2013年5月  HUMMER ESSAY 2013年6月      

2013.6.24.    石飛 毅氏

今週末は、デフを下ろしました。
何回交換してもサイドシールからオイルが漏るし、スピンドルも交換してみたけどジワジワ漏ってきます。恐らく、デフのベアリングのガタが増えてスピンドルが首を振っているのかも知れません。シールのインナーから漏っているとディスクローターにオイルが滲みますけど、インナーなので、ローターにはオイルが来ないので放置していました。今回、ラジエーターの漏れを修理するため、前周りをバラしたので、デフが丸見えになり、一人でも下ろせますので、とりあえず下ろす事にしました。その前に、下準備としてロアホースを外しました。ロアホースは一部金属パイプで構成されていますが、4年間酷使したので外側は錆びています。この様子だと中も酷くなっているのではないかと思いましたが、スーパークーラントのお陰か中は気になる程錆びていませんでした。特にホースの差し込んである部分が一番錆び易く、ミルフィーユ状態になりやすいのですが、塗装がチャンと残っています。
ただ、このパイプは最近のコンバージョンではステンレスに交換されてて、普段は殆ど目にする部分ではありませんが、ラジエーターもキチンと修理すれば今までより持ちが良い筈なので、ここはステンレスに交換したいところで、友野さんに現状の写真を送ったら直にステンレスパイプを手配してくれてアッと言う間に届きました。一応、このパーツは重要なので元々の奴は綺麗に洗って塗装して何かの時のために保管しておきます。
今週はデフを下ろすのがメインでしたが、土曜日に寝坊しているとレンタル孫の一人である中学生から『パン屋にいるけど何が良いですか?』と突然メールが入り、寝ぼけた状態で『カレーパン』と答え、とりあえず待っていると、来たのは彼だけではなくてお母さんも一緒でした。どうも、家の掃除をして出たゴミが多かったので、車に積んでゴミセンターに運んだところ、時間を5分過ぎてしまい引き取って貰えず、これから友達の引越しのために荷物を運びたいけど、車にゴミを積んだままなので、以前、自転車を運んだ事がある狭山ハウジングの軽トラを借りたかったみたいです。そこで、積んであるゴミは狭山ハウジングに取って貰らって、そのまま自分の車で帰れるようにしてあげましたが、日頃お世話になっているからと、中学生にガレージのお手伝いをしろと置いていってくれ、丁度是枝さんもお子さんと一緒に来たので、以前からガレージに奉納された物置とか棚がそのまま外に置いてあったのと、倉庫の中が乱雑になっていたが、ズーット気になっていたので、これはチャスだと思い大掃除を始めました。
倉庫の中は、色々什器がありますが、調達した時に無計画にドンドン押し込んでいたし、機材も何も考えないで押し込んでしまってます。何故かエンジンラックが3個、大量の積み上げたタイヤ、余り使わないミッションジャッキとかが、無造作に押し込んで乱雑。その結果、中に入るのがうんざり状態だったので、エンジンラックをたたんだり、普段使わないものは事故車の下に押し混んだりして一気に整理が出来て大満足です。外の廃材置き場の木箱も腐り始めてたので、解体してスチールの机と交換、外での作業がやりやすくなりました。奉納された物置も小さいため直接地面に置くと低くて使い辛いので、これも台の上に乗せて高くしたので使いやすくなってスッキリしました。中学生と小学生なので余り期待していませんでしたが、文句も言わずに良く働いてくれたので、嬉しくなって僅かながらの報酬を払ったら、額以上に喜んでくれて逆に恐縮。まだ、整理したい所があるので、彼らにまた、お願いしたい所です。
ラジエーターは難しい修理なので出来上がりは来週かと思ったら、スカイオートから出来たとの連絡があり、夕方から取りに行く事にしました。修理から上がったラジエーターは汚れた状態の方が解り易いかと思ってそのまま出しましたが、綺麗になっていました。漏れ箇所は、柳本さんのと一緒でラジエーターの角が駄目だった様です。修理した部分を見るとコレなら大丈夫だろうと思うぐらい確りアルミットで溶接されて、圧力テストもチャンとやってくれているので、安心です。スカイオートの話ではラジエーター屋も前回柳本さんので経験を積んだので漏れていない角も予防に溶接しておいてくれた様です。費用も、普通のラジエーター修理と変わらないので、慌てて作ったり輸入して無駄な出費をしなくて良かったです。
さて、デフの方ですが下ろした状態では特に不具合は感じません。漏れている方は助手席側でハーフシャフトの短い方です。デフダウンしているので、シャフトの突き上げが大きいのかも知れませんので、デフの位置を調整すれば良いのかと思ったりと考えているうちに、もう一回このデフにもチャンスを上げようか、予備のデフに温度計の穴を開けて心機一転して使うか悩みどころです。このデフが駄目なら駄目の烙印を押して部品取りにしても良いし、今まで18年間使えたので、スペアと交換すれば、また18年持てば、その時当方は70歳を超えますから、使い切るには丁度良いので予備を持っておく必要もないかな?とか、色々考えてしまい、どうするか中々決まりません。とりあえずシールを交換しなくてはなりませんから、シールの在庫がないので中断。
気分転換に狭山ハウジングに行くと、狭山ハウジングに新しい車が置いてありました。狭山ハウジングは現在スカイオートの新社屋を建設中で、毎日スカイオートに行っている間に、在庫の車が気になりだし、殆ど乗っていないH2を下取りに出してフォードのサリーンを買ったそうです。まぁスカイオートから仕事を貰っているのですから、一台ぐらい買わないわけには行かないでしょうから、H2と入れ替えたという大人の礼儀なのかも知れませんが、新しい物が欲しくなる気持ちも良く解ります。それと、今までH2には見向きもしなかった子供達には真っ黒なピックアップは新鮮に見えたらしくて、かなり喜んでいました。今度はH2みたいに放置状態にはならない事を願っています。
中々デフの方針が決まらないのですが、ボーっとしてても仕方がないので、ラジエーターがない『今』出きることをする事にしました。先ず、水温計からのクーラント漏れ、エンジンブロックからのクーラント漏れ、アイドラープーリーの交換、エンジン洗浄、フレームの清掃および塗装、思いつく所を一通り行い気が付くと、日付変更線を超えていました。ヤッパリHUMMERにドップリ漬かっての作業は時間が経つのが早いし、ご飯を食べるのも忘れて仕舞うほどなので、本当に好きなんだなと再認識しました。

2013.6.17.    石飛 毅氏

コンバージョンして丁度4年経ちました。
昨年の夏辺りから、クーラントの漏れが始まりましたが気にするほどの量じゃなかったので、その内ラジエーターを下ろそうと思っていましたが、それ程酷くならないのでもうチョッと酷くなったらやろうと思っていました。ただ、アルミラジエーターの場合は当り外れが多く、新品に交換しても、外れを引く可能性があります。修理の方も普通のラジエーターと異なり修理している所も少なく、修理技術そのものも当り外れというか、『運』見たいな部分もありますので、どこか日本で作っている所はないかと、ズーッと思っていたら、オートサロンでアルミのインタークーラーやラジエーターを作っている所があったので聞いたところ、図面か現物があれば作れますとの事でした。価格的にはアメリカから持ってきた場合と大差ないので、新しく作って貰うのもありだと考えていました。ただ、その場合は見本が必要なので製作中は、不動車になってしまうのが困る部分です。
いっその事、ノーマルのラジエーターと交換するもの手だと思っていましたが、今の所このラジエーターとの相性が良いので、このままアルミを使いたいとも思っていましたけど、洩れの方は我慢できる状態だし、悩んでも仕方がないので考えるのを辞めていました。
そんな折、柳本さんから、ラジエーターからクーラントが漏れているんだけど、と連絡があり当方のはどうか?と聞かれたので、『普通に漏れています』と答えて、いずれ下ろさないと駄目なので、我慢できる量ならそのままでも良いと思っている旨を伝えた所、既に我慢できないぐらいの量だった様です。そこで、藤原さんの所に入庫しましたが、アチラコチラから漏れてて修理不可能とラジエーター屋に言われ、尚且つ、新規作製の価格はビックリ価格。恐らくお付き合いのあるラジエーター屋さんは、アルミの経験がなくネットワークを使って見積もりを出しているので、どうしても高くなってしまうのは仕方がない事です。そこで、セコイ当方は柳本さんを人柱にしてオートサロンで探したラジエーター屋さんに新規作成をして貰おうと企みましたが、その会社のパンフレットとか名刺が何処かに行ってしまったのと、スカイオートが以前普通にアルミラジエーターを治していたのを思い出し、スカイオートに相談すように言いました。
その後、様子を聞いたところ、無事修理が完了したと言うので、当方も余り深く考えないでもしもの時は素直にスカイオートにお願いする事にしました。ただ、漏れもそれ程進まず、まだ先だと思っていたのですが、先日キャンピングトレーラーを引いての山形旅行から帰ってきたら洩れの量は我慢できない状態になっていました。その後、中々時間が取れなかったので早くやりたいと思って毎週末を過ごしていましたが、やっと時間が取れたので、ラジエーターを下ろす事にしました。外したパーツを整理するために、パレットを使いたいくてフォークリフトを動かそうとしたら、バッテリー上がり。何時もだとイライラするのですけど、先日エンジンが掛けれるモバイルバッテリーを買ったので試したくて仕方がありませんでしたので『しょうがねーなぁ〜』と言いつつもニヤニヤしながら、接続。
ドキドキしながらスターターを回すと、信じられないぐらい勢い良くセルが回りました。が、10秒ぐらい回しても始動してません。どうも燃料が来ていないらしく、パーツクリーナーをキャブにひと吹きしてから、もう一度セルを回してもまだまだ元気よくセルが回り回り、無事始動。取扱説明書にはエンジンが掛かったら直に外せと書いてあったので、慌ててコネクターを抜いたらカバーがブチギレてしまいました。新しい物を一回目で傷物にしてしまうのは、当方には良くある事なので、この程度の事は気にしません。コレが本当に使える事が解っただけで、もう、満足です。
色々お世話になるフォークリフトですが、さほど頻度が高くないため、エンジンルームは埃だらけ。タイヤの空気も抜けているし、クーラントの量もカラカラ。そこで、日ごろのお世話に感謝してエンジン洗浄を行ってから使いました。充電も一応行いましたが、このままだと邪魔なので、とりあえず今日動く分だけにしました。作業が終わった後、充電しようと思ったら、今度はガス欠で不動。チョッとかわいそうになって来たので、今度はもう少し手を入れてあげます。
ラジエーターを外す序に色々点検したいので、前準備としてサイドパネルを外し前半分をストリップ状態にしました。ここまでの作業はボンネットが付いたまま出来ますが、ボンネットは中々一人では外せません。フォークを使って下ろす事は出来ますけど、その後の移動が面倒です。そんな折、勤務先の奴がガレージの向かいにある少年野球場に送りに来た序に顔をだし、その後、佐藤先生がヒョッコリ来たので、この二人にHUMMERのボンネットを持たせてあげました。二人とも重いとか持つところがないとかウルサイ事を言ってましたが、HUMMERのボンネットもたずに一生を終える人が殆どで、貴重な体験をさせて上げれて良かったと思いました。大体、オイラにアレコレやらせている奴らが沢山いるのになんで、こんなときお手伝いがこんなヘナチョコが2人なのか????下ろした後、暫くこの2人は『ボンネットが下ろせたのは俺たちのお掛け』と当方を威圧していました。
パワステクーラー、コンデンサー、インタークーラーを外し、やっとラジエーターを下ろし、シェラウドを外すと予想以上にクーラントの漏れ跡が付いていました。漏れているのはコアからではなく、上部の船とコアの接続部からで一番の原因は振動だと思われます。ラジエーターそのものは大抵強度がなく、フロート状態で固定されています。HUMMERの場合もラジエーターの下が一箇所、上は左右2箇所をステーを介してヘリコプターフックにラバーマウントされています。走行中ボンネットも揺れていますけど、ヘリコプターフックも結構左右に揺れています。この振動幅に対してラバーマウントの量は少し少ないのではないかと思っています。今回搭載するにあたってラバーを増やすか、ストラットバーを追加する等、少し考えて見ます。
ラジエーターを降ろして、ロアパイプを見ると、思った以上に腐食しています。オリジナルはスチールなので、ノーマルエンジンの時はステンレスに交換していましたけどコンバージョンした時はオリジナルが使えないので、スティールの物と交換してしまいました。所が、先日山田さんのコンバージョンをした時にはこれがステンレスに変更されていました。プレデターのコンバージョンは、要らない物はコストダウンしていますが、ちゃんと機能アップの進化も忘れていないみたいです。当然良い機会なので、ステンレス化も考えています。それと、一向に止まらないデフオイルの漏れも、デフを降ろして徹底的に漏れの原因を探そうと思っていますので、デフも下ろそうと思っています。

ココの所、当方の周りでは電球レスがブームです。HUMMERの方は好き者が多いですから、電球レスブームは数年前にありましたけど、その後暫くは静かだったのですが、ココの所LEDも進化しましたし性能も格段にアップし、尚且つ価格も手頃になり、フォグやヘッドライトにも使われ、またブームが再来しています。当方のLED、HIDブームのぶり返しは工藤さんが原因で、工藤さんが車を入れ替えた際、業者に依頼して電球レス化を行った際、数年前と同じ信じられない費用が掛かった上に、満足のいかない結果だったという話を聞いて、そんな事ないだろうと色々調べていく内に、『ノリ』で色々やり始めて、ボクシー、ノアに続いて今回はエスティマもLED化しました。このエスティマには近いうちフルセグ地デジチューナーを取り付けるので、室内とナンバー灯、ポジション灯の交換なので、楽チンだと思ったら、ポジション球交換のときにライト本体にLEDを落としてしまい、色々取り出そうと苦労しましたけど、ライトを外さないと駄目だと解りましたがバンパーを外さないとライトが取れず大騒ぎになってしまいました。
室内灯として売られている物は、キットとして販売されている物は、これが一番お得です。LEDもレンズ付きで拡散されているので、室内に影が出来にくいので、さほど高性能LEDである必要はないと思います。拡散の目的からすると、パネルタイプが良いかと思います。バニティミラーは、大抵横置きになるのでLEDの取り付け方向を確認して、LEDの取り付け方向にあわせないと無駄打ちばかりで有効な明るさが取れません。ナンバー灯も同じ事が言えて、5発LEDが全方向に付いているLEDより2個だけ希望の向きに向いている方が素子が少なくても明るい場合もあります。
さて、ヘッドライト、フォグランプですが、LEDはまだ早い気がします。明るさも問題もありますが、やはり寿命に関しては問題があると思います。今回もボクシーのフォグに取り付けましたが、一晩で一個お亡くなりになりました。明るさも外から見るととても明るく見えますけど、HIDには適いません。寿命も恐らく熱による物だと思います。今回装着したLEDのHB4はランプ本体から出ている部分には全くと言って良いほど熱対策はされていません。価格的に安いのですが、88HOUSEで売られているLEDは中世のお姫様が着るような巨大なヒートシンクが付いていました。あれぐらいやらないと多分動的な耐久性は保てないと思います。因みに、当方が使ったLEDバルブは3200円程で88HOUSEのは2万円程します。照明用のLEDに限ってはまだ価格と性能は比例しています。
こう考えると、常時点灯するヘッドライト、やフォグはやはりHIDですね。ただ、HIDも口コミ情報を見ると当り外れがまだあるようですね。ですから、当方もHIDに関しては通信販売は避けています。今回はLEDがアッと言う間に点灯しなくなったので、速攻でAmazoneで返品手続きをしましたが、一月とかだったらちゃんと受けてもらえるのかどうか心配です。因みに今回は手続きを進めて行ったら交換ではなく『返金』でした。電球を外してLEDにしたボクシーのフォグは、もう電球には戻れませんので、スカイオートにラジエーターを運んだ序にHB4のHIDを調達しました。
このお陰?でボクシーは何時の間にか全ての前照灯はHIDになってしまいましたので、オーナーは大満足です。ただ、ロービームに使われている純正のHIDは視認性の問題から4500kと少し黄色っぽくなっているのが気になります。

2013.6.13.    石飛 毅氏

週末は、毎年恒例のCCV開催の『Jeepその機能美展』が入間博物館で開催されました。
今年で19回を迎えましたが、来場者の人数がまた増えてきた様な気まします。恐らく告知が紙媒体から、ネットを通じて知る方々も多くなったのと、ミーハーがいなくなり、一見下火になった4輪駆動業界も底を打ち、コアな人達は僅かながら増えているのかも知れません。でも、高齢化が進んでいます。
LEDのお試しはチョコチョコやっています。あまり興味のないボクシーの室内灯を交換しましたが、新しい車を買うと色々お勉強になります。もう7−8年前になりますけど、室内灯交換するのに、カバー外して寸法測って、似たようなサイズを探して、取り付けてニンマリしていましたけど、今はキット化されてて簡単取り付け。価格もちょっと大きいと一個買5000円とかしていたのに、ボクシーなんか9箇所のLEDがパックになってて、アマゾンで3500円。モチロン送料無料。ポジション球も見える部分ですから口金がアルミで出来ている奴を選びましたので、ちょっと高くて2個で410円。バニティミラーの方はカバーが被るからSMDのLEDが向きだしのを入れましたが、これは2個で250円。もう車用に限ってみると電球よりも安くなって来ています。
このボクシーにはバンパーにHB4を使ったフォグランプが付いていたので、調べると、一体型HIDというものがあって、HIDもバルブ交換感覚で交換できるみたいです。しかし、オーナーは気にしないみたいなので、試してみたくてHB4のLEDと交換しました。使ったLEDはCREE製1WのLEDが6個付いていて左右2個で3400円。作りも確りしてて、白い時点で霧にはどうかなというアクセサリーライトなので、ロービームが届かない手元を照らすには充分な明るさです。
ボクシーオーナーがご機嫌になり、引き続き今度はノアの作業。こちらはフォグランプが付いていないので楽ちんと思いきや、ナンバープレートが『光るナンバープレート』じゃない(これが普通です)ので、ナンバー灯交換にはリアゲートの内張りを剥がす必要があって、少し気持ちが重かったのですけど、流石世界のTOYOTAの量産車は違います。どうぞココをというファスナーを一個と取っ手を外すと、これまたココ!という隙間が作ってあってそこにプレートを挟むと、パカパカと内装が剥がれます。アカデミックに見えますけど1分も掛からずに外せます。お勉強になりますねー。
ボクシーとノアなんて全く興味がないのですが、色々装備をを見ると、HIDはもう普通の装備なんですね。ただ、ヤクザな当方たちの周りにあるHIDは5000か6000ケルビンですけど、純正のHIDは4500ケルビンと少し黄味が掛かっています。電球よりは全然白いですけど、ポジション球とかフォグを交換したら露呈して、バランスを考えるとちょっと不満です。
そこで、純正バーナーはどうなっているのか見た所、バーナーのコネクター形状は、10年以上前に購入したフィリップスのHIDと同じでした。バーナーはD2Rでベース部分に高級そうな円形状のカプラーがあるタイプです。早速ネットで調べると純正交換用のバルブとして色が違うバーナーは普通に売られていますね。価格もピンからキリで交換するかどうかは悩むところです。そういえば先日、是枝さんのHIDを外しましたが、このバーナーが付いていましたので、一度取り付けて見ます。LEDとかHIDとか、時代の流れを感じながら、会社の帰る途中、突然88HOUSEに行きたくなってしまいました。
88HOUSEに行くのは久々なんですけど、何時も歓迎してくれます。88HOUSEと言えは光り物関係の最先端を何時もいってますので、毎回新しいものを見せて貰えます。ご存知の様に、光り物にはメッポウ強く、国内にHIDを広めた張本人です。毎回、当方のトレビアを満足させてくれますが、今回も予想通り、大光量LEDが色々製品化されていました。一番最初に目に付いたのはフォグ用のLEDで、当方が今回使ったものとは全然違う巨大なヒートシンク付きの物で素子を見ると発光部の面積は巨大でイカにもというオーラを出していました。当然アフターマーケットで売れ筋の、ハイロー切り替えのLEDもやっていました。ただ、ハイロー切り替えに関しては、やはり当方が経験した部分はネックで、車種によってはハイビームに問題があるみたいで、現在は解決策が見えて新構想品の開発が進んでいるみたいです。因みにハイエースは今のモノでも『使える』レベルに達しているみたいですが、まだHIDの方が性能的には良いそうです。
ライト以外にまた、驚きのモバイルバッテリーがありました。何が驚きかというと、このモバイルバッテリーはエンジンをスタートさせることが出来るそうです。一応3000cc位のガソリンエンジンまでは掛けれるそうです。容量は12Vで4Aで、出力は12VとUSBポートが付いています。充電は100Vのアダプターを使って充電します。中身はリチウム‐鉄(lifeリフェ)だそうですが、特性は良く知りません。スターターを回す時には200A流れるそうなので、内部抵抗はかなり小さいと思います。リチウム電池ですからラジコンで使っているリポバッテリーと同じ様なものだと思うのですけど、アレはセル電圧を測定していますが、このバッテリーは普通に充電しています。見た瞬間、物欲スイッチに大電流が流れて、納得価格で購入。早速自宅に帰って充電開始。
関東は雨が降っているので、始動テストはまだ出来ませんが、当然色々検証してみました。まず、大電流を流す事が出来ると言うことは内部抵抗が小さということです。乾電池は内部抵抗がバカデカいのでプラスとマイナスを間違えて直結しても驚くようなことはありませんけど、鉛バッテリーや、ニッカド電池等は大きな音と共にスパークが出ます。これは内部抵抗値が違うからです。早速HIOKIのバッテリー内部抵抗測定器で測定してみました。バッテリーに付属している、いかにもエンジンを掛ける気合を感じるケーブルを指してワニ口で電圧を測定すると12.7V。ケーブルを刺した時点で電圧が掛かっていますので、ショートには注意が必要です。この状態で内部抵抗を測定すると、意外にも23Ωもあります。I=V/Rで計算すると電流は550mAしか流れないことになります。
これじゃーエンジンなんて掛けられないと思い、もう一度ケーブルを見ると途中が膨らんでて何かが入っています。そこで、ケーブルの抵抗を測ったら、23Ωあり、バッテリーの内部抵抗を測っているわけではありませんでした。この膨らみが何かは今は考えないで、バッテリーの端子で直接測定したら8.3mΩと期待させる抵抗値でした。これなら153Aは流せることが出来ます。まぁカタログ値とは違いますけど、この際細かいことは気にしないことにして、先ほどのケーブルの途中にある物が何か探って見ましたが、どう考えても保護回路としか思えません。それも、保護したら自己復帰するような物なので、当方のような素人はダイオードしか思いつきませんけど、ダイオードなんてこんな大電流なんて流せません。これは、壊さないと見れないので、今回は我慢!
バッテリー本体にはモバイル用のUSBポートとLED懐中電灯が付いています。これ以外に、マルチチャージケーブルとiPod用のドッグコネクターや小型USB等8種類のプラグ。シガーライターから充電できる配線が入ってます。驚いたのはライトニングケーブルがネックになっているiPhone5用のケーブルも入っている事です。コレラを全て整理して入れる事が出来るポーチも付いています。このポーチは真っ黒で集金用みたいなので、もう少しお洒落なものがいいですね。早く雨が上がったらテストしたいです。

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2013.6.7.    石飛 毅氏

ヘッドライトの交換用LEDバルブが到着しました。
写真で見た通りで作りも悪くなさそうです。規格は一番多いH4でハイローは機械的に発光部を動かすのではなく、其々にLEDが付いています。従って構造的には丈夫で一番扱いやすいです。HIDや電球の場合は、バルブの全周から光が出るのでバルブを遮光するためにカバーを付けていますが、LEDはその必要がありませんので、遮光板が必要ありませんので、マルチリフレクターのレンズだと、バルブが丸見えになりますので、ちゃんとデザインされています。このLEDのスペックをメーカー発行のデーターシートによると使用限界温度は85℃でかなり高いと思いますけど、実は電球程ではありませんけど、点灯させると思いのほか熱くなります。従ってLEDは熱伝導の良いアルミダイキャストの一体物で後端にはヒートシンクが付けられて、更に電動ファンまで装着されていますので熱には強く、点灯テストしましたが、とても明るいです。60cm離れた所で2100lux。10cmで47000luxでした。ただ、光源の明るさって言うのは物凄く難しくて、直接光だけで比較は出来ません。LEDの場合は面発光で片面だけですけど、電球は全周光が出ます。これを反射板使って集光させますので反対側の光も前に出せますから、直接光が弱くても明るさが増えます。大抵、光源を比較するのには積分球方式っていう測定方法で測ります。内側が白いペンキで塗られた球の中に光源を入れると、球の内側を光が反射を繰り返すために、壁面は全て同じ明るさになります。これであれば全光束を測定できます。この時の壁面の明るさを測定したものが、ルーメンス(lm)で表します。パナソニックでは内径2mmの球体の中に入れて測定してて、白熱電球の20wが170lm、30wが325lm、40wが810lm、60wが810lm、100wが1520lmで、LEDを同じ測定した結果を見て〇〇w相当としているみたいです。因みにハロゲン球は1300lmなので白熱球の70wに相当します。HIDは3000lm以上ありますから、かなり明るい事になります。
今回購入したH4LEDバルブは、スペック表に依ると938lmですからハロゲンやHIDに明るさでは劣ることになります。ただ、ハイビームの時は2個点灯なのでトータルは1800lmとなりますので、ハロゲンよりは明るくなります。ここで、何故LEDにするのか?なんのメリットがあるのか?という事になりますが、単純に明るさはこのルーメンスだけでは、表せられない物があるからです。それは光には波長というものがあって、人間が明るいと思う波長は550nmあたりで、その光源がどれだけこの部分の光を出しているかということが問題です。蛍光灯はこの当たりをちゃんと考ええて、蛍光物質を調整してこの辺の光を沢山出すようにされています。LEDも余分な赤外線とか紫外線を出していませんので、明るさが数値の単純比較よりもその差が少ないのです。と、書いたところで当方も訳が分からなくなって来ているのですが、要するにLEDにするのは電球よりもHIDよりも与えたエネルギーに対しての可視光成分が多いという事だと理解しています。
ヘッドライトの電球は、思いのほか寿命が短く実際は明るさが半分になるのが寿命で、数百時間で明るさが半分になります。ですから新車の軽トラでもヘッドライトがすごく明るいのに、実用で使っている軽トラの殆どが、どんよりした明るさしかないのは、切れるまで使う!からなんです。ハロゲンは電球よりも寿命は長いのですけど、少し長い程度です。
従ってHIDは夜間走行の多いトラックが一番最初に標準装備されたのは、明るさよりも寿命の長さから採用されたのです。それをキッカケに、消費電流が少ないとか、色が白いとかでアッという間に広まって、純正採用が当たり前の時代になっています。ただ、純正採用の場合はスイッチを入れてから安定するまでの時間が短くないと認められないとか、EMC基準を厳しかったりとの事から、市販品よりはマダマダ高価なので、価格勝負の車種やグレードには、まだハロゲンランプが純正です。HIDの登場は誰もが納得出来る明確な理由があるのですけど、LEDヘッドライトとなると買った本人が言うのも可笑しいですけど、LEDでなくてはならない理由が解りません。
ウインカーやブレーキランプは絶対にHIDにならないのは分かりますけど、点けたり消したりあまりしなくて、出来るだけ明るい方がいいヘッドライトはHIDの方が良さそうな気がします。HIDの欠点は高電圧を使うとか、バラストが大きい、配線が複雑、対向車が眩しいとか言われていますけど、感電したという話は聞いた事がないし、スパークプラグだって昔から高電圧。バラストも最近のはスターターと一体になってるし、最近はリレーレスで配線はカプラーの抜き差しで済むし、LEDだってW数が大きいと定電流電源回路は別置きですから、同じ。少ないと言われている消費電流も安定している時のHIDも中々省エネで、LEDと変わりません。
寿命ですが、規格では2千時間と言われているHIDですが、時々不良品なのか、バルブ、バラストが壊れて交換する事があります。でも、これは寿命ではなく不良品で、大抵ドラゴン製のキットの物が殆どで、当方のレイブリックは10年間ノートラブルで、マダマダ使えそうだったのでまだ寿命は来ていません。今回は、物欲に負けての交換でしたから、お亡くなりになるまで、後、10年位必要だと思います。長寿命のLEDですけど、30000時間もあって、それもライト点灯時は半分だとして平均速度30キロで走ったとして180万キロ持つことになるので、死ぬまで使い切れません。寿命的にはHIDでも充分な気がします。
唯一、HIDが有害なのは紫外線です。これは、レンズを曇らせたり、リフレクターのメッキを腐食させてしまうことがあります。UVはカットしてあると書いてあるのですけど、レイブリックでもレンズを曇らせていたから、UVを99%カットしても残りの1%が悪影響を起こします。また、UVが出ていると虫が集まるそうですけど、LEDは集まりにくいそうです。でも、ライトに付く虫は集まってきて潰れている訳じゃないから、車に関しては関係ないと思います。
もう一つ、HB4バルブ交換用のLEDも手元に届きました。これは、プラス/マイナスの極性はどちらでもOKだったので、回路は全て内蔵されています。明るさは素子の大きさに比例してて先端には2個と外周の4箇所に配置されています。一応、一個5Wで合計で30Wと言うことになっていますが、光が拡散しているので全体を合計した明るさは測定できません。今回は純正バルブとの交換になるので、この手のシングル球の場合はこの手の複数の素子が付いたタイプの方が素子の配置は良いと思います。ただ、一応、アルミの熱容量の大きそうなフレームに素子は付いているけど、今回購入したH4の様なランプの外にヒートシンクやファンが付いている訳ではありませんので、熱による光量ダウンがあると思います。熱対策のないLEDの場合は、ハロゲン球の代わりには役不足と考えられますので、まだ装着していませんけど、実用性というよりも白く光らすアクセサリー照明用と考えた方が無難だと思います。
ここまで書いてアップする前に、H4のLEDをタントに装着しました。装着は実に簡単で10分。早速点灯すると『明るい!』掛け値なしで明るいのにビックリ。HIDを装着している当方のeKワゴンと比べて明るい。何が一番明るいかというと、照らされた路面の明るさが全然違います。2台並べて真ん中に立って壁に影を写しても、タントから照らされた影が黒い。早速4階から比較の写真を撮りました。所が、ここで問題が発生。ロービームは明らかにタントの方が明るいのですけど、ハイビームにすると、eKワゴンの方が全然明るくなります。
一体何が原因か、もう一度良く見ると、タントはハイビームをリフレクターの下を使わずに上を使っていました。H4ハロゲンランプは前後に2つのフィラメントを持ち、ロービームは前側、ハイビームは後ろ側を使います。ロービーム用のフィラメントにはカバーが付いててライトの下側の光を遮断していますが、ハイビームのフィラメントは剥き出しです。昔のライトは連続した放物面ですから、ロービームの時は光源が前にあるので反射鏡に当たる角度がキツいのでライトから出てくる光束は絞られます。下半分はフィラメントで遮断されているので使わず、レンズで絞られた光束を広げて使います。従ってライトの上半分は縦のかまぼこ状のレンズカットが使われます。ハイビームの時はこれと逆で焦点が奥になるので、光は広がって、、、反射鏡の全体を使って、、、って言うのがヘッドライトの基本的な光学設計だった筈だったのですけど、異径ヘッドライトのマルチリフレクターの場合、そんな単純な構造ではありませんでした。要するに、ロービームもハイビームも反射鏡の上半分を使ってて、下側は殆ど使っていませんでした。
上半分の反射鏡には境目があって、ハイビームの反射はこの部分が受け持ってて、さらにロービームの時も上手く反射する角度になっている様です。まさにマルチリフレクターで、コンピューターがなければ絶対にできない複雑な形状である事が分かりました。一体、反射鏡の下半分を使っていない車って何れ位あるのか会社の駐車場を見て回りましたが、思いの外、下半分を使っていない車は多いです。中には下半分を使っていないどころか光を前に出さないで横に飛ばしているのがあったりしています。
下を使わないのは、最近のヘッドライトは結構奥に入っててフェンダーの一部を担っています。そのため、上から見るとライトの底面がよく見えます。もし、下半分を使うと、ライトの底面に反射して光のスクリーンができてしまうため、下の部分をを大きくえぐらないとなりませんのでライトが大きな目玉になり過ぎます。従って3Dタイプのライトは半分を平にするデザインが多く、下半分は使えなくなります。ハイビーム、ロービーム共に上半分を使わざるを得ない設計はH4バルブ設計時には想定されていなかったのでしょうね。因みに、値段の高い車ほど2灯式が多い感じです。せっかくHIDより明るいのが分かりましたけど、H4バルブに忠実なフィラメントを動かしたり遮蔽板を使っているHIDはどんな全ての車種に使えますけど、H4タイプのLEDは車種によっては使えません。と言うことは、今の所、当方のようにライトごと買うのが正解という事になります!
しかし、HUMMERの場合は古い設計のライトを使っているケースが多いので、使えるかも知れません。となると、一番気になるのは、レイブリックのマルチリフレクターですが、少しガッカリしている後輩に先日貸出したHIDが帰ってきたら、交換してあげようか?と虫のいい話をしましたが、ロービームの明るさが捨てがたいのか、今の所『ハイビームは要らない』と割り切っているので、直ぐには実験できませんけど、その内ハイビームが欲しくなる気がしますので、HIDと交換したら、色々なランプで実験してみます!

2013.6.5.    石飛 毅氏

工藤さんが、先日、ガレージに逆輸入のTOYOTA シェナに乗ってきて、色々愚痴をこぼしていました。
どうも、専門店にお任せしてランプのLED化とかセキュリティとか大枚を叩いた際、LEDのバルブはブランド品しかなく、それも一個3万円以上と言うLED電球があって、今では一個100円代のT10のバルブが数千円だったそうです。それでも、ちゃんと明るければ仕方がないと思っているのですけど、純正フォグランプは前から見ると明るいけど、運転席からは明るくないので不満だそうです。そこで、色々調べたら、最近はヘッドライトをLEDにする人は結構多いみたいで、ハーレーは純正のLEDヘッドライトがあるのには驚きました。当方のようにランプユニットごと交換するものはまだ多くはありませんが、ヘッドライトに使えるような明るい交換式のLEDが出初めています。
これらを色々整理してみると、単純にバルブを入れ替えるだけの物と、電源ユニットが別の物があります。勝手な予想では単純に交換式の物は、取り付け上、そのバルブの規格に合っているというだけで、明るい振りをするために、先端に前向きのLEDが付いています。LEDも数は多いのですけど、それ程光量が大きなものではなく、先日のキャンピングカーのテープ式LEDと同じようなものがクリスマスツリーの様に付いています。工藤さんが付けた物が恐らくこれ辺りだと予想できます。現在販売されている明るそうなLEDは大抵素子の数は少なく冷却には気を使っています。また、使っているLEDは単発でCREE、OSRAM、SAMSUNGとかの使っている素子メーカーが書いてあります。そこで、研究テーマとしては回路一体の物と別体の物を試したくなるのですが、試すにしても資金が余っている訳じゃありませんから何かいい方法がないかと思っていたら、良い人柱が見つかりました。
H2に乗っている元アルバイトが、パンダちゃん(奥さん)のタントのヘッドライトをHIDに交換しようとしていたので、何気なくLEDの話をすると、彼は光学系技術者でオコボレで安価になったHIDを買わずに、色々調べた結果、H4でHi/Lo切替式の電気回路別体式のLEDバルブを購入しました。価格は一万円で、切り替え方法はLED2灯を切り替えです。冷却にはかなり気を使ってて、素子はアルミのタイキャストフレームに取り付けて、フレームの後端に電動ファンが付いています。放熱面積は従来の200%アップと書いてあるので、今までのはダメだったの?って言う感じです。
定電流回路は、熱影響を避けるための別体で、広告には過電圧防止回路や定電圧回路が入ってて、EMC対策もしてあると書いてあります。素子はGREEと書いてあるので、嘘じゃなければ確りした素子です。彼は其の辺を色々考えた末『ポチッ』しましたが、まだ到着していません。取り付けが完了したら、改めて報告します。http://store.shopping.yahoo.co.jp/hikaritrading1/s2-12wled.html#xp
もう一つ一体式LEDは、先日キャンピングカーに停めてあげたレンタル孫のお母さん達が、ボクシーとノアの室内灯をLED化したいと言うので、チョッと選ぶのが面倒だと思っていたのですけど、この手のたくさん売れている車種は専用キットがあるので案外楽チンだと解ったので快諾。特にボクシーはバンパーに純正フォグランプが付いているので、好物!オーナーに、これもLEDにした方が良いと進言すると『LEDは省エネですよね!』と、まんまと引っかかってくれたので、一体式で5WのCREE製素子を6個使ったHB4型の30W LEDを付けることにしました。価格は2個で3400円。これで、当方は一銭も使わずに、最新LEDの評価ができます。工藤さんお楽しみに!
現状の予想としては、先日も書きましたが明るさにはHIDが勝ると思います。価格はほぼ同程度から少し高い程度、寿命はLED、街乗りが多くライトを点けたり消したりする頻度が高ければ瞬時にMAXになるLEDが有利。電流は点灯直後はHIDは突入電流が大きいのですが安定すると同程度。と予想できます。装着後きちんとレポートします。

2013.6.3.    石飛 毅氏

関西ミーティングの補足です。
会場のキャンプ場には入場料が掛かります。土日で4000円。どちらかだけの参加でも4000円の様です。その代わり、先日当方が心配していたキャンピングトレーラーやキャンピングカー、車中泊の方もエクストラチャージは必要ない様です。
先週、HUMMERを入手した是枝さん、メンテナンスの度にボンネット開閉に閉口しているので、先ずボンネットダンパーの取り付けを行いました。このHUMMERにはまだHIDが一般的になっていない初期に汎用のHIDを取り付けていたためにHi/Lo切り替えがありませんので常時ロービームのままです。ハイビームがないと困るので、スキッドバンパーに取り付けられたヘラーのHIDスポットランプをハイビームとして使っています。このままでは違和感がありますので、ガレージ在庫のHi/Lo切り替えのHIDと交換しました。その横で、当方はLEDヘッドライトを取り付けるためにレイブリックのHIDキットの取り外しを始めました。
今から15年以上前に88バウスが汎用のHIDキットを発売しました。当時はポルシェ位しか付いていない時代で、青白い光と、エネルギーを貯めてパッ!と光るのには憧れましたが、高くて中々手が出るものではありませんでした。ただ、最近の安物と違って浜本さんはJeep用に購入し、その後、HUMMERに移植して今だに使えています。その後、HIDは色々な会社から出ましたが、当方が現在のレイブリックのHIDにしたときは流行り始めたヤフオクでは7-8万円まで下がり、一気にHID化が進みました。しかし、それがここ数年5、4、3、2、1と価格がカウントダウンされて多少耐久性には劣りますが、余りにも安価になってしまい、多少品質には不安がありましたけど、もう高いキットを買うのがバカバカしくなっています。
また、品質に関しても価格なりでしたが、現在ではチョッと価格は上がりますけどバラストとスターターが一体になり、ハイロー切り替えも個別ユニット化による省配線化をしたり配線をバッテリーから引っ張ったり、アースを落としたり等という素人には厄介なものはなくなって来ています。これなら、多少高くても取り付け工賃が掛からないので、トータルコストはお財布に優しいです。当方のレイブリックHIDも一時期は旺盛でしたが、今はもうHPを見てもその隆盛の欠片もなく、衰退して淘汰されるのも時間の問題でしょう。
どんな物でも加速度的に値段が下がるのは重々承知していますが、新しい物に誰かが人柱になって使うことで、その仕様や方向性が決まり、やがて大量生産によるコストダウンされて行きます。当方はその人柱になるのは案外嫌ではなく、過去にはフルサイズVHSビデオカメラ、パソコン、携帯電話等、今では考えられないぐらいの価格で購入した事があります。今回もLEDヘッドライトの人柱になりましたが、当方より先に福井さんが違うタイプのLEDヘッドライトで人柱になっているので、決して『初人柱』ではありませんけど、タイプが異なるので人柱として自己満足しています。
ヘッドライトは、博物館で見ると『石油ランプ』でしたが、光源が暗いので比較的大きな反射鏡と開口部を持っていました。その頃は街頭も少なく十分だったし、自動車そのものの速度も今の軽自動車以下だったので、問題はなかったのかも知れません。その内、電球が取って代わり、電球式から、シールドビームと、ハロゲン球ヘッドライトが長い間ヘッドライトを支えて来ました。その内、今まで規格品だったヘッドライトが車のデザインの一部に組み込まれ異形ヘッドライトが誕生し、現在ではボディの一部になっています。そのため、シールドビームを使う車が減り、殆どがハロゲンランプを使うようになり、プロジェクターランプ等も出てきました。そんな安泰だったハロゲンランプにも進化は容赦なくHIDの進出で王者の座を揺るがされ始め、遂にHIDと高級ハロゲンランプの価格が逆転されてしまった時点で、少なくともヘッドライトに関してはもう世代交代してしまった感があります。しかし、もうHIDが究極と思われていたのですけど、王者の座を得て間もないのですが、LEDヘッドライトが虎視眈々と王者の座を脅かし始めています。
今回、LEDヘッドライトを購入したのは決して衝動買いではありません。ブランドは、トラックライト(TRUCK LIGHT)という名前の通りの自動車用老舗ランプメーカーで、HUMMERのテールランプとかサイドマーカーの等の規格品も沢山製造しています。http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=JhdBPNPLYAU 生産国は何処だか解りませんけど、一応きちんと光学設計はされている筈です。アメリカのヘッドライト光軸合わせ用の突起と、レンズの真ん中に〇マークが入っていることから、おしゃれ品ではなく、ちゃんとした規格品である事、光源がHi/Lo其々に配置されていて、ボディはアルミダイキャストで放熱をちゃんと考えていること、初期の物は耐久性などの品質が良い、等をじっくり考えて購入したのであって、何も考えないで買った訳ではありません。
LEDの発光素子は、一個ととても心細いのですが、正面から直接見ることが出来ません。従ってライトの光は反射鏡で反射された光だけが外に出ますので、明るさのムラが少ない筈です。この部分が当方が一番気に入っている部分なのですが、一個だけで大丈夫なの?という不安も感じる部分でもあります。
バルクでも販売されていますけど、当方のはちゃんと箱に入っていました。ただ不満なのは箱に代表的な丸型規格ランプを使っている車両イラストが描いてあるのですけど、その中にHUMMERがない事です。中から取り出すと、後ろにロットナンバーが書いてありますが9桁の連番ですけど、当方のは294番、ハーレーにも付くらしいので単純計算はできませんが、150人目ですからそれ程売れていないんでしょうか?
取り付けは実に簡単です。大きさは固定部分の後ろ側は規格品とほぼ同じで、レイブリックのマリチリフレクターランプを付ける時のようなカットは一切必要ありません。取り付けで普通と違うのはランプ本体を抑えるベゼルからの出っ張り量が1CM程前に出ます。これの御陰で、裏側の寸法を抑えて、金具の追加工なしにしている様です。配線も規格の3Pコネクターですから外して挿すだけだけです。今回交換に時間が掛かったのはレイブリックの取り外しが大変だったからです。万が一、LEDライトが使い物にならなかったら、また付け直す可能性があったので、再利用モードで取り外しましたから時間が掛かりました。レイブリックはスタンレーですから、大きな会社です。そのため、汎用品とは言えマイナスコントロール、プラスコントロール、球切れ警告等の誤動作がない様に全ての車種に付くように設計されていますから、配線が複雑で尚且つ電源も引き回しが必要なので外した部品と配線は小さなダンボール一杯になりました。
取り付け後、点灯させた所、ソコソコの明るさがあったので、とりあえずHIDへの戻りはないと確信できましたので、長年お世話になったHIDは収棺しました。そのまま、外に出てテストしたい所だったのですけど、是枝さんがHIDの取り付けに手こずっていたので外に出せず、取り付けが終わった時には、近所迷惑になる位の時間だったので本格的なテストは翌日にしました。翌日日が暮れてからHUMMERを外に出してテストした所、配光が素晴しくほぼ均一で上半分は綺麗にカットされて、照射部分の明暗にメリハリがあります。これは光源の大きさが小さくHIDはハロゲンより小さいため、邪魔な光がないし、ライト内部に仕切り板があるのも貢献しているでしょう。一応アメリカ製なので右側通行用かと心配しましたが、リフレクターも左右対称で、照射も右上がりにはなっていませんでした。
一番気になる明るさですが、単純な比較は難しいのですが、点灯と同時にMAXの明るさになりますが、HIDが安定した時の明るさ程、感激はありません。正直な所、単純な明るさだけでしたら、ハロゲンよりは全然明るくて、HIDには若干劣る気がします。それは色が5500Kで太陽光に近いため眩しさが少ないからだと思います。ただ、ハイビームにした時は同時点灯なので途端に明るさが倍増しますのでHIDを凌ぐ明るさです。暫く、夜間走行を行いましたが暗いと感じることは一切ありませんでした。当方は以前からロービームの照射範囲の更に手前を小型HIDの補助灯で補っています。今回これと同時に点灯させて走行したところ、HID照射部分とLED照射部分に差を感じませんでしたから、多分同等と考えてよく、LED化による明るさの心配は取り越し苦労です。従って、このLEDヘッドライトは充分実用に耐えると評価できます。
気になる消費電流ですが、クランプメーターで測定した所、ロービームで1.5A、ハイビームで3Aでメーカーの1.8Aと3.6A依り少し少なめでした。メーカーの数値で計算しても12.8V X 1.8A=23Wと12.8V X 3.6A=46Wになります。ロービームでは普通のHID(35W)より省エネでハイビームでは電流が多い事になります。ハロゲンの55Wと比べればどちらも省エネになりますが改めてHIDのコストパーフォーマンスの高さを再確認出来ました。
工藤さんから指摘されましたが、ルームランプ、フットランプ、ブレーキランプ、ウインカー、ルーフマーカー、ローマウントブレーキランプ、サイドエンブレムマーカー、メターバルブ、シフトゲージ(ELパネル)当方のHUMMER何時の間にか、フォグランプを除いて全てLEDになってしまいました。別にLEDオタクと言う訳ではありませんが、生産されてから18回目の誕生日を迎えた愛機ですから、出来るだけ可愛がって来た結果だと思います。

2013.6.1.    石飛 毅氏

麻生さんから関西ミーティングのお知らせが来ました。
何時もより日程があるので、万障繰り合わせて参加して盛り上げましょう。
当方は、キャンピングカーを引っ張っていくつもりもありますけど、、、、、同じ様に車中泊の人やキャンプ場なのでキャンプをしたいという方は、費用とか予約とかはどうしたら良いかは一応麻生さんに聞いておきますので、取敢えず一般的なご案内をさせて頂きます。


【ミーティング案内】

開催日:
2013年7月20日(土)・21日(日)※雨天決行 開催時間:9:00〜22:00
会費:オートキャンプ場入場料(4000円/1台)、食費(割り勘)
※食事:バーベキューを行います。食材の準備をしますので、
土曜日の昼と夜の参加をご連絡下さい。
 Mail   hummer@highest-one.com

※ 参加メールには必ず
1.お名前、
2.車種、
3.都道府県、
4.参加人数、
5.食事
20日(土)昼(BBQ)、必要(人数)・不要
6.食事
20日(土)夜(BBQ)、必要(人数)・不要
7.宿泊
20日(土)(BBCセミナーセンター+朝食付き) 必要(人数)・不要 ※19名 先着優先 ここはとてもきれいでおしゃれなカフェホテルのようなところです。
をお知らせください。
20日夜には、恒例の景品持ち寄りのビンゴを行いますので、参加の方はどんなものでも結構ですからお持ちください。
駐車場所の確保やノベルティグッズ等の段取りに毎回苦労していますので、必ず事前申し込みをお願いします。

※ 開催場所の宝船温泉オートキャンプ場さんのご好意で施設の一部を貸切利用させていただきます。マナーを守ってください。
※ 炎天下や悪天候も予想されますので暑さ対策は各自お願いします。(松林がありますので木陰は涼しそう)
※ 夏休み初日で渋滞が予想されます。出発はお早めに。

■ミーティング場所:
宝船温泉オートキャンプ場 
〒520-1223 滋賀県高島市安曇川町下小川2248-2

【大阪・京都方面から】湖西道路、志賀ICを降り国道161号線、県道304号線で琵琶湖湖畔へ
【東京・名古屋方面から】北陸自動車道、木之本ICを降り、国道8号線、国道303号線、国道161号線、県道304号線で琵琶湖湖畔へ

■宿泊場所:
アイヤカフェ(BBCセミナーセンター) 
〒520-1112 滋賀県高島市永田8-45

 2013年5月