Interior 2     

(GPS ,Air Conditioner ,Seat ,Power Windows ,Audio ,ETC  etc.)

   

先日、予告したブースト計を取り付けました。
当方ののHUMMERと松原さんのHUMMERと同時進行で2台に取り付けました。メーター本体は使い物にならない(時間が狂う、車中泊中にうるさい)時計を外して、個々に取り付けました。車両本体とのコネクションは照明用の配線2本と加給のかかっている所から配管一本引くだけです。取り付けに必要な用意する道具は、電気ドリル、1/4のテーパーネジ用タップ、これの下穴用のドリル用キリ(11mm)が必要です。
回転計、時計のメーターパネルを外し時計の電源と、照明配線を外します。電源はナットを緩め、照明はカットします。時計の電源は不要なので絶縁テープでぐるぐる巻きにしてメーターパネル内に押し込み、照明用の配線は突合せ端子で圧着しました。ホースを通す穴は、外したパネルから中を覗いてメータパネルを止めているビスの横に穴をあけると丁度エンジンルーム内の燃料フィルターの上に出てきます。配管の取り出しは穴を明けるためキリコが出るので取り外して掃除ができることが必須なので、インテークマニホールドの二股を外し1/4のテーパーネジを切りました。
両車とも1インチのボディーリフトをしているのでこの辺の作業性は良好です。しかしインタークーラーの付いている松原さんのHUMMERはちょいと面倒です。今回購入したのはHKSのブースト計で価格は税別7000円これにも2mのホースが付いています。意味は無いのですが黒では寂しいので私は赤、松原さんはブルーのウレタンホースを別途購入しました。この他にホームセンター(ドイト入間店)で1/4−6mmのジョイントを調達しました。費用は合計でも1万円弱です。取り付け時間は0.5時間ぐらいです。(インタークラ−付きは1時間)
ブーストの状況は、停止中は負荷が無いので殆ど振れません。走行中の加給状況を簡単に報告しますが両車に違いがありました。当方のはノーマル、松原さんのHUMMERにはインタークーラ−と、抜けのいいマフラーを付けています。これによってどうやら違いがあるらしく当方のブースト計はどんな状態でも全て加圧ですが、松原さんの方はアクセルの踏み始めはバキューム状態になりそれから加給します。
停止状態から全開にすると当方のブーストは一気に0.7に上がりアクセルをそのままにしていても直ぐに0.5に落ちます。松原さんの方は私の0.7の部分が0.9まで上がります。この違いが出る考えられる要因は、インタークーラーがあるため、タービン以降のバッフアーが大きい、排気の排圧が小さい事だと思います。一瞬ある程度加圧が上がるのは、ウエストゲートバルブの開閉を加給圧をダイレクトに使っているのではなく、バキュームポンプで作った負圧をソレノイドでオン/オフしてコントロールしているのでこれの応答遅れだと思います。
松原さんのHUMMERの方が前記の理由でタービンの回りが良いのでオーバーシュ−トが大きいから加給圧が上がると考えられます。高速道路での両車のアクセル漬物石状態での違いは当方が止まっているとする朝の遅刻ギリギリで学校に向かう高校生が自転車が通り抜けていく位の違いでドンドン離れていきます。しかし最高速は同じ・・・だと思います。(国内の最高速は100km/hです)。その内入荷するハイ・パホーマンス・コンピューターに交換したらどうなるかこれで比較できます。
来週の土日に毎年恒例のカーグラフィッククラブ主催の CG DAY が「としまえん」で開催されます。ここ数年CCV誌の石川編集長からの依頼でHUMMERを展示していますが、毎年ですと飽きられてしまいますので今年はHUMMERはお休みです。その代わり松原さんのコレクションの中からXR311をお借りして展示します。今年はカーグラフィック誌も40周年を迎え何時もより大掛かりになるそうです。毎年屋内にもブースがありましたが、必死に販売している他と比べのんびりしているのと、屋外と屋内では場所が離れているので楽しい屋外に比べて留守番がつまらないので今年は屋外展示のみです。
当方は2日間通しで現地に居るつもりなので、ぜひ見に来てください。入場料は1000円ですが、会社員の方は恐らく福利厚生に「としまえん」があるはずなので、たまには利用してください。屋外に怪しい4輪駆動車の団体が当方の基地なので、すぐ分かると思います。私の顔を知らない方はそこに居る誰かに聞いてくださればOKです。もっともその中で一番品位が高い人間を目指せば簡単です。

松原さんが仕事を追えた後ガレージに来て、食事に行った時ヒーターの風量が少ないけどあんなもんだったような気もすると言うので確かめたところ、噴出し口の切り替えが先日の大阪のHUMMERと同じく切り替えのアクチュエーターが上手く動いていませんでした。再度ガレージに戻り調整しなおして直ぐに良好になりましたが、このタイプのエアコンユニットには良く有るトラブルの様なので、修正方法を詳しく紹介します。症状はダッシュボードの噴出し口からの風量が少ない時アクチュエーターの点検が必要です。
足元のダクトを動かすアクチエータはどの車もまじめに働いています。しかしダッシュの噴出しとデフロストの切り替えを一個でやっているサーボモーターのアクチュエータのレバーが緩んでいると上手く動かなくなります。助手席のダッシュカバーを外すと(サイドのダクトに注意)問題のサーボが正面に見えます。イグニッションをオンにして、風向きを切り替えるとこのサーボが動きダクトを動かします。この動作をしている時シャフトが滑っている場合は先ずコントロールパネルの噴出し口切り替えスイッチレバーを右側一杯(ダッシュのみ)に回して、扇型のプレートとモーターを挟んで反対側のモーターに近い方の1/2のナットを緩めて扇型の溝に入っているレバーが円周方向から中心に向かっている溝の上に来る位置(扇型プレートを手前にする)に動かしてこのナットをシッカリ締めます。
コントロールパネルの噴出し口切り替えスイッチレバーを色々動かしモーターの回転角度が内で扇型の溝に入っているレバーが端から端まで動いている事を確認します。途中で止まっている場合は再度やり直します。このとき噴出し口から沢山風が出ないことがありますがそのままで次のステップに行きます。先ほど締めたナットの右側のナットを扇型のプレートをシッカリ掴んで緩めます。2個のナット間の黒いレバーを動かすとデフロストから風が出たり止まったりします。コントロールパネルの風向き切り替えスイッチレバーを右一杯に回しその時にデフロストから風が出るようにレバー位置を調整しナットを締めこみます。この時このレバーと扇型のレバーの相対的な位置がずれないように注意して締めこんでください。コントロールパネルの切り替えスイッチを色々と動かして各動作を確認して終了です。
このタイプのエアコンは94年式から97年式まで使われています。HUMMERのエアコンの歴史は、93年式は動作は全てワイヤーレバー式です。欠点はワイヤ−のサビで固着して無理やり動かすとレバーが折れる。94年からはヒーターのバルブ(温水のON/OFF)、風向きの切り替えはサーボモーターに変わりました。欠点は温水切り替えのバルブが真鍮製なので腐食して固着しクーラーの効きが悪くなる。96年からはこの固着するバルブが樹脂製になり更に駆動はバキュームで駆動するようになった。このバキュームのON/OFFはクーラントタンクの後ろにある電磁弁が行っている。これが壊れてクーラーが効かなくなった例は今までに2件あります。98年からは全ての駆動をバキュームで行う様になり動作の確実性は大幅に向上した。また、基本的な室内機の構造も配管が横のタイプから、エアークリーナーの下側に出るタイプに変わりました。これのメリットは狭い所でクーラーホースを分岐しているのでホースの引き回しに無理が出てカシメ部分やホースに亀裂が入りガス漏れの原因になりますが。前出し型はこの辺がすっきりしていて配管に優しいレイアウトになっています。この後の年式については見た事が無いので知りません。
以前にも書きましたが現在、95年までのエアコンの室内機はユニットで部品が出ません。エバポレータ−は部品で出るようですが、私のHUMMERを含めて室内機のユニットが接着とリベットで出来ているのと、材質がカイダックなので分解しても組み立てが面倒ですし、カイダック版が簡単に割れてとても手がかかるので98年モデルとのコンバージョンキットを購入して修理しています。このユニットはコンプレッサーとコンデンサー、メインの配管、リヤユニットは既存の物を使い、それ以外は全て盛り込まれています。バキュームの取れないNA-DIESELの場合はバキュームポンプも付いています。取り付けにはボディーカット等もありますが、素人の私がアルバイトの博君と一緒に1日で終る程度です。これがエバポレータ−の交換ですともっと時間が掛かるので、ユニット交換がお勧めです。コンバージョンユニットの価格は修理依頼先に聞いて下さい。また、中古で購入されたHUMMERで既にコンバージョンされている物は、コントロールパネルの噴出し口切り替えのスイッチとACスイッチが共用の物であれば、コンバージョンされている物です。未だ冬ですけどACのトラブルは暑くなってからで、トラブルに気が付いてから、部品が届いたら夏が終っていたと言うパターンが良くあることです。かといって悪くない物を交換するほど先物買いする人も居ないでしょうけど・・・。

先日付けた当方のカーナビは本体の配線間違いで速度パルスが未配線であったので繋ぎ直しました。その他に走行距離がエンジン交換後500kmになりましたので、各油脂類のレベルチェックをしました。全体的に良好でしたが、Wオイルフイルターの取り付具の付け根から若干のオイル漏れがありましたので、増し締めしました。この部分は直径が大きい割りに細いOリングなので中々締めこむのに力が要りますし少しの緩みで漏れます。今までにも他のHUMMERにも良く見受けます。
もう一箇所AT本体からトランスファーに行く配管も若干にじんでいましたので増し締めしました。この部分は温度も高く、圧力も高いので漏れ易い部分です。今まで此処がにじんでいないHUMMERは見た事がありません。トランスファーのオイルが減っていないか確認した所大丈夫でした。

当方のHUMMERですが、前回の時点ではエアコンのコンプレサーが動かなかったのでガスチャージできませんでしたが、配線に今一つ自信が無かったのでガレージに戻りまた内装を剥がして再度配線をチェックした所、配線に間違いは無く、原因は外気温センサーがあって外気温が低いためコンプレッサーが動作しなかっただけでした。
外気温センサーをバイパスしてコンプレッサーを動かす事が出来無事ガスを3缶チャージました。作業に際して配線図をかなり熟読しましたので更にこの辺の知識はアップ出来たので良しとしました。
松原さんはモニターがピコピコ言いながら出てくるタイプのDVDナビを使っていましたが、乗用車に使っているとこのピコピコ言いながら出てくるときに手に当たりメカが壊れて何度も修理に出して居るので嫌になったといってHDナビにしたので、壊れたまま後家になったDVDナビを頂き(こう考えると頂き物が多いような気がしますが小遣いが少ないので勘弁してください)修理に出して取り付けました。
ちなみに修理費はギア−1個の交換で1.5万円程でした、これが高いか安いかは私が買ったものなら高いと思いますが今回はもちろん安い!です。このモニターは壊れるといけないので、センターコンソールの上部に1DIN穴を開けた黒アルマイトのアルミパネルをアルバイトの博君の本業で作って貰いました。仕上がりは完璧です。(代金は未払いなので今は不明)
この他に今まで使っていたエプソンのモニターを追加してこれを常用としました。このナビは優れていて、ピコピコモニターにTV番組を映していても、追加モニターをナビ画面に出来ます。その他にも色々ありそうですが取り説が無いので未だ使いこなしていません。
当方のHUMMERはスペア−タイヤを付けているため最悪な後方視界なのでバックカメラを付けていましたが、今回再利用しようと思った所壊れていたので、新たにCCDカメラを購入しました。以前のカメラは白黒で15000円でしたが、あれから7年経った今ではカラーで15000円でした。今回のCCDカメラは電源をバックランプから取るため、室内に取り込む配線はピンジャック一本でOKです。このピンジャックを常用モニターとナビ本体の間に切り替を入れて割り込ませています。ナビに自動切換えのシステムがあるような感じがしますが、取り説が無いので不明なのでイエローハットの兄ちゃんに聞いたら「出来ません」と言い切られたので、取り合えず今回は従う事にしましたが、何となく出来そうな気がします。
夜間ドリンクホルダー近辺が暗いので何か照明が欲しかったのでイエローハットで物色した所、シガープラグからニョッキリ生えるタイプは素人臭いので、色々見ていたら、イマドキの兄ちゃんたちが車の中を怪しく照らすライトの中にELパネルの棒状の物(30cm弱)があったので、これの発光面を逆さまにして間接照明にしました。ELパネルは面発光で余り明るくないので夜間のホンノリ発光には中々使えます。万が一若いオネイさんを乗せたときは反転させればイマドキの雰囲気になります。
この他にキーレスエントリーの再ティーチングを行い使えるようになりました。再ティーチングの方法はキーレスエントリーのユニットの赤いキャップが付いた配線をアースに落としてキーをオンにして4回さっきの線をアースさせたり離したりするとおでこのランプがピカピカ付きティーチングモードに入ります。アースを外し、この後リモコンを押すとまたランプが光ります。他のリモコンがある時はさらにそいつのボタンも押します。(4個までメモリー可能)30秒、またアースしますとモードが終了し完了です。
HUMMERのリモコンは時々記憶喪失になりますので動かなくなったらこの作業をやってみる価値は有ります。これで残りの作業は、オートクルーズとCTISの空気漏れの修理を残すのみとなり、完全復活まで後一息です。でもタイヤの山が無い!!大井先生のHUMMERのスピーカーチューンはやっと終焉を迎えました。
以前にHUMMERは通常の車両と異なりやや幅が広い上に座席の位置がセンタートンネルのおかげで両端ギリギリに追いやられて居るその左右のスピーカからの距離の差が大きくて、ステレオ効果が薄れてしまうので、全席にスピーカをテレコで配置してそれぞれの席に左右スピーカーを配置しました。そのおかげで音量をかなり下げても質の高い音響効果を得る事が出来ました。
この差はたかだか一万円程度の投資でスピーカーが近くに来たので当たり前ですが体感出来ます。所が音響マニアの先生はリアーシートにも同じ環境を設置したくなり、本日リアーにもスピーカーを追加しました。今回もパイオニアのケース一体型の小型の物を使用し内側にアルミの当て板をはさんでロールバーのカバーに取りつけました。確かにこれだけの事ですが良い音になります。
この作業をしてて思ったのはHUMMERのリアースピカーは後ろに向いている為あまり聞こえません。そこで既存のリアースピカーの裏側(ヘッドレストのすぐ上)の内装をに穴を開けるともっと音が回り込んで良い音になると思います。特に後ろ側は高音部はマグネットでふさがれているので中低音がその穴から漏れてきて良い感じに成るような気がします。
元々BOSEのMMシリーズだってあんなちんけなスピーカなのに結構良い音がするのはスピーカの後ろからの中低音を上手く位相ずれさせたボックスがいいからだと聞いたことがあります。これが一番安い音響チューンですね。
前にも書きましたが私は、特に音圧マニアでは無いのでボリュームをかなり絞って聞くため何時もステレオの調整で左側のスピーカの音を絞っていますが中々良いポジションは無くて結構音を大きめになってしまいますので今回のスピーカ追加は参考に成りました。
昨日の高速道路の用紙を大井先生が取りに言った所、用紙が無かったため取り寄せなくてはならないので未入手です。おそらくわざわざ取りに行ったのに無いのはけしからんといって怒鳴ったらしくなんと到着次第道路公団から連絡がくる事になったそうです。

しばらくぶりにMD取り付け作業を行い完了させました。
今回の目的はHUMMERの標準的なスピーカーの位置は車幅の都合と、乗車位置がドア側いっぱいにあるため反対側のスピーカが遠くに有り、左右のアンバランスが大きく運転席にバランスを合わせると同乗者は更なるアンバランスになります。これを解決し更に低音が殆ど出るような直径のスピーカーではないためウーハーの取り付けを行いました。
今回購入したパイオニアのウーハーのセットはウーハーだけではなくて左右別々のサテイトスピーカーなどという物が付いていて個別に音量のスパンを調整できるのでこれをフロントの左右の席にそれぞれの遠い方のスピーカと同じ方を配置する事にしました。取り付けはCDチェンジャーカバーに穴をあけ裏に補強板を入れ固定しました。配線は内装の中を通しワイパーモーターあたりから引き出しました。
繰り返しますがこれによって各席に左右のスピーカーを1セットづつ専用に持つ事になります。視聴した所、本来のステレオ効果がはっきりしてボリュウムを絞っても透き通るような音に包まれます。また低音もドコドコさせることなくジェントルにして素人の私でも違いがわかるほど良い音になりました。早速走りながら視聴しましたが別物です。たしか、オプションのモンスーンオーディオシステムのスピーカー配置もこんな感じだったと思います。
今回の取り付けにおいて、CDチェンジャーのカバーはお決まりですがネジ穴付近にプラスチックの欠けが出ていました。この欠けはHUMMERの内装には頻繁に起きます。新しい物と交換してもよいのですが、結局また欠けるので、今回はアルミのフラットバーを加工しておさえつけて固定する事にしました。作成は案外手先の器用な(外科医なのでそうでなければ困るのですが)オーナーが自ら作成をしました。今回購入したMD、CDのシステムはさほど高価な物ではありませんが、音源のデジタル化とスピーカーの配置で結構良い音になります。丸貧な方法は、スピーカの追加だけでも十分な気がします。

酒田の町に着てから11日が過ぎ快適な入院?生活も慣れてきました。
病室は角部屋で90度方向2面に窓があり、眺めは良好です。今の時期は白鳥やカモが沢山飛んでいます。本来2人部屋なのですが一人で使わさせて頂き、河野さんから頂いたお花と松原さんが持ってきてくれた莫大な量のビデオに囲まれています。この花と莫大なビデオは部屋に来る看護婦さんや調理さんも驚いています。ご飯は決まった時間にきちんと出てくるし、特に晩御飯は先生の奥さんが飽きの来ない様に色々考えてくださり、毎日これが一番の楽しみです。入院当所は寝てばかりいましたが治療が進み貧血も痛みも減ってきたので寝てばかり居ると体が痛くなり健康にも悪いので極力外に出る様にしています。夜はビデオですね!助かります。
さて、先生のHUMMERですが今回チョイスしたCDチェンジャーは10連装なので純正のカバーぎりぎりでこれの取りつけには少し工夫が必要です。また、カバーの開口部も削らないと上手くカセットの出し入れができないでしょう。この辺は明日ホームセンターで適当な金具を探しに行くことにして、とりあえずバラバラになった内装の組上げを行いました。面倒でしたが、松原さんのHUMMERの時も感じましたがどうせなら手を抜かずに思いきってシートや床材を剥がして配線をする事で足を引っ掛けたり何かの拍子で断線したりすることが無いので2度手間にならないと思います。シートは案外外すのは楽でリアーは4本のボルト、フロントは上下させるベースが重いのでレールで2分割にした方が車外に出しやすくなります。明日は完成を目指してみます。

私にとってストレス発散の一番はHUMMERに触れて居る事と主治医がおっしゃるので本日も少し作業しました。HUMMERのCDチェンジャーのケーブルは天井裏を後ろに50cmほど後方に這わせ、その後運転席側のBピラーの中を通り運転席シートの固定ボルトのアンカーあたりを横切りそのまま立ち上がってセンターコンソールに入ります。こう書くと簡単そうですが、ケーブルは天井に粘着テープで数カ所止めてあるので引っ張っても出てきませんので結局シートを外し、内装を剥がし運転席側の内装から天井に手を突っ込んで引き抜きました。
ソニーのCDは専用ケーブルの他にピンジャックも使用するのと、ウーハーに付属のスピーカーケーブル、と何かのために電源ケーブルも同時に埋め込みました。ウーハー本体は丁度リアーシートの幅と同じなのでアルミの板材を使ってシート面の裏側から吊るような形で固定しました。これであればシートの下に物も入るのと汚れにくいと思います。この配線もフロアーカーペットの下を這わせリアーエアコンの隙間からセンターコンソールに引き込みます。
大井先生のHUMMERは既にエアロッカー、DVDカーナビとオプションのナビ用CDチェンジャー(上手く動いていない様子)、ツィーター、業務用無線機、レーダー探知機、バックカメラ等の電装品が沢山組み込まれています。更にバッテリー充電用の外部コネクターまでついておりそれらの配線が沢山運転席足元に結線されています。しかしこれらの配線には何も表示がないので万が一の時はもとよりヒューズの点検をするのも大変です。室外の配線は案外追うのが簡単ですが、室内の方はちょいと何か印を付ける事で後の為になります。また、これらのヒューズは運転席下の扉周辺に集める事をお勧めします。

毎日のんびりとした時間が過ぎていきます。
規則正しい生活、食事の毎日ですが、元々寝たままで居られない性分なので何かをしていなければ居られません。入院生活も1週間経って、投薬と注射のおかげで、ヘリコバクターピロリ菌も居なくなった様で日を追うごとに痛みが和らいできます。そこで大井先生のHUMMERに何かやりたいリクエストを聞いた所、オリジナルのオーディオに不満がある様でしたが、元々HUMMERの騒音が音楽を聴くような環境ではないと思いましたが、大井先生のHUMMERはGAS車であることと、先生はかなり私と異なり音楽には造詣があるので、先生の要望は低音を出すためにウーハーを装着したいと言う事でした。
先生の書斎は10畳ほどですが壁の色が判らないほどのオーディオ機材で埋め尽くされており、中には幻のDATのデッキも数台あり総額HUMMER2台分ほどではないかと思われる装備です。
しかし新物好きなはずなのに、MDは一台も無いので先生にMDには興味無いかと聞いた所、最近は新しい物に飛びついたための火傷が多いので買い控えていたのと、DATが最高と思っているらしく私のブレーザーに装着している数万円のMDステレオを聞かせた所音の良さに目から鱗状態でした。MDの一番大きなマーケットはハイティーンで、録音の簡便さ、MDウォークマンの小ささと、消費電力の少なさが受けて、CDウォークマンをすっかり蹴散らしています。この環境は日本固有の物であって、アメリカの家電屋にはMDはありませんでした。従って今だにHUMMERのヘッドセットはモンスーンシステムでもカセットです。
また、先生がオーディを交換に踏み切れなかったのは、天井から吊り下げられているCDチェンジャーの交換は困難と思っていたようで諦めていた様です。実際はチェンジャーのメカーと合えばヘッドの交換は出来るのですが・・・。また、天井のチェンジャーの交換は大掛かりになりますが出来ない事は無いのでそれを伝えると、新物好きの買いたい病がむずむずしてきたらしく奥さんがコンサートに出かけた後、こそこそ二人で近所のカーショップに行きSONYのMDヘッドセットと、CDチェンジャー、パイオニアのウーハーを購入し、そのまま家電屋に行き4倍のスピードで録音できるMDコンポも買ってしまいました。
HUMMERのCDチェンジャーケーブルは天井裏を通り、運転席側のピラーを通りフロアーマットの下を通りシフトレバーの脇を通ってヘッドセットに繋がります。従って運転席側の内装並びに前後シート天井の一部を撤去しないとケーブルは通せません。センターピラーならびにフロントのピラーは内装の裏に余裕が無いので見た目を気にする方には耐えられないかも知れません。
今日はシート撤去、内装剥し、配線のレイアウトを行いましたが、手際良く作業をしてあっという間にバラして居る様子に先生も驚かれたようです(自慢です)。先生のガレージは昔バギーを作った事があるためか、インチ工具やショートパーツが案外揃っていますが、しばらく触っていないせいで、こんなもんありますかと言うと出てくるまでに時間が掛かり出てきたころにはもう要らない事がたまに傷です。しかし、テスターありますか?と聞いた所ごろごろ3個も、それもデジタルの高級品ばっかりだったのには驚きました。凄いと誉めた所一つくれたのでなんでも言って見るもんだなと一つ利口になりました。 続く

炎天下の取材後、友野さんのHUMMERを少しいじりました。93年式のHUMMEは運転席の下側にはカバーが無く配線がむき出しになっています。95年以降のものについているパーツは一年前に発注済みでズーッと取り付けたくてウズウズしていたようです。取り付けはそれほど大変ではありませんが、バルクヘッド側の取り付け金具を作る必要があります。今回はL型のアルミの型材を加工して作成しました。これの固定はバルクヘッドにタップ・リベットを打ち込みカーペットを挟む形で取り付けます。先端をここに差し後はメーターパネル下に押し付けて固定して終わりですが、元々カバーする事を前提に組み立てられていませんので、ここにも別部品を作る必要があります。完成したところすっきりしてここにカバーは絶対に必要だと感じました。(写真参考)
友野さんから502エンジンコンバージョンのCDを頂きましたので時間が出来たら見た後に感想を書き込みます。


エアコンが利かない理由は、やはり以前先生にお伝えしたはずのヒーター切り替えのバルブの動作不良で、クーラーが効かなかったようです。ヒーターは温水を室内に取り込んで小さいラジエーターの様なコアに空気を通して暖めます。HUMMERの場合はコアの後にシロッコ型のファンで吸引して室内に送風しています。それはシロッコの方が差圧を多く取れるからです。
クーラー使用時にはエンジンルームの中にあるバルブを閉じて室内に温水が行かない様にします。HUMMERはこのバルブを動かす方法は4通りあります。
古い順に、ワイヤーで直接動かす方法。サーボモーターで動かす方法。バキュームを電磁弁で開閉してダイヤフラムで動かす方法。直接室内コントローラーにて、手動でバキュームの切り替えを行なう方法があります。この他に番外として古いエアコンユニットを最新にコンバージョンした時はバキュームポンプを付けてコントローラーで切り替えるものもあります。
今回の大井先生のタイプは3例目の電磁弁で切り替えるタイプです。今回はこの電磁弁が壊れていてヒーターが効きっぱなしになっていました。これは電磁弁を交換する事で簡単に直ります。現在は強制的にヒーターをOFFにしてあります。

今日は93年式HUMMERのACコンプレッサー・ステー交換作業を見学しましたので報告致します。
このHUMMERは中古で購入してしばらくするとACの効きは元々悪いのですがさらに悪くなりコンプレッサーを見るとコンプレッサー後ろ側のステーを止めているボルトが4本全て折れてしまいフロント側だけで止まっていたためベルトが緩んでいました。この時じっくりステーを見ると前後共にオリジナルと異なる溶接がしてありました。
おそらくコンプレッサー脱落は今回が始めてでは無い様で、既に前科があったようです。この時はスーパーチャージャー取付けを業者に依頼していたため、ついでに直してもらいました。数ヶ月後やっとスパーチャージャ取付けが終わり納入された時、噴射ポンプの設定を行なっていないため殆どパワーアップが無く、ガッカリしていた所ポンプの調整が出きる所を捜し、再度スーパーチャージャーを取り外しポンプ調整をした所、体感出来るまでにはなりましたが結果はまあまあでした。
その時コンプレッサーのベルトラインが真っ直ぐではなかったので気になりましたが、新しいステーが無いのでしばらく様子を見る事にしました。
その後オナーは新しいHUMMERを入手したためこの93年には殆ど乗っていませんでしたが、たまには乗っていたようですが、またACが効かなくなりコンプレッサーを見ると今度はコンプレッサー後部の上部ステーを止めているボルト2本とカブブラケットのボルトが折れておりこのままでは危険なのでベルトを外して使用しておりました。
診断の結果修正して使っているブラケット、ステーの位置が悪いためベルトラインが崩れて振動で壊れた疑いと、コンプレッサーの取付けピッチが広いので低周波の振動が発生して故障してしまう疑いが持たれました。前者はブラケット、ステー、ボルトを全て新品にする事で解決できるためこれらの部品をパーツリストで拾い発注しました。
後者は今までに、93年HUMMERコンプレッサー脱落事故は2台経験していますので構造的欠陥はこのままでは解決できないので心配でしたが、逆に友野さんの93年は今まで全く壊れていませんので、おそらくACの効きが悪いためベルトの張り過ぎが原因と仮定して、オリジナル部品の作成は見送りました。
部品は依頼先が忘れてしまい納入が遅れましたが、全ての部品で5万円ほど掛かりました。
まず、古いステーとコンプレッサーを取りエンジンヘッドの中で折れてしまったボルトを抜かなければなりません。通常のHUMMERですとこのままの状態で作業できますが、このHUMMERにはスーパーチャージャーが付いているためこれが邪魔になり、結局エアークリーナーダクト、ACホース、ブローバイ・ガスセパレーターを外してスパーチャージャーを取る事にしました。
折れたボルトの抜き方はボルトのセンターに穴を開け、そこにおでんの「ちくわぶ」の様な外側がギザギザの硬い棒をハンマーで打ち込み内側が先程のちくわぶと噛み合う六角ナットを入れて回して取ります。この工具は特殊ですが便利そうなので私も1セット購入しました。
古いパーツから新しいパーツに代えてコンプレッサーを付けてみるとフロント側は問題ないのですが、リアーが全くねじ穴が合いません、新品部品を信じてこれを合わすために数回コンプレサーを付けたりおろしたりしましたが中々合わずいい加減諦めようと思いましたが、発想を変えてベルトラインを真っ直ぐにしてその他の部品はコンプレッサーにストレスを掛けないで、なおかつテンション調整の時スムーズに動く様にする当たり前の事を部品の精度に頼らず行なう事が最適と判断して作業を進める事にしました。
コンプレッサーには前後共にステーを取りつけ、ベルト調整の時にスイングする中心が合っている事が必要です。前後のステーのボルトを緩めボルトと同じぐらいの棒を差し調整しました。
次に、それぞれこの穴に固定されるブラケットの位置を決めますが、フロント側は調整不可能なので、フロント側を基準点に決め後ろ側はベルトラインが確定した後測定して固定する事にしました。フロント側のステーをそのまま止めると、明らかにコンプレッサーがエンジンに対して斜めになっているため先程の穴を基準にしてもう一つのボルトにカラーを入れベルトラインが直線になる様に固定しました。今回は4.5mmのスペーサーでOKでした。
次にリアーの回転中心になるブラケットをコンプレッサー側に付けブラケット固定ボルトと固定面の寸法を測りこの寸法のカラーを入れてボルトを固定します。この時ベルトを付けずにテンション動作を行いスムーズな回転と、コンプレッサーの位置が変わってもベルトラインが変わっていない事を確認します。コンプレッサーを振ると位置が変わる場合は初めからやり直しをします。これが上手く行った後は、最期にコンプレッサー後方上部のブラケットを固定します。これが合わない時はハンマーでひっぱだいたり、万力でくわえてねじったりします。穴は、振動等で緩む原因なので穴を大きくしたりはしてはいけません。
他人の批判はしたくないのですがこれらの一連の作業で驚いた事は、ブラケットの位置が全然違う所に合った事です。今回正しい位置にブラケットを付けるとスパーチャージャーの一部が当たってしまう所もありました。
今回はこの部分を削り(写真参照)ニゲを取りました。こんないい加減な取付けでは直ぐに壊れてしまうでしょう。少なくとも今回のようにベルトラインをきちんととっておけば整備のせいではなく振動等の構造的欠陥となりますが(これは中々解りずらい)今回の故障は人為的な物である事は明白です。93年以降のHUMMERはかなりこの辺が改良されていますので心配はいりませんが、部品がいい加減なので、93年車の方はせめて、ベルトラインの確認と各ブラケット、ステー類の破損が無いか点検しておく事が大切です。