2009年1月  HUMMER ESSAY 2009年2月      

2009.2.27.    石飛 毅氏

スカイオートが、昨日アメリカから帰ってきましたので、帰国して間もないのですが、色々話があるので行ってきました。
今回は、LA近辺だけではなく、テキサスとかいろいろ回ったみたいです。アメリカ国内の状況はなかなか厳しい物があるようです。まず、結構大きな自動車ディラーが経営破たんして閉店している様で、残っているディラーも、殆ど新車を展示していないようです。
これは、今までディラーに対してメーカーがディラーのフロアーデザインまで口出しをして車両をディラーに貸し出して、ディラーはその車両を販売して、インセンティブを受けると言う方法が殆どでしたが、メーカーはココ数ヶ月生産を止めているし、体力が無いので、車両がドンドン減っています。そこで、ディラーは、出来るだけ新しい中古車を店頭に並べるために、取り合いになってしまいます。従って、程度の良い中古車の価格が上がっています。ここで問題なのは、この辺の中古車は日本の並行輸入業者が現地で仕入れるターゲットと同じなため、折角の円高ですが、とても高くて買えない状態になっているそうです。
確かに、先日、88ハウスでナビゲーターとか『現地に無い』と聞いたときに、あまりピンと来ませんでしたが、スカイオートの話でその辺の所を理解できました。特に今回、スカイオートがターゲットにしているD-MAX搭載のシルバラードやシェラは、『壊れない』神話の影響でとても高価だそうです。多少高価でも良いと思っても、『現物(売り物)が無い!』そうです。前回の仕入れの時は、そんな事情で、皆無でしたが、今回はそんな厳しい状況の中を頑張って程度の良好な3台を仕入れることが出来たようです。車以外でも、ショッピングモールの店舗が撤退して歯抜け状態で、11月と比べても景気の悪さを体感できたようです。
当方のD-MAXコンバージョン計画の方は、まだ計画の全貌は決まっていません。プレデターには2回ほど訪問したそうですが、88ハウスのH2の換装は終って、外の駐車場に置いてあったそうです。物理的なコンバージョンは完了し、後はセッティングするだけかもしれません。
最近、スカイオートのショールームより、整備工場の方に行く機会が多かったので、久々にショールームの方で時間を過ごしました。いろいろ新しい物が増えてて、H1用の室内灯用のLEDを発見しました。当方は、3年前に室内灯をLEDにしていますが、以前サンプルの時に見ましたが、当方のより明るかったので、ためしに一個だけ購入、3500円/個。更に座席の頭の所にある照明用のLEDもありました。この大きさの市販されているLEDは、あまり明るくないので、LEDの数から見て、今まで見た事があるこのサイズと比べると、良さそうです。当方の年式は、この頭ライトは後席にはありませんので、運転席と助手席用に2個購入しました。(1600/個)取り付けた感想は後ほど報告します。
当方達にはあまり関係ありませんが、スカイオートに新しい武器を発見しました。クライスラー純正スキャナーのStarSCANです。確かにスカイオートはダッジのトラックやワゴンも結構扱っていますから、GMのTECH Uに相当する物があってもおかしくはないですよね。丁度、当方がいた時にPCMのファームウエアのアップデートを行っていました。GM同様オンラインの契約をしているらしく、LANケーブルを繋いで本国と通信して行うアップデートにはチョッとビックリです。
このStarSCANは、画面が大きくタッチパネルで使いやすそうですけど、価格はTECH Uの倍はするそうです。本体だけだと高いけど、オンラインで接続すると、その価値は高いですね。
このほかには、チュッパチャップスのツリーを発見。いる間に沢山頂きました。この手のアメは最後まで舐めきろうとするのですけど、毎回最後は噛んでしまいます。ショールムのリフトには、車検整備中のH1が一台。チョロっと見ましたけど、誰のだか解らないので聞いた所、以前、見た事があるH1でした。何処か忘れましたが、専門店じゃない所で購入した直後に見せてもらいましたけど、あまり良い状態ではありませんでしたが、エンジンや足回りも洗浄されてきれいだったので、見間違えました。手に入れてから段々キレイになってくるのは気分が良いでしょうね。

2009.2.26.    石飛 毅氏

先日、H2にHIDを交換したときに、インポーターが行ったと思われた配線ですが、どうもあの配線はディーラーが行った改善では無いかと88ハウスから教えてもらいました。
狭山ハウジングのH2は、通常の改善の内容と一部異なっていました。88ハウスの話では、狭山ハウジングが購入したディーラーが販売開始したタイミングを考えると、狭山ハウジングのH2は、ディラーの一号車で、色々試行錯誤していた固体ではないかとの事です。確かに、配線がコルゲートに入っているのにカットされていたり、配線が延長されていたりするのは、その時の残骸みたいです。従って、今回はリレーを2個使ったのは正解だったようです。
昨日goo-netで見たら、H1が22台、H2は279台、そしてH3は149台です。goo-netに掲載されていない分を考えると、恐らくこの倍位が販売されていそうですね。一時期より選択肢が増えましたが、逆に迷っちゃいますね。ただし、H1に関しては年式と価格に一定のパターンが無いのは相変わらずです。普通、何台か見ると、程度と価格の見極めが出来ますけど、H1の場合は無理です。年式の割りに高いと思ったらエンジンが新品だったり、チューンパーツが付いていたりしていますが、それって見えない部分ですね。申し訳ないですが、何台も見て決める事が必要だと思います。

先日のプレデターの作業写真に、工藤さんが写っていると言う人がいますけど、別人です。
友野サンからの報告で、沢山カレンダーの注文があったそうです。ただ、まだ数部残っていますので、『その内』とか『部品を頼んだついでに〜』と言ってると入手できません。
加藤電機から大阪のラッツさんに、リビルトスターターと140Aオルタネーターを送って貰いました。現在、加藤電機に仕事を頼むチャンスです。エアコン修理なんて、こんな時が良いですね。特に、古いHUMMERはヒーターコアの漏れに注意してください。

2009.2.25.    石飛 毅氏

昨日、何で『おくりびと』の事がテレビで放映されたのか解らなかたのですけど、朝起きたらアカデミー賞を受賞したためだったんですね。新聞も見ましたけど、撮影協力した『鈴政』http://www.suzumasa.com/staff.html のヒデさんが大活躍だったみたいですねェ。顔見知りが頑張った映画だと知ったら、急に見たくなりました。先日、オーストラリアからの帰り、飛行機で上映されていたので見ておくべきでした。恐らく、上映延長になると思いますので、近所のシネコンへ観に行きます。
HUMMERを模倣した車を数台見ましたが、どれもこれも今一でした。所が、本日、近所のガソリンスタンドにダイハツネイキッドをモディファイした『なんちゃってHUMMER』があると教えて頂いたので、一体どんな物か気になったので検索すると『キュティーハマー』と言うH2のなんちゃってが出てきました。シャレとしてあまりにも大きさが小さいので、あまり嫌悪感がありませんでした。更に調べると、同じネイキッドでも、若干意匠違いが数種類ありますが、当方としては、このhttp://www.cubicjp.com/products/cutiehummer/index.html キュティーハマーの出来が良いと思います。
これ以外にもラシーンの物がありましたけど、こちらは明らかにフェイク然としていますので微笑んじゃいます。この他に、もう一種類『HUMMER H4』と名乗って、真剣に販売しているショップがあります。商標とか知的財産権とか全く無視したこのショップは、ちょっとマズイんじゃ無いかな?と、感じます。前記のキュティハマーやラシーンより???が沢山付いちゃうんですけど、ネイキッドは『キュティーハニー』、ラシーンは『ランマー』と商品名は微妙に避けているのに、堂々と『HUMMER H4』のステッカーを貼って(オプション?)販売しています。クロスロードがベースなんですけど、この手のカスタム愛好家には受け入れてもらえそうな気がしますし、これだけのカスタムをしたらクロスロードとしてはご立派なので、『HUMMER H4』のステッカーなんて貼る必要なんて無いと思います。逆に、ステッカーを貼る事で、貧しい気持ちになりませんか?。http://www.oep222.com/parts.html 知らない人が真剣にH3より小さいH4があると本気になるぐらい、真面目にパーツを作っているので残念です。
因みに、帰宅時、キュティーハマーを置いてあったガソリンスタンドに寄りましたけど、発見できませんでした。現物を見たかったです。

2009.2.24.    石飛 毅氏

松原さんから連絡がありました。すし屋のヒデさんが、映画『おくりびと』の撮影で活躍されたそうですね。その模様をテレビで特集された時、ヒデさんがみんなと飲みながらお祝いをしているところが、全国テレビに映っていた様ですね。酒田と鶴岡をロケした映画がヒットすると良いですね。当方も見慣れた街なので見に行こうと思います。
88ハウスから、現在プレデターでコンバージョンしているH2の写真が自慢げに送られて来ました。当方がD-MAXファンだと言うのを知っての狼藉ですが、写真はありがたいです。ベース車両は05年式のピューターで、外装もペイントされ内装もアルカンターラが貼られています。今月始めに現地で購入してあったH2を、先週入庫したと聞いたばかりだったのですけど、もうこんな状態です。予定では、来週には作業が終わり、その後、他の作業を行い、来月末には現地を出るそうです。
D-MAXコンバージョンに関しては、既にスカイオートのHPにも掲載されていますが、現在、渡米中のスカイオートからは断片的な情報しか入ってきていません。多分、スカイオートの事ですから、上手く行っているんでしょうが心配です。
話が少し飛んでいますので、説明します。先ず、元々のD-MAXとの出会いは、ご存知の様に松原さんのALPHAです。納車されて早い時期に乗せて貰いましたが、パワーは従来のD-TURBOより確かにありましたし、静粛性、信頼性は格段に上がっている事は直ぐに解ります。しかし、従来エンジンより物凄いアドバンテージがあったかと言う限りにおいては、スカイラインに例えたら、ベーシックモデルとGT−S位の差程度でしょうか。噂では、松原さんのALPAHを工藤さんが追い掛け回した事があったらしく、松原さんも少々ガッカリだったらしく、チューンを思い立った様です。松原さんの場合は、何時もやる時は徹底的に(だから面白いです。)なので、プレデターから出ているキットを全てオーダーしました。
当方としては、D-MAXのエンジンなんて全く知識が無いので、手探りになるので、万が一壊しては困るので、先ずはコンピューターの交換を行いました。交換自体はたいした事はありませんが、初めての事なので高価なALPHAに何かがあったら大変なので、ビクビクしながらの作業でしたが、当然ですけど無事交換出来ました。コンピューターを交換しただけですが、試乗のためガレージを出て少し強めにアクセルを踏むと、強烈な加速にビックリしました。プレデターのカタログには500HPと書いてありましたが、看板に偽りなしでしょう。一通り加速を楽しんだ後、ヒロシにもこの凄さを教えてあげようと思い、試乗させましたところ、帰ってくるなり当方と同じ事を感じたのでしょう。『この加速ヤバイですね!』と興奮気味でした。スカイラインGT-Rになってしまいました。
この外にノズルの交換がありましたけど、ヒロシと相談してこれは大掛かりになるので、とりあえずこれで乗って貰おうと言う事になりましたが、コンピューターだけで500HPでノズル交換で800HPになるとカタログに書いてあるのを見ると、挑戦したくなったらしく『壊れても良い。』と言われて、ノズルの交換を行いました。ノズルの交換は、時間を掛けて慎重にホコリとか汚れには注意しながら作業しました。そのお陰か、結果的には思いの他簡単に無事交換出来て、試乗結果も予想通りで、GT-Rのコンプリート位になっちまいました。更に、松原さんとしては、最速を目指して、この後タービンをハイフローに交換して、とりあえず街中ではアクセル全開に出来ないジャジャ馬にまでしてしまいました。
当然、当方には衝撃的な事で、この時から『何時かはD-MAX』と心の中に秘めていました。その後、モンゴルでも同じ改造を行い、一応満足してもらえなかった時のために、ノズルも持って行きましたが、コンピューター交換だけで満足してもらえたので、リスクの多いノズル交換は回避できました。その後、他のALPHAでコンピューター交換によるチューンは、その手軽さで行っている話はチラチラとお聞きします。
そんな折、07年のセマショーの前に、ピックアップ好きのヒロシがトラックを買うと言い出しましたが、買おうとしているのはガソリンエンジン車だったので、説得してD-MAX搭載のシルバラードに変更させました。このトラックは、セマショーの時にはスカイオートのエージェントの所に届いてて、現車をアメリカで見る事が出来ました。この時にノーマル状態で乗りましたが、ALPAHに乗りなれていますので、当方もヒロシもコンピュターチューンが必要だと感じました。
この時の訪米で、プレデターを訪問しました。その時にコンバージョンの話を聞きましたが、プレデターで使っているトラックはD-MAX搭載車で、既にコンピューターのチューンは終わっていました。お願いして試乗させて頂きましたが、2WDのためかホィールスピンをさせながらのパホーマンスに度肝を抜かれました。
当然、トラックを買ったばかりのヒロシは、その場でコンピューターとマフラーを購入。納品は後ほどと言う事で、期待に胸を膨らませながら帰国しました。その後、このトラックは登録のためにブレーキテストを受けて納車されましたが、どうも、あのプレデターで乗ったトラックほどパワーが出ません。色々やったのですけど、どうもコンピュターのセッティングが出ていない様でした。そこで、昨年、セマショーに行った際、プレデターにコンピューターを持ち込んで、新しいソフトをインストールをして持ち帰り、トラックに乗せたところ、トラックは無事GT-Rになりました。その後、走行中チェックランプが頻繁に点灯する様になり解析すると、どうもトルクコンバーターが耐え切れない事が判明しました。
この症状は松原さんのALPHAでも時々でていましたが、ヒロシのほうが頻繁に発生します。従って、ヒロシのトラックは全開は出来ませんが、異次元の加速をしてくれ、当方の心中ではスクスクD-MAXが大きく大きく育ってきました。ヒロシやスカイオートとも時々D-MAXコンバージョンが良いかALPAHとの乗換えが良いか話をしていましたが、愚息には後2年間学校に行かせなくてはならないので、『後2年は我慢だな。』との結論で、毎回話しが終ってしまいます。
そんな折、後輩のH2のヘッドライト配線の事で88ハウスに立ち寄った時に、初めて社長にお逢いして色々話をしてた時に『DIESELエンジンが好きなので、アメリカでコンバージョンしようと思うんですけど、D-MAXエンジンはどう思われます?』と聞かれました。恐らく88の社長は、日本で一番のD-MAXマニアの当方に、一番してはいけない質問をしてしまいました。その質問から、その後約3時間。。社長とメカニックは延々とD-MAXの凄さコモンレールのロジック、オットーサイクルとの違いなど聞かされる羽目にあってしまいました。最後に、一度ヒロシ君のトラックに乗って見れくれと言ってその時は終りましたが、どうも88の2人にとっては、当方の話は決して苦痛じゃなくドンドン興味が沸いてきたようでした。そして、お二人がガレージに来てヒロシのトラックに感動して、その翌日、手配を掛けて現在に至っています。
さて、これは今までココで報告した事ですが、もう一つの話が当方とスカイオートの間で進んでいました。ここ最近、楽しい事が沢山あるのですけど、HUMMER関連では、後輩がH1とH2を購入した時は、かなり嬉しくて興奮したのですけど、2人とも先ずはHUMMERを自分の物にする事を優先していますので、さほど『購入後の楽しみ』の段階ではありません。相撲も面白かったのですけど、やはりHUMMERでの楽しみじゃないと当方もスカイオートもメーターが振り切れないみたいです。
そこで、当方の財産(車関係ですから財産とも資産とも言えません。)を処分すれば、コンバージョン出来るかな?と、今年の始め辺りに想像していました。モチロン、この話はヒロシとも何時もしていたのですけど、何しろ一体コンバージョンに幾ら掛かるかは解りません。噂では50000ドルだしとても、とてもじゃないですけどそんなに払えません。当然、ALPAHに乗り換えるとしてもそれぐらいは掛かるので、これも無理。それよりも当方としては長年連れ添っている現用中のHUMMERには思いいれも愛着もありますので、これを手放す気持ちは全くありませんので、増車と言うことになりますが、趣味の車を2台運用となると、そんなセレブな生活もで来ません。
実は、ヒロシのトラックには乗った事がありますが、それはいつも助手席です。ハンドルを握るとコンバージョン価格で買えてしまうトラックを欲しくなってしまいそうだからです。だから、D-MAXを味わいたい時には『買い物』に連れて行ってもらいます。2月の始めにスカイオートにG10のケースを取りに行った時、2人で『何か良い事ないかな?』と話していたときに、思わず『DーMAXのコンバージョンしかないね。』と思わず口にしたら、『来週からアメリカに行くので見積もり取りますよ。』と、のりのり、『しかしHUMMERを送ったり戻したり大変だし、コストの事を考えても無理。』しかし、無理とは言ってても、こんな話のときって言うのは仮想でドンドン話が広がります。
『乗せ換えは自分でやりたいけどリフトが無いから、場所を貸してくれる?』『良いですよ!うちも経験が欲しいし。』そこで、取らぬ狸の皮算用が始まり、『先ず、スペアーのエンジンはいらなくなるから、これを売却。』『2台あるCR250を売却』『一台はナンバー付だから高く売れますよ!』とスカイオートがアオリます。『降ろしたエンジンミション全ての補器類をNAの誰かに乗せ換え構造変更付のフルセットで売却』『あのエンジンは02ですし、チューンナップコンピュターとかエアコンのコンプレサーとか丸々一式ですから新品だと結構なお金になりますね。』と、持ち上げる。その他にも、自分用としてあるパーツは結構あるので、これを処分すると上手く行くとそんなに驚くような出費ではなくなりますが、あくまでも皮算用。これらのお金が支払いの時に無かったら、破綻します。しかし、今後のためを考えて『ジャー見積もり宜しくね。』と言って、スカイオートをアメリカに送り出しました。まぁ、この時は価格によっては20%位のやる気でした。。
が、スカイオートがアメリカに立った後、柳本さんから電話で『イヨイヨD-MAXに積替えですね!』と聞かれて、目が点!イヤイヤ空想なのに『何でそんな事言うの?』と聞いたら『スカイオートに95年式のDIESEL車を積替え、オーナーもノリノリです!って書いてあるよ。』未だ決まった訳ではないし、何しろ見積もりも出ていないので。。。柳本さんの話しっぷりではこのコンバージョンに期待をしている様子。そして、88ハウスから『プレデターにH2入庫しました!石飛さんはど〜するンですかぁ?』と、当方を慌てさせます。この次点でもう決めました。子供の時から皆が期待していると思うとツイ調子に乗ってしまう性格は、52歳になった今でも全く変っていないのは十分解っていますが、14年間同じ車に乗り続けているのですから、キット、神様から当方へのご褒美と良い方に解釈して、突撃体制にニュル〜っという感じで入ってしまいました。
考えてみると、14年の間に、NAからTURBOに乗せ換えたときも、ニューヨークに飛行機が突っ込んでヘッドガスケットが何時届くかわから無いため、事故車のエンジンと積替える事になり、仕方が無くターボ化。これで、エンジン関係にはめっぽう強くなったので、得たものは膨大でした。そして、今回のD-MAXコンバージョンも何となく開始。多分、これも楽しい事になりそうな気もします。88ハウスの話では、価格的には、使用するエンジン等の機材が新品か中古かにもよって異なるので、中古であれば結構安いそうです。ヒロシのトラックは既に10万キロをオーバーしていますが、D-MAXはその程度ではヘコ足らないエンジンの様です。今回、当方が人柱になって挑戦しますので、積替えのノウハウや知見が多くなれば、案外、手軽にコンバージョン出来る時代が来そうな気がします。
一応、細かい内容はスカイオートに一任していますが、当方の希望は、ALPAHと同じエンジン、ミッションはアリソンの6速AT、トルクコンバーターは850HP対応、タービンはノーマルでパワーは500HPと抑え目にしました。ALPAHと異なり、駆動系とブレーキは強化していませんので、壊さないためにも余り高望みは止めました。従って、最速H1は松原さんのままです。コンバージョンのレポートはモチロン記録としても行いますので、お楽しみにしてください。時期は未定です。
先日、88ハウスで超音波カッターの話が出て、現在使っている機材を見せてもらいました。余り耐久性が無いのに、価格は高く、修理品も高く対応が悪いそうなので、当方が会社で使っている超音波カッターをお見せしに行ってきました。その話は置いておいて、『HID強化月刊』の最終機材が既に準備されていました。オーダーが本日の午前中だったのに、既に準備されてて財布の中身がそれに対応できるか心配でしたが、ほぼ空っぽにはなりましたが、支払いは完了しました。考えてみると最近、殆どお金を使わないのに、どんどん財布の諭吉がいなくなります。考えてみると、全て立替なので、オーダーが増えると運転資金が必要になります。HIDは右から左なので上記の件で現在諭吉の人数に制限がありますので、支払いは即座にお願いする事にしました。

2009.2.23.    石飛 毅氏

今週も先週に引き続きHIDの取り付けです。
ココまで続くと、今月は『HID取り付け強化月刊』となってしまいました。今週は、先ずTOMONO-GOのヘラーの補助灯を35WのHIDから55WのHIDに変更しました。へラーのHIDは、口径も大きくとても明るいので魅力的なものです。どんな物でもHIDに出来ると88ハウスには言われていますが、先ずはワット数の変更と言う簡単そうな物から始めました。この作業は先週から地道にスタートしてて、先ずはランプ本体の分解を行いました。へラーの構成は、ランプ本体とバラスト(スターター一体)の構成で、バラストは樹脂のケースに収まってます。このケースは、6面のうち1面は開放されて、バラストから発生する熱を逃がしています。ランプとバラスとの距離は30CM程で、TOMONO-GOはランプとバラスの両方をブッシュガードに取り付けています。
バラスト部をバラスと(シャレじゃありません。)バラストケースを支えているブラケットが欠損していました。無理な取り付け方法をしている訳じゃありませので、破損の原因はTOMONO-GOの振動でしょう。樹脂製のブラケットは、接着で補修しても強度的に持ちそうも無いので、穴を開けてステンレスのワイヤーで縫合しました。念のためホットボンドで固定しようと思いましたけど、縫合の強度が思いのほか高いので、これでヨシとしました。
88ハウスから購入したキットは、バルブ、バラスト、スターターで構成されています。オリジナルのケースに新しいバラストを当てた所、新しい物は形状が正方形に近いため、取り付けダボがハミ出るのと、ケースが破損していた事を考えると、バラストを入れるには強度が足らないと思うので、軽いスターターだけをケースに入れて、バラスト本体はボンネットに固定しました。
土曜日は、先ず、TOMONO-GOの作業の行い、片側だけ完了。本来、両方一辺に交換する方が効率は良いのですけど、今回は比較をしてみたいので、先ず片側だけの交換に留めておきました。日中でも点灯させると、明らかに光の強さが解りますが、写真では解り辛いので、日が暮れてから点灯試験を行いましたが、予想通り比べ物にならない違いです。これなら友野サンも満足するでしょう。55Wの欠点は、それなりに設計したライトでないと反射鏡のメッキを剥したり、ガラス(樹脂)を溶かしたりしてしまいます。それと、価格的にはまだ高価ですね。それでも、チョッと前の価格と比べたら随分安くなったと思います。
昼頃、勤務先の後輩が、ステップワゴンでやってきました。この後輩は、独身時代に当方のブレーザーに乗ってた後輩で、彼が一番最初に当方に『ブレーザーからHUMMERに乗り換えたらどうですか?』と薦めてくれた張本人です。その後、駐車場の問題とか家族からのプレッシャーで、ステップワゴンに乗りかえました。車好きですが、『今欲しい車は無い』とのことで、もう車齢は10年選手です。この後輩に格安ドラゴンHIDの話をした所『それなら、高性能ハロゲン球にチョッと足すと買えますね。』と言う事で、即、購入しました。ステップワゴンは助手席側には余裕がありますが、運転席側にバッテリーがあるため、H/L切換ユニットとバラストを取り付ける場所に苦労しました。それでも、特別にステーが必要な訳ではありませんので、難易度は『低』でした。
この作業が終わり、夕方、佐藤先生がお見えになりました。実は、先週、故障したジムニーと一緒に佐藤先生がお見えになりました。その時に『今、何をやっているんだ?』と聞かれたので、HIDの話をした所、『最近、目が悪くなってなぁ。夜中にオイランブチを走っていると、ライトが暗くて、何かに呼ばれる様な気がして怖いんだよ。』と、何時もの様に分けの解らない話をし始めて、『ナベ(佐藤さんのバイク友達で、モトクロスをしていたらしく、郵便配達中のカブでウィリーをしちゃう人)が、明るいランプをくれたんだけど、それより明るいのか?』と聞かれたので『多分、それはハロゲンのセミシールドだから、それにHIDを組み込めば、もう呼ばれませんよ。』と、言った所『高いのか?』と言うので価格を言うと、一緒に居た笠原さんが『一昔前で10万以上、最近でも5-6マンはします。格安ですよ。』と言うと、即断して『それを俺のJeepに付けろ。』と、当方が命令されました。
佐藤先生が貰って来たのは古い小糸製のハロゲンセミシールドでしたが、丁寧に箱に入れられて保管されていたため、反射鏡の程度はバッチリでした。作業を始めましたが、案外佐藤先生はミーハーな部分があり、タコメーターを付けたり、CDIにしていたり、外観は地味にしていますが、エンジンルームは賑やかです。それでも、色々工夫をしてて、ウインチのリレーボックスがエンジンルームに入っていたのには驚きました。普通、ウインチのリレーボックスはウインチの所に付けてあるのですが、大抵、雨風にサラサレて腐食してしまう事があります。そこで、エンジンルームに押し込んであれば安心だという事です。ココまでやったのですから、リモコンのコネクターだけ、もっとアクセスし易い場所に移動すれば良いと思います。全て、ご自身でやっているため『自分が解れば良い。』方法なので、配線の色が、無茶苦茶なので、我慢できない所だけ修整させて頂きました。バラストの設置場所は、エンジンルームに厚みがあるのと、隙間があるので、工具が入り易く大きな問題はありませんでしたが、HID以外の配線の引き回しとやり直しに時間が取られました。
日が出ている間は作業を見ていましたが、日が落ちて寒くなると年寄りには辛いと思い、陣中見舞いに来た笠原さんに見張りを委ねて作業を行い、7時ごろ完了。先生に現状復帰の方法と、予備のヒューズをヒューズホルダーにテープで固定した事、アルバイトに一部配線にタグを付けてもらった事等を説明して、簡単な光軸調整をしてから試乗に出て貰いました。試乗から帰ってくると佐藤先生は子供のような喜びようで、当方も満足。笠原さんから『チョッとチラつきます。』と言われましたが、そんなのどうでも良いという感じでした。チラつきの原因は、高電圧配線と電源配線が近すぎると起きると聞いていたので、点検すると、当方のアースを止めているナットが緩かったと判明。笠原さんのお陰でバラストを壊さないで済みました。
この後、佐藤先生の講義を受けて、終ったのは日付変更線チョッと前。何時もためになる話を聞かせてくれます。当方は、TOYOTAの計画的赤字を唱えていますが、佐藤先生も同様で、国際的なアンバランスを避けた余裕のあるTOYOTAだから出来た『頭の良い奴が考えた作戦』だと言ってました。

日曜日は、以前、ミラーを交換しにお見えになった方が、お仲間と近所でピクニックをするらしく、その前に『おでん』の差し入れをしてくださいました。ガレージで作業をしていると、面倒で中々食事を取らないので、お昼にヒロシと一緒に頂きましたが、お汁も完璧に飲み干すほどの美味しさに感激です。食べ終わった後に思ったのですけど、入れ物は何時返そうか。。。。。
狭山ハウジングのH2が車検から上がってきたので、イヨイヨHIDの取り付けです。狭山ハウジングが購入したのは、ドラゴン品では無く88ハウススの『H2セット』です。HIDの取り付けで一番悩むのは、バラストとかH/L切換ユニットの取り付け場所です。この『H2セット』には、ボルトオン可能な取り付け板が付いていると聞いたので、今後の参考にするため、狭山ハウジングに『人柱』になって貰いました。これ以外にも『H2セット』は付属配線の長さを左右で変えてあったり、接続の端子の大きさや電源、アースの取り方まで親切に書いてあります。ニッパーとビニールテープ、10、18mmのソケットがあれば誰でも付けられますね。後は、取り付けランクに応じて、コルゲートチューブとかクランプとか必要ですけど、見栄えを気にしないでインシュロックで振動しない様にすれば問題ありません。
が!H2の場合で困ることは、並行輸入の車と俗に言うディラー車で違いがあります。今回作業した狭山ハウジングのH2はディラー車なので、ヘッドライトが改造されています。見た目では、バンパー内にCIBIEのH4ミニオスカーが入ってて、これがヘッドライトの様です。本来、ヘッドライトのロービームの配線は、オリジナル配線がカットされてて、そこに、別配線が接続されていました。この配線には、後から引いたのに、中で配線がカットしてあったり、リレーが追加されているのですが、それの動作ロジックが今一解りません。配線を追う限りでは、追加されたリレーの行方はメイン(本来のヘッドライト)のロービームをコントロールする目的みたいです。これをそのまま生かそうかと思いましたが、バンパーの配線の雑さに驚いて、これはオリジナルに復帰が良いと考えて、先ずはメインのライトをHIDに入れ替えて仮配線しました。
この作業自体は、先にも書いたように、とりあえず点灯させるのは簡単です。ここで、バンパーライトのHID化の前に、狭山ハウジングにどういう点灯ロジックが希望か尋ねた所、『メインがロービームとハイビームのどちらの状態でもバンパーがロービームで点灯』と、言うオーダーになりました。そこで、解り易い方法として、メインのオリジナル配線からロービームとハイビームの配線を分岐して、それぞれにリレーを入れて、そのリレーのアウトを一本にマトメてバンパーライトに結線する事にしました。
バンパーライトの配線は、コルゲートチューブとテープで保護されていますが、ライトと車体とを結合するコネクターが垂れ下がった配線の一番下にあるため、テープを解き始めたら外は乾いているのですが、中は水浸しでした。この水は、コネクターの内部まで浸みこんでて、絶縁チューブが白濁する程でした。当然『こんな配線撤去だ。』、と辿って行ったらオリジナルの配線と接続してある部分にたどり着き、被覆をめくると絶縁はお粗末。ただ、オリジナル配線の被覆を一部剥いて接続してある部分はキチンとハンダされていました。しかし、このハンダも、場所によっては目を覆いたくなる物で、左のロービームはギボシで接続してあったのに、右はハンダでテープ絶縁。更に、その線を辿ると配線が足らなかったのか、途中で繋いである部分はイモハンダ。半田の下手草なヒロシでも、『これは無いですねぇ〜』と、ため息をついていました。
どうも、この時期は販売量が多かったためか、流れ作業を行ってて、左右で違う人が作業をしたのではないでしょうか?左右のバランスが取れていません。この部分まで撤去してスッキリさせてから、バンパーライトを外しました。CIBIEのミニオスカーは奥行きを減らすために、H4バルブの足を90度曲げてファストン端子で接続しています。従って、このライトにH/L切換のバルブを入れるためには、裏側に穴を開けて、88ハウスオリジナルの延長部品を入れないとダメです。しかし、今回、バンパーライトは補助的であるため、ドラゴンHIDのH4シングル(ロービーム)を選択しましたので、加工は要らないとの期待が大きいです。CIBIEのオスカーを先ず分解すると、ランプは錆だらけ。余り良いメッキじゃないです。大抵、このライトは外に出ているのを想定しているので、H2の様に組み込みとして使うと普段目にしないので、ドンドン錆びてしまうみたいです。
どうせ見えないからそのままでも良かったのですが、片方のビスが極端に腐食して緩む気配が無いので、これはネジの頭を飛ばしてランプを分解。さらに錆落とし。錆はまだ酷く無かったので、ピカールを付けて磨くと面白いほどピカピカになるので、達成感が味わえます。HIDのバーナーを差し込んで、バルブが当たらないか仮組みしたら、問題なくランプの蓋が出来ました。ただ、リードアウトの穴が小さいので、穴加工が必要です。ドラゴンキットには、配線にグロメットが付いていたので、油圧パンチで25mmの穴を開けて、そのまま利用。
改善のために無理やり付けているため、ライトを固定するために開けられた穴はギリギリで、尚且つ、アースはランプと共締めなので、決してランプが堅固に付いているかと言うと、固定は甘めでした。因みに、固定しているナットも片方だけステンレスでした。バンパー(グラグラしている)を作ったりしての日本仕様は偉いと思いますけど、ツメが甘いと思います。お客さんがこれを見たら、平行輸入車より数百万高いのを、『安心』ではなく『ボッタ食られた』と思うのではないでしょうか?日本もグローバルになり、海外からの情報も、物も簡単に手に入りますが、本来、庶民よりズーットグローバルな商社の方が『時代から遅れている』気がします。作業も終盤になった頃、佐藤先生がお見えになりました。どうも、当ても無いのに、HIDを点けて走りたくなっちゃったみだいです。先生は『こんな時代遅れの車にハイテクが付いているのは気分が良いなぁ〜』と、一言残して帰っていきました。
点灯テストを行い、一発でOK。とても気分が良いです。試乗をしてもらおうとした時に、丁度狭山ハウジングが家族サービスから帰宅。レストランで偶然一緒になった材木屋も一緒でした。一応、テストドライブをしてもらおうと思ったのですか、『イッパイやっちゃったのでダメです。』と言われたので、これは、後日やる事にしました。明るくなったライトを見て材木屋が『俺も。。。。』傍にいた家族から『軽が先でしょ!』
狭山ハウジングは、作業している当方とヒロシに晩御飯を差し入れしてくれました。『がってん寿司』のお持ち帰りで、それも大量。ヒロシと2人で完食できるかぁ???と思ったけど、そんな心配は無用でした。どうも、HID取り付けのギャラは『がってん寿司』の比率が高い気がします。寿司を食べながら歓談している時に、どうも、材木屋以外にも狭山ハウジング組みの業者さん達は、ココでのHID化を狙っているようです。毎日仕事で使う車ですから、欲しくなる気持ちは良く解りますが、車種によっては、思いの他時間が掛かるので、一応、『ジャー誰のに付けるの?』と聞いてみたら、『大工、内装、ブロック。。。4セットぐらい買っておいてください。』と、大胆な発言。普段、狭山ハウジング組みにはお世話になっているので、どうにかしてあげたいので、少なくとも、あと5台は付けなくてはならないみたいです。

HIDの話ばかりですが、今月は『HID強調月間』ですからご容赦下さい。因みに先月は『相撲月間』です。そして来月は。。。。
ヒロシのスーパートラックは4灯式です。ロービームは既にHID化してありますが、ハイビームは、まだハロゲンのままでした。そこで、シングルは切換式より更に格安なので、失業中のヒロシでも買えるので、ブームに乗りやすいヒロシですから、速オーダー。その時点で『在庫あり』の返事を頂いたのですけど、実際取りに行くと、HB3は在庫切れ。そこで、直ぐに88の社長が工場の方に行くと『材料があるので作ります!』と言い、メカニックと一緒に数分でHB3のシングルを完成させてくれました。さすがです。
その時に気になる補助灯を発見。直径が70mm位のリフレクタータイプで点灯させて頂いた所、『この大きさで、どうしてこんな広がるの?』と思う程の配光にはビックリしました。更に、光が遠方まで飛ばしても明るいので、バラストを見ると55Wでした。材質を吟味して、耐熱性のあるランプボディがミソの様です。
当方は余りたくさんと言うか目立つ補助灯は付けたくないので、フロントバンパーの穴から少し奥に配置できて、スポットではなく広がりのあるランプを捜していましたが、これなら。。。。でも、これから始まる大イベントがあるため、価格を聞かないで帰ってきました。ココの所、HIDを毎週買いに行ってますが、88ハウスからは毎回面白い物が出て来ます。
狭山ハウジングのHID取り付けの合間に、ヒロシのトラックのハイビームを交換しました。ヒロシのトラックは、実に良く出来ています。まず、ライトを外すのに工具は不要。スナップで簡単に取り外せます。そして、バラストを付ける場所も『ココにどうぞ!』と言わんばかりに良い場所があります。そして、バラストのコネクターとヘッドライトのコネクターが『同じ!』取り付けはセレナ並みの速さ。しかし、配線が終って点灯試験をしたら、点灯しなくて、トラックのほうからヒロシが『あれ?点かない!』と、明らかに当方にアピール。そこでトラックの所に行き、コネクターの極性を見ると逆。良く見ると、どちらにも入りそうなコネクターですけど、一応、ロックが表に出るほうが正しいと思うので、ピンを入れ替える事にしました。簡易防水型のコネクターは、細目の平板タイプのピン抜きであれば簡単に抜くことが出来ます。
コネクターのピンを入れ替えてテストすると、無事点灯。ただし、このトラックはハイとローの同時点灯が出来ないので、今度、リレーを一個追加して同時点灯に挑戦します。
HIDは眩しいです。光が白いので目に刺さる感じがします。これの原因は、色温度が青に近いほど、その傾向が強いです。88ハウスの話では、『一番自然なのは4500Kで6000が限界ですね。』との事です。当方が、今のHIDにした時は6000KのHIDは高かったので、そこまでは要らないと思って5000Kにしました。ekワゴンも5000Kです。これでもハロゲンより十分明るいので満足しています。
それと、眩しすぎる原因はライトの調整と、バルブの位置がちゃんとしていない粗悪品があることです。バルブに付いている遮光板もかなりノウハウがあると感じます。HID以外でも遮光板とレンズと反射板の性能が良ければ、眩しく感じないライトが出来ると思います。しかし、光と言うのは思うように行かず、発光点と言うものの、それは線であったり球であったりで、反射板から出た光がレンズの内面で反射して、それが迷光として反射板に当たって、それが思わぬ方向に散ってしまいます。ライトのエッジで乱反射もします。丸目2灯の場合、当方は、以前マーシャルとかCIBIEにあったW反射とか理想だと思うのですが、今はありません。チョッと前にはレンズカットの良さではHELLAのヘッドライトはロービームの時にハイビームの反射板が真っ黒だったので、凄い!と思いましたけど、最近は見ないですね。
丸目2灯の車種が減りましたので、今後の進化は余り望めませんね。それでも、レイブリックがマルチリフレクターのライトを出してきたときには驚きました。マルチリフレクターは、現行車では当たり前の時代になってます。反射板を単純な放物面にして、それをレンズカットで配光する方法は、放物線の芯の部分を使えば薄く出来ますので、厚みを抑えることが出来ますが、焦点が前に出てしまうので、レンズの中心部分が暗くなっちゃいますので、ある程度の深さが必要です。逆に、マルチリフレクターの場合は、色々な方物面であわせるので深さが必要になりますが、自由度は高くなります。が、一つのランプでハイビームとロービームを作るのはシングル球よりは面倒だと思います。かえって異形ライトの方が自由度が高くて良いライトが出来る様な気がします。何が言いたいかと言うと、丸目2灯は、完全な物ではないので、あんまり良いライトじゃないって言う事です。

2009.2.20.    石飛 毅氏

昨日、柳本さんとお話をして切り際に、インサイトの『カッコイイのがあるよ。』と言われて、『無限』のHP見たら、確かにカッコイイのが出ていました。http://www.mugen-power.com/street/insight/ でも、後ろから見たら、チョッと。。。でも、現物を見ないと解りません。省エネカーでも『遊び心』を忘れないのは、少しホッとしました。しかし、走行距離の短い自家用車で、まだ動く車を辞めて、ワザワザ省エネ車に買い替えるというのはどうなんだろう?個人のお金の出入りだけ考えたら、そう簡単に元が取れるとは思えないんですけど、気分の問題なのかな?トータルエコの問題で考えると、どちらが本当にエコなのかは誰も明確にしていませんよね。当然、どうしても新しい車を買わなくてはならなかったら、一応燃費は考えますけど、どんな事があっても、趣味として乗る車には余り大きな要因だとは思っていません。
そんな事を思っているユーザが少なくないのは、プリウスを全面に押し出しているTOYOTAも解っているらしく、ライトウェイトの楽しいそうな車を発表しましたね。1.5Lのターボモデルなんて燃費基準にはあんまり重視していないモデルでしょうね?小振りなスイフトスポーツとか案外売れているそうなので、スポーツモデルはガバガバ燃料を食わない『ダウンサイジングで楽しもう。』って言う感じなんでしょうか?チョッと安心しました。
TOYOTAは、今期生産を抑えて赤字にして、アメリカを初めとする外圧を無事乗り切れそうですが、思ったより不況宣伝計画が進みすぎたので、もう5月からの増産計画を発表しましたね。派遣カットの話も早かったし、増産の話も早いし、TOYOTAがなんか色々な物を引っ張っている様な気がします。
過度な不況宣伝のお陰で暗い話ばかりなので、最近は明るくするためにHIDの取り付けに嵌っていますが、今週はTOMONO-GOに取り付けてあるHELLAの赤リングHIDを35Wから55Wにチューンする予定です。本当は75Wのリクエストでしたけど、75Wだと反射鏡のメッキが剥がれる恐れがあるそうです。この外に、JeepとステップワゴンにもHIDを取り付ける予定ですが、天候が悪そうなので予定は変わるかも。
現在、スカイオートが渡米中です。月末までには帰ってきますが、今回はターゲットを絞って行っているようです。当方もチョッとお願い事をしてて、チョクチョク連絡が入っていますけど、良い話を持って帰ってきそうなので、年度末は忙しくなりそうです。

2009.2.19.    石飛 毅氏

GMの経営再建計画で、HUMMERが売却される話は随分前から上がっていますが、イヨイヨ具体的な話しとなり、昨日の話しですと数社と売却の話があり、来年度の第1・四半期末までに売却か撤退かが決まるようです。
既に、サターンの売却は決まっていますが、元々、サターンはGMの作った小型車として、鳴り物入り発表されて、工場も自然の中に溶け込んだ素晴らしい工場でした。外板を樹脂製にして、国内のショーでもドアを単体で展示したり積極的な活動をして、当時は話題にはなりましたけど、思惑は大きく外れて販売量は悲惨な物でした。正直な所『まだ有ったの?』と言う感じです。ダメだといわれても、GMの販売量はそれなりにある訳で、足を引っ張っているのは、強い組合に支えられた人件費です。
この人件費は、現地生産を行っているトヨタ、HONDAよりも高く効率も悪い様です。更に、日本のメーカーの様に『物作り』よりもファイナンスを重視した結果、大きな穴を開けてしまった様です。日本のメーカーは、今年度単期では赤字が出ていますが、内部留保がありますので、自力でリストラクチャーを行う事が出来るのはビック3とは違うところみたいです。ただ、当方が見る限りでは、底を打って再建が一番早いのはHONDAかな?と、思っています。
情報が片寄っていますけど、HONDAは昨年末のボーナスは何時もと同じに出ています。先日発表された『インサイト』も、2週間で1万台以上受注したと、暗い話ばかりの自動車業界にあって唯一の明るいニュースです。今後、HONDAはフィットにもハイブリットを搭載するそうで、とりあえず、余り太いロープではありませんけど再建の手掛かりを持っているだけ救われるでしょうね。家電メーカーは、従業員に自社製品を買うように、指示が出ている様ですけど、当方にはHONDAに勤めている同級生、知人がいますけど、奴らはまだ古い車のままですから、メディアの報道より勤めている従業員は、まだ大船に乗っている様な気がします。
同じハイブリットでも、プリウスとインサイトでは基本的に違う構造です。インサイトはエンジンとミッションの間にモーターが直結で入っていますので、構造が簡単で他車への流用も簡単です。プリウスはエンジンとモーターが変速機を挟んで個別に役割を果たしていますので、構造的に複雑で他車への流用は簡単には出来ません。その代り、効率とか機械的損失はプリウスに軍配が上がりますので、性能的にはアドバンテージがあります。好評ゆえベストセラーになっている実績は『満足出来る車』であることは間違いないでしょう。
それに比べて、前モデルの販売台数を2週間で売ってしまったインサイトは、車の実績で売れた訳ではありません。これからインサイトが納車され、暫く経つと本当に評価がされます。もし、お客さんが『こんな筈じゃ無かった。』と、する意見がアチラコチラから出てしまうと、最後のジェミニの時の様に、鳴り物入りの技術(ニシボリックサスペンション)がマーケットでは受け入れてもらえず、結果的に開発者の自己満足に終ってしてしまう可能性があります。話題に成った分リバウンドが大きくなりますから、その出来によっては、『HONDAのハイブリットはダメだ。』の、評判が付いてしまいますと、今後伸びるカテゴリーに残れなくなる可能性もあります。従って、売れ行き好調のインサイトは正にHONDAの社運が掛かった車だという事になりますので、注目です。
TOYOTAは凄いですよ。インサイト潰しにもう取り掛かっています。新型のプリウスは、更なる性能向上を目指し排気量を上げたようです。これは、TOYOTAお得意のカローラからコロナ、コロナから。。。と何時の間にかレベルアップさせて、現行モデルから乗り換える顧客が『買いたくなる』作戦なんでしょうか?従って、現行モデルより価格が上がるのですけど、通常の戦略だったのでしょう。
実際、TOYOTAのハイブリット以外のモデルは、旧型インサイト、シビックハイブリット位しか思い当たりません。それに高価で、一体誰が買うんだ?と言う代物です。TOYOTAとしては眼中に無かったと思われます。しかし、新型インサイトの価格を見て、これは不味いと思ったTOYOTAは、ハイブリット車としての性能がインサイトに負けていない現行モデルの内装等を簡略化し価格を下げて併売すると、既に発表しています。TOYOTAにはプリウス以外にもハイブリット車はありますが、庶民に手が届くモデルには選択肢がありませんでした。従って、旧モデルとは言え、選択肢が増えるのは良い事だと思います。
先日、スカイオートの10万キロ走ったアルファードハイブリットが車検を受けたそうですが、ブレーキパッドを一度も代えた事が無いのに、新品同様だったようです。そういう話を聞くと、本当にハイブリットってスンゲーなぁと思いません?
GM再建と言うか、HUMMERの行方ってどうなる?って聞かれますけど『オイラはGMの社長じゃないからワカンネー』としか答えようが無いんですけど、当方もとても気になります。何度かここでも現状を書きましたが、HUMMERの現状を書きます。
先ず、H1ですが、これは完全にAM Gneralオリジナルですから、HUMMERのパーツ供給はココ次第です。エンジン・ミッションはGMの物ですが、GMCやシボレーのトラックで沢山使われている物ですから心配ないでしょう。H2はGMのデザインで、全ての生産はインディアナ州ミシャワカにあるAM Gneralの工場で行っています。全盛期は、シャーシがH2の組立工場に運ばれて、上物を作って乗せているだけでしたが、2006年に工場見学した時には、シャーシも組み立てていました。従って、AM GeneralにはH2の設計力はありませんし、生産ラインは完全H2のみですから、モデルチェンジをするには、長期間ラインを止めなくてはなりません。土地は未だありましたが、新たに工場を作るなんて事はこの時代では考えられませんので、AM Gneralでの生産は、現行のH2で終る可能性が十分ありますね。H3に関しては全く知りません。南アフリカでも作っているそうですが、見た事が無いので確信はありません。ただ、車恪から言って、これからの時代には一番受け入れてもらえるサイズですから、売るとしたらH3だけになる可能性が一番ある様な気がします。従って、H3以外はもう。。。。
当方としては、GMがどうなろうとあんまり同情していませんが、AM Gneralがお気の毒で仕方がありません。もし、H2が廃版になっても、米軍に納めたHUMVEEの生産は細々デモ行わなくてはなりません。佐藤先生の話では、一時期は年間一万台以上あったのに、現在では数百台まで落ちているそうです。米軍との契約は当方が知る由でもありませんが、2003年に『2007年まで伸びた』とAM Gneralの社長が言ったのを直接聞きました。
AM Gneralは、次期軍用車両が採用されれば、H2の工場をそれ向けに改造出来るので、現行H2の生産は何処かに売却されても続きそうですが、次期軍用車両が採用されたら、H2をポイしたいでしょうね。現在、HUMVEEを生産してる工場は、もうボロくてリンゴ箱で作ったような物ですから、これには新しいラインは作らないと思います。ただ、軍用車両は量的にハンビーほど見込めないでしょうから、ボロイ工場はそのままで、H2に変わる何かを作るかな?

2009.2.17.    石飛 毅氏

先日、紹介したHUMMERカレンダーですが、まだ友野さんの所に在庫があるそうです。
ここで紹介した後、問い合わせがあり大分掃けましたが、あのカレンダーはアメリカのクラブとの繋がりを保つために友野さんが毎年注文しています。部品等は、直ぐに使わなくても在庫出来ますが、カレンダーは「生モノ」ですから、どんどん商品価値が無くなります。アメリカのクラブとの係わりを保つためにも、HUMMER OWNERS CLUB JAPAN が本国に認知され続けるためにも、カレンダー如きですが重要な役悪を果たしております。
先ほど、残り部数を聞いた時に「あいつは買った?」「彼は何時も色々聞いてくるから買っているでしょ?」と聞いたところ、普段、あまりクラブと言うか当方を利用している方が買っていないのを聞いてびっくりしました。まず、本日から電話をしてきた場合「カレンダーは持ってます?」と聞きますし、メールでのお問い合わせも「カレンダーを購入した○○ですが」と、書いていない場合は、冷たい返事どころか、無視する場合もあります。ちなみに、先ほどスカイオートから電話がありましたので、試験的に聞いてみたところ「ありますよ〜」との返事なので、話をしましたが、よくよく聞いたら去年のでした。決して義務ではありませんが、ご協力願います。もちろん在庫がはけた後は通常モードに戻ります。注文先は、友野さんまで 502@hummer-club.jp 送料込み2500円で代引きは315円プラスです。

2009.2.16.    石飛 毅氏

今週末は、関東地方の天気はとても2月とは思えない暖かさで、冬支度で作業をしていると余りにも暑くて軽く汗ばむぐらいです。
今週も先週に引き続いてHIDブーム中です。先週、HUMMERとセレナにHIDを取りつけましたが、今週は、H2とワゴンRのRRにHIDを取り付けるため、金曜日に88ハウスに寄りHIDキットを購入。H2の方は、土曜日に本人が来て取り付けますが、ワゴンRのは、オーナーの小林さんがガレージに近い入間まで通勤に使っているため、小林さんの家族を当方のekワゴンに乗せて入間近傍の『がってん寿司』で待ち合わせしました。
『がってん寿司』は回転していますけどネタが良くて、以前同業者が泥棒に入ってネタ頂いてしまった位です。従って、お値段の方も他店より少し高めですが満足できます。今回は先週のギャラ?で、ご馳走になりました。食べ終わって外に出ると、小林さんが道路を挟んだ向いに『H1が売っているんですよ。』と教えてくれたので目をやると、白いH1が展示されていました。タマタマ携帯を見たら、CCV誌の石川さんから着歴があり道路を渡りながら電話をしたら、内容はそのHUMMERの情報でした。
遠めに見たとき、ボンネットにTOMONO-GOと同じハーフフードスクープが付いていたので、見覚えのある固体でした。近くに言ってみると、2ピースのテッチンホィールに細目のスワンパー。後方には『売るときには剥してくれ。』と言ってあるんですけど、当クラブのステッカーが貼ってありました。これは、以前、当クラブのメンバーが乗っていたHUMMERで、数年前に売却して、その後の行方は不明でした。これは95年式のガソリンエンジンで、購入当初は案外良い燃費と聞いていましたけど、タイヤを交換してから一気に燃費が悪くなったと言っていたのが印象に残っています。タイヤ(スワンパーはとても良く減ります。)はそのままであることから、手放されてからそれほど距離は走っていないかも?
小林家の子供ちゃんがガレージに遊びに来たいというので、一旦、全員でガレージに向かいました。ワゴンRのヘッドライトは上下4灯式だと言うのですが、一度も見た事が無いので、すし屋を出るときにバックミラーで見たらプロジェクターライトでした。従って、今回はロービームだけの交換になる。。なんて考えて、走り出した後、もう一度バックミラーで見たら、確か、さっきまでちゃんと点灯していた筈なのに、片方が消えていました。余りにもタイミングが良すぎなのでビックリです。
土曜日には、H2にHIDを取り付ける予定だたので、ワゴンRにサッサとHIDを付けて、土曜日はH2に専念しようと思い、小林家が帰った後、直ぐに作業を開始しました。ところが、ボンネットを開けてみたら、エンジンルームは案外ギッチリ詰まっています。特に助手席側は全くスペースがありません。フロントグリル内にスペースがあるかと思ってグリルを外そうとしたら、ドデカイバンパーとグリルは一体物で、とても外す気にはなりません。それに、隙間から覗いてもスペースは無いし、出来るだけ直接雨が掛かるのは、精神衛生上にも、HIDにも良くないでしょうから、エンジンルーム内に取り付けが出来る場所を模索。一生懸命エンジンルームを覗いていると、オデコに激痛!ワゴンRのボンネットの先端は、一体何を考えて設計しているんだ!と思う程の突起が、アクセス方向に向かっています。『エンジンルームを覗く時には注意しないと!』と、心に誓いましたが、その後、何度も頭にガンガン当たります。先端にクッションを付ければ良いのですけど、どうもそういうものを付けるのは負けた気がして、嫌なのですが、痛さに負けて、軍手を貼り付けました。
結局、場所はヒューズボックスの後ろしかスペースが無く、Z型の金具を作成してヒューズボックスの裏側に吊り下げました。強度的には固定はヒューズボックスと共締めしたボルトだけで十分ですが、片持ちだと僅かでも振動が出るので、トウボードに揺れ止めとしてタッピングで固定しました。思った以上に上手く行ったのと、2時を回っていたので、金曜日はこれで終わり。4時間掛かって半分も終っていませんが、反対側はスペースがあるので、楽勝。と、甘い考えもあり就寝。
土曜日は、新人アルバイトが9時に来てシャッターを開ける音で起床。彼は毎週カレーパンを買って来てくれるので、ちゃんと朝食が取れます。H2の作業方法を指示して、当方はワゴンRの作業再開。88の汎用HIDキットの取り付けは2度目なのと配線が解り安いので、配線自体は段取り良く出来ますが、配線保護のために、コルゲートチューブを巻いたり、余分な配線をトリミングしなくてはなりません。従って、配線のレイアウトは作業者のセンスが問われますが案外楽しい作業でもあります。助手席の配線とバラストは、時間が掛かりましたけど、納得の行く作業でした。
簡単と思われた運転席側ですが、思わぬ落とし穴。場所はあるのですけど、ドリルが入りません。したって穴を開ける事が出来ませんので、当方の才能が全く発揮できません。当方のガレージには、穴を開けるために電気ドリル、アングル型エアードリル、チャックアダプター等色々ありますが、結局、バラストを固定する穴を空ける事が出来たのは一箇所で、それも上口さんから頂いたフレキシブルアダプターを使ってやっと空ける事が出来た次第です。
従って、一本のボルトで機械的に固定して、他はekワゴンで使った日東のクッションタイプの両面テープを登場させました。ただ、このテープは侮れません。恐らくボルト無しでも全面に張ってしまったら、剥すのが一苦労するぐらいの接着力があります。因みに、ekワゴンのHIDの固定なんて一切ボルトは使わず、全て両面テープですが、全く問題ありません。適材適所とご判断下さい。
実は、マイナスコントロールのヘッドライトを始めて体験しました。通常ヘッドライトは、電源側をON/OFFしてライトを点灯させるのですが、マイナスコントロールの車って、テスターで測ると、ライトの端子の両側に12Vが掛かってて、ライトをONにすると片側が0Vになります。なんでこんな事しているのか、良く解りませんけど、トヨタ車に良くあると聞いたことがあります。結局、キット内にリレーが入ってて、これを回路に入れれば問題なくHIDは点灯します。この手のトラブルが多いので、H/L切換のキットには何を繋いでも勝手に判断する回路が入っているそうです。確かにトヨタ車に取り付かないというのは問題ですから、アフターマーケット品にはそれぐらいの対応が必要ですね。

H2にHIDを取り付けました。このH2は並行輸入車なので、ライトの点灯ロジックは本国使用なので、ヘッドライトはH/L切換します。今回、下のデイライトは無視してメインのヘッドライトだけの交換です。実は、良く解らなかったので、このH2には汎用のHIDキット(35W-6000K)を購入し、調達は先週済ませておきました。ところが、金曜日に狭山ハウジングのH2用のHIDを調達する時に『取り付けが楽です。』と囁かれたので、狭山ハウジングには悪いですけど『H2専用HIDキット』を購入しました。
H2専用となっている部分は、2枚の板金金物が付いているのが目立った部分で、もしかすると、配線の長さも汎用品と違うのかも?と、思うぐらい配線の長さがピッタリでした。この板金とH2を見て、一瞬で『使える!』と思い、アルバイトのH2用にパクらさせて頂きました。このプレートを使うと、取り付けはとても簡単で、後は何処まで凝るかというだけの事です。
88ハウスの取り付け板は鉄製ですが、ガレージはアルミ板しかありませんので、2mmのアルミで作成しましたが、ガレージには色々設備があるし、アルミですからどうにか作る事が出来ましたし、材料代だけでも既製品を買ったほうが良いでしょう。結局、取り付け板の製作に大量の時間を使い、実際に取り付け出したのは夕方でしたが、殆どの配線をコルゲートで巻いて、振動で触れないようにタイラップとペテップルを多用して『特上』仕上げでしたが、暗くなる前に完了。誤配線(やりようが無い)も無く、一発で点灯しました。アルバイトは、前の車はレガシイのブリッツェンで標準でHIDでした。H2に乗り換えてから、特に不満はありませんでしたが、ライトの暗さだけは不満だったのですけど、当方から『改造禁止令』が発令されていますので、なかなか言い出せなかったので上機嫌でした。
ココの所、88ハウスに出入りしているため、狭山ハウジングも色々考えているらしく、探りを入れてきます。材木屋と狭山ハウジングはとても仲が良く、同じ色のH2に乗っていますから、笑えます。どちらかと言うと、材木屋が追いかけている感じで、材木屋が買った後、狭山ハウジングは違いを出すために、タイヤとマフラーをオーバーフェンダーを88で装着してきました。狭山ハウジングにつけているマフラーは2本出しですが、どうも主流は4本出しらしく、材木屋は狭山ハウジングに『4本出しに交換しろ。』と言っているそうです。その理由は、外した2本出しを自分のH2に付けたいからの模様です。2人のやり取りは実に面白いので、何時もは笑いながら見ていたのですけど、最近、当方が88に出入りしているので『見積もりを取ってくれ。』と言われたのですけど、余り興味が無いので、一応、見積もりは取りましたけど、未だ予算にあわないらしく、今回は見送りました。
しかし、材木屋が余りにも欲しがるので、『可哀相だから予算に合わなくても代えば』と聞いたら、狭山ハウジングも今のマフラーが気に入っていると言うので、理由を聞いたら意外な答えでした。ミーティングに2台で行く時、一緒にガソリンを入れて、仲良く那須まで来て、同じ工程を走って帰ってから一緒にガソリンを入れると、2台の燃費が違うそうです。これは別々に聞いた話で、狭山ハウジングの話では、『燃料計の目盛りで一目盛り『違うんです。』で、材木屋の話は『燃費が1.5km/l、も違うんですよ!』と、言い方は違うんですが、どうも2本出しマフラーが欲しいのはカッコと音だけじゃなくて、経済性もあると言う意外な物でした。狭山ハウジングの方は、タイヤをデカイのに変えているけど、材木屋はドノーマルなので、その逆なら素直に納得できますけど、それだけ違うと欲しくなる気持ちも解らないではありません。ただ、そのマフラー代を燃料代で回収するには、相当の距離を走らなくてはならないのには気がついていないのかな?
狭山ハウジングがマフラーを買うときに『燃費が良くなりますよ。』と言われて買ったそうですが、本人もさほど期待していなかったので、思いの他、燃費が上がってお徳感があるので、4本にしたらこの経済性が無くなるのは困るけど、材木屋に2本出しを譲らないと、現在は2本出しが生産中止(余り売れなかったそうです。)になっているので、材木屋がカッコイイ方の4本出しを買う事になるので、それは耐えられない様です。そこで、経済性について88に聞いた所、『経済性を上げるための細工は、タイコ部分なので、その後の排気管にはなにもないので、経済性は同じです。』と聞いたので、それを伝えると、4本出しに交換する壁はとれたみたいです。この2人のやり取り、と言うか、駆け引きは面白いので、結末がどうなるか暫く注目しようと思います。。

土曜日って、バレンタインだったんです。土曜日なので集まりが悪いと思ったら、結構頂きました。余りたくさん頂くと調子に乗りますので、来年は気を使わないで下さい。なんて〜こと言うのは生意気ですよね。本当は素直に喜んで帰宅後並べて、家族に自慢しています。皆様の御厚意に心より御礼申し上げますので、今後とも宜しくお願い致します。なお、全てのチョコはもう一度ガレージに持ち帰り皆で頂きます。
ヒロシの会社は狭山にある自動車会社の下請けのそのまた下請け位(本人談)で、今回のリストラクチャーの影響をモロに受けてしまい、現在レイオフの状態で、来月辺りにカットされちゃうそうです。しかし、テレビを騒がせた派遣ちゃん達とは違うので、財布に300円しか無いなんて言う事はありませんので、ご心配なく。本人は『いい機会だからシルバラードで全国を旅しようかな?』と意外とセレブです。ただ気になるのは、やりたいことの中に『釣堀』があるのはどうかなぁ?と思っています。当方としては、折角の色々な経験があるので、それを伸ばせる仕事が良いと思っています。何か為になる助言等ございましたら声を掛けてあげてください。
さて、ランドマップが禁断のD-MAXのノズルル交換を、暇なヒロシを使って、当方の制止を無視して行ってしまいました。そして、予想道りエンジン不調。なんで、黙ってやるのか怒り心頭です。オーナーにも『換えちゃいけない。』とタップリ助言しましてあったんですけど。。。。ヒロシが絡んでいるので、当方としても無視できません。
まず、何で換えちゃいけないと言うのか、簡単に説明します。それは『難しい』からです。松原さんのALPHAの時も、当方はノズル交換を制止しましたけど、本人が『人柱になる。』壊れても怒らない。もしダメだった時は悔しいですが、アメリカに送り返す覚悟で挑みました。しかし、松原さんのALPAHは、幸運にも上手く行きましたが、その神経の使い方は尋常ではありませんでした。まるで腫れ物に触るような扱いで、ホコリとか傷とか細心の注意を持って行いました。その理由は、コモンレールのノズルは、目を凝らして見てもわからない位の穴から燃料を噴射しますので、この穴に詰まりが出たら終わりです。万が一落としたら、使えなくなる可能性もあります。また、燃圧が高いので配管のシールは髪の毛一本のホコリでも漏れが出ます。正圧側でしたら、燃料が漏れるので 直ぐに解りますけど、負圧配管の漏れの発見は不可能です。
ランドマップに行って、現状把握を行い、2、3気になるというか思った事をしましたが、症状は変わりません。素直に燃異常(高圧)が出ていますので、ノズルの詰まりと考えると、もう一度ノズルを分解する必要がありそうです。ただ気になるのは、このALPHAは、以前も燃料系統に不具合があったので、その時からの不具合が出たり治ったりと不安定だったのが、今回、露呈した可能性もあります。この問題はチョッと大事になりそうな気がします。再三言っておりますが、ALPHAオーナーは、ノズルの交換は辞めましょう。PCMの交換だけで、十分ですよー。ランドマップで作業をしていると、桧谷さんから電話。。。何度も言っているのに、連絡しないでガレージに来ている様子。。。
ランドマップの場所は伝えたのですけど、桧谷さんのHUMMERにはナビが付いていませんので、来れるかと思ったら案外直ぐに到着。紙の地図を見てきたそうです。今時、考えられない、ある意味凄いですね。桧谷さんが帰った後、今度は笠原さんから電話があり、当方と共通の知人が乗っているジムニーのエンジンがお亡くなりになり、とりあえずCCV編集部で佇んでいる模様。そこで、一応コンプレッションを計りたいと言う内容でしたが、偶然、そこに立ち寄った佐藤先生ともお話をしましたが、一応、オーナーが納得するために『計ろう。』という事になっただけの事で『治らないだろう。』との意見でした。
とりあえず、治すにしても遠方の方なのでオープンのジムニーを保管するには当方のガレージがいいと思い、ガレージまできてもらう事にしました。ランドマップのほうは、もう少しお勉強してから挑戦する事にして、本日の作業を中止。後日、再挑戦にしてガレージに帰還。
ジムニーは、プラグが溶けるほどの異常燃焼で、恐らくピストンに穴が空いているんじゃ無いかと思われる程で、ココまでの異常履歴のエンジンを使うより、積替えた方が費用的にも期間的にも良いだろうという事になり、修理を『YSガレージ』に依頼しました。ジムニーの修理方針が決まりましたが、帰りの足がありません。そこで、ヒロシが先日購入したジムニーを貸し出してもらい、それに乗って帰る事が出来る事になりました。ヒロシは快くジムニーを貸してくれて、良い奴です。だから、当方はALPHAのお手伝いもするんです。
本日の使用機材はワゴンRです。ワゴンRのヘッドライトは、暗いと評判のプロジェクタタイプですけど、レンズカットの切れが良くて、幻惑する余分な光が無くていいと思いました。さらに、HIDにして光の照らされている部分と当たらない部分の差がハッキリして、運転がしやすいです。久々にワゴンRに乗りましたが、ターボ付きは早いですねぇ〜。全くストレスを感じません。この、ワゴンRはフルタイム4WDのABSです。更に4ATですから、静粛性も低く、軽とは思えませんから『脱税車』と言われても仕方が無いですね。ワゴンRが売れる理由が良く解ります。ただ、このワゴンRに乗るのは2度目ですけど、前回も今回も、当方が乗ると何時も燃料の警告等が点灯しました。当方の相性が悪いのか、オーナーがギリギリにならないと入れないのか解りませんけど、燃料があんまりのってない車に乗るのは嫌ですね。
現在、当方のガレージで保管中のTOMONO-GOの、ATF漏れ試験のために試走する予定でしたけど、今回は全く乗ることが出来ませんでした。ガレージからの出し入れはしましたけど、一応、ATF漏れは止まっている模様です。来週には乗りたいと思いますが、現在、TOMONO-GOは動かせません。実は、先日、友野サンからへラーのHIDランプをパワーアップしたいと連絡がありました。そこで、このラップをバラして改造できるか88ハウスのメカニックに相談した所、どんなランプもHIDに出来るし、パワーアップも出来ると心強いお言葉を頂きました。友野サンにその旨を伝えると、本当は75Wにしたいそうですが、75Wは熱が出るので、ランプの反射鏡に悪影響をもたらすので、55Wにする事にしました。友野サンとしては、現在付いているランプを全てHIDにしたいというのですけど、上手く説明できないので、ALPAHの回路図を見たいと以前から聞いていたので、それを餌にTOMONO-GOを見に来ていただきました。
仕事帰りに無理を言ったのですけど、色々見ていただき、全てのライトをHIDにする事が出来るそうです。ただ、総額は。。。良いのかなぁ?とりあえず、へラーから行きます!
野沢さんから、朝電話があり、黒HUMMERのバッテリーが。。。でもオプティマ専用の充電器を持っているそうなので、さすがです。忘れてたけど、先日壊れた(焦げた)オプティマの充電器の再生は断念しましたので、新しいのを買わないとダメだ。。。
倉持さんが、桧谷式でガレージに来ました。お知り合いの自動車用の添加剤屋さんのお仕事を少し手伝っているみたいで、新しい添加剤を持て来てくれました。以前、倉持さんが持って来たDIESEL用の添加剤を入れた事がありますけど、あれはエンジンが軽くなった感じがして体感できました。今回の添加剤は、ekワゴンとヒロシのジムニーでテストする予定ですです。ekワゴンはオイル交換時期なので、この状態で入れてみてレポートします。新油だと、そちらの効果とゴチャゴチャになるので、正しい評価が出来ません。今回もどんな感じになるのか楽しみです?

2009.2.12.    石飛 毅氏

先日、88ハウスの社長がお見えになった時に、HIDの話しになりました。
88ハウスは、後付HIDが出始めた頃から販売をしています。その当時、ハイ・ローの切換式は画期的だった記憶があります。ただ、高価で手が出ませんでしたし、当時はHIDの評判は信頼性が低く、とても買う気にはなりませんでした。浜本さんは、その時に購入した88ハウスのハイ・ロー切換式を『お宝』扱いして、いまだ大事に使っていますが、当時の価格を考えたら気持ちは良く解ります。その後、アメリカからロービーム固定のHIDを購入して2年程使った時点で、動作不良を起こしてお亡くなりになりました。
5年程前に、レイブリックのHIDが出て、定価は10万円程度でしたが、オークションで6万円程度で買えるようになり、大手メーカーですから安心できると思い、その後、昨年まではレイブリック信者でした。しかし、昨年に、スカイオートが扱い始めたHIDは中国製ですけど、3年保証が付いて価格は35000円と格安だったので、ekワゴンで試した所、とくに問題は無く快適に使っています。不満な点は、点灯開始時が暗くHUMMERに付けたレイブリックより少し暗いかな?と言う感じはしますけど、ハロゲンライトよりは全然明るいので大満足です。部品レベルとしては、ヒューズホルダーとか配線材料はレイブリックと比べてチョッと陳腐な印象があります。
この話を88ハウスの社長にすると『どんな奴ですか?』と聞かれたので、タマタマ在庫があったので格安中国製をお見せした所『これなら大丈夫です。』と太鼓判を押してくれました。このメーカーのバラストは数種類あるのですけど、殆ど壊れるそうですが、当方が見せたモデルだけは問題が出ないそうです。88ハウスでもローコスト希望のお客さんにはこれに3年保証を付けて販売しているそうです。じゃー一体88ハウスのHIDとの差はなにか?と、思うのは自然な話しなので、当然聞いた所、その違いはパワーと制御が異なり、バーナーの劣化と共に上昇する異常電圧を検知する保護回路等が異なるそうです。従って、同じワット数でも明るさが異なるので『全然違います。』との事でした。
信頼性に関しても、今までの経験の蓄積から、最近の物は不良率は極端に下がっているそうです。また、価格的にも段々差が無くなって来ているとの事でした。また、保証期間が過ぎた後の万が一の時も、迅速に修理が可能だそうです。この他にも色々教えていただき、なりゆきで新人アルバイトのH2用にワンセット購入してしまいました。その話をした所、小林さんも興味を示して88ハウスのHIDにしたいと言い、HUMMERに乗っていない古めの車に乗っている後輩は、『中国製が欲しい。』というので88ハウスに注文しました。
そんなに自身があると言うなら、早々に取り付けたいと思い、火曜日に小林さんの家にHUMMERを取りにいき、その足で88ハウスに行ってきました。当方が88ハウスに着くと既にキットが用意してありました。代金を払った後、以前、HIDの補助灯を作ると聞いていたので、それが気になり『補助灯は出来ました?』と聞いた所『良いですよ〜。見て下さい。』と工場の裏の方に案内されました。今まで、工場の自動販売機の所までは行った事がありますが、そこより後ろは勝手に倉庫だと思っていました。所が、裏には倉庫だけでは無く事務所がありました。その事務所の扉を開けてビックリ!なんと、そこはHIDの専用工場でした。まさかココでHIDを作っているとは思っていませんでしたから、正直な所、度肝を抜かれました。
当方も製造業に従事していますので、大体置いてある部品とか設備を見ると、その規模とかやっている内容が解ります。その経験からすると、ココのキャパやレベルは『侮れない』レベルで、直接お客さんが接する修理や車両販売に比べて、その比重は比べ物にならない売り上げでしょう。何処までココで報告して良いのか解りませんが、山の様にあるバーナー、カットされた配線の束、圧着ピンはリール、ギッシリ箱詰めされた防水コネクター。。。。。置いてある部品の量と作業スペースからすると、経営的には『ココだけで十分』でしょう。
作業場は大きく分けて、テスト、試作をやっている雰囲気のスペースと、生産スペースに別れてます。生産ぺースはバーナーや配線のカシメを行う部分と、ワイヤーASSYを組むエリアに分かれています。キットの配線と、バーナーの配線は、実はとても重要な部分で、色々な仕様によって作り分けも必要ですから、内製化しているのでしょう。特にバーナーの溶接とか配線の圧着は重要な部分みたいで、社長の話では『この部分は他社に比べて負けない。』と豪語していました。実際、バーナーの配線を強く引っ張りましたけど、単線と多線圧着は弱い筈なのに、チョッとやそっとじゃ取れません。セラミック接着剤を固めるインキュベターを倉庫で見つけました。
これだけの製造設備を見てしまうと、88ハウスのHIDは侮れない、と言うより、安心して使えますね。以前、レイブリックのパーツを壊してしまい、キットのパーツだけ購入した事がありますけど、実勢販価に対して異様に高価でした。社長の話では、『石飛さんならコネクター一個でも部品で出しますよ。』と嬉しいお言葉!恐らくレイブリックだったら、『ハーネス一式』でしょう。ココまで見せ付けられてしまうと、88ハウスのHIDがグーンと魅力的に見えて来ます。88ハウスのHIDは卸売りもしているでしょうけど、直接販売もしていますので『お客様の声』が届いているみたいです。
もっと早く知っていれば、H1専用配線キットだって作って貰らえば良かったですね。因みに、スカイオートは廉価版は前出の中国製で、性能重視の場合は88ハウスのキットを扱っています。
本題に戻って、HID補助灯ですが、『良いです。』。大丸、大角、小角の3種あって、どれも配光はドライビングです。見た感じ防水性も高そうですけど、この部分は未確認です。バラスト等の補器は全てケースの中に納まっていますので、電源とアースを繋ぐだけでOKです。大丸は大きいので熱害が少なく樹脂製ですけど、大角と小角はダイキャスト製です。当方は補助灯の必要性を感じていますけど、大きい物を付けたくないので、小角に興味があります。しかし、当方の使い方としてはもう少し広角の物が良いのでその旨を伝えると、平行H2用のHIDフォグを見せてくれました。これの広がりは十分で、尚且つ『黄色も出来る』そうなので、物欲が。。。。しかし、色々な物を作っています。これだけ開発力があるなら、消灯時にレンズ面が真っ黒になるヘラー見たいなのも作ってくれるかも??あれなら目立たなくてカッコイイですよね。
面白い物がありました。H2のミラーの文字の部分が昼間はノーマルのメッキなんですけど、夜になると文字がブルーに光って、ウインカーを出すとオレンジに光るものです。作成工数が掛かり過ぎるので、今の所、数台分のテスト販売しかしていないそうです。以前紹介したバンパーと、ナンバーブラケットの『HUMMER』の文字だけ昼間は普通のメッキで、夜は光るのと同じ感じです。光物嫌いの当方ですけど、こんな感じのお洒落な光物なら『いいとおもいます。』。

88ハウスのHIDの取り付けを、早速行いました。まず、キットの確認。今回取り付ける小林さんのHUMMERは、レイブリックのレンズが入っていますので、H4のハイローキットで35W-6000ケルビンです。キットの内容は、バラスト(スターター内臓)H/L切換ユニット、バーナー、H4ホルダー、ハーネス、その他、小間物です。
先ず、嬉しいのはバラストとスターターが一体になっている事、リレーが無い事です。バルブのフランジからバーナーのオシリまでの距離は50mm。これはシビエなどのガラスタイプであればライトのベゼルに収まりますけど、レイブリックのリフレクタータイプだと、オワンが深いので、計ったようにピッタリになります。そこで、今回もライトベゼルを延長します。延長分は10mmもあれば十分ですけど、配線の取り出し口に余裕が欲しいので、15mm程度の延長にしました。初めての取り付けなので、チョッと慎重になります。キットの配線からすると、H/Lキットはボンネットのジャンクションボックスに収納できそう。
ライトを外したら、ライトベゼルを固定している防振ゴムの一個が破損していました。これはゴムの食い込み部分が少ないので良く壊れます。予備に買ってあるライトASSYから拝借。ライトから防塵ゴムを外して、H4バルブを外し、バーナーを組み込みます。バーナーはホルダーを反時計周りに回すとホルダーを外す事が出来ます。先ず、ホルダーをライトに差込みバックアップスプリングで固定しますが、ホルダーがとても薄い金属製なので、バックアップリングはそのまま簡単にセットできます。レイブリックはこの部分が樹脂製なので、素直にスプリングが掛かりません。従って、取り付けるときにスプリングを曲げてどうにか引っかかるようにしています。さらに感動したのは、バーナーに防塵ゴムを反転させてから無理やり押し込むのですが、その状態でホルダーに差し込んでもキレイにゴムがホルダーに差し込むことが出来ます。これは、ホルダーが薄い金属なので、ゴムとバーナーの僅かな隙間に入ることと、ゴムと金属なので滑りが良いからだと思います。この後、バーナーを時計回りに回転させると固定できます。レイブリックの場合は、スライドする大事な部分を引き抜かないと、ホルダーとバーナーを分割できないので、大事なバーナーをフラフラさせてアチラコチラにこすりながら差し込む事になるので、こちの構造の方が数段良い、というかこちらが正しい。
因みに、ハイロー切換の機構ですけど、これはレイブリック同様、前後だけの動きではなく、上下の移動も行います。機構的には殆ど同じなので、この部分は。。。と、社長に聞いたら『特許を取り忘れたので、ロイヤリティーは要らないと言った。』と言っていましたので、アチラは無断で同じ機構を使ったわけではないようです。
配線は被覆を剥けは、良い物か悪い物かは直ぐに解ります。芯数が多くUL規格の配線を使っていますので、耐熱性、自己発火性の性能に関しては安心できます。当方の場合は、配線の取り出しはバッテリーとの共締めは許せませんので、エンジンルームの運転席側にあるジャンクションから電源とアースを取ります。従って、キットではH/L側にヒューズが入っていますので、一旦、H/Lユニットの直近で配線をカットし、足らない分の配線を延長しました。また、ボンネットを外す時のために、ボンネットの蝶番の所に防水端子を入れます。因みに、ABS付きの年式は、電源の端子は8mm、アースは10mm用の丸型端子で、それ以前は、両方共10mm用の丸型端子を使います。ここで、問題なのは、ABS付きの場合、アース端子台が必ず錆びて取れなくなります。現車もそれほど酷くはありませんが、固着していましたので、ラスペネを塗布してから慎重に緩めました。無理やり緩めると台座からスタッドが外れて、共回りして取れなくなります。今回は錆を取ってビニールテールでマスキングしておきました。
因みに、キットのアース端子は、圧着後半田が盛ってありました。こんな所が今まで苦労した名残なんでしょうね。残念ながら、せっかくの端子はカットしてしまいました。当然当方もアースの丸型端子にハンダを乗せています。
ヘッドライトの配線は、ベゼルの中継端子をそのまま利用して、運転席側はジャンクションボックス内までコネクタを引きこみ、ハイロー切換の3本コネクターの配線、バラストの余剰配線はカットしました。バーナーに行くH/L切換の配線は、ジャンクションボックスから、ライトべセルまでピッタリで、コネクター部分をライトベゼルに入れる事が出来ました。
助手席側は、ジャンクションボックスが小さいので、オリジナルヘッドライト配線の中継部分をボックス内に入れる事が出来ませんでした。バラストは3箇所止めで、M6用の穴が空いています。レイブリックはM5を4本なので、5mmのナッターはボンネットの厚みでは抜けてしまいますので、M6用なのは助かりました。
一通り配線が終わり、ヒューズを入れて点灯試験をした所、驚いたのは、HIDに付き物の『高周波音』がしません。もしかしたら出ているのかも知れませんけど、点灯直後のキーンと言う音が出ていません。また、ハイロー切換の音も。。。キーンと言う音が出ないのはデジタル制御とかだから?高周波音がでるのはインバーター制御なんでしょうか?この辺は良く解りません。明るさは、中国製より遥かに明るいし、当方のHIDよりも明るいです。しかし、両方共5000ケルビンで、当方のはもう5年も使っていますので、単純比較はできませんので、今回はこの辺の評価は避けておきますけど、当方も、これなら欲しいと思っていますので、早くレイブリックが壊れないかなぁ?と少しだけ思っています。
当方がHIDの取り付けをしていると、狭山ハウジングが来て、羨ましそうにしていました。一応、今回取り付けたHIDの説明をした所、早速HID化のリクエストが出ました。また今週末88ハウスに買いに行かなくてはなりません。
狭山ハウジングには、一応、後輩に頼まれた中国製を見せながら『こんな安いのもあるよ。』と、紹介したら、『これセレナに付きますよねェ。』と言い出しましたが、『これは後輩のステップワゴンの分だから、ダメだよ。』と、言うと『最近、女房の目が悪くなって、ライトが暗いと可哀相なんですよ。だから直ぐに付けたいんだよなぁ〜』と、当方の一番弱い『情』に訴えられてしまい、『じゃーこれが終ったら持って来なよ。』と、作戦とは解っていながらも折れてしまいました。
中国製の配線は、既にコルゲートチューブと、ビニールチューブが巻かれているので、見た目を気にしなければ簡単です。申し訳ないけど配線のトリミングはせずに、そのまま、余剰配線は束ねさせて貰ったので、取り付け時間は3-40分で完了。H1の12時間とは大違いでした。
そんな訳で、今週末またHIDを買いに行かなくてはならなくなりましたので、今回、色々疑問に感じたことを聞いてきますので、解りましたらまた報告します。因みに、88ハウスでHIDを買うときに『HUMMER OWNERS CLUB JAPANのHPを見たんですけど。。。』と、言っても多分何もメリットもありません。あしからず。

今回、HIDを取り付けた小林さんのHUMMERは、間中さんがスカイオートで購入しヨンドコロの無い事情で手放す事になり、小林さんの所に回って来ました。従って、大切に乗って乗って居たので、『参ったなぁ〜』と言う不具合は殆ど有りませんけど、より安心して乗るための改善途中の段階だったため色々触っています。今回のHIDもその一環ですが、その作業中に目から鱗が落ちました。
HIDの補器類は出来るだけ水に当てたくないのと、見た目を気にしてボンネットの先っぽにあるジャンクションボックスに詰め込んでいますが、今回、助手席側のジャンクションボックスを外そうとしたら、ボルトを全て外したのに蓋が取れません。どうも蓋に何かが付いているみたいで、それがひかっかっている模様。そこで、色々角度を変えてどうにか外したら。。。なんで?こんな所に????と、思うような物が入っていました。
それは、カーナビのGPSアンテナと、ビーコンの受信部でした。一体なんで?と一瞬思いましたが、二瞬目に『なる程!』と納得しました。感の良い人は解ると思いますが、H1のボンネットはFRPで非導電体なので、電波とか磁気には無縁です。従ってココに入れても問題は無く、どちらかと言うと当方の様にダッシュボードに転がしているより、2倍(ダッシュボードは180度ですけど、ココなら360度だと思うので2倍)以上のGPSをキャッチできます。恐らく、間中さんの事なので、目障りなアンテナをダッシュボードに置きたく無いとでも言ったのでしょうか?その要求を解決するために、ココに入れたという発想は『オレには無い』ので、チョッとジェラシーで心が軽く折れちゃいました。
カーナビが出たころ、GPSのアンテナは屋根の上かトランクの上に、ポチョと貼り付けるのが常識で、時々イタズラされたりしていました。その時に、当方はそれが嫌で、ダシュボードに置いていたのですが、それを見た人に『こんな所でも良いの?』なんて、聞かれると『全然大丈夫ですよ〜』と、得意になっていました。最近はフロントガラスの傾斜が強くなって、ダッシュボードに置くのは当たり前になったので、GPSアンテナの位置についてはもう完結していました。しかし、ボンネット内に納まったステルスアンテナは『カッコイイ!』それも他車では付けられない、HUMMERとかフェラーリ等の樹脂製のボンネットで無くては出来ない特別な事というのが、たまりません。
しかし、こんな凄いことを一体誰が???普通に考えたらスカイオートなんですけど、まさか?しかし、この素晴らしいアイディアには敬意を示して、早速パクらさせて頂きたいと思い、早速スカイオートに電話。
『あのさー小林のHUMMERに88ハウスのHID付けてんだけどさー』 『そう言えば最近88ハウスと仲良いですねェ〜もう家の店から鞍替えですか?』『そ、そんなこと無いよ。』 『本当ですか?うちから近いし88さんの方が良いんでしょ?うちも88さんからはHID結構買ってるのになぁ〜』『それは88も言ってったよ。沢山買ってもらっているって』『本当ですか?』『ほんと!嘘付かないよ、でさーあそこの工場の裏にHIDの組み立て工場があってさー凄いんだよ、まるで秘密工場ってな感じ。』『マジっすか?中国で作ってんじゃ無いんですか?』『違うよ。大方国産だな。あそこは表から見た感じ、余裕があってバタバタしないのは世を忍ぶ仮の姿で、見えない裏の工場では凄い勢いで努力してんだよ。』『新社屋は立派だから、宝くじでも当たったんじゃ無いかと思ってましたよ。』『そんな分けないジャン。それに、3億円じゃ足らないし。良い勉強になるから、今度一緒に見に行こうよ。社長も良い人だし、フォグランプも良いのがあったぜ。』
『良いですね〜 今度行きましょう。じゃぁ!』『待て、待て、電話したのはそんな話じゃなくて、間中のHUMMERにナビ付けたのだれ?』『えっ!何かありました?』『あったなんてもんじゃねーよ』『ジャー家じゃないですよと言いたけど、うちです。スイマセン』『イヤイヤ謝ることじゃなくてさー、ボンネットの先っぽにナビのアンテナが入っていたんだけど・・・』『あーーーそれ、オレの所でやりました、良いでしょ!?』『うん、凄いと思う。』『アンテナ隠したくて、色々な所に置いてテストしたんですよ、そしたらあそこが一番良かったんです』『何で、教えてくれ無かったんだよ?』『言うの忘れていました。』『真似するぞ!』『どうぞ』『HPに書いて皆に教えるからな。』『あんな事で皆に喜んでもらえるなら、全然良いですよ。』と、いう訳で、後ろめたさを持たないで、この技はパクりましょう。パクル際は越谷方面に一礼してださい。ジャンクションボックスに入れる場合は、受信感度を上げるために鉄板でスーテーを付けてその上に乗せると言いと思います。この技には星を5個上げたいと思います。

2009.2.11.    石飛 毅氏

日曜日の朝、502作業をするためにTOMONO-GOをガレージから出そうと思い、下回りに何もないことを確認すると、嫌な物を発見。
トランスファー辺りの床にオイル湖が2つ。見なかった事にしたかったけど、案外量も多くてそのまま放置する訳には行かず、下にもぐって点検。トランスファーの下にアンダーガードがあるため、隙間から覗くとフロントプロペラシャフト側のヨークはシットリしています。さらに良く見るため邪魔なアンダーガードを外すと、リアのアウトプットシャフトの方はトランスファーのケースに取り付けてあるアダプターの付け根から滲んでいます。
補修するかどうか悩むところですけど、何れやらなくてはならないので補修する事にしましたが、ほんの少ししか滲んでいないリアの方は補修するには大掛かりになる割には漏れの量も少ないので、こちらは見送って、とりあえずフロント側だけ補修することにしました。作業するに当たり、シールの漏れている部位を特定するのですが、ヨークの濡れ具合から漏れているのはインナーシールとアウトシールの両側の様な感じでした。そこで、フロントのプロペラシャフトを外してヨークを抜くと、インナーシールからは確実に漏れていました。インナーシールを抜き取ると、ゴムは硬化し弾力がなくなっているので交換が必要。ところが部品の在庫が無いので、スペアのトランスファーから抜き取って流用。アウト側はまだリップも残っているし硬化もしていません。上部のゴム配管を固定するホースバンドからATFの雫が垂れていたので、インナー部分の濡れはココからの物のような気がします。
余り走行距離の短い場合、どうしてもオイルシールが変形して漏れの原因になります。そこで、久しぶりにTOMONO-GOを走らすために、今週はTOMONO-GOで自宅に戻ろうと思い準備をして、当方のHUMMERと比較した所、TOMONO-GOはタイヤの外径をアップし、スプリングスペーサーも追加したため、以前より車高が上がっています。以前、当方の自宅に持ち帰った時は車庫の屋根とギリギリでしたから、この状態ではTOMONO-GOを収納できません。従って、TOMONO-GOの持ち帰りは中止にしました。今週は水曜日がお休みなので、少し近所を走り回って馴染ませて様子を見ようと思います。

先週注文していた部品と一緒にHUMMERのカレンダーが届きました。このカレンダーは「THE HUMMER NETWORK」と「THE HUMVEE.NET」が作成したもので、GMにオーサライズされたHUMMER公認カレンダーです。本来なら年を越す前に入手したいところですが、なぜか毎年、年を超えてから入手するので、今年も一月は使えません。
カレンダー本体は、両面印刷の月めくりで、毎月違ったHUMMERの写真が楽しめます。大きさは小型なので、場所は選びません。問題は折角釣り下げ用の穴が空いているのに、めくると位置が合わないので、無理やりぶち破らないと掛ける事ができません。どうせならコイルにフックを付けてくれるとありがたいです。友野さんが在庫しておりますので、カレンダーですから出来るだけ早く購入した方が長く楽しめます。購入方法は、友野さんと直接連絡が取れる方以外は、Yahoo!オークションに友野さんが出品していますので、そちらから購入して下さい。ちなみに価格は送料込みで2500円になります。

2009.2.10.    石飛 毅氏

当方のHUMMERはボディリフトを行いましたので、ラジエーター上部には固めのスポンジ、バッテリートレーのカバー先端にゴムシートが取り付けられています。
ゴムの役割は、ホコリ除けの他に、バッテリーのカバーは樹脂製なので、ボンネットと干渉しないために襲撃を吸収する目的もあります。しかし、ボディリフトをしている場合はボンネットも上がりますので、このゴム部分はボンネットから離れてしまいます。特にタイヤの上部まで張り出しているバッテリートレーは、タイヤが跳ね上げた雨水や泥を巻き上げてバッテリートレーに溜めてしまいます。泥や雨水が入る事で、直ぐに何か悪い事があるかというと、短期的には問題は無いと思われますがバッテリーの端子に水が掛かるのは長期的に見て余りいい事ではないと思います。そこで、先日、このゴム部分を延長してみました。ゴムシートはホームセンターで購入した物をカットして裏板を作成して、頭の大きいリベットで固定しました。微妙な曲線で出来ていますので、3ピースに分けて、切れ目は合わせ切りをして突合せて、ゴム系の接着材を使用して出来るだけ外部からの進入を防ぎます。
この加工をしてから2ヶ月ほど運用し、ボンネットを開けてバッテリートレーの中を見た所、完璧とは言えませんが、以前より汚れからバッテリーを守っています。ボンネットの裏側も明らかに汚れ方が違いますので、ほぼ満足な結果を得れたと思います。長年の使用で、樹脂部分が一部欠けてしまっている部分もついでに補強し、揺れ止めも付けましたので、カバーの強度も上がって走行中の揺れも減少した模様です。
ラジエーターの上部もスポンジを追加しましたので、ボンネットの通風孔から遠慮無く入って来る雨もラジエーター、オイルクーラー、コンデンサーには掛かりますけど、エンジンルームには入ってきませんので、エンジンルームの汚れを極力押さえる事が出来ています。当方の場合は、基本的に自宅では屋根付き駐車場なので、この部分には何も付けていませんが、雨ざらしの方は保管中出来るだけこの部分にだけでもカバーを掛けて置く事でラジエーターや各オイルクラー類の腐食を抑えて寿命を伸ばす事が出来ると思います。
雪国の方とか、いちいちカバーをするのが面倒だと思われる方は、フードスクープを取り付ければ宜しいかと思います。因みに一成さんの場合は、毎回ボディをカバーでラップしていますので、ラジエーターに目立った劣化はありません。
当方の場合、機関部の心配は何時もしていますけど、外装に関しては無頓着です。そうは言っても、どうでも言いと思っているわけではありませんので、定期的にポリマー処理は行っています。従って洗車は雨で済ませていますし、時々雑巾掛けをすると結構キレイになています。しかし、既にポリマーのメンテナンス時期ですが、チョッと遅れています。そのためか、最近、ボンネットの艶が落ちていると思っていたところ、新人アルバイトが朝早く来てシュワラスターで磨いてくれました。そのお陰で、今は久しぶりにピカピカです。後は雑然とした室内を何とかしないと。。。

2009.2.9.    石飛 毅氏

東京は思いのほか暖かくて、余り厳しい冬と言う感じではありません。
ガレージの方もエアコンと遠赤外線ヒーターだけで乗り切っています。毎年、柳本さんがこの時期に徳島名産の『ももイチゴ』を送っていただいておりますが、今年もまた。。。元々は赤い物が好きだと言う事で送って頂いたのですけど、全開の梅干はギブアップでしたが、甘くて美味しい『ももイチゴ』は大歓迎です。今年は新種の『さくらももイチゴ』も送っていただきましたが、『ももイチゴ』より甘くてマジにほっぺたが落ちます。
先月、88ハウスにお伺いした時に、社長さんと初めて長い時間お話をしました。その時にD-MAXエンジンを搭載したALPHAのチューンをした後の凄さというか、D-MAXエンジンの凄さをお話しました。88ハウスの社長さんは、元々DIESELエンジンがお好きで、以前はランクル等のDIESELエンジンのチューンとか手がけていました。メカニックのシマさんもかなりハイパワーにチューンをした経験もあるので、当方がヒロシのシルバラードがバーンナウトすると言った所『僕もやりました。』と言うのですけど、所詮、シングル噴射には限界があるので、どんなに頑張ってもコモンレールには適わない事を伝えたくても、当方の話しだけではD-MAXの凄さは中々伝わりませんでした。
しかし、以前、88ハウスで扱っていたDIESELエンジンは既に過去の物になり、現在は商売の中心はガソリン車になってしまっています。しかし、元々DIESELエンジンがお好きなお二人ですから、DIESELエンジンに対してアンチではありませんので、D-MAXの話しには非常に興味を持ってくださいました。
昨日、突然88ハウスの社長から電話があり、某トヨタディラーがランクル200にスーパーチャージャーを搭載したらしく、それの試乗をして来た帰りらしく、帰り掛けに当方のガレージに寄りたいと言うので、当然、お断りする理由もありませんので快諾しました。88ハウスの社長さんは、メカニックの方とお二人でド派手なランクル200でお見えになりました。ショップのデモカーですから仕方が無いのでしょうけど、モンゴルで沢山見た200とはまるで別物に見えました。しかし、フェンダーに付いているシャモジが台無しにしています、あれはどうにかならないのでしょうか?200を前にして、スーパーチャージャーを乗せたランクルの感想を聞いた所『凄く早い』と即答でした。
確かにガソリンエンジンとスーパーチャージャーの相性は低回転時のパワーが上がるのですが、既にあれだけスーパーチャージャーバンサイのアメリカで、今はスッカリ陰を潜めているのを知っている当方としては、今更スーパーチャージャーでも無いだろうと思うのですけど、某ディラーはスーパーチャージャーに縋っているみたいです。すこし世間話をすると、ガレージに来た目的は『D-MAX体験したい』との事でしたが、ヒロシは来ていないので電話をすると、今、失業中なので、時間がタップリあるので来てくれました。
ヒロシのシルバラードは、PCMの書き換えと、マフラー、クリーナーの交換だけですが、PCMの方は。一度、余りパワーが上がっていませんでしたので、昨年末に再度書き換えを行い、現在は500馬力位になっている筈です。残りは噴射ノズルの交換と、タービンのハイフロー化が残っていますが、現状トルクコンバーターの容量が足らなく、今でも全開に出来る時間が短いのでノズル交換等の800馬力化は中断しています。元々、コモンレールのノズルは微細な噴射を行うために、ノズルの穴は目に見えないぐらいの小さな穴で、チョットしたホコリやゴミも嫌います。ですから、交換作業はとても神経を使う作業です。以前、松原さんのALPAHのノズル交換をしたときも『失敗しても怒らないでね』と約束してから作業を行いました。そのお陰か、松原さんのALPAHは無事成功しましたけど、実際最近聞いた話では、ノスルを交換しても上手く行かないと言う話を聞いています。
ヒロシが到着して、エンジンが冷めない内にお二人を乗せて、30分程デモンストレーション走行に行って貰いましたけど、試乗が済んで降りてきたお二人の第一声は『スーパーチャージャーを乗せた200より凄いと思う。』でした。お二人の興奮している様子から、ヒロシが派手にオシリをフリフリさせてタイヤから青い煙を出しながらデモ走行をしたのが直ぐに解ります。当方としては予想道理で大満足でしたが、メカニックの方は、以前から『タコマが欲しい』と言ってましたのに、いきなり『シルバラードが欲しい』と言い出したのは予想外でした。
彼は今まで、色々苦労してDIESELエンジンのチューンを手がけて来た経験上、これだけのパワーアップをメカチューン無しで、PCMの交換だけで、ただのスカイラインがGTRになってしまう事に一番驚きがあったんだと思います。
なぜ、D-MAXにそこまでの可能性があるのかと言うと、DIESELエンジンはシリンダー内の圧力変動が緩やかですが、単発での噴射だけではパワーアップするには燃料の増やす事にも燃圧が低いために微細な霧化ができず、未燃焼分が大量な黒鉛として排出されてしまいますので、燃焼できる燃料の量の限界が直ぐに来てしまいます。その限界を高めるために燃圧を上げ、微細な霧状にし、噴射を数回に分けて行う事で、より多くの燃料を効率よく燃焼させるためにコモンレール型のDIESELが誕生しました。そのために、圧縮されて温度の上がった燃料を冷やすために、燃料クーラーや、吸気温度を下げて酸素量を増やすためにインタークーラー、エンジンオイルクーラー、ATクーラーは大きな物が付いています。そのほか、全体的に使われているエンジンパーツは、コストの掛かっている物が沢山疲れています。
アメリカでも、H2にD-MAXに積替えは立派なビジネスになってて、その目的は燃費向上だけではなく、あくまでもパワーアップのためです。実は、当方はまだ、ヒロシのシルバラードのハンドルを握った事がありません。理由は羨ましいからです。ヒロシが最初シルバラードを買うときに、ボルテックエンジンを搭載したシルバラードを買おうとしたのですけど、当方が説得してD-MAX搭載車にさせてしまいました。元々、ヒロシもALPAHでD-MAXの凄さは知っていましたけど、登録の問題等があって無理だと思っていたのですけど、スカイオートが先行投資としてブレーキテストを行い、無事登録できました。従って、経済的にALPAHを買う事が出来ない当方としては、もしヒロシのシルバラードに乗ってしまったら、絶対に欲しくなってしまいます。しかし、当方がシルバラードに夢中になるのは、今までHUMMER一筋の生き様を否定する事になってしまいますから、今の路線で行くなら、今のHUMMERをD-MAXにコンバージョン・・・・・しかないですねぇ。。。

TOMONO-GOのウインカーは、以前軍用の物を装着していましたけど、同じ形でLEDの物が発売されて(今はもうありません。)これと交換していました。ただ、このLEDウインカーは長寿命な筈ですけど、球切れを起こしてしまいました。原因は、概ね掴んでいるんですけど、これはあくまでも仮説なので、これは後ほど。
そのため、勤務先の後輩に、このライトを分解して同じ規格のLED球を捜してもらい、回路の作り直しをしました。リクエストとしては、一つのLEDをポジションの時に暗く、ウインカーの時は明るくという単純なものですが、LEDの寿命等を考えて定電流回路を作って、同時に電気が流れてきたら明るいウインカーを優先させるという物です、一応明るさの調整も可能なようにしました。
このウインカーの作成は、今回の車検前にはギリギリ間に合ったのですけど、装着したら上手く行きませんでした。定電源装置で接続した場合は思惑道りに点灯するのですけど、車体に、ウインカー電源、スモール電源、アースを繋いで取り付けると不思議な事にスモールが点灯しません。ウインカーの配線を外すとスモールは点灯しますけど、ウインカーを繋ぐとスモールが消えてしまいます。とりあえず車検は小さいほうのポジション球があるので、その時はウインカーだけ点灯する様に取り付けて帰りました。
そんな事はスッカリ忘れていたのですけど、なぜか土曜日にそれを思い出して、ちゃんと動作するように、もう一度ウインカーを見直しました。症状は全く同じで、ウインカーのラインを接続するとポジションは消えてしまいます。そこで、ノーマルウインカーの動作をもう一度思い起こすと、確かポジションを点灯している時にウインカーを点滅させる場合、ウインカーが消えたときポジションは消える様になっていないと国内の基準に適合しません。そこで、ウインカーにポジションを消すモジュールを改善屋さんが入れます。このモジュールがどうもLEDの場合は電流が小さいので、そちらに食われてしまい点灯をしなくなるのでは無いかと考えて、ウインカーのラインに逆流防止にダイオードを入れたら良いのでは無いかと考えました。が、ダイオードは、以前幾つか加藤電機に分けて貰いましたけどもう在庫がありません。そこで、ガレージにある廃棄されたカーステレオを分解してダイオードを取り出して仮配線した所、無事に動作しました。恐らくポジションを消すモジュール内は完全に回路を遮断していないために、微弱電気が流れっぱなしになったのかでは無いかと思われます。時々、LEDが消えていないのを見た事がありますが、これらも同じように、アースの抵抗が大きかったりすると起こる可能性があります。実は、元々の動作を確認していませんので、もしかすると以前も同じような事になっていたかもしれません。
現状は、ウインカーを点灯中はスモールが消えて、ウインカーを止めると数秒後にポジションが点灯します。所が、この点灯のタイミングが左右で異なります。これは配線の長さが異なるため、コンデンサー効果があるからと何も根拠の無い原因だと勝手に決め込んでいます。実際、ハザードの時にしかこの現象が問題にはならないので、これ以上の追求は面倒なので止めておきます。
LEDの球切れに関しては、切れたLEDを見ると明らかに過電流で潰れていました。回路的にはLEDのバラツキがあると、電流が流れ易いLEDに電流が集中してタマが切れを起こします。一つLEDが切れると他のLEDにその分の電流が流れる回路だったので、何かの拍子で一つでもLEDにトラブルがあった場合、連鎖的にLEDが切れてしまった様です。今回は一つ切れてもと言うか、全てのLEDに同じ電流を流せる回路にし、万が一切れても過大な電流が流れないようにしています。

先週末、スカイオートがG10(CANONのデジカメ)のケースと予備バッテリーをゲットしたというので取りに行きました。そのとき、倉庫にオプチマのバッテリーが2個捨ててあるのを発見しました。テスターで当たると10V位下に放電していました。ただ、今まで駄目になったオプチマのバッテリーを何個か再生した事があったので、2個拾ってきました。最近知ったのですけど、オプチマのバッテリー(イエロー)は確かに良いのですけど、充電電圧が高いため、普通の充電器では満タンに充電できません。従ってオルタネーター電圧がMAX14.5Vの場合は、大体8-90%位の容量までしか充電出来ない事になります。ただ、イエロートップはディープサイクルで自己放電の量も少ないので余り乗らない場合、何度か放電しても一定の性能は出せますので、余り乗らない車には良いと思います。従って、どうしてもオプチマをという方はレッドトップの方が良いでしょう。
当方は、現在、イエロートップを使っていますが、これは3年ほど前に、今回同様棄ててあった物を拾った奴です。前日、バッテリー上がりを2回程経験しましたけど、現在、電圧は放置状態でも12.5Vを指していますので、まだまだ使えそうです。このバッテリーがお亡くなりになった後は、レッドトップにしようと思っています。何で、オプチマを使っているかと言うと、これは実に単純でキレイだからじゃ無くて、サイドターミナルのバッテリーはACデルコも怪しい物があるからです。ちゃんとしたACデルコの場合、一定期間に不具合があると保証が効きます。バッテリーの保証って言うのは余りピンと来ないのですけど、ちゃんとした所で交換した場合は購入履歴証明が簡単なので、アッサリ新品と交換してくれます。保証期間も思いの他長いので、安心して乗りたい方にはお勧めです。
ただ、欠点は安売り店との差が大きくて、いざとなると考えちゃうのが人情です。しかし、色々先の事を考えると、ちゃんとした物が良いですね。で、当方の場合、今の所、オプチマは怪しい物と出あった事がないので、ついついオプチマを使っています。
今の所、把握しているオプチマの状態は、一成さんは、レッドトップを昨年交換。堅実な方なので、5年程使ったのでトラブルが出る前に交換しました。この外したバッテリーは572のバッテリーは何度も上げてしまっていると言うので、その時は未だ来ていませんでした572用に拾って置きました。しかし、572が入庫して、積んであったイエロートップの電圧を測定すると11V程だったので、オプチマ専用充電器で充電を数回したら無事充電器では95%以上の充電が出来て、そのまま1週間放置しても殆ど放電が無かったので、そのまま継続使用。ところが、TOMONO-GOが来た時に2個あるレッドトップの内、一個がダメでシングルバッテリーでオペレーションしているというので、一成レッドトップ2個と生きている方と入れ替えて、生きている方の電圧を見たら全く問題がありませんでした。駄目になったレッドトップにオプチマ専用充電器に掛けて再充電を試みましたが、瞬間的に電圧は上がりますけど、直ぐに9V位まで落ちてしまいますので、復帰は断念して廃棄処分。元気なレッドトップ一個だけ保管しておきました。
そして、昨年末にアルバイトのH2にバックカメラを取り付けている最中にバッテリー上がり。電圧を測定すると10V程度。そこで、ジャンプしてエンジンを掛けて一応復帰しましたが、翌日スターターの回りが悪くなってしまったので、在庫のレッドトップと交換し、積んであったバッテリーを降ろして何度か充電したけど、ドンドン電圧が下がり、どんなに頑張っても10V以上あがらなくなってしまい、そのまま廃棄処分。
そして、先週末スカイオートで拾ったイエロートップ2個は、オプチマ専用充電器と、カルシュウムバッテリー充電器に繋いで充電した所、オプチマ専用充電器の方は見事に1日後測定でも12.7Vキープ。カルシュウム充電器の方は12.2Vでダウン。恐らく、この差は充電器の仕様さなので、両方共復帰と考えて、小林のH1に付けようと思って保管。しかし、日曜日にヒロシがとても羨ましそうな顔をして見ている。。。。そうかシルバラードもバッテリーは2個搭載でした。そこで、軽く欲しい?と聞いた所、顔が緩んでいたので、嫁入り先を変更。シルバラードから降ろしたバッテリーは交換したばかりなので、電圧を測定したら12.4Vあったので、これを在庫に認定しました。
当方は、案外ガレージにバッテリーをマメに充電して管理保管しています。そのため、オプチマの充電器を多用しています。小型のこの充電器は性能が良く重宝していますけど、スカイオートから拾ってカルシュウムバッテリー充電器の方で充電したイエロートップに充電をした所、動作が異常になってて、充電を中止して中を開けたら、プリント版の一部が焦げていました。。。どうも立て続けに使い続けて過労死した模様です。
この充電器は、もう6年ほど前にオプチマの正規代理店であるGWIと言う所から購入したのですけど、小さいくせに4万円以上もして、色々捜しましたけど定価でしか購入できませんでした。今まで、結構な数のオプチマを救済したので、元は十分取れているのですけど非常に残念です。そこで、この会社のHPを見た所、同じ充電器はもう無くて、すこし大型の充電器が掲載されて。価格的は以前の物より下がっていたので、次期充電器の候補に上げました。さらに、ネットで調べるとリンエイでは、定価より安く http://www.rinei.co.jp/parts/product_info.php/cPath/19/products_id/241?osCsid=54799f0d75efed1f246f56 売っているのも発見できたので、益々購入意欲がまして、更にネットで調べると、アルプスという会社でほぼ同じようなものを作っているのを発見。そしてGWIの充電器も、その会社のOEM品であることも解りました。しかし、価格的には結構な差があります。http://batteriesweb.jp/OPC-3000.htm
これは悩みどころで、オプチマのロゴ入りはロイヤリティー分高いのか、書いてある文章を鵜呑みにするならば、オプチマ用に更に充電ロジックを代えてあるのか?実に悩むところです。今までの経験上、安い物買って結局だめで買いなおすことを何度も経験している当方としては、通常なら素直にIGWの充電器を買うのですけど、今回は同じようなものを製造会社がオプチマ用として出しているのですから困まっています。

2009.2.5.    石飛 毅氏

先週発売された写真週刊誌『フライデー』に、スカイオートが出ています。
横綱の優勝パーティの3次会が終了した時に、お店の前で多数の記者が張り込みしていたそうで、追い払ったそうですが、『フライデー』の記者は結構しぶとくて、関係者が記者と何か条件を出して、記者のカメラを使って代わりに撮影してあげたそうです。だから記者の撮影した写真と異なり、皆笑顔で良い写真が撮れた様です。こんな楽しそうな写真なら、フライデーに載っても良い記念になって不満が無いですよね。この日、当方は土日の疲れが出てしまい、1時間ほど前に帰宅してしまいましたので、残念ながら。。。。とっても悔しいです。まだ、書店やコンビニに残っている可能性もありますので、欲しい人は買って下さい。スカイオートも、よっぽど嬉しかったらしく、HP http://www.hummer.jp/ にも掲載されています。

2009.2.1.    石飛 毅氏

無事オーストラリアから帰って来ました。
今回の目的は、昨年の9月から波乗りとマラソン(確かゴールドコーストマラソン)に出る目的で渡豪している筈なんですけど、色々話を聞いていると、学校が終わった後に定住地を決めないで、バックパッカー用の宿に泊まりながらオーストラリア中をウロウロしているらしく、話だけでは一体何をしているんだか良く分からない状態なので、一旦、状況を把握するための渡豪でした。従って、当方もシドニーにホテルは予約していますが、娘が何処からどのように来るのか分からず、とりあえず、ホテルで待ち合わせる事にしてありました。
成田空港は、20時30分発と言う遅い便だったのと、不況の影響でかなり空いていました。そんな中、空港のトラムで見慣れた人がいたので、思わず「どうも!」って挨拶してしまったら、相手はなんと「アントニオ猪木」さんでした。当方は子供の頃から見慣れていますけど、先方は知る訳ないのに、良くある事なのか、ちゃんと笑顔で挨拶を返してくれ、ビックリしたので口を開いたまま固まってズーッと見つめちゃいましたけど、嫌な顔をしないで微笑み続けてくれ、度量の大きさを感じます。背はそれほど大きくないのですけど、黒いロングコートにトレードマークの赤い長いマフラーの姿からは、オーラが出ています。空港の係員が一人付いていましたけど、単独行動での旅行らしく、黒のTUMIも自分で運んでいました。雰囲気的に、ちゃんとお断りすれば写真とか握手とか全然問題なく受けてくれそうな雰囲気でしたけど、アントニオ猪木ファンに申し訳ないので、そのままお別れしました。
シドニーの空港から市内までは「バスで来て」と言われていましたけど、バスの種類が多くて面倒なのでタクシーでホテルまで向かい、チェックインまで時間があったので、ホテルのロビーで待っていると、娘から、「もう直ぐ着く」と電話が入ったので、ホテル前に出ると、ノースリーブのワンピースにサンダルを履いてリモアのスーツケースをゴロゴロさせている娘と、バックパッカーの白人の若者が歩いて来る姿を確認できました。
とりあえず、チェックインして、今までの事情聴取。一緒にいた若者は、身長が190cm程の人の良さそうなドイツ人で、娘と同じ年齢で同じ学校に通っていたそうです。今月、帰国するらしく、その後、ドイツでパイロットになるための学校への入学が決まっているそうです。しかし、不思議なのは、見るからにバックパッカー然としているドイツ人と、リゾート風の娘があまりにも不釣り合いで、一体どんな風に旅をしていたのかまるで想像ができません。娘にどんな旅をしているのか聞くと「猿岩石見たいな感じ。」だそうです。
二人とも節約のために、兎に角、移動は基本は歩き。旅をするのが目的なので、スタイルとか装備とか拘りが無く、娘もちゃんとシュラフを持っていましたし、「山の中で黄色い水も飲んだ。」そうです。現に、ホテルまでもどこからか結構長い時間歩いて来たようで、手に持っていたシドニーの地図が既にボロボロでした。
とりあえず、まともな物を食べさす事と、イベントも必要と言う事で、この日は「ディナークルーズ」を予約。このクルーズは、通常、120AUDなのですけど、出航ギリギリだったためか、80AUDで良いと言うので、ハワイの時に$150を支払った事を考えると格安。料理も悪くなく、海から見るオペラハウスやハーバーブリッジの景観も良く、約2時間のクルージングは満足の行くものでした。
今回は観光目的ではありませんので、シドニーに留まっていましたけど、ホテルはフォーシーズンに3泊、その他、2泊しましたけど、どちらの部屋も部屋番号が2210と小さな偶然がちょっと嬉しかったです。どちらのホテルも、オペラハウスビューで、朝から晩までオペラハウスが見えるので、最後の方は飽きちゃいました。
観光目的では無かったのですけど、行き当たりバッタリで「ブルーマウンテンツアー」に行ってきました。ツアーの内容は良く分からなかったのですけど、バスに乗せられて、まず着いたのは動物園。ここには、オーストラリア定番のコアラ、カンガルーを始めとしてオーストラリア固有の動物がウヨウヨいす。コアラとかカンガルーは緩い放し飼いで触れ合う事が出来るのは、本の動物園とはちょっと違う感じです。
このあと、界遺産の「ブルーマウンテン」に向かいましたけど、あのコーヒーのブルーマウンテンとは違います。ここはコアラが食べるユウカリの葉っぱが光合成の時に出す油分のベーパーが光のブルーに反射するために、空気がブルーに見えるためです。天気が良くて気温が上がるとブルーが濃くなるそうなので、今回は好条件だった様です。ここは小さなグランドキャニオンみたいな渓谷になってて、元々は炭鉱だったらしく、その設備がそのまま放置されてトロッコに乗って渓谷を落下した後、木製の遊歩道があって、見学コースが出来ています。遊歩道は時間的に1時間、30分、15分に分かれてて、最後はロープウェーで戻ります。その後、シドニーオリンピックの施設を見た後、船でシドニーまで戻ります。朝、7時から夕方7時までのツアーで、お昼も付いてて100AUDですから、まぁまぁですかね。

シドニー近郊しか滞在しなかったのですが、見た範囲の車事情を報告します。まず、日本の車は右ハンドルと言う特殊事情からか、古い車から新しい物まで軽自動車以外は何でもありと言う感じです。GT−Rも走っていました。アウトバックの方まで、走る車は俗に言うカンガルバーを装着している車もあります。
ちなみに、当方がツアーで乗ったバスにもアルミ製の立派な物が付いていました。欧州車比率も高く、メルセデスよりもBMWの方が多いです。カイエンを始めとするポルシェも結構目にしましたが、アメ車は殆ど目にしません。従って、HUMMERもH2のリムジンと、H3を一台づつ見ただけです。セダンとワゴンのタクシーはFORDのバッジが付いていますけど、これはオーストラリア生産の物だと思います。ハイエースもタクシー使われてて、大きさによる価格差はないみたいです。当方が乗ったタクシーには、今国内でも話題になっている室内を録画するCCDカメラが付いていました。治安は悪いのでしょうか?それと、案外目にしたのはライオンのマークのついたホールデンです。シドニーの街は、おそらく香港並みに多国籍人の集まりですけど、車も多国籍です。ちなみに、普通のハイウエーはETCみたいなシステムを取り入れてて、シドニー市内の地下道は、シドニー市内に入る時はチャージされて、出る時はにはゲートがありませんでした。この費用はハーバーブリッジの補修管理費に充てられているそうです。
トラック系は、乗用車と異なり、大陸横断に使われているのはインターナショナル、MACK等のアメリカ製も目にしますが、工場のあるIVEKOとかも沢山目にします。小型のトラックは日本製が健闘しています。
バスは圧倒的にドイツのMANが多いです。連結バスも、2階建バスも走っています。ちなみに、当方がツアーで乗ったバスもMANで、このバスの運転席のシートはH1の純正と同じISRING HUSENのシートで、基本的に同じ部品を使っています。もちろんサスペンションシートで乗り心地を良くしています。因みに、シートの写真を撮っている当方を、運転手が不思議そうな顔をしてみていました。

 2009年1月