Interior 1     

(GPS ,Air Conditioner ,Seat ,Power Windows ,Audio ,ETC etc.)

   

95年式のHUMMERに乗っているメンバーの方が、昨年ACの調子が悪いので外車専門の修理屋さんに持って行った所、エバポレーターが壊れていると診断され修理を依頼した所、ACユニットをバラバラにして部品が入らないためそのまま数ヶ月放置され挙げ句の果てに修理をギブアップしてしまい、どうしたら良いか相談されたことは以前報告しました。
この時カイダク樹脂で作られたACユニットのケースは接着面以外の所でバラバラにされ破片はジグソーパネル状態でなおかつ欠損もありました。
95年式HUMMERのACは大物のエバポレーター、コントローラー等の個別部品はGMの部品と共通なのでメーカーからまだ出ますが、ACユニットボックスはもう部品では出なくなっています。
メーカーは古いHUMMERのエアコンは切り捨ていて、その代わり最新型のACユニットにコンバージョンするキットが出ております。重大な故障はこれに変えろと言う姿勢でその代わり組みあがった完成品はかなりしっかりしたキットです。
バキバキのボックスを修復する事と、ヒーターを含めたACの性能向上を考えると、これから長く乗るにはこちらの方がお得と思います。価格も見積もりを取りましたところ、前出の修理屋さんから出たエバポレーター単体の見積もり価格と同等の現地価格で売られておりました。
当方も95年式であるため興味があるのと、今回の修理を請け負った修理屋さんの工場は近所からのクレームがあるため夜間作業ができないので当方のガレージで一部修理を行ないました。作業は主に平日でしたので全行程に付合ったわけではありませんが、仕事の終了後は立ち会い、その時は多少猫の手の役割を果たしましたので大まかですが報告します。
交換の主な部品はAC室内ユニット全部、コントローラ、レシーバータンク、バキュームタンク、ACユニットのワイヤーハーネス、ヒーター切替バルブ、各種ステー、ボデイ加工用テンプレート、ビス、オーリング等の小物50点以上の部品で構成されています。この他に20ページのマニュアルが付いています。
先ず、全部品の確認、とマニュアルの解読をしました。このマニュアルは図が少なく何を外せとかの説明はすべて抽象的な文章だけなので難解です。また、結構重要な事が書いてなかったりとてもいい加減な物でした。(一番ひどいのは回路図が入っていない事)
次に、内装のパッド、センターカバー、助手席の取り外しを行ないます。これでACユニットがあらわになるのですが、今回の事例は既に取り外してあるので、古い配線の撤去を行ないボディーの加工に入ります。
旧タイプのユニットと大きな違いは配管のやり取りが足元の左側面で行なっていますが新しい物は、爪先の上辺り、エンジンルームで言うとエアークリーナーの下辺りで室内との接続を行なっています。そのためボディーのカットと固定用の金具を付けるための多数の穴あけを行ないステーの取付けはリベットで行ないます。
作業のためにはエアークリーナ、冷却水のサージタンクを取り外します。また、低い位置にあるヒーター配管のつなぎ直しもありますので、冷却水は全て抜き取ります。バッテリーももちろん端子を外しておきます。
内部はこの他にコントローラーの取付けを行ないます。テンプレートに合わせてセンターカバーをカットして今までのプッシュ式の物から3個のダイヤルが並んだものと交換します。配線は全て新しいハーネスを引き直します。また、一部のダクトは切断、延長の追加工が必要です。
旧型はすべて電気式であったアクチェータはニューマテック(空気駆動)式になりハーネスには駆動用のチューブもあります。次にエンジンルームの説明をします。交換部品は,ヒーター切替バルブ、ヒーター配管、レシーバータンク、ブロアースピード切替レジスターユニットの交換、バキュームポンプの取付けを行ないます。
旧型のヒーターコントロールバルブはサーボモーターで流路を絞ってヒーター温度をコントロールしていたようですが、新しい物はニューマティック駆動のバルブでON−OFFの動作しかしていません。恐らく温度コントロールは内部のユニットで冷気との混合比で行なっているようです。
オナーには辛い事ですがこれらの部品の交換をしている時に疑問が出ました。このHUMMERは以前にもACの不良があったらしく、ACホースの数箇所がホースバンドに交換されていましたが、その殆どのバンドは締込み不良で、なおかつオイルだらけでした。前出の修理屋さんの診断ではエバポレーターと診断されていましたが、本当のはここが原因ではなかったかと疑惑を持ってしましました。当然ここの部分のバンドは締め直しましたが、近い将来交換が必要になりそうです。
外部のハーネスもすべて交換です。ハーネスを通す穴は油圧パンチで行ないました。ACの配管はそのまま室内ユニットに繋ぎます。ヒーターの配管は一度フロントヒーターコアを通った後、リヤーユニットのコアに繋がります。早い話がACは並列、ヒータは直列に配管されています。したがって、リアーヒターは温調不可能と言う事になります。冷媒のガスを入れ試走しましたが、ヒータの効きはOKでした。
ACは外部温度が低いのでコンプレッサーのクラッチが繋がらないのでテストには立ち会えませんでしたが、これは後日、電装専門業者でテストをするそうです。交換修理中マニュアルで不明であった所は解体車があり大変参考になり、更に旧部品から流用しなければならない部品をオーナーが持参していなかったので、これも解体車から流用しました。(後で返してもらいます)
今回得たもの、マニュアルには全ての部品番号が書いてあるので、私の95年HUMMERも解体車のユニットと多少の部品追加で新型のACと交換できる事です。しかしその前に亀裂の入ったホースの交換が先ですけど。
大井先生のHUMMERですが以前ACの効きが悪いと言われていましたが、もしかすると切り替えダクトがきちんと稼動していない可能性があります。運転席のパッドを外してユニットをあらわにした写真を送って下されば、室内ユニットの種類が特定できますのでこちらからチェックする所を教えてあげます。その他ではやはりフロントのエクステンションバルブがおかしいかもしれませんね。 

今日、しみったれている私は外した部品の再利用が可能かどうか探りました。一番欲しいのはヒーターのバルブですが、外観は錆びだらけで元々怪しかったのですが、内部を見た所、予想どうり穴の殆どがさびと付着物で塞がり、これらを拭き取ると何とパイプに穴が空いていました。私のHUMMERの物も同程度と考えられるので部品を注文しておきます。そして後数年後これと同じ修理も予想できますので、貯金しておきます。このコンバージョンは94年車から可能なようです。93年は恐らくメカ式のユニットなので、もう少し部品の多いキットが準備されていると思います。

あると便利な使用工具:リベッター、ナッター、エアーソー、グラインダー、油圧パンチ、助手、(ユニット本体取付けは一人では無理)

 

先日交換したオートメーターを装着しましたが、先日 既にオートメーターに変えている友野さんのHUMMERに乗せてもらった時、燃料計の残りが1/4だったのに実際は40Lそこそこしか入らなかったので少し気になり、しばらく試走した所、やはり燃料計以外は、以前と殆ど変わらなかったのでセンサー交換の必要は無い様でした。
私のHUMMERは今までの燃料計よりも 走行距離の割に減り方が少なかったので心配になったので、燃料メーターをチェックする事にしました。
燃料計には12V、アースの他に信号線の3本が配線されています。燃料タンクの信号は水洗トイレの浮きと同じで、バルブの代わりに可変抵抗が付いています。
95年式のHUMMERは満タンの時の抵抗値は33.5±8Ω空っぽで240±20Ωです。可変抵抗の一方はボディーにアースを落としてあり、もう一方がメーターまで来ています。チェックの仕方は、メーター裏の信号線を外して、ここと、アースの間に33.5と240Ωの抵抗を入れるとメーターがFとEをそれぞれ振ります。
ピッタリの抵抗を入手するのは面倒なのと、途中経過を見たいので、ダイヤル式可変抵抗器を使用してメーターの変位を見る事にしました。テストの結果概ね抵抗値に対してリニヤにメーターは動きましたが、タンクの形状とフロートが扇型に動くため抵抗変化がそのまま燃料の量になるとは限らないので、しばらくなれが必要だと思います。
ともかくメーターが半分なのにガス欠と言う事に成らないので次回タンクが空になったらスタンドで10リッターづつ入れて変位をみたいと思います。
友野さんのHUMMERのが合いマニュアルを見ましたが、抵抗値が出ていないので前に付いていたメーターで同様のテストをして、更に新しいメーターをテストすれば状態を確認できます。

今日はこれよりもう少し切実な問題がありましたので報告します。このHUMMERの窓を閉めているのをたまたま見た所パワーウィンドウの窓ガラスがモソモソとしか上がらず、その間それを上がるまで10秒近く掛かっていました。こんな事を繰り返していると、以前紹介したように、スイッチの焼き付き、モーターの焼き付きの原因になります。このHUMMERは購入時より助手席側のパワーウィンドウの「閉まる」側の動きが悪かったのですが、フィルムが貼ってあったのでそれが原因と思っていましたが、剥がされているのでもう大丈夫と思っていましたが、今日久しぶりに見た所、運転席側の動きも悪く、助手席もさらに悪くなっていました。
先ず原因をいつものように予測します。下がる時は勢いが良いので、モーターはOK。スイッチを後ろの席の物と交換しても状態は変わらないのでOK。となるとお金の掛かる部品は全てOKですが、時間が掛かるウィンドウレールの調整がおかしい事になります。
パワーウィンドウを調整をするには、先ず内張りを外します。内張りを剥がすには、PW、ドアロックスイッチ、ドアレバー、ドアーハンドル、ドアストッパーを止めている目視出来るボルト、ビスを外し、内装外周のビスを外すします。ロックのノブはそのままでOKです。次にスイッチのコネクターを外します。
ここで通常の車と違うのは、内張りが更にベルクロでドアーに止められていることです。内張りの下側を手前に引くとベリベリと音を出しながら剥がれます。更にロックノブが抜けるような方向に内張り持ち上げ、ノブをそのままくぐらせると内張りは剥がれます。ドアには雨水が入らない様にビニールが貼られています。このビニールを慎重に剥がすとドア内の臓物が出てきます。
ここで面白い物を見つけました。20年ぐらい前に読んだ確か「自動車」とういう岩波新書に、デトロイトで月曜日と金曜日に作られた車を買うなと書いてありました。それは作業員の集中力があまり無い時で、それ以外の曜日でも上司に不満とかあるとロッカーパネルにスパナとか、ごみを入れると書いてありました。日本の自動車会社では考えられないので、まさかと思っていましたが、このHUMMERのドアにはヘノヘノモヘジの様なほのぼのとした顔の絵が書いてありました。その他に自分の名前も書いてありました。嫌な事が書いてあるわけではないし、面白いのでそのままにしておきました。HUMMERの作られ方が何となく解ったような気がします。
調整はレールを止めているプラスネジを緩め何度か上下させ良い所を捜します。ここだ!と思った所で締め上げます。中々見つからない時は、ゴムがレールにきちんと入っていない事がありますので確認して下さい。組上げは逆の手順ですが、スイッチを止めているカバーは割れ易いので締め過ぎに注意して下さい。しかしこのカバーはもろくてすぐ壊れます。このHUMMERも既に割れておりました。私のHUMMERも割れてしまいましたが、この部品を交換しても直ぐに壊れるので、アルミで補強材を作って対策しています。この補強材が幾つか未だ手元に残っていたのでこれを使って補修完了しました。

季節外れですが、以前より大井先生のHUMMERは高速道路でフロント側ACの効きが悪いと言われていたのが気になって色々考えています。専門家ではないので、一つの案として提案します。先ず、HUMMERのクーリングについてですが、基本的に軍用モデルのため冷却についてのテストは間違いなくしっかりしています。更に使用条件は過酷かもしれません。しかし、車にとっての過酷さはその速度に依って色々と変わって来ると思います。砂漠での低速クロスカントリー事は過酷ですが速度が遅いためラジエターが縦でも、横でもそれこそ平面でも変わらないはずです。しかし高速走行では、この配置はかなりの違いが出てきます。特に高速走行は軍用の場合70マイル前後だと思います。HUMMERの場合は、軍用モデルに無いACのコンデンサーが付いています。さらにGAS HUMMERの場合は発熱量が多いので過酷な条件になります。そこで対策として電動ファンを追加している事はとても良い事だと思います。
ここで今回考えた事は高速で走ると空気は流体として流れが出てしまいグリルから入った空気はエバポレーターに当たり上に抜けてしまう様な気がします。魚を捕る網を水中で速く動かすと抵抗が増すのと同じだと思います。その時エンジンファンはぐんぐん引いているはずですが、実際はラジエターの脇とかの流れの無い所から吸っているような気がします。ではなぜ水温が上がらないかというと、勿論ラジエターでの放熱もありますが、フアン・エンジンそのものも空冷してもいます。またオイルクーラーもあります。従ってこの状態でバランスしていると電動ファンが動かないかもしれません。結論は、ACのクラッチが入った時は自動で電動ファンが回るようにしたらどうでしょう。この話、勿論その時は電動ファンが回っているといわれたら、根本的に考え直さなければなりません。どう考えても、フロントとリアーのAC配管は単純に分岐していますので、前と後ろに差が無いはずです。強いて言えばリアは内気循環で配管が無いのでフアンが強力なぐらいです。羽の面積もリアーの方が大きかった様な気がします。

今日は、ガレージ共同運営者ののピックアップのAT下ろしと、先週下ろしたパッカードのAT積み込みを行いました。
パッカードは2輪駆動車なので簡単ですが、ピックアップは4輪駆動であるのとヘビーデューティ仕様なので重量が重く5人掛りでやっとの思いで下ろしました。その合間、暫らく振りにガレージに遊びに来たメンバーがHUMMERのACの修理の途中で工場から引き上げた状態でガレージにきました。
そもそもACが効かないのでアメリカ車を扱っている所に修理をお願いしていたらしいのですが、かなり長期に渡って入庫して中々完了しないので、引き上げたようです。
オナーはかなり困っていて可哀相なので、早速HUMMERを見てみると、社内には外した部品で一杯になっていて、その中には昨日お目にかかったACユニットがバラバラでほうり込まれていました。更にフロント周りの内装も剥がされ、助手席、リヤーACのカバーも全て剥がされたままでした。
ここで早速昨日の書き込みの訂正ですが、どうやら昨日のエバポレーターと思っていた物はヒーターコアでした。何れにしろエバポレーターは小さいものです。修理屋さんの判断はエバポレーターからのガス漏れだそうです。確かに本体固定用の部分はかなり腐蝕していましたが、これの原因は、ドレン不良で水が溜り腐蝕したものでエバポレータ本体には影響無いはずです。また、何処にもオイルがにじんでいないので、漏れに対しては疑問でしたが、分解したときには漏れ個所が特定できていた可能性もあるので、エバポレーターを修理すればOKと思い、他の部品を点検した所、部品は揃っているようでしたが、昨日の心配通り、カイダック板のケースのあちこちが割れたり引き千切られていました。特にNGなのはドレンのホース取り出し口が根元からボッキリ折れていました。これら破損の原因は、明らかに分解時の物と使用中に破損した部分もあります。
これを継ぎはぎして、再利用するには時間が掛かりますので、どのように修理するか後日検討する事にしました。
修理は長期戦になりそうです。このままでは、これからヒーター無しではきついので応急対策として取りあえず、内装とシートをを復帰させリヤーヒータだけ利くようにしました。以前お会いした自動車電気屋さんが、エバポレーターの修理は可能と言ってましたので、これが一番安価でしょう。
本体は自分で分解していないので、再組み立てはきついのでちょっと厄介です。分解した修理屋さんは特に悪い修理屋さんだとは思いません。恐らく通常扱っている車であればたちどころに修理するのでしょうが、HUMMERの場合、かなり特殊なので私のように一度解体した事があったり、24時間HUMMERの事を考え?、HUMMERの生立ち、軍用車輌の常識等を勉強し、機械工学、加工技術、アメリカの自動車社会を知り、少しだけ英語が分かる者との間にはおのずと差があります。
実際今日の修復もオーナーがどうして良いのか解らない物を部品の形と、使用場所を熟知している私は30分程で修復できます。これは自慢している訳ではなく、金が無いから首から上を使っているだけです。
私が商売であれば、当HPに何から何まで洗いざらい気前良く書き込む訳が無く、自分の中にため込んで内緒にして置き、特別と言う錦の旗の下で高額の請求書を差し出すでしょう。あくまでも私は、皆さんに勉強して頂きたいとの一念でこうして書いています。
これからも沢山の事例を挙げていきますので、ここを参考にして頂きたいと思います。また、修理に出す場合は出来るだけ慣れている工場に出すべきと考えます。慣れている所では何でもない事が慣れていない所では大問題になる事は多々あるはずです。修理屋さんに恥をかかせないためにも、最低限オナーは自分で考えたりサービスマニアルぐらいは用意して修理依頼するべきと考えます。これらが面倒であったり、出来ない場合は、その時間働いた方が明らかに収支の上回る方は高額の請求書に従うべきでしょう。業者の肩を持つ訳ではありませんが、本当に常識では考えられない車なので、その場合は修理代がある程度掛かるのは仕方が無いでしょう。

ACのファンが以前からLoにすると、どこかに擦れているようなゴクゴクと言う感じの異音がしていました。Lo以外では特に問題が無く回っていましたのでそのままにしていましたが、一月前から、段々と他のスピードでも音がする様になりファンの様子を見る事にしました。
音の状態からすると、恐らくファンのペラが何処かに擦れていると仮想してACユニットを分解して見ましたので報告します。
以前に見た93年式はACのユニットがアルミの板で作られており大量生産の匂いが全くしておりませんでした。私の95年式は、本体がカイダック板をブロー成型品した物ですが、見た目がちょっとマシな程度の物です。見方に依っては93年式の方が寸法精度も良く、修復も通常の機械加工で行えますので、扱い易く高級品だと思います。
ACユニットに対面するには先ず、センタートンネルのフロント側のカバーを外します。これの外し方は、左右前方下の黒い大き目のプラスネジ2本で止まっているだけなので簡単に外せます。ただしACコントローラー、ラジオ等がありますので、がばっと外さずに、配線に注意して慎重に、ずらす程度で十分です。次にパネルパットを外します。運転席側のパットに有るプラスチック製のマイナスが切ってある特殊ナットを2ヶ所緩めます。次にガラス側の鉄板ビス2本を外します。
注意する所は、プラスチックのナットの相手はL型のボルト?なので緩めると、メーターパネルの中に落ちてしまします。今までに何度もこのパッドを外しましたが。一度も落とさずに外した事がありませんので、最初から中に落としてしまう事を前提に作業をしています。拾うときはメーターを外します。
助手席に移り、一番右側縦に3個並んだ鉄板ビスを外します。これで車体から外れた様ですが、後一つ助手席側のウインドウ用の小さい吹き出し口に配管が付いていますので、吹き出し口を外します。吹き出し口の4個のビスの相手は立込みでは無く、座金付きのナットです。4本のビスを外し、吹き出し口を手前に引くとプラスチック製のジャバラが出てきます。このジャバラは吹き出し口に鉄板ビスで留まっています。これを緩めるとパッド外しは完了できてACユニットと対面できます。
以前に97年式のこの部分を見たとき、ファンモーターは一番手前に鎮座していたし、98年式では下の方ですが直ぐに見える場所にありました。HUMMERは大体2年毎にACユニットの設計変更をして段々良くなり、98年式はやはり配線を含めたレイアウトが奇麗です。
今回は、残念な事に95年式のファン位置はユニットの裏側にあるため正面からは見えず、ユニットの一部を外さないと取り外す事が出来ません。構造を観察するとユニットの上半分のカバーにモーターは付いているのでカバーをを止めているボルトを全て外し邪魔になる配管、配線を大胆に取り除きどうにか外しました。(ここまでの時間は30分)
HUMMERはクーラーの効きが悪いので一体どんなエバポレーターが付いているのか興味があり観察しましたが、とんでもない小ささでした、以前に見たワゴンRと同じか、小さいぐらいでした。これでは冷えないのも当たり前です。カバーからモーターを外すと、やはりカバーと干渉していました、干渉の原因はモーターシャフトの摩耗でラジアル方向に遊びが出ていました。これのためファンが首振り状態になりケースに当たっていた様です。原因不明のまま分解しましたので、交換用のモーターは用意しておりませんのでカバーを削って終わりにしようと思いましたが、何れにしろモーター交換のためまた分解するのも面倒なので、一応事故車から流用できないかと思い事故車に装着してある物を見ると、外観が似ており共通?の雰囲気がありました。
早々取り外して比べて見ると95のファンの色は、黒で98の物は白でした。それ以外には大きな違いも無く、ラッキーと思いましたが、良く見るとファンの羽の向きが逆でした。これ以外は全く同じなので結局98のモーターを95のファンに取り替える事で対応しました。フアンは中心のナットを外し強引に手前に引くと外れます。これで良しと思い、新モーターユニットをカバーに付けてみると、モータ固体差の為少しだけファンが当たています。当たる所はシロッコフアンの命である吸入口なのであまり削りたくないので少しづつ当たる部分をカッターで、削って付けて見る作業を何度か繰り返しやっとスムーズに回る様にしました。(ここまで開始より2.5時間)
カバーの形状精度が悪いのでカバーを車体に取り付ける途中何度もファンを回して様子を見ながら取り付けました。組み込み中は良好で気を良くして最後に本締めをした所、少し変形したらしくそれが原因でかすかに当たっているようです。この程度なら気にならないので、再度分解する事はしませんでした。作業に掛かった時間は約4時間、分解より組上げる方が時間が掛かります。
HUMMERのフロントガラスは勿論合わせガラスです。合わせガラスは2枚のガラスの間に透明のフィルムを挟んで接着して一枚の板ガラスにしています。私のHUMMERの助手席側フロントガラスはガラスとフィルムの接着が甘いらしくこの隙間にカビが生えてしまいました。場所は下側で全く運転には支障はないのですが、助手席の同乗者は乗っている間中カビの標本を見ているのは辛いとクレームがありましたので交換する事にしました。
一度目の部品注文した時、同時に輸入したハンビーのガラスがペイントで汚れていたため、向うのコミッショナーが気を利かせてワザワザ無色の透明ガラスを2枚送ってきました。一応HUMMERはクールガラスで上部にはブルーのボカシも入っていますので。片側だけ白では変なので再発注しました。(どなたか透明が欲しいと言う奇特な方がいらっしゃいましたら格安でお分けします)。
ガラスの取り外しは、HUMMERの場合特殊な事は要らないので簡単ですが思うように行かない部分もあります。窓枠周りのビードを押さえている部材のビスを全て外します。予定では、ビスを外すとバラバラと部材が外れる予定でしたが、ビードの周りには硬化しないブチルゴムの接着剤が付いておりこの余剰部分が部材に張り付き、簡単に取れなくなっています。下側の金具は押し出し材なのでレバーでコジっても変形しませんが、上部の金具は薄くて更にアルミ製なので強くコジると変形してしまいます。根気良く繊細な力で少しづつはがします。金具が取れ、これでガラスがパカっと取れる様な気がしますが、更にビード全体の接着剤がしぶとくなかなか取れません。
レバーでコジって塗装が取れるのが嫌なので、結局裏側からガラスに蹴りを入れてガラスを割ってから取り外しました。ビードを割れたガラスから取り外しビードにへばりついた接着剤を根気良く全てはがします(1時間以上やりました)
窓枠にも付いている接着材も全て剥がし、これでガラスを取り付ける状態になります。
オリジナルではブチルゴムの接着剤を窓枠との雨じまいに使っていましたが、構造を観察した結果、独断で半練り状パッキンである高性能耐候性抜群の高級品、ロックタイト性ウルトラブルーを使う事にしました。(これしかなかった)
ウルトラブルーを窓枠に塗りビードを付けたガラスの下を載せてからはめ込むと上手く固定できます。これで後は部材で押さえるだけと思いましたが、ガラスとビードの合わせ目に隙間が有り、ここから水が入りそうな感じなのでビードを少し持ち上げてなじませました。ガラス交換のコツはガラスを割った時に飛び散る破片で怪我をしない事です。後は誰でも出来ると思います。雨が降ったらその後の様子をレポートします(ガラス交換時間3時間、破片掃除に1時間)
今日は充実した1日でした。明日は友人のAT積み替えが2台と修理屋さんから引き上げたHUMMERの組み直しがあります。今日作業中にエンジン始動不能のHUMMERを修理中の修理屋さんから電話があり相談されたのですが、実物を前にしていないので、あまり良いアドバイスが出来ませんでしたが、なにが何処にあるとか他の事例を少しお話できましたが、その後どうなったか解りません。友好的な修理やさんなので、後日、参考になりますので、聞いてみます。 


ACユニット


ACユニット


ファンモター 


98年式ファンモーター取り付け位置 


羽の向きが違う 


白い所が干渉している 


エバポレータ 


新品ガラス 


カビ 


部材を外す

 
窓枠 


ウルトラブルー塗布状態

本日、またまたエアコンの不調に陥りました。再び、ガス漏れでした。今まではガス漏れ発見のために配管のオイル汚れを手がかりにしてきましたが、多発するHUMMERガス漏れ修理の完璧を記するために何時ものランクル屋がガス漏れハイテク器材を導入しましたので、早々に試させてあげる良い機会が出来ましたので紹介します。
発見方法は配管の中に特殊な薬品を10ml程注入し、しばらくコンプレッサーを回転させます。この時全くガスが入っていない場合は薬剤が回らないのと圧力が上がらないのでガスも注入します。エンジン停止後、黄色いサングラスを装着し紫外域の専用ライトを当てると漏れている部分が黄色く光り確実に漏れ箇所を発見できます。
私のHUMMERの場合高価なコンプレッサーからの漏れはなかったので安心しましたが、レシバータンクのアウト側ホースのゴムと金属のカシメから漏れていました。この配管は室内のエバポレーターに行く配管で構造上無理な曲率で装着されていますので、新車から5年経ちて寿命が来たようです。ゴム配管自体も手でこじると裂け目が有りました。原因がハッキリしましたので配管を取り替えればまた快適に過ごせるはずです。ついでに最近コーナの途中に足元で「ボコ」っという音がし始めましたので、ボディーマウントの増し締めを行ないました。マウントのゴムは未だヘタッテいないようでしたが後1〜2年で交換時期の模様です。

大井先生の作られたエアコン用のエアースクープは中々良い出来ですね! 一つしか作っていないのですか?
最近は、例のフロンの問題で最近の車に使われている134aは以前の12よりは冷却能力は劣るそうです。これの冷却能力を上げるドーピィング剤もあるようですがいまだ試してはいません。少し楽しみにして下さい。

今年の夏にはクーラーで苦労しましたね!
自分の方のエアコンは正常に作動しています。本当にありがとうございました。
ところで低速では正常ですが高速で走行中にはやっぱりフロントのダクトからは生ぬるい風邪がでるようです。
そこで2年前からのHUMMERには空気取り入れ口にダクトカバーが着くようになっていましたね!
そこで自分もだめで元々で 車やさんと共同でアルミで制作してみました。

8月中はやはり周りでクーラーのトラブルが多発しているようです。そういう私のHUMMERも3年間良好でしたが、ついにダウンしてしまいました。
状況は、先月の下旬の暑い日に、吹き出し口から出る風があまり「ピリッ」としなくなってきました。しかし全く効かないのでは無いため、暑さのせいと思いその時はあまり気にしませんでしたが、その後夜でも「ピリッ」としなくなり、レシーバータンクの窓を覗くと泡がまばらで、明らかにガス不足、ゲージーを当てて見ると高圧も低圧も低くガスを4本入れると「ピリッ」としてきました。その後2週間ほどは良好でしたが、先週の土曜日に実家に帰るときそうたいして気温も高くないのにほんのり汗をかいていることに気が付き、フロントの吹き出し口に手を当てるとほんのりとしか冷たくなくて、リアーは少しましな程度でした。夜になっても殆ど冷たくなく、どこかおかしいと気になり始めるともうどうにもならず、そのまま治らなくても工賃を払う約束で川越のランクル屋に行き、点検を始めました。
明らかに何処からか漏れているのは間違えないので、取りあえず配管を辿りオイルのにじんでいる所を捜す。ランクル屋の話では効かなくなる理由の1番は、ガス漏れ、次に圧のかかった液化されたフロンを気化するエキスパンションバルブ(ノズル)ゴミ、水分を取るレシーバータンク、だそうで規定の量のガスを入れて、低圧、高圧の圧を計りこれを推測してトラブル個所を判断するそうです。
今回、私のHUMMERの場合は漏れている所は、コンプレッサーの高圧側(細い方)のアルミパイプとゴムホースの継ぎ目にうっすらとあり、コボンネットの裏を見るとコンプレッサーのプーリーのあたりにも見られた。一番漏れていた所は、コンプレサーの裏側のなんだか解らない穴からはかなりの量のオイルが出ていました。コンプレッサープーリーの方は今までもオイルのにじみが遭ったので、今回も違うと判断、なぞのコンプレッサー穴は恐らくリリーフ弁と思い以前に入れすぎたときの物と良い方に判断して、今回も前回同様一部希望も入れて漏れの原因は配管の繋目と断定して配管のカシメを切開してこれを高級ホースバンド2個と交換しました。
前回は部品を取り交換しましたが、結局漏れてしまうので、一生ホースバンドにすることにしました。真空引きをした後、放置した所、30分程放置してゲージを見ると針一本分上がりましたが、もうこれ以上どうにもならないのでそのままガスを1000g入れた所、良く冷えるようになりました、このまま先程の破かの漏れ個所を良く洗いそっとボンネットを閉めました。
あれから3日立ちましたが、今の所下痢するぐらい良く冷えています。今回は、取りあえず応急的な処置でしたが、早めにマニュアルをちゃんと読み修理しようと思います。
以前レシバータンクを2個にした方がいましたが、確かにGMのブレーザーに比べてHUMMERの物は半分ぐらいの大きさですが、そうすることに依って良く冷えるとは限りません。もちろん沢山水分が入っている場合は効果があります。
前後のクーラーにはそれぞれエキスパンションバルブが付いていますので、前後で大きく冷えが違うときはどちらかが詰まっている可能性はあります。ただし、リアーは内気循環なので相対的によく効きます。私の場合は、共通部分のトラブルなの今回の措置は60点ぐらいの対策だと思います。でもあのコンプレサーの謎の穴は気になっていますけど。

友野君のHUMMERも同様なのでパッキンを届けるのと、松原さんのハンビーのドライブシャフトのブーツが破れていたので友野君の93から外したドライブシャフトアッセンブリーを分けてもらうため、松原さんと一緒に友野宅にお邪魔しました。
久しぶりに友野君のHUMMERを見ると何とリヤーヒータBOXの上にゴージャスなティッシュケース?が取り付けてありました。友野君の奥さんはアメリカン家具職人で自宅に工房を持っています。彼が奥さんにオーダーしたのですが、本当に良く出来ています。パイン材で今は白っぽいのですが使い込んでいくうちにいい色になるでしょう。HUMMERはもともとマスプロで作られているものではありませんので、この様な手作りの物は違和感がありません。
毎回友野君のHUMMERは手が加えられているので目が放せません。

 

今年の夏は東京は非常に熱く、私のHUMMERも日中は効きが甘いようです。酒田もフェーン現象で結構温度が上がるので大変ですね。
走行中クーラーの効きが悪いのは、色々考えられると思います。リアークーラーは外気導入ではなく室内で同じ空気をぐるぐる回して冷却しています。従ってある程度冷えた空気を更に冷やしていますのでフロントに比較して常によく効きます。それに比べてフロントは助手席側エアークリーナーの下側から外気を導入しているので熱い空気を冷えたエバポレーターを通して(ラジエターの様な物)いますのでかなり仕事の負担は大きくなります。リアのクーラーが効くのであれば、温水バルブはきちんと切り替わっていると思いますので、そのような時はMAX(室内循環)にして見てください。これで良く効く様になれば、暑さのせいと判断できます。ただし、フロントのダクトは助手席側のクーラーユニットからエンジンに近い所を通ってセンタートンネルをまたいできますので、ここでも多少は暖められると思いますが。生暖かくまでにはならないでしょう。もう一つ考えられる事は、エキスパンションバルブの詰まりが考えられますが、アイドリングで効くのであればあまり関係ないと思います。後で、マニュアルのエアコンの部分をじっくり読んで?考察してみます。
リアーバンパーのトラスは写真を撮って送っていますので、返事待ちなので少々お待ちください。

ここ一月ほど前からキーレスエントリーが動かなくなり、暇を見ては色々調査しました。私のHUMMERは購入時に2個のリモコンが付いていました。常時使っている方では動作しなくなったので、スペアーのリモコンを使ってみましたが、これでも動作せず、リモコンの電池を交換してみましたがやはり動作しませんでした。次に本体の電源を疑い先ずヒューズの点検のため取説を見ましたがリモートエントリーの項目が見当たりません。仕方なくサービスマニュアルの回路図を見ると4Fがリモートエントリーレシーバーにつながっていて、テールランプと共用になっていて、確認した所正常でした。その他の配線もチェックしましたがすべて正常で、原因は、レシーバーの故障と断定してしばらくそのままにしておりました。
昨日、解体しているHUMMERのレシーバーが使えるのではないかと思いレシーバーを見るとなぜか何処にも接続させていない灰色の線があり、もしかするとこれは何かあると思い再度マニュアルを見るとVALET SWITCHにつながっている回路が書いてありますが、実態は何もつながっていないので何かあると思い再度マニュアルを読むと、電装品の項目では無くマニュアルの巻頭にリモコンの設置方法が書いてありました。
ダメモトで以下の手順で取りあえず設定をやってみました。先ずイグニッションキーをオンの位置にします。次に、レシーバーから出ている灰色の線を延長してアースに落とします。アースはエンジンキーはグランドに落ちていますので延長した線の一端を接触させればOKです。この時おでこのランプ等が4回ピカピカします。そのままリモコンのスイッチを押しますとランプが一回光ります。灰色の線を外し30秒間待ってからイグニッションキーをOFFにして完了です。ドキドキしてリモコンのスイッチを押すと無事動作しました。ちなみにもう一つのリモコンを押すと・・・・動きません。どうやら二つのリモコンから出ている信号は異なっているようでした。マニュアルを再度よく見ると、設定中に順番に2個のリモコンを押せばいいらしく、最大4個まで設定できるようです。再度今度は2個のリモコンを使ってメモリーしましたら良好に動作するようになりました。これで毎回、鍵で開け閉めしていたわずらわしさから開放されました。何かの都合でリモコンの無い方はリモコンだけ部品で注文して設定すればOKです。リモコンの電池交換はリモコン本体の穴の空いている所の隙間に時計ドライバーの様な物をさしてこじ開けて交換します。電池はCR2016が2個です。リモコンもランプが薄くつきっぱなしになったら交換です。

リモコンの内部

リモートエントリーレシーバー右上の

赤いコネクターが設定用の線

 

友野さんが、アルミのパネルを輸入したので、取り付けのお手伝いをするために、千葉に行ってきました。このキットの内容は、メーター周りのベース以外のネジ止めされている部分、ACの吹き出し口、パワーウインドウ・スイッチパネル、ドア取っ手周り、シガーライター、シフトレバー周りの殆どをアルミのビレトパネルに交換する物です。部品の総点数は20点以上もありワクワクする内容です。価格は1500ドルほどで高いと最初思いましたが、部品の仕上げの良さ、点数を考えると決して高い物では無いと思います。(でも私にはちょっと手が届かない)
同時にシフトノブもアルミ製の物に換えましたが、これは250ドルほどしますのでチッと高いと思います。交換は基本的にメーターやスイッチで挟むもの、と既存のねじ穴を利用して取り付けますが、強度的に問題の出そうな所はビス穴を追加します。取り付けに関しての難易度はさほど高くはありませんが、この部品の精度がキッチリできているのですが、HUMMWEの方が精度が悪いので、多少のヤスリがけは必要です。友野さんの場合はメーターをオートメーターに交換しているためこれを外すのが一番難易度が高い作業でした。また、CDチェンジャー、パワーウインドウ等は元々付いていませんのでこの辺の部品は不用になります。私も、以前から自分で図面を書いて作ろうと思っていましたので大変参考になりました。 
シフトノブの取りつけている機構はピンを打ち込んで居るだけで実に簡単なのですが、このピンを抜くのにはちゃんとした工具とコツが必要です。ピンの太さと同等のピン抜きポンチを用意してこれをピンに当て金属製のハンマーで叩くのですが、この時叩く方と反対側からしっかりレバーが動かない様に固定していないとピンは抜けてきません。ピンを抜いた後、アルミノブに抜いたピンを途中まで打ち込みレバーに差込んでから完全に打ち込むと取り付け終了です。この時も打ち込む方と反対側をしっかり押さえないと力が逃げてしまうので注意が必要です。 
全てを取り付けるとより一層精悍さが増し豪華さと言うよりもレーシーな雰囲気が漂いなかなか良い雰囲気です。(写真参照)
友野さんと二人でろくな説明書も無いので色々考えながら、途中で工具を買いに行ったり、中々楽しい作業をする事が出来ました。彼のシートの横にはアクセルペダルも転がっていたので、恐らくこれから交換する予定だと思います。

近頃熱くなりACの使用頻度も高くなって除湿したドレンが大量になります。硬くなったドレンパイプでは排出しきれないでエバポレーター部に貯まり吹き出し口から水が出て来る事になります。冷房効率も下がりますので助手席足元フエンダー内のパイプを良くモミモミしてください。ACを使っていて止めた後何時までもかなりのドレンが出ていたら硬くなっている症状です。

パワーウインドウスイッチの続報です。今日気が付いたのですが、先日交換したパワーウインドウのスイッチが光っていました。このスイッチは部品取りHUMMERのドアに付いていた物を流用しましたがこの部品取りHUMMERは98年式なのでどうやらドアのスイッチもこの年式はイルミネーション付きのようです。未だイルミネーション付きスイッチは壊れて居いいので分解していませんがこのイルミネーションは夜間以外でも走行中は常時点灯しています。発光は電球か、ELか解りませんが、この大きさや差し替えで配線増設無しで光っている事で判断すると恐らく電球だと思います。

パワーウインドウのご機嫌が突然悪くなりました。
開ける時は問題ないのですが締めるときスイッチを押しても動かないという症状です。これは運転席だけで、他は問題ありませんでした。まらなければどうにもならないので、その場はスイッチを引き抜き取りあえず配線のコネクターをぐりぐりしてみた後にスイッチを押すと何事もなく動き始めました。このコネクターをグリグリした後は、ばらく問題なく動いたのですが、また直ぐに同じ症状が出てしまい、安易な接触不良では無く何処かが故障と判断して、故障個所の推定をしました。
先ず、開けるのには問題が無く、開く方にスイッチを押している間にモータの唸りも無いのでモターやリンクの問題ではないと確定しました。特に、モーターにつながっている配線は2本で開け閉めは単純にプラスとマイナスを入れ替えているだけの単純な配線で、DCモータの場合正転がOKで逆転がNGなんてラジコンの進角を付けたモーターならありえますが、正逆同じ動きをするモータには通常ありえないので希望も含めてOKとしました。リンクも動いていたときは途中で引っかかる事も無くスムーズでした。もちろん開くのですからヒューズはOK。そうなると電気が来てない事になります。今回は配線をグリグリすると動くので、断線か、スイッチ不良の何れかに絞られます。断線は通常過電流に依る溶けと屈曲などによる物理的な切れが考えられますが、ヒューズがOKなので過電流はない。運転席はスイッチが単独(ダッシュパネルには運転席用のスイッチはない)なのでドアの開閉による断線は開く方が動くので無罪。そうなると怪しいのは安くて交換の簡単なスイッチと予測でき、案の定スイッチを交換した所完璧になおり2分で修理完了となりました。
通常はそれでヨカッタ!ヨカッタで終わるのでしょうが、私の場合は知りたがりなのでトラブル原因を追求したくなり、スイッチをばらしてみました。
このスイッチの先ず不思議なのはモータは正逆切替えなので通常は3極双頭のスイッチが使われると思いましたが足は5本でした。回路的な論理は通常右2本左2本がそれぞれ導通で右を押すと右端と中央が導通になりその時、今まで導通であった右から2本目はオープンになりますが左の2つは導通のままです。反対に左を押すと全く反対の動きをします。これから予想すると左右の端の配線は直接モータに行き(通常両方共マイナス)でそれぞれの方向に押したとき片側だけプラスが行くと言う回路をスイッチに持たせています。
現物を分解した所中身はリレーの接点の様な物が左右に配置され、それぞれのベロが上下に動く事によって極性を切り替えていました。このベロは同時に両接点が付かないようにバネで引っ張られていて、どちらかに必ず押し付けるようになっています。従ってスイッチをどんな強い力で押しても接点を押す力はバネ頼みの構造になっています。スイッチとしては結構高級品の様です。

スイッチの内部


動作中のスイッチの内部


接点のやけ具合、下側が{開く}の方


今回のトラブルの原因はこの接点にあました。写真でも解るように接点は黒焦げで接点不良を起しています。直接ここでモータ電源をオン、オフしているのでかなりバチバチ火花が飛んでいたらしく、特に閉める方は開ける方よりも黒々しています。それは単純に閉める方が負荷が大きいため大きな電流が流れるためと考えられます。
そこで、もしもこの現象が皆さんのHUMMERに突然起きたとき、閉まらないからといって修理屋を呼んでも部品を持っていないし、ドアの内張りなんぞはがされたら、後で幾ら請求されるか解りません。その時は速やかに他のドアスイッチと交換して対応してください。コネクターは結構固めに差し込まれていますが少しずつ根気よく抜いてください。この時決して隙間にドライバーなどの金属を入れないでくださいショートして危険です。後ろの席は頻度も少ないしダッシュパネルのスイッチも有あので流用しても不便はないでしょう。私のHUMMERの場合はこの調子で行くと次に壊れるのは恐らくパネルにある助手席用のスイッチが壊れると予想できます。ただし、パネルのスイッチはドアのとは少し違っていて表面の矢印が光っているので今度調べてみようと思います。ちなみにこのスイッチは丁寧に分解すると一度ぐらいは修理ができ再利用できそうなので棄てない方が良いと思います。モータは他の窓と動きに差が無いので当分使えると思います。

ドアーをばらしましたので気が付いた事をレポートします。
分解の手順は先ず取っ手を外し、レバーを外します。レバーはリンケージのロッドがプラスチックの止め具で止まっています。簡単なメンテナンスの時は不用意にこれを取ると、ロッドが手の届かない所に落ちてしまいますので紐をロッドに付けてから外した方が良いと思います。パワーウインドウのスイッチを取り付けているプラスチックの台は薄いので良くねじ穴から割れますので止めているねじは強く締め込む事は厳禁です。未だ割れていない方は注意して下さい。内張りの取り外しは内張りと同色のタッピングビスを外すのですが。ネジを外しても内張の上部はベルクロで止まっているので外れません。ベルクロを外すと内側に水が入らない様にビニールが張ってあります。このビニールをはるために使っている接着剤は強力で力ずくではがすと塗装がはがれます。多少暖めたりすれば取りやすいのでしょうが、神経質な方は必要な部分をカッターで切って現状復帰の時に新しいビニールを張った方が良いと思います。リヤードアーロック用のアクチェーターは外の取っ手の下あたりに入っています、大きさはZIPPOのライターを一回り大きくしたぐらいの角型です。フロントドアーは室内のロックピンがダイレクトにラッチのユニットに付いていますが、リアーは自転車のブレーキケーブルの様なワィヤーでつながっています。パワーウインドウの駆動方式は上下機構と一体になっていますので、モータが壊れた時はユニット交換になります。ただし窓ガラスが小さいのでコンパクトなユニットです。ガラスを交換する時は窓ガラスを固定しているねじがガラスの位置によって緩めません。ガラスには金具が接着されていますので、破損時はガラス屋さんに頼んでも上手く接着できるか心配なので。今回全く傷の無いガラスは一枚ですが、クラブ員の破損時の応急用に保管しておきます。未だ1枚しか外していませんので(4枚共ガラス大きさは同じ)フロントドアガラスを外した時金具の形状を確認します。モータは小型でドアの厚みの中に収まっていますので、パワーウインドウ車でない93年式の車に取り付けられるかもしれませんので助手席側はしばらくそのままにしておきますので、当確車オーナーは早めに確認に来て下さい。
 
オートメーター社のメーターについてお知らせ致します。HUMMERのスピードメーターのサイズは、3 3/8" です。スピードメーターは120 MPH と160 MPHが有りますが 120 MPHまでのスピード表示で十分です。その他のゲージ (燃料計、油圧計、水温計、電圧計) のサイズは、2 1/16" です。オートメーターからは色々なタイプが出ていますので皆さんのHUMMERに合ったオリジナルに仕上げて下さい。

オフロードやストックカーなどのスポーツレーサーのための頑強なシリーズとして
スポーツコンプ(SPORT-COMP)が出てます。これは黒に白の表示です。
スピードメーターは、AUM#3987 3 3/8" 120MPH Electronic Speedometer
燃料計は、AUM#3314 2 1/16" Fuel Level (0 empty/90full)
油圧計は、AUM#3327 :: Oil Pressure 0-100 PSI
水温計は、AUM#3337 :: Water Temperature 100゜-250゜F
電圧計は、AUM#3391 :: Voltmeter 8-18 Volts

レーシーなホワイトフェイスのシリーズとして
ファントム(Phantom)が有ります。これは白地に黒の表示です。
スピードメーターは、AUM#5887 3 3/8" 120MPH Electronic Speedometer
燃料計は、AUM#5714 2 1/16" Fuel Level (0 E/90F)
油圧計は、AUM#5727 :: Oil Pressure 0-100 PSI
水温計は、AUM#5737 :: Water Temperature 100゜-250゜F
電圧計は、AUM#5791 :: Voltmeter 8-18Volts

最も過酷なレースにも耐えるように設計されたプロ仕様の本格派シリーズとして
プロコンプ ウルトラライト(Pro-comp ULTRA-LITE)が有ります。これはシルバーに
黒の表示です。
スピードメーターは、AUM#4487 3 3/8" 120MPH Electronic Speedometer
燃料計は、AUM#4314 2 1/16" Fuel Level (0 E/90F)
油圧計は、AUM#4327 :: Oil Pressure 0-100 PSI
水温計は、AUM#4337 :: Water Temperature 100゜-250゜F
電圧計は、AUM#4391 :: Voltmeter 8-18 Volts

その他、2000年Newモデルとしてカーボンファイバーフェイスの新タイプが発売されていますのでカーボンファイバーのダッシュパネルを取り付けている方は、是非こだわって取り付けてみてはいかがでしょうか。2000年のカタログを取り寄せてみます。

スピートメーターを取り付ける際にはパルス信号に変えるセンダーが必要になります。エレクトロニックスピードメーターセンダー AUM#5291 Speedometer Sender です。スピードメーターは、全てマイル表示になりますので車検時にはキロの表示のステッカー等での表示が必要です。その他の計器は、そのまま取り外してつなげるだけで問題なくきちんと作動致します。ちなみに私のHUMMERは、プロコンプ ウルトラライトです。スピードは誰よりも遅いけどレーシーな気分満々で運転しています。私は、MARTEL BROTHERS PERFORMANCE からこれらのオートメーターを購入していま
す。HPはwww.martelbros.com です。色々なカーパーツが揃っています。HPを見たと言えば5%値引きしてくれます。

 渡辺さんからはオイル添加剤の調査開始のレポートが入っています。私も色々試しましたがはっきり言って今まで不明解です。友人のバイクレーサーがマイクロロンの結果が良い事は聞いた事がありますが。馬力が体感できるほど上がる訳は無いので、目に見えない耐久性の向上と考えています。害の無い物で利かない物は良いのですが、シール類の劣化、スラッジの原因になるような物は勘弁願いたいと思います。今後の渡辺さんの自分のHUMMERを犠牲にして行うテストには興味があります。
 
エアコンの件ですが、同じようなトラブルで解決した事例が3件有りますので 御参考になればと思います。
1 現象 :しばらく使っていないと冷えないガス圧が上がらない
   事例車両数:5台
   原因 :
コンプレッサーの配管ホースの金具のカシメ不足から ガスがスローリーク していた ガスチャージすると 2週間 から2ヶ月は使えるけどその内冷えなくなる。
   発見方法:
ゴムホースの先端の金具を手で強く握りぐりぐり回すようにねじる、この程度で金具が回る様ではだめ。 さらに信じられない時はコンプレッサーをビニール袋ですっかり覆いガスを溜めて翌日電装やさんに来てもらいビニールの中を 検知管でチェックしてもらうと 明らかにもれている事が判明する。
   対策:
発生件数の量から新品と交換( $200程度)しても又もれる可能性が有るので 付いている配管を修理する方が 安価で確実。

 2 現象 :ガス圧OK なのに冷えない ただリヤークーラーはちゃんと効く
   原因:
エアーミックスチャーの動作不良  ヒータコアとクーラのエバポレーターの切り替えゲート(扉)が動かない ので ヒーターとクラーが同時に入ってる事になっている。助手席側の足元に(もちろん外)あるドレン口から冷たい水が出ていたら間違いなくこれが原因
   対策:
ゲート動作(バキュウム駆動)用の空配管の点検、切り替えバルブの交換(日本電装の物が流用可能) 
 
3 現象:全く効かない
   原因:コントローラ不良
   対策:
コントローラのコネクター点検 ピンが細いので 時々ちゃんと入っていない時がある。 コントローラーの交換  97年式の物は450ドルほどでしたがこれはどの年式もその頃のタホ、サバーバン、K/Cシリーズトラックと共通ですからHUMMER用として買うと割高。  
 
以上エアコンの修理事例ですが 基本的に クーラーは効きます アメリカでクラーが効かない事には とんでもない事になり彼の地のユーザーが黙っている訳はありません。
現に96年(もちろん前期)式の友人のGAS HUMMERのエアコンはペンギンが飼えるぐらい効きました(現在エンジン交換中)
私の95年式も現在はガンガン冷えています、もちろん東京より暑い四国の友人もバッチリ効いています。絶対おかしいはずなので諦めないで下さい。

 

さて先日 お知らせしました クーラー対策の続報です。
96年式のHUMMERで私がLAから輸入した車(基本的にボランティアでのお手伝いでけど)なのですが、輸入直前に コントローラーが壊れていたので交換しました(アッセンブリー交換)し、その後 又クラーが壊れて あちこちの業者を回って やっと引き受けてくれた業者で 調べると又コントローラーが壊れていたそうです。中を開けてみると部品が一つこげていてこれを交換したところすっかり直ったそうです。オーナが家に帰って以前に換えたコントローラーを見るとやはり同じ所が壊れていました。この部品は未だ 何か解りませんし 原因が分からない為ちょっと不安ですが修理した業者さんの話では 良く壊れるので日本製の物に変えると直ると言っているそうです。電気部品には多少知識が有りますので 取りあえずこの方から壊れているコントローラーを送ってもららい修理してみます。これを後で 2000.1.3.井さんにお送りしますので 先ず交換して見てください。ただし今、此の方が単身赴任中の為チョット時間が欲しいといってますが 夏まではまだまだ有りますので、いいですよね!
此の方はクーラーの調子が悪かった時、先ず BSIに修理の依頼をしたら40万円と言われたそうです。さらにBSIの車はすべて日本製の部品に変えてあるとも言われたそうです。しかし私の友人はBSIで買った車なのに エアコンのコンプレサーが走行中におっこちたのですが その折れたステーは以前にも折れたらしくて 素人臭い溶接で補修してありました。さらに我々の間では高くても1000円で流通しているオイルフィルターも3000プラス送料で買っていました。あのヤナセでさえ1300円なのに商売ですから仕方が無いといえばそれまでですが 嘘やぼったくりは自滅します。ちなみにクーラーの修理代は5000円だったそうです。すいませんぐちぽくて、HUMMER好きの私としましてはHUMMER=金がかかる、故障だらけ と思われるのがやなのです、大体私の所に来るHUMMER乗りのほとんどのきっかけは販売店とのトラブルが多いので どうも斜に構えてしまいます。

 

 配線図を今貸してありまして未だACのコントローラーの駄目になった部品の先は不明です。95年と97年の回路図はマニュアルが有りますので見る事が可能ですが、96年式は97年と同じ内装なので近いと思います。その部分がおかしい可能性も有りますので引き続き調べます。吹き出しの切替えが上手く行かないのはフラップがきちんと動かないのでバルブが動きっぱなしになっている(所定の位置にこないのでバキュームのバルブが通電しっぱなしに成る)為コントローラーの部品が駄目になる事が考えられます。原因はバキュームラインの漏れ、潰れ、バルブの不良が考えられます。回路的には配線の色で「白」が負荷とまでは解っていますので、バラせば解ると思いますが、おおよその見当を付けてからがいいと思います。冬場のクーラーの効きは吹き出し口から出てくる空気が冷たく成る事でしか判断出来ないと思います。取りあえず本日送りましたコントローラーを試してください。

 

バックカメラ
私のHUMMERはご存知のようにスペアータイヤが付いていますが後方視界が劣悪で、以前、バック中に死角に入っていたバイクを引掛けてしまった事が有ります。恥ずかしながら、当たった事に気が付いたのはバイクの倒れる音でした。弁償額7万円は痛かったけど、子供が遊んでいたらと思うと ぞーっとします。これは危険と思いバックカメラの導入を検討しましたが当時のバックカメラはモニター付きでバックに入れると画面に電源が入る物は高価でなかなか手が出ませんでしたが、白黒のCCDカメラは 15000円と格安でしたので、カーナビのモニターとフアミコンの切替え器(1500円でオーディオの切替え器より安い)を使いモニターを共用にして手動で十分と考え採用しました。スイッチは遠くて使いずらい シガーラータをユニットごと外してその穴から配線を出して灰皿の前に切り替え器を置きました。モニターは運転席クーラー吹き出し口の見やすい場所に両面テープとタッピングビスで固定しました。カメラは 通常の位地ではタイヤがじゃまで良く見えませんのでナンバープレートの上に後ろ斜め横から見る様に取り付けましました。(HPの写真参照してください)CCDカメラ取り付けの副産物は細い道や車庫から バックで出る時に 本道を走ってくる車が見えます。左側通行では本当は反対側が見えた方が良いのですが、それでも結構役に立ってます。又、高速道路で追い越し車線に出る時もバックミラー代わりにも成ります。一時期故障した時CCV編集部の帰りにバックで出る時、隣の時計やさんの前の照明塔に ガツン してしましました。ライセンス灯が破壊して大きな音がしたので、人が出てきて、照明塔を点検してくださり「大丈夫だから早く行きなさい」と言ってくださいました、その後時々CCVにお伺いした時にお会いすると、なんとなく「へたくそ」と思われているような気がします。この時の被害はライセンス灯(15ドル プラス 送料)でした。このライセンス灯交換の時気が付いたのですが、電球交換式ではなく 電球と本体が一体で防水型のようでした。四角い形で後ろに赤、前は黄、室内は透明に使っているランプも同じように一体ですから電球が切れたら交換です。当方に手持ちは有りますが予備の携帯をお勧めします。HUMMERはこの様に電装品の防水にはかなり気を遣っているのはやはり軍用車上がりと感心します。この他にも室内のドレンプラグはだだのゴム製グロメットではなく、「栓」 になっていたり、後づけのACのドレンパイプも先端が潰してあって逆流防止をしています。デフのブリーザーパイプ(デフ内の空気が膨張、収縮した時に息をする大気開放口の事)もたち上げてありますし、スターターの端子もシリコンのコーキング剤の様な物をたっぷり使ってシールして有ります。ここまでしないと渡河深度はカタログでは明記できませんね。
オーディオに付いては、諦めています。NA DIESEL 車は 室内騒音でそれどころではないのと。音楽はあまり得意ではないためラジオで渋滞情報を聞く為に付けっぱなしにしている機会が多いです。いくら音痴でも低音が無いのは気が付きますし右スピーカーが遠いい為のアンバランスも分かっています、しかしお気づきと思いますがHUMMERはドアも薄く、室内も案外 狭くて、ウハーを置く場所が有りません、唯一積載をじゃましないとすると椅子の下がいいと思います、前後とも椅子の下は結構スペースが有りますのでここに 置けると思います。しかし私の車はそこが牽引ロープ置き場、であり、トレッキングシューズ置き場なので置けませんけど・・。東京のキルタイムと言うショップでNIKEが使っていた赤いGAS HUMMER WAGONを見せて頂いた事が有りますが、室内と荷台を壁で仕切ってあってそこに数個の30Cmぐらいのスピカーと 菓子折りの様なアンプがズラーと並んでいて、見るからに難聴養成車でしたので 多分その道の方が考えた場所だと思います。バッテリーも増設してありました。すいませんあまり参考になりませんで。
カーナビに付いては、速度信号はスピードメーターパネルの裏からピックアップできます、オートバックスからカーナビ取り付け費 5万円 その他にパルス発生器が2万円と高価な見積もりが出ましたので自然な流れで取り付は自分でやりました。HUMMERのミッションはGMのサバーバンタホと同じ形式の4L80E で 最後のEはコンピュータ制御を示しますから絶対に速度信号が有ると確信して回路図を眺めました、回路図によるとスピードメーターからは配線が3本出ていて黒はアース、グレーはランプ、そして残りの一本は…・分からない だからきっとこれと思い接続しました所バッチリでした。私のカーナビはアルパインの物ですが速度信号はパルス、アナログ信号の何が来ても学習機能が有って最初はばかですが段々利口になってきます。したがってHUMMERから一体どんな信号が出ているか分かりません。現在はカーナビ内のスピードとメーターの整合は取れています。ミッションから取っている方もいますが、渡河性能がミッションの高さまでに成りますのであしからず。(今 TVCMでオートウエーブは5年前のアルパインCDROMカーナビ10万円で下取り と流れています 本当ですかね?)
 
10月にLAへ行った時現地のエキスポーターからこれは良く割れるのでステンレスで作った人がいる、と言って一つのナットを見せてくれました、形を見ると薄肉で外周には4個所溝の切ってあるベアリングナットでした、このナットは通常タイヤを支えているテーパーベアリングを締め付けている物で、これが割れると言う事はタイヤがホイールごとさよならする訳ですから、大変な事に成るはずです。英語力が無いのと通常鉄製のネジは熱処理をしてあり単に硬さだけを比較してSUS(以下ステンレスの事)に変えて良いのかと思うし、割れると言うのは確かに熱処理が良くないために 外周の溝がきっかけになってそこからパッカっと割れる可能性も考えられます。しかし今まで色々とアメリカのHPを見ましてもその様な事例は未確認なのでサンプルとして一つだけ貰って来ましたが、情報を集めたいと思います。米国内ではHUMMERを本格的にクロスカントリーをしている方が多いので、オンロードだけなら心配ないのかもしれません。引き続き調査します。

 

 九州出張よりただ今帰ってまいりました。羽田からあえて小型の飛行機に乗りたくて北九州空港行きを使いました。空港に着いて直ぐ急でしたが四国から現在単身赴任で福岡に来ている、林さんに連絡を取りましたところ、快く 小倉まで会いに来てくれました。彼は例のACコントローラーで苦労した方です。大井さんの車の修理過程を話しました所、役に立てた事を大変喜んでいました。その後ACコントローラーのトラブルは再発していないと聞きましたので、その他にいじった所を聞きました所、以下の部分を改良していました。内容は簡単で エンジンルーム内助手席足元にある温水切替用ダイヤフラムのリターンスプリングがいいかげんな取り付け方で、彼のHUMMERの場合はスプリングが強すぎて動作が不完全でしたので、これをスムーズに動く適切な位置に調整したそうです。もしこのダイヤフラムを動かすソレノイドバルブの配線が白色であれば、全て解決になると思います。調べて見てください。その他には屋外駐車なので窓回りのボルトはステンレスに換えたり、レカロシートを4脚全て自分で付けたりしているそうです。この中で窓回りのステンレスネジは、錆が早いのでさっそく真似させて頂こうと思います。レカロはフロントは両方共バッチリでしたがリヤーの方は格好は良いけど狭くなるので薦められないとおっしゃっていました。あれやこれや結局2時近くまで話が付きませんでしたが、翌日は講習会の講師でしたので名残惜しいかったのでしたが、再会を約束しましてお別れました。同じ車を持つ仲間同士通じる物が沢山有りました。きっとミィーティングは楽しくなるでしょうね。