HUMMER ESSAY 2001年9月     

 石飛毅氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

 
2001年8月  

2001.9.27.   石飛毅氏

NA DIESELエンジンの内部の写真送ります。
良好な状態のヘッドとデストネーションを起こしている気筒の写真を比較すると状態の違いがはきりしています。良好な方はうっすらとカーボンが付いていますがこの程度のものは問題ありません。以前バラシタ渡辺さんのエンジンもヘッドの状態は良好でした。一方悪いほうは腐食が進みバルブの近傍にも腐食が進みつつあります。このままバルブシートまで届くと排気漏れが発生します。写真ではわかり難いのですがガスケットが抜けて排気が壁面に吹き付けた後があります。

2001.9.26.   石飛毅氏

エンジン交換は現在価格見積もり中です。時勢柄ついでにGASエンジンへの交換も検討しましたが、私の力で購入出来そうであればやはりDIESELエンジンで行きたいと思います。このまま1人だけGASにしては皆と一緒に真剣にDIESEL規制対策できないと判断しました。とりあえず今の所エンジンは掛かりますが、放心状態でその後一切手を付けていません。
今回のミーテイングは会を重ねるごとに少しづつステップアップしている手ごたえを感じています。以前であれば見知らぬ方々でありましたが数人の強烈なキャラクターが以前より増え益々個性的な集団になりつつあります。
特に今回は浅井さん作のTシャツ、笹本さん作のステンレス製CTISホースカバー2種類とクラブのアルミ製プレートは好評でした。これらはクラブ運営費に当てますので今年はクラブ費の徴収は無くても良さそうです。但し今回新規ではいられる方々に限り入会金1500円と初年度会費1000円は頂きます。これらのオリジナル品のうちCTISカバー2種類はどなたにでも販売したいと思いますので、お手数ですが大井先生にこのHPに通販コーナーと不要品の販売コ ーナーを作って頂きたいと思います。

2001.9.24.   石飛毅氏

ミーティング参加の各位、皆さんご苦労様でした。
ご存知のように当方のHUMMERはエンジン交換に失敗しました。結構ショックで一時はもうHUMMER を止めて隠居しようと思いましたが、ミィーテイング参加したのですが、皆様の手厚いカラカイにやたら腹が立ち、どうにかもう一度やり直す決心がつきました。
今回のエンジントラブルのそもそもの原因を広島の師匠に聞いたところ、燃焼室がクレータ状になるのは燃料の早期発火が原因だそうです。私のNAエンジンは噴射ポンプは分配型機械式で噴射タイミングは気筒別にはそれほど大きく狂う事は無いので、恐らく燃料噴射ノズルの不調ではないかと当初考えました。要するに噴射タイミングはあっているのですが、ノズルの霧化や燃料の切れが悪いためそれが燃焼後の掃気工程で蒸発して、それが次の圧縮工程が終わる前に発火して通常を大きく超えるDIESELノックが発生したと予測しました。
しかし今回は左バンク外側の2番と8番にその症状があり中央部の4番6番はカーボンの付着も無く良好な状態であったのでノズルそのものの不良だけではなく熱的な問題も十分考えられ一概に原因を特定できていません。また、本を見たところ絵に描いたような症状ですが、熱間時のエンジン音からはさほど大きなノックオンは無く、冷間始動時の数十秒だけかなり大きなノックオンがしていました。また他の個体でもこの大きなノックオンがしていたのでさほど気にしていませんでしたが、今思うと当方のは少しノック音が大きく長い時間だったような気もします。そもそも今回は2番のシリンダーガスケットが吹き抜けていてエンジンを開ける事にしましたが、ミーティングに間に合わすと考えずにもう少し慎重に作業を行えば今回の泥沼には落ち込まなかった気もします。
先ずガスケットの吹き抜けを察知したら、コンプレッションゲージで全気筒の測定を行い漏れているシリンダーを特定する事、ガスケット類を用意してからエンジンを開ける事。この2点を行う事で多少のヘッドのデストネーションは気にしないでくみ上げ、噴射タイミングを調整してそのうち噴射ノズルを交換すればとりあえずこんな事にはならなかったと思います。
今後のために外したグロープラグを改造してコンプレッションゲージのアダプターを作っておこうと思います。このような失敗を皆さんが行わないために以下の項目を教訓として伝授します。
冬季の冷間時はエンジンが十分温まるまで発進しない事。これはガスケットの面圧が上がらないうちに負荷運転(HUMMERはソーッと走っているつもりでも負荷は結構大きい)をしないこと。これによってAT内の温度も上がります。また、走行しなしと通常温度の上がらないトランスファーですがHUMMERの場合はATのATF 経路の一部がトランスファーの中を通っているため走行しなくてもトランスファー内のATF 温度を上げる事が出来ます。特に長期間停めている場合は、プッシュロッド下のハイドロローラーロッカー内にオイルが減っているので此処にオイルが回らないと正しいバルブタイミングにならないし、タペットの磨耗原因にもなりかねません。また長期停止状態やチョイ動かしの多用はノズルの環境にも良くありません。
今回、私がせっかく犠牲になりましたので皆さんはくれぐれも注意してください。次にタイヤのローテーションですが、今回も左側タイヤの早期磨耗の症状がありましたので再度忠告します。タイヤはある一定の磨耗をすると急に「減った」と五感に訴えます。実際今までにも沢山ありましたが皆さん繰り返していますので注意します。
先ず日本の道路は必ず左下がりに傾斜しています。この角度は雨天時の水はね防止のため以前よりかなりきつくなっています。また交差点間近では停止距離短縮のため摩擦係数の大きい舗装材料をもちいています。トーイン設定がデフォルトのHUMMERは常に無意識にハンドルは右に切りながら直進して居るためフロント左は微妙に曲がりながら走る事になります。これによりフロンタイヤの変磨耗は他に比べて大きくなります。
お勧めはオイル交換時についでに回転方向は変わりますがタイヤの持ちを考えるならX型ローテーションを行うと4本均等に磨耗します。私はこれに途中から気がつき行いましたのでタイヤ個別にはほぼ均等磨耗でしっかり最後まで使い切っています。
タイヤの価格は購入ルートによって7〜12万円しますし、交換工賃はランフラット入りですと1本1万5千円が相場のようです。省資源の時代なのでしっかりタイヤは最後まで使いましょう。
ところで減ったタイヤのカスは何処へ行くんでしょう?タイヤの寿命が3万キロとすると1日3万台(20秒に1台の割合)の車が通る道路では1kの間に毎日タイヤ4本分に磨耗カスが落ちていることになります。タイヤの平均直径が60cmシーランド比70%とすると2年でタイヤ幅のゴムベルトが出来る事になります。そして平均タイヤ幅200mmとすると30年で3M道路が全て厚さ5ミリほどのゴム敷道路に成る事にもなります。これは問題なのか無視できる事なのか私にはジャッジできません。

2001.9.19.   石飛毅氏

エンジンの積み替え状況です。
メカ的な物資は全て整いました。ミッションの配線は98年式の物が使えましたがエンジンコントロール、AC関係はやっぱり全くやりなおししなければなりませんでした。本日は搭載するエンジンのパーツ交換を行いAC関係の搭載を行いました。内装はエンジンハッチの交換を伴いますのでリアーエアコンも含めた内装交換をこの際やってしまうことにしました。渡辺さんに連絡を取っていましたが連絡が中々つかなかったのですが、本日、渡辺さんから連絡がありました。どうやらテロ事件の最中アメリカでキャンプしていたそうです。そのためか土曜日までテロには気が付かずに旅をしていたそうです。渡米して中々帰って来れない日本人が沢山いる中、予定通り帰ってきたそうです。渡辺さんは何時もアメリカに行くといろいろ事件がある方です。何れにしろ毎回危ない橋を渡っているような気がします。

2001.9.16.   石飛毅氏

当方の95年式NA DIESEL 入手時より約6年間今までしっかり動いていましたが・・・。火曜日の夜そもそもACのホースがやっときたので新型のACユニットと全て交換するつもりでエンジントラブルが発生していたことは報告しました。この時点でヘッドガスケットが抜けている事が分かり友野さんに部品手配代行を電話でお願いした時は未だ夜の9時でした。それが家に帰ってみるとニューヨークのツイン・タワーにテロで破壊されているのを知り友野さんからの連絡で、テロのせいでいつ来るか解らないとの返事もあり、どうするかしばらく考え異常燃焼でただれたヘッドを見て今のエンジンには見切りを付けてエンジンを積み替えることにしました。
手持ちのエンジンはどちらもTURBOエンジンなので出来るだけ手をかけないためには、HUMMERに乗っていたものを使うことにしました。このエンジンは今まで色々な方に部品を剥ぎ取られているのですが、オルターネータはNAから流用、パワステポンプは河野さんがオイル漏れで捨てたものを多少の漏れは我慢して使うことにしました。NAからTURBOへの積み替えを行うには色々と問題があります。先ず電気配線が全く違う事、ボディーの形状が違うところもあります。内装もエンジンカバーの大きさが違うので変更が必要です。デジカメが無いので写真はCCVの石川さんが撮影してくれたものがありますので参考にして下さい。まだまだ大変です。

2001.9.11.   石飛毅氏

悲しいお知らせです。
ACの部品が着たので久しぶりに博君を雇ってACの修理の準備をするために、ガレージに行きエンジンをかけ少し場所を移動し、ボネンットを開けてラジエタキャップを開けるとキャップがポン!と大きな音をたてて顔面横をかすめていきました。もし当たっていたら大怪我です。いやな予感がして、エンジンをかけてブリードバルブを開くとなんと勢い良くガスが吹きだし続け収まりません。エンジンクラックであればここまでいっぺんに急変するかは疑問だったのでランドマップさんに相談すると、ヘッドガスケッとではないかといわれたので右バンクを開けると2番シリンダーの壁面がとろけていました。恐らくこのシリンダーに冷却水の進入があったようです。8番のシリンダーもあまり良い状態の燃焼ではないようです。このまま組むにはあまりにも悲しいのでとりあえず反対側のバンクも次回ばらして見ます。これでミーティングに乗っていけないことが確定しました。ど〜しよう!!!

 2001.9.10.   石飛毅氏

体調が悪くて、HUMMERに触れる機会もなくおとなしくしていますが、頂いた薬のおかげで痛みは緩くなりましたが副作用でしょうかなんとなくボーッとしています。
第3回目のミーィティングを2週間後に控えておりますので、それが終わったら検査しようと思っています。
さて今回のミーティングですが、お知らせしているように場所は那須PSガレージをお借りして行います。もちろん当日は一般のお客さんもいらっしゃいますが駐車場も広いのでここを中心に集まります。場所は東北自動車道那須インターを出て突き当たりを右折しばらく直進後、ガスト(レストラン)のある交差点を右折してしばらく走るとSLが出てきてトリックアートの交差点を左折して500Mぐらいの左側です。かなり立派なコンクリート打ちっぱなしの建物なのですぐに分かると思います。ここの駐車場の区画はHUMMERに合わせてあるので2台分使わなくても大丈夫です。今回も特にイベントはありませんが、クラブのオリジナル品をメンバーが色々作ってきましたので、販売します。
商品紹介をしますと、浅井さんがTシャツ3種類2色、笹本さんが磨きステンレス製CTISカバーとCTIS配管ガードを作りました。あと新しいクラブのプレートを作ってくれましたのでこれも合わせて販売します。これらの売り上げはクラブの運営費(今は軽度の赤字)に当てますのでよろしくお願いします。このプレートには会員番号を打ち込みますので、ご自分のラッキーナンバーとか好みの番号を入れる事ができます。特に序列等と言うくだらないこだわりはありませんので3桁以内であれば先着順です。
すでに009番と012番と001番502番は決まっています。ちなみに私は110番にしようと思っています。価格は未定ですけど何にでも張れるのでもう一人で5枚予約している方もいます。こんな物で喜んでいる大人の集まりが愉快です。今回お借りしている那須PSガレージは基本的にはカフエなので場内での自炊、持ち込みはご遠慮下さい。場内では飲んで食べて1000円で十分ですから好意でお借りしていますのでよろしくお願いします。
また、普段から協力してくれているランドマップさんも出張サービスをしたいと申し入れがあり、併設のピットを当日借りている様なので多少の修理を現地でアルバイトを雇って行うようです。作業予定は燃料フィルター交換、ベルト交換、各シール交換、グリスアップ程度の準備をしているそうです。
メンバーで不要、余剰部品がありましたら御自由に売買してくださっても結構です。メンバー以外の方でもここはカフェなのでお客さんとして来てくださる事は歓迎です。イベントと言うわけではありませんが、近傍に巨大な私有地を持っている方がメンバーにいて2日目にはそこを自由に走行する事ができます。国内の有料コースなど問題にならないほどの広い敷地ですからHUMMERでも自由に走れます。当方は車も本人も不調で療養中ですが、当日は元気な所をお見せできるようにします。最後に当日は雑誌の取材のオファーが来ています。出たくない方はその旨お知らせください。

2001.9.4.   石飛毅氏

NASU PS GARAGE

場所 栃木県那須郡那須町高久甲5755-7
NASU PS GARAGE(那須PSガレージ)
TEL 0278-63-2285
問い合わせは、03-5358-0543(泣vレジャーサービスまで

Photos by Tomono

 

  2001年8月