2011年8月  HUMMER ESSAY 2011年9月      

2011.9.30.    石飛 毅氏

無事、アメリカから帰ってきました。
前回の報告から帰ってくるまでの分は今度お会いした時にでもゆっくりお話します。結果的にはとても楽しい旅行だったのは間違いありませんけど、円高に乗じてチョッと買い物をしすぎて、先ほどカードの速報を見たところ記憶にある買い物で、未請求の物がまだチャージされていないというのに、ゾーーーッとする請求額で、今どーしようか?と、頭を痛めているところです。
そうは言っても、買ってしまったのは仕方がありませんので開き直って紹介します。まず、商売上手なサウスベントの元パーツ屋さんからゲットしたものは、沢山のミニカーとHUMMERのエンブレム、ハンビーのコーションプレート、シリアル入りのマグカップ、印刷が剥がれかけたキャップです。コレらをほぼ強制的に買わされましたが、流石に埃まみれの『HUMMER Nut』を買おうとしたら、『上げるよ』と言ってました。この他にもまだHUMMERノベルティを買った物がありますけど、それらは別送品で送りました。
ロスアンゼルスに戻ってから、スカイオートが良く行くツナギ屋さんに連れて行ってもらいました。ココに来るのは2回目で、デッキーズの作業着が沢山売られてて、ツナギを購入したら、『ネームは?』と聞かれて、納期を聞いたら明日の朝には出きると言うので試しに頼んで見ました。ネームの入れ方は直接ツナギに刺繍をするのではなく、数種類ある台を選び、刺繍糸の色を選んでその台をツナギに縫い付けます。料金的には台と刺繍で$13ぐらいで、縫い付け代は$1です。スカイオートが色々考えた末、左胸に名前、右胸に『HUMMER』と入れ、さらに星条旗のワッペンを買って、それも縫い付ける案を考えたので、当方もそのままパクリました。結局、値段的には日本で吊るしで買うぐらいになってしまいましたけど、出来上がりはなかなかカッコイイと思っていますが如何でしょう?大事に着ます。因みにスカイオートはネームの部分が『skyauto』と入っています。

2011.9.27.    石飛 毅氏

本日は、プレデターに行って来ました。
本社工場に着くと、ダンさんが先ず歓迎してくれて、超片言の日本語で挨拶してくれました。現在、HUMMERのアフターマーケットを圧巻しているプレデターは、訪問するたびに立派になっています。明らかに働いている人の数も増えて、ダンさんに聞いたところ25人働いているそうです。以前より工場は手狭で、前にはなかったマシニングセンターや汎用旋盤も導入しています。部品作成グループも軍用の10フィートのルーフラックをロットで作成していたり、H3用のブッシュガードも内製していました。
コンバージョンの方も同時に3台行われてて、DURAMAX以外にもカミンズのコンバージョンも行っていますが、エンジンを含めた部品代はDURAMAXの方が高いけど、結局、カミンズの方が工賃が高いので結果的には大差がないので、やはりDURAMAXのコンバージョンの方が良いと言ってました。因みに現在は月間6台のコンバージョンを行っているそうですが、日本でスカイオートがやっているリフレッシュ作業はやらずに、パカっと開いてそのまま乗せるという感じですし、慣れているから早いんだと思います。それと、顧客の求めている品質も低いかな?と、思いますので、それで良いのでしょう。
コンバージョン以外では、ラリーレースに使うためにロシアに送るHUMMERの製作も行っていました。ベースはALPHAで、ルーフラックにぐるりと一週LEDランプが装着されて、ショックアブソーバーも追加されていますけど、当方にはこれじゃ足らないと思ったとこと、案の定、40インチのはみ出し装着されたタイヤがフェンダーに当たって千切れていました。
ハード以外にも海兵隊のトレーニングも引き受けているみたいで、以前、部品置き場だった中二階はミーティングルームになってて、ここで海兵隊にオフロードテクニックというかHUMMERのオペレーションの座学での教育をしています。圧巻だったのは、この部屋のテーブルは飛行機の翼でした!パンフレットを貰って見たところ、見覚えのある場所だったので聞いてみた所、写真の場所は前回当方たちが行ったオフロードコースで、ココでトレーニングをするみたいです。
当方はダンさんから説明を受けている間に、スカイオートは外にあったハンビーのリクレーション仕様車をどうも購入するみたいな話をライヤンとしていました。
そうそう、先日、片岡さんのHUMMERNに取り付けた角型のヘリコプターフックと見たようなものが、工場に置いてあったハンビーに付いていたので、その話をしたところ、プレデターの物はハンビーのより一回りサイズが大きくて『カッコイイ!』とダンサンが言ってました。確かに、最近のパーツ類は極太が多いので、バランス的にオリジナルは細いです。当方の場合はボンネットに埋没させたままで、ちょっと貧乏臭い処理のままなので、以前からどうにかしようと思っていたので発注しました。同時にスカイオートも他の部品と一緒に大量に発注していましたので、欲しい人は金曜日以降に連絡してみてください。

2011.9.26.-2    石飛 毅氏

サウスベント最終日は、再びインディアナポリスに戻り、そこからロスアンゼルスに帰ります。
飛行機の時間は夜の7時発なので、サウスベント空港に併設されているミリタリーミュージアムの外に展示してある『武器』を見学。柵がないので触り放題です。昨日の方に書きましたが、この日は余裕があるのでゴルフ場とシューティング場に寄りました。ドアの散弾銃跡は生々しいです。このシューティング場の脇にある鉄塔は低くて電気が流れる音がジリジリと聞こえて不気味でした。
結局、この日はやる事がないのですが、素直にインディアナポリスに向かうのが悔しくて、色々立ち寄りました。その中でも特筆はAM Generalのテストコースで、ココには2回行ったホームカミングの時にHUMMERをドライブした事があります。それ以外にもHUMMERアカデミーがココで行われていましたが、今はもうやっていないみたいです。
そうこういいながら、田舎道を走ったり、買い物をしたりウロウロしながらインディアナポリスに向かい、スカイオートと『ノイズキャンセルのヘッドホーンはBOSEが良い!』と2人共使っているオーディオテクニカのヘッドホンを見切ってインディアナポリスのモールにあるBOSEストアに立ち寄る事を決めましたが、実はこの時点で、時間が足らない事に気が付きましたが、気持ちがBOSEに行ってて猫のように引き返す事を知らない我々は駆け足でBOSEストアーに突撃。数十秒で購入。この時レジのにーちゃんに、空港まで何分位掛かるかと聞くと『45分だけど、今日は道路工事をやっているからもっと掛かるよ』と、お先真っ暗な回答。今の時間に45分足すともう飛行機は空の上!!!!
とりあえず、飛行場に行くしかないのですが、新幹線並の速度はレンタカーのTOYOTAでは無理、と思っていたら同行の現地スタッフが嬉しそうに『ついていますね〜40分遅れていますよ』と神は我々を見放してはいませんでした。結局、空港に到着したのは本来の出発時間を大幅に越えた時間で、尚且つ手荷物を預ける出発30分前を過ぎていましたけど、何故か受け付けてもらい無事飛行機には乗れました。
我々は料金の都合でロサンゼルス直行便ではなく、途中で一旦デンバーに立ち寄り、そのままトランジットなしでバスの様に座ったまま待っていれば良い飛行機でしたが、途中のデンバーでそのまま乗っていると、『降りて違う飛行機に乗り換えろ』と言われて慌てて違う搭乗口に小走りで向かいましたが、次の飛行機の搭乗が中々始まりません。30分位待った所で遅れの理由は、『クルーが一人足らない』という信じられないアナウンスで、確かに暫くすると慌てて一人駆け込んできました。さすがアメリカで、このクルーにはブーイングが飛んでいました。
クルーが来てソロソロ出発かと思ったら、今度は作業着姿のスタッフがウロウロしだして、何か変な雰囲気。スカイオートに『何かオカシイよ』と言いながら外の機体を見るとリアのAPUエンジンから赤や黄色い炎が出て燃えていました。ジェットエンジンって言うのは色の付いた排気が出るということは、不完全燃焼です。APU自体は推進力には関係ないのですが、油圧、空圧、電気などのユーティリティを作る部分ですから、これがこんな状態なのはやばい事です。
結局、この不完全燃焼している機体に搭乗手続きが始まったのですけど、チョッとやな気分です。アナウンスでは、『バッテリーが上がってて、チャージしたから大丈夫』と訳のわからない事を言ってましたが、結局、無事1時間半遅れでデンバーを飛び発って無事真夜中のロサンゼルスに到着しました。

2011.9.26.    石飛 毅氏

サウスベンドはロサンゼルスと時差が3時間もあるので、何か変な感じです。体内時計が狂うといけないので一応ロスアンゼルス時間で行動をしました。サウスベンド2日目は、前日に出会ったポンティアックの叔父さんがホッドロッドのDVDを持ってきてくれるというので、元パーツ屋サンで待ち合わせ。約束の時間に行くと、ポンテ叔父さんは既に到着してて、DVDとかノベルティーをくれました。日本に帰ったら日本らしい景色と一緒に昨日貰ったナンバープレートをHUMMERに付けて送ってくれって言われました。
アメリカ人と言うか元パーツ屋の叔父さんは、昨日は『もう何もない』と言ってたのに、店の中に入るとHUMMERとハンビーの資料やノベルティがタップリ展示してありました。スカイオートと一緒に物色しましたが、種々雑多で選ぶのも一苦労で、結局、最後はスカイオートがシビレを切らして『全部で幾ら?』と持ちかけて話を付けて終わりにしました。昨日なかった物がドサドサ出て、それもどう考えてもAM Generalの関係者じゃないと手に入らないものがザクザクあったのは、どうも、昨日、AM Generalにはコネクションがあると言ってたそのコネクションから、昨日の内にゲットしていた模様で、中々商魂逞しい叔父さんでした。
そういえば、当方はゴルフを殆んどやりませんし、スカイオートも決して積極的にゴルフはしませんが、前回、前々回、ココに立ち寄ると必ず行ってたゴルフ場に行って見ましたが、潰れていました。それと、前々回はやってて、前回は既に潰れていたかもしれないような状態だったシューティングレンジにも行って来ましたが、ココも完全に潰れてて、入り口には散弾銃で撃たれた跡があって、止めを刺されていました。この外にサープラスのお店にも行って見ましたけど、そこもクローズ。行く先々がそういう事になっているのは、何かとっても淋しいです。
この日は、シカゴに物凄く程度の良いHUMMERの売り物があると聞いていたので、シカゴに向かいました。サウスベントとシカゴには時差があるので、正確にはどれ位の時間が掛かったのか判断できませんが、到着して直ぐに日が暮れたので結構掛かったと思います。ここの車屋さんには4台の中古車がありましたが、オープンのアルファーはスカイオートの仕入れ対象外で、残りの3台をジックリ観察した所、程度が良いといわれていたHUMMER以外は色々問題があって却下。年式が97年式の一番古いHUMMERは走行距離も7000マイルと少なく車庫保管だったためか黒いボディは艶もあって下回りに錆が殆んどありません。
特に一番錆びやすいCTISのホースジョイントには全く錆がなく、まだ、こんなに新車みたいな固体があるのは信じられません。結局、00年、01年の高年式とは殆んど価格差がありませんが、スカイオート基準では他の2台は却下でした。スカイオートが事務所に入って手続きをしている間に当方は暇なので、全てのHUMMERをつぶさに見ましたけど、車齢が10年以上経つと年式での程度判断は無理ですね。
ココの車屋さんに聞いた話では、H2の生産が終わった時点で何故かH1の相場が高騰し初めてドンドン値上がりをしているみたいです。今回ゲットしたHUMMERは97年式ですが、当方から見ると殆んど新車同様ですから例外だと思いますけど、新車の時からの値落ちはほんの少しです。一応部分写真はこのHUMMERだけにしておきますので、見てください。因みにH2は玉不足でこちらの方もH1ほどではありませんけど、高値安定しているようです。
考えて見たら、この日は朝ごはん以来何も食べていない事に気が付きましたが、またファーストフードは嫌なので、この後の長距離ドライブに備えて、シカゴの和食屋さんで晩御飯。その後フリーウェイをひた走りましたが、アメリカは高速代が無料だと思ってましたが、ちょくちょく料金所があって数ドルづつ徴収されます。多分、合計金額は10ドル以下なので格安で、料金はタイヤの軸数で決まります。アメリカ版ETCの付いていない我々は料金所を通りますが、時々機械式のゲートに出くわしますとその装置がデタラメで上手く動かずイライラしました。多分4時間位ドライブして、サウスベントに着いたのは夜中の一時過ぎですから、即就寝。

2011.9.24.    石飛 毅氏

H2の生産が終わり、ハンビーの生産も少なくなっていると噂がありましたので、午後からは、AM Gneralのアッセンブルプラントに工場の状況を見に行ってきました。
実は事前に色々なルートから見学のアプローチをしていたのですけど、9.11以降無理になってしまいました。それ以前は、工場案内のパンフレットまであって、むしろ国威向上のために積極的に行っていたのですけど、とても残念です。
さて、工場の方は予想を大きく上回る台数のハンビーが並んでいました。仕様はスラントバック、ライトアーマード等で、色はOD色よりもサンドベージュの割合が高かったです。以前よりプレデターのHPに出ているライトアーマーとリアに大きな箱を載せたハザード仕様の割合も以前と比べて多いので、特殊車両としての配備が増えている気がします。本来の米軍の予定は大きく変更されて、新機種への変更はこのまま暫くは行われないでハンビーベースで色々な仕様に変更しながら継続配備されている気がします。暫くAM Gneralの工場を外から観察した所、半完成のハンビーが以前HUMMER組み立て棟にドンドン運ばれて、それと同じ半完成のハンビーがトレーラーに3台載せられて他の場所にも運ばれていましたので、外部でも特殊仕様の生産が行われている様です。
この様子から、ハンビーはA2になって継続生産が確認されましたので、ハンビーと共有部品の多いHUMMERのパーツ供給も心配がないと思われますので一安心です。もう一つAM Gneralで生産されていたH2ですが、残念な事に全く生産されていませんでした。従来は建物にも『H2プラント』と書かれていましたけど、それも剥がされていましたので、2013年にDURAMAXを搭載して復活という話は怪しく感じました。気になったのは、ストックヤードに訳のわからないまるでロンドンタクシーの様な車両が置いてありました。H2プラントでこれを作っているのでしょうか???
新しいハンビーを見て気がついたのは、全てのヘリコプターフックが先日片岡さんに取り付けた四角いタイプに変更されていました。これをプレデターがコピーしたのか?どうかは来週聞いてみますが、角度が悪くてよく見えませんでしたが、ボンネットにも同じようなべゼルらしき物も確認できました。それと、バンパーが付いているタイプのハンビーで、バンパーとボディの隙間にスカイオートが作っているのと同じプレートが付いていました。軍用も汚れが気になるのでしょうか?

2011.9.23.-2    石飛 毅氏

サウスベント2日目は、以前行った事があるAM Generalから出た廃棄品を沢山持っていたオジサンの所に行って来ました。所が、ショップに着くと今までの雰囲気とはチョッととがっていました。以前はバックヤードに沢山のコンテナが在って、そこにはHUMMERやハンビーのパーツが山のようにあって、外にはボンネットやボディパーツが山のように積まれていましたが、スッカリそれらがなくなっていました。到着した時はまだお店が閉まってましたが、覗き込んでいると、例の叔父さんがやってきて、『前に来たんだけど』と言うと、直ぐに顔が和んで『日本でjeepを飾っているレストランだよね』と言われましたけど、それって、松原さんの事ジャン!。でも、覚えていてくれて嬉しかったです。
パーツがスッカリなくなっているのは、どうも2-3年前にごっそり売ってしまった様です。それでも、雑然としているけど案外整理されている(解り辛いですよね)中には数点あって、何だかんだで結構買ってしまいました。このオジサンのお店で色々物色していると、初老のチョッと上品なおじさんが来てNHRAを知っているか?と聞かれて、意味が解らなかったのですけど同行の現地スタッフに聞くと、ホットロッドレースの事だったみたいで、そのオジサンはそのレースに携わっているみたいで、実際に使っているレーサーを見に来ないかと誘われて、何処にでも行っちゃう我々はお言葉に甘えてオジサンのチューンしたポンティアックに乗り込んで連れて行ってもらいました。このオジサンのポンティアック(多分グランダム)はチューンしてあって、運転している途中『メーターを見ろ!』と言うなりdフルスロットルにしてドンドン速度を上げて、やめてクレーと思った時には125mil/hも出ていました。その時のギヤーは3速ですから、マダマダ出るみたいです。
レーサーを見る前に、ポンテ叔父さんの家に寄った所、外に置いてあったモーターホームに我々は釘付け。気さくな叔父さんは中を案内してくれました。38フィートの巨体のエンジンはカミンズだそうです。中はよく使われて要るみたいでベットも使ったままなのにドンドン見せてくれます。この叔父さん、本当にNHRAが好きらしく、ランダムもモーターホームのナンバープレートは、『NHRA ONE』です。このナンバーを取るために5000ドル掛かっているそうです。。。が。付けていないフロント用を当方とスカイオートにくれちゃいました!貰って良いのかどうかわからなかったのですけど、要らないという理由が見つからないのでご好意は遠慮無く受けました。
更に、家の中まで案内してくれて一体何処までこの叔父さんは親切なのか?この後、落とし穴があるのではないかと心配でしたが、奥さんも突然来た東洋人に全く曇りのない笑顔で歓迎してくれましたので、『穴があったら落ちても良いや』と思ちゃいました。
再びポンティアックに乗ってレーサーの場所に案内してもらいましたが、そこにはどえらいトレーラーが置いてあって、趣味でやっているのではなくて本格的なマシーンが2台と作成中の合計3台が置いてありました。一台は絵に書いたようなホッドロッドマシーンで、これはレシプロエンジンです。もう一台はファニーカーでウバザメのように大きな口を開けた様相は直ぐにジェットエンジンだと解ります。暫くそこで目の保養をさせて頂き、思も寄らない体験が出来ました。
パーツ屋の叔父さんの所に戻ると、我々のためにバナナケーキが用意してあって、その後、オジサン自慢のナイフとか、ライフルとを次々と出して見せてくれるんですけど、ライフルだけでもお付き合いが大変だったのですけど、倉庫を覗いたら釣竿が20本位並んでいたのでぞっとしましたけど、釣竿に移る前に話が変わってセーフでした。ここで買った物は、後でゆっくり紹介したいと思います。この日はこの後、盛りだくさんでしたので、これも、後でご報告します。

2011.9.23.    石飛 毅氏

インディアナポリスから車でサウスベントまで移動。時間的には4時間ほど掛かりました。
途中で西海岸にはないホワイトキャッスルというハンバーガーチェーンを発見して、そこで、昼ごはんのような晩御飯を食べました。実はサウスベントはロザンゼルスと時差が3時間あって食事のインターバルが可笑しくなって訳が解らなくなって、結局、これを晩御飯と言う事にしました。
ホワイトキャッスルは小さいハンバーガーで体積で行ったら普通の1/3位の大きさです。小さいので食べやすくて結構お気に入り追加です。スカイオートの現地スタッフが同行してくれましたが、彼が日本で言うところのワイマックスを持っていたので、車の中でネットが出来るとわかり、ウォールマートでACコンバーターを購入。 これで、何時でもインターネットが出来る環境になり、ご機嫌です。ただ、広いアメリカですから街と街の間では電波が弱く途切れる事がありましたが、調べ物とか会社への連絡とか常時できますからアメリカにいる感覚が薄れてきます。
今回の旅行ですけど、予定が良く解りません。本日もホテルはサウスベントに着いてから探すというスリルが常に付いています。結局、走りながら連絡したホテルはサウスベントで行われているキャンピングカーショーのため、どこも満室。そこで、少し離れた所にある現在改装中のためか空いていたホテルをゲットできて一安心。このホテルはプールも付いているし朝食のクオリティも高い上に宿泊費も格安です。満足したのでココには2泊する事にしました。
お腹が空いたので、一段落した後に近くにあるセブンイレブンに出かけてお買い物。イメージカラーはそのままなのですが中身は大違いで、結構面白いです。売っている物のサイズが半端なく大きかったり、エンジンオイルやATFも売っています。当方とスカイオートはマルチャンのカップラーメンを買ったのですけど、両方ともお湯を入れた所、入れ物からスープが漏れてビチョビチョ・・・訴訟の国って言うけど実際はこの程度の事は気にしないのでしょうか?

2011.9.22.    石飛 毅氏

ロスに着いて、先ずはシッパーの所でスカイオートがお仕事。
その後、長女に頼まれた物を買いにモールに行きましたけど、無し。その後、こちらで着る洋服を買いにサーフショップに行ったら、『日本は津波で大変だね』と声を掛けられたので、スカイオートが着ていたTシャツは被災者支援の物だと言ったところ、此方が買い物に行ったのに『買いたい!』と言ってくれました。Tシャツの他にも被災者が被害にあった瓦礫で作ったチャームも買ってくれました。此方の方でも津波に関心が高いのには驚きました。
2日目はインディアナに向かうため早起きです。昨日は深夜までお楽しみがあったので。。。眠いです。。。。

早起きして、LAXからトランジットのためにラスベガスに到着しました。さすがラスベガスです。登場口にスロットルマシーンがあります。

2011.9.21.    石飛 毅氏

昨晩、スカイオートと一緒にアメリカに出発しました。
スカイオートは仕事なんですけど、当方は。。。レジャー??台風が来ているというので心配しましたけど一日ずれて無事飛び立つ事が出来ました。今回の飛行機は、エアバスのA380で、ジャンボより広くてエコノミーでも大柄な当方には十分広いシートで色々な装備が付いています。まず、USB、LANポート、映像入力用RCA、AC電源、カップホルダー、メガネ置き場、バニティミラーと、盛りだくさんでとても快適でした。オンデマンドの画面も大型になってて、DVDの数も多くて何本か見ているうちにあっという間に到着です。
LAに到着して、先ずは、レンタカー屋に行って、スカイオートが現地でやっているすし屋のお弁当を頂きました。これからの予定は良くわからないのですけど、色々あるみたいでワクワクしています。

2011.9.19.    石飛 毅氏

土曜日に片岡さんが来ガレージ。
片岡さんは、仕事が忙しくて夏休みが取れなかったので、遊びがてらライトバーの取り付けに来ました。本人はライトバーをとりあえず付けて、将来的にはプレデターのダンさん(お父さん)のHUMMERと同じくLEDライトで埋め尽くしたいと思っていました。その話は以前電話で聞いていましたが、LEDのライトに関しては世間にはドンドン浸透していますけど、前照灯として使い物になるのかどうか?不安でしたが、とても興味はあります。しかし、今回は相談を受けた時には価格的に高価なので、一旦先送りするようにお勧めしました。
その後、片岡さんの奥さんが『円高』『片岡さんの誕生日』『仕事を頑張っているご褒美』のキーワードで何か良い物はないかという事になり、当方が何か選定しましたが、片岡さんの希望はフルセットでしたが、奥さんの予算では無理。でも、取り付けの事を考えるとバラバラ付けるもの面倒ですから、勝手にフルセットを注文。それを知らない片岡さんはガレージに来てLEDライトが並んでいるのを見て『奥さんから。。。。』と言われて腰を抜かしていました。いい奥さんですね〜。家にも欲しいです。
さて、ライトバーの取り付けですが久々です。固定しているボルトは、やや細いのと全ネジで長さも短いのでナットの掛が足りません。そこで、穴を少し広げてM10の首下がネジになっていないボルトと交換。元々開き気味に出来ているので、長めにしないと絞るのが大変です。ライトバーとライトの取り付けは案外簡単ですけど、ココから配線が大変です。ライトのキットにはリレー、スイッチ、ヒューズホルダーを含んだ配線も付いています。
配線自体が案外細いので、実は先週ヒロシ君と点灯テストをしたときに電流を測ってみました。まず、小さい6灯の物が2個で3A(36W)。40灯が6.5A(78W).そして、100灯は15A(180W)でした。心配していた明るさですけど、信じられない明るさです。前に回ってみると眩しくてとてもじゃないですけど直視ができません。ある意味凶器ですね。
ここで、このLEDライトに付いて考察します。まず、ライト自体はとても小型です。コレは発光部分が数ミリと極端に小さく、反射鏡の焦点距離が短いので、理想的な放物面を小型で作る事が出来ます。LEDの発光部も実はドンドン価格破壊が進んでチップ式のLEDも安価になりました。従って、明るさで評判だったシュワーファイヤー等の高級懐中電灯ももう明るさではアドバンテージがなくなってきています。現状では明るさを増すには幾ら省電力のLEDとは言え、あくまでも白熱灯に比べて光りエネルギーと熱エネルギーの比率が光りに寄っているだけですから、明るくすればLEDのも熱が出ます。従って光量を上げるには冷却に力を入れませんと、LEDが切れてしまいますので、懐中電灯のデザインにもヒートシンクを織り込んだ物になってきました。
さて、このLEDライトに関しては確かに高価ですが、2WクラスのLED懐中電灯がこの数だけ並んでいると思うととてもお得です。コレだけの数が並んでいますから、中身よりボディのヒートシンクは膨大でLEDの耐久性を十分考慮されています。レンズカットはありませんので、照射パターンは普通の懐中電灯と同じように全てがスポットです。従って、走行中の照射はお薦めできません。ただ、一番小さいライトは金具がマルチで、ライトの高さ上下左右の変更が可能です。正直な所、デカイの取り付け場所に苦労しそうですけど、一番小さいのは、大きさに対しての明るさは中々魅力的です。
配線キットにはリレーも付いていますが、バッテリー端子に何個も端子を重ねるのは嫌なので、ジャンクション端子から配線を取りたいので、ウォッシャータンクの上にアルミで金具を作ってそれにリレーを取り付けました。取付金具は今後、増設することも考えて少し大きめにして、強力両面テープで固定しました。一番大きいのは、スイッチがトグルスイッチで、他の2個はシーソースイッチです。トグルスイッチは燃料タンク切り替えスイッチの横に付け、シーソスイッチはCTISのゲージ横にスペースがあったのでココに並べました。

片岡さん2日目は、昨日のお初物LEDランプに引き続きヘリコプターフックです。元々ボディリフトを行った時にヘリコプターフックは延長していますので、当方のとは異なりヘリコプターフックはボンネットから顔を出していますけど、今回取り付けたフックは角型のゴツイ物です。流石にココまで太いと曲げ加工と言うわけには行きませんので、板材をレーザーかプラズマで切り抜いて作っています。従って、精度は良くて左右のバラつきはありません。
先ず、今までのフックをサンダーとエアソウでカット。周辺部品との干渉があるためサンダーは使い辛いので最初は出きるだけカット部分を少なくしようと思ったのですけど、最終的には上部を殆どカットしました。
フックの位置は個体差がありますので、写真に写っている位置は参考にして欲しいのですけど、最初点付けして何度もボンネットを開けたり閉めたりして根気良く位置出しを行います。溶接は出きるだけ堅固に行いましたけど、元々のヘリコプターフックの様にヘリコプターで吊り上げる程の強度はありませんので、今後、ヘリコプターで吊るのは止めた方が良いです。
ボンネットにはベセルを取り付けますが、大きく見えますけどボンネットのカットは必要ありませんがネジ止めする穴加工は必要です。取り付いた状態は中々良いです。片岡さんのHUMMERの様に段々厳つくなると、見た目にヘリコプターフックは華奢に見えますのでバランスが良くなります。この手の物は好みの問題ですから、こっちが良い悪いの話をしてもキリがありません。ヘリコプターフックの交換はどちらかと言うと土木工事に近くてあんまり好きな作業ではないので、当方は手抜きをして塞いでいますが、今回は一体どんな事になるのか楽しかったです。
案外、早い時間にと言うか予定通りの時間に作業は終わりましたので、ヒロシ君と3人で『つくし』に向かいました。試運転を踏まえて、片岡さんのHUMMERでスカイオート経由で完成品をお披露目をしましたが、LEDの明るさにはビックリしていました。これから、LEDの時代が来るのでしょうか??
『つくし』には、スカイオートと桧谷サンを加えた5人で行きましたが、お通しが『あわび』でした!相変わらず飽きの来ない料理は何時も楽しませてくれます。

今週は、片岡さん以外にも来客がチラホラ。。まず、佐藤先生がチルト式のオルタネーターを最近のレギュレーター式の物と交換したいから『回路を教えろ』とお見えになりましたが、先生の予想図と同じでした。ただ、先生の持っていた新しい?オルタネーターは余りにも小汚いので、ポリッシャーでデモを行ったら、そのまま座り込んで磨き始めました。因みに、このオルタネーターは何処かで拾ってきたみたいですけど『加藤電機』のリビルト品でした。
以前、先生にも食べてもらった事のある焼き鳥屋の専務もダットラで来ガレージ。このお店には先週も行きましたけど、当方の周りの人間は一度行くと病み付きになります。
珍しく長女が地元の同級生の友達と一緒にガレージに来ました。何も理由がなく来たわけではなく、その友達の旦那が随分前からHUMMERが欲しくてもう眠れない毎日が続いているみたいです。現在、元気そうな感じのBMWのX5に乗っているのですから結構満足度は高いと思っておいたのですが、話を聞くと手に入れた時点がMAXでそのあと段々テンションが下がっているみたいです。地元の子なので当然翼の事も知ってて、気持ちが高ぶると、時々我が家の車庫に来てNOZAWA-GOを眺めているそうです。とりあえず、今の悩みはスカイオートで買いたいけど在庫がない事だそうで、とりあえず、当方にスカイオートに『仕入れて下さい』的なリクエストがありました。
そのままつくしでスカイオートには色々聞きましたが、アメリカ本国にも良い物が少なくて、あるにはあるけどとても仕入れるのに躊躇してしまう物が殆どだそうです。確かに、金曜日にメンテナンスしたスカイオート出身の小林さんのHUMMERは、消耗品以外の出費はありませんから良い物だったと思います。実際、最近色々な固体を見る事がありますけど、見た目は良い感じに仕上げてあっても駄目なもの、見た目も酷い物など良く見ます。結局どうにもならないで、その手のHUMMERが巡り巡ってスカイオートに入庫して点検すると『正直な事をお気の毒で言えない』事があるそうです。まだ、安かろう悪かろうは良いのですけど、高くて酷い物の時はお気の毒というより怒りを感じるようです。
身近にHUMMERに熱を上げている方がいるためか、珍しく長女が当方のHUMMERの運転席に座っていました。恐らく初めてだと思います。余りにも嬉しくて写真を撮ってしまいました。

話は変りまして、片岡さんが『充電器の使い方を教えて下さい。』と言うので、見たらACデルコのそれもAD-0005を持っていました。ACデルコのAD-003はスカイオートが売ってて、実際使っていたので知っていましたが、これにCCAチェックとかスターター機能が付いているAD-005は初めて見ました。なんで、片岡さんがこんな良い物を持っているのか?なんて、思うのは失礼ですけど、いま当方が買うとしたらAD-0005だと思います。
このADシリーズの良い所は、スターターバッテリーもディープサイクルバッテリーどちらもOKで、色々なバッテリーを充電できます。オプチマのイエロー オデッセイ ACデルコボイジャー等のディープサイクルバッテリーは利用目的から、非常にデリケートな充電で満充電しなくてはなりませんから、普通の充電器では物足らなくなります。
ACデルコはボイジャーという比較的安価なディープサイクルバッテリーが船舶とかバスボードの電動船外機に使われていますので、この手の充電器を用意しているのだと思います。ただ、この充電器はACデルコブランドですけど、実は何処かの会社のOEM品で、他のブランドではオメガプロから全く同じ物が出ています。その場合の型名はAD(ACデルコのイニシャル)がOP(オメガプロのイニシャル)となって、その後の数字は同じです。生産国は中国で、設計自体は何処だかは解りませんが、評判とか機能はとてもよく出来ていると思います。充電器で悩んでいるなら、どちらでもOKですから-0003で十分だと思います。

片岡さんの3日間のガレージキャンプはあっという間に過ぎてしまい、とても充実したスケージュールで満足してくれたみたいです。最後に試作の『PRAY for JAPAN』ステッカーを貼って帰っていきました。また、来るそうです。

2011.9.18.    石飛 毅氏

金曜日は、小林さんのハブにニジミがあると言うので、点検。
タイヤを外して見たところ、ニジミはありますけど、下半分に薄っすらあるだけで、ホィールに垂れるほどではありませんので、オイルの量を点検してスチームで清掃して様子を見ることにしました。オイル入り口のガスケットが甘くなっているだけで、恐らくシールは大丈夫でしょう。シール交換をしなくて済んだので、他に何か気になる事はないかと聞いた所、フロントガラスの下側に雨水が溜まると言うので、フロントウインドウの窓枠押さえを外して、シール剤を補填しました。枠の周りは十分シール剤が塗りこめられているので、他の漏れる可能性を探るため、窓ガラスとパッキンの間に小さいマイナスドライバーを差し込んだところ、ゴミが出てきました。ちゃんとガラスにゴムが密着していれば、ゴミは入りませんので、この部分から漏っている可能性があります。そこで、マイナスドライバーでガラスとパッキンの間を少し開きながらシリコンを注入して見ました。このまま押し付けるとまた隙間が空くので、ゴムの弾性で元に戻してはみ出たシール剤を拭き取って完了。暫く様子を見ることにします。

 

2011.9.12.    石飛 毅氏

一成さんが、金曜日の夕方から当方の勤務先にお見えになり、将来的に仕事に結びつくかどうか解りませんけど打ち合わせを行い、そのまま会社の連中と『つくし』になだれ込みました。
相変わらず美味しい料理で大満足。来週は片岡さんが遊びに来るので、また行けたらいいなぁ〜。と贅沢な事を考えています。一成さんは、今回デリカで来ましたので、そのまま帰宅。当方もガレージに帰らず自宅に帰った所、家の周りは電気工事の車両で満タンで車が置けません。何時もなら文句を言う所ですけど、なんかピンと来て工事車両の社名を確認して小林さんの奥さんに連絡したら、弟さんの会社の車両だったので、文句を言わなくて良かったです。ヤッパリ最近は運が向いてきました。
土曜日は、晴天で午前中ガレージの虫干しと作業着の洗濯。午後から友野さんの所に燃料タンク搭載のお手伝いに行かなくてはならないので工具と配線材料の準備。色々作業の内容を考えると工具の選択に迷ってしまい、一旦出ても途中で思い出して引き返すなんて事をやってたら大きくお昼を回ってしまいました。ただ、土曜日は晴天で、恐らく熱中症になりそうな天候でしたから、ちょっと日が傾いてからの方が効率は良かったと思います。
友野さんのガレージに到着すると、赤い燃料タンクは荷台に載っていましたので『いい感じ?』と聞いた所『大変なのよ〜!』とチョッと焦っていました。理由は、新しく出来上がったタンクは一見同じ様に見えますけど、実は高さがホンの少し高くて先端がロールバーの下には入りません。元の位置に収めるには、ロールバーを削らなくてはならないのですが、計ってみると5mmもあるので、タンクの幅の分だけ1m以上も削るのはとても手加工では無理です。そこで、タンクを出きるだけ奥に押し込んで、タンクを押さえている金具を加工して固定しました。追加のタイヤラック兼ロールバーで前後方向を押さえていますが、コレは元々の位置には収まらないので、コレは後日ガレージで修正する事にしました。
配管は以前と同じような配列で作ってくれたので、概ねそのまま取り付けが出来ましたが一本だけ燃料タンクと干渉してしまいましたので、これも後日ガレージで修正する事にしました。燃料フィルターも交換したいと言うので、触り易い状態の内に交換しました。兎に角、燃料タンクがないと全く身動きが取れませんので、兎に角、今回は動くようにする!と言うのを優先しました。配線関係も前回バンバンカットしましたけど、ハーネスを解いて段違いにカットしていますので問題なく復旧完了しました。燃料を入れて、イグニッションを入れても、燃料プレッシャーゲージの針が動きません。ポンプはガーガー唸っていますけど、ポンプが全く吸い込んでくれません。もう一度配線を確認した所、燃料ポンプの配線が逆でした。
配線を直して、77イグニッションを入れると無事燃料プレッシャーゲージの針も上がり、無事エンジン始動しました。ただアイドリングをしていると燃圧が足らないため、レギュレーターを調整した所、安定してアイドリングをするようになりました。夜も遅くなったのと、後は友野さんが何度も触っている部分なので、後でゆっくりご自身でやってもらう事にしました。これでとりあえず572は、これで復帰です。

2011.9.9.-2    石飛 毅氏

しつこい様ですけど、バッテリーの事を色々考えたり測定して感じたのですけど、バッテリーってエンジンが掛かれば、性能とか容量とかなんでも良いんじゃないかと感じてきました。
そもそも車の電気は有限なバッテリーがメイン電源ではなくオルタネーターが電源です。オルタネーターは発電機ですから、その時の回転時に発電可能な電気を供給する役目で、例えばライトを点ければその分をリアルタイムで発電します。そのため、エンジンにはそれに見合った荷重が掛かりますが、必要のないときは空回りしている事になります。
バッテリーとオルタネーターの関係はオルタネーターの電圧とバッテリーの電圧が低い時に電気が流れてバッテリーに充電し、一杯になって同じ電圧になったときには、ただ繋がっているだけで電気のやり取りはありませんのでそれ以上は充電はしません。バッテリーが満充電でアイドリングの時の発電可能電力が消費電力を上回っていれば、オルタネーターに余裕がありますので、バッテリーはなくても良い事になります。ただ、その始動が問題で、寒冷地とかだとエンジンを掛けるという行為その物の負荷がオイルの粘度が高くなり、燃料の気化が悪かったりしますので、始動にバッテリーのエネルギーを沢山使うので、それなりの容量が必要です。従って、それに比べると関東での負荷とは比べ物にならないので、余り神経質にならないで済みます。
この事から、バッテリーの寿命と言うのは使い方と地域によって判断基準はずいぶん違い、寒冷地では使えないと判断されても関東や沖縄なんかじゃ数年使えるでしょう。
そこで、もう一度バッテリーの役目を考えると、エンジンをスタートさせる。エンジンが動いている時に消費電力がオルターネーターの発電量を上回っている時に足らない分の補充する。余り関係ないかもしれませんけど大きなコンデンサーみたいなものですからノイズ除け、電圧変動の円滑にも役立っているかもしれません。それ以外にはエンジンが止まっている時のデータバックアップとか、室内灯、ドアロック等の駆動する程度のことだけです。
HUMMERの場合は標準で135Aのオルタネーターが付いてて、一般的にオルタネーターはアイドリングの時には大よそ70%位の発電量があると聞いていますが、余裕を持ってそれが半分だとしても、135A×0.5=67.5A 67.5A ×12V=810Wまでの電気を使っても大丈夫と言う事になります。これだけの電力と言うと結構な量で、沢山電気を使いそうなヘッドライトでも110Wです。この電力は普通の乗用車に付いているオルタネーターの最大出力と同じぐらいです。HUMMERだからと言っても、ライトの数は同じだし、ワイパーの数だっておなじですから、特別に消費電量が多いとは思えません。普通の車でも停車中にライトを点けて、ワイパーを動かして、エアコン入れて、ステレオを聞いてブレーキを踏んでいても大丈夫ですから、HUMMERの場合はアイドリングでもかなり余裕があると思います。だから、当方の何年も使っているイエロートップでかなりヘタリが来てても大きな問題にはならないんだと思います。
今回の測定で、バッテリーの容量がない時には、オルタネーターの電圧が14.2Vまで上がる事が解りましたので、前回、イエロートップのチョイスは無駄だと書きましたがイエロートップでも満充電近くまでは充電できる事が解りましたので、イエロートップを使う事には問題はないと思います。因みに、当方のイエロートップが放置すると電圧が下がっているのは単純にバッテリーその物が劣化しているからだと判断できます。
さて、もう一つ不思議な事があります。エンジンを掛けて、そのまま暫く放置すると最初14.2Vまで上がったのに電圧は13V近辺に下がります。オルタネーターの発電とバッテリーに詳しい人なら簡単な事なんでしょうけど、当方には理解できませんでしたが、バッテリーは充電されるに従って抵抗値が上がるので、バッテリーが放電状態の時は抵抗が小さいため閉回路なので、端子間電圧が上がり、充電が進むに連れて抵抗値が上がるので端子間電圧が下がると言う事だと思います。ハッキリしていませんので、今の所はこれがその理由と言う事にしておきます。となると電圧計の見方としては、始動前に電圧が何時もより低い場合はバッテリーがソロソロ危ないと言う事になり、始動直後に電圧が高めになって、その内下がるのは正常だという事になります。エンジンを掛けた後に電圧がドンドン下がる場合はバッテリーが悪いのではなくオルタネーターに問題がある事になります。逆に、電圧が余りにも高くなる場合は、バッテリーが駄目か、オルタネーターのレギュレータが壊れたと言う事になりますので、この場合は過電流で色々な物が壊れるので、危険です。
エンジンさえ掛かれば後はどうでもいいバッテリーですが、沢山の補助灯や、スンゲーオーディオをつけていたりウインチを使う場合はアイドリング時にオルタネーターの発電量が足らなくなる場合がありますから、バッテリーはツナギですからバッテリーを増やすのはピークでの消費を助ける事が出来ますけど、根本的にはオルタネーターのパワーアップが正しい方法だと思います。その証拠に、軍用車はデカイ無線機を使うので、オルタネーターはスゲー奴が付いていますし、K-5ブレーザーの軍用車はオルタネーターが2個付いていました。
色々悩んでましたが、バッテリーは何でも問題なく使える。但し、劣化の速度はバッテリーの性能に依存するが、どんなにいいバッテリーを使っても、暗電流で消費されるので、自己放電よりもそちらの放電量のほうが多いので、長期間放置の時はバッテリー端子を外すか、外部からバッテリーの補填するデバイスが必要。交換のめやすは、使用形態に大きく変わるので、お金のある人は車検ごとに交換。余りお金を掛けたくない人は、バッテリーの管理をちゃんとして、それでも、スターターの回りが悪くなってきたと感じたら交換が良いでしょう。因みに、ケチな当方はスターターの回りが悪くなったらスターターパックを常時携帯して、スターターが回らなくなるまで、使い続ける。と言う事になりました。ただ、スターターを無理やり回すのはスターターのピニオンが掛かるリングギヤを痛める事がありますので、スターターが回らないときは無理をしてはいけません。
段々バッテリーの事を考えていたら、バテリーが可愛くなってきて、エンジンを止める時にはブロアーのスイッチを切り、ステレオの音は最小。ナビのインダッシュは出しっぱなしにする事で、バッテリーに優しくなって来てます。こうする事は、間違いなく次回エンジンを掛ける時にバッテリーの負荷を小さくできますので、決して無駄な事ではありません。

2011.9.9.    石飛 毅氏

バッテリーのほかに、時々スピードブレーキの表示が消える事があるので、GMハイスピードLANの信号線にノイズが乗っている事が予想できますので、スピードブレーキの信号ラインにノイズを消すためにフェライトを噛ませました。これの効果は早速出て、車体が止まっている時に空ぶかしをするとナビのスピード信号がポツポツ出ていましたけど、全くでなくなりました。まだ、試運転をしていませんが、GMハイスピードLANの配線は色々なノイズ源の近くを通っているので、効果が期待できます。

昨日に引き続き、バッテリーが気になって今日もガレージにいってきました。昨日帰り掛けに充電器を仕掛けて帰りましたので、先ずは、充電状態の確認をしました。充電器の状態は緑のLEDが点灯していますので「完了または維持充電」状態だったので、そのまま繋がった状態で電圧を測ると13.99Vでした。充電直後の電圧は暫くすると、落ちるので暫く放置。安定した頃測定すると電圧は13Vでしたので、一応満充電状態になっています。そこで、バッテリーを一個だけにして、エンジン始動を試みましたが、悲しい事にセルモーターは回りませんでした。仕方がないのでバテリーを2個にしてエンジン始動する事にしました。恐らくエンジンは掛かると思いますので、その時の電圧状態を観察するためにフラットベットのレコーダーを接続しました。このレコーダーは古いもので、もう修理を受けてもらえないために廃棄のため放置されていた物で、どうにかなると思い修理を試みたら多少不具合はありますけど、当方が使うレベルでは十分です。
このレコーダーは紙が動いて測定した電圧を引いてくれる物です。紙の速度は最低30mm/hから最高1200mm/minとナメクジ並みの速度からあっという間に紙がなくなる時速4.3km/hまでの速度を選べるので、短時間の電圧の変化から数日分放電状態まで見る事が出来ます。まず、チャート(紙のことです)速度を120mm/minにして、エンジンを始動しました。電圧の変化を解説すると、まずキーをONまで回す前の電圧は13Vでキーを回してから徐々に電圧が下がります。これは、カーナビ等の機器が動き始めるタイミングが色々なので電圧の下がり方はスロープになります。スターターを回す直前の電圧は、12.5V でした。スターターが回ると、先ず起動電流が沢山流れるため電圧は一気に11.4Vまで下がり、セルが回り始めると段々電流が減るため電圧が段々上がり13.4V辺りで落ち着き、その後ステップ状で13.8Vに上がります。これは冷間始動だったので、エアヒーターのスイッチが入ってて始動後切れたためです。
暫くエンジンを掛けていたので、ヒーターの電源が入らないので、バッテリーが一個でも始動できると思ったのでバッテリーが1個と2個の電圧の変化を比較してみました。青い線が単独、赤い線が2個並列状態でのチャートです。これによると、単独では10.4Vまで落ち込んでいる事が解ります。並列2個の時は11.8Vまで下がります。このままエンジンを掛けてみたところオルタネーターの最大電圧は14.2Vまで上がっていました。次回は始動時の電流を測定してみます。

2011.9.7.-2    石飛 毅氏

昨日、バッテリーの予想をしてて、実際どうなっているのか心配になって仕事が終わったとにガレージに行って調べてきました。
気になっていたのは実は暗電流で、当方の予想では70mAでしたが、それは以前、加藤電機さんから聞いた一般的な暗電流だったかも知れない?と思い始め、実際の暗電流はどれ位なのか計りたくなったのと、当方のHUMMERは先週から9日間放置してあったので果たしてエンジンが掛かるかどうかも気になっていました。もし掛からない事があったら、バッテリーを交換しなくてはなりません。
ガレージに着いてまず行ったのは電圧で、両方とも12.13Vでした。この状態はグラフから読み取るとバッテリーの残留容量は大凡40%になります。バッテリーを切り離して、バッテリーからの給電を止めずに暗電流を測定しましたが、嫌な思いは当ってて、約150mAでした。暗電流の消費は、主に、PCM、TCM、カーナビ、セキュリティ、ETC、モニター2個等の待機電流ですが、普通の車の倍以上使っていました。何もしないで、バッテリーを片肺のままエンジンを掛けてみたところ。。。スターターはカチカチいっているだけでした。
DURAMAXの場合は、最初の始動時にはグロー、インテークエアヒーター等、色々と消費しますので、片肺での始動はできませんでした。そこで、バッテリを繋ぎ直して始動を試みた所、何事もなく始動しました。この事から、当方のHUMMERの場合は単純計算で18日以上の放置はエンジン始動困難になると言う事が解りました。暗電流が多いのに昨日の始動困難予想と違っていたのは放電速度が遅いからで、規格の容量より増量していたからではないかと思います。そこで、このまま素直にバッテリーをレッドトップと交換するのはバカバカしいので、この後、バッテリーを満充電しての長時間放置の実験も行って見たいと思います。
さて、このような事にならないためには、長期間放置する場合の心得としては、少なくとも暗電流による放電を補填する事が必要です。もちろん単純にバッテリー端子(マイナス)を外す事でも十分長持ちさせる事は出来ますが、自然放電は止まりません。それと、乗る度に外すのは面倒ですから、余り現実的ではありませんし、色々な設定がキャンセルされてしまいますので更に面倒です。恐らく間抜けな奴は外しているのを忘れてJAFを呼んでしまう恐れもあるし、バッテリーの端子を止めているネジを斜めに入れて舐めてしまうかもしれません。それに、バッテリーを長持ちさせる秘訣は、バッテリーを満タンにして置く事が良いそうです。この事から当方が思いつくのは、バッテリーテンダーと言う装置で、100Vのコンセントに繋いでトリクル充電を行う物です。コレの弱点はいい加減な物が多いのと、充電電圧がそのバッテリーに適しているかどうかを調べなくてはなりません。
もし、保管場所に太陽光が届くのであれば、太陽電池パネルを利用した物も有効だと思います。ただその場合、太陽電池に当る時間とか、夜は役立たずと言う事を考えると晴天でも、暗電流の3倍。雨と曇りグループと晴れの比率をその地方の気象を考えに入れて選定しなくてはなりません。当方の場合は150mAですから、単純に450mAで晴天の確立を2/3とすると675mAの太陽電池が必要になります。0.7AX12V=8.4Wの太陽電池が最低でも必要になりますので、市販のダッシュボードに置くだけの奴では足らないですね。
もう暫く色々考えます。

2011.9.7.    石飛 毅氏

原子力発電所のトラブルで、当初、計画停電とか色々あって、電力に対して何時でもあるという安心感がなくなって来ています。
元々、当たり前にある物が今回の災害の様に、電気、水道、ガス等が途絶えてしまうと生活と言うより生きて行く不安が重なり、不安が広まり精神的にも参ってしまうと思います。今回の災害の教訓で、電気が止まると殆んどのインフラが使えなくなってしまう事も良く解りました。水道もポンプで圧送している所では電気がないと供給できません。高い所からの位置エネルギーで供給している場所も、その水が安全な物かどうか不確定な状態では供給する事が出来ません。そこで、災害や落雷等による停電時でも水道水の測定を行えるように、バッテリー駆動のシステムのニーズが出て、システム設計を行なう概略が完了しました。
今回の仕事は、元々バッテリーに対する疑問を仕事で調べる事が出来たので何時もよりやる気満々で、物凄く一生懸命仕事をしちゃいました。余りにも沢山の色々な事が解ったので、一体、何から報告していいか戸惑っていますし、まとまっていませんので、ちょっと解りづらいかもしれません。また、難しい用語を使っても解り辛いと思うので、できるだけ簡単な用語で説明しますので、細かい所は突っ込まないで下さい。。
先ず、バッテリーは色々な物がありますけど、価格的に見たりエネルギー密度、扱いやすさから考えるとマダマダ鉛バッテリーはなくならないでしょう。従って、今回のシステムにも鉛バッテリーを使いました。鉛バッテリーといっても大きく分けて普通バッテリーとディープサイクルバッテリーの2種類があります。この違いは深い放電をしても、また充電するとほぼ元に戻る物と、元に戻らない物と考えて良いと思います。普通のバッテリーは液体状の硫酸(電解液)の中に鉛の電極を浸して、化学変化で電気を起こしています。電気を沢山使うと、この硫酸の中に硫酸鉛という物が溶け出してきます。この硫酸鉛は電気を通しません。細かい事は省略すると、この硫酸鉛が沢山溶けると電気が段々なくなって来ます。
さらに放電を続けると、この硫酸鉛は液体に溶け込む事が出来ずに結晶となってバッテリー容器の下に溜まったり、電極にへばりついてしまいます。そうなるとバッテリーの容量が落ちてしまいます。結晶になる前にまた充電してあげると元に戻りますから、深い放電はバッテリーに取って致命的なことになります。じゃー、どれ位がバッテリーにとっていい電圧かと言うと12Vを切っては駄目だと思います。当然、スターターを回した時とか電圧が短時間下がる事がありますけど、これは余り問題にはなりません。どちらかと言うと、長期間放置して暗電流や、自己放電させてしまうとバッテリーの容量は減ってしまいます。これをサルフェーションと言います。
これの弱点を補う構造にしているバッテリーがディープサイクルバッテリーですが、実はディープサイクルとは言っても、それはある一定の電圧までは放電しても良いけど、ライトの点けっぱなしなど根こそぎ電気を取り出してしまうような放電は、例えディープサイクルとは言え普通のバッテリーの様にサルフェーションを起こしてしまいますが、普通のバッテリーよりも復活する度合いは高いようです。
バッテリーの容量ですが、車の場合はオルタネーターで発電していますので、極端な話としてはスターターさえ回れば、その後はバッテリーがなくても良いんじゃないかと思えます。結論から言うとその通りです。ただ、実情としては需要の大きな変動があった場合はオルタネーターは直ぐに反応しませんので、その変動を滑らかにするためにはコンデンサーの役割が出来るバッテリーは必要です。特に、最近の車は色々な所にコンピューターを使っていますので、電圧の変動は余り好ましくありません。
従って、バッテリーの一番の役割はエンジンを掛けると言うことで、性能の一つに短時間にどれだけの電流を流す事が出来るかというのもあります。その性能の表示はCCA○○○Aと表示されています。これはバッテリーの内部抵抗が小さい方が有利で、電圧降下も少なくなります。ハンビーはバッテリーを2個直列で使っていますので内部抵抗は大きくなりますが、電圧が高いのでそれを補っています。24Vの理由は軍用の無線機は電圧が高いのと、他の軍用車と合わせているからで、古いM38やM151等も24Vです。HUMMERの場合はシビリアン化のために、色々な電装品を流用していますので12Vになっています。DIESELは始動時にグロープラグも沢山電流を食いますので、バッテリーを並列に2個並べる事で内部抵抗を半分にしてスターターが元気良くまわるようにしています。
色々調べて行くと、ディープサイクルバッテリーと言ってもその構造でAGM構造と言うがあって、これは電極の周りに硫酸を染み込ませたグラスマット吸収式と言いうのを電極にグラスマットを巻いた構造です。車用として有名なオプチマやオデッセイはこの構造と同じと言って良いでしょう。従って、バッテリーの王様オプチマやオデッセイと言うものより実はもっと高性能のバッテリーが存在しています。何が高性能かと言うと、重量辺りの容量がもっとタップリある奴で、オプチマと比べて2回り位大きいのですけど容量が倍近く、常時充放電を繰り返す太陽電池や風力発電用のバッテリーです。普通のバッテリーだと一年持たない激務ですが、毎日充放電を繰り返しても、寿命が7-10年と長寿命で、放置状態での自己放電も極小です。
そんな凄いのなら使いたいと誰しも思うと思いますが、価格的も王様で一個10万円もしますので、中々手が出ません。こう書くと、ディープサイクルバッテリーってスゲーと思いますが、実はディープサイクルバッテリーを車に使うには落とし穴があります。ディープサイクルバッテリーを満充電させるためにはオルタネーターでは不可能な15V以上の電圧が必要です。従って、ディープサイクルのバッテリーを車載した場合は満充電にはならないと言うことになります。これは、当方が現在使っているオプチマのイエロートップにも言えることで、車載としての利用方法を考えると性能を十分発揮していない事になります。普通に使うのであれば、ディープサイクルではなく充電電圧の低いレッドトップの方が十分性能を発揮する事が出来ます。性能が発揮できると言うのは容量的に定格どおり使えるし、CCAも大きく取れると言う事です。
ただ、イエロートップは電圧が下がった時でも他のバッテリーよりも容量があるし、並列に2個使っているので、普通に使ってても全く気がつきません。恐らく凄いオーディオを積んだり、ハイドロやウインチ等の大電流を使ったりすると違いは出ると思います。当方の今の結論としては、車載用はレッドトップで、イエロートップは使えない事はないけど値段も高いし『勿体ない』と言う事になります。
バッテリーの容量と言うのは電圧が10.5Vになるまでどれだけ電力が取れるかと言うもので、大体○○Ahで表示されます。ただ、これもマジックがあって、その放電する時間によって変わります。ですから、容量には『○○時間放電』とか『○○h時』とか書いてあるのは、その時間を掛けた放電の時の容量です。従って、暗電流のように少ない電流の場合は容量よりも多く取れる場合があります。例えば当方のHUMMERの場合は、暗電流が70mA(0.07A)なので、50Ah(5時間)のイエロートップ2個を使った場合は、50X2=100Ah 100Ah÷0.07A÷24h=595日となりますので、一年近く放置してもスターターは回りませんが、充電すればまだバッテリーは使えます。ただ、暫く放置した状態でイエロートップの実際の電圧を測定すると12.5Vなので、残念な事にこれはカタログによると60%しか容量はありません。だから、595×0.6=357日になります。逆算するとイエロートップは電圧が12.2V(容量40%)でもエンジンを掛けることが出来ましたので、暗電流で20%使ってもエンジンを掛けることが出来ると言う事になりますから、それを暗電流で使うには100×0.2÷0.07÷24=10ですから、10日以上の放置は危ないと言う事になります。これをレッドトップに当てはめると、オルタネーターの電圧で100%充電が出来ますが、同じ電圧の12.4Vで80%になり、イエロートップと同じ容量の電圧である11.8Vまで下がってもスターターが回ると仮定すると、3倍以上放置しても大丈夫と言う事になります。今の所問題なく使えていますので、直ぐにバッテリーを交換する積りはありませんが、これからバッテリーを交換しようと思っている方はご参考にして下さい。

レッドトップ

イエロートップ

100%

12.8V

13.1V

80%

12.4V

12.7V

60%

12.1V

12.5V

40%

11.8V

12.2V

20%

11.5V

11.9V

10%

11.3V

11.6V

0%

11.1V

11.4V

過放電

11V以下

11V以下

2011.9.6.    石飛 毅氏

週末は、姪の結婚式が神戸でやるというので神戸に行って来ました。
余りにも早い時期から結婚式の日程を言われてて、正確な日付はうる覚えで、家族には言えませんが、ちゃんと日程を認識したのは月曜日でした。色々予定が狂ってしまって,
先週はバタバタして、とりあえず神戸まで行って何も言わずにそのまま帰ってくるのは義理に欠けると思い、柳本さんに連絡しましたら、関西メンバーに声を掛けると言ってくれたのですが、結婚式は夕方からだし、当方の両親も一緒で帰りも早めに出てくるので余り時間が取れそうもない事情なので、無理はしないで下さい、とお伝えしておきました。
先週から台風12号が来てて関東も天候は悪かったのですが、週末までには通過すると予想していたので、お昼頃の新幹線を予約していました。土曜日の朝方3時半に風の音で目が覚めて、念のためテレビで台風の状況を見たところ、思いの他、台風の速度が上がらす進路予想図では、予定の新幹線が神戸に到着するのと、台風が神戸を通過するのとほぼ同時だったので、慌てて家族を起こして予定より4時間早い新幹線に乗りました。
東京を出るときには薄日が差していましたが、静岡辺りから風も雨も強くなり、富士川、天竜川等の河川は見た事がない位もんどり打ちながらの激流で、在来線は運休しているというのに、新幹線は260km/hの速度でガンガン走りました。しかし、このまま順調に行くかと思っていた所、そんなに甘くはなく、京都の手前で風速が30m/sを超えたらしくて緊急停止。まぁ何もなく神戸までたどり着くとは思っていなかったし、時間的にも余裕があって、京都まで来ていれば、最悪、レンタカーでも十分間に合うので、体力温存するために寝ることにしました。寝てたのでよく解りませんでしたが、4-50分程で再出発し、神戸には40分遅れで到着。これで、姪に悲しい思いをさせずに済みました。
結婚式は、最近流行の形にとらわれない物でしたが、噂に聞いていたエンドロールを実際見てみると凄い時代だと痛感。結婚式のビデオが半年以上かかってやっと出来上がって来た時代とは大違いですね。因みに集合写真も帰りに渡されました。
結婚式が終わり、式場からホテルまで帰ろうとしましたが、外は土砂降り状態で十分な量のタクシーが来ず、気が短い年寄りがイライラしだしたので柳本さんに連絡をしたとろ、福井さんがハイエースで迎えに来てくださり助かりました。ホテルに着くと、迎えに来てくれた福井さんと柳本さん以外にも麻生さん、藤本さん、大石さんと予想を超えた人数でチョッとビックリ。夜遅いのに大愛も来てくれました。時間が余りありませんでしたが、我が家の家族も交えてホテルのレストランでラストオーダーまで歓談しましたが、我が家の愚妻は酔っていたので暴言を吐いたり、暴露話をしないか翼とヒヤヒヤでしたが、藤本さんの奥さんが、上手く転がしてくれていたので助かりました。
のんびりとした台風は帰りまで上空にいて、在来線はあちらこちらで運休状態は続いていました。しかし、さすが新幹線はネットで調べると『通常運行』となっていました。まだ強く降る雨の中、新神戸の駅に着き、翼と喫煙所で一服していると突然翼が『あっ!』と大声を上げて振り向くと藤本さんと柳本さんが登場。藤本さんは昨日同窓会があって来れなかったので、律儀にお見送りに来てくれました。昨日に引き続き連れまわれてしまった柳本さんの奥さんと大愛君はお気の毒です。
マダマダ天候は悪いのですけど、新幹線は全く遅れもなく到着。普段あまり有り難味を感じていませんし、認識していませんでしたし、大した事ないと思っていましたけど、今回は本当に『日本の新幹線は凄い!』と痛感しました。しかし、ココから我が家の試練が始まりました。池袋までは無事に到着し、西武線に乗り換え、自宅まで20分程で着く予定でしたが5分ほど乗ったところで緊急停止。車内放送によると人身事故で、復旧の見通しはたたないとの事、とりあえず電車は本来通過駅である一番近い駅に移動して停止。最初はドアを開けてくれませんでしたが、長時間になりそうなので扉を開けてくれたので、翼に飲み物を買いに行かせ、愚妻が「トイレ!』と言うので、車内で当方が荷物の見張り番。
所が、長く止まるはずの電車が突然次の大きな駅まで移動すると言い出して、ドアを閉めそうになった所で翼は間に合いましたが、愚妻は間に合わず、生き別れ。。。。所が愚妻は後方に歩き出し、そのまま何処かに行ったと思ったら突然ドアが一瞬開いた後、電車が動き出したら車内を歩いて戻ってきました。どうやら、同じように乗れなかった人と一緒に車掌を恫喝して開けさせたようです。
結局、この後、荷物をゴロゴロ引き回しながら、どうにかタクシーを捕まえて帰宅したのは予定より1時間遅れでやっと到着。新幹線に乗っているより数十キロの移動の方がドッと疲れました。

2011.9.5.    石飛 毅氏

ココの所、更新していませんが、ちゃんと元気にやっています。
iPadも根性で修理して無事動くようになりました。中身の基盤を入れ替えただけですけど、結構ケースの固定方法が特殊で、修理その物よりも組み立てが面倒でした。ヤッパリiPadは便利ですけど、こんなに耐久性のないものを今後買い続けるかどうかは未定です。

 2011年8月