HUMMER ESSAY 2002年11月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2002年10月  

2002.11.30.   石飛 毅氏

古本さんからロシアの HUMMER CLUB のHPがある事を教えていただきました。
アドレスは http://hummer.nstu.ru/hp2/history.html ですがロシア語なので全く解りません。内容はそのうち、古本さんに教えてもらいます。
最近の車社会は色々向かい風が強くて、今までのように両手放しで楽しめないのが残念です。現在も、富士山のほうで色々4輪駆動車の評判が下がっている事件が起こっています。本来富士山の周辺は4輪駆動車だけでは無くオートバイ、マウンテンバイク、所によっては登山者も立ち入り禁止になっている区域が決められています。特にエンジンの付いている物は厳しくて殆ど舗装している部分意外は裾野の方まで立ち入りが禁止されています。
ところが、毎年日の出暴走の頃に多くの4輪駆動車がどこからとも無く入り込み日の出を堪能していたようです。そもそも冬季は閉山されていますので監視の目も薄くなっていたし、複数の異なるグループもいたのであまり罪の意識は薄れていたようです。2002年の元旦にも多くの侵入車両が参加?していたようです。その時、全ての車ではないようですが、どうせならとでも思ったのでしょうが6合目まで行った4輪駆動車がありました。6合目辺りは斜面にはあまり起伏が無いのですが、火山灰でザクザクしているので空転すると、タイヤがもぐってスタックし易い地形で大きなタイヤを履いていないと登れない様なあまり走り回っても面白くない所だそうです。斜面が急なのと地盤が悪いので斜面をUターンしたり、早いスピードで下ると足が取られて転倒しやすいと言われています。
今回の場合もそのまま、何も無く帰ってくれば(違反ですから問題ですけど)それほど今回のような大きな問題にはならなかったのでしょうが、4輪駆動ショップの従業員が自分のショップのデモカーであるランクルをそこで転倒させてしまい、それを回収せずに放置していた事が11月の20日に地元の新聞とテレビで報道され表面化されました。転倒による損傷等は解りませんが帰還できる状態ではなかったようです。その時の周りの人も恐らく簡単に引き上げる事は不可能と思ったり所詮他人事で「お気の毒」程度の認識だったでしょう。まして多くはどうにが下ろすであろうと考え報道された頃には記憶の彼方であったと想像出来ます。
本人は回収目的で後日改めて現場に戻ると状況は転倒時と異なり足場が悪く自分でどうにかしようと考え解体し始めましたが、40kg程の部品を背負って帰るのが限界だったようです。このときに、魔がさしたらしくナンバー等の所有者を特定出来ないようにしてきたようです。既にその周辺には3台の放置車両が何年もその場にあった事もそうさせた事も予想できます。本人の釈明ではその後業者に回収の相談していましたが、回収には立ち居入りの許可等が必要で簡単には物事が進まなかったままマスコミによる報道があったようです。
報道以来、ネットを通じてドンドン4輪駆動愛好家の間に知れ渡り、そのショップの所属する業界団体のJOAが対策を検討し始めました。まさか当人も、ショップの社長も、転倒時に一緒にいた方々もこんな事になるとは考えていなかったのと、思ったより世論より4輪駆動の愛好者からの批判や反響を甘く見ていたらしく「謝罪文」も確信を上手く避けた物だったので、ネットで揚げ足を取られたり、誹謗、中傷を浴びています。
噂を含めて、問題になっているのは、盗まれて富士で放置されたとかの狂言を言ったとか、フレームの車体番号を消した、とか。当日300台位居たとか色々出てきています。これらには当事者からは何も発表が無いので事実関係は全く不明です。2ちゃんねるという匿名の掲示板では多数の書き込みがあります。多くの場合は、環境破壊の立場からのお叱りもありますし、同じ4輪駆動の愛好家が同じ一味と思われて迷惑だと思って発言している様です。

現在はIT社会で情報伝達速度が速く、面白がって良い方向に行けば良いのですが、情報操作されて変な方向に行ってしまうと取り戻すのも大変ですし、本末転倒になる事もありますので、まさに両刃の剣となっています。HUMMERは数も少なく、目立つ車です、運転していると腹の立つことも多々あると思いますが、ぜひ皆さんにはジェントルに運転して頂きたいと思います。現在は2ちゃんねるにHUMMERの話題のスレッドは無いので安心していますが。どうかよろしくお願いします。

 

2002.11.25.   石飛 毅氏

ガレージの引越しは無事無事終了しました。
車両の一部(2台)はCCVの石川編集長が駐車場を貸してくださったので、とりあえずOK。ところが案外荷物が多くて、タイヤはなんと2t車2台分もあったのには驚きました。ハンビーの屋根、ドア、ウインドウフレームは天井かから吊り下げての保管となりました。一応1台分の作業スペースは確保してありますので、どうにか作業は従来通り可能です。

2002.11.21.   石飛 毅氏

今まで松原さんが借りていた倉庫に次の借主がついたので返すことになり、「那須PSガレージ」格納庫を建設中です。
当方のガレージもそれに伴い収容量の確保と作業性向上のため増築をしています。当方の増築は例によってガレージメイトがその道のプロなので段取り良く行い今週中に完成します。大きさはHUMMER2台分プラスです。借りていた倉庫にはHUMMER3台、ブレーザー2台、FAV、ダッジタウンワゴンが収まっているため、これを那須の格納庫が完成するまで収納しなければなりません。(これだけのお宝を何処におくかは時間が無いのに未だ検討中です)
このほかにも30本近いタイヤ、ハンビーの屋根、ドア等たくさんの荷物があります。出来るだけ分散しないようにするため地道にガレージの整理を行っています。場所さえあれば取っておきたいものもありますが、涙を呑んで廃棄した物もあります。例によって廃棄は河野さんの会社の門間さんが、河野さんのHUMMERを取りに来るついでに、弟子の奥さん(なんと今日は2t車を運転してきました)と一緒に来てくれました。荷物は2t一杯になりましたので少し余裕が出来ました。後は予定通り完成する事が不安材料です。廃棄品は色々社会問題になりますので信頼出来るところで処分できることは幸せです。
河野さんのHUMMERを見て門間さんは気に入ってもらえたし、帰りの高速も一緒に帰りましたが、満足そうな顔をしていましたのでひとまず安心です。タンク等は未だ燃料を入れていませんので確認は取れていませんが、これは一発では中々上手くいかないことが多々あるので、様子を見てもらうことにします。CTISのカバーが間に合わなかったのでこれは後で送ることにしました。
恒例の忘年会ですが、今年は12月の第2週の土日になりました。場所は初島を予定しているそうで、詳細は実行委員からの案内が来ますので、後日お知らせしますので参加希望者は個別に連絡ください。

2002.11.17.-2   石飛 毅氏

HUMMERのウインチと、普通のウインチのリレーボックスの違いです。円筒状のリレーの間に基板が一枚入っています。

2002.11.17.    石飛 毅氏

土曜日は朝早くから大村さんが来て、作業の手伝い?をしてくれました。
作業はウインチの配線をするとリレーがカチカチ言うので点検しようと思いましたが重たいウインチを外さないとリレーボックスが点検できないので先週から持ち越ししておりました。ウインチはボルト6本でフロントバンパーに固定されています。アンダーカバーを外しジャッキーに木片を当ててウインチを下から押さえながら外します。
リレーボックスを開けて博君のウオーン8274と比較してメインリレーは同じような物でしたが、HUMMER用のリレーには樹脂シールドされた基盤が一枚入っています。勝手な予想では過負荷で発熱した時のサーマルのような物らしく配線を繋げるとこの中の小さいリレーが動いて暗電流が大量に流れます。大村さんのHUMMERにもウインチが付いていたので確認した所、リレーは動作していません。特に過激に使うわけでは無いので対策としては通常の配線に戻して動作はするように改造しました。
河野さんはウインチのコントローラーを持っていないので、乱巻きになっていたので一度全てワイヤーを出して当方のコントローラーで巻き取りました。大村さんを試乗をかねてランドマップに送って行きましたが、重いタイヤに交換したのに、俊足で、大村さんもぶったまげていました。帰りに高速を走りましたが、最終減速比を換えているので明らかに当方のHUMMERより静かです。
夕方先生のご子息がお友達?と一緒にピンツガウワ―でお見えになりました。毎日乗っているそうで運転も上手くなったような感じです。オイル交換とエンジン調整を行った所調子が良くなったと喜んで頂けました。点火時期の調整と、キャブの調整する場所は一応教えておきましたが、結構面倒なエンジンなので触らない方が良いかもしれません。
日曜日は平野さんがお見えになりコストコ格安工具をお持ち帰りになりました。HUMMERの方は部品待ちでもう少し時間が掛るそうです。その後、ガレージ隊でリミット4X4(デフの修理が得意な所)の走行会があるので寄居の河川敷に行ってきました。(リミットさんは誘ってくれるのに、何処かのランクル屋は絶対に誘いません、キット ランクルの仲間でHUMMERの悪口でも言ってるんだと思います)河原に行くとチェロキーが沢山いて岩場を楽しんでいました。HUMMERで行くと、うら若き女性が3人でお見えになりHUMMERを鑑賞していました。「お金持ちですか?」と聞かれたので本当の事を言うと3人が2人になり、残りの2人とお話した所お1人が「私HUMMERにあこがれていて、那須のレストランににHUMMERを見に行った事があるんです」との発言。すかさずそこのオーナーは当方のクラブ員である事を言うと先方は2度驚いて「那須PSガレージは食事も良くて本当にいい所ですね」と嬉しい事を言ってくれたので、HUMMERに乗せてあげました所本当に喜んでいました。
こんな河原の走行会に来る女性は彼氏のお付き合いかと思いましたが、彼女がJeepのオーナで1人で来たらしく、「那須PSガレージ」にも、ついでではなく雑誌を見てワザワザ行ったそうで又行くと言ってました。松原さん、マネージャー、評判いいですよ!頑張ってください。当方がよく顔を出すJLRC(日本ランドローバクラブ)にもチャーミングな女性メンバーがいてミィーティングに華を添えています。当クラブにはそんなメンバーは何時になったら来てくれるんでしょう。アメリカには先日紹介したリンダさん(元お姉さん、体重は恐らく博の倍)とか、ケイトさんのような方がいるんですけど、日本でHUMMERとピンツガウワ―の女性オーナーは無理でしょうか。

2002.11.17.    大村 敏氏

無事ランドマップに置いて来ました。
ガレージの石飛さんの雄姿も写真しました。例のウィンチリレーの異常修理です。ジャッキ二刀流で奮闘してます。
きのうは 午前10:00??頃ガレージに着いて、その後 河川敷を散歩しました。石飛さんの家族サービス邪魔して来て貰ってからウィンチの問題改修を見ました。

2002.11.15.    石飛 毅氏

マタマタ Yahoo! オークション ネタです。
オークションに奇妙なタイヤ、ホイールが出品されています。先ずタイヤですがMTの新品ワンピースホイール付きCTISホース無し1本、http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d23507348
2ピースホイールに中古MTタイヤ、CTISホイール付き3本あってバラ売り、http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e18518046
2ピースホィールに中古GSAタイヤ、CTISホイール付き2本あってバラ売り。
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b28231201
ランフラットについては何も記述がありません。
その他に同じ出品者がラダーとスペアタイヤキャリアが出品されています。出品の内容から、どうしてそんな数なのかは不思議ですが逆に揃っていないから安く買える事もありますけど。逆に通常ばら売りはあまり考えられないので高くなる場もあります。オークションですから全く予想が出来ません。
スペアタイヤを持っていない方々は一本ずつバラで買えるのは魅力ではないかと思います。キャリアーはバンパーに付く取り付け部分と、スペーサーが写真に載っていないので、購入の際はこの辺の確認もしたらいいと思います。何となくなぜこんな売り方なのか聞いてみたいと思いますが、勝手に予想すると、何台かHUMMERを扱った方で、タイヤ、ホイールを一本だけパーにして案外2ピースは高いので、いっそのこと4本交換したときに外した残り。CTISのホースが漏れてスペアタイヤからホースを外してそのままタイヤも外していたけどその内HUMMERは転売されてしまい、タイヤとキャリアーだけ残った。だからタイヤは新品!恐らく転売されたHUMMERのバンパーにはキャリアーのホルダーだけ残っている可能性があります。ココまでは何となく予想できましたが、2本だけ残ったGSAはどうしたんでしょうか?走行中にエアー抜け、の後バーストして2本ダメになったのか?中々不思議です。何方か知っている方がいましたらそーっと教えてください。

2002.11.13.    石飛 毅氏

平野さんが先日買い換えたHUMMERは足回りに補修が必要で現在コツコツと組んでいるようです。
1.アイドラアームは下側のボルトを切断しました。ラジエタのパイプを外さな
いとボルトが抜けません。マニュアル通りに外から中に入れました。
 石飛 注) アイドラ-アームの対策品前のボルトはフレームの内側からアイドラ-アムのステーにボルトを通してフレームに取り付け外側から取り付けられています。(ボルトは2本)当方はいつも抜き易い方を抜いてからバールでこじって抜いています。以前はこのボルトを再利用してましたが、新しい対策品はこのボルトが長い物と交換しますので、カットされたと思います。ちなみに工場では、この部分はエンジンを載せる前に組み立てるのでインパクトレンチ(通常ナット側にインパクトを使用)は外側から入りやすいので内側からボルトが入っている様です。

2.ピットマンアームは1インチ1/4サイズのナットかと思いましたら32mmのメトリックサイズでした。タイロッドはホイールアライメントのこともありますので長さ合わせとセンターリンクとギヤードハブとの距離を計測して微調整をしました。終わったらアライメントは再確認をします。
 石飛 注)ピットマンアームはステアリングギアボックスから出ているアームで、舵取りの根源です。運転席側のフレームに付いています。これに直接タイロッドを付けていると左右の角速度が変わるので、反対側の同じ位置についているのがアイドラーアームです。この2つを結んでいるのがセンターリンクです。これによって台形リンクを作り左右のハンドルの切れを同じにしています。もしHUMMERの右ハンドルがあればこれらは逆になります。これらの繋ぎ目は全てボールジョイントで結合しています。

3.センターリンクは一度外して各リンケージのテ-パーホールを点検清掃後ホールの周りを糸面取りしました。これによりシャープエッジによる亀裂防止をします。センターリンクは鍛造品なのでクラックは意外と進行が早いからです。
 石飛 注)テーパーホールの面取りまでやっているのには恐れ入りました。確かにテーパーシャフトをテーパーホールに入れいる場合、その角度は微妙に異なり、変形期待はホール側でシッカリ固定されています。そのためテーパーを抜く場合に荒っぽいやり方で軸方向に叩いても簡単に抜けませんが、テーパーホールの側面を叩くと案外簡単に抜けます。(テーパーホールを変形させる事になるから抜けます)鍛造品は材料をガンガン叩いてその形にするもので、叩く事によって金属の組織を整えて硬くします。したがってクラックが入りやすいのです。しかし以前、雪に突っ込んだHUMMERがこれを曲げてしまった事があって修正したときの感想は案外柔らかく伸縮性があるように感じました。確かに鍛造品ですが、それは強度制作上材料歩留まりの削減目的で、強度アップ減量目的では無いような気がします。ただし、シャープエッジのままと言うのは、期待精度を邪魔する事がありテーパー緩みを防止する意味合いでは効果あると思います。(タイロッドは良く緩みます)

4. 各部とも締付けはトルクレンチを使用しマニュアル通り締めました。コッタ
−ピンの穴合わせに多少苦労しましたがいつも仕事でやっている事なのでどうって事はありません。
石飛 注)トルクレンチでのネジの締結は、慣れていないと難しい事が多々あります。そもそもネジの締結はネジの座面の状態をきちんとしないと期待しいる軸荷重が出ない(締め付け不足)ことがあるからです。スレッド部分がキレイでない物は論外です。トルクレンチもラチェット式とトーションバー式がありますが、ト―ションバー式の物が変化が解るので先人の感想ではよいと言われています。コッタ―ピンはボルトに穴が開いていてナットに西洋のお城の塀みたいいに溝がついている物とセットでその溝とボルトの穴を合わせてそこにピンを差し込んで回り止めにします。トルクレンチで締めて「ココ」と思ったところに穴がうまく当る可能性が低いと言う事です。

5.タイロッドは1本まだ届きませんので右側のみ強化タイプにしてあります。
石飛 注)強化型タイロッド?そんなもんあったの知りませんでした。そもそもHUMMERはこの辺のパーツが弱すぎる気がします。ボールジョイント、アイドラ-アームはメーカーからも強化版が出ていますが、松原さんの赤HUMMERに装着したロッド―ホールの強化パーツは最強です。でも高すぎて庶民には手が出ませんオリジナルの4倍で(永久保証!)中古HUMMERでこの部分が完璧なのを未だ見た事がありません。新車でも駄目な物もあるぐらいです。最初からだと諦めているもいますが、当方のHUMMERも努力のかいがあって、(タイヤ交換、アライメント調整、ボンネットキャッチ交換等)最高速付近まで振動や、ボンネットのゆれはありません。
 

2002.11.11.    石飛 毅氏

河野さんのHUMMER2週目です。
今週はランドマップにタイヤを組んでもらって、配達してもらいました。そのとき先週ランドマップから連絡があって、タイヤを組んでいるときに5角形のソケットが壊れたとの連絡が有り平日に当方の手持ちのソケットを貸し出しましが、壊れたソケットを見せてもらいました。ソケットはインダストリアル仕上げのインパクトレンチ用です。(写真参照)
作業は前後の燃料タンクからの燃料漏れ、リアデフからのオイル漏れ、バッテリー交換、クーラント漏れ、タイヤ交換と盛りだくさんでした。これだけの作業をアルバイト軍団2名とともにこなしたのは自慢です。
まず、フロントタンクは今までに2回報告していますので、リアタンクの報告します。リアタンクもフロイント同様に樹脂製のタンクにセンサーと配管部品を金属製のプレートに取り付けねじ止めです。タンクはタンク後ろにステー2個とフロント側はアンダープロテクターと共締めです。タンクはタンクガードと一緒に外れます。河野さんのHUMMERはボディーリフトをしていますので完全に外さなくてもバンパーとボディーの間から作業が出来ますので楽です。でも一度タンクの中に金具を落としてしまい軽油の中に手を入れて拾ったのはヒリヒリしてちょいと痛かったです。センサーを止めているゴムパッキンはすっかり伸びきっていてスルメ状態でした。
このときリアデフを見るとリアブレーキキャリパーにオイルが滴っていたので、ハーフシャフトを外して補修、クーラントはヒーターホースのつなぎ目のホースバンドがだめになっていたので交換、タイヤは幅が広がったので、以前友野さんのHUMMERがハンドルを切ったときにアッパーアームに干渉てタイヤを切ってしまい、その後スペーサーを入れて解決していましたので、それの教訓を生かして、博君にステンレスのスペーサーを作ってきてもらいました。ステンレスにしたのは友野さんのスペーサーはスチールで水の掛かりやすいホイールにはさんで使うのでサビサビになっていましたので、コストは高いのですが、ステンレスにしました。
アルミですと強度的に不安がありますので避けました。いざタイヤを着けようとしたとき気が付いたのですが、今までワンピースだったので、ナットがテーパーではありません。直ちにランドマップに連絡し、新品を配達してもらい事なきを得ました。スペーサーを入れるとリアはほぼ面が会っていますが、フロントはちょいと出ていますけどドアよりは出ません。周りの評判は上場です。
CTISカバーは、以前作ったプレートの在庫が無いので現在発注中です。最後にバッテリー交換ですが、お決まりのOPTIMAレッドトップに交換。標準の配線のままですと、接触不良の原因なので、バッテリに当たる部分のゴムをカットして取り付ます。OPTIMAは端子がサイドとトップに有るので、振動によるショート防止のため加工します。ケーブルは短めなので少し配線をたぐり寄せて配線します。
このとき不思議なことが発生。ウインチの配線をバッテリーにつなぐとウインチのあたりで「コンコン」と言うリレーの音がしています。色々考えてそこから音がするのはどう考えても変なので、管理している門間さんに電話で聞いたところ普段から暗電流が多いので毎週エンジンをかけているとの返答がありました。リレーの消費電流はさほど大きくは無いのですが、オーディオのバックアップ電流よりは大きいので3週間ぐらいでスタートが出来なく成ると思われます。この異常の発見は全くの偶然でもっと大きい電流であればすぐ判るのですが、この電流量は微妙な量なので判らないことが多いでしょう。その後原因を色々検証しましたが。時間切れでこの件は来週に持ち越しとします。
当方のHUMMERは絶好調ですが、ここ数日CTISエアー漏れが始まってしまいました。全部抜けるには3日掛かるし、これまた微量なので、漏れを探すのは至難の業です。

2002.11.8.    石飛 毅氏

河野さんからの情報です。
YahooオークションHUMMERの売り物が出ています。なぜか検索で「HUMMER」「ハマー」では検索できないので(スペルが違っていました)ので当方は気が付きませんでしたが、この項目を河野さんはチェックしているので解ったみたいです。公開オークションなので写真は引用しました。直接オークションに飛べるアドレスを紹介します。 http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d23262131 ←をクリックしたらオークションに飛びます。
価格は希望落札価格が消費税込みで565万円なので買いやすいHUMMERです。万が一良くあるトラブルである、ボールジョイント、タイロッド、アイドラ-アーム、エアコンコンプレッサー、バッテリー、オルターネータ、タイヤを交換してもプラス100万円かけても、納得の価格と思います。スペルを間違える位ですから、内装は98年仕様でしたが、製造年月日の確認が必要です。これであればACも対策品になっているはずですから(エアコンのコントロールパネルで確認できます)ACも良く効く筈です。残りは5日です価格が安いので購入予定の方は参考にする価値ありです。

2002.11.7.    石飛 毅氏

2ピィースホィールに在庫のPJタイヤを組むためにランドマップに預けていますが、朝電話があり、「預かっているタイヤをばらしたら、一本ランフラットが入っていません」との連絡がありびっくり。
よくよく考えると当方は購入時にオプションでスペア―タイヤを付けて、使用過程で磨耗を考えて5本でローテーションしていました。どうやらこの追加したホィールにランフラットが入っていなかったようです。結局いまHUMMERの背中に乗っているスペアーがオリジナルと言う事になりますので、仕事が終ったあとランドマップに持っていきました。そのタイヤには帯状のビィードロックは入っていました。オプションでキャリアーとタイヤで2000ドルも払ったのでてっきりランフラットも入っていると思ったのに今さら文句も言えませんので泣き寝入る事にしました。

2002.11.5.    石飛 毅氏

3連休は金曜日から土曜日は知り合いの別荘を塗装してきました。
白亜の別荘を、なんとミリタリー愛好家の手でOD色にペイントして来ました。日曜日は今年72歳になる母親の誕生日で、日ごろは殆ど顔を出さないのでたまにはちょっとだけ親孝行してきました。最終日の今日は若干寝坊してしまい、落合さんが見える予定なので大急ぎでガレージまで関越を使って行きました。途中の三好インターで、美しい女性が当方のHUMMERに見入っていたので、何時もの100万ドルの笑顔でご挨拶し少し会話をしたところ、ご主人とバイクで散歩?中途とのこと、当方は落合さんとの約束で先を急ぐので、簡単な当方の自己紹介をして、ガレージの地図を書いてその場はお別れしました。
ガレージにはもう落合さんが着ていて、本日のタスクを開始したところに先ほどのご夫婦がハーレーとゼファーでお見えになりガレージをご案内しました。ご主人は丸の内までハーレーで通勤しているツワモノで見所在りです。お友達にはガレージ近傍のクアトロ・スポーツでディフエンダー110を購入し、その後同じ110に乗るお仲間と当方と同じような「車人生」を送っている方が居るそうで110を進められているようですが、どうやらHUMMERに興味があるようです。しばらくすると河野さんのHUMMERの乗るスーパー社員の門間がやってきて、その後少しおいて奥さんがフルサイズのエルカミーノで登場・・・カッコイイー!!!
落合さんのHUMMERACのファンがMAXでしか動かないので、エンジンフード内のレジスターの接点を磨いてどうにか、Lo、2ndはOKでしたが3はだめでした。コネクターが熱で解けていたので接触不良が原因でしたが、とりあえずそれで我慢、もうひとつはATのロックボタンが硬くて思うようにシフトレバーが動かないので原因を追いかけたところ、ミッションから来ているワイヤーの途中にあるロックが誤動作していました。これの修理は大事なので、不調のATの修理のときに同時に行う方が賢明と考えてロックソレノイドを殺して応急処理としました。落合さんのATはすべての段数で変速ショックが大きくハーフスロットルでの変速も回転がかなり上がらないと変速しません。困ったものです。ご本人はATを交換するつもりで居ますが、とりあえず他に問題があるかもしれませんので、友野さんに本国に聞いてもらい、ATの見積もりもしてもらおうと思います。
HUMMERは個体差が大きいと言う認識がありますが、河野さんのHUMMERによく乗る門間さんが当方のHUMMERと比べて遅いと言う指摘があり、時々エンジンチェックランプが点灯するけどそのうち消えるとそうで、ブースト計を付けたところブースト圧が低いことが判りました。エンジンを見るとタービンの二次側にオイルが飛んでいるのを発見。エアーインテークを外して見ると二次側の付け根がうまく合っていないのでリークしている模様でした。外してあるタービンにこのマニホールドをあわせるとなぜかしっくり来ません。オーリングがうまく当たりません。茶筒に蓋をするようなかんじの部分ですが、奥まで差し込むと斜めになってしまいここからリークします。おかしいと思い内面を見ると溶接のビードが邪魔をして斜めにささることを発見し、このビードを削って差し込むときちんと組みつけが出来、一件落着と思い試乗しましたが若干パワーが上がりノーマルと殆ど変わらず、ハイギヤードにしているのでコンピュータチューンしてもこんなもんかと思いましたが、最高速はがんばっても法定速度プラス20kmぐらいだと報告があり、更に色々やって原因追求したところ、タービンに付いているウエストゲートバルブの動作不良を発見しました。
この状態で平坦な道を走ると殆ど大差無いので、こんな物と思えばそれなりでしたが、確かにここ一番の出足はと最高速が伸びないのはこれが原因でした。これらをきちんと補修したところ、つい大きくアクセルを踏みながらガレージから一般道に出る時なんとホィールスピンするほどになりました。ブースト圧も正常になり当方のHUMMERと同等の動力性能を取り戻しました。
HUMMERの場合はもともと排気量が大きいので加給圧が足らなくてもそれなりに走っているので、これがいい物かどうかの判断は乗り比べないと判断しにくいと思います。坂道や最高速などの高負荷時になるとアクセル開度に対しての速度が上がらないと加給圧が上がりますがこのウエストゲートバルブの動作不良があると動力性能は落ちます。報告にあった120km/h前後のの最高速は殆どNAエンジンHUMMER程度ですからターボは働いていなかった様です。これの判断は加給圧で即判断できますので、ブースト計は欲しいです。
ブースト計はオートバックスで10000円でおつりが来る程度で購入できます。選定は出来るだけ最高圧の低い物(HUMMERはノーマルで最高0.7、コンピュータチューン時で0.9ですから多くても3.0程度のもので充分です。取り付けはインテークマニホールドに穴を開けてそこからのピックアップが必要ですが、配線はライトだけですから簡単です。アメリカのマイクさんも付けていました。
河野さんのHUMMERはこの後、当方在庫のPJタイヤへの交換と燃料タンクからの燃料漏れの修理をする予定で、タイヤ交換バランスが当方では取れないので、ランドマップに頼むため倉庫まで博君と取りに行きました。ホイールは付いていなくてもやっぱりHUMMERのタイヤは重いので2人でどうにか当方のHUMMERのルーフに乗せましたが、下ろす時は危険なので、土曜日にペンキ塗りのギャラでもらった東京都消防局から払い下げのあったチタン製はしごを(30万円ぐらいするそうです。重さは小学生低学年でも持てるぐらいの軽量!)利用して下ろしました。タイヤは幅が大きくなるので、タイロッドに当たる可能性があるので、博君にステンレス製の8mm厚のスペーサーを依頼しました。寸法を測っているとき気が付いたのですが、河野さんのHUMMERのアライメントもかなりずれていましたのでこれもやります。

 

 2002年10月