HUMMER ESSAY 2003年10月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2003年9月  

2003.10. 28.   友野 京氏

こんにちは、アメリカの友達からこんな画像が届きました。



2003.10. 27.   石飛 毅氏

エンジンクレーンヤッパリ問題ありでした。
竹下君がガレージに運んでおいてくれたので早々組み立て始めましたが、ブームを伸ばした時に転倒しないように土台の足がテレコピックス構造で伸びるようになっていますが、外側のパイプが曲がって潰れていたのでハンマーで叩いてビクともしませんでした。購入先のワールドインポートツールズに電話して持ち込んで交換しました。本来なら「持って来い」と言いたい所ですが、故意では無いし、また工具を見るのも楽しいので作業が終わった後に板橋まで行って来ました。最初にケチが付くとなに事も続くものだと改めて認識しました。
502コンバージョンは、エンジン、ミッション、燃料タンク、マフラー等の取り外しが完了しました。色々問題のあったクレーンも大活躍で純正のエンジンハンガーを利用して降ろしました。エンジンを下ろす行程はもう何度も書いていますので端折りますが、基本的にエンジンマウントは運転席側は根元のステーごと、助手席はラバー部分から上を取り外す方法が一番合理的だと思います。NAエンジンは燃料パイプが燃料フィルターの下側から噴射ポンプまで両バンクをまたいで付いているインテークマニホールドの下を一本で通っており、燃料フィルターの下側は手が届きにくいのでインテークマニホールドを取り外しました。配線のハーネスも新しい物はユニット化されていますが、93の場合はハーネスをエンジン側に付けて降ろすより車体側に残した方が作業が楽です。
降ろしたエンジンは、泥沼走行を行った履歴が沢山残っています。ブロックは錆びているのは機能的に問題はありません。しかし泥の付着で各ボルトは錆を呼んで固着しており取り外しを諦めなければ成らない部分が多々あります。降ろした後に左右のバンクに残っているクーラントをドレンボルトから抜きました。このドレンボルトは車載時には手が届かないのでクーラントを抜く事が出来ません。もう少し使いやすい場所にあれば、交換が楽なので残念です。
ミッションはミッションジャッキーの代わりに安定の良いバイクジャッキーを使いました。旨く角材を入れて降ろすと真っ直ぐ降りて好都合です。ただしHUMMERの下からそのままでは抜けないので切り離した後地面に降ろさなければなりません。3ATは使い道の選択肢が少ないので、本日遊びに来た浜本さんが松原さんから譲ってもらいました。降ろした時は泥だらけでしたが、丹念に清掃してぴかぴかにして持ち帰りました。ガレージも倉庫?が一杯なので持って帰っていただけるとトテモありがたいです。
燃料タンクも新しい物と形状が違うようです。タンクの先端に金属板にスポンジが接着された物が挟んであって固定をしています。このスポンジは今まで見た事がありません。マフラーは「藤壺」製のワンオフが付いています。これを更に以前松原さんがお世話に成っていたショップでスーパートラップを付けていました。この部分は新しいキットに入っているのと、再利用の可能性が少ないので全て撤去しました。これも浜本さんがGETしたので助かります。
この後の作業は、どうもボディ切り離し作戦になりそうです。切り離したボディをどうするかが一番の問題で、今の案では、くつろぎの場所を片付けてボディを置くか、一旦外に出すか色々思案中です。上に吊り上げると言う案もありますが安全上避けたいです。切り離している間に塗装と言う手もありますので、此の辺はオーナーと相談して決める事にします。また、交換する部分を決めないといけないので、梱包の一部を開梱して再度チェックしました。アクセルはワイヤー式で、ハーネスも基本的に93年に適合して作られていましたので少し安心しました。でも、ACの配線はこの時点から検討しないといけません。
書き忘れましたが、少し不思議な事が502コンバージョンで発生しました。
それはミッションの大きさが違うんです。ベルハウジングの大きさは同じなので、エンジンとミッションの結合には問題ないのですが、ミッションの全長が3速の方が5cm程短い事が判りました。ミッションを降ろした時にはトランスファーが付いていたので、気になりませんでしたが、トランスファーを切り離した時に、ヒロシ君が「短い気がする」と言い出し、計ってみると確かに短い・・・早々当方のHUMMERのフレーム先端からトランスファーのサポートメンバーまでの寸法を測ったところ93と同じ寸法でした。トランスファーの位置が同じという事はミッションの長さが長い分エンジンが前に行くことになります。エンジンマウントの位置は計れなかったので、結論は出ませんけど、どこかで帳尻を合わせないと5cmを吸収する事が出来ないはずです。色々頭の中で考えても仕方が無いので来週降ろした93年エンジンと以前降ろした95年エンジンの比較をしたいと思います。不思議!
それとエンジンをエンジンスタンドに取り付けるのにボルトは各エンジンによって異なります。したがって付属していないので予め降ろしてある95年エンジンのブロックでネジサイズを調べておいてネジサイズはM10X1..5である事を確認して準備していたら、93年は3/4でした。ピッチは16でした。慌てて探した所、以前ZZ4で使っていたエンジンスタンド用の物があったのでとりあえず降ろしたエンジンをそのスタンドに付けて今回ハンドルでエンジンを回転できるエンジンスタンドを入手したのですが使えませんでした。
今週降ろしたエンジンは友野さんのHUMMERに積み替えるので、ネジを立てたりウォーターポンプを交換したり、ブロックを塗装したりとエンジンを簡単に回転できると便利なので調達しました。まだ充分調査していませんけど6.5LはM10X1.5でそれ以外は3/4-16のようです。502エンジンもこの通りでした。

2003.10. 24.   石飛 毅氏

火曜日は工具調達DAYでした。
まず、スナップオンのバンに会社へ来てもらい色々購入し、その後竹下君と待ち合わせて、板橋区に有る「ワールド インポート ツールズ」に行ってきました。目的はエンジンクレーンと使用頻度は低いけれど必要な工具をそろえるためです。営業時間は夜10時までなので、仕事が終わった後でもゆっくり買い物が出来てとても便利です。店舗は売り場と倉庫で構成され、販売エリアは広くてコンビニの倍ぐらいの広さはあります。販売されている工具は、スナップオン、バーコ、PB、クニペックス(ニペックス)、ベータ等の高級品を初めとして中国製の安価な物まで揃っています。
商品量は高級品と安価物が半分づつ程です。特にスナップオンの商品量は非常に多く価格的にも安価で保証はここのメンバーになればで受けられるそうですから、個人使用であればスナップオンは簡単に壊れる物ではないので問題ないと思います。当方は工具の使用頻度が高いので、価格的にはスナップオン ジャパンは高いのですが、毎週会社に用が無くても来てくれるのと、期間セールになっている物を買うと、さほど価格差が無いのでスナップオンに関しては今まで通りスナップオン ジャパンから買うと思います。エンジンクレーンは受け取った時なんか嫌な気がして中身の確認を依頼したら大当たりで欠品していました。もちろん違うものにしてもらいましたが、中国製はなにがあってもおかしくないですからバラバラの場合は確認は必要です。
買ったものは、エンジンジャッキ 2t、インパクトドライバー、シールインストーラー、ホースクランプ、エレクトリックビニールテープ、トライアングルマグネット、ドリップパン、ホースを外した時の液漏れを止めるゴム栓、外したホースが判らなくならないようにマーキングする洗濯バサミみたいな奴です。店員の接客は大変丁寧で、探し物を直ぐに出してくれたり会話も世間話を交えてとても丁寧です。このお店は品揃え、接客態度、営業時間、在庫量が満足できるので、今後も通いたいと思います。送料がもったいないので竹下君オン仕事用のハイエースに積んで帰ってもらいました。

東京モーターショーに行って来ました。
前回行ったのは何時か記憶が無いぐらい久しぶりでした。一般公開は今週の土曜日からですが、一般公開の時は、人が多いのと、カメラを持った車じゃなくてモデルさん目当ての奴等が邪魔なので行ってなかったのですが、今回はCCV誌石川編集長の鞄持ちとして、生まれて始めてプレスとして同行させてもらいました。
簡単には行けないプレス公開日の様子を報告します。来場者にはプレスキットが配られます。これには「出品品目リスト」「各社の見所」「取材の手引き」自動車白書のような資料をメインに今回のメインスポンサーであるブリジストンタイヤのノベルティが入ったナイロン袋と転がせる買い物袋みたいなものが配られます。さすがに編集暦約30年石川編集長は持って歩くのが大変だからと言う理由からこれは、帰りに受け取って帰りました。
プレスルームにも行ってきましたが、そこは取材疲れの方が沢山お休みになっていたり、外国人プレスが並んだPCで記事を書いていたりしています。これ以外は特に変わった事はありません。大きな違いはさすがに人が少なくお立ち台の上に乗る事も、コンセプトカーの中を覗く事も良識的な範囲であれば何でもありというとても有意義な見学が出来ます。各メーカの対応も極上で、飲み物食い物を振るまっている所も多々あります。これであれば毎回来てもいいと思います。
時代が変わって一時期あれほどあふれていた4輪駆動車の展示は激減です。それでも比較的外車の4輪駆動車は元気でした。 その中で我々の第一位の「ネタ」は遂に、HUMMERもH2が展示されたと言う事です。それも平置きじゃあなくて、GMのブースで斜めの台に載せられて高々と持ち上げられてやる気で展示されていました。横には HUMMER STUFF の商品も数点展示されていましすが、展示方法に問題があってGMのスクリーンの裏にこの辺の物があるのと、横の液晶モニターが邪魔で全体を撮影できません。今までこんな待遇はH1では絶対考えられませんでしたがHUMMERも遂にモーターショーにデビューです。
部品工具の類も多数展示されていました。当方の一番の興味を持ったのは、三井物産のDPFでした。これはレトロフィット用で、古いBMWのDIESEL車に綺麗にセットされていました。熱損失が少ない排気管の直近に小さなプレ浄化触媒が気筒数配置されて後方にヒーター内臓の触媒がセットされて居るのは、高効率で小型化にも役立っていると思われます。
電気自動車が出ていますが、全体の雰囲気としては、以前は電力会社とかが電気自動車をかなり展示していたのですが、ショーの雰囲気を見る限りでは電気で走る自動車はバッテリーカーでは無く燃料電池である事は間違いないようです。市販電気から充電して運用すると言う短絡的な考えで、10年ほど前は色々な業種が大騒ぎしていましたが、どうも夢物語だったようです。燃料電池車も、直接水素をボンベに貯めて燃料電池に供給する方法は都バスでも実用されています。しかしインフラの問題を考えると、化石燃料を改質して水素を発生させて燃料電池に供給する方法へとシフトしていくと、燃力供給(ガソリンスタンド)が内燃機関と共用できるので、理にかなっているような気がします。あとはコストの問題が一番な様な気がします。
分析計の仕事をしている当方の入手した情報ですと、かなり世界的に多くの会社が改質器、水素センサーの分野に乗り出して居ると聴いています。しかしこの手の展示が殆ど無い事で、何処も秘密にしているようです。これはこの分野は今、まさに水面下で争っている状態ですし、一般人に見せても意味が無いので何処も発表しないのではないかと思います。たぶん・・・
幕張には、実はモーターショーだけではなく、近所のCOSTCOにも行って来ました。此処の所、工藤さんが行ってくれてたので、久しぶりに行ってきました。幕張は初めてです。買ったものは赤いウエス、タオルウエス、インシュロック(結束バンド)手洗い用の洗剤、コーラ、ドクターペッパー、スナック菓子というガレージ消耗品です。町田にもあまり最近行ってないので単純に比較できませんけど、幕張の方が車用品は少ないようです。一番欲しかった、15W-40のオイルは置いてありませんでした。残念!
 

2003.10. 21.   石飛 毅氏

昨日書き忘れたのですが、昨日分のスターター下の足元のラス穴が写っている写真の説明を忘れました。
以前にも書きましたが補足です。ボンネットを止めているゴムのキャッチはサウスコというメーカーの部品です。サウスコは色々な産業機器の蝶番、取っ手、フアスナーのメーカーでHUMMERのドア取っ手や足元のヒューズボックスへのアクセスホールの留め金を使っています。日本の「タキゲン」とか「スガツネ工業」のような会社です。日本国内には「NBK」と言う会社が一部輸入しています。多少価格ははりますが品質とデザインが良いので当方も仕事で「多項目水質モニター」とか「全りん全窒素計」に採用しています。
話を元に戻しますがこのゴムキャッチの固定方法はボルトとナットで固定されています。従ってエアコンのユニットを外さないと交換出来ないことになります。友野さんのHUMMERは以前このゴムがUV(紫外線)で犯されてひび割れして交換しましたが、そのとき大変苦労しました。そのときはボルトを飛ばして、ナッターでネジを立てて外から交換出来るようにしました。今回は未だ交換時期ではありませんので、一度取り外してからナッターを使って次回に備えることにします。ちなみに94年式以降と93年の運転席側は手が届いたり立てこみのナットになっていますので心配はありません。

2003.10. 20.   石飛 毅氏

93年HUMMERの解体中と言う事もあって、93年オーナーの鈴木さんがお見えになりました。
鈴木さんも、簡単なものは不具合をご自分で直されているようです。重整備は修理やさんに依頼してますが、地元の修理やさんに修理依頼するときに修理やさんに説明するためHUMMERの観察を色々しています。今回は色々走行状態では見えないところが見えるので見学にお見えになりました。鈴木さんの今の一番の悩みは、10年以上経過しているのでゴム部品等の劣化のようです。これらを交換する準備を今から模索しているらしく熱心です。
昨日も書きましたが、ACの各ホース類を交換の事を考えないで友野さんのHUMMERを分解したので今回は出来るだけローインパクトを目指して分解しました。ACユニットは試行錯誤の上綺麗に抜き取る事は出来ました。しかしACの各ホース類を全て取り外しての作業となりますので、取り外しは可能でしたが、設置のやり直しは、不可能と考えた方が覚悟が出来て良いと思います。この作業を自分でやっても交換できる部品は新品が手に入らないので、中古を使用するしかありません。交換した部品の寿命を考えて何時かまたやる事を考えるとレトロフィットキットACに交換した方が結局お得と考えられます。
93年式にはレトロフィットの設定はありません。友野号の場合はサーペンタインベルトに交換したので、費用が掛かりすぎます。今のコンプレッサーをR12から134aに変更してコンデンサーを洗浄すれば費用を抑えて変更出来ると思います。中古のHUMMERが新しいACユニットに既に交換されているかどうかは、ACのスイッチパネルを見ると判ります。大きなダイヤルが3個だけの物は最新バージョンのACです3個のスイッチの間にそれぞれ小さい押しボタンスイッチが2個ある時は少し前のモデルです。このモデルと最新モデルの違いは風向の扉をモーターではなく、バキュームで行います。
少し前のモデルはコントローラーに問題があって抵抗が飛んでしまう事があります。AC不調の時は抵抗の点検が必要です。容量が元々足らないので当方が修理した時は許容電流の大きい物にしています。ACユニットは高価ですが抵抗は100円程度のものです。コントローラーを交換して直った時はこれが原因の場合もあります。
さて、松原93はエンジンの切り離しを進めています。10年以上(生産から11年経過)の上マッドドラックに出たときの泥がまだまだ残ってて部品を外すとバラバラ・・・・と落ちてきて、固着しているボルトも多々あります。マフラーのボルトも以前に誰かが交換したらしくステンレスに交換してあり錆びついてはいないのですが、何も塗っていないので、しっかり固着していました。出来るだけそのまま取りたかったのですが結局マフラーを切ってしまいました。このほか見えないところのボルトの欠品、首の折れたボルトが出てきたりするのには驚きです。スターターも泥でコーティングされています。燃料タンクの燃料を抜きましたが抜いた燃料の行き場が無いので当方のHUMMERに入れましたが、満タンに入れても未だ残っているので2回に分けて来週もう一度抜きます。来週の平日夜にエンジンクレーンを買いに行き、土曜日に残りの切り離しを行って日曜日にはエンジンを下ろそうと思います。
このエンジンはそのまま友野号に積むつもりですが、今少しひねりを入れようと考えています。当方は今GMのトラック用の6.5Lのエンジンを持っています。このエンジンはHUMMERのスペアー用に買ったのですが、HUMMERとタービンの位置が異なるのでTURBOエンジンとコンパチブルに交換は出来ません。そこで、考えたのはこれらを使ってTURBO化をしたらどうかと考えて居ます。エンジンルームの制約やポンプのコントロール方法とか色々あります。友野号を見るとため息が出ますが、少し角度を変えて考えると気が晴れます。
新しいデジカメが届きました。 RICOHCAPLIO G4という最新型です。早速試してみた所、今まで使っていたカメラとの違いは、とにかく軽い、接写は1cm!までOK、凄い性能です。今までどうしてもピントが会わなかったのに実物より大きくしてみる事が出来ます!後は手ぶれをしやすい腕の悪いカメラマンが一番の問題となりました。今まで不得意だった夜景モードも良好!電源も、もしもの時に単3乾電池2本でOKですし、充電バッテリーキットも用意して下さったので節約度も万全です。電源スイッチも凹んでてケースに入れたまま電源が入る可能性も低いです(これでレンズが出てきて壊れた事もあります。
HPやり初めて4代目のデジカメで何時も写真を撮りながら作業をしているためにどうしても扱いが荒くなってしまいます。今まで使っていた奴も落下による故障で、動作が気まぐれになってしまいましたので、新しいデジカメは気分が良いです。今回の新しいデジカメは少し対策をして使おうと思っています。
自分が使い始めたからという訳ではありませんが、新しいデジカメ凄いです。自分はカメラと言うもには子供の頃高級品で、写真を撮るという事は一大事でした。自分でもカメラを最初に買ったとき、自分にカメラの才能が無いと言う事で、写真を旨く取れる人たちを尊敬しています。自分は現像をするとカメラやさんに「これですね?」と確認されると、その悲惨さに顔から火が出る程恥ずかしい事でした。それがトラウマになって、今でも写真の現像や引取りは自分では行きません。
ここ数年デジカメが出た時、写真屋に行かないで済むという理由だけで早々に購入しました。メディアは3.5インチのフロッピーの物でしたが充分でした。そのカメラは大きくて持ち運びには向いていませんでした。最後は先生のHUMMERのクーラントを被って使用不能に一度なってしまい、洗浄後復活しました。しかし大きすぎて(一眼レフのカメラ並みの大きさ)持ち運びは不便でした。次に買ったのはメディアが同じ3.5インチの少し小型の物でした。3.5インチに拘ったのはメディアが安い事と整理がしやすいという事でした。
しかしPCがドンドン進化してコンビニでも手に入ったフロッピーが入手難になってきて、元々容量が少ないのに保存も出来ない。ローディング時間が何時までもカコカコ音がしてて連撮は無理、仕方なく安売りしていた物を購入。これを落下させてしまい、今回新しいデジカメを使い始めてこのカメラのアドバンテージ(今のカメラとの比較です)が自分にとって「使える」部分です。
撮影そのものは全て「AUTO」なんで露出とか難しい撮影方法ではなくて、性能面で「いいねぇ」と言う部分があります。まずレンズが28mmの広角で狭いガレージでの撮影が楽ちん、写真を撮るときに2〜3歩下がらないでも撮れます。スイッチを入れてから撮影までと、シャッターを押してから実際撮影するタイムラグがめちゃくちゃ短くて何れも瞬時です。
接写も1cmストロボも9cmから使えるので今まで先生から注意された接写の時の手ぶれとピンボケの減少(あくまでも減少です)にもなります。そして撮った写真をパソコンに繋げるのは当たり前ですが、このカメラはテレビにも繋げるんです。そのときの画質も一番低い画質で撮影してもテレビの走査線の数に対してのアドバンテージがあるのでとても綺麗です。今まで高画質のモードで撮影したものをメール用にサイズ変更を付属のソフトで直ぐ出来ます。(以前でかいファイルを送ってしまい申し訳ありませんでした。今度は大丈夫です)人に見せる時にPCが無い時に小さいカメラの液晶で見せるより、テレビに映せるのは便利ですね。ジョジョに腕を上げますのでご指導願います。

2003.10. 18.   石飛 毅氏

93年HUMMERエンジンコンバージョン開始2週目。
前回、友号の時はACユニットはガムテープだらけで、元々の形が判らなくなっていました。今回の松原さんの93は今まで殆ど手を付けた形跡が無くてオリジナル状態を保っています。この状態であれば部品取りして中古部品として再利用可能な雰囲気が漂っていたので、丁寧に外しています。
ACのホースを車内に取り込んでいるのは助手席側の側面で、ACホース2本ヒーターホース2本です。Lo側のホースはエバポレーター→コンプレッサー→コンデンサーまで一体で大物です。コンプレッサー、コンデンサーとの接続は邪魔しているパーツを取り除けば姿をあらわにしますので、簡単に取る事が出来ます。一番厄介なのはエバポレーターとの接続でエンジンルームからは継ぎ手を見ることが出来ません。そこで室内側からユニットを固定しているボルトを外して、ユニットをずらしてみると継ぎ手部分は室内に入り込んでいます。
このジョイントは25〜6mmの大きな袋ナットをねじ込んでシールしています。したがって締め込みの力は大きく袋ナットだけを緩めると、華奢なエバポレーターをねじ切ってしまいます。そのままの状態ではうまくいっても袋ナットを回せるだけなのでこの部分を見えるようにボディーに穴を開けました。この穴は新しいACユニットが前方取り合いになるため、近い将来あけなければならない穴です。丁度友野号で使ったテンプレートが有ったのでそれにあわせて穴を開けてジョイントを見えるようにして外す事にしました。こうすれば室内機も再使用可能です。
93のHUMMERでそのまま93のACユニットを付ける時もこのサービスホールに近いものを空けることをお勧めします。後で隠れるぐらいのアルミの板でも張ってブラインドリベットで固定すれば、エアークリーナー下のカバーで隠れるので問題は無いでしょう。一体どういう手順でこのACユニットをセットしたのかは不思議です。絶対にサービスホールなしでは、キチントした交換は不可能です。この横からの取り合いは97年前期まで同じです。93年は全く継ぎ手は見えませんが、94年式以降は袋ナットだけ見えます。仕切りのところにブチルゴムのような接着性の断熱材が巻いてあるので下側の押さえを見逃し増し締めをしたり外すとデリケートなエバポレーターは簡単にねじ切れます。最重要ポイントです。あせらないでゆっくりな作業をお勧めします。
明日は完全にボディとエンジンを切り離していきます。しかし問題は以前購入したエンジンクレーンは届かない事が自分のエンジン交換のときに気が付き新規に届くエンジンジャッキを手に入れないと此処から先の大きな作業を進める事が出来ません。エンジンクレーンが来るまで段取りを付けます。今回のエンジンコンバージョンは交換部品が多くて、ボディを載せたまま部品交換をするか、ボディを一回下ろすか悩んでいます。ボディを下ろすと残りの作業性は格段に楽になります。特に足回り、デフ、エンジンの積み下ろしは半分以下の工数で終わります。ボディを降ろす方法のデメリットは降ろしたボディの置き場所、フレームがあらわになると、今まで隠れていた粗が出てきてこれらの修正が必要に成る事です。これらトレードオフの関係を良く考えて段取りを検討します。

2003.10. 13. -2  石飛 毅氏

息子さんのピンツガウワー、ヤッパリ今一で調子が悪いようです。都合が会わないので経験のある修理屋さんにお任せしました。
今日は、昨日ついつい気合を入れて遅かったので、朝中々起きないでうだうだうしていたら、松原さんがバイクでやって来ました。来た瞬間に雨が降り出し、帰るときには天気になるという運のいい人です。野澤さんと下田ケンの高崎組みもドライブの途中に寄られ、工藤さんもお見えになりました。
今日は家族が誕生日会をしてくれるから早く帰って来いと言われたので、先に帰って作業は本日は何もしていません。今日うれしかったのは竹下君が誕生日プレゼントをくれました。「日頃の感謝の気持ちです」と言ってスナップオンのラチェットハンドルを頂きました。同時に作業する時はどうしてもハンドルの数が足らないので好都合でした。形もハンドルの形状が曲がっていて狭い所の作業には都合が良さそうです。このやり取りで当方が誕生日(正確には14日です)だと知って、慌てて昼飯をおごってくれ、工藤さんはジュースをしこたま買ってきてくれました。誕生日って良いもんだと久々に感じました。

2003.10. 13.   石飛 毅氏

土曜日に息子さんがお見えになりました。
ピンツガウワーのオイル交換を行った所調子が悪くなったそうです。エンジンを掛けるとブローバイガスが異常に多くて、どうもピイストンリングの具合が悪くなったようです。ピンツのエンジンは空冷ですから、オイルには十分注意していないとだめなようです。交換したばかりのオイルを見るとまるでDIESELの用に真っ黒でした。以前CCVの石川さんの話では、ピンツガウワーのオイルはあまり汚れないので、レベルゲージが見ずらいといってましたので。相性の悪いOILを入れてしまったようです。一応マニュアル通りのキャブ調整を行った所、エンジンも止まらなくなり如何にか調子を戻したようですが、暫く様子を見ることにしました。
バイパーの方のペンディングになっていて、マフラー等の交換、エンジン調整の出来る方にガレージに来てもらったのですが、その方の話では、トラブルの原因と言うか根源はオイル管理が出来ていないからだと言ってました。この方は重整備を得意とする方で、案外簡単にエンジン、ミッションのOHをするそうですが、下取りの時高年式でも安心できないと言ってました。それとATの場合は走行距離が2〜3万キロぐらいのお客さんには交換を進めるそうですが、6万キロぐらいで交換履歴の無い車には交換を自分の方から進めないそうです。これは、今までの経験で、新油にしたとたん調子を崩してしまうことが多々あるからだそうです。その場合は少しづつ、時間を掛けて交換するそうです。でも、一度調子悪くなったミッションは結局OHする事に成るそうです。この方に来てもらったのはバイパーの場合は下手にリフトで上げるとフロントガラスが割れたりドアのしまりが悪くなったりする可能性があるので、地下ピット(穴が掘ってあってその下が広くなっている)があるので見てもらいました。
土曜日から今まで長い間ペンディングになっていた、502エンジンコンバージョンを開始しました。
手始めに、今までメインステージに鎮座していた、友野号と松原さんのHUMMERの入れ替えをしたのですが、友野号がどうも機嫌が悪くてガレージから出て、入り口で止まってしまいどうにもならなくなりました。松原号は快調で、バッテリーに気合を入れたら自走でメインステージまでたどり着きました。結局一人しかいないのでそのまま翌日人手が来るまで、そこに置き翌日狭山ハウジングのフォークリフトを使って如何にか収めました。暫く友野号は此処で塩漬けにしておきます。502積み替えのためにとりあえず外せる物はドンドン取り外してしまい燃料系やボディーリフト、サスペンションの交換も楽に行えるようにしました。
ラッキーなのは日テレに貸し出しをした時にドアを外していたので作業効率は格段にアップしています。大きな作業をするときはドアが無いと大変楽に作業が出来ます。ボンネット、ラジエター、エアークリーナ煙突シートも取り外した姿は追いはぎにあったようですが殆どの部品を交換するので段々出来上がっていく様子がわかりやすいと思います。
さて、このHUMMERから外したエンジンの行方ですが、先週壊してしまった友野号に臓器移植しようと思っています。友野さんも何れは502と言ってますが、おそらくこのまま暫く乗ると思われますので、出来るだけ早い時期に復活させたいので、ヘッド交換するより、以前(2月からの当方の苦労は300kmしか持たなかった)のノウハウやエンジンに追加加工をしなければならないのでエンジンコンプリートで下りた状態でエンジンスタンドに載せて作業をしたほうが楽なので両方のエンジンを並べてコンバートします。ですから、友野さんエンジンを流用する依頼を松原さんに自分で言ってください。多分松原さんは「良いよって」言ってくれると思いますがそれが礼儀です。と、此処に書いたらどちらもそうしない訳に行かないでしょうね。
松原号のバラシは前回友野号の時とは違って93オーナーのために再利用に支障の無い部品を綺麗に取り外しています。前回はガムテープだらけのACの室内機もこちらの方が綺麗にセットされてて、部品の状態は良いようです。前回はガムテープだらけで形も良く判らなかったのですが、今回は今後のために成る写真を沢山撮ります。502はACは134aなのでこの室内機は使えません。ご希望の方は松原さんに連絡してください。プライオリティは必要度の高い方になります。この他にも3速AT、燃料タンク、ACコンプレッサー等色々あります。当方のガレージも手狭ですから高価有価物以外は廃棄してしまいますので連絡は早めにしてください。
ガレージにNEWアイテムが入りました。バイク用のジャッキです、竹下君がハーレーを買ったのですが、足クラッチ、シフトレバーはお尻の後ろと言う大変マニアックなハーレーなので旨く乗れて居ません。周りの誰も乗れないので困っています。そのハーレーを整備する時に使うために工藤さんに頼んで買ってきてもらいました。コストコで1万円ちょっとで買ったそうです。注・今日はデジカメが動いたので写真を送ります。

2003.10. 7.   石飛 毅氏

ミーティングの時に、持ってきたイラストの購入先です。
http://www.koolart-japan.com/ 中々面白い画風で、HUMMERに関してはかなり要点を押さえてありますので好感が持てます。HUMMERに付いてはH1の他に、H2も最近リリースされています。(H2は画像がHPに未だ乗っていませんのでメールにその旨を書いて送ればOKだそうです)絵のみは2500円ですが先日の物は額付きで4000円でした。1万円以上買うと送料が無料ですけど、代引き手数料と消費税は別途必要です。一度申し込んだ後に、数量変更をした時に電話でお話しました所先方は好感の持てる良い方でした。同送の画像は先方から頂いたものなのでHP掲載の了解は頂いております。




2003.10. 6.   石飛 毅氏

ミーティングご苦労様でした。
当方も無事子供の運動会を最後まで見れましたので、さっき奥方に逢ったところ、ご機嫌でした。おせんべいのお土産は効果的でした。当方は、運動会が3時半に終ったあとなので、夕方からの参加で入れ違いになった河野さん、上口一家にお会いできなかったのは残念でした。
那須PSガレージの好意に甘えて駐車場では今回も約20台のHUMMERで駐車場を占拠してしまい、大変申しわけありませんでした。北は青森、南は広島の遠方からの参加者には特に頭が下がります。夜は、例によって貸し別荘で飲み会ですが、ココの所色々社会論を説法してくれる笹本さんがアフリカツーリング中なので欠席のため、話題は殆どHUMMERの話だけでした。お話が終ったのは午前3時なのでいつもより長めでした。
翌日、朝PSガレージに行くと今回はH1に加えて松原さんと野澤さんのH2も加わり大変賑やかでした。H2も・・・と言われそうですが、H1オーナーに限ってはH2の参加も公式参加とします。松原さんがステッカーを作っていますので、野澤さんは松原さんに問い合わせてください。H2には少し乗りましたが、個人的にはダッシュパネルが曲線多用の時代に、直線的なデザインには好感が持てます。今までアメリカの車で存在の記憶が無いパッシングライトも付いていました。松原さんのH2は早速排気系の交換をしてドロドロ音がしていましたが、未だ下ろしたての新車なので、申し訳ないので踏み込んでいません。従ってこれ以上のインプレッションは出来ません。もう少し距離が伸びて初期点検が終った時に改めて乗せて貰います。
今回の目玉の1つは野澤さんのGAS HUMMERの内装です。下田ケンが色々お手伝いをしたらしいですが、シート、サンバイザ―の張替え、刺繍、エンボス加工・・・どれをとっても完璧な作業です。恐らくこのチームも解っていると思いますが後は樹脂部分の色をどうにかすれば、コンクールコンディションですね。ココまでやったのですからもう少し石飛的には頑張って欲しいと思います。今後段々痛んでくる内装の補修例として皆の参考に成ると思います。こうやって色々考えてやるのはクラブ的には楽しいことです。
さて、もう1つの目玉の友野号はエンジンの調子も良く明らかにパワーアップして大変気持ちよく走れるようになったそうです。燃費もよくなり噴射ポンプの交換は大成功であった事になりました。只し、帰りの途中まで・・・帰りは給油のためGASスタンドに行っている間に皆さん出発して当方は遅れて帰宅に尽き東北道を、遅れを取り返すために追いかけ追い越し、先に恒例の佐野パーキングに到着しました。佐野では高崎組みと入れ違いでした。
暫く佐野で待っていると続々と途中で追い抜いたHUMMERが集まり、ファイナルプチミーティングをはじめたときやっと到着した友野号から大きなポコポコ音が発生しているが聞こえて、やな予感。本人に聞くと「途中で突然大きなポコポコ音がした」というので音の発生源を探した所、大きな音はエアクリーナーからの物でした。恐らく吸入バルブがきちんと閉じていないため、排気がインテークに戻っているようです。色々当方がいじりまわしている責任を感じてどうにかしようと思いましたが、路上でバルブカバーを空けたところで、バルブクリアランス調整はオイルアジャスターですから出来ないし、もしバルブスプリングがへこたれてたら、ヘッドを外さないと修理不可能なので、どうにかガレージに戻る事が得策と考えこの状態での走行も遅いけど可能だと友野さんが言うので工藤さんのHUMMERを加えた3台でのろのろ帰る事にしました。
友野さんはとても暗い顔をしていました。ガレージに帰る途中色々原因を考えながら帰ったのですが、パワーは無いけど走る事は可能なのでバルブタイミングはOK黒煙も出ていないし、それなりにふけあがるので噴射タイミングがずれた可能性も無い事になります。帰りのクルマの中では、壊れた原因が特定できず、ズーッと悩みながら帰ってきました。
以前NISSANのキャラバンで同じような現象のとき悪かったのはバルブタイミングだったので壊れている所は間違いなくインテークのバルブである事は間違いない。しかし、なんでそんな物が壊れたのか原因は想像できませんでした。ガレージに到着後もう一度友野さんに詳しく壊れた瞬間の状態を聞いた所、状況は以下でした。
道は下り坂、アクセルはON、速度は「今までに出なかった速度」。ここで問題なのは今までに出なかった速度という所です。これは93の場合は先ず3速ATである事、通常ノーマルポンプの場合はメカニカルガバナーで3500回転で燃料が絞られてこれ以上は回る事がありません。ところが今回使っているポンプは噴射ノズルは大容量でポンプの噴射量は全体的に多くなっているのでガバナーで絞っても燃料が多めなため実回転は上がってしまうのです。ノーマルポンプはある程度絞ると回転を維持しているのがやっとなので安心です。TURBOの場合もガバナーが電気式で燃料供給をすっぱり止めるのでオーバーレブの心配はありません。
今回の原因は、減速比から計算しても完全にオーバーレブであることが明確です。ガレージで、貸し別荘での話題に幾らエンジンをチューンしても3速ミッションでは最高速を伸ばす事は出来ないので、注意しないと壊れるという話題もあったのですが、友野さんはそのとき寝ていた事も判明しました。博と竹下君も心配して来てくれたのですが、一応我々のミスではなくてオーバーレブと言うことでホッとしていました。
帰りにもう一度友野さんに話を聞いた所、余りにも良く走るので、ツイツイ踏み過ぎて壊れた時に「壊した」と言う自覚があったそうです。早く言って欲しいよねぇ。これからこれを修理する人の事を考えて欲しいです。とにかく、同じ間違いをしないために友野さんには、4速にすることを条件に修理を始めます。長い間手塩にかけて組んだのに300kmで壊すなんてがっかりな結果でした。でもこのポンプ確かにパワーが上がる事は良く解りました。
 

 2003年9月