2011年1月  HUMMER ESSAY 2011年2月      

2011.2.28.    石飛 毅氏

エアコンユニットの交換が終わり、テストドライブに出かけました。
無事、クーラントも洩れずに修理完了しました。ヒーターの効きも水温が160F近辺でも暖かい温風が出てきますので、今までと比べてもコアの熱交換容量はかなりアップしているのが解ります。ここの所、色々エアコンユニットを触っているうちに、構造と動作をお勉強して十分理解する事ができました。組み上げながら途中途中で色々観察すると、ユニットの中を通る道や駆動系の動作がわかります。センターコンソールのダクトをユニットから外すと、ユニットの中を見ることが出来ます。一番手前のフラップを手で押し込むと、2枚のフラップが見えます。これらを更に押しのけると、ヒーターコアが水平に設置されていることが解ります。その下側に、温度コントロールのフラップがあります。空気の流れはユニット内に取り込まれてから、全てがエバポレーターを通過します。ヒーターの時は温度コントロールスイッチを右に捻ねって赤い部分にとと動かすと角度に比例した量だけサーボモーターが動いてヒーターコアをに通る空気の量を変えます。
単純にクーラー時はエバポレーターだけで、ヒーターコアは全閉されます。ヒーターの時はエバポレーターとヒーターコアを通過します。従って、ヒーターが効かない場合は、このフラップの動作に異常があると考えられます。ユニット内を通る空気はヒーターコアを通った後、残りの3個のバキュームアクチユエーターでダクトフラップを動かしてその組み合わせで、デフロスター、ダッシュボード、足元への風向を切り替えます。バキュームなので、その動作は若干遅れが出ます。
ココまで解ると動作の点検は案外簡単です。まず、最初にクーラーにしたとき、コンプレサーのスイッチが入るか、次に温水切換バルブが動いているか、クーラーにしたときはエア弁のチューブが引き込まれます。冬の場合は外気温度センサーのバイパスと、エバポレーターの温度スイッチをショートさせておくことが必要ですが、夏はその必要はないと思います。
次に、温度コントロールスイッチを回して、ヒーターコアのフラップが全開、全閉、途中で、チャンと止まることを確認します。次に、一番手前のフラップを開けたまま、風向きを所定の位置にしたときにプラップが動作する事を確認します。この確認で、コントローラーと室内機の動作確認が可能になります。因みに、当方の場合はこの引っ掛かりを修正するのはチョッと面倒なので、色々試した所、切換スイッチを一旦右一杯に捻って数秒待ち、足元に戻すとチャンと所定の位置に収まるのが解りました。
この確認をしている時に、当方のユニットは足元のダクトフラップがケースに引っ掛かかって動きが不完全でした。エアコンのモードからヒーターの足元だけにしても、ダッシュボードからも暖かい風がでます。電機式と異なり、フィードバックがないため、このように引っ掛かりがあってもそのままなのが欠点ですが、壊す事がないので大問題でもありません。96年以降の電機式の場合は、コントローラーが動け!動け!と電機を送り続けている内にコントローラーが加熱してお亡くなりになります。当方の不具合修正は外からでも出来るので、暫くはこのまま放置しておきます。
エアコンのガスはこの時期圧力が上がりませんので、PGAのオイル100tと、ガスを高圧から液体で1Kg 入れておきました。エンジンを掛けてクーラントのエア抜きを行い、ヒーターホースの出口と入り口が熱くなるまで暖気を行い、クーラントの量をエンジンの中で一番高い位置にあるEGRクーラーの高さまでクーラントを補充して、一連のエアコン修理は完了しました。
柳本さんの励ましには行けませんでしたが、とても元気になった模様で、良かったです。先日、破壊してしまった折り曲げ機も組み立てなおして、試しにアルミ板を曲げて見ましたが、無事、曲げる事が出来ました。NOZAWA-GO用のH2アルミホィールも追加工が終わり後は塗装をするだけです。ペンディングだったデブカバーの取り外しも出来て、設計を始める事が出来ました。神戸に行けなかったのですが、色々な問題がこの週末に解決して、とても満足です。
久し振りにヒロシクンのシルバラードを見ましたが、少し見ないうちにカスタマイズされていました。先ず、外装はヘッドライトとコンビネーションランプのセットが社外の物と交換してありました。ヘッドライトは反射部分が真っ黒になってて、今までのキラキラ目で少し柔らかかった雰囲気から、後ろに付かれたら嫌だなという雰囲気に変貌していました。ヘッドライトはレンズカットは全く無いタイプで、ロービームがプロジェクターで今流行のライトの周りがリング状に光るイカリングも付いています、ヘッドライトはハイ/ロー共にHIDにしてあったのですけど、プロジェクターのバルブを間違えてて、全く明るくなっていません。そこで、焦点距離のあっているバルブを探して、注文しました。プロジェクターの方は多分反射鏡が入っていると思いますが、ハイビームは反射部分が真っ黒なので、余り明るくはありません。明らかに見た目優先です。
内装では、メーターパネルの縁取りがメッキになって、照明がこの縁取りの裏側に隠れてスイッチを入れると、イニシャル動作で、色々な色に変わり、設定された色になります。色の設定も簡単で、何色かの色が設定できて中々面白いカバーでした。しかし、ヒロシ君はソロソロ飽きたとか言いながらも、実は細かくチョコチョコカスタムしていますのでマダマダ乗るでしょう。
ヒロシ君のシルバラードのヘッドライト配線に怪しい部分があったので、これを修正しましたが、久々にシルバラードのエンジンルーム中を観察しましたが、当方のHUMMERに付いているリザーバータンクの大きさと随分違います。大きさだけではなく、空気層の容量が違っていました。シルバラードの方は恐らく空気層が3L近くあるのに対して、当方のHUMMERの場合はエンジンの一番高い冷却水流路に合わせると1L弱です。このためか、今までその高さに液面を合わせると、良く冷却水を噴出します。ラジエーターキャップはHUMMERのノーマルやシルバラードの15PSIから13PSIに変えてあるので余計に噴出しやすくなっている感じです。これに関しては、ラジエーターキャップを15PSIに戻して、13PSIのリリーフバルブと逆支弁を付けて、リザーバータンクを追加する事にします。まずは、材料集めから始めます。

2011.2.26.    石飛 毅氏

柳本さんが、検査入院をしてて時々メールが来ましてチョッと落ち込んでいる感じがしたので、最近、HUMMERに余り乗れていないので、神戸まで励ましにHUMMERで行こうと思いましたが、当方のHUMMERは現在ヒーターコアからのクーラント漏れで不動状態です。先日、気持ちよく走っていると窓ガラスが薄っすら曇り始めたのでエアコンユニットは交換したばかりだったので、まさかと思いましたが、前ほど酷くはありませんけど、エアコンのドレンホースには赤いクーラントが溜まっていましたので、このまま神戸まで行くのは辛いと思い、ヒーターコアの修理をしてから行く事にしました。
ヒータコアは新品でも部品で取れますが、新品部品の価格も案外高いのと、国内で修理した場合は大抵コアはオリジナルより良い物を使うし、修理であれば初期不良であればキット責任を取って貰えるのを期待して、前回取り外したヒーターコアを修理する事にして、スカイオートに修理をお願いしました。一週間弱で修理は完了。予想通りコアの密度は細かくなっていました。これをユニットに組み込むために必要な両面テープ付きのスポンジとブチルゴムはスカイオートのタケさんが準備してくれました。前回同様、結露防止のゴムシートはランドマップから譲ってもらいました。前回は部品がないのでガスケットはそのまま再利用しましたが、今回は友野さんにお願いして用意してもらいました。
要するに、前回、桧谷サンと一緒にヒーターコアを外したエアコンユニットを再度組み立てるつもりでした。ところが、部品を並べて、バラバラになった部品を揃えていると、ドレンパイプが折れていたり、バキュームアクチュエーターの向きが訳が解らなくなっているので、実に面倒。とりあえず組み上げるのは今付いているユニットを外して、それを参考にして組み立てる事にしました。
エアコンユニットも連続で作業すると色々手抜きというか、合理的に修理が出来る様になってきます。まず、クーラントですが、コンバージョンした時にクーラントのドレンコックが付けていませんので、前回はラジエーターホースを抜いてクーラントを抜きましたが、今回はヒーターの入り口のゴムホースを抜いてヒーターの周りのクーラントだけ抜きました。これであればクーラントは3-4Lだけ消費で済みます。
外さなくても出きますけど、今回も助手席とサイドパネルは外しました。この方が広くなるので、ユニットの脱着が楽に出来ます。
ココまでは、とても順調ですが、この後の組み立て作業は面倒です。そこで、組みあがったユニットとバラバラになったユニットを見くらべて構造を研究した所、ヒーターコアはバラバラにしなくでも外せそうな感じがしました。まず、ヒーターコアは温度コントロール用のフラップのフレームの中に差し込んであるだけです。温水の出入り口は長い銅パイプで太さもあるため、多少の力ではビクともしません。しかし、このパイプが止まっているブロックはステーを外すと、多少動きます。恐らくエバポレーターもヒーターコア同様ネジ止めとかではなくスポンジで抑えているだけのようです。
そこで、先ずフラップを止めているビスとサーボモーターを外します。この時、ングはセットビスで留まっているので、簡単に外せて駆動用のシャフトだけにしました。次に反対側の温水の出入り口のカバーを外します。これでヒーターコアは押さえがなくなるので多少フリーになります。次にユーティリティブロックの断熱材とかの邪魔物を剥がしてヒーターコアを止めているボルトを抜きます。ヒーターのジョイントブロックは少しユーティリティブロック中に差し込まれていますので、隙間を作って傷つけないように開くとヒーターコアは思いの他簡単に抜き出す事が出来ました。
こうなると、バラバラにしたユニットを組み上げるのはバカバカしくなったので、外したばかりのユニットを整備して乗せることにしました。当方のユニットは2001年にレトロフィットキットにしたので、外した97年(製造年月日はユニットに書いてあります)の物とは少し違っています。ビスの場所とか固定方法にクリップが使われています。一番大きな違いはブロアーの全室にもドレン配管が増設されています。固定方法は別に機能的に違いはないのすが、この部分にドレン水が溜まるとモーターに水が流れ込んで、モーターを駄目にしますので、このドレンは追加しました。外気導入口が黄色いのは、倉持さんのHUMMERの黄色いペイントで、HUMMERの場合組み立て完了後に、ペイントの補修をする事が多々あるので、当方のHUMMERは新車だというのにガラスにもペイントが付いていました。外したヒーターコアは前回の物より状態は良かったので、見た目では洩れていない感じでしたので、バケツに水を張ってエアを入れてみたら、コアから2箇所洩れていました。念のため、修理をしたコアも同様のテストをしましたが、洩れはなかったので安心して組み込めます。組み込む前に先ず、スポンジを外周に巻いて、コア面の両端にもスポンジを巻きました。これはヒーターコアはこのスポンジで支えられていますので、スポンジを貼らないと音がしたり、擦れて洩れの原因にもなります。
余談ですが、エアコンは大分類すると92-3年のアルミ製。94-5年までのサイドでアクセスするタイプ。96-97.5までのフロントアクセス電気式のタイプ。それ以降はバキューム式のタイプに変遷しています。当方が今回交換したユニットは最終のタイプで、コアのパーツも出ますし、コントローラーのトラブルもまだ聞いた事がありません。それ以外のタイプはヒーターコアもエバポレーター部品では出ませんので、今回のように修理するしかありません。その場合、ユニットはバラバラにする必要がありますが、やってみた人は解ると思いますが材質が悪いのか年数で劣化しているのか、パキパキ折れたり欠けたりして、修理方法がダクトテープという事になってしまいます。恐らく修理工賃がタップリ掛かっても仕方がない内容です。
従って、当方は古いタイプのエアコンが壊れたときはレトロフィットへの交換をお勧めしています。最終版の方はチョッとパーツを外すだけでも、中の動作を確認する事が出来ますし、風の通りが簡単なので風量も上がりエアコンもヒーターも良く効きます。タイヤやホィール等のエクステリアに大枚を叩く前に、思わぬ出費にガックリする前に、中身の対策しましょう。
作業しながら、ヒーターコアは安心ですがエバポレーターは古いままです。これの交換までやると結局バラバラにしなくてはならないので、断念しましたがチョッと心配です。次回壊れたときは筐体も劣化するでしょうから、ユニット一式で買うことにしますので、ユニットの再生も、ヒーターコアの修理も断念します。
と、セコセコ修理をしていたら、夕方に柳本さんから連絡があり、入院している間にドンドン調子がよくなり、経過を見る検査の結果も良好でご機嫌でした。となると、神戸まで励ましに行くより、『退院した後に遊びに行く方が良いね。』という事になり、一緒に行く予定だったスカイオートにもその旨連絡した所、当方もスカイーオートもスケジュールが楽になったので、土曜日に狭山ハウジングの車検上がりの引き取りに一緒に行って。。。『つくし』にする事にしました。作業の方も、急にモチベーションが下がり、残りは明日に回す事にしました。

2011.2.22.    石飛 毅氏

週末は片岡さんが、折り曲げ機を持ってきてくれたときに、色々やりたい事がありそうなので、折り曲げ機を下ろした後に早速入庫。まず、一番の目的はボディリフトをした時に下がったままのバンパーを上げる作業です。メインはブラケットの改造で、今まで色々な高さがあったので、固定している4本のボルトの固定穴を移動して取り付けていましたが、高年式の場合は、スペーサーを全て撤去すると、取り付け穴のピッチを一段移動すると丁度良い高さになるので、最近はブラケットとフレームの間に入っているプレートの代わりに、少し厚めの鉄板をブラケットに溶接してブラケットの嵩上げをしています。
しかし、ピッチを一段ずらすと、箱型のブラケットにボルトが干渉しますので、ブラケットにはボルトの逃げ加工が必要になります。バンパーを移動する事によっての、副作用はバンパーに取り付けられているヒッチメンバーとマフラーのブラケットが高くなるので、ヒッチメンバーはトラストと、ブラケットを左右入れ替えて固定します。マフラーの方は、固体によって色々ありますので、今回はラバー上下入れ替えてピッタリ収まりました。毎回一人でやっているときは、重いバンパーを外すのが面倒ですけど、今回は3人いるので楽チンですが、甘い考えでいると必ずシッペ返しが発生します。今回は、まず、バンパーを上げた後にヒッチメンバーを取り付けた所、ボディマウントブラケットの反対側の燃料タンクを吊っているブラケットがヒッチメンバーに干渉して、奥に入らないため、ブラケットをカットするために、折角取り付けたバンパーを再度外す事になりました。
最後に、バックランプの配線が終わってテストした所、不点灯。今まで点灯していたのですから、配線が悪いと思うのがセオリーで、色々調べたら配線は問題なくて、問題はヒューズでした。追加された2個の55Wハロゲンの電流は単純に考えても110W÷12Vですから9A以上流れますので、7.5Aのヒューズでは切れて当たり前です。だけど、今まで点灯していたというのは??です。更に、作業中、片岡さんがランプを落としたためバルブも切れていたので、これを購入しに行ったら、35WのH3バルブがありました。片岡さんの話では、点灯していた時に『明るすぎた。』と言うので、35Wにすれば5.8Aなので、オリジナルの配線のままでOKなので、35W球を買うのは賢いと思って購入。早速戻ってバルブを交換しようと思ったら、規格品なのにレイブリックのランプは受け入れてくれません。削っても良いのですけど、本体は薄い鉄板なので穴が空いてしまうので、断念。バックランプはガレージ在庫の白熱球のタイプと交換しました。
この他には、デフのサイドシールからオイル漏れがあったので、ヒロシが点検するとアウターシールではなく、インナー(ギザギザの方)からだったので、交換は簡単なので、ヒロシに任せて交換。パワステのオイルクーラーの配管も太り気味で油だらけになっていたので、これも交換。ココのところ、パワステポンプが油だらけになっているHUMMERが多いです。漏れた油をきちんと掃除しておく事で、何処から漏ったか解りやすいので、お門違いの修理の必要がなくなります。
バンパーが無事に上がって、カッコいい筈なんですけど、チョッと納得行きません。どうも馬のチンコみたいな感じで排気管が出ているのがその原因。おかしいから切っちゃおうと言う事になり、エアソーでカット。良い感じになって片岡さんもニッコリ。
土曜日に、狭山ハウジングのH2が車検なのでスカイオートに行って来ました。一番の目的はスカイオートではなくて、『つくし』です。参加者は、狭山ハウジング、材木屋、片岡、ヒロシ、それと当方の5人でH2に満車で行きました。つくしに到着すると、訳のワカラナいサイン入りブロマイドが貼ってありました。折角の美味しい料理の味が半減。。。途中から桧谷さんも合流して6人で美味しい物を堪能して来ました。狭山ハウジングに接待してもらったのに言うのもなんですけど、美味しくてリーズナブルです。食生活を改善中なので、結構我慢しましたけどヤッパリ食べ過ぎてしまいます。



















片岡さんが帰って、待望の折り曲げ機がガレージの設備に加わりました。そこで、ヒロシと一緒に色々やっていると、バキッ!っていう音と共に板が曲がらなくなってしまいました。ダイスの出方が足らないのかと思って調整したのですけど、よくよく見ると横の板が割れています。あらら。。。。と呆然としていると、ヒロシが溶接が出来るんじゃないですか?』と言うのですが、HUMMERのエンジンブロックが割れる騒ぎの時に、溶接で直せないかと調べた時に、当方の知識では鉄の鋳物の溶接は難しくて、専用の溶接棒があるけど、大抵駄目だと聞いた事があります。このままでは仕方がないので、早速分解。
割れ目を見ると錆びている部分とピカピカの部分があるので、既に割れていた模様。錆びている部分は一番力の掛かる部分で、この部分から開いて割れたのでしょう。溶接は最初部分的に点々で溶接を行ったところ、案外良い感じで溶接できたので、これはいけそうだと言う事になり、スパン毎に溶接を始めると、パキパキと音がし始めました。一体何の音かと思って溶接のビードを見ると綺麗に割れています。従って、折角溶接しても解けたビードが割れてしまいます。溶接棒も変えてみましたけど、同じように割れてしまいます。これ以上やっても無駄なので、後日溶接の師匠にお任せする事にして、ガレージでの溶接は断念。
翌日、仕事の序に師匠に連絡すると、鋳物はカーボンが多いから。。。。『素人が手を出しちゃいけないから持って来い。』と言うので、お言葉に甘えて持ち込むと、色々な溶接棒と電流で条件出しをした後に、ジュクジュクビードを乗せ始めて綺麗に溶接してくれました。師匠曰く、多分大丈夫だと思うけど、もし駄目だったら、『作っちゃえよ』と言いながら送り出してくれました。しかし、折り曲げ機はこんなに力が掛かる物だとは思いませんでした。時々借りている狭山ハウジングのを壊さなくて良かったです。一応溶接しましたが万が一の時は根性で治します。
桧谷サンが、入院中もって来てくれたのですけど、食べられなかった『たまごプリン』を、また持って来てくれたので頂きました。開けて見ると、たまごケースに入っているので雰囲気だけだと思ったら、本当のたまごの殻にプリンが入っていました。スプーンでホジクルと下のほうからカラメルが出てきて、そのものずばり『たまごプリン』でした。
血糖値が高いから、チョコは駄目だと言われていますけど、2月の14日には、どうしてもチョコと遭遇してしまいます。特に、高めのチョコレートを頂ける少ないチャンスでもあるのですが、その高めのチョコを会社で食べていたら一人が『イテッ!』と言った後、『クソー当たりだ』と言いながら口から何か黒いものを出したので観察すると、黒い小さな硬い塊。その硬さから明らかに硬くなったチョコレートでもないので、何か解けきれなかった材料か殻だと思い、メーカーに連絡しました。さすがに先方は丁寧な方で、色々聞かれた時に入れ物を触ってて、中敷を剥がした所、中から同じような物が2つ出てきました。更に良く観察すると、それは中敷の樹脂と同じ物でした。しかし、当方が手にしている中敷には欠損がないのと、形状的にはバリのような感じです。
当方の予想では、中敷はブロー成型品なので、これの作成時に出たバリが中敷に付着したまま箱詰めされ、それが移送中に裸のチョコレートに付着したと考えらえました。先方も当然『アー、そうでしたか。』で終われる訳がないし、今後の品質管理にも反映したいでしょうから送ってくれないかと言うので、同じ製造業としては気持ちが解るので、送ってあげました。後日、異物の存在と現物は生産中に混入した事を認めた手紙と、確り袋詰めにされたクッキーが送られてきました。
本人も自粛していますけど、家では禁止です。そのため、長女からはチョコではなくて、ナノブロックの『東京タワー』をプレゼントされました。最近はスカイツリーが気になってしまいますけど、当方はあの優雅な曲線を持つ東京タワーが大好きです。貰って直ぐに作りましたが、ナノブロックはとてもよく出来ています。貰ったのはキットなのですが、小さくてなくす人が多いためか多少多めに入っているので、高さを少し『盛り』ました。現在トイレに展示中。

2011.2.19.    石飛 毅氏

色々な方からメールを頂きますが、本日、下記のメールが届きました。何処にお住まいかは解りませんが、中学生の方がHUMMERのペーパークラフトを作成されて、ダウンロード出来るようにしてくれています。
以下原文です。

始めまして。
突然のメール失礼します。
僕は中学生で、自作のペーパークラフトを作ってブログにアップしたり公開している者です。
この度、HUMMER H1のペーパークラフトを製作するに当たって、そちら様のホームページに記載されている写真を、大変参考にさせていただきました。
僕はHUMMER H1を見たことがなく、シャーシなどのしくみや構造がよく分からなかったので、「maintenance」にあった写真は、大変参考になりました。なので、お礼させていただきたく思い、メールをするに至りました。ご連絡が遅くなり、失礼いたしました。
ありがとうございました。
尚、ZIP形式で公開しましたので、お暇があれば作っていただければうれしく思います。
http://www.tamasoft.co.jp/pepakura/gallery/gallerydetails.php?id=619

大変丁寧なメールで早速ダウンロードさせて頂きましたが、とても良く出来ていました。まだ作成していませんが、どうか彼の努力に敬意を表して作成してください。しかし、最近の中学生は中々やりますねぇ〜。

2011.2.15.    石飛 毅氏 

東京も昨晩から朝方まで雪が降って5cm程積もりました。スタッドレスを履いていないので、安全のため電車で会社に行きましたが、今日は一転して快晴になり、ドンドン解けてしまい、お昼前に道路は普通に走れる状態になってしまいました。
案外スーッと取り付けちゃったのと、当方のHUMMERは現在お漏らし中なので、スタビライザーの試乗はしていませんでした。日曜日は晴れたのでヒロシ君が来てから、お留守番をしてもらって、近所を一回りしてきました。水温が上がるとお漏らししてしまいますので、それほど長い距離は走っていませんので、初見での印象です。
直進している間は全く変化なし。元々、足回りが硬いからなのでしょうか?しかし交差点をゆっくり廻っても違いが解ります。通常ですと交差点を曲がってクリッピングを過ぎたあたりでアクセルを踏むと右コーナーの場合は左の後輪に荷重が掛かって沈み込みます。所が、そのままスーッと出て行く感じで、サスペンションに延び側が全くないTOMONO-GOの様に曲がっていきます。アクセルを踏んでワンテンポ遅れてお尻が下がる感じは、曲がっている最中に前輪と後輪に一体感がなくてバラバラな感じがしますけど、スタビのお陰でお尻が付いて来る感じはホィールベースが短くなったような感じがして一体感がして27mmのスタビライザーは大正解でした。
たまごプリンと一緒に、日曜日に桧谷サンが試走の結果を聞きましたが、とても乗り辛いHUMMERになってしまったようです。これは、桧谷サンが当方の言う事を全く聞かないというか、自分の都合のいいところだけを聞いて、後は変なこだわりが全てを台無しにしているからです。まず、スペーサーによるワイドトレッド化ですが、タイヤの幅が同じでスペーサーを入れるとキングピンに対してそれだけタイヤの中心がずれて、35mm幅のものを入れたら70mm幅の広いタイヤを入れたことと近い事になります。従って、ワダチにはタイヤが取られるのは当たり前です。じゃー今までは何で大丈夫なの?と言われますけど、それはノーマルのセッッテイングがソコソコ良いからです。次に、ハンドルがゴーカートみたいな小さいハンドルは、外部入力に対して、非常に細かい操作が必要になり、挙動変化に対して充て舵やキックバックを抑える力がドンドン増えます。小さいハンドルの方が操作範囲が狭くなると、それだけスピーディーな操作が出来ると思いがちですが、あれは小さすぎます。
スタビの太さですが、ただの棒だと思われていますが、バネの計算では線形の太さは変位量では3乗、バネ乗数では4乗に比例しますので、数ミリを甘く見てはいけません。今回当方は27-30mmまで、4種類選べる太さの中で一番細い物を頼みました。これは、計算上の事と、ヒロシ君がシルバラードのスタビを変えたときにノーマルと数ミリしか違わないからどうしようか?と言ってたので、当方がフロントのスタビを数ミリ太くしただけで随分効果があったので、数ミリでも大きな違いだから交換した方が良いと進言して、ヒロシ君はフロントだけ、工藤さんは前後スタビを取り付けました。
その後、ヒロシ君の話では『随分違う』と満足。当方も忘年会の時に工藤さんのGMCに乗せてもらい、以前と随分違うのを体感できました。そこで、当方の考えは、あと少しだけリアが粘ってくれればコーナーリング中の不安が下がるので、入院中色々考えた挙句、一番細い27mmにしました。実際27mmと30mmでは取り付けのときに、ロアアームのボルトの穴を合わせるために人力で十分動かすことが出来ましたが、30mmはジャッキでタイヤを上げたり下げたりしないと穴にあわせることが出来ませんでした。35mmのフロント用は人力でも、バールでもビクともしませんでした。桧谷さんから最初から言えと言われてしまいそうですけど、何時だって言う事きかねーし、道楽ですから本人が満足していればそれが一番ですから、同じ事を何回も言いたくないもん。これで、暫く運転が大人しくなるメリットと、太いから良いと言うわけじゃないと言うのが解っただけでも人柱としての任務を果たせた事は感謝します。
しかし、余りにも落胆しているので、優しい当方は可哀想なので、今度お試しに当方の27mmをチョッとだけ貸してあげて違いを感じさせてあげても良いかなと思っています。結論。今の所、今回の形状のスタビはフロント32mmリア27mmと言う事になりましたので、興味のある方は、今後の参考にして下さい。

2011.2.14.    石飛 毅氏

週末は思ったよりスタビライザーの取り付けが簡単だったので、502の作業を行ないました。
地道にチョコチョコ部品を揃えながらなので、大きくは進展していませんが確実に作業が出来て楽しいです。今回は人数が沢山いたので、ラジエーターの搭載を行いましたが、その前にCTISの配管とブリーダーの配管を固定しました。CTISの方はステンレスメッシュに黒い被覆のあるホースを使っていますが、オリジナルのナイロンチューブや高年式のステンレスメッシュより柔らかくて屈曲性があるので、とても使いやすいです。恐らくステアリングを切るたびに曲げられますが耐久性は高いでしょう。
ブリーダーホースは、ナイロンのホースを調達しています。分解時には出来るだけそのままそーっと外しましたので、再び元に戻しならが古い配管の長さを測って新しい物と順番に交換しています。配管の殆んどはナイロンチューブですが、フロントのハブから出ている部分だけCTIS同様ハンドルを切るたびにうごく部分ですからゴムホースです。今回作業中このゴムホースが何処かに当たっていたらしい部分が削れていましたが、機能的には水中走行では重要な役割をしていますけど、普通に走る分には余り関係ない部分なので破損しても気が付きません。ただ、デフやATのブリードは中からオイルのベーパーが出ますので、オイル漏れと勘違いしてしまう場合がありますから、きちんと配管をするに越した事はありません。
ラジエーター下のこれらの配管が終わり、イヨイヨ、ラジエーターを乗せる段階ですが、ラジエーター自体は車体を載せてからでも作業は出来ますが、今の状態の方が作業性がいいので、配管のレイアウト決めとか、パーツが後で足らなくなると困るので、一旦外すにしても装着する意味があります。今回はこの作戦は的中で、ファンとラジエーターが大きく干渉していました。ラジエーターの位置にもエンジンの位置もある程度の制約がありますが、今回のように後数ミリ干渉する場合はエンジンの位置を少し移動する事でクリアランスが稼げますし、万が一、ネジ穴の余裕分が足らない時でも、取り付け部品を加工してエンジンの位置を変える事が可能です。今回は時間切れで、エンジンの移動はまだですが来週末移動をして見ます。
ガレージから帰る間際に、○○さん(名誉のため匿名)の奥さんから電話があり、世間話をしていると、『そう言えばパパのHUMMER調子悪いんですよ。』と、案外のん気に言うので、○○さんと電話を代わってもらいました。○○さんの話では、朝一番でエンジンを掛けようとスターターを回したらガツンと言う音がして、それ以降スターターが廻らないということでした。暫く放置していたら、電装品が何も動かないので、バッテリーをジャンプするのにブースターケーブルを繋ごうとしたらバチン!と凄いスパークが出て怖いからそれ以上の事はせずにSOS依頼している所のようです。
この数少ない情報では、余り原因を特定できませんが、電装品である事は間違いないので、先ずはバッテリー端子を外してもらいました。本来なら、バッテリーの電圧を計ってもらいたいのですけど、○○さん、テスターを持っていないので、確かめようがありません。この症状の原因としては、バッテリー上がりかヒュージブルリンクの断線、スターターロックの何れかが予想できます。そこで目で見て解る部分を確かめるために、点検をしてもらうためにHUMMERの下に潜ってもらいました。
本人には、スターターのピニオンギヤが出たまま引っ込んでいないと思われるので、そこの点検をしてほしいと伝えると『スターターって何処にあるんですか?』。『えっ!』。そんなんじゃ無理かな?と思いましたが、当方としても原因がわからないままなのは気持ちが悪いので、レベルをグーンと落として丁寧に説明をはじめました。
『今、足はどっち向いている?』『フロント〜でーす!』『じゃーエンジンとミッションの間のカバーがあるんだけど解る?』『解りません〜!』『じゃーエンジンオイルを交換するときのネジの付いている黒い部分は解ります?』『それぐらい解りますよ。』ムカッとしたけど、グッと堪えて、『その右側に太いパイプみたいなのがあるよね?』『ありま〜す!』『それがスターターです。』『これですか!偉いゴツイですね。』どうも、初めてスターターを見たらしい『その先が潜り込んでいる半月型のカバーがあって、それは2分割でしょ?』『どれですか?』『黒い半マルのカバーだよ。』『えーーーっ!どれだろう?』『だから、エンジンとミッションの間のカバーだよ、わかんないの?』『オイルを抜く所ですか?』『それは行き過ぎだよ。もっと手前の黒い奴だって言ってンのがわかんねーのかよ?』『どれだろー???』『あのね、それがわからないのはカバーじゃなくてバカだよ。』『そんな殺生な。。。。』と、実に奇妙な会話をしながら、どうにかカバーが解ったようで『そのカバー外せる?』『どうにか算段して外します。』『じゃー外したらまた電話してくれる。』『了解しました。』実に疲れる電話でホッとして電話を切ったと思ったら直ぐに電話が掛かってきて『師匠、ボルト折っちゃいました。。。』『げっ。まぁ、それは後でどうにかすればいいから、とっとと外せ!』『はい了解しました!。。。あのぉ〜。。一応確認ですけどボルト外す時ってどっちに回すんでスッけ?』『・・・・・・』オチョクッているのかボケなのか理解に苦しみましたけど『お前、今まで何万本のビスを材木にねじ込んでんだよ!反時計回りに決まってんだろ!』『ですよね。師匠と話していると怖いからビビッテしまってパニックってて、訳が解らなくなって、ガハハハハ。。。。』やっぱり関西人特有のボケの模様。その後、無事に外す事が出来て、スターターのピニオンがリングギアに挟まっている写真が送られて来ました。ピニオンはもうバッテリーが上がってて簡単に引っ込んだみたいです。プロに来てもらって調べた所、バッテリーは空っぽ。ジャンプしてスターターを回してみたけど廻らなかった様です。
その話を聞いてから、スターターを外せるか聞いた所、案外簡単に『無理です。』と言うので、とりあえず修理屋さんに来てもらうのに外して送ってもらって、また付けるというのは面倒なので、加藤電機にスターターを送ってもらう事にしました。さて、今回の原因ですが、最終的にスターターのピニオンがリングギヤから抜けなく、その間ズーット通電していたと思われます。この場合、エンジンが掛かってスターターも一緒に廻ってしまう場合がありますが、今回はピニオンが飛び出した後にエンジンの負荷に負けてしまった事になります。エンジンとスターターが一緒に回ってしまう方はスターターのワンウエイークラッチ等スターターの問題なので、単純にスターターを交換すれば終わりです。
しかし、エンジンの負荷に負けてしまっているという状態になる原因は3つに分けることが出来ます。まず、バッテリー電圧不足。スターターの接点抵抗が大きくなるためのパワー不足。シリンダー内に冷却水燃料の混入によるウォーターハンマーです。ウォーターハンマーは一番厳しくて、これの確認にはスターターを交換させる前にリングギヤをバールか何かでヘコヘコさせて、リングギヤを一回転以上させてシリンダーの中に何も入っていないことを確認する必要があります。もし何か混入していたら、スターターを交換して全てのグロープラグを抜いてウエスで穴の周りを囲ってからスターターを回すと中に入った物が出てきたら、ウォーターハンマーなので、修理屋さんにお任せしましょう。
一番簡単な原因としては、バッテリーの電圧不足です。これはスターターをONにしたときウオンウオン言わずに重ったるくウニョウニョ言ってたら、それ以上は無駄なので、ブースターで掛けるか充電が必要です。整備などで長時間室内灯を点灯させていたりしてもいないのに、バッテリーが弱っている場合はバッテリー本体の寿命が来たか、発電機であるオルタネーターが駄目な場合があります。バッテリーは外観が同じでも中身が全く違う物があって、実に難しい買い物です。価格も色々で高いバッテリーを買うのは負けた気がするので中々買う勇気がありません。

2011.2.13.-2    石飛 毅氏

片岡さんから、折り曲げ器を入手したと連絡がありました。
しかし、引き取りに行った所、状態が悪くてお断りしたかったそうですが、そう言う訳にも行かないので、そのまま引き取ってきたそうです。引き取った状態の写真を送ってきたのですけど、確かに決して良い物とは思えませんでした。しかし、本日、弟さんと一緒にOHして『リフレッシュしました!』と送ってきてくれた写真を見ると、赤く塗装されて、まるで新品同様になっていました。話によると、消耗品は全て新品に交換したそうです。来週ガレージに持って来てくれるそうなので、来週末は、『つくし』で接待する事にしました。

2011.2.13.    石飛 毅氏

週末の『スタビライザー祭り』はあっけなく終了しました。
フロントのスタビライザーはオリジナルの27mmから35mmという太いものと交換。フロントの場合はリンクは純正の物をそのまま使いますが、フレームに固定するブラケットとブッシュは交換します。行程的には簡単なのですが、ロアアームのボルトは何時ものように大変です。
フロントの交換が終わった後、気の重くなるリアですが、思ったより簡単でした。先ず運転席側ですが、3本のうち2本はインパクトレンチが入り、残りの1本もウエッブルタイプのエクステンションを使ってラチェットレンチで外せましたので、プロペラシャフトも外さないでスタビライザーブラケットを固定できました。助手席側の方は当方の場合、全くナットにアクセスできなかったのですけど、何と燃料タンクの形が当方のHUMMERと違ってて、アッパーアームのブラケットを止めているナットの部分に隙間が有りました。今まで余り気が付かなかったのですけど、高年式は良く見るとかなり形状の変更が変わっています。そのお陰で、エアツールは入りませんのでチョコチョコレンチを動かさなくてはなりませんが、燃料タンクやプロペラシャフトを外すのを考えれば、数倍楽チンです。
桧谷サンのリアは当方の27mmより太い30mmなので、全体的に固めのセッティングになります。コイルスプリングは当方のより柔らかいので、ロールを抑えるのはスタビに任せるという感じになります。前後入れ換えに掛かった時間は賞味4時間ほどだったので、当方の方が1.5倍程時間は掛かりました。
作業中気になったのは、パワステのポンプが油だらけになってて、油の跡を辿るとリザーバータンクの底が発生源と思われます。とりあえず全て綺麗にして本当の発生源を辿ってもらう事にしました。この部分からのATF漏れは結構多く、当方のところにオーシャンが入ってきた時も洩れていたし、スカイオートでもカシメの部分から洩れて交換する頻度は高いと聞いています。ただ、交換しても駄目なものがあるそうで、チョッと困ったパーツです。このパワステのリザーバタンクは付いている年式と付いていない年式があります。記憶では、93-95年までの年式には付いていましたが、96年から、ABSが付くまでの年式はリザーバータンクは付いていないポンプで、この年式はは余り洩れたという事は聞いた事がありません。ABSが付いてからパワステポンプへのアクセスが悪くなったために、リザーバータンクが復活した模様です。
新品でもカシメの部分から洩れる可能性があるので、桧谷サンのHUMMERがリザーバータンクからでしたら、当方のガレージにあるリザーバータンクのカシメ部分をロー付けして修復した物と交換してみようと思います。それで、OKなら桧谷サンのもロー付けして在庫して置きます。

2011.2.12.    石飛 毅氏

昨晩、友野さんの自宅にスタビライザーを取りに行ってきました。
勤務先が狭山になって、少し時間が掛かるようになりましたけど、お約束の時間には間に合いました。今回、スタビライザーはお試しなので、572用のリア、桧谷サン用の前後セット、当方のリア用です。パーツの構成は、スタビライザー本体、ロアアームに接続するコネクターリンク、フレームに固定するブッシィング、およびそれのブラケットで、リアは元々付いていないので、リア用にはスタビライザーをフレームに取り付けるブラケットが入ったキットになります。当然、必要なボルト、ナット、ワッシャーも入っていますので、結構な重量です。
一応、572の取り付け状態が気になっていたので、一応、ツナギと電動のインパクトレンチを持っていきました。友野さんは何時も新しい部品が来ると必ず検品をかねて、車体に充てて仮止めとかして様子を見ていますけど、今回は待ちきれなくて自分で取り付けたのですけど、スタビの取り付けは結構大変なのですが、本人曰く『簡単だったよ。』と嬉しそうでした。でも、一応大変な所はどこか聞いたら、『ココが変なの』といいながら指差した場所は運転席側のリアで、覗き込むとロアアームのボルトにブレーカーバーが付いたままになってて、このボルトが最後まで押し込めない模様でした。
ロアアームへの取り付けは、元々空いてて使っていないネジ穴を利用して取り付けるのですが、この部分は何も蓋がしてありませんし、進行方向に空いているので、今まで泥や水が入ってて腐食している可能性があります。ピッチの粗いネジなので、そこそこねじ込めてしまいますが、奥までねじ込めない状態でした。一応インパクトで緩めて、スレッドコンパウンドを縫って再度ねじ込みましたが、奥までは中々ねじ込めません。何度か緩めたり、締めたりしてどうにかねじ込みましたが、これは一度タップでねじ山を整えた方がいいと思います。
帰りは、スカイオートに寄って、スタビライザーを見せびらかせてから、『越谷ちびっ子ギャング恒例の木曜会』に便乗して晩御飯にしました。出来るだけ炭水化物を避けて、尚且つ飲み物も『糖類ゼロ』で抑えたのですけど、『つくし』の料理は美味しすぎます。普段あまり食べない魚も『つくし』の煮魚は食べれちゃいます。どの料理も手が入っていますので、どんなものも其のままで出て来るものはありません。何しろ、価格も手ごろでメニューに無いものも出してくれるし、死ぬまでココには通い続けます。因みに、今回は当方の『退院祝い』という事で『ゴチ』になりました。
帰りの高速で何か嫌な予感がありました。天気予報では雪が降ると言っていたので、多少湿度は高いのでしょうが、また室内が曇り始めました。それも、前回と同じ外環道の同じあたりでした。今回はクーラントの匂いはしないし、倉持さんの話ではOHしてあると言ってましたので、多分気のせいだと思って余り気にしないでガレージに戻り、HUMMERを中に入れた所、特におかしい所がなかったので眠気が襲ってきて其のまま爆睡。朝起きると桧谷サンがもう到着していました。とりあえず、寝ぼけているので、歓談後、まずは当方のHUMMERへの取り付けを開始しました。寝板で下に入って作戦を立てていたら、クーラントの漏れを発見。場所は。。。エアコンユニットのドレンあたり。慌てて、内装を外して今回透明にしたチューブの色は『ピンク』でした。これは、漏れは確定です。
それが、気になってしまいましたが、とりあえず慌てた所で打つ手はないので、とりあえずスタビライザーの取り付け再開。まず、運転席側は今回追加するブラケットを固定するボルトは既にトランスファーのATF循環ポンプをを取り付けているので、ボルトの長さが足らない恐れがありますが、ブラケットを優先して、ポンプの方は後回しにして、ポンプ取り付け板を撤去。当方のHUMMERはこの部分を邪魔するマフラーのタイコはありませんので、ナットへのアクセスは問題ありません。心配したポンプも、ボルトの長さが十分あったので、元の場所に其のまま取り付ける事が出来ました。
助手席側ですが、こちらは燃料タンクがありますのでナットにアクセスできません。隙間から無理やり工具は入りますけど、この部分はサスペンションのアッパーアームを固定しているブラケットと共締めなので、確り固定したいので、燃料タンクを下ろす事にしました。燃料タンクはもう何度も外していますので、お手の物です。それに、オリジナルでは配管がボディを貫通していますが、当方は下ろす事を前提にしていますので、この配管も改造してありますので簡単に下ります。まず、給油口のゴムパイプを外し、ブリーダーのチューブを抜いて給油口のベゼルも外して完全に撤去します。
この時、ゴムホースが余りにも硬化して燃料が漏れた痕跡があったので、随分前から交換しようと思って部品の用意はしてありましたが、コンバージョンの時も交換し忘れて、コンバージョンした直後の給油中にスタンドでドバドバ大洩れさせましたが、マシ締めで済ませでしまいそのままのだったので、今回はちゃんと交換しました。ホースバンドも普通のねじ込み式やABBAでもなくTボルトタイプの確りした金具と交換しました。ボディリフトをしている場合は物凄くホースに負担が掛かるので、普通のホースバンドではもれる可能性が高くなります。ただ、ホースがウネウネするので確り差し込むと、部品で出てくるホースは少し短くて中々納得できる状態になりません。せめて後2cm長ければバッチリなのですが、まだ探し切れていません。誰かご存知の方がいらしたら教えてください。因みに、国内で似たような物を買ったのですが肉厚があって滅茶苦茶硬くて使えませんでした。
プロペラシャフトを外して、燃料タンクを下ろし、ブラケットを取り付けて燃料タンクを戻した所、上手く元の位置に戻りません。原因は、スタビ用のブラケットがタンクに当っていたためで、ロッドホールがこんなミスをするわけないと、もう一度考えた所、左右逆じゃないかと思いよく観察すると、逆ならちゃんと収まりそうなので、部品を渡してくれたスネヲに『左右逆じゃネーか?』と聞いたら『そんなこと無いですよー』と言いながらタグを見て『ほら〜こっちがLです』・・・『オイオイ。。Lは左だぜ〜ぇ』。。。よく野球をしている人は守っている時にレフトが左にいるので、間違える事が多いと聞いた事がありますけど、まさかと思いながらスネオに聞くと野球をしていたらしくポジションはセンターだったそうです。ヤッパリ。。。
そんな訳で、一旦取り付けたブラケットを外してやり直しですが、入れ替えたら、多少無理やり固定したポンプのブラケットも以前と同じくスッキリしました。スタビを付ける前に、まず友野サンの二の舞にならない様に、ロアアームのネジ穴をタップでさらいました。予想通り当方のネジ穴も錆と塗料で、ガリガリでした。HUMMERのフロントスタビライザーを外した方は良く解ると思いますが、一度外すと再取り付けはとても苦労します。しかし、さすがロッドホールのスタビは精度が良く、取り付けに苦労するアメリカ物とは思えません。
この後、他の作業を始めたので、まだ試運転はしていませんので、試乗レポートは後ほど紹介します。

2011.2.9.    石飛 毅氏

以前、報告したスタビラィザーが友野さんの所に入荷した様です。
そもそもオフロードカーであるHUMMERにスタビなんて必要無いという意見も沢山あります。しかし、オンロードでサスペンションを硬くしないで乗り心地を犠牲にしないスタビライザーの効果はそれなりにあるため、以前、ニッサンのサファリにはオフロードでは、これの解除を行うシステムが付いていました。もっとも、オフロードと言っても、クロスカントリー、トライアル、ロッククローリング、マッドボキン、マッドドラッグとバハみたいにフラットダートの疾走と色々種類があって、それぞれ足回りのセッティングは全く違うし、改造のために車体の形状まで変える必要も出てきます。
当方の場合は、ブレーザーに乗っていたときに実は一番楽しめるのはジープかジムニーだと思って、維持費的に安いジムニーを増車して、当時、会員制オフロードコースのメンバーになって、コースにジムニーを置かせて貰って、時間があれば出かけて行って楽しみ尽くしてしまい、新車から3000kでオフロード率90%だったのでボコボコになったジムニーを思い残す事なく売却して卒業しました。
その後2drのレンジローバーで復活しようかな?と思って購入したのですけど、どちらかと言うとビンテージになったレンジローバーを粗末にするのが勿体無いと思い、欲しい人に売却。HUMMERでも最初の頃は松原さんや永倉さんと何回かイベントに参加して泥だらけにしてきましたけど、それなりには楽しめましたけど、ナンか違う気がしてからもう全く舗装オンリーなので、コンセプトは砂漠系フラットダートに向かってしまっている様な気がします。もっとも、改造には回りが思っている程そんなに深い拘りがある訳ではなく、乗り続けるうちに欲しい物を取り入れているだけでで、こだわっている人から見るとトンチンカンでミハーなHUMMERになっていると思うのですけど、こんな物に正解なんてないと思っているので、好きなHUMMERを好きなようにして何処が悪いのよ!と思いながら乗り続けています。こんな当方を見て何か言われても、全然聞く耳を持たないし、そんな立派な事をおっしゃる方のご立派なお車を拝見させて頂きたいものだと思います。そうじゃなければ、もっと酷いTOMONO-GOとか572なんて触れませんよ。松原さんのアルファーだって見た目は大人しいけど、中身は化け物ですから。
と、自分を慰めながら全く見えない目的のために不満な部分を埋めるために、今回、スタビラーザーを調達しました。HUMMERには元々フロントにはスタビが付いてて、アフターマーケット用としてはORAからフロントのみ発売されていました。しかし、普通に乗っている時には全く不満もなく、むしろロールに関しては、『他より良い』と思っていたぐらいです。しかし、サスペンション、ショック、発動機、変速機、副変速機、ブレーキ、パドルシフト。。と、色々やっている内に段々コーナー突入時の初期ロールが気になってきました。コーナーに差し掛かって外側のサスペンションに荷重が掛かってサスペンションが沈んで荷重のバランスが取れた時点で、沈み込みは停まりますが、ロールが起きるのはそれだけじゃなくて、反対側のサスは延びます。だから、単純にサスペンションを硬くしただけでは、当方の希望する初期ロールの予防には余り関係がない様な気がします。もっとも、TOMONO-GOの様にサスペンションがゼロGでも延びきった状態で、全く縮まらない場合は初期ロールは愚か殆んどロールしないのですけど、それでは乗り心地が硬くなるし路面のギャップで突上げてしまいます。そこで、考えられるのは、スタビライザー(スウェイバー)でこれの役割は、トーションバーで左右のサスペンションを繋げる事で左右のサスペンションに反対向きの力を伝える物です。解りやすく言うと、右のサスが縮んだ時に左のサスも縮めようとします。逆に右のサスが延びた時に左のサスを伸ばそうとする力を伝えます。この力の伝える強弱を、スタビライザーの長さとか硬さ(太さ)で調整してお望みのロールの量にすることが出来ます。
従って、適切なスタビライザーを作るためには、何度も試作して硬さを決めなくてはならないので、先ずは形状は大抵統一して太さの変更でセッティングを出します。従って、一台だけなら切ったり貼ったりでこんなもんで良いだろう的な物を付ける事が出来ますけど、満足な物はそう簡単に出来ません。特にリアは元々ない部品なので、フロントの形状を真似して太さを変えるという安直な方法は取れません。当方が今まで調べた所では、リア用のスタビライザーは見た事がなかったので、ココ最近『何時かはスタビ』と、思っていました。そんな話を桧谷さんにした所、ネットで探してきました。価格的にもお安いので、即購入を決意して、友野さんに『これ宜しく〜!』って調べてもらいました。
その後、暫くこの件については何も言わないので、首を絞めて泥を吐かせた所、桧谷さんの探した業者は連絡が中々なかったのですけど、余り知られていないみたいなのと、カード決済が出来ないみたいで、カードの国アメリカでカード決済が出来ないお店と言うのは信用できないので止めたそうです。更に聞くと「『日本には送れない。』って言うのよ〜」ってカードが使えても結局駄目でした。そこで、スタビに付いて調べ続けた所、案外身近なショップで作ってくれる事が解りました。先方からの連絡では太さが27〜34mm位まで色々な太さがあると言ってきているみたいで『どれにする?』と連絡がありました。友野さんは一番太いの!と、何時でも最上と思われる物を選んで時々破滅する友野さんとは違って、当方は少し考えてガチガチではお尻が出やすくなるので、一番細い物が良いと判断して27をチョイスして友野さんに伝えました。しかし、その後の話では先方は『27が一番良い』と言って来たそうです。じゃー最初からそう言えば良いのに。。。
オーダーしてから、1週間で品物は届いてしまいました。こんなに早いと売れ残っていたのか?と疑ってしまいますけど、友野さんのブログで見た感じでは決して古いものではなさそうなので、一安心。今回、桧谷さんはフロントも頼んだので、今回は572、当方と桧谷さんの3台分で4本になります。となると、今週末は『スタビライザー祭り』になるかと思ったのですけど、友野さんは、既に572に装着してしまいました。実はスタビライザーのベースは普通フレームに溶接するのが一番多いのですけど、今回のキットはサスペンションのアッパーアームのブラケットを固定しているボルトを流用してフレームの下側でスタビを固定できるステーが付いています。通常、このボルトは色々な障害物があってアクセスするのが大変です。
しかし、572は燃料タンクはないし、マフラーは竹やりなので遮熱板もないので簡単にボルトを緩める事が出来ます。ですから、本人は『途中で休憩しても2時間で終わって簡単〜♪』とブログに書き込んでいますけど、それは572だけの話で、普通の場合は燃料タンクがこのボルトを邪魔して緩める事を拒否します。従って、燃料タンクを下ろすためにプロペラシャフトを外したり、給油パイプを抜いたりと、色々やらなくてはならないことがあります。当方の場合は、このボルトをオイルポンプで既に使っていますから、移設か取り付け方法の変更が必要になりますので、ソー簡単には付きません。とりあえず、この3連休でケリを付けます。

2011.2.8.    石飛 毅氏

最近のお気に入りがあります。作業をしていると手が汚れるのは仕方がありませんが、指先の細かい作業が多いので、グローブはあまりしません。汚れだけではなく、怪我の防止にも役立つので、今までにメカニックス、スナップオン、グリップ、アールズを初めとするメカニックグローブを山のように買っています。高い物は5000円位で、安い物でも2500円と案外高価です。大抵は掌が皮製で、表革だったりバックスキンだったりで、油がしみこみやすいので、汚れの激しい部分では勿体ないからグローブを外して作業するという本末転倒な事をしています。これ以外にも指先が皮のため、どうしてもある程度の厚みがあってビスの頭を摘んだりする事が出来ずに、その間だけ外してしまい、そのまま作業を続けてしまい、片方が何処かになくなってしまいます。外したり着けたりするときに、手が汚いままだと手袋の中が汚れてしまい、その状態で綺麗な手を入れると、脱いだ後、手が真っ黒になっていることもあります。
そんな訳で、当方のガレージには片方だけのグローブだけでも、5-6枚あります。捨てるのは勿体ないので、今までグローブの出番があると右左違う物をして作業する事なんてザラです。
そんな高いグローブじゃなくて、日本には軍手があるじゃないか!と、聞こえてきそうですが、軍手の場合は油が染み込む、滑る、フィット感、耐久性、目が粗いので、トゲが刺さります。保温性も劣ります。その中でも最大の欠点はサイズがワンサイズでダサイ!事です。そんな軍手ですが良い部分がないわけではありません。兎に角、無茶苦茶安い。左右共通で、裏表を使えるので2度美味しいということがあります。弱点の対策のために滑り止めゴムのボツボツを付けたり、耐久性を高めるために厚手にしたりの物がありますが、これはベースの軍手に比べると価格が飛躍的にアップします。
グローブに対して、中々納得の行かない物が今まで見つからなかったのですが、昨年末、遂に当方の要求を全て満たすグローブを見つけ出しました。構造的には薄手のナイロン素材の手袋の内側だけゴム引きになっている構造のグローブで、ゴムの材質はニトリルなので、耐油です。そのゴムは、非常に薄いため、指先の感覚がダイレクトに伝わるので、かなり小さなネジ類でもハンドリングが出来ます。通常、ゴム引きの手袋はゴワゴワしていますので、違和感があるのですが、指の背の部分はナイロンなので薄いゴムと上手くバランスが取れているので、ゴム部分は自分の指の皮が厚くなった感じでフィット感が抜群です。
当然、ゴム引きなので摩擦係数が大きいので工具を持っても滑りませんし、冬の寒い時に冷たい工具を持っても手がかじかむ事がありません。背の部分がナイロンであるメリットは通気性が高いため、グローブの中が殆んどネットリする事がありません。タグの説明を見ると抗菌防臭加工をしているためかグローブを脱いだ後の例の嫌な匂いも全くありません。強度的にはナイロン手袋部分が一番弱いのですけど、実際に使ってみると問題になるほどの事ではありません。
手首の部分も帯状にゴムが入っていますので、軍手のように脱げてしまうこともありません。ナイロン部分も赤、黒、青、緑、灰色と4色で、とてもカラフルでサイズはS-Lまであります。こんな良い事ずくめのグローブですが、ホームセンターで誰でも買えて、気になるお値段は198円です。当方は『ケーヨーD2』というホームセンターで、色々なサイズと色を大量に購入してガレージに在庫しました。ですから、ここの所、ガレージに来た人には全員に支給して好評です。こんないい物をガレージだけで使うのは勿体ないので、会社では今まで軍手を使っていましたが、全てこの手袋に交換しています。
耐久性に関しては、購入してから1月ほど経ちますが、現在ガレージで使っているのは3足目です。それは、内装用と外装用で、新品は最初内装作業の時に使い、ある程度汚れたら外装用に変更しています。そして、先週遂に外装でも使うのは??と思ったグローブを洗濯して見ましたが、一回位の洗濯では痛みは殆んどなく、一番心配だった手首部分のゴムも健在でした。
こんな良い事ばかりのグローブですが、欠点はあります。先ずは、ゴム手袋の宿命で油が付くと滑ります。これの対策でゴムにギザギザ等を入れても、厚みが増えるので、この手袋の沢山の長所を失いますので、そんな事しないで欲しいです。もう一つの欠点は、ゴム引き部分が黒なので、汚れた油やグリスが付いてもわからない事です。この部分はゴムの色を薄い色にする事で改善は出来ますので、今後のメーカーのバリエーション展開に期待できると思います。
後日、在庫の補充をするためにホームセンターに出かけた所、前にあった場所になく、仕方がないので類似品を試し履きしたところ、一度あの気持ちよさを味わったら、とてもじゃないけど、使う気にはなれません。全くフィット感が違います。一番フィットしていると感じるのはグローブを脱いだ時で、新品では延しノシイカみたいでしたが、自分の手の形を保っていますので、自分の手が脱皮したのかと思えます。これはオーダーメードの立体裁断のグローブ(そんなもの無いですけど)以外でありえないというのは言いすぎでしょうか?
兎に角、騙されたと思って『東和コーポレーション』『パワーグリップZERO』を使ってみてください。当方の言っていることは決して大げさな事ではないと解ってもらえる筈です。因みに、当方は今まで、黒と赤とブルーしか知りませんでしたが、一足進呈した桧谷さんも気に入って自分でホームセンターで緑を購入したそうです。それ以外にグレーがあるとの情報はありますけど、まだ現物は未確認です。

2011.2.7.    石飛 毅氏

スッカリ休養もで体調も良くなり、土曜日からガレージ生活を復帰しました。
日曜日には友野さんが来るので、先々週にエアコンユニットを交換した当方のHUMMERが放置状態だったので、クーラントの漏れがないかのェックをしました。特に問題がないので、後は暖かくなった時にチャンとエアコンが効くかどうかの確認をすれば完了です。チョッと時間があったので、デフを引っ張り出して良く冷えるデフカバーの採寸を行おうと思ったのですけど、思いの他、来客が多く土曜日は何となく過ごしてしまい、翌朝は友野サンは早い時間に来るので早寝しました。
日曜日は早起きしましたが、友野サンが572で来れば音で解りますのでシェルターで待機。8時チョッと前に爆音が近付き、シェルターから起き出してお迎え。572は良く乗っているみたいで、アイドリングも落ち着いてて調子は良さそうでした。ただ、相変わらず燃料は良く消費するみたいで、ガレージの手前のエネオスで給油をして来たようです。給油の際、スタンドの人が『これと同じ赤と白が来る』と言われたみたいです。
さて、今回の572の作業は大きく分けて2つで、追加した大量のメーター類の配線です。追加したメーターは殆んどが機械式で、既に配管は自前で済んでいたので、証明の接続です。電気式の温度計は、まだデフのカバーが出来ていないので、それまでは配線の引き出しだけ行いました。572の場合、ルーフのオーバーヘッドコンソール内がジャンクションボックスになってて、常時電源、アクセサリー電源、アース、イルミネーション等の配線がこのジャンクションボックスに来ていますので、配線自体はさほど難易度は高くありません。しかし、配線自体はコルゲートチューブに納めていますが、見えてしまいますので、それなりのレイアウトをしなくてはなりません。
タコメーターは今までオーバーヘッドコンソールに付いていたため、運転席からほぼ真横上に視線を変えなくてはならないので、運転中は見辛いというよりも全く見る事ができません。普通なら、このタコメーターを移動するのですけど、そこは異次元空間に住んでいる友野さんですから、更に大きなタコメーターを正面から良く見える場所に追加しました。このタコメーター、シフトライト付きなんですけど、ATなので、オーバーレブ防止というか雰囲気を楽しむ事しか出来ない気がします。でも、シフトライト付きのタコメーターはカッコ良いです。
元々のタコメーターを違うメーターと交換しては?と、思い進言した所、このサイズのメーターはタコメーターとスピードメーターしかないので他のは合わないそうです。仕方がないので、一応、両方とも稼動するように配線をしておきました。配線の途中でヒロシ君、暫くすると翼、その後桧谷サンが来て、合計5人でレーシーな572を取り囲んでいる様子は、ガレージと言うより何処かのレーシングファクトリーみたいで壮観です。配線関係は作業的にそれほど人口は必要ないので、ヒロシ君にオイルキャッチタンクの取り付け準備を始めて貰いました。これだけいると分業が出来て作業も速く終わると思ったら大間違いで、ブリーザーホースを抜いた時点で大騒ぎ。
ブリーダーホース内にはタップリと乳化したオイルがヨーグルトのように詰まっていました。オイルは水分と交じり合うと、白濁し始めて粘度が高くなり、水分量が多くなると粘度と粘着量が高まり、配管を閉塞したりエンジン内部にへばりつきます。これの害は見た目のインパクトが一番強いので大問題になりそうな気がしますが、程度問題で、エンジンオイル自体に混入して白濁していなければさほど大きなダメージではありません。ただ今回はブリーダーに詰まっていた量が多かったので、左右のロッカーアームカバーを外して内部の点検を行いました。予想に反してカバーの内側には多少ネットリ君が付いていましたけど、ヘッドの方にはなかったし、エンジンオイルへの混入もなかったので、これらを綺麗に掃除をすれば、問題はありません。
さて、これの原因なんですけど、とても難しいです。この時期は乾燥していますので、大気中の水分はさほど多くはありませんので、温まったエンジンの内側に水滴が付いて乳化というのは余り考えられないのですけど、以前、バイクのクランクケースに付いているスターターで、どんな事をしても、乳化したオイルがスターターのピニオンに溜まった事があります。この時の原因は、クランクケースの中が大気オープン口が直ぐに詰まってしまったためだった記憶がありますが、572はエアクリーナーまで太い配管で繋がっているので、これはないなと思って色々想像してみましたが、結論が出ませんでした。
所が、掃除している残骸を見るとヨーグルトまみれの耐熱布みたいな変な物が転がっていたので、掃除しているメンツに聞いたら、『配管の途中にフィルターの様になっていた。』というので、これがエンジン内部の換気を閉塞している原因だと想像できます。従って、今回は大気開放時にはオイルと分離されていると思われるので、開放口が詰まる事がないと思いますので、多分再発はしないと思います。
オイルキャッチタンクはオイルミストを含んだブローバイガスをオイルと空気と分離しさせて溜め込む物で、昔はそのままオイルキャッチタンクなしで開放されていましたが、レースでコースにオイルを撒き散らす可能性があるので、必ずオイルキャッチタンクが義務化されていまが、通常、市販車はブローバイガスはエアクリーナーに戻されます。
最初、タンクは出来るだけ配管を短くしたいので、助手席側に取り付けたかったのですけど、確りした固定場所がないため、運転席側のヘリコプターフックに3mmのアルミで作成したステーで固定しました。配管は、エンジンからエアクリーナーに行っている配管をカットして、そこにパイプとAN12のジョイントを繋げるアダプターをワンオフで作成して、そこからステンレスメッシュの配管をラジエーターの上を通してオイルキャッチタンクに接続しました。排気口には小さなクリーナーが付いています。メンテナンスは定期的にオイルキャッチタンクの下から排油させるのと、クリーナーのお掃除です。一体どれ位でオイルが溜まるのかは、やってみないと解りません。
この作業をしている間に、CTISのエア漏れの補修を行いました。エア漏れは2つ症状が出て、一つはクイックリリースを繋いだままで、フロントのエアー抜け。もう一つは外した状態でリアの片側だけエアが抜けてしまうことです。先ず、フロントのエア抜けの原因はマニュアル式のバルブから漏れている様で、これは清掃すると戻る事もありますが、車体自体の履歴が不明なので、これは交換する事にしました。これをヒロシ君に任せて、当方はオイルキャッチタンクの取り付けと、クイックリリースを外したままでエアが抜けてしまうリアタイヤの点検を行いました。
残念な事ですけど、リアタイヤは洗剤を掛けて漏れを探しましたけど、漏れ箇所の特定が出来ませんでした。寒い時期になると、どのタイプのクイックリリースバルブもシールしているゴムが硬化したり、ゴミが詰まってしまい、シール性が低下してスローリークする事があります。この手の現象は大きく漏れているときと異なり、再現しない場合もあるので、地道に粘り強く補修するしかありません。現に、NOZAWA-GOも納車当時あれだけエア漏れしていたのですけど、今はピッタリ止まっています。
当方の手が空き、ヒロシの状態を見ると、シフトレバー辺りの内装を外してバルブの取り外しをしていました。バルブの取り外しは、一番最初に一成さんのHUMMERで作業しましたが、この時取り付けがどうなっているのか解らなかったので、当方のHUMMERでバルブ軸が出ている周りの内装を思い切ってカットして観察した所、オリジナルの状態では内装を外さないと無理!という事が解りました。ただ、当方がカットしたよりもう少し多くくカットすると、内装を外さないで取り外しが出来る事が解ったので、一成さんカットして良いかと聞いたらゴニョゴニョ言ってめんどくさいので、結局、内装を外して作業しました。
しかし、その後、当方のHUMMERをコンバージョンでボディをフレームから外した時にスカイオートのタケさんが、簡単に出来るから今のうちにOHやっておきましょうよと言うお誘いに乗って、内装をもう少し削って内装を剥がさないで、取り外しを行いました。
今回、572のバルブ周りを見ると、オリジナルはバルブの向きが書いてあるシールがそのまま貼ってあるのですが、シールではなくてプレートがビス止めされていました。当時、HUMMERに関しては世界一だったORAの事ですから、このプレートを外すと大きな穴が開いててボルトにアクセス可能にするぐらいの事はやっているのではないかと思い、ビスを外してみると。。。予想通り内装にはバルブのシャフトを中心に大きな穴が開いてて、固定用のボルトにアクセスできるようになっていました。当方の場合は、大きな穴が開けっ放しになっていますが、アルミの板にステッカーを張ってボロ隠しをチャンと行うという小技は、ORAがなくなって暫くたちますが、今更ながら感心させられます。そこで、早速、当方も同じような事をしようと思い友野さんにこのステッカーはなだ注文できます?と、聞いた所かる〜く、『もう無いよ〜』と即答。確かにこのステッカーは95年までの短期間しか使われていませんので、廃版は仕方がないですね。
一通りCTISの配管が終わり、漏れテストを行ないましたが、まだフロントからの微量のエア漏れは止まらず、耳を澄ませて漏れている場所を特定すると、大体の場所が解ったのですけど、洗剤を掛けても場所を特定できず、友野さんにとっては真夜中になってしまいましたので、一応、疑いのある部分のパーツを取ってから、再チャレンジという事にしました。
帰り際に、暗闇で572を見ましたが運転席周りの夜景はとても綺麗でした。配線が終わっているので、後はバルブのLED化?ですね。

2011.2.3.    石飛 毅氏

当方は元気ですが、昨年末血糖値が高いと言われ検査を行った事は前に報告しましたが、実際には血糖値の絶対値よりもHbA1Cが高いのが駄目だったそうで、以前、大井先生に指摘されていたので、その後暫くは気にしていたのですけど、余り真面目に摂生をしていなかったので、バチが当たった見たいです。
そうは言ってもまだ境界線なのですけど、この際、当方の体の状態を知りたいので、精密検査を行うために入院してきました。入院した病院は、今回も前回胆石を取った病院で検査を行いましたが、当方が胆石で入院した後に建て替えして新築になっていました。大井先生と同じで我儘なので、廻りに迷惑を掛けるので、今回も一人部屋にしたのですが、部屋はホテル並でアメニティも揃っているし、タオルも毎日交換してくれて、先生の所で入院していた時と同じ位快適です。窓からは渋谷、代々木、青山、新宿が一望できてとても気分が良いです。
ただ、食事は。。。カロリーに制限があるので仕方が無いのですけど、先生の所とは大違いでストレスが溜まってしまいました。とりあえず、最初の2日は我慢していたのですけど、お腹が空きすぎて頭の中は食べる事しかなくて悲しくなったので、先ずは栄養士さんに『野菜が好きだからドレッシングとかかけないから下のコンビニでサラダを買ってきて食べても言いか?』と聞いたら、『ドクターと相談して決めます。』と言ってくれて、次の食事から『エクストラ野菜付き』になり、少しはマシになりました。
しかし、まだお腹が空くし、体重も3日で3kg近く減ってしまい、常にお腹が空きすぎなので、また栄養士さんに話をした所『確かに体大きいので、チョッとドクターと相談します。』と、言ってくれて、次の食事を楽しみにしていたらチャンと1800kcalから2000kcalになっていました。たったの200kcalですけど、何時もよりゆっくり食べると、次の食事の少し前にお腹が空く程度になり、2000kcalは当方にピッタリだったようです。
入院するまでに、忘年会とか正月とかがあって飲食の機会が多かったのですけど、余り気にしないで普段と同じように飲み食いしていました。理由は、今の無理のない状態での自分を知りたかったので、入院直前まで食事を規則正しく取ると言う事以外は余り考えていません。そのためか入院時は血糖値は結構高めでしたけど、規則正しい生活と適度な運動を繰り返したらドンドン血糖値は減って、今は夕飯前には空腹時血糖値の適正値にまで戻ってしまいました。
規則正しい生活とは言っても、寝る時間とかは個室の特権を利用して消灯時間は守らないし、朝も6時の検温と血糖値測定には起きますけど、2度寝して7時に起床です。食事以外のおやつはなしですが、コーラは栄養士さんの話ではZEROコーラーはOKだと言われたので、食べ物に関しては全く問題ありません。運動は『自由お散歩タイム』に六本木ヒルズまで1時間半位タラタラ歩いて行った時には余り変化はありませんでしたが、『強制お散歩』は15分の早歩きで、なんと数値が80もダウンしました。どうもタラタラより手を大きく振ってガツガツ歩く方が当方にはカロリー消費効率がいいみたいです。その後、毎日15分の散歩を続けた所、数値が低値で安定して遂に基準を下回る様になりました。
さらに、採血の結果、HbA1Cも1月で1.4%も下がったので、どうも食事と運動療法で終わりになりそうな気配です。現在の血糖値であと一息HbA1Cが下がれば、薬治療の必要はないようです。と、今気が付いた見たいな事を言ってますが、実は『これって大井先生が10年前に当方に言ってた事じゃん。』と、思い出しました。あの時からチャンと言う事を聞いていればよかったのですけど、聞かなかったのは先生の言い方が悪かったんだという事にします。
この検査入院は、糖尿病にありがちな合併症の検査もあって、神経、眼、血管、心臓、腎臓、皮膚、脈派、血液、胸腹部レントゲン検査や蓄尿、検便と盛り沢山で、その結果、当方には今の所 脳溢血、心筋梗塞、動脈瘤、肺機能、各腫瘍、水虫の心配は全くない、超健康体の様です。駄目なのは『痔』です。これは大井先生の手元が狂うまではマダマダありますので、定年になった後、酒田に行きます。一時期は駄目な体だと諦めていましたけど、健康体だと言われると、長生きしちゃいそうなので、今後は、ちょっとだけ摂生して元気な体を維持しようと思います。それには先ずはタバコですかね。
検査期間中、面倒なのにワザワザ来て下さった方にはこの場を借りてお礼申し上げます。

 2011年1月