2012年12月  HUMMER ESSAY 2013年1月      

2013.1.28.    石飛 毅氏

今週末は、ここの所、何時もの様にお節介病が始まって可愛がっている中学生を友野さんの所に連れて行きました。
この中学生は先日NHKで放送された『大王イカ』の放送を録画して何度も見るぐらい、爬虫類、動物、魚とか、虫とか、が好きだと聞いて、中々博学。それに対して大人気なく『おじさんの友達にはスゲー奴がいるんだぜ』と自慢した所、予想以上に目が爛々として、言ってしまった責任上、友野さんにお願いして見学に行く事にしました。所が、この中学生前日熱を出して流行のインフルエンザの疑いで学校を早退したらしく、『ヘビツアー』は中止になりそうでした。所が、夜になり熱が下がり、どうも友野さんの所に行けるのが嬉しすぎて、知恵熱が出てしまった様です。
ご存知のように、友野さんは高校生の時に一人でアマゾンに何度も行くほどの人で、自宅にライオン、ヒヒ、80匹ものワニ等マニアとか愛好家などというな言葉で表現するのは失礼な方です。当方が始めて友野さんにお逢いした15年ほど前は、まだ友野さんは独身でヘビを100匹程飼ってしましたし、オウムやカミツキガメ、小人ワニが庭にいました。当時小学生だった翼は、喧嘩して血だらけになっていたワニガメにビビッていました。
現在は、家族が嫌がるため、3m近いヘビと、イグアナ、カメレオン、エリマキトカゲ、アゴヒゲトカゲ、肺魚、ゴキブリと大分縮小されていますが、どれも普通よりチョッと変わった個体を飼育しています。それでも連れて行った中学生にとって見れば驚きのパラダイスですが、騒ぐことなく淡々とヘビを持たせて貰ったり、触らせてもらったり、肺魚の給餌を見たり楽しかったようです。当方は手足もないのに動き、表情もないヘビは大嫌いなので、何時も離れた所から眺めるだけで絶対に傍には寄らないのですが、持ったり触ったり顔を見て『可愛い!』なんて言うし、挙句の果てに同行のギャギャー煩いお母さんが『私もヘビもちたーぃ』ナンって言い出し、ヘビを持ち当方にも触れと余計な事を言い出し、当方も後には引けず勇気を出して初めて触ってみましたが、一瞬で体中の血液が逆流し始めて青くなってしまいました。
その後、ナナフシを見せてもらった後に、一旦帰ろうと思いましたが、『もう一度』とヘビ達を二度見しに中学生がヘビ小屋に行ったのですけど、当方はもう二度と行きませんでした。
帰りに感想を聞いたら、『僕は肺魚になりたい』と言い出したので、えっ!コノ子は大丈夫?と、思いましたが、えら呼吸と肺呼吸のできる肺魚は陸海どちらでも生きれるので彼の中では最強みたいですが、オレはナマズと間違えられるあんな不細工なまま一生を過ごしたくないです。
夕方から、浜本さんが恒例のガレージ訪問。友野さんの所にヘビを見に行ってきた話をしたら、浜本さんもヘビが嫌いで触った事がないみたいです、そこでよせば良いのにチョッと優位に立ちたいから『おれは触った』と大口を叩いてしまったところ、ヌルヌルしているのか?とか硬いのか?とか嫌いなくせに聞いてくるのですが、当方は一瞬ですから自分の感想なんて全くないので中学生から聞いた事をそのまま自分が感じた様に話しましたが、ドンドン来る質問に耐え切れず、『あれは触った人にしかわからない不思議な感触』で済ませたところ、浜本さんがゴソゴソし始めてこんな感じですか?と言いながら出したのは『ヘビ皮』の財布!こいつヘビ嫌いなくせになんで財布がヘビ皮なんだ?と、思いながら触ってみましたけど、トラウマか?あんまり触れませんでした。

新年初めてのスナップオンディーラーが来ガレージ。もう必要な物はないだろうと思いながらも、毎月買ってしまいます。今月はまた、LEDライトを。。。確か先月買ったばかりなんですけどまた買っちゃいました。前回の長いLEDは広い範囲を明るく照らすのには最高です。でも、下回りの作業には、大きすぎて使い切れません。そんな時は嵯峨電気の蛍光灯を使っていましたが、蛍光灯の劣化と外筒のポリカーボネトが黄色くなってしまい、透明度が下がってしまい、明るさが今一です。
蛍光灯を交換すれば明るさは取り戻しますけど、本当に自分でも嫌になる位横着者で、電気屋に行くのが面倒だし何時も買うのを忘れてしまいます。最も思い出しても、使っている蛍光灯がU型の異型で、色々型番を控えて置けば良いのですけど電気屋で思い出しても『今度にしよう』で終っちゃいます。
そこで、昨年からは88ハウスのフレキシブルアームが付いたアンコウ型のLEDライトを使い出したら、とても便利。ただ、充電式なので電池の持ち自体は長くても、コマメに消していないので、途中でバッテリー切れを起してしまいます。そんな時のためにバックアップがあればと思っていたら、スナップオンが使い易そうな小型LEDライトを持ってきました。
このライトは背面と底面にマグネットが付いているので、下回りの作業の時にフレームに固定できます。尚且つ、後ろには2個のフックが付いてて、LEDライトの場合は握りの部分にバッテリーが付いているので、場所に依ってはフックで下げると発光部が隠れてしまう場合がありますけど、フックが2個あるお陰で、そんな時は逆さまに吊る事ができます。また、底面のマグネットも180度折れ曲がりますから、垂直面にも固定が出来ます。コレだけ、固定方法があれば3次元の世界では十分でしょう。
更に、佐賀電気同様、トップにもLEDが付いていますが、これがオマケみたいな物だと思ったら十分な明るさがあって使えます。嵯峨電気のライトの先端にもLEDが付いていますが、まるでロウソクみたいな光量しかなく使えないのとは大違いです。充電器もAC以外にシガーライターソケット用の充電器も付属しています。ACの充電器も小型でいいのですけど、先日購入した長いLEDと同じでラッキーと思ってスペックを一応確認したら、電圧が違っていました。間違えてはいけないので、シールで名前を書いておきました。
ラチェットレンチは多分10本以上持っていますが、最近買ったラチェットレンチはギヤが軽くて、ボルトやナットを締め始めから使えるのですが、何も考えずに手に取ったレンチが古いと手でねじ込む量が多くて、一通り作業をすると指の先が結構痛くなります。これの理由はラチェット一回転させたときの数が古いものは36コマで、最近のは80コマと倍以上で抵抗も小さく当然振り幅も少なくて狭い場所でもネジを締めこむ事が出来ます。ネジの大きさや場所によってレンチは使い分けていますけど、古いラチェットレンチを使ってしまうとイライラします。単純にコマの粗い方が締め付けトルクは大きく出きると思っていましたので、その差が一体どれ位違うのかスナップオンに聞いたところ、『同じです』との意外な答えにビックリ。
となると、もう粗いコマのレンチはブラウン管テレビのようにあっても仕方がない状態になります。浜本さんもこの話を聞いてて新旧を比べて戻りトルクの違いが解ったのか、スナップオンが帰った後に、『油でも注そうか』という事になり分解しようと思ったのですが、一応聞いてからにしようという事になり、スナップオンに連絡すると、中身がヘタっている事もあるので、次回部品交換してくれると言うので、そのまま何もしないで次回に期待する事にしました。
で、結局余りにも軽いショートレンチがあったので、一本買ってしまいました、これで、工具箱の中にはレンチだらけですけど、お気に入りはほんの一握りです。

材木屋がH2のタイヤ交換に来ました。材木屋は今までローダウンして24インチ位の扁平タイヤを履いていましたが、タイヤの山が減って車検のときに交換しようと思ったらリム部分のメッキが剥がれて腐食していたため、エアが抜けてしまうため、車高を戻してノーマルサイズのタイヤと交換していました。それでも、今まで社外品のタイヤを履いていましたから納得できないようで、何処からか少しホィールの径が小さいタイヤを探してきたのでそれと交換しました。
今度のタイヤは狭山ハウジングと同じタイヤなのですが、ホィールの幅が狭いのでノーマルフェンダーで収まると言われて買ってきたのですが、一目見て無理だと解るサイズで、とりあえず交換しました。元々ノーマルでもギリギリですから、予想というより当たり前ですがタップリはみ出ています。一応ラバーフェンダーを持っているそうなので、直に付ける事をお薦めして送り出しました。
材木屋のH2は殆ど週末にしか使っていませんので、最近の寒さでバッテリーが上がってしまうようです。バッテリー自体はマダマダ使えるはずなんですが、夜間の走行が多かったり近所をウロウロしている程度ですと、バッテリーの収支が赤字になりますので、寒くてバッテリーの元気がなくなると始動困難になり易くなります。また、ある程度の寿命が来ると内部抵抗が上がって容量が少なくなるし、電圧も上がらなくなり、やがて充電されなくなってしまいます。特にオルタネーターでの充電電流は大きいので一見電圧が上がったように見えても数時間たつと電圧が下がってしまいます。とりあえず、充電器を貸しましたので一度満充電にしてから様子を見ることにしました。
雪が降ってから、通勤スペシャルのekワゴンの洗車していないなかったので、洗車をした後にLEDテープをルームランプとして取り付けました。ekワゴンは室内の中心にルームランプがあるだけで、夜間にリアゲートを開けても全く見えません。そこでリアシート後ろまで照らすように12灯分でカットしました。配線は天井に穴を開けて屋根裏を通してルームランプと直結。消費電流は少ないので、配線に負荷はないでしょう。
夜になってドアを開けると、本当に明るいです。オリジナルの部分も結構お高かかったLEDに交換してありますけど、全然明るさが違います。実は後輩のekワゴンや、ステップワゴンで取り付けテストしましたが、とても明るかったです。テープ式LEDの良い所は厚さが薄い事で、大抵の室内灯の中に入れられます。それと一番の長所は安い事です。短所は長さが5cm程ありますので、スポットライトとかには付ける事が出来ない事と、ハンダ付けがチョッと面倒です。それ以外は、簡単ですから、予め言っておいてくれたらガレージに遊びに来た序に付けてあげることも出来ちゃう気軽さです。もう電球の時代は終りを迎えた様ですね。

2013.1.20.    石飛 毅氏

先週のパニックになった東京の雪はもう殆どないのですけど、裏道とか日陰にはまだ少し残っています。
ガレージも普段は人の出入りがないので、日陰には雪が残っていて、さらにHUMMERで潰した部分は氷の塊になってなかなか溶けずアスファルトにへばり付いてました。結構滑って危ないので、土曜日は天気が良かったので、氷かきをしました。フォークリフトやスコップで氷を崩したあとは高圧洗車機で拭き飛ばして完了。序に、外のスクラップを隠していた大型ブルーシートも洗って乾かしました。スクラップのエンジンも片付けて、少しスッキリしました。
先週の大雪の時にHUMMERで出社して、帰りに何時もだと直に消えるグローランプが中々消えないので、そのままスターターを回すとエンジンはチャンと掛かりましたけど、チェックランプが点灯。とりあえず、ガレージに戻り週末に点検する事にしました。
TECH2をあてて、トラブルコードを確認すると、予想通りグローのDTCが出てました。どうも5番シリンダーのグロープラグか配線に不具合が出ているみたいで、更にデーターを見ると5番のグロープラグだけ電流が流れていなくて、抵抗値も他が1Ωにも満たないのに、65.5Ωになっていました。グロープラグの発熱体が切れている訳ではないので、もしかするとコネクターの接触不良も考えられるので、とりあえずグローの点検をしました。
TECH2では5番というので、とりあえず5番のグローの配線を外して、エンジンに付いたまま抵抗を測ると、1.5Ωと正常。あれ?っと思って、配線を外したまま、TECH2を充てると、5番と6番の両方がNGになっている。????もしかして、DURAMAXはシリンダー番号が逆?と、思ってスカイオートに電話して、今コンバージョン中のHUMMERの左右どちらのピストンが前に出ているか聞いたら、『助手席側が前です』という事は助手席側が奇数気筒となります。スカイオートの話だと『色々ありますよ』との事なので、一先ず?は取れました。序に、外すかも知れないのでグロープラグのソケットサイズも聞いておき、更に序に念のためプラグも注文しました。
エンジンがギッシリなので、何度も5番を確認しながら、手探りで配線を外して抵抗を測ると約25Ωと断線している訳ではないのですけど他と比べると明らかに抵抗値が大きいので、プラグは駄目だと解りました。もしかしたら、ブロックとの抵抗が上がっている可能性もあるので、プラ本体とエンジンブロックの抵抗も測ったらコレは正常値だったので、交換部品がないので配線をして元に戻しまして部品待ちとしました。他のプラグが頑張っているので、始動には問題がありませんけど、チェックランプが点いたままなので、チョッと気分が悪いです。
プラグをチェックしている時に、聞きたくない音が出ていました。音からすると明らかにエアの漏れている音。ココまでハッキリ聞こえるとそのままという訳には行かないし、タイヤを見ると誰が見ても凹んでます。多分スピンドルシールだと思うのですが、一応夜になって静かになったらもう一度漏れ箇所を特定して修理する事にします。

先日オートサロンに行った時、88HOUSEのブースでテープLEDを購入しました。85cmが5本で2000円程度ですからお安くなりましたね。LEDは表面実装タイプで足が6本あります。というのは、電圧を落としていくと段々暗くなって発光部分が段々見えてきて最後には粒がハッキリします。その粒は3個あって一個のLEDの中には実は3個のLEDで一つになっていました。このテープ式のLEDは3個のLEDで回路が完結されているので、3個毎に切り取り線があって好きな長さで使えます。切った部分には−が一個と+が3個あります。これは、LEDの中のLEDを別々に点灯させる事が出来ます。要するに同じ電圧で明るさを3段階選べるということです。
因みに、全てを配線すると日中でも眩しくて直視は辛いです。一番弱くても、一時期のLEDよりは全然明るいです。裏面には3Mの両面テープが付いているので、コレが本物の3Mだったら接着強度は強力です。テープ自体は、樹脂でモールドされていますけど、端子部分は自分でハンダ付けしなくてはならないので、水の掛かる部分はモールドしないと危ないです。
当方は、ekワゴンの室内灯が一箇所しかなく不便なので、取り付けようと思って購入しましたが、取り付ける前に点灯させて少し柔らかくしてから貼り付けると、接着剤にも良いですし、貼り付けも楽です。光物がお好きな方はどうぞお試しください。

2013.1.15.    石飛 毅氏

東京オートサロンに行って来ました。
金曜日に急に決まったので、土曜日の一般公開日なので、渋滞が予想されていたので、一旦スカイオートにHUMMERで向かい、その後電車で行く事にしましたが、朝からやっちゃいました。少し時間に余裕を持ってHUMMERで関越にのり三好パーキングで朝ごはんを食べようと思ってカバンの中を見ると『財布がない!』このまま行ってもどうにかなると思いましたけど、スカイオートは仕事をしているだろうから遅れてもいいかと思いそのままターンしてガレージに戻りました。何時もの事ですけど、一体誰と誰が行くのか、全く解らなかったのですけどスカイオートに付くと、小出さんと八島さんがいて待たせて仕舞ったようです。何時もスカイオートにいる桧谷サンは自宅が現地に近いので直接行くためスカイオートにはいませんでした。
一昨年はスカイオートも出展しましたが、スカイオート曰く『出展は時々でいいんですよ』なので昨年に引き続き見学です。世の中は不景気でこの手の物は年々落ち込んでいますが、どうもこのオートサロンはそれが当てはまらず、昨年より規模が大きくなってて来場者数も会場の広さも増加しています。今回の目的は松原さんがDOCOMOのブースにナイトライダーを貸し出しているので、その勇士を見るのが一番の目的です。
それ以外は特に目的がないので、ダラーッと見て回りました。その中でチョッと嬉しかったのはマツダがデカイスクリーンを使って、コモンレールDIESELエンジンの解説をしてて、その公演を思いの他大勢が聴いていたことです。マツダもロータリーからDIESELに移行しているみたいでレーシングカーも展示していました。古い車を電気自動車にしているのも結構見受けました。あと4-5年したらこの手のキットがメジャー化しそうです。
お買い物は、88ハウスで仕事で使いたいのでLEDテープと補修用にHIDのバルブを購入。込み合っているスナップオンのブースでツナギを購入しましたが、一番で買いサイズを買ったのに、帰って着てみたら小さくて着れませんでした。コレは直に転売する予定。最近カメラに興味があるので、カメラを持っている人を見てしまいますが、どう考えても数十万するカメラを持っている奴らが結構いるんですけど、大抵撮っているのは、半裸のおねーサンで、殆どが車の写真なんて撮っていません。従って当方は恒例のハァハァ言って写真を撮っている奴等を撮って来ました。
ブースをトボトボ歩いていると、何処かで見たスキンヘッドがいるので二度見したら、セントちゃんでした。お仕事で奥さんと来ていたので、印象を悪くしてはいけないので、エレガントモードでご挨拶だけしておきました。
結局、来るかも知れない浅井さんを待っていたので夕方まで会場にいましたが、連絡がないので小出さんとは、ココでお別れして、残りは桧谷サンのHUMMERで越谷に向けてスタートしましたが、道路が混んでいたのと『つくし』が宴会のため予約が取れなかったので、スカイオートが仲良くしている『お相撲さん』に紹介してもらった『ちゃんこ屋』さんで晩御飯を食べる事にしました。このお店は結構有名らしく、元相撲部屋だったために、真ん中に土俵があります。下町の街中にあると言うのに満員だったのは、この日の朝にテレビ取材があった影響もあるみたいです。さらに、日曜日から初場所が始まるので、この土俵ではイベントがありました。イベントは相撲甚句という奴で、3人で歌?を歌いお客さんがオヒネリを渡します。初めての経験だったので、桧谷サンのご子息をオヒネリ係に任命して進呈して来ました。因みに写真の女性は相撲取りではありません。
食事をした時間が早かったので、スカイオートに戻ってから、少し休憩。久々にスカイオートに行くと、また羨ましい物がありました。冬になって寒さが厳しく暖房が必須ですが、今までスカイオートは灯油ストーブでしたが、今回廃油ストーブを導入。コレであれば殆ど燃料代が掛からないのでお得です。値段を聞いたら、思いの他高額なのと、大きすぎて当方のガレージではチョッと無理です。もう少し小型な廃油ストーブがあればいいんですけどね。

毎回雪国の方々には、笑っちゃうネタですけど関東に雪が降りました。量的には都心に近いほど積雪量が多く、狭山は途中から雨になったため5cm程で、スカイオートのある越谷は25cm位、友野さんがお住まいの柏はもっと積もった様です。このお陰で道路だけではなく、鉄道もアチラコチラで通行止めになってしまいました。特に高架橋などの坂道では、動けない車が塞いでしまい大渋滞が発生と情けない状態です。スカイオートから交通情報を聞くと、国道4号線は一面雪で、轍も雪なので、スリップしている車で溢れていたそうです。
当方もHUMMERで繰り出し、日頃混んでいるCOSTCOに行くと、まだ17時だというのにガラガラ。殆どお客さんがいないので、楽々買い物が出来ました。その後、ご飯にも行きましたけど、これまたガラガラ。その後、入間の湯に行ったらもう誰もいない!世間の多くは家に篭っていたみたいです。当方はCTISで、25psiに落として走り回りましたが、特に問題はなく快調でした。ただ、所々圧雪された氷の塊がアスファルトに張り付いているので、ノーマルルタイヤの車は亀のような速度で走っていました。
そういう当方も足に使っているekワゴンはスタッドレスではありませんから、このままでは帰宅は危険ですし、万が一帰れたとしても凍結が予想される翌朝の方が危ないと判断して、今日はガレージに泊まって直接会社に行く事にしました。たった一日の事で無駄な出費は嫌ですからね。
ガレージに戻り、スカイオートから帰宅している桧谷サンと連絡を取ったら、桧谷サンはCTISを切り離しているため、自前でエア調整が出来ないので、タイヤからエア圧を1.5kg/cuにして帰宅したそうですが、この程度の雪では無敵だった見たいで、全く滑らなかったそうです。ただ、周りの車がズルズルして走っていたのでが危なかった様です。

2013.1.14.    石飛 毅氏

年を越えてからの書き込みが少なくて申し訳ございません。
特に何かあった訳ではなく、それなりに忙しくてツイツイ筆不精になっていただけです。
正月休みに、桧谷サンがガレージに何時もいましたが、ガレージに転がっているエンジンをバラして見たいと言うのでヘッドを剥がして見ました。このエンジンは昨年鈴木さんのHUMMERから下ろした物で、8番シリンダーのクラックからシリンダー内にクーラントが入り込み破損したエンジンです。
HUMMERのターボDIESELでよく起きるシリンダークラックは、96年〜99年式で多発すると言われていますが、案外、96年式はそれ程多くなく、2000年以降に積み替えたエンジンでもクラックが入っている事例もあります。ただ、2000年以降に積み替えた場合でも、積み替えたエンジンが新品であればいいのですが、ショップによってはリビルトエンジンを使っている例があるので、換えてあるから大丈夫という訳ではありません。
HUMMERのDIESELエンジンは、元々ガソリンをベースに作られているため、DIESELエンジンとしてはブロックの強度には不安があります。ただ、このエンジンはピックアップトラックにも使われていましたから、HUMMERに搭載して冷却水の温度分布が悪いためという説もあります。そのため、対策としてブロックの後端に気泡抜きを付けて熱分布を均一にするキットがあったりしています。機械物ですから、コレで万全というわけではありませんが、ないよりはマシである事は事実でしょう。
生い立ちがガソリンエンジンである履歴として、2番シリンダー下には機械式の燃料ポンプが付いていた鋳込みが残ってて、ワザワザ別部品で蓋をしています。また、ガソリンエンジンには必須のデストリビューターの穴も空いてて、DIESELの場合はオイルポンプ駆動のカウンターギヤだけ残っています。
今回シリンダーを剥がすと全てのシリンダーには冷却水が回っててシリンダー内は錆び錆びでした。一応8番シリンダーだけ綺麗にしてクラックを確認しようと思いましたが、このケースはピンホール程度だったのか、発見できませんでしたが、冷却水がシリンダー内に入ってハンマーロックしたために2番シリンダーとウォータージャケット間のガスケットが吹き抜けていました。コレは以前当方のエンジンでも同じ場所が吹き抜けていましたので、この部分が一番弱い様です。
以前にも書きましたが、HUMMERのエンジンクラックは結構多かったので、既にエンジンを積み替えている固体も多く、その年式が各当年式だから壊れるという訳ではありません。対策済みと未対策はエンジンはブロックの製造年月日でも判断できますが、ブロックの形状が少し異なっています。一番解り易いのはエンジンマウントの取り付け用のボスの数が違ってて、未対策は3本で固定している分しかありませんが、対策エンジンはボスの数が一個増えています。車載されている状態で確認するのは面倒です。
万が一、エンジンが壊れた場合の修理には何通りか手段があります。一番お薦めなのは、コンプリートの新品で、これはエアコン、パワステポンプ、オルタネーター等の補記類は流用しますが、それ以外の噴射ポンプ、ノズル、グロープラグ&リレー、配線、センサー、ターボチャージャー等が新品になりますので、ほぼ新車に戻ります。ただ、低年式の場合、グローリレーとウォーターポンプは変わっているので流用になります。工賃は一番安価に済みます。次のお薦めは新品ロングエンジンです。ロングエンジンというのはシリンダーヘッド付きですが、それ以外は全く付いていない物です。この場合はエンジン本体以外は全て流用になりますが、それ程痛んでいない低走行の場合は勿体ないので多少工賃は上がりますけど、部品代が掛からないのでトータルでは前の方法より安価でしょう。当方としてはこれ以外の方法はお薦め出来ません。
リビルトエンジンとの積み替えですが、入手先によって差が大きいです。それと、このエンジンは結構船舶でも使ってて、日本にも沢山使われています。ボート用のエンジンは、結構過酷で冷却水が海水を直接使っているものもありますから、消耗品的なので交換も簡単ですから、リビルトエンジンを使うの事が普通です。従って需要も多いのでリビルトエンジンは結構出回っています。また、ボート用はスクリューがコンバーターの役割と同じで低速トルクは関係ないので高回転型で噴射ポンプのタイミングも早めになっているので、案外安く出回っているので、安直にコレを使ってそのままHUMMERに積むとまともに走りません。エンジンをOHすると言う方法もありますが、所詮駄目なブロックですし、新品が買えない訳ではありませんから、工賃ばかり嵩んでしまいますのでお薦めしません。
当方も今まで数回エンジン積み替えをしましたが、新品コンプリートかロングエンジン交換だけです。そのお陰か、全て積んで繋いで一発でエンジンが掛かります。これ以外にはDURAMAXコンバージョンがありますが、費用的に問題があります。
エンジン積み替えの時のオーダーですが、絶対にやっておいた方がいいのは、ゴム部品の交換、低年式の場合はウォーターポンプ、ラジエーターのアンダーパイプのステンレス化、そして、スーパークーラントを使うことだと思います。ゴム類はエンジンが積んである状態では交換が大変ですが、積み替え時には掃除をしなくてはならないので、その工賃分プラスで交換できます。ウオーターポンプの交換も後からだと工賃が変わるからです。スーパークーラントとの交換は、純水で希釈して使えばラジエーターやエンジン内に溜まるスラッグ量が全然違います。冷却水の全量交換は不可能に近いですから新品交換の時にしか出来ない事はやっておくべきです。
最近変わった相談が続いています。それはガスエンジンにスパーチャージャーを搭載したHUMMERとBANKSのターボを搭載したHUMMERを購入した方からの相談があって、一度に昔に戻った感じです。この話が一度に来ているしオーナーとは面識もありませんので当方の頭の中ではゴチャゴチャになって、返答が頓珍漢になってしまって、アララ状態です。
一度に戻った感じと言うのは、HUMMERが発売されて間もない頃、DIESELもGASエンジンも圧倒的なアンダーパワーで殆どのオーナーはモワパワーを望んでて、ウイップルがGAS&DIESEL用のスパーチャージャー、BANKSがDIESEL用のターボキットを出しました。ウイップルの方はGASエンジンに装着しているのはアメリカでも日本でも観た事があります。ただ、DIESEL用は松原さんが人柱になってくれましたが、その後ターボDIESELが出たので、下ろしちゃいましたし、その後TOMONO-GOにも付けて見ましたけど、『あんまり変わらない』でした。
BANKSのターボキットは発売されて導入を考えましたが、直にカタログ落ちをしてしまいました。当時付き合っていたアメリカ人の現地シッパーに聞いたら潤滑不良のクレームが多くて『辞めた』そうです。その後バンクスはGM以外のメーカー用のターボキットを売っていましたので、GMのエンジンとの相性が悪かったのかも知れません。その後、DIESELエンジンにバンクスのターボを装着したブレーザーの修理を頼まれた時に、最終的に走るようにはしましたけど、タービンの軸がガタガタでハウジングにインペラーが擦れて業者には『時間の問題です』と伝えて渡しました。
加給の場合は燃量調整が必要で、GAS-HUMMERの場合はスロットルがありますのでスーパーチャージャーが確かに向いているでしょうが、マップセンサーでエア量を調整しているのでポン付けの場合はスーパーチャージャーの前にエアフローがないと何がなんだか解らなくなる筈です。ただ、送って貰った写真を見ると、95年式ですが内装を高年式の物でエアコンもレトロフィットになっています。エアクリーナーBOXもDIESELと同じものと交換しラジエーターもアルミになっていました。その様子から結構お金を掛けている個体なので、この辺りはちゃんとやっている様にも見えます。
しかし、現物を見てみないと解りませんのでナンとも言えませんが、何かあった時に普通の修理屋さんはギブアップしそうなので、オーナーが頑張るしかないと思います。当方としてはスーパーチャージャー本体のオイル管理はちゃんとやって下さいとしかアドバイスはないです。

2013.1.4.    石飛 毅氏

あけましておめでとうございます。

今年も昨年同様宜しくお願い致します。
今年はカレンダーが都合がよく、サラリーマンの当方は9連休とゴージャスな正月休みです。当然、大晦日と1,2日は自宅に戻りましたけど、それ以外はガレージに住み着いています。何時もと違うのは、桧谷サンはスカイオートがお休みのため行く所がないので、ほぼ同棲している事ぐらいです。モチロン愛犬銀次郎も一緒で、2人でチマチマ&マッタリして過ごしています。ただ、桧谷サンは金融関係なので、4日は仕事ですが、その後もガレージに帰ってきます。こんな感じで、今年もHUMMER一筋で行きますので引き続き皆さんのHUMMER LIFEを充実させるお手伝いを致しますので、宜しくお願いします。

 2012年12月