2015年4月  HUMMER ESSAY 2015年5月      

2015.5.27.    石飛 毅氏

今週末は、金曜日からココの所、病み付きになっているHUMMER磨きの続きをしてます。
コストコで買った樹脂、ゴムの汚れ、艶出し活性剤がお気に入りで、今回はフェンダーの内側を丹念に磨きました。どうせ一回り走れば汚くなるのですけど、1度綺麗にないと気がすまないのでやっています。
出入りしている大工のダッジVANは、もう3年も前からローターが波を打ってて、異音も出ていましたので、ローターの交換をお勧めしていましたが、やっと部品を持って来ましたので、交換してあげました。チョッと前に、友人の実家を修理してくれたので、それのお礼作業です。ガレージに着いたときには、フロントのハブは発熱してて、とても触れるような状態ではありませんでした。このダッジは2WDなので、構造はとても簡単です。タイヤを外して、キャリパーを外し、スピンドルの割りピンを取ってナットを緩めればハブベアリング内臓のローターがゴッソリ外れます。HUMMERと違ってハブベアリングのケースが付いているので、とても重量があります。ローターにベアリングのアウターレースがはめ込んでありますので、新しいベアリングの中だけ使います。ベアリングはローラーテーパーベアリングでグリスは一切入っていません。そこで手のひらにグリスを乗せてグイグイグリスを押し込みます。この作業は頻度が高いのでプロの修理屋さんでは押し込む器具を使っていますけど、当方は10年に1度あるかどうかなので手作業です。
ローターにベアリングとオイルシールを打ち込んでスピンドルに差込んだ後、ワッシャー、ナットを入れローターを回転させて十分馴染ませた後、規定トルクでロックナットを締めこんで、少し戻した後にもう一度ローターを回して馴染ませて、規定トルクで締めこんで少し戻します。タイヤを支えているにしては締め込みが甘いのですけど、普通に走っているとタイヤは案外外れる側の荷重って少ないし、ベアリングの与圧を上げすぎると抵抗が大きくなり、磨耗と発熱でベアリングやグリスの劣化を早めます。案外、アッサリ終わったので、大工もビックリしつつ喜んでいました。
日曜日は、是枝さんが来ガレージ。天気予報は雨だったのですけど、とても良い天気だったので、継続しているHUMMERのリフレッシュ作業を再開しました。今回は先ず、錆びてはいないけど汚れがコーティングされた排気管のリペア。先ずは、3Mの錆び落としタワシで綺麗にした後、耐熱塗料で仕上げました。その後、くすんだリアバンパーをコンパウンドとバフでの磨きを行ってピカピカ。腐っているみたいな荷台のインナートリムは、艶出し剤をシューした後に鍋洗いブラシで擦り、布で拭き取るとほぼ新品のような状態に復活。今まで何度も洗剤を付けて洗いましたが、中々綺麗にならなかったので大満足。松原さんが仕上げた時の美しさを段々取り戻して来ています。

ガレージに時々昼ご飯を買ってきてくれるというか、洗車をしに来る給食当番が、ちょっとした交通事故に巻き込まれました。給食当番が右折しようと待っていたところ、対向車のバスが左折の状態で交差点に入ってきたので、そのまま右折しようとしたら、バスの左側をすり抜けて来た原付が右折させまいと直進を続けたので、給食当番は急ブレーキするまでも無く止まったら、その原付が転倒!その後、原付を起こして移動しようとしたら、アクセルを開けてしまったらしく軽くウイリーしながら道路脇の構造物に激突して再度転倒。。。。一応、給食当番は救護義務があるのでその場に止まって近づいたら、何か文句を言い出し、電話をし始めたので、テッキリ救急車か警察だと思ったら、自宅に電話してたそうです。取り合えず怪我をしているので、救急車と警察が来たのですけど、原付の運転手は救急車に乗って行ったので、給食当番はそのまま現場検証。
給食当番は、本当は子供ちゃんを塾にお迎えだったのですが、迎えに行く事が出来ず、現場に近い当方にお迎え依頼があり、この事故を知りました。子供ちゃんを、塾に迎えに行くと最近厄介な事が多いためか二人の先生が引き渡しに立会い、当方の事を確認して渡して下さいましたが、相手の過剰な確認も今の時代じゃ十分理解できるので、それなりに対応しました。
そのまま現場に連れて行きましたが、給食当番はやや警察にフテクサレ気味。まぁ確かに警察の扱いは主犯扱いと誤解を受けるような感じだったので仕方がないと即断出来ました。彼らは裁判官じゃないんですから、もう少し対応の仕方はお勉強するべきですね。相手に連絡先を教えると言うので、個人情報になるし事故の実態は相手の話も聞かないと確定できないし、その後はお互いに連絡を取り合ってなんて拙速すぎるので、原付とは話を出来る状態にして欲しいので連絡先は教えるなと頑なに言っておきました。
その後、警察には行くようですが、当方としては幾ら正当性を言った所で見ていない警察官がその場で十分な判断なんか出来ないし、これしきの事で警察だって防犯カメラを探すなんて事もしないでしょう。恐らくバスやタクシーにはドライブレコーダーが付いている筈ですけど、ソコまで手を回すか???そこで、当方としては給食当番に自衛策としてドライブレコーダーの装着を進言しました。一瞬に起きた事ですけど、後から色々調べても本当の事なんか分かる分けないのですから、映像を残しておく事が1番良い筈です。今回も、もしドライブレコーダーがあれば原付のスピード出しすぎと、すり抜けによる自損事故になる可能性が高いと思います。無い場合は、原付が自分の運転ミスを認めなければ幾らかの過失割合が課せられます。
当方も薦めた責任上、ドライブレコーダーの選定を行いました。ドライブレコーダーが普及したのはかれこれ10年以上経ちますが、初期の物は加速センサーが反応するとそのチョッと前の映像を記憶するという物で価格も5万円以上していました。これは当時メモリーの価格が高かったのと加速センサーの動作ロジックが結構面倒だったし、カメラもCCDだったりと価格が高くなるもの仕方がありませんでした。ただ、加速センサーの誤動作も多く肝心な時に撮れていないという不具合や、夜間の画像が悪く頼りにならなかったと聞いています。
その後、メモリーの価格が安くなり、カメラもカラー化され同時に音声や画素数も多くなりモニターも付いて設定がやり易くなりましたが、価格は相変わらず高価でした。そして最近はカメラはCMOSに変わり、夜間の映像は綺麗になり、少し価格も下がってきてもう一声!という状態にまでなってきました。そんな折、当方がコストコで購入したユピテルのドライブレコーダーは、GPS、2.5インチモニター、SDカード式、画角140度、CMOS、ハイビジョン撮影というスペックで8000円チョッと言う破格でした。今回もコレが良いかと思ってコストコに行きましたが、もう売っていませんでした。
そこで、ネットで調査したところ、ユピテルの小型のドライブレコーダーが破格でした。なぜ価格が安いのか色々調べた結果、画角が対角135度、モニターは1.4インチ、加速度センサーなし、画素数130万とスペック的には少々落ちますが、実用上全く問題ありません。実際に購入して映像を見ましたが、当方のドライブレコーダーと比較して映像は全く変わりません。加速センサーなしですが、事故と振動の区別をするロジックは大変難しく、撮れていた筈の物がなくなるより、スイッチで操作した方が絶対確実です。それが証拠に加速度センサーが付いているモデルも大抵、上書き保存スイッチがあります。
それにしても安いのには理由があるともう少し調べると、高いモデルよりも同じ容量のメモリーでも録画時間が短い事が分かりました。これはデーターの圧縮率が低いため、高画質だと4Gで30分で当方のは70分ですから容量を食います。これは使っているCPUが安価な物だからだと思います。しかし、記念撮影じゃありませんから、こんな事は本来の目的には全く問題がありません。しいて不便さを言うならばGPSが装着されていませんので、内臓バッテリーが消耗すると日付が消えてしまうので再設定が必要になります。ただ、車からの給電がなくても20分間動作できますのでメモリーのバックアップ程度なら、1月ほどは問題にならないと思います。問題だと言うか、すこし辛いのは、万が一の時に上書き禁止にするボタンの名前が『OK』なんです。。。。だから、給食当番には『何かあったら、コードを抜け!』にしました。
これのメリットは給電口がミニUSB(アンドロイド携帯のとは形状が違います)で、パソコンと直接繋いでデーター管理や充電をする事が出来ます。また、絶対的な大きさが小さいので取り付けに苦労がいりません。ステーの可動部が球体なので、取り付けた後に全ての方向に調整が出来ます。ステーは両面テープですが、スーテーから本体は簡単に外す事が出来ますので、事故の後に手持ちで動画撮影も、静止画の撮影もすることが可能です。事故のときに頭を当ててもその程度で外れますので、安全性も高いです。購入した後に本体と動画を見せた所、回りで複数の人間が購入したため、当方が購入した後『人気』の表示が付いていました。
さて、取り付けですがVOXYの場合はルームミラーの後ろに網点があるので、これを避けつつ、ワイパーの拭き取り範囲内で、出来るだけ高い位置に取り付けました。最近、この手の機器は5V駆動が多く、シガーライターソケットの中にDC-DCコンバーターが内臓されています。そのためシガーライター抜けちゃうのが嫌で使いたくない場合は少々厄介です。USBケーブルを購入しても良いのですが、出来るだけコストを下げるため、付属のシガーラータープラグを改造して配線を行いました。
今回は、プラスの先端に配線を絡げるために1.5mmの穴を空け、マイナスはバネ材なので硬いから分解して半田付けをして引き出しました。これなら、内臓ヒューズがそのまま使えます。これに太い熱収縮チューブを被せて完了。配線は内装を剥がして引き回しましたが、写真だとかなり大変そうですけど、最近の車は簡単に外せますので、現状復帰には10分も掛かりません。ドライブレコーダーを付けたメリットは当方の場合、運転が少しだけ穏やかになった事が上げられます。それと、警察から一時停止違反や、信号無視で捕まった時なんか証拠になります。他にも色々メリットがあると思いますので価格も下がって来ましたので、お勧めします。何もないよりはマシ!

2015.5.11.    石飛 毅氏

作文した後、添付写真の容量オーバーで未送信になっていましたので、遅い報告になりました。以下がミーティング終了時に送信する予定の原稿です。すこし話題が遅いですけどご了承下さい。

ミーティング参加の皆さん楽しかったですね。次回は30回です。
その前に関西ミーティングがありますので、こちらも楽しみです。当方は金曜日の夕方、一成さんとガレージで待ち合わせて、晩御飯を食べ始めたころに大阪から向かっている藤本さんから『止まってしまった』と連絡がありました。内容は高速道路に乗って少し走ったところで突然エンジンが止まり、レッカー待ちでした。スカイオートとも相談した結果、症状としては良くあるFSDと思いましたので、以前まで使っていたFSDに差し替えてもらったところ、無事に再始動出来たので、こちらに向かえそうだったので一安心しました。
一成さんは気候が良くなったので、明朝ガレージから一緒に出発するかと思ったら、HUMMERの助手席を外してベットを作っていました。チョッと見た感じ中々快適そうで、早々使いたいらしく晩御飯の後にどこかのパーキングまで向かいました。当方は取り合えず藤本さんが気になるので、ガレージで待機してましたが、寝る前に念のため藤本さんに連絡したところ、恵那山トンネルの手前にあるパーキングで止まっている模様でした。幸い先行していた吉岡さんが予備のFSDを持っているらしく引き返してくれるとの事でした。所が、、、二人とも工具を持っていません。何しろ夜中ですから現地調達もままなりませんし、誰かが行かなくてはどうにもならない状況。もう夜中なので、スカイオートにも連絡取れません。
と成ると、当方が行くしかなく、TECH2と工具を持って岐阜まで行くことにしました。ガレージから現地までは300km程なので、諏訪湖で燃料と各種ドーピング剤を購入、3時間半程で到着した時はスッカリお日様が出ていました。まずは、エンジンの様子を見てみるとエンジンは掛かりました。でも、アイドリングしているとストップします。そこで、燃料のエア抜きを行い再始動。今度は少し長い時間アイドリングしたので、パーキングの中をうろうろしてもらったのですけど、またエンスト。そこでFSDの交換を行う事にしました。FSDは通常キャップボルトで止まっているのですけど、藤本さんのはプラスのビスで固定されてて、尚且つ一本は違うビスという荒っぽい取り付けをされていました。でもヒートシンクが外に出ているのはよく冷えるので良い方法だと思います。FSDを交換したところ、今度はエンジンが掛からない。。。なんやかんやしている内にエンジン始動に成功。これで行けるかと思い出発の準備をしたらまたアイドリングでエンスト。再始動は出来ますけどこのまま何時エンストするか分からない状態は不安なので、ココでの修理は断念。パーキングの邪魔にならず、積載車で載せやすそうな場所に移動して、藤本さんを当方のHUMMERに乗せ、夜通し付き合ってくれた吉岡さんの2台で那須に向けて出発しました。

ガレージにはエア供給はウレタンチューブを使って行っていますが、古い物は15年経過してて時々パンクしてしまいます。エアは3系統に分かれてて、バルブ付きのマニホールドで分配していますので、破裂した場合は、取り合えずバルブでエアを止めて、止め後日補修するという方法を取っていました。従って配管はツギハギだらけで、この度是枝さんと構想3ヶ月、部品調達2ヶ月掛けてこの度一新することにしました。
先ずは、コンプレッサー回りの処理ですが、元圧が1.5MPa(15kg/cu弱)あるため、レギュレーターで減圧していますが、この容量が今まで小さかったので、DURAMAXのフライホィールを外すのに太いチューブを購入して、直接繋ぐしかありませんでした。今回は、強烈にデカイレギュレーターと交換しました。これであれば通常作業時の設定値が0.6MPaの場合、24CFM(680L/min)消費するインパクトレンチを回しっぱなしで使ってもエア圧は0.58MPaまでしか落ちません。当然、エアの出口までの配管径も圧力損失の要因でなので、スカイオートみたいに金属配管を使うといいのですけど、費用と工事の事を考えると中々手が出ません。従って今回は耐圧の高い出来るだけ太いナイロンチューブで配管を行いました。当然、距離を短くする方が圧損が低いので、今まではマニホールドを使っていましたが、これを省略してリールまでダイレクトに配管しました。これのお陰でインパクトの性能を十分発揮できています。更に、壁にもエアの取り出し口を追加したので、DURMAXのフライホイールを外す時にはコンプレッサーから延々とチューブを引く事なく太い配管のまま使えるようになりました。
コンプレッサーからの配管はコレとは別に2系統分岐しました。一つは作業台とサンドブラスター用で、こちらの方はそれ程圧力が必要ではないので、配管保護のため、0.4MPaで設定しています。もう一つは空気に含まれる水分を除去するユニットを付けた配管をガレージの入り口に設置しました。コレはタイヤにエアを入れる時専用で、ユニットに構造上エアがリークするので、常時接続すると勿体ないので通常は使いません。
この他に、配管がパンクして数年使っていない所までの配管が残っていますが、取り合えず不便はないので、このままの様な気がします。でも、暖かいうちにやっておきたいという気持ちは今の所あります。配管交換しての感想ですが、明らかにインパクトレンチのパワーが違います。スローリークも激減して、使ってもいないのにコンプレッサーが突然回る事も激減しました。

HUMMERのワイパーアームは3種類あります。
93年式に使われていたアームは、ハンビーと同じで非常に簡単な物でした。これの問題点は、ワイパーとして付いているだけで、殆ど機能してくれませんし、ゴムもペラペラで耐久性はありません。そのくせ月に買いに行くほど入手が難し悲しくなります。
94年式からは普通の車と同じ物と変わりました。ただ、ブレードの固定方法がサイドピンなので、行きと帰りでブレードの角度が異なり拭きムラが出ますので、ブレードを交換したくなる気持ちが直ぐに沸いてきます。そのくせ、取り付け方法にクゼがあって、交換が非常に面倒です。ピンを抜いたり反転防止爪を避けたり知恵の輪で、取れた時は偶然のような気持ちになるし、取り付けた時はカチッという感じがないので、不安になります。
そして98年式辺りから出てきたのは、普通の車では当たり前のUフックが登場しました。取り付け取り外しが簡単で、アームとブレードが重なり合うので視界の妨げにもなりません。アームからブレードへのパワー伝達も均等なので、行きと帰りの差が減ります。それと、ブレードの調達がホームセンターでも調達が可能になります。
ご存知の様に、HUMMERの場合は運転している時に助手席側の窓って殆ど要らないので、当方はケチなので、運転席側だけUフックのアームと交換していましたが、ミーティングの時友野サンがUフックのアームを販売していたので、ワンセット購入しました。そこで、今まで使っていたアームが余るので、是枝さんのHUMMERで使うことにしました。当然一個しかないので運転席側だけで今までの当方と同じ使い方。
エアインテークのキノコを、暫く前に工藤さんから頂いたので、剥げていたアルマイトを落として塗装して取り付けています。このキノコは純正の場合はさほど問題にならないのですけど、助手席の視界を妨げます。HUMMERオーナーはキノコと断言していますが、これをトイレの煙突という愚かで発想の乏しい奴がいます。別にトイレの、、と言われるのが嫌なのではありませんが、当方は高さをギリギリに低くして少しでも一体化して視界を妨げないようにしています。是枝さんもトイレの、、が嫌な訳ではありませんが、エリンギからナメコにしました。大抵材質がアルミなので、カットするのは簡単です。

GW中は殆どガレージにいました。
29日から6日まで途中1日義兄が還暦でしたので、1日それにお付き合いしましたけど、ほぼガレージ生活。そこで、桧谷さんが探してきたデフクーラーの取り付けを依頼されていたので、先ずは当方のHUMMERで予行演習しました。このデフクーラーはココの所重たくなったハンビー用の物で、どの様なルートを辿って来たのか分かりませんけど、今年になって突然現れました。部品はコレだけでマニュアルもありません。先日、友野サンの572にも取り付けましたが、あれはゴージャス版です。当方と桧谷さんは廉価版の取り付けになります。何処が違うかというと友野さんの場合はデフ専用のポンプとオイルクーラーを使用しています。当方や貧乏組みは既に取り付けているトランスファーのATFクーラー配管の途中に割り込ませる方法です。従って使用部品は、デフクーラー付きデフカバー、アールズのジョイント4個、ステンレスメシュホース、シール剤、首下の長いカバー固定ボルト&平ワッシャー12セットで済みます。
本来、このデフカバーのジョイントはフレアタイプなのですけど、フレアタイプの配管の場合は調達するのが大変なので、結局アダプターが必要になるので、ストレートネジとテーパーネジのピッチが同じなのでNPTのタップでさらってテーパーネジ接続にしました。デフの内側にはマジックで何か書いてあるのですけど意味が分かりません。当方は既に温度センサーが付いているのでオイルを抜いてカバーを交換します。オリジナルのデフカバーはプレス加工品なので、液体ガスケットを多めに塗りますが、新しいデフカバーはアルミ鋳物なので、表面は多少荒れてても打痕などで出っ張りがない限りは少しの量で洩れはありません。今回は多少打痕がありましたので、これを削って面出しをしました。
当然、オリジナルよりも厚みが増すので、今回は長さが3/4インチの六角穴付きのステンレスボルトを準備しました。締め込みによるアルミ鋳物に傷を透けないためにヒラワッシャーも挟みます。デフカバーはフィラーキャップを外せばキャリパーの間をすり抜ければキャリパーを外さないでも押し込めます。一本ボルトを入れた後に擦り付けるようにして、液体パッキンを馴染ませます。今回使ったのはパーマテックのウルトラブルーです。新しいタイプになってお酢の匂いが増して半透明の奴です。ボルトには中強度のネジロック剤を付け対角締めで固定します。
デフカバーを付けた後、アールズのアダプターを付けて配管の準備が完了です。オイルクーラーの出口からデフまでのホースの長さを決めた後にホースエンドを取り付けて配管し、今までオイルクーラーの出口に付いていた配管をデフの出口に付けて配管は完了。この後デフとトランスファーに油脂をいれて全てが完了。当方のオイルクーラーはデフの直近に付いていたので、短い配管を1本追加しただけで完了です。今回の配管ルートはトランスファー→フィルター→ポンプ→オイルクーラー→デフ→トランスファーの順番です。
試走の結果は先ずポンプを回さなくてもカバーの熱伝達が良いためかフロントデフとの温度差が以前より小さくなった感じがします。デフの温度が上がり始めたところで、ポンプを回すとフロントとリアの差は縮まりますけど、トランスファーと異なり下がり方は緩やかです。これは熱容量がトランスファーより大きいからでしょうか?運用としてはデフオイルはある程度の温度が上がらないと粘度が高いので目標値は80℃ぐらいが妥当な線だと思います。因みに今までは120℃位まで上がる事がありました。コレではデフのシール材に悪影響があると思います。
桧谷さんの場合は、オイルクーラーの位置が左リアフェンダーにあるのでオイルクーラーの出口配管をカットして、デフに接続してデフからトランスファーまでを新規にステンレスメッシュに交換したので、ホースを2m程多く必要でした。温度センサーもデフに穴を開けて取り付けました。
桧谷さんのリクエストはもう一つあって、メーターの増設でした。三連のメーターケースも内装と同じ色にしたいと言うので、ホームセンターで出来るだけ近い色のスプレーを買ってきて塗装。3連のメーターには、エアフィルターの圧力損失を測定するゲージ。これはフィルターのメンテナンスを行う指標になります。という事はエンジンルームから室内に配管をしなくてはなりません。さらに、本来はエンジンルームに入れて置く物なので配管の長さは室内までの分も付属されていません。もう一つはアンメーター。アンメーターは正直なところ正確に測定するには直列に入れないと測定できません。小さなケースに大電流を流すのは無理ですから、コレは充電状態か放電状態かを見るだけで数値的な物を見る物ではありません。まして大電流を消費するデバイスが付いていませんので、意味があるのか?と思います。案の定、メーターの説明書が不適切で配線をすると異常な動きをするので、コレは未配線。本来ならフロントデフの温度とかの方が良いのですけど、AUTOMETERの温度計は高いから安いのにしたと言うのですけど、無駄な物買うより必要な物買えばいいのにと思います。それに、オートメーターは華氏表示だから直読出来ないので頭で翻訳するのって大変です。だから当方は温度計は日本製メーターを使っています。
桧谷さんのご要望はもう一つ、スタビライザーのブッシュ交換。攻めるためか既に交換履歴があるらしく、『直ぐ駄目になりますよね』と本人は言うけど心の中で言いました『お前だけだよ』って。このブッシュはウレタンの社外品で、グリスニップル付きにしたそうです。リアはそのままボルトオンでしたが、フロントは穴があっていませんでした。全てが終わって桧谷さんが帰った後、HUMMERを車庫に入れようとしたとき、オイル漏れかと思ったら銀次郎のオッシッコ。さらに、何か落ちてると思ったら大きい方が転がっていました。もうチョッとで踏んじゃうところでした。

ミーティングの時にスカイオートから奪った艶出し剤があったので使ってみました。
タイヤとかビニールとかの艶出し保護剤らしいので試してみたらタイヤに効果がありました。ノータッチみたいにギラギラしないでシラッチャけたHUMMERのタイヤが見違えって大満足。 確かこれどこかで見覚えがあると思って記憶を辿ったら何となくコストコで見た気がしたので、是枝さんとコストコに行ってきました。予想通り売ってたのと、ボディ用のコーティング剤もあったので序に購入。
翌日さっそくタイヤに塗布。コーティング剤はボンネットに塗ってみた所、これまたいい感じ。当方のHUMMERはオートサロンに出す時コーティングをして既に4年ほど経過しています。昨年艶がなくなって来たので1度磨きましたが、磨いただけで保護剤が少なかったので磨いてそのままでした。今回は一切器具を使わないで、塗って拭き取る感じだけでしたが、驚くほどピカピカになりました。こうなると徹底的に綺麗にしたくなり、ヒンジの裏や、ライトの裏、窓枠など、二つのボトルを使い分けて処理しました。この状態でスカイオートに言ったら会長と桧谷さんがピカピカだから当方じゃないと思ったそうです。ヒヒヒヒ。。。。。
ココの所、タイヤがブームです。先ずは義弟のアストロにスタッドレスと履き替えた時にソロソロ夏タイヤは終わりだね、と言っていたのに忘れてて、慌てて近所のタイヤ舘にホイールごと持ち込んでタイヤ交換。タイヤ磨きをekワゴンに施工してたら交換したばかりのタイヤなのに、サイドウォールに大きな傷が入っているのを確認。ホィールも傷ついているので、誰かがサイドをホィール毎やっちゃったみたいです。でも、誰かは分からない。交換したばかりなので、一本だけ傷付いているのは悲しいので、一本だけスカイオートに頼んで交換することにしました。
頼んで1時間ほどで、にスカイオートから入荷の連絡があったので、夕方混んでいると思ったのでスクーターにタイヤを縛り付けて行きました。予想通り渋滞していたのですが、スカイオートまでガレージから45分で到着。組み換え作業をしてもらっている間にふと横を見るとスカイオートらしくないタイヤが2本転がっているので、もしかしてと思って聞いてみると、当方のキャンピングカー用のタイヤでした。先日、車検の時にサイドウォールにひびが入っていたのでソロソロ交換だねと話していたのですけど、ちゃんと入れてくれていました。ちゃんと入れてくれていたのはいいんですけど、この分の入荷連絡がなかったので、この日はekワゴンのタイヤを交換しただけで帰りました。
翌日、キャンピングカーのタイヤを外して見たらビックリ。トレッドが割れてて中のワイヤーが見えてバースト寸前。この状態でよく空気が抜けなかったのかが不思議です。タイヤの製造年は何と1999年ですから16年も前のタイヤでした。という事は、このキャンピングカーも16年落ち?それにしては綺麗です。捨てるタイヤとは言え汚れたままスカイオートに作業してもらうのは失礼なので、一応洗って乾燥。その間に当方のHUMMERのエアコンホース交換をしました。元々、当方のHUMMERのエアコンはスローリークしてて半年に1回5-600g補充するぐらいでしたけど、今回は全部抜けていました。UVランプで洩れ箇所をさがすと、コンプレッサーの上と、コンデンサーの入り口からの漏れがあったので、ホースごと交換する事にしました。
一応、1kgのガスを入れて良好ですが、大漏れの原因は解決していますけど、それ以前のスローリークの場所が違っていた場合は完璧ではないので、マダマダエアコンの不安は続きます。

 

 2015年4月