2012年4月  HUMMER ESSAY 2012年5月      

2012.5.30.    石飛 毅氏

今日の2時間作業は、地味な作業でした。
固着したエンジンのインテークポートのお掃除と、インテークマニホールドのガスケット剥がしとお掃除。そして、これから載せるエンジンのお掃除をしながら組み付け。このエンジンが新品の時に鋳肌の部分には耐熱塗料を塗ってから載せたので、エンジン自体はパーツクリーナーでゴシゴシやってたら新品の様な輝きを取り戻しています。気分を良くしてインテークマニホールドもパーツクリーナーで汚れを落としたら、コレまた新品同様!夢中で余り大きな進展がありませんでしたが時間になりましたので、本日はコレだけで終了。段々エンジンが綺麗になって来ると早く火を入れたくなってきます。このまま順調に進めて週末には載せたい所です。

2012.5.29.    石飛 毅氏

月曜日も平日2時間修行をやってきました。
アテにしていた狭山ハウジングの元整備士が日曜日に来る予定でしたが、子供ちゃんの誕生会を急遽やることになり欠席でした。若い人たちは色々とあって、中々自分の思うようにはならないので大変ですね。その元整備士が日曜日に来れなかったので『挽回させてください』とツナギを着て手伝いに来てくれました。一応、月、水、木、金曜日の4日間2時間づつ手伝ってもらったらアルバイト代を払うことにしました。
古いエンジンからは補記類を全て外してロングエンジン状態にしてありますので、新しいエンジンをロングエンジン状態にします。補記類を外していくたびに思いますが、このエンジンを当方のHUMMERに搭載するときに鉄部分の地肌には耐熱塗料を塗っていたのでブロックの錆びは殆どありません。バルブカバーもとても綺麗で、ボルト類の固着もありません。特に噴射ノズルは古いエンジンだと配管を外すために回すと簡単にノズル本体が回ってしまいましたけど、新しいエンジンはびくともしません。
一通り分解して、アルバイトにはエンジンブロックのインテークマニホールドガスケットの剥しをお願いして、当方はインテークマニホールドのガスケット剥しを行いました。ガスケットはコキコキスクレーパーで剥がし、その後シールが甘いとブースト圧が逃げるのでオイルストーンで面研しましたけど、チョットぐらい漏れても良いという考えなんでしょうか元々が結構荒い加工です。偶数気筒側は傷も入っていますので、在庫品から良いものを選ぼうと思います。それ以外は全般的なリフレッシュ掃除を行いましたけど、まだウォーターポンプは交換するか、そのまま使うかは悩んでいます。

2012.5.28.    石飛 毅氏

現在作業中のHUMMERですが、作業を進めながら観察すると『当たり』でした。
最初見たときはエンジンクーラントが吹き出してエンジンルームの中は泥を被ったような状況で、かなり手を入れないとダメかと思いましたが、この泥は元々この年式の頃にはクーラントの中に漏れ止めの様な物が入れられてて、新車の時からクーラントの色は泥水色です。エンジンにクラックが入って排気がクーラントの中に高圧で押し込まれるので、サージタンクのキャップがリリーフ弁の役割をしていますのでサージタンクを中心に泥水を被ったような状態になります。クーラントの中に混じるぐらいの物ですから、これらは高圧洗車機でブワーーーッと洗ってやると綺麗に落ちます。
土曜日は、田口さんがお昼前に、浜本さんが夕方からツナギを着てくれましたので作業はどんどん進んで、エンジンを無事下ろすというよりも落としながら無事下りました。何しろ3人ともフォークリフトの運転が出来ません。その中でも、どうにか当方が動かすことが出来るのですが、エンジンの様子を見たりで行ったり来たりして結構大変でした。誰かは言えませんけど、狭山ハウジングのフォークリフトはその人の会社で作っている機種だと言ってましたけど、その人はフォークリフトを運転できません。
さて、エンジンが下りてまったりした後、3人でHUMMERを手で押して先っぽだけ外に出してエンジンルームを高圧洗車機で洗浄。温水にしようと思って灯油を入れてスイッチを押すと何時もだとボイラーがグォーーーっていうんですけど、無音。。。そしてむなしく赤い『異常』ランプが点灯。。電源を落として見たけど異常のままです。ここで、洗車機の修理をするのは面倒なのでそのまま常温水で洗浄しました。一度ですと洗い残しがあるので数回に分けて洗浄を行い乾燥した状態をを見ると殆どサビがありません。フレーム類の表面には常温水では落ちない汚れがありますけど、これは物理的に擦ると消えて汚れの下からは美しい塗装面が出てきます。ただ、足回りやフレームの一部は、アンダーコートが吹いてあり、これがアバタ乗になっててあまり美しくないので、見える部分だけ擦ってみましたが結構労力が掛かるので、この部分は今回の作業が終わってからでも出来ますから先に進みます。
下ろしたエンジンは噴射ポンプとタービンは使いますので、補記類を外します。噴射ポンプは点火プラグコードのように8本の配管が各シリンダーに分配されてて、添加順に燃料を噴射する構造で、圧力が高いので金属パイプです。これがデスビのプラグコードと同じように噴射ポンプにごっちゃり固まっているので、ポンプだけ取るよりも配管ごとゴッソリ外したほうが楽ちんです。その代わりインテークガスケットが使い捨てなので、交換が必要です。
ここで、悩みがひとつ。ウォーターポンプをどうするかです。実は当方が使っていたエンジンも、02年エンジンと交換したときにファンの取り付け方法が異なるタイプのウォーターポンプだったので95年式を流用しています。(多分)そこで、先端を触ってみるとガタがあるようなないような感じです。元々付いていたエンジンの方を触ってみると、状態はこっちの方が良いのでコッチの方が良いです。明らかにダメだったら速交換なんんですけど、今悩み中です。。。
洗車をしている最中に、オーナーが仕事と子供を寝かせ付けてからやってきました。もうやる気満々で微笑ましいです。彼には先ほどのフレームに着いた汚れをウエスで擦ってピカピカにしてもらいました。自分のやっと手に入れたHUMMERがいきなり油まみれからスタートと言うことになりますけど、自分が頑張った分HUMMERの状態が良くなるのですから幸せ者ですね。彼が磨いたフレームを見るとこの年式とは思えないほど状態が良いです。汚れと、はみ出たグリス、そしてオイルで厚化粧されていたのと、バッテリートレーが酷いことになっていたので、これは大変だと思っていたのですけど、予想が外れました。
夕方、インテークマニホールド用ガスケットが在庫していませんので、スカイオートに連絡すると、前日大阪までほぼ日帰りだったというのにガレージまで配達してくれました。元々このHUMMERはスカイオートがアメリカから仕入れた物を販売したので、最初、程度が良かった筈なので気になっていたみたいです。当方は当初現車を見たときは疑問で、リフレッシュし甲斐があるなぁ〜と思ったのですけど、前記の通り蓋を開けたら状態がいいと褒めてあげました。どうも、オーナーは何処かおかしくなると入庫する。という感じであまり定期メンテナンスをする様な乗り方ではなかった模様で、おおらかな人だったみたいですけど、アイドラーアームとピットマンアームは最新版が付いていたのは納車の時に怪しい場合は交換しているみたいです。タイヤもバリ山なので、ここでエンジン交換すればかなり程度の良い個体になるでしょう。
良くHUMMERを購入希望者でやっちゃう事で多いのが、年式と状態が比例していない事を見逃してしまう事です。売りっぱなしで乗りっ放しで、トラブルが出て、結局、大枚を払う事を良く耳にします。友野さんから聞いた話では、結構新しい年式のオーナーが部品を買いに来て、ボンネットの金網が無くてボンネットのストッパーが無かったそうです。それを指摘したら『付いているんですか?』と他のHUMMERを見ていないので、こんな物かと思っていたそうです。
スカイオートにも、時々酷いHUMMERが持ち込まれて当方も『なにこれ?』と思う事もありますけど、他店で購入したり修理(壊した)した物に対して商売上よっぽどじゃない限り言えないそうです。当方や友野さんの場合は商売ではありませんので、オーナーにはハッキリ言ってしまいますので、嫌われる事もありますけど、結局、その人のこれからの事を考えると黙っている方が悪い事だと思います。想定しているのと不意打ちじゃ想定内の方が精神衛生上も宜しいでしょう。安い修理と言うのも難しい問題です。安い修理なんてあり得ないからです、結局、今回の様に部品を見て『安く』と言われれば、今が良いからそのまま悩むことなく部品を流用しますけど、交換する手間を近い将来発生するので、それを踏まえ考えてしまいます。スカイオートと一緒に部品をチェックしてみましたが、バキュームポンプ、ターボ、オルタネーターS級、噴射ポンプグローリレーはA級、コンプレッサーは若干のオイル漏れがあるのでB級です。ウォーターポンプとラジエーターが問題です。
ラジエーターとポンプは、漏れドメ剤の汚れが確り付いてていくら洗っても綺麗になりません。ウォーターポンプは今の所問題ないのですけど、寿命がありますから。。。もうちょっと考えます。このように何処で切るかで修理は決まります。依頼された場所だけの修理であれば配管やほかの部品はそのまま使うのが安い修理で、状態を見ながら悪いないしは心配な部品を交換するのが当方の修理。全部新品!というのが友野、松原修理と言うことになります。今回スカイオートがまだ頼んでいないけど交換推奨部品も一緒に持ってきてくれました。中には『若い人には必要でしょ!とHIDヘッドライトと新品のライト本体まで持って来てくれてました。オーナーは喜ぶ事間違いないですね。このように、そのオーナーやメンテナンスしている修理屋次第で、そのHUMMERの状態全く違っていますので、状態を聞かれても余程時間を掛けて見ないと程度は解らないということです。こんな感じで週末は次のエンジンのバラシを始めた所で時間切れで終了。スカイオートからも、『ここからが大変なんですよね〜頑張ってください』と、励ましてくれて掃除もしてくれました。詐欺師っぽいかと思ったら案外良い奴かも?疲れてヘロヘロで弱気になっていたためか、すこし嬉しかったです。
と、当方がここまで頑張っているので、土曜日は田口さんと一緒に泊まって頑張ったオーナーですけど、奥さんが体調不良で帰らなくてはならなくなり板挟みで可哀想です。まぁ、無理を言って買ったのですから奥さんの言うことを聞くしかないでしょうね。因みに、クタクタで帰った当方は早くお風呂に入りたかったのですけど、長女にカットインされてしまいガッカリ。『君のお友達のHUMMERをやってんだぞ!』と言いたいところですけど恐らく帰ってくるのは『楽しんでいるんでしょ?』と図星ですから、もう何も言いません。家と、外の評価が余りにも違います。まぁ良いか!

2012.5.26.    石飛 毅氏

入庫中のHUMMERが思いのほか進みました。
近所の大工さんがドタキャンしたので、予定が狂ってしまい、先ずはホームセンターで買出し。今回は当方がシングルハンドなので、外したボルト類の整理整頓用にパーツケース、エンジンハンガー用のボルトを購入するためにホームセンター巡り。昨日インナフェンダーを外した際にボルトを入れているパーツケースに部位毎の外したボルト類を仕分けして入れた所、コレは便利と思い、これから出てくる大量のボルトを今まで通りに大皿に入れてては訳が解らなくなるので、出来たら仕切りが大きめで、ブラケットも入る大きさの物を探しに行ったのですけど、一軒目は思った物がなくて他のホームセンターに行った所、チョッと高めでしたけど、エンジン回り用と室内用そしてもしかして他にも使うかも知れないので3個購入。
ガレージに入り、先ずは何時もだとゴッソリまとめて引っ張り出すのですが、今回は長女の友達のHUMMERですから、後で粗が出たら娘になんて言われるか恐ろしいので、今までにない丁寧さで作業を進めています。と言うのは建前で、今回搭載するエンジンは暫く放置していましたので、引っ張り出したエンジンのパーツも再利用する可能性がありますので、今までと違って慎重になっているだけです。
工具も左右でワンセットづつ分けて使い、サイズ別にソケットをラチェットレンチに付けたまま使っているのでソケットの抜き差し回数が少なくて結構効率良く進んでいます。まず、外したのはエアコンのレシバータンクとエアポンプ。実はラッキーな事にこのHUMMERにはレトロフイットで最新バージョンのエアコンが付いていました。ただ、レトロフィットの場合はエアコンの配管がエキゾーストマニホールドの遮熱板に当ってしまいますので、エンジンを下ろす場合は邪魔になります。そこで、遮熱板を外すために、オルタネーター、テンショナー、エアポンプチームを外す事にしました。運が良いのか悪いのか遮熱版は前側だけでメインの遮熱板はありませんでした。メインの遮熱板は実際の所、振動で割れている物が殆どで、コレは当方が設計したステンレスの物を付けますので、この際なくても構いません。
次に外したのは、エアコンの配管とコンプレッサーです。以前は低圧側のジョイントを外すのが面倒なので引っ張りあげて振り分けていましたけど、今回はそんな訳とスカイオートの社長から教えてもらった必殺テクニックで固着してても簡単に壊さないで外す方法を会得しているので、それをやりたかったと言う理由もあります。エアポンプチームを外すと、もう一つメリットがあって、抜き辛いファンも横っちょからアクセスできるので結局作業が楽になります。
この辺りで、仕事を終えてオーナーの鈴木君が元気良く参上。思いの他進んでいるので素直に喜んで嬉しそうです。素直な笑顔を見ると、『おじさんは頑張っちゃう』のよねー。『何をしたら良いですか?』と言うので、先ずは一人で出来ないボンネットの撤去とエバポレーター、オイルクーラー、ラジエーターの取り外しをやってもらい、その後はひたすら外した部品の掃除。自分のHUMMERだと思うと嬉しくて仕方がないみたいで、座り込んで凄い勢いで作業していました。その間当方はドックハウスを空ける準備をしてドックハウスを開けるのを手伝ってもらい、外した方が効率の良い遮熱版にラスペンを差して明日に備えました。この時点で日付変更線を優に超えているので本日の作業は終了としました。
思いの他作業が進んでいるので、鈴木君はどうしても自分でも色々やりたそうなので、ガレージに泊まれる事だけは伝えておきました。多分、明日にはエンジンが下りそうです。

2012.5.24.-2    石飛 毅氏

昨日入庫したHUMMERの作業を本格的に始めました。
本格的と言っても、モチベーションが下がらないようにするため、平日は仕事が終ってから2時間作業を行う事にしました。そう言っても明日からは週末に入りますので、とりあえず今日は2時間と言う事になります。仕事場から夕方の帰宅ラッシュ時でも20分あればガレージに到着しますので、大体8時ぐらいまでを目安に作業する事にしました。8時に終りますと、自宅には9時前には到着できますから体力的にも楽です。
今回は、先ずシングルハンドで出来る部分から初めて手下が必要な部分は後回しにします。先ずは、左のインナフェンダーを外すために、ボンネットを天井から紐で吊るして外します。以前にも外した形跡があり、ボンネットライトの配線が外れていました。フォグランプの配線はキットに入っていた物をそのまま付けたためか余った配線がアチラコチラに止めてありましたので思い切ってカットしましちゃいました。
バッテリートレー側は、兎に角バッテリーが腐っていましたので、ご多聞に漏れずバッテリーを撤去すると、底の部分は物凄い錆でコーティングされて酷い状態です。ただ、この程度の物であれば、綺麗に洗ってバッテリー液を取り除き、スクレーパーで剥ぎ取ってサンドブラストを掛ければ結構いい状態までに回復できますし、使うには問題は無いでしょう。そこで外した後にアルカリ洗剤に浸して暫く放置してから、高圧洗浄機で洗った所、予想通り結構綺麗になりました。同じように外したエアクリーナーも掃除すれば綺麗になるでしょう。エアクリーナーを外した後にはクラックが入った時に噴出したクーラントの跡が結構こびり付いています。これらはエンジンを下ろした後に前に出して徹底的に洗ってあげる事で見違えると思います。
基本的に全体的にエンジンルーム内は汚いのですけど、どれもスチームで洗えば綺麗になります。一通り外した後にラジエーター内のクーラント、油脂類の排出を順次行ないます。恐らくエンジンの引き抜きは週末に完了すると思います。腐ったバッテリーは再利用は全く不可能なので、オプチマイエロートップを充電し始めました。これは昨日から行なっていましたので、現在トリクル充電を行いリフレッシュしておきます。
放置しておくとタイヤの空気が抜けるので、昨日、タイヤの空気圧を3kg/cuにしてCTISのコネクターを抜いておきました。一晩経って点検した所、エア漏れはありませんでしたので、OFFではもれない事が解りましたので、コネクターからの漏れはONにした時に漏れていると思われます。そこで、今度は片側の前後のコネクターを差し込んだ状態で明日まで様子を見ます。
交換が必要と思われるパーツの在庫を友野さんに聞いた所、大抵の物はあるようです。交換するか悩んでいるウォーターポンプも在庫があるみたいなので、車齢を考えると漏れてもおかしくはないので、恐らく交換しようと思います。明日は気の良い大工が遊びに来るというので、ボンネットとラジエーター周りを外そうと思います。ココまでやって2時間のタイムリミットが来ましたので、これで終了。まぁ短時間の割りには休憩が要らないためか結構進んだと思います。
スカイオートのブログを見たらハンビーの車検が通ったようです。何度か通って指導を受けていたので改善が終わり一発で取れたようです。この際ですから、数人の間で話題になっているハンビーのトレーラーを輸入して登録して欲しいですね。ハンビーよりも簡単だと思うのでスカイオートならできるでしょう。問題なのは免許で重量が700kg位あるので普通免許で引ける総重量750kgを上回るので、けん引免許が必要になります。多分、そうなったらスラントバックには似合うので小出さん辺りはけん引免許取ってドヤ顔で引きずりまわしそうですね。

2012.5.24.    石飛 毅氏

97年前期型のHUMMERが入庫しました。
スカイオートが以前販売した車体ですが、8番シリンダーのクラックでオーナーが車両入れ替えをしたものです。55000マイル走行なので、この頃の特定期間に生産されたエンジンとしては持ったほうです。スカイオートには新品のエンジンがストックされているので、エンジンを積み替えて販売予定でしたがココの所スカイオートは沢山のHUMMERの車検、修理、モロモロでとてもじゃないけど、ジックリエンジン積み替えをしている時間が取れないので、手を付けられない状態のまま置いてありました。
当方の長女の友人の旦那君は数年前に当方のHUMMERを観てから衝撃を受けて、それ以来HUMMERの事が頭から離れずに日々を過ごし、ミーティングにも何度か顔を出しています。欲しいということを表明してからは当然家族からの強烈な拒否反応があり、特にお父さんと奥さんからは強烈な反発があったようです。所が最近、お父さんの切り崩しには成功して、ワンランクアップした直後、お薦めの上物が出ていたので一度購入モードに入りイヨイヨと言うときに、長女の友人すなわち彼の奥さんが、強烈に反対。当方としても家庭崩壊の一端を担いでしまうのは本意ではありませんので、彼を説得して一旦諦めさせました。しかし、彼はそう簡単に諦めが付く訳がないので、その後も奥さんへの説得を試みましたけど奥さんはツワリでそれどころではなくケンモホロロで玉砕を続けるばかりでした。
欲しい人には生産中止から時間も経っているし、ドンドン上玉が減ってくるからと、焦る気持ちでも、ツワリで苦しんでいる奥さんの気持ちも解るし『もう一体どうしたらいいんだ〜』と丸坊主の頭を掻きむしる毎日を送っていました。そんな『おもしろい』話をスカイオートにしたら、スカイオートしても程度のいいHUMMERを探すのは中々難しくて、HUMMERはもう年式がどうのこうのというよりもある個体をベースとして考えて、ライトレストアをして売る時代が来るので、探すよりもこのクラックHUMMERを仕上げる方が良いのではないかという提案があり、アレヨアレヨという間にクラックHUMMERを購入することになりました。
エンジン積替えと総点検及びライトレストアは当方が担当して、板金などの当方が出来ない物は作業完了後スカイオートに戻して行うことになり、ガレージに搬入しました。使うエンジンは新品ですと費用がかさみますので、当方がDURAMAXに交換する前に使っていたエンジンで、3年弱の休眠状態から目覚めさせます。このエンジンと搭載されているエンジンの両方から良い部品を拾い出して組み上げるので、作業工数は嵩みます。その代わり、ゴム部品やエンジンを下ろした状態での可能な部品交換は行おうと思っています。
通常ですとコンプリートのエンジンであれば積み替えそのものは3日で可能ですけど、上記の理由と部品調達時間も掛かりますので、ある程度ばらしてみないと、時間が分かりません。
とりあえず、現状はバッテリーも上がり液体は全て抜けきりタイヤのエアも抜けちゃっています。バッテリーは充電を試みたそうですけど、もう寿命を過ぎているのでダメだそうです。と、言うことは中々取りにこないし、今のところ問題がない浪速の大将に行く予定のオプチマはこのHUMMERの胃袋に入るのは自然の流れとなってしまいました。それ以外の部分で目を覆うような部分はなくて他の機関は大きな問題がなさそうです。ただ、誰が付けたのか補助灯の配線がメチャクチャで、スカイオートに『オタクで付けたの?』と軽い気持ちで聞いたら『こんな事するわけないですよ』と怒られちゃうほどひどい配線です。これも、このままで当方のガレージから出ていくと当方の作品と思われるのは心外ですから、治します。このHUMMERが入庫中にガレージにお見えの方はツナギを持って覚悟して来て下さい。

2012.5.23.    石飛 毅氏

麻生さんから、関西ミーティングの『おしらせ』が届きました。
ココの所雨で天候には恵まれていませんでしたが、回を重ねる毎に参加者も増えて楽しいイベントになっています。
特に関東地方の方々も、HUMMERでの長距離ドライブをする機会が少ないためか関西ミーティングに参加するのを楽しみにしている様で、参加者は年々増えています。当方も第一回から参加していますが、今回は友野さんと一緒に金曜日の明るいうちに出発して、圏央道から中央道に入り、多賀SAのハイウェーホテルに宿泊する予定です。明るい時間の移動は疲労も少なく景色も楽しめます。極悪燃費の572とシングルタンクの当方のHUMMERは足が短いので、途中、諏訪湖と養老で休憩と給油を行う予定です。ミーハーですけど、帰りは、出来たばかりの新東名で帰ってこようと思います。普段余り顔を見れない方ともお話ができるので、今からとても楽しみです。お気軽に参加してください。

第6回 HOCJ関西ミーティング開催のお知らせ

今年こそ雨に祟られることのないよう関西ミーティングを開催します。

クラブメンバーさんのご協力、遠方からの参加で回を重ねるごとに参加台数も増加している関西ミーティングも早や6回目を迎えることとなりました。今年も遠方からの参加者様からのご要望により2日間の日程で行います。
昨年に引き続き、HUMMER OWNERS CLUB JAPANの第6回関西ミーティングを下記の日程で行うこととなりましたので、ご案内させていただきます。

急なお知らせで申し訳ありませんが、ご都合を調整して頂き、ご参加いただければと思います。ミーティングは今回も前回と同様、琵琶湖のヤンマーマリーナさんで行います。 これまでと同様に「まったり・ノンビリ」ミーティングです。開催場所の駐車エリアの確保の都合上、事前に「ミーティングに参加するよ!メール」 hummer@highest-one.com をお送りください。
メールには お名前・車種・人数・参加日・都道府県・16日昼・夜・17日の昼食の有無の記載をお願いします。 土曜日の宿泊場所は基本的に各自で準備してください。

開催日:2012年6月16日(土)・17日(日)
※雨天決行 開催時間:9:00〜16:00(開門は8:30です。)集まりだしたらそれが開始)
会費:食費
※食事:ヤンマーマリーナさんのレストランを利用します。土曜日夕食時に軽くイベントを行いますので参加者は必ず夕食の申し込みをしてください。
※ 事前参加メールには必ず@お名前、A車種、B都道府県、C参加人数、D食事16日(土)昼、夜17日(日)昼をお知らせください。
17日夜には、恒例の景品持ち寄りのビンゴを行いますので、参加の方はどんなものでも結構ですからお持ちください。
駐車場所の確保やノベルティグッズ等の段取りに毎回苦労していますので必ず事前申し込みをお願いします。

※ 那須でのミーティングと同様に適当に集合⇒歓談⇒解散です。
※ 開催場所のヤンマーマリーナさんのご好意で施設の一部を利用させていただきます。マナーを守ってください。
※ 炎天下や悪天候も予想されますので暑さ対策は各自お願いします。
※ 渋滞が予想されます。出発はお早めに。
駐車場は8:30開門です。場所:ヤンマーマリーナ〒524-0102 滋賀県守山市水保町1380琵琶湖湖畔のオシャレなマリーナです。
http://www.yanmarmarina.com/
交通:大阪/京都方面より 名神高速「京都東インター」または湖西道路「真野インター」より琵琶湖大橋経由約10分以上

2012.5.22.    石飛 毅氏

何ででしょうか?程度の違いはあるけど、当方も含めて懐中電灯系に興味を持つ人が多いです。
当方も子供の時から大好きで布団をかぶって本を読んだり、押入れの中に入ってみたり、懐中電灯は冒険家に憧れていた石飛少年の何時かのために必須アイテムでした。しかし、夢を理解しない母親からは目が悪くなる、何もワザワザ暗いところで見る必要無いだろう!と、怒られてチョクチョク取り上げられていました。それでも、カブスカウトのキャンプには必要ということで取り戻しては、また同じ事をして取り上げられたりの繰り返しの連続でした。
当方が子供の時は乾電池というものがとても高価で、使い終わったら捨ててしまうと言うのは非常に辛いものでした。主に使う電池は単一で我々小学生が手にできるのは、外側が厚紙のパイプに鉛の電池本体を押し込んである粗悪品で、現在の粗悪品製造国の人が見ても『これが電池かよ?』と言いながら腹を抱えて笑われる様な代物でした。それでも、当方には大切なエネルギー源ですから、懐中電灯を点けっぱなしという贅沢は禁物で、こまめに消灯してて、自分以外が点灯させようものなら『電池が減る〜!!』と、激高していましたし、布団の中で使っててそのまま寝てしまい消し忘れして電池がなくなってしまったときはショックで数日寝込んでしまうほどでした。
そんな小学生時代に突然現れたのがニッカド電池でした。サンヨーから出たニッカドは憧れの的で、電池に比べて異次元の価格でしたが、何度も充電して使えるというのは永久機関を手に入れたのと等しい感覚で、もうどうしても手に入れたくて仕方がありませんでした。その内、そのニッカド電池を内蔵した懐中電灯の存在を知り、学校の裏にあったサンヨー薔薇チェーンの店頭に飾ってあるのを何度も見に行きましたが、当時の経済力では多分今フェラーリを買うより難しい状態で、結局、見ているだけでした。
恐らくそれがトラウマになり、今、懐中電灯で更に充電式は当方にとっては神でした。所が、シュアファイヤーを初めて見たとき、その明るさに度胆を抜かれて、123バッテリーが当方の神になり暫く安泰でしたが、長時間使えるLED、ハイワッテージLEDと神さまがドンドン入れ替わり、先日友野さんの所でラストと思われる神に出会いました。なぜここでラストとしたかというと価格が20万円という馬鹿げた価格だからで、3億円の宝くじが当たって絶対買わないだろうと思ったからです。従って手が届かない存在ということで、今回この懐中電灯を当方の神と認定しました。この懐中電灯を持った友野さんがニヤニヤしているのは、決して隣にいる人が原因ではありません。
因みに、初代神のサンヨーニッカド懐中電灯ですが、1966年にグッドデザイン賞を取って延々と作り続けて昨年やっと生産を終えたそうで、それを知ったときに45年間も生き続けた素晴らしい日本の技術が終焉に向かっているのではと胸騒ぎがしてしまいました。これから、日本は製品を作れなくなってしまい、生きる道は素材とか部品とかを作るしか生きる道はないのでしょうか?

2012.5.21.    石飛 毅氏

572の2日目は、残りのショックアブソーバーを組み立て装着。
これに窒素を入れるのですが、これが大変。何しろ200spiですから、ホースとか耐圧の物を使わなくてはならないので、色々試した結果、洗車機用の耐圧ゴムホースに空気入れの先っぽを付けて、窒素ボンベのレギュレータを一番低い圧力にしてから徐々に圧力を上げて、ココだと思った所で素早くホースを抜きます。ただ、一人でやると両手が塞がるのとゲージの目盛がが荒いので、精度は低くなるのですが構造的にも大体200psiで良いと思います。次回はもう少し確実な注入出来るシステムを作成します。
足回りの作業を終えて、今度はパワステのホースを交換しました。交換したのは低圧側ですが、それなりの圧力がかかるのと、オリジナルのホースバンドはバンドの部分にネジが掛かる穴が空いていますので、ホースに食い込んでしまい増締めも出来ませんし、緩めた場合は、大抵芋虫みたいなネジ部分が出てきてしまい、再使用を躊躇してしまいます。そこで、以前から当方はABAのホースバンドです。従来は、芋虫部分が青いスチール製の物を使っていましたが、経時変化で貧相になるので最近はステンレスのものを使っています。
ABAのホースバンドを使い始めて10年以上になりますが、耐久性には満足していますが、不満は価格と入手性で、価格は当初異様に高く、ホースバンドごときにこんな値段を出せないと思いましたけど、使い始めると止められなくなってしまい、仕方がないと思っていました。ところが、この数年価格がドンドン下がり、ステンレスでもスチールの価格になりAmazonでも購入できるようになりました。そうは言っても今回使った9mm幅でも272円/個ですから、決して安くはありません。さらに、トラブル回避のために可能な限り2本掛けにしましたので、今回だけでも11個使いましたので、ホースバンドだけでも3000円オーバーです。3000円以上は送料が無料の所から買っていますので、大量買いをやめてこまめに必要な分だけ買うようにしています。
パワステ関連の低圧配管は全部で3本あります。ギヤボックスの低圧からオイルクーラー、オイルクーラーからポンプの戻り、マスターのブーストからの戻りです。パワステオイルは油圧作動油と同じ役割なのでポンプで圧縮されるため結構高温になります。また戻り側も圧力が思った以上にありますので、使うホースの耐熱、耐圧、耐油性の適切な物でなければなりませんので、今回も純正指定のホースを使いました。
次に、流行のピットマンアームの交換を行いました。ピットマンアームのプーラーはケントムーアーやスナップオンの物が使いやすいのですけど、スタビライザーが邪魔をして使えませんのでスタビを外すか、他の方法でスプラインから抜かなくてはなりませんので、面倒なので当方のプーラーは一部改造してHUMMER専用にしてありますので、プーラーを使うことが出来ます。ただ、スプラインを抜いただけではセンターリンクが思うように動かないので、アイドラープーリーも緩めてセンターリンクをブラブラにして、交換しました。外したピットマンアームのテーパー部分を観察したところ、これだ!という応力割れはありませんでしたが、一箇所だけ少しだけ円周方向に筋がありました。外したアームはまだ使えるので、万が一のためにジップロックに入れて車載することにします。

2012.5.20.    石飛 毅氏

金曜日に仕事が終わった後に、友野さんの所に572を引き取りに行ってきました。
最近、友野さんはPTAの会長をしていますので、とても忙しくてガレージに来れないので、当方が引き取りに行く事が多いです。この日も夜の8時まで総会があったらしく、その時間に合わせて行きましたが、友野さんはチョッと遅れたためにスーツのまま小走りで来ました。以前は、当方が行く予定の時はお昼ごろから用意をしていたのとは大違いでやっと普通の人になってきました。
そうは言っても、夜は9時までに寝ますからサッサと当方のHUMMERと入れ替えて帰ってきましたけど、晩御飯がまだでしたからスカイオートに途中下車して『つくし』で晩御飯。金曜日なので桧谷サンはいないので、なんか変な感じでした。
今回、入庫したのは先週友野さんの所に行った時、『ショックアブソーバーからオイルが漏れているんだよ〜』と悲しそうな顔をして言うので、工具が足りませんから『こんどね』と言い、パワステポンプからも若干のオイル漏れがあって点検した所、配管が硬化して洩れ始めたので、これ以上締めこんでも止まらないのでホースの交換が必要。それと、ATのホースも、ソロソロ硬化が始まって滲み始めていたので、これも直ぐにやる必要はありませんが交換したほうが良さそうなので、関西ミーティングまでにはやらないと不安そうなので日程を考えた所、エンジン積み替えの予定が入っているのでそれが始まると、関西ミィーテイング前には出来そうもないので、エンジン積み替えをずらして先に572の整備をする事にしました。
この土日で終わらせなくてはならないので、気合を入れて作業を開始したのですけど、間抜けな事をしてしまいました。とりあえず、漏れたショックを外すためにタイヤを外してショックを外したのですけど、外したショックは全くオイル漏れしていません。あれ?と一瞬思ったのですけど、漏れていたのは反対側でした。どうも、朝はボーっとしているのは子供の時からであんまり考えないでも体が自然に動いてしまうのが不思議です。朝ごはんを食べるとシャキッとするのですけど、前の晩に美味しい物を沢山食べたので朝ごはんを買い忘れていたのが敗因でした。
気を取り直して、とりあえず友野サンがタップリ用意してあったショックのとショックのジャンク品の中からロッド部分のユニットを出して、OHの練習をしました。572に付いているショックはSWAY-A-WAYのRACE RUNNERで、太さが3”もあり、組み立て式の高級品です。したがって、ショックの寿命であるオイル漏れを起してもシールの交換で修理が可能です。友野さんはO型の癖に、結構部品を持っていないと不安なのと、大量に部品を購入します。従って、ショックのシールキットも山ほど買ってありました。しかし、隠そうとしてもO型なのが後で露呈します。
ロッドシール部分の部品点数は結構多くて、間違えてはいけませんので昔修理屋に勤めていた叔父とミッションのOHをした時と同じように外した順番に紐を通して綺麗に並べました。一通り分解した時点でシールキットを開けてOリングやロッドシールを確認を始めると、なんか変。サイズがチョッと違っていたり色が変だったり。。。。。そこでSWAY-A−WAYのHPを見て確認した所、どうも部品が違う感じ。。。どうも違う部分を買ってしまったようです。それも、大量に。。。さすが気にしないで突っ走るO型。
そこで、どうしようかと考えた結果、友野さんから預かった部品の山には半完成品のショックがあったので、漏れているショックを外して、『この半感製品を使えばいいや』という事になり、漏れているショックを取り外したら。。。なんと、オイルが漏れていたのは、ロッドからではなくショックのキャップが緩んでオイルが漏れていました。このまま、関西にまで行ってたらショックが分解してしまう事になり、前回に次いでまた『辿りつけなかった』になる所でした。
そうなると、このショックを組み立てなおす事でいいので作業としては簡単ですけど、外したショックはかなり使い込んでて、ピカピカの半完成品とは大違いです。それに、どうせショックのオイルがなくなっている可能性があるし、シールも痛んでいると思われるのでショックは交換する事にしました。ここで、問題なのはまだ漏れていない方です。このまま組み付け窒素を封入すればそれでいいのですけど、A型なので両方交換する事にしました。
まず、ショックはリザーバータンクと切り離します。この部分はさすがレース用なので高圧用のワンタッチカプラーで接続されています。このカプラーは優秀で外す時に微量のオイルが出ますけどエアの混入は殆どありません。ただ、高圧の窒素を封入したままでは危険です。
ショックから先ずは配管を外して、オイルを抜きます。オイルは全く劣化していないのはさすがリザーバータンク付で、驚きでした。ただ、このショックは結構オイルの量が入っているので、用意したショック用のオイルが足らなくなったら困るので、一本やってみて、足らなかったら片側は次回という事に心に決めました。従って作業は一本づつにしました。
ココで問題だったのは、綺麗に見えたショックですが、さすが半完成品でパーツが全部揃っていません。そこで一気に不安が押し寄せてきたので、念のため軽く分解と増し締め。次に、オイルの注入ですけど、オイルは入れただけではエアが入ってしまいますので、オイルを入れてはショックを延ばしたり縮めたりを繰り返します。と、文字にすると簡単ですけど、HUMMER用で更にレース用ですから、チョッとやソットでは動きません。まるでジムでおもりを上げ下げしているエクササイズの様な馬力が必要です。それに、かんだエアが出る瞬間は、ブチューっとオイルが飛び散りますので防護メガネが必要です。要するに油だらけになりながら、何か自分の体から出てこない事を祈りながら満身の力で何度も繰り返すのはとても辛いです。エアが抜けたのが確認できたら次にショックにキャップを付けて口元までオイルを入れます。次に配管をねじ込んでショックを縮めますが、配管は密閉されているので、反力が加わりますので、もっと力が必要なので危険回避のために、一旦休憩してトイレに行ってから再開しました。
ある程度縮んだら、カプラーの弁をおしてエアを出します。また、更に縮めてエア抜きを繰り返してショックと配管のエアを全て抜き取ります。この状態ではショックが伸びた時にオイルが足らなくなりますので、今度はジャンクの小型リザーバーを使ってオイルの充填を行います。充填はリザーバータンクを高くして、オイルを継ぎ足してショックを延ばすことで完了。これで、ショックの組み立てとオイル充填は完了です。
次に、リーザーバータンクにオイルを充填します。リザーバータンクの構造はパイプの両端に蓋を入れて、Cリングで固定します。中にはフリーピストンが付いてて、直接ガスがオイルに触れず、気液分離を行う事でリザーバータンクの向きを自由に出来ます。このフリーピストンは斜めにならないようにテフロン製のスライドリングが入っています。シールはOリングで行い、ピストンのメカ的な位置決めはスライドリングが行う事で、Oリングの偏磨耗とシール性の向上、ピストンのカジリを防ぐ事が出来ます。
リザーバータンクへのオイル注入はフリーピストンを一定の位置に押し込んで両端を塞ぎ、オイルを注ぎ込みます。次にカプラーと、虫ゴムを付けてエアをほんの少しだけ注入してカプラーの弁を開くとカプラー内のエアが出てから、オイルが滲んで来ますので弁を閉めて完了。後は、車体に組み込んで窒素封入です。
一本に使う量が途中でひっくり返して無駄になってしまった量を入れてもボトル一本で終わったので、反対側も交換する事にしました。2本目は学習していますので、一本目の半分位で出来ました。始めてやった作業でしたが、自分で言うのもおかしいですけど、とても初めての作業とは思えない位手際も良く、失敗もありませんでした。それは、このショックってラジコン用のショックと全く構造が同じだったからです。オイルをこぼしたり、エア抜きで顔にオイルが掛かったりなんて何度もやっています。
2本目の組み立て半ばで、気が付いたら夜の9時を回ってしまった。途中でブレーキのスライドピンが飛び出していたのを発見して、修理したり、ブラケットが腐食していたのを治したり、ショックを固定しているボルトが、激しいオフロード走行で潰れててソケットが入らなかったりで時間が掛かってしまいました。作業は途中でしたが、慌てて工藤さんの所にラジコンをしに行って、この日初めてのまともなご飯を頂きました。明日は、装着と恐怖の窒素注入です。

2012.5.15.    石飛 毅氏

関西ミーティングの日程と場所は決まりました。
幹事の方から詳細はまだ届いていませんが、遠方から参加する方のために藤本さんが近隣のホテルを紹介してくださいましたので、一応、ここをメインホテル http://www.biwakoplaza.co.jp/WordPress/ とします。
各自で予約を取って頂いても結構ですし、もし、どんな人と一緒でも良くて効率のいい部屋の取り方でOKであれば友野さんが予約を取ってくれますので、『全てお任せします』の連絡をしてください。部屋割り人数は全て友野さんが行なってくれます。料金は3人部屋ですと5000切りますので目安にしてください。
そうだ!日程を書き忘れましたが、6月の16−17日の2日間です。場所は何時もの様にびわこ湖畔にある『ヤンマーマリーナ』です。

2012.5.14.-2    石飛 毅氏

2度あることは3度ある。もう何度かここに書きましたが、3度目が出ました。
先日、ミーティングの帰りに麻生HUMMERのピットマンアームが骨折しましたが、予想通り吉田さんのHUMMERに転移しました。おそらく吉田さんの脳裏にはピットマンアームの事はあったと思いますが、まさかと思うのが普通ですけど、当方の予想はかなりの確立で当たりますので、『来たな!』という感じです。幸い車庫から出る時だったそうなので、大きなことにはなりませんでした。大抵、この部分に大きな力が掛かるのは低速の車庫入れとか止まっているときの据え切りですから、発生頻度としては通常運転中は低いのですが、全くないとは限りません。3例は全て大体97ー99年式ですから車齢は12年以上経過してて、HUMMERのビデオでは『12年間は乗れるって』言ってましたので使用期限だったのと、3台ともオーバーフェンダーが装着されていますので、単純にタイヤの太さだけではなく、キングピンの位置との関係で操舵系統に負担が大きいと思われますので、寿命がを早めたと思っても良いでしょう。と言うことは、いつ交換したのか記憶にない人は、この3例で止めたいので、当方のHUMMER歴17年の実績を信じて、是非交換してください。あなたに幸せをモタラセマス。と、インチキ臭い宗教的な説明はここまでにして、次に折れた原因の解析をしてみます。
破断したピットマンアームの原因ですが、破断面に貝殻の様な模様が見えますが、これはビーチマークといって、応力で亀裂が入り新たな亀裂の底から次の亀裂が始まるので最終破断部分とは断面の状態が異なります。ここでいう亀裂というのは目で見えるものではなくて、金属組織で隣の金属とのつながりが希薄になるとも考えれば良いでしょう。このような破断は強度不足というよりも明らかに強度以下の繰り返し過重による疲労です。最終は断面は強度が落ちて引きちぎられたタメで、段差が出来ています。顕微鏡で見ると、この部分は疲労亀裂部分には筋状のスラストレーションがあり、最終破断面にはブツブツがあるので、破断の原因は疲労部分と強度不足部分の違いがあります。
恐らく3個を並べてみると、この2つの破断部分はほぼ同じ大きさの比になっているハズで、写真からは判断できませんが、麻生さんの断面は、物凄く解りやすい標本のような断面です。この感じからすると、この部品の強度的な安全率は二次断面係数を考慮すると5杯以上はありそうです。さて、この折れた部分ですが、テーパーになっているのが普通の場合とちょっと異なります。これはテーパーの当たり具合によっては強度が更に落ちることがあります。どの、判断面もテーパーの中心からチョッと下がった場所での破断と言うのは、適切な締め付け力であったと思っていいでしょう。この締め付けトルクが小さい場合は一番細いネジ部分の第一山が破断します。ネジの一番細い部分はネジの谷や逃げ部分で、締め込み不良や締め付け過多による引っ張りが強すぎるとこの部分が破断します。従って、締め付けトルクは守る必要がありますし、締め付け後、暫くしたら同じトルクで締め込み確認をするのがベストでしょう。
金属の特性から、折れたピットマンアームを見る限り永久的に折れないと言うことは金属疲労の観点からはあり得ないことになります。当然、もっと太い物にすれば、折れないでしょうけど、そうなると大きさ重量共に増加して、ほかを含めたらドンドン車重が増えますから結局イタチゴッコニなってしまいます。外部からの点検方法はハンマーによる打撃音で解ると思いますけど、当方たちにその音の違いが果たして分かるかどうかは疑問です。
ピットマンアームに大きな力がかかる要因は、タイヤのバランスが悪い、ハンドルを切る回数が多い、パワステに頼ってスエギリを当たり前に行なっている。切り返しの回数が少ないほうが運転が上手いと思っている場合は寿命を縮めます。従って、長持ちさせるためには、ハンドルを切るときはタイヤの音をさせない位に動いているときに行う。出かける前に、出来るだけ曲がり角を少ない道を選ぶ、パワステを止めるとかの対策が必要です。が、最初の2つは日頃の心がけで随分効果がありますし、他の部品にも優しい事になります。
ガレージには、今まで交換したピットマンアームがいくつか転がっていますし、当方もこの機会に交換したいと思いますので、外したピットマンアームを叩いたり焼いたり煮たりして検査してみます。

2012.5.14.    石飛 毅氏

近々、重整備が入ってきそうなので、ガレージの整理をしてて、床掃除とシャッターを洗おうと思って高圧洗車機のスイッチを入れたら、何時ものグワングワンという音の代わりに、キーキーという音がしてその内ゴムの焼ける匂い。とりあえず洗車機のドアを開けてもう一度スイッチを押すとモーターは回っているのですが、ベルトが滑ってポンプ部分が回っていません。ポンプの圧力を抜いて回して見ましたけど、焼き付を起していました。
この洗車機は中古で買ったもので年式は1990年式ですから、もう22歳ですが、使用頻度は低いので必要かどうかと言われると微妙ですけど、手で洗っても落ちない汚れや、下回りの洗浄にはなくてはなりません。そこで、新機導入を考えて、価格を調べると同等の3馬力でちゃんとしたメーカーの物だと35-30万円位しますので、新品は無理。中古を調べましたが、当方のよりも状態が良くないのに結構強気な値付けがされていますので、気を取り直して、一応、先々週までは使えたのでそう簡単に再起不能になって欲しくないと言う希望を込めて、OHして見ました。
プランジャーは3気筒で、もしピストンが破損して駄目なら、スカスカになる筈なのでピストンが焼きついていると決め付けて、2サイクルバイクの焼き付と同じように潤滑剤を入れて兎に角ショックを与えて見ることにしました。シリンダーの吐出口と思われる配管を外して、先ずはラスペネを一吹きしてクランクを回しましたが、微動もしません。暫く浸透させてからもう一度クランクを回すと少しだけ動きそう。この後、何度もラスペネ注入とクランク回しを繰り返した所、抵抗は大きいけどどうにか回りだしたので、もう一度モーターのスイッチをチョコと入れてみたら、滑ったり回ったりを繰り返し、その内、段々滑りながら回りだしたので、配管を繋いで回して見ると動きません。
そこで、2次側のレギュレーターを下げて見たところ、弱弱しくですが、ノズルからジェットが出始めましたので、そのまま暫く研磨運転を続けているとノズルから水を出している間はベルトが滑らないで回るようになりシメタと思いそのまま運転を続けていると少なくともベルトが滑る事が無くなったので、『コレで良し』としました。多分、使っている内に馴染みが進んでくると思われます。ただ、圧力はかなり低いのですが家庭用のケルヒャーよりは水量も圧力も高いと思います。
そもそも、この洗車機はタンクから水漏れがあるので水の入り口にバルブを付けています。そのため水不足になってしまうので、それが積もり積もって今回トドメを刺してしまったようです。そこで、この際治そうと思い洗車機の天板をあげてタンクの中を見た所、水位を保つボールタップに穴が開いてて浮力不足のため微量ですが水がタンクの中に入りオーバーフローしていました。
穴が空いた理由は、水が少ない時にボイラーにボールタップが当って溶けて穴が空いてしまったようです。ボイラー部分には溶けたボールタップの跡が付いていました。これって誰が見ても設計ミスですね。とりあえずボールタップの穴を上に向けて取り付けましたが、ホームセンターで新しいボールを買ってくれば水漏れは治ると思います。
駄目だと思った洗車機が回復に向かってるので、夜は工藤さんの岩場でラジコン。。。工藤渓谷はラジコンが出来るだけではなく、美味しいキーマーカレーが食べれるのも魅力の一つです。因みにCOCO一番屋でも待望のキーマカレーが始まりましたけど、チョッと違うんですよね。
日曜日は、友野さんの所に行ってきました。ATのオイルパンを止めているねじ山を壊してしまったと言うのでそれの補修です。ねじ山を壊した理由は、使っていたボルトの長さが短く引っかかり量が少ないのが原因で、ねじ山を修正した後に、ボルトの長さも長い物と交換しました。ヘリサートを入れる工具を今回友野サンが購入しましたが『俺もう使わないからあげる』と言われたので、使い込んだスナップオンの寝板を置いてきました。
作業中にスナップオンの電気ドリルのチャックが壊れてドリルが抜けなくなってしまいました。まだ買ったばかりなので、これは自力では何もしないで、クレームに出して見ます。
友野さんの在庫から、現在メーカーバックオーダーになっている窓枠をゲットして、そのままスカイオートに持ち込みました。当方より半日早くミーティングの時にガラスが割れた片岡さんが修理に入っていましたので、先ず、視界の真ん中が割れている片岡さんのHUMMERに使ってもらうことにしました。
スカイオートに着くと、柳本さんのハニーちゃんがリフトに上がっていました。修理、整備依頼が写真付で、それに則って作業を進めているのですが、その中に当方が取り付けたオイルクーラー付きトランスファーのATF交換方法を聞けと書いてあったので、それのレクチャーを行い、その後、ミッションのコネクターからの漏れを検証もしました。何故か、このコネクター、積極的なシールが行われていないため、ATFがコネクターを通じて染み出していました。とりあえずATのオイルパンを外して、コネクターを抜いて洗浄を行ってからシリコンで確りシールをしました。
スカイオートにOリングも交換だねと、特殊なOリングだったのでコレは取り寄せかと思ったら『これです』と間違いなくコーティング付のちゃんとしたOリングを持ってきました。ニヤニヤしながら『ちゃんとありますよ〜』とニヤニヤしていましたけど、ちゃんと部品を取り寄せていたみたいです。写真ではコーティングが取れて黒くなっていますが、相手側にはちゃんとコーティングが残っていましたので、間違いなく純正品です。
ハニーちゃんの修理依頼書を一通り見せて貰いましたが、前回同様、相変わらず面白い内容が入ってて中には『どーする?』という物もあり、相談されれも即答は無理です。(例:バックランプをカッコイイ場所に付けてください)出来上がりが楽しみです。
一通り、作業が終わり、その後はBBQでしたが、チョッと早起きをしたので、当方は眠くなってしまい、速めにお暇してガレージに戻ってウツラウツラ。。。チョッと元気になりました。

2012.5.11.    石飛 毅氏

フロントガラスが割れたため保険の申請をおこない修理をすることになりましたので、交換しますけど、自分で修理するのは保険の都合で請求が出来ませんから、スカイオートに出します。以前は、自分でやったので自腹でした。その時にはガラスを外すときに窓枠のパッキンはまだ元気でしたけど、現状では老化していますので窓枠交換の時にゴムを交換してもらいたいのでスカイオートにその旨伝えると、スカイオートではガラス交換の時はパッキンを新品と交換してるそうです。が、困ったことに現在ゴムパッキンは欠品中で入荷待ちとのことです。パッキンン自体はハンビーと共通なので生産はしているので、その内入っていると思います。
よく雨漏りの話が出ててきますが、このパッキンが雨漏りの原因になっている場合もあります。元々、このパッキンはガラスの大きさよりチョット大きめで、ガラスの全周にはめても、ユルフンになります。そのゆるふん状態のままガラス枠のヘコミに押し込んで、固定します。この時にゴムパッキンと枠の間には接着剤を入れますが、パッキンの溝に入れたガラスとの隙間からも雨水が侵入します。そのためその隙間にもシール剤を入れて置く事で雨漏りの予防になります。新車の時はこの部分にシール剤が入っていませんので、隙間にたまった水分が合わせガラスの隙間に入って、カビが生えてしまいスライドガラスに挟まった標本みたいになってしまいますので、今回交換したらシリコン接着剤を注入します。
先日、麻生さんが走行中に破損したピットマンアーム(ステアリングアーム)ですが、欠品していたのでリクエストがあったので友野さんが大量に入荷したそうです。それ以外にも一時期こぞって取り付けたステアリングギヤボックスの補強金具もリクエストがあって再入荷。もう殆どの人が付けていますので、もういないと思って在庫はしていなかったそうです。

2012.5.9.    石飛 毅氏

久々に、88 HOUSEに行ってきました。吉祥寺勤務の時はガレージに早く行きたいから高速を使ってましたので、88 HOUSEにちょくちょく立ち寄りましたけど、狭山勤務になってからは高速を使いませんし、ガレージまで10分程の所なので、中々顔を出すチャンスがありませんでした。
88 HOUSEは結構色々な物が売ってて面白いです。モチロンキラキラやDURAMAX搭載のH2もありました。自社開発したものと、既に販売されているものを改善した物とかで電動バイクやLED蛍光灯、発電機など、現在、時代が要求している旬な物を震災以前から扱っています。特に原子力発電所の問題が出てきて色々な所でLED照明が話題になっているんですけど、ガレージの外用に頂いたLED蛍光灯は2年近くなりますけど、まだ稼働しています。
今回も新製品の充電式LEDライトのサンプルを頂きました。社長が『アンコウライト使ってみてください』と言うので一体何がアンコウか?と思いましたが。本体からフレキが伸びて、その先端にLEDライトが付いているのでアンコウの触覚?の様な形でした。
本体は強力なマグネットで固定できますし、ライト部分が小さいので、今使っている筒状のLEDライトはとても便利ですけど、ライトの先端に触れるとマグネットが外れて落下したり、照射面積が広い分、発光部も大きいため邪魔になることがありますが、この形であれば、安定した場所にマグネットで固定して好きな角度に照射スポットを移動出来ますから便利に使えそうです。電源は充電式で、満充電だと5-7時間使えますので、性能的には申し分ありません。早く実際に使ってみたいです。
もう一つ注目したのが、コンプレッサーです。100Lのタンクを縦にして、その上に2気筒のレシプロコンプレッサーが乗っています。電源も100Vなので気軽です。性能的には2.5馬力でカバーがありませんが音はそれ程大きくはありません。実際に空から満タンまで動かしてみましたけど4‐5分で満タンになりました。タンクも100Lですからインパクトレンチも十分使えます。これなら場所も取らないので、ハイアマチュアからプロ用のバックアップとして使えます。一番の驚きは価格で当方に耳打ちされた価格は余裕で3万円を切っていました。
友野さんがガレージ報告に刺激されて?か、ATのオイルパンを剥がしてお掃除をした模様です。写真を見ると黒い粉が少し溜まっていましたので、ご本人としてはやって良かった!だったと思います。自己整備に敬意を持ってオイルパンの締め過ぎとATFのレベルに付いて連絡したところ、今最終的にレベルを調整している所だと言うので、チョットノウハウを伝えました。最後の方でシフトリンケージのブラケットと共締めしているボルト2本が舐めていたそうです。AT本体は、アルミでガスケットは鉄芯の入っているゴム製でゴムには細い筋が入っててこれがリップになっててATFをシールしています。従って、不用意にガスケット剤を塗ると漏れてしまいます。
オイルパンはAT本体に直接切ってあるネジ穴で固定されるのですけど、このネジ部分の強度は決して高いものではありませんので、締め過ぎるとネジ穴を壊してしまいます。ネジ穴を補修するには、ヘリサートまたはインサートを入れて補修しますが、ベースの加工が異なります。大きく開けた穴は小さくできませんので、穴の状態を見てどちらにするか決めます。今回はボルトのネジ穴が埋まる程度の舐める方でしたので、スプリング状のコイルを入れて対応します。インサートは以前572のビードロックリングを止めているネジ穴をかなり大きく壊していましたのでヘリサートでは対応出来ませんでしたので、インサートを入れて補修しました。万が一ヘリサートを舐めてしまった場合はインサートで対応できますので、先ずはヘリサートで補修の予定です。
先日報告を忘れていましたけど、八嶋さんのHUMMERでATF交換をしたときにトランスファーに揺れ止めのワイヤーが切れ掛かっていました。これは、エンジンとATのパワートレーンはラバーマウントに乗っているため、トルク反動やキャンバー走行でエンジンが傾かないための物です。ワイヤー自体にはテンションが余りないので、要らない様な気がしますけど、個体によってはこのワイヤーがちゃんと働いて、擦れたり芯線が数本切れてササクレている場合があります。八嶋さんのは5-6本あるヨリ線の半分ほど切れてて、あと少しで切れてしまいそうなので、ソロソロ部品の準備したほうが良いでしょう。

2012.5.6.    石飛 毅氏

5月3-4日の2日間、八島さんがお見えになりました。
『ガレージの見学に。。。』と、言う事でしたけど、結局、2日間ビッチリとガレージで作業して帰りました。この『見学』というのは曲者で、大抵『HUMMERの調子はどうですか?』と聞いてしまう訳で、大抵、叩けば埃の出る車で、更に『これはコレで良いですか?』とか『ココが不安で。。。』とか、『ココをこうしたい』と言う話が出て、結局、何がしかをしてしまいます。
八島さんは仕事が機械系なので、工具の使い方は解っていましたから、ココをこうしろ、あーしろで当方が作業員になりっぱなしという事はありませんでしたので、楽でしたがそうじゃない場合は大変です。
さて、今回はタイヤのローテーションが引き金で、ハブオイルの点検、テールパイプの交換、そして、ATFの交換と盛り沢山になってしまいました。
まず、ハブオイルは一輪を除いて油量、質共に良好でした。ただ、一輪だけは何処からか水分が入り乳化していましたので、通常だとオイルを抜いた後、新油を入れて終わりというパターンですが、一度オイルを抜いた後、新油を入れてハブを回転させてからもう一度オイルを抜いて、新油で満たしました。序に、結構綺麗でしたが足回りを掃除してラッカーで塗装。その間、当方は電圧計の指示がオカシイというので、メーターを分解する事にしました。ただ、メーターを外して見ると、メーターの分解履歴がありましたので、一回以上直した事があるみたいです。
メーターが狂った理由は更に分解してみないとわかりませんので、針の差し替えをしえ10Vと12Vの2点で確認しました所、ちゃんと正しく針が動いていましたので、これ以上分解すると元に戻らなくなったら困りますので修理完了としました。これ以外にシガーライターが使えないと言うので『ヒューズは?』と聞いた所『大丈夫です』と、言うのでセンターコンソールを開いて配線を確認した所、ちゃんとコネクターは繋がっています。途中の配線が切れているとなると面倒な事です。そこで、信じないわけではありませんが、一応ヒューズの確認をすると、、、見事に切れていました。
テールパイプは、穴が空いているわけではありませんが、ディンプルが出るぐらい腐食していました。機能的には問題はないのですけど、ボディは綺麗に手入れされているので、見える部分はどうにかしたいと思い続けていたみたいです。所が、当方の様に雑ではない正確か外して耐熱塗料で塗装を希望しています。所が、ココまで錆が進んでいると磨いただけでは、ご希望通りの仕上がりにはなりません、それに外は強い雨なのでこのまま耐熱を厚塗りしたら乾燥に時間が掛かりすぎますので、以前、NOZAWA-GOのテールパイプを交換したときに、GAS-HUMMERで使おうと思って磨いて塗装したテールパイプと交換する事にしました。
一応塗装は行っていますが、翼品質ですから、塗装ムラもありましたのでテントを張ってもう一皮塗装しました。さて、付いていたテールパイプですが、ネジ止めされているだけなので本来は数本のボルトを緩めるだけで、案外簡単に外れるのですけど、このHUMMERはタイコとテールパイプを繋いでいるフランジを固定している3本のボルトは腐食が進みすぎて、外すのを拒んでいました。3本のうち2本のナットは一応ナットの形はしていましたが、微動もしません。そして、一番酷い奴はナットの形をなしていませんでした。
こんな場合は、もうボルトをカットするしかありませんので、グラインダーでボルトの頭をカットしました。しかしカットしてもボルトがフランジの穴とも固着しているため、ボルトを叩いても抜けない頑固者が一本あって、結局、ドリルでボルトに穴を開けて外しました。結構程度のいいHUMMERですが、降雪地か海にボート類を下ろしていたかも。HUMMERの排気管接続口は平ガスケットではなく、テーパーのガスケットを使っています。元々使っていたガスケットは熱に犯されてて、ミルフィーユ状態でしたが、使って使えない事はないので、オーナーにどうするか聞いた所『石飛さんならどうします?』と聞くので、『俺なら交換します』と言うと『それじゃー交換します』と言う事になり交換。ここで、一日目の作業は完了。
翌朝、当方が目を覚ますと、ゴシゴシお掃除している音がしていました。日頃から『掃除ぐらい自分で出きるだろ?上口さんのHUMMERは舐めれるぐらい綺麗だぞ!』と口癖にしていますので、それに従っている様で、関心。目が覚めたと同時に大阪から久し振りに大石さんがワゴンRで来ガレージ。前日、何も決めないでフラフラ旅をしてガレージにたどり着いた模様です。八島さんは前日と反対側の同じ作業なので、何も言わなくても作業をはじめていました。その後、照井さんがH2のホィールを持って来ガレージ。CTISのホースを取り付ける穴を開けに来ました。と、同時にヒロシ君が『一人で』大石さんに逢うためやってきました。
大石さんは予定がないとは言え、江ノ島に行こうとしていましたので、短時間で旅立って行き、ヒロシ君が照井さんのホィールを見て何か騒いでいるので、外に出るとセンターボアをグラインダーで削ってH1に履ける様にしていました。以前にもグラインダーで削っているのを見た事がありますが、バランスサーに付ける時にセンターが合わなかったりホィールが斜めになるのでちゃんとバランスが取れない事があるみたいですから、出来るだけちゃんと機械加工したほうが良いと思いますので、前にグラインダーで削っていたのを見たときにも同じ『何でそんなことしたの?』と聞くと、前と同じく『ネットに出ていた。。。』でした。(因みに、スカイオートでオーダーした場合はちゃんと機械加工で切削していますのでご心配なく。)
どんな状態か見たら、案外器用で思った以上に綺麗に削ってありましたが、サンプルのH2ホィールや八島さんのH2ホィールを見て『綺麗だ!』と当たり前の事なんですけど、大声を出しながら感動していました。ただ、ホィールの穴明けは一本だけ手本を見せてご自身でやってもらいタップは折られると高い物に付くので当方がやりましたけど、なんか変?ためしに最後の太さのドリルを差し込むと完全に貫通していない。。。。漏れた時はもう一回やり直しですね。この後、CTISのステッカーを剥いて帰りました。照井さんはスラントバックの雨漏り対策とか緻密、中々感心する所もあるんですけど、基本的には大雑把というかワイルドですね。予想ではAB型。でも、実はスカイオートの様に特殊Aかも?
数メートル、八島さんのHUMMERを動かした所、少しハンドリングがおかしかったので、パワステを見たところ焦げた匂いがしたので、スポイトで吸うと予想通り真っ黒。面倒なので上抜きで、、と思いましたけど、オーナーの熱望で本人が油を被ると言うので、パワステポンプの配管を抜いて全抜きして交換。エア抜きをしてレベルを確認して完了。その後の話では、スムーズになったそうです。
最後に、デフのオイルの状態を確認して、後はATFのレベルを確認して終わりだったのですけど、レベルゲージを抜くとチョッと色が変化してて、匂いを嗅ぐとチョッと焦げ臭い。オーナーにも新油と比較して臭いと言うので、ドレンだけして補充するか、一度オイルパンを剥がして様子を見るか選択して貰いました所、一番面倒なオイルパン剥がしを選択されました。
オイルパン剥がしは、臭くなったATFをどうしても浴びるので、余り好きな作業じゃありません。また、4L80Eの場合はクロスメンバーを外さないと剥がせません。チョッとコツがいるのでパワステの時の様に本人にやらせると絶対に床面一体ATFの海になりますから、当方がやった方が合理的なので仕方なく請負ました。トランスファーのお尻にジャッキを当てて、クロスメンバーを外します。ミッションマウントも外します。次にATのリンケージブラケットがオイルパンの一部と共締めなので、2本だけ外します。このブラケットはオイルパンを外す時に非常に邪魔なのですが、プロペラシャフトとATの隙間が狭いため、逃がす事が出来ませんので、プロペラシャフトのセンターブロックを緩めてプロペラシャフトを動く様にします。
オイルパンを付けたままドレンを抜いてATFを排出し、普段ATFに漬かっている『実』からATFが落ちるのを待つため暫く放置。ドレンプラグを締めてオイルパンを外します。オイルパンと一緒に硬いゴムのガスケットも一緒に取れますが、コレは基本的に再利用しますので、傷を付けないように要注意です。また、ドレンプラグの高さが底面より上にありますのでオイルパンには結構ATFが溜まっていますので、水平を保ちながら外します。
オイルパンを剥がすと結構汚いATFが溜まっていましたが、マグネットには殆ど金属粉が付いていませんでしたので、ATの状態は良好だと判断できます。ATF交換はチェンジャーでやる方法とドレンの方法がありますが、どちらが絶対に良いという訳ではありません。どちらも全量交換は不可能ですがチェンジャーのほうが変換率は高いです。ただ、オイルパンの底の方に溜まっているヘドロを完全に抜く事は無理です。ドレンアウトの場合は底に溜まったヘドロは取れますが、交換率は半分以下です。オイルパンを剥がす方法はヘドロを取り除く事が出来ますし、マグネットも掃除できますので、精神衛生上はスッキリします。オイルパンを剥がした時のATFの量は7.3Lで総量は12.8Lです。
という事から、チェンジャー、オイルパン剥がしを交互に行い、オイルパンを剥がした時にはフィルターも交換するのが、一番良い方法だと思います。さて、このATF交換距離ですがマニュアルによると38000kmで交換となっていますので、この半分でチェンジャーで交換して、38000でフィルター交換でというのが目安ですね。以外なのは燃料フィルターの交換インターバルは18000kmですけど、これって案外やっていない人が多い気がします。
今回、クロスメンバーの装着には手こずりました。クロスメンバーはフレームの間に入れるのですが、結構キチキチの寸法で押し込む感じになります。しかし今回はフレームが内側に入り込んでて、多少叩こうがレバーであおろうが入りません。そこでラムジャッキが久々に登場です。ラムジャキでフレームを広げてやっと挿入、手作りフレームですから個体差がありますけど、今回は今までで一番きつかったです。

2012.5.5.    石飛 毅氏

連休もあと数日、なんかアッという間に終わりそうです。
GWは、先ずは浜本さんが来ガレージ。先日取り付けたエアホーンのコンプレッサーはタンクの圧力が下がると圧力センサーが入ってコンプレッサーが回り、所定の圧力になると止まります。しかし、長期間乗らないとスローリークするのでキーを捻るといきなりコンプレッサーが回るので、始動時にはグローとかスターターとか色々電気を食うので出きるだけ省エネにするため、システムをカットするスイッチを追加しました。
実は、浜本さんのHUMMERは一年前に被災地支援の帰りから、アクセルを強く踏むとパタパタ音がするようになってしまいました。音質は排気漏れと良く似ているので、当初、排気漏れを中心に見ましたけど、排気洩れはなし。アイドリングも安定しているし、加速も悪いというよりむしろ軽量もあってか、むしろ良い方だと思います。走行中だと音源が捜せないので、近所迷惑にならない工業団地に移動して、空ぶかしをして音源を捜したところエンジンかミッションではないかと思い試乗した所、チョッと変速タイミングがオカシイ気がしたので、ATのポンプのキャビテーションを疑って、友野さんからATフィルターを取り寄せて、後日交換する事にしました。
フィルターの在庫がありましたので、後日、浜本さんが仕事を終わった後にガレージに来てもらいました。93年のATは小型なのでクロスメンバーを外さなくても出きるような気がしたので、そのまま外そうとしましたけど、チョッとだけクロスメンバーに引っかかりがあって、やろうと思えば外せる気がしましたけど何かあったら困るので、結局、クロスメンバーを外しました。93年の3L80ミッションは、4L80Eのフィルターと異なり、ネック部分は別体で形状も小判のような形をしています。オイルパンを外すとこのフィルターの位置がおかしい事がすぐ解りました。3L80のフィルターはノーズが別体のため、固定はボルトで行われていますが、このボルトがガタガタで半分落ちかけていました。とりあえずこの部分はおかしいので、ボルトの長さとカラーの長さを比べた所、このままでは幾ら締めても、フィルターが固定できませんのでワッシャー2枚で挟んで固定するようにしました。ドレンアウトしたATFはとても綺麗で、オイルパンにもオリもなくミッションの状態は良好。もし、コレが音の原因で音が止まればAT本体には問題はないでしょう。
オイルパンを取り付けて、ATFを適切量注入して試乗をした所、相変わらずパタパタ音は止まりませんでした。こうなると、次の疑惑ポイントはエンジン本体に向けられます。アイドリング中に下に潜ってオイルパンからは、結構大きなメカニカルノイズが出ています。トラブルがクランクシャフトやコンロッドの『下』であれば、オイルパンを外すと判別出来ます。バルブ周りの『上』だとするとヘッドを外す事になります。20年間使っているので、どちらがおかしくても不思議はありませんので、車載のままでの修理をしても、次が控えていると考えた方が良いので、一回エンジンを下ろしてOHしたほうが良いと思います。リビルトエンジンを買っても、ちゃんとテストベンチに掛けている保障はありませんし、元々、コアのエンジンは壊れたからコアになっていると考えられますので、新品エンジンを買うのでなければ、それなりに調子の良い現在のエンジンをOHしたほうが確実だと思います。
浜本さんが最初に来た日にスナップオンが来て浜本さん初スナップオンをゲットしました。ゲットしたのはラチェットドライバーで、早速、内装の全てのプラスネジを増し締めしていました。その様子を見ていると内装を止めているビスやドアラッチとか結構緩んでて、当方も真似して集中して同じ事をしようと思ったほどです。

今回のGWはガレージにドップリ漬かっているので、普段乗りっぱなしのekワゴンを徹底的にリフレッシュしました。ちょっと前からレカロシートに座ると何時もよりホールドが良いというか、お尻が沈み込むので、シートの下に手を入れると中に入っているはずのスポンジに触れてしまいます。キット何かが外れたのだと思いましたが、シートを外さないと解りませんので、暫く放置していましたが、良いチャンスなので外してみました。レカロのシートはボルト4本で外せますので取り外し自体は簡単で、シートを車外に出すと、スポンジが飛び出ていた原因は一目瞭然。シートのスポンジを抑えているネットとゴムの抑えている部分が切れちゃっていました。この部分の名前はピレリーマットと言うらしいです。材質の重要な部分がゴムなので、ピレリーマットと言うのでしょうか?でもピレリーはドイツじゃないですよね。
とりあえず、この部品を補修しなくてはなりませんが、もう何年も経っている椅子ですから、ゴムシートを張ってもすぐに切れてしまいそうなので、予備のレカロシートをみてみると同じ部品だたので、コレと交換。勿論、レカロはちゃんと部品が出ますけど価格は18000円で、中古でも結構します。もうチョッと調べるとサードパーティーがあるので、もしコレが壊れたらサードパーティーにしようと思います。この他はオイル交換と、ワイパーブレードの交換。ワックスがけとガラスのコーティングも行い、もうソロソロ10年になるのですけどマダマダいけそうです。
ekワゴンは、HUMMERよりも何倍も乗っています。通勤には軽がとても便利です。でも、最近チョッとこの便利さは何かとトレードオフになっていることに気が付きました。それは、見た目が貧乏臭いと言うのではなく、最近痛ましい事故をみてて気が付いた事です。テレビでは加害者の事も問題だと言っていますけど、道路が悪いとか行政が悪いとか、お門違いも甚だしいと思います。当方が思うに痛ましい事故の多くが、狭い通学中の子供の列に飛び込んだり、狭い道で逃げ回ったために悲惨さをましています。この多くの加害者は軽が多く、その理由は裏道を車体の大きさを気にしないで走れるため、速度が高いのではないかと思います。HUMMERじゃ入ろうと思わないような道でも、軽だとスイスイ行けちゃいますので緊張感が全然違います。狭い道を全速力で逃げた事故だって、もしHUMMERだったら、絶対にすり抜けて逃げれないですからね。と、軽を触りながら、もう判別の付く歳なんだから、軽でも十分気を引き締めて乗らないとだめだなと思う今日この頃です。

ORAサンバイザーを取り付けた弊害で、今までサンバイザーに付けていた物が押し出されてしまいました。押し出されたのはCB無線機(アメリカに行った時に使います)アマチュア無線機の本体です。CB無線機はセンターピラーマウントを使って無事取り付け場所が決まりましたが、アマチュアの方は行き場がありません。ここにスピーカーが付いているので余り遠くには付けれませんので、色々探した結果、センターコンソールの奥の方にスペースがあったので、押し込んでアルミのステーを作って固定しました。それ以外にも序に、地デジ化が済んでいるのに、そのまま埋蔵させていたアナログテレビのアンテナケーブルも撤去しました。ガラスに張り付いているフィルムアンテナも剥がそうとしましたけど、なんと助手席側のフロントガラスにクラックを発見。交換しなくてはならないので、そのままにしました。
それから2分後、運転席側のフロントガラスを拭いていコッチは大丈夫だと思っていたら、運転席側にも発見。先日洗車した時には両方とも無事でしたから、小石の礫がバラバラ飛んで来て両方一編に逝ったみたいです。ガラス交換は水漏れの原因になるので、やりたくないんですけど、温度変化で大きくなると聞いた事があるので交換する事にします。

後輩の小林さんのHUMMERが久々に来ガレージ。目的はオイル交換と、雨漏り対策。雨漏り対策は以前一生懸命やったので大分良くなってきたのですけど、その後も漏れ続け観察の結果、窓枠のヒンジ部分から漏れている疑いがある事が解り、ヒンジを緩めて、ブチルゴムを押し込んで見ました。一通り車体を眺め多発しているATトラブル原因部分の点検を行いながら、ふとタイヤを見るとフロントの磨耗が気になったので、前後ローテーションを行う事にしました。タイヤを外した序に、スチームで洗浄してグリスアップも行いました。それと、一点気になるのは雨の日にチェックランプが点灯する事です。洗車でも点灯するそうです。TECH2でトラブルコードの履歴をみると、グローとアクセル関連のコードでマニュアルでは配線の断線チェックだけで、グローに至っては全く問題なく動いています。夕方、家族が来るので時間がないのと、軽度のトラブルコードなので、この部分の特定は次回としました。
小林さんのHUMMERも、先日、当方のも、そして先日頂いたタイヤにも共通する事ですが、どうもHUMMERはフロントの磨耗が多めで、特に助手席側の磨耗が多いような気がします。したがって、先日頂いたタイヤも4本の内、一本だけ磨耗してて不自然でした。磨耗する理由の一番は重量だと思います。それでは何で助手席側かというと、HUMMERはフロントプロペラシャフトを避けるためにエンジンがオフセットされていますので、助手席側の荷重は大きいと思われます。デフがフレームに固定してありますので、トルク反動はないと思いますので、これ以外はエンジンの回転によるトルク反動ぐらいです。そんな事ないだろうと思いますけど、今の所、それしか考えられません。何かお分かりの方がいらしたら教えてください。事によっては回転方向無視のタイヤローテーションを考えないとなりませんね。標準サイズタイヤローテーションに便利な名称不明のSSTを久々に使いました。奥まった所に置いてあったので、わすれていましたが凄く便利です。入手先は倉持さんに聞いてください。

2012.5.1.    石飛 毅氏

今年も、6月7日から10日までJeep機能美展が開催されます。
最近はネットで開催を知って見学に来られる方も多いようです。Jeep展となっていますが展示されるのはJeepに限っているわけではなく、機能美を持った車両やノタルチックな展示物やアートもあります。当方も都合の付く限り足を向けたいと思っております。

ジープの機能美展の概要

今年で18回目となるジープとジープに類する車両をアートとして展示する催しです。ヒストリックなジープを中心として機能美ある車両を7〜8台と関連資料や機材等を483平方m(約146坪)の広いギャラリー内に展示します。
この催事は非営利と言うか主催者の道楽です。主催するのはCCVの編集を行っていた株式アイティーエフで、弊社が基本的なコストを全て負担し、貴重な車体を展示してくださるオーナーが展示のみならず輸送コストをもご負担され、搬入・搬出についてはジープが好きな近隣のボランティアによって行われます。よって来展される方の入場は無料で撮影も自由です。受付にてご記帳いただき注意を守っていただくだけです。マナーの悪い方は退場させられます。ジープ等の展示はシンプルにして背景にも物を置かないようにしてあります。この手の展示によくあるデータプレートは鑑賞・撮影の邪魔なのでありませんが閲覧可能な資料も展示いたします。屋内展示だけではなく来訪者のジープや希少な四駆で広い駐車場が第2展示会場のようになります。

2012年6月7日(木曜日)から6月10日(日曜日)まで  
    09:00〜18:00(最終日は09:00〜17:00)

主催者 株式会社アイティーエフ  CCV編集室
    358-0003 埼玉県入間市豊岡3丁目4番16号      
電話 04-2965-1020 Fax 2963-1363

会場 358-0015 埼玉県入間市二本木100 入間市博物館 特別展示室 
    (圏央道入間IC至近)  (北緯35度47分56秒50 東経139度22分07分98)
http://homepage2.nifty.com/CCV/JEEP2012.html

 2012年4月