HUMMER ESSAY 2000年4月     

 石飛毅氏よりの E-mail より抜粋    to  大井康之

 
2000年3月   2000年5月  

2000.4.27.    石飛毅氏

今日発売のOFFROAD EXPRESS誌を購入しに書店に行きましたが、家の近所のTUTAYAには無く2軒目で見つけました。表紙には友野さんのHUMMERが出ていますが、もう少し大きくても良かったのにと思いました。我々のリポートはP134から4ページカラーで紹介されています。写真が良く取れていてレイアウトも良いのですが、私のHUMMERを93年式とかいてあったり、しましたが松原さんの作ってくれたバンナーがドンと出ていたのには満足しています。記念になりますので購入しました。
今日はガレージに行きましたが、外した部品の整理と、掃除をして早めに家に帰りました。GW前は家族の手前、少しおとなしくしています。
外した部品は針金付きの荷札に名称を書き、パート別に段ボールに保管する事にしました。
今回、ドアーをばらしましたので気が付いた事をレポートします。
分解の手順は先ず取っ手を外し、レバーを外します。レバーはリンケージのロッドがプラスチックの止め具で止まっています。簡単なメンテナンスの時は不用意にこれを取ると、ロッドが手の届かない所に落ちてしまいますので紐をロッドに付けてから外した方が良いと思います。パワーウインドウのスイッチを取り付けているプラスチックの台は薄いので良くねじ穴から割れますので止めているねじは強く締め込む事は厳禁です。未だ割れていない方は注意して下さい。内張りの取り外しは内張りと同色のタッピングビスを外すのですが。ネジを外しても内張の上部はベルクロで止まっているので外れません。ベルクロを外すと内側に水が入らない様にビニールが張ってあります。このビニールをはるために使っている接着剤は強力で力ずくではがすと塗装がはがれます。多少暖めたりすれば取りやすいのでしょうが、神経質な方は必要な部分をカッターで切って現状復帰の時に新しいビニールを張った方が良いと思います。リヤードアーロック用のアクチェーターは外の取っ手の下あたりに入っています、大きさはZIPPOのライターを一回り大きくしたぐらいの角型です。フロントドアーは室内のロックピンがダイレクトにラッチのユニットに付いていますが、リアーは自転車のブレーキケーブルの様なワィヤーでつながっています。パワーウインドウの駆動方式は上下機構と一体になっていますので、モータが壊れた時はユニット交換になります。ただし窓ガラスが小さいのでコンパクトなユニットです。ガラスを交換する時は窓ガラスを固定しているねじがガラスの位置によって緩めません。ガラスには金具が接着されていますので、破損時はガラス屋さんに頼んでも上手く接着できるか心配なので。今回全く傷の無いガラスは一枚ですが、クラブ員の破損時の応急用に保管しておきます。未だ1枚しか外していませんので(4枚共ガラス大きさは同じ)フロントドアガラスを外した時金具の形状を確認します。モータは小型でドアの厚みの中に収まっていますので、パワーウインドウ車でない93年式の車に取り付けられるかもしれませんので助手席側はしばらくそのままにしておきますので、当確車オーナーは早めに確認に来て下さい。

2000.4.25.    石飛毅氏

2000年4月22日(土曜日)に完成したばかりのガレージに、クラッシュHUMMERを今回も永倉さんに甘えて、深夜に搬入しました。ブルーシートでしっかりくるんでいたので野ざらしでしたが、こちらに運んだ時とあまり程度に差は有りませんでした。
翌日、朝からしこしこ解体を始めると、まず94年HUMMER所有の比留間さんがお見えになり、クラッシュHUMMERを見て、あまりにもスゴイのでえらく驚いていました。昼過ぎには、友野さん、その後JEEPレストアで高名な白石さん、大手有名プラモデルメーカの箱絵を描かれている佐藤さん、がおみえになり、解体作業を手伝ってくれました。この後、搬入して下さった永倉さん、ランドマップの寺田さん、HUMMER4台のオナー松原さんがおみえになり、最後にCCV誌の石川さんとJEEP乗りのカサハラさんも来て下さいまして、大変にぎやかで楽しい1日を過ごせました。
私の今回のガレージは義父が建材屋をしていた時に資材置き場として購入した物で、廃業後はジャリを敷いて駐車場として貸していましたが、雑然と置いてある為広さの割にあまり友好的な利用をしておりませんでした。そこでここをもっと効率良く使うため、アスフアルトを敷いて区画をしっかり付ける提案をした所、快諾してもらい、その節は私も義父と賃貸契約を結び3台分借りたいと申し出ました。工事の計画も半ば過ぎた所で、さらに義父に100人乗っても壊れないイナバのガレージを提案した所、これまたあっさりと快諾して頂き、工事をしてくれるとなりのハウジングやさんに相談した所、イナバの展示物として、お客さんにお見せして、宣伝をする事を条件に私の予算の中で出来るだけ立派な物にしてもらいました。
従ってこの場をお借りして一言「イナバの車庫は気密性、汎用性、品質のどれも十分満足の出来る物です、私は皆さんにイナバの車庫をお勧めします。」 私用ですいませんでした。 
ここの駐車場は、私の分を除いて14台有りますが、その内7台分を松原さんと永倉さんの二人で借りて私のガレージと連棟でガレージを作ります。又、残りの3区画は私の会社の後輩、カサハラさん、須永さん(先日ミィーティングに来たカメラマン)が借りる事になり、さらに隣のハウジングやさんが3区画借りたので、残りは後1台だけになってしまいました。おそらくこの異様な駐車場を借りに来る方はよっぽど勇気のある方でしょう。後1つ誰か借りて下さい。義父もまさかこんな事になっているとは夢にも思っていないでしょう。大体土日には行きますので、興味のある方は遠慮なく来て下さい。

作業経過を報告します。
先ず割れたボンネットを外し、エンジンルームをむき出してエンジンが無事かを調べました。エンジンはラジエター・シュラウドに首を突っ込んでいて、このまま回す事が出来ないので、テスト運転するためにラジエターを外す事にして、バッテリーケース、ラジエターサポート3個所を外しましたが、フレームがまがっているので人力ではラジエターを外せませんでした。仕方なくベルトを外せば、エンジンを回せると思い、ベルトを外した所、何とウォーターポンプのシャフトが曲がっている事を発見してしまい、がっかりしてししました。
取りあえずウォーターポンプは交換すれば良いと気を取り直して、寺田君の持ってきてくれたバッテリー(関根さんがオプチマに変えた為に不要になったバッテリー)をつなぎ、運転席に乗り込みシフトレバーを見るとレバーが「D」に入っていたので「N」にしようとしたら、シフトロックが利いていてこのままではエンジンが掛けられず、すっかり気落ちして日曜日の作業は終了しました。
そして今日、またショッキングな出来事が有りました。ミッションのインターロックを外すため、シートを外し内装内張りを外し、車内のエンジンハッチを開けると、何とミッションがエンジンの付け根から割れていました。
HUMMERはベルハウジングと本体が一体なので、ミッションは使い物になりません。シフトレバーのインターロックを外し、恐る恐るエンジンを回すと、期待外れで実にゆっくり、何かこすれているような感じでしか回ってくれません。今日の作業はこれまでで終りにしました。
帰りはとても気が重かったのですが色々と考え明日は給料日なので、しっかり車体を支えられるウマとミッションジャッキを買ってミッションを下ろして、もう一度テスト運転をしてみます。こうなったら徹底的に挑戦します、今後のレポートを楽しみにして下さい。

中央の黒い箱はクラーユニット

肝臓見たいな所の下がミッションのヒビ

車内から見たエンジン

車内メーター周り

2000.4.21.    石飛毅氏

4月から新しい仕事が始まったのと、待望のガレージの完成でばたばたしていてメールを配信できなくてもうし訳ありませんでした。その間友野さんからの情報で沢山のハマーがオフロードしている写真(70点以上)載っているHPがありました。このHPは未だ開設したばかりなのですが、皆さんかなりいっちゃってます。現行HUMMERをH1として扱い、H2は違う事を強調しています。アドレスはwww.h1hummer.com です。

友野さんが映画で興味のある物を2本紹介してくれました。
一つは本格的湾岸戦争映画で 題名は「スリーキングス」(THREE KINGS) です。湾岸戦争を舞台にしたちょっとかわった戦争アクション映画です。ワーナー・ブラザースの作品として4月8日から、渋谷東急他、全国松竹・東急系にてロードショウしてます。もちろんチョーかっこいいHUMVEEがでています。出演者は、ジョージクルーニー、マークウォールバーグ、アイスキューブ です。日本語版のホームページは、www.three-kings.com/japan  です。

もう一つ ニューヨークで連続爆破事件を描いた作品で「マーシャル・ロー」が4月15日から丸の内シャンゼリゼ他、全国でロードショーが始まっています。FBIテロ対策部隊にデンゼル・ワシントンが出演しています。米軍の指示官としてブルース・ウィリスが出演しています。この映画にはもちろんハンビーも出ていますが、米軍の装甲車、V100コマンド。その他、コブラをはじめとした現用米軍機動兵器の数々が登場するのも見どころです。 

某有名大手オイルメーカーからオフアーがあり、モニターを募集しています。内容はDIESEL燃料の添加剤で、使用前のノズルの写真と、使用後のノズルの写真で使用過程車での効果のテストだそうです。添加剤の成分は燃料として燃えてしまいエンジンに有害な物でないのは確認しています。謝礼は、大量の現物と、撮影用の取り外し工賃程度です。チャレンジご希望の方は石飛まで連絡下さい。内容についての守秘義務はありますので詳しくは個別に連絡します。

明日(22日)はクラッシュしましたHUMMERをガレージに搬入します。
搬入費用削減の為に友人のトラックで運んでもらいますので夜間の移動になると思います。明後日はバッテリーを外して充電したり、エンジン始動の準備をするつもりです。その後順時解体しますので原型を見たい方はお早めに来て下さい。連絡下されば秘密の場所をお教えします。エンジンに問題が無ければ当方のNAを下ろして積み替える予定です。エンジンの積み替えは合法的に行いますので、現在陸運事務所とも打ち合わせをしています。この辺のレポートはもちろんここに報告しますので楽しみにして下さい。なお、近所の河原はHUMMERが100台来ても十分止められる駐車場が有りますのでご安心下さい。

2000.4.13.    石飛毅氏

ハイオク軽油についてレポートします。
そもそもハイオクとはガソリンのオクタン価が高い高い事を指す物で、軽油にハイオクはないと言う事を確認しておきます。軽油のハイグレードの物を商業的に分かりやすくする物で、燃焼性の事で言えば軽油の場合はセタン価で現します。しかしエンジンに対しての高性能判とするならば意味は全く逆になります。
ここでガソリンと軽油の素質の違いを書きますと、火種がある引火点(フラッシュポイント)はガソリンが零下35℃なのですが軽油は5〜60℃以上。成分がすべて蒸発する温度はガソリンは殆ど200℃ほどで蒸発しますが軽油は300℃の高温になります。こう書くと発火点(着火点)は一見ガソリンの方が低そうですが実はガソリンは約500℃、軽油は約350℃で、軽油の方が燃え易いのです。
ガソリンエンジンは吸入行程では混合気を吸い込み点火プラグで圧縮、上死点前で点火しますが圧縮上死点前でバンと燃えるとピストンを押し返して性能上困るので出来るだけ遅く燃える方がエンジンには都合が良い訳です。燃え難さを数値化するのはオクタン価と言う事になります。オクタン価が多いほど燃えにくくなります。以前はベンゼン、トルエン、キシレンの添加でオクタン価を上げていましたが。有害物質なので現在は色々各石油会社は苦労しています。
ガソリンのオクタン価は今は100オクタンなのはごくかぎられていますが、自動車のエンジンが電子制御で良くなったので、現在はどんな燃料でも通常使用では中々体感出来ないと思います。オクタン価の測定はASTMエンジンと言う単気筒の圧縮比を変えられる標準エンジンで実際にエンジンを回転させてノッキングの起きた時の圧縮比を比較して決めています。最近は近赤外線の測定器でも測れるようです。
ディーゼルエンジンは、吸入行程では空気だけを吸い込み圧縮上死点寸前で燃料を吹き込み始め自然発火をします。従って噴霧されている燃料が出来るだけ早く随時自然発火する軽油が良い軽油になります。この燃え易さを現すのをセタン価と言います。噴射した燃料が早く燃えた方がシリンダー内の圧力が注入したものがどんどん燃えるとシリンダー内が滑らかに上昇するので燃焼音は静かになります。始動時にエンジンがうるさいのはエンジンが冷えているので霧化が上手くいかないので自然発火が遅れ噴射された対流した燃料の表面から蒸発した燃料が空気と混じって遅れて貯まっていた燃料が一度に燃焼する為、圧力上昇が急激に上がり叩くような音がします。
セタン価はJISでは寒冷地用の物で45以上、通常は50以上になります。ハイグレード軽油は幾つかは知りませんが燃え易くなっているはずです。ハイグレード燃料はこの他に清浄剤、防錆剤、が入って居ますので長い目で見ると良いのかもしれませんが、10円アップはきついです。
まとめますと叩くようなエンジン音が異常に大きいのは着火後れが原因ですが、あまりひどい時は噴射ノズルの異常が考えられますので清掃又は交換が必要です。 
ターボエンジンとNAとの違いは現在の技術ではやはりターボに軍配が上がるようです。ターボは通常大気に放出してしまうエネルギーを使ってタービンに依って空気を押し込む訳で、スーパーチャージャーのように動力損失が有りません。排気はターボの入り口で一度絞られ速度を上げてフィンに吹き付けられます、燃料噴射が沢山されて燃焼すると排気の温度が上がり容積が増え一定値の回転を超えるとタービン入り口で塞き止められた圧力より吸入側の吐出口の圧力が上昇します。これによってのメリットは大気圧以上でシリンダーに押し込まれるので他のピストンの圧縮のお手伝いをする事になるので、エンジンの見かけの摩擦損失がNAより小さくなってふけ上がりが良くなります。
ガソリンエンジンではせっかく加圧してもスロットルで絞られるのでターボのメリットが落ちます。ですからガソリン車にはターボの様なコンプレッサーではなくスーパーチャージャーが向いているようです。インタークラーを付けるとターボによって圧縮され上昇した空気の温度をインタークラーで下げる事に依って圧力は下がり(密度は上がるので酸素量は同じ)ピストンの冷却もするのでエンジンへのダメージは小さく出来ます。又、NOXの量も減らせます。
したがってDIESEL TURBOにインタークラーは良い事ばかりです。インタークラーで十分空気を冷却すると文献によるとNAより1.4倍の出力アップしてもエンジンの耐久性は変わりません。それは出力アップしても燃焼室温度が上がらないからです。過給圧コントロールのセンサーはインタークラーの後なのでインタークラー取り付る事によって実質的な酸素量が多くなっているので出力も上がります、DIESELは絶対ノッキングしませんからいくらでも過給を上げても良いので助かります。インタークラーは確かに高価ですがエンジンを酷使して壊す事を考えると良い方法かも知れません。実はTURBOモデルにはちゃんとインテークマニホールドに給気温度のセンサーが付いていますので安心です。その内解体車の物をあつめてインタークラーを作るのも手かもしれません。今回松原さんのHUMMERに付けたインタークラーの効果が出たのは以上が明快な理由です。もちろんスパーチャジャーが失敗した理由もしかりです。

下記の方からリンク希望が来ました。RED HUMMER COM は友達のようです。本格的に国際的になりました、やばい! 英語の勉強しないと····。キレイな英語なので読めましたが····すいませんフレンドリーな返事を書いて下さいお願いします。

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Patrick Scranton 

2000.4.11. 2    石飛毅氏

中古品情報です。
商品はタイヤでGOOD YEAR MT 新品装着後 走行1000Km程度なのでほぼ新品です。2ピィースホイールの場合は、交換に特殊工具が必要ですから関東近郊は交換してくれる所を紹介しますが、地方の場合は、交換要領書と、工具(10万円相当)をお貸しします。(ベルトが消耗品なのでベルト代の一部を負担して頂きたいのですが、売り主が代金の一部をクラブに寄付して下さいますので今回は無料ですのでご相談下さい。)
価格はタイヤ代金¥40,000x4本(交換工賃別)消費税¥0 送料時価です。尚、交換の時にシール用のオーリングホイル固定用のナットは交換が指示されていますので再利用は薦められません。なお、米国内でのタイヤ価格は安売りで400ドルぐらいです、これにハンドリングチャージ送料、輸入経費が掛ますので、おおよそ1本70000円以上になると思いますのでとてもお買い得だと思います。ちなみに東京の業者さんから一本15万円で購入された方もいます。

2000.4.11.    石飛毅氏

 CTISの話ばかりで恐縮ですが、圧力センサーに適当な物が見つかりましたのでお知らせいたします。
種類はデジタル式とか色々有りますが。電源の問題とか信頼性の問題で、カッコはイマイチですがゲージ式の物を取りあえず発注しました。仕様は0〜10Kまでのゲージに2本針がついている物です。針の一つは圧力を差し、もう一つは警報圧力設定用の針でドライバーで変える事が出来ます。機械式の為精度はアバウトですが動作が確実なのと電気が要らないので信頼性は高いと思います。動作はタイア圧が設定した圧力に下がると接点が入りここにランプや、ブザーなどの負荷を付けておくとそれを警報とする事が出来ます。ランプであれば、雪道や非舗装路で意識的に空気圧を落とした時にわずわらしくないと思います。設定値は30psi(2.1K)ぐらいに設定しておけば良いと思います。オリジナルの警報と併用すれば、ある程度空気圧が落ちた時はランプが点灯して、さらに落ちた時は警報ブザーが鳴ると言う二重警報に鳴ります。現物が入荷次第又報告します。
友野さんからタイヤのCTISの配管の先端のバルブの爪を持ち上げて空気を止めた時にバルブから空気が漏れると言う報告がありました。彼のHUMMERは手入れがいいのでぞんざいな扱いはしているとは考えられないし、あの部分は工業製品なのでそう簡単に、壊れないはずなので色々考えた所、以下の事が分かりましたので報告します。このバルブ部分はゴム製のオーリングでシールされていますのでほこりや泥、材料の腐蝕に依り爪を持ち上げてスライドさせるとオーリングに傷を付けてしまう事になります。したがって多少の漏れの時はキレイに水洗いしてゴムにやさしいシリコンオイル(ゴムの材質が分かりませんので通常AIR機器用にはシリコンを通常使用します)を流し込むと止まる事もあります。今まだ漏っていないバルブも時間と共に雨や洗車で油分が流れてドライになってしまいますので、この状態でバルブを動かすとオーリングに傷を付ける恐れが有りますので時々注油して下さい。
私のHUMMERが新車の時なぜかポンプがオイルレスなのに配管からやたらとオイルが出てきました。この時はなんとも思いませんでしたが、今その理由が分かりました。注油時は一度配管を外してから隙間に多めのオイルを流し込むみ、先端を回して良くなじませ余分な物は拭き取る感じで良いと思います。シリコンオイルが手に入らない方は模型屋さんでラジコン用を探すとチョット割高ですが手に入ると思います。面倒な方はこの部分をビニールテープで巻いておくだけでも随分違うと思います。

今回の記念すべき第一回ミーティングを開催できたのは、会場を提供して下さいましたハーブハニーガーデンさんと、ハーブハニーガデンさんを紹介して頂き、なおかつ前日色々お世話して下さいましたメンバーであります松原さんのお母様のおかげです。会員一同、心より感謝しお礼申し上げます。

2000.4.10.    石飛毅氏

第7回コレクターズミーィテイングに行ってきましたので報告します。
コレクターズミィーテイングへの参加は、これで2回目の参加になります。今年は愛知県岡崎市にある都内では考えられないほどの巨大な自動車教習所で一山あります、場内にはジムカーナ場、オフロードコースもあり、今回はそのオフロードコースの中の一角で行われました。このミーィティングは硬派で、国産車は絶版車のクロスカントリー車にしか参加資格が無く、ランクルも80移行の物はだめで、コレクター対照になる車輌のみです。輸入車は少し緩く現行車種での参加もOKです。但し俗に結うハイリフトは駄目でその様な車輌は、関所にいる事務局に場外に出されてしまします。しかし7回目ともなるとあまりその手の車は来なくなったそうです。
私は、土曜日の10時ごろの出発し、東名に入るとアベレージ100Km/hで走行しました。アイドラーアームを交換したので以前は90Km/hぐらいで振動が出ましたが、その効果が出て、100Km/hぐらいではまるで魔法の絨毯に乗っているようで快適でした。途中追い越しの時120Km/hあたりで急に耐えられない程車体のが激しくゆれるようになりましたが、どうやらタイヤのバランスがおかしいようです。油圧が下がるとSAで休憩し、4時半頃に現地に到着しました。
第一関門は入り口の関所で、私の前に来ていたトヨタの車は、関所を越える事が出来ず脇の広場に置かされていました。私の車は無事通過して参加費3000円を払い入場が許されました。場内に入るには未舗装の縦溝の付いたつづら折りを上がっていかなければなりません。この道は結構しんどいらしく先行していたMITSUBISHIは車体を左右に振りやっとの思いで上っていました。事務局から先程の入場を出来なかった方々を会場までの同乗を依頼され、快諾しHUMMERにアベック2人を乗せ、先行車が登りをクリアーした後、タイヤの空気圧を20PSIに落としてからLHにシフトし最初ゆっくりと上がっていきました。タイヤが摩耗していましたが、この程度のギャップ(腹に当たらない程度)では4独立懸架のHUMMERはしっかりと路面を捉えるしトレッドが広いので他車と轍が異なりあまり他車の掘り起こした後にはまらないため、タイヤの空転は最小でした。これに気をよくしてアクセルを大目に踏んでも変わらず、他車がノタノタ上がっていった所を一気に上がって行けました。見ず知らずの同乗者はその時の安定した車体に驚いていました。その後、きついコーナを2つクリアすると広いグランドが広がり、もうすでに、70台ほど集まっていました。
HUMMERで会場入りすると回りの視線が、きつく多少気恥ずかしく、早く場所を決めて駐車したかったのですが、中々良い場所が無く知った顔を必死に探すと、やっと普段から懇意にしていただいているJLRC(日本ランドローバー倶楽部)のメンバーに合流出来、落ち着きました。HUMMERを止めると早速色々な方からの質問の嵐でしたが、さすがにここに来ている方々は質問の内容が高度で中には答えられない物も有り、まだまだ修行が足らないと痛感しました。しかし皆さん概ね好意的だったのですが、軍用マニアの方は意外で、近くに来ないで遠巻きにしていました。どうやら、やせ我慢しているようです。軍用車の権威者である白石氏は大変興味を持たれていたのと対照的でした。因みにこの方々はコスプレでした。私が到着1時間ぐらい後に 先週HUMMERミーティイングに来て下さったCCV編集長の石川さんがピンツガウワーで到着しましたが、回りの反響はHUMMERより少し大きかったようでした。
夜は先週のHUMMERミーティングの話や他のクラブの情報を聞き2時ごろHUMMERに寝袋で就寝しました。翌朝は色々な方を乗せ、HUMMERの良さをアピィールしておきました。中でもランドクルーザーファンクラブの会長の寺田氏(雑誌でかなり有名な方)を乗せた所、口から出たお言葉には悔しさが含まれておりました。実は今回HUMMERで走った所は(オナーしか知らない)最も得意とする条件で、なおかつ他車がもっとも不得意とするパターンだったので、今日同乗した方々は、HUMMERの走破性の高さにはかなり驚いたと思います。
今回のミーティングには参加者の投票に依る幾つかの表彰が有りBESIT COLLECTORは石川氏のピンツガウワー。次点はHUMMEでBEST パフォーマンス賞を頂きました。(ちゃんと表彰状と盾を頂きました)。
帰りは海老名までの渋滞に巻き込まれましたが、充実した2日間でした。
帰りの道中、渡辺さんからまた話題になる連絡が有りました。それは乗用車に追突されたらしく、渡辺さんの判断では、ペンキが剥げた程度でHUMMERには何も無いのだが、何か考えられる事はないかと連絡でした。相手の車に四角いハンコの様な後があるかと聞いた所、ボンネットにしっかり四角い痕があるのと、速度も徐行程度で、オフセット追突衝突では無いので、おそらく大丈夫でしょう。相手はボンネットが「く」の字になっていたそうです。お気の毒に。HUMMERは前後の衝撃には結構強いのですが側面はフレームが回っていませんので。ボデイは最中と同じなので案外弱いです。もうしばらくしたら事故車を公開しますので、参考の為にも解体前に見学に来て下さい。事故の恐ろしさが分かります。

会場風景2

この方が事務局長の外山氏日本ラダニーバ

会場風景

公道に出る前の洗車待ちの行列

トロフィーと賞状

 

2000.4.5.    石飛毅氏

ミーティングでかっこいいメターを見せ付けていた、友野さんからの情報です。スピードメータ以外は誰でも簡単に交換できます。

以下友野さんの原文
オートメーター社のメーターについてお知らせ致します。HUMMERのスピードメーターのサイズは、3 3/8" です。スピードメーターは120 MPH と160 MPHが有りますが 120 MPHまでのスピード表示で十分です。その他のゲージ (燃料計、油圧計、水温計、電圧計) のサイズは、2 1/16" です。オートメーターからは色々なタイプが出ていますので皆さんのHUMMERに合ったオリジナルに仕上げて下さい。

オフロードやストックカーなどのスポーツレーサーのための頑強なシリーズとして
スポーツコンプ(SPORT-COMP)が出てます。これは黒に白の表示です。
スピードメーターは、AUM#3987 3 3/8" 120MPH Electronic Speedometer
燃料計は、AUM#3314 2 1/16" Fuel Level (0 empty/90full)
油圧計は、AUM#3327 :: Oil Pressure 0-100 PSI
水温計は、AUM#3337 :: Water Temperature 100゜-250゜F
電圧計は、AUM#3391 :: Voltmeter 8-18 Volts

レーシーなホワイトフェイスのシリーズとして
ファントム(Phantom)が有ります。これは白地に黒の表示です。
スピードメーターは、AUM#5887 3 3/8" 120MPH Electronic Speedometer
燃料計は、AUM#5714 2 1/16" Fuel Level (0 E/90F)
油圧計は、AUM#5727 :: Oil Pressure 0-100 PSI
水温計は、AUM#5737 :: Water Temperature 100゜-250゜F
電圧計は、AUM#5791 :: Voltmeter 8-18Volts

最も過酷なレースにも耐えるように設計されたプロ仕様の本格派シリーズとして
プロコンプ ウルトラライト(Pro-comp ULTRA-LITE)が有ります。これはシルバーに
黒の表示です。
スピードメーターは、AUM#4487 3 3/8" 120MPH Electronic Speedometer
燃料計は、AUM#4314 2 1/16" Fuel Level (0 E/90F)
油圧計は、AUM#4327 :: Oil Pressure 0-100 PSI
水温計は、AUM#4337 :: Water Temperature 100゜-250゜F
電圧計は、AUM#4391 :: Voltmeter 8-18 Volts

その他、2000年Newモデルとしてカーボンファイバーフェイスの新タイプが発売されていますのでカーボンファイバーのダッシュパネルを取り付けている方は、是非こだわって取り付けてみてはいかがでしょうか。2000年のカタログを取り寄せてみます。

スピートメーターを取り付ける際にはパルス信号に変えるセンダーが必要になります。エレクトロニックスピードメーターセンダー AUM#5291 Speedometer Sender です。スピードメーターは、全てマイル表示になりますので車検時にはキロの表示のステッカー等での表示が必要です。その他の計器は、そのまま取り外してつなげるだけで問題なくきちんと作動致します。ちなみに私のHUMMERは、プロコンプ ウルトラライトです。スピードは誰よりも遅いけどレーシーな気分満々で運転しています。私は、MARTEL BROTHERS PERFORMANCE からこれらのオートメーターを購入していま
す。HPは www.martelbros.com です。色々なカーパーツが揃っています。HPを見たと言えば5%値引きしてくれます。

 渡辺さんからはオイル添加剤の調査開始のレポートが入っています。私も色々試しましたがはっきり言って今まで不明解です。友人のバイクレーサーがマイクロロンの結果が良い事は聞いた事がありますが。馬力が体感できるほど上がる訳は無いので、目に見えない耐久性の向上と考えています。害の無い物で利かない物は良いのですが、シール類の劣化、スラッジの原因になるような物は勘弁願いたいと思います。今後の渡辺さんの自分のHUMMERを犠牲にして行うテストには興味が有ります。

以下は渡辺さんの原文
 いよいよオイルドーピングの研究を始めようと思いますが、オートメカニック誌のレポートによればやはりテフロン系、セラミック系、 ボロン系の粉末がCOST PERFORMANCEがたかいようですが、 わたしは今パワーハウスアクセル社のテフロン、ボロン+セラミックを乳鉢で混合したものを80に使用してますが、 もともとモターアップやモリブデン系等さまざまな物を使ってきたのであまり効果が体感できないのが実状です。 粉末の問題点はダマができることです。粒子の直径は2ー3ミクロンより小さいそうですがダマがオイルフィルターを詰まらさないかと心配です。乳鉢を使うとかなりダマがなくなりますが完璧には消えません。 誌のレポートでは燃費、シャーシダイナモ、騒音すべてにおいて著効を示すので是非ハマーにもつかってみたいとおもっていますが、テフロンは柔らかいので問題無いと思いますが、セラミックがエンジン内壁に害があるのではないかという心配もあります。あと騒音防止についてですが使用前、使用後の違いを何らかの騒音測定器で計ってみたいのですが? もしよかったらこの件をHPのその他欄にでものせていただいて皆さんの知恵を借りたいのですがお願いします。

BBHについて本日の調査の結果95年モデルはCTISの配管には銀色の耐熱テープが巻かれています。おそらく問題が有った為の対策だと思います。しかしこれでは不十分と考え96年モデルからはステンレスメッシュの配管に変更になったと思われます。配管資材のカタログを集めた所、ステンレスメッシュも中身は色々有るみたいで、中がゴムの物、テフロンの物ステンレスの物が有ります。色々検討の結果。全てステンレスメッシュに変える場合はかなり交換工数、価格共に掛かりそうなので。変更は予算に応じて段階的に行いたいと思います。ステップ1は排気マニホールド周辺のみの2本の内常時圧の掛かっている1本を変更する(約1万円)。ステップ2は排気マニホールド周辺の2本を変更する(約2万円)。ステップ3はステップ2にタイヤからの4本も変更する(価格不明)。ステップ4は全て変更(価格不明)。95年以前のHUMMERは試行錯誤車なので高年式車からの流用はタイヤ回りの4本だけでそれ以外は、図面を書いて工場でのワンオフになります。構成は両端がNPT1/4のオスの継ぎ手が理想なのですがNPTは特注になり価格が上がるので両端をPT1/4のメスにして、市販のPT/NPTの変換ニップルを入れる事にします。途中の配管は総ステンレスのフレキ管で強度、耐熱は、100K以上、400度以上なので強固です。見積をした所、配管部で7000円ニップル2個で3000円になります。タイヤ周辺はこの配管では硬すぎ、あまり大きな動きにはむかないので、純正品を流用した方が無難と考えます。明日、友野さんが夜寸法取りに来ますので、93年の様子を調べます。94年式も随時調査します。 

先日ファンベルトの重要性をお伝えしましたが、本日CTIS配管の写真を撮る時についでに写真を撮りましたので紹介します。ベルトは写真2のテンションローラーの四角い穴に写真3の1/2角のハンドルを差込み(写真4)、助手席側に立って手前にハンドルを引くだけでベルトを緩める事が出来ます。外す前にベルトの通り道を確認する事(バッテリー固定板にシールが減ってある)と、ついているベルトの長さ(インチとミリで必ずどこかに書いてある)が同じか、確認する事が重要です。私は常時工具を積んでいますが、もしもの為に、ジャッキのハンドル(写真5)を流用する事を考えました。HUMMERのジャッキは対辺16mmの六角の穴が空いていて、テンションローラーは約13mmなので六角と四角のアダプターを作ってジャッキの袋に予備ベルトと一緒に入れておくつもりです。ベルトの交換タイミングはテンションローラーのインジケータと内側の筋状の山がひび割れが有ったら交換時期です。又、キュルキュル・・とかヒュルヒュル・・・・とかの音が出てきた時も交換時期です注意して下さい。

左が常時圧のかかっている配管

1/2ハンドル

テンションローラ

四角い穴にハンドルを挿し込む

ジャッキハンドル

ハンドル流用

2000.4.4.    石飛毅氏

 土曜日に那須へ向かう時、外環から東北道に入る時にサンドベージュの4Drソフトトップの珍しいHUMMERとすれ違いました。私は徐行しましたけど相手の方が気が付いたかどうかは不明でした。本日の夕方に、93年のHUMMERオーナーから電話が有り、オルターネータのベルトが切れたので、部品が欲しい旨の連絡が有りました。よくよく聞いてみるとHUMMERミーティングに行くつもりで那須にペンションを予約して参加するつもりで那須へ向かう途中、蓮田あたりでベルトが切れて仕方なく引き返したそうです。その内容からもしかしてサンドベージュのソフトトップですか?と聞いた所大当たりでした。引き返す途中で私とすれ違ったようです。HPを良く見ていたおかげでエンジンを切らずバッテリーの消耗を押さえながら自宅までたどり着いたようですが、なぜか最後にパワステが利かなくなったそうです。
 普段、近所をちょろちょろしか乗っていない様で、長時間の高速運転で悪い所が一気に出たようです。車はやはり日頃のメンテナンスが必要で取りあえずチョイ乗りで問題が無いので大丈夫と思っていてほったらかしにしていると、一気にトラブルが押し寄せてきます。日頃のメンテは重要です。取りあえずこの方への対応は、HUMMERミーティングの時友野さんから大量に寄付して頂いたベルトを例のランクル屋に渡して出張して頂くようにしました。パワステもおそらくベルト全体が老朽化していてかオイル量の低下かもしれません。HUMMERはブレーキのアシストブスターもパワステと共用しています。ステアリングもブレーキもノーアシストになると、ハンドルは通常の成人男性でも回せませんし、ブレーキペダルは丸太のように硬くなり恐ろしい事になります。93年モデルでは3種類のベルトですが、なぜか車に依ってまちまちです。今付いているベルトを外して、修理屋か自動車部品屋に行って現物合わせで購入する事をお勧めします。94年式以降は一本の平たいベルトなのでGM車と同じと思って安心とは言えません。GMのタホやサバーバンの一部のDIESEL車とは補器類の配置が違う為流用出来ませんし、Vベルトとは違って国内で同様の物は流通していませんので。国内の部品屋での調達は出来ません。場所は取らないのでぜひ予備予め購入して、車載する事をお勧めします。

ミーティングの時にビデオを撮った方にお願いが有ります。松原さんがデジタル編集して画質の奇麗なテープを作ってくれるそうです。これをオリジナビデオとして実費配布しようと思いますのでぜひご協力願います。ご協力頂ける方はその旨をメールでお知らせ下さい。送り先をお知らせいたします。確か大井さん渡辺さん木村さんが撮影していたのを記憶しています・・・・・・・。
写真の方はデジカメでない物は現像後にサービスサイズの写真のままでご送付お願いいたします。デジカメも高解像度の物をこちらでホームページ用に縮小して使用します。 

今回のHUMMERミーティングでの驚きの中にタイヤバースト事件があったと思います。特に私を含めて95年までのオナーには恐怖だと思います。友野さんからの報告では、スティーンガのカタログに載っていたCTISのステンレス配管セットはもう販売していないようです。おそらく最新のモデルでは標準装備なので売っていないようです。したがって純正部品を流用できそうですが、最新モデルのCTISは切替えがバルブではなく、マニホールド張り付け式の電磁弁なので配管の長さ等が違うと思います。通常この程度の圧力配管のネジや継ぎ手は、規格品(NPT)なので93年は松原さんの、94年は比留間さんの、95年は私のHUMMERを観察して耐熱配管のキットを作成します。これは非常に危険な項目なので、早急に行います。標準より高い圧力でアラームの出る圧力スイッチを配管の途中に入れてなお且つ配管の途中にCTISポンプの供給に妨げの無い程度のオリフイスを入れて、急激にエアーが落ちない様にする特別装備にしたいと思います。その後バージョンアップ版としてオリフィスの代わりに高速走行時のタイヤの遠心力を利用して鉄球とテーパーを利用して隙間を自動的に小さくする(密閉すると本当のパンクの時ゲージーが使えない)可変オリフィスバルブを設計します。その次は、圧力センサーを入れてその変動値を時間軸で微分計算して異常変動の時に信号を出すシステムを予定しています。名前はBBH(バースト防止配管)としますので今後BBHと読んで下さい。ちなみに93年式のBBHは、93BBHとします。今回のバーストはあくまでもタイヤが原因では有りませんが注意するに超した事は有りません。友野さんからのもう一つの報告ではアメリカでの話ですが、スワンパーSXでハイウエイを5時間以上、走り続けるのは危険でバースとした方がいるそうです。これは神戸の方と異なりますがタイヤ温度の上昇に依る強度低下又は圧力過上昇等が原因かも知れません。又、サイドウォールの傷、バランス不良から来る共振でのタイヤの振れ等が考えられます。タイヤの銘柄は使用条件に依って適切な物を選ぶ事をお勧めします。何度も言いますがオールマイティーはGS-Aです。この様に書くと不安を募らせているように思いますが、基本的に自分の車の構造を解って乗れという事です。何でも自動と思わずに理解する事が大切です。

ミーティングの後皆さんから沢山メールが入っています。ありがとうございます、やりがいが出ます。四国の林さんは翌日の朝6時半頃自宅に付いたと連絡が有りました。萩原さんは関根さんの予備のタイヤ4本に履き替えて無事帰りました。早々後一本手配しましたので到着後BBHと一緒にランクル屋が神戸まで旅行に行く予定になりました。次回は秋を予定していますが、しばらくは年2回を予定しています。その内飽きるといけないので年1回にします。場所は関西から近い所を予定していますのでお楽しみに。 

事務局は日頃から 他の倶楽部との交流を行っています。その中の一つに輸入、国産全輪駆動車の希少絶版車の相互親睦をはかる会であるCollector’S Meetingにも昨年参加しています。このミーティングは参加資格が厳しく、輸入全輪駆動車のクロスカントリー可能車、国産全輪駆動車の希少絶版クロスカントリー可能車だけで、その他の車輌は場外駐車させられます。昨年は78年式2ドア レンジローバーで参加しましたが。今年は事務局の外山氏から入り口の幅と広げたのでぜひHUMMERでの参加を。との依頼を頂けました。主催は日本ラダニーバ愛好家倶楽部、日本ランドローバークラブ、Jeep J30系オナーズクラブ、ランドクルーザーファンクラブで共催はパトロール オナーズ クラブJeep J20系オナーズクラブと層々たる硬派クラブの集まりです。同じ車好きが一同に集まる小集団活動です。今回は急なので参加は事務局単独参加の予定です。場所は、愛知県岡崎市なので興味のある方は詳しく趣旨を説明致しますので連絡下さい。

今回のミーティングに参加して頂いたCCV編集長石川氏からピンツガウワーの諸元と説明書を頂きましたので。HUMMER以外のそそる車として掲載します。

 ピンツガウアー710M 1974年製

寸法等 
全長 4175mm 全幅 1780mm 全高 2045mm ホイルベース 2200mmデフ下地上高 335mm  アプローチ/デパーチャー角 45°荷台地上高 750/940m 荷台寸法 奥行き2250mm 幅 1590mm 車両重量 1950kg 積載容量 1000kg 外装は赤外線吸収性特殊塗料及び幌布
エンジン 
強制空冷OHVガソリンエンジン 水平搭載 4気筒 2499cc90馬力/4000回転 トルク18.5kg-m/2000回転 圧縮比 7.8:1クランクケースとシリンダーヘッドはアルミ、シリンダーは冷却フィン付鋳鉄、24ボルト電装 点火システムは完全防水 ツイン・オイルポンプ、オイルクーラー内臓、
変速装置駆動系
クラッチ径 240mm 5速マニュアル手動ギアボックス、トランスファー セレクティブ式2速 高速0.88 低速 1.69 前後のデフはサイドギアとピニオンが2セットある独特構造 油圧操作による手動デフロック付  減速比2.846 ホイルリダクションギア比 2.266アクスル全体では減速比が6.449  低速レンジの1速で得られる最大減速比 は58.091
タイアサイズ  
245-16-6プライあるいは750R16 
フレーム、懸架構造  
パイプ式バックボーンフレーム スウィング式アクスル  アーム類による位置決めなし、サスペンション Ft 各輪にコイルスプリング1 ショック1Rr 各輪にコイルスプリング2 ショック1、ブレーキ 4輪ドラム ドラム内径285ミリ シューの幅76ミリ 推進軸制動式駐車ブレーキ 主要性能: 回転半径 4.75m 最高速度105km/h 渡渉深度600mm

この車体は1974年製造。スイス陸軍に納入され兵員輸送車として国防の任に就いた後に数年前に払い下げられたものです。メーカーはオーストリアの歴史の古いメーカー「スタイア・ダイムラー・プフ」です。設計は60年代に行われて70年前後より各国の軍隊を中心に納入されました。現在もVW製水冷ターボディーゼルを搭載して生産は継続されています。組み立て工場はS-D-Pの本拠であるグラーツ工場で熟練した職人によって作られています。ピンツガウアーはS-D-Pとしては唯一の自社設計の車両です。同社は各国メーカーからの委託で四輪駆動車の開発・設計業務も行っていますが、ダイムラー・クライスラーからの委託を受けて比較的価格の低い普及品の民生向き四輪駆動車も製造しています。代表的なものはゲレンデワーゲン、グランドチェロキーそしてメルセデスの4-Matic車です。

 

  2000年3月   2000年5月