HUMMER ESSAY 2003年2月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2003年1月  

2003.2.23.-2    石飛 毅氏

本当は、ボルトオンで改造できると言われて始めた友野号の改造ですが、またまた問題が発生しました。
今まで93年のファンは樹脂製で、回転方向は前から見て時計回り(CW)です。ファンの厚みも薄くて羽の枚数が多い物です。先日報告したようにベルトの取り回しからウォーターポンプの回転が反対になるため、95年用のものと交換しました。このポンプに付く可能なファンは当方のガレージに3種類あり、補器類を仮止めをした状態で取り付けた所、なんとスーパチャージャー用のプリーに当る事が判明しました。93年のファンは手持ちの物より厚みが薄くエンジンに付いた状態もラジエーター寄りに取り付きます。そのため今まではプーリーを避けておりました。このまま下駄を履かしてファンをエンジンから離すことも考えましたが、強度の問題とラジエーターに当たりそうなので、思案した結果95年用のスチィール製の物をカットしてクリアランスをとる事にしました。
友野さんのHUMMERは10年の間冷却系のメンテナンスは殆ど無かったので、色々取り外すと錆びだらけで、そのまま組んでも近い将来交換しなければならないので、ホースとラジエーターを交換し、ついでに電動ファンを付けることにしました。先日、報告したヒーター切り替えのバルブも錆び付いていて、錆を落とすとバルブの形が無くなりそうな状態なのですがそのままにしています。これのおかげでレバーが重かった事が納得できます。
HUMMERのラジエーターは容量を確保したまま、ローシルエットを保つためにラジエーター本体をスラントさせています。そのためボンネットを開けるとエンジンルームの半分をラジエターが占めています。ラジエーターはヘリコプターフックをアンカーにしていますので横から見るとヘリコプターフックから先はすべてラジエーターエリアになります。そのためラジエーターのロアーホースは先端になるため距離があるのとゴム部品の耐久性が低いので両端はゴムですが途中は曲げられたスチィールのパイプで構成されています。多くのHUMMERはこの部分の損傷が一番ひどく分解してみるとパイプの部分は虫食い状態の腐食で、表面が荒れているために、いくらホースバンドを締めても漏れてきます。
再使用するか交換するか錆を落として判断した所ジャッジはそのままでは不可でした。先日ウォーターポンプに使用したゴムペイントで防錆コーティングをしてから使用する事にしました。スチールブラシで錆を落としブラストを掛け、400番のペーパーでこすると、老化したペイントはポロポロ落ちて来ます。足付けを行い地道にペイントをした所このペイントは優秀で塗装膜を厚く出来るので、虫食い部分が滑らかに成りました。使用温度は95度ですが、これは弾力を保つ温度限界なので普通のペイントよりはましと判断しました。(友野さんのHUMMERでテストしちゃおうと思っています)
昨日、当方のカード会社はETCカードの年間手数料が掛かると報告しましたが、メンバーからメールでタダの所があると教えて頂きました。これであればハイカと同じですから丸々8000円得します。当方の様なサラリーマンの場合は、もし何かを買うときにローンを使用する時、資産計算をローン会社が調査した時に所有カードの限度額がそのまま既借入金として評価年収から引かれますので、これ以上カードを増やすのは不利なので年間数百円なら良いかなと思っています。
先日、アメ車のショップから聞いたのですが、改造費用のローンの申請したら、過去に簡単に借りられる金融会社から借り入れの履歴があると全く通らないと言ってました。事実は確認していませんが、信販会社と宣伝の派手な消費者金融の間に情報交換があるそうです。信販会社は不良債権になりやすい借入者を判断できて、消費者金融のほうはズーツト自分の所からしか借り入れできなくなるのでメリットが出ます。この情報交換はお互いにメリットがあるので本当のように聞こえてしまいます。

2003.2.23.    石飛 毅氏

先日改造した軍用ランプのレンズ部と中身の写真です。電球のワット数が大きかったらしく、外したパーツ(樹脂製)が解けています。電球はオレンジ球に交換しています。

2003.2.22.    石飛 毅氏

ETCのことですが、道路公団にトレーラーを引いた時はどのようにカウントするのか質問をしておりましたがやっと返事がきましたので紹介します。
当方の質問の内容は単純で「乗用車で1軸のキャンピングカーの牽引をした状態で、ETCを利用した場合はワンランクアップの料金で自動的に計算されるのでしょうか?」です。高速道路の料金は一軸のトレーラーはワンランクアップなので乗用車の場合は「中型料金」になり二軸のトレーラーを引いた場合は「大型料金」になります。普通と中型の差は余りありませんが大型となると負担が大きいのが気になります。逆に大型の場合は二軸でも大特で終りのように取れます。
道路公団の回答は以下の通りでした。


メールを拝見いたしました。いつも高速道路をご利用いただきまして、ありがとうございます。

ご質問にお答えします。

ETCはトレーラーを牽引してもご利用になれます。
トラクターに車載器のセットアップされる際には、カーディーラー等にてお客様の車両が牽引構造を持つ車両である旨の登録を行ってください。料金所のETCレーンでは実際に走行された形態により車種の判別がされることになります。

ただし、被牽引車が2車軸以上の車両であって隣接するいずれかの車軸間距離が1.0メートル以下のもので通行する場合には、現在の技術では判別できません。申し訳ございませんが、料金所で一般車線または混在車線を通行し、一旦停車して係員にETCカードを手渡していただきますようお願いします。

セットアップに関しましてはカーディーラー等にお問い合わせください。

また、ETCレーンの通過の際は安全な速度で走行していただきますようお願いします。

                       JH(日本道路公団)広報・サービス室
                       千代田区霞が関 3-3-2 新霞が関ビル
                               e-mail:voice_ho@gw.jhnet.go.jp
                                       Tel: 03 (3506) 0111
                                       Fax: 03 (3506) 0397


この回答から判断すると、どうやらゲートで見ているものは、今まで公知のナンバー読み取り、高さ測定、軸の数、重量を測定しているようです。
回答の中にある隣接の車輪同士の距離が1.0m以下の時は測定できないという事は重量計で測定していて、その変動を見て軸数をカウントしているようですねその測定板の幅が1m位なのかなと思っています。厳しい時代なのでそのうちゲート前で後輪をひょいと持ち上げて通過する「手」を考えるトレーラーが出るかも。いずれにしても未完成で見切り発車の様子が感じられます。高額ハイカの廃止はテレビの特集を見ると、いろいろな所に波紋があるようです。
国土交通省のおばさんが今まで11億円分の偽造ハイカが見つかっていると言ってますが、捕まったニュースとか、現場で押さえられて居るところを見た事がありません。それに、そのために工事費込みで億近いゲートをボコボコ作って浪費しているのを考えると何かきな臭い物が見えてきます。
JRはその昔オレンジカードというプリペイドカードを販売していましたが、そのセキュリティーの低さから偽造が氾濫してやがて「イオカード」になり現在は「ICチップ入りのスイカ」が販売されています。このスイカは一切割引はありませんが、購入は券売機で出来て最初は2000円払いますと1500円分登録されたICカードが発行されます。1500円分使っていらなくなってカードを返すと500円戻ってきます。結局割引も無いけど便利代もタダです。これが気に入って使いつづけるにはやはり券売機で「チャージ」します。この額は確か1000.3000.5000.10000の希望の額を入金できます。このカードの運用方法は自動改札のカードの絵の書いてあるところに、カードをタッチするだけでとりあえず初乗り代がチャージされます。そのまま次の自分が降りた駅の改札にタッチすると初乗りからそこまでの料金が引かれます。残金はタッチした時に改札前方に表示されますので直ぐ解ります。どうもギリギリで使うのが不安なので常に少し多めにチャージしていますので、JRは前払いしてもらっている事になるので、キャッシュフローが楽になるメリットがあります。
このカードのもう一つのメリットは定期券も兼用できる事です。JRのスイカは切符をいちち買わないで済む、改札をすばやく通過できるという利用者の望んでいることを理解して研究した結果、利用率がかなりの高率です。恐らく普段JRを使わないかたは最近の改札での様変わりにビックリされると思います。残念なのはこれを利用できるのが当方の知る限りでは関東近郊のJRと東京モノレールだけな所です。
これをETCに当てはめると、以前の旧型ハイカ(全数回)の不備を繰り返している。簡単に購入できない。利用者に余分な負担させている。みんなが使っても料金所を出た後のインフラが整っていないので渋滞緩和にはなりにくい、人件費削減(人が減ると管理も楽になる)は独り占め、ともかくETCレーンを一般にすれば料金所の渋滞は緩和できると思っているのは当方だけでしょうか?
国土交通省大臣は一杯飲むのを我慢してETCを買えと言ってますが、自分だけしか当選しなかったら責任とってやめる筈だったのに、考え直して居座っている自分勝手な人の言う事に聞く耳はもてませんね。ご自分の事はころころ柔軟に変えても、国民のことは柔軟に考えていない推進者があそこに居座っている限り買いたくないです。
先日、1万円のハイカが残った理由は解りませんでしたが、理由は一度せしめた現金を返すような勿体無い事をしたく無いので、自分の所の金券で返すためだそうです。ですからそのうちこれも廃止する予定です。ちなみに高額ハイカの廃止は国土交通省から道路公団への指導だそうです。
それとそのうちゲートに遮断機が付くそうです、これは最近はやっている(かなりのメンバーが居るそうで料金所にもお知らせが貼ってあります)フリーウェークラブによる料金踏み倒しを防ぐためです。こいつら料金所のオヤジに「宣言書」を渡して、ただ乗りしているそうです。当然ナンバーが控えられて(撮影)いるのですが、あまりにも多くて全部回収できないので、見せしめに何人かの銀行預金を差し押さえて、そこから勝手にお金を引き出して、問題になっています。こいつらが素道り出来無い様にゲートバーを付けて止めるんです。もしこの発泡スチロール製のバーを壊すと器物破損でグレーゾーンの不払いを有罪に出来るんです。お互いにいい大人が子供みたいな事を真剣にやっているのを見ると、平和ボケが浮き彫りに成ります。ハイカ廃止を廃止する運動を誰かやらないかなぁ。と思う毎日です。
と色々資料を見て書いていて気がついたのですが、ハイカ同等の利用方法がある事に気が付きました。ETCカードは取りあえず作ります。車載器は買いません。これに前払いをして、普通に料金所を通ればハイカと代わらないですね。当方のカード会社は年間カード利用料は500円なのですが、これがタダの所はあるのでしょうか。もし有ればお得で尚且つなくしても、直ぐカードを止めれば「買ったばかりの5万円のハイカを無くした」と泣かないで済みます。

2003.2.18.    友野 京氏

H1 Alpha のコンセプトカーのインテリアの画像です。
Photos by Mr.Jim Lynch.

2003.2.17.    石飛 毅氏

マタマタ週末に大分に緊急出動がありましたので、土曜日は作業できませんでした。
土曜日には約束があったのですが、骨折している博君にお留守番してもらい、河野さんのHUMMERを用途変更するために引き取りをお願いしました。土曜日に自宅近くの駅に着いて携帯電話の電源を入れたトタンに友野サンから電話。どうもガレージに居る物と思って、アメリカから届いた貨物を運んできたら誰も居ないので、探していた所だったようです。とにかく家に帰らないといけないので、また、博君にとりあえず「骨を折ってもらい」もう一度ガレージに行ってもらい、当方も家に荷物を置いて直ぐガレージに行きました。
今回の荷物は、友野さんのHUMMER用のACコンプレッサーの大物と細かいプーリーやボルト類と、当方のへこましたマフラーパイプとガスケット、GAS HUMMER用の触媒用のガスケット、予備のブーストコントロラー、冷却水パイプ等です。友野さんのHUMMERは結局ラジエータ―の入り口がACコンプレッサーのまん前で幾ら加工は何でも出来ても見苦しいので、ガレージにゴロゴロしている物と交換しようとした所、友野さんから自分の家にアルミのラジエタ―があると申し出があり、結局この際なので全て交換することにしました。最初から外しておけば作業が楽だった・・・
博は骨折している筈ですが片手で作業しています。当方は休むように言ってるのですが、バックオーダーの事を考えて頑張っています。当方は作業中も大分の仕事(本業です)の原因調査を携帯電話で色々な所に連絡しながらで、現場には同行していないけど、担当の社員にもガレージに来てもらい原因分析をしてもらいました。今年に入ってから今まで毛穴が開く位のんびりマイペースで仕事をしていたのですが、そうも行かなくなり時間が足りません。
話は戻りますが、友野さんのHUMMERは手入れが良いのですが、冷却系のホースや配管はコムは弾力が無くなり、金属部分は腐食しており、とてもそのまま組むには気が引けるので、この際すべて交換することにしました。配管の一部はホースバンドを締めても漏れが止まらないし、サビは貫通しそうな物もあります。この様子からすると、10年で一度エンジン周りのゴム部品は交換した方がいいですね。この他にもゴム配管はミッションの方にもありますのでこの辺も注意が必要です。さらにラジエータ―を外すとすっかりエンジンルームが出てきますので、普段手の入らない部分の掃除やペイントをしたり、この際グロープラグとかも点検しておこうと思います。
河野さんのHUMMERはテールランプをミリタリー用のものと交換していますが、これを車検対応にするために少しいじりました。軍用に交換したのは当方ではなかったのですが、ウインカーもストップランプも赤で、スモールは車間距離を測るスリットの部分の球を使用していました。整理すると、ブレーキは赤の大球、ウインカーは赤の小球、スモールはスリットの赤小球でした。従ってウインカーとスモールは極端に暗くこれでは車検は無理です。その前にウインカーはハザードは点滅しましたが、ターンでは点灯ししたままで点滅しませんでした。リレーを交換したところ正常に動作しました。外したリレーを叩いた後念のため装着したら直りましたが、壊れた履歴のある物は使えませんのでモチロン交換しました。恐らく今まで動いたり止まったりしていたので気が付かなかったと思われます。
ウインカーはオレンジでなくてはNGなので、ランプを少し変更しました。先ず、一番上がウインカーでしたがこれを、スモールにし、次はそのまま上から3個目をオレンジバルブにして、レンズ側の赤いレンズとスリットを外して透明にしました。その部分を見ると本来かなり小さいワット数の球を使うところにそこそこのワット数で連続点灯したため、外したレンズは少し溶けていました。以前ミーティングの帰りに笹本さんのランプも溶けていましたが、注意が必要です。この改造をすればミリタリーウインカーでも車検対応できます。ちなみに友野さんのはアルミ鋳物のランプなので溶けません。  
写真は後で送ります。

2003.2.13.    石飛 毅氏

当方が以前、高速道路のETCについてさほど興味が無かったのですが、遂に5万円と3万円のハイカが無くなるる事を聞いてがっかりです。
販売は今年の2月末までで、来年の2月末まで利用は出来ます。毎週、所沢から川越まで使用している当方は割引率の高いハイカを使っていたのですが割引がなくなるのは残念です。偽造がなくなる原因ですが、1万円のハイカは継続されるので本当であれば全て無くなるはずですから、恐らく思ったよりETCが普及しないのでその対策としか考えられません。
HUMMERもパワーウインドウが付いているHUMMERであれば、シートベルトを外して身を乗り出して助手席の窓から支払いをすることが可能ですが、572HUMMERや友野号では当方は毎回料金所でHUMMERから降りて支払っていますから、確かにETCが欲しい気持ちは多少ありました。そもそもETCに対して頭に来ていた事は、CCVの石川編集長が言っている事ですが、JRは自動改札にする時、利用者に全く負担を掛けていない。スイカもカードを返せばカード代を返してくれます。従って、人件費削減、不払い車両撲滅、偽造カード対策と、全て道路公団にとって都合のいいことばかりなのに、ETC装着費用を利用者が払う事に不合理を感じていたからです。せめて車載装置を貸し出しにでもしてくれれば、喜んでETCを装着したと思います。
もう一つETC利用時にクレジット会社や各種団体のETC専用のカード契約をして使用するのですが、通常我々が取得できる”その”カードは通常割引がありませんが、特定の団体では利用額に関わらず高率の割引があることを知ったからです。こんな不公平な物使えるか!と昨日まで思っていましたが、ハイカが無くなると話が別になりつつあります。今は道路公団のジュッチュウハックにはまりつつある自分が情ないのですが、未だ買うつもりは無いのですが、いったい装置はいくらか調べている自分はなんて素直なんだと思っています。
価格は今の所一番安いのはDCカードでETCカードと車載装置込みで16500円でした。おばさんの大臣が普及率(4%)対策に1万円程度の価格にするといってましたが今直ぐに飛びつく価格にはなっていません。たぶん・・・別にETC信者にはなっていませんが道路公団のHPも見てみました。ETC専用のHPもあります。前払いは5万円と1万円の2種類で3万円はありません。電話等で申し込みが出来るので解り易くするために販売数の多い2種類になったそうです。
現状の当方の想定は以下のようになっています。先ず、ETCカードを申し込みます。次に車載器を購入しセットアップをします。このセットアップはオートバックスやイエローハットでも出来ますし、少しですが高速道路のパーキングでも出来ます。この後インターネットッで前払い割引を申し込みます。登録した後は前払い申し込みと、残高照会、利用履歴も見ることが出来ます。勿論支払いはETCクレジットカードで支払います。このETCカードは車載機が付いている他人の車に差し込むと自分のカードで支払う事が出来ます。勿論自分の車に他人のカードを差し込むとその他人のカードから料金が引かれます。結構便利!前払いのデポジットが足らなくても、そのまま料金所を通過できます。不足分は通常のカードと同じく指定日に引かれます。
恐らく、今はETCレーンをスーッと通過できますが、そのうちETCレーンも一杯になるとそのメリットも減ると思います。先日メンバーに聞きましたが、よくバーが開かない事があるそうです。そのとき係りの方に聞いたらあのバーは発砲スチィロールだそうです。中古でETCが付いていた時は使用停止の手続きをし、セットアップを再度行います。そうでないとナンバーと発信電文が合わないとバーは開かないようです。キャンピングカーを引いている時は一軸の場合は料金がワンランク二軸の時は2ランクアップするのですが、一体この判別はどうなっているのでしょう?早々JTに質問しましたが、3日経ちましたが未だ返事は有りません。もしかすると・・・くだらない話が続きますが、ピッタリくっ付いた車はどうなるのでしょう?自動改札が出来た頃テレビで5人位だとピッタリ付いていると通過できた実験をしたのを見た事があります。2台ぐらいはいけそう。モチロン正月暴走の新居ちゃん達も通り易くなります。未だ直ぐには買いません 多分。

2003.2.11.    石飛 毅氏

本日は連休の谷間ですし、博君の怪我で工数が足らなくなりそうなので休みを取りガレージに行きました。
現在友野号の改造は思っていたより面倒なことがドンドン出てきます。そのため、部品の取り付けは仮として少しづづ進めています。作業中に不明な所は工藤さんの94HUMMERを参考にして、元の部分がどうなっていたかは、松原さんの93HUMMERを見ながらやっています。ウォーターポンプは出来るだけ外したくなかったので、オルタネーターブラケットを固定してメインプーリーにスーパーチャージャー用のスペシャルプーリーをワンオフのカラーを入れて固定しパワステポンププーリーオルタネーターのプーリーのラインが揃っていることを確認しました。
元々HUMMERのエンジンは車に対して斜めに搭載しているので、離れたプーリーのラインの確認は目の錯覚でおかしく見えましたが、アルミのフラットバーで確認した所、計算通りで満足しています。元々付いているウォーターポンプにプーリーを付けようとした所、今度はウォーターポンプのねじ穴とプーリーの穴がほんの少しずれて取り付きません。この部分はファンも共締めですから、ファンは元々の物を使うことを想定していましたが、よくよく見るとファンのペラの向きが逆になっていることを発見。93のファンは背面を利用しないVベルトなのでメインプーリと同じく前から見て時計回りに回転します。ところがサーペンタインベルトは背面も利用してエンジンの前でぐにょぐにょ張り巡らされています。これのおかげで接触距離が長いので、Vベルトより有利になります。Vベルトの場合は接触角は合計360°を超えることは有りませんが、サーペンタインベルトは外側からテンショナーを押し付けることで360°以上の接触角を確保できます。
本題に戻ります。回転方向が違うと言うことはポンプの構造が逆になるので、これではそのまま使えないはずです。一応中古の95HUMMERウォーターポンプは有るのでとりあえずこれを使うにはOHが必要なので分解して構造を確認後、再度友野号のHUMMERを見ると外観からの判断ですがやっぱり構造は反対でした。これで面倒なウォターポンプの交換は確定。
95のポンプは9.11.のアタックの日から回転していないのでシール部に注油してから手で回すとあっさり軽く回転。おそらくOKでしょう。塗装はおそらくオーナーの好みのはずの赤に塗装しました。今回は先日ホームセンターで見かけたゴム系のコーティング剤で塗装しました。この塗料艶はありませんがめちゃくちゃ塗装膜が厚く塗れて、尚且つ乾燥が速いのが特徴です。一缶2000円近いのがデメリットですが、使えそうな材料です。HUMMERのウォーターポンプはポンプを取り付けているタイミングギヤカバープレートに止められています。プレートへの固定は内側から止めているボルトと外側からエンジンに固定するボルトで止められているのでシール剤を塗ったポンプを廃棄するエンジンに一回固定してシールをプレスして馴染ませることにしました。塗装もこの方が楽です。

昨日の書き込みの写真です。スーパーチャジャー用のプリー、鎖骨骨折の博君 照明設置

2003.2.10.    石飛 毅氏

大分県の大手鉄鋼会社に出張でしたので書き込みが遅くて申し訳有りませんでした。
九州だと言うのに案外寒くてチョット驚きました。出張はクレームがかさんでしまったお客さんにお詫びと万全の商品を稼動させる事が目的でした。客先が持った悪いイメージは、決してお客さんが悪いのではなく、当たり前の事や常識的なことを、当たり前に対応しておけばこれほどまでの費用と時間を掛けずに済んだと思うと残念でした。当方の会社程度でも、お客のひとつやふたつ位面倒だからと切り捨てるわけには行きません。これはメーカーとしての責任と義務であるからです。これでお客さんが満足して頂けない結果になっても責任を果たした事で、当方にも納得できます。
この仕事の担当になったのは先月の末からで、当方としても寝耳に水でしたし、この製品についてはとてもお客さんに説明できるほどの知識も無く同行のメンバーでこの製品を熟知しているのは化学系の女子社員で、彼女を中心に大の大人が4人も右往左往している姿は滑稽でした。本来、当方が今回の中では一番上級職でしたが、それがばれると風当たりが強くなりそうだったので名刺は出しませんでした。お陰でどう考えても責任者に見えない当方はお客さんとは仲良く出来て楽しい出張でした。ヘルメット等の重装備を文句も言わずに付けてプラントに入ってくれる女子社員には心から頭が下がります。
自分の日記みたいな事を書きましたが決して日記公開というわけではなく、商売でHUMMERに関わっている方々もチョットしたスキが誇張されて悪評となったりします。例えば不満のある顧客はどこで何を言うかは解りません。これを切るか、繋ぐかはそれぞれの判断にお任せしますが、世の中に広まってしまった評判を正すのにはかなりの労力があとで掛かりますので大変だろうなと思います。勿論当方のクラブに関しても同じですが営利団体では無い所が救いです。どうもあっちでコチョコチョこっちでコチョコチョしている方が居るようでツイツイ「ほんとかよー」と驚いてしまうと、愉快らしく話がドンドン広がるのが庶民のセオリーです。今回の場合はご本人に自覚がある確信犯ではない様ですが商売の邪魔になられるのは迷惑だろうなぁーと、思うこの頃です。

色々有りましたが、新しいHPのドメインがスタートしましたね。カウンターも復活してやっと仮から本ちゃんになりましたね。新しいドメインのhttp://www.hummer-club.jpに早速ブックマーク変更しました。破綻する事無く長く続けたいです。それと、友野さんから連絡が有りましたが、春のミーティングは2003年4月12日(土) - 13日(日)になりました。発足後もう6回目なんですね。場所も那須PSガレージをまたお借りしています。那須PSガレージはカフェ・レストランで、ミーティング時も通常営業してして居ますので、飲食利用していただける見学の方は大歓迎です。那須PSガレージは今まで毎回新しいメニューと志向で驚かされますが、今春は何が出るか楽しみです。その前に今年も先日紹介したカーグラフィッククラブのイベントが今年も「としまえん」で行われます。毎年4輪駆動車を担当されているCCV誌石川編集長から今年も当クラブに動員が掛かり、今年は572HUMMERと友野号にお座敷がかかりました。近郊の方はぜひご来場下さい。http://www.nigensha.co.jp/cgclub/

当方のガレージに強力な武器がまた導入されました。以前手動のベンダーで色々作っていましたが、今回は調高級な油圧式のパイプベンダーが設置されました。Jeepレストアラーの白石さんからお借り出来たので、本日竹下君と引き取りに行ってきました。天気が良く、白石さんがGPA(水陸両用)を食事に行く時に引っ張りだして、環八を中心にフルオープンで疾走してきました。ちなみに、レストランに昔ハンダースのメンバーにいたアパッチ健が居ました。このベンダーは多機能で、ただ曲げるだけではなく、パイプの径を広げて差し込めるようにしたり、フランジを作ったりも出来ます、良い事尽くめのこのベンダー、一番の問題はオペレートする能力です。当方は面倒なのでこれは竹下君にお任せします。予定ではこのベンダーで、バンパーやマフラー作るそうです。さらに拡張したガレージには照明がありませんでしたが、工藤さんが以前の勤務先から器具を調達してきて下さりましたが、当方は有資格者では有りませんでしたので、取り付けは引き伸ばし状態でした。そろそろとは思っていましたところ丁度 本日、与那覇さんが偶然遊びに来たついでに工事をして頂けました。さすがにプロは手が早くあっという間にそこいらの材料で取り付け配線をしてくれました。お陰で拡張部分も明るくなりました。また、一部床剤が施されていない部分の補修もガレージ仲間の平さんが来てくださり明日完了です。(という事は明日は会社を休みます)後はトイレの電灯、コンセント配線とプロの竹下君が壁にボ―ドを張り、床を張って、上下水の工事が終ればより快適なガレージになります。完成予定は3月末かな?

友野号の作業はマタマタ難関が2件発生、1件はオルターネーターを取り付けるブラケットを取り付けるネジ穴がエンジンに付いていないのです。以前にZZ4の時もありませんでしたが、今回はエンジンが車載状態なので、タップを開けるのには厳しい物があります。仮止めを行い白鉛筆でケガキ、何度もブラケットを取ったり外したりを行い、ドリルでエンジンの壁を突き抜けないように行う穴あけは、力が入らず握力と上腕筋の限界を繰り返して穴開けしました。もう一つは結構難易度大で、冷却水のクロスパイプとスーパーチャージャとが干渉して取り付けが出来ない事です。6.5Lターボ用のクロスパイプを色々引っ張り出してあれこれしましたが、どれもイマイチでその中でも一番いいのは6.5用でした。当たる部分を少しづつサンダーで削っては取り付けて、また削っては取り付けてを何度か繰り返して居るうちに削りすぎて穴が空いてしまいこうなったら後で塞ぐ事にして良い感じの所まで削って満足な仕上がりになったところ、つい手が滑ってクロスパイプを床に落としたところ、パッキ!と音がしてそのま即死。気を取り直して、この部分は改造の一番ストレスのたまる所と認定して、各部品はそのまま追加工無しで取り付けて最後にアーティスティックな部品を作る事にしました。
予想ではスゲ―大変な格好になりそう。本日の予定は当方と竹下君はベンダー引取り、そして博はプーリー作りの筈でしたが、どうも博は土曜日に作り上げて、夜とんでもない事をしてしまい暫く作業が出来ない状態になってしまいました。溜まっている作業の事を考えると腹が立ちましたが、とりあえずプーリーはスゲ―奴を作ってきましたので一安心です。今日博が持ってきましたが当方の前にいる間常にやや左肩が下がっていて、尚且つ左手は殆ど動きません。昨日救急病院に行こうとしましたが、どこが救急病院か解らずにくるまで走っていると目の前に駐車中の車を避け切れずに転倒した原付ライダーが居たので、止まってパトカーと救急車を呼んだそうです。直ぐには来ないので暫く原付君と一緒に待ってあげて原付君が運ばれた後、この辺の救急病院は何処か警察官にに聞いて病院に行ったそうです。病院の待合室で待っていると先程の松葉杖姿の原付君とバッタリ遭遇。彼は不思議そうだった模様です。
博の怪我はスノボーで転び鎖骨をポッキ!だそうです。その瞬間ちゃんと音がしたそうです。休日なので鎖骨骨折を言い渡されただけでそのまま帰らされたそうです。痛いそうですがガレージで暇つぶしをして、可愛そうなのでお見舞いに大嫌いな寿司をおごってあげました。怪我の耐えない平(元プロのバイクライダー)の話ですと早く治る方法は手術してボルトを入れれば一週間で普通に動けるそうですが、その間またやっると地獄を見るそうです。どうせ地獄を見るのは博ですから、その方法で治してくれと医者に言えと言い渡しておりますので、ご心配無く、尚、本人の試練のため入院中のお見舞金、果物等は全て当方で受託し消費いたします。保険には何も入っていないそうですからアーリーブロンコは格安で放出の可能性があります。どうして当方のガレージはお笑いネタが多いのでしょう?

2003.2.4.    石飛 毅氏

友野さんのHUMMERの修理を開始しました。
内容は93年のVベルトからフラットな一本物のサーペンタインベルトに変更すことから始めます。ACのコンプレッサーをはじめオルタネーター、パワステポンプ、メインプーリーとう多くの部品を交換します。取り外しは案外簡単なのですが、次に付くパーツとの位置関係や取り付け部分のラインあわせが面倒です。今回出た問題点はファンを止めているボルトのピッチが異なるために、ウォーターポンプを交換しなければならないことと、スーパーチャージャーのプーリーが全く違うことです。
ウォーターポンプは在庫品、プーリーは採寸して博君に作ってもらうことにしました。直径が20cm程なのですが、加工上切削で作らないと構造的に難しいので、丸い棒から削りだして作ることにしました。問題はボルトです。ボルトは今までの物より20mm長いM10×1.5 首下85の物が必要になります。強度的にも強い物が必要なので探すのが少し面倒です。
今週は明日から大分に出張なので、この間どうにか探せれば作業が進みます。ボンネットの上についているスクープの蓋ですが、スイッチを入れても動作しなくあきっ放しになっていました。モーター単独で直接電気を流しても動かないので取り外して色々いじくっている内に、どうにか動き出しました。どうも内部のリミットスイッチが異常だったようです。しかしテスターで測定しても動作がおかしいので調べるとリレーがおかしくなっていました。内部の接点が悪くなっていて固着していたようです。このほかにも色々注文がありますが、シート交換の要望があり、これを作るにはパイプベンダーが必要なので今週の日曜日に運搬しに行こうと思います。シートは572HUMMERに付いていた物でこれの座り心地が良いので評判が良くてシートステーのバックオーダー3件になったのでそろそろ作らないと顔向けできませんので作成に入ります。

 

 2003年1月