HUMMER ESSAY 2003年8月
     
石飛毅氏、友野京氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

  2003年7月  

2003.8.30.    石飛 毅氏

サハリン帰国後、事後処理や、直ぐにアメリカ出張があるので、それの準備、家族サービス、めまぐるしく日々がなくなってきます。
先週末は河野さんのAC修理。コンプレッサーは確かにお亡くなりになっていましたが、ガス、オイル収入後マニホールドを外すとなんと低圧側のバルブがNGでした。ホースを外したとたんにエライ勢いで噴出しビックリしました。バルブを交換して事なきを得ましたが、こんな部品1つでもACが効かなくなりますので点検してください。当方のHUMMERもガスがスローリークしています。ガスを400g入れたら冷え冷えになり、今年はこれで乗り切れそうです。恐らくコンプレッサーなんだと思います。
アメリカはフリーになるのは1日だけで、それも午後だけなので一体何ができるか解りませんけど色々調査してきます。仕事が忙しくなかったら休暇をつけちゃうんですけど、速く帰ってきます。

2003.8.19.    石飛 毅氏

サハリンから帰ってきました。報告は後日改めて行ないます。
ETCセットアップですが、サハリンに行く直前に行ないました。やったのはオートテック保谷店で書類を持っていそいそ行ったら、先日管理番号がどうのこうのと言われたのですけど、それはETC本体の裏側に書いてありました。イエローハット減点です。申込書を書いてパソコンで大元のサーバーにアクセスして、ETCカードと同じ物にデーターを書き込み、それを本体に入れて電源を入れるとセットアップ完了です。実に簡単でした。
用途変更は難易度がどんどん増しています。行く度に色々改善項目が増えています。情報によると、取り締まりはナンバー読み取り装置も準備されているそうで、東京都も気合いが入って居ます。それが一体何処に着くのかは未確認ですが、規制のターゲットはトラックが中心なので中央卸市場が怪しいと言う話しも聞こえます。

2003.8.9.    石飛 毅氏

当クラブに新しいメンバーが入りましたそれも女性です。
年齢は28歳でとても綺麗な方です。この方はHUMMERがとても大好きでHPはモチロン、そーっとミーティングにもこられた事があります。当クラブはOWNERSクラブですから当然オーナーでなくてはなりません。この方もモチロンご自分の名義なので入会を承諾しました。アメリカでは女性のオーナーは決して珍しくは無くて、HUMMER CLUBの役員にもH1、H2供にまっ黄色の2台お持ちの方も居ます。我々がホームカミングに行った時にオフロードコースで乗せてもらった方も女性でした。それもフロリダから単独で数千キロ自走ですから感心します。今回入会された女性もぜひ本国のオーナーに負けない様に頑張って欲しいです。それと彼女のお母さんもHUMMERが気に入っている様でHPを時々ご覧になって居るそうです。彼女の容姿からキットお母さんも素敵な方だと思います。お若くて美しいメンバーが入って、当方は鼻の下を長くして自分で踏みそうです。ただ1つ残念なのは既婚で、それも浅井サンの奥さんだということです。皆さんよろしくお願いします。
当方のナンバー変更に伴いETCが使えなくなりました。ココの所料金所を煩わしさから開放されていたので、一々止まって助手席の窓を開けてベルトを外して身を乗り出しながらの支払いはヤッパリ面倒です。早くセットアップを行いたいと思いイエローハットに行ってきました。セットアップは3000円でセットアップ可能な販売店であればどこでも出来ます。セットアップの時間は10分程で直ぐに出来るそうです。必要な物は車検証とETCの車載器の管理番号が必要です。当方はそんなことを知らなかったのでこの日はセットアップできませんでした。ちなみにセットアップは夜8時に登録先のホストコンピューターが止まるので少なくとも7時30分位までに行かないといけません。土日はやっているかどうかは聞くのを忘れました。イエローハットの場合はその店舗で買った場合は車載器の管理番号を調べる事が出来るそうです。明日時間があったら行って見ます。

2003.8.8.    石飛 毅氏

今日は面白い事がありました。
昼間に知り合いの中古屋サンから連絡があり、その中古屋の知り合いの中古屋Bサンの所で、HUMMERのミラーを欲しがっているので譲って欲しいと連絡がありました。牧野さんが持っているので連絡を取った所、持ってきてくださったので、そのままして欲しがっている中古屋サンに配達しました。中古屋サンは以前松原さんが借りていた倉庫の傍で、工藤さんが以前メガクルーザーを売っていたと報告してくれた中古屋サンでした。ミラーを渡し一体どんなHUMMERに付けるのか聞いた所、奥のほうに一目で「あのHUMMERだ!」と解る有名なHUMMERでした。つい最近その中古屋サンの友達のお父さんが欲しくて欲しくて購入された物でした。ちなみにオーナーは元メガクルーザーオーナーで松原さんの借りていた倉庫の隣りの方でした。以前借りていた時こんな近くにHUMMERとメガクルーザーが隣り合わせで置いてある所なんかネーだろーなと思っていました。この方には当方はお会いした事が無いのですが、佐藤先生が出入している時にHUMMERを見学しに気た事があったそうです。この時にHUMMERをキット気に入ったと勝手に当方は思っています。さてこのHUMMERですが、GASエンジンで元オープンです。オーディオはスンゲーいのが付いていてビックリでした。暗くてつぶさには観察できませんでしたが、結構大切に使われていたようです。一番気に成るのは2オーナー前の方がデブなのでコイルバネのへたりがあるかどうかぐらいでした。近所に仲間が増える事は嬉しいですね。

2003.8.7.    石飛 毅氏

流入規制に関して東京都の担当者に確認を取りました。
先ず、流入規制対象車である連絡が来た事を報告すると、連絡の選択ミスで発送されたので申し訳ないと詫びが入りました。この連絡はどのようなオーナーに送付したのか聞いた所、8ナンバーの初年度登録から7年以上経過していて、今年または来年規制対象になる所有者に送っているそうです。先方からは一応型式不明の8ナンバー(キャンパー)のHUMMERはベースが乗用か貨物か判断に迷うので除外車両です、と口頭で言われました。回答が口頭なので不安に思い何か物証で欲しいと思い根拠を聞いた所、条例の補足の部分の解釈の結果だそうです。この部分は米国のEPA規制に適合している事、数が少ない事を念頭において条例変更は難しいため、補足で対応したそうです。それでは該当等で違反と判断される恐れがあるのでは?と聞いた所通達はちゃんとしているから大丈夫です、と断言はしてくれました。
ココで問題なのはWAGONはいいのですが、4DrHTの場合は貨物と判断されちゃいそうなので不安です。登録が1ナンバーのHUMMERは?と聞いた所、純然たる貨物なのでこれは規制対象になります。そこで当方の頭の中は色々予想や計算して、当方の結論はびくびくしながら乗るのが嫌な事、維持費は上がる事、車検がまだ1年残っている事、任意保険の更新が面倒になったこと、自分から手放すのは仕方が無いけど、他人に自分の趣味にケチを付けられるのは面白くない、などのメリット、デメリットを天秤にかけて用途変更を行なう事に決めました。何でも自分でやるのがモットーでしたが、所詮叩けばほこりの出るHUMMERですから、この件は法令に詳しく経験を沢山積んでいるプロにお任せした方が手っ取り早いので業者さんに依頼しました。この方、聞く所に依ると以前はHUMMERの用途変更はさほど難しくなく行なえたけど、最近は陸運局から改善項目のリクエストが多くなり段々大変になっていると言われました。この方は、以前アルバイトの博君が住んでいたFORDのトラックも3ナンバーにした凄い実績があるので、そんな彼から早くした方がいいといわれると本当にびびります。特に当方のHUMMERはエンジン交換の申請もすっかり忘れていたので、これの変更もしなければなりません。そんなこんなでサハリンまであと3日という忙しい中、本日陸運局に行って貰いました。
先ず、検査員が6人も出て来て30分近くじっくり検査されハラハラしてたら、検査員が来てエンジン打刻番号が無いといわれ、用途変更ばかり気に取られて、すっかりエンジン変更を言い忘れてしまったので、小さい声で「エンジンは交換しています」と答えたそうです。エンジン変更はエンジンの排気量が以前の物と同じものであれば案外簡単でエンジンの型式で排気量が特定できれば良いだけです。ところが、今回はその証明の準備が無く、何か特定できる物が無いかと当方にも連絡があり、必死にマニュアルとかインターネットでエンジンに鋳込まれいる番号と排気量との関連を調べたのですが、中々見つからず、苦肉の策でエンジン交換の様子はHPにあると連絡したら、検査員が当HPを検索して読んでくれて、その結果積み替えの件はOKに成ったそうです。(ちなみに検査員も当HPを感心してみていたそうです。) 結局そちらに気が取られてかあっさり用途変更は終了して、無事3ナンバーが付きました。これでズーッと安心して乗ることが出来ます。
結論
 現時点では8ナンバーキャンピングは流入規制対象外と判断できます。ただ、グレーゾーンであることも歪めませんので白黒ハッキリさせたい方には用途変更がお勧めです。業者の話では、10月からの2.5t超え車両にガスレポートが、3.5t超えにはブレーキテスト(証明)が必要になる変更と、一緒に厳しくなる可能性はあると言ってました。しかし突然通達が回って全くダメになることもあるそうです。これの例としては(聞いた話ですから真偽は解りません)以前は三菱Jeepの乗用登録が出来たそうですが、4月頃突然出来なくなったそうです。これは以前にも書いた通り、検査は一台一台づつ行なう物で、あれと同じという事では検査は通らないからです。それぞれ基準に合うように改善して検査を受けていす。それを、表面だけ見てあそこの地域で検査を通っているからココでも通せとJeepでやってしまったため、それならJeepは皆ダメとなってしまったらしいです。この件は、ダメな理由をハッキリさせて最近また乗用登録出来るようになるそうです。こうして業者の方も実際努力しています。素人が出来ない事を努力して考えて、その結果に対してギャラがが取れることですから、ココでは当方が考えたり行なったノウハウではないので、業者の方の手口?を書くことは泥棒ですから、失礼なので書きません。その代わり当クラブのメンバーには特価で対応してくれていますので、何時まで可能かは未定で、出来なくても文句を言わない方は連絡ください。

2003.8.5.    石飛 毅氏

河野さんの会社のスーパー従業員門間さんが凄いのでやって来ました。
クレーン付きのセーフティーローダーです。コレに河野さんのHUMMERを乗せてやって来ました。このローダーの凄いのはクレーンの他にはHUMMERが積める事、AT車である事です。更にナンバーはグリーンナンバーです。これでメンバーに何かがあったらどうにかできる手段の一つが増えました。本当に心強いです。
日曜日に家に帰ると東京都からお手紙が来ています。切手の所には(数年前から此処にメッセージや広告を入れてもよくなった。情報先は郵政評論家CCV石川編集長)料金別納「ディーゼル車規制にご協力をお願いします。」と書いてありました。これって本来当方の所には来ないはずの物です。内容は東京都主税局の「ディーゼル車重課課税」のお知らせと、「自動車NOx・PM法に係る自動車取得税率の軽減について」。もう一つは環境局からの走行規制が始まり、減少装置の補助金についてと、規制の概要です。これらは印刷物ですが、最後の一枚は東京都の名前で自分のHUMMERの初年度登録日と規制開始日と重課課税の開始年度がコピーで入っています。
今まで数年間にわたり東京との環境局と何度も話をして資料も揃えて調査もして、自腹でアメリカのDIESEL規制の内容を英文和訳してもらい、説明し、今年の4月1日に環境局から連絡があり、「米国EPA規制に沿ったHUMMERは規制の対象外とします」(本当はもう少し色々あります)と受け、その後具体的な事は決まり次第連絡すると言われていました。このとき自動車輸入組合はヨーロッパのユーロ規制に適合している車両を規制から外すように働きかけを行って居て、結局ユーロ規制については自動車輸入組合、EPAについては当方が働きかけを行って最後は出来るだけ声が大きい方が良いし、メーカーからのデーターも必要な可能性があってHUMMER JAPANの協力も取り付けて今回の規制対象外を勝ち取りました。ですからこの手紙が来るのはおかしい事です。
何れにしろ、今回の規制はどうにか対象外になりましたが、今後19年規制も噂されていてどうにか少しでも有利な用途変更を行うつもりで居ましたが、オーシャンブルーからここのところHUMMERに対して分が悪いようです。その1週間前の笹本さんのHUMMERの時は全く何事もなかったのですが、此処の所上手くいきません。先週は工藤さんのHUMMERもかなり難色を示されたようで、改善項目が多数出されていました。今回の当方のHUMMERも大苦戦中で用途変更は出来ない可能性が高いです。最後に残った自分のが変更できないのは結構辛いです。あした東京都に電話してみます。それと書類になっているものを出来るだけ早急に入手します。当方のHUMMERが走れなくなったら友野号の完成は僻みから永久にないでしょう。(嘘)
HUMMERがあと数十日で乗れなくなるかもしれないのにバイクでサハリンにツーリングに行きます。メンバーは笹本さん、松原さん、浜本さん、笹本さんの会社のスタッフがバイクで行き、ランドマップと古本さんそしてCCVの編集部の須永さんがランクルで併走します。バイクは白石さんが北海道の稚内まで自前のトラックで運んでくれます。そこで当方に大きな問題が発生しました。元々当方のバイクは30分のレースを4セット走ったらメンテナンスをやって、3レースでエンジンをOHしなければ成らないバイクです。従って全てのメンテナンスはショートレンジを想定しています。スーパークロスでも殆どストックで使われているそうです。具体的にクラッチはアルミプレート、タイヤはやわやわ、ラジエターはリザーブタンクなし、プラグも消耗します。当然ブレーキも消しゴム。その代わり250ccで59馬力でもクロスミッションのおかげで最高速はせいぜい100km。これでは全くツーリングには向きません。
そこで、この手のバイクに詳しい方を探すために友人関係を探った所、HONNDAに勤務されて居る方が来てくださり色々指導してくれました。ところがその方もBBS仲間も当方バイクでサハリンを走る事は異常と取られているようです。そこで、モット情報が欲しいのとタイヤを交換するために、川島町のモトロマンと言う所に行ってきました。このお店IAライダーがウヨウヨ出入りしているショップで、売っているバイクは全てCRとCRFのみでリム組みされたタイヤが山のように置かれています。こういう時って本当にHUMMERは便利で、つかみはバッチリでした。本当は無視されてもいいはずのおバカな客の要望にこたえようと熱心に聴いてくれました。でもサハリンに行くといったら、「CRはレーサーですよ。バイクは形が同じでも市販の物とは別物です。」と言い切られました。しかし国際ナンバーを取ったり、ロシアにも連絡している今となってはバイクの交換は不可能なのでどうにかしてくれと言う当方のわがままを聞いてくれ、商品提供だけではなく色々なノウハウを教えてくれました。
タイヤのスペアーチューブはHDなもの、ギヤー比も交換して現地にクラッチを2セット、ブレーキパットも2セット、エアークリーナも2セット、タイヤも1セット、ワイヤーも1セット、レバーも1セット持って行く事にしました。国際ナンバーも付けて、Jマークも張ったら即いたずらされました。殆どのネジにはネジロックとワイヤーリングをして完璧な状態です。2stオイルもコレなら絶対に焼きつかないと言うカストロールのA747(何時も3800円なのにモトロマンは2800円専門店=高いと言うのは此処では通じない)にしました。帰りがけに駐車場を見るとランチャデルタが停まっていました。古本のと同じ車です。後から聞いたら対応してくれた店長の愛機だそうです。
皆が無事かえってくる事をお祈りしててください。もう次回が決まっています。次は台湾だそうです。

 

 2003年7月