2009年7月  HUMMER ESSAY 2009年8月      

2009.8.30.    石飛 毅氏

松本さんから「コストコにてSnap-on発見!」というメールが来ました。
コストコはアメリカでも大きなシェアを持っているので、何処のメーカーも一目置いていますので、遂にSnap-onまでコストコで売る始めたかと思い、添付された写真を見ると工具では無くSnap-onグッズでした。とは言え、フラシュライト2個とナイフのセットは実に美しい!価格も1800円とベリーリースナブル。当然「イザコストコへ!」となったのですが、入間のコストコは噂ではまだ混んでいると聞いたので時間が読めません。そこで、先ずは指の抜糸のために病院に行き、帰りにコストコに行くことにしました。
HUMMERに乗り、病院に行く前に朝と昼ご飯を食べていない事を思い出して、先ずは「すきや」で腹ごしらえ。実は、最近「すきや」に良く行きます。なぜか、ここの所、当方の周りにやたらと「すきや」が増殖しています。まず、自宅に帰る途中の新座にオープン、その後、ガレージから5分位の16号沿いにオープン。そして、ガレージの前の道を入間方面に向かって5分位の所にも9月1日にオープンと、チョッと気になり始めました。しかし、牛丼屋としては、吉野家、松屋の後塵を浴びているイメージがあって、今一入る気にはなりませんでした。
一人でご飯の時で牛丼屋は吉野家が多かったのですけど、BSE騒ぎのときに吉野家の豚丼が不味くて松屋と食べ比べしたときに、松屋のほうが断然美味しくて、更に松屋は牛丼、豚丼以外のメニューも力を入れだして、どれも中々コストパホーマンスが高く、それ以来ズーッと松屋を贔屓にしていました。しかし、松屋で牛丼は全く食べていません。牛丼はなぜか吉野家に足が向いてしまいますので、先日、吉野家に入ったところ新メニューで「うな丼」があったので、お付き合いだと思って注文した所「馬鹿にしているんじゃないの?」と思うような代物で、解ってはいたけど、吉野家は牛丼以外は駄目でした。もしかしたら、食べなれているから牛丼は良いと思っているだけで、本当は不味いんじゃ無いかと思い始めています。
で、「すきや」ですが、ガレージからの帰りは途中で晩御飯を食べるのですが、ヒロシが旅に出ている間は一人だったので、何時も三好のパーキングで食べていましたが、考え事をしながら高速を走っていたら、三好に寄るのを忘れてしまい、自宅近辺まで来てしまったので、仕方が無く「すきや」に入りました。当然、牛丼には期待していませんのでデカデカと売り込みポスターが張ってあった「うな丼」を注文。チョッと時間が掛かりましたけど、出てきた「うな丼」を見てビックリ。見た目はとっても良い感じ、うなぎが大きめでご飯が余り見えません。真剣に作っている感じです。やるなぁ〜と思い、早速食べて観ると、、、、800円台とは思えない確りした「うな丼」に脱帽。今までのすきやのイメージは崩壊です。
その後、ヒロシが帰って来てから、「『すきや』って馬鹿に出来ないね。」と話をすると、「そうなんですよ。」ヒロシはもう知っていました。そこで、一回目から随分たっていたので、その日はヒロシと「すきや」に行こうぜ!という事になり、松屋はパスしました。当方はうなぎに決めていたのですけど、メニューを見ると牛丼、うなぎ、以外にも色々あって、眺めているとヒロシが「他も色々美味しいですよ。」と言うので、試しにネギトロ丼に挑戦しました。一応、うなぎのときと同じ具の多い仕様にはしてみたのですけど、これまた実にけち臭くなくて美味しいのにはビックリ!すきやの開発陣は顧客満足度を良くリサーチしています。
今回も満足して、他の客は何を食っているのか見ながら会計に向かう途中ドンブリの上一杯にネギが乗っているのを食べている奴を発見。実は、当方は大のネギ好きで、ネギなら玉ねぎ、長ネギ、万能ネギのどれでも行けます。特に下仁田ネギを見た瞬間には気絶しちゃうぐらいです。一体あれは何だろう???と思いながら早速ネットで検索したら「ネギ玉牛丼」と言う物で、牛丼にネギと生卵が乗っていました。「たべたい、一体どんな味なんだろう??と、想像で頭から離れなくなり、結局食べに行っちゃいました。味は予想通りで、実に美味しい。こうなると、他のメニューも試したくなり、それ以来「すきや」に通い詰めです。因みに、色々トッピングされた牛丼の現在のベスト3は、「高菜マヨ」「ネギ玉」「チーズ」の順です。一応、今の所、全てのメニューをコンプリートしようと思っています。
「すきや」から病院に向かう途中、スカイオートから「今何処にいます?」との電話。「病院に行く途中」と返事をすると「コストコに行きません?」と言うので「病院の後に行くつもりなんだけど。」と答えると、電話の向こうで嬉しそうに「マジですかぁ!」と声が弾んでいます。「なんで?」と聞くと「実はお客さんがコストコでパンクしてどうにもならないんですけど、タイヤあります?」と腰には余り歓迎できない話でした。ただ今スカイオートは創業以来の忙しさなので、快諾しました。病院は何時も余り待たさないのですけど、案外時間が掛かったので、もし釘が刺さった程度のパンクなら、修理キットを積んであるので、そのままコストコに向かった方がいいと思い、再度スカイオートに連絡すると「タイヤが裂けている。」との事なので、時間が掛かるけど、一旦ガレージに戻りました。
当方は、常にスペアタイヤを積んでいますが、CTIS配管がしてありませんし、貸したタイヤが何時帰ってくるか解らないのと、何時までも一本だけ違うタイヤというのは決して車両にも良くないので、ノーマルのMTを持っていく事にしました。ただ、重いタイヤをキャリアに積み替えるのは、やっと痛みが取れた当方のガラスの腰には負担を掛けたくないので、ヒッチメンバーにエクステンションを差し込んで、その上に積んでいきました。ただ、固定するタイダウンベルトやスパイダーネットを先日某車屋に貸したのですが、カリパクされていたので、タイダウンベルトが足らないので、コストコまで徐行で走行でも、どうせ渋滞しているので問題ないと思ったのですけど、夏休みの土曜日だとい言うのに道路はガラガラ。コストコの駐車場にもスンナリ入れました。
パンクしたタイヤはMTRで五分山程度。サイドウォールのブロックの線がそのまま裂けた感じでした、タイヤは完全にフラット状態でしたが、17インチなのでジャッキを目一杯下げたらロアアームのジャッキホールにギリギリ入りました。アルミホィールに換えてあったのは知っていたので、車載工具が合わないだろうと予想して、22のソケットとトルクレンチは持参しました。15分程で作業は終わり、コストコ店内に入り、Snap-onを探したところ、、、無い!コストコは店舗によって在庫が違うとは聞きしたけど、残念ながら入間店にはあませんでした。松本さんは川崎店で買ったのでしょうか???
ギャラにコーラとドクターペッパーを頂き、コストコでお別れしてガレージに帰着。チョッとは力仕事をしたのですけど、ガラスの腰は合わせガラス程度にまで回復した模様です。因みに、指の怪我ですが、当方の扱いが悪いためか、ドクターに「まだ駄目」と言われ、抜糸は出来ませんでした。更に、都合の悪いことに、担当のドクターは来週夏休みらしく、次の診察は来月の7日だというのです。という事は、後1週間以上ナイロンの糸が指に入ったままという事になります。。自分で抜いちゃおうかなぁ???
夜遅く、Snap-onのディラーが注文品を持ってきてくれたので、早速ライトセットを見せたところ「見た事が無い。」と言ってました。「品番が知りたい。」と言うので、写真を拡大してみたら、どうもこの品番はスナップオンの品番じゃないみたいです。アメリカの企業がライセンス料を払って商品化したものみたいです。でも、ディラーはレア物だといって欲しがっていました。

2009.8.28.    石飛 毅氏

先日の怪我は、順調に回復しています。
医療関係のメンバーから色々ご指示を頂まして、感謝しております。モチロン、それ以外の方々からもお見舞いのお言葉を頂いたり、ご心配お掛けいたしましたが、当方の予想では土曜日には抜糸できるとおもいます。今の所、包帯が巻いてあるので、キーボードを叩くのがチョッと面倒な程度です。今回、指が痛くて腰の痛みが取れたという件は笑い話とか冗談ではなくて、吉岡さんの話では、人間の脳は痛みが2か所以上になると、より痛いほうを優先して認知するので、腰痛が飛んでしまうことは十分ありえるそうです。今回は骨とか神経とか筋には影響が無かったのですが、確かに腰痛より痛みが酷かったです。時間と共に腫れも痛みも収まって喜ばしいのですが、また、かすかに腰痛がぶり返して来て。。。。マンガみたいな体です。
さて、フルタイムのトランスファーの話が怪我の話になってしまい、詳細の報告が遅れています。トランスファーは現在ちゃんと交換できています。ただ、アリソンの取り付け穴と4L80Eの取り付け穴がズレています。元々トランスファーは後ろから見るとフロントのアウトプットシャフトの軸は運転席側にオフセットされてて下がっていますが、アリソンの穴は反時計回りにずれているのでシャフトの位置が更に下がってトランスファーが収まりました。
これの障害は、ATを支えているクロスメンバーの上をプロペラシャフトが通過するのですが、下がった事により干渉してしまいます。かりにフロントのプロペラシャフトを合わせた所、クロスメンバーを20mm位下げる必要があります。このクロスメンバーはプレデターのオリジナルで、パイプと鉄板で作られています。パイプを削れば取り付くには取り付きますけど、強度的にはメチャクチャ心配です。そこで、この部分は拙速な事は避けて、作り直す事にしました。一応、現状のパーツをスケッチして、これをベースにクロスメンバーをダウンさせるつもりです。
念のため、プロペラシャフトを当てて長さの確認をしましたが、フロントのデフを下げて前進させたためか、シャフトはそのまま使える事が解りました。さて、このままクロスメンバーが完成するまでどうするか?トランスファーをHLにシフトすればフロントのシャフトが無くてもちゃんと走りますので、トランスファーを戻さなくても大丈夫です。若干リアースプラインの挿入量が足らないのが心配ですが、長距離を走るわけではありませんので問題は無いでしょう。
細かい事ですが、トランスファーにはセンサーが3個付いています。この内、現在必要な物はスピードセンサーの信号なので、これを繋ごうと思ったら、コネクターの大きさが違っていました。元々、使っていたこの部分のコネクターは、降ろしたエンジンとミッションにつけたままスカイオートに置いてあるので、スピードメーターが動かない位ならドウでも良いと思って、配線をしないで改造済みのトランスファーのシフトリンケージを取り付けて、テストドライブに出かけようと思いHUMMERを外に出したら、異変が発生。
DでもRでも、シフトした後10m位は走るのですけど、ミッションが抜けてしまいます。やはりコンピュター制御のミッションには車速信号が無いと走らなくなってしまう様です。そこで、同じコネクターをガレージ中探し回りましたが無かったので、似たようなコネクターからピンを抜いて仮に直接配線を行い、テスト走行をした所、無事完了。仮配線のままでは外れると走らなくなるので、早めにスカイオートからピックアップします。因みに、オリジナルのエンジンでは車速が無くてもチャーンと走ります。

2009.8.24.    石飛 毅氏

スカイオートにトランスファーが到着したと言うので、金曜日に引き取りに行きました。
本当はスカイオートで交換しようと思いましたが、夏休み明けで忙しそうなので、ガレージで交換する事にしました。プレデターから来た荷物は、アメリカからミッションと取り寄せると入れてくるプラスチックの箱に入っていました。早速中身を点検すると、トランスファーと細かい部品が入っていましたが、PCMはまだのようです。
取りあえず、簡単にトランスファーを点検すると、シルバラード用と言うよりH1のオリジナルと同じ形状でした。土曜日は、アルバイトが組合の式典があるため、単独作業なので重いトランスファーの交換は結構大変です。降ろすのはバイク用のジャッキを使えば簡単ですが、乗せるのは人力の方が確実ですが、当方は現在腰痛ですから、単独ではやりたくありません。取りあえず降ろすだけ降ろしてから考える事にして、近所のパン屋で朝ごはんを調達し帰ってくると、狭山ハウジングの内装屋が仕事の準備をしていたのでゲット!今日は簡単な仕事だけなので早めに帰ってくるというので、手伝ってもらう事にしました。
トランスファーは、通常マフラーを外したり、燃料タンクを降ろさないと取り外す事ができませんが、DURAMAXにコンバージョンした時にマフラーはストレートに交換されていますから、スペースがあるため燃料タンクも吊り下げ金具を外せばトランスファーは降ろせそうです。取りあえず、交換する前にリアの一番の問題である「ペラシャフトの長さ」が心配なので、シャフトの全長変更加工が必要な場合は、今週末の交換は不可能です。車載のままミッションとの接合面からリアのアウトプットシャフトまでの寸法を測り、フルタイムのトランスファーを比較した所、7cm程フルタイムの方が短い事が解りました。コンバージョンした時はに、リアのプロペラシャフトは6cm程カットしたので、フルタイムにするとノーマルシャフトがそのまま使えそうなので、ガレージ在庫の予備のシャフトを引っ張り出して、掃除して塗装。天気が良いので直ぐ乾くので、この時期は気軽に塗装できます。
実は、燃料タンクを点検した所、グラグラになっていました。ボディリフトした時に、タンクの上に枕を入れて締め上げるのですが、これが入っていません。その代り、バンドにカラーが入って上下の位置は合わせてあるだけです。実は、コンバージョンの時に当方とスカイオートは燃料タンクを誰かに任せていたので、確認していませんでした。枕を入れてバンドで締め上げないとタンクがユラユラしてしまいます。現状を見るとタンクがトランスファーに当たっててタンクが毛羽立っていました。
タンクの方は、取りあえずトランスファーを交換してプロペラシャフトを付ける前にやれば良いので、フロントの吊り下げバンドを緩めて半落し状態でトランスファーを下ろす事にしました。予想通り、トランスファーは一人でも簡単に降ろせたので後は高校野球を見ながら内装屋が来るのを待っていましたが、高校野球も東京代表が負けそうなので、作業場で改めて2つのトランスファーを並べて違いをチェックしました。シルバラードの方が全体的に大型で、丈夫そうです。フロントシャフトのヨークも、長めでコンバージョンの時は数センチカットが必要と思われましたけど、なんかそのままで行けそうな感じです。そうなると、もしかすると今日フルタイムになる期待が沸々と湧いてきて、早くやりたいのですが、なかなか内装屋が来ないので、シビレを切らしてどうにか単独作業を開始しました。バイク用のジャッキにトランスファーを乗せて車体の下に挿入し、ジャッキを上げると、そこそこの位置まで上がります。
トランスファーは、フロントシャフトのアウトプットはリアより下側にオフセットしていますので、木片をジャッキの上に乗せてオフセットした状態でジャッキアップすると、若干重いですけど、スプラインの方が取り付けスタッドより長いので、センター出しも思いのほか簡単でした。ところが何故かセンターシャフトはちゃんと入っているのに、ある程度の所で止まってしまい、上手くミッションと結合出来ません。何度か挑戦して上げたり降ろしたりしている内に段々腕の力が無くなってくるので休憩しながら繰り返して、これで乗らなかったら内装屋を待とうと思った最後のトライの時、トランスファーを煽り過ぎてセンターから外れてスローモーションの様に落ちて来ました。
それまでも何度か同じ事がありましたけど、トランスファーは大きいので何処かに引っかかって床に落とす事はありませんでしたが、この時は引っかかりながらも床まで落ちそうになったので手で押さえたのですけど、40kgもあるアルミと鉄の塊ですから止まる訳もないのですが、当方の馬鹿力でどうにか壊れるような落とし方をしなかったのですけど、床とトランスファーの間には、当方の手が。。。。
痛いとは思ったのですけど、「痛てーーーー!」と言うよな感じではなかったので、そのまま作業をしていたら、床にATFがタップリ溜まっているのを発見。でも、ATFより赤くて、濃度も高い感じがしておかしいと思って何気なく手を見ると、ATFじゃなくて当方の作動油でした。取りあえず、水道で洗わなければと思い蛇口を捻ると、この陽気なので出てきたのは水じゃなくて、熱湯。。。。
取りあえず、見たくは無かったのですけど傷口を見ると、ゲ〜〜ェ!傷口がL型で中から何か肉片も出ている。ぅうううう。血を見ると血の気が引いてしまう当方は、もう二度と見るのは止めようと思ったのですけど、このままじゃ傷口が塞がるのには3年ぐらいかかりそうなので、タオルで手をグルグル巻きにして、「病院に行かなくては」と思いましたが、HUMMERで行くにはトランスファーを積んで、シャフトを付けて、、、、今日中には行けません。そこで、狭山ハウジングに助けを求めると、奥さんが病院に連れて行ってくれました。
病院に着くと、当方が青ざめているし、タオルは血だらけで結構迫力があったためか、直ぐに受付の人が手続きをしてくれたのですが、当方の油だらけの手と、小汚いツナギを見て「修理屋さんですか?どうなさたのですか?」と怪我をしたときの状態を聞かれたので、先ず、当方は車屋じゃなくて趣味で車を弄ってて、6月にDURAMAXにコンバージョンしたのですけど。。。。。聞いた私が馬鹿だった。。。と思ったのか、直ぐに診察室に案内してして下さいました。
チョッとだけ待たされましたが、その間看護師さんが来て傷を見に来たとき血が止まったので、当方もチョッと安心。青ざめていた顔色も元に戻りましたが、看護師さん「その手の汚れは何時もどうやって洗っているんですか?」と聞かれて、「皆でどうやってその手を消毒するか考えているんだけど、それって油ですよねぇ」と困っていました。そう言えば、何人か当方の手を見に来ていた理由が解りました。診察室から呼ばれて入るとドクターも開口一番「車屋さん?」「違います。」だけど、このドクターは当方のツナギのプリントを見て。「HUMMERも良いと思ったンですけど、ナビゲーターにしたんですよ〜」と言いながら椅子に座るように言うのですけど、「汚いから立ったままで良いです。」と遠慮すると、「後で掃除するからいいですよ。」と親切な言葉。当方の手を見ると「これは汚染傷治療ですね、縫いましょう。」と即断して、ベットに寝るように言われましたが、白いタオルが敷かれたベットには寝るのはどうも気が引けたのですけど、「取り替えるからいいですよ、それに洗濯は業者さんですから。」と絶対に汚れるのに、親切でした。
結局、麻酔を10cc。06の糸で5針縫いました。ところがココからがビックリで、「お風呂に入っても良いんですか?」と聞いたら「今日は体温が上がるとまた出血する可能性があるから、シャワーにしてください。」「じゃービニールで手を巻いて。。。。」というと「いやジャンジャン洗っても結構です。というより洗って清潔にしてください。」と意外な答えでした。それでも、そんなわけないだろうと思ったのですけど、その後、看護師さんに包帯を巻いてくれたんですけど、「暑いですから簡単にしますね。」と本当に簡単。。。。チョッと動かしたら抜けちゃいそうな感じです。昔だったら、手首までグルグル巻きにされて不自由なので、困るのですけど、逆にココまで簡単だと医者と看護師がグルで、もっと悪くなったら金になるから。。。と疑っちゃう位です。
そっちがそうならと思って「まだ、作業の続きがあるんですけど、作業して良いですか?」と聞いたら「筋に傷が付いている場合は力を入れ過ぎると切れるから、気をつけてやってください。」とこれまた意外な答え。。。もっとも、ダメだといわれてもやっちゃうつもりだったんですけど。。更に、「あんまり動かさないと固まっちゃうので、適度に動かすのは良い事ですから。」と、今までの当方の常識とは随分違っていました。
そのまま薬局に行ったら、薬局からも塗り薬が出てきて、「これを傷口に塗って下さい。」って言うので、巻いてもらっている包帯を取って傷口を触らせるのを、薬局も応援していました。。で、HUMMERのほうは、このままでは帰れないので、取りあえずトランスファーを載せなくてはなりません。色々作戦を考えましたが、健常でも一人では難しいので助っ人を検討しましたが、今週ランドマップがガレージに顔を出すのを思い出し、これから来ないかと美味しい事を並べて電話で誘き寄せた所、「それじゃー夕方には顔を出します。」と、まんまと罠に掛かってくれました。
医者に普通にしていろと言われたのですけど、結構出血したためか少しボーっとしてきたので、体力温存のためタクシーでガレージに戻って、シェルターで休息を取りました。外が暗くなり始めた頃に目が覚めて痛みも殆どありませんでした。負傷した所は、左中指の付け根ですが、指に巻いた包帯は少し抜け気味で、傷の一部は既に包帯から出て包帯の意味がありません。
狭山ハウジングが「大丈夫ですか?」とお見舞いに来てくれたのですけど、そんな状態のショボイ包帯だったので、当方としては不本意なんですけど大した事が無いと言うリアクションでした。こんな時は以前の様に包帯は手首まで巻いてあったほうが重症な感じがして解り易いですね。
ランドマップが来たので、彼をメインでトランスファーを搭載作業を開始しましたが、ランドマップは便利そうなエアバックの様な腹の上にトランスファーを載せて取り付けようとしていますが、中々結合できません。何度か挑戦した所で嬉しそうに「あれ?これって、穴が合っていませんよ!」とゾクッとする発言。疑いながら、ボルト位置を確認すると残念な事に6本中1本だけピッチが違っています。一旦トランスファーを降ろして接合部のガスケットを外してミッションにあわせて見たところ。。。間違い無く一本だけボルト一本分穴位置が違っています。そこで、何が何でも取り付けたいので、超鋼のリューターでゴリゴリ穴を長穴にしました。この一本がつっかかって中に入らなかったお陰で怪我をしたのかと思うと、イラッとしましたが、無事装着できたので、満足です。
このあとの作業は一人でも出来るので、ランドマップは開放して作業を再開。しかし、やらなくてはならない事は山積ですが、ソロソロお風呂に入らなくてはならないし、貰っている食後に飲む薬も未だ一度も飲んでいません。お風呂に関しては一応包帯も付いているし未だ傷口は塞がっていないでしょうから、そんな状態の奴を入間の湯が入れてくれそうにもありませんし、入間の湯までの足もありません。HUMMERを置いたまま電車で帰えろうにも、終電には間に合いません。食べ物も冷凍食品はおかずばかりで米の在庫ががありません。従って選択は「修理を完了して帰りに何処かでご飯を食べて家で風呂に入る」しかありません。
怪我をしている左手には、アメリカンドック状態の包帯があるので、軍手をする事が出来ませんので、ZIPPロックで手袋を作り油汚れを防ぎ、作業を再開。しかし、汚れは守れても思った以上に手から水蒸気が出るため、直ぐに手が濡れ始めます。そこで、汚れにくい手の甲を裂いて換気口を作成してみましたが、チョッとマシになった程度でした。痛みが余り無いのでツイツイ工具を持つときに力を入れてしまい、クロスメンバーを取り付けるときにインパクトレンチを使いますが、この時にチョッとプチッ!っと言う音がしました。筋に負担が掛かった模様です。
それ以降動かすとチョッと痛みが出る感じがしたので、包帯をしていると、基本的に指は伸びた状態になるので案外邪魔になります。そこで中指と薬指をテープで共締めにして、基本的な動作を薬指に補助してもらう事にしました。この方法はとても調子が良く、怪我をした指を不用意にぶつける事もありません。明け方近く組みつけが終わり、慎重に手を洗いビニールを剥してテープも外しました。包帯も思った以上に汚れていませんが、包帯はズレてて傷口が殆ど見えています。一応包帯を刺し直して元の位置に戻して、テストドライブのためHUMMERをガレージの中から出しました。
先ほどまで、元気な薬指に介護してもらっていたのですが、もう帰宅モードに入っていたので、指の保護は病院出荷状態の包帯だけで運転をしました。これが大問題で、当然包帯に巻かれた指は立てたままハンドルを握っているので、切り返しをしようとしたときにダッシュパネルに届いてしまい、思いっきりブツケてしまいました。ぶつけた方向も関節の可動方向だったら未だ良かったのですけど、ハンドルを握った状態ですから、回転方向での激突はギロチン状態で飛び上る位の激痛が走り、余りの痛さに涙ぐんで暫くうずくまってしまいました。
HUMMERの作業が終わり、帰れる状態になった頃には東の空は明るくなり始め、鳥のさえずりも始まりました。前日の朝以降何も食べていなかったのですけど、面倒なので、コンビニでうどんと押し寿司で調達して簡単に済まして、第一回目の飲薬完了させました。怪我をしてから12時間以上も経っています。その後、一応注意しながらシャワーを浴びましたが、数秒で包帯はビショビショになってしまったので、入浴中に撤去。傷口を確認すると、ヒゲの様に黒い糸が見えています。痛みは通常状態ではありませんが、曲げる方向には直径4cm位の物を握る位置までは痛みも無く自力で稼働できます。ただ、伸ばす方向が問題で、瞬時に真っ直ぐにはなりません。自分の力や外力で戻そうとすると、結構痛いです。痛みを我慢しながらゆっくり移動させると、垂直状態をキープが出来ますが、一旦握るとまた垂直には戻りません。外観上の異変は指の太さは手の付け根から次の関節までは2割り増し程度に腫れています。因みに傷口は触っても痛くはありません。月曜日にもう一度診察に行きますが、今週末には治りますかねぇ?
指を怪我してのメリットは、今まで苦しんでいた腰痛が何処かへ逝ってしまいました。指のほうが痛いので、腰の痛みが紛れちゃったのでしょうか?それとも痛み止め、抗生物質、胃薬を飲んでいるからでしょうか?フルタイム化の詳細は後ほど行います。

2009.8.14.    石飛 毅氏

台風、地震と、自然災害が猛威を振るいました。
被災された方々には、お見舞い申し上げます。夏休み初日は、笠原さんの告別式の後、狭山では花火大会が雨模様の中、開催されました。勤務先の後輩が数名見学に来たので、「豚しゃぶ」パーティを行いましたけど、告別式の後、花火というのもなんだったので、今年の花火見学は自粛しました。不況のせいかスポンサーも集まらないので、心なしか花火の数は少なかったようです。ヒロシの話では、その前の週に行われたPL教団の花火大会に藤本家に同行したそうで、その規模の大きさは半端じゃなかったようです。甲子園出場を果たしていますので、それのお祝いも兼ねているのでしょうか?
日曜日は、友野さんが572で来ガレージ。熱対策を考えてボンネットとセンタートンネルカバーに薄型の電動ファン。フロントグリル下の左右からダクトを引いて、そのダクトの中間にダクトファンを取り付けて来ました。ファン自体の取り付けは自前でやってきたのですが、配線しに来ました。リレー他と同じ形の照光式のシーソースイッチも持参して来ました。スイッチは使い易そうなオーバーヘッドコンソールに個別に設置。
先日、桧谷さんのATがお亡くなりになったのが教訓になったためか、早速ATFとフィルターの交換を頼まれました。当方はまだ腰痛が残っているので、ヒロシにお任せましたが、ドレンアウトしたATFは焦げ臭く、汚れも酷かったので、良いタイミングだったと思います。実は、トランスファーの潤滑用にATFを使っていますが、普通は給油口からオーバーフローさせて計量しますが、572はトランスファーのドレン口並びに給油口には、これの配管と油温計が付いているためチョッと面倒です。更にポンプで吸引してアルミのオイルクーラーを充填すると、どれ位のATFを入れたら良いのか解りません。
そこで、一旦、このクーリングシステムのフローを確認してATFの流れを確認した所、トランスファーのドレン口から引いているので、配管の途中を外しポンプアップさせれば、中身は大体抜ける事が解かりました。それとポンプが停止時に逆流をしない場合は、通常状態でオイルクーラーの中にATFが充填している事になります。しかし逆流する場合は、空になっているはずです。こればかりは実際に抜いてみないと解らないので、ウエスをしこたま準備してクーラーの下側のジョイントを外して確認しました。喜ばしいことに、通常状態はクーラー内は空っぽでした。
そのまま、ポンプを回し、吐出したATFをペットボトルで受けて計量した所、ほぼ規定量と同じ量だったので、チョッと多めに入れることにしました。ATFを入れる前に、配管途中にフィルターがあったので、一応汚れを確認した所。。。。。。シール材のカスやごみ、フィルター面には何かヌルヌルした物がビッチリ付いていました。フィルターの素材はステンレスのメッシュだったので、そのまま清掃して再使用しました。それにしても汚かった。
今回難航したのは、デフのサイドシール交換です。インナーシールからのオイル漏れでしたが、念のためアウターシールを交換しました。この作業も腰痛のため、ヒロシにお願いしましたけど、何時もこのシールの交換には閉口します。それは、シールの打ち込まれる方がプレスの切口になっているため、シールがチョッとでも変形していると上手く入りません。これには何時も苦労しながらもセットしていますけど、毎回スッキリしません。デフを落としてやれば簡単なのですけど、たかがシール交換なので装着したまま行いますけど、今回はどうしても真円が出ていないため上手く入りませんでした。どちらかというと、やりたくない作業なので、次回からは面倒でも確実に行うために、当ガレージでのサイドシール交換はデフを下ろすことにしようと思います。

ヒロシが、以前シルバラード用にカッコイイ電動サイドミラーを購入したけど、右ハンドル用だったのでお蔵入りになっていました。所が、大阪でラッツさんのゴミ箱から同じミラーのマニュアル左ハンドル用を拾ってきて、ミラーだけ入れ替えてシルバラードに取り付けました。。。が、何気なく後方から見たらあまりにも小さすぎてサッサト取り外してしまいました。カーボン調でカッコイイのですけど、オリジナルと比べてきたら1/3しかありませんでした。

DURAMAXにコンバージョンした時に、気になっていたことの一つに、フロントのプロペラシャフトとデフのジョント部分にスペースが余り無いことでした。スペースがあるといえばあるのですが、一番近い部分はゴムホースなので、何かの拍子で位置が変る可能性があって精神衛生上良くありませんでした。コンバージョン時に、その対策をしようと思いましたが、手を抜いたというより後でも出来ると思い、コンバージョンのメイン作業を優先しました。
この対策としては、デフの位置を変えるしかありません。腰痛が無かったので、朝から本気モードで先ずは現状観察。実際にプロペラシャフトのサドルを当てて見て、クリアランスがあれば、そのままでも良いと思って一応当てて見た所、あると思ったクリアランスはゼロ!より酷い、大当たり!この時点で、デフの移動は必須。どうせ移動するならガッツリ移動したいので、実際にどれ位移動出来るか観察すると、単純なダウンの場合は5mm位が限界。理由は、クロスメンバーにデフのフィンが当たってしまいます。そこで、デフを前方に10mm程移動すると、更に5mm下げてもクロスメンバーには干渉しません。デフダウンの弊害として予想できるのは、ブレーキローター、キャリパーの干渉ですが、クリアランスは十分。逆にHDサスペンションでハーフシャフトの折れ角が小さくなるので、こちらに関しては好条件になります。プロペラシャフトもフロント側でテレコピックスになっているので、この程度の移動には問題は無いでしょう。
デフは、フレームにデフの両サイドと、ピニオン部分の3個の取り付けブラケットで固定されています。このブラケットを付けたままデフを切り離せれば良いのですが、サイドのブラケットは固定ボルトにアクセスできません。従って、ハーフシャフト、デスクローター、アウトプットフランジを取り外してデフを一旦下ろしました。以前から確認してあったのですが、実はデフの前後左右の位置は結構いい加減で、前後左右ともに大き目の長穴で、今回の前後方向の移動は、この長穴の範囲内でした。デフのダウンはデフを固定しているブラケットとフレームの間に10mmのスペーサーを挟み込んで固定しました。ピニオン側のブラケットは、フレーム固定用の穴を長穴にして固定。このブラケットとデフの間にはスペーサーを挿入しました。プロペラシャフトのラインから写真を撮りましたが、クロスジョイントを固定するピニオンギヤのフランジが丸見えになりましたので、全く問題が無くなり気が済みました。これで、何時でもプロペラシャフトが来ても直ぐ取り付けできます。
このデフダウンは、当方の様にアンダーガードを取り外している場合は問題ありません。ただ、TOMONO−GOとか浅井オーシャンの様に、コイルで車高を上げた場合は、ハーフシャフトの折れ角が厳しくなり、ブーツ損傷、脱落の原因になりますのでお勧めの改造です。

ALLISON 1000 6ATを搭載したシルバラードは、マニュアルモード時に現在のギヤ段数を表示します。当方はそれが無くともギヤチェンジがマニュアルで出来れば十分だと思っていましたが、一成さんが面白いものを探して来てくれました。永井電子のシフトインジケーターhttp://www.nagaidenshi.co.jp/MONITOR/4500.shtml と言う物で、現在のギヤ段数を表示するものです。入力はエンジン回転と速度パルスで、これを元に何速に入っているか演算して表示します。表示の段数は9速まで対応していますので、機能的には当方の6速にも対応しています。ただ問題なのは、信号はアナログ表示の場合は認知してくれません。当方のHUMMERは、速度パルスはデジタルですけど、回転信号はアナログなので、残念ながら取り付けできません。ただ、PCMにはエンジン回転の入力と出力がありますので、これを探し出せば取り付きます。ただ、まだマニュアルと回路図が未入手なので、表示機が付くのは時間の問題です。ただ気になるのは、HPによると、周波数が多すぎるとエラーになるみたいなので、この場合はオプションの周波数変換機が必要みたいです。
一応HUMMERの車速に使っているGMのパルス変換機を使えば、アナログ信号をデジタルに変換できますので、暑さで根気が出ないのですけど、気が向いたら、この休み中に取り付けてみます。
一成さんは、静岡市に住んでいますけど、地震の影響は全く無かったそうです。「だから来た。」と、何時ものように威張っていました。その割りに来た日の夜になって「ATのさー、フィルターとか、交換したいんだけど。」と、主目的を遠慮気味に言い出したのは、一応当方に気を使っているみたいです。一成さんも、桧谷さんのAT破損を教訓にしているようです。実際、当方も念のため走行3000キロでATFを交換していますので、人のことは言えませんけど、かなりビビリですね。
一成さんの作業は、やってあげたいのですけど、当方は腰痛なのと一旦自宅に帰らなくてはならなかったので、作業内容は「全ての油脂類」だというので、ヒロシに任せました。一成さんのHUMMERの中をのぞくと、WAKO'SのATF(定価4万円以上@20Lの高級品!)、WAKO'Sのクーラント、精製水が積んでありました。地元のWAKO'Sに業者登録出来たらしく、業販で買えるそうです。当方が購入した販売店は大量に買ったのに「車屋じゃ無いと駄目だ。」と言うのに同じWAKO'Sでも大違いです。この部分は、今度問い詰めたいと思います。ギヤオイルとエンジンオイルは、当方の在庫を期待していましたが、在庫品が全てWAKO'Sだったので喜んでいました。当方としては、エンジンオイルとATFはDURAMAXに対応するため、ギヤオイルは序に纏めて買っただけなので、別にワコーズマニアではありません。多分、次回エンジンオイルを購入するときはシェルのCH-4にします。
結局、丸々一日掛けて、ATF、ATフィルター、エンジンオイル、トランスファー、前後デフ、ハブリダクション、燃料フィルター、ハイグレード燃料ポンプをヒロシに交換させて、廃油とごみを置いて「車が軽くなった!」と喜んで帰っていきました。見送りながら、ここは貴方のガレージでは無い!と呟きました。
もう何年も前から、台風の時期になると飛ばされるのが心配な廃油庫は、開け閉めの度に扉が外れてしまいますけど、どうにか持っていました。しかし、壊れたり、廃油に水が入ると処分が厄介になるので、廃油庫を新築しました。新築というと大げさですけど、物置です。狭山ハウジングに頼んだら、イナバがお勧めだったのですけど、お盆中で出荷出来ず、淀にしましたけど、この大きさではイナバは2枚扉なので当方の使い方では3枚扉の淀にしたのは正解でした。前より2回り位大きくなったので、収納量は倍増です。これで、扉の開け閉めにイラつきません。建てている最中に、狭山ハウジングが早速物置を検討しているお客さんを連れて来て、現物見本にしていました。中々商売熱心です。
実は、自宅の改装を義弟から狭山ハウジングに見積もり依頼がありました。地元の工務店が駄目で、狭山ハウジングに委ねた模様です。当然、監修人としてお金を払わないのに当方が担当しますので、材木屋を始め大工も、内装屋も、電気屋も「やばいよ、やばいよ」と、ビビッています。早速打ち合わせをしているのですけど、困ったことに、使う材料のサンプルは全て高級品ばかりです。床材なんて世の中では貼り物、プリント物が当たり前なのに、無垢材だし、お風呂は「お願いですからTOTOにしてください。」という感じです。経験上、この辺りの交換が出来ない物は間違い無い物にして欲しいみたいです。確かに当方も、他人に薦めるときに後で恨まれるのは嫌ですから、間違いないものを薦めますので、狭山ハウジングの気持ちが解ります。実は、当方は余り家とかどうでも良いと思っているので、それ程気にしていません。自腹じゃないので気が楽だし。。。。

2009.8.8.    石飛 毅氏

ヒロシ君が帰って来ました。
でも、ランドマップとタケちゃんは、遅刻しましたので葬儀場では逢えませんでしたが、浜本さん、松原さん、笹本さんにはお逢いできました。若い人の葬儀は辛いのでしたが、多数の参列者にお母様は、息子さんにこんなに沢山のお友達がいて彼も幸せだったとご安心されていました。明日は告別式なので、お手伝させていただき、お見送りをしてきます。
と、神妙かと思えば浮世に生きている当方は、昼間にスカイオートから「構造変更が完了しました!」という連絡が気になり、通夜の後、ヒロシ君に連絡をして、ランドマップと一緒に途中で待ち合わせて、スカイオートまで送ってもらいました。久々のヒロシで、スーツを着ているので、何となく一回り大きくなった様です。
さて、構造変更は、事前にプロペラシャフトの強度計算書を作成するために、無傷のシャフトを一本人柱にして穴を開けて採寸していました。エンジン、ミッションの仕様書と現物の照合書類を作成して構造変更に挑み、特に造作する事無く一回で合格しました。さすがですね。改造これで、当方のコンバージョンは合法的に改造後15日以内に申請して合格という事になりました。って?な日数ですが、改造完了後の認識は、定量的ではなく当方としては先週取り付けたマニュアルコントロールスイッチの設置で一応完了と言う事にしましたので、それから15日以内に申請なので良いと思っています。この後、フルタイム化とか若干作業は残っていますけど、一先ず安泰です。なにしろ、新しい車検証に書かれたエンジン型式欄に「LBZ」と書かれているのはとても嬉しい事です。
スカイオートで、先日、不動になった桧谷さんのATが分解されていました。予想通りプレートの摩耗だけでは無く、ヒデー状態でした。内部には多数の金属片が散らばり、一体これは何だ!と思ったら、全ての歯が欠けたメインシャフトが横に置いてありました。今までココまで破壊したミッションは見た事がありません。この破片とか金属粉は、ミッション全体に回っています。メインシャフトのギヤがココまで欠けているというのは、先ず考えられるのは、例えば、前進中にバックに入ってしまったり、パーキングに入ってロック!などの物理的な衝撃が無い限り考える事が出来ません。ココまで削れるには結構大きな異音がしたと思うのですけど???
ココまで来ると、もう修理は不可能に近いのと、例え修理しても工賃とパーツ代の方が高くなりそうな気がします。リンク品との交換しかないでしょう。ただ、リンク品もコアが無いので。。。。。。お気の毒です。何か良い方法を考えないと。。。

2009.8.6.    石飛 毅氏

笠原さんの葬儀が週末にありますので、彼と仲の良かった最近関西弁を話し始めたヒロシ君も帰ってくるようです。その他、数名から参列の申し出て下さったので、一緒に通夜と告別式にに行って来ます。顔見知りの皆様の分まで、ちゃんとお見送りしてきますので後心配なく。
彼は10年前に入手した事故HUMMERの解体や、その後のNAからターボエンジンの積替えのときには、面白いからと言って手伝ってくれましたが、作業が完了してエンジンを始動したら、そのエンジンのブロックが割れてて、始動と同時にドバーーーーっと、クーラントが漏り出してしまい、ダメだ!と、絶望感で引きつった当方の顔を見て、大爆笑してくれました。その時は思いやりの欠片も無い奴だと思いましたが、その後の更なる積替えも手伝ってくれてたし、一旦は、もう後には引けない状態のHUMMERを戻す気力と体力は、あの大爆笑が無かったら、簡単にな成し遂げられなかったと思います。。それ以外にも助けたり助けられたり、思い出すのが面倒なぐらい色々あります。冷たくなったかサハラを見たら、多分悲しくて涙が出ちゃうと思います。しかし浮世に残っている我々は、何時までも凹んではいられません。何時までも浮世に引きとめると成仏できませんし、元々、切換の早い当方ですから、間違いなく週末までには復帰しますので、ご心配なく。

2009.8.4.    石飛 毅氏

ガレージにお見えになる方々には顔見知りだと思いますが、Jeep、赤いアストロ、仕事用のプロボックスでガレージに来ている笠原さんがお亡くなりになりました。
ガレージ開設以前からの友人ですから、もう10年以上のお付き合いになります。彼は生意気な奴でムカつく事もタタありましたが、確り自分を貫いていた男気のある奴でした。思い出も逸話も沢山あり、上げたらキリがありません。先月の25日も夕方から夜中までガレージで色々下らない話をしていたのですが、その時はとても元気でした。それが最後です。月曜日に一緒にお仕事をしているお兄さんが心配になって自宅に行った所、既にお亡くなりになっていたそうです。昨年も、自分より年下の仲間がお亡くなりになりましたが、今回はもっと若い笠原なんです。順番は守れよなぁ〜。

2009.8.3.    石飛 毅氏

DURAMAXにコンバージョンしてから、絶対に必要だと思っているのは、フルタイム化だけでしたが、先日、山中湖からの帰り道、高速が渋滞していたので、道志峠を通って渋滞を避けて帰ってきましたが、道志峠は、ワイディングロードで道幅も狭く、前半は登りで、後半は下りで曲がりくねっています。前半の登りはパワーを生かせてとても気持ちがよく先行車もどいてくれる程無敵だったんですけど、後半の下りは地獄でした。単独で走っているならば余り怖くはないのですけど、アクセルオフで下ると重量の思いHUMMERは、軽量の先行車に追いついてしまい、ブレーキを多用する事になります。後半で電車の臭いがして来た頃、下りが終わり一安心できました。

6速のATは P-R-N-D-M-1なので、シフトレバーを動かしてギヤを選ぶ事は出来ません。シルバラードの6速は、この様な峠の下りはMにシフトしてマニュアルでギヤを選んでエンジンブレーキを得る事ができますが、改善途中の当方のアリソンにはマニュアルスイッチがまだありません。プレデターは、「今、マニュアルシフターを作っている。」と言われましたが、コンバージョン仕立ての時は嬉しさのあまり、そんなのどうでも良いと思ったし、平坦路で乗っているとさほど必要性もないので、一時期はシフターなんてメンドクサイから「無くても言いかなぁ。」なんて、思ったのですが、ヤッパリ必要です。
セレクターをDに入れている状態では、アクセルの踏み方と負荷によって、1200回転から2800回転の間で、細かくシフトアップして行きます。そのままアクセルペダルを放してブレーキを踏むと、積極的にシフトダウンをしてサポートをする感じが殆どなく惰性で走っている感じです。ただ、極低速になるとシフトダウンをしている感じがしますので、さほどブレーキに負担は掛からない気がします。ただ、これは運転の仕方で感じ方は色々ですが、どちらかと言うと、D=経済的モードだと言う感じがします。この経済的な感じがするのは他でも感じます。高速道路である程度の速度で走行中に速度を上げようとアクセルを踏み込んだときに、そう簡単にキックダウンをしません。更に踏み込むと、ある程度のタイムラグがあってキックダウンをしますので、ココ!と言う時に加速を望めません。従って、前車に追いついて車線変更をする場合は、見込みで早めにアクセルを踏む必要があります。ただ、キックダウンすると、けたたましい加速をしてくれるのですけど、決して運転は楽ではありません。
ついでに言うと、Dで全開にすると2300回転辺りで2段加速をします、従って安易にアクセルを踏むと途中から思いのほか良い加速をし始めるので、タコメーターを見ていないとハンドルを握っている本人も、あらら、、、このままどうなるの?と、よく解らなくなる事があります。4速辺りまでは良いのですけど、5-6速でもこの加速をしそうです。モチロン制限速度も超えてしまいますから、やろうにも出来ませんけどね。
そこで、どうにかマニュアルスイッチが欲しかったので、渡米前のスカイオートにこの辺の調査を依頼しました。現地から来たスカイオートの報告では、フルタイムトランスファー、NEWプログラム、フロントペラシャフト用ラグ等は点検作業中で、もう直ぐ送ってくるそうですが、マニュアルシフトに関しては現在開発中で、もう少し待ってくれとの事でした。ただ、当方としては、もう欲しいモードになっていますので、とりあえずスカイオートにこの辺の回路図を持ち帰ってもらう事にました。
帰国後、スカイオートから回路図を受けとり眺めていると、アップダウンのスイッチの回路は案外簡単で、一本の配線に謎のデバイスを3個並べて、2つのスイッチを押すことで、このデバイスの通過する数を換えている事が解りました。となると、PCMは回路を通った電圧で管理していると予想できますので、このデバイスが抵抗だと予想できます。もし抵抗だとすると、作れそうな感じがしたので、取りあえず、ギヤの段数の表示は無くても、回転計と体に感じる加速度でシフトアップしたりダウンが出来れば上出来ですから、これの解析をスカイオートと一緒に行いました。都合のいい事に、スカイオートのシルバラードにはマニュアルシフタースイッチが付いていますので、シルバラードのアンダートレーを外して、一応、回路に供給している電圧を測定して、無通電で回路のIN-OUTにテスターを繋いで、「操作なし」、「アップ」、「ダウン」スイッチを押した時の抵抗を測定した所、予想通り抵抗値が一定の倍数で変位していました。
取りあえず、これが解ればTCMの回路図からピン番号が解りますから、シフタースイッチの配線はもう完成したような物です。しかし、シフトレバーをMにシフトしたのを、ATが判断していないと折角スイッチを付けても意味がありませんので、回路図を照らし合わせで未接続の配線が無いかチェックした所、ミッションとの接続は完璧なので、ちゃんとTCMが「M」を認識してくれそうです。
また、今後のために解る範囲で未接続の配線を調べた所、ブレーキ/クルーズコントロールシグナルと言う配線がカットされていたので、チョッと悩みました。クルーズコントロールは無いと言われてましたので、カットは想定できますが、回路図にはブレーキとクルーズコントロールシグナルの単語の間に/が入っていたので、これはandにも取れるし、DTCの表示にもこのエラーが出ていたので、これも配線する事にしました。回路図を見ると、動作は12Vの電圧を通常でON、ブレーキを踏んだときにOFFになっていました。
もともと当方の95年式にもクルーズコントロールが付いていたのと、ブレーキスイッチにも沢山配線が繋がっていたのを思い出して、ブレーキスイッチに当確の配線があると予想できたので、沢山あった配線を、回路図も見ないで直接測定しました。希望の配線は、キーがOFFの時0V、ONで12V、ブレーキを踏んだら0Vというもので、何本か当たると希望の物がちゃんとありました。この配線を分岐してTCMに取り込んで完了。
PCM、TCMの配線は、トリミングしたり整理したり今までに何回も被覆を剥していますが、もう手馴れた物です。今回は、TCMの配線だけですが、一応、PCMのカットしてある配線の番号も控えておきました。まだ、PCMの回路図を入手していませんので、この部分の解析もその内行わなくてはならないでしょう。スカイオートのスイッチを測定した抵抗ですが、信号だけなので、さほど容量の大きな物は必要ありませんけど、テストなので、ドデカイセメント抵抗と廃棄してあるステレオから適当な抵抗をひっぺがして、取りあえずの回路を作成しました。スイッチですが、本当はハンドルの直近にあれば良いのですけど、その内プレデターから表示付きのレバーが出来上がって(どんな物を作っているのか判りません。)来た時に失敗するのは嫌なので、色々考えた所、両方が一度にONにならないシーソー式のモーメンタリースイッチが欲しかったので、パワーウインドウのスイッチをフォグランプと電動ファンのスイッチをつけているスイッチパネルに取り付けました。
ダメだったら撤去して再検討しなくてはならないので、一応仮配線で、テストドライブをする事にしました。まず、Dでガレージを出て、アクセルを軽く踏んで暖機を兼ねてゆっくり走行した所、以前より変速が低い回転でシフトし、変速ショックは皆無。これは、TCMにブレーキの配線をしたことで、以前はブレーキを踏んだままだと判断していたTCMが『普通に走っているよ〜』と判断しているからですようか?暖気が済んだ後、長い直線でMにシフトして走り出しましたが、チョッと不思議な現象。Mなのに、回転が上がると勝手にシフトアップします。明らかにDよりは高い回転ですが、オバーレブを防ぐためでしょうか?ただ、アクセルを放した状態でシフトダウンを行うと即座にシフトダウンします。こちらの方は一番欲しかったエンジンブレーキを入手できましたので、取りあえず満足です。
シフトアップのほうは、一瞬なので詳しい回転は解りませんが、アクセルを全開にしていると、3000rpm位でシフトアップしますが、アクセルを半分位踏んでいると2500回転辺りでシフトアップします。要するに、MでもDとほぼ同じ動作をすると言う事で、アクセルペダルの踏む量とシフトアップの回転のシーケンスが少し高めになっている事が解りました。試乗が終わり、その事をスカイオートに言うと、シルバラードと動作は同じようです。スカイオートの話では「Dだとキックダウンのタイミングが悪いので、『M』を使うと直ぐ加速するので、スゲー便利ですよ。」と言うので、早速、試してみました。高速道路を6速で走行中、Mにシフトするとそのまま6速のままです。アクセルを踏むと同時にシフトダウンすると良い反応で加速を始めます。6速で走行中の速度によっては2個下げをすると、美味しい回転になるので強烈な加速が味わえました。
流して走っている時はDで十分ですけど、やはり思いのままギヤを選択できるのはとても便利で、高速でもMのまま走ったほうが楽ちんです。ただ、スイッチが使い辛い所になるのですが、センスの良いものでないと馬鹿にされてしまいそうなので、取りあえずプレデターから良いものが出てくるのを待ちます。

 2009年7月