HUMMER ESSAY 2001年5月     

 石飛毅氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

 
2001年4月  

2001.5.30.   石飛毅氏

ミラーを平面から凸ミラーに交換しました。
自分の時は面倒なのでミラーをバリバリ割って交換しましたが、先生のHUMMERの奴はキレイに剥がしてちゃんと再利用できるようにしておきました。新しいミラーは強力両面テープ(弾力のある厚手の物)とブチルゴムで止めておきました、時間と共に接着力が上がるので暫くはそーっとしておいて下さい。これで後方視界は良好です、本当は写真付きで紹介したいのですが、遂にデジカメがお亡くなりになったようなので暫くは文章のみになります。

2001.5.29.   石飛毅氏

助手席側のミラー交換は、こちらの在庫品と交換しておきます。
昨日、書き込みましたキャンバー変更は結構多くの方が悩んでいるようです。フロントは外側が減るので目立つ為気にしている方が多いようです。
タイヤが新しいうちはあまり目立たないのですが、ぬれた所でHUMMERを転がすと良く解ります。そのままにしておくと大井先生の場合で16000マイルでまずい!!と思う程度になります。特にGSAの場合溝が薄い部分が無くなり山がつながると嫌な気持ちになります。
数人の方から作業の依頼がありますが、測定と計算をして、作業に丸一日かかりアルバイトを雇わなければなりません。御自身で手伝って下さる場合はある程度の工具の使い方の知識が無いと工具を壊されては私のリスクになってしまします。先日も貫通式のドライバーではないものなのにハンマーで叩かれてしまいました。スナップオンのドライバーが・・・・・。でも大人げ無く弁償してくれとは言えずにいます。
昨日も大勢が居たため勝手に工具を使われ、小さいレバー一本、と連結棒一本が行方不明です。今日は家では洗えない作業着をバケツに水を汲んできて手洗いしました。結構優雅そうに見えても地道な作業は沢山あります。同じ作業を繰り返し行なうのは仕事になってしまいます。
タイヤの限界が来る前に、このHPをプリントアウトをしてプロに任せる事をお勧めします。タイヤの寿命が延びると2桁万円お得になるのですから早めに行ないましょう。どうしても当方にご依頼される場合は、博君のバイト代と、XLサイズのツナギ並びに地元の名産等で申し受けます。

大井先生今回の書き込みは反響が大きいです。私に知らない方から仕事の依頼が来ますが、私だって知らない人にお願いです。出来れば、幾らでも頭を下げます。でも、困っているみたいですね。

2001.5.28.   石飛毅氏

本日、4輪のキャンバー調整を行ないました。
キャンバー調整の理由は、昨日書きましたが再度確認のため重複しますが先ずフロントについて説明します。
96年式GAS HUMMERのフロントタイヤは、外減りしています。これは、それ以前のHUMMERの停止時における状態と比較してスプリングが固くなった分縮み量が少なくてタイヤが内股になっています。これは96が出た時に大井先生ではないオナーに言いましたが、特に気にされていませんでした。この角度はフロントから見ると直ぐに解ります。
これに対してリアは古いモデルの方が大きくハの字を書いています。従って95モデルも内側が摩耗します。私はタイヤの摩耗状態を見て大体8000マイル程度で前後の入れ替えをしていましたので、現在もほぼ均等に摩耗しています。また、後輪の方が摩耗が早いので現在はフロント5分山リア2分山です。今年で6年目なのでそろそろ交換時期を迎えています。
そこで、今回はフロントをゼロ、リアーを少しポジテブのキャンバーにして摩耗状態を均一にする事にしてみました。これによって、タイヤの摩耗に関してはローテーションしながら30000マイルを目指せると思います。ちなみに当方のHUMMERは現在37000マイル程度です。それでは作業手順の説明をします。
特殊な必要工具は28mmのショートボックス、スパナ(バーコ社製のしっかりした28mm幅のモンキーレンチでもOK。ジャッキー大小2台、リジットラック、それ以外は以前に書いた工具があればOKです。
先ず、スタティックな状態で車輌を水準器で測定してフレームから路面の高さを測りそれに応じたタイヤの高さをジャッキで調整して現状のキャンバー角を測り、どれぐらいアッパーアームを移動させるか検討します。タイヤを外し安全のためリジットラックを掛けます。次にアッパーアームを止めているボルト2本を緩めます。この時ハブにジャッキを掛けておく事でボルトを抜いた時大きな力で反発されボヨーン!となる事がありません。
28mmのボルトを両方緩めてから抜きます。ブラケットからアッパーアームを取り除くとブラケットを止めている19mmのボルト4本が見えてきます。このボルトを最初すっかり抜き取ってしまいましたが、ブラケットとフレームの間に入って居るスペーサーは櫛形なので緩めるだけで上手くすると抜く事が出来ます。両方のブラケットに挟まっているスペーサーを好みの量だけ足したり抜いたりする事でキャスターを調整できます。と簡単に書きましたが、ブラケットの内側は簡単に手が届かず狭い隙間に手を入れてスパナをかけるため手のでかい私には不向きで、内側はアルバイトの博君にピッタリのお勤めでした。
この後、ACの切り替えバルブを代替え品でトライしましたが、バルブのバキューム側に員圧が掛かっていると上手く電磁弁のダイヤフラムが動作せず上手く行きませんでした。この件は後日とします。
キャンバー変更の作業中に博君がフロントデフのオイル漏れを発見しました。これはHUMMERの良くある事で、長期間動かさず急に動かすとサイドシールからオイルが漏れてディスクブレーキのローターに回り込んでしまいます。パーツクリーナで洗浄して様子を見ると何時の間にか止まっている事もあります。これは友野さん、松原さん他数台経験しています。
今回も同様の対策をして様子を見たいと思います。気が付くと、既に9時を回っていたので本日の業務を終了しましたが、帰りがけ遊びに来ていた浜本さんの93年がベルトの緩みでキーキー音がしていましたので、一度閉めたガレージを再度開けてベルト調整をしました。
今回、作業の途中目に付いたグリスニップルにはスミコの水中ブルトーザー用のグリスをさしましたが、浜本さんの話では、業者を装ってこのグリスを安価で購入できるそうです。浜本さんは購入後このグリスをHUMMERに注入しましたが、グリス溜りは殆ど空で、400gを2本丸々使ったそうです。更にニップルの固着もあり、今まで全くグリスを注していなかったようです。
しかしこのHUMMERは有名なお店で整備したばっかりのはずで、その明細を見ましたが、チタングリス一本12000円でなお且つ作業代も取っています。
グリスの価格は色々あるので納得できますし、自分でやらないのであるからそれに対して対価を支払うのも仕方が無いと言うか当たり前の事です。しかしやっても居ない事を請求する事自体はヤラズボッタクリと言うより詐欺です。有名店なのできっと何かの間違いである事を願っています。
自分の所にきた大切なお客さんに対してどうせ解りはしないから付けとけなんて、もし思っていたらここなら大丈夫と思っているお客さんは気の毒です。ぜひこの程度の事はご自分で行なうか作業を自分の目で確認するべきでしょう。しかし、修理屋さんは例え自分の車であってもなかなか作業に立ち会う事は嫌がられて不可能でしょう。
私のガレージの場合は立ち会いは自由なのですが・・・。高級グリスガンとツナギを買っても今回の請求書の半分以下で済みます。スミコのグリスで絶対十分です。やり方が解らなければやる気のある方には一度だけ教えてあげます。ここに一度来て下さい。徳をするのは御自身です。

 

2001.5.26.   石飛毅氏

大井先生の96年GAS HUMMERのサスペンションについて測定しました所、その結果に基づいて考察します。
比較は当方の95年式との比較です。96年と95年の違いは、先ずコイルの違いがあります。これは95年は直径22.5mmのばね棒を6.7巻きしています。これに対して96年式は23.5mmで7巻きです。自由長が不明ですがらどちらが固いか不明です。
車高の違いを測定した所1/2インチのボディリフトを入れた状態で50mm違いました。エンジン重量はDIESELの方が重いのですが、先生のHUMMERにはウインチが付いていますのでその分は相殺できるので、恐らく新しい方が固いと思われます。
レベル計を使って車輌を水平にして円錐重りを使って見ると1Gの状態で角度は1度ポジテブキャンバーが付いています。たった一1度ですが、これを接地しているトレッド面で考えると端との差は5mmになります。
また、ハンドルを切る時はタイヤの上から見た回転の中心はボールジョイントの所になりますからタイヤの外側と内側では路面と擦れる量は大きく違います。また、コナーリング中もタイヤの外側の方が摩耗が早い事は明白です。よってタイヤのトレッドは内より外の方が過酷です。車輌をジャッキアップして伸び切った状態では約2度ほどです。
Wウイッシュボーンの車はパジェロとかに採用されていますが、アッパーアームの形状とか長さによって一概に言えませんが、同じ足回りのデリカはタイヤの上に運転席があるため乗り心地を良くするために柔らか目のばねを使っており、なお且つフロントヘビーな事も合わせてタイヤの内側が極端に摩耗します。
HUMMERの場合は10000lb以上の耐荷重を持つため、積載が無い状態での前後バランスは見事に50:50です。従って先生のように殆ど積み荷が無い場合には、それほどサスペンションがしずまないので、ポジテブキャンバーのままの走行になり外側が極端に摩耗すると考えられます。友野さんのHUMMERのスプリングを交換した所かなり車高が上がりました。どうも旧タイプはコイルが柔らかいようです。ですから友野さんのHUMMERが以前車高が下がっていた原因は全てコイルがへたっていた訳では無いようです。
これの対策は先ず、1Gの時のキャンバーを少しネガティブキャンバーにする方が良いと思われます。
先生のタイヤの場合はとにかく片摩耗が激しいので以前に送ってもらった写真を再度プリントアウトして、調整をしたいと思います。調整は、ジャッキーアップをしてこの状態で再度キャンバー角を測定します。次に、タイヤを外しアッパーアームの付根のボルトを外してアッパーアームの取り付けブラケットを外し、フレームとの間のシムを抜いて再度アッパーアームを取り付けタイヤを取り付けキャンバーを測定しますこれを繰り返して所定の角度になったらアッパーアームを本締めします。これを文章にしてしますと簡単ですが、付け根のボルトの大きさ、ブラケットのボルトの緩める手だて等を現物を見て手順を考えると一人では無理なので日曜日にアルバイトを手配しましたので、取りあえずやり易そうなフロントから取り掛かります。

2001.5.25.   石飛毅氏

本日、先生のHUMMERの状態を見るためランドマップに行ってきました。
エアコンが利かない理由は、やはり以前先生にお伝えしたはずのヒーター切り替えのバルブの動作不良で、クーラーが効かなかったようです。ヒーターは温水を室内に取り込んで小さいラジエーターの様なコアに空気を通して暖めます。HUMMERの場合はコアの後にシロッコ型のファンで吸引して室内に送風しています。それはシロッコの方が差圧を多く取れるからです。
クーラー使用時にはエンジンルームの中にあるバルブを閉じて室内に温水が行かない様にします。HUMMERはこのバルブを動かす方法は4通りあります。
古い順に、ワイヤーで直接動かす方法。サーボモーターで動かす方法。バキュームを電磁弁で開閉してダイヤフラムで動かす方法。直接室内コントローラーにて、手動でバキュームの切り替えを行なう方法があります。この他に番外として古いエアコンユニットを最新にコンバージョンした時はバキュームポンプを付けてコントローラーで切り替えるものもあります。
今回の大井先生のタイプは3例目の電磁弁で切り替えるタイプです。今回はこの電磁弁が壊れていてヒーターが効きっぱなしになっていました。これは電磁弁を交換する事で簡単に直ります。現在は強制的にヒーターをOFFにしてあります。
先生のタイヤの片摩耗は明らかにタイヤのアライメントから来るもので間違いないと思います。タイヤのアライメントは沢山ありますが、今回問題になっているのはキャンバー角です。
HUMMERを正面から見てタイヤの角度が上が開いて内股になっている状態がポジテブキャンバー。下が開いているのがネガティブキャンバーです。Wウイッシュボーンのサスペンションは上下によってこのキャンバー角が変化します。当方の95年式はネガなので外より内側が減りますが先生のタイヤみたいにたった16000マイルでだめになりません。もう36000マイルを迎えますがどうにかなっています。摩耗していない方の残りをきちんと使えば少なくても30000マイルまでは使えそうなので、調整するならば、当方の95年と先生のHUMMERの中間ぐらいにするとと丁度良い様な気がします。
この調整は最近のHUMMERはエキセントリックな穴の空いたカムで行なえるものもありますが、我々の年式はサスペンションのアッパーアームを外してシムを入れ替えて寸法を測定しながら三角関数で計算しながらカットアンドトライをしなければなりません。でも、これをやらないとまた、直ぐにタイヤが駄目になってしまします。タイヤ代と交換工賃と精神的苦痛を考えると今回調整する事をお勧めします。

2001.5.23.   石飛毅氏

工具について少し書きます。
先ず通常修理は行なわず、カーステレオの取り付け程度であれば、フィリップスビットの+と-のドライバーにニッパーとプライヤーがあれば十分です。
タイヤ交換時に必要なスパナは標準装備の物でOKです。この標準装備のスパナは私の95年HUMMERはマックツールのミラータイプが付いていましたが、その後のモデルは真黒な少しコストダウンしたものになっています。これ以上の事をやるには今度はかなり大掛かりになります。私が最初揃えたのは以下の通りです。
HUMMERの場合はシャーシー回りは殆どインチですが、エンジン本体にはmmのボルトが使われているため、両方のサイズが必要です。
ソケットは3/8ドライブのインチ、mmそれぞれのショート、ロングソケット、長短ラチエットハンドル、インチ、mmの長短コンビネーションレンチセット、1/2インチドライブのインチ mmのロングソケットセット、エクステンションバーセット、フレキシブルエクステンションバーセット、レバー、ドラーバーセット、プライヤー、ニッパー、ロングノーズプライヤー、ワォーターポンププライヤ、プラスチックハンマー、スチィールハンマー、トルクスレンチ、インチとmmのアーレンキーセット、ツールケース、ツールケース台車です。
量的には工具箱がどうにか埋まる程度ですが全てスナップオンで揃えたので定価にすると120万円ぐらいです。これを国産のKTCで揃えても半額以上はします。
スナップオンで揃えたのは釣りを趣味にする方々が釣竿にこるのと同じ感覚です。品質は恐らくKTCと大きく変わらないと思います。しかしこれではもちろん十分ではなく、更に買い足し続け今ではローラーキャビネットも一杯になりました。
つい最近購入した物はDIESEL用のタイミングライトでライト本体とアダプターの両方で10万円の出費です。これがあればどの年式のHUMMERの噴射タイミングが測れます。納入は6月になります。ここまで揃うとたいがいの修理をする事が可能ですが、ランドマップさんの工具箱をみるとお宝が沢山あります。
次の購入予定は、パワステ用のプーリープーラー、とインストーラーです。これだけの設備投資を回収するにはやはり商売でやっている輸入車修理屋さんの工賃レートがある程度するのは仕方が無いと思いますが、先日ある方に見せて頂いた修理請求書は、約40万円の請求でしたが、部品代を除いても想像を絶する額で私に半額でやらせて頂けたら・・・1日で終わらせる内容です。
友野さんのオイルターネータを交換した時に色々点検しましたがあの程度です。(古い書き込みを読んで下さい)
先日のポンプ交換なら間違いなく3桁万円に行くでしょう。これっておかし過ぎます。請求書が手元にありますので、遊びにきた方は見せてあげます。確かにHUMMERの場合は通常の修理屋では受けないかも知れませんが中にはちゃんと受ける所もあると思いますので、行き付けの修理屋さんを持つ事が大切です。
私の場合自分で殆どしますが修理の時どうしても必要な工具はあります。その時は日頃の付き合いでランドマップさんから借りる事も出来ますが、やはりMY工具への執着があるためついつい増えてしまうようです。

2001.5.17.   石飛毅氏

以前から部品待ちで休止状態でした、GAS HUMMERのエンジン交換を再開しました。
このHUMMERは以前報告しましたが、高速道路を走行していて、料金所で停止し、再スタートの時に水温が上がりコンロッドを"ポキッ!!"してしまったものです。エンジンは廃棄しどうせならとGMから出ている純正ハイパホーマンスエンジンである「ZZ4」に積み替える事にしたものです。
HUMMER本体は、私のガレージではなく(当時はガレージは未だ無かった)近所の修理屋に預けてありますが、エンジンは今日、アルバイトの博君と一緒に軽トラックで運びました。現在の車環境では、HUMMERが生き延びる為にはGASエンジンにコンバートして行く事はこれから増えて行くと思いますので、搭載可能なエンジンの一つとして今回の作業を紹介していきます。
数ヶ月後には502エンジンコンバートの予定もありますので、その前に小手調べと言う事になりそうです。今行なっている事はベースエンジンに補器類を付けている事と、少しでも違いを出す為に可能な限りARP(Automotive Racing Products)社製のステンレスボルトに交換しています。
このボルトの軸力管理は、専用のルブリカントの使用を前提として、材料引っ張り強度の0.2%耐力の75%値を確保するような締め付けトルクを設定しています。
今回はキットで購入しましたが全てのボルトに「Special Purpose Washer」と呼ばれている平座金が付いていています。この座金はクロモリ鋼を熱処理(焼き入れ・焼き戻し)したうえで、上下の面を完全平行に研削仕上げしてあるという凝ったものです。安物のプレス打ち抜きの柔な座金では、それ自体が挫屈してボルト軸力を低下させてしまいますが、これはそのようなことはまず起こりません。(ARPに関してはすべて広島在住の師匠である森本さんからの受け売りです)
HUMMERのドアヒンジや窓枠のボルトが錆びて見てくれが良くないので、今度、セットで輸入しようと思っています。ただし、高価です。
ZZ4は元々キャブ仕様のエンジンなのでTBIで使用するにはインテークマニホールドの追加工が必要で、その他HUMMERに使うための追加工も必要です。インテークの追加工は以前に紹介しましたのでここでは省略しますが、HUMMERに使用するにはACコンプレッサーのステーを取り付けるタップが足らないので、今日はそのタップ加工を行ないました。 通常エンジンヘッドは鉄製ですが、ZZ4はアルミナので加工は楽ですが、エンジン本体にドリルで穴を開けるのは緊張します。又深さも博打で、貫通しない様に十分な配慮が必要です。今回は助手が良かったので失敗ぜずに上手く行きました。

2001.5.15.   石飛毅氏

なにもしていないのに、お土産を頂き有り難うございます。
先生のHUMMERのタイヤの状態はアライメントの乱れがあるようです。現状で他の列との比較をする限りでは、寿命は後2倍はありそうなのにかなり片摩耗しています。ローテーションをしていないのであればキャンバーの測定を中心としたアライメントの調整が必要と思われます。先生のHUMMERのタイプは調整はサスアーム取付け部分のシムで調整を行なうタイプなので少し大変ですがきちんとしておいた方が良いと思います。
噴射ポンプの交換の続きです。ポンプは円周状に配管があるので自由度の低い燃料配管を締め付けるのは慎重さが必要です。また、配管はガスケットの無いボールタイプの継ぎ手なので締込み時は闇雲に閉めるのではなく当たり面をきちんと当てることが重要です。
ポンプの下の部分は装着後に増し締めが出来ませんので、締込みは賭けの部分があります。全ての配管をノズルの位置関係を確かめながら、しめ込んでからポンプを固定します。ポンプの位置は回転方向には調整しろがあります。
マニュアルではターゲットゾーンが示されていますがこれは多少の部品を取り外せば後から調整出来ますし、指示しているソーンの幅はNAのメカニカルタイプと異なり広いので前に付いていたポンプと同じぐらいの位置で固定しました。
ポンプを固定してから、スプロケットをポンプに固定します。この時にスプロケットの位置には注意が必要です。私はしっかりはずれない様にインシュロックで固定しておきました。
ポンプを固定してから、配管をノズルに取り付けます。この時配線の取り回しを考えて固定しないと何度も取り外すことになります。次に共振防止に2本づつ止めてある金具を固定します。ここでインテークマニホールドを付けると止めづらいコネクターを差し込んでおきます。配管の取り回しを気にしながらマニホールドを取付けマニホールドと共締めのパーツを取り付けます。
タイミングチェーンのカバーはオイルが浸る部分と冷却水が触れる部分の両方の外とのシールを行ないますので、あたり面にRTVシリコン系のウルトラブルーを使用しました。オルターネータステーを固定しオルターネータを取り付けバキュームポンプの配管をします。
パワステポンプのステーを仮止めし、冷却水のクロスバーを取り付けます。この面にはやはりシールのためウルトラブルーを塗布します。クロスバーを取り付けてからではパワステポンプのステーは交換できませんので注意が必要です。
パワステポンプを取り付け、エアコンのコンプレッサーを取り付けます。コンプレッサーの固定ボルト4本の内、運転席側後ろのボルトは燃料のエアー抜きバルブを取り付けます。ターボを取り付け、遮熱板を取り付け、サージタンクを取り付け、エアークリーナ配管、ブローバイ配管を繋ぎ、冷却水を入れます。
この状態でバッテリーを繋ぎ、キーをオンにして燃料のエアー抜きをします。
いよいよエンジン始動になりますが、中々緊張します。余熱をして、燃料ポンプの音が鳴りやんだ所で少し長めのクランキングの後、エンジンは無事安定して回り始めました。修理完了です。
念のためコンピュータースキャナを当てるとすべて良好でした。そのまま試運転し冷却水、オイル等の漏れ確認のため暫らくアイドリングで放置して良好な事を確認しました。エンジンのカバーをして、ACの調子が悪いと聞いていたので、ランドマップさんがAC配管の漏れ確認増し締め、ダクトのフラップの軸受け部の注油、コネクターの確認を行ない内装を組み付けてからACの真空引きを行ない漏れ試験をします。暫らく放置した後漏れの無い事の確認後、ACのガスを600gチャージします。ガスは入れ過ぎるとあまり良くないので、注意が必要です。
今回の症状は、エンジンチェックのランプが点灯していないのにエンジン不調であるため原因究明は時間が掛かりました。HUMMER専用のスキャナーであれば即判明するかどうかは解りませんが、この様に原因究明に時間が掛かる修理は修理屋さんは商売なのでなかなかやりたくない修理でしょう。修理が終わった後には支払いに悩む事になると思います。この様な故障はそうそうあるとは思いませんが、ぜひ専用のスキャンツールは手に入れていと思います。といって募金をしようとしても、今調子の良い方が進んでする事はなかなか無いと思います。ですが、自分のHUMMERが当事者になると必死になるのは人情でしょうが駆け込み寺住職としてはどうにかしたいと思います。

2001.5.14.   石飛毅氏

結論から先に書きますが、エンジン不調のHUMMERは直りました
高速をテストドライブがてら納車のため筑波学園都市まで運転してきましたが、最高速(ないしょ)も無事マークして故障前の状態に復元しました。原因究明のため色々行ないましたが結局インジェクションポンプでした。付いていたものはリビルトコアでアメリカに送りますが一体どの部分が悪いのかは私なりに調べたいと思います。オーナーの落合さんが修理に満足されて喜ぶ顔を見て私も満足です。頂いたカンパは半分はGWにかまっていなかった家族に残りは工具購入に充てたいと思います。

2001.5.13.   石飛毅氏

春スキーは如何でしたか。私も数年前までこの時期は月山に行ってましたが、最初のリフトの混み方は異常でしたね。ここでモーグルスキーの大会をお手伝いしていました。
燃料ポンプ不調のHUMMERはかなり進行しましたのでここまでの行程を紹介します。先ず、燃料ポンプは機械式のピストンで燃料を高圧にしてエンジンの各気筒に分配します。駆動力はクランクの回転を1/2に減速しクランクに伝えそのクランクからギヤーを使って、で動力を貰っています。クランクの回転とカムとポンプは関連性があるので位置関係はずらすと面倒なことになります。噴射ポンプの位置は左右のバンクの谷間の手前側にありますが通常では頭の10ミリぐらいのゴムホースが少しだけしか見えません。
固定方法はエンジンのタイミングチェーンケースを挟んで取り付けられ駆動用のギヤはチェーンケースの中にあります。チェーンケースはアルミの鋳物で蓋は鉄製でこの蓋には冷却水循環用のポンプが付いています。
噴射ポンプを交換するには殆どの補器類を外す必要があります。先ずバッテリーの端子を外します。これは常識なのでエンジン回りをいじる時落ちた工具がスタータの端子にショートしてエンジンが回り出す事もありますし、ショートの原因にもなります。
手順はエアークリーナーからターボの吸入口を繋いでいるゴムのダクトを外します。このダクトにはCTISの配管と、ブローバイガスの配管がつながっていますがすべてホースバンドでの固定です。これらをはずし、エアークリーナー側をグニャッと大きくたわませて外します。
次に作業効率を考え冷却水を抜いてリザーバータンクを外します。リザーバータンクは大きなホースバンド2本で止まっているだけでホースは3本つながっていますがキャップの所のホースは付けたままで取り外せます。
次に、ファンを外します。ファンは4個のナットで止まっていますがねじロック剤を塗布してありますのでナットが緩まずスタッドボルトが一緒に抜ける場合があります。このネジを緩める時はベルトを張り気味にしてファンプーリーが回らない様にして緩めないと面倒なことになります。ファンが外れたら車外に取り出すのは面倒なので他の補器類を外してから取り出した方が楽です。
次にベルトを外し、助手席側のバンクに付いているオルターネータ本体をステーから外します。これは表側からロングボルト2本、背面からショートボルト1本の計3本で固定されています。ボルトを緩めてもびくともしませんが、レバーでこじると簡単に取れます。重量は10K程度あるのでずっしりします。
オルターネターはエンジンルーム内のオルターネータステーを外す時に邪魔にならない様に紐で吊っておくと楽です。ステーはボルト2本とナット2個で固定されていますのでこれを緩めエアーポンプの配管を抜いてエアーポンプを付けたまま取り外します。
次に冷却水のクロスバーとウォーターポンプにつながっているヒーターホースを外します。
ここまでやったら、運転席側に行きエアコンコンプレッサーを外します。これはクラッチの配線と太い方の配管を緩めてから外します。固定はボルト4本です。ラジエターのアッパーホースを外します。次にパワーステアリングポンプを付けたままステーを止めているボルトナットを外します。ナットはパワステのポンプ裏側に2個あります。ボルトは3本です。この状態ではクロスバーと絡み合っているのでステーは取れません。
クロスバーは左右のバンクに2本ずつのボルトで固定されています。この固定ボルトの取り外しは左バンクの方は簡単ですが、右バンク内側のボルトは先程のステーがじゃまして外しづらいのでステーをずらし燃料の戻り配管を曲げてくび振りレンチを使わないと外れません。クロスバーには温度センサーが付いていますのでこれの配線を外します。パワステのステーはそのままエンジンルームに残します。
ウォータポンプを外すのですがポンプはチェーンケースカバーに付いていますが固定は外側だけではなく裏側からも止めていますので、カバーと一体で外すことになります。
先ずエンジンルームにおいてあるファンを知恵の輪状態で取り外し、フリーになったプーリーもとります。オイルの注ぎ口を止めているナットを取り注ぎ口を抜き取ります。カバーは13本の色々な形のボルトで固定していますので注意が必要です。ボルトを緩めた後チョイとレバーで抉ると簡単に剥がれます。
冷却水のロアーホースはそのまま外さないでポンプごとエンジンルームにおいておきます。
室内から、ターボを外し吸入マニホールドを外します。この時マニホールドの両スタッドの固定ボルトに補器類が付いていますので全て取り外します。ターボとマニホールドを外しますと配管が沢山つながったポンプが出てきます。ポンプの外し易い継ぎ手を外し、難しいものはノズル側で外します。
ポンプは3個の12ひだのナット3個で固定してあります。これを緩める前に、チェーンケース中で歯車の噛み合い位置が分かるようにポンチで印を付けます。歯車を止めている3本の小さいボルトと大きなセンターナットを外すと歯車は外せます。2本ずつ束ねているポンプの配管を止めてる小さいボルトを外しこれらが取り易い様に配線のコネクタを全て取り外しておきます。一部の配管が付いたままポンプを取り出し新しく取り付けるポンプに配管を移設します。この時はしっかりマニュアルを見て配管の場所を確認します。
今回はポンプのガスケットを用意していませんでしたので破損したガスケットを再使用できないのでガスケットシートを使ってガスケットを作成しました。実際はもう少し作業は進んでいますが、疲労で眠いので続きは次回にさせて頂きます。

2001.5.11.   石飛毅氏

エンジン不調の原因要素としてアメリカから連絡がありました。
それはミッションのアウトプットセンサーの不良も考えられる様です。これは97年からは対策部品になっていますが当確のHUMMERは96生産の97モデルなので確認しました。場所はミッションの後部にありますがプロペラシャフトとアンダーガードが邪魔で手探り状態で、取り外しました。
いつも作業中に使っているデジカメが乱暴に使っているため調子が悪く写真が取れませんでしたが、対策品が付いていました。一応念のため良品と交換しましたが、ほのかな期待を裏切り直りませんでした。やはり噴射ポンプの交換です。
昨日注文した工具を持ってきてくれたランドマップさんにも手伝って頂き交換の準備を開始しました。詳しい手順はその時に説明します。ここの所色々な整備をしていますが、サラリーマンの手持ちの工具では不十分なのでその作業に必要な工具はオーナーに買って頂いていますが(今までに一番多いのは松原さん)収納はスナップオンのトップチェイストだけで、既にオーバーフロー状態で作業中工具捜しに時間が取られて効率が悪いので、ローラーキャビネットが欲しいのですが、ただの鉄の箱ですが高価で中々手が出ませんでした。
今日もプロのランドマップさんにその辺を馬鹿にされ悔しい思いをしていましたが、日頃お世話している仲間の一人がら作業中に電話があり、今回色々お世話に鳴ったのでお礼がしたいと言い出したのでその話を切り出した所半分持ってくれる事になりめでたく注文できました。その仲間には価格を言ってませんが半分でもかなりの額なので聞いたら驚くでしょう。るんるん気分で帰宅したら先日入会した河野さんから封筒が届き開けてみると、まるで打ち合わせたような物が同封されていました。それは私が今まで見たことが無い立派なキラキラしたスナップオンのステッカーが届いていました。このステッカーはローラーキャビネットに貼ろうと思います。
以前に島さんから頂いたアメリカンの車関係のステッカーもベタベタ貼ろうと思っています。今日は私事で申し訳ありませんが車いじりをしている者にとって工具とかは大切にしていますし宝なので嬉しくて書き込んでしまいました。明日からはまた、真面目なリポートをします。デジカメも喜んでくれてるみたいで、復活しました。

2001.5.10.   石飛毅氏

先日、松原さんと博君の両名で豊川のミリタリー集会に行った所、エンジン不調のHUMMERがいらっしゃり少しお話をしたようでした。その後その方から以下のメールが入りました。以下原文 


私は96年(製造は95年末)の6.5Lジーゼルの中古車を1月前に購入し快調に乗っていましたが一昨日(走行26,000Km)マルDにおいて約3,000回転でもミッションが切り替わらず、おおよそ60Km/Hまでしか出なくなりました。
1、2、Dでも同じ状態です、Rは正常の感じです。
車は古いジープを趣味でいじるくらいでわからず、ましてオートマの車自体レンタカーでの経験しかありません。
異常が発生したのは午後で、その日の朝は特に異常は感じられませんでした。
素人判断でコンピューター関係と思い、リセットが出来るかと思いバッテリーを1-2分はずして見ましたが、同じでした。

このハマーを譲り受けた方は個人輸入された方からの購入とかで代理店にも相談できずメイルを差し上げる次第です。
私としてお教え願いたい点は以下のです。
1.不良箇所は大きく分けてミッションかコンピューター関係またはその他にあるのでしょうか?
2.このような車の修理を引き受けてくれる所(なるべく近畿圏)を紹介いただけないでしょうか?

他に気になる点は購入時からオートクルーズが殆ど動作しなく、時々動作することがありました。

お忙しいことと思いますが、お手すきの時、お答えを頂ければ幸いです。
5月9日から23日まで出張のため、不在でメイルも使えません。
誠に勝手ながらよろしくお願い申し上げます。


内容的に落合さんのHUMMERのトラブルと共通部分があったので、同じかと思いましたがエンジンがNAである事から以前に私の経験したトラブルにも似ていたので、数回メール交換をした後送られていた情報からコンピュ−タやATの不良ではなく燃料ポンプの不調を疑いこれの動作を確認した所ご自分で取り付けたノイズキラーが悪さをしていたようでポンプがちゃんと動作していなかったようです。
ATはエンジンが十分適切に動いていないとシフトアップはされません。エンジン不調からのシフトタイミングが変わりATのトラブルと誤解される事は多々ありますので、注意して下さい。
所で、今我がガレージにお泊まりのHUMMERですが、やはり先のケースと同じでエンジンのアイドリングが安定せず、ふけ上がりが悪く、パワーもありません。したがってシフトアップも遅くシフトショックも大きくなっていました。パワーが無いのは先ず、燃料不足、過給不足等が考えられます。作業は先ず燃料のエアー抜きをしまいたが同じで、エンジン、ミッションの両コンピュータを交換したがやはりパワーが無いので、思い切って室内のハッチを開け再度、エンジンを掛けて噴射ノズル配管を緩めてこれでもかと燃料のエアー抜きをしましたが一向に変化無し。燃料配管を1本ずつ緩めてエンジンのアイドリングの変化の無いシリンダーが悪いのではないかと思い一本ずつ緩めた時に耳を澄ませましたがどれも同じでした。
次に簡単に交換できるセンサーを変えて見ましたが変化が無く迷宮に入ってしましました。この状態ではどうにもならないので、困った時のランドマップでスナップオンのスキャナーを持ってきてもらい、もう一度丁度あった松原さんのHUMMERと比較してみました。その結果燃料流量と高回転時のブースト圧、それとなんだか解らないけど スキャナー項目のCAM REF TIMING と言う項目は健全HUMMEは”0”なのにこのHUMMERは”8”となっていました。
スキャナーの取説が無いのでそのままにして、当初より気になっていた触媒の詰まりはないかとランドマップさんにマフラーを触媒の前で外してもらいテストランしましたが合いも変わらず不調で、スキャナーの不明な項目は後日調査する事にしました。
スキャナーの解析が出るまで念のため燃料系の配管の点検を行ないました。電磁ポンプの前の配管は陰圧なのでにじみが出ないので、全てを増し締めしましたが電磁ポンプ以降は正圧なので漏れがあるはずですがこのHUMMERは漏れがありません。電磁ポンプは交換したばかりでしたが初期不良も考えられますので一応もう一度交換してみましたが完治しませんでした。
こうしている内にゴールデンウィークもいつのまにか終わりスキャナー表示の意味が分かりました。これはエンジンのクランクタイミングセンサーと、燃料噴射ポンプのカムのタイミングをセンサーで拾い出しそれを元にエンジンコントロールを行なっていて、クランクのタイミングがおかしいとエンジンは不動になり、噴射ポンプのカムタイミングが悪いとエンジンはセフティーモードで動く事が判明しました。
クランクの方は解りませんが、噴射ポンプは光学式のセンサーである事も解りました。英語の達者な渡辺さんから、たまたま電話が入ったので飛んで火に入る夏の虫でAM General に問い合わせてくれましたがその答えはインジェクションポンプのオプチカルセンサーの不良でこのセンサーはポンプ内部に組み込まれているため交換はポンプアッセンブリー交換しかないとの回答でした。
しかしスキャナーが折角”8”番シリンダーのタイミング不良と教えてくれているので、念のため8番シリンダーのノズルを交換する事にしました。8番シリンダーは運良く室内から簡単に触れる場所でラッキーと思いましたがヘッドに案外深く入っているのとスパナが掛かる部分は2面しかないので狭いエンジンルームではスパナが触れず困難しましたが、スナップオンのスパナは滑り止めが付いているのでどうにか外れました。さすがに良い工具は優れています。
外したノズルは良いか悪いかは解りませんが、写真を載せます。右側が付いていたものです。胸一杯の願いを込めてエンジン始動し暖気の後空ぶかしをしましたが残念な事に変化無しでした。ここまでやっても変化が無くいらいらは募るばかりで、むしゃくしゃしていたのでランドマップに電話して八つ当たりをしてうさ晴らしをしましたので、明日からまた新たな気持ちでポンプ交換を開始したいと思います。ポンプの交換は以前一度やった事があるので段取りは分かっていますが、多少工具が足らないので調達します。エンジン不調の動画を取りましたので一応送りますがHPでの展開は出来るといいですね。

エンジン回転不調の動画 です。クリックしてください。

2001.5.7.   石飛毅氏

エンジン不調のHUMMERの原因究明の為相変わらずマニュアルと格闘しています。
症状は色々試した所燃料系統が一番問題ではないかと思い、もう一度マニュアルに沿って計画をたてる事にしました。
オフロードエクスプレスのお陰で毎日沢山の方からメールを頂いております。殆どの方は記名で来ていますが、中には無記名の方もいます。記名の方優先で手を抜かずに返信しておりますが、未だ返信を受けておられない方は少々お待ち下さい。
その中で質問があまりにも抽象的で返答が難しいものがあります。それに比べてオーナーの中には切実なものもありそれには出来るだけ早い返答をしていますが、トンチンカンな時は良い方にとって頂きたいと思っております。と書くと迷惑そうに感じられますが、知らない方からのメールには色々と発見があり大変ですがメールを開けるのを楽しみにもしています。

2001.5.2.   石飛毅氏

本日はメンバーの落合さんとご近所に御住いの方と一緒にガレージにお見えになりました。
この方お持ちのHUMMERは96年生産の97モデル白のワゴンです。少しクリームの入った白で落ち着きがあります。HUMMER以外にもウニモグや古いランクルもお持ちで古くからの4輪駆動車の愛好家のようです。年齢は私と同じで先日いらした方とも同じで急に昭和3X年生まれのメンバーが増えそうです。
落合さんのHUMMERは以前から調子が悪く原因が不明で今日は出来るだけの手持ちの部品と交換して消去法で朝から作業していました。コンピューター、ターボ、アクセルペダルを交換しましたが特に変化はなく、触媒の詰まりまで疑いましたが究明できず。
ランドマップさんがスキャナーを持ってきてくれたので、預かっている松原さんのHUMMERと比較した所CAM REFが違うことが解りましたが、一体これが何の事か解らず後日調査することで落合さんのHUMMERは当ガレージで御預かりということになりました。やはり正しい修理判断をするにはスキャナーが無いと無理なようです。
当初メンバーのレベルも低く簡単なものが多かったのですが最近は要求が複雑で即答できずにマニュアルを読んだり、文献を調べたりしてからでないと答えられない事が多々あります。
質問のメールには出来るだけ症状を細かく伝えてもらわないとヘンチクリンナ答えになってしまします。今回も原因が中々解らず塞ぎ込んでいる落合さんが可哀相なので、代車にリフトアップして大きいタイヤを履いているフルサイズブレーザーを貸してあげた所、こんなのに乗ってみたかったと喜んでお帰りになったのが少しなごみました。HUMMER4台ランクル77、レンジローバ、CJ-7、シボレートラック、フルサイズブレーザーが駐車していたため入れ替えをするために松原さんのスパーHUMMERで一回りした時、先のHUMMERオーナーが同乗を希望したので一緒に一回りをした所あまりにも加速が良いのに驚き、インタークラーとマフラーでここまで行くとは思っていなかったようです。この方の驚いた顔をオーナの松原さんに見せてあげたかった!!
明日からはガレージに私は居りませんが6日にはおりますのでお時間のある方はご自分の飲食物ご持参でどうぞおいでください。今の所キレイに片付いています。

2001.5.1.   石飛毅氏

タイヤの運搬は先生もご存知のミーティングに良く来るうちのクラブに良く協力してくれる「ひろしくん」です。
ガレージの掃除に手伝いに来てくれたついでに、彼のお父さんの軽トラで運んでくれました。先生のエアコンは一度見てみたいですね。本気で一度お預りしてみたいと思います。そうであればタイヤ交換もついでにこちらで出来ます。移動時間が無ければアルバイトのひろしくんを差し向けます。彼は、良く松原さんのHUMMERの引き取りにも行ってますので。運転の方は心配ありませんし、ランドマップで保険に入っていますので何かあっても大丈夫ですのでご検討下さい。私も時間を作って引き取りか納車のときのどちらかお伺いします。
昨日、お見えになった方のHUMMERの面白い改良を紹介します。それは助手席側のエアーインテークの所にCCDカメラを取付けすれ違いの時や車庫入れをやり易くしています。ミラーの根元ぐらいの位置になるので画面を見ると助手席から見るより遥かに良く見えます。白黒CCDなのでかなり暗い時でも良く見えると思います。最近年を取ったので視力が落ちたのでこれは直ぐにでもマネをしたいと思います。また、切り替えスイッチを付けておりますので必要なときはカラーのバックモニターと切り替える事が出来るようになっています。
本日は何と!九州からオーナーがお見えになりました。95年式のスラントバックで大変キレイな車でした。目的はマフラー交換とバックランプの取付けヘッドライトの交換、アンテナ位置変更等のためにワザワザお見えになりました。作業はランドマップに任せ、我々はガレージ見学と秘密の倉庫にも案内しました。秘密の倉庫では始めてみるハンビーにかなり興奮していました。ガレージに泊まって頂いても良かったのですが朝の都内の渋滞を考えて深夜に1000の旅に向いましたが、ここまで来て良かったと言って握手をして下さったので、こちらもたいしたおもてなしも出来ませんでしたが、楽しい一日を過ごせました。明日は茨城のメンバーが近所のオナーと一緒に来る予定です。
毎日楽しい!!
写真です。ゴールデンウイークはお客さんが多いのでガレージを掃除しました。作業内容がここの所濃くなってきたため作業台も設置しましたのでますます使いやすくなりまた。

 

  2001年4月