2010年5月  HUMMER ESSAY 2010年6月      

2010.6.29.-2    石飛 毅氏

36000円で昨年購入したモバイル用のFUJITSU BIBLO LOOX M/D10のマウスパッドの左ボタンの調子が悪く、軽くタッチしただけではボタンの認識をしなくなりました。チョッと強めに押すと認識をしてくれるのですけど、時間と共に強さが増してきて、その内、ケースが壊れる位強く押さないと駄目になってきました。右ボタンは生きているので、左ハンドルや右ハンドルの車に乗っているのでボタンが左右違っても問題ないと思い、設定変更して左右のボタンを入れ替えて使っていました。右ボタンは余り使わないので、右ボタンはショートコマンドで誤魔化していました。
これで、使う上では然程問題がなくなったのですけど、左右逆の設定に慣れてきたら、車の運転と異なり、別のPCを使うときに頻繁に間違えてしまうので、戻す事にしました。修理なんですけど、FUJITSUは1年間は無償修理なので、最初壊れた時は保証期間内だったのですけど、メーカーに修理を出すと大抵の場合はHDの中身はリセットされてしまいます。今の時代、ソフトやHDD本体以外の修理でHDDの中身をリセットしてしまうと言う事に疑問を感じます。何が何でもHDDの中を保証しないというのではなく、出荷時に戻すというのは本体を丸ごと入れ替える可能性があるからなんでしょうか?修理に出すと新品と入れ替えてしまいます。iPodとかならitunesに接続すると元も戻るので、簡単ですけど、PCの場合は案外面倒ですよね。
そこで、HDDの中身をそのままで修理してくれる町のPC修理専門業者に頼めば良いのですけど、やたらと修理代が高いので、コレではPC本体を入れ替えた方が良いことになるので、とりあえず自力で修理に挑戦しました。まず、見えるネジは全て外して、プラスチックのケースを優しく優しく開いて、どうにかバラバラにする事は出来ました。マウスパッドのスイッチは表面実装のメカスイッチなので、コレなら代替品が入手可能と思い、電気設計の同僚にスイッチ内の回路と寸法を測って部品選定を行い、同等品を通信販売で購入。
部品の納期が曖昧なので、部品が届くまで再組み立てを行い、そのまま運用して待っていた所、本日届いたので、再度分解してスイッチを交換しました。スイッチは最低発注量が9個なので、送料込みの費用は1400円と送料のが高いのは気に入らない所ですが、1400円で治ったのでいいという事にします。子供の頃から何でもバラバラにして中身を見たがる癖があって、壊れている物はいいのですけど、可動品もバラバラにして元に戻せなくてよく怒られていいましたけど、最近は大人になったので大抵の場合、治せます!
ディアゴスティーニのHUMMER H1が発売されて色々な方から報告を受けています。加藤電気も、元々ラジコンマニアなので、奥さんから許しが出たと喜んで連絡してきました。『出来上がったらガレージの川原でレースしよーね!』と、かなりノリノリです。ただ、当方の親が勢いで買ったと聞いたので、80の老夫婦にラジコンは???なので、『HUMMERのモデルカーをあげるから。』という事で諦めてもらいました。当方の所には現在15号までの原稿校正依頼が来ていますので、かなり先行していますので、堅実な会社だと感心しています。

2010.6.29.    石飛 毅氏

那須PSガレージにタンブラーが入庫され、7月の中旬に展示が始まるそうです。
その前に、是非、現物を見せて頂き、尚且つ、天候がよければ駐車場内を走る姿も見せて頂きたいと、松原さんにお願いした所、7月1日に見学出来る事になりました。都合の付く方は、時間等をお知らせしますので、当方に連絡下さい。

2010.6.28.    石飛 毅氏

もと,、河野さんのHUMMERですが、タイヤのエアが抜けるので、先週末CTISのクイックリリースバルブをカットして放置して置きました。その結果、助手席側のリアだけ大量に抜けていました。予想では、既に15年目を迎えている車両ですから、CTISのバルブかクイックリリースバルブを疑っていましたが、この状態ですと、これ以外のタイヤホィールに問題がありそうでした。
専属メカニックの話では『タイヤからは漏っていない。』と言ってましたけど、タイヤを外して、先ず、パンクがないかのチェックをしましたが、トレッド面には全く傷がありません。次に、ビード部のチェックを両側しましたけど、ココからの漏れもありませんでした。
次に、ホィールの合わせ目のチェックをした所、誰が見ても解る位のエア漏れがありました。オリジナルの2ピースホィールは合わせ目にOリングがあってシールをしていますが、鉄のホィールですから、表面の状態は余り良くありません。そのため、ココのOリングは太目で潰し量をタップリとっていますから、長年使っていると変形しています。
漏れている部分は解りましたけど、この部分のOリング交換は重いタイヤをハンドリングしたり、漏れている部分の補修とかOリング交換はどちらかと言うと嫌な作業です。最近では、この辺のメンテナンスが面倒なのと、ホィールバランスが取り辛いので急速にアルミ化が進んでいますけど、現在のオーナーはインターネットをやっていないので、情報量はかなり薄く、このHUMMERは近代化は進んでいません。そのため、いまだにアイドラーは3世代前で、『ハンドルが震えるから治して欲しい。』と、最近では余り起こらない現象で悩んでいます。タイヤも大き目のパーネリージョーンズで、摩耗もしていますし、一部タイヤにもクラックが入っていますから、もう替え時なのでホィールのOHは無駄な作業になりそうなので正直やりたくないのですけど、治せないと思われるのも嫌なので、ホィールのOHをすることにしました。
HUMMERのホィールが2ピースなのは、戦地でタイヤ交換を大きな工具がなくても可能にするのと、タイヤの中に円筒を入れてタイヤをホィールで挟む事でタイヤがホィールから剥がれなくしています。また、通常タイヤを交換したときに、タイヤとホィールを密着させるために、一気にエアを入れて、タイヤをパンパンにさせる工程は戦地では不可能なので、組み立て式の2ピースホイールであれば、ビードを持ち上げるためにエアの力を借りないでタイヤを組む事が出来ます。従ってホィールを繋いでいる12本のボルトは長めになっています。ハンビーの場合、このナットは普通の6角ですが、ハマーの場合は間違えて緩めないように5角形のナットで固定されています。従って、ホィールを分解するのには専用のソケットが用意されていますが、高年式の2ピースホィールでは稀に6角ナットが使われていますので、通常のソケットで分解可能です。
さて、作業の方は、タイヤがビードと固着していませんのでボルトを外しただけでホィールは簡単に外せましたが、アウターリムを外してみたら、『これじゃー駄目だ。』と思うぐらいの腐食が進んでいました。2ピースホィールの分解は久々ですけど、ココまで腐食が進んでいるのを見るのは初めてで、凍結防止剤の進入とか、雨ざらしが原因だと思われます。本来なら磨いて補修してもまた漏りそうな感じですが、オーナーが今後タイヤホィールをどうするのか解らないので、とりあえずOリングを外して清掃と錆び落としを行いペイントをしました。
Oリングにはタップリシリコンを塗りこんで、ホィールを組み込みテストした結果、エア漏れは止まりました。余り保管状態も良くないので、一応専属のメカニックに連絡を取ってホィールの状態を説明したのですけど、冬はスタッドレスを使っているから、そんなことはない筈だとか言われたのですけど、現実は錆びだらけだしエンジンルームは蜘蛛の巣だらけの状態にしている人には言われたくない感じです。
そこをグッと堪えて、ホィールをH2の物に交換することを進めたのですけど『お金が掛かるから今回はいいです。』との返事。お金の問題?今までお金を掛けないで、沢山の不良債権状態でいたのですから、その分一度には掛かるのは仕方がない事だと思うんですけど。。。。だから、今回は一気に色々取り戻して、HUMMERをチャンと安心して走れるようにするのが一番大切な話な筈です。それとも今までろくな整備をしないでお金を使わせていたのかい?。。それに、今回はいいですって、また持って来るのか?もし持ってくるなら今後を考えてもっと真剣になれよ。、大体、専属なら当方の所に来た時に、ツナギで来るべきな筈だし、この人がオーナーと当方の間にいる意味が解りません。異音だって、タンクとペラが当たっていたのに、そこは当たっていなかったとか言ってたけど、ガッツリ当たっていたし。。。。。
更に、電話の途中で『異音は見てくれるんですよね。』とか言い出したので、週末、汗だくになって爪の中まで真っ黒にして夜中まで作業しているから『経過はHPで見てください。』と言ったのですけど、見ていない様子。コレだと一体当方は何のためにどれだけ体力を消耗して作業しているのか解って貰えないことが解りましたので、やる気激減。とは言うものの、オークションで安いH2のホィールが出ていたので、入札している当方です。。。。
今週は、4輪のハブで使っているインプット、アウトプット、CTISのオイルシール交換と、前後デフのインプット、アウトプットシール交換を行ないました。淡々と作業しましたけど、全部で20個のオイルシールを交換した事になります。ハブのシール交換はハーフシャフトを外しますので、デフのシールを一度に交換するのは工数削減になります。ただ、ハブのシールは専用のインストーラーを使いますと、シール自体の交換は失敗がありません。しかし、以前からココで言ってますけど、デフのサイドシール交換は『嫌な作業』です。
デフのシールは、シール自体はスチールのプレス品にシール部分をモールドしていますので、シールを打ち込む面からシールが出ています。ハウジングがスチールなので打ち込みの力も大きく、手元が狂ってゴム部分を叩くとシールが使い物にならなくなります。さらに、シール自体の真円度も悪く、センターにはシャフトが出ているので、中々上手く打ち込む事が出来ません。実際やってみると解るのですけど、いくら平に抑えても打ち込んでいる間に平衡が崩れて出ている部分を叩くと反対側が出てきてシーソー状態になり、その内、外れたり、オイルシール自体が変形してしまい、新品を駄目にしてしまう事も多々あります。さらに、シールの中に入っているスプリングが叩いているうちに外れてしまうと、もう大変です。。。。従って、近い人のHUMMERのサイドシールから多少漏れてても、酷くない限りは我慢したり、させたりしていますので、当方のも友野さんのも小林さんのも、現在すこし滲んだままです。
スカイオートのタケチャンさんが以前この作業をしている時に立ち会ったので、『デフのシール交換嫌でしょ?』と聞いた所、『かなり気を使っている。』と当方と同じような感想でした。特に冬場は、ホットガンで暖めたり、グリスを塗ったりと工夫をして乗り越えているようです。最悪なこのデフのシールですけど、装着も大変ですけど、シール自体の出来も悪くてチャンと入っても漏れる確立がかなり高いものです、ですから当方は、この作業の時は『全力を尽くすけど、駄目な時は諦めてくれ。』と言い渡してから作業をしています。
しかし、そんな後ろ向きな姿勢は、当方のイキザマには許せない事なので、何か良いインストーラを作ろうと日頃から考えていました。まず、出っ張っているゴム部分には当たらない事。センターのシャフトを避ける事、フロントの運転席側はスペースがないので出来るだけハンマーの振るスペースを確保するためにコンパクトにする事。等のファクターを織り込んで図面を書いてヒロシ君に製作をお願いしていましたが。。。当面、使う事がないと思っていたところ、今回は4箇所も交換しなくてはならないので、今週は使うからと催促して、ヒロシ型インストーラーを作ってもらいました。
構造は、シールの当たり面にはゴム部の逃げをつくり、シールの状態が見えるようにシールの外径より小さくしました。真ん中は、平行を保つためにスプラインとピッタリにしましたしたので、水平状態をキープする事が出来ます。シールに内径に合わせて装着するときオイルシールはインストーラーに取り付けてシールのリップに力が掛かっていますので、シール内のバネを伸ばしているため、バネの脱落の防止にもなります。インストーラーの中心はスプラインと同径の穴が貫通していますので、インストラーから出たフランジ固定用のネジにナットを手で閉めこむぐらいの強さで押し当てて、ハンマーでインストーラの外周を軽く叩いていくと綺麗にシール全周を押し込む事がができます。なれない場合で一箇所に力が集中してもナットで固定されているので反動で跳ねてしまう事がありません。シールが入るに従って、ナットを締め込んである程度でシールが入らなくなるので、ナットを外して思う存分叩く事が出来ます。
さて、このHUMMERですが、デフオイルの漏れはかなり激しく、垂れたオイルがローターまで垂れて、ローターが撒き散らかしていました。特にフロントは酷かったのですが、よく観察するとラジエーターシェラウドにタップリ付いていたのは別の原因があるようです。最終日も日付が変わる時間間際まで作業をしていましたので、この部分はとりあえず見ない事にして来週に回す事にしました。
このインストラーのお陰で今回は失敗もなく出来ました。

さくらんぼ有難うございました。山形のは本当に美味しいですねぇ〜。当方の会社の子会社が酒田から近い新庄にありますが、この度、仲の良い同僚が出向しましたので、今までより山形に足が向く機会が多くなると思います。
今、iPadが手元にあります。モデルは3G+Wifiの64Gで、工藤さんが、超秘儀を使って短納期で入手した物です。土曜日に、当方が買う気があるなら、高い物なので事前に使って評価してみたらどうか?と言ってくれましたので、遠慮なくお借りしました。使った感想は、チョッと大きいかな?と感じます。重量的にも持ち続けるとバカ力の当方でも、長時間持ち続けるのはキツクて、結局、机の上に置いて使います。これ以外の部分では申し分ない使い心地です。
会社の後輩達にも使ってもらいましたが、普段iPod touchを使っているので、何も違和感無くサクサク使っています。予想通り好評で、PCに比べて親しみやすく、気軽に使えると好評でした。大きさに関しては、色々で見やすさからこの大きさでも良いという意見もありますが、もうすこし小さい方が良いですね。
外部からのデーターを直接インストール出来ない事とか、PCより機能で劣りますが、格段に内部バッテリーの駆動時間が長くてバッテリーを気にしないで使えるのは喜ばしい事です。もう少し小さい方が良いと言う意見は既にAppleは想定内であって、iPad miniが出るのは時間の問題らしいです。そんな話題で盛り上がっていましたけど、土曜日に工藤さんが早速iPhone4を入手して見せてくれました。デザイン的には今までのものとは異なり丸みが無くなりスクエアな角状になりました。今までAPPLEの製品は柔らかいデザインでしたが、今回は少し趣が変わってきます。正直な所、当方はこの方が断然カッコイイと思います。搭載されているカメラも、画像処理に力を入れているためか歪も補正されていますけど、その動作が少し遅れ気味でカメラを動かすと画面がユラユラしますが、静止画像の美しさは素晴らしいです。
工藤さんに使い勝手を聞くと、『使えない』と即答。良く聞くと『電話のエリアが狭い。』のと『通話中に電波が弱くなる。』そうです。最初の方は良く聞く話ですが、通話中に電波が弱くなるのは、iPhone4のアンテナの位置とケースの材質の相性が悪くて、鷲づかみにしているとドンドン電波が弱くなるそうです。実際、ガレージでもiPhone4を机に置いた状態ではアンテナが『フル』ですけど、手で掴むとドンドンレベルが下がってやがて『圏外』になってしまいます。デザインとか機能とか見ていると欲しくなるのですけど、当方は、翼と『家族割り』になっているので、翼とどうするか相談したのですけど、もう一年待つ事にしました。
日曜日に浜本さんがお見えになり、流行のこの手の話をしていたら、浜本さんはiPod touch+イー・モバイルの組み合わせを持っていました。イーモバは電池駆動なので、何処でもWifiで接続できますので、GPSを使わないのであれば3Gより速度が速いので、この組み合わせはお薦めです。義弟もiPadはWifiモデルを予約して、イー・モバイルで運用するみたいです。ドンドン周りがApple教信者が増えているんですけど、一社独占はのぼせ上がるので余りいいことではないとは思いつつ、流れに乗らなくてはならないので必死です。
何時かはiPhoneと思っている翼もApple製品を持っていないので、若いくせに時代に乗り遅れている感じがしているらしく焦っています。当方はiPod touchでどうにか時代について行けていますけど。翼はアルバイト先の店長をムナグラを掴んで自主的に辞任していますので、暫くはそっちまで手が回らないのでしょうから、9月に新しいtouchが出るらしいので、当方が気に入って買ったら、今使っているのを『お下がり』にしようと思います。

2010.6.26.    石飛 毅氏

日曜日の朝に放送されている『サンデージャポン』に、当クラブも協力しているDeAGOSTINIから販売されているHUMMERのラジコンが、番組終わり頃の『サンデージャンクション』のコーナーで紹介されるようです。在宅の方はご覧ください。

2010.6.22.    石飛 毅氏

日曜日は、スカイオートに誘われて格闘技を見に行ってきました。
以前、一緒にラスベガスに行ったスカイオートの親友が柔道のアテネオリンピックで銀メダルを取った泉浩選手と親しくされてて、彼が柔道家から格闘家に転向して、今回は第3戦目だということで応援するのが目的です。泉浩選手と言われてピンとこなかったのですが、顔を一回見たら名前と顔が一致しました。彼は青森県の大間出身で、オリンピックの時に応援している人がマグロの絵がプリントしてあるTシャツを着ていたのを思い出しました。そんな訳で、応援者としては偽者で、彼を応援している仲間のために応援したという感じでしたが、目の前でガチンコの戦いをしているのを見ると本気で応援してしまいます。一緒に隣で見ていた朝赤龍関も当方に近い立場でしたけど、当方より詳しく色々教えて貰えました。リングから近い所で見ていたのですけど、リングサイドには沢山の見たことがある人がいるのですけど、当方が一番知っているのは『関根勉さん』でした。彼は結構真剣に見ていましたけど、モノマネはしていませんでした。
試合は、下馬評では以前有名な格闘家に圧倒的に勝った事がある選手で、厳しい戦いになりそうでしたが、とても落ち着いて試合を運び快勝でした。当然勝利した後の打ち上げは大盛り上がりで、六本木を出たのは1時を回り、スカイオートのメルセデスを飲んでいない当方が運転して帰りましたけど、スカイオートは全開で動き回っていたためか、気を失っていたので、そのまま車中におき去りにして当方は帰宅しました。就寝したのは3時でした。が。。。。
朝、家族の大声で目が覚めたのは6時半頃、家族の喧騒に最初どうした物かと思って事情を聞く前に、わが家の愛犬を見ると血だらけ!目は見えるかどうかとかありえない状態でした。。。当方の家には2匹のプードルがいますけど、非常に大人しい方が血だらけで事情を聞くと、散歩に出て家の前から出て直ぐにある公園の前をトボトボ歩いていたら、突然横から2匹のラブラドールが走り寄って来て、一頭がそのまま、ガブリ。突然の事で犬同士は目もあっていないため、わが家の犬は逃げる間もなく襲われたそうです。
要するに、飼い主は公園でリードを放して走り回って遊ばせていた所、横を通った当方の犬にガブリという事です。そのまま、中々放さないため飼い主と必死にどう引き離して家に連れ帰り、そのまま病院に当方が連れて行きました。
当方の認識ではラブラドールがそんなことをする分けないと思いますが、どんな事にも絶対はないんですね。実は、このチョコレート色のラブラドールは同じような前歴があったそうで、要注意犬だったのですけど、まさか、公園にリード無しでいるとは思わないので、走ってくるのが見えてから一瞬の出来事だったようです。幸い食いちぎられていませんし、傷は顔と背中の硬い部分だけで、お腹には傷がありませんでした。獣医さんの話だと、お腹を噛まれると死んじゃうそうです。また、体重差が5kと30Kですから咥えて振り回されると首の骨が折れて即死という事もあるそうです。一命は取り留めましたが、牙は結構深く刺さってて、傷口が深いのは気になります。それと結構美人なんですけど、鼻が曲がっちゃいました。本人もかなりショックだったらしく、病院から帰ってきた後、いつもだと当方が食事をすると傍に来て欲しがるのですけど、微動だにしません。早く恐怖心から抜けて貰いたい物です。
家族としては、一応、命には別状問題がないのがわかったので一安心ですけど、今一番困っているのは怒りが収まらない当方をどうなだめるかが一番の問題のようで、家の中にある武器になりそうな物がなくなっています

2010.6.19.    石飛 毅氏

久々に、以前、河野さんが乗っていた96のHUMMERを関根さんがガレージに持ち込まれました。
河野さんの96年は、クラブ発足当時の早い時期からインタークーラーを付けたり、電動ファンを付けたり色々手を入れていました。ボディリフトも早い時期に行い、ファイナルも交換してハイギヤードになっています。5年程前に関根さんの所に嫁入りしましたが、河野さんも余り乗らなくなって暫く経ってからの嫁入りでしたから、それ以降は殆ど手を入れていません。
通常、一般整備は地元の修理屋さんにお任せしているのですが、修理屋さんも特殊な部分は手を出したくないのでしょうか、今回一緒にお見えになり、この際全部見て欲しいと委託されました。現在出ている不具合は、リアタイヤからCTISのエア漏れ、燃料を満タンにすると走行音に比例して音が出る、80km/hで振動が出る、ドアロックの動作不良が時々ある、雨漏り、という物です。
取り合えず、異音の原因として考えられるのは、燃料タンクとプロペラシャフトの干渉が考えられるので、下回りの点検をすると、目に付いたのは前後のデフのそれぞれのサイドシールからのオイル漏れ。結構な量が出ていますので、これではかなり異臭が出ていた筈です。半分の確立でオイル漏れですから、両側とも交換が良いでしょう。トランスファーのクーラー入り口からATFが漏れていたので、まし締めしたとお聞きましましたが、当方のチラ見では、デフのフロントアウトプットのインナーシールからだと思われたので、この部分の漏れているATFを拭き取り、暫く放置しました。
肝心の燃料タンクとの干渉ですが、当方の所見ではプロペラシャフトの上側が干渉している感じがしましたが、同行のメカの方は違うと言われるので、そうなるとクロスジョイント?と思われましたけど、「それも見た。」と言われたので、取り合えず後ほど、試乗して確認する事にしました。そのまま、フロントの方に移動すると、アイドラーアームは3世代前の物が付いていました。この頃のアイドラーアームは、それこそ数千キロで使い物にならないので、振動の原因はこれのような気がします。それと、フロントのキャンバーが強いためか運転席側の外側は異常に磨耗しています。これは、アライメントの調整が必要です。恐らく車検のときにサイドスリップを調整した時に片側だけで、大きく動かしたのが原因かもしれません。Wウイッシュボーンの場合はトーイン調整でキャンバーが変わりますので、要注意です。これも、後ほど計測して調整します。
今度は、ボンネットを開けると。。。エンジンルームは蜘蛛の巣まで張っているほど「キタネー」状態です。車検を取ったばかりだというのですけど、本当に「取っただけ」だと思われます。蜘蛛の巣と埃だらけですけど、エンジンオイル、パワステオイルは綺麗でしたので、最低限のメンテナンスは行われています。驚いたのはバッテリーで、これはもう10年近く経っている熟成オプチマで河野さんが交換したままだそうです。さすがに、使いすぎだと思いましたので、これも後で電圧を測ってみたいと思います。
関根さんがお帰りになって、早速スチィームでエンジンルームの洗浄を行いました。アルカリ洗剤とスチームで丹念に洗浄しましたが、一度では終わらずに数回行いやっと満足。関根先生には患者さんが、歯磨きしないで来たら嫌でしょ!と言ったら笑っていました。エンジン洗浄後、水を切るために近所を一回りしてきましたが、アイドリングがチョッと不安定です。古いタイプのエンジンは、高年式のエンジンと異なり、エンジンの耐久性がないのですけど、この程度でしたら倉持さんの添加剤で治るような気がしましたので、効果を試すのには解りやすいかも知れません。
それでも駄目でしたら、ノズルと噴射タイミングの調整をしてみようと思います。ガレージに戻り、まだ水が垂れるので下回りの作業をを行う前に、電動ロックのアクチュエーターの点検を行いました。今までの経験上、ロックしたときに動作音の他に「ウォーン」という音がする奴は力がないので、耳を澄まして音を聞くと運転席のアクチュエーターが唸っていたので、取り外して点検。外したアクチュエーターを外部電源で駆動すると、予想通り力がありません。そこで、分解してモーターを取り出して、暫くエージング。エージングは当然両方の回転を行いますが、大体10分ぐらい無負荷で行い、接点のドレッシングを行いますが、結構復活します。
運転席のドアの取っ手がなぜか?一個だけ塗装が無くなり鉄板むき出しになっていたので、これもついでに交換しました。ドア回りが終わったので、今度は下回りの作業に移りました。当たっていないと言われていましたけど、プロペラシャフトには擦った後が残っていましたので、やはり燃料タンクとのクリアランスが少ないと思われます。更に、トランスファーが燃料タンクのプロテクターに干渉していましたので、この間にグラスウールが挟んでありました。色々観察すると燃料タンクのが所定の位置からずれているため、クリアランスがなくなってしまったようです。プロペラシャフトを外して、燃料タンクからプロテクターを外すと、やはりプロペラシャフトが干渉していました。燃料タンクにも多少干渉の影響が出ていましたが、問題にならない程度でした。
燃料タンクの位置を再計測した結果、燃料タンクの前側は高すぎて、トランスファーとの干渉をしてて、後方は低すぎてプロペラシャフトの上の部分が干渉していた様です。再度金具の調整を行った所、トランスファーの当たりもなくなったし、プロペラシャフトとのクリアランスもタップリ取れました。
トランスファーの漏れを確認したところ、予想通りインナーシールから滲み出ていました。殆ど動いていない状態なので、まだ他からも漏れもありそうですけど、取り合えずインナーシールからの漏れは確定です。

2010.6.17.    石飛 毅氏

関西系の特徴はミッキーマウスミラーで、昨日発売されたディアゴズティーニにのHUMMERもミッキーマウスミラー。最初に取材したHUMMERが04年モデルだったので『忠実に再現』ですから、そうなるのは自然な成り行きですね。因みに、マニュアルミラーも縦型電動ミラーも廃盤です。
ディアゴスティーニさんからも、発売のお知らせが来ています。

『いよいよ、週刊「ハマーRC H1」が明日発売になります。本日から弊社ウェブサイト(http://deagostini.jp/hmr/series_guide.php)にて、先日のハマーオーナーズクラブミーティングの写真やリンクが公開されています。是非、オーナーズクラブの会員様にもお知らせ頂けると嬉しいです。TVCMも今日の夕方から流れ始めます。よろしくお願いします。』

ミーティング参加者の皆さんには、取材等のご協力ありがとうございました。無事、全国販売が開始されましたので、購入申し込みをされた方は最後まで挫折しないで完成させてください。当方も頑張って組み立てに挑戦しますよ。

2010.6.16.    石飛 毅氏

麻生さんから、ミーティングのレポートが到着しました。

6/13(日)に4回目の関西ミーティングが、恒例の琵琶湖、ヤンマーマリーナさんで開催されました。
関西ミーティングに参加いただいた皆さんお疲れ様でした!
今回は、何と言っても前日までの好天とは打って変わって、ミーティングにとっては最悪な雨天でした。金曜日の午前には関東組の一部の方が出発したという連絡が入ったので、雨天決行を決意!片岡さん、藤本さんと調整を行っていましたが、夜になって片岡さんから写メが届きました。
写真には見ると、何やらどこかで見たようなデッカイテントが写っているではないですか。片岡さんに電話してみると、久しぶりの土曜日の休暇にギックリ腰だというのにも関わらず、尼崎のコストコまでデカデカテントを買いに行って、そのままヤンマーマリーナさんに向かい、テント設営まで行ってくれていました。3m×6mのテントは流石に巨大で、さらに3面に巻き上げ式の壁も付いていましたので、雨が吹き込むこともなく快適に過ごせました。片岡さん「おおきに!!!」
当日の朝は、藤本さんと3月に出来たばかりの第2京阪道路で待ち合わせして、名神の栗東ICへ向かい、7:30には現地到着。先に到着していた片岡さんを交えて、3人でさらに3m×3mテントを2張り増設。それに大石さんが持参してきてくれたテントを合わせて3m×12mプラスαの巨大なテント村が出来上がりました。
前日からそれなりの降雨を想定しており、恐らくHUMMERを見て回ったり、整備をしたり、改造をしたりすることはないと思っていたので、如何にテントの下で雑談、猥談ができる場所を提供するかがポイントだったので、今回の“テント村作戦”は正解でした。
8時を過ぎると桧谷さんが登場、しばらくすると名神多賀SAで宿泊していたトビさん達が、最近では聞きなれたスペシャルDURAMAX音を響かせて登場、野澤号もすっかり板に付いた翼くんが、親父さんに続いて登場し、片道約500kmの親子HUMMERランデブー走行とい羨ましい参加を果たしました。そのあとにはスカイオート村上さんが何か嫌――な予感を察知したのか、スカイオート積車号で登場。後に悲劇が襲う友野さんも572の爆音を響かせてご登場。大阪の岸田君は1年ぶりのミーティング。久しぶりにまともな状態で成瀬ちゃん到着。元祖ALPHAの松原さん、関西初のスペシャルDURAMAXを積んだ柳本さん、いつ見てもイカツイトラックの工藤さん、関西人化しているひろし君が、続々と到着。皆さんノントラブルで快調だったご様子。
この頃には、すでに雨がポツポツ降り始めてましたが、皆さん柳本号に群がりなんだかんだと話をしていたご様子で、いつものミーティングらしい風景があちらこちらで見られ始めました。今回は雨天ということもあったのか集まりが遅くて、10時前後になってようやく、富山の山下さん、西からの最長距離走行者は福岡のロドリゲス村上さん、石川から上口さんが到着、一年ぶりに大阪の人見さんが来られました。なにやらH2もお乗りのようで、関西では珍しいH1、H2の2台体制のお方です。今回、関東からは一番遠い千葉の小出さん、結婚して付き合いの悪くなった大石さんの弟子の辰巳さんが、大石さんと登場。京都の山口さんはミーティングに合わせてカッチョイイ、グリルガードとライトバーを付けてこられました。しかしグリルガードの幅がノーマルのH1の幅だったので、せっかくついてるオーバーフェンダーを微妙にカットしなければならなかったようです。大阪のALPHAと言えば山口さん。到着して早々、トビさんに500ps化を宣告されていました。山口さんもまめな方で、しょっちゅうご自分でHUMMERをメンテナンスされています。
ひと段落ついたころに、埼玉のキャサリン&デュラン(勝手に名付けました)大久保さんが仲良く今回は1台で登場。デュラン号で来られました。今度はキャサリン号でキャサリンが運転して来てください。吉岡さんは日増しに巨大化するオオカミ犬“ガル君”を抱っこして登場。生後4カ月にして既に20kgオーバー。立つと吉岡さんの半分以上の背があります。アー怖い。前日にエンジン始動しないとトラブルに見舞われた愛知の田口さんが、何事もなかったように堀田さんと到着され、最後は神奈川から栗原さんが到着されました。
大体、参加者が出揃ったころには11:30を過ぎており、そろそろランチタイム。今回はヤンマーマリーナさんの中にあるレストラン“琵琶湖 レストラン&ウェディング シェヘラザード”で、お昼のコース料理をオーダー。前菜、コールドポタージュスープ、近江牛のメインディッシュ、6種類のデザートケーキ盛り合わせ、パン、コーヒーというなかなかの美味しい料理をリーズナブルな料金で提供していただきました。これは皆さんからも好評でしたので、次回もこんな感じで行こうかと考えています。このレストランは雨にも関わらず、お客の入りはそこそこで、人気の高さが伺えます。
ランチは2組に分かれて琵琶湖を望むオープンデッキで雰囲気いい感じ。幹事の片岡さん、藤本さんは「野郎同士ではなくお姉ちゃんと来たいですなぁ」とつぶやいていたような。。。ランチも終わり、テント村に引き上げると、先にランチを終えたグループは、もう、まったり雰囲気の状態。雨のミーティングをイイ様に満喫されています。2時を過ぎるころ、今回は同伴されるご家族やお友達にも楽しんでもらうために“大人のビンゴ大会”ではなく“まともなビンゴ大会”を行いました。
景品は参加者の皆さんが持ち寄ってくれたレアもの、クラブノベルティ、HUMMERパーツ、ケーキ、お菓子、などなど様々な商品をゲットするため、約1時間をかけて2回のビンゴを行いました。一部の運が悪い方を除いてほとんどの方に何かが当たったと思います。今度は是非、野澤さんにも商品提供をお願いして、昼間に大人のビンゴ大会をやりたいと思いますので、ご協力よろしくです。ビンゴが終わるころには3時を過ぎ、そろそろ関東や九州の遠方からの参加者の方が帰路につく時間。誰ともなく帰宅準備を始めるとあっという間にテント村も撤収となりました。
テントのかたずけも終わり、愛知組、スカイオート号がヤンマーマリーナを出て間もなく、アイドリングでエンジン暖気をしていた572が静かになり、替わりにトビさん号、翼号、松原号などがエンジンスタート。いい音響かせながら出口に近付き、マリーナを出ようとするころ、572から“ガガガガガガガガガガッ”“ガガガガガガガガガッ”と変な音がするではありませんか。見ると友野号からの音。何してるんだろ?と皆が見ていると「エンジンかからなくなっちゃった。」と。。。。。。そう、スターターが上手く回らなくなってしまったんですねぇ。出口まで行ってたトビさんたちはUターンして逆戻り、友野572号を何度か前後にゆすってリングギヤの位置を変えて見ましたけど、ピニオンが上手く入らスタートが出来きません。
するとトビさん。スーパーマンのようにはいきませんが、路上生着替え。パンツをチラつかせながらいつものツナギに変身。友野572号の下に潜りセオリー通り、ハンマーでスターターをハンマーで叩きましたが、症状は変わりません。一度外す事にして、自体を聞きつけて戻ってきたスカイオートの村上さんと二人でスターターの取り外しを始たと思ったら、壊れたスターターとは別に、どこからともなく。友野さんがゴソゴソ箱から何かを取り出しました。
「何という事でしょう〜」別の新品のスターターがあるではありませんか。それはこういうこともあろうかと、友野さんは、ご自分のためにちゃーーんと予備を持ってきてたんですねぇ〜。流石!友野さん。今回は何もない平和なミーティングだと思っていたら最後の最後にやってくれました。 こういうのを「自作自演」というのかと誰が言ったか言わなかったか。無事にスターターを交換すると、エンジンは何事もなかったかのように爆音をとどろかせて復活。流石はトビさん&スカイオート。雨中の急なトラブルにも対応できるお二人にはいつも敬服です。というわけで、ミーティングの最後は友野さんが締めくくってくれました。
全員無事に帰宅されたようで、4回目の関西ミーティングも雨天を除けばH1が26台、H2が1台、他2台の参加者42名と大成功に終わりました。年々、台数および参加者が増える関西ミーティングですが、また来年も皆で楽しめるような催しにしたいと思っています。皆さん、お疲れ様&ありがとうございました。 麻生

最初、ローカルで始まりました『関西ミーティング』ですが、年々規模が拡大して来ています。今回は生憎の雨でしたが、雨天でも参加予定者の増減が余りないのには驚きました。コレを見越してか幹事会の雨対策は大当たりでした。当然、天気が良ければもっと色々楽しめたと思いますが、それでも十分楽しめたのは、大成功です。その代わり、テント等の設置は一部の方の負担にはなってしまいましたが、この手のミーティングは余り力を入れ過ぎると、シンドクて来年やるかどうか解ならない事に陥りますが、今後も力を入れ過ぎずに、『また来年やろうね。』と気軽に思える、手作りミーティングを続けて貰う事が本当に一番良い事です。

NEWアイテムです。以前チョッと報告しましたが、先週から時間が取れなくてやっとPLXを触れました。PLXはOBDUのコネクターにユニットを差込んで、車両データーをWifiを使って、iPod touchやiPhneに表示出来る物です。先日、仮に取り付けて当方のHUMMERではうまく動作できなかったので、また無駄使いをしてしまったと反省していたのですけど、同じシステムの柳本HUMMERに接続した所、ちゃんと動作しました。当方のHUMMERで上手く行かなかったのは電源投入の手順が違っていたための様でした。このPLXはOBD2に準拠している国産車にも対応していますので、装着対象が幅広く汎用性にたけています。そこで、HUMMERもT-DIESEL搭載車はOBDUを搭載しているので、コレが使えると便利だと思い、早速、T-DIESELのHUMMERで試したところ、無事動作をしましたので報告します。因みに、NA-DIESEL、GASエンジン搭載車でも試しましたが残念ながらNGです。
先ず、システムの構成を紹介します。ハードで用意するのは、PLX本体とiPod touchかiPhoneです。iPod touchかiPhoneにはPLXと接続可能なアプリケーションをAPPで購入します。PLXに対応しているアプリは数種類ありますが、色々調べたら「REV2」が一番ポピュラーなので、とりあえず無難なので、これを購入。価格は「4600円」です。PLX本体は、未知ですし、使えなくて転売する時に有利だし、取り扱い上で何かあると困るので、対応が楽チンな日本の輸入代理店(東名パワーズ)からスカイオートに仕入れて頂きました。定価は22000円です。
実際、購入してみると、折角日本の代理店から購入したと言うのに、説明書はペラペラの紙が一枚でそれも英文で、チョッとショックでした。最近のWifiは自動で接続する物が多いのですが、ぺらぺらの説明書にはWifiの設定をするように書いてありました(それだけしか書いていません)ので、iPod touch(iPhone)のWifiの設定を行い動作確認。当初、当方のHUMMERでは上手く行かなかったのですけど、これは先ず、PLXの電源を入れてから、アプリを立ち上げないと上手く接続しないロジックになっているための様で、上手く繋がると、VINナンバーが表示されます。画面には自車の名前とか写真を貼り付ける事が出来ますので、中々楽しいです。
「REV2」で、一度に表示できるデーターは5種類あって、メインのメーターはアナログですが他はデジタルです。これ以外に、時計と、電圧は常時表示されています。このメーターの内容は自由に選べて、配置もタッチパネルをドラッグすると変更が出来ます。ただ、表示させる項目は車種によって異なるため、選択項目の全てが表示できるわけではありません。従って、T-DIESELの場合は、REVで表示できる項目は当方のに比べて少なくなりますが、元々エンジンその物にその項目のセンサーがないので、表示出来ないのは当たり前です。PXLを当方はダッシュボードに置いていますが、Wifiの届く距離は案外長くて、ドアサイドは勿論、車体から10m位離れても受信可能でした。他にも記録を取って保存したり、パフォーマンスを測定したりと色々出来るみたいですけど、まだ使い込んでいませんので、詳細は後ほど報告します。
データー表示以外に、便利なのはチェックランプが点灯した時にトラブルコードを読み取る事が出来ます。それ以外にチェックランプを点灯しないトラブルコードも表示する事が出来て、それらの消去もする事が出来ます。表示画面が大きいので、今までのデーターリンクの物よりも見易く、タッチパネルですから操作が簡単ですから、まだコードリーダー(スキャナー)をお持ちでない方は勿論、既にお持ちの方もトラブル時以外には使わないよりも常に使えるのでお勧めです。とは言えPLXが車を修理してくれる訳ではありませんが、トラブル報告の時にコード番号を伝える事で、トラブル内容を特定できますから、事はスムーズに運ばれます。もう少し上級でiPhoneで運用している場合は、そのままネットでトラブルコードの検索をすると色々な事例が出ていますから、対処する事も可能です。
もう一つの利点は、このシステムはスキャナーですから、沢山車を乗っている方は、その車のコネクターに差し込めば同じように使えますので、その車専用にする必要がなくありませんので使いまわしがで来ます。
因みに、スカイオートが持ってきたiPadにもREVをダウンロードして動作確認をしました。当然ですけど、iPadの方が画面がでかいので我々の様に遠くしか見えない年齢層には断然有利で、ますますiPadが欲しくなってきました。この手のハイテク機器にありがちな、設定とか使い方とか色々面倒だと思う方は、スカイオートで購入すると色々説明してくれるそうですから、興味のある方はお問い合わせ下さい。
こんな便利なものですけど、欠点?があります。それはOBDUはデフォルトで常時電源なので、車から降りるたびにPLXのスイッチを切らないと駄目な事です。一応、待機消費電力は1Wなので83mAと微弱ですから、長期間でなければこれが原因でバッテリーが上がると言う事はないと思いますけど、精神衛生上良くないので、電源にリレーを入れて通常はACC電源で運用したいと思います。もう一つはミッション関連のデーターは何もありません。ギヤの段数とか、ATFの温度とかがあれば、もっと便利だったのですけど、残念ですね。
因みに、表示できる代表的なデーターは以下ですが、先にも書いたように全て教示できるわけではありません。
速度、回転数、馬力、トルク、ブースト圧、インテークマニホールド圧、インテークマニホールド温度、大気圧、吸気流量、瞬間燃費、平均燃費、エンジン負荷、点火タイミング、水温 等です。
ここで、注目点はブースト計が付いている事です。ブースト計は必需品ですから、未装着の方は、その分お徳になります。それ以外は、『あーこんなものか』と思って見る程度のニギヤカシだと思っています。

2010.6.14.    石飛 毅氏

関西ミーティング参加の皆様、お疲れ様でした。
生憎の天気でしたが、沢山参加されて、段々賑やかになって来ますね。関西の地理を生かせて、九州のロドちゃんとか名古屋方面の方も参加してチョッと違うメンバーの集まりになっています。関東からも、今回は大勢参加されたのには、驚きでした。大好きなHUMMERで遠方の旅行を兼ねての参加も楽しいと思いますので、今回に限らず、また次回もご参加ください。
ミーティングの報告は、おそらく麻生さんから改めてあると思いますが、今回はすばらしく大きなテントを片岡さんが準備してくれたり、トイレ用の「チョイ乗り」があったり、冷えた飲み物があったり、中々準備万端で感心します。しかし、残念なのは雨で、友野さんもスカイオートも色々販売品やノベルティを積んできたし、当方も狭山ハウジングが作ったノベルティを委託されて来たのですけど、何も出せなかったのが残念でした。
当方は、土曜日に友野サンと翼とガレージで待ち合わせて出かけましたが、出発前に572のトランスファーオイルの点検を行い、ついでに交換しました。抜いたATFは当方のと比べてとても綺麗で内蔵のオイルクーラーと後付のオイルクーラーが効いているみたいです。友野さんの話では、ポンプを回すと150Fで安定しているようなので、ATFの温度劣化は殆どありません。今回、当方と572は殆ど同一条件で走行しましたので、色々比較できました。
通常走行でのオイル温度は、オイルセンサーの位置が悪く、温度計は殆ど上がりません。そこで、ポンプを回すとゲージはグングン上がり、180Fを指した後170F位までしか下がりません。ところが、572はポンプを回すと150Fまで下がるので、572の方が良く冷えています。
572と当方の違いは、内臓のオイルクーラーの有無、オイルクーラーの構造が異なります。当方のオイルクーラーはアルミのチューブにヒートシンクが付いてあるタイプで、内部のATFの触れる面積は余り大きくありません。このタイプは圧力損失が少ないのと、目詰まりが無いというメリットがあります。これに引き換え572の場合は、何本ものチューブを潰したタイプで、ラジエーターと同じ様な構造をしています。これのメリットは内部の液体が触れる面積が大きく熱交換効率が大きいのにメリットがあります。デメリットは圧力損失が大きいのと、目詰まりが起き易い事です。これらの選択は流量と液体量発熱量で選ぶものですけど、トランスファーに関しては当方のタイプは冷やすと言うより液体の流量が多すぎて単純にATFを掻き混ぜているだけのような気がします。一応、当方もアールズのラジエータータイプがありますので、これと交換してテストしたいと思います。が、その前にATFが底を付いたのでまずはATFの調達ですね。
今回は、572と翼のGASエンジンが同行しましたので、同一条件下での燃費比較が出来ました。走行状態は大体90km/を中心にMAXでも、100を超える事はありませんでした。その結果、最初の諏訪湖までは、572は4km/L弱、GASは4km/Lの後半、当方のは5.7km/Lでした。ココまでは当方は一般道走行が50km程ありましたので、少し悪いです。GASの燃費が悪いのは、翼がまだ運転に慣れていないため登りで踏み込んで、下りでブレーキを踏んでいたためだと思います。次の給油は栗東を降りたところで給油を行いましたが、ここで572は3.2km/Lと落ちてしまいました。これに比較してGASは5.2km/L、当方のは7.2km/Lと過去最高燃費。帰りの給油は途中一回で、572は再び、限りなく4km/Lに近く、GASも同じく5km/Lチョッで当方は6.6km/Lでした。帰りは大体90-100のペースで、当方の場合は最大トルク発生回転近くで走る時間が長いと、登りとか下りとかに関わらず7km以上で走る事が出来ますから上々ですね。

2010.6.12.    石飛 毅氏

大騒ぎしているiPodですけど、先生はiPadを買います?
当方は次のモデルまで様子を見ようと思っていましたが、ekワゴンのカーナビが壊れてしまいましたので、ナビを買うならナビとして使えるiPadの3Gを買ったほうがお得な気がして、段々欲しくなって来ちゃいました。そんな話を友野さんとしていたら、弟さんは既に入手していたらしく、見せびらかされたそうです。丁度、当方がスカイオートが早々に入手して見せびらかされたのと同じで、興味はあるけど直ぐに欲しいとは思っていなかったみたいです。しかし、572もTOMONO−GOもカーナビが迷子になる状態なので、ナビとして使えて簡単に移設が出来る(SANYOのゴリラみたいな感じ)し、ネットも使えるので、それだけでもナビを2台買うよりお得で有効に使えると説明したら、友野さんも急に欲しくなって早速販売店に行ったそうですけど、売り切れで入荷の予定も解らない状態だった様です。
iPhoneも3GSから、もう少しでiOS4に変わって、ぐん〜んと良くはなりましたので魅力的になりましたけど、キャリアがソフトバンクなため、どうも踏み込めません。バッテリーの持ちが悪いと聞いていますので、メインの携帯電話として使えないもの踏み切れない理由の一つです。
ソフトバンクに対する不信感は、やっている事にズルさを感じているからです。iPad発売前、情報では3GはSIMロックが掛かっていないとの話で、docomoもマイクロSIMを出す予定でしたけど、結局、ソフトバンクがごり押しして日本で販売するiPadにはSIMロックを掛けてしまい、ドコモはiPad用のSIMの販売を中止したようです。
ここで、不思議なんですけど、海外で購入したiPadにはソフトバンクはマイクロSIMを「販売しない」のですけど、日本で買ったiPadは海外でSIMを買えば海外でも使えるそうです。http://www.apple.com/jp/ipad/3g/ 海外の人がiPadを日本に持ち込んだときは、SIMを買う事が出来ないという不公平な事が発生します。更に、今までiPhoneには定額データープランがありましたけど、新しいiPhoneのiOS4は定額テータープランがないと言う噂があります。そうなると、iPhoneをのびのび使えなくなります。これは、アメリカのAT&Tが定額プランを廃止するまねなんでしょうけど、そうなるとチョッと美人局みたいな感じです。元々AT&Tは、回線密度が低いため増え続けたiPoneの定額プランで回線がパンクしてしまったのが原因なのと、近い内AT&Tの独占が解除されてしまうので、それまでに「稼いじゃおう」というのが主な原因だと言われています。
ソフトバンクも、回線密度や回線範囲も狭いので同じようなオーバーフローする理由が考えられますけど、日本ではソフトバンク独占状態ですから、少ない回線で稼いじゃおうと、人気者を使って稼ごうとするズルさがミエミエなのが、ユーザーを裏切る行為にしか見えません。もし、ソフトバンクが定額を廃止するような事になったら、直接被害はありませんけど、嫌な気分です。この様子からすると、現在、iPadに設定されている定額プラン(2年間は割引があるので、月額3000円程です。)も期限が切れたら従量制になんてなったら、とてもジャないけど使えませんね。。。。でも、欲しい気持ちは強いのでソフトバンクの罠に掛かってしまいそうです。
因みに、海外で購入したiPadにFOMAのカードを削って装着して動作させた人がいるそうですが、これは海外の物は技術適合を受けていないので電波法違反になるそうです。そう考えると、通信機器に於いて日本は鎖国だと言われているのは結局キャリアの会社のエゴで、将来的には自分で自分の首を絞めているような気がします。

2010.6.11.    石飛 毅氏

関西ミーティングの景品の告知をした所、友野さんが『カッコイイ、クローチ』を持っていくと言い出したのですけど、どんな物か解らないので写真を送ってもらいましたが、メールの件名には『かわいいよーーーん。』と書いてありますけど、どう見てもゴキブリですから、可愛いわけがありません。ゴキブリが単体で歩いてても気持ち悪いのに、自宅で大量に飼育しているのは『おかしい』です。
当然、こんな物を景品にして持ち帰らせるのは『嫌がらせ』か『罰ゲーム』ですから、許可しません。景品に生き物はだめです。

2010.6.10.    石飛 毅氏

今週の日曜日はイヨイヨ関西ミーティングです。
参加予定の皆様はどうぞお気を付けて参加してください。幹事の麻生さんから参加者に『連絡』が来ておりますので、宜しくお願い致します。

『関西ミーティングも今週末と迫りましたが、天候も曇りマークに変わったようなので、とりあえず安心しています。今回も6/9時点で26台、40名以上の参加申し込みが来ています。
内容は例年通りなのですが、ご家族での参加も多いので、今回はビンゴ大会をしようと思います。
那須の貸別荘で行う大人のビンゴ大会とまでは行かずとも、皆さんと盛り上がることが出来ればと思っています。できればミーティング参加希望者は、お1人様1品目の景品のお持ち込みをお願い致します。また、椅子やテーブル等をお持ちの方は、各自、ご持参いただけるようにお願います。』

2010.6.8.    石飛 毅氏

いろいろハプニングというか、バタバタした週末ですが合間を見てオイルクーラーの取り付けは、無事終わらせました。
概ね配管は完了していましたが、温度計の取り付けと、ポンプ、ファン、温度センサーの配線を行ないました。ファンやポンプはモーターを回転させますので、電気的な容量は高めで、特にポンプは8Aも消費します。ところが、設置場所はリアになりますので、そこまで延々と配線を引き回すと電圧降下が起こり、熱を持つ可能性もありますので、太い配線を使って端子台を置いて電源取り出しポイントを作成しました。また、温度計と、駆動リレー用のコントロールは、今後の拡張性を持たすために、6芯のシールドケーブルをコンソールボックスからポンプ部まで引き回し、端末はポンプ部にジャンクションボックスを設置しました。しかし、ジャンクションボックスが5Pの端子台しかないので、実際に使える配線は5本です。シールド線をアースに利用していますので、カラーコード(茶、赤、橙、黄、緑、青)の緑と青は使いませんが、今後、リアに何か使うときはジャンクションボックスの端子台を増やす必要があります。
動作ロジックは、ファンとポンプは必ず同時動作なので、一個のリレーで駆動させる事にしました。ポンプ自体はフリーで回転させると、あまり音がしなかったので、切り忘れのないようにスイッチは照光式にしました。温度計は友野さんのオートメーター箱の中に機械式と電気式の2つのメーターがありましたので、設置が楽な電気式を選択しました。機械式は、温度センサーの先端から配管内部に液体が封入されてて、先端の液溜まり部が熱せられて膨張したエネルギーで針を直接回転させます。したがって、機械的に針を動かすので、『機械式』と呼ばれています。機械式なので、針が振動するのと、埃などの影響で動かなくなるのを防ぐためにメーターにオイルが入っています。このオイルも膨張するのでメーターの上の方には、破壊を防ぐのと圧力抑制の目的でエアが入っています。
電気式のメーターは、温度を測りたい部分にテーパーネジでねじ込んで完了。配線は先端に一本配線を行い、センサー本体がアースされてセンサー内の抵抗を測定してメーターを振ります。出来るだけ、配線は短い方が良いかと思いますが、配線抵抗に比べて、センサーの抵抗値は大きいので余り神経質になる必要はありません。メーターは、コレも友野サンの『オートメーターの箱』の中にカップが入っていたのでお借りして、ダッシュボード上に両面テープで仮止め。あくまでも、お借りしている物なので、借り止めです。でも、配線は確りやっています。
トランスファーのオイルの入れ方ですが、先ず、通常と同じく注入口を取り外してATFを規定量入れます。その後、注入口を『甘締め』して、ポンプを駆動し、甘締めした部分からオイルが出てきたら、一旦ポンプを停止して注入口の配管を抜きます。この状態でオイルクーラーが高い位置にあると、ATFが逆流してきますが、当方の取り付けた位置は『良い場所』なので、逆流はありませんでした。この状態から更にトランスファーにATFをレベルまで入れると、トランスファー内とオイルクーラー及び配管内はATFで満たされます。
ここで、初めて気が付いたのですが、ポンプを動かすとオイルクーラーからファンが何かに当たっている様な異音がしたので、ファンの周りを点検してファンだけを動作させましたが、全く異音が出ません。異常がないので再びファンとポンプを動かすと再びオイルクーラーからギリギリと異音が出ます。そこで、今度はポンプだけを回転させた所、異音がオイルクーラーから発生。恐らく、ポンプの圧力が高いのか容量が大きいのか、オイルクーラーの中をATFが流れる時に内部でキャビテーションを起こしているようです。差し当たっては問題ありませんけど、キャビテーションを甘く見ると、オイルクラーの破損する事もあります。キャビテーションの原因は圧力が高い事が考えられますので、対策としてポンプの出入り口を分岐して、ポンプの入り口と出口を繋いで、その間にニードルバルブを入れて流量を下げる事で対策が出来ます。この方法は配管途中を絞るとポンプの回転が落ちて頑張ってしまうと焼き付きの原因やポンプヘッド内の圧力が上がって破損する恐れがあります。
バイバス方式を簡単に言うと、ご飯を食べてウンコをだしてウンコの一部をまたご飯と一緒に食べる様な事です。従ってトランスファーからの流量は減りますけど、元々オイルクーラーの容量もポンプの容量も大きいので冷却そのものは十分だと思います。
実際の走行は、まだオイル漏れ確認の試乗と自宅までしか走行していません。試乗の時は温度計は100Fから微動もしませんでした。案外、温度は直ぐには上がらない様です。帰り道では多少温度が上がりましたが、120F程で思ったより上がりません。気温も余り高くないので『こんな物』なのかと思い、折角付けたのに無駄?だったのかと思いポンプのスイッチを入れたら、温度が段々上がって暫くするとまた下がってきました。この原因は、温度センサーの位置です。トランスファーの温度センサーはトランスファーの中身が解らないので、ドレン口にTを入れて付けましたので直接トランスファーの温度を測っていることにはならないようです。ポンプを動かすとセンサーにトランスファーで暖められたATFが流れ込んで来るため、温度が一回上がり、その後オイルクーラーで冷やされて温度が下がる様です。ただ、今の所、温度が上がったとは言っても130F(54℃)ですから、ATFの危ない温度まではマダマダ余裕があります。一応、危険温度は200F以上だと思うので、もう暫く様子を見てみます。関西ミーティングに出かけてもし、全然200Fを越える様な事がなければ『要らない』かも?無駄使いをまたやってしまった事になるけど、誰かが人柱にならないとわからないことですからね。
この話を友野さんにした所、友野さんのはチョッと当方とは違うみたいです。ポンプを回すと一瞬温度が上がるのは当方と同じです。当然、当方がORAの付け方をパクッたのですから当たり前ですが、結構温度が上がるようです。確かに当方は高速道路を20Km位しか走っていませんし、帰りは昼間の気温とは違って半袖では寒い気温でしたが、友野さんと那須からの帰りはとても良い天気で速度も出していたので、条件が異なります。ただ、問題は、ATFの量にも問題があると思います。この部分は友野さんにも指摘したのですけど、当方の場合は漏れがない限りオイルクーラーとトランスファーにはどんな事があってもATF残そうと思っているのですけど、572の場合はポンプが止まるとトランスファーに戻ってしまいます。従ってトランスファーを含めた流路内に存在するATFの量はオリジナルと変わらない量になります。オイルクーラーも小型でトランスファー内にATFがなくなっちゃう事はありませんがレベルは下がります。
そこで、友野さんにはチェック弁を入れて逆流をしない様にして、ATFの量を増やす様にお薦めしました。ただ、チェック弁を入れても片側しか止まらないので、暫く振りに乗ったときトランスファー内にATFが多くなります。トランスファー以外も同様で、回転部分の潤滑剤の量は多ければ良いと言うことはなく、もしオイル漬けにすると、回転部分の周りはキャビテーションを起こして潤滑不良になります。先ほどから言っているキャビテーションって言うのは、日本語では空洞現象といって色々な悪影響を機械とか植物にも与えます。難しい事は専門書とかネットの解説を見てもらうと解るんですけど、一番解りやすく一般的なのは『競艇』のボートがコーナーでスロットルを開け過ぎて突然前に進まなくなるのを、業界用語で『キャビる』と言うみたいですけど、これはキャビテーションの略語です。生活上ではプロペラの周りに空気が絡み付いて進まなくなると理解していれば十分だと思います。

2010.6.7.    石飛 毅氏

今週末は、オイルクーラーを取り付けてエンジンオイルの交換をして、関西ミーティングの準備。
NOZAWA-GOもボディリフトを行なっているため、相対的に下がってしまったバンパーアップ。それと、オーシャンブルーの音響が良かったので、自宅から引き上げたBOSEのスピーカーを付けてくれと言うリクエストがあったので、関西に向けての整備を含めて予定を組んでいました。
ところが、水曜日の日に『休みが取れたので、バンパーアップをしたいのでガレージに行って良いですか?』と片岡さんから連絡が来たので、関西ミーティングの後でも良いんじゃねーかとは思いましたけど、片岡さんはなかなか休みが取れない仕事なので、バンパーアップのパーツがあればそれ程面倒ではありませんし、日曜日にヒロシに固定した後でも、溶接してもらえば当方の手は余りかからないので、OKしました。その後、また連絡があり、『それと、ステンレスのパイプが完成したので、コレと交換するついでにクーラントの交換がしたい。』と追加のリクエスト。念のため、『スーパークーラント?それともミドリ?』と聞いたら『スパークーラントの方が。。。』と予想通りの回答。一応、クーラントの交換は、古いクーラントの追い出しと内部の洗浄状態が納得できるまでになるには終わりが無く、何処かで妥協が必要なんですけど、やり始めると後一回、後一回と欲が出て、結果的に20回位入れ替える事になるので、一応『大変だよ。』とだけは伝えておきました。技術的には余り高度ではありませんので、土曜日のアルバイトに片岡さんを手伝わせれば、当方の予定は然程大きく変更にはならないと思い、コレもOKしました。。。
片岡さんは、金曜日の12時過ぎには来るというので、それを待つ時間が勿体ないのと、キノクニから足らないパーツも届き、週末の限られた時間を有効に使うため、当方の仕上げ作業を金曜日から進めました。実は、スカイオートにお待ちかねの『PXL』が届いているので、当方とスカイオートは新しい物は直ぐに試したがりやで、特にスカイオートはiPadが発売されると欲しくて欲しくていても立ってもいられなくなり、都内の電気屋を何軒も回って探し出し来ちゃう根性の持ち主で、購入後ニコニコしながら箱から出したのを取り上げて、一番最初に使ったのは当方でした。そんな感じで、本当はPLXが入ったというのは、2人には『お試し』イベント的にかなり盛り上がる予定でしたが、何故か今回は珍しく『時間がないので送ってもらえます?』にしました。
12時過ぎるとは聞いていましたが、何時になるのか解らないので、一応2時まで作業をして待ってましたが、突然睡魔に襲われたので、就寝。
朝、ホウキの掃く音で目が覚めたのは9時頃で、片岡さんは元気一杯で子供のような顔で嬉しそうです。とりあえずクーラント交換の手順を教えて、後から来たアルバイトをクーラント交換要員として手伝いに充てました。クーラントの交換は、予想通りの繰り返しですが、どうも片岡さんもこんなに根気がいる作業だとは思っていなかったみたいですけど、クーラント交換中の合間に下回りの錆をグラインダーで擦って塗装したり充実している感じです。ただ、本人は当方のHUMMERに比べて、『錆が多い』と、嘆いていますが、折角手に入れた愛機ですから、気になるなら地道に補修をして行くしかありません。
2人はクーラントの入れ替えが熟練してきたので、当方は、オイルクーラーの作業に集中。配管の作業をモクモクとやっていると、スカイオートらか『PLX』が到着。と同時に。。。友野さんの所から何も連絡がないのにハンビーのタイヤが到着!当方は気が付かなかったのですけど、重いタイヤをクーラント交換隊が佐川急便と一緒に降ろした様ですが、受け入れ態勢は整っていません。確かに、友野さんのガレージでは入り口近辺に置いているので、何かと邪魔だったので『送っちゃった。。。』と言う事みたいですけど、重くてでかい物ですから、突然は迷惑なんだけど、、、言ってよねー。
と、チョッと不機嫌な所に、現在、HUMMERの雑誌記事を書いている方が『そのうち行きますので宜しく』とは言われていましたが、これまた、突然来て、『ネタを。。。。』と言うのですけど、オイルクーラーが未完成の状態では、当方も自分の事で頭が一杯なので、もう少し時間的にも脳味噌的にも余裕がある時のほうが要望に答える事が出来るので、本当に困っているなら、自分の都合より当方の都合に合わせて、昼間より作業の終わった夜(今回は夜も駄目だったけど)の方が良いと思います。
排出される冷却水の色がやっと納得でき、ステンレスのアンダーパイプと交換したのはもう夕方近くでした。クーラントを入れる前にラジエーターのキヤップテスターで冷却水路に15PSIの圧力を掛けて、漏れのテストをしました。このテストをすると大抵2-3箇所は漏れるので、キヤップテスターの使い方を教えて、当方はお昼過ぎに来た『何かやりたい翼』の要望で、BOSEのスピーカー交換作業。これも、もういい加減自分でやらすために内装剥がしは自分でやらせました。この、作業中、片岡さんとアルバイトが深刻な顔をして『ラジエーターから漏れているんです。』との報告。現物を見ると、ラジエーターのコアからではなくアッパーのツナギ目にピンホール。この程度なら、ハンダで補修も可能かと思い、時々古い車のラジエーターを治す経験がある加藤電機に聞いたら、一応手順は教えてくれたのですけど、ロレツが回っていないので恐らく飲酒中なので、参考意見として聞いておきました。
ラジエーターの状態を見ると、漏れている部分は既に、補修をしてある部分で、他の部分より『ギンロウ』の量が多く不自然でした。最初ピンホールも小さかったのですけど、ワイヤーブラシで擦ったら漏れも拡大して来たとの証言から、この状態で補修しても直り切らない恐れがあるし、もし地元に帰ってラジエーターを取り外して、修理してまた載せる事を考えると時間的にも、費用的にも負荷が多く、ガレージ在庫の中古品とココで交換するのが一番『エコ』だと考えて交換することにしましたが、ボンネットを外す事前確認を行ないました。本来、HUMMERの場合はノーマルであれば、運転席側のコネクターを2個抜いて、ボンネットの支えを外し、ピンを抜くと簡単に外せます。ですから、以前、ヒロシと2人で15分で外した事もあります。が、片岡さんのHUMMERには色々追加の配線が運転席だけではなく、助手席側にもあります。パッと見たところ配線の途中にはコネクターがないので、最悪、カットしなくてはなりません。
この他にも、ホースにピンホールがあると言うので、片岡さんに友野さんの所に取りに行って貰う事にして、ekワゴンのナビに『諏訪神社』を設定しようとしたら。。。動かない。ガレージに来るまではちゃんと動いていたのに、ここ一番という時に運悪く、お亡くなりになってしまいました。仕方がなく、当方の完璧な地図で無事に友野さんの所まで行けました。このナビはDVDナビで、HDDナビが出たときに入れ替えられた中の一台で、もう10年近く使っていますから、何時壊れてもおかしくはないのですが、こんなに突然お別れが来るとは思っていませんでした。新品なんて、勿体ないですから、ヤフオク、ハードオフ、パーツオフで探がすしかないですね。
このまま、風呂に行こうと思ったんですけど、先週逢えなかったスナップオンが来るので、とりあえず片岡さんのHUMMERを動かそうとしたら、エンジンが掛からない。TECH2を接続するとDTCコードP0251が出ていました。消去しても再始動でも、出続けます。片岡さんの話では、以前にもこのトラブルコードがでて、復帰しているとの事なのですが、当方の経験ではこのトラブルコードの場合はオプチカルセンサーの交換が必要なのですけど、以前に治っているとの事だと、オプチカルセンサーの交換をするとは断言しても、オーナーの気持ちとしてはスッキリしないと思って、深夜でしたが、スカイオートに連絡した所、同じようにオプチカルセンサーではないかとの見解。
実は、ターボのオプチカルセンサーは、部品単体では出ません。従って、オプチカルセンサーが壊れた場合は、新品またはリビルト品の噴射ポンプとの交換になりますが、今まで動いていたのに急に壊れて部品代30万円!とか言われても中々納得が出来ないでしょうが、本当はコレが現実です。このP0251は錦さんのHUMMERでも、同じ様なトラブルがあり、その後も中々本調子が出ませんでした。コレは単純にポンプ自体の消耗でタイミングがズレていたため、その後、ポンプのスタティクなタイミングとダイナミックタイミングの調整を行なったと聞いています。
片岡さんのHUMMERはキロ表示になっています。他のメーターがUS表示で、メーターだけSI表示という事からカナダ仕様ではないため、日本に輸入した時にメーターが交換されています。そこで、スカイオートに現地での走行距離を調べてもらった所、NEW YORKで登録されて、その後の走行距離は2履歴ありますが、チョッとおかしいのは古い記録の方が多いので、メーター交換履歴がその前にもある可能性がありますが、合計しても3万マイル程なので、ポンプの消耗は余り考えなくても良いので、恐らくオプチカルセンサーの交換で治ると予想できます。この、ドタバタの最中にスナップオンが来て。。。深夜なのに実に忙しい時間を送り、オプチカルセンサーの交換は翌日としました。
この貴重なオプチカルセンサーですが、当方か積み替え前にバックアップ様に保管していたポンプから外しました。スカイオートに置いてあるエンジンにも付いていたのですけど、この前見たら。。。無い。誰かのHUMMERで活躍しているはずです。エンジンが掛からない事にはラジエーターを交換しても意味がないので、目覚めが悪くてボーっとしている当方に代わって到着して直ぐのヒロシ君に交換してもらいました。当然といえば当然ですけど、センサーの不良でした。一応、スカイオートにもこの件が解決した事を報告して、今後、オプチカルセンサーをどうにかしないと駄目だという結論になって、本格的に探してもらう事にしました。
もう一つ、オプチカルセンサー自体のチェック方法とオプチカルセンサーの修理が出来ないかの解析を始めます。元々、オプチカルセンサーの動作原理は解っていますので、これの出力を測定して健康状態を調べる事が出来ると思います。修理となると、軽油の中に漬けっ放しで耐えることが出来る接着剤の選定が一番面倒だと思われます。もう、内容の割りに高額消費になるけど、手持ちのポンプから外したらその分の請求が出来ないので、オプチカルセンサーが壊れるのは、オーナーだけではなく修理する側も困るというオプチカルスパイラルの呪縛から逃れたいはずです。
エンジンが掛かり、今度はラジエーター交換作業を開始しました。ボンネットの配線はタイラップをカットして辿っていくと、コネクターがあって取り外しが出来る物が殆んどで、カットしたのは一本だけでした。配線した人も外せるように考えてくれたみたいで助かりました。一台の車を色々な人が配線は行ないますが、この部分は配線が煩雑ですから、作業する人は是非コネクターで外せるようにしておいて欲しい物です。
ラジエーターは管理の良い当方が使っていたラジエーターを選択。一応、定期交換してたし、スラッジ防止のため精製水で希釈していましたので、ラジエーターとしての機能はマダマダ使えると思います。
ラジエーターの交換中に倉持さんがお見えになり、新しい駆動系用の添加剤を持ってきてくれましたけど、時間が取れなくてあまり詳しく内容は聞けませんでしたが、高負荷に耐えられる配合だそうなので、何時も頂いているのに独り占めするほどケツの穴が小さくないので、当然、ヒロシ君にも分けて上げました。まだ、2本ありますので、早い者勝ち。
ラジエーー交換が終わり、忙しい週末が終わりヘロヘロになって帰宅するためにHUMMERに乗ると、まだ作業の途中で室内には配線とか工具テスターが入りっぱなしでしたが、もう片付ける気力もなく、そのまま、帰宅する事にしてバックするとダッシュボードからドライバーが転がり落ちてきて、それをナイスキャッチ!した瞬間、後ろでドッカーーン!と大きな音。。。振り返ると物置に激突していました。この物置、昨年末に新築して、激突したのは2回目です。2回とも日曜日に疲れて帰る時なんですよね。。。また、狭山ハウジングにお願いして修理できますけど、痛い出費になります。

2010.6.3.-3    石飛 毅氏

松原さんがオーダーしてあったタンブラーが到着した様です。
当方も首を長くして待っていましたので、速く現物が見たいです。展示の予定は聞いていませんけど『那須PSガレージ』に展示されたら見に行こうと思います。

2010.6.3.-2    石飛 毅氏

ガレージ方面に出かけたので、オイルクーラー取り付け作業の先が見えていないので、平日ですけどガレージに行きってきました。
配管用の部品はある程度調達していますけど、レイアウトによって想定外の部品が必要になります。先日、オイルクーラーの位置は決まりましたが、まだ大物のポンプの位置が決まっていません。ポンプは普通軸が水平に置くのがセオリーで、色々な位置を試してみましたけど、メンテナンス性、配管のレイアウト、熱の問題等を考えると中々良い場所がありません。元々下からアクセスするので、ポンプを理想的な位置にすると取り付けステーが下側になるため、ポンプ自体は見えなくなってしまいます。また、取り付けステーもL型になるため、加工の安易なアルミ板を使いますので強度的にも問題があります。
悩みに悩んだ挙句、稼働時間も短いしオイルクーラーもチューブ式で負荷も少ないし、ALPAHのクーラントポンプも垂直に付けていましたので、セオリーを破ってポンプを垂直方向に付ける事にしました。そうなると、取り付けは一気に解決してフレームに直接ポンプを付けることも可能です。ただ、フレームに直接付けるとブレーキの配管が邪魔なので、出来るだけフレームの加工を避けるために、アッパーアームの取り付けボルトと、ボディマウントの取り付けボルトを利用してアルミのプレートを取り付けて、その上にポンプを取り付けました。この位置だとオイルクーラーからの配管もストレートで処理出来ますし、プロペラシャフトの取り外しの邪魔にもなりません。
最近、アルミの板を藤本さん指導の下、丸ノコでカットするので、この手の物を作るのが本当に楽チンになりました。ただ、アルミの粉が飛び散るので、後の掃除が大変ですけど、エアソーで切っていた事を考えると真っ直ぐにカットできますし、切り口も綺麗です。ポンプの位置が決まり、今度はトランスファーからの取出しです。当初、取り出しはトランスファーに付いているドレンプラグと給油口のプラグにテーパーネジを追加工しようと思いましたが、このボルトは非常に硬くて追加工が出来ないため諦めてステンレスで新規に作成しました。上下のプラグ穴の下から抜いて上に戻すのですが、ココで問題なのはATFを循環させているときにトランスファー内部の油面を出来るだけ変動させない事が重要です。
そこで、オイルクーラーも、下から入れて上から出すのと、トランスファーのレベルとほぼ同じ位置にセットしました。ただ、配管をそのレベルに配置すると、どうしても普段メンテナンスする時に邪魔になるため、配管とポンプヘッド、ラインフィルターの分は目をつぶる事にしました。オイルクーラーを装着したのですから、当然、温度計も必要です。温度計は直接トランスファーに取り付けるのは不可能ですから、何時もATFに触れているドレンのプラグにTを入れて、一個を吸引に使い、開いた方にセンサーを入れます。
構想が出来た時点でトランスファーのオイルを抜いたら。。。まだ、このトランスファーを使ってからの走行距離は5000Km程で、この程度の距離だと大抵は透明な綺麗なATFがドレンアウトされる筈なんですけど、出てきたATFはメタリック。。。ベースのATFも明らかに茶色く劣化しています。メタリックの量も壊れたATから出てきたのを見た事がありますけど、それより酷いかもしれません。明らかに熱でATFが劣化して、内部摩耗が始まっている状態ですから、今回、トランスファーのオイルクーラーを取り付けるのは良かったと思われるし、当初、使おうとしていた小さいオイルクーラーでは役不足なのは明らかで、柳本さんから頂いたクーラーで大正解でした。
とりあえず、足らない部品はキノクニに注文しましたので、金曜日に入荷します。ポンプと、ファンと、温度センサーを含めても土曜日にはトランスファーの分は完了する予定ですが、あんなメタリックのATFを見るとオイルクラーに回す前に一度元に戻して、トランスファーの中を洗浄しないと不味い気がします。
もう一個のクーラーは燃料クーラーにしようと思います。シルバラードには燃料クーラーが付いています。確かALPAHにも付いていた記憶があります。冷やす燃料は供給側ではなくて、戻り側を冷やしています。コモンレールで高圧にされた燃料は一番高温になっていますし、吸引側に抵抗を増やすより、高圧でリリーフされた戻り側に配管程度の抵抗は無いも同然で、抜け側は待機開放ですから、配管の耐圧も低くて済みますので、ココに燃料クーラーを入れるのは理に適っています。ただ、今回は資材が足らないので、この部分は次回という事にします。
もう一つの問題はデフです。AMC-20用のカバーが合わなくて断念していましたが、ATFの状態を見る限りでデフの方も恐らくキャパをオーバーしていそうで、今回は怖くてまだ開けていません。週末、勇気をだして、オイルのチェックをしようと思っていますが、見てから『どーーーしよう!』と、短絡的に何かを始めると余計な事をしてしまうので、今からデフの冷却を考えています。対策としては、酷い場合はもう迷う事無くトランスファーと同じようにポンプ循環方法を行ないます。そのために、ポンプの取り付けステーにはもう一個ポンプが付くようにスペースは確保してあります。
それほど酷くない場合は、放熱の良いデフカバーと交換しようと考えています。しかし、市販品が無いのでこの場合は作るしかありません。作成方法は、オーソドックスに考えるとアルミ鋳物ですが、この場合は木型代が掛かりますので、現状欲しいというか必要なのは、572、502、800hpALPHA、当方を含めてコンバージョン2台で、合計10個なので、木型代を分散しても、単価が上がってしまいます。そこで、加工となりますが、この場合は直径300mm厚さ150mmの材料費だけでも相当な額になります。鋳物の場合は造型は自由で加工自体は、穴あけとフランジ面の切削なので工作機械も汎用盤で可能なため、加工自体は短時間且つ、安価で終わります。しかし、フル加工の場合はある程度の魅力的な形状にするためにはマシニングセンターを使う事になるので、高価になってしまいます。非常に悩む所ですが、アメリカ並みの一個200ドルで抑えるには最低でも100個は必要になるので、悩んでて、当方が尊敬しているインダストリアの会長に相談したら『そんなこと悩むなよ、図面持って来いよ。』と力強いお言葉を頂けました。この師匠はアルミの溶接も得意なので、数が少なかったら案外リングを作って、後は溶接で凄いのを作ってくれるかも。。。今の所、8個で予定していますけど、高放熱デフカバー作成に乗りたい方は連絡下さい。(オリジナルのHUMMERは必要はありませんのでアクセサリーとしての価値しかありません。)数によって『良い方法』が変わります。
もし鋳物にするとなるとデザインが重要で、佐藤先生にお話したら『OK』が出たので、鋳物だったら結構スンゲーのができそうです。

2010.6.3.    石飛 毅氏

新しいデジカメが柳本さんから届きました。
今度はCANONのSX1ISです。以前から言いますように、写真撮影に全く腕も知識もない当方ですが、撮って直ぐ見れるデジカメは本当に重宝しています。特にCANONのG9辺りから『良い写真だね。』と言われるようになってからは有頂天で色々撮影しています。そして、昨年のお正月にオーストラリアに行ったときからG10を柳本さんから送っていただいてから、デジカメの凄さ(元々カメラはこの程度の写真を撮る事が出来たのでしょうけど、当方レベルでも凄い写真が撮れたという意味です。)を知り、写真に対しての劣等感は段々薄れて来ています。
特にG10はさりげなく使っていますけど、ちょっとしたカメラに詳しい人から『良いのを使っていますね〜』とか言われたりすると、なんか何時の間にかマニアになった気持ちになっちゃいます。ただ、中には当方の日頃の言動を知ってか『ご自身で選ばれたのですか?』と、いう鋭い疑問をもたれる方もいます。その時は素直にプロの方から。。。と白状しています。
最近はカメラが普段の生活にも密着しているためか、かえって以前より大切に使っています。段々一眼レフのカメラにも興味はありますけど、モデルチェンジの度に大枚を叩いたり、レンズのしがらみでメーカーに縛られてドツボに嵌っているのを見ると、勿体無くて当方には興味が薄れます。勿論マニアには大した事じゃないのでしょうね。そんなこんなで、撮影枚数は段々増えていますけど、大抵の場合は芸術作品というより履歴写真という感じで撮影していますが、たまには芸術作品でも。。。と思いましたし、もっと望遠で撮りたいとすこし欲が出て来ていたら、柳本さんがその願いをかなえて下さいました。BOSEの神様が先日降臨されましたが、CANONの神様は以前から降臨しています。
会社に届いたので、興味津々の後輩が開梱してくれて、早速マニュアルを見たり撮影したり楽しませていただきました。今度のカメラは28〜560mmまで(レンズに書いてあった数字です。)のレンズなので凄いです。だけど、手ブレしちゃうので中々上手く撮れません。だけど、リモコンが付いていますので、カメラをガムテープで固定してコレを使えば手ブレから開放されそうです。3日連続で良い事があったので、調子に乗って皆で並んでリモコン撮影したり、ハイビジョン動画を撮っていたら、何かディスプレイが暗くなってメッセージが出てきました。メッセージは『バッテリーを交換して下さい。』で、恐らく満充電じゃなかったのかと思いバッテリーの蓋を開けたら。。『でんち!』まさかこんなゴージャスなカメラのバッテリーが『たんさんでんち』とはビックリしました。コレには皆驚いて早速CANONのHPを見たら、オプションの2次電池は専用品ではなく、どう見てもエネループでした。
当方は、ラジコン経験者という理由からではありませんが、2次電池派です。理由は電圧降下比率が少なくて、最後までキッチリ容量が使えるからです。子供の時はモーターを使うもので使えなくなったら、懐中電灯で最後まで使い切ったりとかしました。とにかく頻繁に使う物に乾電池って損な感じがしちゃうんです。乾電池の良さは放電時間がスゲー長いのは知っています。ですから災害用には良いと思います。だけど、全く放電しないわけじゃないので、時計とかテレビのリモコンとかのあんまり消費電力の少ない物は絶対に乾電池だと思います。それでも、長期間放置していると使い始めは良いのですけど案外直ぐなくなります。特にあんまり売れていないお店で買ったら悲惨な事もあります。
従って、乾電池は消費電力の少ない物。電気を沢山使うものは絶対に2次電池だと思います。従ってデジカメは絶対に2次電池ですね。『無くなったら何処でも買える。』と以前CCVの編集長が言っててましたけど、4本100円で買えるのにコンビニで300円出すのは辛いです。そもそも山の中じゃ売ってないですけど、電灯線が来ている確立の方が高いから、充電できる可能性の方が高そうです。使い終わった電池だってそう簡単に捨てられないので持ち帰る事になりますから、結局、予備は持っていくことになるので、もう一個バッテリーを持っていれば良いと思います。そもそも、最近のデジカメは消費電力が少ないのか、当方の使い方では一日でバッテリーが無くなった事はありません。充電器も軽量ですから余り持ち歩くのは苦になりません。
バッテリーが高いと言われますが、そもそもケチで合理的な当方はバッテリーの充電費は円の単位以下の費用で充電が出来ます。因みに、当方のセグウエーは20km走れますけど充電代は20円です。ですから、100円ショップでは4本で100円と安くはなりましたけど、子供の時に高価だった乾電池を捨てるのは罪悪感を感じでしまい、使い終わっても中々捨てる事が出来なくて、ガレージの机の上に結構置いたままになっています。
ただ、2次電池の嫌な所は共通性が低い事です。低いというより共通性が無いですね。同じメーカーで大きさも同じなのに何故か変えているのは、何ででしょう?携帯電話もそうですけど、コレだけ不合理な事なのに問題にならないのは不思議です。何時までも性能が落ちたまま使われるのは嫌だからなんでしょうか?G9からG10の時もバッテリーが違ってて、ビックリデした。
2次電池派として、魅力的なのは社外バッテリーです。メーカーのウエブサイトでは、破裂するとか本体を壊すとか色々書いてありますけど、あれだけ大量に普通に売っているのを見ると、そんなことないんじゃないかと思っちゃいますけど、実際はどうなんでしょう?物によっては9割引で買えるとなると、気持ちがグラグラ揺れますねーーー。

昨年まで縁の無かったハイテク家電がドンドン導入されていますが、使えば使うほど凄い事になっているのには驚きです。先日のミーティングは金曜日に出発しましたが、友野さんの予定が流動的で出発時間が決まらず、当方はテレビを何気なく見ながらガレージで待機していました。楽しい番組もなく適当にチャンネルをかえていたら『この後ヤッターマンが始まるよ!』とCMが流れてビックリ。チョッと前にロードショーしたヤッターマンは実写版で、ドロンチョ様のボンデージ姿がどんな感じか気になって見たかったのですけど、おっさんが映画館に一人で行くのは気持ち悪いと思われるので、テレビでやるまで待つ事にしてパスしました。テレビ放映を突然知ったので慌てて録画しようと思いましたが、ガレージには録画の機材はありません。
そこで、他のディーガを持っている会社の同僚に頼もうと思いましたが、一人は韓国出張中、もう一人は夕方宴会に行くと聞いていたので、最後の一人にメールで録画依頼しましたけど返事が無くて、結局録画できませんでした。
後日、この話を韓国に出張から戻ってきた後輩に言うと『連絡くれれば良かったのに〜』と言われたのですけど『お前は韓国にいたじゃねーか。』と返すと『ネットで録画できるんですけど・・・・』と意外な返事。良く聞くとパナソニックはディーガをパソコンや携帯電話を使ってネットで自宅のディーガを操作が出来るそうです。確か、以前この手のシステムを使うためには有料だった気がするので『値段は?』と聞くと『無料です。』とこれまた意外な返事。
早速、自宅に戻りその『DIMORA』のHP https://dimora.jp/dc/pc/dimora.do;jsessionid= を見ると確かに無料で操作できるようです。そこで、早速PCで登録を行い、ディーガをPCから試しに操作してみたら勝手にディーガが動き出し、録画を始めました。出来る事は外部からの録画予約とかディーガの中身を見たり、HD内のファイルを削除したり予約一覧を見たりと盛り沢山です。PC以外にも携帯電話のメールアドレスを登録すると、多少機能に制限はありますけど携帯電話からも同じようなコントロールが出来ます。この設定は、以前問題のあった『電話お問い合わせ』で聞かなくても非常に親切な説明ページがありましたので、何の問題も無く設定が出来ました。
 
実は、ミーティングの後、自宅に戻ったらYAMAHAのホームシアター用のスピーカーが届いていました。自宅のテレビ環境を整えるために選んだもので、コストパフォーマンスと設置場所の結果選んだのはYHT-S400です。コレはAVアンプ部にサブウーハーが内蔵されてて、スピーカーも左右とセンターが一体になっています。従って設置場所が少なく、尚且つビエラリンクに対応しています。設置は今までのテレビとBDレコーダーを繋いでいるHDMIケーブルの間に挟んで、光ケーブルをテレビかと繋ぐだけです。スピーカーのケーブルは6本が一体になってフラットケーブル化されているので、配線は簡略化されているのですけど、ケーブル長が長めなので、背面はゴチャゴチャで物凄い事になっています。とりあえず配線と戦い、音が出るようになる状態まで作業し、DVDを再生しましたが、評価する以前に数秒で寝てしまいました。
10時間睡眠のお陰でスッカリ体調も戻りましたので、再度設置をやり直して音を出してみました。音の方は期待以上の物で、フエイクですけど7.1ch再生もできます。特にセンタースピーカーの効果は甚大で、セリフやアナウンスがチャンと聞こえるようになりました。一体型スピーカーはスピーカーの配置なんて全く考えないで済みますので、安価でも中々良い音が出るのでしょう。そういえば、ラジカセが流行った時、価格の割りに良い音がしていたのは、スピーカーの位置が固定なので、設計通りの音響効果だったという事かもと今になって思います。こんな簡単な設備でココまで変化するのは最近の薄型テレビはホームシアターとかラックスピーカーを使う事の前提らしくて、内臓の音響には余り力を入れていない様な気がします。だから、最近の薄型テレビは安いのでしょうかね。
自宅の方はスッカリ最新装備になりましたが、ガレージの方はAVアンプの機能を十分使えていませんでした。折角5.1chのアンプなのですが、最近やっとセンタースピーカーをBOSEにしましたが、ウーハーはありません。まぁ、然程必要性は感じませんし、音楽はJBLで聴きますから問題ありません。ただ、映画を見るときは欲しい気持ちがウズウズします。と、考えていた所、日曜日にチョッと出かけて帰ってきたらシャッターの前に古いダンボールが転がっていました。面倒なのと502の作業がやりたいので、そのまま後で片付ければ良いと思いそのままスルーしました。
502の作業が終わり、オイルクーラー作業を終えてヘロヘロになって帰ろうと思い着替えてシャッターを下ろしかけたときに、ダンボールを足でガレージの中に押し込もうとしたら、結構な重量で押せません。ダンボールは空箱ではなく中身が入ってて覗き込むと、中に。。BOSEの大きな箱で誰が見てもウハーと解りました。そのほかに、BOSEの101MMが2個。。そして、外装が木製の真空管ラジオが入っていました。とりあえず、ガレージに持ち込み仮配線するとラジオ以外は埃まみれでしたけど無事動作してマダマダ現役で使えます。
欲しい物であって埃を被ってても使える物が置いてあったのは幸せなんですけど、一体誰がココに置いていったんでしょうか?とても不思議です。宅配屋さんが配達して置いていったなら、ちゃんと梱包されている筈ですけど、ダンボールは横倒しで、チョッと見たら風で飛ばされてきたゴミのようでした。色々考えた結果、心当たりは、ヒロシがタケちゃんの『倉庫を引越しするのを手伝いに行く。』といってたので、その時にタケちゃんが使わなくなったBOSEのセットを『ガレージで使ってよ!』と、寄付してくれたという線が一番可能性として高いと思い、その日はありがたく感謝して、翌日ヒロシに電話しましたら留守電だったので、普段はそのまま切るけどチャンとメッセージを入れておいたら電話が掛かって来て、開口一番『スピーカーなんて知りませんよ?』と意外な返事『えーーーっ!じゃー一体誰だ?』『さっき工藤さんと電話したけど何も言ってなかったし。。。』と可能性の高い人を拾い出したけど思い当たる人がいません。『じゃー誰だ?』『神様??』『そーか!神様には時々色々な事を頼んでいるんだけど、初めてオイラのお願い聞いてくれたんだ。』という事で、神様がBOSEをガレージに寄付してくれました。来週は、映画鑑賞を大音響で楽しみます。

2010.6.1.-2    石飛 毅氏

勤務先の会長が、天気が良いためEタイプのシリーズUで出社してきました。
以前はV12のEタイプに乗っていましたが、先輩である小林彰太郎さんに『山下君Eタイプは6気筒だよ!』と言われて、数年前に乗り換えました。イギリスの車は電装が悪いので、以前、加藤電気とかYsガレージににお世話に成って、その後順調でしたが、久しぶりにエンジン音を聞いたらガラガラやかましい音を出しています。そこで、原因究明のため、加藤電機に入庫を薦めましたが、『その前に行きたい所がある。』と言うので、成蹊大学の近くに住むお友達の所に同行しました。
訪問先は、成蹊小学校時代からの先輩で、ロールス・ロイスを堪能していると言うので期待しましたが、予想以上の方でした。場所は吉祥寺の住宅街の中で広い敷地は沢山の木が生い茂り、まるで軽井沢辺りの別荘地にいる錯覚をしてしまいそうです。その敷地には何棟かの建物があり、ロールスは一番道路脇の倉庫に収まっていました。年齢的には当方の親と同世代で、ファントムVをレストアされていました。
もともと、この方のお父上がクラシックカー(当時は現役ですけどね。)を20台程収集されて、このファントムは昭和30年初頭に入手された様です。ただ、当時はオリジナルのフレームに、ピックアップボディが載せられてて『非常に醜かった。』そうです。入手後、直ちに醜いボディは下ろされて、ベアシャーシ状態でエンジンを掛けたそうですが、その後、納屋に仕舞い込んだままレストアされるのを待っていたそうです。その後、お父上が他界され、時間が取れるようになり、お父上の夢を引き継がれてレストアを始めたそうです。
現車は舐めれる程で、エンジンは直ぐに始動できそうなオーラを放っています。驚いたのは、このボディは、この方が作られたというからビックリです。美しい曲線を一体どのように作られたのかと思ったら、ボディはFRPだそうです。この方は小林彰太郎さんの同級生で、成蹊を卒業後、芸大を出たて芸術系の大学で教鞭を振るっていたそうで、型を作るのは大変じゃないですか?との問いかけに『ボクは石膏は得意なんだよ。』と、軽く言われましたが、この巨大なボディを石膏で作るのは並大抵の事じゃないのでマジに得意なのが納得できます。大抵、自作のボディはどうも、『何か違う』物が多いのですが、この美しいボディは当方の様に知らない人間には『本物』と思える美しさです。現在は更にレストアを進めるためにフェンダーやステップは外されていますが、広い敷地の何処かに保管されている様で、現物は見ていません。
この他、色々お話をお聞きしましたが、実に精力的にレストアを行なわれているのを見て、当方がこの方の年齢になるにはあと25年掛かりますので、当方もまだまだ小僧ですね。因みに、この方のお名前は『浜、はま、ハマ。。。ハマーさんです』。近親感の持てるお名前なので、今度もう少し時間を掛けてお伺いしたいと思います。
因みに、オールドタイマー誌にレストア記事を書かれているようなので、詳細はオールドタイマー誌をご覧下さい。

2010.6.1.    石飛 毅氏

ココの所、目に見えて進展がある502ですが、ATのオイルラインに問題があって、先週は時間切れだったので金曜日にスカイオートに部品を分けて貰いに行ってきました。スカイオートに着くと成瀬さんが修理に来ていました。成瀬さんのHUMMERは、先日、ステアリングギヤボックスの取り付け部分の溶接が剥がれて修理しましたが、その時の振動で他の部分にも影響が出ていたらしく、今度はステアリングアームにガタが出た模様です。やはり、あれ位の大きなトラブルの時は一式交換がベストですけど、費用の問題もあるし何処まで交換したら良いかは難しいですね。

502のATは、キットのATF出入り口はワンタッチで、当方が知っているフレアーナットタイプではありません。手持ちの配管は、全てフレアータイプだったのでワンタッチジョイントを外してからフレアー用のブッシュに交換がが必要でしたが、手持ちがありませんでした。94年からはATFクーラーが詰まったときにバイパスするバルブが付いていますが、502のベースである93年式には装備されていません。このバルブも必要です。倉庫に行くと望みのパーツはゲット出来ましたので一安心。バイパスバルブはクロスメンバーに付いたままだったので、クロスメンバーごと持ち帰りました。
ここの所、朝が早いので7時から作業開始。早速バイパスバルブを清掃して塗装。クロスメンバーは新しい年式の物と交換して有るので、この部分の取り付けは問題ありませんが。。。そこから地獄が始まりました。まず、ATFの配管は、基本的にATからトランスファーに行って、そこからトランスファーからATFクラーに向かいます。その配管の途中にバイパスパイプを使うのですが、ATからの吐出口の位置が95年式とキットのATでは異なっていました。95年のATは出入り口が前の方にあるのですけど、キットの物は片方ATの後ろの方にあります。こうなると、硬い配管を切るか曲げるかしないと無理ですが、スチールの配管を切ってフレアーを作らなくてはなりません。フレアーの方は工具があるのですけど、ホース部分の膨らみを作る工具はないため、たとえカットしてホースで繋ぐのは信頼性が欠けるので余りやりたくありません。配管材料もないので、どうしようか悩んでいたら、スカイオートから当方の『HUMMERの中に忘れ物をしちゃいました。』と連絡があったので、届ける序に配管材料を分けてもらう事にしました。
倉庫には沢山配管があったので、色々吟味していると『また来るのは大変ですから全部持っていって下さいよ。』と、ありがたい言葉。しかし、配管の中にはまだATFが残っているので、そのまま積むとHUMMERの中でお漏らしをする可能性があるのですが、コレがないと進展しませんので、一応、配管にテイッシュを詰めてHUMMERに放り込みましたが。。。ガレージに戻るとヤッパリ漏れちゃっていました。到着が深夜だったので、一応こぼれた所にウエスを敷いて、見なかった事にしました。
翌朝、大量な配管を駆使して知恵の輪状態でレイアウトをしましたが、やはり無理。念のため98年のマニュアルを見ると記載されているイラストは502の物と同じ。更に98年のパーツリストを見ると、ATの出入り口はワンタッチになっていました。という事は、事故車の配管も使えるという事で、倉庫を捜索した所、パーツを発見。これで、一気に作業は進みました。ところが、片側の戻り口の配管は上手く行かないのでまた挫折。そこで、出口はワンタッチで、戻りはフレアーにすれば手持ちのパーツでどうにかなると思い、仮止めしてみたらバッチリでした。これで、ATF配管が終了しました。
HUMMERのトランスファーを見ると、ワイヤーが付いています。今回、スカイオートから持って来たバイパスバルブが付いていたクロスメンバーにワイヤーが付いたままだったので、一体、コレの役目は何なんだ?と思い、佐藤先生に聞いたところ、通常エンジンとミッションはラバーマウントされているため、前後方向に大きなGが掛かった時にパワートレーンがマウントの歪分だけ動いてしまいます。軍用のハンビーは、落下傘を使って空中投下をするため、通常の衝撃を遥かに上回りますし、前後方向だけではなく上下の衝撃も受けます。また、走行時に飛んだり跳ねたりすることもありますから、この動きを止めるために、このワイヤーがパワートレーンが動かないためのアンカーの役割をしています。従って、事故等で大きな衝撃を受けたり、オフロードを激しく走ってパワートレーンが暴れた履歴があったり、エンジン、ミッションマウントが交換時期に来ているは、このワイヤーが切れていたり、傷が付いている事もあります。怖いでしょうけど、ご自身のHUMMERのワイヤーの状態を一度観察してみてください。。もし、傷が付いていた場合は交換しておくことをお薦めします。
ATFの配管の全てのホースは新品にして、ホースバンドも全て漏れの少ないスプリングバンドと交換しました。スプリングバンドはゴムがへたっても、ドンドン占めこんでくれるのでネジ式のホースバンドより良いのですが、角度によっては外す時にプライヤーだと外せません。従って、設置は上からやったほうがやり易いのですけど、ボディを積んだ時のことを考えて、下から工具を入れて固定しました。今週は土日共に一人だったので、作業が終わったのは22時を過ぎていたのですが、一息ついて当方のオイルクーラーの構想を練り始めたら。。。。つづく

当方のオイルクーラー大作戦をすっかり忘れていたので、柳本さんから頂いた電動ファン付きオイルクーラーと、友野さんから頂いた小型ファン、そして、友野さんのオートメーターの中から探し出した油温計、アールズのオイルクーラー、電動ポンプの点検を始めましたら。。。もう夜中なのに始めちゃいました。
柳本さんから頂いたオイルクーラーはコアタイプではなくて、折り曲げたチューブにフィンを付けているタイプなので、圧力損失が少ないのですが、放熱には不利になるため確りしたファンが付いています。とりあえずコレをHUMMERにあてがった所、ピッタリ収まりましたので、コレをトランスファー用に採用。あてがっていると、手が疲れるのでアルミの板を使って軽く固定しようと思ったのですけど、どうせならと採寸して作り出したら、もう止まらなくなってしまい、確り作ってしまいました。位置的には余りこの手の物をどーんと見せたくないのですけど、チョッとは見せたい気持ちがあるので、位置的には後ろからパンチラ(死語?)ぐらいの位置にしました。下側はバルクヘッドにリジットで固定。上の部分はゴムホースを挟んでヒッチメンバーの補強金具に止めてコアにストレスが掛からないようにしました。
トランスファー用のオイルクーラーにはファンが付いていますけど、デフと燃料クーラーにはファンが付いていませんので、これらをスタックさせてファンのご利益を受けれるようにしようと思います。写真はまだ仮止め状態なので、余り見た目はよくありませんけど、この後、オイルポンプの設置と、注文してあるトランスファーからの取り出し口が出来れば、配管をした後に体裁を良くしようと思います。

 2010年5月