HUMMER ESSAY 2003年3月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2003年2月  

2003.3.31.    石飛 毅氏

友野号の作業は順調です。
ディスクブレーキローターの交換も順調、ワイヤーロックの出来るボルトもすべて交換しました。室内のロールバーは93年のオリジナルは溶接構造のものですが、昨日の報告通り「かっこ悪いので新しいタイプの物と交換しました。このロールバーは屋根を付ける前に組み込まれたボディの構造材になっていますので、そう簡単に取ることは出来ません。事故車のほうはボディがゆがんで居るのと、93年式と異なり前の座席と後ろの座席の間にセンタートンネルとピラーを結んでいる補強金具が無いためボディーをゆがませて取り外す事が出来ました。ところが友野号のセンターピラーは強固で全く動かないので難儀しました。それでも出来るだけそのまま外したいと思い、センターピラーの屋根の結合部分を切りはなして、少しひずませましたが、結構強度があってバールでこじっても取れるほど動きません。それでも無理にやろうとしたら指を挟んでしまい・・・・血豆が!外れても今度新しいものを入れるのも大変なので、結局オリジナルのバーを一部削って車内から撤去しました。
新たに入れる方も2分割にして入れましたが室内でどのように繋げるか検討の結果、もう一本事故車に付いているロールバーの一部はこのロールバーより一回り太いのでこれをカットして差込んでボルトで固定する事にしました。竹下君は器用で仕上がりは上場です。使った部品のコストを考えるともう二度と出来ない部材ですけど・・・・
リアのブレーキローターを交換している途中にキャリパーを戻す特殊工具がない事に気が付き、ランドマップに借用をする事にしました。工具が無くて後回しにすると後で問題が出る事が多いので即HUMMERで取りに行きました。その途中に油圧計が振り切って居るのに気が付きランドマップでメーターの配線を点検しましたが特に悪い事ところが無く時間も掛かりそうなので、ガレージに戻ってから点検しました。
この原因はメーターそのもの、配線、センサーオイルプレッシャーの3点に絞られます。在庫のセンサーがあったので、これを既存のセンサーから抜いて借りに配線してテストした所、相変わらずなので、一応マニュアルでセンサーの回路を見るとセンサーはエンジンに固定してアースしないと信号が取れないことが解り再度センサーにアース線を繋ぐとメータははちゃんと動作しました。これでメーターと配線は良好であることは判断できました。センサーをはエンジンブロックのタービンの手前にあります。コネクターのおおよその良否はテスターで大体判断できる事が解りコネクターを抜いたセンサーを見るとピンが信号用の一本しかありません。
このセンサーは2002年モデルに付いていた物をそのまま使い、配線は98年の物を使っています。センサーの形は同じでしたがセンサーに電源が必要なくなった様です。唯一のピンとアースの抵抗を測ると0.5Ωあったので、メーターのバーンアウト(信号がなくなると振り切れるようになっている表示方法)は抵抗がオープン(無限大)になった時になるので変だと思いコネクターを再度さしてから、油圧メーターの信号線をメーターから外して(外さないと内部の回路で繋がっている事があるから)抵抗を測るとオープンでした。センサーを測定すると、0.5で配線はOKなので、原因はコネクターでの接触不良と断定してセンサーのピンを少し磨いて気持ち傾けて繋ぐとメーターはしっかり機能しました。このような場合、メーターが一体式の車では原因を探すのが面倒ですがHUMMERの場合個別メーターなのとメーターの取り外しが楽で、ボンネットがガバーッと開くので整備性は良好です。たまにはかまって欲しいらしいです、家のHUMMERは。反省。

2003.3.30.    石飛 毅氏

友野さんのHUMMER改造、修理再開です。
昨日、友野さんの自宅に山のように届いたパーツを引き取りに行き、しっかり焼肉を食べて週末のエネルギーを注入されました。色々やることはあるのですが、大きく分けてエンジン周りと、ACの交換、ロールゲージの取りつけ、シートの交換、ブレーキローターの交換、サスペンションアームの交換・・・etcです。
エンジン関係は現在パーツ待ち、今日はまずローターの交換をしようと思いましたが、例によってアンダープロテクションのおかげで、交換にはこれを外さなくてはならないのでちょっと面倒ですが、取り外しに掛かったところで、竹下君が仕事が早上がりになったので、これは明日博君にやってもらう事にして、室内の解体作業に取り掛かりました。ご存知の通り友野さんのHUMMERは色々付いていますので、配線がごちゃごちゃそれもいろいろな人がやっているので配線のセオリーに一貫性が無いし、所々被服が破れてショートしている所も発見!時々このHUMMERは電気的にも不安定で信頼性が無かったので配線を一度すべてやり直しをする事にしました。
それとACを134aにするため、レトロフィットキットを購入してしまいましたので運転席周りは全くやり直しと言う感じです。そもそもレトロフィットキットは93年に対応した物は存在しませんが、情報通の友野さんが、アメリカではACを交換した奴が居るというので、当方としても負けていられないと思い、引き受けました。ところがこの情報はインチキで、交換は確かにしましたが、それはレトロフィットキットをインストールした物ではなくて、センタートンネルに犬小屋見たいな大きな箱を作って、そこの中に汎用品のACを入れただけの物でした。既にレトロフィットキットは手配されていて、キャンセルが出来ない状態にあり、当方としては「そりゃ無いぜ」状態です。元々HUMMERは狭い助手席にACユニットを押し込んでいるので、ボディーの形状が少しでも違うと入りません。実際古いACを撤去するにもえらく大変で、特に室内のエバポレーターの配管を外すのは壊すのを覚悟でないと無理です。
その上困った事に、93年式には、リアーエアコンが有りません。しかしこれも付けるように言われています、更に、フロントの運転席に冷気や暖気を送るダクトも有りません。殆どが蛇腹のホースですからこれも交換しなくてはなりません。古いACユニットの取り外しはおそらくエンジンをつける前に配管や取り付けをしたとしか考えられない構造で、当時かなりあわてて市販したのを伺える事として、アルミで作られたボックスの合わせ目は・・・ガムテープでした。車載状態での分解は全く考えていないので結局少しづつ剥がしていくようにして取り出せる状態にするまで長い道のりです。バラしていくうちに気が付いたのですが、蛇腹をダクトに交換したときはメーターパネルがそのままだと邪魔になる事に気が付きました。これも、交換です。95年のパーツがあったのでどうにか成りそうですが、ドンドン底なし沼にはまって行きます。
ACを外して一息ついたところで、今度はロールバーを取り付けるために、内装を剥がし始めました。93年式は内装を剥がすと天井に3角の補強金具が入っています。94年以降とオープンモデルは丸パイプですかこのモデルは3角パイプです。このまま残して、ロールゲージを組むほうが強度的と言うより、作業的にものすごく楽なのですが、オーナーの3角だと「カッコワリー」の一言で交換する事になりました。全く言うほうは3秒ですがやるほうの事も少しは考えた事があるのかと言いたいのですが、我慢しています。実は事故車からこのロールバーを外して移植する事にしたので事故車からこの補強金具を外すと2分割しているセンターピラーがボヨーンとずれてしまったので、友野号の補強金具を外すとボヨーンと成る恐れが解り竹下君がビビッテやりたくないと言い出したのです。金具の配置を見るとこれを上手く取る方法は思い当たらず、作業的には一か八かになってしまいます。そうなると、屋根がずれたり、ピラーが踊ったりすることが考えられるので、悩んだ挙句オーナーに電話して「そんなわけで元に戻らなかったらごめんね」と言うと「どうなってもいいよ」と軽い返事。ほのかな中断の夢はあっけなく断たれました。ふーーーっ!

2003.3.26.    石飛 毅氏

メンバーエリア遂に完成ですね、ご苦労様です。
現在仮運営ですから何方でもログインできますが、暫くしたらHP運営費を収めて頂いた方にユーザー名とパスワードを配布しますので、その後はメンバー専用になります。以前にも報告しましたが、HP運営も費用がかさみ大変なので受益者負担と言う意味合いでメンバー限定のエリアを中心に今後の運営を行いたいと思います。クレグレも情報を有料化するつもりではなく、メンバーエリアは今までと同じ頻度での更新をうのと、過去のデータ-もメンバーエリアでの展開になります。一般向けの方は更新が遅くなる事になります。メンバー登録を希望される方は当方までメールください。メールアドレスは red-hummer@hummer-club.jp です。この他にメンバーエリアでは部品の売買欄やBBSも稼動していますので、ご利用ください。
ガレージで使用していた小さい方のジャッキはオイル漏れがひどく作動油を継ぎ足しながらだましだまし使用していました。ところが作動油の漏れは日に日に多くなり一晩で抜けてしまうようになり使えなくなりました。そこで工藤さんが新しい3.5tジャッキを調達して下さりました。このジャッキは耐荷重も大きくシリンダーを最大に伸ばすと十分にHUMMERを上げる事が出来るリフト量があります。
友野さんがまた新しい「物」を仕入れてきました。それはキンキラに光った穴付きのディスクブレーキローターです。これに強化版のパットのセットで重いHUMMERをぎゅ-っと止める事が出来るようです。このローターはには渦状に穴が開いているので回転方向が指定されています。この表示は小さなシールが貼られているだけなので、少し不安になったので、松原さんが置いていったスーパーカーの雑誌を見て確認したところとりあえずシールは合っていたようです。

2003.3.24.    石飛 毅氏

今週末は切角の3連休でしたが、金曜日は休日出勤で結局、土日しか休めませんでした。
しかし、土曜日は友野、浅井の「柏組」が来るとの噂がありましたので、いつも「柏組」は朝が早いので、金曜の夜からガレージにお泊りして待ち受けていました。金曜日に仕事が終わったあとにランドマップに行った所、工藤さんと落合さんのHUMMERが入庫してました。
工藤さんのHUMMERは、全輪から異音がするのでチェックの依頼で当方もランドマップと一緒に点検しましたが特定できる物が無かったので、今度試乗してみたいと思っています。それと多少高回転でのフケが悪そうなので、一度スロットルポジションセンサーの位置合わせと、噴射タイミングの調整が必要と思われます。
落合さんのHUMMERは悲惨で、エンジンにクラック、ミッションも駄目みたいです。エンジン、ミッションは保証期間が過ぎていますので、全て自費修理になります。エンジンの価格は値上がりしていて、見積もりを取ったのにその後直ぐに値上がりしたみたいで、コンプリートで$10000を越えているみたいです。壊れたエンジンの修理についてはシリンダーブロックのクラックを埋めて、再ボーリングする方法もあります。しかし一度クラックの入ったブロックは鋳物の構造が悪いので、またクラックが入る可能性があります。ブロックの交換ですが、これには時間が掛かるし価格は$6000します。この他にオーバーサイズピストン、アンダーサイズメタル、ガスケット等のパーツ代が掛かり、更にオーバーホール工賃も掛かります。従ってコンプリートエンジンのほうがトータルで考えるとお得です。
交換するエンジンは03モデルで、以前交換した時はエンジンコントロール用のコンピュータ交換はありませんでしたけど、今回は書き換えをするようです。一体何の目的で書き換えるのかは解りませんが、そのために一度コンピュータ本体を送らなければなりません。
ミッションは、GMのミッションにありがちな3.4速の空転ではなく、シフトショックが大きくなってしまうトラブルです。これに関しては、構造を色々考えて、バルブか、ミッション内の配管の詰まりが考えられますが、故障原因は今の所不明です。症状を簡単に書くと下手糞な奴がMTを運転しているぐらいATなのに変速が下手糞で、変速のタイミングも悪いようです。これも、国内で修理する価格に少しのエクストラチャージで新品が手に入るし、国内でもGM用ATの修理は信頼性が低く、やり直しをしている話を沢山聞くのでこれも確実ではない事も事実です。また、アメリカからリビルト品を輸入してもコアが一体どの程度使われていたかは解りませんので、クリティカルな物を輸入するより価格差を考えるとお得です。
話は「柏組」に戻しますが、土曜日の朝6時から起こされて、先ず電動ファンの取付から始まり、色々な物の取付、フロントガラスの交換、そして最後の噴射ポンプの調整が終わった時は夜中の2時でした。「柏組」で色々相談して立てた作戦にスッカリはまってしまいました。次回からは気を付けます。翌日の日曜日は殆ど使い物にならず、体調も悪くなったので早く帰って寝ました。これからの作業時間は1日限度は15時間にします。

2003.3.18.    石飛 毅氏

友野さんのHUMMERは電装品が沢山で、長期間置いておくとバッテリーが上がり気味で、長期間乗らない時用にキルスイッチを取り付けました。
スイッチはプラス側の間に大電流が流せるスイッチを噛ませるだけですが、大電流に耐えるケーブルで無いと危険です。今回はHUMMERのバッテリー同士を結線しているケーブルを車体とキルスイッチに繋ぎ、オリジナルのケーブルをスイッチに取り付けました。これであれば、直ぐにオリジナルに戻せます。又、端子の圧着もしなくて済むので安心です。写真は、先日報告したパワーウインドウロックスイッチと電動ファンの写真です。
 

2003.3.16.    石飛 毅氏

毎年恒例のとしまえんイベントに行って来ました。
今年は松原さん所有ORA572工藤さん所有94年式WAGONそしてHUMMERと親戚の松原さん所有のランボルギーニLM002を展示しました。今までこのイベントでHUMMERは当クラブでしたが今回は、HUMMER JAPANのストレッチリムジンも展示されました。このストレッチリムジンはアリゾナで作られて日本に来たものです。全長は8メートルですからホィールベースも間違いなく6メートルを超えています。以前岩井社長とは面識がありましたので、快くじっくり見させていただきました。内装はこのHUMMERの利用目的に合わせてゴージャスに施されています。シートはしっかりした革張りで以前ホームカミングで見たものより豪華で尚且つ仕上げは良かったです。外装はHUMMERの場合は平面なので多少のうねりは仕方が無いのですがこの辺はアメリカらしい仕上げです。岩井社長は今後このHUMMERで色々なイベントや宣伝媒体として貸し出すそうなので、ご興味のある方は HUMMER JAPANまでどうぞ。(撮影 CCV編集長の石川編集長)
夕方は雨が降り出してしまいましたがいつも楽しいイベントです。
572HUMMERをガレージに持ち帰り、少し作業しました。先ずは自分のHUMMERですが、以前友野さんがHUMMERに付けていた時計と同じ物を名古屋の友人から頂けたのでスプリットウインドウのピラーに早々取り付けました。航空機用のメーターみたいで気に入っています。CCVの石川編集長は執筆業なのですが、当方のガレージから5分位のところにヤードをお持ちです。ココは不思議な所で時々ディスカバリーを解体しています。解体された部品は整理されて品質の低い壊れ易い英国車オーナーに的価で配布しています。今までに20台程解体されていますので驚くほど手際が良く何度か立ち会いましたがビックリします。
最近その解体の現場に立ち会った時にふと見るとディスカバリーにHUMMERで使えそうなパーツがあったので分けてもらいました。一つは電動ファンで、メインのファンのほかにエアコン装着のディスカバリーには電動ファンが付いています。元々の設計が悪いらしく、たかがクーラーを付けたぐらいで電動ファンを追加しなければならない量産車があるなんて驚きです。
当方のHUMMERはボディリフトのせいでエンジンルームの換気が良くなり過ぎ、暖かい日はエンジンルーム内の温度が上がるのでファンのカップリングが水温の上昇と供にロックされ、水温がいい所で制御されます。ところが気温の低い日は、水温は上がってもファンの周りが冷えているのでロックせずにヒート気味になります。そこで何時かは電動ファンを付けようと思って適当な物を探していました。そんな折何となく大きさがいい感じの電動ファンにめぐり合えました。持ち帰り外してある友野さんのラジエターに当てた所ピッタリ。これに固定用のステーを付ければ格安で上がります。防水のコネクターも石川編集長が外してくれたのでバッチリです。石川編集長の話では未だ幾つかあると言ってましたので、分けてもらうように話しておきました。早い者勝ちです。この他に、パワーウインドウの集中スイッチも同じ物でした。しかし、HUMMERの照明付きの物と異なり表面印刷の物なので少し質は落ちます。ところがウインドウロックのスイッチはディスカバリーの物の方が良い物でした。これも頂き交換しました。この部品も恐らくまだあると思いますので欲しい人は予約してください。頼んでおきます。
http://www.ictv.ne.jp/~ccv/index.htm ココの老朽車安置所 SAMY で怪しい場所を紹介しています。HPの内容はかなり怪しく一般の方には馴染めないと思いますが、段々染まっていきますのでご注意してください。

2003.3.11.    石飛 毅氏

仕事が忙しくて、やっと晩御飯食べ終わったら今夜中の1時30分です。
HUMMER用の新しいサイズの GOODYEAR MTRタイヤがまた出ました。このタイヤは40X13.5X17で、ロードレンジはCです。HUMMER純正の37X12.5X17のロードレンジはEですから耐荷重は3195LD(@35psi)と4080LB(@65psi)ですから耐荷重は低いのですが純正タイヤの耐荷重は空気圧が65では走りませんから耐荷重はもっと低いので同等と考えてもいいと思います。今までの大き目のサイズは幅が15.5が殆どでしたが幅は13.5なので細身の大径タイヤが発売されたという事になります。アメリカで盛んなロッククローリングチャンピオンシップはGOODYEARがメインスポンサーなのですが競技が段々エスカレートして難所をクリアーするには大径タイヤが必須で、スポンサを受けている選手からのリクエストが多かった事が発売された要因の一つだと思います。しかしHUMMERに取り付けるにはボディリフトをしないと当たりそうです。その代わりハンドルを切ったときは従来の大きなタイヤのようにあたる事は無いでしょう。もう一つの問題はホィール径が17インチな事です。HUMMERのリプレース用に16.5が発売されるとの噂は昨年の夏に聞きましたが未だですね。このタイヤを友野さんはもう手配しているそうです。はやっ!

Tire Size

Load
Range

Service
Description
Sidewall Approved
Rim Width
Section
Width
Measured
Rim Width
O.D. Max.Load
30X9.50R15LT C 96Q OWL 6.5- 8.5 9.4 7.5 29.7 1,985 @ 50
31X10.50R15LT C 100Q OWL 7.0- 9.0 10.5 8.5 30.7 2,270 @ 50
32X11.50R15 C 104Q OWL 8.0- 10.0 11.4 9 31.5 2,535 @ 50
33X12.50R15LT C 108Q OWL 8.5- 11.0 12.5 10 32.7 2,205 @ 35
35X12.50R15LT C 113Q OWL 8.5- 11.0 12.5 10 34.7 2,535 @ 35
37X12.50-15LT C BSL 8.5- 11.0 12.5 10 36.7 2,910 @ 35
37X12.50R17LT E 129P BSL 8.5- 11.0 12.5 10 36.7 4,080 @ 65
40X13.50R17LT C 121P BSL 8.5- 11.0 13.5 11 39.8 3,195 @ 35
LT225/75R16 D 110P OWL 6.0- 7.0 8.7 6 29.5 2,335 @ 65

2003.3.10.    石飛 毅氏

松原さんが土曜日に凄いのでやって来ました。
今度はブガティです。生産台数は130台程度だそうですが、個々の部品の作りはしっかり作られていました。当時の販売価格を考えると「型代」なんか微々たる物なんでしょうが、マスプロに無い面白さはあります。排気量は3.5LでV12気筒それに4個のターボが付いています。エンジンブロックは細くて長い独特な形状で美しい物です。
このブガティは来週の土日(一般公開は日曜日だけです)に毎年恒例のCGクラブ主催のイベントで展示されます。このイベントには毎年当クラブもCCV誌石川編集長から依頼されて毎年協力しています。この他にもPSガレージから572HUMMER、ランボルギニーLM002(皆にチータと言われています)を展示します。
本日は朝ガレージに行くともう既に工藤さんがいらしてました。どうやらウインチを外したい様で、アルバイトの2人と本当は友野号の内装をバラバラする予定でしたが、まだパーツが来ないので、作業予定を変更してウインチの取り外しをしました。ウインチはフレームを延長してL型のプレートに固定されていてサスペンションのロアーアームと共締めでトラス構造のステーで固定してあります。見た目は非常に簡単なようですが、ちょいと手順を間違えると大変な事になります。今回は片方だけどじを踏んでコイルまで外す大事になりました。


 

2003.3.9.    石飛 毅氏

先日、友野さんからリンチHUMMERに502エンジンの中古HUMMERが出ていると教えて頂きました。

http://www.lynchhummer.com/invpages2/h590b.html
'97 Hummer 502 4-pass Open Top 17,xxx mi. Off-Road America 502 CID Gas Engine, Deluxe interior, CD, Central tire inflation, Cruise, A/C, Driveline protection, Brush guard, Trailer towing package, '01 style Power mirrors, Power windows, keyless entry, Rocker panel protection, Heated windshield, A/C upgraded to '98 version. White. $53,900 . H590B

エンジンコンバージョンはHUMMERのブランドがGMに移った時に廃業してしまったORA(オフロードアメリカ)で行ったHUMMERです。97年式という事から足回りまでやってあれば当時改造には10万ドル程掛かっていると思われます。以前はエンジンが壊れるとホイホイ(それなりに大変でしたけど)GMになってから3年経つともうエンジンが壊れても供給はして貰えないようなのです。修理済みのエンジンが載っていれば良いのですが、未だ壊れていない場合は瑕疵リスクになります。
年式だけで判断すると相場より少し高いけどGASエンジンに交換してあれば将来の展望は明るいでしょう。それもノーマルの350TBIエンジンよりもパワフルな502エンジンですからパワーには問題ありません。燃費は乗り方にもよりますが、時々350GASエンジンは2km/Lしか走らない事もあると聞いていますので、松原さんの572と比較してもでもさほど変わらないので、それ以上悪くはならないと思います。恐らく350は低速のパワーが無いのでアクセルの踏み込みが多くて燃費が落ちるのでしょうか?大井先生のHUMMERはチョコっといじっているので当方が乗ったときパワーと燃費に関してはそれほど絶望的ではありませんでしたが、オリジナル状態では速度が乗るまでは辛いようです。確かにアメリカでも殆どGASエンジンのHUMMERは502等のコンバージョン車で一台も350エンジンのHUMMERは見ませんでした。
エアコンもレトロフィットコンバージョン済み、ミラーも高価なものと交換していますので、お金を掛けているようです。走行距離が少ないのは、他に乗る車があるからか、壊れてばかりで修理期間が長かったのかのどちらかが考えられます。それともH2に乗り換えたのかなぁ?リンチでは02年の売れ残りも格安ですから、5年落ちの97年としては確かに高いのですが以上の点から当方が思うに価格的にはかなりお得なHUMMERでしょう。こう書くとGAS-HUMMERのオーナーは悔しい思いでしょうが、GASエンジンの方がDIESELに比較して馬力アップは日常的です。但し国内では中々HUMMERは一般的ではありませんが、基本はGMの350エンジンですから国内でもいじれる所は沢山あります。ただ、いい加減な工場も多々あるので依頼先を選択する難易度が高いのがネックです。単純にROM交換した場合は単純にGASを濃くしているだけなのでそれなりです。体感できるチューンで作業が楽で確実なのはZZ4やZZ5などのGMファクトリーチューンのエンジンとそれにあったROMに交換する事だと思います。
国内でエンジンをいじる場合はエンジンを下ろして、ばらしてボーリング屋に出してシリンダーをボアアップしてクロスハッチを入れ、カム、ピストン、コンロッド、などの市販されているチューンキットに入れ替えて組み立てて・・・とやっていると工賃だけでかなりの出費になります。あまり凄いチューンをしてもHUMMERの場合は燃料供給はTBIしか使えないのでZZ4エンジンを買ったほうが早いです。なんと言っても補記類、配線、コンピュータはそのまま使えますからお得です。ZZ4の価格はネットで調べれば簡単に調べる事が出来ます。積み替えの工賃は今使っていエンジンをいじった時も同じなので差が無いです。先生の希望されているコルベットのエンジンとの積み替えはインテークマニホールドの取り付け穴が同じであれば可能ですが、その辺は未だ調べていません。DIESELエンジンのチューンも今までハイパフォマンスコンピュータ、インタークーラー、ハイフローマフラーとやりました。どれも当方のような素人が出来るレベルのことでしたが違いを体感する事がが出来ました。ところが先日紹介した1000馬力DIESELが紹介されると興味が湧きます。欲しいわけではありませんが一体どんな事をしているのか知りたいです。ロッドホールのエンジンもチラッと見せてくれましたが、ワンオフパーツの塊で、訳が解らないのですが見た目が凄そうでした。

2003.3.7.    石飛 毅氏

最近不況真っ只中の日本では大型アミューズメントの閉鎖が続き、TDLの一人勝ちの様相です。
そうは言っても庶民は娯楽を求めているはずで、東京近郊には高級銭湯が流行っています。そんな庶民の気持ちをつかむ一台のHUMMERを友野さんが探しましたので紹介します。このHUMMERは4drHTの荷台にジャグジーを載せています。おそらく排気熱利用でしょう。2-3人入れる風呂桶で8個の穴から循環式で泡も出るみたいです。このHUMMERはこの大量のお湯を運ぶためにエンジンは6.5LTURBOをHUMMER RACINGという所で7.3Lに排気量を上げてチューンして1000馬力にしています。室内には8台のプラズマテレビが付いていてDVDも見れるしPS2も付いていますので娯楽には事欠きません。ガラスはすべて防弾ガラスなので、ピストルで撃たれてもOKですが、入浴中は吹き矢でも遣られちゃいます。エンブレムはすべて24金ですがまさかノーマルみたいに両面テープだとしたら落としそうです。オバーフエンダーはオーストラリア人が作ったそうで、ホィールアルミベースのチタン製と書いてありますがどういう意味だか解りません。
このHUMMER4年と46万ドルかけて作ったもので30万ドルで売りに出ています。ご希望の方は入札しては如何ですか?
                         URL はここです。

 

2003.3.2.    石飛 毅氏

週末ここの所恒例の出張で今度は岡山に行って来ました。
大分に続き今度は岡山でトラブルですが、原因は本当につまらない事で、運が無いとしか言い様がありません。大分のお客さんもやっと信頼関係を取りもどし、これからという時にご担当が転勤。本当についていない、製品なので本当に悩んでいます。もう残る手は「お払い」しか残っていないとしか考えられないので、「お払い」といえば友野さんという事になって、来週会社に来て頂き「お払い」をする事になりました。これで、一件落着。
今回の岡山出張も急でしたので友野さんと浅井さんが今日ガレージに来る予定でしたが、少し時間を遅らせて羽田で待ち合わせをしました。ところが本日は朝から羽田の管制塔でコンピュータのダウンがありタイムスケジュールが大幅に遅れて3時間も岡山で足止めを食らい、両名も羽田でズーッと待っていてくれました。その後、そのままガレージに向かい到着後に友野さんは歯ブラシとクリーナーを片手にHUMMERのエンジンルームの清掃を開始。当方と浅井さんも手伝い、10年分の汚れを落としました。
友野さんも久々にHUMMERとご対面でしたが、先日プーリーにあたるためアルバイト2号が加工したファンをみて仕上がりに喜んでいました。今回のベルトをVからサーペンタイトベルトに変更するにあたり、ACコンプレッサーを交換したのですが、これは134a用で、93年のもともとのシステムと適合しない事が解り検討の結果95年 NA DIESEL用のレトロフィットキットと交換する事にしました。93年用のレトロフィットキットは取り付けにはかなり無理があるのですが、アメリカ本国に事例があるのでこれを参考しにして無理やり取り付ける事にしました。
また、93年式のHTにはロールバーが入っていません。これもどうにか!というリクエストも入り、更にオートドアロック・・・・友野さんの挑戦は終わりがありません。今日は1日待つ事の多い日で、ガレージを引き上げ近所のビックリドンキーに晩飯を取りに行きましたが、そこでまた延々と待たされる事になりました。今日は1日浅井さんがボルボの修理期間に代車として借りている乗用車で移動しておりましたが、レストランの駐車場に入り鍵を鍵穴にさして回した所シリンダーは回らずに鍵がぽっきり折れてしまいました。早速インターネットで出張鍵修理屋を探したところ、あいにくの天気なのでこれないとの返事。先日「友野号ガス欠事件」でもめたので、あまり気乗りしなかったのですがJAFに電話して業者を紹介してもらいました。カギ屋に事情を話たところ、来るまでに1時間から1時間半かかるといわれましたが、どうにもならないので、待つ事にしました。
クルマのカギは案外チャチでカギが無くても鍵穴を覗いて合鍵を作る事はさほど面倒ではありません。しかし今回は深夜、大雨、土曜日と悪条件が重なりましたので料金は3万円と言われました。先方は合鍵を出張で作成するので、かなり慎重にこちらの事を根掘り葉掘り聞きます。例えば、料金は現金。携帯の電話番号以外にも自宅の電話番号を聞いたりします。よくよく考えると車両の名義人と依頼者が異なる場合は、盗難の恐れも充分考えられるからと想像出来ます。
結局1時間以上待たされて誰が見ても直ぐ解るカギ屋の車が来たのですが、技術者は女性の方で、ボディガード付でした。鍵穴を2分位覗いてメモを取り車に戻って数分でカギは出来上がり、一発でエンジン始動できました。その技術は確かなもので、少々驚きましたが、もっと驚いたのは、ボディガードの首から下がっていた6個の携帯電話でした。何であんなにた沢山の携帯が必要なのか理解に苦しみましたが未だ結論は出ていません。結局鍵穴に残ったカギの先っぽも取ってくれてスペアも造ってくれました。作業が全て終った後には、免許を確認して「作業は完璧でした」という書類に署名とサインをさせられました。カギというセキュリティの基本を複製する事による悪用波及効果を食い止めるための書類のようでした。
ガレージに水洗トイレ作成が始まった事は以前報告しましたが、少しずつ材料が集まり、作業も少しづつ進んでいます。出来るだけお金を掛けないで、余剰品や拾ってきた物を有効に利用しています。広さは、車椅子で使う事もあるので長手方向1800、幅900と広めにして、悪臭を外に出すためにトイレにしては大きめの換気扇を付け、爆音にも耐えるように、ガラスウール断熱材を豊富に壁に押し込んでいます。電球もパルックで明るくし、ウォシュレット用のコンセントも取り付け、スイッチもおしゃれな物しました。ココまで完璧なのですが、ドアが透明ガラス張りなのがすこしだけ気になっています。

 

 2003年2月