2010年7月  HUMMER ESSAY 2010年8月      

2010.8.30.    石飛 毅氏

カーナビもHDDになってもう直ぐ10年です。
柳本さんから頂いた燻製履歴のあるナビは絶好調で動いていましたけど、ココに来てチョッと問題発生。モニターのバックランプが点いたり消えたりで、気がつくと真っ暗になっています。恐らく接点不良と思われますが、モデルとしては2005年モデルでマダマダ新しいので、当方の根性修理をして台無しになるのは心もとないので、コレを修理に出そうと思います。噂ではパイオニアの修理は上限金額と言うかどんな修理でも3万円(税別)だというので、もしかすると他の燻製化によるスイッチの反応が悪い部分も言えば治ってくると思われますので、修理に出す事にしました。
翼は、今までHUMMERビギナーですから単独長距離運転は許可制でしたから、今まで学校関係の友人には、HUMMERを見せた事がありません。ポルシェを踏んだ頃は丁度運転に慣れた頃で有頂天でしたから、あんな事になってしまいましたが、最近は運転も慎重になり自分の技量を過信する事もなくなりましたので、一応、事前申請制になっていました。乗り始めて半年になり、春のミーティング、関西ミーティングと段々スキルアップして来ましたので、ソロソロ自由に乗っても良い頃だと思っていました。その旨翼に伝えると、来週沼津まで、『ゼミの旅行』があり、それに乗って行きたいと言うので許可しましたけど、最近の若い奴らはナビに慣れてしまっているためナビがないとまともに目的地まで行けません。と、言ったものの、当方もEKワゴンの90年代製のDVDナビが壊れてしまい、迷ってしまいましたから、当方もナビに頼って頭の中から地図が消えてしまっているようです。まったく忘れてしまっていると言うより、新しい道がドンドン出来ているため、主要道路をドンドン走っていると何時の間にか変わってしまい、迷子になってしまいます。
そこで、先週、藤本さんが新規購入したナビが道に迷うと言う話をしてた時に、以前、奥さんのポロに付いていたナビが壊れて、それを修理に出した所、販売店が修理の完了報告を数ヶ月忘れて放置され、我慢できなくて新しい物を付けてしまい、その後『修理できました。』と渡されたそうで、そのナビがあると聞いたので、それを格安で購入して、とりあえず、NOZAWA-GOに取り付けることにしました。EKワゴンは今の所遠出の用件はありませんので、燻製ナビが修理した後、再びNOZAWA-GOに戻して、トコロテン式にEKワゴンに搭載しようと思います。
その、修理放置ナビが届きましたので、先ずは付属品のチェックを行い、序にパイオニアのHPで色々確認。年式は2001年で、まさにHDDの初期モデル。恐らく地図は古いでしょうが、地図帳よりは数倍使えます。翼も、どうしてもHUMMERに乗って行きたいので一安心。ヒトデナシとか鬼とか噂されている極悪な当方でも、子供が喜ぶのを見ると嬉しいです。後は無事動作するか。。。ゆるい賭けです。
週末、早速ナビの交換を行いました。壊れたのはバックライトなのでモニター部分だけを交換しようと思いましたが、互換性がないので、結局、総入れ替えを行いました。フィルムアンテナはもう後僅かでアナログ放送は終わりですし、まだ素人が運転していますので、テレビなんて10年早いですから配線しません。ナビとCD、ラジオ、そしてiPodがあれば上等です。ナビにはAUXの入力がないため、VTR入力にiPodを繋いだ所、音が不快になるほど悪くて端子を磨いたり、イコライザーの設定を変えたのですけど一向に良くならず、iPodは『我慢』にしました。とりあえず取り付けが完了した頃に、桧谷サンが来ガレージ。以前からFSDを冷やす小型の電動ファンが欲しいといってたので、拾った電動ファンを進呈。桧谷さんは今後の計画で、メーターの追加とか、ステレオを絶版のナカミチのものと交換する予定で、その話をしていたら、スカイオートの専属であるスカイオーディオの社長にその話をしたら、『めんどくせー物を買ったな!ナカミチは皆ハイインピーダンスだから面倒なんだよ。』と怒られたみたいです。スカイオーディオの社長はナカミチのスーパーバイザーをやってて代理店の権利も持っていた方なので、ナカミチには精通している人に駄目出しされて、凹んでいました。
ただ、その雑談の中にiPodを接続した時に音が変だったヒントがありました。それは、VTRの入力はハイインピーダンスでiPodの出力はローインピーダンスじゃん!と言う事が発覚。早速ネットで調べると抵抗入りの配線とか普通に売られていました。従って、抵抗入りの配線と交換することで、良い音になると思い、抵抗入りの配線を買いに行こうと思い、スパイクに乗ったらシートの上に転がっているFMトランスミッターに繋がったiPodが目に入り、現状のナビは借り付けである事を思い出して、とりあえずiPodはFMトランスミッターで使えば良いと思いインピーダンス変換は辞めました。
暑いと想定外の事もいろいろ出てきますね。スカイオートのHPを見たら、バッテリーが割れている写真が出ていました。それが頭の片隅に残ってて、ヒロシがシルバラードのボンネットを開けていたので、何気なく2個あるバッテリーの電圧を測ったら本来同じ電圧であるべきですが、若干差があったので不思議に思ってエンジンを掛けてもらったら、一個はまるで電圧が変わりません。外から見るとチャンと繋がっているのに???だったので、両方の端子を外してみたら片側は異常に粉を吹いていました。
粉を吹くと言うのは間違いなく接触不良で、この粉が絶縁剤になってしまい通電していなかった模様。そこで、端子を磨いて原因を探るとボルトが長くて緩かったのが原因でした。そこで、スペーサーを入れて、通電していなかったバッテリーだけを使って始動した所、スターターの回りが悪いので、サイドスペーサーを追加して対処しました。
松葉さんが開業のため、一旦HUMMERを売却したと言う報告と共に大量の湿布薬が届きました。あちらこちら痛くなる当方にはありがたい援助です。松葉さんは、今まで勤務医でしたが現在開業準備をしてて、開業した直後は恐らく忙しいでしょうから乗る時間もないので一旦売却したそうです。落ちついたらまた復活して欲しいですね。

2010.8.27.    石飛 毅氏

残暑なんて、せいぜい30℃までは許せるけど、今日も東京は35℃以上でした。
日差しも強いですけど、地面からの反射熱があるためか風呂に入っている感じです。こんな気温ではHUMMERのエアコンには厳しい様で、停まっている時はピリッとした冷風にはなりません。走っていると結構冷えるので、やはりエアコン用の電動ファンがあるといい様な気がします。冷却水温度は正常なのに渋滞中に発進するとファンのカップリングがロックされているため音が大きく、エンジンが重い感じがしますけど少し走ると換気されて冷やされるため直ぐに音が小さくなります。この時期の停止中のエンジンルーム内の熱気は相当な物だと考えられます。DIESELより発熱量の高いGASエンジンのNOZAWA-GOは、腹下にエンジンルームの熱気を逃がすためにファンと電動ファンを付けているためか、このような現象は起きていません。
そこで、一体エンジンルームの温度はどれ位になるのか気になって、温度測定の準備をしている序に、車の温度測定に付いて概要を説明します。温度の測定方法で代表的なのは、直接温度を測るのは、液体の膨張を利用した物、金属の膨張を利用した物、電気的な変位を利用している熱電対、サーミスターが一般的で、間接的には光学的に測定する物があります。液体の膨張を利用するものは、体温計とか寒暖計で子供の頃から見慣れていますが、直接液体を見て目盛りを読むものと、密閉された容器の中に液体を封じ込めて、その膨張するときの力を使って目盛りを動かす物があります。写真の丸い目盛りが付いた物はバイメタル式温度計で、液体の代わりに内部にらせん状に巻いたバイメタルの板が温度で変形する力を利用して針を動かしています。オートメータータイプの機械式はパイプに液体とか気体を充填させて、その膨張圧力を導管でゲージまで伝えて、ゲージの中のブルドン管を変形させて針を振らせます。これらは物性量の変化を利用したもので一次温度計です。一次温度計のメリットは電気が要らない所がメリットですが、デメリットとしてはコストが高くなります。また、直読式なのでその温度を利用して制御には使えません。
オートメーターの機械式はこの分類になります。感温部だけではなく、導管の中にも充填物があるため、センサーからメーターを切り離す事が出来ませんし、導管も温度影響を受けますので、感温部に対して導管の容量を減らす事で、出来るだけ指示誤差を少なくしていますが、導管には熱対策が必要です。また、導管や感温部を潰したり凹ますと、そのまま内容積を減らす事になり誤差になります。
電気式の温度計は、センサーの抵抗値や電流の変化を見てそれを電気的に変換して指示部の針を振らせます。車の場合はセンサーを金属の中に入れていますので、一見凄い物が入っていると思われがちですが、センサーの中身はスゲー簡単な物で、戦前から普通に使われていたものですが、センサーの変位に対して変換する電気回路には差があって、簡単な物から精密精度の物まで色々で、制度的には機械式より劣っていました。センサーにはサーミスター、熱電対、測温抵抗体等がありますけど、車に使われるセンサーの殆んどはサーミスターが使われて居ます。
写真の青い線は熱電対です。この2本の配線は異なった金属で、先端をねじって発生した電圧が温度によって変化するのを測定して温度を測ります。面白いのは温度による電圧の変化はこの先端部分だけで、途中を暖めても変化はありません。それと、長さも適当に切って先っぽをねじればそれで、OKになります。この青い線はKという熱電対で、当方の持ってるフルーク製テスターの温度計のセンサーとして使えます。
サーミスターはゴマ粒ぐらいの粒からリード線が2本出ているだけの物で、価格的には100円以下の物です。コレは温度が下がると抵抗が上がり温度が上がると抵抗値が下がります。コレを丈夫な金属のケースの中に入れているので凄い物が入っていそうに見えますけど、熱電対同様中身は大した事がありません。サーミスターの良い所は特殊な配線が要りません。元々抵抗値が数十KΩとか、とてもでかいので数Ωの接触抵抗があっても無視できます。従って、扱いがとても楽チンです。熱電対は異種金属の間に起きる電圧が問題なので配線には注意が必要ですから、車には殆んど使われません。サーミスターは変位が直線的では無く双曲線なので、電気的に直線にしてメーターを振らせていますがこの直線がボケた直線になっていました。
そのため、自動車用のアナログ回路時代の電気式温度計は精度が劣っていましたが、最近の電気式のメーターは、マイコンが入っていますから、サーミスターの抵抗変化を演算して、立派に直線性を持たせる事が出来る様になり、メーターの針もステッピングモーターやサーボモーターで動かしていますので、精度は妨害成分の多い機械式より上回る様になりました。桧谷さんが買ったオートメーターや当方の購入したBLITZのゲージはこのタイプで、H2の純正メーターもモーター駆動です。ただ、H2のモーターは良く壊れるそうで、H2のメーターが壊れた時はモーターだけ部品で交換が可能です。
最近の電気式メーターの利点は、演算処理で針を位置制御の出来るモーターで動かしているので、安価に精度を高く出来、針を自由に動かすことが出来るため、色々な状態表示をすることができます。BLITZの場合はセンサーの断線やショートが起きて抵抗値が極端に異なると、針が下がりLEDが点滅してセンサー異常のアラームを出します。マニュアルで針を動かして、警報値の設定をすると、警報温度に達するとメーターがフラッシュして異常を教えてくれます。また、動作時間内の『最高値』を記憶していますので、ボタンを押すと針がその値に針が現温度からスーと移動して教えてくれますので、機械式よりこの部分では優れています。
精度の誤差の要因としては、サーミスターの温度に対する抵抗の変化個体差が大きい物もありますので、メーター内の演算式とそれがあっているかいないかでメーターの精度に直接影響します。当方の後輩が調べた所、BLITZはちゃんとした会社なので、使用しているサーミスターの測定をした所『恐らくJISC1611の30KΩ(0℃)(2Kで75℃)の規格品を使用しているようです。』と、調べてくれました。当方の手元にもこの規格品があります。そもそも大体の温度がわかればいいので、当方にはサーミスターの精度(±2℃)位無視できます。
と言う事は、サーミスターをあちらこちらにばら撒いて、切換スイッチを付ければ、一つのメーターで何箇所も測定できる事になりますので、利用範囲がぐーんと広がるので、なんかワクワクしてきました。

2010.8.23.    石飛 毅氏

残暑が厳しい週末でした。
金曜日に、先週末おかしかったブレーキが気になっていたので点検すると。。。ローターが異常摩耗。原因は余りにも恥ずかしいので内緒とさせて頂きますが、今まで数十回以上同じ事をしていますが、初めての事でした。余りにも不甲斐ない事なので、原因と言うか理由を考えた所、まず、出発時間が迫ってて時間が無かった事で点検のための試乗を行なわなかった事。走り出して直ぐにおかしいと思った時点でガレージに引き返さなかった事です。大抵他の人のHUMMERを作業した時は、必ず「一回りして来て!」と必ず言うし、先日のKUROの時の様にオーナーがーいない時は、暫く足として乗り回してから完了にしています。それほどなのに簡単な作業だったのですが自分の時はやらなかったのが一番の原因です。次回からは必ず試乗をしてから乗り出すのを徹底したいと思います。
当然、この不具合の修整は気分が悪いので、速攻ローター交換とパッドの交換を行いました。ローターは新品があるはずなんですけど見当たらす、結局事故車から外した中古品を丁度遊びに来た是枝さんと小林大工に磨いてもらい再使用。手下が2人いたのでテキパキ交換して気が済みました。パッドは少し前に友野サンから「スポーツパッド」を購入していましたので、これと交換。フロントはデフのシールが怪しいので、これの様子を見てからシールと一緒に交換しようと思います。それと序に随分前に購入したハーフシャフトのボルトもワイヤーリング用の穴あきの物と交換しました。1年間一度も交換した事がないボルトですが、負荷の掛かるボルトですから、何事もありませんでしたが、何かあってからでは遅いので、先ずはリアだけ交換しました。友野サン情報では、もっと良いのが最近は出ていますので、それも気にはなりますけど、取りあえず旧型で我慢。
金曜日の夜中に「休日1000円均一」を利用し藤本さんが奥さんと一緒にポロに乗って来ガレージ。先週の中頃「休みが取れたのでテーブルを作りに行きますから材料を用意して置いてください。」と連絡を受けて、言われた材料を材木屋の奥ちゃんに言われたままお願いすると、ちゃんと金曜日の夜には届けておいてくれ、作成中も来てくれて追加も直ぐに持って来てくれました。
取りあえず、積もる話を崩しきってから、藤本夫婦は仲良く「テントコット」でご就寝。翌朝、奥さんをトリガーソウルに届けてから早速作業開始。今回作るのはガレージで万力を固定しているスチールテーブルの代わりになる「ワークベンチ」です。以前、藤本さんのHUMMERのタイロッドエンドを回す時に万力に挟んで当方が馬鹿力で回した所、万力を固定している台を壊してしまい、その時に「今度作ります。。」と言ってたのが始まりで、その後、何ヶ月も経ってますが忘れずに来てくれました。
以前、この周りはガレージの中でもワースト3位に入る位の場所で、本当は細かい作業や部品作りとかしたいのですけど強度が弱い上に狭いので、有効活用できていません。使いづらいのですけど、ココにしか万力がないので、仕方がありません。一番の不満点は、万力の位置が机の端から奥にあるため、板物とか長いものを挟むとテーブルに当たってしまい万力を生かし切れていません。そこで、今回のオーダーは、万力に負けない強度。面積拡大。収納力アップ。テーブル面の高さを高くするというもので、横幅は少し狭くなりましたが、面積的には2倍。高さも95cm棚は5段と大幅アップ。特にエアツール専用収納棚は物凄く使い易い物になりました。強度的にも万力の下に足を入れてもらいましたので、かなり強度がアップしています。
藤本さんは、当方の無理難題にも係わらずワークベンチを約5時間程で作成してくれました。勤務先の後輩が一番暑い頃に「ガリガリ君」を持って陣中見舞いに来た時には、ほぼ完成して出来の良さにビックリしていました。早くこのワークベンチで何かやりたくてウズウズしています。しかし、ここで大きな忘れ物を思い出してしまいました。。。それはボール盤を乗せるのをスッカリ忘れていました。現在、ボール盤は倉庫の方に置いてあって、穴あけの時はワークベンチと行ったり来たりしながら部品を作っていたので、ワークベンチを作るときにはボール盤を乗せようと思っていたのですけど、すっかり忘れてしまいました。まぁ以前より数段環境が良くなりましたし、物凄く長いものに穴を空ける時は今の場所の方が便利なので、ボール盤は可動式の方が良いので、移動可能な台を考えます。

今週はワークベンチ作りが完了後、夕方から当方のトランスファー温度計の交換を行いました。トランスファーに使っていたメーターは友野サンからお借りしていた電気式のオートメーターで、お返ししなくてはならないので、メーターの機種選定を行い一番良いと思ったBLITZのメーターをATの温度測定用に買って見た所、思った以上に良かったので、トランスファー用もBLITZにしました。トコトン研究と言うか確かめるのであれば、ここでφ52を買うべきだと何度も思いましたが、同じ物を2個並べた方が見栄えが良いので、またφ60を買ってしまいました。藤本さんにBLITZを見せた所、藤本さんも柳本さんからATのオイルパンを譲ってもらったのを期にATの温度計を付ける予定なので「これカッコエ〜ナ、僕これにしますわ〜!でも、おおきいなぁ〜ちいさいのもあるんですか?」と言うのでφ52があると答えると、「それなら3個並べますぅ〜!」と、ラッツさんに注文していました。
オートメーターのセンサーは取り付けネジがアメリカでよく使われるNPT1/8で、BLITZはR(PT1/8)です。当方は、オイルクーラーを取り付けるためえにトランスファーのドレンボルトから吸い出していますので、直近にTを入れて、そこにNPT1/4-1/8ブッシュを入れてセンサーを付けています。従って、今回はNPT1/4にPT1/8のブッシュを作成してセンサーを取り付けました。市販ではこのNPT1/4とPT1/8のブッシングは余り見当たらないので、買うより作った方が早いです。また、トランスファーにセンサー用のネジを直接空けるのはリスクが大きいので、お勧めしません。交換可能なトランスファーのドレンプラグに、センサーを取り付ける方法をお勧めします。注意点は、ドレンボルトを抜いた後に指を入れてみると解ると思いますが、ドレンボルトを締めこんだ先端と内部との隙間は殆どありませんので、センサー先端がドレンボルトから出すぎると干渉する可能性がありますので、テーパーネジの追い込み量を調整しながら加工した方が良いと思います。ただ、何方かトランスファーに安全に穴を空ける場所をご存知でしたらご教授願います。
帰りに、高速を何時もの様に元気良く走ってきましたが、大分涼しくなったお陰で、トランスファーがMAX70℃ミッションが80℃程度でした。

狭山ハウジングのH2に以前取り付けた電動ステップが、片方動かないのと、サミットで黒い給油口カバーとビレットショートアンテナを買ってあったので、一気に作業を行いました。が、ビレットアンテナはねじ込みサイズがH2の場合異常に大きく、今まで買い漁ったアンテナのどのアダプターも使えず、アダプターはヒロシが作る事になりました。
電動ステップ不動の原因は雨漏りでした。車体側からの「ドア開」の信号線がロッカーパネルから拾っていますが、これの逆電流防止のダイオードの所に使っている(メーカーが圧着している部分)に水が進入して電食を起こして細いケーブルは腐食して断線していました。当方はH1の場合、どんな状況でも水が入る事を想定して常にヒシチューブか防水コネクターを使っていますが、非防止の突合せコネクターは多分水に漬かると水を溜め込んでしまって今回断線してしまった様です。確りヒシチューブでシールして出来るだけ金属部分から配線を浮かせて終わりにしました。渋滞等で止まっている時にエアコンの効きが悪いので「電動ファン」が付くかと聞かれたので、ラジエーター前を見た所、余りスペースがないのですが、小型の物であればどうにかなりそうなので、近い内に試して見ます。だけど、狭山ハウジングのH2は余り動かないから、アルバイトので試すかな。

2010.8.20.    石飛 毅氏

先々週、スカイオートが体調不良で寝込んでしまい、挙句の果てに入院しましたけど、暇すぎて一日で抜け出してしまった様です。
頭痛と肩こりの凄い奴で10分も立っていられなかったそうです。今はどうやら薬を飲みながらですが、普通?になったそうです。原因は色々あって熱中症とか、睡眠不足とか、疲労の蓄積とかでしょうが、早く元気になって欲しい物です。。と心配していたら、当方にも来ました。。肩こりなんてした事がないのに、肩こりと背中とが痛いというか重くて息が苦しくなるほど辛くて、このままではスカイオートと同じになってしまいそうなので、急遽マッサージ屋さんに飛び込んで体をホグしてもらいました。
少しは楽になったのですけど、まだ、体が重くて肩から背中に掛けてモーラステープを張ったところ、重さがなくなり、デパスを飲んでとりあえず睡眠をタップリ取ったら頭痛はなくなり大分楽になりました。それでも、モーラスは放せません。マダマダ、暑い日が続きますので皆さん体調管理と言うか、体を労わりましょう。
今週末は、藤本さんが作業台を作りに来てくれます。今の作業台は万力に物を挟むとグラグラしてしまい強度的に問題があるのですが、市販品は結構高額で、サイズもピッタリなのが中々ないので、藤本さんがピッタリとした物を作ってくれるそうです。材料も何時ものように材木屋がいい物を準備してくれたので、キットまた凄く良いのが出来そうで楽しみです!

2010.8.17.    石飛 毅氏

夏休の後半に伊豆の下田にキャンプに行くため、長距離を走るのでイヨイヨ当方のデフのオイルシールを交換する事にしました。
もう漏れてから1年近くなるので随分引き伸ばしたので、やっとです。先ず、ブレーキキャリパーを外すのですけど。。。何故かキャリパーがガタガタで良く見るとスライドピンが一本抜けていました。抜けていたピンは回転方向に対して後方だったため、多少パッドの当り面が移動した程度で負荷の少ないリアだったため問題は出なかったたので気が付きませんでした。この部分は何時も他の人の車の場合は腐食状況とか固着していないか必ず確認する部分ですが、紺屋の白袴をしてしまいました。
シールの交換自体はヒロシスペシャルがありますので実に簡単なのですが、スピンドルを固定しているナットが固着しててインパクトを使っても微動もしません。ラスペネを吹いたり、バーナーで炙っても緩まず、最終的にはバーナーで端っこが赤くなる位まで炙ってからハンマーレンチを2ポンドのハンマーでブッ叩いてようやく緩める事が出来ました。こんなしぶといのは初めてです。
ここで、もうひとつ問題が発生。今回交換したシールはリアの運転席側で、ココのキャリパーは以前サイドブレーキの戻りが悪く引きずってしまった過去がありローター面の状態が悪かったのですが、今回、それが更に助長されてて本来なら交換したいところでしたが在庫が無く(ある筈なんですけど見つけられなくて)帰ってから交換しようと思いそのまま使いました。この結果、パッドの当り面が変わったのと、ローターの面が悪いため、ブレーキを強めに踏むと止まる直前にブレーキがジャターを起こすようになってしまいました。当初、その内面が出て段々ジャターは止まるだろうと思ったのですけど、中々小さくならず、結局往復600km走っても止まらず、これ以上ジャターを起こしたままにするのは他が壊れると困るので次の週にローターを交換する事にします。
もう一つ納得の行かなかったトランスファーのオイルクーラーですが、オイルクーラーから微量のお漏らしがあったので、KINOKUNIから今のより一回り大きいオイルクーラーを購入して交換しました。以前の物はチョッと頑張って走ると200F位まで上がってしまい、その後スローダウンする必要があったので、色々考えた結果、ファンの大きさがオイルクーラーより大きいため風がオイルクーラーを通らずに風が横からドンドン逃げている事が判明して、今回は導風板を付けて見ました。この結果、今回灼熱の関東を疾走しても150Fで収まってくれるようになり、この程度であればATFに熱的な劣化を抑える事が出来る許容範囲なので、この部分に関しては一応完了とします。只、位置的には信号待ちの時に車体下に熱風が溜まるため、クーラーがヒーターになってしまいそうなのと、オイルポンプも加熱するので、街中は元々トランスファーの温度が上がらないので、ポンプを回すのは高速走行だけにしようと思っています。
今回、帰り道は単独だったので伊豆のワインディング道路を、32のGTRの後ろを、マニュアルスイッチでギャチェンジをしながら追い掛け回していたらATの温度が90℃まで上がりました。伊豆は上りもキツイしコーナーでは2速まで落とすような走り方をしたため結構ミッションというかトルコンが頑張った様です。それでも、絶対速度が低いため、トランスファーの温度は然程上がりませんので、一般道はAT温度、高速はトランスファーの温度が高くなるという法則は崩れていません。因みに、渋滞でDに入れたままだと、走っていなくてもATFの温度が80℃までは上がります。DURAMAXに交換してから電動ファンは撤去していますので復活させようかとも思いましたが、エアコンは良く効くし、クーラント温度も渋滞では上がりません。押し込み式の電動ファンは高速時に風の流れを邪魔して冷却効率が悪くなるという話も聞いていますので、これらを踏まえて今後の課題にしたいと思います。

ここ数年は大型の休みはガレージに入り浸りでしたが、今回は色々予定を入れてましたが、松原さんのお母様の葬儀のためチョッと予定が変更になりましたが、全てのタスクは終了しました。
土曜日には佐藤先生の奥さまが『猫の絵』の個展を開いていたので、そこを表敬訪問しました。佐藤先生の奥さんは猫の写真を何枚か渡すと、その猫の絵を描いてくれます。とても可愛い絵があったので、ついつい財布に資金状態を聞かずに購入。ただ、猫より犬の方が注文が多いのではと進言したら『犬は描かない』と即答で却下。夫婦共々商売っ気の無い方々です。
軽井沢は勤務先の会長の別荘で、ココにはほぼ毎年夏にはお伺いしています。テニスコートもあるようなデカイ敷地の別荘ですけど、バブルが崩壊した後に競売に出ていた物件を格安で購入したそうです。やはり安く物を買うためには、直ぐに払える資金力のある人は徳をすると言うのは資本主義国家では基本なんですね。この会長、車が好きで敷地内にガレージがあります。以前からジャガーが好きで、ドンドン集まってきて、現在、マークU、ダブルSIX、Eタイプ、XKの4台のジャガーを持っています。だけど、自分で凹ましたドアーとフェンダーを自分で適当に治して台無しにしながら乗っているのは良く解りません。ただ、車が好きだと言うのは良く解ります。
後半の3日間は伊豆の下田にキャンプに出かけました。10年以上前までは、一年中キャンプに出かけて年間で30泊以上していましたけど、子供が大きくなってからは殆んどキャンプをすることも無くなって、時々車のイベントとかで出かけてもソロキャンプですから車中泊で済ませています。ただ、車の中は案外暑かったり寒かったりなので、以前、テントコットを購入しましたがまだキャンプで使った事がありません。今回は小林さん一家とそのお友達のとのキャンプで人数も多く、キャンプ用品の運搬も大変なので、当方もキャンプ道具運搬係りとして出かけました。宿泊は広いバンガローなのですが、大人数なのでと言う理由を無理やり付けて、当方は初テントコット泊にしました。
テントコットは、重量的には6人用ドームテント以上の重量と嵩がありますけど、車で移動ですからその辺はあまり問題にしていません。組み立ては簡単なんですけど、開いた時にロックが掛かるので、コレを外すのが面倒で、結局組み上げに10分ほど掛かってしまいました。ただ、コレさえあればどんな凸凹の表面でも痛くなく、夏の昼間でも4面にメッシュがありますので快適で、高品位の睡眠が可能でした。2日共夜間は突風混じりの強風でしたが、揺れも擦れる音も少なく、風による強度は台風でも全く問題ないでしょう。雨も少しですけど降りましたが、フライシートを掛けていましたので全く浸水はありませんでした。中には、小物入れとかドリンクホルダーもあり、実に快適な空間を確保できます。天井にはマジックテープで開閉できる夜空を見れる窓があります。真夜中に開けてみましたが、両日とも雲に月が覆われてて真っ暗で『何か変な物が出てきたらどうしよう。』と考えたら怖くなってきたのでキッチリ窓を閉めて寝ました。
当方は、海には行きませんので、伊豆の林道を走って来ました。殆んど使われていない林道なのですが、路面の状態はとても良く、誰もいなくて気持ちが良かったんですが、速度は殆んど徐行。やはり日本の林道は狭い。。。。
帰りは、テレビのニュースで『16日は未曾有の大渋滞』と言ってたので、当方は荷物運搬係りなので、単独で先に帰りましたが、東名高速はスムースで全く渋滞もなく帰って来れました。覚悟をして、ご飯も食べないで一気に帰ってきたのはバカみたいだったので、頭にきてテレビを見たら『殆んど渋滞がありませんね〜』と、あれだけ煽った癖にまるでないのが悪いみたいな言い方をしていました。まぁ、逆よりは良いですけど、早めに帰ってゆっくり出来たので良しとします。
そういえば、以前、当方がクラッシュしてしまったオイル庫を狭山ハウジングが修理してくれました。前回は側板だけでしたが、今回は側板とドア3枚交換です。。。2度ある事は3度あるって言うけど、そうならない様に注意します。

2010.8.12.    石飛 毅氏

ラスベガスの事故でお亡くなりになった方や大怪我を受けた方々は天国から地獄だったと思われます。
なんで、こんなに大きな事故になったのかは2つの原因があると思います。当方もアメリカ郊外のフリーウェイは良く走りますが、日本の高速道路と異なり、対向車線は物凄く離れてて、大抵の場合、中央分離帯は丘では無く谷というかスロープ状のエスケープゾーン的な物です。対向車線までの距離もタップリあるので、余程じゃない限り対向車と正面衝突するような事もありません。今回の事故現場もテレビで見た所、そんな感じの場所でした。従って、普通の居眠り運転でコースを離れても道路からフエードアウトしてグラベル(オフロード)に導かれて凸凹して振動で目が覚めるという感じで、普通は転倒まではしないと思います。従って今回は、急ハンドルを切ったために転倒してしまったと思われます。これは運転者のミスだと思います。
もう一つ気になったのは、車体です。時々アメリカでこの手のコンバージョンバスを見かけます。テレビでエンブレムが映っていましたが、E250でした。しかし、リアタイヤはデュリーなのでE350の見間違いかもしれません。いずれにしてもベースはエコノラインの様なバンのカットウェイボディに架装ビルダーが後ろ部分を作った物で、車としての強度とか安定性はオリジナルよりも悪くなっていると思います。オリジナルも案外重心が高くリアはリジットアクセルですからロールセンターが重心より低くて安定性は悪いと思います。この悪特性を抑えるためにリアのキャビンは軽量化されて転倒時にロールバー的な役割は望めません。現に運転手は軽症だと言うのはフロントウインドウ枠の強度はオリジナルであるため、人員保護の強度が確保されていたからです。
もし、コレがオリジナルのバンボディのままでしたら、こんな悲惨な死亡事故にまでならなかった様な気がします。コレって最近良く見かけるようになったトラックベースのキャンピングカーもこんな感じで作られていますから、もしもの時を考えると怖いと日頃から思ってました。だから、松原さんがキャンピングカーの購入検討をしている時にも、コンバージョンは辞めたほうがいいと進言したら、ハイエースベースだけど、オリジナルだと聞いてそれなら安心だと話した事がありました。だから、高速をいい勢いで走っているキャンピングカーは横風に煽られて急な針路変更とかするので、近くを走らないようにしています。

2010.8.11.    石飛 毅氏

無事、松原さんのお母様を送りだして来ました。
お通夜、告別式にご参列の皆様、献花にご協力された皆様、ありがとうございます。松原さんに代わってお礼申し上げます。祭壇は沢山の生花祭壇でとても綺麗なので、葬儀屋を褒めたら松原さんのデザインだそうです。両側に花で作ったウネリが絶妙で立体感のある素晴らしい祭壇でした。
個人的にも、クラブの方でもお世話になりましたので、当方は図々しく通夜、告別式、そして火葬場でお骨になるまで参加させて頂きましたが、まだミーティングの時にお会いできるのではないかと思ってしまいます。先日も書きましたが、クラブのスタートである第一回ミーティングは那須のハーブ園で行われましたが、この時に会場を準備してくださったのは、お母様でした。それからこうして10年以上クラブを続ける第一歩で、その後、『那須PSガレージ』を快く使わせて頂けて今日に至っております。今後も、責任者は奥野さんにバトンタッチされまして、引き続きミーティングを行っていただけます。

随分前になりますが、NOZAWA-GOの改善項目であるマフラー交換を行いました。GAS-HUMMERのエンジンは90年初期までのGMのブレーザーやピックアップに使われているエンジンと同じベースで、シェビーバンと同じ物が搭載されています。一応パワーは190HP ですが、発生回転はDIESELの3400rpmより高い4000rpmです。トルクもDIESELの1800rpmに比べて2400rpmと発生回転が高くなっています。同じギヤ比で数百回転の差と言うのはとても大きく、全体的にモッサリ走り出しジリジリエンジン回転が上がり、DIESELよりも少し引っ張りながら乗る感じなためか、常に回転を上げ気味に走らないと元気良く走る事が出来ません。それにしても、先の同じエンジンを搭載した車種よりも車重は重いとは言え、もうチョッと元気に走らないものかと、何時も感じていました。
そこで、排気系のモディファイを考えて眺めていた所、インナフェンダー内にある2つの太鼓はかなりの排気抵抗になりそうで、リアフェンダーのジョイント部分の位置関係がノーマルのT-DIESELエンジンと同じでした。T-DIESELの排気システムは消音のタイコがフレーム内に入っているためにリアフェンダーの中は直管なので、試しにコレを付けた所、排気音が爆音になってしまったので直ぐに戻しました。と言う事は、現在組み立てている502の直管ですし排気量も大きくなるので、これ以上に爆音になるわけで、取り合えずこのまま組み込みますが、恐らく通常運用は無理なので対策も考えなくてはなりません。そこで、消音効果の実績はフェンダー内に当方が取り付けたマグナフローで、内部は基本的にストレートなので排気抵抗は減るし、消音効果は実績がありますので、NOZAWA-GOで実験するために寸法を測って収まりそうなマグナフローを選定し購入してみました。
購入したのは、出入り口が3インチ、太鼓の直径が7インチ、トータル全長が20インチの物で、当方のよりも2回りほど小ぶりです。取り付けは、先ず差込量を測り、ステンレスの平バンドの半分ほどストレートの部分を足した位置でカットし、マフラーをそこに差し込んでから、計測して先ほど切り落としたテールパイプをカットして差し込んで完了です。
取り付け後、ワクワクしながらエンジンを掛けると排気音は殆どノーマルと同じか少し静かですが、音質は低音が効いている様な気がします。翼が早々に近所を試乗して帰ってくると、『アクセルをあまり踏まなくても良く走って回転も良く上がる気がする』と、ニコニコしながら帰ってきました。思いの外静かだったので、排気音が静かになったので早くなった気がするだけだと思い、当方が試乗しました。正直なところ、マグナフローとの相性は良いと思います。アクセルの踏み量と速度の感じがリニアになり、重ったるい感じは大分解消されて、吹け上がりも良くなっています。特に空ぶかしでも重ったるい高回転も一生懸命回って辛い感じがなく乗りやすくなりました。
アイドリングでの排気音が低音になり、中回転域では一昔前のドロドロ音らしき音も出て『良い感じ』です。考えて見るとハンビー仕様の植えちゃんがGASエンジンに煙突を付けていますが、ミーティングの時に排気音が煩いと感じなかったので、マグナフローと同じようなフィーリングになっているかもしれません。本当はガレージに保管の予定でしたが、今まで遅いのは仕方がないと諦めていたのに、体感できるパワーアップを試したくなったらしく翼はNOZAWA-GOに乗って帰り、帰宅後連絡がありましたが『ご機嫌!』でした。もう一つNOZAWA-GOのCTISのコンプレッサーを動かすとポンプヘッドが車体に当たり大きな音がしています。それと、後輪のエアが抜けていましたので、コレの補修もしました。コンプレッサーは4個ある防振ゴムの内3個が千切れて、コンプレッサーがブラブラでした。CTISの方はゲージの裏のジョイントからの微妙な漏れだったので、ゲージの配管を交換して漏れは完治。

マグナフローと一緒に購入したオイルパンを取り付けました。ボルトオンですから特に問題はないのですけど、温度計を取り付けるためにネジを切りました。TCIのパーツは改造用だけあって実はセンサー取り付けを前提なので、予めセンサー用の穴があいているのですが、ネジの規格は米国仕様でNPT1/8が空いてて、オートメーターはそのまま取り付けが出来ますが、今回当方は国産のBLITZなため、PT1/8を新たに空けました。
オイルパンの容量はノーマルプラス5L程で結構サイズが大きくなっています。そのため、フレームから結構出っぱちゃいました。オイルパンはカッコいいけど、折角腹下がスッキリしているHUMMERなのに不細工かも?温度計も取り付けて日曜日に軽井沢まで行って来ました。夏休みなので渋滞があると嫌なので、朝早くに出たので全く渋滞もなく良いペースで走行しましたが、トランスファーの温度はグングン上がり100℃辺りでしたが、ATは上がっても68℃と高速道路でガンガン走ってもATは全く問題ありません。所が、自宅から中野までの青梅街道でのゴーアンドストップの繰り返しでは、この現象は一転してATは80℃、トランスファーは60℃と逆転です。ATFの限界温度は120℃ですから、恐らくATFの冷却対策は全く必要ありませんので、アルミのオイルパンもATFの増量や温度計の設置は要らないと思います。
BLITZのメーターはとても良く見えます。トランスファーはオートメーターですけど、どうもゲージの目盛りは等間隔ではないため読み辛いのです。
100-150の間は1目盛り25で150−210は1目盛り15で210-250はまた25で、、引き算してから割り算しないと更にF-Cに変換で。。。頭が悪い当方には即座に危険温度を察知できませんので、針の傾きで判断するしかありません。機械式やステップモーター式ならオートメーターでも均等なので、シビアなトランスファーには機械式やステップモーター式が良いですね。

2010.8.7.-2    石飛 毅氏

お知らせですが、松原さんのお母様のご葬儀に、クラブで献花しますが個人的に献花をされたい方は下記の葬儀業者にご連絡下さい。
連絡先 
         メモリアル ヨーコー 
              TEL 042-424-5053 
              FAX 042-424-5073
          yoko.co@soleil.ocn.ne.jp     担当 平林
この業者さんに何れかの方法でご連絡下さればOKです。
クラブの方は、現在数名から連絡を頂いておりますので、当方が立て替えて置きますので、後日清算しますので、エントリーだけ連絡下さい。

2010.8.7.    石飛 毅氏

松原さんのお母様は、那須から松原さんのご自宅に無事安置され、葬儀の日程が下記の通りに決まりました。
夏休みで色々と予定がおありだと思いますので、無理をせずご都合の付く方はご参列お願い致します。尚、式場はデカイ駐車場がありますので、車でのご来場は問題ありません。
クラブからは、有志を募って献花をしようと思っています。ご賛同の方はメールを下さい。

通夜
           8月9日(月)18時〜19時
告別式
           8月10日(火)10時30分〜11時30分
場所   
          宝仙寺 大師堂
          東京都中野区中央2-33-3
          03-3371-7101

2010.8.6.    石飛 毅氏

クラブのミーティングで毎回お世話になっています松原さんのお母様が永眠されました。
つい先日お会いしたときもお元気で、当方も最初お聞きしたときに、一体何が起こったのか認識できず、いまだに信じられません。思い起こすと第一回オーナーズクラブミーティングもお母様のご尽力で『ハーブガーデン』をお借りして頂いたのが当クラブ発祥でした。その後も毎回ミーティングでは本当にお世話になり続けており、突然お亡くなりになったのはとても悲しい事です。お母様は那須に御在住で、現在、葬儀の日程、場所等決まっておりませんので、詳細が解り次第、当HPに掲載いたします。心よりご冥福をお祈りいたします。

2010.8.5.    石飛 毅氏

土曜日から夏休みです。
前半は家族サービスで軽井沢。後半はキャンプ。従ってガレージでHUMMERを堪能するのは中盤のみです。この夏休みは当方のHUMMERはATのオイルパンを交換を一番最初に行い、その後、NOZAWA-GOのマフラー交換をする予定です。それと、実はオイルクーラーにピンホールがあってココからATFが漏れているので先日シーラントで塞ぎましたが、念のため新しいオイルクーラーを調達しました。それと、ATの温度計も購入。
ATのオイルパンはATFの増量と、材質をスチールの板からフィン付きのアルミにする事でロングドレンと放熱を考慮しました。まだ合わせてはいませんが、形状は同じ感じでしたので、多分、何事もなく取り付くと思います。オリジナルの4L80E用は沢山出ていますが、HUMMERの場合はクロスメンバーが邪魔をするので、出来るだけ後ろ側が凹んでいるタイプにした方が宜しいかと思います。オイルパンのアルミ化に伴い、厚みがあるので温度センサーを取り付けやすくなるので温度計を購入しました。当方の場合はメーター類は国産が好きです。この辺は好みの問題ですが、過去にオートメーターとオートゲージで痛い目にあったので、単純に信頼性を求めるているだけです。
温度と、圧力のメーターには、機械式と電気式があります。機械式は圧力の場合は対象物のオイルや水をメーターの中に(実際はエアが入っています。)取り込んで、ブルドン管の先端に付いた針を物理的に動かします。また、温度の場合は密閉された配管の中に液体が封じ込められてて、先端の温度が上がると膨張して圧力計同様ブルドン管の先端に付いた針を動かします。従って、配管が暖まると誤動作しますから、配管には断熱材を確り巻く必要があります。それと温度計は基本的にはメーターと配管が一体になっているため、非分解ですからセンサーをねじ込む時にはメーターごとグルグル回すのと、メーターまでの距離が短いと延長が出来ません。
また、ブルドン管の変位を大抵の場合は歯車等で増速しているため、機械式は時計の中身と同じ精密機械ですから振動に弱く、圧力は微動していますのでメーター内にはシリコンオイルが封入されています。このシリコンオイルも暖まると膨張するのでメーターを壊さないためにメーター内に空気層を持っています。構造上機械式はメーターの針は真ん中にある物を多く見ます。
旧型の電気式の場合は、センサーは温度、圧力による抵抗値の変化を見るものですから、その殆んどは電流計です。従って安価でセンサーとメーターがバラバラなので、取り付けは簡単で場所も自由度が高く価格も安価です。針の振り幅を小さい方が安価になりますので価格の安いメーターは針を扇形に振る形状が多いです。
機械式は、配管は面倒でも配線は照明用だけですが、電気式はセンサーの配線が必要で、駆動用の電源も必要です。抵抗の変化には時間が掛かるので機械式より応答が遅いのと電源が入っていないときにはZEROを差します。
新型の電気式メーターは、チョッと面倒な物がありました。針は電流計からステッピングモーターになったので針は中心に配置されて、目盛りの分解能は上がったのですけど、メーターの他に集中制御用のボックスが必要で、物凄く高価。ピークホールドとか、警報設定とか出来るので、便利ですけど如何せん高いし全てのメーターをそのモデルに統一しなくてはならないので、廃版になったら、無駄の山。
所が、チョッと前からその制御ボックスが要らない単独でステッピングモタータイプが出てきています。時代の流れで、オートメーターからも出ています。先日、スカイオートで桧谷さんが、コレをしこたま買い込んでいましたが、オートメーターのステップモタータイプは現地価格でも高価なのと、先にも書いたように痛い目にあっているので、選択の比較にはリストアップしていましたけど、当方はBLITZのSDメーターを選択していましたが、黙っていました。BLITZを選んだ理由は単純に実質購入価格が15000円程で、メーターのカップも付いているし国内なので壊れていたら文句が言える、の2点です。直径は52と60の両方とも同じ価格で、見やすい60を選択しました。(因みに定価は20000円で、BLITZ−USAでは$250です。)
困ったのは、コレで当方のメーターはバラバラ。。以前はスピードメーター以外は全てオートメーターにしていましたけど、現在は全てオリジナルのメーターに戻しています。ブースト計はHKSの機械式で、トランスファー温度計はオートメーターの電気式(友野さんから借用中)これから付けるAT温度計はBLITZなので全く一貫性がなくて性格がそのまま出ている感じです。とりあえずBLITZのメーターを使ってみて評価をしようと思います。
因みに、HUMMERのメーターでCTISのゲージは機械式で、それ以外は全て電気式です。
早速、取り付け前の予習を行いました。メーター本体はシルバーの枠にボディは黒のアルミの絞り加工品でご立派。配線は専用ハーネスなので、コネクター式です。コネクターは設定用のスイッチと電源周りの2個。ピン数が違いますから誤挿入の可能性はありません。付属にメーターのホルダーが付いています。コレにはバイザーかスイッチのブラケットのどちらかが取り付ける事が出来ます。スイッチのブラケットはメーター面からチョッと出る物と引っ込む物の2種類が付属されますので、当方バイザーは要らないので引っ込む方のスイッチブラケットをを選択しました。
センサーはねじ込み式で、テスターで抵抗値を測定したら11kΩあったので、サーミスターで温度が上がると抵抗値が下がります。配線の引き出しは2本なので、シールテープを巻いてもアースに落とす必要がないので安心なのと、アースがメーターと同じになるので2点アースによる触れとか指示誤差を防いでいます。センサーの配線取り出し口はバネで保護されているため、折れ曲がりによる断線はかなり防げるでしょう。センサーは20cmほどの所に防水コネクターで切り離しが出来ますから、分解時に簡単にセンサーを切り離しができます。ネジはPT 1/8(Rc1/8)です。
メーター本体のハーネスは拡張性があって、一台付けると増設した時にコネクターで渡り配線が出来ます。アースと電源、ACCとイルミネーションの4本ですが、赤が常時電源、オレンジがACC 黄色がイルミネーションと大バカな色使いです。普通は、黄色が常時電源、赤がACC、オレンジがイルミでしょ!まぁ黒がアースじゃなかったら製品として駄目でしょ。。。。。通常状態でのメーター照明は透過式で結構明るい白色LEDバックライトが点灯しているため視認性は良好です。因みに、明るすぎるためか夜間は減光します。メーター自体の消費電流は140mAで減光時は70mAでした。因みに、この手の物を付けると配線がゴチャゴチャして何がどうなっているのか解らなくなるのですけど、このメーターの配線には自分が何の配線かチャンとラベルが貼ってありました。こういう細かい事が出来るのはさすがに日本のメーカーだからかも。設定ボタンは、メーターの後方にも付いてて、ボタンを外に出したくない人はこれで設定が出来ます。この会社、中々やるなと思ったら、本社が会社から5分の所でした。。。

2010.8.3.    石飛 毅氏

日曜日は、笠原さんの一周忌が終わった後に、ABSの修理のためにスカイオートに持ち込みました。
症状としては、ABSのランプとTT4のランプが点灯したままで、普通に走行するのには何も異常はありません。普通に走れてもランプが点灯したままと言うのは、何処かにトラブルがあるということですから、そのままという訳にはいきません。本来ならTECH2を充てれば診断をして原因が解る筈なのですけど、何度もTECH2で診断をしましたけど、『ABSランプ点灯中はコンタクトできません。』というメッセージが出て、ABSのモジュールに入る事が出来ませんでした。事前にABSのセンサーを見たところ断線していた場所があったので修復し、ABSのポンプの動作チェックも行っていましたので不具合はABSのユットの可能性が高いのですけど、本当にそうなのかハッキリしません。
普通ココまで駄目だと、『ABSユニットのトラブルです。』と、割り切ってしまうのでしょうけど、部品代が嵩む上、ABSとかTT4自体に必要性を感じません。さらに新しいユニットとの交換も単純にハードウエァを入れ替えるだけでは済まず、PCMとの整合を行うプログラムをインストールしなくてはなりません。従って、部品代の他にも色々掛かってしまい、トータルの修理代が嵩みます。そこで、本当にABSのユニットが壊れているのか、何か配線が駄目なのか特定するために、新品のABSユニットを在庫しているスカイオートに相談した所、入れ替えて試してくれると言うので、出向きました。
スカイオートに着いてから、直ぐに現状調査を開始。タケちゃんさんが、『ABS良く壊れるんだけど、そう簡単に壊れちゃ困るんだよねー』とかブツブツ良いながらショート配線を一本持ってきて何かゴチャゴチャやり始め、当方が覗き込んでいると、その内メーターのABSランプが、ピカピカし始め、TT4のランプは消灯。。。おーーーっ!何か良い感じの雰囲気が漂い始め、そのうちABSのランプも消灯。キーを入れなおしたら。。。。ABSユニットが見事に復活!試走をしましたけど、再びランプが点く事もなく全てが完治。スカイート四番打者のタケちゃん大ホームラン!です。
今回の原因を再度振り返ると、回転センサーの断線でABSがコントロール不能で暴走、同じセンサーを使っていたTT4は異常を察知してTT4を動作させてもフィードバックがないので、一生懸命正常にしようと頑張っていたみたいで、TT4のリレーはONになりっぱなしで熱くなっていました。この状態をメモリーしているので、イグニッションを入れたとたんにTT4のユニットが稼動しはじめて、直接動作はないままソフトがグルグル回ってABSユニットはビージーだったためTEC2でも入れなかった様です。さすがスカイオートですね。当方はあまり高年式のHUMMERを触っていませんので、この方法はとても良い勉強になりました。
こうならないためにも、ABSのランプが点灯したら何時までも放置したまま走らないで、早めにスカイオートに入庫した方が良いです。適切ですね。ランプが点灯しても単なるセンサーの断線であれば、TECH2でどの配線が断線しているか解りますが、今回のようにTT4も巻き添えにしてしまうと、訳のわからない奴に修理じゃなくて弄り壊されてしまうと高い物になっちゃいます。今回はある意味軽度の状態でスカイオートに持ち込んで良かったです。
昨日は、ついでに長女のお友達の旦那さんが、HUMMERに興味があると言うので、一緒にスカイオートに行きましたが、チョッと前には沢山HUMMERの在庫があったのですけど、展示してあったのは2台だけで、折角見に来たのに残念でした。ここの所、随分売れているみたいですね。近々にまた、アメリカから入ってくるようなことを言ってましたが、程度の良いHUMMERはアメリカでもかなり少なくなって来ているようです。展示車意外に修理に来ているHUMMEは相変わらず多いですけど、慣れないHUMMERがあったので、チョッと見せてもらいましたけど、横っちょに、有名なHUMMER販売店のシールが貼ってあったので、『誰の?』聞くと、新規の修理のお客さんで、購入後2年間でエンジン交換ミッション交換。。。と大きなトラブルが続いてて、大変だったようです。当方の知る限りでは、そんなに壊れるなんて聞いた事がないので、ルーチンメンテナンスが行き届いていないか、過走行とか瑕疵のある車体だったんじゃないかと思います。今回はハブのシールを全て変えていましたが、この程度のメンテナンスで持ち込むなんて、恐らくオーナーは気持ちよく乗れていなかったんだと想像できます。
これ以外持ち込まれたHUMMERで、いまだに、トランスファーにギヤオイルが入っていたHUMMERがあったそうです。オイル交換とは言え違う物を入れたら駄目でしょ。
良くマニュアルもないけど、当社のメカニックは優秀で何でも治しますって言う所もあるけど、HUMMERの場合はエンジンはアメ車屋サンにはなじみのないDIESELですし、部品はGM、FORD等を使っていますから特別な事が色々あります。ハブにオイルを使っているのだって重機以外ではあまりありませんからね。マニュアルもないのにオイルの種類とか、どうやって選んでいるんでしょう?そういう細かい事って直ぐにはトラブルとして出ないですから、怖いですよね。
結局、偉そうに受けて、どうにもならないで、当方の所やスカイオートにも問い合わせが結構多いです。当方も、スカイオートも以前は業者に丁寧に返答はしていたみだいですけど、結局、情報とかコツだけ教わって部品も見積もりだけで、お礼のお届け物もなく、その後、なにも何も連絡がないケースが殆んどで、その後、またトラブルが出ると平気で問い合わせしてきます。ですから、最近、スカイオートは『当社に入庫してください。』と言うそうです。そのせいで、最近は知らない修理待ちのHUMMERが沢山あるのかも。
腰痛がなければ、KUROをこのままガレージでオイル交換して群馬まで行く所でしたが、チョッと体を休めたいので、とりあえずガレージにKUROを保管して、久しぶりに当方のHUMMERで帰宅しました。後は、オイル交換とABSユニットのリベットを止めれば一先ず完了です。

仕事が終わったた後、翼と一緒にガレージに向かい、KUROの最終点検。先ずは各部の点検。オイル漏れ、クーラント漏れはなし。エンジンオイルとフィルターを交換。倉持さんの添加剤も注入しました。
今までエアコンの効きが甘かったので、ズーッとブロアーをMAXで使っていたのですが、エアコンにGASを補充したら良く効く様になったため、風量を下げたらブロアーが回っていない事に気がついて、コレの補修。補修と言っても簡単で、風量MAXとその他は回路が違うため、MAX以外をコントロールしているレジスターがエンジンルームのあまり環境の良くない所にあるので、この手のトラブルはココに集中しています。大抵は端子の清掃で復活しますが、時々この中の温度ヒューズが飛んでいる事があります。逆にMAXだけ回らない時はその傍にあるヒューズが切れている事が多いです。
KUROはETCカードを入れておいてくれたので、スカイオートに行ったり納車も負担がないのでお気軽で、フットワークよく動けます。今回のABSだって、面倒だと思ったら治さないで返しちゃう所だったと思います。細かい話ですけど、もう一台の方は高速で不具合があると言われたのですけど、ETCカードが入っていなかったのでテストドライブするたびに高速代を当方が払うのは気分が悪いです。当方が業者なら良いですけど貰えない可能性(一々幾らだか覚えていない)が高いので腹が立ちます。一人一人の額は少なくても人数が増えると案外お財布に応えるんです。
今回、KUROにはもう少し乗ってみたかったのと、NOZAWA-GO用のマグナフローが到着して、翼が早く付けたそうなので群馬までお届けしてきました。KUROはオープントップなので、走行音がかなり煩いかと思っていましたが、当方は然程気になりません。じゃー静かかと言われたら、確かに煩いですけど、むしろHUMMERらしくて良いと思います。それに、聞こえてくる音の殆んどが、スワンパーのグワングワン音と、直管に近い排気音ですから、どちらももう少しどうにかなる物です。特にスワンパーは音だけではなく振動も激しくて、100km/hのチョッと前で絶えられない振動で、とてもじゃないけど速度を上げることが出来ません。この振動は人間にも良くないですけど、サスペンションのブッシュ、ボールジョイント、ステアリングリンケージ系には物凄い負荷になるので、もう止めて欲しいです。
嵐山辺りを走行していると、スカイオートから『今何処ですか?』と連絡が入りました。話によると、スカイオートも藤岡に引取りがあって東松山辺りを走行中だったようです。一応、翼がお腹が空いたと煩いので、今回は平日ですから恒例の『高崎の夜』がありませんから帰りに何処かのSAで落ち合う事にしました。
藤岡に着くと、野澤さんがしゃれたお店で一杯やりながら待っててくれて、当方達も合流。美味しい物を頂きました。明日は仕事なのとスカイオートとも待ち合わせているので、HUMMERの話で盛り上がりましたが、後ろ髪(あまり無いけど。。)を惹かれる思いで藤岡を出発。本当は上里で落ち合うつもりがスカイオートが本所から乗ったので高坂で合流。スカイオートの良い方のローダーには黒いH2が乗ってて、ミーティングにも時々来るガス屋のブーちゃんも一緒でした。多分、無理やり付き合わされたらしく『拉致されたの?』と聞くと『聞いて下さいよ〜明日の打ち合わせとか行っておびき出されてコレです。』と、当方に不満をぶつけてきました。でも、ブーちゃんにはこの後も試練が。。。
10時過ぎのSAは食べ物は大した物がなかったので、スカイオート達には可哀想でしたが、当方達は野澤さんにご馳走して貰ったので十分。
食事の途中、電装系がダウンしたらしいHUMMERオーナーからスカイオートに絡があり、症状を聞くと原因はバッテリーか、オルタネーターらしく、点検方法を説明していました。スカイオートの話では、このHUMMERには物凄いオーディオが組んであるため、スカイオートの予想では『オルタネーターが過負荷でパンクしているんじゃないかな?』と言ってました。
翼の運転で当方達はのんびり帰宅して、程よい疲れでそのまま就寝しましたが、明け方目が覚めると携帯のメール着信ランプが点いているので、メールを見たら、スカイオートからで、H2を降ろした後、先ほどの電装系がパンクしたHUMMERの引き取りに海老名まで行ったそうです。着信してから時間が経っていたのですが、労いのメールをしたら、『今、会社に到着です。』と返事が来ました。念のため『ブーちゃんは?』と返信したら『道連れです。』との返事。ブーちゃんの不満そうな顔を浮かべながら当方はそのまま寝ようとしたんですけど、なんか可笑しくて中々寝付けませんでした。

2010.8.1.    石飛 毅氏

金曜日は、以前からデフのアウトプットシールからオイルが漏れていた小林さんのHUMMERが入庫しました。
デフのサイドシール交換は作業の中でも3番目位に嫌いな作業でしたが、ヒロシ君にインストラーを作ってもらってからは一転して好きな作業ベスト5位になりました。嫌な理由は何度も書いたと思いますが、失敗が多い事です。何しろシールの構造が悪くて、表面にもリップが出ているので、叩くときに潰してしまう事もあるし、バネが外れたりで交換してもまた漏る事もあります。しかし、スーパーインストーラは叩き込むときに反動で外れる事もないし、リップが破れることもありません。
従って、シール交換は実に簡単!だと思っていたら、何と古い年式では時々あるのですけど、デフのブラケットがシールの上に被さっているタイプでシールを交換するにはブラケットを外さないと交換できません。こうなると好きな作業ベスト5から陥落で再び嫌いな作業ベスト5ぐらいに逆戻りです。デフのブラケットは左右対称で、2つのパーツで構成されています。一見するとデフに直接付いているブラケットを外したいところですが、工具がまともに入りません。従って、その上にあるブラケットを外す方が簡単です。
ブラケットは3/4のボルト2本で止まっているだけですけど、このボルトも他のボルトに邪魔されてスパナが入らないのですが、グーズネックのメガネを使うと簡単に外せます。今回はシール打ち込みの失敗の恐れはありませんが、次回交換のためにブラケットをサンダーで削ってシール交換が簡単に出来るようにしておきました。
シールは、アウターよりもインナーからの漏れの方が酷くて、アウターはまだ使えるような気もしましたけど、もれた履歴があるので交換しました。一応、翌日漏れていないか確かめてもらったところ、問題はないとの報告でしたので、やはりスーパーインストーラーは優れものです。
シール交換だけだと思っていたのですけど、久々にオイルフィルターをWにするキットを取り付けました。GMのフィルターは、ランドクルーザーとかサファリの物と比べて安価です。安価なのにはそれなりの理由があって、構造的にトヨタや日産の方が優れています。恐らくロングドレンとか、日本人の常識でオイルフィルターはオイル交換2回に一回交換にも耐えれるようになっているからなんでしょうか?そこで、と言うよりアメリカでもGMのオイルフィルターはDIESELの場合『直ぐ詰る』ので、オイルフィルターを2個にするキットが純正オプションとして出ています。
クラブ創立時はこのキットを付けるのは当たり前でしたけど、最近は余り関心がなかったのですけど、小林さんは、HUMMERに関しては当方を信頼しているので、当方がやったほうが良いと言う事は素直に受けてくれます。そこで、耐久性を持たせる意味も含めてWフィルターのキットを取り付けました。決して、当方が中の消耗品であるOリングを注文したときに間違えてキットが丸々送られてきたため余っていたパーツを売りつけた訳ではありませんので、アシカラズ。

KUROを自宅に乗って帰って様子を見ていましたが、車庫に取りに行ったらフロントのタイヤがエア落ちていました。一応、タイヤは分解して掃除をしたのですけど、甘かったのか?取り合えずコンプレッサーでエアを充填してガレージに乗ってきました。漏れているのはフロントで、先ずはタイヤか、車体かの特定を行うためにCTISを切り離して、車体側の配管にエアを充填して様子を見ると、リアは放置しても殆どエア圧は下がりませんが、フロントは30分ほどで車体の配管内のエアが抜けます。しかし、今までの経験上、この程度では1週間ほどで見るからに空気圧が下がる程ではありません。
次にタイヤの方ですが、コレはタイヤを外して見るしかありません。アルバイトも翼もいませんので、重いタイヤを外すのは、気が重いのですけど、何時までも預かっているわけにはいきませんので、タオル鉢巻をして頑張りました。タイヤを水平にして洗剤でリークチェックをした所、漏れていたのですけどきめ細かい泡が出ていましたけど、この程度の漏れは、ないには越した事がありませんけど、とても1週間で。。。の量ではありません。
しかし、無いには越した事が無いので、再びホイールの分解清掃。ホィールを再び組む時に気が付いたのですが、普通の場合は、合せホィールの同心を取るためにガイドワッシャーがある筈なのですけど、このセットには付いていません。恐らく、タイヤ交換時に付け忘れかもしれないので、純正のガイドワッシャーを3枚(マニュアルに3枚使うと指示されています。)入れて組み付けました。この後、リークチェックをした所、一応、漏れはなくなっているので、洗剤を落とすために高圧洗車をしたら。。。。ホィールの塗装が剥がれて白いペンキが出てきて、ホィールがホルスタイン見たいになっちゃいました。どうやら、このホィールは元々白だったようです。しかし良く見ると部分的にはその白も剥がれて、黒が出てきて。。本当の元々は黒だったようです。剥離材を使うと下地まで取れちゃうので、今回は白とか黒とか余り考えないでそのまま黒く塗って様子を見ることにしました。
次に、車体側ですけど、CTISのスピンドルシールが怪しいのですけど、ガレージにこの部品の在庫がありません。そこで、全ての配管をチェックしてソレノイドバルブもOHしました。ソレノイドバルブは中が腐食していたのですけど、機能を損なうほどではなかったので、コレ!という部分はありません。メーターの裏も見ましたけど、気になるほどの漏れはありませんでした。一応、日曜日は笠原さんの一周忌の法事がありますので、今週もまたKUROをお持ち帰りする事にしました。
KUROを乗ってて、直進時にハンドルが少し傾いているのが気になったので、コレの修正。ハンドルが簡単に抜けないので、力任せに引っ張るとハンドルを曲げてしまいますので、スライディングハンマーでコンコンしました。それと、エアコンは効くようにはなりましたけど、日中はピリッとした効き目ではなかったので、ゲージを充てようと思ってキャップを外すと虫が甘くて漏れていました。虫を閉めなおしてガスを400g充填したら、ペンギンが飼える位になりました。一応、他の配管も点検しましたが、漏れはないようなので大丈夫でしょう。
肝心のABSの方ですけど、スナップオンの話だと、ワーゲンのポロに搭載しているABSのユニットは壊れやすくて高価だそうです。スナップオンも、自家用にポロを乗ってて売るときにABSのランプが点いていたため、下取りが悪くて納得できないのでABSの本体を自己修理したところ、ハンダが剥がれていたそうです。ヨーロッパが発端でプリント版の鉛を使わなくなってからこの手の故障は多いみたいです。確かに、当方も鉛フリーハンダになってから、PC板の不良が多いと聞いた事があるので、やってみる価値はあると思ってKUROのABSユニットを明けてみたら、PC板が真っ赤!あららと思ったら、赤いのは保護剤で、PC板の防錆処理をしていました。虫眼鏡で見ましたが、ガレージは暗いのでコレは自宅に持ち帰ってじっくり観察して見ます。

 2010年7月