2006年5月  HUMMER ESSAY 2006年6月      

2006.6.30.   石飛 毅氏

皆で撮った写真が段々集まってきました。
枚数は物凄く多くてCD一枚には収まりません。折角撮ってきたので、上手く活用したいですね。ホームカミングのレポートもマダマダあるのですけど、もうすこし報告したら終わりにしようと思います。ココに書いておくと忘れん坊の当方としては良い記念になるので、もう少し書いておきます。ホームカミング中は色々な人に助けられました。特にオフロードやパレードに同乗させて頂いた方には感謝です。今回は工藤さんがクラブのステッカーを急遽作成して、色々お世話になった方々に差し上げました。このステッカーは銀地に黒で印刷し、表面にコーティングをしたグレードの高い物で、差し出すと物凄く喜んでもらえました。勿論、当方達がシカゴで借りたレンタカーにも確り貼ってサウスベントの街をウロウロしていました。ステッカーを差し上げると直ぐに貼る人もいますし、もう一枚はストックにしておくからもう一枚くれないかという方もいるし、どこかで誰かが持っているのを見て、我々を見つけて欲しいと言われたこともありました。俺のAM Generalの社員も結構欲しがって、『他のメンバーにもあげてくれないか』と言うので、あげたら帰国後『ステッカー有難う』のメールが頂きました。このステッカーは版と抜き型を起こしましたのでリピートで作成可能なので配布できます。

2006.6.29.   牧野 岩氏

Southeastern HUMMER Club の HUMMER Homecoming 2006 の写真です。
http://www.sehummerclub.com/HummerHomecoming2006/index.html

2006.6.28.   牧野 岩氏

Serious 4X4 Video にHUMMER Homecoming 2006 のビデオがあるようです。
http://www.serious4x4.com/videos/HH06.wmv

2006.6.28.   石飛 毅氏

ホームカミングの行なわれていたサウスベントの町はAM Gneralの本社がありますので、時代に乗り遅れているHUMMERには多少理解がある町です。
イベントの中にHUMMERのパレードがあるのですが、今回は2手に分かれて同乗グループと撮影グループに分かれました。パレードと言っても決してゆっくり走るのではなく、案外速度を出しているので、見方によっては集団暴走行為?それも地元の警察が交通を遮断して公認暴走です。市民も新聞やテレビでこのパレードがあるので、ロケーションの良い場所を探して、フォールディングチェアーに座ってパレードが来るのを待っています。今回はギネスブックに申請(一体何を申請するのか解りませんけど恐らくHUMMERの台数だと思っています)すると言うので、当方は撮影隊に回ってH1.2.3別に台数をカウントしようと思いましたけどだめでした。理由は当初ゴールするゲートの前で出発してから1時間以上待機していましたが、なんと先導者が道を間違えて我々の100mほど前で右折してしまい、慌てて追いかけるために久しぶりに全力で走りました。勿論、本当のゴールで待っていた観客も大慌てで走り出して皆パニック。幸いにも間違えたゲートが閉まっていたので、隊列は一旦停止したため、当方はHUMMERのカウント、君島さんは先頭から撮影を開始できました。暫く停止していましたが、慌てた主催者も、このまま迂回は無理と判断して、ゲートを開き隊列が動き出し順調にカウントを始めたところ、今度は途中から正規のゴールにHUMMERの隊列が進路変更をしだし、またまた大慌て。しかし50直前の当方にはもう走る気力が無く、そのままカウント終了。全くいい加減です。
いい加減と言えば、我々もいい加減な遊びをしてきました。アメリカは、色々なスポーツをそれぞれのやり方で楽しむ事が出来ます。今回も前回に続いてゴルフを行ないました。ゴルフとは言ってもタ田鍋さんがいたら自殺したくなるゴルフです。メンバーは10人ですが、レンタルクラブの本数はドライバー1本、アイアン3本、パター1本です。ボールは一人3個購入して5台のカートに乗ってのラウンドしました。紳士のスポーツですが、襟無し、短パン、ヒロシに至ってはセッタのままです。クラブが足らないので必然的に手で投げたり足で蹴ったりは当たり前、ボールが無くなった人は松ぼっくりをボールの代わりにしたり実にフランクなゴルフでした。実際はゴルフと言うよりカートを乗り回して遊んでいる感じで、唯一全員が楽しめたイベントだったような気がします。

2006.6.27.   石飛 毅氏

ホームカミングに参加したHUMMERの割合は、H1:H2:H3=6:3:1位です。
2002年のH1:H2=9:1とでは分布は大きく異なります。H1の傾向としては、概ね新しい年式が多く、ALPHAも1割位でした。カスタムはハミ出しタイヤに対して寛大な国情からか、純正の小さなオーバーフェンダーの付いているH1見かけましたが、大きく張り出したオーバーフエンダを付けているH1を見かけません。ボディリフトの割合は2割程度、タイヤはMTRが多いです。その次に多いのは、案外GSAで、MTを履いているH1は全く見かけませんでした。17インチのホィールに交換していないオーナーがリトレッドの、なんチャってMTRも思いのほか多かったです。珍しいタイヤだと思ったら摩耗したPJタイヤでした。日本でココまで摩耗したタイヤは見たことが無いのですけど、PJの文字が消えてもマダマダ使えそうなので、思いのほか寿命は長い様な気がします。殆どのH1はなんだかのカスタムを施してありドノーマルは皆無です。
日本では当たり前になりつつあるカーナビも日本の機能満載は少なく、4インチ画面程度の一体型やPAD、PCにGPSアンテナを接続する方法が主流です。アメリカ国内はHIDヘッドライトに規制があるため、普通のハロゲンヘッドライトなので、補助灯を取り付けて明るさを確保しています。この規制はハイビームに対しての規制なので、標準でHIDの日本車もハイビームはハロゲンに交換されているそうです。年齢層はリタイヤ組が多いので平均年齢は50歳以上です。
H2の参加者はちょっと日本とは趣が異なります。ローダウンは皆無。大径ホィールもそこそこで、どうやらイベントにオフロード走行が中心であるためでしょうか?かといって極端なリフトアップ車もいませんので、アメリカの田舎に集まるイベントには尖がった人はいないようです。従ってノーマルでの参加者が半分以上います。
H3は発売されて間が無いので、参加者はノーマルが殆どです。しかし今後のマーケットを意識してかH3のデモカーは案外多いです。H3は原油高騰の影響で人気があって一時期は品不足だったそうですが、TOYOTAのFJクルーザーが発売されてから売れ行きが落ちているそうです。

2006.6.26.   石飛 毅氏

本日無事帰国しました。
現地では毎日朝7-8時ごろにホテルを出発して、夜の9時を過ぎても未だ明るいため、日が出ている間は色々と遊んでいるので、ホテルに帰ると毎日バタンQだったので、余り詳しくは報告が出来ませんでした。
改めて詳しく報告します。
先ず、場所はアメリカでも東側寄りで伊豆半島のような形をしたミシガン湖の先端にあるインディアナ州のサウスベントと言う町で開催されました。ココにAMGneralの本社と、広大なオフロードのあるハマー・ハンビーのアカデミーがあります。工場は隣のミシャワカと言う町です。以前はオフロードコースを中心に大会本部やメーカーのブースが有りましたけど、それらはとても狭い所なので、AM Gneralの部品販売やHUMMERのグッズを扱うHUMMER STUFFは屋外のテントでした。しかし、今回は前回BBQパーティーを行った会場を中心に開催されました。ココは普段家畜のオークションが開催されている場所で、メインの会場はきちんとしていましたけど、H2とH3の新車や、整備講習会、フリーマーケット、車自慢コンクールの行われていた建物は間違い無く牛小屋でした。
イベントは幾つかが並行して行われます。代表的なものは、シルバーレイクのツアー、オフロードツーリング、工場見学、整備講習会が平行して開催されています。参加者は事前にこれらの参加申し込みを行い、自分のスケジュールを立てて参加します。我々が一番最初に参加したイベントはシルバーレークツアーです。ミシガン湖を伊豆半島に例えると伊東辺りにあるドデカイミシガン湖と、シルバーレイクと言う小さな湖によって出来た自然の砂丘でHUMMERを走らせるというイベントです。メイン会場からココまでの距離は約170マイルはあるので小旅行でした。このツアーに我々は行き当たりバッタリで参加車の好意に甘えて同乗させてもらえました。この時点で数名の単独で参加されている人と仲良くなり、その後色々とお世話になりました。シルバーレィクは航空写真で比較すると鳥取砂丘の10倍近い広さで、ココは砂浜オフロードパークになっています。アメリカはもう子供は夏休みなので、家族でディユーンバギーや4輪オートバイ、4輪駆動車を持ち込んで楽しんでいます。モチロンこれらを持っていない人も4輪駆動車の遊覧ツアーがあったり、近所にはTJ(Jeep)、デューンバギーのレンタカー屋が数件ありました。これらのレンタル系は大きな砂山には恐らく侵入を禁止されているらしく、砂山にチャレンジしているのは自前の方ばかりでした。
砂の質は平坦な所はかなり締まっていますけど、砂山は砂漠状態で、歩くのも辛い感じです。この山を参加者のHUMMERは攻めていましたが、余り慣れていないらしく、登れない車体も多く見られました。特にCTISの付いていないH2.3はスタックする可能性が高く、空気圧を下げていないH1も山頂近辺でスタックしています。例のハンビーも実はタイヤが軍用のバイアスタイヤでCTISが付いていないのでスタックした様です。当方が乗せてもらったH1は空気圧を10psiにしていたので、どんな所でも走り抜けることが出来ました。また、スタックしているH2.3もエアを抜いてやるとトコトコ走っています。ただ砂が深いのでハブリダクションの無いH2.3は深い砂ではやっぱりスタックします。当方も今まで砂浜を走った事が無いので、どの程度走れるのか未知でしたが、空気を下げれば、タイヤの種類に関係無く走れました。

オフロードツアーは大きく分けてゲーム、インフィールド、フォレストツアーに分かれます。ゲームとインフィールドは完全に初心者向きで、車を壊したり、汚したりしなくても好い物です。フォレストツアーはレベル1.2.3でレベル3にH1オンリーのエクストリームな物がありました。我々はレベル3とエクストリームに同乗させて貰いましたが、どれも車内に泥水が入るレベルでかなり楽しめました。お金持ちのオーナーと先導車と追い上げはALPHAでしたけど、ガンガン汚していました。当方は訳けあってエクストリームで追い上げのALPHAに同乗しましたが、前後にデフロックの付いたALPHAは何事も無く走れるので、ちょっと物足りない感じでした。参加したオーナー達は皆さん結構苦労していましたけど、92年式のリミテッドエディションに乗った当方より軽く20cm以上身長の高いオーナーは腕が良いので何事も無くクリアーしていたそうです。この92年式のH1は特に大きな改造をしているわけではないので目立ちませんが、当方がリミテッドエディションであることを褒めると家族中で大喜びしてくれました。
オフロードコースは、大きく分けて造成されたオーバルコースのインフィールドと、自然なままの森の中の2種類があります。どちらも基本的に平地にあるので延々と続くようなヒルクライムはありませんけど、一部45度程ある2コブの山があります。森の中は約17マイルの林道を張り巡らされて、色々なセクションが作られています。基本的にはモーグルとバケツが主体ですがヌタヌタなので案外面白いです。空気圧は18psiで、タイヤによる走破性の違いは砂の時とは違って大きく出ます。また、デフロックの有無も大きな違いになります。GSAのオープンデフの場合は何度か助けが必要ですけど、腕がよければMTを履いたNAエンジンでもどうにかクリアーできます。デフロックの付いたMTRですとエアコンを効かせて、全くスリップをしないで何処でも走れます。一番面白いのはタイヤが見えなくなる位で100m程走るウォータースクリーンです。殆どのHUMMERの中に水が浸水してビチョビチョになっていました。

工場見学はちょっと残念でした。
実はH1の生産が既に終わっているので、ハンビーとH2の工場しか見学が出来なかったのです。英語が堪能な牧野さんにもけしかけたのですけど、元HUMMERの工場はヘビーアーマード仕様の組み込みに使っているし、時間が無いので見れないと簡単に却下されました。たとえH1が無くても見たかったです。工場見学はイラク戦争が始まる前だった2002年の時とは色々変わって厳しくなっていました。外人(我々)はパスポートの提示が必要で、写真撮影は絶対駄目、携帯もカメラが付いて居るので持ち込み禁止!保護メガネ、ベルトのバックル、指輪にもカバーの装着、長袖、長ズボン、サンダル、カバンの持ち込みは禁止と厳しくなっています。
以前はカメラの持ち込み禁止と長袖長ズボン程度でしたが、当時は建前で、実際に写真を撮ったりしていました。2002年の時はアメリカの携帯にはカメラが付いていなかったのでヒロシは携帯で写真を撮っていました。でも、中を案内していた兄ちゃんは半袖でした。ハンビー工場は以前より一日当りの生産台数が増えてて64台組み立てています。以前より生産台数が増えているのは、ラインのレイアウトが変更になって、ボディ組み立てラインが2本になっていました。ただ、組み立てているのは相変わらずエアツール止まりで、ハンドメイドでした。フレームにエンジンを載せるエリアでは、くわえタバコのおばさんがリーダーで、グランドレベルに5人ピットの中に6人もいてフレームにミッション付きのエンジンをドーン!と落として積んでいました。床にはリベットやボルトはゴロゴロしているし、最近工場見学が出来なくなったのも、軍需工場だからではなく恥ずかしくて見せられないからじゃないかと思います。
エアコンも効いていなく、やる気の無い案内の兄ちゃんの説明もこちらから聞かないとありきたりの説明だけだし、ちょっと深い質問をすると答えられないので、当方としては不満でした。塗り絵を貰って次にH2の工場に向かいました。この時気が付いたのですけど、AM Gneralの人は赤いポロシャツでGMの人は白のポロシャツを着ている事に気が付きました。ハンビー工場とH2工場は同じ敷地にあっても、マネージメントをしているのはどうやらGMの白ポロシャツみたいです。H2の工場はエアコンが効いてて相変わらず溶接ロボットからバンバン火花が出ています。ハンビーの方は殆ど溶接は無いし、アルミなので火花が飛びませんでした。以前と異なっていたのは、生産台数が落ちていました。それと以前は、あまり真剣に見ていなかったので、今回はジックリ見ました。先ず、フレームですが、以前はエンジン足回り等の付いたベアシャーシの状態でGMから送られていましたが、以前まで共通だったフレームも現在はH2だけで使っているので、ベアシャーシの組み立てもココで行っています。ボディパネルのプレスはココではやっていません。プレスされたパーツを順番に張り合わせて組み立てを進めていきます。ボディの溶接部分の仕上げは驚いたことに手作業でした。溶接のスパッターや脱脂の一部は手作業です。一旦ドアやゲートは仮止めされてホワイトボディーの状態で、クリーンルームに運んで車体をドブ浸けします。この部分はクリーンルーム内なのでVTRで説明なので下地の回数は不明です。塗装はロボットがやっていますが一部は手吹きでした。ココでボディとドアやゲートは別々なラインに通され内装の組み付けが行われ、最終的にドア類、フレーム、ボディのラインが合流します。
メンテナンス講習会はH1のカットモデル(このまま走れます)と各ユニットのカットモデルが準備されて行われています。当方の英語力では内容の低いレベルでも聞くことに難航するので、参加を見合わせようと思っていましたが、HUMMER CLUBの事務局が我々のために日本語の判る人が来るので特別講習をしてくれると言うので、大喜びで待ち合わせの時間に行きましたが、ドタキャン。そこで普通の講習に一部参加しました。しかし車の話しになるとなぜか判ってしまうのが不思議で内容はちゃんとわかりました。一般講習の後に講師のおっさんにへばりついて色々な疑問をぶつけた所、ハブ回りの組み付けノウハウ、燃圧測定、噴射ポンプの構造等マニュアルに無い部分も教えてもらえて、これだけでも来た価値がありました。今後のメンバーへフィードバックが出来ます。オフロードツアーを含めたHUMMERアカデミーは有償(5000ドル?)で行われるようです。日本でも苫小牧にHUMMER JAPANが出来た時に数名が参加されたそうですが、それ以来誰も来ていないそうです。ソロソロこれも無くなるでしょうから、お金を貯めて参加しようと真剣に考えています。

会場のメインブースには、参加の受付と関連のブースがあります。プレデター、リンチHUMMER、ブルーハマー、HUMMER STUFF、マイルマーカ、SMAが倒産してから元気の出ている何とかホィール、GMのカスタマーサポート、AM Gneralのパーツ販売、バックマン、子供の屋内遊び場等がありました。
参加者はココで登録をして、先日紹介した名札と参加グッズを頂きます。どれもこの時限りのお宝ですが、オーナーではないヒロシはオークションで売ると言う不届きな事を言っていました。記念Tシャツは事前申し込みをしていると多めに購入できますので、餞別を頂いた方の分はゲットして置きました。しかし、バッチ、ステッカーにはそれが無かったので、受付の人が変わる度にコチョコチョ交渉して少し多めにくすねて来ました。これは今後ガレージに遊びに来た人に先着順に配っちゃいます。プレデターのブースは、ライアンが来ていないので挨拶程度、先方は当方の事を知っていました。パーツもろくな物が出ていないので恐らくお付き合い程度の出店。リンチは訳あって出店できなかったトラビスのH1を展示。当方の作成したダンパーをちゃんと装着しておりました。それよりも凄かったのは、FRP製のオーバーヘッドコンソールです。フロントスピーカーの他にもモニターとか色々装着できます。未だオープン用しかありませんので参加している事が内緒のAさんが購入!その外にTシャツを頂きました。
ブルーハマーは何時も色々とお世話になっているので、村上さんと当方で高額購入大喜びでした。HUMMER STUFFは恐らく売り上げの20%は我々のグループが購入したと思われます。特にトランシーバーは広い場内やモールに出かけたときに大変便利な事がわかって、ほぼ全員購入。さほどのAさんは複数購入。このトランシーバーは旅行中本当に役立ちました。当方もHUMMER STUFFが作った記念キャップ、Tシャツを始め、『何でもいいから買ってきて下さい』と言う狭山ハウジングの分を中心に購入。マイルマーカーは純正のウインチは出っ張るのと重いのでこれに交換したり、最初からこれにしているオーナーが沢山います。帽子やストラップなどノベルティーをゴッソリくれました。余り興味が無いので名前を忘れましたが、何とかホィールは、お金の掛かった展示をしてました。ここはSMAが倒産した後物凄い勢いで伸びているらしく、日本でもかなり出回っているそうです。基本的にはH2メインですがH3のアフターパーツにもかなり力を入れていました。H1のも少しあります。GMのカスタマーサポートには白ポロシャツが座っていましたけど、殆ど来客ゼロ。それに引きかえAM Gneralのパーツブースは盛況!特売品もあって中々楽しいです。H1の最新タイプにはウンカーが内蔵できるみたいです。バックマンは、以前当方がアルミホィールを売ってくれた人です。元々米軍の死体袋を作っている人ですけど、色々な便利袋とサイドプロテクターを展示していました。前回もそうでしたが、会場にはミネラルウォーターが無償で配られています。

2006.6.22.   石飛 毅氏

ホームカミングの2日目は、各社のブースの展示物を見たり、HUMMERスタッフでの買い物をしました。
今回、オフィシャルノベルティーはステッカー2種類、ピンバッチ、それと帽子とTシャツです。これが前回、浅井さんが作ったソフトトートバックに入れて配られました。この他に、H3のミニチュアラグビーボール。そして好評だったのは、最近流行のゴム製リストバンドです。このゴムバンドは、なんと純正アクセサリーでヒロシは何回も行って沢山ゲットしたので、オークションに出すと張り切っています。夕方はサウスベント市内をHUMMERでパレードを行い、その後BBQパーティが開催されます。当方達はパレードに参加する方のHUMMERに乗り込むグループと、路上で待機するグループの2手に分かれました。パレードの時間は案外長くて1時間半以上も掛かり、路上待機のグループはかなり暇でした。
翌日に、前回も行ったAM Gnralから出た廃棄部品を買い取って販売しているお店の下見に行った所、店のおやじは、ちゃんと当方の事を覚えていてくれて上気分。おやじに明日買いに来るから宜しくと言った所、おやじは翌日からミリタリーコンベッションに出かけて居なくなるので、今からでも良いよと閉店していたお店を開けて我々を招き入れてくれました。とっても良いおやじです。4年前に当方が行った時と店は殆ど変わらない様相でしたが、今回はHUMMERのパーツは余りありませんでしたが、皆さんそれぞれ欲しい物が手に入ったようです。当方は、錆の進んだヘッドライトのユニットを購入しました。

2006.6.21.   石飛 毅氏

日曜日に成田からホームカミングに旅立ちました。
最近は航空会社が統合されて、便数が減ったので、もたもたしている内にドンドン席が埋まってしまったので、成田→デトロイト→シカゴと乗り継いでシカゴからはレンタカーでサウスベントまで約12時間掛けてたどり着きました。詳細は後ほど報告しますので、とりあえず本日のイベントの写真を一部送ります。

ホームカミング第一日目は、シルバーレイクステートパークに行くツアーです。これに参加するHUMMERはH1が20台H2が10台H3が5台ほどで、朝の7時半までにスタートする家畜のオークション会場に集合しました。我々は朝のグリーティングの後に、主催者が『誰か日本からの参加者を乗せてあげられないか?』と質問すると、数人の方が手を上げて、我々を同乗させてくれました。サウスベントからシルバーレークまでは、およそ170マイルの長旅です。自然の多いアメリカなのに、なんでそんな遠くまで行くのか、良く判りません。当方が乗せてもらったスクラッチだらけのマイケルさんのH1は96年式で、即座にエンジンは?と聞くと予想どうり02年に交換してありました。エアコンもレトロフィットで新しいものが付いていましたが、ブロアモーターのベアリングが固着しているらしく、使っているうちに異音がしはじめて、ろくに使えませんけど結構いいペースでフリーウエイを走るので風が気持ちいいのでさほど不快にはなりませんけど、タイヤがMTRのパターンの再生タイヤなので、ちょっと不安なH1でした。
途中、一回の休憩で到着は12時でした。現地に到着すると何でそんなに時間を掛けて来たのかは直ぐに納得できます。でかくて海にしか見えないミシガン湖の湖岸にあるそのパークはデカイ自然の砂浜で、高さが100m位の高さで、角度は30度程の山が連ならっています。一部水溜りの部分もあって、そこにはディユーンバギー、4輪オフロードバイク、4輪駆動車が遊びまわっています。ココに入るには一日券で約6ドル、年間券で約16ドル位です。お金を払うとフロントとリアにステッカーを貼ります。義務としては砂山のオフロードで登頂部分を超える時には反対側がブラインドになるので3.5m位のロッドにオレンジ色の旗を取り付けます。取り付けの位置は、車の場合はフロントで、バギーとクワッドは後方にに取り付けています。当方を乗せてくれたマイケルさんは自前のフラッグを持っていましたけど、このフラッグは33ドルで販売されていました。
マイケルはフラッグの取り付けを行い、空気圧を10psiに落とし、荷物を固定して準備万端にしてハンドルを切りながらバックした瞬間にフロントから大きな音がして、そばで見ていた人が、近づいて来て、『これが落ちたよ』と言いながら拾って見せてくれたのは、ちょっと長めの折れたボルトでした。当方とヒロシは直ぐにギアボックスを止めているボルトと判明。車を元に戻して、これからの対応を考えて、先ずは折れたボルトを探しに行きました。10分ほどで彼はボルトを探してきましたが、折れたボルトの破片は未だギヤボックスに残っているので、そのままねじ込んでも全く固定は無理です。その後、彼が一体何をしたのかは判らないのですけど、30分程してこ汚いバンが登場。横には『24時間サービス』と書いてありました。このバンの凄い所はJAFとは大違いでエンジンコンプレッサーを搭載しててエアツールが使えます。メカニックの人は、いきなり反転エアードリルを持ち出して折れたボルトに穴を空け途中まで、ボルトが飛び出した所でバイスで挟んで取り出しました。作業時間は約15分費用は180ドル。価格が安いか高いか解りませんけど、レッカーで引かれて工場に入庫したらこれでは済まない事は明らかです。
他のメンバーに遅れをとりましたけど、マイケルはオフローダーなので恐らく他のメンバーとは一味違った体験を取ることが出来ました。先ず彼はこのエリアに数回来ているので、色々なコースを熟知しているので、スタックしている車のレスキューをするのが楽しみにしています。僅か1時間の間にレスキューした台数はH2を2台、H3、ハンビーをそれぞれ一台です。彼はスタックしている相手によって色々対応を変えています。H2、H3は出来るだけおとなしく丁寧に牽引しますけど、ハンビーの時は物凄いレスキューでした。普通は牽引ロープを一回ピンと張ってからレスキューするのですけど、山の頂上でスタックしていたハンビーのフロント牽引フックにと自分のH1のリアー取り付けて、OKサインを出すと、マイケルは全開で坂を下り始め案外長いロープがピロピロ〜と伸び始めたら、ハンビーに乗っていた2名は物凄い血相で叫びだし、ピンと張った瞬間に、バンビーの牽引フックはもぎ取れました。そのハンビーは、後ろから来たほかのH1にバック方向に牽引して貰う様子だったので、我々はマイケルのH1に戻って砂遊びを続けました。他の当方のメンバーによると、このハンビーのオーナーはかなりしょげていたようです。お気の毒様でした。そういえばこのレスキュー遊びをしている間に、助けたH3はテレビ局が借りているH3で、この間ズーッと取材を受けていました。

2006.6.12.   石飛 毅氏

今回の東京整備出張は、先生のHUMMERにとって良い感じのリフレッシュになった見たいですね。気に入ってもらって良かったです。HIDはとても明るいので、当方は対向車に幻惑が少ないように光軸をかなり下にしています。それでも手元は十分な明るさなので、加齢による視力の低下を補っています。
さて、ココの所クーリングキットの取り付けが多いので、色々なHUMMERの冷却水を見て管理の悪さに閉口しております。H1のサージタンクは透明度が低いのでサージタンクを見ただけでは、クーラントの様子は判りません。スポイトの様な物でサージタンクkからクーラントを吸い取ってペットボトルに移しかえると、クーラントの状態は良く判ります。当方は比重計で濃度を見た時についでに汚れを見ますけど、これでも良いと思っても、ドレンバルブから抜くと、思ったより汚れているのが良く判ります。写真は最近当方が見たクーラントの状態ですけど、良好だったのは工藤さんのHUMMERだけでした。クーリングキットを付ける時にエンジンの中が見えますけど、クーラントのきったね〜HUMMERのエンジンの中は茶色い軽石の様です。当方のも工藤さんのも最近は水道水ではなく精製水希釈なのですが、それまでは水道水希釈でも管理が良いのでエンジンの中はとても綺麗でした。クーラントの総量は25Lですが、エンジンブロックには7L残ります。クーラントの推奨交換周期は2年ですけど、当方の提案としては、毎年夏前に半分ほど交換することをお勧めします。そう考えると2004年式のHUMMERも要交換となります。そんなのメンドクセーと思う方には最近流行のスパークーラントがお勧めです。これは10万キロ無交換らしいです。効果の程は判りませんけど値段は高めです。当方の使っているクーラントは日産かトヨタの純正品です。これは、時々粗悪品もあると聞くからです。確かに販売価格は色々で、安いものから高い物まであります。当方も在庫を切らさない様に、先週も18L缶を2本買いましたけどもう在庫は僅かです。とりあえずクーラントを何時交換したか記憶の無いオーナーはぜひ交換してください。

2006.6.11.   石飛 毅氏

帰路は快適でしたか?
加藤電機に大井先生のHUMMERと入れ替えに、野澤さんのHUMMERが入庫しました。入庫して軽くチェックした所、エアコンが効かないので調べるとコンプレッサーがお亡くなりになっていました。その他には、後席の室内灯が点等不良、これは恐らく球切れですね。リアエアコンのファンも回りませんでした。『HUMMERの人は壊れていてもが平気なんだー』と加藤電機が失礼な事を言ってました。
大井先生のHUMMERは、先ず、リアゲートのロックの取り付けから行ないました。ヒンジの追加工は既に行なっていたので、ヒンジを交換します。その後ドアをばらします。ドアのバラシ方は、先ず取っ手を外します。次に、窓枠水平方向の六角頭のビスを外し、その後、外周の頭の大きいプラスネジを外すと内側が剥がれます。中がむき出しになった状態でドアの追加工を行ないます。ドアはアルミ製なので、取り付け用のタップをたてる時には注意します。この位置を基準にして車体側を追加工を行ないます。この部分もアルミです。接点ユニットを付けてから、ドアを一旦閉めて接点の導通テストを行ないます。この時に導通が無い場合は接点の位置を調整します。次にアクチエーターを固定するプレートを作成してドアに取り付けます。この部分は厚さ2mmのアルミ板で作成して、皿ビスで固定します。
アクチエーターの固定はM5のタップをたてて固定しました。アクチエーターに手前から差し込む方向でロッドをクリップで固定します。ドアの内側のプレートを取り付けて、取っ手を取り付けます。この取っ手には既にロック用の穴が開いていますので、真ん中の穴にロッドを付けてキーロックとドアロックの穴に差し込みますけど、当方の時は簡単に付いたのですけど、難航しました。もう一度当方のリアドアーの取っ手を取り外して見ましたけど簡単に脱着出来ました。もう一度、大井先生のリアゲートを見るとゲートのカーペットが当方のと形状が異なってて、取手の下にカーペットが挟んでありました。このカーペットの厚みでロッドの差し込み長さが短くなって、上手く装着できない事が判明。カーペットを切るわけには行かないので、どうにか取り付けましたけど、問題が起きる可能性があります。配線は後回しにして、HIDの取り付け。これはもう何度もやっているので、時間が読めます。余裕があるので段々仕上がりが良くなっています。ボンネットダンパーも取り付けました。
土曜日にクーリングユニットを自分で取り付けると言う方がお見えになりましたけど、このHUMMERもクーラントの状態は劣悪でした。比重計を入れてもほぼ水で、水より濁っている分良くありません。オーナーにはこうじゃなければいけないと大井先生のクーラントの比重を計ったら、これもほぼ水!加藤電機に電話すると、『石飛さんのところで入れ替えをすると思ったから水だけだよー』との返事。大井先生の作業がもう一項目増えました。このHUMMERは半年前に大阪で購入し、その後クレームで暫く預けていたので、購入してからの走行距離はさほど多くはありません。オーナーもクーラントの状態を怪しいと思っていたのですけど、販売店からの回答は『欧州車用の透明クーラントを使っています』との回答で、それを真に受けていたようです。
結局エンジン内の清掃を行う事にして、作業は段取りだけ教えてご自身で作業をしてもらいました。先ず、ラジエーターのロアホースを外して抜けるだけの冷却水を抜きます。サージタンクからあふれるまで水道水を入れてエンジンを再始動します。数分間アイドリングしてまた、ロアホースを外します。これで出てくる水が納得できる位になるまで繰り返します。このオーナーは7〜8回、時間にして2時間繰り返していました。
土曜日の夜に『水しか入れていない』加藤電機が応援に来てくれました。少しは悪いと思ったのでしょう。リアゲートの配線、ルームランプの修理、ドアロックの修理をしてくれましたので、助かりました。ご褒美に壱岐の焼酎を進呈したら満面の笑みです。加藤電機は応援だけではなく、野澤さんのエアコンのエバポレーターとヒーターコアを持って来ました。ヒーターは今までの中で一番状態は良かったのですけど、エバポレーターは最悪でした。一見良い感じのヒーターコアですが、もう少しで10年ですから交換する事にしましたけど、エバポレーターは殆ど作り直しになると余り浮かない顔をしていました。浮かない顔をしていたのは、日本で作り直す場合はワンオフになるので、ビックリするような価格になってしまうようです。そこで、ガレージ在庫の中でも一番状態の良いエバポレーターを供出して、これの圧力テストとリフレッシュをしてもらう事にしました。エバポレーターがこんなに酷い状態になったのはエアコンユニットの排水が出来ていないで、ケースの中でズーッと水没していたようです。従ってエアコンの効きも水没している部分は空気が通らないので悪くなるのは当然です。
隣がH2を買ってから、直ぐに不具合があったので購入したディーラーが引き取り、暫く入院していました。当方は良く判らないのですけど、ぱっと見た感じでキャンバーが付いているのが気になった程度でしたけど、ドレスアップパーツを88ハウスに買いに行ったときに色々指摘されて、それも改善するために入院した様です。やっとH2が帰ってきて、HUMMER菌は当方のガレージから家族中に感染しています。下の子はHUMMER STUFFで購入したKIDS用のパンツとシャツを着て当方の所に見せに来てくれました。可愛いですね。

2006.6.9.   石飛 毅氏

大井先生のHUMMERは加藤電機で行う部分は終了しました。
ただ、問題なのはコントローラーを交換しましたけど、外気導入と室内循環の動作が逆だという事が判りました。96年式の3連ダイヤルで押しボタンスイッチが2個あるタイプは温度をMAX(最冷)にした時、助手席横の導入口のダクトが閉るはずですが、大井先生のHUMMERはMAXになると外気を導入します。したがってこのロジックを変更するには費用が掛かり過ぎるので、今回はMAXにした時に室内循環のランプが点灯しませんが、ちゃんとMAXになって、室内循環のスイッチを押してランプが付いた時には、外気導入になってしまうというレベルまでで終わりにしました。先生が以前からフロントのエアコンが冷えないと言っていたのはこのロジックが逆だったためだったようです。大井先生の後、同じ年式である野澤さんのHUMMERが入庫しますので、違いを探して見ますので、もしかすると大井先生の不具合が治るかもしれませんし、野澤さんのも同じく動作ロジックが逆になっていた場合は、設計ミスと言う事もあり得ます。今週末は当方の分担する部分の作業を行い、日曜日の昼までに頑張って仕上げます。

2006.6.6.   石飛 毅氏

仕事が終わった後に先生のHUMMERの様子を見に行ってきました。
状態としては、本日渡したコントローラーを修復するだけで、他は殆ど終わっています。リザーバータンクの横には、デンソーの防水型リレーがシッカリとしたベースを作って固定されていました。当初のステーとは大違いです。電動ファンの動作ロジックは随分変更されています。従来は、電動ファンのスイッチとアッパーホースに差し込まれたセンサーでした。このセンサーの電源はバッテリーから直接でしたから、エンジンを切っても思いのほか長い時間ファンが回っていました。以前、当方がゴルフに乗っていた時も同じようにエンジンが止まってからも暫く電動ファンが回っていました。
今回、大井先生のHUMMERはセンサーをエンジンブロックの後方と、エアコンのレシバータンクに圧力スイッチを追加しました。動作は、先ずエアコンを使っていない時に、エンジンブロックの温度が85度以上になると電動ファンが低速で回ります。この低速と言うのは、2個のファンを直列にしているからです。次に、エアコンのスイッチを入れると、この場合も電動ファンは低速で回ります。外気温が上がってエアコンの冷媒の圧力が1.7MPaになるとファンは高速回転になってコンデンサーの冷却能力を高めます。エアコンを使っていない時に高速でファンを回せるように、マニュアルスイッチで高回転で回す事が出来ます。エンジンを切るとファンはどんな状態でも停止します。このために使用しているリレーは4個です。これによって、以前の不具合点が幾つか改善されています。先ず温度センサーはラジエーターのアッパーホースに付いていましたけど、ラジエーターの入り口はサーモスタットで管理されているので、この部分の温度を測っても意味がありません。ラジエーターの出口に付けるとラジエターの冷却能力が間に合わなくなった場合温度が上がります。もっと細かい事を言うとエンジンブロックの水温を直接測るのはベストと言うことで、エンジンブロックに温度センサーを取り付けました。
エンジンを停止した時に直ぐ止まるのは如何な物かと思いましたが、結局、ウォーターポンプが回っていないのにラジエーターを冷やしても意味が無いということで納得しました。ファンの回転のハイ・ロー切り替えは消費電量の低減と騒音低減と言うことで納得です。ただ、この回路は複雑ですから、何かあった時に誰でも判るように加藤電気に回路図をちゃんと書くように言っておいたので、受け取りましたけど、幼稚園児が書いた電車の線路みたいな回路図で、解読するより現物を見るのと余り変わらないので、当方が清書しましたので、これを車検証と一緒に保管しておきます。小汚いお絵書きを清書してて判ったのですけど、さすがに電装屋と思ったのは、逆電流が流れてはいけない所にはちゃんとダイオードを入れているところです。単純に接続すると、他に色々な誤動作を起こす原因になるので、それを保護しています。何かをすると、ワイパーが動いちゃうとか、うっすらランプが点いているなんていう物はこの手の話です。また、ダイオードもヒューズケースを上手く使って組み込んでいます。これはまねしちゃいましょう。
エアコンの動作は室内機に入れたサーモスタットがちゃんと機能して、エアコンを入れると国産の車の様にコンプレッサーが入ったり切れたりします。今までは回りっぱなしで、コンプレッサーの配管に霜が着いてしまっていたようです。この霜が付くと、なぜだか解からないですけどエアコンの効きも落ちるそうです。ココに霜が付くということはエバポレーターにも霜が付くということなのでしょうか?確かにエバポレーターに霜が付くと効きが悪くなるのは解かります。そう言えば以前ココで修理した浜本さんの93年式のエアコンの調子はどうなんだろう?とふと思いました。

2006.6.5.   石飛 毅氏

今週は、クーリングキットの最終採寸を行いましたので、キットの製作が出来ました。
工藤さんのHUMMERには、当方と同じインテグラ用の電動ファンを1年以上前から購入しておりましたが、中々チャンスが無かったのと、当方の電動ファンの枠は綺麗な赤だったのですけど、退色が激しく一度取り外して、色を塗りなおしましたので、取り付ける前に分解して塗装をしてから取り付けようと思ってバラバラにしてたので、余計取り付けが遅れていました。ファン取り付けのステーは、付属のものがありますけど全く使い物にならないので補強し、車体側のステーは、アルミの板で製作しました。
クーリングキットは、ホースを組み立てた状態でお渡し出来る様にしました。現状に合わせて、多少ジョイントの向きを変更する必要はありますけど、さほど特別な作業の必要性が出来るだけ無いようにしました。土曜日にスカイオートが来て、クーリングキットを販売するH1に取り付けてから売りたいと、可愛げのある事を言うので、本来はキットで買ってもらうと助かるのですけど、スカイオートもプロですから自前で挿入治具もスパナも用意して対応するそうです。当方としては作りすぎたジョイントを20個引き取ってもらった代わりに、ジョイントの品番リスト、配管長さ、作り方等のノウハウを渡しました。当方としては決して作りすぎたジョイントの元を取ろうと言うレベルの低い話ではなくて、これからオーナーになる人のためにメリットがあると言うとても高尚な考えから下した事です。とは言っても、ジョイントを半分持って行ってくれたのは助かりました。これで、あと、26個のジョイントと、9台分のジョイントと配管が無くなれば損失が無くなります。
今まで何台かにハイフロータービンに交換したのですけど、自分のは資金的に取り付けていませんので細かい効果は良く判りません。ただ、工藤さんのに交換した時は、面白い程加速するので、効果が良く判りました。ちなみに工藤さんのインタークーラーの配管はハイフローにして抜けてしまうようになったので、今回、レース用の硬い奴に交換しました。
ハイフロータービンの手配は全てヒロシ君にやって貰っていたのですけど、今回、初めて直接電話をして色々聞いてみました。先ず、H1のタービンは中低速を重視したチューンで乗り易さを第一に行なっているそうです。レースカーじゃありませんし、一般人が街中で乗るには高回転を重視するより、中低速で、頑張ってくれる方が確かに乗り易いし、パワーが上るのも良く判りますからね。今までソロソロ2桁台数になる台数のタービンをやってもらいましたけど、トラブルは全くありません。
H1のタービンは軸受けがメタルなのでオイル管理はキチンと行なう必要がありますが、今の所お預けしたタービンで、『これは酷い』と言う物は無かったようで『皆さん大切に乗られていますね』と、言われました。今まで手配は、個別にコアを預かったり、送りをヒロシに頼んでいましたけど、梱包とか連絡とかの手間が掛かるので、今後、オーナーから直接連絡をしても宜しいか聞いた所、快くHPでショップ名を載せても良い事になりました。ショップの名前は『スピードボックス』電話番号は0989746505、当方とお話をしたのは杉田さんです。HUMMERに関しては、『オーナズクラブの者です。何時もと同じチューンでお願いします。』と言えば価格はクラブ価格でやってくれます。ご自分のタービンを外して、宅配便で送ると大体1週間で代引きで送り返されて来ます。領収書が欲しい人は予めお伝え下さい。コアが破損している場合は、改造は出来ませんけどハウジングが損傷していなければ中身は全て新品に交換です。仕上がりは一つ一つ丁寧に磨き上げて、羽の形がやる気満々なのが素人が見ても解ります。交換の時は1週間HUMMERが使えませんので、当方の方にコアがある場合はお貸ししています。(現在はゼロ)タービンは新品で買うと20万円以上します。リビルト品をアメリカから買う場合は、コア代を取られますので、この価格では収まりません。タービンが壊れると、タービンだけではなく金属粉がエンジンに回ってエライ事になるので、点検の意味を込めてハイフローにするのも一考だと思います。勿論ノーマルブレードのリビルトも可能です。

2006.6.4.   石飛 毅氏

以前、オークションで購入した部品一式の中に、抵抗が全く損傷していないコントローラーの部品が入っていました。
これと交換すれば治ると思います。もう、この部品はありませんから、もう壊さないで下さいね。基盤の抵抗が焼けてしまう事自体が本来はおかしいので、(96年〜97年前期のタイプ)原因はちゃんと調査した方が良いのと、抵抗は少し離して良く冷えるようにしたい所です。こういう時にメーカーにすぐ文句を言えない部分はちょっと悲しいですね。あのPC板はアメリカに持っていこうと思います。先般、同僚の家でボヤを出しました。この時に出火場所と思われる洗濯機は消防署が持ち帰りましたが、同僚が連絡していないのに直ぐに大阪からメーカーの『お詫び係』みたいな人が来たそうです。機械ですから、壊れる事はあっても火災になるのは尋常じゃありません。このメーカーは昨年から20年以上も前の器具を回収していますので、初動が迅速ですね。出火元と思われる状態で『下手な事するな』と思いがちだけど、後戻り出来ない対策を速くやるという姿勢はご立派です。立派なメーカーの家電品でも、完璧ではありませんから、先生のコントローラーも焦げていると言うことは、燃えちゃう恐れもあるので、軽く考えない方が良いと思います。
廣田さんに車両火災の話を聞いたら、案外多いのは『電子ライター』らしいです。ダッシュボードに入れて蓋を閉めたら『カチッ!』と火が付いたり。椅子をスライドさせた時に床に落ちてた電子ライターが『カチッ!』。座った時にポケットに入れていた電子ライターが『カチッ』と、色々なケースがあるそうです。ご注意下さい。
先生のエアロッカーのホースは加藤電機に在庫がありました。ココを見てYsガレージの相馬さんが在庫があると連絡してくれました。全くありがたい話です。

 

2006.6.2.   石飛 毅氏

大井先生のHUMMERのエアコンのコントローラーは、何時もの抵抗が熱を持ってしまいPC板が焦げていました。
抵抗自体はW数の大きいものに交換しておいたので、抵抗は問題ありませんでしたが、隣の可変抵抗器にその被害が及ぼされていました。コントローラーは部品ではAsseyしかないので、通常ココまで壊れた場合は新品交換になるのですけど、どうにか修理出来ないか調べましたけど、この可変抵抗を探す事が出来ませんでしたので、救われるとしたら、このコントローラーはGMのトラックでも使っているので、Asseyであれば探せると思います。その際この抵抗はPC板から剥がして良く冷える場所に移動した方が良いですね。今までこの抵抗が駄目でエアコンが効かない車体を沢山見ましたけど、同じく加藤電機でもかなりの台数の交換を行なったそうです。この抵抗の役割が一体何なのかは回路図を書いて見ましたけど、コントローラーの先まで調べていませんので、当方には良く判りません。恐らく負荷側とのバランスが悪くて電流が流れすぎて熱を持つのではないでしょうか?この辺は加藤電機が調べてくれると思います。
それと、エアコンユニットの中にセットされている、サーモスタットスイッチAsseyが壊れていました。今まで温調は出来ていなかった様です。これは、信頼性の高い国産の部品と交換しました。
エアロッカーの配置は決まりましたけど、エアロッカーのリレーがデフの上というとんでもない所に付いていましたので、これも移設します。使っているリレーは防水ではありませんから、水気の来る所では故障や接点不良の原因になります。リレーはバッテリーケースにデンソウの防水リレーと交換しました。取り付けステーは加藤電機が使おうとした材料では当方が気に入らないので、違う物にしてもらいます。
クーリングユニット作戦はお金の掛かる事ばかりです。まず大量に継ぎ手を買い込みました。沢山買っても割引は無し。送料がお得ですけど、在庫が足らなかった物が後で送られて来るので送料は倍になります。タップはSGCの高級品を買いました。安物はネジの仕上がりが悪いので、アルミのジョイントを閉めこむと磨耗させてしまうので、精度の高いタップにしました。それと、アールズの継ぎ手は一般工具では傷が付くので、専用の工具がある事を知りました。材質は厚めのアルミで傷を出来るだけつけないように配慮した物です。セットになっているのですけど、ばら売りも出来るというので必要な物だけ購入。更に、ホースエンドの袋ナットをメッシュホースに入れるのはコツと力が必要で、前回6個やっただけで手にまめが出来ました。そこで販売店に何か良い方法が無いか問い合わせた所、やはり専用の工具がありました。2つ割りの工具でこの中に袋ナットを入れて、ホースに少し油を塗って挿入すると何も無い時の半分ぐらいの力で袋ナットにホースを差し込めます。これだけ色々揃えたら自分のHUMMERにもこれを付けたくなりました。今週末、再度工藤さんのHUMMERで装着実験を行ないます。

 

 2006年5月