Exterior 2       

( Exhaust ,Muffler ,Lamps ,Winch ,Bumper etc.)

 

土曜日は朝早くから大村さんが来て、作業の手伝い?をしてくれました。
作業はウインチの配線をするとリレーがカチカチ言うので点検しようと思いましたが重たいウインチを外さないとリレーボックスが点検できないので先週から持ち越ししておりました。ウインチはボルト6本でフロントバンパーに固定されています。アンダーカバーを外しジャッキーに木片を当ててウインチを下から押さえながら外します。
リレーボックスを開けて博君のウオーン8274と比較してメインリレーは同じような物でしたが、HUMMER用のリレーには樹脂シールドされた基盤が一枚入っています。勝手な予想では過負荷で発熱した時のサーマルのような物らしく配線を繋げるとこの中の小さいリレーが動いて暗電流が大量に流れます。大村さんのHUMMERにもウインチが付いていたので確認した所、リレーは動作していません。特に過激に使うわけでは無いので対策としては通常の配線に戻して動作はするように改造しました。

3連休は久々にガレージライフを送りました。
と言っても結局は自分の事ではないのですけど・・・金曜日から博君とブレーザーのエンジン交換を始めて金曜は12時には寝ましたが、翌日は朝まで作業を行い続け、夜が明けた頃友野さんがやってきました。毎度朝の早い方です。
今回のタスクはバンパー交換と後方視界が悪いのでバックミラー代りのCCDカメラを2台取り付けました。後方用のカメラはできるだけそれらしく解らないようにするため93年式は予備の燃料タンクが無いのでボディになんと穴を開けて埋め込みにしました。この画像をモニターに写してバックミラーの代わりにする手法はアメリカのオーナーには結構オーソドックスで沢山見かけました。ハードトップは比較的後方視界が良いのですが、カメラが広角なので、5M後方に横に置いてあるHUMMERが全て画面に入りますので普段ミラーでも見えない広い範囲が見えて便利です。
この他にもう一つ助手席のミラーの下にもつけましたが、CCDカメラは案外暗くても良く見えるので、これも夜間にミラーで見るより良く見えそうです。当方も斜め後方を見るようにCCDカメラをセットしています。カーナビのモニターにゲーム機の切り替えスイッチを使い画像を切り替えています。駐車の際はこれがとても役に立ちますが、もう一つ切り替えのホートがあるし最近はカメラ本体も安いのでバックミラー用のCCDカメラを追加しようと思います。案外見込みで運転している事が多いので安全性は上がるでしょう。
バンパーはオフロードアメリカ製によく似た物ですが全て交換する物ではなく、バンパーにかぶせるタイプです。メリットは牽引用のレシーバーも牽引フックもそのまま使える事、ボディリフトしたためにバンパーとボディの隙間が埋まる、リアゲートを開けないで荷物を載せる時に踏み台になる。デメリットは重量と全長の増加、スペア-タイヤキャリアが使えない事です。HDバンパーでないHUMMERには強度が上がるのでチョットいい感じです。
連休中は千客万来で、松原さん、与那嶺さん、落合さんがお見えになり、一時はガレージにHUMMERが5台になり渋滞している前の通りを走る車は殆どじろじろ見て行きます。きっとこの省エネ時代に馬鹿な奴らと思っている冷たい視線のような気がします。
そんな中で有り難い来客が月曜日に着てくださいました。河野さんの会社のスーパー従業員がパネルトラックで産廃の回収に来てくれました。何でも乗せて良いというお言葉に甘えてガンガン乗せてしまい、不要品の類を廃棄したので、少しガレージが片付きました。ガレージから出る部品の梱包材、壊れた鉄の塊、オイルフィルター、古タイヤ等我々素人には廃棄の手段が無いのと、当然多大な処理費が掛かるので大変助かりました。一応礼儀として簡単に分別しましたが、このままトラックで帰った後、分別の名人がいてこの方が信じられない凄い勢いで分別してくれるそうです。失礼ですがどんな事にも名人が居るものだと感心しました。せめてと思い多少の自分の使わない部品を献上しましたが、逆にお礼を言われて当惑してしまいます。ガレージに何か残して来た記憶のある方は今度河野さんにお会いした時は次が続くようにちゃんとお礼を言ってください。作業をしているのであまりお構い出来ない事がありますが、それでもよければどうぞ遠慮無く遊びにきてください。別に廃棄物を持っていったりしなくても歓迎です。
夜になって、ガレージでレストアを行っているハーレーの3輪車配線チェックを行いました。車やバイクの配線はマイナスがアースになっているため、時々家庭用の電源では起こらない事が発生します。殆どのスイッチはプラスかマイナスの片方を切るためアースを共通にしていると電気が逆流する事も多々あります。今回のハーレーの場合、ウインカーが片方は点くけど反対はNGで配線のルートはOKでしたがハンドルについたスイッチをシッカリ固定するとこの現象が起きてそれなりにしていると正常になるというもので、スイッチの品質がイマイチでした。スイッチそのものの状態は良いのですが、ハンドルにもマイナスが生きているから起きる現象です。更にハンドルは接触抵抗が大きい為に多少の抵抗があるのも困った物で、電圧が6Vの場合は抵抗が60Ωでも10Aしか流れないので一つしか付いていないヒューズは切れません。でもバッテリーは直ぐ上がります。逆に他の負荷を与えると直ぐにヒューズが切れます。古い車や泥のかかる部分のアースは接触抵抗が増えて絶縁抵抗が大きくなって点灯しなくなったり、ブレーキを踏むとウインカーがついたりする珍現象が起きます。
HUMMERの場合はハンビーと共通の電装品はアースも被服のコネクターを使用していますので心配は少ないけどテールランプの部分はカバーが付いていますが怪しい所です。これを少し良くするには菊座を入れておくとメリットがあります。それとよく売られているアーシングシステムですがDIESELの場合はその仕組みから基本的にエンジン性能が良くなることは無いと思ってください。それにエンジンコントロール系は全て防水仕様ですから、エンジンの調子が良くなるつもりなら無駄です。気になるならもう一度エンジンブロックのアース線をキレイにして繋ぎ直す事で良いでしょう。ガソリン車も同様にプラグの電圧を考えればその前にやる事は沢山あると思います。
しかし、後付けの電装品の場合は少し異なります。電装品を付ける時アースには案外きちんとしていないことがあります。それは殆どの取り付けの際作業者はテスターを使わないでブザーやランプを使うため、先程のハーレーのように本来アースが十分取れていない所にとってしまい動作不良を起こします。入り口ばかり気にして出口は疎かになるようです。何か電装品がおかしい時は先ずアースを疑うと簡単に解決することは多々あります。塗装が乗っていたり、泥が付いていたり抵抗が大きい所はいけません。HUMMERにはCTISポンプの傍に太い線が沢山集まっているプラスとマイナスの電源端子がありますからそこから太い線を一本引いておいてそれを共用すると良いでしょう。

子供の頃から、物を作る事は大好きでしたし俗に言う理系の物にも興味がありましたので「子供の科学」は小学校の高学年から読み始めいろいろな物を作りました。
電気系のキットではニッパーと半田ごてとドラーバーがあれば済みましたが、自作工作ではどうしても穴あけが必要でドリルを持たない自分は中々手が出せない部分でした。クルマを趣味としている現在では細かい細工は色々やりますが、大物の作成は仕事柄図面を書いて会社の協力会社に実費で加工してもらいます。
友野さんのルーフラックの造作はこのパターンでやっています。自分としては此処までが素人の限界と考えてこれ以上はと思っていましたが、遂に禁断の溶接を始めなければならない状況に成ってしまいました。溶接は仕事上学問的なことは溶接講習を受けましたし、原子力発電所に納品する製品の解析とかはしていますので、溶接の難しさが解っているだけに作業そのものには手を出していませんでした。
実際溶接をしてもらう時はシッカリ上向き溶接の免許を持っている協力会社の方に「此処と此処を付けて!」とお願いするとやってくれるので頼んでいました。よくみようみまねで溶接して得意になっている方が居ますが、溶接はそんなに甘い物ではありません。その場は付いていても実は・・・という事は多々あります。
先週当方のガレージに来た竹下ブラザースはさすがにプロなのでその作業を見入ってしまいました。しかし中々毎回来てもらうわけにはいきません。最近はアルバイト2号がパイプベンダーを段々使いこなし始め、先週作ったJeep用のバンパーは今週は色も塗られ遠目には市販品の様です。これで自信を付けた我々は遂に今週はHUMMER用のパイプを使ったオーバーフェンダーを作り始めました。パイプは1 3/4インチの物をベンダーで曲げます。ベンダーは油圧でコマをパイプに押し付けて曲げます。一見力任せに押し付ければ良いようですが、これではパイプを潰してしまします。今回はパイプの中に砂を強く詰め込み曲げたい部分を少しづつ場所をずらしながら曲げます。このずらし方と油圧の掛け方が仕上がりを左右します。もう暫くすると手動ポンプ式では無い電動の物が来るのですが、この手の物は仕上がりや手軽さも必要ですが、あくまでもデザインの良し悪しですから今回のようにあわせながら作る場合は手の皮がむけますが、頭を使いながら作業をしますので結果的にいいものが出来ます。試作はこれで充分です。
ところがこの過程で仮止めにどうしても溶接が必要です。アーク溶接も良いのですが肉盛が必要なケースがありますので半自動の溶接機を導入する事にしました。アルゴンガス(不活性ガス)内で酸化させないでの溶接は技術力が必要なアークとは扱いが楽なのではないかと思います。もちろん当方は仮止めまでのとどめ、仕上げと本付けは暫くプロにお任せし様と思います。
さて本日の成果ですが中々の出来に成りそうです(未だ完成していません)。基本方針はできるだけ車体にローインパクトである事。いざとなったら簡単に取れることを念頭に置いてカットアンドトライを重ねました。フロントはボンネットの開閉が有りますので2分割としました。フエンダー後方はフエンダーアーチにそって立ち上げ、その後ボンネット先端では下に曲げないでそのまま真っ直ぐフロントグリルガードまで伸ばし先端をライト側に曲げてフロントガードとの切れ目をきっぱり付けないで一体感を出すレイアウトにしました。パイプは万が一の時刺さらない形状にしました。固定方法は先に書いたようにできるだけむやみに穴を明けないために内部にフレームを付けてそこからステーを出して固定します。リアーはフエンダーアーチにそった形状でフロントほど冒険はしませんでした。フロントももう少しやんちゃな案もありましたが固定が難しいのでこれは次回に持ち越します。
排ガス規制のその後、ですが、流入規制を今の所避けるには現在の8ナンバーを用途変更で3ナンバーにする方法がベストと考える事が出来ます。以前にも申しました様に8ナンバーでもベースが乗用であれば流入規制にも適合です。これの判断は自分で行うのは危険ですから所属の陸運局に車検証を手元において自分のHUMMERが乗用ベースか、貨物ベースかを問い合わせると良いでしょう。噂では静岡の方では3ナンバーでしか認めないと聞いています。
逆に新車登録で直接HUMMERの場合はガスレーポートが無いので乗用登録には出来ません。したがって車名やグレードに「WAGON」が入っていると登録が出来ない事もあるのでトラブルを避けるために HUMMER JAPANでは「WAGON」の表示を「VAN」にして既成事実を作っていると予測できます。この乗用への変更もこれから面倒になるとも聞いて言います。このまでは乗れなくなる恐れが出ますので「お上」にひれ伏してお許しを願うには早めの乗用転用が良いでしょう。と、薦めていますが、この辺の判断はご自分でなさってください。
乗用転用には結構大変なので(時間が無いからです)私は専門の実績のある業者に頼もうと思います。この転用時にはその時点に残り車検があっても無くなります。税金と自賠責は月単位での返金はありますが重量税はパアです。当方の転用後業者が転用費用をオープンにしても良いと言われたらお知らせします。本当はDPFが出てくれば良いのですがこの費用と性能ダウン機関への悪影響を考えると多少お金で解決するしかないのでしょうか。もちろん3ナンバー取得後次の車検でまた8ナンバーにすれば元に戻ります!?クルマを知らないやつが決めたからこんな事になって馬鹿みたい。もしかして我々が知らない事でもこの調子の方が総理大臣になったら怖ぇ〜!!!

最近色気づいて変な髪型になったランドマップに笹本さんの4DrHTが入庫し、ロールバーを外してあるとの事なので見に行ってきました。(本当は預けてあるジャガーの様子を見に行ったのですが)
笹本さんのHUMMERはフロントガードバーを既に赤にペイントしてあり、バランスを取るためにロールバーと、タイヤキャリアーを赤にペイント作業するためにあらゆるパイプ部品が取り外していました。ペイントは数日前に終っていて乾燥させている状態でした。
笹本さんのHUMMERはドアはハードトップと同じで全部スチールです。したがって戸当たりの部分もスチール製です。今は無いソフトトップ車にはこれがありません。この戸当たりは外す事を前提にしていないので前側は窓枠にリベット止めされているためフルオープンにすることは簡単に出来ません。その代わり雨漏りとか遮音性には優れています。どうしてもフルオープンにしたい時はこの辺のリベットをビスに変えるしかないでしょう。
更に戸当たりの後ろ側の固定部分をロールバーに頼っているため、ロールバーを外すと戸当たり部分はプラプラになってしまいます。要するにこのロールバーは構造物になっているのでスチール製で案外シッカリしていて一体では精度が出し難いらしく分割式になっています。
取り付けアンカーは見た目はたいした事ないと思いましたが単体で見ると取り付けアンカーは結構シッカリしています。ジャイアント馬場の腕が細く見えるのと同じで大きな車体についていると比較の問題で錯覚していました。
外した状態を見ると案外取り外しは結構大変だったようです。後ろから幌を外した状態は中々ユニークで暖かくなったらこの状態でぜひ走ってみたくなりますが、ぜひドアはハーフドアにして戸当たりは外したいです。
ペイントは丸い物を塗るため塗膜を一定にするのは大変で重ね塗りをするとあっちこっちに塗料が散ったらしく工場のあちら此方に赤い粒が飛んでいました。組みあがりが楽しみです。
松原さんのHUMMERも車検のため入庫していましたがハブリダクションのハーフシャフト側のオイルシールが磨耗してオイルがにじんでいました。先日友野さんのHUMMERも同じようにシール交換しましたが、松原さんのは明らかに磨耗してリップが無くなっていました。リップの磨耗はオイルが十分回っていない時、泥の混入、シャフトの当たり面の状態がサビ等で悪いとき、時間的なゴムの劣化が考えられます。通常規定量のオイルが入っていれば動き出した時にハブギヤ−がかきあげてこの部分に潤滑を行います。オイルの量、走行距離には問題がなかったのでので今回の原因は、泥の混入、シャフトの状態が考えられます。また毎度言っておりますが長期に停止しているとゴムに癖がついて漏る事がありますが、その時はリップが残っていますので今回はそれとは違います。

宇都宮の平野氏より
メガウィンチのリモコンは暮れに完成して作動試験も済みいつでも使えるようになりました。スイッチボックスはマスタースイッチとオペレーションライト、トグルスイッチ1個とモーメンタリースイッチ1個で結構凝った作りになってしまいました。この後メガウィンチのO/Hをやろうと考えています。次回ミーティングの時にでもご覧ください。

燃料タンクの積み込みは一人では出来ないので、結局前回修理をした方に来ていただいて手伝っていただきました。
くれぐれも言いますが、決して脅かして無理やり責任を取れと言って連れて来たわけではありませんので、誤解をしないで頂きたいと思います。写真に写っている方の表情は決しておびえたり引きつってはいないはずです。
タンクを載せる際やはりボデーとタンクの間隔が狭いので作業は大変やりずらいです。前回ホースをだめにしたのはタンクがのっている状態の時にこの辺の配線配管は手探りになって壊してしまった様です。作業する者にとっては、適度のボデーリフトは歓迎です。これで若干のボデーリフトがしてあれば作業はもっと楽でした。作業を終了後ガソリンを満タンにしたところ96Lで満タンになりました、タンクの正味の容量はカタログより多いのが相場ですがHUMMERの場合はピッタリでした。
ところで今回来た作業員は以前にCCVの石川さんが教えてくれたLED懐中電灯を使っていました。今までのLEDライトというとキーホルダータイプのおまけみたいな物が多かったのですが、世間を騒がせた青い色のLEDを使った使える物が出てきました。私も使っていますが、LEDライトとマグライト等のカッコイイ物と違って決してパトロールに使うほどの光量はありませんが、至近距離の物を見るには十分です。逆に光量が少ないために周りとのコントラストが小さいので照らしていないい所も見えるのでかえって使いやすい気がします。
LEDの特徴はマグライトに比べて暗いので当たり前ですが電池の寿命は一桁ほど多くなります。発光部の寿命はマグライトの場合は発光中に振動があると切れてしまうので、LEDは半永久でしょう。おそらく寿命が来るその前に本体を無くしてしまう筈です。消費電流が少ないので、単6とかボタン電池でOKなので全般に軽量で両手を使って作業するときによく口にくわえますが、軽いので楽チンです。マグライトもアクセサリーで口にくわえる物がありますが重くてブラッシーじゃないと無理です。(※ブラッシー:力道山時代の歯が丈夫でなんでもカジル外国人レスラーの名前)
タンク積みこみが終わりLEDライトの話しをしていた所どうしてもこの今トレンドのLEDライトをほしくなった方がいて酒田中探しましたが未だ全国レベルでの流行は来ていません。それでもほしいいと思った方は私に一時帰省を許し都内で調達する様に指示されました。仕方が無いので心当たりを探しましたが何処にも無くあきらめていましたが、最終日の夜某所にある輸入雑貨商に行ったところ、欲しい物がゴロゴロと(本当は3種類3個)あるので、今日1日それを探していた事をそこの売れない香港の歌手に良く似たボスに言い、譲って欲しいとお願いしたところ、これはこれから販売する商品でここにあるものはカタログ撮影の見本なので絶対だめだと首を横に振り冷たく言われてしまいました。そこをどうにかとだめで元々と思い更に頑張ってお願いした所それじゃと言って案外簡単に採用されなかった見本を一つ分けてくださいました。この方は良い人です。
しかし私はそれより新しい物の方が欲しいので是非発売されたら即買おうと思います。まだ発売前なので絶対口外してはいけないと言われてますので一体何処の会社で販売するかは言えませんが輸入物は何時無くなるか判らないので欲しい人は予約を入れておいたほうが良いでしょう。一番でかい奴の定価は6800円だそうです。おそらく次回のHUMMERミーティングで抱き合わせ販売すると思います。

大井先生のHUMMERは度重なる燃料漏れのため今までに複数回燃料タンクを下ろしています。最終的には樹脂のタンクに取りつけられている金属製のプレートとの間のシール材を燃料で解けない物に交換してからは快調でした。私が酒田に来る前に、燃料ゲージの故障でタンクを下ろし、私が酒田に来てから満タンにしたところかなりの勢いで燃料が漏れ、明らかにその辺の部分が怪しいので、タンクを下ろすのに大変なので燃料が減るのを待って修理する事にしました。
とは言っても本当は燃料計を交換した工場がやればいいのですが、丁度ランドマップが酒田に来ましたし、工具満載の友野さんも居たので、工具が十分で人手もあるのでこの程度の事は簡単なので晩飯の前にやっつけてしまおうと思ったところ、そうもいかなくなってしまいました。
それは本来燃料配管は接続時はワンタッチで取り、取り外しの時はプラスチックの爪を引っこ抜いて外すカプラーになっています。タンク側は接続する部分は引っかかりの無いストレートのパイプの元の方に円周上にエラが付いています。所が大井先生のHUMMERはこのカプラーが無く、ホースをそのまま突っ込みZ型の金具とホースをバンドで閉めて接続してありました。それも本来のホースは細いので途中に金属のパイプを入れてそこにゴムパイプを繋いでいます。簡単に言うと全自動洗濯機の水道配管をする時蛇口に引っかかりが無いのでホースを突っ込んで抜けない様に蛇口のハンドルに針金で縛り付けたような事がしてありました。これは明らかに以前誰かがこのコネクターの外し方が判らずコネクターを壊してしまい、どうにか工夫をして直した様です。
しかし燃料ホースには無理が掛かって伸びているし、先生のHUMMERはガソリン車なのでホースの交換をする事がベストと考えて、パーツリストを見ると驚いた事にこのホースは燃料フィルター、タンク切り替えバルブ、リアータンク配管、取り付け金具一式を全て備えたアッセイでしか部品が出ない様です。まさかそんな事は無いだろうと問い合わせた所ホース単体では無くアッセイでしか取れません。部品名にはGASと掛かれていたので事故車の物は流用できないのでアッセイで手配しました。それから一週間した昨日棺おけぐらいの荷物が届き中を開けると配管アッセイが丁寧に梱包されて到着しました。このなかのたった2本のパイプの為にこんな大げさな物が届くとバカバカしさに腹が立ちます。
部品が届くと早く作業をしたくなるのが人情ですが、私も一応入院患者なので、無理しないで作業を進め、先ずタンク蓋のシールをRTV系の接着剤とテフロンパッキンの併用でしっかりシールし翌日乾燥したあと水でタンクを満たし多少加圧して漏れ試験を行い漏れの無い事を確認して取り付けることにしました。
しかし、このタンクの取りつけは知恵の輪状態で前後方向に余裕が無いのと、給油口が邪魔で半回転しながら、先端を差しこんで更にぐらぐらする固定金具を外れない様にしないとはめ込めません。一応一人でも出来るかと思いトライしましたが筋肉がつりそうなので諦めました。なんで何時も最後は一人なんでしょう。元々の原因を作った人の事を考えると腹が立ちます。明日はそいつを呼んで来て手伝わせようと思います。
しかし腹立たしい事ばかりでなく昨日はいい事もありました。夜中の1時過ぎに先生から電話があり病室から自宅に行くと先生は外に出てしし座流星群の観察をしており私にも見ろと言いましたが、そう言う物にはあまり興味は無く寒いのであまり気乗りしなかったのですが、ふと見上げた空に今まで見たことが無い地球最後の日の空の様にドデカイ尾を引いた閃光を見てしまい、すっかりハマッテしまい、結局2時過ぎまで奥さんを交えて3人で空を見つづけてしまいました。今日も何度か病室の電気を消して空を見ていますが、今のところ昨日とは打って変わって今日は全く見えません。たった1日で大違いです。でもまた後で見てみるつもりです。

入院も4週目に入りすっかり酒田の町に馴染んでいます。
気候は基本的に寒いのですが、気象の変化が激しく日中はエアコンがいるかと思うほど暖かい時も日が陰るといきなり上着が必要になります。
昨日は青森から蒔苗さんと、友野さんが遠路はるばる来てくれました。蒔苗さんは1年半振りの再会でその間、細々としたトラブルはあったそうですが概ね良好な状態で乗られている様でした。
昼過ぎにはランドマップの寺田さんがスタッドレスタイヤの配達ついでに酒田に来ました。ランドマップさんは飛んで火に居る夏の虫で、酒田に来た時から先生のHUMMERの燃料漏れが始まり何時か修理しなければと思っていましたが、丁度良かったのでそのまま大井先生のHUMMERの燃料漏れの修理をしてもらいました。先生のHUMMERは少し前に燃料ゲージを交換したのですが、その時にパッキンをきちんとして居なかったのが原因と推測していましたが実際は配管からと言うよりあちらこちらから少しづつと言う感じで一番多く漏れていたのは緩んだホースからでした。
燃料を抜きタンクを下ろすとなぜか本来ワンタッチで接続されている配管がホースバンドで止めてありおそらくワンタッチコネクター取り外し工具が無いため切断した様でした。このままではまた漏れる恐れがあるのでパーツリストを調べるとこの部分の配管は単体での部品番号が無く、周辺のパーツとセットでしか交換できない様でした。部品の発注を友野さんに依頼してとりあえず中断しました。早ければ10日ぐらいで来ると思いますが、それまで退院出来ないということかなぁ?

今日から夏休みです。木曜日にコンテナが到着して、やっと私のHUMMERも復活すると思っていたのですが、なんと一部のパーツが違っていて作業が出来なくなってしまい、急遽部品の揃っている松原さんのHUMMERから取り掛かることにしました。
作業内容は、ヘッドライトとFOGをHIDにする事。電動ファンの取り付け、助手席の足元を広くするパーツの取り付け、ハンドル交換、全てのオイル交換、各種点検等盛り沢山です。
手始めに今日はヘッドライトの交換、FOGの追加、ハンドル交換、電動ファンの取り付けの一部を行いました。これだけの事をやるとさすがに帰りは朝方です。ヘッドライトの交換は以前にも紹介しましたが、今回は少し成長してヘッドライトには追加工なしで本体側のライトベゼルを思い切って大幅に削る加工での取り付けが上手く行きました。
ヘッドライトをHIDにするとハイビームがないのでこれを補足するためにヘラーのヨーロピアンビームを取り付けこれをハイビームの代用とします。補助等の取り付けで一番大事なのはステーの強度が大切でこれをしっかりしないと走行中ユラユラして挙句の果てに向きが変わってしまいます。
今回はフロントのパイプバンバーにパイプを挟み込んで固定するステーを使おうと思ってカーショップやホームセンターを探しましたが適当なものがなく、結局、図面を書いて仕事で取引のある加工やさんで作って貰いました。板厚は5mmのアルミで考えていましたが、加工屋に材料がないので、材料はホームセンターで買い、これをZ型に曲げてもらいワンオフだけあってキチンと取り付くものが出来て満足です。写真はカメラをガレージに忘れてきたので次回送ります。明日はアルバイトを一人準備していますので残りをやります。

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