2003年12月  HUMMER ESSAY 2004年1月          

2004.1.26.    石飛 毅氏

此処の所ガレージばかりで、少し気晴らしを兼ねて博君とドライブに出かけました。
勿論ただ単にドライブをする訳ではなく、松原さんが譲り受けたHUMMERのオマケのスタッドレスが鹿島に置いてあるのと、那須PSガレージに展示してあるXR311のタイヤ2セットとランボルギーニLM002のタイヤもついでに(こちらの方が本数は多い)運ぶためです。時間的には余裕を持って出たので明るいうちに那須に到着予定でしたが、考えが甘かったようです。原因は此処の所カーナビに慣れて居たのと、同じ道を戻るのもつまらないので鹿島から高速を使わないで横移動して那須に向かう事にしました。関越で練馬まで行き外環に乗ってから車の中に地図が無い事に気が付き、途中平井大橋で降りて、河野さんの会社に行き門間さんから地図を借りる事にしました。
門間さんの所に伺うと、門間さんがまたツナギを作ってくれていました。今回のツナギは紺色でオレンジ色のプリントがしてあります。サイズも当方、竹下君、ヒロシ君の3サイズそれぞれ合わせてくれたのでピッタリでした。(写真参照)素材も柔らかくて肌触りが良く伸縮性がいい物でした。話は戻って、江東区近辺は普段あまり行かない所なので門間さんの会社から、東関道に乗る道に迷ってしまい、地図を見ながらウロウロしましたが結局東関道に乗れずに予定外の京葉自動車道に乗りました。京葉道にはそのうち東関道に当たるので距離的にはロスは無いのですが、此処で30分のロス。不運は重るもので、その後の東関道との合流でも君津方面に行ってしうと言う行き過ぎのミスコースをしてしまい、一区間行った所で引き返しました。その後は順調に行き無事鹿島でタイヤを積み込みましたけど、此処から高速を引き返すか、下道を行くかは悩んだのですが地図もあるし、都内に入る東関道は時間的にも渋滞しているし、ヒロシが距離は半分だというので検討の結果下道を行く事にしました。
鹿島から大洗、水戸までは順調で久々の長距離の下道を堪能出来ましたが、先の道はどうも地図と実態が異なり狐に騙されたみたいに方向感覚を失って居ました。どうも地図が全国版であったことと、少し古かったのが原因でした。仕方なく、標識を頼りに走る事に決めて、地図は地名の確認のみに使いました。実はこうなる事は少し予想していたので3日ほど前にランドマップから携帯用のカーナビを借りてくるように言ってあったのですがヒロシは借りていませんでした。「あのシタミチ王の笠原さんだってナビを使っているんだから知らない田舎道には絶対必要だから借りて来いと言っただろ」と八つ当たりを込めてヒロシを怒鳴り飛ばした所、ヒロシがか細い声で、ランドマップが渋ったので借りられなかったと言うのを聞きいたら、なぜがランドマップのケチぶりに無性に腹が立って、仕返しを心に決めました。やっと黒磯で知っている道にたどり着いて気が緩み、なぜか、また迷ってしまいました。信じられないのですが、黒磯の町の中を30分ぐらいウロウロしてしまいました。その間ランドマップへの恨みは最高潮に達して「だからカーナビだったんだよ」と繰り返していました。那須PSガレージに着いた時は既に営業時間が終わっていたのですが、首を長くして待っててくれたマネージャーの大きな声で「お疲れ様でした!」と言われたらイライラは収まりました。
早速タイヤを降ろし、先週ペンディングにしてた572HUMMER空気漏れをチェックしたところ4本のうち3本が2ピースの合わせ目から景気良く空気が漏れていました。漏れていない1本は輸入したときに漏れていたので既に修理したものでしたから結局全部駄目だった事になります。更に漏れていないタイヤもカプラーが漏れていたのでこれは此処で交換しました。ホィールからの漏れは此処では修理できないので、持ってきたスタッドレスを572に着けて3本を持って帰ることにしました。
作業が終わり、マネージャーがコーヒーを入れてくれたので先週気になっていたカー用品をじっくり見させて頂きました。まず、置いてある商品は量販店ではあまり売られていない高級な物が厳選されて置かれていました。展示している車や、通の人が来ても唸る商品は此処には似合うでしょう。ワックス、ポリマー類は類似品の元になったブランド品ですから中々なものです。オイルも高級欧州車好みのモチュールが置いてあります、確か以前松原さんがサポートしていたバイクレースチームもモチュールを使っていたので、その絡みかと思ったのですが、その繋がりではなく、マネジャーのチョイスだそうです。
この中での注目は消火器です。当方は以前から消火器の車載を薦めていますが、売られている消火器は以前から売られている物ですが、量販店にはない外観のものが売られています。初期消火は大切ですから、次回のミーティングでぜひ皆さん購入してください。ブラケットが着いているので何処にでも付ける事が出来ます。作業が終わり、後は帰るだけでしたがこのまま帰ると真夜中になるし、積んだタイヤを当方のガレージに下ろして後日運ぶ手段が無いので、ランドマップに帰るまで待っているように電話して待たせておきました。(仕返し第一弾)明日は友野さんが来る予定なので、睡眠時間を出来るだけ取るためにガレージ到着後即就寝しました。
朝、例の友野さんの甲高い「オハヨー!!」の声に起こされたのですが、目覚めはすっきり。未だ6時(何時もガレージに来る時は6時)か?と思って時計を見ると10時!何時もより4時間も遅いので少し驚いて外に出ると、可愛いお客さんが一緒でした。未だ2歳ですが体が大きくしっかりお話も出来るし、何よりも我々が作業してても飽きずに結局ラストまで大人に付き合って、定番のラーメンを食べて帰りました。彼女は家のガレージが気に入ったみたいです。

2004.1.19.    石飛 毅氏

502は相変わらずサンドブラスターとの戦いです。
砂は大体一日で駄目になります。安い物なのと交換が楽なので、ドンドン交換しています。毎回金属ばかりブラストを掛けていますけど、いろいろな物に掛けるとどうなるか試したくなり、裏革の汚れた手袋をブラストした所、綺麗に成りました。ついでに笠原さんの作業用?の靴がバックスキンでかなり使い込んでいたので、ブラストを掛けてみましたすると、数分でとても綺麗に成りました。バックスキンは汚れると汚れを落とすのに苦労しますけど、ブラスターであれば本当に綺麗になります。
HUMMERの公式HPを見たところH2SUTと言う名前でH2のピックアップが出ていました。販売時期は04からと書いてありますけど価格は未定でした。HOME COMMING の時にはピックアップを見たのですが、その後ワゴンばかりで生産をしないのかと思っていましたけど、どうやらピックアップ大国のアメリカではある程度の販売量が見込めるのですかね。日本では恐らく売れないでしょうねぇ。此処のHPにあるクラブ一覧表に当クラブが掲載されていますけど先生のメールアドレスが古いままなので修正をした方が良いかと思います。

オークションにまたHUMMERを迷彩にしたHUMMVEEが出ています。写真の説明からの推測ですが、95年式のGASがベースのようです。以前出てたものより、部材はかなりHUMMVEEに近いので、恐らく大物板金部品は本物を使っている様です。驚いた事に屋根に銃座用のリングマウントも装備されているようです。恐らくマニアの方にはたまらない装備なんでしょうね。

先日、スカイオートの店長(HUMMER店のです)と電話でお話した所、今の所HUMMERの新規登録は出来ているそうです。これからどうなるかは判りませんけど、色々やって頑張っているんでしょうね。商売ですけど、輸入して登録できないリスクはオーナーに課されるわけでは無いので、それなりのリスクを背負っている訳ですから大変ですね。当方は一応前提として登録出来ないと言われていますので、もう個人の相談はご遠慮願います。欲しい人はスカイオートとかHUMMER JAPANへどうぞ。最近買われた方から立て続けに連絡が来ています。販売されてから10年、国内での正規販売が96年からですからその頃大量に販売した固体が1次オーナーから2次オーナーへバトンタッチされる頃みたいです。購入価格もマチマチで本当に相場と言う物が無い車です。売る側からすると難しいらしく驚くほど安い物から、エーッ!!と思うような物もあります。舞い上がらないで、良〜く見て愛車を選んでください。

2004.1.18.    石飛 毅氏

那須PSガレージに行ってきました。
バックヤード入り口に置いてある572HUMMERのエンジン不始動で(スターターが回らない)他の車両の移動が出来ないと週始めに連絡があり、週末に修理しに行く事にしました。しかし、昨日再度マネージャーがトライした所何事も無かったようにエンジンが掛かりました。この原因はあくまでも予想ですが、スターターのブラシの当たり不良かソレノイドの不調が考えられます。長期に置いてある車両はバッテリーの消耗は仕方が無く、排気量の大きいHUMMERの場合消耗したバッテリーで不十分な状態でスターターを回すとブラシのスパークでアークスポットが出来て接触不良になります。
DIESELで以前オルターネータの不良(励磁電流が流れていないための不良でした)で走行しエンジンを止めた後に弱いバッテリーでスターターを回してピニオンの飛込みが悪く「ギャー」(洒落ではありません)と言う音とともにピニオンギアーを舐めた事がありました。バッテリーが弱っている時はスターターを無理に回す事は禁物です。粘らないで素直に充電するかジャンプコードをして始動しましょう。
那須も少なくはなったとは言え道路には雪があり、地元の方はスタッドレスが必需品です。以前に買ってあったスタッドレスをグリーンのHUMMERにスタッドレスと交換しようとしましたが、一本だけエアが抜けてビードが落ちていました。具体的に言うとホィールの幅よりタイヤのビードの幅が狭くていくら空気を入れてもただ漏れになります。最初、如何にか成るかと思って虫を抜いて勢い良くエアを入れましたがウンともスンとも言わないので、重いタイヤを持ち上げて運ぶのも面倒でしたが、丁度来ていたメガクルザーの添田君に手伝わせてあげて、黒磯のタイヤやさんに持ち込みました。
タイヤのビードの片側にホィールを押し付け反対側の隙間にOリングの親分みたいな奴で塞いで空気を入れる準備をしていたので、さすがプロは違う・・・と一瞬思いましたが何度やってもビードが上がらず30分ぐらい粘りましたけどビードは上がりませんでした。一生懸命やっていただいて申し訳なかったのですが、トラックのタイヤ専門店を紹介してもらい仕切りなおしをする事にしました。
トラックのタイヤ屋さんに行くと、誰も居ませんでしたけど年配のおじさんが奥のコタツに入っているのを見つけて声を掛けて出てきてもらい、事情を話すと返って来た返事は「出来るかなぁ〜」と心細い返事を残してタイヤを転がしたまま事務所に入ってしまいました。これは駄目かなと思ったところ、直ぐにおじさんは見た事の無い道具をもって出てきました。道具の形状は高さ15cmぐらいのホースバンドの親分見たいな円筒で外側は金属、内側はゴム製でレバーで締め付けることが出来ます。ゴム部分にビードクリームを塗り、タイヤの片側をリムに押し付けてそのバンドを反対側にリムに巻いて、タイヤを押し付けてバンドを締め付けてタイヤに空気を入れると5〜6秒でタイヤが膨らみポンと言う音と共にバンドをすっ飛ばして、簡単にビードが上がりました。カメラを持っていかなかったので写真が取れませんでしたので当方の説明では判らないと思いますが、来週もこの「川上タイヤ」へ再度行きますので写真を取ってきます。見るとなる程!と思う物です。代金は1000円でした、専用工具はさすがです。
那須PSガレージも常に変化しています。前回のミーティングで特等席で展示販売されてたハンビーのミラー(Yahooオークションで売られている奴と同じ)が奥の寂しい所に展示されていました。前回資金不足だったので「次回購入をします」と、マネージャーに言っていたので、隠しておいてくれたのかもしれません。これは明日写真を載せます。
帰りは、前回のミーティングで8番シリンダーにクラックの入った平野さんのHUMMERを平野さんがご自分で修理を開始したとのことで陣中見舞いに寄りました。ボンネットは奥さんとお嬢さんに手伝ってもらった以外は全て自力だそうです。さすがにヘリコプターを作っている方なので、作業はバッチリでした。エンジンももう直ぐ到着しますがさすがに乗せ変えそのものは奥さんやお嬢さんでは、大変でしょうから交換の段取りが付いたらガレージシューズで手伝いに行く事になるでしょう。ちなみにエンジンクレーンも買っちゃったみたいです。平野さんには小型のハロン消火器も見せてもらいました。これはヘリコプターに搭載されている吹きかけても白くならない物です。車両火災は思わぬ事から簡単に発生します。白くならないのであれば小さい火の時にも躊躇無く使えるので便利そうです。
那須も、宇都宮も天気は悪くなかったのですが、埼玉に入ったら雪でした。東北高速も行きはアクセルを踏み気味だったので燃費は4,5L/kmと劣悪でしたが、帰りはのんびり80km/hで帰ったため6L/km弱と高(好)燃費でした。コンピュータをモデファイしているので、踏むと軽快ですが、燃費は駄目ですね。スイッチで簡単に切り替えられると状況に応じて選べて便利なんですけど、現状ではコネクターの抜き差しをしないと駄目です。

2004.1.8.    石飛 毅氏

ランドマップサンから連絡があって、車検証がモデルチェンジしたそうです。
用紙がハイテクになったてコピーするとCOPYと言う文字が出てきたり、右下に2次元のバーコードが2つ付いています。備考欄には走行距離(日付付き)が入ったりして中古車の走行距離をごまかしたり車検証その物の偽造を防止する為に改良されています。フロントガラスに貼るステッカーもバイクの大きさと同じになったそうです。以前はナンバープレートにもICチップを入れて走行管理をする話があったようですけど、ETCのシステムはそれに依存するシステムでは無いので当分そのままのようです。
ETCですが高額ハイウエーカードの使用期限が3月1日までとなって残っている高額ハイウエーカードは使えなくなります。これらは高速道路のインターにある事務所で1万円以下のカードと交換してくれるみたいです。ちなみに残高が1万円以下のものであっても3月1日以降は使用できません。ETCの前払い割引の申し込みをしている人は、このカードに残高をチャージする事が出来ます。申し込みはカード交換と同じ場所ですが、所定の申し込み用紙に記入して残ったカードを添えて申請すると1週間ほどで処理してくれるみたいです。書類に色々書き込むので予め前割のHPから用紙をダウンロードして記入してから申請した方が2度手間にならない賢い方法だと思います。
2輪車については未だ対策は出ていないようです。身障者は現在殆どの高速で半額の割引がありますが、ETCの利用は出来ませんでした。システムの運用を急いだために一番メリットのある方々を無視していたのは先進国にあるまじき行為です。現状の身障者の割引の手続きは市町村の福祉事務所で申請をして割引証を貰います。これはポストイットみたいな綴りになっていて、クルマのナンバーとか名前とか身障者手帳番号とか書きます。以前は乗った経路も書かされていましたが最近のにはこれは無くなっていました。枚数は制限があるという説と無限と言う説がありますけど自治体によっても違う可能性があります。乗るときは一般車と同じですが、出るときは料金所の徴収員に割引証と身障者手帳、高速券を出します。料金表示板は一旦一般料金を表示してから、半額表示になります。この割引に付いては以前の「HUMMER中型料金問題」と同じで身障者が運転していないとダメだと言う料金所の徴収員がいたりしました。具合が悪くなる方も居るはずなのに、簡単に無恥なジャッジをされて腹が立つことがあるそうです。肢体不自由の方は確実にトイレのある高速での走行の方が気楽なので利用頻度が上がるのは必然で、何よりも電車での移動は大変です。これを悪用している方が居るのも事実で、その一部の為に割引利用者に頭ごなしで疑うのはどうかと思います。
やっと平成16年1月20より身障者もETCが使えるようになります。ETCの利用をしない方も割引証が不要になり少し楽になりまけど、イマイチ納得できない事もあります。ETCを使う場合も、使わない場合も市町村役場での申請が6月までに必要となります。更に2年に一回更新が必要になります。また、割引対象は1人1台で、タクシー、レンタカーでの割引は出来なくなります。車も免許も持たない方が通院のためにタクシー、知人の車での移動には全く割引はありません。逆に当方が、弟(脊髄損傷)の車を借りたら割引になっちゃう・・・事も考えられます。前者については再考してもらいたいですけど、後者はやらない事を誓います。

2004.1.4.    石飛 毅氏

ガレージに昨年末NEWウエポンが搬入されました。
以前おもちゃのようなサンドブラスターを使っていましたが、当方のガレージのコンプレッサーは容量が充分なので、ランドマップで使用していた時よりも快適で尚且つ、砂もケチらないので作業時間はグーンと短縮されています。工具箱も1ヶ月前に注文して本当は事情があってキャンセルしたかったのですが、キャンセル不可能と言われて、年末に届きました。したがって年末はガレージの大掃除?と若干の模様替えを行い、少しは綺麗になってお正月を迎える事が出来ました。
年末にサンドブラストを掛けたままにしてあったハブケースも1週間もしないうちにうっすらとキナコの掛かったお餅みたいに表面が錆び始めていました。幸いにも軽くサンドブラストを掛けると簡単に落ちましたが、直ぐに錆びると言う事でサンドブラスターの効果を知る事ができました。
大晦日ぐらいは家の手伝いをしましたが、最近、長時間家に居る事が少ないので、何をしたら良いか判らずウロウロ。何処の家でも大体一日の流れが大筋で決まっているはずですが、家族のなかで当方一人だけ流れに乗れず右往左往しておりました。夜になると大体の流れが判るので、落ち着きを取り戻して何年振りに「紅白」を見て、今年こそ余裕のある人並みの事をしようと思い12時を過ぎてから近所の神社に行きましたが、長蛇の列にびっくり!普段はひっそりとしている神社なので、こんなに人がいるとは思わなかったので、長時間列に並んで体を壊してはいけないので、そのまま屋台で「たこ焼き」を買って帰って来ました。
友野さんには申し訳ありませんが、これが大正解で、翌朝丈夫だけが取り得の女房が寝込んでしまいました。元旦から寝込んでしまい心配しましたが、2日にはガブガブとビールを飲めるほどの元気を取り戻していたので安心しました。上の2人の子供は元旦は人手が足らないので時給が割り増しになるらしくアルバイトに出かけ、更に今日は女房も稼ぎに出てしまったので、結局当方も箱根駅伝も母校が出ていて気にはなったのですが、ただ走っているのを一人でジーッと見ているのもつまらないので、駅伝の結果は気になりましたが結局3日からガレージに来てしまいました。
ガレージに来ると博君が来ておりさらに竹下君も来ました。結局、暇を持て余して此処へ来てしまうようです。2人は大晦日にも来ていたそうです。我々には全く正月を楽しむとかレジャーをすると言う余裕は無いみたいで、もしか?と思ってランドマップに電話すると、寺田さんも仕事をしていました。我々はなんか変でしょうか?お陰ですっかりハブ周りの汚れ落しと、プライマリー塗装が終わり気分は上々です。

10月から首都圏でDIESELエンジンに始まったPM規制ですが、なんとなく?の車も未だ走っています。しかし全体を見るとトラックからの排出されている黒煙はきれいになっているような気がします。特にゴミの収集車や生協などの近距離圏の配送が多い車両は、DIESELエンジンからCNG(圧縮天然ガスCompressed Natural Gas) の車両に置き換わっている例を多く見ます。CNGのトラックを見ていると色々疑問が出ます。タクシーなどのLPG車との違いやエンジンは基本的にガソリンか?DIESELか?
親戚が早い時期にガソリンスタンドを拡張してCNGスタンドを国の補助金で始めたので、CNGスタンドをじっくり見せてもらいました。CNGは一般家庭と同じ配管から供給されて、3段式のコンプレサーで加圧され鉄製のタンクに保存されます。圧力は20Mp(200kg/cu)で、これだけ増圧していると温度が130℃を超えるそうです。
供給方法は、普通のガソリンスタンドと同じような供給機でインパクトレンチのエアーホース用コネクターより少し大きくて豪華なジョイントをタンクに差し込みます。先端に付いているボールバルブを開けると供給がシューという音と共に始まります。この接続口には配管が一本分岐されてて、タンク内の圧力の監視をしているようです。満タン近くなるとこの流入音は小さくなるしメーターの上がりも遅くなります。ちなみにメーターの単位は㎥です。大体1㎥で軽油1Lとほぼ同じ走行が出来るそうですが、熱効率はガソリンエンジン並です。燃料の価格がガソリン車より安くなります。タンクはざっと見て200L位で、圧力は200kg/cuということは40Lの軽油と同じぐらいの走行が出来る事になります。案外短いような気がしますけど短い範囲での運用には面倒は無いと思います。
CNGスタンドのオープン時はさほどお客さんは来なかったのですが、オープンから2年を超えている現在は、夕方にその日に使った分を供給しに来るために、常時1台はチャージしていました。ここのスタンドは販売した量ではなくて東京ガスからの業務委託という形を取っているようです。ガソリンとは違って在庫を持たなくて良いけど、加圧用のコンプレッサーの電気代と、初期に掛かる設備費はかなり高額なので、商売としてはあまりうまみが無いようです。
エンジンはガソリンエンジンに燃料の供給方法が違うだけです。付加に応じてスパークプラグの点火時期をコントロールしています。排気ガスは、PMは殆ど無いし、3元触媒を使ってNoxを処理すると、ガソリンよりクリーンですから充填所の多い首都圏では今後ドンドン増えるような気がします。CNGステーションは、供給源が都市ガスですから、近くに無い場合は自前で設備を整える事も可能です。不特定多数の車両が来るのと違って、ゆっくり加圧すれば良いので使用量に伴った設備で良いことになります。現在販売されているCNGエンジンはガソリン車と同じオットーサイクルですが、ISUZUでは直噴のDIESELサイクルのCNGエンジンを発表しています。ちなみにLPGは液状なのでタンクの中の圧力は0..8kg/cuだそうです。
昨年少し触れましたが、家内がスクーターで走行中車に突っ込み壊れたスクーターにはもう乗りたくないと言う贅沢を言うのですが、確かにブレーキの利きも悪く燃費もたかが50ccなのに15km/lしか走らずおまけに2ストオイルも必要でオルターネータの発電量も少なく、折角付いているセルも使えない代物だったので、買い換えました。新しいスクーターは確かに速度は遅いですけど、2ストスクーターと異なり唐突な加速が無い分乗りやすいしブレーキのききも十分で、燃費も50km/lを切る事はありません。しかし貧乏性の当方は前のスクーターを棄てる事が出来ず、結局直してガレージで使う事にしました。燃費の上では省エネではありませんが、灯油を買いに行く時にラジオフライヤーを牽引していくには使えそうです。
電動アシスト付き自転車を実家の父親が買いました。母親は運動不足になるから要らないと強がりを言ってます。2人共1930年式ですが、間抜けな息子を持ったためか元気です。本当は子供の学費に出費が嵩むので相続を受けたいのですが、おそらく間違い無く当方の定年後になりそうで、下手をすると当方のほうが・・・
話を戻すと、この電動アシスト自転車が市場に出たときは確か15万円ほどでしたが、今回購入したのは特価でしたが5万円(充電器付き)と言う破格でした。以前の物よりバッテリーが小さいのでカタログの容量を見たところ2,8Ahでずいぶん小さいと思ったのと同時に、バッテリーの容量をケッチって安価にしたと思ったのですが、世の中知らないうちに進んでいて、下り坂を走行するとフロントハブに内蔵した発電機で発電し、バッテリーに回生出来る様になっていました。回生の効率はおそらく低いとは思いますが、出発点から目的地に行き戻ってくると登りと下りの距離は同じですから、今までの使いっぱなしとは大きな差が出ると思います。
最近の電車も架線に回生する電気の効率が良くなったために走行コストがかなり下がっていると「電気工学会」の機関紙に多くのページを割いていました。電車のスペックには回生電気の方法と回生率が表示されています。この自転車がメーカーの思惑どうりの性能を発揮してくれて父親が永く愛用してくれる事に越した事はありませんが、一度電動アシスト自転車の味を知って性能に満足しない時は、私の親ですから直ぐに次回は値段ではなく性能重視で買い換えると思います。そのときはこの自転車を検証したいです。
関係の無い話ばかりだったのですが、身近な物がドンドン変わっています。削るばかりや低賃金に寄るコストダウンはそのうち限界が来ます。商品を買ってもらうためには色々訳の判らない機能の付いたトンでもない物がドンドン出てくるんでしょうね。だから当方はこれからは無駄な物を買わないで良い物を大切に使いたいと思いますけど、モーターショーで見た衝突防止装置やハンドフリー車も、当方が老いてそれでも頑固に車に乗りたいと思ったときに、アーこれが出てきたときには批判的だったなぁと思いながらその機能を使う日が来るかも知れません。たしかETCも最初嫌だったけど、前払い割引があるし、更に首都高も夜間ETCのみ割引があるし、料金所での助手席側の窓を開けて体を一杯に伸ばして支払う面倒から開放されて便利に使っちゃっています。テレビもちょいと前にハイビジョンで喜んでいて、先日電気屋に行ったら薄型が幅を利かしてて、ビデオなんかハイグレード機は見当たらずに、HDの時代。アレほど狂ってやってたスキーもちょっと行かなくなったら、短いカービング。数年前間まで自分でスキーを売ってたのに・・・一体この先どうなるんだ・・・と、ボロバイクを直しながら頭が混乱しています。


 

2003年12月