HUMMER ESSAY 2002年4月     

 石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

 
2002年3月  

2002.4.30.    石飛 毅氏

連休に入りましてお客さんが毎日何方かがお見えになっていますが、ZZ4作業中なので余りおかまい出来ませんので申し分けない事をしています。
その中で96年のGAS HUMMERにお乗りの方がお見えになり車体番号を見た所、現在エンジン載せ替え進行のHUMMERと車体番号が8番違いでした。積み替えをマニュアルと予想で組んでいる状態なのでお手本として色々見せて頂きました。また、ソフトトップの下田さんが当方のガレージメイト所有のスワンパーを購入し履き替えました。履いてきたタイヤを荷台に積めるかどうか解りませんでしたが、積んでみた所ピッタリ4本積む事が出来ました。
さて、課題のエンジン積み替えの進行状況ですが色々問題は出ています。エンジン本体の補器類の組み込みは、先のお手本HUMMERと比較した所ほぼ間違いなく組めていました。ところがヘッドの形が違うのでエンジン本体に追加のタップをさらに施しました。アルバイトと通りすがりのメンバーでエンジン積み込みを例によって隣りの狭山ハウジングエンジン積み替え専用フォークリフトを使用して行いました。DIESELよりエンジンが小さいので多少は楽ですがいつもこの作業は面倒です。どうにか積み込み、ミッションにあわせる直前に片側のガイドピンがエンジンとミッションの両側に付いていて中断。状態の悪いミッション側のピンを打ち抜いて無事ミッションとエンジンとあわせしっかりボルトで固定した後、今度はリングギア-が小さくコンバーターに付かないい事が判明。折角あわせたエンジンをまた抜いて、リングギア-を交換しました。再び載せて終了。
コンバーターの取り付けのネジはDIESELと違うのでもしかするとコンバータが違うかもしれません。低速トルクが無いので若干ハイストールのものかもしれませんので後で調べてみます。後は部品さえ揃って居れば時間の問題です。プロペラシャフト、スターター、ミッションカバー、スタビライザーの取り付け各配線、配管を手当たり次第に進め、マフラーの取り付けをしていると合わない事が判明。どうもヘッドの形が違うらしくここで本日は終了。着替えも底をついたので帰宅しました。
この他にも不明なところが数ヶ所あるので、図々しいのは承知で昨日お見えになった方にお手本HUMMERを見せて頂きたく連絡した所、ご親切にも明日来てくださることになりましたので、作業を中断する事無く続ける事が出来そうです。マフラーは悩んでいても仕方が無いのでぶった切って、ベンダーで曲げてスリーブでつなぐ事にします。スリーブはスリットを入れてバンドで止めその後溶接とします。先日寒かったのでちょいとヒーターを入れたところリアーのエアコンユニットから煙がモクモク。。。。どうやらクーラントが漏れている模様、ヒーターを止めるとおさまっているので時間が無いのでそのままにしています。
尚、先日捜索願の出ていたLEDライトですが発見できましたのでご報告いたします。どこに有ったかは内緒です。
連休中は基本的にガレージに居るのですが、家族からの評判(特に妻)が悪くヒンシュクをかっていますので急に居ない事があります。お見えになるときは連絡をしてからお見えになった方が無駄足にならないと思います。メールは携帯メールにお願いします。ついでにですが、泊まる方は寝袋を持参してください。まだ朝晩は少し冷えます。

2002.4.26.    石飛 毅氏

江戸川区にお住まいの96年4DrHTを所有されている方からメールを頂き、返送しましたが宛先不明で帰ってきてしまいます。
ウィールスチェックが厳しいか何か原因があると思われます。連絡したのに返事も書かない横柄な奴だと思われるのも心外なので、本日よりガレージウィークが始まりPCでのメールのチェックが遅くなりそうなので当方の携帯に連絡先をメールで頂ければこちらから電話連絡しますのでよろしくお願いします。携帯のアドレスは hummer95@ezweb.ne.jp ですこれであれば常時電源ONですから即連絡取れます。
本日、4X4マガジンを見た所松原さんのPSガレージがカラー4ページで紹介されています。思わず買ってしましました。ちょっと誤植がありましたが概ね良好です。

2002.4.25.    石飛 毅氏

友野さんのトレーラー補足します。
このトレーラーは相模補給廠から放出された物で有事の際に速出動出来るように、付属品(木製の柵と幌骨、幌)を積んだ状態で保存されていた物です。したがってサビも無いし程度は上々です。相模から出たのですが、あそこはカリフォルニアなので、日本人が落札した場合には輸出扱いなので通関証明書もきちんと出ます。コレを落札された方は、もう少し小さいと思ったらしく落札後どうにもならなくて放置状態で縁あって友野さんが入手されました。
運用には総重量が0.75tを越えて居ますので牽引免許が必要です。牽引免許は、試験場に直接受けてもそれほど難しくはありませんが、当方は例の入院生活中の暇つぶしに所得しました。当方の場合は大型自動車と同時教習でしたが牽引も大型なので一気にとってしまうほうが良いでしょう。牽引免許の教習は方向変換だけです(3回まで切り返しOKです)コレを右側からと、左側からを練習して試験の時はどちらか片方やるだけです。確か12時間の教習で1週間で取得できました。そこの教習所で聞いた所、教習時間をオバーした人は居ないそうです。
大型自動車は日頃HUMMERに乗っている方であれば、視界が良いので運転は楽です。全てのタイヤの位置はミラーで確認できますから車両感覚はばっちりです。クランクやS字でどのミラーを見ればいいか解れば後はただ乗っているだけで教習は終ったという感じです。友野さんも早速免許を取りに行くと言ってますので、次回のミィーテイングではゾロゾロ引きずってくると思います。色の方はどうせならボディーを真っ赤に、ホィールを白く、ホィールセンターを赤く塗って柵のペンキを落として大きなラジオフライヤーみたいにしたら面白いと思います。登録も簡単ですし、税金も安いので維持は案外負担が少ないと思います。
同じトレーラーでもフラットベットのトレーラーを頂きました。コレはレストアで有名な白石さんがお持ちの物でこれまた未登録ですが2軸の物です、添付の写真は同型の少し大きい物ですが、積載重量とかは不明なのでまだ解りませんが、アメリカ物なので今回頂いた物もちょいとした改造でHUMMERを載せる事ができるかもしれません。これであればセフティローダーが無くて救援可能な設備になります。
PJタイヤの広告を見ていたら37×12.5もありました。これってHUMMERのオリジナルサイズなので安いし輸入しようと思いましたが、幅が3インチ小さいとチョット迫力が欠けるかもしれません。スワンパーも松原さんと、友野さんの15.5と貝瀬さん、佐々木さんのHUMMERと比較すると同じタイヤと思えないぐらい違います。PJタイヤの迫力はあのサイズだからこそと思って辞めました。


 

2002.4.24.    友野 京氏

M105A2 トレーラーカーゴ買っちゃいました!!
幅は、ハマーより約3cm程小さいですが、タイヤは、私の39.5インチのスワンパーよりも5cmも大きいです。
軍用のコネクターですがハマーに合う様に直します。
ハマーオーナーさんで牽引免許を持っている方にはいつでも貸してあげますので遠慮なくどうぞ。 
塗装は、迷彩で無く好みの色に塗り替えます。

2002.4.23.    友野 京氏

ドラマックス 6.6リッター 300馬力 !! HUMMER

 

2002.4.23.    石飛 毅氏

昨日、報告したようにZZ4エンジンのエクゾーストマニホールドに取り付ける遮熱版の寸法を取り図面にして業者に持っていったところ、難しいので作るのが大変なので時間と費用がかかると言って断わられました。仕方が無いので材料を実費で分けてもらいカナバサミを借りて自分で作る事にしました。
道具はハンマーと角パイプぐらいしかないので、中学の技術家庭科でチリトリを作った時以来の大物金属加工作業を行いました。先ず、必要な大きさにボンデ鋼鈑を金バサミで切って現物合わせで切り抜きます。カナバサミは貸してくれる位のものなのでいまいち切れ味が良くないので苦労しました。曲げ加工はプラスチックハンマーで行い角パイプの角を利用して少しづつ曲げますが、三次曲面は金槌の頭を利用してたたき出します。
右バンクは前の部分は既成のカバーが付いていますが、これに片側をつなげてもう一方はマニホールドにタップを切って固定しました。反対側は燃焼温度の低いDIESELでさえ遮熱版が付いているのに何もついていません。一度に覆うタイプは作るのが大変なので、2分割にしました。後ろ半分を作って前を作り始めましたが、腹が減って集中出来なくなりそこだけ不十分な出来でしたが、カナバサミを握りすぎて豆も出来たので後日にする事にしました。内装もほぼ出来上がり以前の状態を考えると、まるで何事も無かったようなようにひっそりと仕上がっています。色々外されたドナーエンジンは寂しそうにガレージの片隅にたたずんでいます。まだまだ本体はNEWなので、ガムテープで色々な穴を塞いでおきました。
走行中に振動でボンネットがボコボコ音がするので、市販のボンネットキャッチと交換しました。以前友野さんのHUMMERのも交換したのですが、固定のボルトはナット止めでしたが当方のHUMMERは立てこみナットでした。効果はてきめんで音がしなくなりました。オリジナルは無垢の硬めのゴムですが、交換したものは潰れ易いようになっています。ボンネットはシッカリ固定すると言うより、衝撃を吸収する方法を取って音を無くしています。
ホーンの音が眠くなりそうな音なので、以前から音色が好きなクラクソンのストリートホーンを買いに行きましたが売っていなかったのでメーカーに問い合わせた所、箱無しでよければ幾つか残っているので、ショップに事情を話して注文してくれと言われたので注文しておきました。入荷の知らせがあって引き取りましたが価格は定価でした。このホーンは一時期ポルシェの純正品でしたが価格は6000円程度でしたが、客注というリスクが少ないのに倍の値段を言われましたが気に入っているホーンなので何も言わずに買ってきました。最近のタイプは渦巻き型ですが、このホーンはラッパ型です。一見エアーホーンの様ですが電気式です。また、保安基準にも適合しています。渦巻き型と違ってエンジンルームの小さい最近の車両には取り付けが難しいですが、ノーマルホーンを外してパワステのポンプの上に雨水が入らないように付けるとピッタリでした。こんなもんドウでもいいのですが、なぜか歴代の車はズーッとこのホーンです。馬鹿みたい?!

2002.4.22.    石飛 毅氏

この週末3日間でZZ4積み替え作戦かなり進展しました。
その前に、先日のミーティングで平野さんのHUMMERの下を見るときLEDライトを使ったのですが、その後何処かへ行ってしましました。どなたかご存知無いでしょうか?黒くてでかいライトで先っぽにLEDがごっそり付いている奴です。
それではZZ4作戦の報告します。先ず、モンスーンオーディオシステムについては元々の内装とパネルが違っていますが、それだけではなくて、車体そのものも違っていました。今回の元HUMMERは96年式でヘッドコンソールはCDチェンジャーが付いていましたのでこの辺のステーと後方の何かアンカーになるものがあってポン付けと思っていましたが、屋根に溶接でシッカリフレームが付いていました。屋根に穴を開ける訳にも行かないし、溶接したら塗装をしなければならないので結局アルミ材で専用のフレームを作成しました。
オバーヘッドコンソールにはスピ-カが付きますのでかなりしっかりした物で作成しませんとビビリ音が出ます。臨時と常用のアルバイター2人(本業=ボード屋、金属加工業)の力作は中々の出来で内装で塞いでしまうのは惜しいぐらいです。
私はもっぱらエンジン周りに執心しておりました。部品が揃いましたので仮組みしていたZZ4に揃った部品を仮組みして、レイアウト、ボルト類の確認を一通り行い一旦バラバラにします。ます、インテークマニホールドのガスケットを入れ、Vバンクの境目にシリコンパッキンを入れて本締めします。締める順番は中心から順番に外側に広がるように締めます。ヘッドがアルミなので噛みこみに注意が必要です。12本のネジを締めますがこのネジと利用して取り付けるステーもありますので、種類の違うネジなので工具は3種類必要です。できるだけARPのボルトを使用しましたので中々キレイです。
鉄部分はヒートサイクルと湿分で直ぐ表面が赤錆になってしまうので腐食防止のために、エンジンブロック、とエクゾーストマニホールドには耐熱の塗装を行いました。エンジンは既に黒塗装がしてありましたが、今までの経験上直ぐに錆びているので、念のため塗装しました。エクゾーストマニホールドは新品でしたがもう真っ赤になって居たのでワイヤーブラシでサビ落しをしてから塗装しました。その内落ちると思いますが何もしないよりはマシと思います。
TBIユニット各センサーの取り付け、ディストルビューターの取り付け、ワイヤーハーネスを順に取り付けますが、この辺はマニュアルでも明確に書かれていないので何度も付けたり外したりして完成しました。組みあがった後に気付いたのですが、デスビをとりあえず差し込んだだけだったので、プラグを全て抜いて一番の圧縮上死点を探し、その時のローターの位置がデスビの一番プラグコードの所に来る場所に来るように差し込みなおし、始動間近なのでプラグ穴からオイルを注ぎ込みピストンとシリンダーの油切れの無いようにしておきまして完了。これで積み込みの準備がほぼ完了しました。残りは、オリジナルでは左バンクのエクゾーストパイプに遮熱版が無いので、作成し取り付けたいと思います。
本来積む前にボディーリフトをしたいのですが、オーナーがエレガントに乗ると言うので、積み込みの時にボディマウントを外してボディをもち上げて行います。今まで経験の無いGASエンジンですが基本的にはDIESELと同じ部分が多く配線の色もほぼ同じでしたからそれほど面倒な部分は無いと思います。上手く行けば連休前には始動し始める事が出来そうです。
ZZ4に付いて少々書きますが元々の350エンジンのヘッドをアルミヘッドにしたGMから出ているチューンエンジンです。詳しい事は解らないのですが、早い話が高回転型のエンジンで、ノーマルとエンジンそのものの許容回転が高いので572のようなトルク型ではなく高回転重視のエンジンの様です。車に詳しいアメリカ人に聞くと誰もがZZ4の評判が良いので、今の時点では良いエンジンと判断するしかありません。
今回は積み替えと同時にコンピュータのチップ交換もしました。内容はシフトタイミングの変更と許容回転リミットの変更が中心です。使用する燃料噴射はキャブではなくて、信頼性重視のためTBIをそのまま使用しています。本来キャブ用のエンジンですがキャブの調整の煩わしさを考えると多少本来の性能を発揮できないかもしれません。GAS HUMMERオーナーには気になるコンピュータのチューンですが今回のチップはカスタムメイドのZZ4用ですからそのままでは使えません。恐らくノーマル350エンジンでもカスタムでチューンアップチップを作る事はできると思います。または、ランドマップのランクルに積んでいるボルテックエンジンとのコンバージョンも中々魅力的では無いかと思います。

2002.4.18.    友野 京氏

From: Peter Hubert
To: Kei Tomono
Sent: Thursday, April 18, 2002 9:53 AM
Subject: more photos USA

Dear Mr. Kei,

Thank you for the fast reply. I am glad you enjoy them.

This photos are of Lake Mirage in the Desert or California.
It is a dry lake. It has not had water in it for 10,000 years.
Now people come here to race cars of all kinds.
The lake bed is smoother than a street, and you can go for many miles in a straight line. Many people come hear to camp.
they also fly in on Ultra-Light home made aircraft. I think you can see one in the air behind the Hummer in one of the photos.
Thank you again,

Peter Hubert

2002.4.18.    友野 京氏

アメリカから写真が送られてきましたのでホームページに載せて下さい。
以前、狭山のミニミーティングでお会いした95白ガソリンハマーの徳原さんの前のオーナーからホームページを見て私のハマーと言ってきました。
スーツケース一杯に$キャッシュを持って日本人が買いに来たそうです。

2002.4.17.    石飛 毅氏

昨日付けたコンピュータの「WAIT」ランプ点灯ですが、当方の98年式コンピュータ+02年式エンジンとの組み合わせは多少設定が違う様で元に戻したらOKでした。
このランプ点灯が結局の所はどういう意味かはわかりませんでしたが、本体の部品番号は同じですがメモリー内容が違う様です。恐らくI/Oの割り振りが異なっているのでハードは同じでもソフトと配線が違う事が解りました。どうしようか困っていましたが、96に乗っている方がお見えになったので半ば押し売りのような形でしたが買って頂きました。帰りの高速で連絡した所「以前との違いが体感できて満足している」と聞き、こちらも嬉しくなりました。当方も直ぐに自分用に発注しますが、今度は98年式エンジンは02年、グローシステムは98年、フアイナルは2.77、タイヤサイズは38−15.5−16.5の仕様で手配します。一度味わったら辞められません。

2002.4.16.    石飛 毅氏

ミーティングの写真がものすごく多いので驚きました。
先生、大村さんご苦労様でした。当方のISDNでは見るのに重くて大変でしたが、楽しく拝見させて頂きました。また次回もよろしくお願いします。写真を見るとなぜか皆さん笑っている物が多く、始めた来た方も「ヤベー所に来ちまった」みたいな事もなく、一見バラバラですが、楽しい時間が過ごせたのではないかと思います。
ミーティングの写真の中にありましたが当日取材にいらした「デイトナ」誌の発売日は5月7日だそうです。お楽しみに。
ミーティングの写真にもありました様に純正のアルミホィールにPJタイヤを付けてミーティングに行き現地で丸山さんのHUMMERに付いていた新品MTタイヤと交換しました。どちらのタイヤも新品なので当方が磨り減ったタイヤからPJに換えた時の印象よりMTタイヤとの比較が出来ました。音についてはほぼ同じ、これはMTのサイドウォールが硬いからだと思います。タイヤその物の空気の量もPJの方が多いので乗り心地も薄い座布団を一枚ひいたような感じでPJの方が良好です。走った感じは、外径がサイズ表示以上の違いがあるのでPJの方が少し機敏さには欠けます。高速走行でも両者に大きな違いは感じることはありません。PJは摩耗したらどうなるかは全くの予想でしかありません。ブロックも案外柔らかいので摩耗は早いような気がしますけど、山その物が高いので摩耗限界の寿命は同程度かと思います。摩耗するとMTはブロックの形がシー部分まで同じですがPJはトレッド中心のPJ文字の部分が変化します。(5mmほど減るとPJの文字が大きくなる)
現地での価格もほぼ同じでどちらも入手経路はあまりありませんが聞いた所によると国内で10万円/本で売られているそうです。アメリカのオフローダーの間ではどの程度の評判か聞いた所、やっぱりスワンパーだそうです。アメリカ国内でも未だ知名度が低くこれからのタイヤだと思います。アメリカではOEMタイヤメーカーが多くて、案外簡単にプライベートブランドが作れます。この場合は性能よりも見た目重視の場合が多く困った物も出回っています。BSあたりが必死にトレッドパターンを考えているのに、このタイヤはパターンが「PJ」ですから絶対何も考えていないことはバレバレです。内部構造なんかも恐らくオーソドックスでしょう。もしかして必死に考えた末、PJだったのでPJの名前を使った・・・何てことは絶対ね〜ぇ・・・
そんな訳で一山当てるパターンの場合は最初は高くても、売れないとバーンと在庫整理して、すぐに消える場合もありますので、将来的にはスワンパー並みに安くなるかもしれません。これらを承知の上で今回はコンピュターチューンもしましたので、ちょいと大きいPJタイヤを買うことにしました。そこで、先日ホィールごと履き換えた丸山さんがほんの少ししか走行していないMTをワンピィースホィール(ランフラット、CTISバルブ付き)を売却希望しています。興味のある方はメール下さい。

2002.4.16.    石飛 毅氏

本日、松原さんのエンジンをランドマップから運ぶ途中、友野さんに連絡した所、「きてるよ〜コンピュータ」と言われ明日送ると言われましたが、待ちに待ったお宝をそのまま指をくわえて待つ訳も無く、そのままランドマップの軽トラを投げ捨てるように返却し、友野さんの迷惑も無視して夜だと言うのに押しかけました。
友野さんの家に着くと、沢山の荷物が届いておりました。紹介すると、先ず各種LEDライト、アルミ製ATオイルパン。アルミメーターパネルが届いており、それらを一通り確認した後、コンピュータを交換しました。コンピュータには装着予定の車両の VIN が印刷されており、タイヤ径、フアイナル等の諸条件がメモリーされています。当方の装着したコンピュータは、当初当方用に手配した物ではありませんでしたが、おおよそスペックは同じなので問題無いと思いそのまま装着しました。スペックでは35馬力のアップなのでトータル230馬力と言う事です。以下にうたい文句を記述します。

Finally, an easy way to make power. Our extensively engineered computer upgrade is dyno-proven to give your turbo diesel the power it demands. With 35 rear-wheel horsepower and torque increased by 49 ft/lbs., you will have better throttle response and much better drivability. Also removes top speed governor and improves shifting. If used with our Exhaust System, the computer will make an additional 5 horsepower and 7ft/lbs

ます、取り付けて試乗した感想ですが、数値的にはブースト圧のオーバーシュートが0.7から0.9になりフル加速時のブーストは0.5から0.7になります。もちろんこの違いは十分体感できます。明らかにレスポンスが上がりフルスロットルではレッドゾーンまでシッカリ回してからシフトアップします。そのため丁度インタークラー、マフラーを交換した松原さんの赤HUMMERより確実に早くなっています。(今なら負けない)
国内の高速道路の制限速度は100kmですから実際の所はわかりませんが、スピードリミッターを解除していますので95マイルぐらい出そうです。その時の100km/hからの加速はリニアで ORA 572 と異なり瞬時ではありませんがじわじわと加速しそうです。さすがにボールジョイントガタガタの当方のHUMMERですと恐らく直進性が悪くそれ以上のスピードを出すには根性が必要です。私でしたらアクセルが余っていてもそれ以上は怖くて出しません。命と免許の要らない方は100マイルに挑戦してください。この速さは今の時点で我々の身内では一番でしょう。しかし明日松原さんが自分の赤HUMMER用に調達したコンピュータを付けに来ると言ってますので、当方より7馬力+インタークーラー分のアップになりますので1日天下です。
コンピューターチューンの良い所は、メカチューンとか、センサーごまかしとは異なり通常走行は今までと同じ様に走り、踏むと化けるところが優れていると思います。装着後の変な所はWAITランプが点灯することで、どうして点くのかわからないのでチョット気になります。(友野さん問い合わせお願いします)その他には若干水温が上がり気味です。夏を迎える前に電動ファンを付けたいと思います。
今回はコアのコンピュータを渡して書き直したのでは無く、本体ごとの購入でしたので価格は1200ドルでした。注文してからの納期を考えたり、元に戻したい時がある場合のためには得策だったと思います。これが高いか安いかは価値観の違いです。元々欲しかったわけではありませんが、大変興味があったので衝動買いの購入となりましたが思ったよリ良かったのでもう少し楽しんでから欲しい方に譲っても良いとも思っています。また減るもんではありませんので、体験したい方はメールください。ご自分のHUMMERで確かめた方が違いがわかると思いますので、手土産持参の方に限りお貸しします。特にこの話だけで購入したくなった方は絶対に一度試乗体験してからにして下さい。話が違うと言われても当方は責任取れませんからあしからず。
ORA 572 HUMMER にはATの温度計が付いており、これが一定の温度を超えるとファンのスイッチが付いていて冷却します。ATのオイルパンもアルミの放熱が良い物が付いています。ATFはそれほど高粘度ではありませんが冬の寒い時は粘度が高いのでポンプが頑張っても吐出量が足らなくてすべりが出ます、また、温度が上がると圧力が上がらすにシフト不良、潤滑不良になります。始動時は短時間なので暖気をする事でラジエターから熱をもらって温度を上げれば良いので、走行時の冷却を考えるとアルミのオイルパンは冷却効果が高いので有効だと思います。
今回購入した物はアルミ鋳物で、締め付け部分もオリジナルより厚くて締め付けの変形は少なくて済みそうですからオイル漏れも防げそうです。深さも若干深いのでオイル量も増えます。価格は本体が約200ドルで、送料を入れると4万近くなります。これを参考にしてオリジナルの型を作れば一個2万円は切りますが型代を償却するには20個は必要です。だから買った方が特です。切削でしたら恐ろしい価格になります。

2002.4.14.    石飛 毅氏

大井先生と蒔苗さんにおきましては、遠方よりの参加本当にご苦労様でした。
今回の流行は積み物系で以前は木村さんだけでしたが今回は少し増えました。しかしクレーンを付けた浜本さんにはお見逸れしました。毎回トラブルがありますが、今回はATF吹きだしが一件ありましたが他は大きなトラブルも無く楽しめました。
詳細は後日報告しますが、今回の目玉であります ORA 572 HUMMER は圧巻でした。希望者は試乗しましたが、河野さんのように金銭的に購入可能な方は、絶対欲しくなるから乗らないという男気を出している方も居ました。これは確かに的を得た姿勢で本当に欲しくなるHUMMERです。
今回の ORA 572 HUMMER は組み立て見本、そして次期の502は実態パーツカタログ、そして来週から本格的に始まる ZZ4 エンジン は重量級HUMMERと高回転型エンジンの相性考察のサンプルとして実体験して、DIESELがダメになったとき慌てないように、GASエンジンコンバージョンには真剣に取組む一大プロジェクトです。総額4桁万円を楽に越える内容ですが、松原さんがHUMMERの追求と言う信念で自腹を切って展開しています。松原さんは大枚を叩きましたが、これらの経験を得た後にコンバ-ジョンする次の人は驚くほどの低価格であの加速を味わえる事になる・・・・と良いなあと思っています。
今ミーティングは通しで2組のゲストが参加されました、一方はアメリカ人でかなりのHUMMERオタクでした。HUMMERを我々のように観賞用?ではなく、荒野を走り回っている方です。しかし、HUMMERに対する思いは同じで共通する話題は尽きませんでした。彼の感想は当クラブのガレージの内容とやっている事にかなり驚き、帰国後HUMMERニュースにレポートすると言って熱心にメモを取っていました。彼を観察していましたが一番の関心はカーナビのようでした。もう一方はご夫婦で参加された以前カーグラフィックでお会いしたコモトさんです。彼からは早々に皆様宛てにお礼のメールが来ましたので、多少の誇張があるかと思いますが原文のまま紹介します。 

古本聡さんよりのメール

トビさん、こんばんは!

先ずは、2日間お疲れ様、そしてありがとうございました。今回の集まりに誘ってくださったお陰で、私も真理もとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。私たちは佐野P.A.でお別れした後、軽い渋滞に巻き込まれ、8時過ぎに自宅にたどり着きました。トビさんが車線変更して行っちゃった時は、私も追い越し車線に出て追いかけようかと思いましたが、隣の車線の車が多くて出来ませんでした。ううむ、やはりHUMMERだからこその割り込み(後ろから見てたら、やや、と言うかとっても強引(笑))の技なんでしょうね(爆)。
途中で持病(職業病??)のドライ・アイ(目が乾いて涙が止まらなくなる)が出てしまって、真理に運転を代わってもらったりもしましたが、比較的順調に帰ってこられました。
さて、クルマのイベント(オフ会など)にはいろいろ(笑)行っていますが、皆さんの集まりは本当に「大人の集い」という感じがして、とっても落ち着いてクルマを楽しんだり、おしゃべりしたり、交流を深める場だと、大変印象深く感激しました。それぞれのメンバーの方々のお人柄も非常に幅広く、クルマ以外の話でもとても楽しいお話ができて充実した時間でした。また、あのかっ飛び ORA 572 HUMMER の加速感は忘れることはないでしょう!

2日間あんまり楽しくて、すっかりコーフンしてしまいました。真理も大変楽しかったと申しております。

お世話になった松原さん、今回初めてお会いしたDr.大井、虎ちゃんことトラビス、とってもオウム真理教チックな若いハマー信者の方々など、こんな楽しい時間を過ごせたのも皆さんのお陰です。直接お礼が言えない方もいらっしゃるので、トビさんから、コモトが感謝していたとお伝えくださると嬉しいです。

さんざん騒ぎ、飲んで、悪口雑言まき散らしてしまいましたが、これに懲りず(笑)またの機会には是非とも誘ってくださいね。その前にトビさん’s ガレージ訪問に押しかけます。そしてHUMMERを買った暁には(って、いつになることやら...)、真っ先に会員登録に駆けつけますので。わっはっは。

写真など、また後日お送りしますね。先ずは御礼まで。それではまた!

古本聡

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石飛さん、2日間楽しかったです。へんてこな取り合わせの夫婦がいきなり飛び込んできて、としまえん以来、クラブの皆さんはさぞ面食らったでしょうと思います(苦笑)が、歓迎してくださってとても嬉しかったです。ダンナも私も大体いつもこんな風ですので、どうぞ遠慮なくボコボコやっつけてください(笑)。どうぞ皆さんにもよろしくお伝えください。またお会いしましょうネ!

古本真理


アメリカでは身障者のドライバーが大変多く当方の義弟が免許を取った時は国内には宿泊して取れるところは愛知県にしか無く(免許が無いし公共交通機関の利用できなかった当時は実質的にはここしかなかった)かった日本とは大違いなので、間違いなく手動装置付きHUMMERがあると思います。ぜひ近い内にオナーになってもらいたいです。
所有年月も長くなりましたし、クラブ員間の情報交換が盛んになり、パーツの購入量が増えています。お飾り系とか走るのに関係ないものは時間が掛かっても良いのですが、危険を伴う物とか消耗する物は、今でもあらかじめ用意していますがやたらと送料が割高になりますし、その間不動になって邪魔になります。ランドマップでもパーツ待ちが多く、預かるのに場所を拡大しましたが少し限界を感じます。零細企業のランドマップに在庫を持つように言いましたが、資金的に難しいようです。
そこで、友野さんと色々相談し、今までの経験でパーツを選び在庫をする事にしました。資金的には額にも依りますが、半分ずつ出して賄うつもりです。しかし高額になった時にはもしかするとメンバーを募るかもしれませんが、その時はHUMMERを手放した時に返金する事を原則としようと思います。パーツの管理は当方、金庫番は友野サンと言う事にして、出資者は仕入れ価格、その他の方と部外者にはそれ相応の上乗せを決めて供給します。ランドマップには部品持込で修理してもらい、その他の修理やさんには部外者の価格で出します。
未だ十分友野さんと話してはいませんが、かなり現在は連絡を取り合う事が負荷になっている事が事実ですから(今は連絡、と梱包作業は友野さんが負担しています)。これのメリットは大量入荷によるディスカウント、送料軽減、納期短縮が考えられます。先日問い合わせで現地価格10万円を切るスタータが33万円で国内流通している事を聞いてこの案を二人で思いつきました。もし二人の資金で賄えた時は皆からボッタクッテもう一台HUMMERを買おうかとも思っています。でもそれではあんまりですね。いい方法を考えます。もちろん在庫には全てのガスケット、オイルシール、ベアリング、センサーなどの小物から、ミッションや、オルターネータ、エアコンコンプレッサー、ECM、噴射ポンプ、の大物まで考えていますし若干の特殊工具も考えて居ます。とここまで書いて気がつきましたが、そこまでやったら趣味を超えてしまいそうな事に気が付きました。

普通はミーティングの後はその話題で持ちきりなのが普通ですが、前向きに後を振り返らない性格なので、もしかするとこれ以上書かないかもしれません。あしからず。今回の教訓!犬に噛まれたら消毒しましよう。河野さん次回もマジにドベOKです。当クラブには名外科医が居ますから。

2002.4.12.    石飛 毅氏

本日、無事 ORA 572 HUMMER のナンバーを取得しました。
今回は荷物室が潰れているのと、モデファイしてある部分が多いためナンバー取得そのものが神業なので3ナンバー登録にしました。車を引き取り入間に運ぶため右ミラーの係りを祐天寺で乗せて、環七から関越自動車道を快走してきました。加速は国内スポーツカー並みの加速と比べて体感的には数倍あります。速度が100km/hで2400回転ですから、デフはローギヤードタイプです。大トルクのため100km/hまでは一瞬です。その後もぐんぐん加速しそうで各ギア4000rpm以上までまわりそうです。4速で4000回転と言うと172km/hですが、それ以上の力は十分あります。
国内の制限速度は100km/hですからここからはあくまでも予想ですが160km/hで走るHUMMERは空力的に明らかにダウンホースが足らなくて、ハンドルが軽くなりちょいとした路面の変化が増幅されて、ハンドル操作にはかなり気を使う必要がありそうです。低速走行が多いHUMMERではどちらかと言うとパワステの恩恵を凄く感じますが、160km/hを超えると要らないぐらいです。パワステのポンプを改造してクーラーのコンプレッサーのようなクラッチがあったらいいと思います。サスペンションのがたもかなり助長されて、アクセルOFFしたときに直線なのにタックインのような感じで頭を振ります。駆動が掛かった状態と、エンジンブレーキをかけた状態でのトウ変化が大きくその変化量が多いほうに頭を振るようです。
タイヤはオフロード向けである GY の MTR ですがバランスの良いワンピスのアルミホィールとの組み合わせは良好でハンドルへのブレは全くありません。エンジンブレーキの効きはDIESELと比べて甘いので高速でのブレーキは踏むと何処かへ行きそうなのでマイルドに踏みますので、減速距離はかなり取る方が良いようです。高速走行を安定して走るにはトウ変化が無いようにサスペンションを固めてタイヤをもう少し舗装向きのブロックのよれの少ない物にして、ウインチのカバーがフロントを持ち上げる向きなのでこれをどうにかしてダウンフォースを取りたいものです。少しフロントを落とすだけでも効果がありそうです。
最近の乗用車は、空力もCD値より高速安定性を重視している様で、たったの160km/hでここまで如実にへタレになるHUMMERは空力なんか全く考えていない事が証明出来ました。パイプで組まれたミッゼットカーは狭いオフロードオーバルコースをぐるぐるするだけなのに、あんなドでかいウイングが付いていたり、パリダカのパジェロが色々エアロパーツがついているのもうなずけると同時にオリジナルの素材が悪いと言う事です。
身近な所では長距離トラックの頭についている1/4楕円のカバーもかなり効果があると聞いています。ORA HUMMER はあくまでも予想ですが120マイルは可能なパワーを持っていますが車体がついて来れない状態です。万が一アウトバーンを走る時は。フロントとリアーにスポイラ-を付ける必要があります。572エンジンを堪能しましたがストレスの解消ができる仕上がりでした。
ミーティングは土曜日の日は現地に10時ごろ到着の予定で向かいます。当方一向は東北道佐野インターに9時に一度止まって行きます。同行を希望される方は時間をあわせてください。アメリカでHUMMERを愛用しているトラビスさんが参加されます。当クラブには英語が堪能な方が沢山いらっしゃりますので、彼が飽きないように遊んであげてください。それでは皆さん現地で再会しましょう。

2002.4.10.    石飛 毅氏

本日(10日) ORA 572 HUMMER の登録に行くために倉庫からHUMMERを自宅まで移動するために仮ナンバーを借りて移動しました。
先ず、冷間時始動から走行までのマニュアルの儀式にのっとり走行しましたが、燃料計の指示がEでしたので、先ず給油をしました。指定燃料はオクタン価が96以上とされていましたので、迷わずハイオクをスタンドマンに指定しました。HUMMERから下りて飲み物を買い一服しているとスタンドマンが「給油終わりました。タンク大きいですね」「い・いくつ入った?」「140ちょっとです」「ひ・ひやくよんじゅう?!]すかさずお財布を覗きとりあえず支払い無事給油は終りました。
ひさし振りに平面ミラーのHUMMERに乗りましたが、本当に視覚が悪く運転のやりにくさは早めに対策したいところです。車の雰囲気は室内に張り巡らされたロールバー、オートメターそして大きな排気音が幾ら平静を装っていても元々少なめの理性をなくなさせます。しかしATである事も幸いして運転は非常に楽です。低速のトルクが大きいのでアイドリングでもチョットブレーキを緩めるとズルズルクリーピングします。アクセルを軽く踏んでいれば全く普通に走れます。交通の流れに乗っている状態からグンとアクセルを踏み込むと少しがぶりながら回転が上がりますが、この状態でも只者ではない事がわかりますがそのまま踏んでいると被りが取れた後に回転上昇が良くなりスリップも無く速度が上がります。このまま3速に入った所でもう十分でこれ以上回し切ることは怖くて出来ません。2速から3速に変わる所までで572を堪能するのに十分です。
先日カウンタックと、バイパーの乗り比べをしましたが発進時のトルコンスリップを除けば原産国のバイパーの雰囲気によく似ています。加速はもちろんバイパーの方が数段上ですが、3.5トンの重さを感じさせないで一目参に加速していく様は圧巻です。エンジン変更に伴って足回りが変更されていますし、フルタイム4WDなので加速中も、何処かへ飛びそうな感じは全く無く真っ直ぐ走っていきます。当方の車庫がガソリンスタンドの裏なので到着後給油しましたが市街地走行33マイルで消費量28.6Lで燃費は約1.85km/lでした。噂では800m/lと言われていましたので。あれだけの加速でこの結果は、まあまあでは無いかと思います。
回転計が正面パネルではなく、なぜかヘッドコンソールにありますので、運転中の読み取りは命がけになりますので全く見ていませんが、シフトはATがかってにやてくれるので問題は無いでしょう。車両の状態はライトを付けるとワイパーが出たり、室内灯が無かったり、ドアが閉まらなかったり多少の不具合はありますが、追々修理しながら色々観察したいと思います。明日は高速走行をしますのでまた報告します。

2002.4.8.    石飛 毅氏

この土日も忙しかった。
先ず、友野さんのデフの金属音でしたが、とりあえずなくなりましたがゴクンという音は未だします。デフのバックラッシュは大きかったのですが、原因はこれだけではないみたいです。今回は、デフのベアリング、シール交換。バックラッシュの調整、それとクロスジョイントにもガタが合ったので当方に在庫品があったので、リアのペラシャフトの両側2個を取り替えました。音の原因デフの他にハブリダクションギア、トランスファー、ミッションにも問題があると考える事が出来ます。ハブとトランスファーはバックラシュ、ミッションはギアのつながりが唐突だと大きな音が出ます。確かに松原さんの93年もかなり大きな音がしていましたので、3速オートマミッションの癖かも知れません。今度のミーティングで他の93年と比較してみます。
河野さんのデフ交換も、河野さんの専属メカニック兼HUMMER専用管理人が朝から来てくれたので、深夜におよびましたが終了しました。
この所HUMMERのデフばかり見ていたので、できるだけ効率良く作業が出来ましたが、相変わらずブレーキキャリパーの組付けは面倒です。それとアンダープロテクターは相変わらず邪魔です。プロテクターを外してもリアキャリパーの組み込みにはその取り付けステーが丁度いいところにあって、結局これらの取り外しに時間が掛かります。当方のHUMMERは整備性向上のためアンダープロテクターはつけていません。オイルエレメントを換えるときや、グリスアップにも本当に邪魔です。プロテクターは最低地上高も下げますし、実際これをぶつけると大抵取り付けボルトがひん曲がってこれを取り外す事が大変です。また交換できない取り付け部を破損する事もあります。
もしこれに期待するような走行をするのであれば、この骨組みをベースにして、アルミの板を全面に張り巡らせてスキッド性を持たせた方がいいと思います。重いHUMMERを支えるのには通常であればかなりの板厚が必要ですが、骨状になっているプロテクターにボルトの頭が出ないように覆えばこの機能が上がります。
それにしてもブレーキ回りのザビには参りました。この辺の鉄部品はヒートサイクルが激しいため酸化が進みこれらの部品をバラスとサビ粉が降って来ます。後半は保護メガネを使用しましたので快適でしたが、パット交換のときは十分注意が必要です。
日曜日は当方のHUMMERのタイヤ交換とそのついでに、ボールジョイントの交換を行うためにマッチョなアルバイトの調達をしてありましたが予定変更を余儀なくされました。丸山さんからお借りしたPJタイヤが調子いので当方の2ピースに履こうと思いましたが、とりあえず繰り越し。ボールジョイントも今日来た下田さんの方が酷いので今日の作業時間をそちらに費やしました。
ボールジョイントの交換は以前松原さんの赤HUMMERに削りだしのレーシングボールジョイントと交換したのと、友野さんの足回りを交換したときを入れると3回目です。作業は息子さんが手伝ってくれたので6時間ほどで終了しましたが、ロアーのジョイントを抜くのにランドマップさんからフォークをお借りしました。これのおかげで作業は随分楽でしたが再利用する時にはこれでゴリゴリ出来ません。
このためアルバイト2人はZZ4積み替え中のHUMMERにモンスターオーディオシステムの付け替えを申し付けましたが、これが大事になってしまいました。当方としてはヘッドコンソールと周辺に内装パネルの交換で簡単に考えていましたが、この2人は色が合わないとか、材質が違うとかで結局、内装を全て取り外す羽目になりました。ついでに、リアのパーソナルランプの増設も、カーナビの取り付けの準備、シートの取り外しもついでにやっていたので、終ったの時は電波少年か終っている時間でした。その間友野さんのHUMMERが上がったので引き取りに行き、そして取り外したシートと乗用車のスタッドレスを入間の倉庫に運んで本日はやっと終了しました。
そういえば当方のHUMMERも少しいじりました。ドアのスイッチのケースが割れてしまったので、丈夫なアルミ製のものと交換しました。友野さんのはアルミ地肌でしたが、当方は黒にしました。オリジナルは他の内装材と同じカイダックなので、力のかかるビス部を中心に割れてしまします。当方のこのケースも固定しているネジ部を中心に割れていました。これは友野さんから工賃代わりに頂いた物です。メリットは絶対割れない(HUMMERで踏んでも壊れないというのが売りだそうです)弱点は触ると冷たい事ぐらいです。
写真を見ると解りますが、アルバイトの博君は現在丸坊主です。理由は朝起きた後に面倒が無い事と床屋に行く回数低減だそうです。何処かの宗教団体のメンバーに雰囲気が似ていて不気味です。
今日PJタイヤがパターンの割にハンドルがとられないのと音がうるさくないのが不思議で眺めていましたが、タイヤ幅が大きい割にホィールが狭いのでタイヤのトレッドがラウンドしているからだという事が解りました。接地している部分はタイヤ全面ではなくて中心部のみ接地しているようです。磨耗した時には豹変する可能性も秘めています。

2002.4.7.    石飛 毅氏

借り物のタイヤが届きました。
このセットはHUMMER純正のアルミホィールに組まれたパーネリージョーンズ(PJ)タイヤです。このアルミホィールは8.25J-16.5なので標準のタイヤと同じサイズです。到着早々当方のHUMMERに装着しハンドルを切った所干渉する事無く収まりました。タイヤの外形は約950mmなので標準の磨り減ったタイヤと比べると50mmほど外形径が大きい様です。はみ出しの方もほんの少し出ているような気もしますが、ボディの一番出ているドアよりも内側ですので、チョットしたモールをつけることで乗り切れそうです。
今日は朝からデフ交換がありましたのでとりあえずそのままにしておき、作業終了後に全てのタイヤを取り付けてテストドライブしました。このセットにはランフラットが入っていますので、重量は標準と比べて余り変わらない気がしますが、若干軽いような気もします。重量に関しては明日ヘルスメーターを持って行って計ろうと思います。加速に関しては平坦路の走行は殆ど変わりません。走行時の音も殆ど標準と同じで舗装路でのグリップは標準より良好です。段差でもバタバタしないでいい感じです。高速道路でもバランスが取れているおかげで、ハンドルの振れは軽減されました。これは使えるタイヤの中に入れても言いと思います。まだそれほど走っていませんので、順次紹介します。
今回装着したホィールの変わりに標準の2ピースホィールに組む場合には、ハンドルを切った時、アッパーアームに干渉します。アルミと2ピースホィールを比べるとアルミの方が約10mmプラスなので10mm程度のスペーサが必要です。スタッドボルトの長さも10mm程余っていますので、スタッドボルトの交換は不要でしょう。
今回のミーテキングには間に合わないと思いますので、このセットで参加します。

2002.4.4.    石飛 毅氏

恒例のミィーテイングまで後一週間ですね。
友野さん河野さんのデフ修理も、そして松原さんの572ナンバー取得も間に合いそうです。
前回当方はエンジンが終ってしまい車両の参加は出来ませんでしたが、今回は無事参加できそうです。しいて言えば、タイヤ装着が微妙ですが、丸坊主タイヤでは恥ずかしいのでどうにかしたいと思っています。噂のビードロックタイヤは一本だけ展示用に持っていく予定です。毎回皆さん特別に参加表明をして来ないので毎回どれぐらいのHUMMERが集まるかはわかりませんが、そこのへんが家のクラブらしい所カナと思います。もし雑魚寝でよろしければ早めに連絡を下されば、泊まる所を確保しますので、連絡ください。
今回はメンバー以外の方からの参加希望の連絡が沢山来ています。会場の那須PSガレージは車を展示した喫茶でお食事ができる所です。観光地にありがちな、「高い、マズイ、少ない」の三拍子に対向する事をフアーストプライオリティーにしておりますので、別にミーティングではなくとも十分満足できる所です。当方としては、打算的ですが場所を借りている義理もあるので、たくさんの方が来て頂き飲食をして頂く事は大歓迎です。此処を利用出きるようになるまでは集まる場所を探すのには苦労していましたので、逆にドンドン来て下さいとお願いしたいぐらいです。
友野さんがアメリカのHUMMER メーリングリストとかチャットで色々とアピールしてくださっているおかげで、当HPはアメリカでも知名度が高く、内容的にも評判が良いそうです。もっとも彼らは読めるわけ無いので単純に喜べないのですが。写真だけでも十分楽しめるし、更新のスピードが世界一速いところが評価されています。その中の方でアメリカでHUMMERを所有している方から、「仕事で日本のZUMAという所に行く予定があるのでオイラがいる間に遊ばないかい?」とメールが来たのでと友野さんに返事を書いてもらうべく転送しましたが「ZUMAって何処だ?」と二人で考えたのですが巻き舌で「ZUMA」というと「座間」に聞こえるので、こいつは座間市にすると勝手に判断して、それなら近所と思い、友野さんが「丁度その期間にミィーテイングがあるからおいで」と返事を書いたら、こちらの返事より先に、メーリングリストの方に「日本の HUMMER OWNERS CLUB から招待された」と喜んでいたそうです。
彼は来日しないと仕事の都合がわからないので参加は不明確ですが、もし参加したときは私は片言の日本語で「座間」スペルを教えてあげます。今まで大井先生のおかげで、立ち消えの多い個人HPを続ける事が出来、毎日かなりの方が見に来ているのは嬉しいですね。継続は力なりとよく言いますが、こうして海外の方とHPを通してお会いできる事はまた一つ結果が出たという感じがします。海外の方々は写真しか解らないので、私がアメリカのHPを見るより絶対に解らない筈ですから私達の趣旨を理解しているかどうかは解りませんがそれはそれでOKです。きっとORAの572の輸入した写真なんかビックリだったんじゃないかなと思うとなぜか頬が緩みます。
友野さんのデフのOHに必要な特殊工具作りました。一箇所寸法間違いがありましたが、今回はだましだまし使って後日修正します。材料は本当は鉄で十分ですが、時間がないので高価ですがステンレス(SUS304)で作りました。写真は取り忘れましたがこれであれば一生使えます。せっかく作りましたので、デフのバックラッシュが大きい方はドンドン修理しましょう。デフのバックラッシュが大きくなるとATが悪くないのにシフトショックが大きくなって、やがて高価なATが壊れます。この工具を届けるために「リミットさん」に行きましたがもうデフは下りてました。燃料タンクが無いのですがやはり車両についたままでの作業より6本ボルトを外す手間だけなのでその後の作業性を考えたらこの方が速いと言っていました。

2002.4.2.    石飛 毅氏

アメリカから、日本のHUMMERオーナーに本格的なオフロードタイヤとアルミホィールを使って欲しいと、アメリカで我々の海上コンテナ発送をコミッションしている方が、パーネリージョーンズのタイヤとビードロック付きのアルミホィールを送ってきました。
販売方法はインターネットオークションにて代理販売して欲しいと言って来ました。例によってオアークションへ出す前にHPで先行紹介します。タイヤの特徴はあくまでも外観での判断しかできませんので、その辺の所を念頭において読んでください。
タイヤは10プライのラジアル構造で、サイズは38-15.5-16(外形−幅−リム径の順)オリジナルは37−12.5−16.5ですから、外形で1インチ幅で3インチ大きくなりますが、リム径は16インチです。16インチである理由は外側からしっかり止めるタイプのビードロック付きのホィールが無いからです。アメリカのオフロードをガンガンやっている連中は必ずビードロック付きのホィールを使用しています。HUMMERのオリジナルホィールにはビードロックは内蔵されています。HUMMER専用というわけでではありませんが、耐荷重3100LBSですから強度的には問題ないでしょう。ホィールの裏には多数の国の規格をクリアーしているマークが入っています。もちろん日本のJWLのマークも入っています。
ビードロックのメリットは低空気圧で走る時にリム落ち(ビード落ち)しません。CTIS配管に漏れがあるとすっかり空気が抜けてしまう事がありますが、ビードロックがないと、CTISでエアーを入れても復活しません。しかし、ビードロックが付いていると大抵エアーを入れるだけでOKです。このセットにはランフラットがついていませんが、重量的にノーマル(65Kg)ですと「トリャー!」という感じで持ち上げてやっと地面から持ち上がりますが、このホィールは「フンッ」というぐらいで持ち上がります。もちろん体力に個人差があるから持ち上げる事を誰もが出来ると言うわけではありませんが、かなり軽いと言う事は事実です。
これによってのメリットはバネ下荷重が軽いので加速と制動力はアップします。アルミによるブレーキの冷却は元々インボードディスクなので関係ありませんが、ハブオイルの冷却効率は上がる・・かも。
タイアの話に戻りますが、製造の荒さは案外無くモールド時の合わせ目のパーティングラインはずれていませんので製造精度は良いようです。パターンはサイドまで回り込んでいますのでサイドから見た感じは結構アグレッシブルです。このセットをはじめ見たときに本気で欲しいと思いましたが、先方の希望ですからオークションに出さないわけにはいかないので、装着写真を撮ろうと思い当方のHUMMERに取り付けました。装着は各リンク類がありステアする時に問題が装着時には多いのでフロントに付けましたが、な・な・なんとドバーッとハミ出すのです。
このセットはノーマルボディには装着できません。確かにアメリカのホィールはマイナスオフセットが多いのですが、HUMMERはマイナスオフセットです。これはできるだけサスアームを長くするために機構物をホィールの中に押し込むためにそうなっています。アメリカに「オイオイこれは日本ではダメだぞい」と言った所アメリカでも基本的にははみ出しタイヤは取り締まりの対称になるそうで、HUMMERの用品販売からオーバフェンダーを買うように言われました。
確かにプレデターのHPを見たところこれに合いそうな物が売ってました。従って、このセットを履く為には絶対オーバーフエンダーが必要です。冷静に考えてかなり大きなオーバーフエンダーでこれ以上幅が大きくなる事は、実用上問題があると思いましたが、ドアの出っ張り、ミラーステーの出っ張りを考えるとさほど実用上は問題は少ないような気もします。が、好みの問題があります。バランス的には2〜3インチぐらいのリフトアップで丁度言い様な気がします。
ちなみに友野さんのは4インチアップです。実は、この他にもノーマルホィールに装着できる38−15.5−16.5が2セット入ってきました。1セットは丸山さんが購入したもので、これを純正のアルミホィールに取り付ける様です。タイヤはメーカーによって表示が同じでも実寸法は違う事は良くある事です。松原さんと関根さんのHUMMERは同じようなサイズのスワンパーを履いていますが問題がない様なので恐らく装着には問題がないと思われますが、友野さんはサスペンションのアッパーアームやタイロッドに当たりました。従って新しい物は実際に履いてみないと分かりませんので、そのまま一般向けにオークションに出す前に、丸山さんが組んだ物を当方に貸してくださるそうなので、取り付けてハンドルを切った時の当たりとか走った感想をレポートします。
河野さん用のデフ取り外しがやっと終りました。取り外しの手順は、途中までレポートしましたがフレームに固定しているボルトを外すのにえらい苦労しました。色々やってみて結局バーナーであぶって取る方法が一番良いのは解っていましたが、燃料タンクの傍は危ないので、ガレージ友達でマッチョな竹下君はブレーカーバーであの太いネジをねじ切ってしましました。怪力です。ねじ切った物はバーナーで暖めた後ネジ抜きで簡単に取れましたので、デフには何も影響はありませんでした。
一応デフのバックラッシュをデフカバーを外して確認をしました。デフのバックラッシュ調整は大変難しく経験と知識そして根気が必要です。以前ブレーザーのデフがバラバラになたとき、最初バックラッシュが大きくなり停止状態で”コキン”バックに入れると”バキン”と音がするようになりやがてその音が大きくなってついにさよならになりました。当初この音はデフの他にもATの不調もあると考えましたが、川越の「リミット」でパーツ交換、OHをしてもらった所、駆動系のガタが無くなり新車の時よりも良くなった気もしました。
デフの調整は基本的に傘歯車で回転方向を90度変えて、更に歯車の大きさを違えて減速もします。大きい方の歯車をリングギア、プロペラシャフトの先端についている方をピニオンギアと言います。通常歯車は歯が平行ですが、デフのギアはねじれているハス歯です。これによって小型でも大きな力が伝えられます。更に、それぞれの軸は同一平面状には無くて軸の位置がずれています。これをハイポイトといいます。これのメリットは、確かリングギアの側圧を抑える事が出きるので伝達効率が上がると記憶しています。その歯車はきちんと位置出しをしなければなりません。調整はリングギアの左右の位置調整、ピニオンギアの前後調整によって行います。
ギアにかかれている、測定値に合わせて薄いリング状のシムを入れて、おおよその調整で組み込みリングギアに光明丹を塗って歯についた跡を見て正しく調整します。この他にもマイクロメーターを使っての回転ブレを取ったりとやることが沢山あります。特にリングギアーは決められた隙間にシムを入れるために特殊工具でデフを変形させて隙間を大きくして組み込みます。今回友野さんのHUMMERも私のブレーザー並みの音が出ていましたのでパーツを調達して「リミットさん」に入庫しました。丁度河野さんのHUMMERのデフ下ろしを当方のガレージでやっていたので、下準備のたに来てもらい色々話を聞きましたが、デフのOHは我々素人には力不足です。リミットさんとマニュアルを見ながら現物を見ていろいろ検討した所、通常のデフと違って特殊工具を引っ掛けるブロックが必要である事が解り、急遽図面を書いて特急で加工屋さんに注文しました。年度始めで時間が取り易いので直ぐに作ってもらえそうなのでラッキーでした。

 2002年3月