2014年4月  HUMMER ESSAY 2014年5月      

2014.5.30.    石飛 毅氏

異音のするブロアモーターの部品が出来上がりましたので、ダメになったブッシュを取り外してベアリングと交換しました。
分解する前に定電源装置に接続して小野測器性の非接触式(反射式)の回転計で測定した所、3170rpmでした。改造後にも測定した所3650rpmと性能向上しました。調子良さそうなので、このまま当方のHUMMERに装着して耐久性のテストを行おうと思います。

2014.5.29.    石飛 毅氏

当方のHUMMERは、先日の燃料漏れの後、発進時とアクセルを踏んだ瞬間にカタンという音がするだけで、その他の不具合はありません。
このカタンという音は駆動系からで、今までの経験だとプロペラシャフトのUジョイント(クロスジョイント)かプロペラシャフトのセンターベアリングのガタが相場です。でも、今回はデフキャリアボルトの緩みでした。当方のHUMMERはハーフシャフトの角度が付き過ぎるのを嫌って、デフをローダウンしているので、移動した分、取り付けブラケットの穴を長穴にしているため、緩んだ様です。今後点検項目に追加します。そもそも修理の理由だったお漏らし系ですが、クーラント、ATFトは全くなし、燃料タンクに於いては新車の時から漏っていたのですが、19年目にして初めてタンクの底面が乾燥した状態になりました。この事から、燃料漏れの原因が判明しました。燃料タンクの形状は上部が2コブになってて、給油口は片側にだけついていますので、コブの頂部を樹脂の配管で繋げて燃料を満たす事が出来るようになっています。この導通させているパイプのねじ込み部と、最上部のエアブリードチューブの取り出し口のゴムパッキンが甘くて、満タンの時に両方から漏れていました。
これ以外では、エンジンオイルのニジミがありますけど、一週間でコンビニで買うお寿司に付いてくるお醤油ていどの微量ですから、気にしないことにしました。今月は当方のHUMMERの19歳の誕生月です。正確な日にちをAM GneralのHPで確認したことがありましたけど、メモをなくしたので失念。まぁ、あんまり細かい事を気にしすぎると、禿てしまいますからやめておきます。
HUMMERの調子が戻ってきたので、久々にガレージの整理整頓を始めました。全体的に乱雑なのは来客が気にしないようにするためですけど、作業の時に物を探したり取りに行ったりの導線が悪く、無駄な動きが多いので整頓しました。特に3個あるオイルラックは狭い所に置いてあるため、オイルを取り出すたびに、ラックを出したり入れたりするのが面倒で、大抵、次に他の物を取り出す時に邪魔になります。そこで、今回、溶接の練習を兼ねて、オイルラックのラックを作成しました。
部材は、拾って来た程度の良い廃棄品を切った張ったをして作成しました。ただ、3個並べると長さが足りなくなり片側だけ延長したところ、FBで大井先生のご子息から「不安定!」と指摘されたので、左右均等に延長しました。大きなキャスターが付いていますので、移動も楽になり不要時には狭い所に押し込んでも出すのが面倒じゃなくなりました。
半年ほど前に、拾って来た棚を外に出しっぱなしで、時々来る産廃屋のおじさんに、「持って行って良いか?」と聞かれて、その度に「だめ」というのが面倒になったので、ガレージの中に入れました。この棚は奥行きも高さも桁違いで、今まで床に置いてあったリジットラックも、楽々収納出来ました。このお蔭で、消耗品も遠くから近くに移動できて、面倒が省けます。このまま、他の場所も整理整頓を進めようかと思います。
土曜日は、鈴木さんが、定例日より一週間前倒しでガレージに来ました。ここ数か月は当方のHUMMERが鎮座していましたので、ガレージに来ても何もできませんでしたので、今回は満足させるために彼が来る夜までたっぷり休養して待ち受けてました。到着するとすぐに、ガレージに入れてやりたい事を聞くと、以前、檜谷さんが取っ手のリペアをしているのを見て、どうしてもやりたかったみたいで、ホームセンターでマスキングシートやテープを買ってきてました。HUMMERの取っ手は、樹脂のベゼルをサウスコの取っ手でドアでに挟み込む構造です。この樹脂の部分はUVや風化で可塑してしまいます。部品で出ますので交換がベストですけど、交換は結構手間なので、大きな損傷がない場合は、マスキングして取っ手ごと塗っちゃうのが一番楽ちんです。
この他に、室内の吸気口と排気口のフード、サイドマーカーを止めているビスが腐食しているのが気になっているらしく、外してペイントしていました。奥様からリアエアコンの吹き出し口が壊れているとクレームがあった見たいで、部品の在庫がないかと聞かれたのですが、状態を見ると連動して動くはずのフィンがバラバラな動きをしていました。この吹き出し口は外から大きな力が掛かると簡単にリンクが外れるので、それを元に戻せばOKです。。が、反対側はフィンが一枚足りません、「これは交換ですね」と言うのですが、吹き出し口を壊した時の状況を考えると、その部品は多分中に落ちてる!はずなので、吹き出し口を外し、中に手を突っ込むと、これまた予想通り落ちていました。これを組みなおして完了。樹脂の部品ですから摩耗して外れやすくなるので、時間に余裕をもって部品調達しておけばいいでしょう。
塗装の乾燥を待っている間、これから自分のHUMMERをアーしたい、コ〜したいと話していましたが、年長者としてはそんなに急ぐことはないじゃないかと進言しましたけど、まだ、若いので仕方がないですね。今、彼が一番やりたいのは補助灯のLED化みたいです。補助等の使用頻度が高くないのは片岡さん(昨年は2回)から聞いて分かっているのですけど、最近の雑誌やネットの画像を見るとLEDバーは主流ですね。HUMMERやJeepの良いところは汎用性が高いので、この手のパーツを変えると案外簡単に近代化できます。
彼の理想は、バータイプを幾つか並べたいみたいです。ただ、レイアウトは片岡さんの様に長い一体物を付けるか、福井さんみたいに、中程度を沢山並べるか悩んでいるみたいですが、アメリカで販売されているプロコンプとかプレデターは高くて手が出ません。そこで、何気なくネットで「LEDフォグランプ」をキーワドにして検索をかけたら、一番最初に出てきたHPに藤本さんのHUMMERが出ていました。ココにも、バータイプが売っています。その後、他のサイトも調べると、藤本さんのと同じものが色々な所で売られていますけど、値段が全然違います。ドラゴンは、誰にでも売るお国柄なので、沢山の日本人のバイヤーが仕入れたり、ドラゴン自身も国際配達を利用して直接ネット販売をしているので値段はマチマチですね。それに、同じ物だと思ってよく見ると実は細部が異なってて模造品だったりします。
この販売状態を見ると、HIDが出始めた頃に良く似ています。当初、日本製の物しかなくて、価格は15万円程度の高級品でした。それが年々10万、7万円と値段が下がってきました。これも今では誰でもやってる『ヤフオク』のお陰だったと思います。暫く国産品が高価格アフターマーッケットパーツとして君臨していました。やがて3万円代のドラゴン製HIDが市場に出てきましたが、出てきた頃は安かろう悪かろうので不点灯、チラツキ、玉切れ、バラスト故障と山盛りだったので話にならず使えないなと思っていましたが、15000円程度に価格を下げて、初期不良はモチロン1年保証も付けて販売するようになり、当方も保証が付くなら良いかと思いekワゴンに取り付けました。保証が付いているから品質が高いというのは嘘で、国産と比べると明らかにバルブが短命。切れたのが一年以内だったので、交換してもらいましたが、その交換されたバルブはバージョンアップされて品質が上がり、2年以上玉切れはなく価格を考えれば十分実用に耐えます。
低価格で使える物であれば購入する人も増えてマーケットがドンドン膨らむと同時に、沢山の業者が鵜の目鷹の目で出てきます。そうなると悪い物はドンドン淘汰されて、評判の良いものが残るのが市場原理です。ドラゴンの凄い所は自分の駄目商品にはサッサと見切りを付けて、評判の良いものを模倣して、さらに価格を下げてマーケットに帰って来る事です。その結果、HIDは数千円にまで価格を下げ、今ではハイワッテージのハロゲンランプよりも、HIDキットの方が安くなってしまいました。マーケットが大きくなると、パーツもネットで簡単に購入できます。また、初期に色々あった取り付けブラケットやコネクターが何時の間にか共通になって、壊れた部分を何処で買ってもコンパチで使えるので便利です。模造文化が作った規格が当たり前になるなんて、模造文化も悪い事ばかりじゃないです。
こんな事を考えながらLEDの補助等を見ると、HIDの時よりも、模倣化が進んでて一体どれが本物か解らない所まで来ています。そもそもアメリカ以外ではノーブランド品ばかりなので、ココまで来ると先ほど書いたように『どうせ点灯させるのは年に数回』ですから、何を買っても同じで悩むのが馬鹿らしくなってきます。見た目が同じ物が想定していた1/4で購入できるとなると鈴木さんも現実的になったようで、色々真剣に考えていました。
そういえば、当方のLEDヘッドライトは、とても明るくお気に入りです。広がりとかカットラインとか考えると、上下分離式は間違いない構造だと思います。最近色々調べるとGEとPhillipsからTruck-liteのOEMが販売されています。どちらも大きな会社ですから、OEMにいたってはかなり厳しく選定しているはずなので、当方のLEDヘッドライトは「間違いない!」と証明された気がしてニンマリしてます。
この他に、大昔からアメリカの補助灯のブランドとして有名なKCライトからもTruck-liteと同じ2分割の物が出ていますが、OEMじゃない別物です。ただ、後発だけあって、ライトの中にKCライトの黄色いマークがを入れたりして洒落ています。KCライトは昔から購入者の気持ちを掴んでいます。丸型のヘッドライトLEDは今では新車に使っているのはJeep位ですから補修交換用マーケットも小さくて商売にならないので、模倣品は出ないと思っています。どなたかKCライト購入したら見せて下さいね!
その代わり、バルブ交換式のLEDはチョイスの一つになりそうです。昨年LEDバルブを購入しましたが、ハイビームが使えないのと、短命でした。LEDのメリットは光の波長が太陽光に近くUVが出ないので、ライトレンズの劣化を抑えて、雨の日の視認性はHIDを凌ぎます。ただ、価格もシステムも熟成されたHIDと比べると価格的には高価ですし、耐久性も高輝度にするため、熱の問題があるので、今市販されている物は不安です。
所が、スカイオートが最近販売しているLEDバルブは少々お高いのですけど、先ず従業員が使ってて諸問題が発生しないか十分テストしていました。LEDの場合は熱問題は初期に出なければ、キチンと放熱されているので数ヶ月使って大丈夫ならOKでしょう。光軸の問題も、LEDの発光面が当方の購入した物と違ってて、HUMMERに取り付けたのを見ましたけど、ちゃんとハイビームの光量が取れていました。このようにドンドン色々なものが進化しています。時代に取り残されないようにするには気が抜けないです。

2014.5.23.    石飛 毅氏

久々に、内外の価格差を身に染みました。
昨年キャンピングトレーラーを引くために車検証の記載変更をしてもらうため、陸運局に出向いた際、ヘッドライトの位置と排気方向の不具合を指摘されて、応急的に排気管をカットして向きを変えて再度陸運局に出向いて確認をしてもらい、晴れて合法的にキャンピングカーを引く事が出来るようになりました。
ライトの方はボルトオンですから、簡単に脱着出来ますが、排気管の方はそのまま放置してます。回りからも喧嘩に負けた犬みたいに垂れ下がっているのがかっこ悪いと言われてて、スカイオートにはどうにかしないと駄目でしょ?と言われ続けています。その内やろうと思っていましたけど、重整備を優先してて同時に同じ事を考えていると散漫になるし、それよりも排気管の取り付けに無理があり、フレーム内でのレイアウトの方が気になっていましたので、先週は取り合えずレイアウトの変更と固定方法の確立を行い、納得の行く状態になりました。そうなると残りはテールパイプです。
色々考えた結果、元に戻すのがベストだと思いましたが、ご存知のように溶接は下手糞なので、差込式の曲管を国内で探したところ大型トラック用の補修部品がありましたが、しかし価格を見てビックリ。直径101.6mmで90°曲がっただけの物が20000円もします。材質は鉄で長さはトータルでも1mしかありません。ステンレスだと50000円。そして納期は5日と書いてあります。とても、そんな大金を払うのは馬鹿らしいので断念。そこで、何時ものようにSummitで調べると想定内の価格でした。更に曲げR寸法や枝管の長さも色々選べる程豊富な種類。そして、即日発送!アメリカからですから、明日到着という訳には行きませんが、国内では受注生産なので5日掛かりますから、明日来ないなら気になりません。
結局、曲げRの異なる2本を買って送料込みの価格は110ドル。明日円安になって1ドルが200円になっても、国内より安く買えます。因みに国内で直径101.6mmで厚さ1.6mmのストレートパイプ1mを購入すると1万円もしてしまいます。なんでこんなに価格差があるのかは解りませんけど、当方の薄い頭で考えられるのは、国産の車は丈夫だし、排気管の補修需要なんてトラック以外殆どないから生産量が少ないので高いという経済論理なんでしょうね。
パイプが入荷するまでも、下がったシッポみたいなのは嫌なので、カットしました。理想の位置はもう少しボディに近づけて一体感を持たせたいと思っています。一番の理想はバンパーに付いているナンバープレートを移動して、バンパーに穴を開けて後方排気にするのが最終形かなと思っています。

2014.5.22.    石飛 毅氏

エアコンの季節になりました。
当方のHUMMERはバキュームダクト式のエアコンなので、整備性はいいのですけど、欠陥が一個だけあります。問題なのはブロアモーターの向きです。従来のタイプは室内機の上のほうにモーターの頭(ファンが付いている方)が水平に近いのですけど、バキューム式は室内機の下のほうに頭を上にして取り付いています。室内機の上のほうに付いている旧型はブロアモーターの交換は非常に面倒なのですけど、モーターの事を考えるとスラスト方向に力が掛からないので寿命は長くなります。更に、ドレン溜りからも距離があるので、湿気の影響も殆どありません。
バキューム式の場合は、室内機の一番下に付いていて、尚且つモーターの冷却ブーツはドレンが溜まりやすい底から引いているので、湿気の多い日本で使うとモーターのお尻に湿気をドンドン送ってしまいます。当方はこれを避けるために冷却ブーツの接続口を少し底から上げていますが、ブロアモーターは湿気で痛んでしまいます。痛いんで来るとブロアーから段々異音がし始めて、その内耐えられない音が出てきます。そんなときはお尻のソリッドベアリングに潤滑剤を塗布していますが、大体半年に一回ぐらい塗布しています。
その頻度が増えてきたので、今回スカイオートでブロアーを交換しました。この異音はスカイオートでも頻繁にあるらしく、お尻のベアリング以外には全く問題がないので、ソリッドじゃなくてボールベアリングにしたいですねと話していました。そこで、ブロアーを分解してベアリングを入れる方法を検討しました。当方のブロアーモーターもブラシやローターには全く問題なく駄目なのはソリッドベアリングの磨耗だけでした。モーターの頭にもベアリングがあるのですけど、磨耗量は少ないので取り合えずお尻だけ交換して済ませることにしました。部品はとてもシンプルで交換も出来るだけ簡単にしてみましたので、出来上がりを楽しみにしてください。

2014.5.18.    石飛 毅氏

是枝さんが、先週からスターターの調子が悪くてガレージに来ました。
当方の修理中は全く手伝いもしないのに、自分のHUMMERが調子が悪いと万難を排してでも来るのは、流石です。と、毒付いても長い付き合いですから仕方がないです。今回の症状は、時々スターターが回らなくなるという症状で、ソレノイドの音もしないそうです。特にエンジンが暖まっているときにこの症状が出るそうです。年式的にOHが必要と伝えましたが、加藤電機のステッカーが貼ってあると言うので、既にOHをやっているみたいです。加藤電機はかなりの数をOHしていますので、他の原因も考えられるのですが、本人はオロオロしてて自宅で下すと言い出しましたが、スターターを一人でそれも初めて外すのはそう簡単な事ではないので、多分SOSが来ると余計面倒だし、最悪の場合はガレージはスターターの在庫があるので、やるならガレージでやってくれと頼みました。そーしたら直ぐ来ました。当方のHUMMERの大変な時に手を借りようと連絡したら、サイクリングに行ってたのに。。。
スターターを外す手順は、先ず一番最初にやることはバッテリーの端子外しです。何も改造していないのであれば後ろ側のWになっているマイナス端子を外すだけでOKです。次に太いナットで止まっている2本の配線を外します。これはバッテリーから直接来ている配線です。一度も外した事のない場合は大量のシリコンが塗ってありますので、これを剥がすとナットが出てきます。次にソレノイド用の細い線を外します。次に配線を止めているブラケットをゴッソリ外します。これはオイルパンと対辺10mmのボルトで共締めになっています。次にスターターの先端を覆っているカバーを外します。これは、ゴムのパッキンが固着しているのでボルトを2本外しても外れない時はレバーでコジって外します。次にスターターの後方?にあるナットを外します。これはブラケットにスタッドが掛かっています。
スターターを積極的に固定しているのはピニオンギヤ側を下から止めているボルト2本です。このボルトを外すとスターターが落ちてくる可能性がありますので、スターターに支えを付けておくと宜しいかと思います。スターターはそのまま落ちずにソレノイドが引っかかる場合がありますので、ボルトを緩めたら少し回転しながら下すとスムーズです。
HUMMERのスターターは、直動でモーター軸が直接ピニオンギアに繋がっているので、モーター自体は5馬力程ありますので、大きく重いです。従って最近の車の様に甲高い音ではなく低音でモソモソとユックリ回ります。因みにGASとDURAMAXのスターターはリダクションタイプなので軽量で高回転で回ります。重量的には計った事はありませんけど20kg位はあると思います。スターターの構想は簡単で、大きく分けてモーター、ソレノイド、クラッチ、ピニオン部です。今回は電気的な問題なので、温度が上がると不動になるというのでソレノイドを加熱してみましたけど、特に症状は出ません。そこで分解して見ると怪しいところがあったので「お祓い」と「おまじない」をして完了。取り敢えずこのまま暫く様子を見て貰う事にしました。
これ以外に、エアコンのガスがスローリークしているので前回蛍光剤を入れて置きましたので、UVライトを使って見ましたけど、程度が分からないので、取り敢えず光っている部分を清掃して、ガスを入れましたので、次回もう一度点検することにしました。
当方のHUMMERをガレージに入れて、再度点検。取り敢えず先週漏れていた燃料が多少残っていましたが、それ以外のお漏らしは一切なし!新車の時から多少のお漏らしがありましたので、こんなの初めてかもしれません。メカ的には問題がない事が分かったので、排気管のレイアウトに不満があったので、これの修正を行いました。不満なポイントはトランスファーとのクリアランスが少ない事と、リアタイヤハウスに鎮座しているマグナフローが地面と平行でない事です。
排気管が一体の時はこの辺りは問題がなかったのですけど、分割にしてダウンチューブをちゃんと接続したため、排気管の角度と長さが変わったので、無理やり設置していたので、もう一度排気管を緩めて、ブラケットを作り直してレイアウトの補正をしました。トランスファーとのクリアランスは、ブラケットの寸法が短くて2-3mmしかありませんでした。そこで、延長したブラケットを作成しました。一体型の時は無理でしたが、分割しているクランプを緩めて排気管の後方だけ動かして延長したブラケットを装着して排気管の位置を決めてクランプを締めると自分で都合の良い形に変形してくれます。
タイヤハウス内に引き込む部分も今まではゴムで吊っていましたが、マグナフローがガタガタするので、リジットにしました。そのかわり排気口は、ゴムを挟み込んで、遊びを持たせています。因みにトランスファーの部分もゴムで吊って遊びを持たせて置きました。

2014.5.14.    石飛 毅氏

パソコンとは切っても切れない程私生活に馴染んでいます。
しかし、それ程ヘビーな事をしている訳ではありませんので、一台を除いては全てWindows XPです。今までウイルスに感染したり大きな問題はなかったので必要充分なのすが、この度、XPのサポートが終わると聞いたら少し不安になり、少なくとも一台位は新しいOSのパソコンがあってもおかしくないと思いだしました。
当方は、現在、ガレージに2台、持ち歩き用に1台、自宅に1台のパソコンを使っていますが、ガレージの1台はマウスパソコンのノートでOSが一応Vistaなんですけど耐久性に問題があってノート開閉による断線で液晶が真っ暗になってしまいました。サポート期間が切れたばっかりだったので、有償修理になる上、修理代を聞いたらオイオイという値段だったので自前で修理しました。また突然壊れても困るのでマウスパソコンは諦めて、小泉さんから頂いたDELLのノートをメインで使っていました。このパソコンは毎週末過酷に使っていましたけど、絶好調!なにも心配しないでも使えてます。所が最近になってHDが一杯になってしまい、外付けのHDで対応していましたが、使いすぎて遂に電源ケーブルがスリ切れてしまいました。キーボードも減ってきて一部接触も悪くなって来ていますので、ソロソロ酷使から解放してあげても良いかも?と言う状態です。こんな状態だと今までなら直ぐに交換していましたけど、使い続けていたのは最近は、スマホとタブレットのお蔭でPCの負荷が減り、使用頻度も下がって来たためです。自宅のPCは酷いもので、もう年に2-3回しか使わないという哀れなパソコンになってしまっています。。多分、自宅にはもうPCは置かないと思います。
そこで、DELLに代わるPCを買う事にしましたが、DELLもまだ現役で使えるので、これにはサービスマニュアルや各種取扱説明書をインストールして作業場に置いて使おうと思っています。まず一番大きな問題ですが、OSを何にするかです。使い方に趣味性は低いのでMACは最初から除外。となると、悪評高きWindows8かWindows7の二択です。どちらにするか悩みましたが、それは一応悩んだ振りで、新しいものが好きな当方ですから時代の流れの先頭に行きたいので迷わずWindows8にしました。カーナビやタブレットでタッチするのに慣れてて、タッチパネルではないものにもタッチしてしまうことが多く、多分、当方とタッチパネルの相性は良いみたいです。でも、本当は一番の決め手になったのはSurfaceを使いこなしている後輩の助言と説明を聞いたからなんです。後輩の様子を見ているとSurfaceはとても使いやすそうだったので、最初はSurfaceでも良いかと思いましたけど、USBポートの数やHDの容量を考えると、今のPCもHDの容量が一杯になってしまう当方の使い方だとメインPCにするには役不足です。
そこで、この後輩の指導の下、FUJITSUのノートパソコンにしました。CPUはIntel Core i7-4702HQ 、メモリーは16G、HDDは1Tハイブリットにしました。HDDをSSDとのハイブリットにしたのは立ち上がりの時間が早いらしいので、気が短い当方には喜ばしいアイテムです。デスプレイは15.6型ワイドなので幅が広くなってフルキーボードになったお蔭で、手の大きな当方には大きさがピッタリです。

2014.5.11.    石飛 毅氏

HUMMERが社会復帰して、少し余裕が出てきました。
そこで、一年ほど前から通勤で使っているekワゴンのオーディオが不調になってて、そのまま放置していましたが交換しました。不調なのはフルドットの表示部分が少しずつドットが抜けてきて半年ほど前から電源を入れても表示は真っ黒。音は出るのですけど、ソース選択も適当に押しながら探す状態。ラジオも暫く聞いていないと何処の放送局か解りません。当方の使い方は地デジの映像はポータブルナビに繋ぎ、音楽はCDとMDでしたが、チェンジャーがないので同じ物を入れっぱなしです。
HUMMERの修理に集中している最中に、是枝さんがスピーカーの一つから音が出ないのでBOSEのスピーカーにしたいとかSWを付けたいとか言うのですけど、そんなの構ってられない状態だったのですけど、4DrHTだと大きなスピーカーを付けると使い勝手が悪いし、SWはガレージにケーブルがない奴が転がっているから、それにしてお金を掛けるなと進言しました。一応言う事は聞いてBOSEは諦めたのですけど、iPhoneを繋げたいからヘッドセットも交換すると贅沢を言い出したので、『使えるなら、そん物にお金を掛けるな』と言った所『数千円でチャンとしたのが買えるんですよ』と思いもしない事を言うので、当方の認識している物はネットで販売されてる何でも繋がると書いてあるけど、実際買うと取説がペラペラの紙一枚で使い方が良く解らず、音が悪いし動作が不安定な詐欺ドラゴン製のオーディオを買うのかと思い『そんなの壊れるし音も悪いから辞めろ』と言いました。しかし返って来た答えは『パイオニアです』との思いがけない返事だったので、そうなると話は違うなと思い、色々聞いて価格ドットコムで調べるとCDもMDも内部メモリーもないモデルが存在してて、パイオニアの3シリーズは確かに数千円で売っていました。
この値段ならekワゴンに使っても良いなと思い、さらに調べると、この音源なしモデルは3種類あって、一番高い7シリーズでも11300円。スペック表を見ると、表示も大きく、AUXもBluetoothも付いています。マイクも延長USBケーブル、AUXケーブルも付属されているので他のモデルとの価格差は十分埋めれます。7シリーズの良い所はUSB端子とAUX端子が後ろ面で奥行きが普通のステレオの2/3位しかないので取り付けがとて楽です。このモデルだけUSB、AUX端子が後ろ面に配置されています。コレなら良いだろうと是枝さんには購入許可を出し、ekワゴンにもコレが良いと思い買いたかったのですけど、HUMMERの修理が終るまでは余計な事をしたくないので、その時は購入はしませんでした。
HUMMERが社会復帰しましたので、早速購入しました。当方は地デジチューナーを使ってて、映像はポータブルナビに繋いでいます。音声信号は3.5mmのピンジャックとRCAの変換ケーブルを別途で購入して接続しました。USBは多分iPhoneしか使わないのでライトニングケーブルを直に接続しました。配線を繋いだ時点で、早速使ってみると、当方がやりたいことは大抵出来ます。iPhoneの接続方法はBluetoothとライトニングケーブルのどちらでも接続できます。ライトニングケーブルを使う場合は1Aで充電が出来ます。選曲等はステレオでも出来ますし、音楽を聞いている間に電話が掛かってくると、音楽がフェードアウトしてそのままハンズフリーで電話が出来ます。試しにLINEの無料通話も試しましたが、これもハンズフリーでちゃんと使えました。スピーカーの接続も内部アンプを使うダイレクト接続も、外部アンプを使うRCA端子もありますので、ソコソコの拡張性もあります。当方は付けませんでしたが、SWも接続できます。
今までのシステムだと不安定なFMトランスミッター、Bluetoothハンズフリーを社外品で購入して使うと操作に一体感がなく、更にそれらをステレオ以外に購入する事を考えると、一体システムで操作できるし、購入価格をトータルすると11300円は中々のお値打ち価格です。ナビはスマホやポーターブルで充分と考えてるHUMMERオーナーならば、奥行き寸法が短いので取り付けは楽チンなので、コレはお薦めです。
今から40年前車に乗り始めてから、ステレオに一体どれだけお金を掛けたでしょう?最初の車は『8トラック』。自分で録音出来ませんから殆ど使わず、その頃流行りだしたカーコンポを指を咥えて見ていました。当時は、デッキ、チューナー、イコライザー、アンプが全て1DIN別体でダッシュボード一杯に並べているのがステータスでした。スピーカーもリアのトレーにブランド名が大きく書かれて、ブレーキを踏むと色が変わったりと凄い時代でした。音源も8トラ、カセット、CD、DAT、MD、メモリー、と進化して、その時代に合わせて大枚を払った方は星の数程いるんでしょうね。そして、それらはみんなゴミ!格安ステレオを付けながら時代の流れを感じました。

関西ミーティングの参加申し込みは終りましたか?当方はもう完了しています。
近所をウロウロするHUMMERの試運転を繰り返して、市街地走行には特に問題がなかったので、今日は高速を使ってスカイオートまで行ってきました。スカイオートには今回の作業で使ったSSTの返却と、スカイオートには強力なUVライトがあるらしいので、エアコンガスの漏れを点検しに行く序にテストドライブしました。結果を先に言うと、トラブルは一箇所発生しました。燃料の配管は、コンバージョンの時にノーマルをそのまま使ってて、今回はサイズアップしました。ノーマルのエンジンは供給側はリフトポンプの後に、戻り側は燃料タンクのそばにあります。今回、燃料配管を太くした時に、逆支弁も夫々サイズアップしました。この交換した戻り側の逆支弁が閉塞してしまい、エンジンから出ている戻り側の圧力が上がって、一番弱い部分が外れて燃料漏れを起してしまいました。途中で軽油の匂いが充満してきて、気が付いたのですが、もうチョッと気が付くのが遅かったら随分無駄をしてしまう所でした。
スカイオートに行く事をテスト走行に選んだのは、問題があったらスカイオートで治せるからで、今回も逆支弁の撤去をやってもらいました。エアコンの漏れの方は、蛍光剤の量が少なくてハッキリしなかったので、蛍光剤を追加してもらい様子を見ることにしました。なお、色々修理しながら使っていたファンモーターも注油してから再トラブルまでの時間が短くなって来たので、在庫があると言うので交換しました。琵琶湖の前にもう一度位スカイオートまでのテストドライブをしようかと思います。

2014.5.8.    石飛 毅氏

開催日 2014年7月19日(土)9時〜20日14時(日)
場所 宝船ファミリーキャンプ場(琵琶湖)
http://orange.zero.jp/zas78702.bird/takaracamp/index.html
〒520-1223 志賀県高島市安曇川町下小川2248-2
☎0740-32-1293

【大阪・京都方面から】湖西道路、志賀ICを降り国道161号線、県道304号線で琵琶湖湖畔へ
【東京・名古屋方面から】北陸自動車道、木之本ICを降り、国道8号線、国道303号線、国道161号線、県道304号線で琵琶湖湖畔へ

今回はオートキャンプメインですのでホテル、旅館等をご利用の方は各自でお早目にご予約お願いします。(テント泊の方もお風呂は有料でご利用いただけます)
なお、福井さんが限定7名様まで宿泊可能なトレーラーハウスを1台仮確保してくれていますので、宿泊希望の方は5月10日までにご連絡よろしくお願いします。
トレーラーハウス利用料は 30000円÷宿泊人数+寝具代1500円です。
食事はご自身で用意できない方は下記の食事を幹事が用意致しますので、参加申し込みに予約願います。
19日夕食 20日朝 20日朝食 20日昼食

開催場所の宝船温泉オートキャンプ場さんのご好意で施設の一部を貸切利用させていただきます。マナーを守ってください。
※ 当日、雨が予想される場合、タープ等をお持ちの方は持参していただけると幸いです。

※ 夏休み初日で渋滞が予想されます。出発はお早めに。

参加申し込み要領

下記項目を、藤本まで連絡ください。

daishin69@yahoo.co.jp

1お名前
2人数
3車種
4住所
5携帯電話番号
5食事
19日(土)夕食 (タコ焼き、その他思案中) 要・不要
20日(日)朝食 (焼肉メインのBBQ) 要・不要
20日(日)昼食 (パン ヌードル) 要・不要
6キャンピングトレーラー 宿泊希望 有・無

※キャンピングトレーラー宿泊ご希望の方は5月10日までに、申し込み下さい。その他の方は5月末までにご連絡いただくと都合がいいです。
19日夜には、恒例の景品持ち寄りのビンゴを行いますので、参加の方はどんなもの(法規制品、動物は除く)でも結構ですから、お持ちください。

2014.5.6.    石飛 毅氏

2月の12日から始まったHUMMERの修理が、先程終了しました。
3ヶ月弱の期間バラバラの状態で折り返し地点まで行きましたけど、何度か失敗もあって、全ての部品が揃った実質的な折り返し地点は4月の29日でした。
改めて事の発端から改めで話をしますと、昨年の年末にクーラントがエンジンとミッションの間から漏れているのを発見。今までもサージタンクの容量が少ないので、サージタンクから出ているブリードホースの先にキャッチタンクを付けていましたが、ラジエーターキャップの性能が悪くて時々クーラントが漏っていましたが、漏れている量がそれまで寄りも多く、コレは何時もとは違うなと思い、エンジンルーム内を覗き込みましたが判明せず、室内にあるドックハウスのフタを開けて、徹底的に監視したところ、エンジンとミッションの間にあるアダプターとエンジンの間から、クーラントがドバドバ出ていました。このアダプターの名前はフライホィールカバーと言って厚さは5cm程で、アクセスカバーがあったので開けてみたら、ココはクーラントの水路でした。
V型のエンジンは左右のバンクの温度を均一にするためにインテークマニホールドが水路になっていたりします。熱的に有利なDIESELエンジンはこの冷却水の流路に関しては疎かですが、DURAMAXはこのフライホィールカバーがバイパス流路になっててエンジン後方で左右のバンクを積極的に繋げていました。HUMMERのDIESELエンジンはコレが原因で8番や7番のシリンダーにクラックが入りますので、流石、DURAMAXと思いましたが、サービスマニュアルをスカイオートに置いてあったので、この部分の構造はその時点では解りませんでした。恐らくエンジンとフライホィールカバーの間にあるガスケットが駄目なんだろうと思いますが、このガスケットの正体は液体ガスケットなのか、専用のガスケットなのか、そこが一番の問題でした。
その後、スカイオートと桧谷サンがガレージに来てネットサーフィンしていると、この部分はOリングである事が判明しました。ただ、英文のウェブサイトを見ていると、このクーラント漏れは多いらしく、新しいガスケットになっていると書いてあったので、我々はコレに変えればいいと言う事になり、丁度、スカイオートがアメリカ出張に行くので部品を持ち帰ってくれるという事になり、多分、部品がくれば直に終ると思っていました。
部品交換するにはエンジンから後ろを全て下ろさないと、交換が出来ませんので、当方は部品が来るまでこの作業を開始しました。色々下ろす序に燃料タンクの漏れもあったし、燃料配管が細かったのでこれも交換したいし、マフラーも一体物なのでコレも分割式にしたいと、ドンドン欲がでてきて、ミッション、トランスファー以外にも外しました。最近はモッパラ一人で作業をする事が多いので、トランスファーは形が歪なためミッションジャッキに専用のアダプターを作ったり、ミッションも一人で作業できるように色々工夫した結果、取り外しまでは結構短時間で完了できました。
所が、肝心のフライホィールカバーは中々外れませんでした。そこで、マニュアルを見ると、オイルシールの脱着にはSSTが必要な事が解り、フライホィールを固定しているボルトは塑性締めをするため、毎回新品と交換が必要な事が解りましたので、アメリカにいるスカイオートにお願いして手配しました。その間、マフラー用の部品の作製、燃料タンクのノズルの作成を行い、部品の到着を待っていましたが、中々到着しませんのでSSTが到着したのは3月の下旬でした。
部品も揃って、フライホィールを外そうと思ったら物凄いトルクで締まっててガレージにあるインパクトでは歯が立ちません。そこで、エアホースの太い奴を手配し、バックラッシュが多いのトーションバー効果でボルトにインパクトが伝わらないので、ソケットも一体型の物を手配しました。エアホースの太さを変えたのは正解だったらしく、どうにかフライホィールを止めている8本のボルトを緩める事が出来ました。フライホィールを外してSSTで簡単にオイルシールも抜けて、この時は外す事しか考えておらず、締める事は考えていなかったので、『やったぜ!』と言う感じでした。しかし、この後、一番の悲劇が発生。
フライホィールカバーが外れない。見えているボルトは全て外しているのに、外れない、、、、多分、3-4時間は粘ったと思いますが、全く外れません。何度もマニュアルを見ましたが、他には何もないはずなのに外れない、、、そうこうしている内にパキン!と良い音がしたと思ったら、フライホィールカバーにクラック。。。取りあえず、外せる物は全て外してどうにかフライホィールカバーを外しましたが、クラックはどうにもなりません。ネットで価格を見ると500ドル。多分、直には来ないでしょう。そこで、溶接名人である勤務先の元先輩が経営している会社に持ち込んで相談すると、『見た目を気にしないと言う事であれば』と引き受けてくれました。アルミダイキャストは色々な混ぜ物が入っているので、溶接は難しいのですが、どうにか機械的な強度を保つまでに修復して頂けました。http://www.industria.co.jp/company.html
ココまで来たらもう折り返し地点です。後は組み付けなんですけど、何しろミーティングもありますし、次女家族が初孫を連れてドイツから来ていますし、定期健診があったりで時間が取れず、中々作業をする事が出来ませんでした。今回漏れたのは2つあるOリングの内、助手席側のOリングでした。ネットではこの漏れた方はOリングから緑色の成型されたゴムのリングになる模様ですが、反対側は同じOリングを使うことになっていました。ただ、この時、対策品といわれている成型品は厚みがあってその割には腰がなくて、本当にこれで大丈夫?と思いつつも交換してフライホィールカバーを取り付けました。フライホィールカバーはエンジンオイルのシールもしていますので、この部分はGM(AC delco)のエンジンシーラントを使いました。このシーラントはチョッと高いのですけど、物凄く性能が良くてスカイオートではオイルパンのシールで実績があります。
所が、このシーラントコーキング剤のガンで押し出して使うのですけど、滅茶苦茶硬くて出すのに両手で握らないと出てきません。その内、ガンが曲るほどの力で押し出して、フライホィール、アッパーオイルパン、ロアーオイルパンのシールに使う予定でしたが、まだ押し込み代があるのに最後のロアオイルパンに出す時はもう全く動かなくなってしまいました。悔しいからケースをカットしてみたら、半分以上が中で固まっていました。
どうも、あの成型品のゴムリングが信じられなかったので、この時点でクーラントを入れてテストしてみる事にしました。エンジンの中にもクーラントが入っているし全部抜ききるのは難しいので、チャンとスーパークラーントを入れましたけど、貧乏性なので半分ほど入れてから、キャップテスターで圧力を掛けると、、、、ダダ漏れ、、、ヤッパリあのリングは『違う!』奴でした。。。。。そこで、機械設計者としてのモードに切り替えて、再度検討をしました。どう考えても、この溝の形状では中から押さないと綺麗にシールできる筈がないけど、その押す構造ではない。恐らくこの部品を使うには、手元にあるフライホィールカバーでは無理。このフライホィールカバーの形状ではOリングしか使えないとの結論を出して、再度溝の寸法と反対側のOリングを採寸した所、コレはJISの推奨Oリング溝寸法で、使っているOリングはJISの規格品で材質は赤シリコンである事が判明。
そこで、モノタローで探すと即日発送と出ていたので、速攻手配価格は90円!部品代が90円なのに送料が500円掛かるのが悔しくて8個発注、所が、色々判明して『オレって凄い!なんて』調子に乗りすぎて、この後も失敗してしまいました。モノタローから部品が届いて充ててみると、チョッと小さい、、、サイズを間違えてしまった模様。コレが判明したのは4月の27日。早速モノタローで検索すると、当方の欲しいサイズは納期5日。。。取りあえず、28日に是枝君とか、会社の購買の奴に探してもらいましたけど中々なくて、折角、作業時間を確保したのにGWが無駄になってしまいます。アタフタしてたら、同僚が『モノタローのNOKの奴なら、即日発送ですよ』と教えてくれたので、速攻発注。29日に到着しました。
この時点で、やっと折り返し地点です。先ずは、スカイオートが持ってきてくれたエンジンシーラントを試しに出して見たら、軽く出てきましたので一安心。これで、全部に塗れる。各部品は締め付けトルクが決まっているのと、締め込みの順番が決まっているので、部品に直接トルク値と順番をマジックで記入。最初にフライホィールカバーを装着。これは締め込み順番がありませんが、一応、均等になる位置で締めこみました。この時点で水漏れテストが出きるのでクーラントを充填。先ず、10psiで放置したところ問題ないので、15psiで1時間ほど放置。これで、本来の目的であるクーラント漏れは完治しました。次にオイルパンを取り付け、オイルシールを入れてフライホィールの固定です。リングギヤにしてはメチャクチャ重いフライホィールはM14の細目のキャップスクリューを70n-mでプレタイトしてから60度の角度締めを2ラウンドする事になっています。この角度締めが問題で1/2のフレーカーバーだとしなってしまい、チャンと締めこめません。そこで、3/4角のブレーカーバーを使いたいのですけど、ソケットが1/2なので、ダウンアダプターが必要ですが手持ちがありません。
GWなので、通販も宛てにならないので、アストロプロダクツ所沢店に電話すると『在庫あります』と力強い返事が帰ってきたので、閉店間際だったので大急ぎで買いに行きました。ついでに、当方の3/4のブレーカーバーはとても長いのでHUMMERの下では振れないので、短めのブレーカーバーも購入しました。
翌日、このボルトを締めるために分度器を当てて、最初の60度は一人で出来ましたが、2ランド目の60度は室内から長いブレーカーバーを使って締め込むので、一人では無理です。そこで、ステレを付けに来た是枝さんと、この日から任命した給食当番がいたので、動員。是枝さんには下でソケットの差込をしてもらい、給食当番には角度を記録してもらい締めこんだ角度を割り出してもらいました。当然、一番重労働はボルトを締めこむ当方ですが、コレは本当にキツイ作業で血管が弱かったり高血圧の人は無理です。当然、当方はトイレに行ってから作業しました。
オイルパンの取り付けを行ってから、難作業のミッションの締結です。コレは何時も本当に嫌な作業です。最初はミッションを合わせてからコンバーターとフライホィールを固定しようと思いましたが、エンジンのクランクシャフトとコンバーターはインローなのでミッションケースの芯出しとコンバーターの芯出しを同時に行うのは無理なので、先ずコンバーターの固定をしながらミッションの位置と高さを調整しながら、ユックリと時間を掛けて行い、トルクコンバーターがフライホィールに押し込んだ後にミッションのお尻に蹴りを一発入れて無事搭載完了しました。この後、トランスファーを載せてから、一体物の排気管を思い切ってカットしました。実は今まで、タービンのダウンパイプはチャンと入っていませんでした。コレは一体物だったので仕方がなく涙を呑んで、少し斜めのままでいました。そこで今回はダウンパイプとその他、場合によってはもう一箇所カットして排気管が他の物と干渉しないようにする計画で、中継ぎパイプを作って貰いました。製作は懇意にしている協力会社さんに実費で作って貰いましたが、勤務先の精度なので本当に綺麗なパイプを板から巻いてもらいました。http://www.saitama-sma.gr.jp/usr_MembDetail.asp?Indst=101&CUST_CD=00000000&AMD_CD=010実はコレもそそっかしい事を一回やってしまいました。DURAMAXの排気管はズーット4インチだと思っていたのですけど、フレームの中は3.5インチだったのです。その思い込みから、一度4インチ用の中継ぎパイプを作ってしまいました。兎に角今回は思い込みが多すぎて再手配がこんなに時間が掛かってしまった要因でした。
分割した排気管のお陰で、排気管のレイアウトはベストになりました。それでもエンジンとミッションの繋ぎ目辺りは、燃料、ATクーラー、ブレーキ、CTISの配管やミッションのワイヤーハーネスとか盛りだくさんなので、排気管の近くは片岡さんに調達してもらった断熱材を巻きました。直接触れる事はないのですけど、熱の影響は出ますからこれで安心です。燃料タンクは新しいセンダーにして、配管も断面積を今までの1.5倍以上にしました。戻り配管は従来の供給側にして、供給側を新たにアールズのホースを使って配管しました。燃料タンクの取り合いプレートは、ネジサイズを大きくしただけで大きな改造も不要で、当方としては中々良い作戦だったと自画自賛している改造方法です。
燃料タンクはボディリフトで給油口の位置が合わず無理していたので、これもスチールからステンレスに交換したラジエーターロアパイプが丁度良かったので切り貼りして中パイプを作って純正の燃料ホースを2個使って、無理のないレイアウトにしました。序に給油口のボルトもデカイ方が無骨に見えてカッコイイのでサイズアップしました。
燃料タンクは、コンバージョンした直後、プロペラシャフトに干渉したり、今回外す時にリアスタビのブラケットに干渉して少し可哀想だったので、今回は燃料タンクブラケットも改造して、固定方法も変更しました。燃料配管も戻りと供給の両方にチェックベンを入れましたがDURAMAXの場合は戻り側には不要ですね。
もう一個失敗がありました。それはスターターで、スターターのソレノイド端子が何故か、フラフラになってて気が付いたら端子ごと折れてしまいました。加藤電機に連絡したら、日立のスターターですが、国内ではソレノイドは部品で出ないのでソレノイド専門の業者に修理して貰うしかない。との回答でした。しかし、当方には時間がないのでスカイオートに聞いたら、スターターを在庫していました。それなら安心と思い、ソレノイドの抵抗を測定したら、1Ωだったので、電流は15A以上流れないし、そもそもスターターが動くのは短時間なので20A位流せる材料を使って自力で修理にチャレジ。何となく怖かったけどバッテリーに繋いだら、無事ソレノイドはカチカチ動いてくれて、熱も持ちませんでした。因みにDURAMAXのスターターはノーマルの1/3程度の重量なので片手で持てます。
厄介なのは、ミッションのリンケージです。これは、毎回頭を悩ませるのですが、適当にシフトレバーを動かしてもらって取り付けたら一発でピッタリでした。コレはラッキー以外の何物でもないので、早々に割りピンを入れました。プロペラシャフトを付けて、オイル、ATF、燃料を入れて準備万端。取りあえず、バッテリーも充電して燃料のエア抜きをして、スターターを回すと、呆気なく、先程まで動いてて再始動だったみたいにエンジンは掛かってしまいました。最初は掛からないだろうと思って動画も撮ったのですけど、普通に掛かってしまい少し拍子抜けしてしまいました。
ATFはスッカリ抜けているので、再度点検したらレベルゲージには一滴も付かないので補充。やはり合計で10Lは入る模様。トランスファーもポンプを回した後に補充。燃料は抜いた後、ガレージで熟成したのですが、DIESELですから、気にしないでそのまま入れました。燃料タンクのドレンを交換しているので、漏れが気になりましたが、チャンと役目を果たしていました。兎に角、不具合は不思議なぐらい全くありませんでした。こうなると早く乗りたいので、サッサと内装を組んでテストドライブしたくなります。
内装も実は問題があったのですけど、そのまま放置してありました。実はドックハウスにエンジンに付いているグローコントローラーが当っていたのです。そのため、ドックハウスはチャンと閉まってないため今までエンジンの音がダイレクトに室内に入り込んでいました。そこで、今回はコントローラーを改造して、ドックハウスに当らなくしたのと同時に、当って破れたインシュレーターも補修しました。
全てを組み込んで、良し!と思ったら、リアのスタビライザーを付けるのを忘れていましたので、コレを取り付けてイヨイヨ試乗に出かけました。最初は、お昼ごはんを兼ねて、カレー屋までテストドライブ途中で全開にしたら、破裂音!これはインタークーラーのホースバンドの外れ。このホースバンドは今回触っていないのにオカシイ。
カレー屋から帰ってきて、一通り油脂類及びお漏らしの点検。今まで、何がしかが垂れていましたけど、今回は全く問題なし。そこで、河原に行って元気な写真を撮影。河原でアクセルを全開にしたら、今までにない加速!ブースト計も飛び跳ねています。これは、燃料供給量が増えたお陰で、最高回転も最高ブースト圧も上がったからの様です。それで、今まで耐えていたインタークーラーの配管が外れたと推測出来ます。それと、ドックハウスがチャンと閉まったので、室内が更に静かになりました。
折り返し地点が29日で30日は出勤しましたので、組み上がりまで5.5日という短時間で終ったのは、先ず一歩もガレージから外に出ず食事は全て給食当番の配達、おやつは鈴木さんからの差し入れ。フロは水道シャワー!作業の時に散らかるんですけど、掃除も掃除当番が小まめに掃き掃除をしてくれました。この掃除当番は成長が著しく、当方が油脂類をこぼしたままにすると、サッとオガクズを蒔いて掃除出きるようにまでなりました。転がってる物を片してくれたり洗濯もしてくれて本当に助かったので、オーナーがプロレスマニアの『大阪屋』で長州カルビを奢ってあげました。

 2014年4月