2011年10月  HUMMER ESSAY 2011年11月      

2011.11.30.    石飛 毅氏

先々週、ラジコンをするために工藤さんが倉庫にカーペットを轢いて、ラジコン場を作ってしまいました。
当方は余り興味がないのですが、スカイオートとその友人や、桧谷さん、ヒロシ君、がそこでラジコンをしています。倉庫はとても広くて、当方も先日ゲットした小さいラジコンをやらさせて頂きましたが、カーペットはとても良く滑るため、運転が難しいです。スカイオート達は少し大きなスケールのラジコンを持ち込んだため、我々の小さなラジコンと激突すると、いろいろな部分が壊れます。従って大きさの違うラジコンの混走は部品代が嵩んで小さいラジコンは可哀想。そこで、先週、工藤さん、ヒロシ君はみんなと同じスケールのラジコンを購入した訳です。
火曜日はスカイオートがお休みで、スカイオートは更にアメリカでオフロードバギーのラジコンをゲットして、朝からそのラジコンを組み立ているみたいで、工藤さんの倉庫でシェイクダウンしに来るという連絡があり、当方の勤務先から10分程の工藤サーキットに行ってきました。会社でも小さなラジコンをやっている後輩がいるので、そいつも来ましたけど、倉庫一杯に広げたカーペットを見て唖然としていました。普通、マイ・サーキットなんてかなりハイレベルなマニアが行き着くところと思うのですけど、まだ右と左と間違えてバコ〜ン!!と置いてある墓石に激突する様な腕前だというのに、マイ・サーキットなんて呆れてしまいます。
当方が着いたときには、工藤さん、スカイオート、友達の電気設備屋の3人がいたのですけど、やる気まんまんなのはスカイオートだけで、2人は「充電中!」と言いながらソファーでスッカリくつろいでいましたが、その様子はバッテリーじゃなくて人間が充電中?。机の上には何台もラジコンが置いてあり、色々工具とかバックとか見た目はかなり本格的です。その中で、スカイオートは淡々とラジコンの組立をしているので、コースが空いていましたから、当方は後輩と一緒にミニラジコンを走らせて遊んでいました。
普段はアスファルトの駐車場で走らせているのですけど、工藤サーキットはカーペットなので路面状態は最高です。良く滑るのでドリフトも簡単に出来ますけど、腕のない当方は直ぐにスピンしてしまいます。スカイオートはアメリカから買ってきたバギーを組み立ていましたけど、部品が足らなかったので、急遽、模型屋に買いに行きました。最近、模型屋の景気が悪く閉店する所が多いと耳にしますが、我々の行っている模型屋は結構繁盛してて21時まで営業してて閉店間際の店内は、会社帰りのサラリーマンもいます。おそらくこの店は生き残れたんでしょうね。
模型屋から帰ると、ヒロシ君が合流しました。昔を思い出して白いソアラにしたヒロシ君は、実車でドリフトをしていますから、ラジコンの方も操縦が上手なのは当たり前なんですけど、とても乱暴で、スピードを出しすぎてコントロールが効かずに墓石へ激突したり、バギーのマネして無茶なジャンプもしますのでアクロバット走行です。スカイオートも運動神経が抜群なのと、かなりのめり込んでいますから、とても上手す。電気屋のハミ出しタイヤのスカイラインは2世代前のドリフトマシンですけど、結構よく走ります。工藤さんのZはミニと同じボディで、ミニの時より激突回数が激減しました。どうも、彼らの夢はここで修行を行い、谷田部アリーナにデビューすることの様です。当方は少し離れた位置でこの微笑ましい光景を見守っています。

2011.11.28.    石飛 毅氏

柳本さんから送ってもらったカーボン調シートを、濱本さんのHUMMERに貼り付けました。
3Mのシートは結構高額だと聞いたので、失敗すると勿体ないので、藤本さんから巻き上げた大工テーブルを出して作業しました。この大工テーブルはとっても便利で、先日、HUMMERラジコンを作った時にも大活躍。今更ながら感謝しています。
濱本さん、時間がないので、貼り付けたのはドアとミラーで、ドアの方は採寸して型紙りドアに充ててピッタリだったので、単純にカットして貼りつけるだけなので、あっという間に完成。ドアだけ貼ったら荷台の方の凹みにも貼りたかったのですけど、時間がないのでこの部分は次回。ミラーの方は立体的なので貼ると言うよりラッピングになるので技量のない当方には全体を包むのは無理なので、どうしてもシワになる部分はカットして部分ラッピングで我慢してもらいました。
作業をしていると先週中途半端のままにしてあったダンパー取り付けと、インプットシール交換をするために小川さんが到着しましたが、濱本さんの制限時間中に残りのメーターのヒュース飛びの原因究明のためがあったので、チョッと待ってもらいました。濱本さんのHUMMERはスピードメーターを交換してからメーターのヒューズが飛ぶというので、スピードメーターの配線を別にして様子を見ることにしました。帰りがけに浜本さんの荷台を見るとスゲーケースが付いているのに気が付きました。
濱本さんはズーッとHUMMERの収納に悩んでて、やっと結論が出たらしく、荷台一杯になるケースを特注で作製しました。出来上がりには満足だったらしいのですが、価格に問題があったそうですが、アルミのグレーチング材で雨の進入を考慮しているそうですけど、当方が見たところラッチの内部に穴があるから無理だろうと思って覗いたら、予想通り雨の侵入口がありました。それを見て濱本さんガッカリ。。。。残念でした。
小川さんのHUMMERにダンパーを付けようとしたところ、位置決め用のダンパーが行方不明だったのと在庫がなかったので、先週、ダンパーを購入しましたので、再度ガレージに来てもらいました。ダンパー装着だけに来てもらうのも申し訳ないので、序にオールシールの交換もしました。何時もやっている事なのですが、一箇所ハーフシャフトを固定しているボルトが硬くて苦労しました。抜いてみるとこの部分には高強度のネジロック剤が使われていました。この年式は緩み止めにはスプリングワッシャーではなく、ロックワッシャーが使われていますので、中強度で十分だと思うのです。抜いたボルトも清掃しましたけど、難敵でした。この他にもハーフシャフトの金属部分に腐食がチョッと大目だったので、見た目が悪いので清掃と処理を薦めてご自身でやってもらいました。小川さんは結構マメで赤錆を黒錆に変える薬剤を持っててコレを塗っていました。
ダンパーの方は、ダミーダンパーがあったので、満足の行く取り付けが出来ました。2週連続でこのHUMMERを見ていましたが、やはり気になるのはタイヤですね。スワンパーはオフロードタイヤとしてはとても良いタイヤで、その昔、当方が泥遊びをしていた頃、真ん中が減ってても、泥濘地では無敵でオフローダーには一目置かれていますが、それはあくまでもオフロードでの話であって、舗装では車体が悪いのかどうなのか解らなくなってしまいます。
金曜日にお見えになった方も、振動がするというのでチョッと乗せて貰いましたが、当方にとっては問題ない程度の物で、原因も車体にはなくて明らかにタイヤが原因の振動でした。装着しているタイヤはMTですからコレも構造はミシュランのXCLですから舗装での性能を期待してはいけないタイヤです。気にしないのも困りますが気にし過ぎもどうかな?と思います。でも、乗ったばかりの人にそんな事を言っても仕方がないでしょう。思い出して見ると古いオーナーも当初は皆そんな感じでしたもんね。

ヒロシ君と工藤さんがドリフトラジコンを買ってきて、ガレージで組み立始めました。どうも、スカイオート発信でラジコンがブームになっています。前にも言いましたが、このブームは元々HUMMERラジコンを皆で作って、それを組み立てワイワイやっていましたが、フレーム状態で全く今までラジコンをやったことがない桧谷さんの運転が目茶苦茶で、危険と感じたスカイオートが教育のためにYOKOMOのドリフトパッケージイチロクMという小さい電動ラジコンを買ったのが発端で、やっているうちに面白く当方には更に廉価版のコミコミ16800円というドリフトパッケージミニというラジコンを勧められ(というかスカイオートが勝手に買っておきましたと言って準備していました)当方もお付き合いしたところ、その後、ヒロシ君が当方のを下ドリ(ドリフトマシンだから下取りじゃなくて下ドリ)りしたら、今度は工藤さんがそれに乗ってワイワイやってたのですけど、いつの間にかスカイオートがそれでは満足できなくて1/10のラジコンに手を出してしまい、それを皆に見せびらかしたら、段々そちらに移行し始めて昨日工藤さんとヒロシ君とが1/10のドリフトラジコンを買ってしまった訳で、狭い範囲でプチ流行し始めています。当然大人な当方はそばで微笑んで冷静にその状態を見て、対応しています。

当方のHUMMER、先月あたりから電気自動車?ハイブリト?みたいになってしまいました。要するにバッテリーの充電をしないとダメになったということなんです。使っているバッテリーはオプチマのイエローで、よーく考えてみると、使い始めは2004年なので実に8年間使っている事になります。全くダメと言うわけではなく、充電してその日の内であればどうにか帰って来れますけど、ガレージに3日位置いてあって外に出して夜に仕舞おうとするともうセルモーターを回せません。
昨日も、夜、ガレージに入れようとしてスターターを回すと、カッカッカとセルが悶えるだけで回転はしません。特に最近は冷え込んでいますので、キーをONにすると、まず、1000W(80A)のインテークヒーターとグロープラグが通電されてバッテリー電圧はグーンと下がってしまいます。グローが消えてもヒーターは入りっぱなしなので、追い打ちを掛けるように300Aのスターターが回ると短時間ですけど合計400Aの電流をバッテリーから引き出しますので、老体のバッテリーにはお気の毒なことになっています。
昨晩の対応は、まず、ボンネットを開けると。。。持ち上がらない!実は土曜日に当方のダンパーを外してダミーダンパーを作成したので、何時もの様に片手では上がりません。そこで単管パイプをヒロシ君に持ってきてもらい、送ってきたダンボールを開けて新品ダンパーをだして仮止め。その後、バッテリーパックを持ってきて始動を試みましたけど、スターターを回すことができません。バッテリーとワニグチの接触だけでは電流が流れきれないみたいなので、そのま数分間バッテリーパックを繋いだまま放置し再度スターターを回すと簡単に始動できました。要するに、バッテリー性能がギリギリに来ているということです。
このままでは、安心して乗れませんから、ボーナスもソロソロでますから、バッテリーを注文しました。当方の使い方で8年間使えた事を考えると、やはり同じイエロートップにするか、瞬発力が大きいレッドにするか悩みましたけど、差額は約1万円なので結局イエロートップを注文しました。
購入したバッテリーはイエローのYT-4.2Uです。価格は26000円/個で、今までのが22000円/個で買っていますので4000円アップです。値上がりしたそうですけど、それ以上に円高ですからもう少し安くても良いと思います。
アメリカで調達した角形ヘリコプターフックが後便で届いたと、スカイオートから連絡があり早速取り付け作業を行うそうです。一番乗りは片岡さんでしたが、当方もこのフックはオリジナルよりガッチリしてて車体とのバランスが良いような気がしてアメリカに行ったときプレデターでゲットしました。現在はリフトアップのため殆ど顔を出していませんので、来週辺り取り付けをしようかと思いますが、その前に試作のママ何年も経過しているボンネットダンパーを量産品と交換するほうが先ですね。

2011.11.24.    石飛 毅氏

HUMMERのベルトを購入したら、長いからベルトが不良?とお問い合わせがありました。
6.5ターボのオーナーでAC Delcoのターボ用という事で購入したと言うのですが、ベルトを交換したところテンショナーの目盛が交換の場所になっててベルトが不良だと思った様です。今まで当方は純正のビニール袋に入っていた物かGMのバンドケースで止まっている物、またはGoodyearのバンドケースで止まっていたものを使っていますが、最初から長いというのはアイドラーとかテンショナーのプリーが違うものが付いていたりした時と、ゲイツのHUMMER用が長くて使わなかった事がありました。
純正を買うとベルトには6007453 G‐12555011 6PK2575の印刷入ってて、たまにGoodyearの社名も入っている時もあります。最初の6007453はAM Generalの部品番号で G-12555011はGMの部品番号、そして6PK2575はGoodyearの部品番号です。AM GeneralとGMの部品番号には意味はありませんが、Goodyearの部品番号には意味があります。頭の6はリブの数、PKは多分山の形そして最後の数字は長さをmmで表しています。
問い合わせの方からAC Delcoの型番を聞くと6K1015でこれの長さは101.5インチなので、長さが2578となりますが、送ってもらったバンドケースの写真には2593mmと書いてあります。逆算すると本来はACデルコの型番で言えば6K1014が最適なのですけど、AC Delcoはそのサイズは生産していません。ここで、誤解をしないほうが良いのはAC Delcoの部品が全てGMの純正部品じゃないという事です。確かにAC DelcoはGMの子会社で資本関係はありますけどAC DelcoがGMの部品を全て作っている訳ではありません。他メーカーの部品も作っているし、逆にAC Delcoが作っていてもGMがその部品を純正採用していないこともあります。
GMの純正部品はあくまでもGMのパッケージに入っている物が純正で、中身がAC Delcoの物もありますけど若干違う場合もあります。例えばリレーを買ったときに純正は取り付けのステーが付いているけど、AC Delcoの物には付いていなくて、元々付いていた部品からステーを外さなくてはならないこともあるし、純正のサーモスタットには外枠にゴムリングが付いているけどAC Delco部品には付いていないと言うことがあります。
ただ、どちらもリレーやサーモスタット本体はAC Delcoの部品であっても、もしステーがなかったり、ゴム枠がなかったらその車には付かないことになります。今回、不具合のあったベルトに関してはGMはGoodyear製を純正部品として採用していたという事になり、この場合はAC Delcoのベルトは社外品という事になります。従って、今回購入した6K1015は純正品に一番サイズが近いものをHUMMER用としている事になります。これは若干長くても装着は出来るが、テンショナーのメモリは使えないという事になりますので使おうと思えば使える程度の事になります。ヤナセではこのへんにこだわりがあってGMの純正部品を使うため部品代が比較的高いと言う話を聞いたことがありますが、このような事を避けるための対策だと思います。
唯し、公知のようにオイルフィルターやATFは純正もAC Delcoも全く同じですから、一言で全てをまとめる事はできません。どの部品をどの様に使うかは各ショップの部品選定ノウハウになるわけです。さて、今まではどうしていたかと言うと、友野さんはやはり純正に拘っていますので、お願いするとちゃんとGoodyearのベルトが来ていました。同様に、スカイオートに聞いたところ『長いのがあるんですよね〜』と、やはり、この辺りは良くご存知でGoodyearの物を使っています。前者の様に沢山のHUMMERを扱っていればそんな細かい話も当たり前として認知しているのですが、慣れていないショップの場合は部品商に問い合わせる事が多く、その場合は国内で入手性の高いAC Delcoやゲイツの適合表をみて今回の様に長いベルトを納入する可能性が高いと思います。一度、ベルトの印刷やベルトテンショナーの目盛りを確認してみたら如何でしょうか?
さて、ベルトの交換時期ですけど、ベルトテンショナーの目盛りの位置も目安になりますが、大切なのはベルトの内側(山のある方)です。この部分にひび割れが発生していたらソロソロ交換の準備に入られたら良いかと思います。ベルト自体は昔のVベルトと異なりかなり丈夫です。今までに切れたという話は聞いた事がありません。実際ベルトのサイドがボロボロになって幅が半分ぐらいに擦り減ったベルトを見たことがありますけど、ちゃんと動いていました。HUMMERにはありませんけどタイミングベルトと異なり、ベルトの状態を目視で確認できますから、サイドがホツレてたり裏側が硬化してひびが入っていないかの簡単なチェックで最悪の状態を避けることが出来ます
それと、個人輸入にはリスクは付き物です。買う前に相談なら良いのですけど(あんまり言うことを聞かない人が多いのですけど)事後の失敗を当方に相談されると、お気の毒なので、結局ここまで調べなくてはなりません。しかし、失敗談はとても大切な情報なので沢山教えて欲しいのですけど、出来たら自己解決した後に教えてくださると助かります。本日の調査報告工数6時間、時給1500円(深夜料金)で8000円となり、副作用としては寝不足。

2011.11.23.    石飛 毅氏

アメリカで購入してスーツケースに入らない物が届きました。
ワザワザアメリカで買わなくても良いんじゃないかと思うようなものもありますが、価格的には非常に安く、使用頻度の低いものなんかは品質的に劣っていても構わないもは値段が安いものでも良くて、もし、よく使うのであれば後で同じ良いものを買えば良いと思おもいます。
今回購入した中で、一番コストバリューが高いのは溶接のお面です。これは、ガラス面が透過型の液晶で溶接の光を光電池で感じ取ると、そのパワーでガラス部分を黒くします。中々優れもので10年ぐらい前からありますけど、日本では当初4‐5万円していました。最近は価格破壊が進んでて日本でも1万円を切るものがありますけど、こんな感じのグラフィックの物は中々ありませんし、価格も30数ドルとお値打ち価格です。タイラップも大量に使いますので千本単位で購入。エアツールも20ドル台で全て購入できました。
工具以外にも便利ツールを一点購入しました。これは当方のようにナンキン結びが出来ない人間にはとても便利な金具です。金具にロープを指示通り通すと、しっかりロープで物を固定できます。アメリカにはこの手の便利グッズはとても多く、こんな事ぐらい使わなくても良いだろうと思うようなものもあります。元々、アメリカ人は日本人と異なり不器用な人が多くいい加減な仕上がりでも良いじゃないかで終わらせる事が多いのですけど、逆に頭の良い人も沢山いるので、そういう人が不器用な人のために便利グッズを考えるのだと思います。インシュロック(結束バンド)ファスナー(チャック)とかの手抜きアイテムは大体アメリカで発明されています。
しかし、使用頻度の高い物はちゃんとしたものを使うことにしてて、先月ゲットした3/8□のインパクトレンチはスナップオンです。小型で軽量でトルクも1/2並みでトータル性能で上回っています。スカイオートではこれと同じ大きさの1/2□の物を使っていましたので、もっと便利かもしれません。これは浜本さんが購入してガレージに置いて上げて、尚且つ性能キープのため時々回転させてることにしました。
先日、柳本さんがお見えになったとき、カーボン調のシートの切れ端で当方が色々な物に貼っていたのをみてオートラウンジで大量に買ってまだ残っていると言うので、同席してた浜本さんのHUMMERのドアに貼ったらカッコイイんじゃないかと言うことになりに貼ろうと言うことになり、シートを柳本さんから送ってもらいました。届いたシートは3Mのシートで2m近い量なので、ドア以外にも貼れそうです。浜本さんが週末に来るというので、どんな感じになるのか楽しみです。
お付き合いで始めているFascebookですけど、チョット困っています。色々な人から「お友達」リクエストが来るのですが、桧谷さんの話では怪しい奴がいるというので芸名で写真でも誰だか解らない場合はめんどくさいので保留にしています。これも、その内破綻しそうな感じですね。
オートラウンジから、「ALPHAにBANKSのiQを付けたけど動かない」と言う連絡がありました。話を聞くとiQだけ買ったみたいで、それだけでは動きません。スピードブレーキとかのユニットも同時に買わないとダメだし、取り付けるにはプラグインでは付けられません。きっとここに書いている表面だけサーッと見て買ってしまったみたいです。電話で一通り話が終わり「そのiQはどうするの?」と聞いたら、「返品できる」と言うのですが、購入先はアメリカですから送ったり返金したり色々面倒なので「値段によっては当方が引き取る」と話をもって行きました。
実は、当方のiQは暴走してバグってしまったので、先日、アメリカに持って行ったのですけど運んでいる途中液晶画面を割ってしまいました。一応、修理の依頼はしてきたのですけど、中々話も進まないので修理は諦めて、それを使っても良いと思い購入意思を伝えました。しばらくしてオートラウンジから値段の提示があり、即決。昨日届きました。これで、暫く空いていたダッシュパネルが埋まります。おまけにシガーライターUSBとiPad用の赤いケーブルが付いてきてご機嫌です。このシガーライターUSBは小型なのに入力が12‐24Vとマルチ電源で、出力は5Vで2.1A流せるのでiPadも満充電できます。今、軽で使っているのは電流が小さいのでiPadが拒否してしまうので良かったです。世の中ドンドン良いものが安くなりますねぇ。。

2011.11.21.    石飛 毅氏

日曜日は、浅井さんのではない小川さんのオーシャンブルーが来ガレージ。
スカイオートに時々入庫しているのを見かけましたが、実際にジックリ見るのは初めてです。大目にみても、オーバーフェンダーが必要なルックスです。ボンネットダンパーを取り付けようと思ったのですが、ステーの仮止めをした時点で、位置出し用のダンパーが見当たらす、ガレージの中を一緒にお見えになった上杉さんも交えて探しましたが見当たらず、ちゃんと付けたいので先送りにさせて頂きました。
時間があったので、一通り下回りを見たところ、ハブのインプットシールからオイルの滲み位で特に不具合と思われる所はありませんでした。シールの方は4箇所の内3箇所でハブオイルを点検したところ、2箇所は十分な量でしたが、一番酷い一箇所はレベルが下がっていたので補充しました。インプットシールは通常この部分にまでオイルが回っていませんので走行中だけ、オイルが掛かります。従って、ここからのオイル漏れはある程度の油量さえ保っていればそう騒ぐほどの事ではありませんので、速やかに修理すると言うことでも良いと思います。トランスファーを見ると、良くあるオイル漏れは全くなく乾いていましたけど、ドレンプラグにATFを交換した形跡がなかったので、交換した事があるか聞いたところ、ないというので下手をすると10年近く交換していない可能性もあるのですが、トランスファーはレベル計とかありませんので確認する事はできません。量も大したことがありませんからドレンアウトしたほうがいいと思い、了解をもらって交換することにしました。
出てきたATFは量的には問題ありませんが、予想通り決して綺麗なものではなく、濁ってラメも入っていました。ただ、トランスファーはATとは異なり精密な流路がある訳ではありませんので、これがダメかと言われたらハッキリダメだとは言えませんけど、長く乗るのであればもう少し早めに交換が必要だったと思います。
ABSが付いてからのエンジンルームは従来コンプレッサーが付いていた場所にヒューズボックス、ジャンクションボックス、ABSコントロールユニットが付いていますが、これのカバーを固定するファスナー破損率は90%ではないかと思います。小川さんのも、ご多分に洩れず壊れていました。それも両側壊れていました。余りガタガタするのは良くありませんので将来的には何か同等のファスナーを探そうと思っていますので、応急処置としてファスナーの受け側を撤去して、そこにアルミの板を貼りタップを立ててネジ止めにしました。できたらゴムワッシャーを入れたいところですが、ガタガタするよりは良いでしょう。
加藤電機さんが久々に来ガレージ。加藤さん、大昔からラジコンのヘリをやっていたのですけど、ちょっと離れてて久々にHUMMERラジコンを組み立て楽しんでいるみたいです。ガレージの傍にある入間川の河川敷で、3タンクほど走らせて来たみたいです。さすがに経験者ですから、シリコンチューブとか燃料の注入口を追加したり、小技が効いています。リアのトーインもキャンセルしてデフの硬さを変えてたり、オプションのLEDも買ってて、ライトやウィンカーが点灯していました。電動ならライトが点くと綺麗だと思うんですけど、エンジンカーだと室内とか夜間は出来ないでしょうから、あんまり意味がないような気がするのは当方だけ?でも、綺麗でした。
夕方からスカイオートが急遽アメリカ出張に行くため届けものがあったので出向きました。連日スカイオートに行ってますけど、桧谷さんも連日いました。スカイオートの工場の方はATの修理が着々と進んでいましたが、ラジコンの方も着々と増えているように見えるのは気のせいでしょうか?噂によると工藤さんの倉庫には一面カーペットを轢いてラジコンが出来るようになっているそうです。当方は大人なのであんまり関心がありません。

2011.11.20.    石飛 毅氏

HUMMERのトラブルってインフルエンザみたいに流行があるみたいです。
大体、弱点があるとその部分が立て続けに発生して、その内、対策部品が出て段々収束して来るものが殆どです。例えば、ボールジョイント、アイドラーアーム、FSD、ハーフシャフト、ブレーキ、エアコン等が良い例だと思います。今回は、ATのトラブルが連発しています。前回、桧谷サンのATが壊れた時や、今回、スカイオートに入庫したケースは同様で、ATFが配管から漏れたり異音がして、そのまま走り続けてしまった結果壊れたり、分解すると中からヘドロのようなATFが出てきたり、バルブボディが信じられない位腐食していたりと色々です。ヘドロのような物は完全にATFとフィルターの交換を怠っていたためで恐らくシフトショックとかあったと思います。
スカイオートでは現在4台OHが必要なHUMMERが入庫してて、本日訪問したら一台はATが組みあがり、外したアウターの配管を再取り付けしてから、古いゴムホースの交換をしていました。もう一台は、到着した時にトランスファーを外していましたけど、新車の時からは一回も分解していないためと余り良い環境で走ったためかナット類が固着してて、尚且つ、シール剤がかなり固まっててスタッドの穴で頑張ってて外すだけでも大変でした。シール面は程度が良かったです。この固体は高速でPに入れてしまったそうですが、実際、Pに入れても本来はラチェットが空回りするはずですが、内部を見たところ内部の磨耗事態はOHの必要がないぐらいの状態でしたが、バルブボディを剥がしてビックリ!ATFの流路にビッチリ錆とヌルヌルのスライムみたいなのがビッチリ付いていました。このヌルヌルは指で触るとすぐに取れるのですが、この状態の物にフィルターとATFを交換するとこのヌルヌルや錆の粒がバルブに詰ったり取れたりと誤動作や動作不良の原因になります。
スタッフのタケさんの話では、このHUMMERはGAS-HUMMERでATのゲージから水分が入ったかも?と言ってましたが、それも疑いはありますけど、ロングドレンで水分量が多くなりすぎたためではないかと思います。実際、トルクコンバーターや、バルブボディから出てきたオリのATFはどず黒くとてもじゃないけど直視で来ませんでした。ただ、走行距離が短いためかクラッチディスクやブレーキバンドの残量はキッチリ残っていました。当方の見解としては余り乗らないため、走行距離が短いのでATFの交換インターバルがおのずと長くなってしまったため水分量が増えたり、流れがないために錆が熟成する時間がたっぷり取れて、久し振りに乗ったらこれらのキョウザツ物が流れ出て不具合が起きたと考えられます。距離は乗らなくても一定期間での交換は必須です。当方が前のミッションの時には大体1年ぐらいでオイルパンを剥がして交換していました。フィルターの方は2年に一回位です。AT内のATFは全量交換というのは中々面倒です。チェンジャーでの交換もちゃんとオイルパンの底にノズルが届けば良いのですけど、所詮、見えないところですから、オイルパンを剥がして綺麗にするほうが良いと思います。
オイルパンを剥がしてのATFの量は全量の半分ぐらいなんですけど、それだけでも交換をしている事でバルブボディとかスイッチを外してみてもヘドロやスラッジ類は全くありませんでした。結構費用が掛かりますけど、実際、ATのオーバーホールとなるとATF数百リッターの費用が掛かりますので、安いものだと思いますが如何でしょう?
その内、書こうと思っていましたが、ATの状態を知りたいと思うのは誰も思うことですが決して完璧とは言えませんけど、かなり安心できるのではないかと思う手順をチョッと考えて見ます。先ず、オイルパンを剥がさない事には状態を見ることは出来ません。オイルバンを剥がして先ず底の方に溜まっているオリの状態を見ます。この部分が鮮血の様な状態であれば先ず第一段階はクリヤーです。次にフィルターですが、コレは状態は分解しないと見る事が出来ませんが、フイルターの先端のゴムを抜いてみて、弾力があれば良いでしょう。次に、バルブボディに付いている圧力スイッチを外してみます。ココの部分もバルブボディの流路の一部ですから、ココに付着物が付いていたら残念ですけど近いうちにOHが待っているでしょう。
と、書いて見てもこんな事をするのは中々出来ませんから、修理工場に任せるしかありませんが、物事には絶対という事はありませんから修理屋さんもそう簡単に大丈夫ですなんて言わないと思いますが、自分のためには見て置いて下さいと言うリクエストは可能だと思います。恐らくスカイオートのタケさんはOHの経験が深いので、これ以外にも車載の状態で確認できる部分があると思いますので、心配な方は相談してみたらいいと思います。
インフルエンザの様なトラブルですが、コレが良い機会なので駐車しているときの下を覗いて油シミが無いかどうか変なにおいがしないかどうか、愛車のために少しは気にしてあげて下さい。以前、何台もATFを噴出してしまった事例を見ていますけど、漏れを止めてATFをちゃんと入れてあげれば大抵その後元気に走っています、症状が軽いうちにちゃんとケアすれば決して不安にな様なことではありませんから。
AT修理に気が取られてて、スカイオートを出る時間が遅くなってしまったのですけど、スカイオートに行った理由は先週組んだ572のタイヤを友野さんの所に配達して取り付けするためでした。当方も早く572に付けたかったし、友野さんもお待ちかねでしたが、スカイオートが忙しすぎて中々時間が取れないので、当方が代理で運搬取り付けをしました。
軽トラにタイヤを積んで貰い、下道を使うのでポータブルナビを付けて貰い、尻下がりの状態で柏に向かいました。柏はホットスポットで有名になってしまったのですけど、道路は何時もと同様に混んでて人が一杯です。実際、放射能がどうのこうのって言ってられないと言うのが実情なんでしょうね。そんな訳で、友野さんのところに着いたのはスッカリ日が暮れてからなのですけど、ガレージがあるので問題はありません。友野さんはちゃんとナットのアダプター、トルクレンチ、そしてブッシュ式のナットを用意してくれていました。当方が持ち込んだのは電動のインパクトレンチとソケットで、先ずは一本外して新しいタイヤを付けてナットを締めようとしたら???
このホィールを扱ったのは2回目ですが、その時は滅多にみないブッシュナットだったので、友野さんにはブッシュナットだったと情報を入れていたのですけど、何と!同じホィールだというのにこのホィールはテーパーナットでした。実は、前に扱った時このブッシュナットが癌で、ホィールの座面に補強がなくてドンドン締めこむとホィールが削れてしまいナットがフランジ面に届いてもホィールが締め込めないという珍事が起きてナットを短くして固定しました。恐らくブッシュナットが不評で改良された見たいです。当方としては絶対にテーパーナットの方が良いと思うので喜ばしいです。
とりあえず、タイヤを全て付けてスペアーを載せた時点で問題発生。今までのタイヤラックは37インチ用で、外径が大きくなった上に幅も広がったのでリアゲートが締まらなくなってしまいました。とりあえずココでは何も出来ませんが、チョッと考えた対策としてはリアゲートの蝶番にスペーサーを入れて外に出すしか無いですね。雨が降っていたので外には出せませんのでカッコよくなった572の写真取れませんでしたが、中々良い感じです。ビードロックタイヤというのは、ビードを挟んでエアを止めているので、収まり状態が悪いとエア漏れがします。何度も洗剤で確認はしましたけど、多少荷重を掛けて馴染ませる事も必要なので、暫く友野さんにはエアの様子を見てもらう事にしました。

 

友野さんの所から帰ってくると、さっきまでミッションジャッキに乗っていたATはもう取り付けは終わっていました。助手の桧谷サンも頑張っています。タケさんはバラバラになったミッションのクラッチプレート交換も終盤になっていました。当方は野次馬として入荷したばっかりのハンビーをチェック。アメリカで見たときより、なんかとっても良い感じでした。多分出荷前整備とお掃除をちゃんとしたからだと思います。エンジンも掛けましたけど、一発始動で中々良い感じです。これから、保安基準対応作業をするみたいですけど、ストックヤードには沢山修理待ちの色々な地方ナンバーのHUMMERが止まっていますので、当分、手が付けられなさそうですね。それと、作業場の一角には大量のラジコンが。。。良い大人がラジコンに夢中というのは如何なもんでしょうね?
小林さんが、家族連れで車検のために来スカイオートしましたので、一足先に『つくし』で晩御飯。今日の〆はマツタケご飯でした。小林さん一家から1月遅れのバースDAYカードを子供達から頂き、一緒にダフィーという縫いぐるみを頂きました。前に小林さんのお嬢ちゃんが持っていたのをみて、なんか無性に欲しくなって騙し取ろうとしたのですけど、無理だったのですが、今回頂けました。この熊はミッキーマウスのペットだそうで、ミニーちゃんから貰った見たいなので、ガレージのミッキーの横に並べてあげました所、とても楽しそうに並んでいます。

2011.11.17.    石飛 毅氏

今回、ミーティングに将来的にHUMMERが欲しいと思っている方が数名お見えになり、HUMMERについて色々聞かれますけど、当方も含めてHUMMERの外観と雰囲気でHUMMERを望んでいると思われます。
これは、決して悪い意味で言っているのではなく乗ったことがないし、触れた事すらないのですから当然のことだと思います。繰り返されるモデルチェンジや特徴の少ない最近の車に興味がなくなって来ているためか、以前より色々な趣向の方々に人気が出てきている気がします。これは、我々の周りのHUMMERが元気に走り回っていることや、以前よりも価格的にも買いやすくなったり、知識が豊富な専門工場が盛況だし、メンテナンスや部品供給にも問題がなくなっているため、実際に維持するのにハードルが低くなってきているためでしょう。逆に、HUMMERそのものを余り理解していない購入希望者も増えているのも事実です。
そこで、久々にバイヤーズガイドとしてHUMMERの事に付いて少し触れます。まず、生い立ちはご存知のように軍用車のハンビーです。軍用車の基本は壊れない事、効率良く人や荷物を運ぶ事、武器を初めとした色々な装備を装着出来ること等があります。もちろん、普通の車でも同じ要求はありますけど、普通の車では当たり前の造形、余分な動力性能、人員の快適性等の部分は必要十分であれば良いと、割り切っています。実際ハンビーに乗ってみると、騒音の大きさ、冷暖房の空調は自動車としてはどうかな?と思う事が多々あります。それでも、米軍の長い歴史の中でもこんなに長期間ハンビーが使われている理由は、ベース車両設計当初から、多目的に利用する事を織り込まれているため、従来の単一機種として存在していた軍用車両と異なり、そう簡単に置き換わりは出来ないようです。
よくハンビーとハマーは別物と言われますし、当方も今までそう思っていましたけど、ライトアーマドやアンビラス等はパネルの追加で姿を変えているので、同じようにボディネルや装備や内装を快適仕様にしているHUMMERを派生モデルの一部と考えるのに無理がないように思えて来ました。実際、AM Generalの工場でHUMMERはベースボディをフレームに載せるまではハンビーと一緒のラインに流れてて、途中から別工場に移動し、追加装備をして生産されました。現在、この工場はHUMMERの代わりにアンビュランスが生産されていますので、生産システムとしては全く同じです。現に、軍用車の大御所である大塚康夫先生や佐藤先生は、いつも当方のHUMMERをハンビーと呼んでいます。
そう思いながら、改めてHUMMERを見ると、アルミニューム製のベースボディは一部外気導入口など細かい部分は異なりますがハンビーと共通です。ベースボディは複数のパネルで組み上げられてて接合は接着剤とリベット止で行われています。このリベットは良く見るとピッチがバラバラな所がありますが、これはいい加減にリベットを打っているのではなく、応力分散や固有の共振周波数にしない様に知恵を使っている部分で、そこを見て、「HUMMERのリベットは適当に打ってらー!」と笑う人は悲しい人生を歩いている人です。
HUMMERの屋根とドアはスチィールで出来ています。フロントウインドウもハンビーと共通で2分割のアルミ製です。これらをベースボディに簡単なゴムを挟んでねじ止めされていますので、雨漏りはないほうが珍しいという原因です。因みに、93年までのリアゲートはハンビーと同じ「AM General」プレスでしたが、それ以降は「HUMMER:とプレスされています。ボンネットはハンビーと共通のFRP製で、グリル枠とか灯火類は異なります。これらのボディ周りは生産開始の92年リミテッドエディションから最終のALPHAまで共通です。従って、外装での年式判断は非常に難しく、空気取り入れ口の形状、CまたはDピラーのベント、燃料タンクの数、エアインテーク形状以外の部分はいくらでも変更できますので、外観での年式判定は難易度「高」です。
ハンビーのフレームにはノーマルと積載量の大きいHD仕様があり、フレームが共通なのでHUMMERにも2種類のフレームがあります。HDフレームは大きな積載量のために耐荷重を上げたものなので、殆どがクレーンとか高所作業車などの特装車向けのフリート生産品に使われています。従って、殆どのHUMMERはノーマルフレームです。極々稀にHDフレームのHUMMERも存在しますが、実はこれってフレームだけの事ではなく駆動系(ハーフシャフト、ハブリダクションギヤー等)も強化されていますので、通常のHUMMERと互換性がありません。フレーム自体は、スチール製の閉断面ラダーフレーム構造でボルト締めで組み立てられています。そのためパーツが損傷しても、交換することが可能です。リアバンパーはハンビーの場合、非装着モデルもありますが、95年までは角パイプでブロックが溶接されたハンビーと同じ物でした。その後、これはオプションになり、標準はコの字型のシングルタイプになりましたが、97年からは元に戻りましたけど、HUMMER専用品になりました。因みに、ボンネットから出ているヘリコプターフックはちゃんとフレームから出ていますので、ヘリコプターで吊り下げ可能です。
PTOがないHUMMERは電動のウインチを装着します。ウォーンのインラインタイプの12000ポンドは牽引力も凄いですけど、本体の重量も凄いです。当然、それを載せるウインチベッドは固定方法も頑丈で、強烈で前下がりを防止するためにスプリングのレートを変えています。当然、ハンビーは24VでHUMMERは12Vなので、モーターとリレーボックスに互換性はありません。リレーボックスは同じウォーンの物と同じですけど、ハンビー、HUMMER用は防水仕様なので、電気的な定格が同じでも価格は数倍です。
ブレーキはフローティングタイプのシングルポットの4輪ディスクブレーキです。ブレーキフルードはABSが付くまではハンビーと同じシリコン系のDOT5(高価で難入手品)でしたが、それ以降は普通のDOT3です。パーキングブレーキはハンビーの場合はプロペラシャフトをドラムで固定するセンターブレーキですが、HUMMERはリアブレーキキャリパー内のカムで、ディスクパッドを強制的に挟むタイプでハンビーとは異なります。ちなみにALPHAはディスクローター径が大きくなり、キャリパーも補強されていますので別部品ですが、フロントキャリパーおよび前後のローターはハンビーと共通です。最近、ライトアーマードで装甲板が追加されたハンビーはオボーズド、マルチポットのゴージャス品が使われています。
エンジンは発売当初は同じ6.2LのNA‐DIESElエンジンでしたが、HUMMERは6.5、ターボ、オプチマイザー、DURAMAXと変貌していますが、ハンビーはターボが遅れて採用されていますが、現在オプチマイザーになっているか、確認していません。多分、プレデターで見ているんですけど。。。覚えていません。もちろん最終的にHUMMERで採用されたDURAMAXはハンビーには搭載されていません。ミッションも同様に3ATから4ATに進化していますが、ハンビーはシフトゲートにPポジションがありません。トランスファーも取り合い寸法が異なっていますので、互換性がありません。
ハンビーとHUMMERの一番違う部分は内装です。ハンビーのシートは人間が座る事を考えていませんけど、フラットなので乗降は楽ちんです。鍵もありません。その代わり、スターター、イグニッションスイッチはレバーを捻るだけ。ダッシュボードは鉄板むき出し(本当はアルミ)内装材は何もありませんけど、ハードトップの天井には断熱材が貼ってあり、年式による変化は殆どありません。しかしHUMMERの場合は、あまり変わらない外装部品に比べて内装は変化しています。シートは95年までは標準はビニールシートで95からはファブリックが選べるようになり、その後、標準が無地ファブリックになり、03年までは柄付きファブリックと変化して、04年からはシートの形状も表皮もゴージャスなものになっています。最終のシートは後方からの視界を良くするために背もたれの高さを低くした小ぶりなものになっています。HUMMERの純正のシートはどれも、「アンコ」が薄く小柄な方や逆にオケツに肉の多い人には問題がありませんけど、当方の場合は1時間程度でお尻が痛くなりますので、当方を含めた多数がレカロ等の社外品と交換しています。シートの交換はあまりゴージャスなモノよりも安価な方が大抵小ぶりで内装との干渉もありませんので都合が良いです。また、座面のサイドが大きな物は乗降の時に邪魔になりますので、シンプルな物がお薦めです。
ハンドルは、92年から03年までは握りの細い3本スポークのハンドルで握りは本皮かフェイクだとしても結構確りしていますが、一定の期間を過ぎると芯との接着が剥がれてクルクル回って使い辛くなり交換する人が沢山います。一番多いのは、モモのボスが市販されていますので、これを使う人が沢山います。しかし、純正のままだとボスが高いためハンドルを握ったままウインカーレバーに指が届きません。これを改善するために市販品を改造したショートボスがスカイオートや友野さんから入手可能です。
メーターパネルを含めた内装は大きく4回変わっています。中々解らないのですけどメーターパネルも年式によって変わっています。大きく分けて92-3年の初期、94-5年の中期、96ー03年後期、と最終型として04年とALPHAに分けることが出来ます。ゲージも初期、中期、後期、最新に分かれますけど、内装の変化と重なってなく、大きく分けて中期までは個別のゲージでしたが、01年からは2個づつのデュアルゲージに変わっています。メーターは空気圧計(タイヤの圧力)以外は社外品と交換できますが、交換している人は少ないです。ゲージをそのままで照明を電球からLEDに交換している人は沢山います。T10型の出来るだけ出っ張っていないものが良いと思います。LEDにすると調光機能が多少おかしくなりますが、白熱電球の熱でメーターを壊す事がありますので、流行りと言うよりも機能アップとしての改良だと思います。一時期はタコメーターは非分解なため電球交換出来ないため、電球が切れたらメーターごと交換していましたが、MEFの大石さんが工夫してLEDに交換しています。
これから購入する方はダッシュボードのアッパー部分が運転席、センター部、助手席部分の3分割している後期型の内装が一番多いと思います。国内外で内装の表皮を変更している方もお見受けしますが、中期までの内装は腰がなくて、腕のいい職人さんがオリジナルの内装を貼りなおしても中々ビシッと決まらないです。NOZAWA-GOの場合はペイントと貼り直しを使い分けでいるので何時までもやれた感じはしませんし、色も艶ありの黒で光沢もあるため内装が締まって見えます。
以上は目に見える違いですが、目で見ても判らない違いの駆動系です。先ず、エンジンですが、6.2(92-93年)と6.5(94年〜)のNA-DIESEL。96-03年)に6,5のターボDIESEL,04年だけの6.5オプチマイザーターボDIESEL。そしてALPHAには6.6のDURAMAXが搭載されています。そして、95-96年の2年間だけ350 GASエンジンが搭載されました。92-93年の6.2LはNAのDIESELにミッションが3ATで、ALPHAはアリソンの1000(5AT)が搭載され、それ以外はすべて4AT(4L80E)です。NAの6.2は3ATという事で交通の流れに乗るのはちょっと辛い感じがしますけど、乗ってしまえばこんな物か納得してしまいます。6.5のNAと350GASエンジンも乗ってしまえば十分ですが、追い越し加速と登坂時は、もうチョッとあったら幸せになれる気がします。
ベストセラーの6.5Tエンジンは、カタログの表示の差以上にNAとは異なるパワーがあります。実際は年式でPCMのピン番号やパワーコントロールの方法が異なるためにハードの構成は同じですけど、パワーが異なります。しかし、このエンジン向けにはプレデターでソフトの書き換えを行ったラップトップコンピューターに交換すると、十分なパワーを得ることが出来ますので、多くの人がPCM交換を行っています。これ以外にもハイフロータービンやインジェクター交換、機械式ウエストゲートバルブ交換、等でパワーアップをする事が可能ですけど、今までこれらのチューンを全部行ったのは、松原さん以外にはいません。この時チューンしたパワーは凄くて、驚きました。従って、将来的にチューンするのであれば年式によるパワー差はあまり考えなくても良いでしょう、とは言えオリジナルの状態では年式によって違いはあります。2001年辺りからはピストンにセラミックコーティングされてフリクションロスが少ないからだと思われます。
GASエンジンも95と96ではPCMの内容が異なるそうですが、詳細は判りませんが、。GASエンジンはHUMMERとの相性があまり良くないので、熱害と雨対策が必要です。この辺りに注意しているためか、予想以上に愚息が乗っているNOZAW-GOは快調で心配した燃費も4〜5km/hですから、気になる程ではありません。

オプチマイザーエンジンは殆ど目にすることがありません。これは従来の6.5Tエンジンをベースにエアロセンサーを追加して、きめ細かい燃料制御を行っていますが、主に排ガス規制対策に重点を置いてて、今まで同じ6.5L−Tエンジンを搭載していたGM系のトラックも02年からはDURAMAXになっていますので、過渡期のエンジンです。この後一年間お休みしてDURAMAXが搭載されましたが、ハンビーには使われていません。今生産しているハンビーのエンジンはオプチマイザーが使われているのかどうか、判りません。因みに、当方達が最初にAM Generalの工場見学をした2002年に生産されていたハンビーは重量の増加からパワーを上げるために全て6.5-Tだった。従って、以前、新車としてネットでNAのハンビーが売られていたと聞きましたがそれは新車じゃありません。
あまり言いたくはないことですけど、エンジンでのトラブルで多いのは、シリンダーブロックのクラックです。96年〜99年の初期に多く発生して、割れるかどうかは運としか言いようがなく、発生比率は高いのですが、逆に、既に交換してある物も多く、一時期は積み替えの話を良く聞きました。何台かの交換のお手伝いもしましたけど、最近は対象年式は既に壊れて交換済となったHUMMERが多いためか最近はクラックが入った話は少なくなりました。当方はこの辺りの低年式であれば、使っていたオーナー次第なので、程度を優先して、エンジンが割れたら新品のエンジンでリフレッシュ出来る事になるので、それはそれで、想定していればいいので、今ではあまり大きな問題だとは思っていません。因みに当方は新品ロングエンジンと中古(3万マイルのコンプリートエンジン)を持っていますので、必要であれば即日?発送出来ます!
次に、駆動系ですが、96年から04年までは駆動系はデフのファイナルとハーフシャフト以外は殆ど共通です。93年まではプロペラシャフトの長さが異なり、94年まではハーフシャフトの太さが異なります。ABSが装着されてからのハーフシャフトはセンサー用のインデクスが付いてて、ALPHAにはさらにスンゲー太いハーフシャフトに変更されてパワーアップに対応しています。ALPAHはこれ以外にもブレーキローターがフレームに固定されていたり、その他にも色々違いますので、ここでは『ALPAHは違う』の一言で終わらせます。デフのファイナルは98年からハイギヤードになっています。これは燃費対策と騒音低減するための変更ですが、大きなタイヤを付けるのであれば古いローギヤードで高年式のモジュールと交換するとメーターの表示が方が丁度良くなります。
ホームカミングのフォレストツーリングや砂漠のヒルクライムで体験したのですが、HUMMERの極端に低いローレンジを使うと、92年でもALPHAでも走破性に差がありません。TT4も性能を発揮できる場合もありますけど、ヒルクライムの途中からの再発進が出来なかったりで諸刃の件です。ただ、ALPAHにはエレクトリカルデフロックが装備されていますので、これが一番強烈です。
ブレーキもALPHA以外は全て同じで、高年式にはABS付きもありますけど、このシステムは高価な割には壊れたときにお金が掛かるので、壊れたらABS無しに改造してしまうのも一考だと思います。アメリカではこのクラスの車両にABSが義務化されているのですが、当方のHUMMERは40インチのタイヤでABS無しですが、ちゃんと止まります。それでも、エンジンパワーが上がったので溝付きローターとメタルパッドに交換して制動力はアップしています。
CTISですが、このシステムは諸刃の剣です。これで、タイヤのバーストをしてしまった人は今年で2台です。このCTIS自体一体どの様なメリットがあるか考えると、オフロードや雪道を走る以外にはメリットはありません。だけど、付いている装備ですからどうにか使いたいのも人情ですけど、痛い目にあったり、乗るたびにコンプレーッサーでエアの量をコントロールしているのが面倒だと思うな人はカプラーを外しています。どうしても、シール部分には継時変換や消耗する部分がありますので、漏れが伴います。CTISが必要な状況になりそうになったら、昔の4X4に付いていたフリーハブをロックするみたいに外に出てカプラーを接続するという方法がベストな気がします。前回、関西ミーティングに向かう途中にバーストした友野さんや、93年式の浜本さんは最近はCTISのカプラーを外していました。今までの経験で、バーストしてしまうのは高速道路が多いのはエンジンルームの温度が上がり樹脂のチューブが耐えられなくなって破裂してしまう様です。この事から高速道路を走る時はCTISをカットしてしまうというのは名案だと思います。
さて、HUMMERの長所を書きます。まず、ボディの基本部分がアルミなので、腐食に強い、フレームの強度が高い。為基本部分は数十年の使用に耐えれそう。実際、当方のHUMMERは既に16年経過して17年目に入っていますが、問題ありません。フルタイムの4輪駆動は走行安定性に優れているため高速コーナーをWウイシュボーンの剛性の高さも手伝って図体に見合わず安定性が高く、雨天時でも安心して乗れます。積雪地もタイヤの種類にもよりますけど、純正タイヤであれば空気圧を下げることで、速度を上げなければ安全に走ることが出来ます。この空気圧を落として走るというのは非常に不安ですけど、純正のビードロック付きタイヤであれば15psiでもビードが落ちることはありません。ビードロックのないタイヤでも20PSI位まではタイヤをぶん回さないでソロソロならば走りきることが出来ます。ただし、大径ホィールの薄いタイヤとかは経験がありませんし、サイドウォールが低いので設置面積の拡大は見込めないので雪道を走るのはお勧め出来ません。
駆動方法というのは、その速度が高ければ高いほど、パワーがあればあるほど短所が顕著に現れてきます。当方のようにテクニックがないドライバーにはフルタイムは本当に心強い武器になります。事例としてあげると、当方がエンジンをコンバージョンした直後はキットはシルバラードのパートタイム式トランスファーだったので通常はリア駆動だったため、初めて雨天で何時もの様にアクセルを踏んだ所、一緒に走っていた桧谷さんもビックリする程大きくお尻を振出して怖い思いをしました。それ以降、路面が濡れている時は怖くてアクセルを踏めなくなってしまい、折角のDURAMAXが宝の持ち腐れになってしまいますので、早々にフルタイムのトランスファーと交換しました。フルタイムのおかげで雨天の高速道路でもドキドキ度140%でも、鼻歌まじりで運転できます。
次回は、購入する時の注意を書きます。
因みにこの作文をしている時に、スカイオートから「スイックなハンビーが入荷した」と連絡がありました。興味のある方や物見をしたい方は自由に乗ったり触ったりしても良いそうなのでどうぞいらしてくださいとの事です。

2011.11.13.    石飛 毅氏

今週は、トランスファーのATF交換のつもりでしたが、スカイオートから『何時ごろ来ます?』とメールが入っていました。
先週、572用のホィールを組んでいる途中だったのは既報ですが、ビードロックのリングを固定するネジ穴が舐めているのでコレの補正をしないと組めないと言ってましたので、一応、ヘリサートを入れないと駄目だという事になり、手持ちに工具がないので発注して入荷したら作業をすると言ってましたので、初めての作業なので必要だったら手を貸すことにしていました。どうやらその工具が入荷したみたいなので、手を貸すために出かけることにしました。
支度をして、ガレージのシャッターを開けてHUMMERに乗り込んでエンジンを掛けると。。。掛からない。スターターがヨワヨワしくしか回りません。DURAMAXには冷間時にはインテークエアヒーターで吸入エアを暖めるため、冷間時の始動には沢山電気を使いますので、ココの所、弱っている当方のHUMMERのバッテリーには荷が重くなってきたようです。ブースターを繋いでどうにか始動してスカイオートに向かいました。このバッテリーは、工藤さんからのお下がりで、カレコレ10年位使っていますので、これからドンドン寒くなるのでソロソロ交換ですね。
スカイオートにはラジコンも持って行きましたけど、それは置いておいて、即ホィールの状態を見たところ5本の内まともなホィールは一本もありません。このホィールは中古のホィールで友野さんがアメリカから輸入した物で、写真では結構良さそうに見えたのですけど、到着した現品を見ると、見た目も酷くリムの補正も必要でした。そこで、友野さんが九州のホィール修正専門店に補修と塗装を依頼しました。ホィールを送ってから随分時間は掛かりましたけど、綺麗に塗装されていましたので簡単に組み立てられると思っていましたが、現物を見ると気が遠くなる状態です。
ネジが駄目になっているのは、恐らく長期間雨ざらしで放置していたか、組み込み方法が悪かったのか、分解する時に無理やり外したみたいです。状態としては、ネジを舐めているもの、ネジ穴が大きくなって楕円状に広がった物、中にボルトが残ったままの物、全てのネジ穴を開けなおして倍の穴があいているホィールもありました。恐らく、ホィールの修正屋さん、この補正は出来なかったようで、見ないことにして頼まれた事だけ作業したんじゃないかと思います。リングの方も波打っててこのまま止めるとタイヤを均一に抑える事が出来ませんが、コレの補正も出来なかったのかもしれません。
ホィールの状態を見る限り、このホィールは一回以上タイヤを交換した履歴があります。とりあえず、ココまでお金を掛けてしまっているので、スカイオートとしても、やらないわけには行きませんので、とりあえず一本細心の注意を払って修正に取り掛かりました。修正の方法は壊れたネジに太目のドリルで穴をあけて一回り大きなタップを建てます。ここに、普通はリコイル用のバネみたいなのを入れますけど、今回はそれよりも強度の高い物を使いました。構造的にはアンカーボルトと同じ仕組みで、外側と内側にネジが切ってあって、このインサートパーツをねじ込むと先端が中で開いてホィールに確り固定されます。
一回目が思った以上に上手く出来たので、2人共有頂天。結局、修正したネジの数は30箇所ほどで、修正には結構時間が掛かりました。次にタイヤの組み込みですが、コレも結構面倒です。メンドクサイ第一弾は、インナーのビードロックにビードを押し込みます。ホィールの構造ですが、このホィールに普通のタイヤと同じようにリングなしでタイヤをホィールに組み込んでエアを充填します。エアを入れているとその内ボコン!という音がして、インナーリムにビードが入った事が解ります。次にタイヤの外側をめくってリムの外側にビードを出します。次にビードをリングとホィールで挟み込みますが、リングを乗せただけではボルトが届きませんので、リングを押しながら一本づつボルトを装着します。
以前使われていたボルトはホィール屋さんが塗装をしてくれていたのですけど、ネジに塗装ですから実質的に太くなるので入らなくなっているのもあります。最初の内は出きるだけ塗装をしているネジを使いましたけど、途中からは友野サンが用意した新品のボルトを使いました。リングに全てのボルトを装着したらこのボルトを全体的にリムが変形しないように少しづつねじ込んである程度閉めこんだ所で、トルクレンチを使って、先ずは18ft-lbで全てのボルトを締めこんでエアを入れてビードを馴染ませ、その状態で22ft-lbで増し締めして完成です。ボルトは対角線上に4分割して均等に締めますけど、どのネジを締めたか解らなくなるので、18の時はボルトの頭、22の時はリングにマーキングしながら締めこみました。ホィールバランスは、ビードロックリング付きにしては、あんまり乱れていなくて、さすがレース用のタイヤは出来がいいようです。
コレをスペアを含めて5本完了した時点で時計を見たら、凄い時間!決してダラダラやっていた訳ではなく、どちらかと言うとトルクレンチで閉めこむときはトランス状態になるほど集中して作業していました。途中で一台引取りがありましたので1時間ぐらい休憩はしましたから疲労感は余りありません。作業が終わった後、30分程ラジコンをやって、スカイオートのおごりで『焼肉』を頂きましたので、気分良好。
さて、友野サンが最近お気に入りのこのタイヤですけど、市販されていません。特殊なルートだけでしか入らず、友野サン専用なので誰に頼まれても輸入しないそうです。サイドウォールが柔らかいので、砂地用ですから友野サンみたいに殆ど乗らない人なら良いけど磨耗は早そうです。何時ものタイヤなんですけど作業をしている途中で、なんかこのタイヤはデカク感じるな〜と思って何気無くタイヤのモールドを見ると、今までのとは異なり『39X13.5X17』の表示。大きく感じたのではなくてホントに大きなタイヤでした。

2011.11.11.    石飛 毅氏

極々一部で盛り上がっているラジコンですけど、決して高級なものとかレベルの高い事をしている訳ではありません。
スゲー下手糞なので単純に楽しもうとしているだけですが、余りにも下手糞過ぎる人がいて、メンバーの中で一番経験のあるスカイオートがこの人達にはいきなりエンジンラジコンは危険と判断し、その対策として小型の電動ラジコンで練習することにしたようです。今週は仕事の忙しいヒロシ君がガレージに来なかったので、当方もラジコンのエンジンの慣らしをするために、仕事の邪魔にならない夕方からスカイオートに出向きました。
スカイオートに到着すると、まだスカイオートは仕事をしていましたので、工場の中をウロウロしていたら、572用のタイヤとホィールを組んでいました。作業は途中で止まっている感じなので、理由を聞くとビードロックリングを固定するタップが舐めてて、ボルトが効かないため、これの補修が終わるまで中止しているそうです。それと、このビードロック付きホィールの内側に溝があって、この溝にビードを入れるのが大変らしいです。このホィールは友野さんのお気に入りで、もう生産をしていませんので、中古で購入したところボロボロだったのでホィールの修正業者に補修と塗装をお願いしましたが、リングのタップまでは気が回らなかったのかもしれません。
このネジを治すには、一旦すべてのねじ山を取り去り、ヘリサートというバネの様なモノを入れて補修するのが一般的です。リコイルという呼び方もありますが、アルミヘッドのプラグのネジは最初からこれが入っているものが多いです。ビードロックリング式ホィールはHUMMERの純正ホィールの様にしこたまナットを絞め込むのと異なり、ホィールの端っこに段を付けて、ビードを入れてリングでビードを押し付ける構造です。従ってこのボルトでタイヤを留めるのだからと、ツイツイ締め込み過ぎてしまう傾向にあるのですけど、実は思った以上にこのボルトの締め付けトルクは大きくなくて、ボルトの太さに見合ったトルクで絞め込むとリングが変形してしまい、締め込めば絞め込むほどエアが漏れてしまいます。
ずーっと前にタケちゃんのTJでリングを曲げてしまい、偉いことになった事がありました。その後、リングを修正して取りつけましたが、こんなもんで良いのかと不安になる位のトルクだった記憶があります。要するに、このリング式ホィールは時々緩んでいないかのメンテナンスが必要なホィールです。出来上がりが楽しみですね〜。
さて、練習用のラジコンを見せて貰いましたが、スケール感があって中々の出来です。見た目はプラモデルのようですけど、実際にスカイオートが走らせると本物のドリフトマシーンのように速度は遅くてもちゃんとドリフトします。おもちゃみたいなプロポも舵角調整も付いているし、機能的には立派です。ラジコン本体もサーボのスピードも早くてカウンターも素早く切ることが出来ます。このラジコンはヨコモのドリフトパッケージイチロクと言って、予め組み立てられてて、専用のプロポキットを買うとプロポ用の乾電池以外は全て揃って箱を開ければ直ぐに走らせることができます。桧谷さんも同じモデルのボディ違いを買って練習していました。
2台一緒に並べてありましたが、スカイオートの綺麗なボディに比べて、もう一台は既にボロボロ。。色はつや消しの黒なんですけど、所々黄色い部分があって、どうも、黄色いボディの上から黒に塗ったらしいのですけど、真っ黒で車種の認識も前後も解りづらくなっていました。音も静かで走りも良いので当方が食いついていると、スカイオートが「もう一台買ってあるんですけど。。。」と、まだ箱から出していないラジコンを見せて値段を聞くと約15000円!その価格でここまで楽しめるならお安いと思い譲って貰いました。箱を開けて見るとスカイオート達のラジコンと殆ど同じなんですけど、ちょっと違うことに気が付き聞いてみると、スカイオートと桧谷さんが買ったのは、トータルで25000円のキットで、当方のより10000円も高くて何となく差を付けられている様で感じ悪かったのですけど、スカイオートが「実はこっちのが良いんですよ」と言い張ります。
まだ、箱を開けてもいないのになんでこっちの方が良いというのか即効で突っ込んだところ、当方が来る前に帰った係長も安いほうを買って走らせて見たところ、安いほうが動力性能が高かったそうです。実は高い方のラジコンは3年ほど前に車体をリアルにしたモデルで、ボディはABS製で、安い方は今年出た奴で、ボディがポリカーボを使いコストダウンと軽量化をしているため、走らすにはこちらの方が言いそうです。実際、走らせてあちらこちらにヒットしても、ボディは全く傷が付かないし内蔵されたスポンジバンパーのおかげでかなりの勢いで激突しても、桧谷さんみたいにボディとシャーシがバラバラになることもありません。スピードも早くて、最初は差を付けられたと思ったのですけど、先に買った2人がお気の毒に感じてきました。スカイオートも「ラジコン屋がオイラ達に不良在庫を売付けた」と結構マジな顔をして言ってましたので、本音だったみたいです。
このラジコン、電動なので、今までの経験だとバッテリーは持っても10‐20分程だと思っていたのですけど、予想に反して30分以上バッテリーが持ちます。プロポも2.4G帯を使っているので、プロポのチャンネルもクリスタル交換ではありませんので、一度に数十台走らすことも出来ます!この手の無線通信技術の発達と、価格破壊には驚きです。
当方もラジコン歴があったとはいえ、それは数十年前の話で、その上、年齢的なものもあり思い通りに操縦するスカイオートを見ると羨ましくて仕方がないので、お昼休みに特訓をしようと思い、会社にラジコンを持ち込むと2人の後輩が食いついて、即ネットで購入しましたけど、今どきのネットは即発送打当たり前なのですけど、まだ来ていません。来週になったらライバルが出来ますのでスカイオートをブッチ切ってやろうと思っています。

2011.11.2.    石飛 毅氏

ごく少数で盛り上がっているラジコンHUMMERですが、本日は佐藤先生が購入されたキットを持ってガレージにお見えになりました。
度々出てくる佐藤先生をご存知の方も多いと思いますが、当方達が子供の頃胸をときめかせながら買っていた自動車、戦車、軍用車のプラモデルの箱絵作画家で、ご自身も模型には造詣が深くてラジコンも何台か作られているそうです。ただ、メインクライアントがタミヤですから電動が多く、エンジンラジコンは始めてだそうで、キットは未着手でしたけど、何故かエンジンだけは組み上げていました。本当は作製の予定ではありませんで、立ち寄っただけだったのですが、当方の組みあがったシャーシを見て『俺も作りたい!!』と言い出し急遽お宅に戻ってキットを持ってきました。
このキット、何度も言いますけど、箱から部品を出すだけでも大変なので、当方が箱開け担当になり組み立てのお手伝いをしました。流石に手先も器用だしラジコンの構成も解っているので、スムーズに進んで5時間程で当方と同じレベルまで完成しました。特に見た目だけではなく、先生のラジコンは手で押して空走させたときの異音が全くありません。当方のはガリガリ音を立てて動きが渋いので、実際に走らせたときのパワーロスは随分違うと思います。出来上がったラジコンに先生は大満足で、今日は枕元に置いて寝ると言いながら帰っていきました。
当方のラジコンは、全く進んでいません。それは、プロポがないためで、当方の第2次ラジコンブームの時に購入したプロポを家で発見したのでガレージに持ち込んで電池を入れて動かしてみたところウンともスンとも言わずガッカリ。応募券を送るとプロポは貰えるのですけど、そういうのがメンドクサイスカイオートがフタバの2.5Gのプロポを買った所、当方が最後に使ったハイグレードプロポにしかなかった機能が今では最低グレードのプロポでもちゃんと付いているそうで、更に以前は複数で走る時に違う周波数にするため送信機と受信機に付いているクリスタルを入れ替えなければならなかったのですが、最近は送信機と受信機でネゴシエーションしてバンド切り替えが出きるそうです。
このラジコンの目的を考えると複数台数で走らせる可能性が高く、貰ったプロポの周波数が他の人と被るとクリスタルを入れ替えが必要になるので、いくつかのクリスタルを用意しないとなりません。このクリスタルの価格も案外高くて、ある程度のチャンネル数分を購入すると、プロポが買えてしまいます。クリスタルがないために一緒に走らす事が出来なくなるというのは非常に悔しいので、当方もプロポを買おうとネットで探しましたが、最近はエンジンラジコンの人気はかなり落ち込んでいるみたいで、サーボモーターが2個付いているプロポのセットは余り出ていません。あっても定価に近いし、安いのがあったと思っても『売り切れ』とか、『お取り寄せ』で直には手に入りません。
機種選定は最初スカイオートと同じ物を買おうと思って探していたのですけど、途中から、当方が30年前から使っているKO(近藤科学)のプロポが大好きで、トップメーカーのフタバにも魅力はありましたけど、途中からお手ごろ価格のEX-5で行こうと決めました。所が、フタバのプロポでさえ中々見つからない環境でKOのプロポはもっと難しくて、やっと見つけた在庫ありのアマゾンは定価約20000円がやっと1500円引きという送料がお得程度の価格なので、購買意欲はドンドン下がってしまいました。
もう諦めて貰えるプロポで我慢しようと思ったり、ヤッパリ高機能が言いと思ったりユラユラ気持ちを触らしながら、そういえば柳本さんが使っていないラジコンをガレージに送ってくれるって言ってたので、それを流用しようかと思ったりもしましたけど、催促するのも気が引けるので、最後にもう一度ネットで探していると、ありました!送料別で10925円!何かの間違えじゃないかと何度も見返しましたけど、サーボ2個付きでほぼ半額!プロポのクラスとしてはスカイオートのよりワンランク上で同額。これは、スゲーと思った瞬間ポチッ!これで、やっと走らす事が出来ます。

買った物。
………………………………………
1. (146131) R246-8601 GP FUEL ニトロ16% 2L
×1 ¥1,890
2. (133020) 36216S スハ゜ークフ゛ースター2.0(ORION2200)
×1 ¥1,820
3. (013579) OS フ゜ラク゛ NO.8 (R/C)
×3 ¥1,200
4. (143249) 10091 EX-5 UR 2.4G PDS2511*2サーホ゛ 特価
×1 ¥10,952
5. (032695) エンシ゛ンスフ゜レークリヤー
×1 ¥520
6. (032697) エンシ゛ンスフ゜レー赤
×1 ¥520
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[送料] ¥500
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[消費税] ¥890
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株式会社洛西モデル 通信販売部
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電話番号:050−3386−7188


燃料は、一応慣らし用なのでニトロは16です。ブースターは手持ちのは交換不可能なニッカド式で中身が駄目なので購入。プラグは定番のOS8番で、塗料はボディの色を赤くしない訳にはいきませんから、赤と、見栄えを気にしてクリヤーを買いました。あー、また無駄遣いをしてしまったので、暫くは『すきや』確定。明日届きます。

2011.11.2.    牧野 岩氏

石飛さんのエッセーの補足情報です

TopGear補足情報:
BSフジですが毎週土曜日 23:30〜24:30【再放送】毎週日曜日 27:00〜28:00
(変更の場合もありー字幕あり。DVDも字幕付きが販売されています)
イギリスBBC2で放送していますが、BBCで一番予算を持っている&収益力のある番組だそうです。
世界3.5億人以上の視聴者で、アメリカではオフィシャルのコピー番組が始まっています。
パクリはイギリスだけでも2番組ありますし、やっていることは日本だとありえないことばかり(トヨタLFAや他コンセプトカーや日産GT-Rにも乗りに来たりしてます)
しかも辛口で過去にメキシコや韓国政府から訴えられたり、アメリカで入国禁止になりかけたりしてるドリフ的な番組です。

ちなみに雑誌も出版しており、松原さんのタンブラーも来日前に取材されていました!

何年も前にH1 & H2も登場していました。
http://videosift.com/video/Top-Gear-Hummer-H1-H2

牧野

2011.11.1.    石飛 毅氏

牧野さんから先日教えてもらったのですけど、凄いのが出てきました。http://www.youtube.com/watch?v=cDoRmT0iRic&feature=youtube_gdata_player 南アフリカのパラマウントって言う会社が作ったそうですが、イギリスのBBCがゴールデンタイムに放送している人気番組の『topgear』で紹介されたビデオです。まあ、車も凄いですけど、こんな取材をする番組も凄いですよね。因みに、この番組は世界的にも人気で、オーストラリアやロシアではパクって番組を作っているそうです。日本では本国の番組をBSフジで土曜の深夜に放送しています。

 2011年10月