2016年1月  HUMMER ESSAY 2016年2月      

2016.2.29.    石飛 毅氏

今月も久々の投稿です。
友野さんは温室を作ってから、南国系の植物を沢山増やしてます。以前はユッカとかの大型植物でしたが、ここの所、ブロメリアとかエアプランツに力を入れてます。沢山作るのはこの手の植物を専門でやっている人が少なくて、これらをインターネットで販売して中々の人気だそうです。これらを時々イベントで販売してて、これまた人気で、人手がなくて大変だと言うので、先月末に友野さんが出店するイベントのお手伝いに静岡まで行ってきました。
久々にHUMMERでの長距離だったので、土曜日に早起きして圏央道から東名に入り、足利SAで入浴。高速道路のお風呂は諏訪の様に観光用の雰囲気の所もありますけど、加賀や足柄は長距離ドライバーの方向けなので安価で利用できます。HUMMERはラジエーターに付けたパッドのお蔭で風の流れが良くなったので、多少アクセルを踏んでもファンがロックする事なく安定。トランスファーもフロントデフも70℃を上回ることはありませんでした。要するに絶好調!。ひと風呂浴びてリフレッシュした後、前乗りしている友野さんとお友達と合流してイベント会場に乗り込みました。この時点まで当方は「植物のイベント」だと思っていましたが、入り口辺りの雰囲気が異様。友野さんのお仲間に「良く分からないで来たんだけど、これって何のイベント?」と聞くと「爬虫類の日本最大のイベントです」と当方の嫌いな分野のイベンドだと判明。そのお仲間たちはどうも友野さんの「爬虫類系」でした。因みにお二人は「かえる」らしいです。
そうこうしていると四国の幾原さんが登場!彼女はキャンピングカーに一人で乗って来ました。彼女は乗りの良い人なので、今回も「ノリ」で来たんだと思って、「今回のイベントは爬虫類だそ」と分かっているのか?と言ったら「知ってますよ」と即答。「好きなの?」と聞くと「わたし、以前ペットショップやっていたんです」と意外な答え。彼女の仕事は不明でしたが、色々不思議な事をしていると思っていたのですけど、まさかペット屋さんやっていたとは意外でした。そうなると知らないで来た上に、苦手なのは当方だけで会場に入る前に「来なきゃよかった」と猛反省。展示場のゲートオープンすると、会場は動物たちのために温度が挙げられてて独特な匂いが立ち込めていました。友野さんのブースに行くまで、色々な動物がいましたけど、どうしても大嫌いな蛇に目が行ってしまい、気持悪さにブルブル体の震えが止まりません。
そんなわけで、午前中は当方のパワーが余り発揮できず、アウェイ感であまり活躍できませんでしたが、お昼前から段々慣れてきて少しづつ使い物になり初めて、少しは役に立ち始めました。お仲間の二人は何度かイベントの経験もあり良い感じで販売しています。爬虫類に比べると彼らとのコミニュケーションを取るのは簡単ですから、彼らから色々聞きながら午後からは本領を発揮して得意の呵買で、売り上げはうなぎのぼりで初日を終えました。静岡と言えば一成さんの生息地ですから、連絡を取り晩御飯をおごらせてあげました。食事をしたお店は一成さんの後輩がやっているステーキ屋さんで、松原さんが来た時にも行ったそうです。カントリー調のお店は大人気で、少し待ちましたけどとても美味しくて、幾原さんは「300gも食べられない〜♪」とか言ってましたけど、ペロリでした。彼女は「ステーキ屋さんに行った事がない」というので四国にはステーキ屋がないのかと思ったら、実家がお肉の卸だったそうです。ペット屋とか肉屋とか訳の解らない人です。それに我々はホテルに泊まりましたが、彼女はスーパー銭湯の駐車場でビールを飲んで車中泊と、これまたワイルド。
二日目は、蛇を見ないフィルターが掛かって、もう当方の独壇場でとにかく売るし、売れる。どうやら、友野さんの販売している価格は珍しいものがあるし、一般的な物も価格が安いみたいです。例えば「キセロ」という植物は、通路を挟んだ所では1万円で売られていますが、友野さんのブースでは1500円!ですから、売れないわけはありません。確かにお客さんが途切れることもなくトイレに行くタイミングや食事を取るものおぼつかない状態でした。そんなこんなで、あっという間に楽しんで2日間を終えました。多少、爬虫類にも慣れたので、また来てもいいかなと思いました。

爬虫類イベントの時に当方がインターセプトしたキセロという植物を会社に持ち帰ったら、欲しいという人がいたので、先日、友野さんの所に行って来ました。このキセロは根がなくてコップの上に水を入れないで乗せたり、流木に縛り付けて置くだけで大気中の水分を吸って育ってくれます。HUMMERで行きましたが、相変わらず絶好調!友野家は相変わらず南国状態。確実に植物が巨大化しています。以前より植物の良さが分かって来たので温室を初めてジックリ見ましたが、確かにすごい量です。大量のキセロと奥さんにお土産でお勧めの奴(名前は忘れた)を購入しました。イベントで少し爬虫類にも慣れたので試しに頭黒ニシキヘビと対面しましたけど、ヤッパリダメでした。この後、イベントのメンバーが集まって、幾原さんから送って貰った地元の名産を頂いて反省会。月末に「イズー」イベントがあると誘われましたが、未定。

友野さんの所に行った時、植物だけではなくてオフロードアメリカのサンバイザーも購入して来ました。予算の都合で運転席の分しか買っていなかったのですが、バネが弱ってきて下がる様になって来たので変え時でした。オフロードアメリカのサンバイザーはスモークアクリルでサングラスと同じで視界を遮ることがありません。サングラスと違って室内は裸眼で見えますから航空機ではこれと同じものを採用しているみたいです。オフロードアメリカが廃業してから12年経ちますので、絶版品ですけど友野さんの所にはまだ少し在庫があるみたいです。因みに今週預かった小出さんのHUMMERにも付いていました。

6.5Lターボエンジンは、エンジンとミッションのコントロールをPCMで行っています。従って、燃料噴射ポンプのコントロールもメカと電気で行ってて、TECH2で8気筒の一本だけ燃料供給を止めたりすることも可能です。噴射ポンプのON/OFFはソレノイドバルブで行います。ソレノイドは比較的大きな電流なのと、速度が早いのでキャンタイプのパワートランジスターで行われます。パワートランジスターの役割は高速で接点のないリレーだと思えばわかりやすいと思います。そのため温度が上がるので、このトランジスターをFSDとして別部品にしています。トランジスターの耐熱温度は色々ありますが恐らく耐熱の高い物が使われていますけど、耐熱と使用限界温度は別物です。保管時に耐えられる耐熱温度と正常に動作する温度と思えばわかりやすいでしょう。6.5のターボエンジンはGMのトラックにも使われてて、一番のウィークポンとになってて社外品でこれのリロケーションシステムが販売されています。
HUMMERでも、FSDの故障は比較的多くて、初期は低速時に突然エンジンが停止する、放置して冷えると問題なく再始動します。このまま使い続けると冷えても再始動しなくなります。スカイオートの話ではエンジントラブルの殆どがFSDだと言ってます。実際どれ位熱くなるかと言うとFSDを手で持ってエンジンを始動すると数分で手で持っていられないほどの熱さになります。このトラブルから避けるためにリロケーションキットを取り付けているHUMMERオーナーは沢山いますけど、中にはそれでもFSDが壊れてしまうHUMMERもあります。一方、当方はリロケーションをかなり早い時期に設置したためかFSDが壊れた事が一度もありませんでした。取り付けた場所は運転席側の熱を受けない場所だったのと、ボディリフトをしているため、エンジンルームの風通しがよかったためだと思います。そこで何個も壊している檜谷さんのHUMMERがお気の毒だったので、場所を交換して、電動ファンを付けた所、既に数年経過していますけど良好な結果で一安心出来ました。
身近のHUMMERではこの問題は然程起きていませんでしたが、藤本さんのHUMMERや鈴木さんのHUMMERが立て続けにこれのトラブルに見舞われて、どうにかしなくてはならないと思い、一番いいのは外に出す事ですけ耐水を考えないとなりませんので、色々算段していた所IP65のファンがあるのを知って、一気にアイデアが浮かんでフェンダー内に取り付けることにしました。所が、高年式はウォッシャータンクがあるので、タンクの上に付けました。今回、小出さんのHUMMERで5台目ですけどスカイオートまで走りましたけど、到着時には温もりも感じないほど冷えてて、スカイオートもびっくりしていましたので、今の所、この対策はFSDが本来持っている寿命を全うできると思います。
小出さんのHUMMERは今回スカイオートで全塗装してて迫力満点に変貌していました。全体の姿はまだお見せしませんけど一見するとハンビーです。取り付けは一台一台違うので取り付けは手作りになります。車齢が20年超えているので、ウオッシャータンクを固定しているボルトは大抵固着してて、今回もナッタ―で補修してステンレスボルトと交換、ライト類が沢山追加されてて、リレーが沢山付いていたので、これらもケースの中に収納したので、この辺りの配線はスッキリしました。
土曜日に幾原さんが大河君と一緒にキャンピングカーで来ガレージ、お仕事と友野さんの温室訪問とイズーで行われる爬虫類のイベントの予定だそうです。当方は是枝さんと作業をしていたので、お構い出来ないので、給食当番登にお風呂とか晩御飯をエスコートして貰い、荷物で満タンなキャンピングカーでは寝れないのでトレーラーハウス泊まり。翌日友野さんの所に向かいました。中々アクティブな方です。

 

 2016年1月