2004年3月  HUMMER ESSAY 2004年4月      

2004.4.26.    石飛 毅氏

大きな買い物をしてしまいました。
正確には未だ買っていません。当方の近所で、以前はメンバーが数百人いたショップの方が廃業されるので、「当方のガレージでも使える物があったら、分けてもらうと良いじゃ無いか?」と、CCV編集部の石川編集長から電話を頂き、同じように連絡を頂いた、ランドマップと一緒に金曜日の夜に行ってきました。この方は一昔前に4輪駆動のお客さんを沢山抱えていたのですが、その当時から、かなり無理をして運営して居られて、その後工場の場所を移転してJeepやパトロールのレストアをしていました。しかし最近膝の調子が悪くなって、遂に廃業する事に決心したようです。
工場に着いて先ず驚いたのはランドマップを上回る設備のよさで、長年の仕事ぶりが伺えました。しかし当方の目に一番最初に飛び込んできたのは、憧れていて自分の工具箱にも写真を貼っていた工具箱がドーンと置いてありました。恐々と「これも手放すのですが?」と聞くと「引き取ってくれ」と言われ、引き出しの中を開けると大量の「いい物」の山でしたが、例え中古とはいえ絶対に無理なのは予想できるし、半ばコレクター化している当方としては図々しく「これなら買えるんですけど」と言って、自分の可処分価格は言えませんでした。のどから手が出る物ばかりでしたが、強がって「工具はあった方が便利ですから手放さない方が良いと思います」なんて言っちゃいました。その後、「箱は幾らですか?」と言うと微妙な回答があり、その場はぐっと我慢してランドマップの品定めに付き合いました。
本当は油圧プレスとか、リジットラックとか色々考えていたのですが寝るまで上の空でした。寝つきに色々ソロバンをはじき、直ぐには無理ですが、暫く先であればどうにかなると思い翌朝一番で連絡をして『お取り置き』をお願いしました。その後、その方が突然ガレージに遊びに来られて、色々お話をした所、油圧プレスも譲って頂ける事になりました。もう一つ面白いのは、HUMMERに興味があるみたいでした。白石さんも以前車の商売が嫌になって手身近な工具と設備以外を全て処分したように、この方もそのうちまた復帰する事も十分考えられます。もしHUMMERにプロの方が乗って下されば当クラブのバージョンアップになります。しかし置く場所も考えずに買ってしまって、ヒロシと竹下君に怒られるかと思ったのですが、「ランドマップのより大きいと言って」喜んでくれ、置く場所を考えてくれています。運搬も工藤さんがクレーン付きトラックで運んでくれると言ってくれたので後は、「諭吉!」だけです。
先週、ATの内部の電気パーツの「お勉強会」をした時に、教材のATを分解した所、ソレノイドバルブのフィルターが詰まっていたので、当方のATもオイルパンからのATF漏れ修理を兼ねて分解してみました。当方は1年に一回の割合でATFを交換しており、前回の交換は昨年の11月の下旬なので未だ交換時期ではないのですが、あの詰まりを見ると気になって仕方が無いので分解してみました。肝心のオイル漏れの原因は以前ATFのオイルパンをカッコ良いアルミ製のフィン付きに交換したのですが、加工仕上げが悪いのが原因で当たり面をオイルストーンで磨いてからロックタイトのウルトラブルーを薄く塗りました。ドレンアウトしたATFは未だ半年しか使っていなので当然ですが焼けた匂いも無いし色も綺麗!。それにドレンプラグのマグネットには全く金属粉が無く、内部の板マグネットに付いている金属粉もごく僅かで思わずにっこりでス。気になるソレノイドバルブのフィルターには全く汚れやゴミがが無かったので一安心。ついでに圧力スイッチもはがして少し溜まって居たゴミを掃除しました。当方同様に気になる人は簡単ですからATFフィルター交換の時に点検した方が良いでしょう。
先日紹介したリークチェッカーを早速試してみました。サンプルは当方のインチキ95、松原さんの96、長野の方の96、工藤さんの97でテストしました。結果は全てOKでした。このテスターがインチキだといけないので、ビニール袋に当方のこ汚い息を吹き込んでその空気をチュウチュウポンプで通気したところしっかり色が変わりました。息だと黄色くなりましたので、息は「酸性?」なのでしょうか?その後大気を通気すると元のブルーに戻ります。実験をしているみたいで面白いです。
博君が来たところで松原さんの96のエンジン積み替えを開始しました。先ずはボンネットを外さないといけないので、博が来るのを待ってて、その間にリークチェックをしました。96のハマーは恐らく海の傍に置いてあったか、凍結防止の塩化カルシュウムのせいで、塗装部以外のメッキアルミ部分が腐食しています。腐食の度合いの酷さは、細いネジは緩めるとポッキリ折れます。また太いネジも酷い物は固着のために折れるものもありました。ネジで一番驚いたのはATとエンジンの接続ボルトが6本のうち2本がポッキリ折れたことです。塗装面してあるフレーム等は多少部分的な錆で済んでいますが、これまたATとエンジンが接続している下側のトルクコンバーターカバーは腐食で一部はパイ状になっていました。このパーツは在庫があったので、丁度来ていた松原さんに800円で売って上げました。ショックアブソーバーのアッパー側の付け根からは錆の流れた後が付いていたので、一応これらは部分補修でも結構綺麗になるのでオーナーの前で「こんな感じになります〜♪」と見せておきました。
外せるパーツは全てサンドブラスト、サフェーサー、塗装をしておけば、そこそこ見栄えがよくなるし、今後の松原さんの保管状況であれば、もうあんな事にはならないでしょう。汚い物が綺麗になっていくのはとても気持ちがいいです。新しいエンジンもブロックの塗装は悪いし、エキパイも部分的には処理無しなので今後塗装をします。エンジンは「銀」バルブカラーは「フェラーリの赤」と言う事になっています。何でもフェラーリの赤は確か「白」「ピンク」「黄色」「赤」(順番はあっていないかも?)だそうです。単純なエンジン載せかえではないので楽しめそうです。仕上がりの目標は前のオーナーが買い戻したくなる仕上りです。(アー自分にプレッシャー)
仕事を終えた頃、CCVの石川編集長とワイルドグースの二階堂さんが台湾からのお客さんを連れてこられました。この方は台湾で日本向け野菜の生産と、4輪駆動ショップを経営しているそうです。アジアンラリーで優勝して国民栄誉賞も貰っているそうです。今回はロッククローリングのイベントに参加されて、これの取材に行った石川編集長と笠原さんがこの方が台湾で複数台数HUMMERを持っている事を知って、当方のガレージを紹介して下さったようです。台湾にはHUMMERが11台あってこのうちの4台をこの方が持っています。「日本には7台持って・・・」と言ってやりたったけど折角のお客さんに喧嘩を売るようなことは言いませんでした。
しかし502HUMMERには驚いた様でバラバラになったHUMMERの写真を撮っていました。台湾はあんなに半導体関連で発展しているのですが、未だ輸入に関しては厳しいようで、色々な税金を加えると価格はアメリカの倍ぐらいになるようです。これと反対にハンビーが2000台あって、これらのパーツが巡り巡って入手がし易いそうです。ハンビーと共通のパーツは台湾国内で調達してこの他はこの方もプロなのでアメリカから輸入しているそうです。帰り際に二階堂さんから「本当にHUMMERが好きなんですねー!」とほめて頂けました。
ゴールデンウィークはあと3回会社に行けば始まります。当方の会社はドーンと連休なのでガレージ三昧ですけど、買出しや若干のレジャーをするかもしれませんので、ガレージにおいでの際は電話またはメールで所在の確認をして上で来てください。

2004.4.23.    石飛 毅氏

昨日紹介したリークチェッカーの試薬について、勤務先の同僚に一体何か?聞いてみたところ、試験方法は排気のpHを測定しているとの事です。
ガソリンエンジンのCo2とDIESELエンジンのCo2を含んだガスのpHが異なるためにエンジン別の試薬の変化の色が違うようです。そのほかにも色々入っているようです。米国内ではこれらの試薬はメーカーの責任を化学物質等安全データーシート(MSDS)にて明確に情報開示を義務付けられています。特に危険な物は商品に表示されていますが、化粧品等は危険度が低いので希望貰えたり、インターネット上で閲覧る事が出来ます。今回の試薬もこのMSDSを欲しければ請求してくれと書いて有りますので。有害度は低いですけど。ボトルの表示は全て英文で、一般的なPL法にのっとった表示は別紙なのであまり親切ではありません。この試薬は毎回使い捨てかと思ったのですが、今回、その内容物の性質上、ある程度の再使用が可能なようです。同僚の話では試薬は出来るだけしっかり蓋をして光があたらない様に保管した方が良いと言われました。本当は試薬の価格が高いので何か代用が出来ないかと思って調べたのですが、上記の理由で試薬を作るが面倒なと再利用が出来るので素直にスナップオンから買うことにしました。暫くは面白いのでガレージに来たHUMMERを片っ端から測定してみます。

2004.4.21.    石飛 毅氏

毎週火曜日はスナップオンのバンが会社に来ます。
まめな方でそれほど買わないときにでも商品紹介をしてくれますし、修理で困っている時にも色々教えてくれます。まあ長い付き合いをした方がお得だという事を解っている方ですね。
以前から、HUMMERのエンジンクラックがあって、これの診断をする手段を聞いていましたところ、今までガソリンエンジンのテスターはあったのですがDIESEL用のきちんと測れる物が無かったのですが、ガソリン・DIESELの両方が測れるものが発売されて、いすゞのディラーで試したところ良好だったので「如何?」と言われました。99年式以前のターボ車のエンジンクラック。当方の95年式のヘッドガスケットの「抜け」の事例もありましたので、これがあればもしかしてと、不安なオーナーの悩みも取れると思い購入しました。
構造は縦に2本の透明の円筒のチャンバーで入り口にはチャックバルブ、出口には手動のポンプが付いています。試薬をそれぞれのチャンバーに入れて。それを暖気したあとのサージタンクのキャップを外して気層部分の空気をポンプをモミモミしてガスを吸引します。ガスにCO2が混入していると試薬の色が変化します。今までの物は試薬の入っている容器が一つで、DIESELの場合はアンモニアとかのアルカリ成分が妨害成分になって色が変化しなかったようです。そこで、2チャンバーを2段にして。先ず一段目の試薬で妨害成分を吸着かマスクして、2段目で一段目を通過したCOが反応して試薬の色を変化させて排気の漏れを検知します。精度はビニール袋に息を吹き込んでその空気を測ると検知するそうです。測定前にこれをやって、そのまま大気を吸うと、また元の色に戻るそうです。これで、反応した場合は「ヘッドガスケットの抜け」または「ブロックのクラック」が原因です。一度お試しをしたい方はガレージまでどうぞ。
もう一つ面白い物を買いました。作業中手の届かないところに落ちた物は長い棒の先に3本爪かマグネットの付いたピックアップツールを使っています。殆どが、フレキシブルなんですけど、案外返りが強くて思い通りの形にならないのですが、今日購入したピックアップツールは形をつけやすいのと、そのままそこの部分を回すと、その形でぐるぐる回転させる事が出来ます。凄い!と思ってばらしてみると構造は柔らかい外筒に銅の芯が入っている実に簡単な物でした。

2004.4.19.    石飛 毅氏

大村さんがミーティングの写真を送ってくださったんですね。
大村さん沢山の写真を有難うございました。集合写真を撮り忘れていたので、残っていた人間だけで慌てて撮りましたので、人数が少なくてすいませんでした。今回も参加人数は何時もと変わりませんでした事をここで報告申し上げます。
長期間の作業が重なると、細かい(エンジン交換が細かい作業と言えるかどうかは疑問ですけど)作業が出来ないので、一応走るのには問題が無いので、一旦友野号をお家にもった帰ってもらう事にしました。そのために、先日大村さんから指摘のあった端子台とボンネットの干渉を解消するために端子台をさげました。このお陰で、CTISのコンプレッサーホースの取り回しが悪くなりホースが届かなくなったので、ニップルとソケットで延長。友野号はアルミの2ピースホィールですが新品の時から4本の内2本がエアー漏れしていました。友野さんの2ピースホールはホィールのシールはビードロックタイプなのでシールはOリングではなくてタイヤのビードを挟んでエアのシールをしています。竹下君のJeepにもビードロックを使用していますが、一番最初に組んだ間抜けなショップが締めすぎてリングを変形しさせてしまったために、全体を均一な力で押し付ける事が出来無くてエア漏れを起こしていました。締め付けは一定の強すぎず弱すぎず、微妙で技術が必要です。その点、当方の使用しているAM General純正の2ピースはOリングさえキチンと入れば、大雑把でもOKです。
友野号のボルトを幾つかレンチで締めたり緩めたりしていると締め付けトルクはばらばらでした。ボルト強度の30%位のトルクで全て追い締めしてボルトを一定の力で押し付けるようにしました。友野さん、しばらくCTISの配管を外して放置してみてください。以前は1週間でかなり漏れていました。)この作業をしていると、エンジンルームからシューーーーッと小さな空気が漏れている音が耳を掠めたのですが、接道の交通量が多くて騒音が多いので中々見つかりませんでした。あちらこちら手で触ると、漏れていたのは、CTISの空気を開放する電磁弁からでした。いざとなったら栓をしてしまえばいいのでユニットを外してOHしました。内部はゴミが混入していましたが座面は押し付けた痕がありましたが、交換パーツが無いので掃除して磨いて試しに組み付けると漏れは完璧に止まっていました。
そういえば以前浜本さんのHUMMERもこのバルブの不良をミーティング中に発見して現地でOHした事があるのを思い出しました。先々週に預かった95 HUMMERですが、燃料ポンプが動作していていないのが気になっていたので、回路の点検を行い配線の接触不良を無事探し出して電磁ポンプがキチンと機能するように成りました。ACのコントロールパネルの温度部もフラッシュしているのでこれも原因を探したところ、これは温水の切り替えバルブの固着またはモーター不良でした。今までの経験ではバルブ部分の錆のために動かない可能性があります。このバルブは96年以降は樹脂になっています。レトロフィットキットに交換すると古いHUMMERでも樹脂になります。95以前のHUMMERのACの切り替えは電動なので樹脂の設定はありませんのでこの部分だけの交換は出来ません。
通常バッテリーも2個ですがこのHUMMERにはバッテリーが一つです。電圧を測ったら12.8Vあったので暫くはOKでしょう。オーナーの住んでいる所では、真冬にクランキングが出来るか不安です。エンジンの不完全な部分は、その後マニュアルを見る限りでは、吸気バルブの不良(ロッカーアーム破損、オイルアジャスター不良)が考えられます。OHVの場合はこれらが破損してもエンジン不調は出ても、バルブは常時閉まっている状態ですからシリンダー内に異物混入はありませんし、潤滑不良にもならないので破損部分を修理すれば元に戻ります。これ以外の部分の点検は大掛かりになるので一人では出来ないので何もしていません。もっとも走行に問題がある部分は試運転しないとわからないのに、このHUMMERは車検切れですから公道での試運転が出来ません。そのため名義変更も終わっていませんので、一旦持ち帰ってもらってこの状態で車検を取ってもらう事にしました。
日曜日は、この後、ターボエンジンの積み替え、インタークラーの取り付け、ハイフロータービンへの交換、エアコンユニット交換一式が一件。エアコンユニット交換が一件と作業が目白押しです。そんな訳で、ガレージが込んで作業性が悪いので、長倉さんがお馴染みの猫バスを他の場所に移動してくれる事になりました。奥に入っている猫バスを出すためには一旦ガレージをあけなくてはなので、土曜日の内にバイパーに重体のバッテリーを積み込んでタイヤを付けておきました。

日曜日は大忙しでした。先ず、猫バスを預ける所に午前中に行かなくてはならないので、久々に早起きをして積載車を長倉さんの会社に取りに行きました。以前、長倉さんの会社で使っていた積載車は普通免許で乗れる大きさでしたが、昨年新車と入れ替えた時に積載量を増やしたので、大型になりました。そこでペーパー大型免許所有の当方が積載車を運転しました。街中を大型で走るのは免許を取って初めてなので正直言ってへたくそです。牽引も持っていますが、もっと下手くそです。猫バスを移動して帰ると、友野さんと、平野さんが来ていました。友野さんはHUMMERの引き取り、平野さんは現在エンジン交換中のHUMMERの部品にサンドブラストを掛けるために来ました。その後、白石さんが、ライトプレーンの部品を作成するために油圧ベンダーを引き取りに佐藤画伯と一緒にお見えになり、更にサハリンに行く時にバイクの面倒を見てくれた方、工藤さんが新旧のHUMMERのタイヤを入れ替るためにHUMMERを2台持ち込んできて、先日オイラに大目玉を食らったランドマップがアイスをを持ってATの勉強をしに来ました。・・・そんな訳で日曜日のガレージは超満タンでした。久々に広いガレージは気持ちがいいです。平野さんがこまめにほうきで掃いてくれたので助かりました。
タイヤの脱落事故が多発しています。締め付け不良、締めすぎも駄目です。締めすぎるとボルトが伸びてボルトの強度が落ちるからです。以前当方もスキーに狂っていた頃、スタッドレスタイヤから夏のタイヤに交換したときに、締め付けがゆるくて一辺に6本のボルトを折ってしまいタイヤが外れたことがあります。
HUMMERの場合タイヤの締め付けトルクは 190Nm です。今日はタイヤ交換が多かったので、全てトルクレンチでしっかり締めました。友野さんも可愛いお嬢さんと一緒に確認しています。190Nmの締め付けトルクというのは、レンチに体重を掛けるほどのトルクではありません。車載工具でしたら、60Kg位の人が両足を着いたまま体重を掛けたぐらいです。決してレンチに乗らないでください。ガレージに来たら体験させて上げますが、自信の無い方は専門家に任せましょう。専門家が怪しい時はホイールにマジックで「締め付けトルクを守ってくださいトルクは190Nmです」と書くか、テプラでも張っておいたらいいでしょう。HUMMERのタイヤはとても重いので万が一の時は危険です!
ATのHOがやっと完成したと連絡がありました。部品代を立て替えているのでこれで一安心です。引き取りは来週中に行けたら・・・と思っていますが仕事が忙しいので、何時いけるか未定で、その前に当方の所に、ケースが割れたATがあるのでランドマップに来てもらい、友野さん、平野さんを交えてマニュアルを見ながらATの勉強会をしました。メカ式のATと異なり、94年以降のHUMMERはコンピューターで動作のコントロールを行っています。しかし基本的には、多板クラッチや各アクチュエーターは油圧です。ただし、この油圧のON/OFFをソレノイドバルブで行っています。
また、トルコンのクラッチ、プレッシャーセンサーユニット、温度センサー等を取り外してマニュアルの断面図と比較して、トラブルの温床を探す手立てを模索しました。今回ランドマップに入庫中のHUMMERはクラッチがもう駄目なのでOHしたミッションと交換しますが、本当の原因をキチンと探さないと再発しますので、この辺のところはキチンと押さえないといけません。ケースの割れたATはいざとなったら壊れてもいいので安心して考察できました。ATFを交換した時に、今までは入れ替えだけでしたが、今後少し簡単でバラシテも問題の無さそうな所は少し分解する勇気を持ちました。近いうちに一回当方のHUMMERでやって見ます。
ミーティングに参加できなくて、未だキーホルダーを手にしていない方に連絡です。先週ガレージにキーホルダーを忘れてきたので、発送が遅れていました。当方の手間を省くために、どうか今一度送り先をメールにてお送りください。(蒔苗さんはOKです)

2004.4.13.    石飛 毅氏

HUMMERのアパレルは本国のHUMMER STUFFがありますが、サイカイ という会社がHUMMERブランドのアパレルを国内で販売開始しました。
サイカイはは色々なライセンス物のアパレルのメーカーで、我々が一番良く知っているのはオレンジ色の丸の中に数字の『76』が書いてある物があります。この会社が2002年にGMからHUMMERのライセンスを取ってHUMMERブランドのアパレル販売の準備 をしていました。その頃、当方に連絡があって、HUMMERの生い立ちとかその他色々情報収集を受けました。
今回 発売しているのを知ったきっかけは、「ハマー」でオークションを検索したとき今まで見た事が無いHUMMERのTシャツを発見して、これは「パチモノ?」ではないかと思いよーく写真を見ると、きちんと「GM」のタグが付いていたので「もしか!?」と思いサイカイのHPを見たら知らないうちにしっかり発売されていました。http://www.westsea.co.jp/cart/hummer/top_page.htm  H1、H2両方のTシャツがあります。日本の業者の展開ですから粗悪品ではないと思います。HPからは通信販売が可能なので、HUMMER STUFFよりは日本語で買えるので便利だと思います?
尚、画像は 株式会社 サイカイ の許可を頂いて2004年4月13日現在の物を掲載します。皆さんがドンドン買うと、もっと色々な物が出てくると思います。

画像をクリックして下さい。先に進みます!

43152101 43152102 43152103 43152104
Print Tee Print Tee Print Tee Print Tee
¥3,045-(税込) ¥3,045-(税込) ¥3,045-(税込) ¥3,045-(税込)
終了      
43152105 43152106 43154205 43154206
Print Tee Print Tee Print Tee サーマルTEE
¥3,045-(税込) ¥3,045-(税込) ¥3,045-(税込) ¥3,045-(税込)
      lightning5月号掲載中

No reproduction or republication without written permission.
Sorry, this website is written in Japanese.
Copyright(c)2001-3,SAIKAI Co.,Ltd All rights reserved

許可のない転載、再発行を禁止します

 

2004.4.12.    石飛 毅氏

ミーティングは大変良い天気に恵まれました。
遂に皆勤賞の大井先生(友野さんは一回HUMMERでこれませんでした)が急患のために来れなかったので、皆勤賞は誰もいなくなりました。当方は金曜日から友野号の最終仕上げを友野さんと一緒に作業してミーティングには無事間に合いました。室内の配線はヒロシが担当でしたが、これなくなったのでETCとヒーターだけ配線しました。室内の配線はバッテリーから60Aのヒューズを取り付けて、そこから室内に端子台を設置して固定し、その端子台から隣の端子に途中リレーを入れてACC電源としました。アースもバッテリーから直接引きました。今回はまだですが、あとイルミネーションを引くと通常使用する電気機器で共通で使用する電源関係がまかなえます。ここに3P(電源、ACC、アース)コネクターと4P(電源、ACC、アース、イルミネーション)のコネクターを数個付けて置く事でダッシュパネルをバラシても同じ形のコネクターであればどれにでも付ける事が出来ます。
例えば、4Pに繋ぐ機器はカーナビ、ステレオ、無線機があり3Pの物はETC、セキュリティが使えます。バックカメラ、ACコンバーター等はコネクターは3Pでも電源を抜いておけばOKになります。今回はETCだけ配線しました。
予定の作業をした後に友野さんに試乗してもらった所、今回は噴射ポンプの設定も一発で決まったらしく黒鉛も出なくなりました。エンジンの吹け上がりも負荷状態でも今まで以上のパフォーマンスでした。外径40インチの大径タイヤでもパワーロスを上回る様です。ハイスペックの噴射ポンプの機能を十分発揮できている事に友野さんは大満足です。自分のHUMMERは先日の雨で汚れて居ましたが、睡眠時間のことを考えると面倒なのでそのままの状態でキャンピングカーに潜り込みました。翌朝、友野さんは例によって早起きです。半年振りに自分のHUMMERに乗れることが楽しいみたいです。よぽど早起きをしたことは、朝起きると当方のHUMMERはぴかぴかになっていました。友野さんには「今度壊したらどうなるか解っているなっ!」と脅かしてガレージを出発しました。
朝は込んでいないので16号を快適に走り、川越インターから関越に乗り、外環に乗って、東北道へ進みました。途中慎重に制限速度をしっかり守って走る友野号の後ろを走っても黒煙は全く吐いていません。中々良い気分です。佐野には既に数台のHUMMERが到着しており、しばらくおしゃべりをして10時に佐野インターを出て11時には「那須PSガレージ」に到着しました。今回はメンバー以外の方もHPを見てくださって居るらしくミーティング目的で来てくださった方もいらして下さりました。
土曜日は立風書房の「ル・ボラン」誌のスタッフが、クラブ紹介用の取材にお見えになりました。取材より、どうも久しぶりに会うクラブ員同士の会話の方が楽しくてあまりご協力できませんでしたが、クラブのありのままを紹介出来たような気がします。編集の方も好感の持てる方で、我々になじんでくださいましたし、見学の方にも良くして下さり、ありがたかったです。たぶん次号に掲載されると思いますのでぜひご覧ください。
今回は工藤さんが皮製のキーホルダーを作ってくださいました。オークションでプレミアの付いたもの意外は全て700円で販売しました。売り上げは相談の結果コンプレッションゲージとアダプターや工具代等になります。ご購入有難うございました。今回はクラブ員と他のお客さんの区別をするためにPSガレージでカンバッチを作ってくれました。今までの物も良かったのですが、目先が変わり楽しめました。店内にはクラブ員用の素材を使ってのカンマグネット?も販売されて、当方を初めとする大人子供が必死に買いあさっていました。
帰宅後早速家の冷蔵庫、会社のホワイトボード、ガレージの工具箱にペタペタ貼り付けました。土曜日の晩御飯は、PSガレージのピット前でブリとカツオの刺身をメインに、アラ汁、ブリ大根、そして混ぜご飯でわいわいやりました。宿のお風呂の時間が9時までなので、後片付けもろくにしないで、貸し別荘に場所を移動して夜中までワイワイさわいでて、まるで修学旅行です。お酒を飲む人が少ないのと、飲んでもクダをマク人が居ないので(居れば居たで面白い)案外まじめです。翌朝は何時もの通り最後まで寝ていたのは当方です。驚いた事に我々の部屋は寝る時に当方と友野さんしか居なかったのですが、起きると布団が3組でした?
土曜日に大井先生に用件があった浜本さんと、田中さんが2人で、土曜日の3時ごろ酒田に行き、朝方帰ってきたようです。浜本さんはそのまま一瞬PSガレージに来ましたが、更に用件があるため東京に向けて出発しました。
日曜日は、余り動かしていない572HUMMERの調子が悪いので若干の整備と試走をしましたが、相変わらず暴力的な加速に失神寸前でした。毎回、薄暗くなってから帰ると東北道が3車線になるまで渋滞なので帰りは少し早めに出ました。出発を急ぐ余り何か忘れた様な気がしましたが、お借りした椅子とテントの撤収を忘れていました。奥野マネージャーどうもすいませんでした。次回は必ず撤収しますので、次回もぜひお借りできたらと思います。帰りは殆ど渋滞も無く順法スピードをしっかり守って帰還しました。今回も多数の参加有難うございました。記念のカンバッチはまだ若干の余分がありますので、今回参加できなかった方に先着で差し上げますので連絡ください、中々の出来です。なお、大井先生がお休みのため今回は写真が少ないのです。写真を取られた方はぜひ大井先生に送ってください。特に大村さん宜しくお願いします。
来週から友野号が一段落したので、一旦お休みをして、先ず松原さんのグリーンワゴンのエンジン積み替え、マフラー交換、インタークーラー取り付け、アルミラジエーター交換、そしてハイフロータービンの交換を行います。どうせカーナビで時間は確認する事ができるので、例によって時計を外してブースト計を取り付けます。コンピューターの交換は既に行っているので、これでセオリーどうりのチューンが完了です。と簡単に書いていますけど折角エンジンが外にあるのと、HUMMERのエンジンはさびやすい(機能的には全く問題は在りませんけど、組んでからではとても面倒)ので赤いエンジンにします。前回友野号はブロックは黒でしたが今回は赤というリクエストなのでやっちゃいます。インタークーラーのパイプも塗ります。エンジンルーム内は暗いので明るい色でペイントすると不具合が解りやすいので便利です。ちなみに当方のエンジンは早く乗せたくてそんな余裕はありませんでしたのでとても悔やんでいます。


 

2004.4.5.    石飛 毅氏 

友野号作業は追い上げです。
ライトのワット数を合計したら750Wもありました。メインのヒユーズを調べると60Aしかないので容量不足です。一応もう一つのヒューズボックスを見ると、なんと!中身が入っていませんでした。最近は大音量系の方々のために大きな容量のヒューズがイエローハットでも売っています。値段は高いです。結果はミーティングで・・・
ミーティングはいよいよ今週末(土日)です。時間は何時ものように大体10時ごろです。購入してから9年目になるとH1その物には見慣れていますがやはり偶然すれ違うとギクッとします。でもH2にすれ違ったり、高速でスーッ−と抜かれるともっとギクッとします。全高があるので、道路で走っていると存在感があります。横から見ると「面」がでかいからですかね。GMもFORDもH2よりドデカイSUVを出しているのですが、どれも同じ様に丸みのあるデザインは興味の無い当方には皆同じに見えます。それに引き換えH2には面の多いデザインなので好感が持てます。
今回も松原さんと野沢さんがH2を持ち込みますのでH2にご興味のある方もぜひいらしてください。毎回同じことを書いていますが、ミーティングの会場は「那須PSガレージ」の駐車場をご好意でお借りしています。「那須PSガレージ」本体は通常営業をしておりますので、メンバー以外の方もこの機会にぜひいらしてください。ミーティングの目的は「究極のワンパターン」なので代わり映えはしませんけど、「那須PSガレージ」は色々変化しています。先般多少ご紹介しましたが、用品類が充実しています。街中のショップでは売っていないワックスやオイル等のケミカル品は当方の好みの物が沢山あります。たとえば今回友野号のエンジン周りのアルミ部品を磨いたマザースの研磨剤を当方は国内で販売して居るところは見たことがありません(もちろん何処かでは売っていると思います)ので何時もアメリカに行った時に買っています。
今回当方の汚いアルミホィールでその効果の高さを実演します。(要するに時間が無くて何もしていないので、場所をお借りして掃除をしようと思っています)車載用の消火器も売っています。初期消火は大切です。ぜひこの機会にお求めください。と、色々PRしているのは、ご好意に対しての此方からの誠意です。どうぞご理解して当日の売り上げにご協力お願いします。週間予報ではお天気も恒例の晴天の予報が出ていますので、春の行楽に如何でしょう?
場所は那須インターから15分程のアクセスのいい場所です。インターを降りたら突き当りを右折そのまま直進でガストの有るト字型信号付き交差点を右折少し走ると道がグネグネして左側に汽車の有るところを通過したら最初に左には入れる信号無しの交差点を左折し、500m程行った左側にHUMMERで溢れている「那須PSガレージ」があります。どうせHUMMERは動かしませんので駐車場が満タンの時はどうぞHUMMERの前に停めてくださって結構です。メンバーの方は出来るだけ奥の方からHUMMERを詰めて停めて下さい。
昨日預かったHUMMERですが、本日移動のためにエンジンを掛けたのですが、音の様子からバルブのトラブルのような気がします。症状はアイドリングが安定しない。排気煙が白い事です。燃料ポンプについては確かに稼動していませんけど、エンジン不調には関係が無い別のトラブルと考えられます。先ず白い排気煙ですが、オイルの混入であれば確かに白煙は吐きますが高回転でのエンジン不調とかオイルの消費が多いとかの現象が出て今回のように突然(オーナーの証言)異変が起こる事ではない事。異音はメカニカルな打音では無く排気漏れのような音であることから、原因は8気筒のうち1気筒だけ燃焼していないために、未燃焼の軽油が排出されている事が予想できます。
この仮説を立証すると、燃焼しない理由には2通りあります。先ず圧縮が無い、燃料が噴射されていない。このうち燃料は排気煙に未燃焼のまま排出されているので、問題は圧縮に問題があると考える事ができます。そこで圧縮不能の原因を考えるとピストンリング、ピストン、バルブの損傷、バルブ開閉の異常です。ピストン系統の損傷であればブローバイガスの量を見ると簡単に判断できます。バルブの損傷は駆動不良はコンプレッションゲージを当てないと分解しない状態では判断できないでしょう。
先般の友野号の場合、大きなポコポコ音が吸入側からしていましたが排気は綺麗でした。ロッカーアームの損傷のために排気弁が駆動していないため、吸入工程はOKですが、燃焼した後に排気弁が開かないので、吸入工程で吸気バルブが開くとピストン内の圧力が開放されて吸気マニホールド内に排気音が出ていた訳です。(以前吸気バルブのトラブルと書いたのは間違えです。訂正してください。)
今回のケースはこれの逆で吸気弁が開かないので(吸気の時にバルブは常に閉まった状態にスプリングで押し付けられています。)負圧のまま(多少リングの隙間とかバルブの引き戻しで全くの真空ではない)圧縮工程に入ってもシリンダー内は高圧にならないので燃料を噴射しても燃焼はしません。そのまま燃焼行程は吸入工程の時と同じですが燃料は陰圧になって減圧膨張してベーパーになり、排気工程でそのまま排出されてこれが白い煙となって排気に混ざります。これが一番白い煙の原因になる可能性が高いと考える事ができます。
今後の原因究明の方法。コンプレッションゲージ(持っていない)を当てる事ができないので、音で判断して一番怪しいグロープラグを抜いてエンジンの様子を見る、一番影響が無いシリンダーがトラブルのシリンダーなので、このシリンダー側のバルブカバーを明けてエンジンを空回りさせてバルブの動きを見る。恐らくこれで原因の特定は出来るでしょう。あくまでも当方の予想ですが何方か知見の有るお方がご覧でしたら、お知恵を拝借できましたら幸いです。 red-hummer@hummer-club.jp 
人の持ち物にけちを付けるのは不本意ですが、状態の悪いHUMMERの例としてオーナーには申し訳ありませんが紹介します。
1 外装 - エンブレムから、ドアヒンジの取り付けボルトまで全てそのままで全塗装してある。(今までに2例)知らない方はそういうものだと思ってしまう。これらは格安塗装のであることが通説です。但し93年式は純正色がサンドベージュ以外でもドアを開けた部分がサンドベージュになっています。
2 タイヤの摩耗 - 純正のタイヤは価格が7万円以上します。スワンパーでも4万円程です。これに交換工賃が乗りますのでスチールホイールでタイヤを4本交換する場合は最低でも20万円、ランフラット入りで純正タイヤの交換では50万円ほどになる場合もあります。
3 エンジン不調 - 異音はと動作音の区別が出来ない(難しいです)場合は解る人に判断してもらった方がいいです。電磁ポンプの動作不良はエンジンが掛かっているときに手で触ると解ります。Vバンクの間に燃料が漏れて溜まっていたり、噴射ポンプ本体から燃料が漏れている場合は、ポンプ交換が必要になります。コア交換が日本からは出来ないので、部品代15万円工賃は少なくて8時間ぐらい、工具の揃っていない所や経験の無い工場では直ぐに倍ぐらいになるでしょう。
4 冷却水 - 下にもぐって、ラジエターの下側から出ている金属のパイプを追って、2又に別れている部分の細いホースと太いホースからの漏れ、太い方のホースの先はウォーターポンプなので、その部分からの漏れを確認。
5 ブレーキ - 下にもぐったついでにローターとパットの確認、ローターの傷の深い物は要交換、パットは変摩耗、アウターとインナーの残りに差がある場合はキャリパーのOH又は交換。
6 ハーフシャフト(ドライブシャフトという人も居ます)- ブレーキローターとハブリダクションの間のシャフト。ブーツのヒビとを点検。ブーツのみの交換が可能ですが、93年式の物は直ぐ破れるので、いずれ新しいタイプの物と交換した方が良いでしょう。
7 プロペラシャフト - フロントのペラシャフトがオイルフイルターあたりで支持されています。これを手であおってガタを見る、ガタがある場合は交換しないと走行中の振動の原因。下回りを見ての多少のオイル漏れはある程度は仕方がありません。但し、オイルシールからの漏れはNG。それと規定量が入っている事も重要。
7 エアコン -  98年以降は良好。96-97(コントローラーにMAXのボタンが付いている奴まではコントローラーの抵抗が壊れている事がある。94-95(コントローラーが蛍光表示菅のパネルの物)室内ユニットの部品は出ません。エバポレーター等のトラブルは修理不可能なのでレトロフィットキット(最新式の室内機と一式交換するキット)で対応している。聞いた話ですが交換が工賃込みで70万円位するそうです。ついでにエンジンルーム内のホース類を交換しているのかも?ドライヤー(レシバータンク)と一部の配管は付属しています。93年室内ユニットの修理は絶望的レトロフィットキットを無理やり付けるには商売の方は工数が掛かる割りに結果がたいした事がないので受けないと思います。前年式共に外回りの配管、コンプレッサーなどの部品は出ます。このほかに93年式の場合はエンジンのベルトは常に点検が必要です。特にコンプレッサーのステー、オルターネターのステーは曲がっていたり、溶接の後があったりの補修後がある物が目立ちます。特にエアコンの利きが元々良くないのに、コンプレッサーのベルトの張りが弱いのではないかと思って張りすぎた結果曲げたり壊したりするケースが多いようです。原因は長すぎるベルトが暴れているからだと毎回93年を見るたびに思います。以前オルターネーターを落としたHUMMERもありました。94年以降のHUMMERにはこの手の心配はありません。
それゆえ友野号は補記類を全て交換してVベルトをやめました。これもコンプレッサー以外のオルタネーター、およびステー、ウォーターポンプ、ファン、テンショナー・・・といった沢山のパーツを当方の不用品を流用したために実現出来たので、この改造は車の購入価格と比較してばかばかしくなるので、新しい外れない、滑らないための新しい方法を考えた方が良いと思います。当方も機会があったら一緒に考えます。
以上参考にしてください。今回のHUMMERのオーナーにはぜひ頑張って絶好調に持っていって欲しいです。そういえばフロントガラスも割れていました。


 

2004.4.4.    石飛 毅氏

今日は体調不良でした。
昨日の夜に特許の報奨金が出たので会社の後輩達に焼肉をおごって、どうせ行けばデフォルトで出費を覚悟しなくてはいけないので、皆で大食いしたら胃が持たれてしまい夜中に目が覚めて消化剤を飲みました。その時、当方が起きたのを察知して、小さい方の犬が飛び掛ってきたのを避けたら、肩をひねってしまい、筋肉痛になってしまいました。湿布薬を張ってガレージに行きましたが、体を動かすたびに痛くて憂鬱でした。恐らく疲労が溜まっていたようで、冷蔵庫にドリンク剤があったのを思い出して2本一気に飲んだところ少し元気になりました。ここの所、立ち仕事が多かったので、疲れが溜まっているようです。
夕方、長野から95年式の4DrHTのオーナーが積載車にHUMMERを載せてお見えになりました。エンジンの調子が悪い(来た時には掛からない状態でした)ので自走ではなくて積載車でお見えになりました。このHUMMERは前のオーナがあまり大切にしていなかったみたいで全体的にやれています。エンジンルームは埃りと脂分と錆でどこかに埋まっていたんじゃないかと思うぐらいでした。ATFのレベル計もガイドパイプが折れてて、バッテリーは1個!でした。今後、まともにするには少し時間とお金が掛かりそうですが、信じられないほどの破格で手に入れたみたいなのでご本人も覚悟はしているようでした。
エンジンの掛からない理由は電磁ポンプが動いていないためで、電磁ポンプを見ると配線とコネクターが解けていました。恐らくオーバーロードがあったようで20Aのヒューズも切れていました。お決まりコースで電磁ポンプと、車体側のコネクターを交換してエンジンを掛けて終わりだろうと思ったところ、エンジンがスタートするどころか、電磁ポンプが動作ていません。燃料配管にエアーが入っているようでした。燃料配管にエアが入っていなければエンジンは一応スタートはするので燃料フィルターのドレンと燃料ラインのエア抜きを行うために直結で電磁ポンプを動かしてエア抜きを行い、電磁ポンプを直結にしたままでスターターを数回まわすとエンジンはどうにかスタートしました。
ただし、アイドリングの状態で振動と異音が多く、正しい燃焼をしていません。ゆっくり回転を上げると白煙が沢山出ます。ラフにアクセルを開けると、あまり歓迎できないノック音が一瞬起きて回転が上がります。一体どんな保守をしていたのか解らないし、何処が壊れててもおかしくない状態なので、一応電磁ポンプ関連の回路を追いかけてテスターで当たっても中々原因が掴めません。10tの積載車があるために積載車に乗せたまま作業をしていたので、じっくり見れないのと、友野号の配線が未だ終わっていなのでとりあえず預かる事にしました。少し厄介な物を引き受けてしまいましたが、原因究明でのスキルアップは一応楽しみです。
友野号はドンドン凝ってきています。どこかで諦めないとドンドン深みにはまっていきそうです。リレーとヒューズは以前新たに場所を作って収めた事はお伝えしました。そのリレーの配置をきちんと並べましたが、ギボシ端子で直接行うと、キャプタイヤーケーブルをバラシて細い配線を引き回わス必要が出ます。その場合、細い配線がエンジンルームにむき出しになるのででエンジンルームに端子台を新たに設置して一旦中継する事にしました。こうする事で、ライト等-リレー類-室内スイッチ、と区分けがハッキリします。
ライトのフラッシャーユニットの回路は意味不明でしたけどアメリカから配線図が来たので無事配線できました。このユニットは左右のハイビームを独立させて、通常は手元の2回路3接点のスイッチで繋いでおいて、このスイッチを倒すと回路を分断し尚かつユニットに電源を供給します。電源を貰ったユニットはそれぞれ交互にライトに給電します。そのため手元のスイッチにライトの電源が直接配線されることになりますので、太い配線が必要になります。今回はこの2回路3接点の代わりに、電源がOFFの時に左右のライトを繋いでいるa接点付きのリレーと(電源を入れるとカットするリレー)通電するとONになるリレーを2個使って同時に通電するスイッチを付ける事で操作するようにしましたので、室内への配線は1本で済みます。
逆にベンチレーターの開閉は、オリジナルが自動車用のリレーではなかったので水に弱いし配線は半田なので面倒です。これはCTISのスイッチと同じような動きをするスイッチにします。このためには室内から電気を取る事で室内への配線は2本で済みます。室内用の電源の部品の調達も完了しました。室内にある電気機器はステレオ、カーナビ,後付けメーター類は常時電源、アクセサリー電源、アース、イルミネーションが必要です。そのために、これらのユーティリティを4Pの大型端子に集めて集中配線します。今までメンテナンスの時に一々配線を外すのが面倒なので位置的にはセンタートンネルカバーで隠れる床面に取り付けて、頻繁に取り外す部位の機器は全て共通の4Pコネクターにすると、何も考えないで機械的に取り外しが可能です。アクセサリー電源はリレーを別付けにして大型ACコンバーターにも対応できるようにします。オーバーヘッドにも色々取り付けるリクエストが来ていますので、ここにも4Pの端子台を付けます。こんな盛り沢山はミーティングには無理かもしれないけど可能な限り行います。


 

 2004年3月