HUMMER ESSAY 2002年5月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2002年4月  

2002.5.30.    友野 京氏

面白い写真見つけました。
すっきりとしたインテリアと思いますが......シフトはいずこへ ???

2002.5.30.    石飛 毅氏

HUMMERを手放される方から連絡が入りました。
先方からの連絡では1998年型ディゼルターボ ハードトップで、新車を個人輸入されたようです。色はアップルRED 走行距離は15,000マイル装備はランフラットタイヤー、AC、牽引装置、オーディオ、熱線入りフロントガラス、補助席、ステンレスホイルカバー、リヤーホロカバー予備パーツはディスクパット2台分、ワイパーブレード2台分、オイルエレメント4個、Vベルト、燃料ストレーナ、パーツマニュアル、サービスマニュアル、車両希望価格600万はです。
こちらから連絡した所、格安なので値引きは勘弁してほしいそうです。また会社名義の償却途中の販売なので消費税が掛かりますので、合計630万円となります。もちろん登録に掛かる費用等は別です。 当方も写真でしか見ていませんので、程度はわかりませんが相場で考えると確かに先方の言われるように格安です。新車の時には9万ドルを越えていたはずですから、半額ですねぇこんな安く買えるラッキーな方が羨ましいです。
98年式であれば、フロントにも熱線が入っていますし、ACも最新型の物になっています。助手席側のミラーには苦労の跡が伺われます。登録ナンバーの種類は解りませんが、補助席がついているという事は定員は6名かもしれません。本日再確認した所、未だお持ちなので、興味のある方はご連絡ください。
本日Yahooオークションを見たところ、95年式のHUMMER(エンジン不明)がこの車両より高い値段(相場?)がついていますので、参考にして下さい。ホイールにカバーがついていますので中は解りませんが恐らくワンピースでしょう。運転席下側に付いているのはセキュリティーかターボタイマーだと思います。エンジンルームもきれいでエアコンのホースに漏れは無いようです。


DIESELエンジンの規制が平成15年から始まります。この事についての是非は論議はしませんが、国土交通省と東京都に問い合わせて得た情報から規制の概要とHUMMERに掛かる現状を報告します。
今回の規制は大きく分けて2つの規制が同時に施行されます。この規制地域は全国レベルと、首都圏レベルで規制がされます。先ず、国土交通省の規制は現在使用過程のDIESELエンジン車をナンバーにとらわれずに規制値を下回っている物はナンバー別に異なる使用年数を超えると全て車検を受ける事が出来なくなります。この規制に関しては、ご自分のHUMMERを登録している陸運局事務所に電話して確認して頂くと解りますが、そのまま乗り続けることができるかわかります。この理由は型式承認が取れていない輸入車は排気ガスのレポートが無いのと、欧米では既にDIESELエンジン車に今回の規制並みの物が施されていることも加味して規制対象外とした様です。
確かに欧米では低サルファーの燃料に変わっていますので、触媒の効率も上がり効果的な対策をしています。従って我々のHUMMERにも当方の95年式にでさえ、酸化触媒が備わっております。ヨーロッパから最近輸入されたローバーのDIESEL車も触媒が付いています。以前、触媒はDIESELに効果無しと風説がありましたが、何の根拠も無い噂で、アメリカのHPを見るときちんとした報告書を見ることが出来ます。国内でも後付けのフイルターが出ていますが、私の調べた所ではCRTという触媒がいい感じです。これを付ければ良いかというとそうではなく、これを付けて排気ガスのテストを行いキレイになったというレポートを付けて沢山書類を書いて通す道は残っているようです。この辺の詳細は以前の規制の時のように施行後にフレキシブルに対応して頂きたい事です。
次に東京都を初めとする関東近郊の自治体による規制があります。これは、東京都に以前から数回電話していますが少々調査不足な部分はあります。さすがに国土交通省は官僚に専門家が居て付け八重歯?では無くシッカリ国際的な調査をしていますが、東京都は苦労されています。あんまり問い詰めて仕事の邪魔をしてはいけないので、既に対策している輸入車の事もシッカリ検証して、決して魔女狩りにならない様には伝えておきました。
最近東京都のHPに自分の車の仕様を入力すると、そのクルマの規制の予告をしてくれるコーナーが設置されています。しかしこのシステムは我々のHUMMERを受け付けてくれません。そこで直接また連絡した所未だ決まっていないようです。東京都は今回の規制は乗用登録のクルマは商用車とは異なり使用頻度が少ない贅沢品だからと、有権者に不利益にならないように規制を行いません。
ところが我々のHUMMERは殆どが88ナンバーなので規制対象になります。ここで問題なのは最近我々の88ナンバーの車両は乗用車的な使用状態であると言う事から、地方税である自動車税を贅沢品である(古い!考えですけど税金の額を見るとそう取るしかない)乗用車並みに順次値上げする事になっています。このことからお分かりのように、国土交通省の見解は車種にとらわれずに、汚染量の多い古いDIESEL車に全て規制を掛けます。これであると他府県のDIESEL車は何も規制無く首都圏を走行して効果が無いと判断して今回の流入規制を施こした訳です。
従って都・県民の足である乗用DIESEL車にはその内に国土交通省の規制で自然減して無くなると判断したはずです。また、この時に冷凍車の88ナンバーは頭にあっても同じ88ナンバーのキャンピング等まで気が回らなかった様です。一方徴税の方は節税している我々の事は承知で、どうにかしたく考えた結果乗用並みの使用形態であると我々を説得してショックを和らげるために段階値上げを行っています。此処に自治体内での矛盾が出ています。この辺を追求した所、申し訳無いとしか言いませんでした。身銭切って、無策であるなら仕方が無いけど、こっちはおまえらが騒ぐ前にもうやってんのにすいませんで済むわけ無いでしょう。此処の所は納得できないのでまた後でハッキリしたいと思います。逆に税金要らないから乗らないでと言われたらマジやりずらいです。
まとめ、都内在住の古い未対策乗用登録のDIESELパジェロがあります。このクルマはその内道路交通法によって車検が取れなくなりますけどそれまで都内は走れます。まだまだ使えるのでこの方は軽井沢の別荘に向こうでの足として長野ナンバーで登録してクルマの寿命を全うするまで使えます。一方我々のアメリカ合衆国EPAお墨付きのHUMMERは車検は都内在住のままクルマの寿命をまっとうするまで車検はとれます。当然毎年春になると9万円弱の自動車税を東京都に納めます。しかし、このクルマは車庫から出ることは出来ないままその半生を過ごし、時々セフティーローダーで運んでもらい埼玉県の切れ目で下ろしてもらい、赤城の山を一回りした後にまた埼玉県の入り口にセフティーローダに迎えに来てもらいます。
きっと寿命をまっとうするまでの走行距離は信じられないくらい少しなので排出するガスの量はほんの僅か。東京都には時々電話して、またおまえかと思われています。今頑張らないと終わりです。そうそう、東京都の担当の方は色々文献を読んでいるらしく最近詳しくなってきているので、DEISEL=ダメ GAS=キレイ とは一言でいえない事が解って来ていて知事のスポーツカーは地下駐車場でエンジン掛けっぱなしで居ると人が死ぬのは解っています。自分のやっている事に少し違いが解って来ています。サ〜ぁ明日も電話すっかな。その内私のHUMMERのナンバーが33になったら東京都が馬鹿だったと思ってください。

 注1 触媒が効かないと言うのは軽油中の硫黄分が触媒を覆ってしまい触媒作用の邪魔をするからです。
 注2 PEC(石油活性化センター)のHPによると国内精製所は早急な低硫黄軽油の発売を行っています。
 注3 ガソリンエンジンがそうきれいでもない理由は、あくまでもクルマの型式承認時のガス排出量はメーカーの自己申告です。それも15モードとかの決まった走行パターンでの数値なので、現状は触媒が充分働く理想空燃比ででの走行は難しくなります。国産の内燃機関は燃費を良くするための方法なんかは十分承知ですが、エンジンピストンの冷却を未だに燃料で行っているので、高速燃費が良くならない理由です。もちろんこの時はガスはバッチ―ィです。エンジン始動時の触媒が温まっていない時は排気管出口で数回深呼吸するとあの世にいけます。

2002.5.27.    石飛 毅氏

   (転載メール)
高崎の野澤です。久しぶりにメールします。
ハマーのホームページは欠かさず毎日拝見しています。以前にも増して興味津々で見ています。ところで、ご報告遅くなりましたが、5・12に下田さんにガレージのシャッターに我がハマーの分身を作製してもらいました。そのデジカメ写真を添付します。ご覧ください。因みにバックのグレーのなぐり染めは私がしてみました。・・・プロの下田さん曰く「もう少し薄かった方がよかったね」でした。とほほ・・・。追伸、ちょっと、重くなったかもしれません。          野澤和義

先週トラビスにもガレージライフの手伝いをさせましたが、その時の写真を送ります。
奴はエンジニアなので、機械いじりはいけてます。ステップの取り付けとパワステのオイルクーラー取り付けそしてZZ4のトラブルシューティングを手伝わせましたが、難解らしく結局やつの仲間に聞いてもらう事にしました。特にMAPセンサーの動作理論とかを重点的に聞いてもらう事にしました。此処までは先週のお話です。
今週は一旦お返しをしたスキャナーをもう一度ランドマップにお借りして、再度チェックする事にしました。
スキャナー上ではMAPセンサー不良と出ていますが、センサー自体はそう簡単に壊れる物ではありませんので、もう一度インテークマニホールド周りの締め付けと、GASエンジンは熱を持ちやすいので、ゴムパイプが硬化してバキュームラインの配管の劣化が早いので、この辺にテフロンのテープを巻きつけてシッカリ漏れが無いようにする事が必要と判断しました。折角組んだのですがウォーターポンプからの大量クーラント漏れが出ていますので、この辺もシッカリまし締めが必要なので思い切って再度上部をばらす事にしました。
作業後エンジンを始動した所以前とは比べ物にならないほど滑らかになりガレージの前で走らすと以前は直ぐにチェックランプが点灯していましたが、かなり長い時間動かしても全く点灯はしません。また、排気ガスも以前はそばに居ると直ぐに軽いCO中毒になり頭が痛くなりましたがかなり低減されています。ZZ4はノーマルより圧縮比が高いので、点火時期は若干早めにしておく必要がありますが、一体どの程度にしたら良いかは解らないのでエンジンハッチをあけたまま走行して少しづつ変えながら走り一番良いと思われるところにしました。これで長い間悩んでいたZZ4も無事完了しました。
今後は、右バンクのマフラー作成が残っています・・・やっと余裕が出来て後付けのモンスーンオーディオシステムの動作確認を行おうと配線を見ると、98年式と異なりカプラ―が全く違います。98のマニュアルを探してどうにか回路図を見つけてコンビニでコピーして3人掛りで配線を引きなおし、内装を剥がす時に面倒な事が無いようにカプラ―をつけたり、カーナビの取り付けも考慮して仮配線を行い無事動作確認する事ができました。
スピーカーの配置は以前大井先生のHUMMERで行ったように各席に左右2つのスピーカが配置されていますので、音マニアではない当方でも、充分いい音である事は解ります。それと取れてしまったミラーも専用接着剤でベースを取り付けました。これは、瞬間接着剤で代用するとガラスが割れる事が有りますので、専用の物を使う事をお勧めします。長い間放置していたので、アルカリ洗剤を薄めた液で内装の掃除を行い気分良く今日は作業できましたので、少し早めに終って、アルバイト1号2号に上カルビを腹いっぱい食わせてやりました。
今日も仲のいい下田親子組みが遊びに来ました。リアーバンパーの無いHUMMERの後姿は中々格好が良いものです。しかしこれは95年までのリアー燃料タンクが無い事と、マフラーのタイコが無いためすっきりしているからでしょう。当方のHUMMERもリアにタンクがありませんのでTURBO用のマフラーと変えたら一回取ってみたいです。いいものはパクリます。でもスペア―タイヤどうしよう!?ワゴンじゃダメかも。
山陰方面の方からスターターのピニオンギア―が欠けたのでパーツがほしいとの問い合わせがありました。此処の所短期間に2セット部品を出しましたので、欠品ですが、本来そう簡単に壊れる物ではありません。この方はこの問い合わせの前にグローリレーと、グロープラグがほしいとご要望がありましたので、在庫品を送っています。
以前エンジン始動不良のHUMMERでバッテリーがドロップするまでスターターを回したためピニオンを押すソレノイドが力不足になってリングギア―にきちんとかみ合わない状態でスタータが回ってしまってなめた事があります。バッテリードロップ時はスターターはリングギア―に噛んでいる時は負荷が大きい状態ではエンジンをスタートできるほどの回転が出来なくても、ピニオンがリングギアに噛んでいない無負荷では結構勢いよく回転しますのでリングギアで削る事があります。
また、スターターを、回してエンジンが掛からなくてスターターをもどし、直ぐにまたスターターを回すと簡単にピニオンを舐めてしまいます。この方の場合は余熱不良⇒エンジン始動困難もエンジン始動困難⇒スタータ酷使⇒バッテリードロップの両方が考えられます。予防方法はスターターを再回転させる時は、スタータが完全に止まってから再度回す事。バッテリーが弱っていたらジャンプして電力を補ってから始動する事。グロープラグの不良は今までの経験では4本ぐらいNGでも始動しますが、始動直後白煙が沢山出てきますし始動直後のエンジンにバラツキが出ます。このような状態の時はプラグの交換が必要です。リレーが壊れた時にはかなり始動は困難ですから無理に始動させるとデトネーションの原因になります。デトネーションはやがてエンジンを壊しますから注意が必要です。
此処の所メディアに色々当クラブも出ています。先ず今月号のディトナ誌に松原さんの572HUMMERと我々のミィーティングの様子。カーグラフィックTVには松原さんのXR311に当方と松原さんがパレードに参加した時の映像がオンボードカメラにて出演?しました。昨日発売の4X4MAGAZINには恥ずかしながら世界一安くHUMMERを買った男と言う題目で出ています。また、本日発売のCCVビデオには我々オーナーには腹立たしい画像と、当方のエンジン交換作業の一部と CG DAY での画像が出ています。(通販のみ;問い合わせ先CCV編集部358-8691埼玉県入間市豊岡3-4-16 電話042-965-1020 Fax042-963-1363  http://homepage2.nifty.com/CCV/
おまけですが、当クラブの応援団として色々指導してくださっている、タミヤ模型の箱絵で有名な佐藤元信先生がランドローバーマガジンに特集されています。この本の販売は限られた販売ルートなので通販での購入が良いと思います。作画中の先生の姿は中々見られないのとその作画中の絵は松原さんが依頼している絵なので感動できます。(通販先:潟Tドルシューズ 045-590-3690)
この分は当方も未入手なのでご希望の方は来週末までにメール下されば、一緒に購入します。

2002.5.22.    石飛 毅氏

本日私の所にも、HUMMER NEWSLETTER 到着しました。
この HUMMER NEWSLETTER は HUMMER CLUB INC .が発行する機関紙です。当方はLAの輸出業者から時々頂き当HP開始の頃はまだガレージも無かったので、この中の記事を読んで載せていた事があります。またここには大井先生が当クラブを登録しています。さて、今号では先日来日していたトラビスさんが日本に来た時の事をレポーターに伝え、若干当クラブの紹介もしてくれています。
全文翻訳をインテグラーレの古本さんが現在行っていますので、終了後大井先生に送って頂きますので、写真の下あたりに掲示願います。この機関紙も面白い内容があります、確か年間45ドルでメンバーになれますので興味のある方は入会してください。年間5500円ですから100人ぐらい集まれば年会費55万円ですから先方にことわって上納金を納めてデータをもらって翻訳した日本語版ができると良いですね。誰かやってください。

前略、ミーティングの際にお世話になりました古本です。石飛さんより連絡があり、トラビスが送ってきたニュースレター記事を和訳いたしました。訳注などには若干の脚色(笑)も入っています。
石飛さんによればこれをクラブHPのエッセイ欄に載せたいとのことです。何か問題がありましたらご連絡ください。よろしくお願いいたします。                 古本 聡

               (5月20日の英文の記事の下に古本 聡氏の訳文を掲載)

2002.5.21.    石飛 毅氏

ミィーティングでお馴染みになりましたトラビスさんが再来日されました。
土曜日に572HUMMERの取材予定がありましたので、金曜日の夜倉庫から運び出し充分暖機運転した後(入れ替えに時間がかる)走りだし1kmほど走ったところで、キユルキュル音と共に白煙が上がり吹かしても回転が上がらないので、壊してはいけないので即エンジン停止。
再始動してもエンジンは無音。止まった所は、国道16号のなんと中央車線、ミッションを N ついでにトランスファーを N にして扉を開けてスケーテイングすると若干の下りのおかげで、どうにかソロソロ動き出し勢いが付いた所にに閉店後の日産のディラーがあったのでそこに入れようとハンドルを切ろうとしたらパワーアシストの無いハンドルは物凄く重くてぶつかる直前にセルモーターを回して電動―油圧パワステにして事なきを得ました。燃圧計は振れているのですがエンジンは掛かりません。ガソリンもメーターは振れていますが信頼性はありません。仕方が無いので道路の反対車線の閉店支度中のシェルに走りこみ燃料を売ってくれと言った所、閉店準備中でしたので少し迷惑そうでしたが店員さんがどこにクルマがあるんですかとけだるそうに聞かれたので、虚しくボンネットを開けて止められている対向車線にあるHUMMERを指差した所、彼はHUMMERファンらしく先程と大きく態度を変え大喜びでした。
電源を落とした給油機に再度電気を入れタンクに入れて運んでくれました。お金を払おうとした所財布が無い!倉庫で自分のHUMMERと入れ替えた時に忘れたみたいです。事情を話すと、迎えがくるまで良いという好返事で助かりました。彼曰く「ここのスタンドの前をよく赤いのが通るんです、カッコいいですよね〜」と発言、奴はいい奴間違いなし。
ランドマップと博君が来るまで原因を調べた所、ウインチのワイヤ―がパンパンに張っていました。どうやらウインチの暴走で、クラッチがオンになっていましたのでこれを両方ともフリーにしてセルを回した所ウインチが回転しなくなりました。恐らく目一杯引いた状態で油圧ウインチの動力源であるパワステポンプが悲鳴をあげたようです。
ガレージまで博君のFORDトラックで牽引、途中下りなのにガンガン走る博にアシスト無しのブレーキはとても3.5トンを止める事は無理なので、床に転がった携帯を探り出しさらに老眼でろくに見えない状態で必死にボタンを押して博に激怒!それが聞いたらしくその後は今度は超スロー・・・また激怒!もっと頭を使え!!直角カーブはスターターを回して曲がりどうにかガレージに行きスパークの状態を見たところ、いい感じなので恐らく被りでは無いかと博が発言。噴射ポンプを止めて、から回しをしばらくしたところ快調にエンジン始動。奴はバッテリーの端子外し忘れと爆走牽引の罪をこれで帳消し。
そのまま家に帰ると翌日に起きるのが辛いので、そのまま財布を取りに行って念のため給油をして翌日の待ち合わせ場所の東名港北パーキングまで一気に走りそこで仮眠。翌朝時間通りに松原さんが登場、トラビスを大和に迎えに行き、撮影のため箱根に向かい天候不良のため、予定を変更してモビリティーパークで取材。
ここのオフロードコースは人工の物ですがよく整備されています。なぜかオーナーではない私が取材者への説明を・・・その間松原さんとトラビスはオフロードコースへ。横目で見ると最初は簡単な外周をトコトコ走っていた松原さんヌタヌタのヒルクライムに・・・最初失敗。しばらく止まっていたと思ったら次は成功!トラちゃんに何か伝授されたみたいです。
撮影の合間に垣間見るとしばらくそれほど大した所は走っていませんでしたが、なんと無謀な事にモーグルに入っていきました。ここのモーグルは人工的なのもですが結構細かくコブの間隔は狭く私の予想では「亀」になると思い今日はHUMMER2台だし昨日動きたがっていたウインチもあるので、引っ張るのを覚悟していた所スキッドプレートをガリガリしながらもがいている内に完走してしましました。
ニコニコして帰ってきた二人にそのまま舗装を走ってはいけないと注意。ここにはタイヤ洗いのプールの洗車場があるのでそこに行くように指示した所、松原さんがコースを走る事を進めるのでお借りして私も走りました。タイヤはどちらかと言うと硬い路面用でしたがエアーを15PSIにして空転が始まったらかなり強くブレーキを左足で踏みながらアクセルを踏むと、まるでデフロックが付いているように前進します。ブレーキを踏みながらの走行はテクニックとして常識的なものですが、ローレンジですと完全に駆動力が制動力を上回っているので、目一杯ブレーキを踏んでも動きます。
トラビスの話では、2輪接地していれば絶対大丈夫を言ってました。雨で人が歩くのもやっとなのにシッカリ走ったのには私が驚きました。572でも走りましたがこちらはMTRのおかげで全く問題なく走破しました。走行後洗車をして泥を落とし帰途につきました。
松原さんはトラビスに色々教わり、すっかりオフロードにはまってしまった様で、一台をそれ様にすると言い出しました。これが本来のHUMMERの使い方ですから松原さんの進化には私は大賛成です。皆さんも多少サイドステップは擦りますが一度走ってみることをお勧めします。結構楽しいですよ。翌日はトラビスを交えてZZ4の調整をしましたが、未だMAPセンサーの値が異常で彼にマニュアルを読ませていろいろやりましたが、未だ上手く行きません。状況が充分解った彼がアメリカに問い合わせをしてくれる事になりこの日はまた彼を送っていきました。彼はまた来週も来そうです。帰国は6月2日です。

2002.5.20.    From   The HUMMER Club, Inc.    [ Spring 2002 ]
                                                                Yasuyuki Oi  Member # 423

by Mr. Travis Depew ,a.k.a. Hamilton

画像をクリックすると拡大してみることが出来ます。

会員No.739、日本へ行く
ダン・イーキンズ(ハンドルネーム「バグマン」)文

集合写真説明文:

「トラビス・デピュウ特使」、日本のナサ(訳注:那須だろー、那須!)でのハマー・オーナーズ クラブ・ジャパン ミーティングにて(トラビスは最後列左から二人目。筆者は、トラビスの行いが悪く最後列に回されたものと確信する。)

本文:

当クラブメンバーであるトラビス・デピュウ(HN:「ラバーダック」、オハイオ州ハミルトン在住)は、先日、20日間あまり日本に滞在した。仕事上の出張のはずが、急遽彼は「我がクラブの特使」となったわけだが、ここでトラビス・デピュウ氏についてご存じない読者のために、手短に同氏のことについて紹介しておこう。トラビスは2000年度入会会員で、所有車両は'97 フライ・イエロー、ソフトトップである。入会以来彼は、CB無線アンテナで飾り立てたお馴染みの愛車「イエロー・ラバーダック」(黄色のアヒルちゃん)号でいくつかのイベントに参加してきた。また、トラビスは自らを「ロボット導師」と称
し、自動車組み立てなどに用いる産業用ロボットのメカニカル・アームの仕上げを手がけている。
4月上旬、トラビスは、某大手自動車メーカーの命により、とある極秘業務を遂行すべく日本に出向くことになった。そして、15時間にも及ぶフライトの末、当クラブの「俄か仕立ての特使」は日本のち〜さな島(訳者注記:そんなに小さいというイメージなのかなぁ、日本って・・・)に降り立った。そのとき折りしも ハマー・オーナーズ クラブ・ジャパン (HOCJ)では、那須で定例ミーティングが行なわれようとしていた。我らがトラビス特使もそれに招かれ、日本のハマー・オーナー達と2日間行動をともにすることになったのだ。
HOCJは、車両約40台と多くの会員で構成され、年2回、今回のように集い、ハマーについて熱く語り合い、そして自慢しあうのである。HOCJには世界で最も装備の整ったハマーが数台ある、とトラビスは言う。一方、日本のハマー乗り達はオフロード走行はあまりしないようだ。これは恐らく、国土が小さいからだろう(スペースが無いからだろう)。しかしながら、オフロード走行への準備だけは十分すぎるほど整っていると言えよう。我らが特使の報告によれば、HOCJメンバーの一人は筆者よりも多くの工具とスペアパーツを車戴しているそうである!(筆者としては、是非ともそやつに会ってみたいものだ。)ま
た、興味深いのは、HOCJメンバーが使っているスペアパーツのほとんどが Lynch Hummer, Stinger/Mac, Predator ならびにカリフォルニアの Huntington Beach Hummer から取り寄せたものであることだ。「本国からこんなにも遠くはなれた場所で、ハマーについて熱く語れるというのは、実にすごいことだ」とトラビスは感嘆を込めて言う。HOCJのミーティングに参加している間、「我らがトラビス特使」は、日本のスポーツカー関連全国誌の一つであるデイトナ・マガジンのインタビューを受けた。同誌は、ハマーに関する記事はもとより、我らがアメリカン・ボーイ、トラビス・デピュウについても恐らく書いてくれるだろう。
日本からの報告の締めくくりとしてトラビスは、彼の目下の関心事は仕事を早く終わらせ、ペンシルバニア州ハゼルトンで行なわれる、パラゴン・アドベンチャー2002に間に合うよう帰国することである、と述べた。次に読者の皆さんがトラビスと会うのは、イベント会場となることだろう。そして、そのときには盛りだくさんの日本旅行記を聞かせてくれるだろう。

トラビスの写真のキャプション:

子供向け番組ミュータント・ニンジャ・タートルでマタ〜リ寛ぐ「デピュウ特使」

                                                ( 古本 聡氏 訳 )
 

2002.5.19.    友野 京氏

新作ビードロック付きアルミホイール

2002.5.12.    石飛 毅氏

ZZ4の方は、アイドリングでバラツキアクセルを踏むと立ち上がりでカブリが出るような感じでふけあがり、Dレンジに入れると失火して止まってしまうと言う状態でした。
新品のエンジンなので、キャブであれば調整で治ると思いますがインジェクションなので以前のエンジンから流用したセンサーの状態が良好かどうか不明なのでどうしてもスキャナーを当てないと素人の私には手が負えません。結局早く仕事を終わらせたいので、ランドマップさんから今回で最後と言う条件でスキャナーをお借りしました。
運転席下側のコネクター(DLC)にコネクターを繋ぎ、スキャナーに接続した車がHUMMERである事を認識させます。ヒューズの2Dを10秒以上抜いて車体側のPCM(コンピューター)をリセットします。ヒューズをセットしてエンジンをかけるとエンジン回転、水温等の当たり前の物から訳の分からない物まで色々表示されますが、この値は色々なセンサーの状態とエンジンの状態の表示なので適正範囲にあっても怪しい時はチャックランプが点いていなくても状態を把握できます。この時点で数秒間アイドリングさせると、トラブルがある場合は番号と内容が表示され同時にダッシュパネルのエンジンチェックランプが点灯します。
ZZ4は始動後すぐにチェックランプが点きトラブルが2項目表示されました。まず一つ目はDTC33(Diagnostic Trouble Code)Manifold Absolute Pressure (MAP) Sensor Circuitのトラブルで、MAPセンサーの配管を点検し、ユルユルになっていた接続口をバンドで固定しました。このゴムはオーバヒトートさせた時に硬化したらしく要交換です。そしてもう一つはDTC43 Knock Sensor (KS) Circuit でした。ノックセンサーの位置はスターターの裏側でウォータジャケット内にセンサーを突っ込んでいます。まず、PCMのB15番のコネクターに電圧があるか確認した所オープンでした。次にこの線がちゃんとセンサーに繋がっているか確認した所、結線はOKセンサーの状態を見るために取り外して抵抗を測るとこれがオープンでした。このノックセンサーチェックするためにエンジンから取り外すとエンジンのウォータジャケットからドバーっとクーラントが吹き出しますので、あらかじめプラグを用意していましたがセンサーを外して手際良くプラグ出来れば良いのですが、水圧も高く熱いクーラントのおかげで交換が上手く出来ずにびしょぬれになってしまいました(博君が、、)。
日ごろDIESELしかいじっていないのでGAS用のノックセンサーの予備なんてある分けないので、どうにかこれを治らないかと叩いたり掃除したりして、再度博君がクーラントシャワーを浴びながら取付け再始動しましたがやっぱり駄目でした。翌日GMの350がランドマップに転がっているのを思い出し、盗みに行こうと思いましたがちょっと寄った所で入手できましたが、ところが今日は博君が居ないので、当方がシャワーを浴びてしまいついでに昨日使って床に置いていた、デジタルテスターも水没、ツナギも洗濯。。。。トホホ・・・・・。着替えをしてPCMをリセットしてエンジンをかけると元気よくアイドリングし吹かすと気持ち良く回転が上がり絶好調に成りました。
ノックセンサーはマイクの様な物で、狭い範囲の音を拾い出しエンジンのノッキングを検知して点火時期等をコントロールして適切な状態に保ちます。外すと冷却水の出る位置に付けないで、ヘッドあたりにあれば良いのですが、ウォータジャケット内は冷却水のおかげで響かないで高周波をカットできるので都合が良いようです。
今回のトラブルシューティングは武蔵村山の戸村ガレージにお伺いして戸村社長に現状を相談して作業しました。ここの社長はチューンと言うより正しく修理をする方で、Yahooの掲示板の趣味>自動車>メンテナンス>外車のトラブル相談でPOKI11と言う名前で親切に回答している方です。初対面でしたが親切に色々アドバイスしてくれました。そのアドバイスを参考にして再度マニュアルを読むと英文でも内容が解ってくるから不思議です。
マニュアルを読むと簡単なDTC識別方法がありましたので紹介します。まずエンジンキーをOFF、DLCの6番と5番のコネクターをショートしてキーをONにします。この時エンジンは始動しません。そうするとチェックランプがパカパカ点灯します。この点灯は長短2種類あって状態を表示します。この点灯にはルールがあって、まず長い点灯を一回、続いて短い点灯2回します。これを3回繰り返した後、実際のトラブルを長短の点灯回数で表示します。最初の長い点灯は10の桁の数、短い点灯が1の桁で最初の点灯は長1短2なので、12と言う事になります。この12と言うのは、NO スパークと言う意味で(エンジンを掛けていないからです)12以外の点灯が実際のトラブルの番号です。トラブル番号を全て吐き出した後最後に12を3回繰り返して終わりです。
複数のトラブルがあった場合は12三回点灯の間に立て続けに表示しますので、メモの用意をしてからの作業を行いましょう。12の点灯の間にでたDTCを順にマニアルを参照して実際のトラブルシューテイングをします。
先日、DIESEL車で時々エンジンチェックが時々点灯すると言うトラブルがありましたが、これはバキュームスイッチの動作が不確実な状態であったためにセンサーが異常を検知してランプを点灯させたためでした。この手のトラブルは正常値に戻るとランプは消灯します。原因はエンジンが暖まったり冷えたり、バキュームの強さ(エンジン回転で変わる)でバルブのシール部が変化してリークして異常値を示した様です。その後ランプが点灯しないと聞いていますので、これにて一件落着と思われます。



昨日取材があって、個人輸入についての事でしたが、笹本さんが同席して「並行輸入」と「個人輸入」には違いがあるからと発言されていました。確かに個人がどこから物を買おうとも、それは自由で偽者でない限りそれがその会社の製品である事は間違い無い訳です。今までは輸入車の場合は生産国が手を抜いていたためにその生産国の人が売らずに、国内の企業に正規代理店として売ってもらっていた事は間違い無い事実です。良い例がヤナセのメルセデス、GMですが日本で売れそうだと思ったらしく、メルセデスも、ポルシェも○○ジャパンを起こして乗り込んできました。しかしサービス網や細かい対応は従前の企業が優れていてメルセデスはヤナセに頼らざるを得ない状態の様です。
この騒動の結果良かった事はヤナセが一歩成長してグローバルに成って他店で買ったメルセデスでも同じように普通にメンテナンス出来るようになった事です。時計は持ち運びが楽なので、メーカーも国際補償を売り文句にして自社の製品を販売しています。万が一そのメーカーの代理店が無くて新たに代理店が出来た時は、お客様の国でもサービスが受けられますと、なります。そのおかげで機能としては劣るロレックス、オメガが国内に溢れている理由です。
しかし車の現状は少し未熟でしっかりしたコーンズ、ヤナセ等以外はこの代理店権がウロウロして、販売台数が伸びない事例は多々あって、悲惨なのはあれだけの大企業のFIATが日本では負組なのは良い例です。しかし、もしFIATがどうしても欲しくて入手したら案外自分でイタリアから部品を買えばランクルの40より価格も安く確実に部品調達できるでしょう。所詮、車なんて似たり寄ったりですから情熱があればどんな物でも飼う事は可能です。しかしそれを自分以外に頼るら無ければならない場合はその相手を十分理解しジャッジする事は、もっとも重要な事でしょう。

2002.5.7.    大村 敏氏

《タイヤの釘???抜き》をしました。
実は大分前から(多分最初から)刺さってて気にはなってたのですけれどエアもれするでも無し、ちょびっとなにか小さい物でも??? と、思ってて(切り口が小さくて四角かった)処理を延ばし延ばしにしていました。
ところが先日のミーティングから帰ってきて見るとw(゜o゜)w こころなしか、めり込んでいます。
パンク修理キットを使う事を前提に一日時間の取れる今日にやっと抜き作業実行です。
で・・・・実際に抜いてみた所・・・・エア漏れは無いですね。(^^ゞ
長さは結構あったのですけれど、か〜なり斜めに隠れていたので ワイヤー通過はしていませんでした。とりあえず一安心ですけれど修理キットの初陣は無しですね。
で、刺さっていた犯人は・・・・これって 何でしょう?
実はエンジンルームにも同じ様な物が転がっていました。予備検の時?はたまた海の向こうから????
そうそう、刺さり跡の凹穴は後日シリコンでも埋めます。このままだとワイヤーから腐食するかも知れませんから。それともゴム系の充填物の方がいいかな?ぁ・・・

2002.5.7.    石飛 毅氏

連休は終ってしまいました・・・
最終の2日間は、私はZZ4の作業を続けましたが、どうも調子がいまいちです。2年間タンクにあった燃料がいけないのかと思い全てタンクから抜き、お笑いアルバイト1号はコスモ石油のツナギを着ているので、アルバイト2号に特性ラジオフライヤーを自転車で牽引させて買ってきてもらいエンジン始動を試みましましたが、10Lではタンクから吸いきれないでハンチングしてしまうので、もう10L(金属性タンクが10Lの物しかないので10Lづつしか買いにいけない)アルバイト1号に今度は買いに行ってもらいました。ラジオフライヤーを自転車で引くと子供から中々の人気だそうです。
ZZ4はエンジン始動直後は良いのですが、直ぐにエンジンチェックランプが付いてブスブスいってしまします。セフティーモードになるようです。注文中のエンジスキャナーが来ないとモニターできないので、これ以上やって焼きついても困るので、しばらく中断してその他の作業を薦める事にしました。
オフロードアメリカのクーリングキットをつけたのですが、パワステのクーラーがボンネットにぶつかって仕舞う事が判明して、これを小型のターボ用のものと換えて取り付けることにしました。フアンの配線は説明書がいんちきで、回路をもう一度確認して配線しなおして良好になりました。エンジン不調の4輪バギーはあっさり直ってしまいました。近所の河原を走りましたが速くて危ない!ウィリーしそうです。作業は深夜までやっています。(写真はガレージ全景)
当方のガレージは掃除するのが嫌いな横着者とか何でも持ち込み過ぎて、足の踏み場も無いので整頓しました。サービスマニュアルも床において読んでいる様ではいけないと、アルバイト2号がカートに読書台と棚とスプレーとか、ネジロック剤とかを置くマルチホルダーを作ってくれました。その間1号はラジオフライヤーの改造をしてました。
下田さんの息子さんがHUMMERのリアバンパーを外して来ました。中々すっきりとしていて、いい感じです。加工もキレイで好感が持てます。マフラーも中古品のネットをきれいに張りなおしきっちり作ってきました。本人は取りあえずの作業だと言ってましたが、全てに於いて器用で腕は良いようです。ついでに茶棚にHUMMERのシートを張ってもらいました。貼る面積が狭いので斜めにしましたがガレージの中がそれらしくなってきました。
とここまではよかったのですが、突然リアのキャンバーの調整をすると言い出しアルバイト1号が休みで貴重なアルバイト2号を占拠されてしまいました。タイヤを外し作業内容を説明した所なんとハーフシャフトから飛び散ったグリスが飛び散りブレーキローターにはデフオイルがにじみ出ていました。ハーフシャフトはブーツ交換で修理可能で今の所問題無いのですが、片側が破れたと言う事は反対側も時間の問題なのと、ブーツが無かったので、中古品と交換しました。ハーフシャフトを外したのでシールの交換はついでに新品と交換しました。これで連休は終わりです。

2002.5.5.    石飛 毅氏

ZZ4積み替えも中盤を迎えています。
エンジンを車体に載せてから色々問題が出てきています。細かい問題は先日お仕事が終った後に高崎から野沢さんがワザワザクルマを見せにきて下さいましたので殆ど解決しました。しかし大きな問題が数点ありました。
先ず一番でかい問題はエグゾーストマニホールドとマフラーが素直に付かない事です。ヘッドの大きさがオリジナルエンジンと違うためエクゾーストマニホールドの出口が素直に出ている右バンクはいいのですが左バンクはフレームに当たるし、合わせ目もどうやっても接合できません。これは完全に新たにYパイプを作成しなければなりません。そこでとりあえずエンジン始動に問題がないようにちゃんと付く右バンク側を残して左側をすっぱりカットして、クネクネした部分を切ったり溶接してカットした部分は若干大きいパイプを買ってきてカットし、それをカラーとして外側に石綿を巻き付けてどうにか急場を凌ぎました。接合部のインナーは片方しかなかったので、アルミで削りだして作りました。
次のもう一つの問題は、TBIユニットを取り付け、ダクトも付けてしまった後にレギュレータを取り付けようと場所を探しましたが見当たらず、別のエンジンのTBIを分解した所なんとユニットの中にありました。オリジナルは写真では金色に見えるものですがこれを、アルミ製の調整式の物と交換しなければなりませんでした。それを知らずに組んでしまったので再度ばらす事にしました。
そこでさらに問題が発生しました。このレギュレータは燃圧を調整する物なので、調整は目の子でやるわけには行きません。しかし調整は毎回TBIを分解し無ければなりません。これでは調整がえらく大変です。色々考えましたが仕方ないので少しでも面倒な事を減らすためにエアーであらかじめ概ねの設定(13.5PSI)を行ってから組立て、さらに調整部分が全てバラバラにしなくてもいいように調整ビスのアクセスホールをあけておきました。空気圧での調整はレギュレータを使用すればいいのですが、こんな精密な設定が出来るレギュレータが無いので、タイヤに所定の空気圧の空気を入れて、CTISの配管にTBIを付けて調整しました。厳密には空気とガソリンではCV値が同じ時に流れる量が変わるので正しい設定ではありませんが、何もしないよりはましと思います。燃料圧は後でゲージを付けて、カットアンドトライを繰り返すつもりです。
ガレージメイトの所有しているスーパースワンパーを下田さんにお譲りしましたが、先日息子さんが、手際よくアルミの板で簡易的なオーバフエンダーを作って見せに来ました。この後、計画ではカッコ良いのを作る予定です。出来たら紹介します。
メンバーの方が先日遊びにいらして、エンジンチェックランプが付いたので、リセットした所バイパーアラームシステムが働いてしまい夜中にピヨピヨ音がして近所迷惑なので、そのまま当方のHUMMERに乗って帰って頂きました。翌日、早めに作業を切り上げ交換しに行きました。その日は先方に止めて頂きお仲間のクルマ屋さんでうだうだした後、4輪バギーを2台持っていらっしゃるので、一台を当方のガレージにレンタルしてくださりました。その移動方法ですが、先ずファーゴにバギーをミチイタで載せ、そのまま積載車にファーゴを乗せてHUMMERのルーフキャリアに載せました。そのままタイダウンベルトで締め上げて運びました。当方のガレージにはフォークリフトがあるのでそのままフレームに差し込んで下ろしました。そのうち自力でラックに載せる方法を考えます。
友野さんが連休も終盤になってやっと時間が取れてガレージにやって来ました。例によって色々また輸入した物をもって来ました。今回の持参品はダンボール一杯のオートメター。ラッキーな事にその中に燃圧計があったので、ZZ4用に譲ってもらいました。その他に大物は予備のアルミ製燃料タンク(これは後で詳細に紹介します)その他諸々で盛り沢山です。
色々やる事は多いのでどれからやるか何時も悩みますが、今回は燃料タンクの仮付けと組み込みの算段をしました。それとフロントハブのシールがまた漏れていたので、再作業しました。今度また漏れたらハブのベアリングがダメだと思いますので、その時は交換が必要でしょう。写真は本日のお笑い大賞の写真です。このウインカーは一日働くと1万円です、仕事を出してください。

 

 2002年4月