入れ替えて、そのまま何も設定は必要無いのですが、H2の場合はクランク角センサーの設定が必要だと判明。早速、TECH2を接続して、その設定モードを探しましたが、『何処だか解んない』そこで、スカイオートに電話して、設定方法を教授してもらい、無事設定画面にたどり着きましたが、今度は手順を追って作業しても最後にエラーが出て上手く行きません。本来なら、アクセル全開すると4000rpmでフェルカットするはずなのに、なんとエンジンはタコメーターの数字限界まで回ってしまいます。その状態でチョッと走ったら、物凄い加速。。。でも、シフトアップしません。保護回路が働いているようです。訳が解らないし、深夜でエンジン回転をガンガン上げるのはまずいし、一瞬凄さを味わってチョッと満足したので、今後に期待をする事でノーマルに戻す事にしました。
翌日、スカイオートに再度聞いた所、色々調べてくれたみたいで、期待していたのですけど『4000rpmで燃料カットしない事は無い』と言い切られてしまいました。『コレだ!』という事が無いまま、再トライして壊してもいけないので、スカイオートの知り合いにGMのPCMを研究(オタク)している人がいるそうなので、今回の場合は、その方の所に車両を持ち込んでインストールした方が良いと思うので『お勉強』します。その方は『クランク角センサーの設定なんて何でもない事だ』と言っている様なので、是非見せて頂きたいです。しかし4000回転からの加速は凄かったなー。試乗は当方が運転で、野澤さんを乗せて行い、フル加速の時に2人で『スゲー!スゲー!』の連発で大騒ぎでした。
野澤さんのH2を見て、気になった所があります。エンジンルームの前といえば良いのでしょうか?フロント部分の普通の車だったらボンネットキャッチがあるラジエーターサポート部分が逆勾配になっているために、塗装が浮いていました。とても綺麗な車ですけどこの部分にゴムが当たるため、隙間に水分が滞留して腐食の初期状態が始まっています。水抜きの穴を開ければ良いと思ったのですが、ゴムパッキンで水の浸入を防いでいるために溜まるので、小まめに清掃、または保護シートを貼り付けるしかないと思います。隣のH2-2号も同じような感じになっていましたので、これは野澤さんのH2固有の物ではないみたいですね。
日曜日にも、野澤さんが一家総出でH1に乗ってお見えになりました。H2では惨敗だったのですが、H1なら手馴れた物で、PCMの交換、エアクリーナーの交換、そして燃料ポンプを増量タイプに交換しました。マフラーの交換も一緒にやると、一気に差が出るのでやりたいところでしたが、午後に子供さんと『ポケモン』の映画に行くそうなので、これに関しては次回としました。燃料ポンプを交換する前に燃圧を測ったら、針がほんの少しピクピクとしか動きません。瀕死状態でした。交換のタイミングは『丁度良かった』と言う感じです。もう少しで『路上停止』もありうる状態です。交換は簡単なのですけど、今回は、ときにジョイント部分のOリング2個のうち片方破損していたため、使用不可能。このままではお預かりになるので、野澤さんが顔面蒼白。そこで、ガレージを漁ったところ、純正品の在庫が1つだけあったので。野澤さんは大喜び。本来、この部分に入っているOリングは硬質の物ですが、片方だけ純正じゃない普通の物が入ってて、強度が弱いので破損したようです。ポンプ交換の時はOリングも準備して置いたほうが良いですね。取り付けが終って試乗してもらいましたが、帰ってきた野澤さんに感想を聞くと『車体が軽くなった』と大喜び。言うのは忘れたけど、オーバーフェンダーの金具が一個無くなっていました。交換しなかったマフラーは出し易い所においてますけど、本当は邪魔なので早く付けたかったけど、家族サービスじゃ仕方が無いので、奥の棚に収納しました。
野澤さんが帰った後に、当方も燃料ポンプを交換しました。当方も、交換前に燃圧を測ったら、野澤さん程ではありませんでしたが、ほぼゼロ。最近息付を起こし始めたので、ソロソロまずいなと思っていたので、野澤さんのと同くプレデターのハイパフォオーマンスポンプを友野サンに注文して入手していました。PCMチューンをしている場合は、ポンプの能力が足らないとパワーを十分に発揮できませんし、ノーマルの場合だと、普通では十分な能力でも、役不足になります。今日は同じ作業が2回目なので、使う工具が揃っているので、サッサとヒロシが外してくれたのは良かったのですけど、、、Oリングが。。。2個ともグチョグチョになっていました。さっき使ったので、在庫は無し。結局、代替品を探して交換しましたけど、粗悪品なので不安です。燃圧は野澤号と同じくバッチリ上がっています。来週は冷却水交換の予定。

プラズマテレビの恒久修理が完了しました。
テレビの裏にファンを取り付けて、内部の空気の流れを良くしました。今までは内部のファンから出ている押し出された空気は、思ったより熱く驚きました。ヒロシが『自宅の50インチプラズマテレビの消費電力が700Wあると聞いてチョッとビックリ。驚いて当方のプラズマも確認すると、同等の消費電力でした。デジタル家電って何となく省エネと言うイメージがあったのですけど、DC電源を作るのに熱損失が思ったより大きいようです。それと、デジタル家電に付き物のCPUも、連続して高速処理をするのですから、かなり熱を発散しているはずです。確かに、最近仕事でも、熱対策は以前より苦労しています。電子部品は案外熱に弱くて、特に密閉系の計測器では冷却に対して表面放射とか冷却器を取り付けるのは、特別ではありません。
今回は、ゴミ箱で拾った耐久性の高いACファンを取り付けただけですが、排気口から出てきた排気の温度は、一部を除いて室温と差が殆どありません。ただ、欠点は音です。パソコンもそうですが、家庭で使うにはファンの音と言うのは気になる物で、当方のプラズマテレビは5個も付いていますけど、回転を抑えて風切り音を抑えています、更に、ファンはDCモーターなので耐久性は劣りますので、今回はこのモーターのへたりが主原因だったのでは無いかと思います。もっとも、灼熱のガレージ内は動作環境としては最悪なので、メーカーの想定外であることは十分理解しています。もう分解する事は無いと思われるので、ガレージ定番の『赤塗装』を施しました。
シェルターにもテレビが設置されました。こんなにテレビの事ばかり書いていると頭のおかしい奴だと思われますが、普通のテレビではありませんでした。金曜日にIT担当が『もう使わないから』と持ってきてくれました。このテレビは『エアーボード』と言う名前で、2つのユニットで構成されています。アンテナのある場所にチューナー部であるベースステーションを置いて、モニター部と無線で相互通信します。したがって、ベースステーションからの(恐らく省電力無線)電波が届けば、何処でもテレビを見る事が出来ます。したがって、シェルター内にはモニターだけ持ち込んでテレビを見ることが出来ます。モニターは10インチぐらいなので、狭いシェルターにはピッタリ。さらにモニターの明るさも直接ボリュームでコントロールできるので、照明を消した時でも画面を暗くすることが出来るので、ひっそりとテレビを見ることが出来ます。チャンネル切換も、画面がタッチパネルなので、真っ暗でもチャンネル切換が出来ます。さらに、モニター部分には何故か?メモリーステックのスロットもあって、画像とか見れるみたいなので、その内、試してみます。他の機能としては、インターネットが出来るようですが、LANケーブルの接続ではなく電話線を使うので、コレは現在では使い物にはなりません。恐らくADSLとか無線LANとかがこんなに一般的な時代になる以前の物でしょうが、当時としては画期的な凄い物だったような感じがします。

2007.8. 3.   石飛 毅氏

急に暑くなって、加藤電機にはエアコンの修理でいっぱいでした。
その中に、加藤電機の取引先からH1が入庫したと言うので、チョッと見て来ました。車体が全体的にヤレて、乗りっぱなしで手入れが行き届いていないので、低年式かと思ったらタイヤはMTR(17インチ)なので、車内を見るとメーターがフラットタイプでマーカーがLEDではないので2001年モデルでした。窓枠の周りのビスは殆ど錆びているし、車体には艶が無いと言うか、雑巾で拭くと丸まりそうな状態でした。外観が、柳本、上口号と比べても大違いでした。何気なくホィールを見るとスポークの間がまるで欧州車のブレーキダストの様に真っ黒!H1のブレーキはここにはありませんので、この部分は綺麗でなくてはいけません。先ず疑うのは、ハブからのオイル漏れですが、インプット、アウトプット共に乾いていると言う事は、ハブからオイルが漏れて、そのまま無くなって随分時間が経っているか、ボールジョイントのグリスがハミ出て溜まっていると考えられますが、この汚れ方はオイル漏れの可能性が高いです。この様子から、他の部分も押して知るべしで、恐らく全くメンテナンスされていない個体だと即断できました。とても可哀相なので、それ以上見る気になれなかったので、観察を止めました、折角の高年式だと言うのに実に勿体無いです。最悪ハブオイルが入っていない状態で、乗り続けたらハブのベアリングが破損するか、タイヤが取れる可能性も有りますので、危険な状態の可能性があります。加藤電機にも一応この部分は言いましたが、外注で受けた車なので『余計な事』をする訳には行かない様です。当方は見てしまったので直ぐにでも点検したい気になりますが、何もする訳にはいきません。車体をビカビカにしろとは言いませんけど、こんな乗り方は勘弁して欲しいですね。

2007.8. 2.   石飛 毅氏

上口号のエアコンは、最後の詰めで苦戦しています。
昨日、松原さんがALPAHの引取りに来ると言うので、ガレージに行きました。その時に同じコントローラーがありましたので、それを持って加藤電機に行って来ました。これを、上口号に取り付けたところ、やはり同じ動きをします。と言うことは、コントローラーではない可能性もあるのですが、持ってきたコントローラーも不安なので、両方のコントローラーを比較してみる事にして持ち帰り検討しましたが、特に問題はありません。そこで、テストするために加藤電機に預けてあるアエコンパーツから、外気導入フラップのモーターと、温度調整のモーターを持ち帰り動作テストをしました。この状態で、特に動作不具合が無かったので、各部の電圧をあたった所サーボモーターの動きを掴む事ができました。このサーボは電源、アース、制御の3本の配線で動いています。制御用の配線は、コントローラーからのコントロールではなく、モーターの制御用の配線から電気を受けて、コントローラーで下流側を絞る方法で位置制御をしていました。したがって、全ての機能を確認するには全ての負荷を接続して確認しないと掴む事が出来ません。そこで、再度加藤電機に向かい、風向き変更用のモーターを外して貰って持ち帰り、コントローラーに接続しました。
コントローラーの接続は全部で9本の配線があります。イルミネーション、アース、イニシャライズ電源、アクセサリー電源、ヒーターコック駆動、外気導入駆動、エアミックス(温度コントロール)、風向変更駆動、コンプレッサークラッチです。その中で、モーターを制御しているのは、外気、エア、風向で、外気は0or5Vの2種類、エアは2.67-9.27V、風向は0-11.5Vを分割してモーターの停止位置を制御しています。困ったことに、実際にパーツに配線を行っていると、どちらのコントローラーもこの辺の制御は問題なく行われてい居ました。こうなると、問題は車体側にもある可能性が出てきました。実態配線では、コンプレッサークラッチの制御とヒーターコントロールの配線が行われていなかったので、これが全てではありませんが、ヒーターはソレノイドバルブの駆動で、不具合が出ている状態では0Vなので、コンプレッサークラッチ以外はさほど影響が無いように思えました、しかし、ココで車体の配線図を見るとコンプレッサークラッチの配線は直接リレーに繋がっていなくて、PCMに接続されていました。
コントローラーの回路自体は非常にシンプルですが、使用しているトランジスターの部品番号が読み取れないので、トランジスター自体の仕様が解りません。トランジスターのトラブルであれば、ベースの電圧が負荷による電圧下降で動作不良起こす場合があるので、電源を落としてみましたが、7Vを切ってもチャンと動作していました。全体電圧下降には耐えても、部分負荷には耐えられまい事もあるかも知れません。スイッチの接触抵抗による電圧降下も考えられますが、これ以降は実際に車載してテストをしないと判りません。最悪、外気導入モーターのコントロール配線の途中にスイッチを入れれば使用上問題は出ませんが、ココまでやったので、意地でも原因を追究したいと思います。今日は、もう頭が痛くて見るのも嫌になったので、実態配線したままのコントローラーと当方の書いたのと、H1の回路図を添付して、加藤電機に放り込んできました。
柳本号は、順調に進んでいるようです。ファンカップリングも無事付いたので、効率が上がって良く冷えると思われます。柳本号は、もしまたファンカップリングがダウンして高圧側が上がりすぎた場合、レシーバータンクに取り付けた高圧でコンプレッサーをカットするスイッチが付いていますので、冷却不足で高圧側が異常になっても壊れません。もちろん、加藤電機で修理した他のH1も同じです。
ALPAHがやっとガレージから出て行きました。大変お待たせしましたが、タービンの脱着は思っているほど楽ではありませんので仕方が無いでしょう。その代り、パワーアップは期待以上だったようです。帰りの途中から連絡があって、2割り増し以上だった様で、当方と同じように足回りが付いてこないので、早速計画をたてて部品の選択をして欲しいと依頼されました。松原さんに引き渡す前に、松原さんをガレージまで送ってくれた方は、当方も面識のあるプロレーサーだったので試乗して貰いました。この方は、ノーマル、550馬力、今回と3回試乗しています。その方から『強化ブレーキが欲しい』と言われたので、先ずは足を決めて。。。と言う当方の計画を話した所、同意してくださいました。『パワーは?』の質問には『十分でしょ!シートで加速Gを十分感じますよ』と言ってましたので、当方も満足でした。DIESELのチューンは、日本国内でしたら何処でも出来ないでしょうし、出来ても今回の費用(それでも普通じゃやらないし、当方もこんな難解で不安な作業はもうごめんです。)では無理でしょう。米国車はこの手の事にはパーツが沢山出ているので有利ですね。もちろん今回はターボチャージャーもいい働きをしてくれました。しかしスピードボックスも『普通なら断るけど、あの人相の悪い2人が沖縄に攻めて来られたら嫌だから仕方が無かった』と、いまだに工藤さんと当方のことを怖がっているお陰で引き受けてくれましたが、

 

 2007年7月