HUMMER ESSAY 2002年6月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2002年5月  

2002.6.25.    石飛 毅氏

本日、先生のご子息が笹本さんの会社に遊びに来ていたので、放出品のアルミケースを買いに行きました。
このアルミケース大きさが約60cm×80cm×25cm位でアルミ製で気密の高い容器です。同じ物を上に載せれるスタックタイプなので積み重ねて置くことも出来ます。当方のHUMMERは車載品が多くて尚且つ奥の物はとりずらく、車中泊するときに片付けが大変です。日頃からどうにかしたいと思っていましたがこのケースを見たとたんにピンと来て寸法を測って再度HUMMERの荷室の寸法を測ったところバッチリデシタ。手前に少し余裕がありますのでミリタリーコンベッションで手に入れたフードコンテナが置けそうです。
通常走行中は2個を平にして視界を良くしてそれほど大きくない荷物は箱の上に載せる事が出来ます。高さのある物を載せる時は片側にスタックして、もっと大きい物を載せる時は立てて置けば積載量は増えます。価格はお友達価格で2万円(個)ですが重宝しそうです。写真は笹本さんがその内アップしてくれます。この手の放出品のケースは程度がイマイチですが、新品とはいえませんがキレイです。マークからすると医療品が入っていた物のようです。大量に売られている弾薬箱の大きい方が7000円ぐらいで売っていますし、この手の特殊な箱はあまり出ないので欲しい時に手に入らないので価格的には安いと思います。


CCV編集長から面白い連絡がありました。本日は「4×4 MAGAZINE社」の25周年パーティーが帝国ホテルで行われたそうです。そのパーティーで玄関先に白のストレッチリムジンのHUMMERが止まっていたそうです。アメリカの観光地にはよくストレッチされたキャデラックとかの車が沢山走っています。アメリカには何でもストレッチする工場があってストレッチそのものは一般的です。もちろんHUMMERのストレッチも存在しますが、とても運転は大変だと思います。以前富士山近辺で送迎用だったかで普通のアメ車のストレッチを採用していたのをテレビで見ましたが国内では大変そうでした。
現物の写真を見て居ないので予想ですがボディーは運転席のドア周りを残して後方に伸ばし、フレームはミッションマウントの側面は直線なので此処を延長しボディーマウントを一箇所増やし燃料タンクマフラーは後方に付けたままの位置にして、リアのプロペラシャフトとタンクの間はギリギリなのですがミッションは上から見て運転席側に斜めになっているのでクリアランスは増えるのでシャフトそのものは手抜きで延長しただけかもしれません。内装はエアコンの後ろから少し残してペラシャフトの分だけの出っ張りにしていると思いますので足元は少し楽になっていると思います。ストレッチの程度によりますが乗車人員は案外後席が3or4人がけになっているかも、何れにしろ国内にあるので一度現物を見てみたいと思います。

2002.6.24.    石飛 毅氏

HUMMERのインパネはカイダック板のブロー成型品なので本当に安っぽくて年数が経つとクラックが入ったり欠ける事があります。ネジ止めの部分は締めすぎると簡単にピキッと割れます。
当方のHUMMERもタコメーターの部分は割れていますし、ドアにあるパワーウインドウのスイッチはバラバラになってしまったので、友野さんから頂いたアルミ鋳物の丈夫な奴と交換しています。メーターパネルはさほど触らないので簡単には割れませんが、友野さんは以前アルミ製のパネルと交換しています。セットで買うと原付バイクが買える位なので、当方は割れたときはその部分だけ作る事にしています。アルミの他にもノーマルパネルに貼り付けるタイプではないリアルウッドのパネルも売っています。装飾用にオリジナルに貼り付けるタイプも数種類あり、これにもプリント木目、リアルウッド、カーボン調があります。貼り付けるだけの物でも5〜15万ぐらいの物もあるので馬鹿に出来ません。
今回は上記のアルミパネルにカーボンを張るという、いくら丼の上に更にウニをかけるような贅沢をしましたので紹介します。もちろんオナーは私ではなくお察しのようにM氏です。アルミのパネルは全部で20ピィース以上で全てマシニングセンターで削りだした物です。特にゴージャスな物はグローボックスの蓋で、材料費だけでも5000円ぐらいしそうで、更にエンドミルで見えない裏側をくりぬいています。全てオリジナルと取り付けはコンバーチブルですが多少穴の位置が異なるため、オリジナルに貼り付ける「ウニ」はオリジナルの穴にあわせてあるので多少ずれがあります。多少のずれは上手く切った張ったで凌ぎましたがメーター部分は穴ピッチが異なるのでパネルの作り直しが必要です。どうせオートメーターに交換するので、作り直すついでに穴径をオートメータに合わせることにします。これまた、ついでに当方の分も作って車体色に合わせて赤いアルマイトでもかけようかと思います。アルミのセットはリアルウッドの一番高い物と変わらない値段で更に「ウニ」も2桁万円しますので馬鹿々しいのでくれぐれも真似をしない方がいいと思います。
 

2002.6.23.    石飛 毅氏

大阪の方のショップでアースキットを取り付け中にグローリレーに触ってしまって、ヒュージブルリンクを溶かしてしまった様です。
先ずヒュージブルリンクは、バッテリーから大電流を使う部分のスターターや、車体内の電装品の大元に付けられている配線状のヒューズです。大きい電流を流す事が出来ますが、簡単に交換は出来ない物が沢山あります。12Vのバッテリーでもショートさせるとかなりの電流が流れますので注意が必要です。
今回のケースですが何処のショップか知りませんが聞いた話だけで判断すると技術的に?です。先ず電装品をいじるのであればバッテリーの端子を外すべきです。ましていじった事が無いHUMMERであればなおさらです。当方もアルバイトの博君にも外す事が癖になるよう指導しています。それと、DIESELエンジンに性能アップにアーシングキットというのも少し疑問です。そもそもDIESELエンジンは点火装置が無いのでノイズも小さくてアーシングは不要です。古い車であればオリジナルのアース線が接触抵抗が増えてしまう事がありますが、この時は給電側も同じくダメになるので幾ら今アースだけしても意味がありません。アーシングキットだってその内接触抵抗が増えて同じ運命です。
そもそも秋葉原で大量に買っても数千円で売っているあの網状の線と端子で数万円プラス工賃を払うのは全くの無駄です。売り手の言い分はオルターネータの負荷が減るからその分パワーが上がると言いますが手で回せるほどのちょっぴりです。どうしてもやりたい方は自己満足ですから止めませんが、やるならせいぜいオルターネータ位ですね。HF帯の無線をやったりするならアースは必要ですがそれって別の意味です。配線ですがスピーカーの線は高周波ですから理論的に専用の物の違いは証明されていると聞いた事がありますがこれとて私には解りませんでした。
結論エンジンアースはDIESELエンジン性能アップに効果はありません。

2002.6.18.    石飛 毅氏

H2 HUMMER は7月から発売開始予定ですか、既に初回出荷分の予約は完売でeBay(アメリカではYahooより人気)オークションではその購入権利だけを3000〜10000ドルで売られています。
この権利が欲しいのはディラーです。日本ではありえませんがディラーがプレミアを付けて販売するようです。NEW VW ビートルも1年ぐらいこのプレミア付き状態が続いたので市場が落ち着くには予想では同じぐらい掛かりそうです。出荷の第一号はどうやらH1に続いてシュワちゃんがGETの予定です。
H2には6連奏式CDチェンジャー付きAM・FMラジオ、ヒーター付きフロント・シート、クローム・アピアランス・パッケージ、チューブ式アシスト・ステップ、及び専用フロアマット・カーペットが付いた「ラグジュァリー」とエア・サスペンション・パッケージ、ブラッシュ・ガード、救急箱、工具箱、ポータブル・ライト、6連奏式CDチェンジャー、ルーフラック・クロスバー、及び専用フロアマット・カーペットが含まれる「アドベンチャー」のオプショナルパッケージがありますが、05モデルからは金満ゴージャス版が出るそうです。これのターゲット価格は6万ドルでライバルはBMWのMシリーズです。
更にGMでは早ければ今年中にも新型の H3の生産を開始する噂が出ています。ベースはシボレー『トレイルブレイザー』価格も3万ドル台前半に抑えられる予定だそうです。サイズ的にはランクルの100を少し小さくした程度です。嬉しい事にGMは HUMMER H1 も未だ忘れていません、H1はスーパーモデルとして存在し今後、改良モデルが出そうです。まずは音がうるさいというリクエストに答えて大幅に改良し現在年間たった1000台!という販売台数を大幅にアップさせるのが目的だそうです。ちなみに H2 HUMMER の販売予定台数は年間4万台。このように大きなプランをぶち上げているGMに対してクライスラーからクレームのあった例の7スリットグリルの裁判は継続中です。
更に、グリーン団体からは「テロリズムとの戦いの最中にこのような戦場をイメージさせるクルマを発表するとは!?」とか、H2が通常の車に比べて燃費が悪いことが明らかで、「アメリカが石油確保の目的も踏まえてアフガン戦争を戦っていることは周知の事実なのに、GMはあらゆる意味でH2をこんな時期に発表するのは恥知らずな行為だ」という批判もある。これに対してGMでは H2 HUMMER の燃費は13マイル/ガロン(約5.5km/リットル)程度になる予定でそれほど悪くない、と苦しい対応をしている様子。
今後、日本にどのような形で H2 販売されるのかは解りませんが、ヤナセとGMの蜜月も終焉に近づいていると言う話も聞いています。ISUZU のディラーがGM Auto World と改名してトレールブレィザーやアストロが売られ始めています。いすゞの大株主であるGMがいすゞのディラーを足がかりにしてGM主導の販売に乗り出してきている事は明らかです。HUMMERの場合はアメリカでもHUMMER店として販売されていますが今後ORAのように無くなる恐れもあります。HUMMERの日本における販売方法は全く不明です。大型のサバーバン、タホはこれだけ日本に走っていてもすべて「型式不明」の並行(正規品が無いので本来並行と言う言葉は不適切である事は承知しています)輸入ばかりです。従って今後 GM JAPAN が HUMMER を取り扱う可能性はかなり低い予想は出来ます。

2002.6.18.    石飛 毅氏

笹本さんから、先日 CHINA FAKE HUMMER の新しい写真が来ました。
価格は US $50,000 だそうです。中国で北京Jeepの価格は US $6,000 なのでかなり高価です。笹本さんの所にカタログが来ているそうなので、その内見せてもらいに行きます。

2002.6.17.    石飛 毅氏

昨日報告したように当方の HUMMER は完璧に修理完了しました、絶好調です。
今日は、松原さんの ZZ4 にシート、グリルガード、バックカメラ、カーナビ等の取り付け、ワイパーアームの調整等を行いました。リアーバンパーは2重構造の HD タイプの物ですが、部分的に金具の改造が必要になり仕上がりを考えて機械加工で作成する事にしました。グリルガードもオリジナルと同型状の少し太いタイプに交換しましたが、ボルト止めで構成されているフロントのクロスメンバーがずれていて素直に付かず、結局フロント周りの大量な数のボルトを全て緩め曲がりを修正して取り付けました。おかげで、固定用のピンは簡単に抜き差しできます。
カーナビは何時ものようにパイオニアの HD ナビにしました。以前取り付けたものからモデルチェンジしてよくなった所と悪くなた所があります。いい所は未確認ですが、ビデオ1入力にバックカメラを付け、設定でバックカメラ接続の設定をするとバックの時自動切換えになるようです。従ってバックスイッチに配線が必要です。HD ナビは1DINサイズなので、ホコリっぽいシート下に設置するより出来るだけダッシュパネルに設置したいので、以前 97年 TURBO DIESEL に取り付けたシガーライターの間に穴を空けて取り付けをしようとしたところ、PCMの大きさが異なりナビのお尻が当たってしまうので、その上の少し斜めになっている面に付けようとしましたが、ナビの設置条件は水平方向に対してお尻を下げて良いのは30度以内となっています。恐らく、ジャイロセンサーの都合と思われます。色々考えた末にPCMの下側には結構余裕があるので取付金具を外し穴を開けなおしてPCMの位置を下げました。
車速パルスはPCM横のパルス変換機の黄色に接続。バック信号は面倒でしたがバックランプから、アースはオーディオ類が結構ヘビーなのでタッピングビスで新たに接地し、取り外しを考えて、コネクターにしました。ところで欠点ですが、VICSのFMには電波の弱い所では別アンテナが必要で、以前標準装備でした光ビーコンは別売になっています。VICS FMは以前から別アンテナ推奨でしたが今回はハッキリ テレビアンテナの共用はダメ、別アンテナにしろと書いてあります。確かに当方の HUMMER のFMは都内だけで埼玉では受信できません。HD ナビは結構いい感じで渋滞情報を表示していたのは光ビーコンが優れていたようです。地方では光ビーコンが少ないので出来たら FM アンテナを取り付けた方が良いようです。GAS HUMMER で今後カーナビを取り付ける方は参考にして下さい。

2002.6.13.    石飛 毅氏

先週の土日に那須PSガレージに展示してある白石さん所有の水陸両用軍用車であるGPAを石川県の木場潟で水上運転を行うと聞きつけ、先週はガレージをお休みにして松原さんとその他ガレージメイツ並びに、先日 HUMMER NEWS を翻訳してくれた古本夫妻と共に出かけてきました。
ご当地のお祭りの出し物の一つで GPA を浮かべて見せるというもので、久々に浮かべるためブクブク・・・しては困りますので、我々は前日の試し乗りのお手伝いをするつもりで行った。結局役割はたいした事無く要するに代わる代わる乗せて頂いて楽しんでいるだけでした。夕方に自動車評論家の徳大寺さんが葉巻をプカプカしながらお見えになり、白石さんに GPA に乗せてもらいえらく感激していました。降りた後もレストアの出来の良さとか、GPA の機構に感心して知ったかぶりをする事無く興味津々でした。顔つきが悪いのでもっとえばっている方かと思っていましたが結構紳士的で少し拍子抜けしました。奥さんも同行して来ましたが推定年齢を考えると綺麗な方です。
当方の HUMMER 修理完了しました。修理完了しましたので、まとめて報告します。
先々週、帰宅途中に突然エンジンが停止したまま身動きが取れなくなり、TJ で牽引してもらってガレージまでたどり着き修理を試みましたが、時間切れでそのまま放置していました。当方の HUMMER はご存知のとおり配線はエンジンミッション以外のハーネスは95年式、エンジン、ミッションコントロールは98年式ですから、配線はごちゃごちゃしています。したがって原因究明は各配線の終端から PCM(エンジンミッションコントロール用のコンピュータ)の端子までを一づつ状態を確認しなければなりません。そのために先週報告した回路図と一目で結線内容が分かる一覧表が必要だったのです。
症状はエンジンが始動しないのは結果であって、状態としてはエンジンキーを ON にした時に、電磁ポンプが動かないで、グローランプ、エンジンチェックランプも点灯しませんでした。セルモータは回りました。この時点では PCM が動いていないのがネックであることが予想でき、PCM そのものが悪いのか、配線が悪いのかは特定できませんので、後日、松原さんの HUMMER に当方の PCM を付けて動作確認をしたところ当方の PCM は良好でした。
結局故障原因は配線のトラブルであると判断して先の準備をした訳です。W杯の韓国戦も気にはなっていたのですが、「今日こそ直す!」という意気込みで就業後ガレージに直行して修理開始しました。準備するものは長めのコードにチェック用のピンを付け、新しく導入した FLUKE のテスターのプローブにそれを付け、コネクターにピンを差込み、反対側のプローブを被測定物に当てて抵抗を測る方法をとりました。この抵抗を計る方法は、断線している事ははっきり分かるのですが、一部バラ線がホズれているようなものは分かりません。
今回は全く動かないので、断線である根拠があるのでこの方法でかまわないと思います。PCM コネクター運転席下のカバー、ハンドルコラムカバーを外し作業しやすい状態にして作業を開始しました。作業は PCM の端子の数は100本ぐらいあるので気が遠くなるので見当を付けやろうとしましたが、横着をすると良いことがないのでコツコツ端から攻めていく正攻法を選びました。
結局30本目ぐらいで断線を見つけました。断線していたところは、95年と98年の配線を繋いでいる部分で、既設の配線を挟んで接線するタイプのコネクターがこげて変色していました。このタイプのコネクターは接触抵抗が大きくて良くないと聞いたことがありましたが、どうしても途中に挟み込む場合は便利なので数箇所使ってしまいました。特に今回の部分は電源系統で、意外でしたが TURBO HUMMER の PCM は内部に結構容量の大きいトランジスターが5個ぐらい入っていて、大きな電流の制御も行っていますので PCM の消費電力は大きいことが予想出来ます。現に NA では10Aの6BのFUSEは20Aになっています。修復は突合せ圧着端子に変えて終了です。今回のケースは当方の HUMMER 固有の現象なので他の方は心配ご無用です。
ZZ4 HUMMER は車検があがり若干の作業を残すだけのつもりでいたのですが、HD バンパーの取り付け、カーナビ、バックカメラ・・・まだまだ続きます。

2002.6.16.    石飛 毅氏

以前より注文していた tech 1 A が着ました。
以前借りて使っていたスナップオンの物とは異なりGM専用の物です。カートリッジを入れ替えることで色々な車種に対応していますが、今回はHUMMER専用のモジュールを一緒に買いました。このモジュールは94年から99年式の GAS 、NA、TURBO DIESELエンジンに対応しています。未だ使っていませんのでその内詳しく報告します。
さて、当方のHUMMERですが、配線を確認するのにやりやすくするために配線図をコピーして、PCMから出ている全ての端子から伸びている配線の色を同じ色の色鉛筆でトレースして更に各回路図の切れ目にピン番号を記入してテスターで当たる時に簡単に出来るようにしました。終端のセンサー部分、負荷部分にもピン番号を入れました。また、全てのPCMの端子の行き先とそれが電圧か信号か解るように端子機能一覧表も作りました。これによってチェック作業を効率的に出来ますし問題がある場合も簡単に解ります。ついでなので、各センサーの中身がどうなっているかの解析も行おうと思っています。このセットがあれば、エンジン、ミッションの配線トラブル解決はバッチリです。清書したらHPに掲載しようかと思いますが間違っていたら責任が取れないので次回のミィーテイングの時にでも配ります。自分で作るにはマニュアルと現物を確認しないと出来ませんのでかなり大変なはずです。私も今回のトラブルが無かったらこんな物は作りません。NAとGAS用はありません。あしからず。


2002.6.10.    石飛 毅氏

久々の書き込みとなります。
キーボードを叩くのにとても重い気持ちでしたので、報告が遅れてしまいました。
先週ZZ4が絶好調に成り、しばらく洗車もしてもらえない可哀相な境遇でしたので、簡単に洗車とワックスがけを行い何時もより早い帰宅となり入間を走っていると、突然エンジンが止まりハンドルが重くなり当然ブレーキも重くなり若干の下り坂でしたので、そのまま惰性で路肩に止めてエンジンフードを開けると燃料ポンプが動いていません。車載工具が無いので同方向に帰るアルバイト2号のタケシタ君に来てもらいポンプを直結すると特に問題なく動いている模様。タケシタ君もろくな工具を持っていないので、数分前にバイバイしたカサハラさんにも来てもらい結局路上での修理は大変なので、TJで牽引してもらい入庫しました。
症状はキーを入れてもコンピュータが動作していない様で、キーをオンにしてもエンジンチェック、ミッションチェックのランプは点灯していません。アルバイトの博君にエンジンスキャナーを持ってきてもらいましたがコンピューターが作動していないのでこれも全く使えません。あらゆるヒューズとヒュージブルリンクを調べましたが正常です。結局配線をすべて以前のようにたどるか、もしかするとコンピュータがお亡くなりに成っている可能性もあるので、現状ではどうにも成らないので一先ず作業を終わりにしました。
書くと簡単ですが、この結論に達した時にはもう夜は明け、新聞屋さんのバイクは走り回っていました。その後、松原さんにHUMMERを借りて、当方のコンピュータと交換した所、正常に動きましたので、原因は車両本体にある事は確定できました。26、32、32ピンのコネクター配線をすべてチェックするのは気が遠くなりますが、新しいテスターも入手しましたし、走らなければどうにも成らないので地道に修理します。
本当は週末に修理したかったのですが、那須PSガレージに展示してある水陸両用Jeep(GPA)を石川県の小松市にある木場潟と言う所で浮かべるイベントがあるので、そうめったに見る事が出来ませんので行ってきました。GPAはさすがにしっかりメンテナンスされていますので、湖に浮かべても全く問題なくミズスマシの様に泳ぎ回っていました。翌日は午前中日本自動車博物館を見学し、即、帰路に就くという強行軍でしたが楽しめました。
笹本さんから面白いなんちゃってHUMMERの写真が送られてきました。このHUMMERは中国の展示会で出品されていたものを、笹本さんの中国在住諜報部員が密かに入手しました。詳細は全く解りませんが一応笹本さんが見積もりを取っているそうです。北京ジープの価格とクライスラーJeepの価格差を見るとおおよそ北京ジープは米ドル換算で4000ドル、クライスラーは25000ドルと5倍なので、そのまま当てはめると20000ドルぐらいで販売されると予想できます。下回りの写真は鏡に映った物なので、左右反対に成っていますが、レイアウトはそっくりそのままで、外観に関しては多少の違いはありますが、殆どそのままです。一度実物を見てみたいです。

 2002年5月