2012年5月  HUMMER ESSAY 2012年6月      

2012.6.29.    石飛 毅氏

久々に、ガレージで作業してきました。
前回、エアコンのコンプレッサーが回らず、GASを入れられませんでした。エアコンのコンのプレッサーが回らないと言うと結構面倒なので、チョッと気が重かったのですけど、今週は月曜からズーッとガレージから離れていたので、リフレッシュできました。
まず、コンプレサークラッチが入らないのは、色々ありますが、元から辿る事にして、先ずはヒューズ。2Cをチェックすると問題なし。次に、リレーの点検をすると、問題なし。ちゃんとリレーの2次側にも電源が出ています。と言うことは、途中で配線が繋がっていないと言う事になりますので、もう一度配線を辿ると、コンプレッサーのお尻にあるプレシャースイッチにコネクターが刺さっていませんでした。このスイッチ配線はこの年式にはないものですが、98年式からは付いています。配線は98年式の物と交換していますので、レシーバータンクとシリーズに入っているこのスイッチが浮いていたら、コンプレッサーに電源は行きません。
ただ、配線が短くてコンプレッサーのお尻に届かないので、これを延長。接続するとちゃんとエアコンが効き出しました。この後、ガスを入れますが、レトロフィットの場合は個別にガスの重量が決まってて、このHUMMERの場合は3ポンド2オンスと指示されています。およそ1400gですから、ガスの量は7缶になります。配管を繋げたときに、高圧から液状で2缶入れてありましたので、残り5缶をエンジンを掛けて低圧側からガス状でチャージしました。このお陰で室内はペンギンが飼えるほど冷えてドレンからも沢山水が出てきました。これで、真夏に小さい子供ちゃんが乗っても快適に過ごせるでしょう。
ガスチャージに時間が掛かってしまったので、残り時間はカメラの設置準備を行いました。リアはスペアタイヤがないので、リアの中心に付ける事で全体が見渡せます。サイドはミラーの下に取り付けて、配線はリアに穴を開けて、リアカーゴの中を通し、センタートンネルの中を通して配線します。付属のビデオ信号線が案外長いので中継の必要はないでしょう。ただ、電源ケーブルはバックランプとの連携を考えているためか、短いので延長します。サイドはカメラからの出ているコネクターの直径と配線の長さが丁度良いので、これはミラーの台座の中を通して、ドアの内張りの中に落として外から見えないように配線することが可能です。
レイアウトを考えた時点で時間切れになってしまいました。大きな問題は全て終わりましたので、カメラ以外は一般整備なので、今週末にはスカイオートに持ち込めそうなので、仮ナンバーを送ってもらわないと。

2012.6.28.    石飛 毅氏

入院中のスカイオートを代表でお見舞いに行ってきました。
病名は。。。何度聞いても解らないですけど、昨日、背中と首に針を刺して何か入れたみたいで、ショッカーに改造されたみたいな感じのことを言ってました。一応、安静と言うことで静かに横に放っていました。退院は金曜日なので入院期間は短いですが、帰宅後は2週間自宅用でトイレ、風呂、食事以外は横になって安静にしていなくてはならないそうです。その後、一年間は20kg以上の重いものをもったり過激な運動はしてはいけないらしいです。でも、そんな事、余り守れなさそうなので、周りも無理を言わないようにして上げてください。
短期間で期間も決まっていたので、個室に入ってくれていたので、見舞いする方も気が楽です。この病院はHPにホテルに宿泊しているのと同じ気持ちでいられるようにと書いてあるだけあって、室内は木調で落ち着いています。テレビも大きくて余り病院にいるという感じはありませんでした。食器も有田焼を使っていると自慢げに書いてあります。場所は青山と六本木の間で、地下の駐車場から病室にスーーーっと上がれるのは、人目を避けたい有名な方々が利用しやすいようになっている代わり、駐車場の料金は法外です。
当方は工藤さんと一緒に行きましたが、既に『越谷ちびっこ軍団』のメンバーが来てて、チョット経ったらもう一人来ましたので、4人でしたので、狭苦しくはなかったのですけど、金曜日に退院と言うことなので木曜日は駆け込みで見舞い客が殺到しそうで、予想しただけでもゾッとする人数が押し寄せそうです。そんな訳で、周りの患者さんには迷惑にならないようにしてあげてください。
面会時間が終わった後に、道路を挟んだ反対側にあるカレーラーメン屋に行きましたが。店員が偉そうなので腹が立つのでいかない方が良いです。
帰り際に病院の窓を見るとまだ電気がついていたので、連絡すると辛いのに体を起こして窓際まで来て、手を振ってくれました。でも、何時も元気印なスカイオートがにこんな所にいるだけで、何かとても悲しくなってしまい、涙がでそうになったので手を思いっきり振ってごまかしました。早く元気になって、大勢のHUMMERを元気にさせて欲しいと思います。

2012.6.27.    石飛 毅氏

完成までの大きな山を超えて一段落しているためと言うより、今週は色々忙しくて平日のガレージ作業はしていません。火曜日は、ミーハーな『さよならレバ刺会』を行いましたし、水曜日はスカイオートの陣中見舞いに行くためガレージモードは木曜日からになります。
残り作業は、先ずはエアコンを稼働させること、助手席のサイドと後方にカメラを取り付けること、CTISバルブの交換、デフ、トランスファー、ハブのオイル交換が残っています。これを木曜から初めて、一応、今週末に全て完了させるつもりです。
エアコンはブローアも回っていますし、ガスの漏れはありません。バキュームも生きていますので、電気系統の問題だけだと思います。カメラは、CCDでは無くCMOSのカメラにしました。CMOSの方が安価で消費電流も発熱が少ないです。さらに、画像もスミアとかいう光が入った時のノイズが少くないのが特徴です。しかし、暗い所での性能はCCDに劣りますが、最近は良くなったそうですし、翼や572にも取り付けましたけど問題ありません。何といっても安価で2個で8000円切りました。モニターは当方が使っている物と同じ中古の7インチ液晶を探し出しましたので、これで十分でしょう。
CTISのバルブは現状を把握するのには暫く時間がかかるので、とりあえず油漏れで汚れているバルブを交換します。デフ、トランスファー、ハブのオイルは中身の状態が解りませんので、リセットするために一度交換するつもりです。

2012.6.25.    石飛 毅氏

エンジンが掛かると、凄く元気が出ます。
オーナー同様、喜びはMAX。こうなると、もうテンションが上がるのは当方の性で、そのまま一気に。。。。。。とりあえず、、、、と言っても記憶が少し飛んでます。オーナーが家族を連れて来ガレージ。家族と言っても娘の友達ですから顔見知り。鈴木君がHUMMERを買うときに大反対した張本人ですから、敵です。一緒に来た愛息のダイア君はまだオムツをしている歳ですけど、ボンネットが外れているHUMMERを見て『はまぁ〜』と言っているスゲーいい奴ですから味方。なんですけど、実は買ってしまったら、奥さんは一転もうHUMMERに夢中で外から見たり運転席は勿論後席に乗ったりで、出来上がりが本人より楽しそう。
『買うのは反対だったじゃねーの?』と、軽く突っ込むと『買ったんだからもう楽しむしかないじゃん』と手のひら返し。クラブグッズにも興味津々で、浅井サンが随分前に作ったトートバックやキャップ。工藤さんが作ったタオル。スカイオートが作ったカバン等、、、結構ゲットされました。
日曜日しか休みがないのと、奥さんもツワリが収まり、久々の家族揃っての外出だったので、とりあえず一旦買い物に行かせて、その間、当方は仕上げ作業に取り掛かりました。クリップの留め忘れのためクーラントがこぼれたので、洗車機で洗浄を行いましたが、もう洗車機は青色吐息です。ガンから水を出していないと止まってしまいます。ドンドン圧力も落ちてしまい、勢いはホースの先っぽを潰したよりチョッとマシな位です。イヨイヨ交換しないと駄目です。
オーナーと入れ替えに佐藤先生が来ガレージ。何時もはマッタリとお話しますけど、今日は作業をしながら歓談。話をしながらでも、ドンドン進んで、もう後はボンネットを載せる段になってしまいましたが、当然、一人では無理ですけど、佐藤先生に頼むのはどうかと思ったのですけど、『やってみよう』と言って下るので、先生の手を借りて無事載せる事が出来ました。
オーナーが戻ってきて、早速エンジンを始動すると、満面の笑み。奥さんも意味が解らないけど、旦那の喜んでいる顔を見て一応お付き合いで喜んでいました。一応、前後だけですけど動かして見せると、オーナーは感動していました。帰宅後の彼からのメールは、『何もついてない状態を見ていますし、どうなっていくのかも全くわからなかったので、エンジンがかかり、前進する姿はとても感動的で、とても嬉しかったです。あの姿は、忘れる事はないです。これからも、家族ともどもお世話になると思いますが、よろしくお願いします。』と、中々礼儀正しい若者です。
オーナーが帰った後に先ずはボンネットの固定を行い、裏面の洗浄を行い塗装。乾燥させている間に、室内の組み付けも始めました。センターコンソールを外した内部は長年の埃りと汚れが酷かったので、アルカリ洗剤でセンタートンネルを洗浄。エアコンのドレンホースも汚れていたので、コレも外して洗浄。ドッグハウスカバーを取り付けるために配線をトリミングしていると、見慣れない配線が沢山あります。コードの種類からオーディオ系統の配線ですがカットもされている配線もあります。
恐らく、前々のオーナーはこのHUMMERに結構ハードなオーディオを組んでいたみたいで、電源ケーブルと思われる配線はかなり太かったです。掃除の序にフロアを剥がして追いかけると反対側がカットされていました。撤去する時にフロアを剥がすのが面倒でそのまま埋蔵しておいたみたいです。この年式のドッグハウスの装着は面倒です。どう考えてもエアコンのダクトが邪魔をしてドックハウスカバーより入り口が狭くて、知恵の輪装着でも無理ですから変形させながら装着するしかありません。
ココまで来るともう終りが見えてきて作業が余り苦にならないと言うより、慣れた作業なのでどんどん進んで時間が経つのが早いです。センターコンソールやリアエアコンカバーは、外にある間に全て洗浄剤を使ってクリーニングしました。色がタンの内装とグレーの内装は材質がチョッと違ってシボがありません。従ってアルカリ系の洗剤とタオルにしみ込ませて汚れを落として、その後に水拭きをするだけでピカピカになります。センターコンソールの中にはエアコンのダクトが内蔵されてて、途中からフレキシブルパイプでメーター上の噴出し口に分岐されていますけど、このパイプが潰れてて、抵抗が大きくなってしまいますので、コレをホットジェットで熱を加えて元の形に修正しました。
内装を組み上げて、オーディオの音を確認。スイッチ、メーターの確認をして、エアコンのテストを始めた時にふと時計を見たら。。。凄い時間になっていました。考えてみると、朝から18時間位作業していますので労働基準監督署に怒られますから、エアコンのテストをしたら終りにしようと思い、スイッチを入れるとコンプレッサーが回りません。。。もう配線を追いかける気力も、ヒューズをチェックする気力もなくなり、最後に仕上げとしてハンドルのセンターボルトの緩みだけ締めて、本日は終了としました。明日で丁度持ち込まれてから一ヶ月で、完成まで、あと一息ですから、内容を考えると結構良いペースです。藤本さんが『僕のもやってください』なんて簡単に言ってくれましたけど、ボンネットダンパーが付いていないから触りたくないし、もうお腹が一杯なので、このタスクが終わったら暫くはお休みで〜す。

2012.6.24.-2    石飛 毅氏

予定より一日遅れでしたが、無事エンジンを掛ける事ができました。
台風があったり、部品が一個足らなかったりのハプニングがありましたけど、クーラントの圧力テストを行い、FSDの結線を行った後に最終点検を行い、イヨイヨエンジンを始動させるためのタスクは終了し運転席に座ってキーを回し、先ずは燃料ポンプの音を確認。ポンプの音が段々弱くなった時点で、スターターを回すと、一発で始動。最初の数秒はオイルが十分上がっていないためプッシュロッドの圧が足らなくてバルブ回りからポンポン音がしましたが直に止まり回転も音も安定しました。
3年前にDURAMAXにコンバージョンするために下ろされた元当方のエンジンがこうしてまた復活した事はただ単にエンジン載換えしたのとは一味違います。暫くアイドリングを続けて五臓六腑にオイルが行き渡った後に、ATF、エンジンオイル、パワステ、ATFのレベルを再確認して、補充してイヨイヨガレージから出して前後の移動したり、エンジン回転を上げてみたりしました。
全ての油脂は落としてしまいましたので、全て補充が必要でしたが、これらは試乗をした後にもう一度確認します。兎に角、山の頂上を越える事が出来ましたので、残り作業を積み重ねればイヨイヨ登録して、公道デビューです。お楽しみにしてください。

2012.6.24.    石飛 毅氏

木曜日の作業予定はバッテリートレーの取り付けでしたが、バッテリートレーをヘリコプターフックのベースに固定する3本のボルトの内一本だけバカになっていました。
一応、緩くなったナッターを接着で補修をしてあったのですけど、当方の性格上、このまま見なかった事には出来ませんので、ナッターを撤去。撤去した後に開いた穴の直径を測ると約13mmでナッターのカタログを見るとM10用のナッターとピッタリだったので、ナッターを入れることにしました。でも、ガレージの工具はM6までの小型の物しかありません。そこで先日スカイオートで大型のナッター工具があったのを覚えていたので、『M10のナッターある?』と連絡した所、物凄く軽く『ありますよー』と返事をしてくれたのでバッテリートレーを固定しないと計画が大幅に遅れてしまいますし、ラストのCTISプレートを持っていかなくてはならなかったので、金曜日の作業は中止して取りに行く事にしました。
所が、出発直前に『あの〜、ナッターがM8のサイズまでしか出来ないみたいなんですよ』と今度は低いテンションで連絡がありました。ナッター工具はM8からは工具のサイズだけでなく構造が全く異なり、工具の価格もグーンと跳ね上がります。この一箇所のために買うのは、工具は何でも欲しい当方としても躊躇してしまう価格なので、スカイオートの『何箇所か増やしてM8で止めれば良いじゃないですか』の提案を受け入れて、結局スカイオートに行く事にしました。
スカイオートに着くと、平日だというのに八島さんがまるで従業員のようにSEN10RYU-GOの整備を手伝っていました。SEN10RYU-GOは、見ててもハラハラするようなHUMMERで、根本的にやった方がいいと前から思っていましたけど、今回はAT、スターターを始めとした色々な部分に手を入れることになったようです。半分アメリカ人が入っている彼は自分の都合の良い時はアメリカ人になってしまいますので、良い意味では大らかですけど、悪い意味では大雑把ですが、話をしているととても優しくて親切なので、どうしても親身になって助言をしていたので、なんかとても嬉しかったです。
もう一つスゲー車が入庫していました。新型のレクサスのLX570です。多分まだ日本には2-3台しか入っていなくて、尚且つ、この色はアメリカでもまだ少なくて、度重な偶然で入荷できたみたいです。本当は今となっては前モデルを買い付けてて、出荷のカットインする日に、このLX570が発表になり、急遽日本に持ってくるのを辞めてアメリカで売却してコレを買ったそうです。こういうストーリーのある車を買ったオーナーは幸せですね〜。因みに販売予定価格を聞いたら、とてもじゃないですけど、『座って良い?』と言えませんでした。
実は、スカイオートに行った理由はもう一つあって、贔屓にしていた焼肉屋がここ数年BSE問題から始まり『ユッケ』の実質中止に加えて『レバ刺』も今月で終りになってしまうという、焼肉屋に逆風吹き荒れているため『閉店する』という情報が入っていたので、今までのお礼を込めて焼肉屋に良く事になっていました。
所が、焼肉屋に着くと先週までは『閉店』だった張り紙が『営業時間の短縮』に変わっていました。まるで、紳士服チェーン店の何時もやっている『閉店セール』の様な軽い詐欺にあった感じで、店長にスカイオートが『詐欺じゃネーか!』と噛み付いていましたが、大人しい当方と八島さんそしてカバン屋がナダメて席に着きました。そのアピールが効いたためか大サービスで『ラストレバ刺』を堪能しました。でも、当方は来週会社の連中と『ラストレバ刺』の予定が入っているのですが、皆に悪いので『ラスト、ラスト〜♪』と言いながら味わいました。
土曜日になり、先ずはクーラント補充。クラントはエンジンが空で、ラジエーターも新規という絶好のチャンスですから、当然、スーパークーラントにしました。価格は3倍以上ですけど冷却性能が抜群に良いのと、長期間使えること、エンジンやラジエーターにスラッジが堪らないと言う本当にスーパーです。コレをジョボジョボエンジンに入れている時は『今日エンジンが掛かる!』とウキウキしていましたけど、漏れテストをしたら、ダラダラ漏れている音。。。慌てて漏れ箇所を探すと、エンジン保護用に付けているバイパスホースのジョイントから漏れていました。
当方のバイパスホースは、ラバーダック製でチョッとジョイントに不安を感じていましたが、今回はアルミのねじ山が崩れてしまって、最後までねじ込めなかったようです。このパーツは在庫はないしチューニングカーなどでないと手に入らない物なので、早速キノクニに注文。A型なので必要なのは1個ですけど、2個注文したら。。。余り出ないためかキノクニには珍しく、在庫が一個しかありませんでした。慎重に組まないとなりません。
お昼過ぎに、浜本さんが陣中見舞いに来てくれました。朝から何も食べていないのを知っている浜本さんは、食べるのが面倒な当方が好きなマックをタップリ買って来てくれました。助かります。。。。
とりあえず、エンジンを掛けることは諦めて、バッテリー関連の取り付けを行いました。バッテリーは当方がまだ使えるのに誤解して交換してしまったイエロートップです。配線の状態は良いのですが、端子のボルトは全滅。バッテリーが駄目になったのもこの端子が酷くて充電不測とか電圧降下があったはずです。バッテリーボルトはアメリカに行くと必ず買ってきますので、在庫の新品と交換しました。そのお陰だと思いますが、FSDのコネクターを抜いてクランキングするとオプチマのイエロートップは元気よくスターターを回してそのまま走っちゃうんじゃないかという勢いでクランキングしました。
このクランキングをするのは今までオイルが切れているとドライスタートになるので、クランキングする事でオイルポンプを回してオイルをエンジンの各部に回すためです。当然エンジンが下りている間に、グロープラグの穴からオイルは入れて置きましたので、チャンとピストン・シリンダーにはオイルが回っています。
ココまで来るととりあえず整備関連でやる事がないので、ボディ周りのお掃除とライトバーの取り外し。ライトバー自体はオーナが若者なので付けたままが良いでしょうけどく、補助灯がショボクて絶えられないので買い換えると、まだ買ったばかりですから、余計なお金を使わせたくないので、先の楽しみという事にして、取り外しました。一応、バラシて塗装も駄目なので、ボディの塗装の時に一緒に塗っておいて貰らって置きます。
このHUMMERはフレームを含めた機関と内装の程度は抜群でしたが、ボディはチョッとです。どうも、ワイルドな扱いだったため、積年の汚れと6年前にやったコーティング剤がシラッちゃけて残っててコレが取れなくて大変です。一体どんなコーティングだったのでしょう?当方のコーティングはこんな事になったことは一度もないので薬剤も施工も悪いんだと思います。
ボンネットキャッチも『駄目な奴』が付いていたので、グレードアップしました。序にボンネットフックも分解して掃除してペイント。段々外装も綺麗になってきますけど、後は塗装屋さんと磨き屋さんにお任せします。
掃除をしていると、オーナーがやってきました。『出ます』の連絡からあっと言う間に来ますが、気持ちは解りますけど安全運転で来ているのか心配です。彼が見てから大分進化しているので、満足な顔をしていまし、当方と浜本さんは晩御飯がまだだったのですけど、彼を晩御飯に誘うのは酷なので、久々の再開を堪能してもらう事にしました。
明日は、キノクニから部品が届いたら、イヨイヨエンジン始動です!

2012.6.21.    石飛 毅氏

ミーティングや台風で久々のガレージです。
今回の台風は足早でしたので、ガレージの植木達も倒れることなく無事でした。一番無事で良かったのはHUMMERで、今までこの程度の雨ですと足元には水たまりができていたのですけど、先日、スカイオートでガラス交換してもらってから、乾いている。。。ミーティングで福井さんが室内に滝の様に流れると言ってたのは、HUMMERに雨漏りは当たり前なので、普段、良い車しか乗っていない彼は大げさだと思っていたのですけど、余りにも落胆しているので、チョット真剣に調べ始めたら、信じられない事ですけど、ガラスのゴム枠が接着されていませんで、尚且つ、プカプカ浮いていました。これじゃーどんな弱い雨でも漏れるし、強い雨だったら『滝』です。雨漏り。。。どうしても嫌だったらガラス交換ですけど、普通ガラスを交換する場合は割れてしまいますので、高額請求になりますので、覚悟できる人は挑戦してください。
久々に工具を握ったのでリハビリの積もりでしたが、結構攻めました。今、メンテナンスしているHUMMERはどうせココまでやるなら徹底的にという訳で、オイル漏れが多いトランスファーにも加工しました。元々、ケースの繋ぎ目からは漏れはありませんが、トランスファーのゴム栓からATFが漏れています。このコム栓は組立の時、シャフトにピンを入れるために開けられたアクセスホールです。この穴は通常ゴム栓で塞いでいるのですけど、このゴムの弾性がなくなると隙間からATFが漏れ出します。漏れる量は微々たるものですけど、ゴム栓をプラグに変えるとちゃんと止まりますので、ゴムを抜いてネジを切りました。
この穴の大きさはM10の下穴とほぼ同じサイズですから、ドリルは使わないでダイレクトにタップを入れます。貫通している穴の先には余裕があるのでタップの半分ぐらいは入れても大丈夫です。ただ、中に切粉を落とさないように注意が必要です。プラグはM10の短いボルトに液体ガスケットを塗ってねじ込みます。ただ、ケースの肉厚が薄いので、力加減は微妙な調整が必要です。
先日、ちょっと触れたプロペラシャフト先端のクロスジョイント(Uジョイント)はカップの中にあるニードルベアリングが足らなくてシャフトが倒れてしまっています。この部分はグルグル回転するわけではないので、回転抵抗は多少あっても良いのですが、荷重は結構がかかります。また回転部分ですからコンパクトさが要求されます。そいこで、ベアリングはボールじゃないニードルが使われています。そのため、ニードルが倒れるとシャフトに食い込んでやがて破壊してしまいます。現物も写真で分かるとおり、シャフトに斜めになった傷が付いています。
このクロスジョイントはAssy交換になりますが、他車でも沢山使っている規格サイズなので思ったより安価です。これの交換は固定しているクリップを外して、油圧プレスで片側を押し込んで、カップを射貫きます。これ以上抜けないところまで来たら、反対側は、はめ合いがそれ程強くないので、ウォーターポンププライヤーでグリグリやって抜き取ります。組立は、片側のカップをプレスで半押ししたあとにジョイント本体を差し込んでそのまま面まで押し込みます。面まで押し込んだあとにクリップの溝の手前までカップを押し込んでクリップを入れます。この時にクリップが溝に入らなくてもそのままクリップごと油圧を掛けたり抜いたりしながら、丁寧に押し込むと、クリップが溝に達すると勝手に入ります。反対側もカップを本体のシャフトに合うように差し込んで、最初はプラスティックハンマーなどで軽く叩いて位置を調整します。この後、プレスで徐々に押して反対側と同じように最後はクリップを入れて押し込みます。
実に簡単な事なんですけど、実際はプロペラシャフトがグニョグニョしてやり辛らくイライラしてしまいます。油圧のゲージーを見ると、それほど荷重は必要としませんので、クロスジョイント交換は頑丈なバイスでもできそうです。やっと完成したプロペラシャフトの取り付けは、まず、リア側を差し込んでフロントのシャフトを押し込んでフレーム内に収めます。その後、センターベアリングを仮度目して、まず、リアのシャフトをトランスファーのフランジに固定します。この時トランスファーをニュートラルにしておくと位置合わせが楽です。
次にフロントの固定です。この順番は案外重要で、リアを先に止めないで、フロントを先に付けると、タイヤが地面についているとプロペラシャフトが回りません。そのためアクセスの悪いリアの取り付けが面倒になります。センターベアリングは、角度の調整代があるので、出来るるだけプロペラシャフトがストレートになるような位置にして固定します。これで、センターベアリングの摩耗と振動の防止に一役かいます。この時点で2時間経ってしまいましたので業務終了。充実したガレージライフを堪能できました。
明日は、不要な配線のトリミングと、バッテリートレーの取り付けを行います。

HUMMERのボンネットは横幅が広くて、尚且つ元々立て付けが悪いので、一人で持ち上げるのが面倒です。そこで2005年にエアシリンダーを使って自動開閉ボンネットを試作しましたが、構造が複雑なのとコストが掛かりすぎました。もっとも、そこまでは必要ないだろうと言うことで、ダンパーだけのステーを作成したところ、ラバーダックが欲しいと言われ図面とキットを一式送りました。その後、アメリカでも結構メジャーでCNNの取材用HUMMERにも使われています。ラバーダックの話では一時期ベストセラーだったそうです。プレデターからも欲しいと言われて送りましたけど、最近はガスダンパーを飛行機に乗せることができないために、ステーの部品だけ送ってあります。
今まで作った数は覚えていませんけど、一時期は随分作成しましたので、身近な人達やスカイオートのお客さんにほぼ装着されて、在庫もなくなったので最後の一個を今色々やっているHUMMERに付けて終わりにしようと思っていました。所が、先日友野さんの所から欲しいという方がおられると聞いたのと、一部からも欲しいと言われたので再生産することにしました。でも、在庫は余り持てませんので、必要量+αに留めて置こうと思っています。必要な方は当方にメール red-hummer@hummer-club.jp でお知らせください。約束できませんけどワザワザ行くのは勘弁して欲しいのですが、時間があって気分が良いときは取り付けします。どうして、も『来て付けろ』という場合は『アゴ・アシ・マクラ・地元の名産品』でならご要望にお答えしますが、そこまでして付けるようなものじゃーないですよね。
H2用のCTISのプレートも遂に在庫がなくなりました。これも要望が出ましたら作成しますが、今の所は誰も欲しい人がいないので、再生産未定です。ステッカーの方はハンドメイドなので、色あせたり色替えをしたい方は言ってください。

2012.6.19.    石飛 毅氏

リザーバータンク式のショックアブソーバーに付いてですけど、若干、誤解を招くような書き方だったので、チョット修正します。
ショックアブソーバーの世界って物凄く複雑で簡単に説明が難しいのですが、先ず、動く速度と内部のオリフィスで色々変化します。例えばゆっくり動かすときは小さな過重で動かせますけど、早く縮めようとすると大きな力が必要になります。また、今回のように加圧されている場合は常時伸びようとしている力は何時でも掛かっている力はシャフトの断面積と内圧で、縮まろうとするときに支配的になるのはショックの抵抗で、瞬間的に大きな衝撃を受けたたときには物凄くショックが頑張ってくれちゃうということです。
実際、友野さんも柏から高速でガレージまで来て、窒素を入れてびわ湖に向かいましたが、高速での安定性は飛躍的に向上したようです。ミーティングの帰りに、スカイオートが572を運転しましたが、降りてきて『572はどうだった?』と聞くと『足回りが最高で、車が小さく感じる』と、本来なら凄いパワーとか、音がウルサイとか言いそうなんですけど、先ず、足回りの良さを言ってましたので、かなり違うのでしょう。
そんな事で、チューニングカーではリザーバータンク式のショックは沢山使われているみたいですが、昨日、柳本さんと話をしていたら、S2000のショックは一本30万円位しているそうです。その良さが分かっているので、このショックには興味があるみたいです。元々、中々調子が出ずに手元にあるより修理している時間が長かったハニー号ですが、DURAMAXにコンバージョンしてからは毎日の足に出来てて、当方もひと安心しています。エンジンが確りしてくると、今度は足回りが気になるみたいで、次のバージョンアップとして、多分、ヘタっているブッシュやリンク類を一新する予定だったみたいです。その一新計画にリザーバータンク付きが加わりそうです。

2012.6.18.-2    石飛 毅氏

友野さんのORA572に付いているショックアブソーバーはオイルと気室は分離されてて、ショックのシャフトが縮んだ時に内部体積が変わるので、圧縮出来ないオイルだけではショックが縮まらなくなってきます。そこで、一定の分だけショックアブソーバーに気室を持たせることで、そこが体積増加分を吸収してくれます。その場合、ここの部分が大気圧だと色々な現象で気室部分の圧力が変わってしまったり、水分が入っていると温度変化や圧力が変わることで蒸気圧が変わってしまい、常温でも水分が蒸発して圧力が変わってしまうことがあります。
このように大気だと一定の要件を満たさないので、蒸気圧が低く安定したガスとして窒素を入れます。
窒素は分子も大きく抜けにくいし、単一物質ですから、変化もしません。また、不活性ガスですから酸化もしません。また、この窒素にある程度の圧力を持たせることで、オイルの泡立ちを抑えて一定の性能を確保することも出来ます。俗に言うガスショックと言うのは、ショックの中に気室を一体化したもので、大抵は非分解構造で使い捨てですが、572のショックはレース用ということで中のオイルや穴の大きさバルブの強さをパラメーターとして変更が可能になっていますし、構造も簡単です。
先日、友野さんが別体タンク部部分に付いている自転車のバルブを『つい、押してしまった』時に、ガスが吹き出してしまい、大慌てしたのが発端です。その時に物凄い勢いでガスが出たので、ガスの圧力をちゃんと保持していたので、OHの必要もありませんでしたが、OHキットを買ってあるというので先日分解しました。
今回はこのOHしたショックに窒素ガスを封入したいというので、準備を初めていました。ここで問題は、14.6kg/cuという圧力です。庄そのものは窒素ボンベには100kg/cuなので十分です。ところがボンベから直接入れるわけにいきません。そこで、必要なのはレギュレーターで、最終的には結構な高圧まで上げるので、その圧力に対応したレギュレーターはそう簡単に入手出来ません。そこで、これを、色々な手を使ってどうにか購入ました。
そして、実際に自転車用米式バルブに窒素を入れる方法も普通の空気を入れるようなダダ漏れではちゃんと封入する事が出来ません。色々探したところ、手頃な価格でマニホールドが売っていたので、これを友野さんが落札して送ってきました。そして最後のこれらを繋ぐ配管がこれまた面倒です。ワンタッチ式のホースは案外耐圧が低くて、結局、大工さんが使う高圧ホースに白羽の矢を立てましたが、このホースが使えるジョイントが販売されていないため、このホースを入手しても全くの無駄になります。
そこで、色々考えた結果、当方の場合はステンレスのチューブ配管資材であれば良く知っているし、使いこなしも手馴れているので、ステンレスの配管で接続することにしました。価格的にも無駄に長いホースは要りませんので、ボンベを移動すれば配管長さは吸収できます。そこで、配管の注文を行い、数日まえにやっと入手しました。
窒素の入れ方は、先ずショックにマニホールドをねじ込みます。確り奥までねじ込んだ後に配管を取り付けます。次にマニホールドの排気バルブを開けてから、マニホードの押しネジで米式バルブの先端を押し込むと次第にショックの中に残ったガスが出てきます。次に、窒素ボンベのレギュレーターを空回りするまで回しガスが2次側から出ない様にします。次にボンベのバルブを開けてからマニホールドの排気バルブを閉めます。次に、配管の途中にあるバルブを閉めてからレギュレーターで所定の圧力にセットします。(今回は先ず4kg/cuにあわせました)次にゆっくり配管の途中のバルブを開けると、ガスがショックに押し込まれます。このまましばらくして圧力が最初の設定値になったら、配管途中のニードルバルブを閉めて、排気バルブを開きます。この手順を数回繰り返して、ショックアブソーバー内の余計な気体を取り除きます。最後にレギュレーターで14.6kg/cuにあわせてから、窒素封入を行います。圧力が14.6kg/cuまで上がったらマニホールドの押しネジを緩めて米式バルブを閉じます。この後、ニードルバルブを閉めて、排気バルブを開けてガスチャージが終了になります。
高圧でガスを入れるメリットとして、もう一つあるのはサスペンションとしての機能です。14.5cm/cuと言うのは、1p角に14,5kgの力が掛かると言うことなので、このダンパーのピストンの直径が7cmとすると 3.5cmX3.5cmX3.14X145kg=556kgとなりますから、この強さのスプリングを4輪に追加したのと同じ事になりますので強いスプリングを入れてバネ下加重を増やす必要がなくなるのです。要するに、一本のショックがショックとエアバネの両方の機能を持つのです。
合計、常に550X4=2200kgの加重をショックが受けてくれるのでバネに対する負担も下がりますし、空気なので沈み込んだときのバネ乗数はとても小さくて動きも滑らかになると言われています。このハイブリットサスペンションは効果ですが柔らかいコイルに付けると車高の落ち込みや乗り心地の改善にも役立ちます。因みに当方が知る限りでは572の他に松原さんの502が同じもの。そして、以前、松原さんが乗っていた赤いHUMMERにこれと同等の一回り小さい物が付いていましたけど、窒素がもう抜けているかもしれませんね。おーーーそれ良いなぁ〜と思った方はスカイオートか友野さんに問い合わせて下さい。そうじゃないと、また、当方が人柱にならなくてはなりません。。。
それと、これもどちらに頼んでもいいのですけど、スタビライザーの注文を受けているそうです。形状が変な形なので、重量がある程度増えても送料が余り変わらないみたいです。だから、その分、部品代はお安く出来るそうなので、欲しい人は問い合わせて下さい。今の所、松原さんと、小出さんの2名だと聞いています。スカイオートの話では取り付け専用の工具を買ったそうなので、取り付け工賃も前より安くなるみたいです。前につけた人は人柱だと思って、その辺は我慢して下さいね。塗装も出来るそうです。

2012.6.18.    石飛 毅氏

関西ミーティングに参加してきました。
毎回同じところで行われていますので、ホームでの開催している感じになってきました。参加台数は延では20数台だと思います。土曜日の天候は相変わらず雨の洗礼を受けましたが、片岡さんの大テントと同じものを福井さんが調達してくれたため、快適な2倍に増床となり、更に同じ藤原さんが持ってきてくれたテントを並べる事が出来てビショビショになることもなく快適に過ごせました。
人数は大差ないと思われますが、段々アクティビティになってきたためか、何時もよりも『うるさい』けど、大人を巻き込まずに自分たちで楽しんでくれる様になってめんどくさくはないです。誰かが言ってましたけど、子供の凄さは初めて顔を合わせてもちゃんと一緒に遊べちゃう所で、素晴らしいことだと思います。皆さん是非、子供達を見習いましょう。
日曜日は、一転して暑いぐらいの快晴で、明らかに参加者もアクティブに動き回っていました。一時、関西方面はエグイ装飾系のカスタムが毎回ありまししたが、最近は落ち着いてきて段々大人になってきたのは喜ばしいことでだと思うんですけど、段々見慣れてきたからそう思わなくなって来たのかもしれません。今回で6回目を迎えて肩の力も大分抜けて来たためか、関西ミーティングのスタイルも定着しつつあります。今後の発展と継続のためには、ここで更なる努力をすることが大切だと思いますので、幹事のみなさんに於いては色々大変だと思いますが、当方を含めて沢山の人が参加することを楽しみにしておりますので、これからも宜しくお願いします。

当方の今回参加レポートします。
今回で6回目の参加になりますけど、体力的に楽ちんな昼間移動の行程を組みました。前回は途中でリタイアした友野さんも『トラウマ』があるためか、出来るだけ当方と一緒が良いオーラを出していたので、今回の旅程は多賀サービスエリアに宿を取り、明るい内に移動して到着後『晩ご飯』という計画にしました。この方法は、とてもラクチンで規則正しい生活をしている友野さんに合わせることが出来ます。これに賛同したのは同じく早寝早起きの小出さんで、小出さんとはルートが違うので多賀で待ち合わせをしました。
当方は木曜日の夕方からガレージに入り、何時もの様に今整備しているHUMMERの作業を行いますので、ガレージ泊で友野さんを待つことにしました。友野さんは昔と違ってガレージに来たのは10時頃、当然、不規則な生活をしている当方は、あの572の爆音で目が覚めました。今回、572のペンディング事項であったショックへの窒素ガス封入とガレージの花壇で大きくなり過ぎたユッカを植え替えを予定してました。
先ず、マダ起ききれていない当方を尻目に狭山ハウジングから借りたスコップで友野さんが穴掘りをはじめて、無事ユッカを移動。ユッカは葉っぱが結構大きいのに、根っこは案外小さいです。無事新しい場所に定着してくれることを願っています。窒素ガス封入に関しては改めて別項で説明します。
予定消化中に、以前廃バッテリーの処分をスカイオートに入口に置いておくとその内無くなると言ってましたけど、1週間経ってその餌に産廃業者が引っ掛かりました。若い男の人で『バッテリー買います』『鉄くず』も買いますと言うので、お金は要らないからリサイクルが出来そうもない物も持って行ってくれと言ったら、ガレージの周りに転がっている『その内どうにかしなくてはならないもの』をごっそり持っていってくれました。一応、また来て欲しいので連絡先も聞いたら、ドラゴンの国出身でした。子供の時からいるらしくて帰化しているそうです。
予定を消化して、多賀に向けて出発したのは午後1時。一旦、狭山インター手前まで来た所で携帯電話を忘れたことに気がついて、友野さんには先に狭山SAに行って待ってて貰うことにしました。急いでガレージに戻り再スタートをしましたが、狭山SAでそのまま昼食。燃費が走り方で大きく違う572は常に給油ポイントを頭にいれてて、大体200キロ程度で給油する事にしていますので、とりあえず諏訪湖SAを目標にして出発、実は572はスピードメーターを交換して、校正をまだしていないため、全く当てにならないので当方が先導してメーター読みで100km/hで走りました。
当方のHMMERは6速で100km/h走行をするとエンジン回転は2000rpmです。タイヤを交換しているため、その時の実速をナビで見ると108km/hです。スマートホンのアプリで見ても同じなので、違反しない為には2000rpmより針1本ぐらい下回っての巡航しました。そのおかげか、諏訪では思ったより給油量が少なくて、当方は5.9km/hとマズマズでした。中央高速は、新東名が出来たためか、何時もより交通量が少なくて、ズーッと一定速度で巡航が可能でした。渋滞やトラックの追い越しも、追い越し車線をキープできるので、アクセル一定で巡航可能なためか疲れません。
何故か572も思いの外、燃費が良いため予定では多賀に到着するまでに養老で給油するつもりでしたけど、そのまま多賀に向かうと小出さんが、何時ものポケットが沢山付いている着衣ではなく、ごゆっくりモードの出立ちで出迎えてくれました。小出さんは午前中から出発してて随分前に到着していたらしく、もうお風呂にも入ってて、後はご飯を食べて『飲む』だけでした。一応『ご飯?それともお風呂?』と聞かれたので、ご飯にしました。ご飯は一昨年食べた近江牛が美味しかったので、3人で近江牛ステーキを頂きました。
多賀SAのハイウェイホテルは結構人気で、当日宿泊は先ず無理。友野さんが申し込んだのは日程が決まってすぐだったので、予約が取れたのですけど、小出さんが申し込んだ時は既に満室でしたが、たまたまキャンセルが出た直後だったので、無事泊まれました。
ここに泊まるメリットは金曜日に大方距離を稼いで一晩泊まると、高速代金が半額になるので、ホテル代が賄えます。さらに、スターバックを含めたフードコート、レストラン、餃子の王将、ファミリーマートがありますので、とても便利です。当方と友野さんは2人部屋だったので荷物を持って部屋に入りましたが、どうも友野さんの荷物は多すぎます。一体何が入っているのかと思ったら大きめのカバンの中身は全て懐中電灯などの光物がギッシリ収まっていました。当方も嫌いではありませんので、2人で窓を開けて夜空に、何本も光の筋を描きました。
何時もは宵っ張りの当方ですけど、友野さんが9時半にはベットに入ってしまいましたので、テレビを見ながら当方も10時には寝てしまいました。所が、気持ちよく熟睡している最中に電話が掛かって来ましたけど。。。ボーッとしてて、何を話したかはよく覚えていません。
翌日はSAで案外美味しいうどんを食べて、ヤンマーマリーナに向けて出発。金曜日の夜から続いた雨はやむどころか、ドンドン激しくなって前がよく見えません。ヤンマーマリーナに着くと既に、雨を想定したテントが張られていましたので、快適に過ごせそうで一安心。一体誰が雨男か??3回までは素晴らしい青空で暑さ対策が必要な位で一時期は『関西ミーティングは暑い』というイメージだったのですけど、ここ3回は連続の雨です。一体誰が3回目から来ているのか?追求し始めたら、小出さんが『オレだ!もう、来ない!』と子供みたいにいじけてたので、放置しました。
晩ご飯の後にやっていたビンゴ大会の最中に地元で行われた『ちびっこ相撲大会』に知人である『お相撲さん』に来てもらったために、どうしても時間が取れなかったスカイオートが新幹線で到着。お相撲さんを都内に送っていった後、車を高砂部屋至近のコインパーキングに入れて、やってきたそうです。
ビンゴ大会は、約2周することが出来、当方は大好きなカーズのオモチャ。そして、前回折角当ったのに、572にいれたまま忘れてしまい家に持って帰れなかったお米が当たって、リベンジを果たせました。
ホテルはヤンマーマリーナから歩けるぐらいの場所で、友野さんと名前を忘れたけど声がデカイ人と3人同部屋。このうるさい人は友野さんが早く寝ると言うと、私も早く寝ます。と言いつつ宴会には出ないの?と聞いたら『チョットだけ』と渋々な態度を取りつつも宴会では一番声がでかく、結局、最後近くになったら、後片付けもしないで帰ってしまい、当方が廊下に出て歩いていると、部屋の扉を少し開けて星飛馬のお姉さんみたいにドアの影に隠れてコッチを見てました。一体どういうつもりなんでしょう?そうそう、夜中に物音で目が覚めると大きなイビキ。。。ずーっとじゃないんですけど、その人でした。面白い人です。
朝起きると、朝ごはんが用意されていました。早起きの人と一緒の部屋になったメリットですね。まだ目が覚めていないのですけど、大きな声で『朝飯です』と言われると頭がガンガンします。でも、朝ごはんの支給は助かりました。ただ、朝ごはんにしては余りにも量が多いので、スカイーオートにもお裾分け出来ました。
日曜日は、土曜日と打って変わって快晴。朝一番から、小出さんが当方のところに来て『雨男は俺じゃなかった、ほら晴れているでしょ!また来年来よーっと!』とご機嫌。晴れているのは誰でも解ります。
帰りは友野さんの寝る時間を考えて、本当は2時に出たそうでしたけど、お昼ご飯の第2陣がまだ帰ってこないので、結局、出発は3時を回ってしまいました。ただ、テントの解体まではお付き合いしましたけど、その後は残った方々にお任せして出発しました。
帰り道は、桧谷さんがずいぶん前から進めている伊勢湾岸道と新東名高速を使うために572と小出さんの3台で帰路につきましたけど、もう一台大久保さんのHUMMERが入口まで一緒でしたが栗東で左右に別れてしまいました。大久保さんは一宮の渋滞は避けれたのでしょうか?
伊勢湾岸道路は凄いです。広くて走りやすいしSAも綺麗でした。景色も良くてお薦めに従って良かったです。片や新東名ですけど、テレビで騒いでいる程の事はなかったです。確かに広くて走りやすいし、カーブも緩くてアップダウンは少ないのですけど。単調で景色が今一なので凄く眠くなります。SAもテレビで言うほどの物ではなかったです。恐らく、車線幅を狭くして無理やり3車線にしている東名がひどすぎるからそれとの比較で騒がれているなら納得です。
新東名の浜松から当方のHUMMERに同乗してたスカイオートが、友野さんの572を運転して、572の状態把握。足柄まで運転しましたけど572の足回りを絶賛していました。これは、友野さんからも『窒素を入れてから安定している』と聞いていましたので、ちゃんと所定の設定をすると、このショックは良いみたいです。となると、欲しくなる。。。。。。足柄から高砂部屋まではスカイオートが当方のHUMMERを運転。到着して夜空を見上げると。照明に照らされたスカイツリーがとても綺麗でした。
スカイオートが鍵を預けていたお相撲さんは当方も知っていますけど、当方のHUMMERを見るのは初めてで、羨望の眼差しで見ていたので運転席に座らせてあげたら大喜びでした。因みにこの方が乗っているのはカイエン。
自宅に到着したのは日が変わるちょっと前で、すこし疲れましたけど、延べ、3日間とても楽しく過ごせて大満足で気が済みました。次回は秋のミーティングまでお会いできることを楽しみにしています。

2012.6.14.    石飛 毅氏

ATフィルターが届いたので、開けっ放しだったATのオイルパンに取り付けて塞ぎました。
このHUMMERは97年式前期なので、適合するフィルターは底に突起がついているタイプです。注意しなくてはならないのは、ATを載せ変えてある場合がありますので、単純に年式だけで判断はできません。以前、95年式でATフィルターが外れた事がありましたが、これは突起なしのフィルターを付けていたためにATFを吸いきれないで、変速ショックが出て滑りが始まり、そのまま走り続けたためにミッションが壊れてしまった事があります。
この突起が付いたタイプとないタイプの違いは、フィルターの高さが違いました。93年式の場合はフィルターを差し込んでネジ止めになっていましたけど、4L80Eはミッションの穴にブッシュを入れてそこにフイルターを挿すだけですから、フィルターの突起がオイルパンの底に着地しています。現に、このHUMMERのオイルパンには突起が当った跡が残っていました。これが高年式用のATの場合はどうなのか?実はオイルパンの形が違うのかもしれませんけど、並べて比較したことがありませんので解りません。
このオイルパンの中にはマグネットが置いてあり、フィルターがこのマグネットをよけるために、『ココに置け』マークがオイルパンにプレスで模様が入っています。この模様のおかげで、マグネットの裏側にも隙間ができますので、マグネットの有効面積を増やせています。一応、オイルパンの写真を撮ってありますので、今度、高年式のオイルパンと比較してジックリ違いを探して見ます。
オイルパンを付けてATの配管を交換しました。このホースはパワステと同じホースを使っています。このHUMMERにスプリング式のホースバンドが使われているので、そのまま流用しました。ホースはATのATF出口からATFクーラーを通ってトランスファークーラーを通ってATに戻ります。これが通常の流れで、ATの出口とトランスファークーラーへの入口の間にはバイパスバルブがあり、このバルブは、ライン圧力が上がりすぎた時に、配管やオイルクーラーを守るためにオイルクーラーを通さないでATに戻します。ATはATFクーラーを通さないのでそのまま使うとAT内の温度が上がり、セフティモードになる事があり、不調を知ることができます。
今回は、この部分の修復で終わり、次回は漏れの多いトランスファークーラー周りの補修をします。

2012.6.13.    石飛 毅氏

作業中のHUMMERは、ATクーラー、パワステの配管を行いました。
この年式のATクーラーとATバイパスパイプの固定はクリップですが、低年式の場合はホースバンドで、多分、96年式からクリップになったと思われます。一応、ホース類は新品と交換していますので、ホースバンドもABAに交換しているのは既報ですが、昨日はABAのホースバンドの拾い出しを行いました。基本形は97年式なので、年式によって多少違いますので、この部分は後ほど説明します。
先ず、ラジエーターのアッパーホースは44-55が2P。ロアホースは50-65サイズが4P。ヒーターホースは切り替えバルブの入口と出口の2箇初と、ウォーターポンプの出口が15-25で3P。サージタンクとロアパイプの両側、ブローバイガスのキャニスターは26-38で4Pです。ラジエーターからサージタンク、パワステポンプからパワステクーラーまで、パワステクーラーからステアリングギヤボックスまで、ブレーキブースターからパワステポンプまでは11-17で6P。燃料の戻り配管が8-14が2Pです。以上5種類21個です。これを前回報告したhttp://egaos.net/gaosnet/7.1/d01-0002-04 で、今回使った分が在庫からなくなってしまったので手配しました。合計金額は6571円でした。送料は3000円以上なので無料です。また、Amazonから買ったのですが、当方はメンバーなのでカード決済なので振込手数料は掛かりません。
先にも触れましたが、年式によって11-17は数が異なります。93年はサージタンクの細い方の配管は2セットなので2個追加です。ATクーラーとATのバイパスパイプがクリップじゃなくてホースバンドの場合もありますので、これも追加が必要です。CTISのコンプレッサーとエアダクトとの間も気になる方は追加しなくてはなりません。先日、HUMMERのプロモーションビデオを見ていたら、12年持つ設計と言ってました。12年以上はオマケで使えていると思って、ホース一気に交換してラジエーターのOHもしたらどうでしょう?

2012.6.11.-2    石飛 毅氏

良く出てくるABAのホースバンドですが、非常に高価です。
それでも、買い方によってはもっと高価です。10年ぐらい前からABAのホースバンドを使っていますが最初は鉄製の物だったので、最初は芋虫の部分が青くて綺麗なんですけど、時間と共に、バンドの色がくすみ、その内サビが浮いてきます。最初は綺麗だった芋虫の部分も色が落ちてそのうち汚くなります。その後、スペシャルシーリズでSUS304のホースバンドが出てきて機能と美観を兼て大枚を叩いて買っていました。所が、桧谷さんのHUMMERにそのスペシャルシリーズを付けて上げて、それを現物返ししてもらったら信じられない価格だったと報告があり、その後、その業者から購入しています。
サンプルを上げると、ラジエーターのアッパーホースとロアホースに使っている44-55のホースは以前827円で買っていましたけど、、、、363円、、、細いホース用の11‐17は582円が260円です。なんと全て半額以下。。。。それ以来、そこで買っています。高い方は http://www.monotaro.com/g/00177865/ で、安い方は http://egaos.net/gaosnet/7.1/d01-0002-04/ です。これだけ違うとガッカリです。今まで高いお金を払って買っていた在庫も結構あります。また、安いと言ってもホースバンドを全てABAにすると20本ぐらいになりますから、たかがホースバンドですけど、軽く6000円を超えます。それでも、漏れるよりはましですから、おすすめしていますけど、ABAのホースバンドって選び方にチョット癖があり、当方もこれだと思って買ったら合わないことが多々あります。近い内に適切なサイズをレポートしますのでそれまで我慢しててください。『多少寸法があっていなくても俺は構わないし金で決着が付くなら』と思っている方はどうぞご自由にお求めください。

2012.6.11.    石飛 毅氏

片岡さん、とっても早起きで、日曜日はガレージの中をスッカリ綺麗に掃除をしてくれました。特に作業台と休憩所のテーブルの上は整然として、気分が良かったです。更に、当方がお目覚めになる前に作業を初めてて、フレーム掃除はブレーキの配管も外して丁寧にやってくれ大感謝です。毎週来て欲しいですねぇ。
さて、土曜日にシール剤をスカイオートに分けてもらいましたので早速オイルパンの装着をしないと、何もできません。その前に、オイルパンがないうちに塗装したい部分がありましたけど、今まで惜しげなくペイントしたため、とうとう、在庫がなくなってしまいました。そこで、先ずはカインズホームに買出しに行く事にしました。カインズホームのアクリルラッカーは価格も安く、製造元はアサヒペンですから、品質も問題ありません。小さな缶なので使いやすく、万が一固まってしまって使えなくなっても余り惜しくはありません。元々、色の種類は少ないのですけど、当方が使っているのは赤、黒、黒つや消し、白、黄色とほぼ全色です。価格はひと缶200円弱と安価でお財布に優しいため、白、黄色以外は箱買いしています。しかし、最近人気が出てきて時々欠品が出ますけど、今回は基本の『艶あり黒』の定番ですから『絶対にある』と思ったら、棚には在庫がゼロ。バラで置いてある棚の周りに大抵箱単位での隠しストックがあるので、周りを詮索していると、怪しんだ係のおっさんが『何か?』と聞くので『ペンキの黒』と答えると、オッサンは空っぽの棚をチラ見するだけで『ありませんね』で終わり。少しは探して欲しかったです。
そこで、代替品を探したところ、大きめので量が多いタイプもあって支払い金額はチョット高めです。缶のデザインは違いますけど、製造もアサヒペンでアクリルラッカーなので、OK。価格は高いけど内容量が多いので単位当たりの値段は同じぐらいなので、負けた気はしません。でも、箱買いしませんでした。
カインズから帰ってくると、オーナーが来ていました。午前中家族サービスをしてから、来たみたいです。早速、これから取り付けるパーツのお掃除とフレーム掃除をやってもらうのですが、上手く出来ないので片岡さんからフレーム掃除の技術指導して貰ってってからやってもらいました。最初は不安でしたけど、リアフレームまでたどり着いた頃には要領が良くなって来ていました。
さて、何度も出ている高性能シール剤ですけど、普段から仕事でコーキングすために、ガンを使っているので、片岡さんに塗って貰いました。流石に扱いが手馴れてて先っぽをクネクネ動かしながら、とても綺麗に塗ってくれ、プロの技というのを見せていただきました。。多分、当方がやったら力の加減が分からず団子になって不細工になっていたと思います。オイルパンは構造的に、フロント側の曲がった部分は漏れやすいので、すこし厚めにしてもらいました。このシール剤は今までのシール剤とは異なり、とても粘着率が高くてある程度の硬さもあり、固まるのも早いので、ある程度締めこんでからチョット経つと厚みを維持してくれるのでその後に増し締をすると、もう全く漏れる気がしません。
今回、オイルパンを剥がして中を掃除しましたが、ドレンボルトの位置が少し高めなので、オイルパンにはどうしてもスラッジが溜まりやすくなって、オイル交換をしても恐らく取りきれないと思います。水分が混入した場合も分離してオイルパンの底に溜まるので長い間乗ってて、尚且つオイルパンンからオイルが滲んでいるようでしたら、思い切って剥がすのも良いですね。
オイルパンが付くと、色々進んできます。先ずは冷却水の配管、パワステの配管を行います。基本的にホースバンドはABAのステンレスを使っていますけど、あんまりベロベロが出ているとカッコ悪いのでピッタリサイズをまた注文しないと足らなくなりました。今回の作業が完了したら、必要サイズのリストを作成します。
そして、スターターの取り付け。スターター自体は念のため接点をチェックして軽くブラシをトリミングして塗装をしてあります。何時も筋トレになるスターターの取り付けですけど、排気管が付いていないと穴位置が見えるので、重いですけど比較的楽に取り付けられます。スターターに配線を行い段々形になって来るとワクワクしてきます。
次に、そのまま使うのを躊躇していたラジエーターもスカイオートでのOHが終わり圧力テストも行なってくれてて、安心して使うことが出来ます。一番精神衛生上良かったのは、赤い水がいつまでも出続けるのは嫌でした。どうも、貧乏性なのでお金を掛けないようにしてしまうのですけど、新しいオーナーが乗るので漏れとか、汚れとか、効かないとかいうマイナートラブルを避けたいので思い切ってOHして良かったです。ラジエーターの組立を片岡さんにお願いして、潰れたオイルクーラーのフィンも起こして再生完了。車体に仮載せをして、固定する前にフアンの装着をします。何時も思うのですけど、本当にファンの取り付けには閉口します。全くダメなら諦めも付くのですけど、どうにかすると脱着できるので、イライラします。そこで、今回はオルタネーターとバキュームポンプを取り付ける前に『横チン』で装着しました。
ここからでも結構面倒ですけど小学生レベルの知恵の輪で完了できます。
オルタネーター、バキュームポンプを付け、テンショナーを付けたらもうベルトが張れちゃいました。あと、もう少しだな〜と、全体を見渡すとなんとエアコンのホースにクラックまではいかないけどシワを発見。低圧なので大丈夫かなと思いますけど、一応ガレージの在庫のホースを探ると同じ配管があったので、交換することにしましたが、中々ジョイントが外せません。スカイオートの社長直伝の方法でも取れず、これで良いかな?と妥協モードに入っていたら、加藤電機が久々に来ガレージ。レシーバータンクを頼んであったので、Jeep展の帰りに寄ってくれました。
当方としてはシメシメという感じですけど、そんな事なんて知らないで、フーテンの寅さんみたいな呑気な雰囲気で入ってきましたので、先ずは歓談。。。結局、マニホールドボディを外して万力で挟んで緩めることは出来ましたけど、結局、マニホールドのネジを舐めてしまいマニホールドを交換しなくてはならなくなりました。秘蔵のマニホールドを在庫から出して、新しいホースと交換したのですけど、このホースが短くて、結局コンプレッサーの高圧側のホースも新品と交換。レシーバータンクも交換していますから、結構エアコンの信頼性はアップしています。一応、真空引きを行い、『良いだろう』と言う事になり一応GASを400gだけ注入して様子を見ることにしました。加藤電機の工賃はたばこと牛丼と格安。また来て欲しいので狭山ハウジングのオルタネーターを注文したのですが『送るから付けておいてね〜』だって。こうなったら廃バッテリーを餌にしておびき寄せるしかないですね。
これで、エンジン周りは一通り完了しましたので、ATフィルターの交換をするために、ATのオイルパンをオーナーに剥がさせてフィルターをチェックすると、用意したフィルターと形が違うので、比べて見たら高さが違っていました。これだと、オイルパンに落ちてしまいますので、とりあえず調達し直しにして、週末の作業は完了としました。関西ミーティングがなかったら間違いなく週末にはエンジン始動出来たのですけど、まぁ慌てても仕方がありませんので、今週はATフィルターの取り付けまでとします。

2012.6.10.    石飛 毅氏

本日は、片岡さんがスカイオートに修理を出して完了したので、夕方一緒に取りに行く序に『つくし』に行くため新幹線に乗ってガレージに来ました。
というより来てもらって作業のお手伝いをしてくれました。片岡さんは購入当時あまり状態の良くなかったHUMMERを地道に手を入れて、とても良い状態にまで引き上げていますので、下回りのレストアは手馴れてて、何も言わなくてもドンドン進めてくれました。お陰で、当方がまだ手を入れていないエンジンルーム以降を美しく仕上げてくれました。
スカイオートも、『片岡さんのは下回りが凄く綺麗ですね』と言ってましたので、上口さんの2代目襲名です。何もわからなくても掃除ぐらいは出来ます。その内、構造とか色々覚えてきますから、見習って欲しいです。
昨日シールを剥がしてあったオイルパンを剥がしました。クランクが丸見えの状態は美しいです。最近の車はわかりませんけど、普通、ピストンはアルミ地肌の色なんですけど、このエンジンのピストンはグレーです。それも、何か塗っていると言うかコーティングしている様な感じです。多分、コレが2000年辺りから採用されているセラミックコート?なんでしょうか?一部ピストンが上がっているのでシリンダーも見えましたけど、当方のオイル管理が良いためか全く傷がありません。チョッと感動して暫く見続けてしまいました。
合わせ目をスクレーパーで綺麗にして、スカイオートお薦めのシーリング剤を塗って装着しようと思ったら。。当方の怪力で押し込んでもチョロチョロしか出ず、数センチで全く動かなくなったので、ケースを分解してみたら中で見事に固まっていました。一応、当方もパーマテックスのシール剤を持っていますが、チョッとだけ出てきたこのシール剤を触ると、ねっとりしてて、コレなら漏れそうもない上物だったので、スカイオートにどうせ行くので、取り付けを諦めて本日の業務を終了してスカイオートに向けて出発しました。
スカイオートに行くと、何時もの桧谷サンの他に小出さんが何時もの雰囲気でマッタリしていました。スカイオートが桧谷サンのHUMMERの作業をしていたので、先日追突されて板金屋さんから上がったボディを観察しましたけど、ボンネットを含めたフロント1/3も追加料金を払って一緒に塗装して何時もの小汚い桧谷サンのHUMMERとは思えません。灯油を被ってもそのまんまで、当方より扱いが粗く殆ど洗車なんてしないのですが見違える美しいです。何時も『気にしない』と言ってても綺麗になったのが嬉しかったみたいで、『ガラスコートしようかな?』といいだしている位なので多分汚いのは気になっていたみたいです。そう思った時が吉日なので、気持ちが下がる前にやった方が良いので、お薦めしておきました。
桧谷サンのHUMMERはチョッと前から排気洩れの音がしてて、気になっていたのですが、今日はその修理をやっていました。毎週スカイオートで修行をしているのですけど、案外紺屋の白袴状態で『何時でも出来る』と思ってて、やっと修理していました。今、当方も同じような事をしていましたけど、エクゾーストマニホールドとターボを繋ぐパイプは振動防止と位置精度を吸収するために、鋳物ではなくフレキシブルなステンレス配管ですが、コレと鋳物の合せが余り良くなくて、殆どのHUMMERがココから若干の排気漏れをしていますけど、音は殆どでません。しかし、桧谷サンのはここの合わせ目が今一で、結局、排気管を交換することになったようです。
片岡さんのHUMMERも石でボンネットも傷が付いてしまい、ボンネットの塗り直しをしてこれまたピカピカ。ボンネットスクープも付けたり。。。整備をちゃんと行い、機関に問題がなくなって来るとアクセサリーが増えて、結局、出費は同じみたいです。

2012.6.9.    石飛 毅氏

金曜日なので、長めに作業が出来ましたけど、先ずは、当方のHUMMERのエアコンが効かないので、ガスの補給。毎年この頃に補充している気がします。今年は500g補給しました。去年もやろうとしたけど、結局、夏の間は順調なので忘れてしまいましたので、今年こそ検知器で漏れ箇所を探す事にします。
進行中の作業ですが、配管配線作業と汚れた部分の掃除ですから、見た目の変化はありません。人手はアルバイトさんは8時までですけど、近所の大工とそのトライアルに嵌っているSJ30に乗っている友達がお手伝いしてくれましたので、彼らには『すきや』の牛丼を食わせました。彼らには外したエアのコンプレッサーとエアコンのコンプレッサー等綺麗にしてもらいました。細かい作業ですけど案外面倒なのは、ATゲージの差しなおしです。これって案外知恵の輪で、苦労しましたけどセンタートンネルが開いているから出来ますけど、一番最後だと出来なさそうです。配線はバッテリー関係は全て完了しましたけど、一本だけ、アースか電源か不明なので回路図で確認。それ以外は補助灯の配線はあんまりなので、エンジンルーム内は全て撤去しました。ライトバーの補助灯も取り付け部分が錆びているし、ライトの大きさも中途半端で正面から見るとガチピンの目みたいなので、これもオーナーの承諾なしで撤去します。
エンジンからのオイル漏れ対策もしますので、オイルパンをアルバイトちゃんが剥がしてくれていましたけど、結構パッキンが確り付いているので、中々剥がれません。これは、明日にします。明日は朝に片岡さんが新幹線でガレージに来ます。スカイオートにガラス交換等修理に出していたので、コレの引取りを兼ねてガレージに来ます。多分お手伝いをしてくれそうなので、夕方までは作業してからスカイーオートにHUMMERを取りに行く予定です。だから、土曜もJeep展にいけません。日曜日には行けるかな?

2012.6.8.    石飛 毅氏

Jeep展が開催中ですけど、中々時間が取れません。
会社からは近いのですけど、時間帯が上手く会いません。土日のどちらかには行きたいのですけどどうだろう?
当方の周りは、会社も、それ以外も若い人が多く、たまに出る宴会も、最年長の場合が多いです。そのためか、宴会でも酔いつぶれる事はあっても、騒いだりすることもないし平時とあまり変わりません。最も若い人たちだけの時は大騒ぎをするのでしょうけど、そういう場合は邪魔になるので参加しないことにしています。
所が、木曜日は仕事の後に修行の予定でしたけど、大学の同級生のお父さんがお亡くなりになったので御通夜に行くことにしました。場所が戸田なので、出来たら帰りにスカイオートに修理が終わったラジエーターを取りに行こうと思っていましたが、甘かったです。同級生を甘く見ていました。もう大人ですから、通夜の最中はちゃんとコナシテいましたけど、精進払いから他の席とは違っていました。
当然男ばかりで、皆自己主張が強いので、一つのテーブルでいくつもの会話が交差して、聞いていないと思って話していると、ちゃんと聞いててその話の間にズカズカ入ってくるしで、声もドンドン大きくなり異次元の世界を作り上げてしまっています。普通、あの手の席では長居する客には料理を運んでくる人が体良く追っ払ったりするのですけど、そんなの、全く効き目がなく、近寄っても来ません。結構豪華だった料理も食べ尽くし、酒も沢山お変わりして飲み尽くしてしまい、出てきたときはもう最後でした。
その後、場所を変えて『飲み組』と『下戸組み』でテーブルを分けて、近況とか話し始めたのですけど、早速飲み組のアニキは『白いち、赤に』とワインを注文。。。いきなり3人で三本です。ココにいたのは2時間ぐらいだったでしょうか?帰るときにはワイシャツをビショビショにしたらしく、脱いじゃっている奴もいました。
でも、うるさいけどこの時点では、マダ全然元気だったので、『ここで解散』と言うことにしました。が、当方はチョット酔ったアニキを西川口まで送って行きました。当方が奇跡的に4年間で大学を卒業出来たのはこのアニキがいなくては達成できませんでした。特に英語、ドイツ語等の一般教養科目が再履修にならなかったのは本当に奇跡です。アニキは大手のプラントメーカーの偉いさんで部下が140人近くいて、現場も80箇所抱えて一番大変なのはその現場監督との『呑みにケーション』らしく週に3回は日帰りできない状態らしいです。
家まで送ると当然アニキは『上がれ!嫁に逢って行け』と命令するので、逆らうとめんどくさいし学生時代から知っている奥さんにも挨拶がしたかったので、従いましたが、さすが亭主関白のアニキは家の中でタバコを吸っています。一応換気しているのですが、今の時代ベランダとか換気扇の下が常識ですけど、アニキは居間でプカプカです。アニキはいきなり『響』をコップ半分注いでまるでビールの様に喉を鳴らしてグイグイ。今どきこんな飲み方する人も余りいません。アニキの話では、年に400日は飲んでいると訳の分からないことを言いながらグイグイ。それに伴い段々ロレツがおかしくなり、同じ話を3回まで聞いた頃ボトルも空になったので、オイトマしましたけど、義理堅いアニキは『送っていく』と立ち上がりましたけど、足元はフラフラ。それを奥さんが支えながら、スリッパを左右逆に履いて門のところまで出てきて、何かごちゃごちゃ言ってます。
何を言っているのか、聞き耳を立てると、どうやら、『石飛ィ〜俺はお前の体が心配だ!健康に気を付けろよ〜』と、言ってました。けど、心の中で『あんたに言われたくないよ!』と思うのは当然ですよね。久々に、昭和の絵に書いた酔っぱらいを見せて貰いました。アニキの健康が心配です。
週末は、どうやら梅雨入りだと天気予報が騒いでいます。これからの作業はガレージ内で出来ますので、作業の進捗にはあまり影響はありません。だけど、汚れたツナギを洗濯しても乾かない事が一番困りますし、来週末の関西ミーティングの天候も心配です。福井さんの話では、関西ミーティングで使っている片岡さんのテントと同じものを福井さんも買ったそうなので、テントの広さは倍になります。中で使う椅子までは用意していないと思いますので、折りたたみ椅子を忘れないようにしてください。

2012.6.7.    石飛 毅氏

エンジンを載せたままでしたので、エンジンが動くようにする作業は地道です。
先ずは、一番厄介なタービンのクロスパイプですけど、これってボディに当たって絶対に入らない。まるで知恵の輪です。そんなことしていたら時間がなくなるしアチラコチラに傷が付きます。と言うことで、まだ固定していないエンジンマウントを外して、一旦エンジンを下げて気持ちよく装着させる事にしました。
エンジンの固定は、フレームにブラケット、ラバーマウント、エンジン側のブラケットで構成されています。組立の時はエンジン側のブラケットにラバーマウントを固定して、ラバーマウントから出ている太いスタッドをフレームのブラケットの穴に押し込んで固定します。エンジンブラケットのスタッドは、正面から見てハの字にレイアウトされているため、フレーム側のブラケットの穴は上からスタッドが開いた状態で入るように変則ですけど長めの楕円型です。ボディが付いた状態ではその高さまでエンジンが上がりませんし、ラバーマウントは3cm程しかありませんので、その程度下がってもクロスパイプを入れることが出来ませんので、ラバーマウントとエンジン側のブラケットは平面なので、チョットした隙間があればエンジンブロック側のブラケットが一番抜きやすいので、こいつを外すことにしました。
エンジンにジャッキを掛けて、数ミリ一旦隙間を開けてから、エンジン側のボルト3本とラバーマウントのボルトナットを4セット外すとブラケットがフリーになります。ブラケットはまだ、スターターもペラシャフトも付いていませんので簡単に抜けますけど、走行状態の場合はこんなことやってられません。じゃーどうするのでしょう?色々方法は考えられますけど、ミッションを下げる方法はブロックの位置と、クロスパイプ、ミッションのお尻の位置関係のレバー比で考えると、30cm位下げないとだめです。角度的には12度位なので、ラバーブロックが千切れちゃうかもしれないし、配管、配線類に掛かる負担も考慮しなくてはなりませんので危険。残るのはボディマウントを緩めてボディを上げる方法しかないですね。このパイプを外すために、ボディを緩めるのって面倒ですね。だから、メンテナンス性を上げるためにボディリフトをお勧めしているんです。
だけど、たった2インチでもボディを上げるとHUMMERのワイド&ローのシルエットが随分変わってしまいます。それが大好きな人は中々やりたくないところですし、面倒なのは整備する人なのでオーナーには直接デメリットはありません。
エンジンを下げて、ターボのクロスパイプを入れて固定。固定するときにO−リングの座りを確認しないとここの部分から漏れが出ますので慎重に入れましたけど、元々構造的に無理があって、全く漏れていないHUMMERを見た事がありません。この後、再び、エンジンマウントを元に戻して完了。と、書くと一瞬ですけど、重いエンジンを元のネジ穴に戻すというのは至難の業で、エンジンを上げたり下げたり回したり、レバーで位置を調整しながら一旦エンジンを持ち上げて、そーっとおろして座りを良くしてから固定します。これだけで、時間がなくなり、この日の作業は終了。次回からはもう少し進むと思います。

新製品。LEDのテールライトです。
アメリカのトラックとかトレーラー、Jeepにも使われている汎用品なので、専用?かどうか解りませんけど沢山使われているので無くなることもないし、ちゃんと進化してくれて助かります。前にもLEDの物がありましたけど、今度のはちゃんと一個一個にレンズが付いています。点灯させて見たところ、スモールとブレーキの明るさがハッキリして違和感がないし、全体的に前のよりも明るくなった気もします。柳本さんは常に新しいものを交換するので、前のLEDテールはガレージに納品されました。
照井さんが、新型MTRの37インチを装着していたので見せて貰いました。カタログとか写真だと、細かいブロックが華奢に見えてどうかな?と思いましたけど、実はこのブロックは大きさは今までと大差無く、周りのブロックがけっこう大きくなってたので確りしていて違和感はありません。サイドにもパターンが入ってて強そうでした。大きくなった周りのブロックは振動か騒音防止のためにブロックは不等ピッチになっていますが、フロントに装着した時の段付き磨耗が心配です。ご本人は乗り心地がよくなったと言ってますが、前に履いていたいのがMTですから、何と取り替えても乗り心地は良いに決まっていますので、余り参考にはなりません。価格では横浜のジオランダーが最安値ですけど、このMTRは今までと同じ位でした。購入先は国内の並行輸入タイヤ屋さんで、2ヶ月待ちだったそうです。新型のMTRはまだ、供給不足みたいですね。

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2012.6.6.    石飛 毅氏

一度ミッションと結合させたエンジンですけど、クランクシールを入れ忘れたために、再度分離しなくてはなりませんでした。スカイオートの話ですと、通常はエンジンを動かして切り離すのではなく、『ミッションを降ろしてます。』と言ってましたが、まだエンジンには何もつなげていませんし、固定もしていませんからエンジンを移動してシールを入れることにしました。
エンジンとミッションを固定しているボルトは、この年式というか新しい対策済みのエンジンはM10です。取り外しの時はインチサイズでしたから、欠陥エンジンだったと思いますが、クラックが入るまで走行距離が案外伸びていたのは、エア抜きパイプが役立っていたのかもしれません。ただ、この配管はかなり上のほうまで行ってて、サージタンクよりも高い位置にあったので、完璧じゃなかったからクラックが入ったのかも知れませんし、エア抜きパイプを付けてもここまでしか延命できなかったのかも知れません。一応、新しいエンジンにもエア抜きパイプは当方が作った物を取り付けます。
ミッションが落ちないようにミッションにジャッキを当て、エンジンも落ちないようにエンジンのオイルパンにもジャッキを当ててからボルトを全て外します。準備が出来て、材木屋と、大工が来てくれて人数が揃ったので切り離しを開始。接合するときとは異なり、切り離しは簡単です。結構多くのHUMMERがエンジンとミッションの間にオイルの滲みが出ているのですけど、エンジンオイルの場合とATFの場合があります。綺麗な紙で滴をとると黒い場合はエンジン、ほんのり赤い場合はATFです。大抵、このどちらかだと思いますが、エンジンオイルの場合はチョッと面倒で、クランクシールかオイルパン、オイルフィルターボディからの漏れです。一番面倒なのはクランクシール、次にオイルパン、次にオイルフィルターボディです。ATFの場合はスカイオートの話だと、一番多いのはレベルゲージの根元にあるパッキンで、極稀にトルクコンバーターからの漏れだそうです。
レベルゲージの方は交換は簡単ですけど、トルクコンバーターのシールとなるとチョッと厄介です。今回はトルクコンバーター以外の全てから滲みが出ていましたので、トルクコンバーター以外は全てメンテナンスする事にしました。まず、手始めにクランクシールの交換をしたのですけど、入れ忘れてしまったのです。交換はリングギヤを外して、シールを打ち込むだけで、シールは大きいし、結構甘めなので、斜めに入ることはなく小さなハンマーでコンコン地道に叩くとおとなしく収まってくれますので簡単といえば簡単ですけど、この状態に持って来るためには、とんでもない労力ですから、何かの整備で切り離しをした場合は絶対に交換をお勧めします。写真のようにオイルパンからもオイルが滲んでいます。この部分はUガスケットとコーキング材をスカイオートから調達していますので、エンジンを固定してから行います。
さて、シール打ち込みをあっという間に終わらせて、ここからが大変なエンジンとミッションの結合です。ミッションは予め良い位置、高さを合わせていますので位置は合っていると思いますが、エンジンの方は上下左右、角度、回転方向があっていないと上手く結合できません。エンジンは鋳鉄ですが、ミッションはアルミ鋳物ですから、長めのボルトで呼び込んだ状態で無理をすると割れてしまいます。さらに、ボルトは一回り太いM10に変わっていますから、ミッションのボルト穴はボルトとの隙間がすこしキツくなるので、余り無理に押し込むのは危険です。
結局、エンジンを押したり引いたり回したりを繰り返してやっとの思いでミッションと結合させることが出来ました。スペックでは300kg以上もありますから、整備というより、土木作業に近くて、翌日、物凄い筋肉痛で湿布でカブれそうです。この後、しばらくは配線や配管を繋いだり交換したりの地道な作業をコツコツ積み重ねます。と、思ったらスカイオートからラジエーターの洗浄がもう終わったと連絡が入り、これで、もう全ての部品が揃ってしまいました。となるとノンビリやっていられないので、多分、今週末にはエンジンが、掛かっちゃうかも???。。。。。。

2012.6.5.    石飛 毅氏

現在作業中のHUMMERは一皮剥くと痛みが少なく程度がいのですけど、バッテリートレーは残念でした。
入庫したときは既にバッテリーは上がってて、端子には粉が吹いていました。サルフェーションで容量が落ちた状態にガンガン電圧を掛けたため内部液が吹き出したと思われます。こまめに掃除してても、バッテリーが重いので、その形にプリントした様に錆びるのは仕方がないのですけど、このHUMMERの場合、全面的に腐食が進行していました。一応スクレパーで削ったあとにサンドブラスターを掛けて塗装して置きました。
新しいエンジンの方は出来ることは全てやっておこうということになり、先ずはグロープラグの点検。先端のヒーター部分に欠けや割れ、膨らんでいないか?の目視検査の後、抵抗を測定します。抵抗値は1.9〜2Ωと安定していました。噴射ノズルは時々緩んでいる物もありますので、これも確認。
噴射ポンプは、ウォーターポンプを外すと見えるスプロケットで駆動されています。ポンプの中が回転して各気筒に先端のバルブが回転して燃料を供給しています。従ってこのスプロケットの位置はきちんと出さないと最悪エンジンは始動しません。噴射ポンプを大体ココだ!と思う位置に合わせて置くと大体エンジンは掛かります。暖気してTECH2を繋いでタイミング時期を確認して所定の範囲内に入っていればOKで、外れていたら特殊工具で調整します。
次に、ウォーターポンプの取り付けですが、結局、新旧両方のエンジンから外したものの程度のいい方を使おうとしましたけど、スカイオートとスタッフの高橋さんの2人が『漏れると本当に交換が大変だし、ラジエーターもOHに出すんだったら、新品にしたほうがいいですよ』と激しく薦めるので、ウォーターポンプも交換することにしました。エンジン本体は今のうちにと言うことで錆落としと塗装をこまめに行い、インテークマニホールドやバイパスホースもピカピカに磨きあげました。
土曜日に柳本さんがハニーちゃんをスカイオートに引き取りに行き、帰りにガレージに寄ってくれて、その後、当方のHUMMERがガラス交換が終わったのでスカイオートと桧谷さん八嶋さんが来ガレージ。そのちょっと前に照井さんが陣中見舞いに来てれくれて、そのままアルバイトを含めた7人でディナー。その時にスカイオートからどうせなら、クランクシールも交換したほうがいいということになり。今までやったことがないので、シールの在庫を確かめてから、古いシールを抜いたら簡単に抜けて、拍子抜け。このシールがダメだとミッションとのつなぎ目が何時もオイルだらけになり、それが排気管のクロスパプに垂れて焼けた匂いがします。部品代は大したことがないのですが、交換となるとミッションを下ろさなくてはならないので、このチャンスを逃すのは勿体ないです。
日曜日に、オーナーと、アルバイトの3人でスカイオートにクランクシール、オイルパンシール、ATゲージシール、オイルパンシーリング剤を取りに行ってきました。結局、週末はスカイオートに2往復もしてしまいました。殆ど午後からの作業開始でしたが、一通りエンジンの組み上げが完了したので、H2に乗っている材木屋にフォークリフトのオペレートをお願いして、狭山ハウジングも来て5人がかりでエンジンを押し込もうとしたのですけど、中々上手くいきません。何時もだと多少ガンガンやっちゃうのですけど、オーナーが目の前にいますから慎重に進めて、すこし大胆さが欠けていたかもしれません。何回か挑戦している間に、突然スコールのような雨。慌ててテントを出して雨宿り。
東京アメッシュを見ると、何がそうさせているのか、狭山近辺だけ雨が降ってて、丁度その頃顔を出してくれた『老舗の焼き鳥屋』さんも、川越ICを降りたら降ってきたそうで、本当に半径数キロだけの大雨です。2時間ほどボーッとして雨が止むのを待っていましたけど、とても雨がやみそうにないので、残った材木屋とオーナーと当方の3人で『もう一回だけやろう』と、言うことになって再挑戦。今度は、プロペラシャフトも外して、エンジンも極端に前上がりにして釣り上げて押し込んだところ一発で成功。無事、エンジンが収まりました。
後は、一人で出来ることが多いので、とりあえずこの時点で作業を完了。散らばった工具や部品を片付けていると、見慣れた部品が一個!なんだ???と思い、整理して考えたら。。。クランクシール! 入れてもらったと思っていたんですけど、まだだったみたいです。折角ミッションとも繋げてひと段落だったのですけど、ガッカリ。余りにもガッカリしている当方を見て、材木屋が平日の夜にまた来ますよと言ってくれたので、気を取り直して再挑戦することにしました。

2012.6.4.    石飛 毅氏

大井先生はAKB48って知っていますか?
女の子のグループで、モーニング娘と同じようなものです。当方にとってはどうでも良い話なんですけど、最近はアイドル歌手っていないですよね。YUIとか青山テルマとか昔みたいに可愛いけど歌がド下手なんてお気の毒な奴はもう現れないんでしょうね。今、歌手になるには実力があるかメードさんみたいなカッコをしたこの手のグループに入って先ずデビューしかないので、中森明菜とか、松田聖子、山本リンダみたいな人は出てこれる環境はないみたいです。男性も同じくで、バンド組んだり、自分達で曲を作ってのし上がって行くか、ジャニーズじゃないとダメなんですね。もう郷ヒロミとか西城秀樹みたいな歌手は無理ですね。
と、こんな事はどうでもよくて、そのAKB48っていうのは、毎年、総選挙って言うのがあって、これで次のシングル曲の立ち位置が決まるみたいです。そこで、その投票が現在行われています。毎年この話は耳にしますけど、当方には全く関係なかったのですけど、DURAMAXをコンバージョンした年の夏休みにキャンプに行きましたが、その時に一緒に行ったお嬢さんが昨年AKB48のオーディションに合格して、今、研究生として参加しています。
まだ、総選挙には殆ど関係ないレベルだそうですけど、一応、被選挙人なので、ある程度の票があったほうが良いでしょうから一緒にキャンプに行ったというよしみで、CDを10枚購入して渡しましたが、同僚が4枚購入して持ってきたので、話の種で当方も総選挙に参加しました。投票方法はCDを買うとシリアルナンバー付きの投票用紙が一枚入ってて投票ができます。何故か投票は携帯かスマートフォンでしか出来ません。投票そのものは簡単で、直ぐに終わりますけど、対象者の親は100枚買ったというので、そうなると大変です。
今週末は、当方のHUMMERが飛び石で割れてしまったのと、福井さんがHUMMERを搭載できるセフティローダーを東京で購入して、早速、スカイオートから一台載せて帰るために来ると言うので、スカイオートに持ち込みました。従って、金曜日の作業はお休みして、『つくし』でディナー!福井さん、HUMMERを何時でも運べるようにセフティローダーを買ったみたいです。これで、関西方面の方は心強くなりましたね。

2012.6.3.    石飛 毅氏

関西ミーティングのお知らせの中で17日の夜にビンゴ大会をやると書いてありますけど、コレは16日夜の間違えです。告知をしたためか、参加申し込みがドンドン届いているみたいです。まだ申し込みをしていない方は、ちゃんと申し込みをしましょう〜!!

2012.6.1.    石飛 毅氏

関西ミーティング幹事から連絡が入りました。
どうも、申し込みされている方が思いの外、少ないみたいです。今までの実績からこんな筈ではないので、ここで、もう一度参加表明の連絡をお願いします。食事等の準備、会場を借りる広さ等、那須PCガレージとは事情が違いますので、必ず『顔を出すだけ』でも、幹事に声を掛けるのが大人として常識と考えます。自分だけ特別的な考えというのは単なるワガママですから、連絡はしてください。って、ここまで書いているのに何も連絡なく、ブラーっと来た場合は参加できないことにします。これは、別に高飛車にしたり敷居を高くするつもりは全くありませんで、初めての方も免許を取る年齢なんですから、連絡ぐらい出来るでしょう。今まで、何も連絡なく来ても、そのままどうぞだったのがいけなかったと幹事も反省しています。心当たりのある方は反省して下さい。楽しむために集まっているのに、たった一人のために幹事が気分を悪くするのは申し訳ないですからね。

第6回 HOCJ関西ミーティング開催のお知らせ

今年こそ雨に祟られることのないよう関西ミーティングを開催します。

クラブメンバーさんのご協力、遠方からの参加で回を重ねるごとに参加台数も増加している関西ミーティングも早や6回目を迎えることとなりました。今年も遠方からの参加者様からのご要望により2日間の日程で行います。
昨年に引き続き、HUMMER OWNERS CLUB JAPANの第6回関西ミーティングを下記の日程で行うこととなりましたので、ご案内させていただきます。

急なお知らせで申し訳ありませんが、ご都合を調整して頂き、ご参加いただければと思います。ミーティングは今回も前回と同様、琵琶湖のヤンマーマリーナさんで行います。 これまでと同様に「まったり・ノンビリ」ミーティングです。開催場所の駐車エリアの確保の都合上、事前に「ミーティングに参加するよ!メール」 hummer@highest-one.com をお送りください。
メールには お名前・車種・人数・参加日・都道府県・16日昼・夜・17日の昼食の有無の記載をお願いします。 土曜日の宿泊場所は基本的に各自で準備してください。

開催日:2012年6月16日(土)・17日(日)
※雨天決行 開催時間:9:00〜16:00(開門は8:30です。)集まりだしたらそれが開始)
会費:食費
※食事:ヤンマーマリーナさんのレストランを利用します。土曜日夕食時に軽くイベントを行いますので参加者は必ず夕食の申し込みをしてください。
※ 事前参加メールには必ず@お名前、A車種、B都道府県、C参加人数、D食事16日(土)昼、夜17日(日)昼をお知らせください。
17日夜には、恒例の景品持ち寄りのビンゴを行いますので、参加の方はどんなものでも結構ですからお持ちください。
駐車場所の確保やノベルティグッズ等の段取りに毎回苦労していますので必ず事前申し込みをお願いします。

※ 那須でのミーティングと同様に適当に集合⇒歓談⇒解散です。
※ 開催場所のヤンマーマリーナさんのご好意で施設の一部を利用させていただきます。マナーを守ってください。
※ 炎天下や悪天候も予想されますので暑さ対策は各自お願いします。
※ 渋滞が予想されます。出発はお早めに。
駐車場は8:30開門です。場所:ヤンマーマリーナ〒524-0102 滋賀県守山市水保町1380琵琶湖湖畔のオシャレなマリーナです。
http://www.yanmarmarina.com/
交通:大阪/京都方面より 名神高速「京都東インター」または湖西道路「真野インター」より琵琶湖大橋経由約10分以上

 

 2012年5月