2010年6月  HUMMER ESSAY 2010年7月      

2010.7.27.    石飛 毅氏

時々、サミットレーシングに細々としたパーツを注文しています。
大量な在庫があるものは速いんですけど、バックオーダーの時は納期がいい加減です。今回はオリジナルのGAS-HUMMERのマフラーが心もとないのでマグナフローを注文。当方のALISONのオイルパンが輸送中にパンチを食らっているので、交換しようと画策していた所、フィン付のカッコイイのが売っていたので、コレも注文。バッテリー上がりでジャンプケーブルをするときや充電のときに、サイドターミナルのバッテリーはクリップが小さくて外れるのが嫌だったのでジャンプ用のコネクターを注文しました。この外に、ヒロシ君のバッテリーテンダーとか、ビレットのアンテナ。狭山ハウジングの給油口カバーと電動ステップのLEDとかも注文しました。
注文したのは5月の上旬で、当方のアカウントを見るとバックオーダー品の殆んどが1月ほどで入荷したみたいなんですけど、一個だけLEDのランプが予定納期がドンドン変更され、2ヶ月じっと我慢して待っていたのですけど、結局、先週に納期欄がN/Aになってアカウントがフリーズしてサミットからは何も連絡がありません。
仕方がないので、カスタマーサービスにメールしたら、何時になるかはわからないとの返事。そのくせもうカードからパーツ代も送料引き落とされています。とりあえず、LEDをキャンセルして送ってもらうことにしましたが、100ドル近いLEDの代金の行方は????返金されるとは思うんだけど、以前海外通販で返金が小切手だった事があるんですけど、これって銀行で両替すると信じられない位の手数料が取られて額面からごっそり引かれて頭に来た事があります。さて、サミットは一体どんな方法で返金するのかな?
届いた荷物を見ると、オイルパンはとても深くて黒くてカッコ良いです。マフラーの方は当方が装着しているマグナフローより小型で、構造は同じです。前回同様、マフラーに口を付けて『バッキャロー!!』と叫んだら、小さいくせに確り消音されていました。翼は初めて海外から来た自分のマフラーを抱えて早く付けたいとご満悦で、当方もチョッと嬉しいんですけど、『マフラー代払えよ。』と小さな声でしか言えないお父さんです。

2010.7.26.    石飛 毅氏

KUROの作業は終盤です。
ステンレスのロアパイプを溶接してもらいましたので、先ずはコレの取り付けを行うためにスチール製のロアパイプを外します。このパイプの交換はハーフシャフトが邪魔になるため知恵の輪外しみたいな作業になりますけど、今回はハーフシャフトからグリスが漏れていましたので、ハーフシャフトを外したままにしてステンレスパイプ待ちにしておいたため、交換作業は簡単です。簡単と言っても、残ったクーラントをどう頑張っても浴びてしまいます。今回も注意を払っていたのですけど、浴びちゃいました。ですから、この手の作業は冬場はやりたくない作業です。
取り外したスチールパイプは、然程痛みはないように見えましたが、ホースの差し込まれている部分は軽く腐食が始まっていましたが、ゴムホースの方に錆カスがこびり付いていませんでしたから、チョッと前に観た桧谷さんのよりはホースは弾力もあり状態は良好なので、そのまま継続使用することにしました。使用状況にもよりますが、スチールのパイプの場合は10年程で腐り始めますので、外観上腐食が初まっていたり漏れがある場合は、交換をお薦めします。因みに、このステンレスパイプはスチールの腐食が激しいために純正のバージョンアップ版です。只、純正品なのに1999年モデル以降のタイプが出ていないのは古いタイプより耐食性が高くなったためでしょうか?見た目には同じですけど、その内出てくるかも。当然、ホースバンドはABBAに交換しました。
ステンレスパイプの交換が先ほど書いた様にハーフシャフトやブレーキローターを外していたので、作業効率が良くて気分も良かったのですけど、チョッとした不注意で代償が出ちゃいました。先日、ローターを外した時にキャリパーを開いていた筈なのに、何故かローターがキツクテパッドの取り付けにてこずってモタモタしてしまいました。その時にローターをスピンドルに引っ掛けて置いたのですが、そのローターが。。。あの、結構重たいあのローターが重力に逆らえず、落下。丁度、落下地点に当方の顔があったので、ローターは無事でした。因みに、現在当方の顔にはローターの後がクッキリ付いてて、逢う人皆に『どーしたの?』と、聞かれます。
因みに、ブレーキキャリパーが狭くなった理由は、前日、某氏がABSの点検の時にブレーキスイッチを確認するため、手でブレーキペダルを押していたのを思い出し、越谷方面に向かって『こるぁ〜ぁ!』と叫びましたけど、確信犯ではありませんし、彼には責任はありません。
クーラントは今回交換するつもりでしたが、まだ状態も悪くなく比重もチャンとあるので、今回ステンレスパイプに交換しましたので、それの漏れテストもあるのでこのまま再利用しました。一度に全部やると小まめにガレージに来なくなるので、この程度の宿題を残しておいた方が良いでしょう。
次に、FSDのリロケーションです。今まで、FSDクーラーの取り付け場所は色々個人差があって一長一短で、当方的にはもっと良い場所がないか、色々探っています。旧年式の場合はエンジンルーム内にヒューズボックスがありませんので、何も考えないで燃料フィルターの傍に取り付けが出来ますけど、高年式はココにCTISのポンプがありますから、他に場所を求めなくてはなりません。当方が良く見るのはフロントガラス下の出っ張りにスペーサーを入れて取り付ける方法です。この部分はボンネットの隙間があるので空気が良く通る場所で、他との干渉もありませんが、メンテナンスの時に取り外しが面倒なのと、雨が入るため気分的に良くありません。実際はFSDは防水ですから、雨が掛かっても問題はありませんし、むしろ水冷効果もありそう。
この外にバッテリートレーとか、ウォッシャー液タンクの上にステーを作って乗せるケースがあります。プレデターで販売しているFSDはラジエーターの横っちょを推奨場所にしています。ただ、この場合は配線を延長する必要がでます。今回はプレデターの推奨位置に付けようかと思いましたが、既にこの部分にはHIDのバラストが先客で鎮座していましたので、断念。そこで、他にもっと良い場所がないか探ったらインナーフェンダーのブレーキマスターの下辺りに余裕があり、インナーフェンダーをFSDの形にカットすると、FSDがエンジンルームでヒートシンクが外に出せるので好都合。当然、配線も延長して取り付けました。配線の延長とか穴あけとか面倒ですけど、当方的には現在一番良い場所だと思います。
次に、行った作業はステアリングギヤボックスの補強金具です。これも、タイヤが外れている時の方が、何かと好都合。特にABS付のHUMMERの場合は、上から手を入れることが出来ませんので、作業は全て下からです。工具も短めのレンチが必要でボルトを差したり抜いたりしながら位置出しをして取り付けます。特にブラケットの固定は甘締めして、一度固定してから再びギヤボックスを平行移動して、本締めを行わないと付けている意味がありませんので、この部分は面倒でも妥協しないで確実な固定が必要です。
今週は当方のHUMMERをガレージに残して、KUROを一週間運用して、各部の確認を行い、スカイオートに持ち込んでABSのモジュールをお借りして、ABSの不具合箇所を特定します。

2010.7.25.    石飛 毅氏

金曜日に次女がドイツに旅立ちました。
成田まで送ってきたのですが、空港はガラガラでした。まだ景気が悪いのでしょうか?ただ、道路は大渋滞で成田まで2時間以上掛かったというのは景気回復の兆しでしょうか?
さて、KUROですが、ロアホースをステンレスに交換するため、野澤さんが在庫で持っていましたので送ってもらいました。しかし、ステンレスのロアホースは、99年式以降のHUMMERはロアホースにバイパス配管が付いているため市販の状態では取り付けできません。そこで、小林さんのHUMMERに当方が使っていたステンレスを譲り、これにバイパスの取り出し口を付けて99年式以降にも対応させました。この取り出し口は3個ありましたので、片岡さんのに使いましたので、残りは一個ありましたけど『欲しい』という人がいませんでしたので、今回、KUROに使えました。
しかし、材質がステンレスですしパイプなので、穴を開けるもの難しいし、当方の技術力では溶接が出来ませんので、以前にもお世話になったインダストリアルにお願いしました。この会社は『ステンレス』や『アルミ』や『チタン』とかの非鉄金属加工に滅法強くて、原子力発電や食品用サニタリー等の難易度の高い部品加工を行っています。そんな技術力の高い会社にお願いするのは本当だと大変な事ですが、創業者が当方の勤務先にいた先輩なので、突然持ち込みましたが、快く引き受けて頂いけました。
穴あけは、どデカイボール盤でキッチリ穴あけして貰い、溶接も普通はステンレスの薄肉パイプと塊のボスを溶接するのは難しいんですが、実に手際良く丁寧に溶接して頂けました。このパイプがないと、この後、何も作業が出来ませんので直ぐにやって貰えたのは何よりです。ロアパイプが思いの他早くできたので、久々にCCV編集部にお邪魔したら、CCVは終刊したのですが、最近はAmazonのキンドルに電子出版を始めたようです。これだと印刷の手間とか出版元との面倒がなくて、ネット上で全てが終わります。編集長はこの手の先進性には脱帽です。
編集部で最新の4X4 MAGAZINEとカーグラフィックを見せて貰いましたが、全盛期は両誌ともに15mm以上あったのですけど、8mm程度になっていました。紙媒体の衰退を肌で感じましたが、4X4 Magazineに関しては見開きの向きも変わって、横書きに成ってとても見やすくなりました。構成も昔に戻って見慣れた感じで、記事の内容も少し良く見える気がしました。CGに関してはとても悲しい状態で、昔のオーラはなくなっています。CCV編集長が、CGクラブの会長を引き受けていますので、新しい編集体制を落ち着かせて、また栄光を取り戻して欲しいです。
CCV編集部で勉強中にスカイオートから『FSDの延長配線持っていません?』と電話。どうも、群馬のお客さんの修理に向かっている途中に配線を忘れた事に気が付いて、店に戻るより近いので連絡したようです。当方としては、KUROのABSを見てもらいたいので、上手くおびき寄せが出来ると思ったので、KURO用に準備して置いたFSDのケーブルを貸してあげる事にしました。スカイオートがガレージに到着して、配線を渡して『ABSを見ろ』と言った所、『お客さんを待たせているので、帰りで良いですか?』と言いましたが、長い付き合いなので、帰りに帰ってくる確立は低いと即判断して『俺も行く!』とスカイオートの積載車に同乗して群馬に向かいました。
スカイオートはココの所忙しくて、途中で別の用件が入る事が多いので中々捕まえる事が出来ません。今日も積載車で納車と修理をこれから行う予定です。関越に乗った時点ではまだ明るかったのですけど、段々厚い雲と稲光で雨粒が落ちだし、修理が露天だったら面倒な事になりそうでした。しかし、現場に到着すると、ちゃんと倉庫の中にHUMMERが収まってて、雨の影響はありませんでした。しかし、作業を始めると近くの高架線にバンバン雷が落ちて、何度も停電になりました。
今回修理に向かったオーナーは、H2OCの会長さんの会社の方で、作業も会長の会社でした。電気工事がお仕事だと聞いていたので、普通の建物とかの電気工事だと勝手に思っていたのですけど、設備を見るとヘビーな電気工事をやっている様です。すこし見物しましたけど、トラックの中とか荷台とか土木系のトラックとは思えないほど整理整頓されてビックリ。材料や機械も実に綺麗に使っています。事務所の中の会長の席には当クラブのノベルティが並んで思わずニッコリ。休憩室にはラジコンも並んでて、そのラジコンもとても綺麗。ゴツイ見掛けとは正反対なのには驚いたと共に、確り仕事をしているんだなぁ〜と、感心しました。申し訳ないけどチョッと彼を見る目が変わりました。
さて、FSDの交換ですが、お約束道りの症状で、一回エンストして、再始動には問題なくて、その後暫く乗るとエンストが多発し始める症状です。FSDに関しては、オリジナルの場所は熱が溜まりやすく、ここ数日の高温でトランジスターが仮死状態になった模様です。実は、FSDは炎天下にボンネットを開けてエンジンを掛けているだけで飛んでしまう事があります。それ位耐熱性が低く、今まで大丈夫だったからと、安心していられません。日本の場合、高温で渋滞が多いとエンジンルームに熱が溜まりやすいので、本国とは事情が違うのかな?と、思いましたが、K1500とかもFSDの場所を変えるキットが沢山出ていますから移動するのは当たり前の様です。
ですから、当方の所に来たHUMMERにはリロケーションするのを薦めています。特に今大丈夫なのは、そのままにして、FSDをヒートシンクに取り付けて、万が一それが壊れた時に元の奴に戻す事で、冗長性を持たす事が出来ます。このオーナーの場合も完全に壊れているわけではありませんので、万が一、新しく付けたFSDが完全に駄目になっても、コネクターを差し替えることで、不動状態を回避できます。が、KUROには付いていませんので、準備していました。当方は、土日にしか作業できないので、スカイオートのスタッフが日曜着で送ってくれたので、今週の作業に支障はありません。
この後、沼田のお客さんの所にHUMMERを届けに行きましたら、スゲーーー広い敷地にビックリ。あまりにも広いためかゴルフカートもありました。オーナーがいませんでしたので、今度明るいときにまた行ってみたいです。沼田を出た頃にはもう結構時間が遅くなったので、赤城のサービスエリアで晩御飯。お土産売り場で『下仁田ネギ入り』のラー油が美味そうだったので、購入。そのまま、スカイオートを半拉致状態でガレージに来てもらい、早速ABSのチェックをしてもらいました。一応、先週当方が怪しいと思った削れている配線を、まず修復して、センサーの導通はOK。ポンプも直結でOK。色々デバイスはOKなんですけど、TEC2で入る事が出来ません。
となると、モジュールが駄目な可能性が高いのですけど、値段も高い。当方だったらABSは要らないので、一度スカイオートに持ち込んでモジュールを変えてみて、モジュールが原因だったらABSとTT4は取っちゃおうと思います。スカイオートも仕入れた時に何度かモジュールが壊れてて、常に在庫は持っているそうです。販売する上でABSが付いているのに取っちゃうわけには行かないから、在庫を持っているみたいだけど、スカイオートも『邪魔だから要らないっすよね。』と、当方と同じ意見でした。

2010.7.21.    石飛 毅氏

お暑いですね〜。
夏休みも始まり、通勤時間帯の道路も空いて来ました。我が家の次女は今週末からまたドイツに行きます。折角英語を覚えたと言うのに、今度はドイツ語を覚えなくてはならないので、放送大学の『ドイツ語講座』を録画しています。録画はディーガのHDDに溜め込んでいたので、ドイツで見ると言われてDVDに落として、古いDVDプレーヤーで見たところ映りません。そこでPCで試し所、コレも見る事が出来ません。ディーガで見るとチャンと見れます。そこで、後輩に理由を聞いた所、ハイビジョンで録画したものを普通画像に落としてDVDに焼くとCPRM規格で録画されるため、CPRMに対応していないDVDプレーヤーとかPCのドライブでは見れないそうです、更にCPRMの規格も最近はダビング10ですが、やや古いものはダビング1なので見れないそうです。結局、最新のCPRMに対応したDVDレコーダーかDVDドライブでないと見れないという事なので、ポータブルDVDプレイヤーかDVDドライブのどちらかを買うためにヤマダ電機に出かけて来ました。ポータブルDVDプレーヤーは、以前パナソニックの地デジ付を買った事がありますけど、その時はBDだったので結構手応えのある価格でしたけど、表示価格でも2万円を楽々切っています。しかし、仕様を良く見るとCPRMに対応していない機種もあるのですが、あまりその部分を重要視した表示にはなっていません。
今、地デジがどうのこうのハイビジョンがどうのこうのと世間は騒がしいですけど、この辺の事を消費者は理解しているのか疑問です。市販のDVDも日本ではリージョン2だけど、アメリカはリージョン1なので、国内大手で販売しているレコーダーでは見る事が出来ません。元々、このリージョン分類は、ソフトを売る側に都合が良いのですけど消費者には何にもメリットがない物で、ドイツはリージョン2ですけど映像規格がPALとNTSCの違いがあるからそのまま映らないし。。。と、家電でこれらを意識しながら機器を選ぶのは普通の人には不可能に近くなります。更に面倒なのはBDでも採用されたリージョンコードの分類がDVDと違って日本はリージョンAでアメリカと同じになってヨーロッパとは別になりましたので、さらに複雑です。
そこで、一番手っ取り早いのはPCのドライブを最新の物にして見るのが一番面倒がないと言う事が解りましたので、結局、バッフアローのDVDドライブを購入しました。ここで、また一つ面倒な事が発覚。ディーガで焼いたDVDをそのままPCで再生すると画面が出るまで時間が掛かるのです。コレはディーガでダウンロードした後にファイナライズを行っていなかったためで、ディーガに戻してファイナライズしたDVDを入れたら、直ぐに観れます。兎に角メンドクサイ時代になっています。リージョンフリーで、PAL NTSC自動切換えにするべきでだと思いませんか?因みに怪しい国で作られたドンキホーテで売っているDVDプレーヤーにはリージョンを無視して何でも映るのがあるそうです。単にドイツでDVDを観たいと言う娘の要望で随分色々勉強になりました。お父さんは大変ですけど、周りの調査力のある後輩達に恵まれて幸せです。

2010.7.20.-2    石飛 毅氏

兎に角、この3連休は暑くて死にそうです。
作業をしてても汗が目に入るしTシャツも何度か着替えながらの作業ですけど、ジムに通わなくても、減量をする事が出来るので楽しいです。夜のお風呂も格別です。兎に角、水分はタップリ取るように心がけていますので、飲む量はマラソンランナー並に飲んで、殆んどが汗になっちゃうんですけど、毎日3-4Lは飲んじゃいますね。あまり暑い時は頭から水を掛けていますがコレが一番効果的な気がします。
月曜日にまた翼が来て、フロントデフのオイルシール交換を行ないました。この部分から漏れる事は稀で、恐らく新車から一度も交換していないと思われます。従って、デフにスッカリ馴染んでいるシールはそう簡単に剥がれません。シール抜きもスライディングハンマーも役不足で、結局、タガネでフランジをめくってやっと外れました。取るのは一苦労でしたが、インストールは先日ヒロシ君に作ってもらったインストーラーが役立って、簡単に挿入できました。このインストーラーは本当に偉くて、今まで嫌な作業でしたけど、とても気持ち良く作業が出来ます。
これ以外の作業は、ひたすら掃除。。。特に、薄っすらとした錆びは今の内に落としてペイントをするだけで済みますので、深くなる前のお手入れは重要です。そのお掃除をしてて、マフラーとブレーキホースの距離が近いのでコレの修正を思い立って、何も外さないでどうにかならないかとやってみましたけど、オリジナルのタイコを吊り下げるステーが外されていないのでコレが邪魔をして思うようにブレーキ配管を逃がす事が出来ません。それと、何故か配管を固定しているサドルがないので、コレの固定もしなくてはならないので、折角セットした排気管をもう一度外して、邪魔なブラケットを撤去する事にしました。
このブラケットは、ボディマウントと共締めなので、先ずは車体が下がらないように、ジャッキを充ててボディマウントにストレスをかけない状態で、ボディマウントブラケットを外してステーを抜きました。排気管とフレームの隙間が少ないので、少し差込みを抜こうと思いましたが、繋ぎ決めをUボルトで止めているため、一体化して抜けません。一応隙間はあるし、確り固定はされていますので、コレも暫く運用して再度考えたいと思います。
ABSの方ですが、TEC2で調査しているんですけど、ABSのモードに入ろうとすると、一瞬その画面になるけど、車両とのコンタクトが取れなくなります。スカイオートに教えてもいらった所『裏技』があるらしいので、来週その挑戦を行ないます。一応、残りのオイルはエンジンとパワステで、その外、ステアリングギヤボックスの補強金具、ロアホースのステンレス化を行ないます。
野澤さん。。世間の目が冷たいのと、HUMMERに不安を持っていたようで『売り』に出してて、皆さん悲しんでいましたけど、今回、色々お話をして『乗り続ける』と言ってましたので、ご安心下さい。こんなに、色々やっているのはそのためで、決してKUROを当方の所に盗もうとしているわけではありません。

2010.7.20.    石飛 毅氏

関東地方は梅雨が明けて豪雨から一転してドピーカンの毎日が続いています。
先週は後輩が酒田で先生にお世話になり、ありがとうございました。後輩は先生の顔の広さには驚いておりました。当方も、仲の良い同僚が新庄に転勤しましたので、近いうちにお伺いしようと思っています。
さて、先週、野澤さんから『歯の調子は如何?』と、連絡が入りました。当方の体の主治医は酒田、歯の主治医は藤岡と、遠方ですけど親身になって見て下さるので遠方でも気になりません。丁度一箇所舌が触ると引っかかる部分があったので、お伺いする事にしました、その代わりと言っては何ですが、野澤さんのHUMMERの様子をお聞きすると『幾つか気になる所がある。』そうなので、NOZAWA-GOに乗って藤岡に向かいました。歯の方は当方は気が付かなかったのですけど、結局、4本治療して頂き、歯の定期健診の必要性を痛感しました。このまま寝たきり老人になるまで、自分の歯でいたいと思います。
NOZAWA-GOと入れ替えにKUROちゃんに乗り換えて、アクセルを踏んだだで吹け上がりのよさには驚きました。軽量なオープンなだけでも違いますけど、GASエンジンと異なり、然程回転が上がらなくてもパワーが出ていますし、バイパスパイプとハイフロータービン、そして、ハイフローマフラーによる野太い排気音とタービンの高周波は聴覚的に『やる気』になります。オープントップですからクローズドボディのHUMMERとは走行音が異なり、何処かで聞いた事があると思い記憶を辿ったら、ラバーダック4X4のトラビスのHUMMERと同じ音でした。
このKUROには当方の大嫌いなスワンパーが付いています。当方が嫌いな理由は、『タイヤバランスが悪い事』、『許容荷重が低い事』、『走行音が大きい事』、『磨耗が早い事』、『磨耗が進むとハンドルが取られてら直進性が悪くなってくる』からです。ただ、大きなトレッドやサイドまで回りこんだブロックはカッコイイと思います。今回、KUROに乗ったところ、年数は経っているのですが山がタップリ残っているのと、タイヤバランスが確り取ってあるためか、案外駄目な部分を然程感じませんでした。現状では合格ですね。ただ、今後、山が減ると駄目でしょうね。その他、気が付いた所は甘くブレーキを踏むとなんか微振動があるのと、エアコンが効かない事、そして色々な所から干渉音、そして一番重症なのはABSのランプが点灯しっぱなしという所です。
土曜日は、翼が何時もより早く来て涼しい内に作業を始める事が出来て、まずボンネットを何時もの調子で開けると『スゲー重いっ!』一人で開け様としたので、反対側が引っかかって結局翼に手伝ってもらってやっと開けました。KUROにはまだダンパーが付いていませんでした。普段ダンパー付きに慣れていると、オリジナルはこんなに重かったっけ?と思います。当方の周りには殆んど行き渡って欠品だったダンパーは、送料を抑えるために複数購入してありましたので、今後、何度も開け閉めしますからボンネットダンパーの取り付けから作業を始めました。先週、ボンネットダンパーの取り付けは翼に教え込んでいましたので、リベット打ちは翼に任せて当方はエアコンの点検を開始。
KUROをガレージに入れて、色々やっている内にフロアーに水溜りが2個出来ていました。どちらも透明の液体で、一つは燃料タンクの下で、これは軽油。もう一つは、水。と、いう事はエアコンのドレンと言う事になりますので、エアコンの効かない理由はGAS漏れではなくて、バキュームの経路にトラブルがあり、ヒーターの切り替えバルブが動いていないため、冷房と暖房が両方とも効いているのが原因と思われます。
バキュームラインはメインのナイロンチューブは簡単に漏れる事はなく、殆どがジョイント部分のゴムが劣化が原因で、その殆どがバキュームポンプから、ターボチャージャーのウエストゲートバルブとの分岐の所と、切り替えバルブのジョイントです。前者の場合は、ウエストゲートバルブの誤動作を招くため加給圧が上がらない事があります。今回は、滅多にないのですけど、コントローラーの裏側から切り替えコックに行くラインが抜け掛かっていたのが原因でした。恐らくオーディオ等の結線時に抜けたと思われます。この部分を確り押し込んで、無事エアコンは効く様になりました。
エアコンは良く冷えるのですけど、吹き出し口を変えると助手席で『バタン!』と言う大きな音がします。恐らく、ダンパーのアクチュエーターが何かに引っかかって、アクチュエーターがスムーズにダンパーを動かせないためと予想できます。室内機のカバーを開けて、アクチュエーターのカバーを取り、コントローラーを操作すると、風路切り替えの一番大きなダンパーを動かすダンパーをアクチュエーターが引っ張っても直ぐに動かず、段々バキュームが強くなると一気に引かれるため、ストッパーに叩き付けれてて『バタン!』と大きな音をさせていました。
原因は、アクチュエーターの問題ではなく、リンク機構の問題で、リンクの位置が悪いため、死点が出来てしまったためで、ダンパーとリンクの位置を変更して解決しました。
次に、下回りを点検してオイル漏れ等のチェック。この時点で大きな問題を数箇所発見。燃料タンクからの燃料漏れ、フロントデフのインプットシールからのオイル漏れ、排気管がトランスファーに干渉、そして、ハーフシャフトからのグリス漏れです。一番面倒なのはハーフシャフトからのグリス漏れで、ブーツの破れだとすると、結構面倒になります。取り合えず、エンジンルームの洗浄と、グリスまみれになったフロント周りを高圧スチームで洗浄。これをやらないと、いくらウエスがあっても足りませんので、作業中イライラしないためにも洗浄は重要です。
ハーフシャフトを外すのと、冬の間CTISからエアー漏れがあると言うので、念のためホィールを分解したいので、車体をリジットラックに載せて、タイヤを外して点検しました。ホィールを分解したところ、先日分解したホィールとは異なり、シール面には全く腐食もなくこの部分は問題ありませんでした。
タイヤの洗浄と錆びたタイヤを固定するクリプナット(32個)の研磨を翼に任せて、当方はトランスファーに干渉している排気管の修正を行いました。干渉しているのは、スカイオート製のバイパスパイプで、このパイプの製作している工場に行ったとこがあり、ココでは型を使って製作しているため、干渉する事はありません。そこで、バイパスパイプ以降を点検した所、全体的に排気管がズレていました。特に排気口は下に垂れ下がっていますので、排気管が所定の場所に付いていないのが良く解ります。
そこで、Yパイプ以降の全てのジョイントを外して、マフラーを順番に組み込んで排気口も水平にしました。設定後に手で揺すると、一番最後のラバーマウント部分が緩くなっていたので、この部分は囲いの板金をヒッパダイて、少し絞めたら確りしました。この部分は少し走り回った後もう一度確認が必要です。
日曜日はヒロシ君が来たので、少しレベルの高い作業が出来ます。先ずは、ハブのオイルの状態を点検。ドレンアウトしたオイルは量的にも、質的にもGOOD。とても手が行き届いていました。次に気になるATFの状態を見ます。KUROにはアンダーガードが付いていますので、今回はオイルパンも剥がす予定なので、先ずはこれの取り外し。所が、アンダーガードを止めているボルトのうち車体後半部分のボルトにトラブル。アンダーガードを止めているナットはセルフロックの変形ナットを使っていますが、このナット緩み止めとしての機能は抜群ですけど、ちょっとした障害があるとチョッとやそっとじゃ緩まずに、下手をするとボルトが折れてしまいます。どうも、ジェットスキーをやっているらしいので、チョッと塩害があるみたいで、今の所は余り重症ではありませんので、防錆対策を考えた方がいいようです。さし当たって、スターターのアーススタッドが腐食しているので、この部分は一度緩めて錆び落しをしておきました。
アンダーガードですけど、結局、小ネジは破損の恐れがあるので、太いボルトで止まっているアンダーガード取り付け用の板ごと外しました。アンダーガードに関してはメンテンス上邪魔なので、再度取り付けるかどうかはオーナーと相談することにします。
ATFのオイルパンはトランスミッションを載せているクロスメンバーとトランスミッションマウントも外します。ココのところ立て続けに剥がしていますので、淡々と作業は進める事が出来ますから、前回のようにATFを被る事はありませんでした。この年式のドレンボルトは少し凹んでいるため、ドレンボルトを外しても全てのATFを抜く事が出来ません。従ってオイルパンを外すときにもかなりの量のATFが残っています。また、この部分はオイルフィルターも届いていませんから、汚れが沈殿していますので、ココに残ったATFを見るとATの磨耗状態が良く解ります。KUROは定期的にメンテナンスをしているためか、沈殿しているATFは多少黒いですけど変質も無く、マグネットにも殆ど金属粉もなくいい状態でした。フィルターの状態も綺麗なので交換の必要ありません。
さて、チョッと気の重いハーフシャフトからのグリス漏れですが、見た感じはブーツの破損ではなくバンドが甘いために遠心力で横から漏れている感じです。これだけのグリスが出ているので、そのままという訳には行きませんから、ハーフシャフトを外しましたが、この時に大問題発見!なんとブレーキを触るとガタガタ。。。本来、ブレーキのキャリパーはフローティングされていますので、多少はガタガタしますけど、その量が普通じゃありません。そこで、冷静にキャリパーを動かして見た所、キャリパーのベースを止めているブラケットが緩んでてガタガタでした。この部分が緩んでいるというのは物凄くまれで、デフの交換でもしない限りこのブラケットを止めているボルトを緩める事はありません。従って、デフの交換なんて滅多にありませんから、新車の時から緩んでいた様です。また、ブレーキパッドの交換をすれば気が付くと思いますので、今までにブレーキパッドも交換した事がないかもしれません。マジにビックリで、今回これだけでも当方の所に持ち込んで良かったと思います。

そういえば、土曜日に麻生さんがバイクで放浪して来ました。前の日にスゲー辛い物を食べたからケツが痛いと訳のわからない事を言って、少し涼しくなってから大阪へ向かって帰っていきました。この、クソ暑いのにご苦労様です。少しは痩せたかも?
さて、グリスの出たハーフシャフトですけど、ブーツには破れが無く、TOMONO-GOみたいに外れてもいません。しかし、グリスはタップリもれて巻き散らかされています。とりあえず、カシメを外して中を見ると、グリスの量は減っていましたけど中身は良さそうなので、CVジョイント用のグリスパックを一本ぶち込んで、カシメを専用工具(何年も前に買ったけど初めて使う気がしました。)にエクストラを付けて、満身の力を込めてカシメをやり直しました。これで、また漏るようならブーツの交換が必要だと思います。

2010.7.15.    石飛 毅氏

ドライブレコーダーは毎日使っています。
シルク印刷が取れてしまった件は現在対策中で、販売品は剥がれない物が納品されるみたいです。何時もの事ですけど、ドライブレコーダーを当方が触り始めたら、身近で早速ドライブレコーダーがあったら。。。と言う出来事がありました。
細い道を走ってて、前からトラックが来たのでお互いに徐行し始めた所、トラックの後ろから自転車が出てきて、そのまま左側のガードレールと、車の間に入り込んでギーーーー!徐行していたので転倒もなく、とりあえず広い場所に車を進めて停めたところ、自転車の人が、直ぐに止まらないのはどういう事だと言い出し、そこから大もめ、運転手も大した事がないのだからと思った程の事だったのですけど、ラチがあかないので、警察を呼んでも相手は人身事故だと大騒ぎで警察も救急車に乗ることを薦めたんですけど、それは拒否、どうも酒臭いので警察官にはアルコール検査を依頼。その後、自転車のハンドルバーのグリップの先端の傷を確認して、体には異常がない事を確認して終わったのですけど、その翌日から、首が痛いとか背中が痛いとか、、、、、、、当然、交通弱者と言う立場的に自動車が悪い事になるのが世間一般的な話になるのですけど、相手にも当然飲酒とか左側走行とか色々あるので、ある意味妥協と言うかお互い様な部分はあるし、その事故の衝撃では考えられない事を言い出すのは事実だとしても『言いがかり』に見えてしまいます。。。。まだこの事故に関しては結論は出ていませんが、自転車の『ズーット同じ側を走っていた。』とか、凄い衝撃、と言うのはドライブレコーダーがあれば証明出来ますから、面倒な事にはならないですね。
世の中不景気で、皆さんストレスが溜まっていますから大した事がないと油断していると、相手は色々な人がいますから安心していられませんので、十分な対策が必要になるかと思われます。
さて、ドライブレコーダーの方ですが、パソコンで再生した感想をレポートします。このドライブレコーダーは前方と後方の2画面を同時録画しまけど、何だかの事情で室内のプライバシー?を保ちたい方のために室内のカメラを止める事が出来ます。電源が入ってイニシャルのプログラムが走った後、撮影が始まり、通常撮影は3分刻みでSDカードに保存されます。SDカードが一杯になると随時上書きされて古い順に消されます。ただ、走行中に衝撃や、マニュアルで保存モードにすると、その分の動画は別のイベントファイルに保存されて、その動画は上書きされないファイルに保存されます。
当機の良い所は、常時撮影モードがありますので、イベントの動画しか保存されない機種は撮りこぼしの可能性がありますが、それがありませんので、安心できます。

2010.7.12.    石飛 毅氏

柳本さんから、ドライブレコーダーの紹介がありました。http://www.psjapan.co.jp/vi_eCam/index.html どうも、柳本さんがパンフレットの撮影を行なった様で、撮影後に柳本さんから『この商品はどうですか?』と言われてスペックを見たところ、中々興味を引く部分があったので評価をすることにしました。
そもそもドライブレコーダーに関しては、数年前から興味があり、導入を考えていましたが、スペックを見ると、まだ過渡期であると判断して購入には至っていませんでした。それに、あまり形の良いものがないので、今一触手が伸びませんでした。
今回紹介して頂いたドライブレコーダーの販売元は、防犯用の監視カメラを販売している会社で、結構大掛かりな防犯システムとかも販売しているようです。従って、防犯カメラでは経験を積まれているようですけど、自動車用の分野は新マーケットで、更に個人向けの製品は初めての様です。当機も恐らく国産ではないと思われますが、既に液晶モニターやバックカメラ等は中国や韓国製が幅を利かしていますし、他のドライブレコーダーも国内生産では価格的には太刀打ちできないのが現状です。特に最近の韓国製は品質的にも満足できる物が沢山ありますので、製品そのものには問題はないと思います。
最終的には、スペックで当方が興味を持ったのは、まず画素数が130万画素である事、外と室内の2カメラである事、付属のSDカードがHC-SDの8Gと大容量で、最大32Gの録画が可能らしいです。その時の最大録画時間は52時間で、付属のSDカードの場合は10-12時間程と長時間録画が可能な事。そして、GPSが搭載されている事でした。コレだけの機能を搭載して定価が42000円と言うのは、高いか安いかは価格の物差しを持っていない方は解ら無いでしょうが、大体、現在のドライブレコーダーの相場からすると結構お得な定価です。
しかし、実勢販価となると、最近はあちらこちらで乱売されているので、機能を考えずに、よく売れている他社製品と比較すると、この定価での販売は厳しくなると思われます。それに、この分野も最近はタクシー強盗とか事故の目撃者がいない時に、ドライブレコーダーを搭載していたお陰で、自動撮影していた動画が役立ったとテレビでよく見るようになりましたので、一般にも存在が広まりつつありますから、今後マーケットが広がると、競争になりますので、数年後にはもっとリーズナブルな価格になると思われます。
さて、先ずはハードの紹介ですが、大きさはタバコより少々大きめですが、厚みは18mm程で四角い箱の下にカメラを備えで、カメラの角度調整の軸上に操作性の高そうなダイヤルスイッチを両端に備えています。デザイン的には結構カッコイイと当方は思います。特にプッシュやスライドスイッチの場合は操作する時に本体が動いてしまうのでダイヤルスイッチの方が良いと思います。このダイヤルスイッチは最初操作した時にクリック感がなかったので、チャンとスイッチが入っているかどうか不安でしたが、電源を入れた状態で操作すると本体がチャンと反応するので、違和感はありませんでした。
挿入される付属のSDカードは訳の解らないメーカーの物ではなくて、TranscendのHD-SDが入っていました。8GのSDカードなんて2年前は1万円以上していたのですから、この手の価格下落は凄いですね。このSDカードはHCなので、古いパソコンだと直接パソコンに入れられないので、USBのカードリーダーも付属されています。本体のSDカード入るスロットルは中々の優れもので、カードを差し込んだ後にカバーをスライドさせてSDを固定します。このスライドカバーは電源コネクターを抜かないと、動かない構造になっています。従ってSDカードにアクセス中に抜き差しが出来ない構造になっていますので、データを壊す事を防いでいます。
カメラは、同軸上に前後に備えて、室内用には700-750nm辺りにピークのある近赤外のLEDが付いているので、センサーで明るさを測定して自動点灯させ、真っ暗な所でも撮影が可能です。外のカメラは最低照度は自車のライトで賄える設定なので、LEDは付いていません。
設置は、視界の妨げにならないところに取付金具(プラスチック)を両面テープで取り付け、本体を右側からスライドさせて取り付けます。重量も軽くて、配線も柔らかいので、両面テープで吊り下げ固定しても問題はありません。配線は実に簡単で、シガーライターに差し込んで終りなんですが、この場合シガーライターが常時電源でも安心です。元々消費電流は170mAとさほど大きくありませんけど、繋ぎっぱなしでも電圧が下がると自動的にOFFになります。定電源発生器でテストした所、11.7Vで自動停止し、再起動は11.77Vで復帰しましたので、万が一繋げたままでもバッテリーが上がる事はありません。配線が電源とアースの2本ですけど、電源投入時にストロボみたいな高周波音がしていますので、恐らくコンデンサー等のキャパシターに充電している様で、電源を抜いても直ぐには電源が落ちずに、SDへのセーブとかもしかすると若干撮影も継続されているようです、この辺は今後実験してみます。
本体には電源スイッチがなく、シガーライターに差し込むだけで起動します。因みにスピーカーから出てくる音声は日本語で、操作をすると『○○します。』と親切に案内してくれますので、何をしたかは直ぐに解ります。ココでの問題はスピーカーの下にあるロゴマークの印刷が悪いため、弄り回しているうちに剥がれてしまいました。
これらの記録された動画の再生ですが、専用のソフトがあります。このソフトは付属のSDカードにインストールされていますので、先ず、SDカードをカードリーダーを使ってPCに接続をして、Setup.exeファイルをクリックすると自動でインストールされます。PC上でこのプログラムを起動させてSD内にフォルダーが3個出来て、この中にデーターが入っています。この辺の操作は後日詳しくレポートしますが、PCの表示範囲が1024X768以上ないと全てが表示されないし、画面もチャンと出ません。とりあえず、今の所『良い感じで使えています。』が、平日はHUMMERに乗らないので、通勤車で使おうと思いましたけど、取り付ブラケットをHUMMERに使っちゃいましたので、ガムテープで固定して使ってみます。

カーナビのバージョンアップが出来るのを思い出して、チョッと前に行なったのですけど、今月から2010年度版が出ましたのでダウンロードの予約をして今週ダウンロードしました。前回もダウンロードには長時間掛かりましたが、今回もダウンロードとインストールで26時間掛かりました。ヒロシ君のも同じモデルなので、データーをPCにストックして置いたので、ヒロシ君のアップデートは3時間ほどで終わりました。あと一回は無料でアップデート出来るので、なんかとてもお得な感じがしますけど、再来年からは有料になりますが、ダウンロード代が2万円以上と言うのは納得できません。

現在作業中の96年ですが、段々終わりに近付いています。今回は、まず、ボンネットダンパーのパーツが届きましたので、コレの取り付けを行ないました。これで、ボンネットを持ち上げる度に『イラッ!』と、する事がないでしょう。今回、4台分のダンパーを購入しましたが値上がりしていました。
先日、ATを何度か入れ替えてフラッシングしましたので、今回はATフィルターを交換します。フィルターの交換はオイルパンを外さないと交換できません。オイルパンを外すには、アンダーガードとミッションを支えているクロスメンバーを外す必要があります。アンダーガードを外して、トランスファーにジャッキを充てて、軽く上げた所でパワーユニットを支えます。荷重がない状態で、まず、クロスメンバーに付いているミッションマウント用のナットを外してからクロスメンバーを外します。クロスメンバーは大抵の場合フレームが寄せられますので、レバーでコジリらないと外れない場合が殆んどです。
次に、ミッションのお尻に付いているミッションマウントも外します。付いたままでも外せそうですが、フロント側はマフラーでアンダーになっているので、全てのボルトを外した後に、オイルパンが引っかかって外れなくなります。そこで慌てて外そうとすると、中に残っているATFがドドドドド。。と漏れて来ますからえらい事になります。オイルパンを止めているボルトはシフトレバーリンケージのアンカーになっている2個だけサイズが違います。全てのボルトを外すと一気に落下しますので、緩めやすい何本かを残して、オイルパンを出来るだけ傾けない様にしながら外しますが、このシフトレバーのアンカーは邪魔なのですけど、コレが引っかかるとオイルパンが斜めになってATFが、ドドドドド・・ともれますので、コレを丁寧に除けながら外すのがコツです。
さすがに先週フラッシングしたので、残っていたATFは思いのほか綺麗でしたが、一番底に残っていたATFはエグイ状態でした。オイルパンの壁面も捕集用のマグネットも金属の粉がベットリ付いていました。ただ、焦げ臭い匂いととか大きな金属粉がありませんので、中身はOKでしょう。あのまま、使い続けたら間違いなく壊れていたと思います。
フィルターを交換してオイルパンを清掃して、再組み上げを行いましたが、オイルパンのガスケットは、基本的には再利用可能なんですけど、山が潰れていたので、コレも交換しました。概ねこれで大体の整備を完了したのですけど、エンジンオイルと、パワステのオイルは交換していません。状態を見て悪くはないと思ったのですけど、普通だと剥がれる事のないエンジンオイルフィルターのラベルが風化していました。と言う事は、かなりの長い間オイルフィルターを交換していない様な気がしたので、エンジンオイルもパワステオイルも全て交換しました。パワステも、多分下から抜いたのは初めてじゃないかと思う位、底の方に汚れが溜まっていましたので、やって良かったと思います。
H2のアルミホィールに交換する予定で、先々週、翼用のホィールを以前スカイオートに貸してあったので、加工するためにH2のホィールを取りに行ったら、まだタイヤが付いたままで、ゲット出来ませんでした。当然待ってても来る可能性が低いので、オークションに割安なH2ホィールがあったので、一応入札していました。しかし、その前に小堀さんが、以前使っていた根性と実力で穴を大きくしたホィールを那須でタンブラーを見に行った時持ってきてくれたので、それをヒロシ君に頼んで、綺麗に加工して貰いました。だけど、まさか落札出来ると思わなかったのですけど、ホィールが落札出来ちゃいました。。。結局、当方の所に、現在H2のホィールが9本あります。
このHUMMERには4本取り付け、後4本を翼用にしますけど、結局、スカイオートに貸したホィールは、多分手付かず・・かな?。。。まぁ、もう暫くの辛抱です。

預かっているHUMMERの雨漏りですが、先週はフロントウインドウ周りのシールを行い、量的には減ったのですけど、暫くするとポタポタ落ちてきました。その時点で、今週に先送りしたのですけど、雨の中置いておくと結構な量になります。
雨漏りの可能性は色々あります。細かい事を言う人もいますけど、そんなに気になるなら、『乗るな。』といいたいし、そんなに細かい事を言う奴ほど車庫保管じゃなかったり。。。ですね。。なんで、そこまで言うかと言うと、HUMMERの場合は、普通の車とちょいと違う構造なので、完璧な雨漏り対策をするのは不可能に近いからです。まず、元々オープンの設計で、無理やりハードトップにしている。鉄板の定尺より屋根が広いから繋ぎ目がある。車体をリベットで止めている。これが、普通と違う所です。ですから、雨漏り修理と言うのは、非常に時間と根気が必要な作業です。
当方が雨漏りテストを始めた時に、丁度桧谷さんが来て、先週スカイオートで雨漏り修理をしていた時に、ガンガン水を掛けていたと言ってましたが、当方は水道代を払っていないので、狭山ハウジングの手前無駄にするのは、面目ありませんから、ジョッキでチョロチョロ。。。そして、暫く待つ。。。コレを何度か繰り返しましたけど、結局、漏れ始めないので、ホースでドバドバ。。。。そうすると、室内にポタポタ落ち初めて来たので、ダッシュボードの中を下から点検。ダッシュボードに差し込んで中を覗けるスコープも用意して、万全な準備をして作業に掛かったのですけど、結局もれていたのは一番簡単なフードのロックピンが通っている運転席側の平たい部分からでした。
この部分は、その昔はスゲー簡単なシールだけで、雨漏りの定番箇所でしたけど、新しい年式のは物凄い量のシール剤が打ってあるので、ココからの雨漏りは最近はなかったのですけど、今回は久々にココからでした。シール自体を見ると、とても確り付いているようでしたけど、ドライバでツンツンすると、簡単に剥離しました。要するに、塗装の上にシールを行なっているため、ツンツンすると劣化して剥離した塗料と一緒にシール剤が取れちゃいます。シールと塗膜はキッチリしていても、塗装が剥がれたらその下から水が入ってきただけで、先週補修した窓ガラスの下と同じでした。この部分をシリコン系のシールをもう一度やり直して完了。その後、雨の中にさらしましたけど、もう一滴も水が入ってきません。因みに、当方のHUMMERも最近水溜りが出来るので、同じ所を見たら。。。同じでした。という事はNOZAWA-GOもだな。
何度も言いますけど、また暫くすると他から雨漏りする可能性はあります。特にリベット部分は手入れが悪いと塗装が劣化して塗料で抑えていたのが駄目になって漏れる事があります。ですから、雨漏りを修理した時には良かったのに、後で漏ったとかで『やり直し』とか言うのは、嫌われちゃいますよーーー。

2010.7.10.    石飛 毅氏

先生もその昔オートバイに乗っていましたね。
当方もまだオートバイを2台持っていますが、最近は全く乗っていません。多分、愚息のビックスクーターに乗って銭湯に行ったのが最後だと思います。最近、オートバイの売り上げが落ちているみたいで、車種が随分少なくなっているそうです。特にオフロード用のバイクは激減だそうです。恐らく、オートバイにも採用された排ガス規制とかの影響もあるようですけど、若い人のオートバイ離れも一因だと思います。そんな折、本日、88ハウスに特殊保持具を取りに言った時に、結構カッコイイオフロードバイクのモタード仕様が置いてありました。
一体、何処のメーカーのバイクか解らなかったので、エンブレムを探しても当方の知っているメーカー名はなかったので、不思議な顔で見ていた当方にスタッフが『新車で16万円なんですよ。』と聞いてビックリ。50ccのスクーターだって新車だと買えない価格です。『何で?』と思い詳しく聞くと『ドラゴン製』だからだそうです。一応価格に関しての理由は解ったのですけど、目の前の実車を見るとちょいとビックリです。エンジンは中国内でBMWのGFのエンジンを作っている会社製で、水冷単気筒の250ccです。セルモーターも付いています。フロントサスペンションは倒立でアウターチューブも太くて、触ってみると旋盤の引き目があるので切削加工されていますので、コストが掛かっています。
フレームはプレスされた鋼鈑と角パイプで作られてて、シートレールはボルト止めされていますので、CRと同じ構成です、ラジエーターもタンクの両側に備えられて電動ファンも付いています。当方は88ハウスの駐車場を一回りしただけなので余り感じなかったのですけど、もう少しパワーがあっても良いと周りで言ってましたが、250ccの4スト単気筒なんてそんなにパワーなんて期待できませんから、普段マルチとか大排気量バイクに乗っている人にしたら、足らないと思うだけかもしれません。ただ、パワーがマイルドなので乗り易いバイクです。
取り合えず、見た感じはもう中国製をどうのこうの駄目だと言っても、彼らのパワーは確実に追いついて来ていますね。段々成長しているのを見ていると『ソロソロ、日本も本気を出さないとヤバイですね。因みに、このバイクには1年間の保障付らしいです。実際に乗ってみると色々出るかもしれませんけど、修理や補修をしながら楽しんで乗るには手頃過ぎていいかも。。と思っちゃいました。
この車体で、125ccもあるそうですけど、余り値段は変わらないそうです。一応、排ガスはヨーロッパの『何とか3』を取っているので、登録は問題なく。実際、このバイクにもナンバーが付いていました。

2010.7.9.    石飛 毅氏

後輩が来週酒田にお伺いしますので、宜しくお願い致します。
今月から、次女がまたドイツに行くようです。今回はのんびりするようで綺麗な写真を撮ると言いだしたと思ったら、当方もまだ踏み込んでいない一眼レフカメラを買って来ました。大井先生の様に高級カメラではありませんけど、バシャバシャ音を出しながら撮影しています。このカメラどうもカラーオーダーが出来るのが特徴で、次女は信じられない色をオーダーしてきました。本人は「良い写真が撮れる」と言ってますが、カメラの持ち方がギコチないです。
当方の住まいを改築して半年経ちましたけど、まだ完成していません。と言うか棚を付けるだけなんですけど、位置とか大きさとか決まっていないから仕方がないです。ただ、先日当方の陣地に棚を付けました。藤本さんが曲がり材を当方の狭いエリアに合わせてカットしてくれてあったので、狭山ハウジングが置いていってくれた金具を使って、取り付けました。最初は材質なんて何でもいいと思いましたけど、机の天板に合わせて良かったと思います。狭いけどなんかゴージャスな感じがします。綺麗に磨かれた机の天板はさわり心地がとても良くて、いい臭いがしてとても安らぎます。
この素敵な棚に当方らしさを出すために取りあえずHUMMERのエンブレムをネジ止めしました。このエンブレムは93年モデルにだけ使われているエンブレムで、最初のホームカミングに行った時に購入した物で、中々の貴重品です。ただ、この時は棚卸しのためかAM Gneralから大量に放出されたので、松原さんは沢山手に入れていましたけど、もう手に入りません。ですから、当方も虎の子の一枚なので、今まで保管したままでしたけど遂に安住の場所を見つけてあげることが出来できました。これから、この棚に何を置こうかと考えるとワクワクします。

2010.7.5.    石飛 毅氏

現在お預かりしている元河野さんのHUMMERですが、一気に仕上げようと思いヒロシ君にも土曜日に来てもらい、アルバイトと翼と4人で作業を行いました。預かっている間、当方と翼のHUMMERが雨ざらしになっているのは絶えられませんから、出来るだけ早くお返ししたい所です。
まず、ラジエーターシェラウドの底面にオイルがぎっしり付いていたのを先日発見し、取りあえず、そのままにして置きましたので、先ずはこれの原因を探りましたら、インタークーラーのジョイントからのオイル漏れです。インタークーラーにはオイル分がどうしても含まれているので、オイルミストが含まれています。後付のインタークーラーの配管は、現物合わせになっているのですが、配管自体の角度を変更するのには無理があります。従ってストレスはシリコンゴムジョイントで吸収しています。今回この部分から漏れがありました。そこで、色々点検した所、インタークーラーが下がってきているため、シリコンゴムの部分から漏れがある事が解りましたので、これの高さを変更する事にしました。
また、シェラウドの上部がファンと干渉した跡があるので、ラジエーターの高さも調整しました。ラジエーターのサポートはインナフェンダーを外さないと出来ません。

このHUMMERのオーナーとは余りお会いするチャンスがないのと、何度も言いますがインターネットを行っていませんので、HPからの情報を全く得ていません。従って、旧型のアイドラーアームの耐久性がない事や、バージョンアップしている事はご存知ありません。ハンドルが『ブレる』と言うので、アイドラーアームの磨耗だと当方が言った所、メカニックは『ない』と言ってましたけど、当方と一緒に見たところガタガタでしたので交換する事にしました。アイドラーアームの交換には特に問題はありませんが、無かったのですけど、アイドラーアームが太くなったのでラジエーターのアンダーパイプが干渉してしまいました。そこで、アンダーパイプホースで位置が決められているので、ホースの位置を変えるためにホースバンドをを緩めると多少クーラントが出ますけど、出来るだけクーラントを漏らさない様にサッサと作業をした所、漏れて来たクーラントの汚さにはビックリ。恐らくアレから一回も交換されていない模様でした。然程走行距離は多くはありませんが、クーラントの劣化やエンジン内での腐食は走行距離には比例しませんので交換することにしました。
これだけ汚いクーラントの交換は出して入れるだけでは気がすみませんので、何時ものように何度も入れ替えますけど、何時もは中々緑色がなくならないのですけど、今回は錆で緑色も解らないぐらい何時まで経っても錆が止まりません。ココまで錆が出ると折角のアルミラジエーターやヒーターコアも詰まっているかもしれません。どうにか錆色が止まったと思ったら、今度は緑色が出てきましたので、どうにか内部は綺麗になったと判断できました。しかし、この汚さは今までで最高の汚さでした。泥水が止まりましたので一旦洗浄は終りにして、暫く運用してもらってから近いうちにもう一度洗浄をしてもらう事にします。

雨漏りですけど、雨漏りの原因は色々あります。ルーフの繋ぎ目のシールが切れてルーフサイドを通って足元に流れるケース。ルーフの雨どいの先端から室内に侵入するケース。そして、窓ガラスのラバーを伝わってウインドウフレームの下側から雨水が浸入するケース。エンジンルームの運転席側にある平らな部分(旧型はCTISポンプのある所、新型はヒューズボックスのある所)の室内への引き込み部分のシールが切れている事が考えられます。
順番にテストしたところ、内装を剥がしてルーフサイド部分を点検した所、この部分からの浸水はありませんでした。次にウインドウのゴムシール部分はシールが切れていましたので、この部分はシールを追加しました。この結果、雨水テストをした直後の雨漏りはとまりましたが、暫くすると少し雨漏りがします。何処かに溜まって一定の量になると漏れて来るみたいです。この部分は直視できませんので、ファイバースコープで見ようと思ったら充電がされていませんでしたので、この部分の確認は来週にします。
これ以外にも手を入れてもらえないためか、腐食で見た目が悪い部分の補修も行いました。先ずは軍用ライトのビス、ボンネットの裏側、足回り、ホィール、リアのステップ等を塗装して見栄えをよくして上げました。ドアハンドルも、旧型の物がグラグラしていたので、これも新型の丈夫なものと交換しました。このドアハンドルはソロソロ在庫がなくなって来たらしく、友野さんもスカイオートも段々値上がりしてて、グレーとベージュで同じ物なのに値段が違うらしいです。乗りっぱなしだったので、エアクリーナーを確認したら、さすがに走行距離が少ないので、これは綺麗でした。

大体作業も終盤になりましたので、トランスファーのフロントアウトプットシールの交換をしました。この時、トランスファーのATFを抜くのを忘れてヨークを抜いてしまい、ATFを体に浴びてしまいましたが、浴びた事よりもTシャツにしみ込んだATFは赤いはずが変色していた事がショックでした。更に、この後、オイル受けでトランスファーのATFを受けましたけど、どう考えても量が少ない。恐らく漏れても補充されていなかった模様。もしかするとトランスファーの中が心配でしたけど、金属片とかはないので磨耗しているとしたら、シフトホークの樹脂位でしょう。
この時点で、もしかしてATも交換していないんじゃないか?と、思いドレンプラグを緩めたら予想以上の黒いATFが。。。。こうなるとATフィルターも交換したいところですが、ココまで酷いと全てを新油にしたりフィルターを交換すると、AT内部の汚れが一気に落ちてATを壊すと聞いた事があるので、取り合えずATFを抜いて新油を入れてエンジンを掛け、AT内をフラッシングを行ないましたが、予想通り一回目は最初のドレンした時と殆ど同じぐらい汚い黒いATFが出てきました。その後4回フラシングを行いやっと、赤が見れるようになりました。しかし、良くこんな状態で乗り続けたというか、乗りっぱなしには腹が立ってきます。
オーナーは修理屋さんにお願いしている様ですけど、何もしていない付けを当方に押し付けられている事ですから、まだ動いているうちに持ってきちゃおう』と、思ったんでしょうかね?こうなると、他にも何かあるのではないかと不安になります。それに、オーナーも専属メカニックもインターネットをやっていないので、当方がこんなに思いやりのある整備をしているのを知らないという事がムカつきます。でも、当方のところから出て行って不具合が出たら責任がありますので、手を抜けないのが辛いところです。この車体自体の程度は悪くはないので、腐食部分は少なく清掃もパーツクリーナーを使って掃除すると綺麗になります。一通り修理した後にオーナーにはちゃんと維持できないのであれば、駄目になる前に手放すように薦めてみようと思います。

2010.7.4.    石飛 毅氏

先日の朝、吉岡さんが通勤途中で突然エンジンが止まったと連絡が入りました。
朝早かったので、連絡できたのは片岡さんだけだったようです。そこで、吉岡さんの連絡先を聞いて連絡を取りました。状況は突然停止して、ヒューズボックスを確認するとフュエルソレノイドのヒューズが飛んでいて、新しいものと差し替えたところ直ぐに切れたそうです。そこで、確認のため、一旦電話を切って、回路図を確認した所、このヒューズはPCMとTCMの回路も兼ねているので、エンジンが掛からなくても、チェックランプは点灯しません。そこで、一旦フュエルポンプのリレーのソケットを抜いてもらいヒューズを刺して貰いましたら、ヒューズが切れないと言うので、恐らくリレー本体か、燃料リフトポンプのレアショートが考えられます。
運がいいと、燃料ポンプが動かなくてもエンジンが掛かる事もありますが、今回は始動しませんでした。結局、レッカーを頼んでHUMMERをレッカー屋さんに預けたため、若干の遅刻で済んだようです。一応、この後の補修はラッツサンが行く事になると言うので、当方の方からラッツさんには状況を説明し、ラッツさんは上記の2つのパーツを持って現場に向かい、点検後ポンプを交換しただけで、修理は完了した様です。ラッツさんからの完了報告前にスカイオートにも相談したところ、この回路には燃料の切り替えバルブにも給電しているので、燃料切り替えバルブのソレノイドがレアショートすると同じような症状になる事があるようです。(桧谷さんの事例)
当方は燃料ポンプとリレーは常備していました。これは、燃料系は突然止まる事があるので、交換用の工具と一緒に持ち歩いていました。この他には、ベルト、温度が高くなるため破れやすいアッパーホース、テンショナーのプリーも持ち歩いていました。壊れやすいFSDはオリジナルはそのままにして置いて、FSDをリロケーションして、通常はこれを使って、これが壊れたときは、配線をオリジナルに戻して復帰する作戦を取っていました。エンジンが止まるとどうにもならないので、取り合えずエンジンが止まった時の準備は確りやっておくとレッカーや路上放置にはならないで済みます。これ以外の部品は壊れてもどうにかなるし、日ごろの異音、異臭、振動、油脂漏れ等で事前に解る事なので、然程心配はしなくても済みます。
今回吉岡さんは、ご自身では何も出来ないとおっしゃっていましたけど、必要十分な情報を探し出してくれたので、トラブル箇所の特定が出来ましたので、上出来です。

前の項で書き忘れましたけど、4輪駆動ブームの一番活気のあった頃のジープジャンボリーでレースをしていたのは、先生が『美味しい』といって下さった焼き鳥屋さんで主催していたJAWDAの長島会長は、志し半ばで突然死され業界では大変惜しまれました。その御子息が現在当方の会社で働いております。そして、全盛期の4X4 MAGAZINEの編集長はCCV誌の石川編集長です。この他にもタイガーオートや88 HOUSEの社長とか、30年も4輪駆動車に一生懸命乗り続けていると、当方が若い時期に憧れてたり遠い存在だった方々でも『本物』の方々と色々な事で関われる様になり、とても勉強になっています。マダマダ、体力の続く限り頑張ろうと思います。

最近、色々な物を購入したり、頂いたり、お借りしています。iPadに関しては考察が終わっていますが、他の物で不思議な物を試しています。先ずは、パワーバランスですが、これは不思議な物で、体のバランスを良くするという物で、当方も含めて実験するとかなりの人が明らかにバランスが良くなります。キムタクさんや石川遼君を始め、沢山の野球選手が付けているので、巷では大流行しています。
現物を見る限り何が効いているのかは全く解りませんけど、実験すると確かにバランスが良くなるし、脚立に乗っても安定してバランスが取れます。当方も実家の親で試したところ、父親は格段にバランスが良くなりましたけど、母親は真面目に実験しないので変化無し。だけど、友野さんの神社にお習字を習いに来ている子供を捕まえて実験した所、殆どの子供に効果がありました。
そこで、何でこのホログラムの付いているだけのゴム腕輪がそんなに効果があるのか色々考えました。もしかすると、この実験方法に裏があるのかもしれません。人間は色々な内分泌とか、同じ動きでも身構えている状態とリラックスしている状態では反応時間が変わります。そんな感じの人間の特性を上手く使った技というか錯覚の様な物があるのかも知れません。でも、将来的にそれが明らかになったら『そうだったのか〜』と思うかもしれませんけど、今、当方の浅知恵では理解できませんし、実際バランスが良くなるので、作業中にケガ予防のためにちゃんと腕に巻いていますし、予備もキープしています。この先の動向もチョッと楽しみです。
次に不思議なのは、倉持さんから支給して頂いている添加剤です。最初に効果が解ったのは、NOZAWA-GOのエンジン音がとても静かになったので、当方もHUMMERに色々入れていますがギヤオイルの匂いがしなくなったのが一番良く解ります。エンジンに入れている方は、エンジンにまだ慣れていないので、ハッキリは解りませんが、モリブデンと燐酸の相性を考えると長い眼で見ると良い筈なので入れ続けています。ヒロシ君のエンジン音は小さくなりましたが、DIESELは元々煩いので、何となくです。だけど、ヒロシ君も入れ続けています。
ただ、今回明らかに症状が出たのは浜本さんのJeepで、通勤で毎日使ってて、燃料に入れるタイプの添加剤を入れた所、今まで2km/Lだったのが、3.9km/Lまで燃費が伸びたそうです。ただ、その添加剤を入れた燃料を使い切ったら、また2km/Lまで戻っちゃったそうです。倉持さんの話ではタンクに入れる量は多ければ良いのではなくて、ある程度の濃度で効果が出ると言ってたので、適正注入量を見極めれば、そんなに沢山入れなくても言いと思います。が、元々V8とは言え2km/Lと言うのは絶対に何かが壊れていると思うのですが如何でしょう???因みにNOZAWA-GOは街乗りでも4km/L台で高速では5km/Lを超えていますので、浜本さんのJeepは可笑しいです。先生も以前CJ-7のV8に乗っていたので、この燃費はどう思います?
次に試しているのは、燃料タンクの中に入れるセラミックです。これは麻生さんが、先日、ちゃんとした計測器で黒煙を測定して計測値に差があったので『試して見ないか。』と渡されたのですけど、価格を聞いた所、おいそれと手が出ない価格だったのですが、お借りできると言う事だったので、ミーティングから帰ってから試して見ました。元々当方のDURAMAXは黒煙が少ないのですが、エンジン始動時にチョロっと出る黒煙と嫌な匂いが減ったような気がします。これは、ガレージ内での事なので違いは解りました。が、高速で全開にした時には未装着時と同様に黒煙が出ますが、量的な差はミラー越しでの目視での比較での判断は無理だと思いますので、その内ビデオカメラで撮影してみようと思います。
なんで、そこまでするかというと、このセラミックの話を88ハウスの社長にしたら『試してみて〜』と色々なタイプの同じようなセラミックをゴロゴロと机の上に並べてくれました。これらは88の販売品ではなくて、研究評価用に持っていた様で『この手の物って一杯出ているんだけど高いんだよね〜どう思う?』と言っていたので、『試してから返事をします。』と言って頂いてきました。ですから、色々試さなくてはならないので、官能比較では申し訳ないので計測器の代わりにビデオ撮影しかないからです。
本来というか今までこの手の物は嫌いでした。そんなに言うほどいい物なら、メーカーが最初から付けるだろうと言うのも嫌いな原因です。それに、理論的に納得できなかったり大げさに書いてあるので『怪しい』し『物の割りに高い』ので使う前から『要らない』と拒絶していました。しかし、チョッと前から仕事で水道水にマグネットをチューブに取り付けると、なぜか計測器の内部の汚れが付かなくなったり、先日も『水が磁化する』と言う研究発表があったので、マダマダ未知の常識を覆す事ってあるような気がして、そこまで言うなら試してみようという気がでて来て、色々な物を試す気持ちが出てきました。だけど、本当の事を書きますので、何かに洗脳され足り金儲をしようと思っていませんのでご安心ください。
取り合えず、装着方法を説明します。当方のHUMMERは燃料キャップの形状が初期型なので、少し多くのHUMMERとは異なります。キャップを外すと、ゴミ除けの金網が見えます。この金網はゴムのリングで動かないように抑えてあるので、先ずはゴムリングを外します、次に金網を外して、セラミックを燃料タンクに投げ込みます、セラミックの構造は、やや密着したスプリングのなかに大粒のセラミックボールが入っています。これには、ワイヤーが付いていますので、タンクに投げ込んだ後、簡単に回収出来ます。ワイヤーの端っこをキャップのチェーンに絡めて装着完了です。

2010.7.2.-2    石飛 毅氏

当方は4輪駆動車に乗り始めて丁度30年になります。
10年程前に終焉を終えた4輪駆動ブームの先駆けで、その当時はまだ、ファッション化と言うより乗用車では走れないような悪路をグイグイ走るのが楽しくて、当時住んでいた松戸には10分ほどで江戸川の河川敷まで行けたので、時々帰宅後に河川敷を走り回っていました。その当時はまだ4X4 MAGAZINも薄くてそれほど販売量も多くはなかったのですけど、現在のようにインターネットなんていう言葉もない時代ですから、情報を得るために毎月楽しみにしてて、発効日に買っていました。
何時だか忘れましたけど、ハイラックスのRN36が発売された頃に、4X4 MAGAZINを買いに行くと、習志野近辺でクラブを作るから集まれ的な内容の付箋が入ってて、連絡先が書いてありました。当時はブームが去った現在よりも台数は少なく、4輪駆動車同士がすれ違うと挨拶をするのが常識で、当方としては面倒だし、知らない人に挨拶するのは恥ずかしい気がして余り気が乗らなかったのですけど、この頃に4輪駆動車に乗っている人は結構喜んで『挨拶』をしているような感じで、少数派という仲間意識が強かったと思います。
従って、日本国中に4輪駆動車のクラブが出来て、その中心はJAWADでした。年に一回全国から集まるジープジャンボリーがあって、アメリカン4WDに乗っていたマイク真木とかスーテジに出ていた事もあって大賑わいでした。まだ、この頃は殆んどの人がオフロードを走る人達でしたから、ある意味健全だったようなきもします。
さて、情報に飢えていた当方は、当然連絡をして、一回目の集まりに参加しましたが、参加者には当方のようなサラリーマンは殆んどおらず、職業も種々雑多でした。クラブに入る目的も皆さん色々で、ガンガンオフロードを走る方とか、コンボイを組んで走りたい人、改造を色々するのが楽しい人等、コレも色々でした。中心になっていた方は出版関係の方で、少し理屈っぽい人でしたけど、一生懸命まとめていましたので、発足から結構順調にメンバーも増えて、それなりの団体になってました。
当方は、当時はオフロードをガンガン走る方に興味があり、特に仲の良い数人とで毎晩の様に河川敷を走り回っていました。当方が乗っていたランクル40は今でこそ人気がありますけど、オフロード走行はとてもじゃないけどJeepにはかないません。Jeepの軽快さやキャンバーを安定して走っている様を指を咥えて見ていました。
Jeepよりランクルが優れているのは、航続距離の長さと、快適性(クーラーが付いていました)と、フロントブレーキがディスクだという事位で、心の中では『何時かはJeep』と思うのは当然の成り行きでした。
平日も河川敷に出向き、金曜日の夜や、土曜日の夜はそのまま仲間の家に集まり夜更けまで話し込んで、当時の当方には夢のような時間でした。その中にJeepを手足のように乗りこなして、『Jeepには絶対に幌を張らない』という硬派な奴がいました。彼は実家が大きな整備工場で、本人はまだ学生でしたが、工場にある高圧洗車機で河川敷で泥だらけになった車を何時も洗い落とさせて貰いました。
今になって思うと、当時はコイン洗車機なんてない時代でしたので、高圧洗車やオイル交換等自由にやらせてくれたお父上は、とても度量のデカイ人だったと、当時も感謝していたとは思いますが、今になって再度感謝の気持ちが蘇ります。
その後、当方は引越しをしてしまったのと、大きな問題があったため、クラブから離れてしまいましたが、当方がいた頃から意見の食い違いとか価値観の違いや会費の問題とかで、分裂したり上下関係が出来てしまったりと、沢山の問題が出て解散してしまったと記憶しています。
ただ、同じ嗜好のメンバーはその後も連絡を取り合ってはいましたけど、段々と薄れて行ったのは仕方がない事でしょう。
この他にも、ラジコンや自転車等、色々なクラブを体験したのですけど、大抵は上記のクラブのように問題がでて解散と言うのがお決まりです。ラジコンの時はレースでの結果がそのまま優劣が付いてしまいますので、もっと大変なトラブルがありました。現在、当クラブを運営していますが、特に大きな問題もなく10年間も続けられたのは、これらの経験を生かしながら『所詮道楽』という気持ちを入れすぎずに運営しているからだと思います。
さて、昨日、友野さんを自宅に送ってから、松戸の実家に顔を出すため国道6号線を走っている途中、確かココを曲がった送電線の下辺りにお世話になった石塚自動車があったなぁ〜と、頭をよぎった瞬間、左折してしまいました。ディラーではありませんでしたが、個人経営の整備工場としてはとても大きな工場だったし、工場の上が自宅で大きな家だったので、近くに行けば直ぐ解ると思いましたが、何しろ30年間殆んど連絡を取っていないし、訪問しても何を言ったら良いのかわからないのですけど、ただ自然に足が向いてしまいました。
工場はとても繁盛していたし、父上は厳しい方でしたけど、人情のある方でしたから、お客さんに愛されていた修理屋さんだったので、会社ががなくなる事はないとは確信していましたけど、一番の問題は、本人で、当時は武闘派でしたし、家は継がないで『すし屋になる』と言ってたので、いるかどうかが不安でした。長い間には色々な人生があってもオカシクナイし、あれだけのパワーがあった奴なので、どの方向に行っても凄い事になっていそうな予感をしていました。
近くまで行くと、建物の形で直ぐに解りましたが、会社の名前が『アイオート』と可愛らしい名前になっていました。名前が石塚ですから、『アイオート』というのはまんざら遠くはないので、HUMMERを止めて事務所の中に、30年前と殆んど変わらない妹さんを発見して、一安心。
妹さんも、当方は姿が変わってしまい(特に頭髪!当時は鶴瓶と同じくアフロヘアー)一瞬忘れていたようですが、段々記憶が蘇って、あらららら・・・・ってな感じで、色々思い出話と30年間の話をパラパラ。。実は、妹さんは当方の結婚式に出てくれていました。とても可愛らしくて、当方の友人に色々聞かれましたけど『奴の兄貴は○○○大学の・・・』と言うと、それ以上話を続ける事がありませんでした。
話によると、彼はチャンと家を継いでいました。自動車業界は厳しい時代を迎えてから跡を継いだそうですけど、10人以上の従業員を抱えて休む間もなく頑張っているようです。民間車検場で板金も修理も出来る修理屋さんですから、色々雑務も多いでしょうし、人が良いから振興会とかもやっていそうな気がします。
さらに、修理だけではなく店の前にケータリング用の軽トラも置いてありました。一見すると只の改造車だと思ったら大間違いで、維持費の安い軽トラックですが、車両重量に制限があって、冷蔵庫や調理台を備えて、尚且つ中で立てるのってそう簡単な物じゃありません。屋根も型をおこして。。。。色々なチャレンジもしていますね。
タマタマこの日は本人は出かけてて、お逢いする事が出来ませんでしたが、今、目の前の色々なものを見て、頑張っているのが解っただけでも十分満足できました。今度は是非本人に逢って、その後の半生を伝え合う事で自分のイキザマを確かめ合えたらいいなと思います。
そうそう、話の中で出たのですけど、H2OCのチャリーさんのHUMMERもココに来るらしく、妹さんの話ですと『とても良い人でしたよ〜』との事でしたが、それは、ただ彼が無類の女好きだから女の人には優しいだけだと思います。

2010.7.2.    石飛 毅氏

本日は、会社をお休みして「タンブラー見学会」に参加しました。
一人で行くもの勿体ないので、先ずは柏まで友野サンをお迎え。前回、常盤道周りで那須から帰って来た時に空いていたので、今回も常盤道を使いました。距離的には遠いのですけど、渋滞がないので楽チンです。
那須PSガレージに到着すると、松原さんがベントレーで、松本さんは95式で到着していました。松本さんは準備万端で、バットマンのフェースマスクを調達して参加です。ガレージから向っている工藤、ヒロシ、タケちゃん組と、小堀さんがまだ来ていないので、どうせなら皆で揃って「おおおおおーーー」と言いたいので、特別に準備して頂いた食事をしながら待っていました。その間、松原さんがiPhoneに港からPSガレージに運ぶまでのプロモーションビデオをダウンロードしてあったので、それを観賞。(当方の所にはDVDがあります。)あれこれ、館内を見学している内に参加者が集まりましたので、ガレージのバックヤードにゾロゾロ移動してシャッターが開くのを待っていると、出てきました!
何度も写真で見ているのですが、やはり現物は迫力満点でボキャブラリーの足らない我々は「スンゲー!!!」しかでません。何が凄いって、多角形のパネルを組み合わせたボディはIQの低い当方には形を全く認識が出来ません。今まで見た物事がないこの形状は、何も比較する物がないため圧倒されてしまいます。兎に角、細かい所まで確り出来てて見てて飽きません。とりあえず、一番近い物はステルス戦闘機かな?
さて、肝心の作りはリアルと言うより、本当にバットマンが使っていそうな感じです。FRPで作った物とは異なり、材料は全てやや荒めの艶消し塗装されたスチールですから、質感はバッチリです。松原さんは、内装が未完成と言ってましたけど、この車はバットマンのバトルカーですから、このままの機械の中に押し込まれた感じは本物らしさがプンプンしてカッコよすぎるくらいです。仕上げるとしたら、宙ぶらりんのスイッチとか、カラフルな配線類をまとめたり隠くす位で十分だと思います。 
とりあえず、興奮状態から少し抜け出して車としての完成度と言うか構造を詳細に観察しました。一番気になっていたのはフロントサスペンションの機構です。左右別々の片持ちで一体どうやってアッカーマンを取っているのか?ブレーキはどうなんだ?と気になっていましたが、実に工夫がされています。ブレーキはホィールの中に納められてて、一時期のHONDAのオートバイの様なインホィールのデイスクブレーキが付いていました。バックしながらハンドルを切るとフロントタイヤの動きが凄く不思議な動きをしますが、前に走るとちゃんとタイヤが平行になります。この動きは一回見ただけでは理解できませんでした。
松原さんが薦めてくれたので、ご好意に感謝しながら駐車場の中をドライブさせてもらいました。まず、シートに座ると、視界は。。。辛いです。これだけ鋼鈑に囲まれていたら敵からの攻撃はかなり防げそうです。ミッションはATでむき出しのクイックシフターが付いています。シフターがむき出しなのでメカの動きが良く見えます。シフターにはポジション表示がありませんけど、デジタルメーターパネルには、ちゃんとゲートが表示されています。このデジタルメーターは、エンジン回転と温度計。etc。。沢山の数字が出てて覚え切れませんでした。
スタートした場所の関係で、先ず絶望的な後方視界の状態でバックしましたが、一人では絶対にバックは出来ません。今回は回りに人がいたので無事バックできましたけど、非常に心細くなりますので、公道を走るにはモニターが必須です。逆に前進は思った以上に視界が良く、このまま運転できそうでしたが、ミラーがないため大きく張り出したリアタイヤの確認が出来ませんので、広い道じゃないとダメですけど、一度でいいから公道を走ってみたいです。こんな凄い物を見ると、値段だとか色々野暮な事を聞きたくなるでしょうが、そういう事でこのタンブラーを評価基準にしてしまったら台無しですね。当方としてはそんなことよりも、こんな物をオーダーした人、それを作った人を素直に凄いと思いますし、リスペクトします。

 2010年6月