HUMMER ESSAY 2001年12月     

 石飛毅氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

 
2001年11月  

2001.12.22.   石飛毅氏

昨晩は先日の忘年会でご披露しました特命事項に参加のため作業は全く出来ませんでしたが、ガレージに泊まり本日は大きく進展しました。
年末のためアルバイトの博君は全く来てくれないので、2名のメンバーに声を掛けましたが、1人目は何か予感がしたのか留守電になっていてキャッチ出来ませんでしたが、上手い事だまして笹本さんを捕まえる事が出来たのでエンジンを下ろす作業に参加していただきました。
エンジンを下ろすにはエンジン・クレーンが微妙な動きをさせられるので理想的ですが、ランドマップから未だ借りていないのと、もう使わないエンジンなので力任せにフォークリフトで下ろす事にしました。補器類等は先日 既に取り外しておきましたので先ず、エンジンマウントを固定しているボルトを緩めます。エンジンとATの切り離し前に行うとボルトに荷重がかかりぬけなくなるおされがあるので先に緩める方法を何時もとっています。エンジンとATの切り離しは、前にはずしたスターターの所からリングギアとトルクコンバータを固定しているボルトをリングギアを回転さて一本づつ緩めます。この時、レンチで緩めるとリングギアが回転してしまうのでインパクトレンチが必要です。ボルトを緩めた後は少しトルクコンバーターを後ろにずらしリングギアーとトルクコンバーターが嵌め合いになっているので此処にエンジンの重量が掛からないようにしておきます。
ベルハウジングとエンジンを結合している6本のボルトを緩めてもノックピンがあってそのままの状態です。レバーを使ってこじるとパカンと言う音と共に2つに割れます。
次にジャッキをオイルパンに当てて少しエンジンを持ち上げてジャッキをエンジンごと前に引き出します。エンジンの前と後ろにチェーンを通し、少し吊り上げの支点を前よりにしてエンジンを前方を持ち上げ気味にして干渉物がないか注意しながら吊り上げます。
この作業はどうしても一人では出来ないので本当に笹本さんに居て貰って助かりました。前回下ろした時は角材を沢山使い苦労しましたが積み替えも3度目ともなると経験値が上がって案外スムーズでした。特に以前はあらかじめエンジン内の液体を十分抜いていなかったのであちらこちらからだらだら漏れだし滑り易くて危険でした。今回はフォークリフト操作の達人が居なかったのですが、彼が居たらもっと簡単に降りていたでしょう。下ろしたエンジンはあらかじめ作っておいたエンジンラック(木製キャスター付き)に載せこれから2002年モデルを1998年モデルへとコンバージョンします。今日の作業は此処まで。

2001.12.21.   石飛毅氏

DIESELエンジン規制に付いて色々と報道や憶測が流れていますが、このままの状態ではそのまま乗れなくなる事はほぼ確定です。
そこで今回のこの規制に付いて、今、私が解っている事を報告します。DIESELに対する規制は大きく分けて2つあり、一つは国土交通省関係で以前からある特定地域内の一定年数を経ったDIESEL貨物車の登録が出来なくなる物で、排気ガス濃度の規制値の引き下げと特定地域の拡大をして更に厳しくなり車両区分では乗用登録のDIESEL車にまで及ぶそうです。これは特定地域外に住んでいる方には関係の無い事ですし、規定の年数を経過した車両を特定地域外に転売する事で車両そのものの使用は継続できます。しかし、その後の東京都並びに近郊県がそれ以外にも規制を掛ける事に成りそうです。
これは、DIESEL車の乗り入れ禁止です。乗り入れ禁止なのでもちろん他県ナンバーにも対応します。当然後者の規制が始まればこの地域内で登録車両を置いておく事は出来てもエンジンを掛けて公道上を動かす事は条例違反に成ります。罰金は50万円とうわさでは言われていますが、これは未確認です。ここまでを読むと腹が立つと思いますが、実用上今の状態では有害とは言っても全く無くなると言う事は理想であって現実味がありません。そのために現在排気浄化のための策をするデバイスの開発も行われています。
以前思考されたDIESEL車規制は主にNOxの規制でした、今回はそれに加えて黒煙の規制が入っています。DIESELの黒煙発生のメカニズムは大変複雑ですからここでは避けます(知らないからですけど)が排出されたSPMを回収するために色々と開発されていて、効果を認定された物を装着する事によって流入規制を免除される事が出来るようです。
一般にDIESEL粒子(DE:Diesel Palticulate)を除去する装置をDPF(Diesel Palticula Filter)といい数種類の方式の物が考えられており実用実験も行われています。
そもそもこれらの研究は1980年から始まっていましたがエンジンのコントロールのハイテク化によってその方式での排気規制値を達成できた事によって、下火になってしまいましたが、日本はもちろんの事米国、欧州でも路線バスによる実証実験は所定の成果を出すまでは終わっていました。その後新たな規制値に対応する為平成9年からは日野とかいすずなどのメーカーが都内を初めとする数箇所に置いて実証試験が行われ始めました。
現状のDPFは再生方式と連続方式があります。再生方式の代表的な物は、排気管に並列に2つのフィルターを備え交互に使用します。フィルターなのでもちろんDPで目づまりしますが、休んでいる方のフィルターを600℃に加熱して詰まったDPを燃やしてしまいます。もう一つは酸化触媒でエンジン調整を行わないで装着すると80%の削減がされます。交互再生式は加熱の方法に大量の電気や燃料を使うので燃費が悪くなしそうですが、塵芥車などの場合は停止時間が長いのであまり関係ないようです。しかし大型に成るのでHUMMERには不向きです。酸化触媒方式は排圧が上がるためにCO、トータルHCが増加するのと、高負荷の時に発生するサルファーの影響で60%ぐらいの削減率になってしまいます。しかしこの程度の削減でもディーゼル自動車排気煙濃度試験法では測定器の検出下限界以下なので数値は0に近くなってしますようです。軽油内のサルファー濃度が下がればもちろん削減率は下がります。
所で我々のHUMMERの場合はこの後者に当たると思われる酸化触媒が付いています。しかし我々にはメーカーの装着意図が全く分からないのでこれによって一体どうなっているのかは解りません。確かにアメリカのサルファー濃度は低くなっています。もしこれがDP削減目的で付けられていた物であれば流入規制は・・・・とほのかな期待をしている毎日です。誰かAMGに聞いてください。この他にも色々ありますがコストメリットのあるのは今の所これぐらいのようです。
(今回の書き込みで何か被害があっても私は一切責任は取りません。あくまでもこれによって何かやるとお考えの方は自分で調べて行動してください)

2001.12.20.   石飛毅氏

そちらはもう道路に積雪しているんでしょうか?
HUMMERのエンジン交換は亀スピードで進んでいます。今日は今まで気になっていた、ATとトランスファの間のゴム配管の交換をしました。この部分は以前他のHUMMERでゴムがパンクしてATFがダダ漏れになていた事がありましたので、今回は新しいホースバンドが入荷したので交換作業をする事に決めました。
ホースは編み目入りの耐油ゴムホースなんですが交換部品としてホースを持っていなかったのですが解体HUMMERのCTISからエアークリーナに繋がっているホースが同じ物だったのでこれを切って使いました。交換する部はプロペラシャフトを外さないと出来ませんホースは出入の2本でホースバンドで止まっています。配管を抜くと中からATFが出てくるので気を付けなければなりません。部品代は微々たる物ですが機能的には重要な部品です。
未だホースが余っていますので欲しい方はどうぞ連絡を下さい。封筒で送れると思いますので送料は封書代だけで済むと思います。路上で此処から漏れた場合はCTISホースを取って利用すれば良いと言う事です。

 2001.12.18.   石飛毅氏

エンジン積み替え作業を本格的に開始しました。
今日の工程は、エンジンを車体から切り離すための作業でラジエーターの取り外し冷却ホース、燃料ホース、排気管、各種配線の切り離し、スターター、パワステポンプの取り外しを行いました。エンジンオイルとATオイルはあらかじめ抜いておきましたが、毎回エンジンを下ろす時に吊り上げたエンジンからだらだら冷却水が出るのが嫌なので左右のバンクのドレンボルトから冷却水を抜きました。
通常クーラントの交換はロアーホースからの金属配管の途中にあるバルブを緩めて抜きますが、実際は此処からの排出だけではすべてのクーラントは抜けないで左右それぞれ2〜3L位エンジンブロックに残っています。したがってクーラントの交換時にはこのドレンボルトを抜くべきですが、左バンクのドレンボルトはスターターの陰に入っていてこれを抜くには多大な工数が掛かります。したがって先のバルブから抜いてその後新しいクーラントを入れるのは、おでんやの汁やうなぎやの秘伝のタレと同じで古い液に新しいもので希釈しているだけです。
クーラントをできるだけ完全に抜くのは大変なのでクーラントの交換は以下の手順でやると結構綺麗に交換できると思います。先ずドレンボルトで古いクーラントを抜き右バンクのドレンボルトを緩め右バンクを空にします。このドレンボルトは4角穴なで、1/4ドライブが丁度いいのですがハンドルを回す場所がないので私は1/4-3/8の変換コマをエクステンションバーにつけて回しました。ドレンアウト後ドレンボルトを締めて水道水(井戸水はカルシュウムとかマグネシュウムが入っているので使わないほうがいいそうです)でラジエーターを満たし、エンジンを始動して水温計が上がったら、また同じ作業を行ってクーラントを排水します。A型以外の方はこれで十分ですがA型の方は出てきた排液が透明になるまで繰り返せばOKです。
関東地方はクーラント濃度は50%でいいと思いますがその他の地方はクーラントの性能表を見て濃度を決めて下さい。私の場合はクーラントをあらかじめポリタンクで所定の濃度にした後、注入して最後の方で比重計を使って濃度調整をしています。補充も同様に50%のものを入れています。以前にも書きましたがクーラントが濃いとオーバーヒートの原因になりますので注意が必要です。
作業は結構はかどりましたし、アルバイトの博君が来なかった代わりに今日は作業途中から笹本さんが応援にきてくれてズーッとおしゃべりしながら楽しい作業でした。笹本さんの希望で作業をしたがっていたので、ツナギを貸して(先日のツナギはコレクターアイテムになっているのでしょうか?)排気管の取り外し、ウォーターポンプの取り外し等ををやってもらいました。笹本さんは30年ぐらい前に自分の車のクラッチ交換をやっていた位なので結構使えます。作業中当時を思い出したらしく、懐かしんでいました。作業中横目で見た所生意気な言い方ですが、工具の使い方もボルトを回す加減も経験で解ってるようなので「狭山PSガレージ茶帯4級」の認定をしておきます。
今後の作業には工数としてカウントしておきます。そういえば笹本さんにバイト代を払うのを忘れていました。バイト代は年齢、職制、社会的地位は関係なく最初は博君の1/3からです。

2001.12.17.   石飛毅氏

HUMMER Stuff の荷物とどいています。明日送りますので少々お待ちください。
私が入院していた証拠に記念に取っておいた写真を送ります。先生のお計らいで2人部屋を独占使用させて頂き快適な入院生活を送れました。退院後も食事に気をつけて生活しております????。

先日の忘年会のときに取った写真がありましたので送ります。この3枚の写真は意味があります。どれも同じ料金所での光景ですが、黄色のHUMMERは1人で乗っているのでブースに目一杯寄ってシートベルトを外し体を思いっきり伸ばして、なおか徴収係りの方もドアを開けて車の中に手を入れてくれています。赤いHUMMERは助手席に同乗者が居るためにそれほどブースに依らずになおかつ係りの方も在宅で処理しています。最後の白いHUMMERはパワーウインドウが無いので助手席の窓が開けられないのでブースの前で止まり、わざわざ下りて支払いしています。HUMMER料金所通過3態でした。

2001.12.16.   石飛毅氏

毎日忙しく時間が過ぎていきます。先生は如何お過ごしですか?毎日雪でしょうか?寒いですよね。
先週末退院後ガレージには行ってませんでしたが、久し振りにガレージに行く途中現在愛用中のブレーザーが高速走行中にカラカラ音がし始め鶴ヶ島インターをを下りる時にはかなり大きな音と振動がしはじめ、とても走れるような状態では無くなりました。恐らくリアデフが壊れたらしく、このまま走行すると被害が大きくなりそうな気がして路肩に停めランドマップさんの近傍だったので工具を持ってきたもらいリアのプロペラシャフトを外して、トランスファーを4Hに入れそのままFFでランドマップさんに入庫しました。
リアデフカバーを外すと中からオイルと一緒にギアの破片が出てきて一巻の終りでした。ブレーザーはパートタイム式なのでリアデフの負担は大きいし元々ゼロ発進時のトルクがでかいので負担はかなり掛かっていたので壊れやすい様でした。これでHUMMERに続きブレーザーも不動車です。ランドマップに入庫中の松原さんのHUMMERをお借りして、早い所HUMMERを復活させるため作業を再開するために早々にガレージに向かいエンジン交換作業を再開しました。今回の故障は酒田入院中でなくて良かったです。酒田からFFでは大変でしたから。
入院中に河野さんが冬用のツナギを作ってくれました。夏用よりもちろん厚手ですし今回は2L、3L、4Lの3種類も作ってくれました。2Lは胴長の私にはちょいときつかったのですが、3L以上はOKでした。とりあえず4Lを着て下に酒田のホームセンターで購入したキルティングのアンダーツナギを着るととても暖かく冬の作業が楽チンです。2Lはバイクでガレージに遊びにきた笹本さんが大変気に入り夜帰るときバイクは寒いからと言って着て帰りました。恐らく今ごろマジックで自分の名前を書いていると思います。
松原さんのHUMMERは久し振りで相変わらずいい走りをします。固めですがロールが無く私はノーマルの腰の無いダラーッとした感じも同乗者の居るファミリーカーにはいいのですが切った分だけスパスパ曲がる小気味よさは羨ましい限りです。
しかし帰り際、車の下を見ると何か液体のしみが少しあったのでエンジンルームを点検した所配管から燃料が漏っていてマシ締めしました。しかし帰宅後見ると未だ止まっていないので、明日お借りしたお礼に他も一緒に定期点検しようと思います。点検項目は色々ありますが、一番重要なのはオイル、燃料等の漏れのチェックは先ず一番わかりやすいので大きなトラブルを未然に防げます。シール交換が大変な部分は多少の漏れは仕方が無い部分もありますが、量によっては修理が必要と思われますのでどれ位のにじみで、どれ位減るか観察してから修理やさんに相談したらいいと思います。ゴムと金属配管の合わせ目は、ホースバンドで止まっていますが、乾燥状態で止まっていたのに少し漏れ始めるとドンドン漏れることが良くあります。この場合はゴムを交換したほうがいいでしょう。特に漏れが多いのはミッションからトランスファーに行く配管は圧力と温度が高いので漏れ易いので注意が必要です。
先ほどの燃料漏れもそうですが、往々にしてマシ締めでは止まらない事があります。それはホースバンドで閉めつけるとゴムがつぶれてそのうちそこから漏れたときまし締めしてもホースバンドが綺麗な円を作らないのでかえって大きな隙間を作る事になります。
HUMMERに使っているホースバンドは粗悪品ではありませんが決して高級品ではありません。そこで今回エンジン載せ変えのついでにホースバンドは高級品といわれている物をランドマップさんに進められて1セット購入しました。このバンドは付属にトルク管理できる締め付け専用ドライバーもついていて、色々なサイズが全部で50個しか入っていないのに3万円もしました。ガレージメイトの笠原さんの友達がきた時に、「これはホースバンドのメルセデスですよ」と言われたのでかなり有名なバンドのようです(実は今名前を忘れて書けません)。
例によってこれが本当に必要かどうかわかりませんが、見た目の作りも良いし、一部ブルーでペイントされているので綺麗なので、ホームセンターで売っている物よりは良さそうです。手の入らない所にあってバンドを交換するのにあれこれ外す事を考えると良いかもと思っています。これの一番の欠点はガレージに置いておくとその価格がわからない方に安易に使われてしまいそうな事です。
ガレージに新しい設備が入りました。タイヤチェンジャーバランサーです、しかしあまり使わないような気がしますが設備が増える事が幅が広がるので良いと思います。未だ使っていないのですがHUMMERに使えるかどうかは未知です。

2001.12.11.   石飛毅氏

当クラブも発足から3年目を迎えました。
今年は思いつきで始めての忘年会を都合のついたメンバーにて行いました。当方も入院のため参加できるか微妙でしたが6日の胃カメラの結果良好であったため大井先生と同行で酒田からの直接参加となりました。
当方と大井先生は若干早く着いたので諏訪南インターを出たところで待って、複数のHUMMERが通過していく様子を見るため徒歩で料金所のそばで待ち構えていたところ思わぬ展開となりました。諏訪インター出口のブースは2箇所しかなくで、腹立たしい事に先日始まったETCシステム専用ブースと一般ブースになっており、様子を見たいたところ殆どの通過車両は一般ブースに集中していて常に数台の車両が並んでいてETC専用は私の見ている限りでは一台も通りませんでした。
しばらく見学していると赤、白、黄色と、まるでチューリップの歌みたいにHUMMERがなだれ込み例の車両区分の押し問答を観察していましたが5台のうち2台がスルスルっとETCレーンに入りスーッと抜けていきました。未だ運用が始まったばかりだと言うのに4割のHUMMERが付けていました。このETCシステムには何となくきな臭い雰囲気がありましたが、色々考えると不思議なところがあります。

本来高速道路の渋滞の原因の一つである料金収集時間短縮と公団の人件費削減、これを解消するための手段にETCに採用されたと思いますが通行車両全てに付いていなければ料金所の全自動化はムリです。それに設備投資が出来る方にはいい話ですが、あんなものに4万円ほどの投資は出来ない人にはかえってブースの一部が特別な方しか使えないなんて不合理です。
そしてこのような物につき物の驚く裏話もあります。このシステムにはカードを差し込むわけですがこの契約先によって料金割引率が違うらしいです。これは聞きづてならない話ですがどうやら随分違うみたいです。誰もが契約できるところは割引は全く無し、特定の法人しか入れないところは、5万円のハイウエーカードより高い割引率になるようです。これはおかしいと思っていたところ、このような差別は以前からあったようで大手の運送会社の通行料金は既に割引をしているようです。
これの流れで今回のシステムもそれが引き継がれているみたいです。ハイウエーカードのように宣伝されて誰もが使えるものはいいのですが、秘密に此処だけの話的なその情報を誰もが入手できない事があるならばまともに料金を払っているのが馬鹿らしくなります。ETCの割引の話は裏を取ってありますが、以前の方は昔本で読んだ記憶しかないので裏を取っていませんがどなたかご存知の方が居たら詳しく教えて頂きたいです。

2001.12.1.   石飛毅氏

大井先生のHUMMERのスピーカーチューンはやっと終焉を迎えました。
以前にHUMMERは通常の車両と異なりやや幅が広い上に座席の位置がセンタートンネルのおかげで両端ギリギリに追いやられて居るその左右のスピーカからの距離の差が大きくて、ステレオ効果が薄れてしまうので、全席にスピーカをテレコで配置してそれぞれの席に左右スピーカーを配置しました。そのおかげで音量をかなり下げても質の高い音響効果を得る事が出来ました。
この差はたかだか一万円程度の投資でスピーカーが近くに来たので当たり前ですが体感出来ます。所が音響マニアの先生はリアーシートにも同じ環境を設置したくなり、本日リアーにもスピーカーを追加しました。今回もパイオニアのケース一体型の小型の物を使用し内側にアルミの当て板をはさんでロールバーのカバーに取りつけました。確かにこれだけの事ですが良い音になります。
この作業をしてて思ったのはHUMMERのリアースピカーは後ろに向いている為あまり聞こえません。そこで既存のリアースピカーの裏側(ヘッドレストのすぐ上)の内装をに穴を開けるともっと音が回り込んで良い音になると思います。特に後ろ側は高音部はマグネットでふさがれているので中低音がその穴から漏れてきて良い感じに成るような気がします。
元々BOSEのMMシリーズだってあんなちんけなスピーカなのに結構良い音がするのはスピーカの後ろからの中低音を上手く位相ずれさせたボックスがいいからだと聞いたことがあります。これが一番安い音響チューンですね。
前にも書きましたが私は、特に音圧マニアでは無いのでボリュームをかなり絞って聞くため何時もステレオの調整で左側のスピーカの音を絞っていますが中々良いポジションは無くて結構音を大きめになってしまいますので今回のスピーカ追加は参考に成りました。
昨日の高速道路の用紙を大井先生が取りに言った所、用紙が無かったため取り寄せなくてはならないので未入手です。おそらくわざわざ取りに行ったのに無いのはけしからんといって怒鳴ったらしくなんと到着次第道路公団から連絡がくる事になったそうです。

 

  2001年11月